JP2007533284A - インバータ・ブリッジ短絡保護スキーム - Google Patents

インバータ・ブリッジ短絡保護スキーム Download PDF

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Abstract

インバータ・ブリッジのスイッチを遮断するための適切なシーケンスを保証するため、誘導負荷を駆動するのに用いられる、三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジの故障処理システム。インバータ・ブリッジの最大の負バス電圧レベル及び最大の正バス電圧レベルに向かって外側のスイッチが、インバータ・ブリッジの出力位相に最も近い内側のスイッチより低い相互コンダクタンスを有するように、インバータ・ブリッジで使用されるスイッチが選択される。更に、外側のスイッチを駆動するドライバカードは、内側のスイッチを駆動するドライバカードより大きさが小さい励磁制御信号を利用する。オン状態のスイッチの非飽和状態を検出したときに、外側のスイッチを駆動するドライバカードは、外側のスイッチにオフ状態を自動的に指令するように設定され、内側のスイッチを駆動するドライバカードは動作を始める前にコントローラから指示を待つ。
【選択図】なし

Description

三相ACモータと共に使用されるインバータ・ブリッジのような、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)及び同様のスイッチ装置を使用する、インバータ・ブリッジにおける故障処理。
インバータ・ブリッジは、誘導負荷を駆動するために使用される制御エネルギーを提供する。インバータ・ブリッジ内の複数のスイッチは、インバータ・ブリッジの出力電圧を変えるために連続してスイッチされる。通常の場合、出力は三相交流電圧である。インバータ・ブリッジの位相とスイッチング・スキームの一般的な背景技術の説明として、2002年5月10日発行のWO02/37654A2及び2004年2月19日発行のWO2004/015851A2のPCT公報が、参照により、本願に組み込まれる。
従来のインバータ・ブリッジにおいては、故障状態(短絡)は2つのカテゴリーの1つに属するものとして特徴付けることができる。第1のカテゴリーは、タイプIの故障である。通常、タイプIの故障は、ドライブ内部の故障の結果である(例えば、IGBTの故障あるいは低インダクタンスの出力故障)。低インピーダンスの結果、IGBTを流れる電流(di/dt)の増加量が高くなり、IGBTが非飽和にならざるを得なくなる。
タイプIの故障が検知された場合、インバータ・ブリッジのスイッチはオフ状態になるよう連続して指令される。スイッチが飽和状態にないため、電流はゆっくりと低下し、感知可能な電圧ノイズを引き起こすことはない。従って、2段インバータ・ブリッジのタイプIの故障は、極めて管理しやすく、多くの方法が当分野で知られている。しかしながら、故障電流路に関係する2個以上のIGBTスイッチを有する3以上(複数)レベルのインバータ・ブリッジでは、IGBTの破壊を引き起しうるIGBTスイッチの非飽和シーケンスは予測不可能である。
第2のカテゴリーは、タイプIIの故障であり、典型的には、ケーブル短絡あるいはモータ故障のようなインバータ・ブリッジの外部の故障である。故障をおこす回路のインピーダンスは通常高いため、IGBTを流れる電流はゆっくりと上昇する。その結果、IGBTはタイプIIの故障状態で飽和状態になる。タイプIIの故障は、特定のIGBTが既に飽和状態にある場合にも起こりうる。
タイプIIの故障状態では、飽和状態でIGBTがオフ状態になるよう連続して指令された場合、IGBTは直ちにオフとなる。しかしながら、飽和状態でのかかるスイッチングは、トランジスタを破損し得る電圧ノイズを引き起こす。電圧ノイズは、回路の漏れインダクタンスと負の電流di/dtの積である逆起電力に起因する。タイプIIの故障では、電流はIGBTの公称定格電流より数倍高いレベルまで上昇する。
故障状態の間、IGBTが飽和状態になるため、タイプIIの短絡故障は、インバータ・ブリッジ、特にマルチレベル・インバータ・ブリッジにとっては最悪のケースである。タイプIIの故障は、di/dt電流の限られた増加を引き起こす短絡経路インダクタンスに伴って生じ、それにより電流がIGBTの最大定格電流よりかなり上昇するが、IGBTを非飽和状態にはできない。実際問題として、IGBTにオフ状態を指令せずに、誘導負荷への電力を遮断するための追加回路をインバータ・ブリッジに加えると、インバータ・ブリッジ回路の漏れインダクタンスを増加させ、あるいはそれにより有害な電圧ノイズを発生させる無害な電流スイッチングdi/dtsを引き起こす。反対に、タイプIIの故障の間スイッチがオフ状態を指令され、故障電流がIGBTの最大定格電流よりも上昇する場合、IGBTは負の電流di/dtによって発生した電圧ノイズにより破壊される可能性が高い。
図1に示すように、タイプIIの故障の開始時(t)には、電流はゆっくり上昇する。しかし、インバータ・コントローラが過負荷状態を認識する時点(t)と、短絡電流が最大定格電流を超える時点(t)の間の時間は、個別のIGBTのスイッチオフに要する時間より短いことが多い。従って、コントローラが作動できる前、あるいは遮断するように指令されたスイッチが実際に遮断する前に、故障電流はスイッチ遮断禁止領域に入る。
上昇時間を減速させるための1つの方法は、インバータ・ブリッジの出力においてインダクタンスを人工的に増加させることである。しかし、これは損失を増加させ、インダクタンス自体が短絡の一部である場合の状況には対処していない。
一旦、故障電流がスイッチ遮断禁止領域に入れば、安全な遮断は、電流がその後にIGBTの最大定格電流(Imax)より下まで低下するか、あるいは、電流がIGBTを非飽和状態にするのに必要な電流を超えている場合にのみ可能となる。しかし、一旦IGBTが故障状態で非飽和電流レベルに達すると(t)、IGBTへの熱損傷の前にスイッチを切る時間は非常に短い。
現在まで、従来の設計では、タイプIIの故障の間IGBTにオフ状態にするよう指令する際に、全てのインバータ・ブリッジを破壊の危険にさらす故障電流インダクタンスが常に存在した。更に、従来のインバータ・ブリッジでは、たとえインバータ・ブリッジ・コントローラが適切なシーケンスでスイッチオフする指令をしても、通常の場合非飽和は直列接続のスイッチ間で不規則に起こるため、スイッチの破壊が起こりうる。
国際公開第02/37654号パンフレット 国際公開第2004/15851号パンフレット
本発明は、タイプIIの故障を含む、短絡の場合のインバータ・ブリッジにおける絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)の保護のための新規な発明である。タイプIIの故障に直面したトランジスタを迅速に停止させる。本発明の原理は、いかなる製造者の、−−低電圧、中電圧、あるいは高電圧の−−ACドライブにもあてはまる。更に、この原理は、インバータ・ブリッジ・スイッチが、故障状態で非飽和になった、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)や電界効果トランジスタ(FET)のような他のタイプのトランジスタであるときにもあてはまる。
