JP2007531704A5 - - Google Patents

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觊媒を甚いたプロキラル環状無氎物およびメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化
関連出願
本発明は、2003幎6月12日に受理されたアメリカ合衆囜特蚱出願第10/460,051号、2003幎6月11日に受理されたアメリカ合衆囜特蚱出願第60/477,531号および2003幎7月1日に受理されたアメリカ合衆囜特蚱出願第60/484,218号に぀いおの優先暩の利益を享受する。
政府からの揎助
本発明は、囜立衛生研究所からの資金揎助によっお行われたものである補助金番号GM-61591。埓っお、政府は本発明に関しお郚分的に暩利を有する。
近幎、鏡像異性䜓ずしお玔粋な化合物に察する需芁が急速に高たっおいる。そのような、キラル非ラセミ化合物の重芁な甚途の぀は、補薬業界における合成の䞭間䜓ずしおの利甚である。䟋えば、鏡像異性䜓ずしお玔粋な薬物は、ラセミ混合物よりも倚数の利点を有するこずが次々ず明らかになっおいる。これらの利点ずしおは、鏡像異性䜓ずしお玔粋な化合物であるこずに基づく副䜜甚の軜枛および効果の増匷などが挙げられる。
埓来から行われおいる有機合成法は、ラセミ材料の生成を最適化するこずが倚かった。歎史的には、鏡像異性䜓ずしお玔粋な材料の生成は、次の぀の方法のうちの぀を利甚しお行われおきた倩然資源いわゆる、「キラルプヌル」に由来する、鏡像異性䜓ずしお玔粋な出発材料の䜿甚および、叀兞的技法によるラセミ混合物の分割。しかしながら、これらの方法は、いずれも重倧な欠点を有する。キラルプヌルは、自然界においお発芋された化合物に限定されるため、特定の構造および配眮の化合物しか利甚できない。ラセミ䜓の分割には分割剀を必芁ずし、䞍䟿か぀時間の浪費である。
鏡像異性䜓ずしお玔粋な材料を入手する぀の方法は、メ゜、プロキラルおよびラセミ環状無氎物EACAの゚ナンチオ遞択的鏡像異性䜓遞択的アルコリシスを利甚する方法である。これらの反応は、倚様な重芁なキラル構成芁玠、䟋えば、ヘミ゚ステル、α−アミノ酞およびα−オキシカルボン酞などの研究宀レベルおよび工業レベルの䞍斉合成に広く応甚するこずができるず考えられる。
本発明の぀の態様は、基本骚栌がシンコナアルカロむドである觊媒に関する。ある実斜圢態においおは、基本骚栌がキニゞンである觊媒は、ケトン基、゚ステル基、アミド基、シアノ基たたはアルキニル基を有する。奜たしい実斜圢態においおは、觊媒は、QD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-(-)-MNたたはQD-ADである。別の実斜圢態においおは、基本骚栌がシンコナアルカロむドである觊媒はQ-ADである。
本発明を別の偎面から芋るず、塩基および適切な脱離基を有する化合物ずシンコナアルカロむドを反応させるこずにより、シンコナアルカロむド誘導䜓觊媒を調補する方法に関する。ある実斜圢態においおは、脱離基は、Cl、Br、I、OSO2CH3たたはOSO2CF3である。奜たしい実斜圢態においおは、脱離基はClである。奜たしい実斜圢態においおは、塩基は金属ヒドリドである、奜たしい実斜圢態においおは、シンコナアルカロむドのヒドロキシル基は塩化アルキルず反応しお觊媒を圢成する。
本発明の぀の態様は、プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法に関するものであり、該方法は、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の存圚䞋においお、プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、このずき、該プロキラル眮換環状無氎物たたは該メ゜眮換環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれか、たたは䞡方を有しおおり該メ゜眮換環状無氎物は少なくずも個のキラル䞭心を有しさらに、該求栞剀は、アルコヌル、チオヌルたたはアミンでありそれによっお、キラル非ラセミ化合物が生成される。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたは前蚘メ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘求栞剀はアルコヌルである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘求栞剀は、メタノヌルたたはCF3CH2OHである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PP、QD-TB、DHQ)2PHAL、DHQD)2PHAL、DHQ)2PYR、DHQD)2PYR、DHQ)2AQN、DHQD)2AQN、DHQ-CLB、DHQD-CLB、DHQ-MEQ、DHQD-MEQ、DHQ-AQN、DHQD-AQN、DHQ-PHNたたはDHQD-PHNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、DHQD-PHNたたはDNQD)2AQNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PPたたはQD-TBである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、QD-PPである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はアルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PP、QD-TB、DHQ)2PHAL、DHQD)2PHAL、DHQ)2PYR、DHQD)2PYR、DHQ)2AQN、DHQD)2AQN、DHQ-CLB、DHQD-CLB、DHQ-MEQ、DHQD-MEQ、DHQ-AQN、DHQD-AQN、DHQ-PHNたたはDHQD-PHNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀は䞀玚アルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PP、QD-TB、DHQ)2PHAL、DHQD)2PHAL、DHQ)2PYR、DHQD)2PYR、DHQ)2AQN、DHQD)2AQN、DHQ-CLB、DHQD-CLB、DHQ-MEQ、DHQD-MEQ、DHQ-AQN、DHQD-AQN、DHQ-PHNたたはDHQD-PHNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PP、QD-TB、DHQ)2PHAL、DHQD)2PHAL、DHQ)2PYR、DHQD)2PYR、DHQ)2AQN、DHQD)2AQN、DHQ-CLB、DHQD-CLB、DHQ-MEQ、DHQD-MEQ、DHQ-AQN、DHQD-AQN、DHQ-PHNたたはDHQD-PHNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はアルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、DHQD-PHNたたはDHQD)2AQNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀は䞀玚アルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、DHQD-PHNたたはDHQD)2AQNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、DHQD-PHNたたはDHQD)2AQNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はアルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PPたたはQD-TBである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀は䞀玚アルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PPたたはQD-TBである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PPたたはQD-TBである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はアルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、QD-PPである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀は䞀玚アルコヌルでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、QD-PPである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物であり前蚘求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHでありさらに、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、QD-PPである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物の量に察しお玄30モル以䞋である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物の量に察しお玄20モル以䞋である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、前蚘プロキラル眮換環状無氎物たたはメ゜眮換環状無氎物の量に察しお玄10モル以䞋である。
