JP2007531744A5 - - Google Patents

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[式中、R、R、RおよびRは、同一または異なって、水素原子または置換基を;
およびRの一方は水素原子を、他方は、
1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
6)式:−CH(R12)−NR1314(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13およびR14は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13およびR14は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基(ただし、該含窒素複素環基はオキソピロリジニル基またはオキソピペラジニル基でない)を形成する)で示される基を示す。
ただし、Rが式:−C(=O)−R10(R10は前記と同意義を示す)で示される基であり、かつRが水素原子である場合を除く。]で表される化合物(ただし、
5−(ベンジルオキシ)−3−(3−エトキシ−2−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−オキソプロピル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
[5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル]メタノール;
3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸エチル;
1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒドオキシム;
5−{[5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]カルボニル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルバルデヒド;5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルバルデヒド;
[5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]メタノール;
(5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル)メタノール;および[2−({[4−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−5−(2−シクロヘキシルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アミノ}カルボニル)−5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−イル]酢酸を除く)またはその塩[本明細書中、化合物(I)と略記することがある];
(2)化合物(I)のプロドラッグ;
(3)RおよびRの一方が水素原子、他方が式:−C(=X)−R(XおよびRは前記(1)記載と同意義を示す)で示される基である化合物(I);
(4)Rが水素原子、かつRが式:−C(=O)−R10(R10は前記(1)記載と同意義を示す)で示される基である化合物(I);
(5)R、RおよびRが水素原子である化合物(I);
(6)化合物(I)またはそのプロドラッグと薬理学的に許容し得る担体とを含有してなる医薬;
(7)哺乳動物に式
[式中、R、R、RおよびRは、同一または異なって、水素原子または置換基を;
4’およびR5’の一方は水素原子を、他方は、
1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
6)式:−CH(R12)−NR13’14’(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13’およびR14’は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13’およびR14’は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基を形成する)で示される基を示す。]で表される化合物もしくはその塩[本明細書中、化合物(I’)と略記することがある]またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるIκBキナーゼ阻害方法;
(8)哺乳動物に化合物(I’)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病の予防または治療方法;
(9)哺乳動物に化合物(I’)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における炎症性疾患の予防または治療方法;
(10)化合物(I’)またはそのプロドラッグを含有してなるIκBキナーゼ阻害剤;
(11)化合物(I’)またはそのプロドラッグを含有してなる、糖尿病の予防または治療剤;
(12)化合物(I’)またはそのプロドラッグを含有してなる、炎症性疾患の予防または治療剤;
(13)化合物(I’)またはそのプロドラッグの、IκBキナーゼ阻害剤の製造のための使用;
(14)糖尿病の予防または治療剤の製造のための、化合物(I’)またはそのプロドラッグの使用;
(15)炎症性疾患の予防または治療剤の製造のための、化合物(I’)またはそのプロドラッグの使用;
などに関する。
およびRの一方は水素原子を、他方は、
1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
6)式:−CH(R12)−NR1314(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13およびR14は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13およびR14は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基(ただし、該含窒素複素環基はオキソピロリジニル基またはオキソピペラジニル基でない)を形成する)で示される基を示す。
13またはR14で示される「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよい複素環基」および「置換されていてもよいアシル基」としては、前記R等として例示したものが用いられる。
ここで、「置換されていてもよい炭化水素基」は、好ましくは5ないし7員の複素環基(好ましくは、チエニル、フリル、ピリジル、モルホリニル、チオモルホリニル)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基またはC7−19アラルキル基である。
「置換されていてもよい複素環基」は、好ましくはC7−19アラルキル基などから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよい単環式非芳香族複素環基(好ましくは、ピペリジニル)である。

Claims (12)


  1. Figure 2007531744

    [式中、R、R、RおよびRは、同一または異なって、水素原子または置換基を;
    およびRの一方は水素原子を、他方は、
    1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
    2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
    5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
    6)式:−CH(R12)−NR1314(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13およびR14は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13およびR14は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基(ただし、該含窒素複素環基はオキソピロリジニル基またはオキソピペラジニル基でない)を形成する)で示される基を示す。
    ただし、Rが式:−C(=O)−R10(R10は前記と同意義を示す)で示される基であり、かつRが水素原子である場合を除く。]で表される化合物(ただし、
    5−(ベンジルオキシ)−3−(3−エトキシ−2−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−オキソプロピル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
    [5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル]メタノール;
    3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸エチル;
    1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルバルデヒドオキシム;
    5−{[5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]カルボニル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
    5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルバルデヒド;5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルバルデヒド;
    [5−(ベンジルオキシ)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]メタノール;
    (5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル)メタノール;および
    [2−({[4−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−5−(2−シクロヘキシルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アミノ}カルボニル)−5−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−1−イル]酢酸を除く)またはその塩。
  2. 請求項1記載の化合物またはその塩のプロドラッグ。
  3. およびRの一方が水素原子、他方が式:−C(=X)−R(XおよびRは請求項1記載と同意義を示す)で示される基である請求項1記載の化合物。
  4. が水素原子、かつRが式:−C(=O)−R10(R10は請求項1記載と同意義を示す)で示される基である請求項1記載の化合物。
  5. 、RおよびRが水素原子である請求項1記載の化合物。
  6. 請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグと薬理学的に許容し得る担体とを含有してなる医薬。

  7. Figure 2007531744

    [式中、R、R、RおよびRは、同一または異なって、水素原子または置換基を;
    4’およびR5’の一方は水素原子を、他方は、
    1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
    2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
    5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
    6)式:−CH(R12)−NR13’14’(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13’およびR14’は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13’およびR14’は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基を形成する)で示される基を示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなるIκBキナーゼ阻害剤。
  8. 請求項記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる、糖尿病の予防または治療剤。
  9. 請求項記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる、炎症性疾患の予防または治療剤。

  10. Figure 2007531744

    [式中、R、R、RおよびRは、同一または異なって、水素原子または置換基を;
    4’およびR5’の一方は水素原子を、他方は、
    1)式:−C(=X)−R(XはN−O−RまたはN−NH−R(RおよびRは、同一または異なって水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)を;Rは水素原子または置換基を示す)で示される基、
    2)式:−C(=O)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    3)式:−CH(OH)−R10(R10は水素原子または炭素原子を介して結合する基を示す)で示される基;
    4)式:−C(=O)−NH−(CH)n−Ar(nは0、1または2を、Arは芳香族基を示す)で示される基;
    5)式:−C(=O)−Het(Hetは窒素原子を介して結合する置換されていてもよい複素環基を示す)で示される基;または
    6)式:−CH(R12)−NR13’14’(R12は水素原子または炭化水素基を示し;R13’およびR14’は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基を示すか、R13’およびR14’は、隣接する窒素原子とともに、置換基を有していてもよい含窒素複素環基を形成する)で示される基を示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの、IκBキナーゼ阻害剤の製造のための使用。
  11. 糖尿病の予防または治療剤の製造のための、請求項10記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
  12. 炎症性疾患の予防または治療剤の製造のための、請求項10記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
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