本発明の第1の特徴は、インバータ・ブリッジ・トポロジーにおけるIGBTの位置によって、インバータ・ブリッジにおける各スイッチの相互コンダクタンスを制御することである。本発明の第2の特徴は、インバータ・ブリッジ・トポロジーにおけるIGBTの位置によって、各IGBTに明確な励磁制御信号を割り当てることである。
三相インバータ・ブリッジにおいて、スイッチは複数の分岐に配置され、各分岐は三相出力の一相を提供する。各分岐内では、スイッチは更に2つの1/2分岐に分けられる。第1の1/2分岐は、各分岐におけるIGBTの1/2からなり、最大の正バス電圧レベル(正電圧レール)と位相出力の間に接続される。各分岐における第2の1/2分岐は、最大の負バス電圧レベル(負電圧レール)と位相出力の間に接続される。これらの出力レールの1つに対するIGBTスイッチは「外側の」スイッチとして言及され、位相出力に対するIGBTスイッチは「内側の」スイッチとして言及される。
スイッチを遮断するときには、通常の動作状態であっても故障状態であっても、当分野で知られているように、各1/2分岐において、外側から内側へ連続してスイッチを遮断することが重要である。本発明は、外側のスイッチが常に非飽和であり、最初に遮断することを確実にすることによって、外側のスイッチの安全な遮断を容易にするものである。
本発明の実施の形態においては、従来のインバータ・ブリッジ・トポロジーが使用されている。三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは3つの分岐を有し、各分岐が誘導負荷を駆動するための三相出力の1つの位相を提供する。マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは「L」バス電圧レベル(L≧3)を有し、Lレベルのうちの2つは最大の負バス電圧及び最大の正バス電圧であり、中間バス電圧レベルは他のバス電圧レベルから:
Figure 2007533284
だけの差を生じている。
三相(L=3)インバータ・ブリッジ・トポロジーの図は図2に示され、四相(L=4)インバータ・ブリッジ・トポロジーおよび五相(L=5)インバータ・ブリッジ・トポロジーの1個の分岐は、図3及び図4に示されている。
インバータ・ブリッジの各分岐は2つの1/2分岐からなり、第1の1/2分岐は最大の正バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、第2の1/2分岐は最大の負バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなる。
更に、各1/2分岐は、最大の正バス電圧あるいは最大の負バス電圧に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も外側のスイッチと、位相出力に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も内側のスイッチとからなる。
中間のスイッチが各1/2分岐に含まれている場合(L>3の場合)、例えば各1/2分岐ごとに(L−3)の数のスイッチが、最も内側のスイッチと最も外側のスイッチの間に直列に接続される。
更に、複数のドライバカードが使用される。各ドライバカードはインバータ・ブリッジのスイッチを駆動する駆動回路を含み、インバータ・ブリッジ・スイッチの各々は図5に示される各自のドライバカードを有している。各駆動回路は各スイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する励磁制御信号を提供する。励磁制御信号の例として、スイッチとしてIGBTを使用する実施例では、各励磁制御信号はゲートと各IGBTの間に印加される電圧であり、スイッチがFETである場合には、各励磁制御信号はゲートと各FETのソースの間に印加される電圧であり、スイッチがBJTである場合には、各励磁制御信号はベースと各BJTの間に印加される電流である。
ドライバカードは好ましくは、オン状態にある各スイッチに印加される電圧あるいはオン状態にある各スイッチを流れる電流のいずれかをモニタする、モニタ回路をそれぞれ有する。例えば、インバータ・スイッチとしてIGBT、FETあるいはBJTを使用する実施例では、各モニタ回路はオン状態にある各スイッチに印加される電圧をモニタする。これと比較して、インバータ・スイッチとしてSCR、IGCT、GTOあるいはMCTを使用する実施例では、各モニタ回路はオン状態にある各スイッチに流れる電流をモニタする。
また、ドライバカードは好ましくは、オン状態にある各スイッチのモニタされた電圧あるいは電流を閾値レベルと比較して過負荷状態を検出する、過負荷状態検出回路をそれぞれ有する。
各駆動回路に対して、いつ各スイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する励磁制御信号を出力するかを指令するために、従来の三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラが使用される。
本発明の第1の実施形態として、インバータ・ブリッジのためのスイッチは相互コンダクタンスを有するタイプのスイッチから選択される。各最も外側のスイッチは、同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有する。L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス以下で、かつ、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上の相互コンダクタンスを有する。
好ましくは、1/2分岐の各中間のスイッチは位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きな相互コンダクタンスを有する。
相互コンダクタンスを有する第1の実施の形態のスイッチとして、好ましい実施の形態は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)を含む。
本発明の第2の実施の形態として、相互コンダクタンスに基づきインバータ・ブリッジのためのスイッチを選択する方法が開示されている。少なくとも6(L−1)個のスイッチの相互コンダクタンスが決定される。インバータ・ブリッジの各1/2分岐ごとに、1つの外側のスイッチと1つの内側のスイッチが選択され、より低い相互コンダクタンスを有すると決定されたスイッチが最も外側のスイッチとして使用するために選択され、より高い相互コンダクタンスを有すると決定されたスイッチが最も内側のスイッチとして使用するために選択される。
スイッチが選択されたインバータ・ブリッジが三相より多相である場合(L>3である場合)には、中間のスイッチも選択される。最低限でも、各中間のスイッチは、各中間のスイッチの相互コンダクタンスが、(位相出力に接続された)次の内側のスイッチとして選択されたものの相互コンダクタンス以下で、(最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された)次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上となるように、選択される。好ましくは、各中間のスイッチは、各中間のスイッチの相互インダクタンスが次の内側のスイッチの相互インダクタンス未満で、次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きくなるように選択される。