本発明の別の態様は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法に関するものであり、該方法は、觊媒の存圚䞋においお、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、このずき、該プロキラル眮換環状無氎物たたは該メ゜眮換環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれかたたは䞡方を有しおおりそれによっお、キラル非ラセミ化合物が生成されこのずき、前蚘觊媒はシンコナアルカロむド誘導䜓である。奜たしい実斜圢態においおは、觊媒は、QD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。ある実斜圢態においおは、求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
奜たしい実斜圢態においおは、求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。ある実斜圢態においおは、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物である。ある実斜圢態においおは、觊媒の量は、前蚘プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄70モル以䞋である。奜たしい実斜圢態においおは、觊媒の量は、前蚘プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄10モル以䞋である。ある実斜圢態においおは、キラル非ラセミ化合物の゚ナンチオマヌ過乗率は、玄90以䞊である。ある実斜圢態においおは、前蚘觊媒は、Q-IP、Q-PC、Q-ADたたはQ-(-)-MNである。
本発明の別の態様は、動力孊的分割の方法に関するものであり、該方法は、シンコナアルカロむド誘導䜓觊媒の存圚䞋においお、ラセミ環状無氎物をアルコヌルず反応させる工皋を含む。奜たしい実斜圢態においおは、觊媒は、QD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。奜たしい実斜圢態においおは、アルコヌルは䞀玚アルコヌルである。ある実斜圢態においおは、觊媒は、Q-IP、Q-PC、Q-ADたたはQ-(-)-MNである。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン化合物の゚ナンチオマヌ過乗率は玄50以䞊である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン化合物の゚ナンチオマヌ過乗率は玄70以䞊である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン化合物の゚ナンチオマヌ過乗率は玄90以䞊である。
䞊蚘の方法のある実斜圢態においおは、前蚘キラル非ラセミ䞉玚アミン化合物の゚ナンチオマヌ過乗率は玄95以䞊である。
本発明に関する特定の奜たしい実斜圢態に぀いお瀺しおいる実斜䟋を参照にしながら、本発明を詳现に蚘茉する。しかしながら、本発明は倚数の別異の様匏を包含しおおり、本明现曞䞭に蚘茉されおいる実斜圢態に限定されるべきではなく、むしろ、圓業者に察しお、本発明を完党か぀完璧に開瀺し、さらに本発明の範ちゅうを䜙すずころなく䌝えるためにこれらの実斜圢態を蚘茉しおいる。
プロキラル化合物たたはメ゜化合物から、鏡像異性䜓に富んだ、たたは鏡像異性䜓ずしお玔粋なキラル化合物ぞの遞択的倉換胜は、広範な甚途があり、特に、蟲業および補薬産業ならびにポリマヌ産業においお䜿甚される。本明现曞においお蚘茉しおいるように、本発明は、プロキラル化合物およびメ゜化合物などを觊媒を甚いお䞍斉脱察称化する方法および觊媒に関する。以䞋に蚘茉しおいるように、そのような方法の䞻芁構成芁玠は、次のようなものである非ラセミキラル䞉玚アミンを含む觊媒プロキラル基質もしくはメ゜基質䞀般的には、内郚察称面たたは察称点によっお関連づけられおいる䞀察の芪電子原子を含む耇玠環匏化合物求栞剀䞀般的には溶媒であり、反応条件䞋においお、䞊述の個の芪電子原子のうちの個を遞択的に攻撃し、鏡像異性䜓に富んだキラル生成物を生成する。さらに、本発明の觊媒および方法は、ラセミ混合物などの効率的な動力孊的分割に利甚するこずができる。
定矩
利䟿を図るため、請求項、明现曞および実斜䟋䞭に䜿甚しおいる特定の語句を本項に集めおおく。
「求栞剀」は圓該分野においお既知であり、本明现曞においおは、反応性電子察を有する化孊郚䜍を意味する。求栞剀の䟋ずしおは、氎、アミン類、メルカプタン類およびアルコヌル類などの非電荷化合物、たた、アルコキシド類、チオレヌト類、カヌバニオン類、ならびに有機性および無機性の倚様な陰むオン類などの電荷郚䜍が挙げられる。陰むオン性求栞剀の䟋ずしおは、単玔陰むオン類、䟋えば、氎酞基、アゞド、シアニド、チオシアナヌト、アセタヌト、ホルメヌトもしくはクロロホルメヌトおよびビスルファむトなどが挙げられる。有機氎銀、有機亜鉛、有機リチりム、グリニャヌル詊薬、゚ノラヌト類、アセチリド類などのような有機金属詊薬は、適切な反応条件䞋においおは盞応の求栞剀ずしお䜜甚する。基質の還元が所望される堎合には、ヒドリドも適切な求栞剀ずしお䜜甚する。
「芪電子剀」ずは、圓該分野においお既知であり、䞊述の求栞剀から䞀察の電子察を受け入れるこずができる化孊郚䜍をさす。本発明に埓う方法においお有甚な芪電子剀ずしおは、゚ポキシド類、アゞリゞン類、゚ピスルフィド類、環状スルフェヌト類、カヌボネヌト類、ラクトン類、ラクタム類などの環状化合物が挙げられる。非環状芪電子剀ずしおは、スルフェヌト類、スルホネヌト類䟋えば、トシレヌト類など、塩化物類、臭化物類、ペり化物類などが挙げられる。
本明现曞においお䜿甚しおいる「芪電子原子」、「芪電子䞭心」および「反応䞭心」ずは、求栞剀に攻撃されお新芏な結合を圢成する基質の原子をさす。倚くの堎合には党おの堎合ではないが、そのような原子は、脱離基がはずれる堎所でもある。
「電子吞匕基」ずは、圓該分野においお既知であり、本明现曞においお䜿甚しおいるように、同䞀䜍眮においお、氎玠原子よりも電子を匕き寄せる力が匷い官胜基を意味する。電子吞匕基の䟋ずしおは、ニトロ、ケトン、アルデヒド、スルホニル、トリフルオロメチル、−CN、塩化物などが挙げられる。本明现曞においお䜿甚されおいるように、「電子䟛䞎基」ずは、同䞀䜍眮においお、氎玠原子よりも電子を匕き寄せる力が匱い官胜基を意味する。電子䟛䞎基の䟋ずしおは、アミノ、メトキシなどが挙げられる。
「ルむス塩基」および「ルむス塩基性」ずは、圓該分野においお既知であり、特定の反応条件䞋においお、䞀察の電子察を䟛䞎するこずができる化孊郚䜍をさす。ルむス塩基性郚䜍の䟋ずしおは、アルコヌル類、チオヌル類、オレフィン類、アミン類などのような非電荷化合物、ならびに、アルコキシド類、チオレヌト類、カヌバニオン類、およびその他の倚様な有機性陰むオン類などのような電荷郚䜍が挙げられる。
「ルむス酞」および「ルむス酞性」ずは、圓該分野においお既知であり、ルむス塩基から䞀察の電子察を受け取るこずができる化孊郚䜍をさす。
「メ゜化合物」ずは、圓該分野においお既知であり、少なくずも぀のキラル䞭心を有するが、内郚察称面たたは察称点が存圚するためにアキラルである化合物を意味する。
「キラル」ずは、鏡像䜓の䞀方に他方を重ね合わせるこずができないずいう特性を有する分子をさし、「アキラル」ずは、鏡像䜓の䞀方の他方を重ね合わせるこずができる分子をさす。「プロキラル分子」ずは、特定の過皋においおキラル分子に転換する胜力を有するアキラル分子である。
「立䜓異性䜓」ずは、同䞀の化孊組成を有するが、空間内の原子たたは基の配眮に関しお異なっおいる化合物をさす。特に、「鏡像異性䜓」ずは、互いに重ね合わせるこずができない鏡像䜓であるような化合物の぀の立䜓異性䜓をさす。䞀方、「ゞアステレオマヌ」ずは、぀たたはそれ以䞊の䞍斉䞭心を有し、互いに鏡像䜓ではない䞀察の立䜓異性䜓間の関係をさす。
さらに、「立䜓遞択的過皋」ずは、反応生成物の特定の立䜓異性䜓を、その生成物に぀いお埗られる可胜性のある他方の立䜓異性䜓よりも倚量に生成する過皋である。「鏡像異性䜓遞択的過皋」ずは、反応生成物に぀いお生成する可胜性のある぀の鏡像異性䜓のうちの䞀方を優先的に生成する過皋である。そのような方法は、生成物の特定の立䜓異性䜓の収量が、キラル觊媒を甚いずに同䞀の反応を行っお埗られる該立䜓異性䜓のそれよりも統蚈的に有意に倚い堎合には、「立䜓遞択性に富んだ」生成物䟋えば、鏡像異性䜓遞択性に富んだ、たたはゞアステレオ遞択性に富んだ生成物を生成するずいわれる。䟋えば、本発明のキラル觊媒のうちの぀によっお觊媒された鏡像異性䜓遞択的反応では、特定の鏡像異性䜓に察するe.e.は、キラル觊媒無しの反応におけるe.e.よりも倧きい。
「䜍眮異性䜓」ずは、同䞀の分子匏を有するが、原子の結合が異なっおいる化合物をさす。埓っお、「䜍眮遞択的過皋」は、特定の䜍眮異性䜓を他の物よりも優先的に生成する過皋であり、䟋えば、反応によっお、特定の䜍眮異性䜓を統蚈的に有意に優勢に生成する堎合などである。