好ましくは、外側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第1の励磁制御信号を提供するように構成された1つの外側のスイッチ駆動回路に、1つの外側のスイッチを対応させ、内側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第2の励磁制御信号を提供するように構成された1つの内側のスイッチ駆動回路に、1つの内側のスイッチを対応させる。外側のスイッチ駆動回路と内側のスイッチ駆動回路は、外側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第1の励磁制御信号が、内側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第2の励磁制御信号より大きさが小さくなるように選択あるいは設定される。
L>3の場合には、各1/2分岐内の各中間のスイッチごとに、中間のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する中間励磁制御信号を提供するように構成された各中間のスイッチ駆動回路に、中間のスイッチを対応させる。各中間のスイッチ駆動回路は、中間励磁制御信号が、中間のスイッチをオン状態に駆動するときには各次の内側のスイッチのそれぞれをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号以下の大きさであり、各次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号以上の大きさであるように選択あるいは設定される。より好ましくは、各中間のスイッチ駆動回路は、中間励磁制御信号が、中間のスイッチをオン状態に駆動するときには各次の内側のスイッチのそれぞれをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号未満で、各次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号おり大きくなるように選択あるいは設定される。
更に、各1/2分岐ごとに、内側のスイッチと、外側のスイッチと、L>3の場合には中間のスイッチを選択した後で、各1/2分岐におけるそれらの相対的な位置を指定するためにスイッチにラベリングをする。
相互コンダクタンスを有する第2の実施の形態のスイッチとして、好ましい実施の形態は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)を含む。
本発明の第3の実施の形態は、三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジと関連する駆動回路からなるシステムである。各1/2分岐の各最も外側のスイッチは、同一の1/2分岐の最も内側のスイッチをオン状態に駆動する励磁制御信号よりも、大きさが小さな励磁制御信号によってオン状態に駆動される。L>3の場合には、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ以下であり、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ以上である励磁制御信号によってオン状態に駆動される。
相互コンダクタンスを有する第3の実施の形態のスイッチとして、好ましい実施の形態は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)を含む。
第3の実施の形態の第1の変形例として、各1/2分岐ごとに、(L−1)個のスイッチの各スイッチは相互コンダクタンスを有する。各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有する。L>3の場合、1/2分岐の中間のスイッチの各々は、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有する。
第3の実施の形態の第2の変形例として、L>3の場合には、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさより大きい励磁制御信号によって、オン状態に駆動される。
好ましくは、(L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有する。L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス以下であり(あるいは、より好ましくは、未満で)、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上の(あるいは、より好ましくは、より大きい)相互コンダクタンスを有する。
本発明の第4の実施の形態は、三相マルチプル・レベル(L≧3)インバータ・コントローラ、三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジ、および関連する駆動回路、モニタ回路、及び過負荷状態検出回路からなるシステムである。
第4の実施の形態のスイッチとして、実施例は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、シリコン制御整流器(SCR)、絶縁ゲート制御サイリスタ(IGCT)、ゲート・ターンオフ・サイリスタ(GTO)、および金属酸化シリコン制御サイリスタ(MCT)を含む。
各最も外側のスイッチの過負荷状態が検出されると、各最も外側のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、自動的に各最も外側のスイッチをオフ状態に駆動し、各最も外側のスイッチの過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝える。
各最も内側のスイッチの過負荷状態が検出されると、各最も内側のスイッチの各過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、各最も内側のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、最も内側のスイッチをオン状態のままにするか、あるいは最も内側のスイッチをオフ状態に駆動するかについての前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラからの指示を待つ。
L>3の場合で、各中間のスイッチの過負荷状態が検出されると、各中間のスイッチの各過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、各中間のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、中間のスイッチをオン状態のままにするか、あるいは中間のスイッチをオフ状態に駆動するかについての前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラからの指示を待つ。