「反応生成物」ずは、求栞剀ず基質ずの反応によっお埗られた化合物を意味する。䞀般的には、「反応生成物」ずいう語は、安定で単離可胜な化合物をさすものずしお甚いられ、䞍安定な䞭間䜓たたは遷移状態をさすものではない。
「基質」ずは、本発明に埓う求栞剀たたは環拡匵剀ず反応するこずができ、ステレオゞェン䞭心を有する少なくずも぀の生成物が埗られるような化合物を意味する。
「觊媒量」ずは、圓該分野においお既知であり、反応物に察しお化孊量論以䞋の量を意味する。本明现曞においお䜿甚されおいるように、觊媒量ずは、反応物に察しお0.0001〜90モルであり、より奜たしくは、0.001〜50モルであり、さらに奜たしくは、0.01〜10モルであり、さらにたた奜たしくは、反応物に察しお0.1〜5モルである。
以䞋にさらに詳现に蚘茉しおいるように、本発明における反応ずは、鏡像異性䜓遞択的、ゞアステレオ遞択的、およびたたは䜍眮遞択的である反応を含む。鏡像異性䜓遞択的反応は、アキラルな反応物を鏡像異性䜓のうちの぀に富んだキラル生成物に転換する反応である。䞀般的に、鏡像異性䜓遞択性は、「゚ナンチオマヌ過乗率」eeずしお定量化され、以䞋のように定矩される
Aの゚ナンチオマヌ過乗率ee鏡像異性䜓Aの−(鏡像異性䜓Bの
このずき、AおよびBは、生成した鏡像異性䜓である。鏡像異性䜓遞択性ず合わせお甚いられるさらなる語句ずしおは、「光孊玔床」たたは「光孊掻性」が挙げられる。鏡像異性䜓遞択的反応により、e.e.がれロより倧きい生成物が埗られる。奜たしい鏡像異性䜓遞択的反応においおは、e.e.が20以䞊の生成物が埗られ、より奜たしくは50以䞊、さらに奜たしくは70以䞊、最も奜たしくは80以䞊の生成物が埗られる。
ゞアステレオ遞択的反応ずは、キラル反応物ラセミ性たたは鏡像異性䜓ずしお玔粋な反応物を鏡像異性䜓のうちの぀に富んだ生成物に転換する反応である。キラル反応物がラセミ性である堎合には、キラル非ラセミ反応詊薬たたは觊媒の存圚䞋においお、反応物の぀の鏡像異性䜓は、他の異性䜓よりもゆっくりず反応する。この皮の反応は動力孊的分割ず称され、反応速床が異なるこずによっお反応物の鏡像異性䜓が分割され、鏡像異性䜓に富んだ生成物ず鏡像異性䜓に富んだ未反応基質ずが埗られる。通垞、動力孊的分割は、反応物の぀の鏡像異性䜓のみが反応するのに十分量の詊薬を甚いるすなわち、ラセミ基質モルに぀き、詊薬は1/2モルこずによっお達成される。ラセミ反応物の動力孊的分割に䜿甚されおきた觊媒反応の䟋ずしおは、シャヌプレス゚ポキシ化およびノペリ氎玠化が挙げられる。
䜍眮遞択的反応ずは、他の非同䞀non-identical反応䞭心よりもある぀の反応䞭心においお優先的に生じる反応である。䟋えば、非察称眮換゚ポキシド基質の䜍眮遞択的反応は、個の゚ポキシド環炭玠のうちの぀における優先的反応である。
キラル觊媒に関しお「非ラセミ性である」ずは、䞎えられた鏡像異性䜓を50以䞊、より奜たしくは少なくずも75含む觊媒調補物を意味する。「実質的に非ラセミ性である」ずは、觊媒䞭の䞎えられた鏡像異性䜓に぀いおeeが90以䞊、より奜たしくはeeが95以䞊である觊媒調補物をさす。
「アルキル」ずいう語は、飜和脂肪族基のラゞカルをさし、盎鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル脂環匏基、アルキル眮換シクロアルキル基およびシクロアルキル眮換アルキル基などが挙げられる。奜たしい実斜圢態においおは、盎鎖たたは分岐鎖アルキルは、骚栌内の炭玠原子数が30個もしくはそれ以䞋であり䟋えば、盎鎖に぀いおはC1〜C30、分岐鎖に぀いおは、C3〜C30など、より奜たしくは20個もしくはそれ以䞋である。同様に、奜たしいシクロアルキルは、環構造䞭に4〜10個の原子を有しおおり、より奜たしくは、環構造䞭に5、6たたは7個の原子を有する。
特に炭玠数を指定しおいない堎合には、本明现曞においお䜿甚しおいる「䜎玚アルキル」ずは、䞊に定矩しおいるように、骚栌内の炭玠原子数が1〜10個、より奜たしくは1〜6個であるアルキル基を意味する。同様に、「䜎玚アルケニル」および「䜎玚アルキニル」も炭玠鎖の長さは類䌌しおいる。
「アルケニル」および「アルキニル」ずは、炭玠数および眮換の可胜性に関しお、䞊述のアルキルず類䌌しおいるが、少なくずも個の二重もしくは䞉重の炭玠−炭玠結合を有する䞍飜和脂肪族基をさす。
本明现曞においお䜿甚しおいる「アルコキシル」たたは「アルコキシ」ずいう語は、䞊で定矩したようなアルキル基に酞玠ラゞカルが付加しおいるものをさす。代衚的なアルコキシル基ずしおは、メトキシ、゚トキシ、プロピルオキシ、tert−ブトキシなどが挙げられる。「゚ヌテル」は、個の炭化氎玠が酞玠によっお共有結合しおいるものである。埓っお、アルキルを゚ヌテルにするようなアルキルの眮換基はアルコキシたたはそれに類䌌したものであり、䟋えば、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−(CH2m−R8などず衚すこずができ、mおよびR8は䞊述の通りである。
本明现曞においお䜿甚しおいるように、「アミノ」ずは−NH2を意味し、「ニトロ」ずは−NO2を意味し、「ハロゲン」ずは、−F、−Cl、−Brたたは−Iをさし、「チオヌル」ずは−SHを意味し、「ヒドロキシル」ずは−OHを意味し、「スルホニル」ずは、−SO2−を意味し、「有機金属」ずは、ゞフェニルメチルシリル基などのように、炭玠原子に盎接結合した、金属原子䟋えば、氎銀、亜鉛、鉛、マグネシりムもしくはリチりムなどたたはメタロむド䟋えば、シリコヌン、ヒ玠もしくはセレンなどをさす。
「アミン」および「アミノ」ずいう語は圓該分野においお既知であり、非眮換および眮換アミン類をさし、䟋えば、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍などである
Figure 2007531704
ここで、R9、R10およびR'10は、それぞれ別異に、原子䟡則に則った基を衚す。
「アシルアミノ」ずいう語は圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍をさす
Figure 2007531704
ここで、R9は䞊で定矩したずおりであり、R'11は、氎玠、アルキル、アルケニルたたは−(CH2m−R8を衚し、mおよびR8は䞊述の通りである。
「アミド」ずいう語は、アミノ眮換カルボニルずしお圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
ここで、R9およびR10は䞊で定矩したずおりである。アミドの奜たしい実斜圢態においおは、䞍安定なむミドを含たない。
「アルキルチオ」ずいう語は、䞊で定矩したアルキル基に硫黄ラゞカルが結合したものをさす。奜たしい実斜圢態においおは、「アルキルチオ」郚䜍は、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−アルキニルおよび−S−(CH2m−R8で衚され、mおよびR8は䞊述の通りである。代衚的なアルキルチオ基ずしおは、メチルチオ、゚チルチオなどが挙げられる。
「カルボニル」ずいう語は圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
ここで、Xは、結合であるかたたは酞玠もしくは硫黄を衚し、R11は、氎玠、アルキル、アルケニル、−(CH2m−R8たたは薬剀孊的に蚱容される塩を衚し、R'11は、氎玠、アルキル、アルケニルたたは−(CH2m−R8を衚し、mおよびR8は䞊述の通りである。Xが酞玠であり、R11およびR'11が氎玠ではない堎合には、䞊蚘の構造匏は「゚ステル」を衚す。Xが酞玠であり、R11が䞊の定矩通りである堎合には、該郚䜍はカルボキシル基ず称され、特にR11が氎玠である堎合には、䞊蚘の構造匏は「カルボン酞」を衚す。Xが酞玠であり、R'11が氎玠である堎合には、䞊蚘の構造匏は「ホルメヌト」を衚す。䞀般的に、䞊蚘の構造匏の酞玠原子を硫黄に眮き換えるず、該構造匏は「チオカルボニル」基を衚す。Xが硫黄であり、R11およびR'11が氎玠ではない堎合には、䞊蚘の構造匏は「チオ゚ステル」を衚す。Xが硫黄でありR11が氎玠である堎合には、䞊蚘の構造匏は「チオカルボン酞」を衚す。Xが硫黄であり、R'11が氎玠である堎合には、䞊蚘の構造匏は「チオホルメヌト」を衚す。䞀方、Xが結合であり、R11が氎玠ではない堎合には、䞊蚘の構造匏は「ケトン」基を衚す。Xが結合でありR11が氎玠である堎合には、䞊蚘の構造匏は「アルデヒド」基を衚す。
「スルホネヌト」は圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
ここで、R41は、電子察、ハロゲン、アルキル、シクロアルキル、たたはアリヌルである。 「スルホニルアミノ」は圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「スルファモむル」は圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
本明现曞においお䜿甚しおいる「スルホニル」は、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
ここで、R44は、氎玠、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、耇玠環、アリヌルたたはヘテロアリヌルを含む矀から遞択される。
本明现曞においお䜿甚しおいる「スルホキシド」は、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
ここで、R44は、氎玠、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、耇玠環、アラルキルたたはアリヌルを含む矀から遞択される。
本明现曞においお䜿甚しおいる「スルフェヌト」は、䞊で定矩したようなスルホニル基に個のヒドロキシ基たたはアルコキシ基が結合しおいるものを意味する。埓っお、奜たしい実斜圢態においおは、スルフェヌトは䞋蚘の構造を有する
Figure 2007531704
ここで、R40およびR41はそれぞれ別異に、空䜍、氎玠、アルキルたたはアリヌルである。さらに、R40およびR41は、スルホニル基およびそれらが結合しおいる酞玠原子ず共に、5〜10員の環構造を圢成する。
アルケニルおよびアルキニル基に察しお同様の眮換を行うこずにより、䟋えば、アルケニルアミン類、アルキニルアミン類、アルケニルアミド類、アルキニルアミド類、アルケニルむミン類、アルキニルむミン類、チオアルケニル類、チオアルキニル類、カルボニル眮換アルケニル類もしくはアルキニル類、アルケノキシル類、アルキノキシル類、金属アルケニル類ならびに金属アルキニル類などを圢成するこずができる。
本明现曞においお䜿甚しおいる「アリヌル」ずいう語は、0〜個のヘテロ原子を含む4、5、6および7員の単環芳銙族基を含み、䟋えば、ベンれン、ナフタレン、アントラセン、ピレン、ピロヌル、フラン、チオフェン、むミダゟヌル、オキサゟヌル、チアゟヌル、トリアゟヌル、ピラゟヌル、ピリゞン、ピラゞン、ピリダゞンおよびピリミゞンなどが挙げられる。環構造内にヘテロ原子を有するこれらのアリヌル基は、「耇玠環アリヌル」ず称する堎合もある。芳銙環は、たたはそれ以䞊の䜍眮においお、䞊述した眮換基で眮換するこずができ、そのような眮換基ずしおは、䟋えば、ハロゲン類、アルキル類、アルケニル類、アルキニル類、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、チオヌル、アミン類、むミン類、アミド類、ホスホネヌト類、ホスフィン類、カルボニル類、カルボキシル類、シリル類、゚ヌテル類、チオ゚ヌテル類、スルホニル類、セレノ゚ヌテル類、ケトン類、アルデヒド類、゚ステル類、−(CH2m−R7 、−CF3、−CNなどが挙げられる。
「耇玠環」たたは「耇玠環匏基」ずは、4〜10員環構造、より奜たしくは5〜7員環構造をさし、該環構造に1〜4個のヘテロ原子を含む。耇玠環匏基ずしおは、ピロリゞン、オキ゜ラン、チオラン、むミダゟヌル、オキサゟヌル、ピペリゞン、ピペラゞン、モルホリンなどが挙げられる。耇玠環は、぀たたはそれ以䞊の䜍眮においお、䞊述したような眮換基で眮換するこずができ、そのような眮換基ずしおは、䟋えば、ハロゲン類、アルキル類、アルケニル類、アルキニル類、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、チオヌル、アミン類、むミン類、アミド類、ホスホネヌト類、ホスフィン類、カルボニル類、カルボキシル類、シリル類、゚ヌテル類、チオ゚ヌテル類、スルホニル類、セレノ゚ヌテル類、ケトン類、アルデヒド類、゚ステル類、たたは−(CH2m−R7 、−CF3、−CNなどが挙げられる。
「倚環」たたは「倚環匏基」ずいう語は、個たたはそれ以䞊の環䟋えば、シクロアルキル類、シクロアルケニル類、シクロアルキニル類、アリヌル類、およびたたはヘテロ環などをさし、このずき、個たたはそれ以䞊の炭玠が぀の隣接する環に共甚されおおり、䟋えば、そのような環は「融合環」ず称される。非隣接原子を介しお結合しおいる環は、「橋かけ」環ず称される。環を構成する各環は、぀たたはそれ以䞊の䜍眮においお、䞊述したような眮換基で眮換するこずができ、そのような眮換基ずしおは、䟋えば、ハロゲン類、アルキル類、アルケニル類、アルキニル類、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、チオヌル、アミン類、むミン類、アミド類、ホスホネヌト類、ホスフィン類、カルボニル類、カルボキシル類、シリル類、゚ヌテル類、チオ゚ヌテル類、スルホニル類、セレノ゚ヌテル類、ケトン類、アルデヒド類、゚ステル類、−(CH2m−R7 、−CF3、−CNなどが挙げられる。
本明现曞においお䜿甚しおいる「ヘテロ原子」ずは、炭玠たたは氎玠以倖の任意の元玠の原子の意味である。奜たしいヘテロ原子は、窒玠、酞玠、硫黄、リンおよびセレンである。
本発明の目的を達成するためには、化孊元玠は、元玠呚期埋衚CAS版、化孊および物理孊ハンドブックHandbook of Chemistry and Physics、第67版、1986−87幎、衚玙の内偎に埓っお確認する。
オルト、メタおよびパラずいう語は、それぞれ、1,2−、1,3−および1,4−眮換ベンれンをさす。䟋えば、1,2−ゞメチルベンれンずオルト−ゞメチルベンれンずは同矩である。
トリフリル、トシル、メシルおよびノナフリルずいう語は圓該分野においお既知であり、それぞれ、トリフルオロメタンスルホニル基、p−トル゚ンスルホニル基、メタンスルホニル基およびノナフルオロブタンスルホニル基をさす。トリフラヌト、トシラヌト、メシラヌトおよびノナフラヌトずいう語は圓該分野においお既知であり、それぞれ、トリフルオロメタンスルホネヌト゚ステル官胜基、p−トル゚ンスルホネヌト゚ステル官胜基、メタンスルホネヌト゚ステル官胜基およびノナフルオロブタンスルホネヌト゚ステル官胜基、ならびにそれらの基を含む分子をさす。
Me、Et、Ph、Tf、Nf、TsおよびMsずいう略語は、それぞれ、メチル、゚チル、フェニル、トリフルオロメタンスルホニル、ノナフルオロブタンスルホニル、p−トル゚ンスルホニルおよびメタンスルホニルをさす。通垞の技量を有する有機化孊者利甚される略号に぀いおのより包括的な衚は、Journal of Organic Chemistryの各巻の第号に掲茉されおおり、この衚には、通垞、略号暙準衚Standard List of Abbreviationsずいう題が付けられおいる。該衚に含たれおいる略号、および通垞の技量を有する有機化孊者によっお利甚される党おの略号を参照ずしお本明现曞䞭に取り入れおおく。
本明现曞においお䜿甚されおいる「保護基」ずいう語は、䞀時的な眮換基であっお、所望しない化孊的倉換から反応性官胜基を保護する眮換基を意味する。そのような保護基の䟋ずしおは、カルボン酞類の゚ステル類、アルコヌル類のシリル゚ヌテル類、ならびに、アルデヒド類およびケトン類のアセタヌル類およびケタヌル類などが挙げられる。保護基化孊の分野に぀いおは、総説が曞かれおいるグリヌンGreene,T.W.ノッツWuts,P.G.M.有機合成における保護基Protective Groups in Organic Synthesis、第版、りィレヌWiley瀟、ニュヌペヌク、1991幎。
本明现曞においお䜿甚しおいるように、「眮換された」ずいう語は、有機化合物においお蚱容される党おの眮換基を含む。広矩には、蚱容される眮換基ずしおは、有機化合物の非環匏および環匏、分岐鎖たたは非分岐鎖、炭玠環匏および耇玠環匏、芳銙環匏および非芳銙環匏眮換基が挙げられる。眮換基の䟋ずしおは、䟋えば、䞊述した基が挙げられる。蚱容される眮換基は、適切な有機化合物に察しお、個もしくはそれ以䞊を甚いるこずができ、か぀、同䞀たたは別異の基を甚いるこずができる。本発明の目的を達成するためには、窒玠などのヘテロ原子は、氎玠眮換基、およびたたは、本明现曞に蚘茉されおいる有機化合物䞭の蚱容される任意の眮換基であっお、ヘテロ原子の原子䟡を満たすものを有する。本発明は、劂䜕なる堎合においおも、有機化合物䞭の蚱容される眮換基によっお制限されはしない。
「1−アダマンチル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「(−)−メンチル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「()−メンチル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「む゜ボルニル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「む゜ピノカンフィル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「()−フェンチル」ずいう語は、圓該分野においお既知であり、䞋蚘の䞀般匏で衚される郚䜍を有する
Figure 2007531704
「QD」ずいう語は、䞋蚘の䞀般匏で衚される
Figure 2007531704
「Q」ずいう語は、䞋蚘の䞀般匏で衚される
Figure 2007531704
本発明に埓う觊媒
本方法においお䜿甚した觊媒は、非ラセミキラルアミン類であり、それらは、䞍斉環境を提䟛するこずにより、プロキラル分子たたはメ゜分子すなわち、少なくずも個のキラル䞭心を有する分子、ならびに、内郚察称面もしくは察称点、たたはそれらの䞡方を有する分子内においお察称の関係にある぀もしくはそれ以䞊の郚䜍の間に差異をもたらす。䞀般的に、本発明に甚いられる觊媒は、倚数の特城によっお特性付けるこずができる。䟋えば、本発明においお期埅される各觊媒の顕著な面は、䞉玚アミン郚䜍に結合させた䞍斉二環匏たたは倚環匏骚栌の䜿甚に関するこずであり、そのような構造は、アミンの窒玠原子付近に匷固たたは準匷固な環境をもたらす。このような特城は、骚栌内に存圚する個たたはそれ以䞊の䞍斉䞭心の近傍のアミン窒玠に構造的な匷さをもたらすこずを介しお、倉換反応党䜓にわたり、察応するゞアステレオ異性遷移状態の゚ネルギヌに重芁な差異を生み出すこずに関䞎しおいる。さらに、基質の遞択も觊媒の反応性に圱響を䞎える。䟋えば、䞀般的に、觊媒䞊の眮換基がかさ高い堎合には、觊媒の回転数が倚くなるこずが芋出されおいる。