あるいは、L>3の場合で、各中間のスイッチの過負荷状態が検出されると、各中間のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、自動的に各中間のスイッチをオフ状態に駆動し、各中間のスイッチの過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝える。1/2分岐の各最も外側のスイッチは、同一の1/2分岐の最も内側のスイッチをオン状態に駆動する励磁制御信号よりも、大きさが小さな励磁制御信号によってオン状態に駆動される。1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチを閉状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチを閉状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさより大きい励磁制御信号によってオン状態に駆動される。
更に、相互コンダクタンスを有するタイプのスイッチを使用して、各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有する。1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有する。
本発明の上記の様々な特徴は、インバータ・ブリッジの外側のスイッチが最初に非飽和状態になることを確実に保証することで、それによりスイッチのスイッチオフが必要かつ適切な順序でおこることを保証し、特殊化されたインバータ・コントローラを必要とすることなく、タイプI及びタイプIIの故障による損傷を軽減する。
外側のスイッチに対して、低い相互コンダクタンス及び/又は大きさが小さい励磁制御信号を使用することは有益であるが、内側のスイッチに同様の値が適用された場合、インバータ・ブリッジの安全な遮断は最も外側のトランジスタから最も内側のトランジスタへ連続して各1/2分岐を遮断することに依存しているため、達成される全体的な利益は同一ではないだろう。各スイッチは、バス電圧の割合のみを扱うように設計されており、外側のトランジスタよりも前に内側のトランジスタをスイッチオフすることにより、バス電圧の全体は遮断した内側のトランジスタに対して印加される。トポロジーにおける内側のトランジスタの位置のため、このことは内側のトランジスタの破壊という結果をもたらす。
本開示では、スイッチングの文脈において、「オン状態」、「導電」及び「閉」という用語は、「オフ状態」、「非導電」及び「開」という用語のように、置き換え可能である。
本発明の一つの特徴は、内側のスイッチの相互コンダクタンス値に対して低い相互コンダクタンス値(g)を有するIGBTを外側のスイッチとして使用することである。外側のスイッチに低い相互コンダクタンスのIGBTを使用することにより、同等の+VGEレベル及び通常のインバータ・ブリッジ・コントローラが使用される場合でも、外側のスイッチは常に内側のスイッチより先に非飽和状態になる。
相互コンダクタンスを決定するいくつかの技術が当分野では知られている。例えば、IGBTについては、各IGBTの相互コンダクタンスを選別する簡単な方法は、定格IGBT電流及び15Vの+VGEで、コレクタ−エミッタ電圧降下を測定することである。相互コンダクタンスを選別する別の方法は、短絡タイプIの故障を作り出し、スイッチを流れる電流を測定することである。相互コンダクタンスが高くなるほど、所定の+VGEに対する電流が高くなる。更に、多くのIGBTが高コストであることを考慮して、製造業者によっては出荷前に相互コンダクタンスを測定し、それに従って各IGBTにラベリングをすることを望むであろう。
図7A及び7Bに関して、必要な相互コンダクタンス配置でインバータ・ブリッジを構築するために、少なくとも6(L−1)個のスイッチのgを決定する必要がある(ステップ701)。各1/2分岐ごとに、比較的低いgのスイッチが最も外側のスイッチとして機能するよう選択され(ステップ702)、比較的高いgのスイッチ(同一の1/2分岐で相対的に高い)が、最も内側のスイッチとして機能するよう選択される(ステップ703)。L>3の場合(ステップ704)、(L−3)個のスイッチが、最も外側と最も内側のスイッチの間で直列に接続される、分岐のための中間のスイッチとして機能するように選択される。各中間のスイッチは、次の内側のスイッチ以下で次の外側のスイッチ以上のgを有する(ステップ705)。好ましくは、各中間のスイッチは、次の内側のスイッチ未満で、次の外側のスイッチより大きいgを有する。
例えば、図4では、第2の1/2分岐はスイッチS〜Sからなり、Sは最も外側のスイッチであり、Sは最も内側のスイッチである。各スイッチSは、gmNの相互コンダクタンスを有する。図7の方法によれば、この分岐の相互コンダクタンスは、以下の条件を満たさねばならない:
m1<gm4及びgm1≦gm2≦gm3及びgm2≦gm3≦gm4
相互コンダクタンスは以下の条件を満たすことがより好ましい:
m1<gm2<gm3<gm4
更に、各1/2分岐ごとに、内側のスイッチ、外側のスイッチおよび全ての中間のスイッチを選択した後、スイッチは、各1/2分岐の相対的位置を示すようにラベリングされる。(ステップ706)
このようにトランジスタを配置することにより、短絡が発生した場合、非飽和が起こる上限電流(ISC)が低くされているため、低い相互コンダクタンスを有するトランジスタが必然的に最初に非飽和状態になる。従って、一般的なコントローラを用いても、1/2分岐の安全なスイッチオフに必要なスイッチ・シーケンシングが保証される。
同様に、トランジスタをオン状態に駆動するのに使用される励磁を低くすることもまた早い非飽和をもたらす。例えば、IGBTに関しては、低い+VGEは、低い相互コンダクタンスのIGBTを使用するのと同様の効果を有する。
一般に、IGBTトランジスタ用のドライバカードは、オン状態において+VGE=15Vを用いる。本発明の一つの特徴によれば、各最も内側のトランジスタは+VGE=15Vに保たれるが、一方で、最も外側のトランジスタを励磁するために低電圧が使用される。最も内側のトランジスタのオン状態を励磁するために用いられる+VGEの許容値を調整する必要がある場合、内側のIGBTは外側のIGBTより先に非飽和状態となってはならないため、+VGEが15+0.5V/−0.0Vと等しいこと(すなわち、外側のトランジスタに使用される+VGEと差を有して変化すること)が最適である。
+VGEを15Vから14Vに低下させることによって、IGBTを流れる最大電流(ISC)を効果的に低下させることができる。例えば、600A、6.5kVのIGBTでは、短絡の場合のISCは3,600Aから3,000Aに低下する。従って、内側のトランジスタを+VGE=15Vで駆動する一方で、外側のトランジスタを+VGE=14Vで駆動することにより、ISCがより小さいため、外側IGBTは常に対応する内側IGBTより先に非飽和状態になる。
再び、図4のスイッチS〜Sからなる第2の1/2分岐に関して、スイッチSに適用される+VGENは、以下の条件が好ましい:
+VGE1<+VGE4及び+VGE1≦+VGE2≦+VGE3及び
+VGE2≦+VGE3≦+VGE4
より好ましくは、励磁信号は以下の条件を満たす:
+VGE1<+VGE2<+VGE3<+VGE4
+VGEを低下させる場合、対応するRの値を低下するように調整しなくてはならず、それにより+VGEの低下に関連するスイッチング損失を最小にできる。適正値の範囲内では、このことによって、コレクタ−エミッタ電圧の増加のため導電損失がわずかに増加する可能性があるが、熱損失への影響はわずかである。
更に、相互コンダクタンスが決定されない場合で、外側のスイッチとしてより高い相互コンダクタンスを有する装置が使用されている場合、+VGEを例えば+15Vから+14Vに低下することによって得られる利点は、高い相互コンダクタンス値をオフセットする。したがって、外側のトランジスタのために+VGEを低下することによる利点を保証するために、使用されるトランジスタは少なくとも、同様の相互コンダクタンスを有しなければならない。しかしながら、好ましくは、低相互コンダクタンスと低+VGEの両方がともに使用され、それにより適切な非飽和シーケンスが保証される。
例えば、図7Bに示されるように、連続して配置された相互コンダクタンスを有する1/2分岐の各スイッチは上記の各スイッチを駆動するために選択あるいは設定された駆動回路と対応される。比較的低い相互コンダクタンスを有する、各外側のスイッチは、外側のスイッチをオン状態に駆動させるときに、比較的低い+VGEを提供するように構成された駆動回路に対応させられ(ステップ707)、一方、各内側のスイッチは、内側のスイッチをオン状態に駆動させるときに、比較的高い+VGEを提供するように構成された駆動回路に対応させられる(ステップ709)。中間相互コンダクタンスを有する各中間のスイッチは、中間のスイッチをオン状態に駆動させるときに、相対的に中間の+VGEを提供するように構成された各駆動回路に対応させられ(ステップ708)、各中間の+VGEは次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために使用される+VGE以下の大きさで、次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために使用される+VGE以上の大きさである。より好ましくは、各中間の+VGEは次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために使用される+VGE未満の大きさで、次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために使用される+VGEより大きい大きさである。
本発明の更に他の特徴は、過負荷状態が検出されたとき、コントローラからの指示を待つことなく、外側のスイッチを自動的に遮断するように設定された外側のスイッチのためのドライバカードを使用することである。かかる設定は当分野において、「二段」制御として言及されることがある。二段制御を使用することにより、スイッチごとの非飽和電圧値あるいはスイッチごとの最大定格短絡電流(ISC)が検出されるとすぐに、ドライバカード自体が外側のスイッチをオフにし、光ファイバのようなインターフェースを介してコントローラから故障信号を送信する。ほとんどの場合、ドライバカードはコントローラよりも早く応答するため、このドライバカード・プロセスはより効果的である。
反対に、内側のスイッチを駆動するドライバカードは、コントローラに過負荷状態の検出を報告し、指示を待つように設定されている。かかる設定は、当分野において「三段」制御として言及されることがある。三段制御を使用することにより、内側のスイッチはコントローラからの連続した指令によってのみオフにされる。最も内側のスイッチは対応する最も外側のスイッチがオフにされる前にオフにしてはならないので、これは重要である。
実際に、外側のスイッチが適切にオフにされ、対応する内側のスイッチは必ずしも切られる必要が無い場合、出力ケーブルの負荷インダクタンス及び浮遊インダクタンスの両方の磁界蓄積エネルギーを抑制する助けとなるだろう。コントローラが対応する外側のスイッチが短絡していると判断すれば、コントローラは内側のスイッチをオフにする。
中間のスイッチ・ドライバカードはまた、コントローラに過負荷状態の検出を報告し、指示を待つ。しかしながら、相互コンダクタンス及び/又は励磁制御信号が本発明の他の特徴によって選択されている場合には、中間のスイッチ・ドライバカードは各中間のスイッチをオフにするよう自動的に指令するように設定されてもよい。
本発明の実施の形態及び実施例に、請求の範囲に記載した発明の精神及び範囲から逸脱することなく、多くの修正を行うことができることが考えられる。
図1はタイプIIの故障における時間の経過に対する電流の変化を示す電流−時間のグラフである。 図2は誘導負荷としてACモータを有する、例示的な三相インバータ・ブリッジ回路を示す。 図3は四相インバータ・ブリッジの1個の分岐を示す。 図4は五相インバータ・ブリッジの1個の分岐を示す。 図5はIGBTに接続されたドライバカードを示す。 図6はドライバカードにインターフェース接続したコントローラを示す。 図7Aは各スイッチの相互コンダクタンスに基づきインバータ・ブリッジのスイッチを準備するための本発明の方法を示す。 図7Bは各スイッチの相互コンダクタンスに基づきインバータ・ブリッジのスイッチを準備するための本発明の方法を示す。

Claims (22)

  1. 3個の分岐を有する三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジであって、各分岐が誘導負荷を駆動するための三相出力の1つの位相を提供し、マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは「L」バス電圧レベル(L≧3)を有し、Lレベルのうちの2つは最大の負バス電圧及び最大の正バス電圧であり、中間バス電圧レベルは最大の正バス電圧と最大の負バス電圧の差を(L−1)で除した分だけ他のバス電圧レベルと差を生じ、
    各分岐は2つの1/2分岐からなり、第1の1/2分岐は最大の正バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、第2の1/2分岐は最大の負バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、
    各1/2分岐は、
    最大の正バス電圧あるいは最大の負バス電圧に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も外側のスイッチと、
    位相出力に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も内側のスイッチと、および、
    L>3の場合には、最も内側のスイッチと最も外側のスイッチの間に直列に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの(L−3)個の中間のスイッチとからなり、