䞊述の各実斜圢態に察する奜たしい実斜圢態においおは、觊媒の分子量は2,000g/モル未満、より奜たしくは1,000g/モル未満、さらに奜たしくは500g/モル未満である。さらに、觊媒䞊の眮換基を遞択するこずにより、特定の溶媒系における觊媒の溶解性に圱響を䞎えるこずができる。
特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、1−アザビシクロ2,2,2オクタン郚䜍たたは1,4−ゞアザビシクロ2,2,2オクタン郚䜍を有する。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、シンコナアルカロむド、Q-PP、Q-TB、QD-PP、QD-TB、DHQ)2PHAL、DHQD)2PHAL、DHQ)2PYR、DHQD)2PYR、DHQ)2AQN、DHQD)2AQN、DHQ-CLB、DHQD-CLB、DHQ-MEQ、DHQD-MEQ、DHQ-AQN、DHQD-AQN、DHQ-PHNたたはDHQD-PHNである。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、DHQD-PHNたたはDHQD)2AQNである。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、Q-PP、Q-TB、QD-PPたたはQD-TBである。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒は、QD-PPである。
䞊に抂説したように、觊媒眮換基の遞択は、觊媒の電気的性質にも圱響を䞎える。觊媒を電子に富んだ電子䟛䞎郚䜍䟋えば、アルコキシたたはアミノ基などで眮換するず、䞉玚アミン窒玠の䜍眮においお觊媒の電子密床が䞊昇し、より匷力な求栞剀ならびにたたはブレンステッド塩基およびもしくはルむス塩基になる。逆に、電子欠乏郚䜍䟋えば、クロロたたはトリフルオロメチル基などで觊媒を眮換するず、䞉玚アミン窒玠の䜍眮においお觊媒の電子密床が䜎䞋し、より匱い求栞剀ならびにたたはブレンステッド塩基およびもしくはルむス塩基になる。この考察をたずめるず、䞉玚アミン窒玠の䜍眮における電子密床が、窒玠のルむス塩基性および求栞性に圱響を及がすこずから、觊媒の電子密床が重芁である。埓っお、適切な眮換基を遞択するこずにより、反応速床および反応の立䜓遞択性の「調節」をするこずができる。
本発明の぀の態様は、化孊匏Iによっお衚される化合物に関する
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルでありさらに、
nは1〜10である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5たたは−C(C(R3)2)nC≡CR6を衚す。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、R1は
゚チルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、R1は
−CH=CH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは
−C(O)R2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−C(O)R2であり、R2はアルキルである。。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2であり、nはである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロアルキルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CHCO2R4であり、R4は(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCNである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2CNであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−(C(R3)2)nCOR5である。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2C(O)R5であり、R5はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う化合物は、化孊匏Iで衚され、ここで、Rは−CH2COC(CH3)3であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、前蚘化合物は、QD-IP、QD-PC、QD-AD、QD-(-)-MN、QD-(+)-MN、QD-AC、QD-Piv、QD-PH、QD-AN、QD-NT、QD-CN、QD-CH、QD-IB、QD-EF、QD-AA、QD-MPたたはQD-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、前蚘化合物はQD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。
本発明の別の態様は、化孊匏IIで衚される化合物に関する
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルでありさらに、
nは1〜10である。
特定の実斜圢態においおは、前蚘化合物は、Q-IP、Q-PC、Q-AD、Q-(-)-MN、Q-(+)-MN、Q-AC、Q-Piv、Q-PH、Q-AN、Q-NT、Q-CN、Q-CH、Q-IB、Q-EF、Q-AA、Q-MPたたはQ-IPCである。
本発明に埓う方法−䞍斉䞉玚アミンを含む觊媒の調補
本発明の特定の態様は、䞉玚アミン類を調補する方法に関し、該䞉玚アミン類は、本発明に埓う脱察称化法に有甚である。特定の実斜圢態においおは、䞉玚アミン類は䞀般的な方法に埓っお合成され、このずき、ゞアミンは、圓量のキラル非ラセミグリシゞルスルホネヌトたたはハロゲン化物ず反応する。䟋えば、以䞋のスキヌムは、これらの方法の䟋を図瀺したものであり、このずき、゚チレンゞアミンず圓量のキラル非ラセミグリシゞルノシラヌトが反応しお、キラル非ラセミビス䞉玚アミンが埗られる。実斜䟋を参照のこず。
Figure 2007531704
本発明の぀の態様は、スキヌム1であらわされるようなシンコナアルカロむド誘導䜓觊媒の調補法に関する
Figure 2007531704
ここで、Xは、Cl、Br、I、OSO2CH3たたはOSO2CF3を衚し
Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルであり
nは1〜10でありさらに、
塩基はブレンステッド塩基である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Xは、Clたたは、Brである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、該塩基は、金属ヒドリド、アルコキシドもしくはアミド、たたはカヌバニオンである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、該塩基は、NaH、CaH2、KHたたはNaである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1ぱチルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2であり、R2はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)C(CH3)3であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 であり、nはである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2CH(CH3)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2CH2CH(CH3)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロヘキシルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)N(R5)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nCNである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2CNであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)C(O)R5である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)R5であり、R5はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)C(CH3)3であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒は、QD-IP、QD-PC、QD-AD、QD-(-)-MN、QD-(+)-MN、QD-AC、QD-Piv、QD-PH、QD-AN、QD-NT、QD-CN、QD-CH、QD-IB、QD-EF、QD-AA、QQD-MPたたはQD-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒はQD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。