    (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、制御信号によって駆動されるように構成され、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス以上で、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以下の相互コンダクタンスを有することを特徴とする三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジ。
  2. 1/2分岐の各中間のスイッチは位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有することを特徴とする、請求項1記載の三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジ。
  3. (L−1)個のスイッチの各スイッチは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)のみからなるグループから選択されることを特徴とする、請求項1記載の三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジ。
  4. 3個の分岐を有する三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジのためのスイッチを準備する方法であって、各分岐が誘導負荷を駆動するための三相出力の1つの位相を提供し、マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは「L」バス電圧レベル(L≧3)を有し、Lレベルのうちの2つは最大の負バス電圧及び最大の正バス電圧であり、中間バス電圧レベルは最大の正バス電圧と最大の負バス電圧の差を(L−1)で除した分だけ他のバス電圧レベルと差を生じ、
    各分岐は2つの1/2分岐からなり、第1の1/2分岐は最大の正バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、第2の1/2分岐は最大の負バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、
    各1/2分岐は、
    最大の正バス電圧あるいは最大の負バス電圧に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も外側のスイッチと、
    位相出力に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も内側のスイッチと、および、
    L>3の場合には、最も内側のスイッチと最も外側のスイッチの間に直列に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの(L−3)個の中間のスイッチとからなり、
    (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、制御信号によって駆動されるように構成され、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス以下で、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上の相互コンダクタンスを有することを特徴とし、
    上記方法は、
    少なくとも6(L−1)個のスイッチの相互インダクタンスを決定し、
    各1/2分岐ごとに1個の外側のスイッチと1個の内側のスイッチを選択して、前記外側のスイッチが前記内側のスイッチよりも低い相互インダクタンスを有するようにし、及び
    L>3の場合には、各1/2分岐ごとに、各中間のスイッチを選択し、それぞれの中間のスイッチの相互インダクタンスが位相出力に接続された次の内側のスイッチの相互インダクタンス以下となり、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上となるようにする工程からなることを特徴とする方法。
  5. 各1/2分岐ごとに、内側のスイッチと、外側のスイッチと、L>3の場合には中間のスイッチを選択した後で、各1/2分岐におけるそれらの相対的な位置を指定するために、スイッチにラベリングをする工程を更に含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 各中間のスイッチを選択する工程は、1/2分岐の各中間のスイッチの相互インダクタンスが、位相出力に接続された次の内側のスイッチの相互インダクタンス未満で、最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きくなるように選択する工程を更に含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 各1/2分岐ごとに、内側のスイッチと、外側のスイッチと、L>3の場合には中間のスイッチを選択した後で、各1/2分岐におけるそれらの相対的な位置を指定するために、スイッチにラベリングをする工程を更に含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 各1/2分岐ごとに、外側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第1の励磁制御信号を提供するように構成された1つの外側のスイッチ駆動回路に、1つの外側のスイッチを対応させ、
    各1/2分岐ごとに、内側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第2の励磁制御信号を提供するように構成された1つの内側のスイッチ駆動回路に、1つの内側のスイッチを対応させ、
    外側のスイッチ駆動回路と内側のスイッチ駆動回路は、外側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第1の励磁制御信号が、内側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第2の励磁制御信号より大きさが小さくなるように選択あるいは設定され、
    L>3の場合には、各1/2分岐及び各1/2分岐の各中間のスイッチごとに、中間のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する中間励磁制御信号を提供するように構成された各中間のスイッチ駆動回路に、中間のスイッチを対応させ、各中間のスイッチ駆動回路は、中間励磁制御信号が、中間のスイッチをオン状態に駆動するときには各次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号以下の大きさであり、各次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号以上の大きさであるように選択あるいは設定される工程を更に含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 各1/2分岐ごとに、外側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第1の励磁制御信号を提供するように構成された1つの外側のスイッチ駆動回路に、1つの外側のスイッチを対応させ、
    各1/2分岐ごとに、内側のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する第2の励磁制御信号を提供するように構成された1つの内側のスイッチ駆動回路に、1つの内側のスイッチを対応させ、
    外側のスイッチ駆動回路と内側のスイッチ駆動回路は、外側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第1の励磁制御信号が、内側のスイッチをオン状態に駆動するときの前記第2の励磁制御信号より大きさが小さくなるように選択あるいは設定され、
    L>3の場合には、各1/2分岐及び各1/2分岐の各中間のスイッチごとに、中間のスイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する中間励磁制御信号を提供するように構成された各中間のスイッチ駆動回路に、中間のスイッチを対応させ、各中間のスイッチ駆動回路は、中間励磁制御信号が、中間のスイッチをオン状態に駆動するときには各次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号未満の大きさであり、各次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号より大きい大きさとなるように選択あるいは設定される工程を更に含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  10. 選択された最も内側のスイッチ、最も外側のスイッチ、および中間のスイッチの各々は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)のみからなるグループから選択されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  11. 3個の分岐を有する三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジであって、各分岐が誘導負荷を駆動するための三相出力の1つの位相を提供し、マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは「L」バス電圧レベル(L≧3)を有し、Lレベルのうちの2つは最大の負バス電圧及び最大の正バス電圧であり、中間バス電圧レベルは最大の正バス電圧と最大の負バス電圧の差を(L−1)で除した分だけ他のバス電圧レベルと差を生じ、
    各分岐は2つの1/2分岐からなり、第1の1/2分岐は最大の正バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、第2の1/2分岐は最大の負バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、
    各1/2分岐は、最大の正バス電圧あるいは最大の負バス電圧に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も外側のスイッチを有し、
    各1/2分岐は、位相出力に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も内側のスイッチを有し、
    L>3の場合には、最も内側のスイッチと最も外側のスイッチの間に直列に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの(L−3)個の中間のスイッチがある、三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジと、および
    インバータ・ブリッジのスイッチを駆動するように構成された複数の駆動回路であって、各インバータ・ブリッジ・スイッチは各自で駆動回路を有し、各駆動回路は各スイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する励磁制御信号を提供し、
    各1/2分岐の各最も外側のスイッチは、同一の1/2分岐の最も内側のスイッチをオン状態に駆動する励磁制御信号以上の大きさが小さい励磁制御信号によってオン状態に駆動され、
    L>3の場合には、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ以下であり、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ以上である励磁制御信号によってオン状態に駆動される複数の駆動回路とからなることを特徴とするシステム。
  12. (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有することを特徴とする請求項11記載のシステム。
  13. L>3の場合には、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさより大きい励磁制御信号によって、オン状態に駆動されることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  14. (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス以下であり、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンス以上の相互コンダクタンスを有することを特徴とする請求項13記載のシステム。
  15. (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    L>3の場合、1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有することを特徴とする請求項13記載のシステム。
  16. 各1/2分岐ごとに、(L−1)個のスイッチの各スイッチは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、およびバイポーラ接合トランジスタ(BJT)のみからなるグループから選択され、
    (L−1)個のスイッチがIGBTである場合には、各励磁制御信号はゲートと各IGBTの間に印加される電圧であり、
    (L−1)個のスイッチがFETである場合には、各励磁制御信号はゲートと各FETのソースの間に印加される電圧であり、
    (L−1)個のスイッチがBJTである場合には、各励磁制御信号はベースと各BJTの間に印加される電流であることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  17. 3個の分岐を有する三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジであって、各分岐が誘導負荷を駆動するための三相出力の1つの位相を提供し、マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジは「L」バス電圧レベル(L≧3)を有し、Lレベルのうちの2つは最大の負バス電圧及び最大の正バス電圧であり、中間バス電圧レベルは最大の正バス電圧と最大の負バス電圧の差を(L−1)で除した分だけ他のバス電圧レベルと差を生じ、