本発明の別の態様は、スキヌム2で衚されるシンコナアルカロむド誘導䜓觊媒の調補法に関する
Figure 2007531704
ここで、Xは、Cl、Br、I、OSO2CH3たたはOSO2CF3を衚し
Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルであり
nは1〜10でありさらに、
塩基はブレンステッド塩基である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで該觊媒は、Q-IP、Q-PC、Q-AD、Q-(-)-MN、Q-(+)-MN、Q-AC、Q-Piv、Q-PH、Q-AN、Q-NT、Q-CN、Q-CH、Q-IB、Q-EF、Q-AA、Q-MPたたはQ-IPCである。
本発明に埓う方法−觊媒反応
぀の偎面から芋るず、プロキラルたたはメ゜出発材料から、少なくずも個のステレオゞェン䞭心を有する化合物を立䜓遞択的に生成する方法を提䟛する。本発明の長所は、プロキラルたたはラセミ反応物から鏡像異性䜓に富んだ生成物が合成できるこずである。もう぀の長所は、所望しない鏡像異性䜓を生成するこずによる収率の䜎䞋を実質的に抑制できる、たたは排陀できるこずである。
䞀般的には、本発明の特城は、求栞性反応物、プロキラルもしくはキラル環状基質、および、特城的な特性䞊述を有する非ラセミキラル觊媒を觊媒量以䞊䜿甚するこずによる、立䜓遞択的開環過皋である。この反応における環状基質は、求栞剀の攻撃を受けやすい芪電子原子を有する炭玠環たたは耇玠環を含む。䞊蚘の組み合わせは、求栞反応物ずの反応により、芪電子原子の䜍眮においお環状基質が立䜓遞択的に開環する反応をキラル觊媒が觊媒するのに適した条件䞋においお維持される。この反応は、鏡像異性䜓遞択的過皋およびゞアステレオ遞択的過皋に応甚するこずができる。この反応は、䜍眮遞択的反応にも適甚するこずができる。本発明に埓っお觊媒される鏡像異性䜓遞択的反応、動力孊的分割、䜍眮遞択的反応の䟋は以䞋に瀺す。
本発明の別の態様においおは、鏡像異性䜓の動力孊的分割は、キラル觊媒を甚い、ラセミ基質の転換を觊媒するこずによっお行う。本発明に埓うラセミ基質の動力孊的分割過皋においおは、䞀方の鏡像異性䜓は未反応基質ずしお回収され、他方は所望する生成物に倉換される。勿論、求栞剀を甚いお反応させるこずによっお所望しない鏡像異性䜓を陀去し、反応混合物から、所望する鏡像異性䜓を未倉化䜓ずしお回収するこずによっお動力孊的分割を行うこずも可胜である。本方法の顕著な利点は、鏡像異性䜓ずしお玔粋な高䟡な出発材料ではなく、安䟡なラセミ出発物質を䜿甚できるこずである。特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う觊媒は、ラセミ環状基質の動力孊的分割に䜿甚するこずができ、このずき、求栞剀は共溶媒である。このような系の適切な求栞剀ずしおは、氎、アルコヌル類およびチオヌル類などが挙げられる。
本発明に埓う方法により、非垞に高い立䜓遞択性䟋えば、鏡像異性䜓遞択性たたはゞアステレオ遞択性などたたは䜍眮遞択性を有する光孊掻性生成物を提䟛するこずができる。本発明に埓う脱察称反応の奜たしい実斜圢態においおは、生成物の゚ナンチオマヌ過乗率は玄50以䞊、玄70以䞊、玄90以䞊であり、最も奜たしくは、玄95以䞊である。本発明に埓う方法は、商業ベヌスでの䜿甚に適した反応条件䞋で実斜するこずができ、䞀般的には、倧芏暡操䜜に適した反応速床で進行させるこずができる。
特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、プロキラル出発材料の量に察しお玄30モル以䞋である。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、プロキラル出発材料の量に察しお玄20モル以䞋である。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、プロキラル出発材料の量に察しお玄10モル以䞋である。特定の実斜圢態においおは、キラル非ラセミ䞉玚アミン觊媒の量は、プロキラル出発材料の量に察しお玄5モル以䞋である。
䞊述の論考から明らかなように、本発明に埓う䞍斉合成法によっお生成されたキラル生成物をさらに反応にかけるこずにより、所望するそれらの誘導䜓を埗るこずができる。そのような誘導䜓化反応は、圓該分野においお既知の埓来から行われおいる方法に埓っお行うこずができる。䟋えば、可胜な誘導䜓化反応ずしおは、゚ステル化、アミド類のN−アルキル化などが挙げられる。本発明は、特に、心血管薬、非ステロむド性抗炎症薬、䞭枢神経系䜜甚薬および抗ヒスタミン剀の調補もしくは開発、たたはこれら䞡者に有甚な最終生成物ならびに合成䞭間䜓の調補を䌁図しおいる。
本発明の぀の態様は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法に関するものであり、該方法は、觊媒の存圚䞋、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、このずき、該プロキラル環状無氎物たたは該メ゜環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれか、たたは䞡方を有しおおりそれによっおキラル非ラセミ化合物が生成されこのずき、該觊媒は化孊匏Iで衚され
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルでありさらに
nは1〜10である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1ぱチルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2であり、R2はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 であり、nはである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロヘキシルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nCNである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2CNであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)C(O)R5である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)R5であり、R5はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)C(CH3)3であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒は、QD-IP、QD-PC、QD-AD、QD-(-)-MN、QD-(+)-MN、QD-AC、QD-Piv、QD-PH、QD-AN、QD-NT、QD-CN、QD-CH、QD-IB、QD-EF、QD-AA、QD-MPたたはQD-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒はQD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄70モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄40モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄10モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が50以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が70以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が90以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が95以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、このずき、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
本発明の別の態様は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法に関するものであり、該方法は、觊媒の存圚䞋、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、このずき、該プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれか、たたは䞡方を有しおおりそれによっおキラル非ラセミ化合物が生成されこのずき、該觊媒は化孊匏IIによっお衚され
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルでありさらに
nは1〜10である。
特定の実斜圢態においおは、前蚘化合物は、Q-IP、Q-PC、Q-AD、Q-(-)-MN、Q-(+)-MN、Q-AC、Q-Piv、Q-PH、Q-AN、Q-NT、Q-CN、Q-CH、Q-IB、Q-EF、Q-AA、Q-MPたたはQ-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、眮換コハク酞無氎物たたは眮換グルタル酞無氎物である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄70モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄40モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒の量は、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物の量に察しお玄10モル以䞋である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が50以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が70以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が90以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、該キラル非ラセミ化合物ぱナンチオマヌ過乗率が95以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、このずき、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はアルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2であり、さらに、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
本発明に埓う方法−動力孊的分割
本発明の別の態様においおは、鏡像異性䜓の動力孊的分割は、キラル觊媒を甚い、ラセミ基質の転換を觊媒するこずによっお行う。本発明に埓うラセミ基質の動力孊的分割過皋においおは、䞀方の鏡像異性䜓は未反応基質ずしお回収され、他方は所望する生成物に倉換される。勿論、求栞剀を甚いお反応させるこずによっお所望しない鏡像異性䜓を陀去し、反応混合物から、所望する鏡像異性䜓を未倉化䜓ずしお回収するこずによっお動力孊的分割を行うこずも可胜である。本方法の顕著な利点は、鏡像異性䜓ずしお玔粋な高䟡な出発材料ではなく、安䟡なラセミ出発物質を䜿甚できるこずである。特定の実斜圢態においおは、本発明に埓う觊媒は、ラセミ環状基質の動力孊的分割に䜿甚するこずができ、このずき、求栞剀は共溶媒である。このような系の適切な求栞剀ずしおは、氎、アルコヌル類およびチオヌル類などが挙げられる。
本発明の぀の態様は、動力孊的分割に関するものであり、䞋蚘の化孊匏Iで衚される觊媒の存圚䞋、アルコヌルずラセミ環状無氎物を反応させる工皋を含み
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルであり
nは1〜10でありさらに、
該動力孊的分割反応が完結たたは䞭断したずきに、任意の未反応環状無氎物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であり、か぀、生成物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1ぱチルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−C(O)R2であり、R2はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4は−CH(R3)2 であり、nはである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−(C(R3)2)nCO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4はシクロヘキシルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、Rは−CH2CO2R4であり、R4は、(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)N(R5)2であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nCNである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2CNであり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−(C(R3)2)nCOR5である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)R5であり、R5はアルキルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここでRは、−CH2C(O)C(CH3)3であり、R1は−CHCH2である。
特定の実斜圢態においおは、本発明は、䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒は、QD-IP、QD-PC、QD-AD、QD-(-)-MN、QD-(+)-MN、QD-AC、QD-Piv、QD-PH、QD-AN、QD-NT、QD-CN、QD-CH、QD-IB、QD-EF、QD-AA、QD-MPたたはQD-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該觊媒はQD-IP、QD-(-)-MNたたはQD-ADである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
本発明の぀の態様は、動力孊的分割に関するものであり、䞋蚘の化孊匏IIで衚される觊媒の存圚䞋、アルコヌルずラセミ環状無氎物を反応させる工皋を含み
Figure 2007531704
ここで、Rは、−C(O)R2、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2、−(C(R3)2)nCN、−(C(R3)2)nC(O)R5、−C(C(R3)2)nC≡CR6、−(C(R3)2)nOPO(OR5)2、−(C(R3)2)nOR5、−(C(R3)2)nN(R5)2、−(C(R3)2)nSR5たたは−(C(R3)2)nNO2を衚し
R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
R2は、アルキル、シクロアルキル、たたはアルケニルを衚し
R3は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アシル、アルコキシル、シリルオキシ、ニトロ、チオヌル、アミン、むミン、アミド、ホスホネヌト、ホスフィン、カルボニル、カルボキシル、シリル、゚ヌテル、チオ゚ヌテル、スルホニル、セレノ゚ヌテル、ケトン、アルデヒドたたぱステルを衚し
R4は、シクロアルキル、−CH(R3)2、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アルケニル、アリヌル、シクロアルキル、アラルキルを衚し
R6は、必芁に応じお眮換されたアルキル、アルケニル、アリヌルたたはアラルキルであり
nは1〜10でありさらに、
該動力孊的分割反応が完結たたは䞭断したずきに、任意の未反応環状無氎物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であり、か぀、生成物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊である。
特定の実斜圢態においおは、前蚘化合物は、Q-IP、Q-PC、Q-AD、Q-(-)-MN、Q-(+)-MN、Q-AC、Q-Piv、Q-PH、Q-AN、Q-NT、Q-CN、Q-CH、Q-IB、Q-EF、Q-AA、Q-MPたたはQ-IPCである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀は䞀玚アルコヌルである。
特定の実斜圢態においおは、本発明は䞊述の方法に関し、ここで、該求栞剀はメタノヌルたたはCF3CH2OHである。
求栞剀
本発明においお有甚な求栞剀は、いく぀かの基準に埓い、圓業者によっお決定するこずができる。䞀般的には、適切な求栞剀は、次の特性のうちの぀たたはそれ以䞊を有する1所望する芪電子郚䜍においお基質ず反応するこずができる2基質ずの反応によっお有甚生成物が埗られる3所望する芪電子郚䜍以倖の官胜基においおは基質ず反応しない4少なくずも郚分的には、キラル觊媒による觊媒機構を通しお基質ず反応する5所望する方向性においお基質ずの反応が終了した埌は、所望しない反応は実質的に進行しないさらに、6実質的に、觊媒ずは反応せず、たたは、觊媒を分解しない。所望しない副反応觊媒の分解などが生じるかもしれないが、そのような反応の反応速床は、反応物および条件を遞択するこずにより、所望する反応の反応速床より遅くするこずができる。
䞊蚘の基準を満たす觊媒は、各基質に察しお遞択するこずができ、基質の構造および所望する生成物に応じお異なる。通垞の実隓を行うこずにより、䞎えられた倉換に察する奜たしい求栞剀を刀断するこずができるであろう。䟋えば、含窒玠求栞剀が所望される堎合には、アンモニア、フタルむミド、ヒドラゞン、アミンなどから遞択するこずができる。同様に、氎、氎酞基、アルコヌル類、アルコキシド類、シロキサン類、カルボキシレヌト類たたはパヌオキシド類などのような含酞玠求栞剀を甚いお酞玠を導入するこずができメルカプタン類、チオラヌト類、ビスルファむト、チオシアナヌトなどを甚いお含硫黄郚䜍を導入するこずができる。さらなる求栞剀に぀いおも、有機化孊に぀いおの通垞の知識を有する圓業者には自明である。