    各分岐は2つの1/2分岐からなり、第1の1/2分岐は最大の正バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、第2の1/2分岐は最大の負バス電圧と位相出力の間に直列に接続された(L−1)個のスイッチからなり、
    各1/2分岐は、最大の正バス電圧あるいは最大の負バス電圧に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も外側のスイッチを有し、
    各1/2分岐は、位相出力に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの最も内側のスイッチを有し、
    L>3の場合には、最も内側のスイッチと最も外側のスイッチの間に直列に接続されたスイッチである、(L−1)個のスイッチの(L−3)個の中間のスイッチがある、三相マルチプル・レベル・インバータ・ブリッジと、および
    インバータ・ブリッジのスイッチを駆動するように構成された複数の駆動回路であって、インバータ・ブリッジ・スイッチの各々は各自、各スイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する励磁制御信号を提供する駆動回路を有し、
    複数のモニタ回路であって、インバータ・ブリッジ・スイッチの各々は各自、オン状態にある各スイッチにかかる電圧あるいはオン状態にある各スイッチを流れる電流のいずれかをモニタするモニタ回路を有し、
    複数の過負荷状態検出回路であって、インバータ・ブリッジ・スイッチの各々は各自、オン状態にある各スイッチのモニタされた電圧あるいは電流を閾値レベルと比較して過負荷状態を検出する過負荷状態検出回路を有し、
    各駆動回路に、いつ各スイッチをオン状態あるいはオフ状態に駆動する励磁制御信号を出力するかを指令する三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラとからなり、
    各最も外側のスイッチの過負荷状態が検出されると、各最も外側のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、自動的に各最も外側のスイッチをオフ状態に駆動し、各最も外側のスイッチの過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、
    各最も内側のスイッチの過負荷状態が検出されると、各最も内側のスイッチの各過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、各最も内側のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、最も内側のスイッチをオン状態のままにするか、あるいは最も内側のスイッチをオフ状態に駆動するかについての前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラからの指示を待つことを特徴とするシステム。
  18. L>3の場合で、各中間のスイッチの過負荷状態が検出されると、各中間のスイッチの各過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、各中間のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、中間のスイッチをオン状態のままにするか、あるいは中間のスイッチをオフ状態に駆動するかについての前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラからの指示を待つことを特徴とする請求項17記載のシステム。
  19. L>3の場合で、各中間のスイッチの過負荷状態が検出されると、各中間のスイッチに励磁制御信号を提供する各駆動回路は、自動的に各中間のスイッチをオフ状態に駆動し、各中間のスイッチの過負荷状態検出回路は前記三相マルチプル・レベル・インバータ・コントローラに過負荷状態が検出されたことを信号で伝え、
    1/2分岐の各最も外側のスイッチは、同一の1/2分岐の最も内側のスイッチをオン状態に駆動する励磁制御信号よりも、大きさが小さい励磁制御信号によってオン状態に駆動され、
    1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に接続された次の内側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさ未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチをオン状態に駆動するために用いられる励磁制御信号の大きさより大きい励磁制御信号によってオン状態に駆動され、
    (L−1)個のスイッチの各々は相互コンダクタンスを有し、
    各最も外側のスイッチは同一の1/2分岐の最も内側のスイッチの相互コンダクタンスより低い相互コンダクタンスを有し、
    1/2分岐の各中間のスイッチは、位相出力に直列に接続された次の内側のスイッチの相互コンダクタンス未満で、かつ最大の負バス電圧あるいは最大の正バス電圧に接続された次の外側のスイッチの相互インダクタンスより大きい相互コンダクタンスを有することを特徴とする請求項17記載のシステム。
  20. 各1/2分岐ごとに、(L−1)個のスイッチの各スイッチは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)、電界効果トランジスタ(FET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、シリコン制御整流器(SCR)、絶縁ゲート制御サイリスタ(IGCT)、ゲート・ターンオフ・サイリスタ(GTO)、および金属酸化シリコン制御サイリスタ(MCT)のみからなるグループから選択され、
    スイッチがIGBT、FETあるいはBJTである場合には、各モニタ回路はオン状態にある各スイッチに印加される電圧をモニタし、
    スイッチがSCR、IGCT、GTOあるいはMCTである場合には、各モニタ回路はオン状態にある各スイッチに流れる電流をモニタすることを特徴とする請求項17記載のシステム。
  21. スイッチがIGBT、FETあるいはBJTである場合には、前記閾値はスイッチごとの非飽和電圧値であり、オン状態でモニタされた電圧が前記閾値よりも上であるときは、スイッチは非飽和状態とみなされ、過負荷状態を示すことを特徴とする請求項20記載のシステム。
  22. スイッチがSCR、IGCT、GTOあるいはMCTである場合には、前記閾値はスイッチごとの最大定格短絡電流(ISC)であり、オン状態でモニタされた電流が前記閾値よりも上であるときは、スイッチは非飽和状態とみなされ、過負荷状態を示すことを特徴とする請求項20記載のシステム。
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