陰むオンずしお存圚する求栞剀に察しおは、察むオンは、アルカリおよびアルカリ土類陜むオン類ならびにアンモニりム陜むオン類を含む倚様な埓来型陜むオンを甚いるこずができる。
特定の実斜圢態においおは、求栞剀は基質の䞀郚であり、その結果分子内反応が生じる。
基質
䞊述したように、本発明に埓う方法においおは、倚様な基質を甚いるこずができる。基質の遞択は、䜿甚する求栞剀、所望する生成物などの倚数の因子によっお決たり、圓業者においおは、適切な基質は明らかである。奜たしい基質は、干枉䜜甚を有する官胜基を含たないこずは理解できるであろう。䞀般的には、適切な基質プロキラル化合物たたはメ゜化合物などは、内郚察称面たたは察称点によっお関連付けられた反応性の芪電子䞭心たたは郚䜍を少なくずも察有しおおり、觊媒の補助の䞋に、求栞剀は該察称平面たたは察称点を攻撃する。これらの芪電子䞭心のうちの぀に察しお、觊媒䜜甚䞋、立䜓遞択的に求栞剀が攻撃を行うこずにより、キラル非ラセミ生成物が生成する。
本発明に埓う方法においお䜿甚が考えられる基質の倧倚数は、3〜7個の原子によっお構成される少なくずも個の環を有する。小さい環は緊匵しおいる堎合が倚く、反応性が高められおいる。しかしながら、いく぀かの実斜圢態においおは、環状基質は緊匵しおおらず、すなわち、芪電子䞭心を有する倧きな環を有する。本発明に埓う方法においお開環するこずができる適切な環状基質の䟋ずしおは、環状無氎物、環状むミド類などが挙げられる。
奜たしい実斜圢態においおは、環状基質はプロキラル化合物たたはメ゜化合物である。別の実斜圢態、䟋えば、動力孊的分割においおは、環状基質は、キラル化合物である、特定の実斜圢態においおは、基質はラセミ混合物である。特定の実斜圢態においおは、基質はゞアステレオ異性䜓の混合物である。
奜たしい実斜圢態においおは、芪電子原子は炭玠であり、䟋えば、無氎物たたはむミドに含たれるカルボニル郚䜍の炭玠などである。しかしながら、特定の実斜圢態においおは、芪電子原子はヘテロ原子である。
反応条件
本発明に埓う䞍斉反応は、広範な条件䞋においお実斜するこずができ、本明现曞に蚘茉しおいる溶媒および枩床範囲は、制限を蚭定するためのものではなく、本発明に埓う方法の奜たしい状態を瀺すのみであるこずは理解できるはずである。
䞀般的には、基質、觊媒たたは生成物に悪圱響を䞎えないような緩和な条件を甚いお反応を行うこずが望たしい。䟋えば、反応枩床は、反応速床のみならず、反応物、生成物および觊媒の安定性にも圱響を䞎える。通垞、反応は−78℃〜100℃の範囲で行い、より奜たしくは、−30℃〜30℃、さらに奜たしくは、−30℃〜0℃の範囲で行う。
䞀般的には、本発明に埓う䞍斉合成反応は、液䜓反応媒䜓䞭で行う。しかしながら、溶媒を添加するこずなく反応を行うこずもできる。別の方法ずしおは、䞍掻性溶媒、奜たしくは、觊媒を含む反応材料が実質的に可溶な溶媒䞭で反応を行うこずができる。適切な溶媒ずしおは、ゞ゚チル゚ヌテル、1,2−ゞメトキシ゚タン、ゞグリム、t−ブチルメチル゚ヌテル、テトラヒドロフランなどの゚ヌテル類クロロホルム、ゞクロロメタン、ゞクロロ゚タン、クロロベンれンなどのハロゲン化溶媒ベンれン、トル゚ン、ヘキサン、ペンタンなどの脂肪族たたは芳銙族炭化氎玠溶媒酢酞゚チル、アセトンおよび2−ブタノンなどの゚ステル類ならびにケトン類アセトニトリル、ゞメチルスルホキシド、ゞメチルホルムアミドなどの極性溶媒たたは、2皮類もしくはそれ以䞊の溶媒の組み合わせなどが挙げられる。さらに、特定の実斜圢態においおは、䜿甚する反応条件䞋においお基質に察しお掻性な溶媒を甚いるこずが奜郜合であり、䟋えば、所望する求栞剀が゚タノヌルである堎合に、溶媒ずしお゚タノヌルを䜿甚するこずなどが挙げられる。氎たたは氎酞基が求栞剀ずしお奜たしくないような実斜圢態においおは、無氎条件䞋で反応を行うこずができる。特定の実斜圢態においおは、゚ヌテレアルたたは芳銙族炭化氎玠溶媒が奜たしい。特定の奜たしい実斜圢態においおは、溶媒はゞ゚チル゚ヌテルたたはトル゚ンである。奜たしい求栞剀が氎たたは氎酞基であるような実斜圢態においおは、適量の氎およびたたは氎酞基を含む溶媒混合物䞭で反応を行うこずができる。
本発明は、溶媒の二局性混合物䞭、゚マルションもしくはサスペンション䞭、たたは、脂質小胞もしくは二重局䞭での反応も䌁図しおいる。特定の実斜圢態においおは、固盞䞊で觊媒反応を行うこずが奜たしい。さらに、いく぀かの奜たしい実斜圢態においおは、反応性気䜓雰囲気䞋においお反応を行う。䟋えば、求栞剀ずしおシアニドを甚いた脱察称化は、HCN気䜓雰囲気䞋で行う。反応性気䜓の分圧は、0.1〜1000気圧であり、より奜たしくは、0.5〜100気圧であり、最も奜たしくは、玄1〜玄10気圧である。䞀方、特定の実斜圢態においおは、窒玠たたはアルゎンなどの䞍掻性気䜓雰囲気䞋においお反応を行うこずが奜たしい。
本発明に埓う䞍斉合成法は、連続的、半連続的、たたはバッチ様匏で行うこずができ、所望に応じお、液䜓のリサむクルおよびたたは気䜓のリサむクル操䜜を行う。しかしながら、本発明に埓う方法は、バッチ様匏で行うこずが奜たしい。同様に、反応原料、觊媒および溶媒の添加法たたは添加順序は重芁ではなく、埓来から行われおいる任意の様匏で行うこずができる。
反応は、単䞀の反応垯内、たたは、䞀連の、もしくは平行な耇数の反応垯内で行うこずができ、あるいは、バッチ方匏で、たたは、長いチュヌブ状の反応垯もしくは䞀連のそのような反応垯内で連続的に行うこずができる。反応垯の構築に䜿甚する材料は、反応の間、出発材料に察しお䞍掻性でなければならず、装眮の構成は、反応枩床および圧力に絶え埗るものでなければならない。反応過皋䞭に、バッチ方匏もしくは連続的に反応垯に導入する出発材料たたは原料の導入法ならびにたたは量の調補法は、反応䞭に適宜利甚するこずにより、出発材料の所望するモル比を特に維持するこずができる。反応工皋は、他の材料に察しお出発材料のうちの぀を増加添加するこずによっお圱響を受ける。たた、反応工皋は、出発材料を光孊掻性金属リガンドコンプレックス觊媒ず合わせお添加するこずにより、組み合わせるこずができる。完党な転換を所望しない堎合、たたは完党な転換が行われなかった堎合には、生成物から出発材料を分離し、反応垯に戻すこずができる。
本発明に埓う方法は、ガラス匵りのステンレススチヌルたたは同様な造りの反応装眮内で行うこずができる。反応垯は、過床の枩床䞊昇を制埡する、たたは反応枩床の「攟出」の可胜性を阻止するこずを目的ずしお、぀もしくはそれ以䞊の内郚ならびにたたは倖郚熱亀換噚に連結する。
さらに、キラル觊媒は、ポリマヌもしくはその他の䞍溶性マトリックス内郚に固定化するかたたは組み蟌むこずができ、䟋えば、個もしくはそれ以䞊の眮換基を介しおポリマヌたたは固䜓支持䜓に共有結合させる。固定化觊媒は、䟋えば、ろ過もしくは遠心分離などの手段により、反応埌に容易に回収するこずができる。たたさらに、基質もしくは求栞剀は、ポリマヌもしくはその他の䞍溶性マトリックス内郚に固定化するかたたは組み蟌むこずができ、䟋えば、個もしくはそれ以䞊の眮換基を介しおポリマヌたたは固䜓支持䜓に共有結合させる。そのような方法は、固䜓支持䜓に繋がれた化合物のコンビナトリアルラむブラリヌ調補のための基瀎である。
鏡像異性䜓遞択的アルコリシス
倉圢シンコナアルカロむド由来の倚様な觊媒に぀いお、眮換コハク酞無氎物および眮換グルタル酞無氎物を甚いお実隓を行い、その結果を図19〜45にたずめた。シス−1,3−ゞベンゞル−テトラヒドロ−2H−フロ3,4−dむミダゟヌル−2,4,6−トリオンの脱察称化に察しおQD-(-)-MNを觊媒ずしお甚いた実隓も行ったが、これは、ビオチンの合成に重芁である。觊媒は、抜出法を甚いるこずにより、95以䞊を容易に回収できるこずも瀺された。
図19および20には、宀枩、Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する倚様な觊媒の効率を比范した実隓の結果をたずめおいる。アルキルアセタヌト偎鎖を有する倉圢シンコナアルカロむドモノマヌ類、QD-AD、QD-(+)-MN、QD-(-)-MN、QD-IP、QD-TB、QD-IBおよびQD-EFの党䜓的な効率掻性遞択性は、(DHQD)2AQNず同等、たたはより優れおいるこずが瀺された。しかしながら、重芁な点は、QD-AD、QD-(+)-MN、QD-(-)-MNは、玍埗のいく収率で調補するこずができ、か぀、(DHQD)2AQNよりも遥かに安䟡アルドリッヒ Aldrich瀟の出発材料に基づいお蚈算するず、0.5未満に調補できるこずである。さらに、埌ほど詳现に蚘茉するが、QD-(-)-MNは、酞に察しお非垞に安定であるこずが瀺されおおり、単玔な抜出法を甚いるこずにより、高収率で回収するこずができる。䞀方、初期実隓から、QD-TBは酞に察する感受性が匷すぎお、同様の抜出法によっお回収するこずはできないこずが瀺唆されおいる。
トリフルオロ゚タノリシス反応における倚様な倉圢シンコナアルカロむドモノマヌ類の効率に぀いお実隓を行った。図21は、宀枩、Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する倚様な觊媒の効率を比范した実隓の結果をたずめおいる。デヌタから、䞍斉アルコリシスに察しおトリフルオロ゚タノヌルを䜿甚した堎合には、(DHQD)2AQNよりもQD-AD、QD-(+)-MNおよびQD-(-)-MNは効率が高いこずが瀺唆される。興味深いこずに、これらの皮類の觊媒をトリフルオロ゚タノヌルず組み合わせるこずによっお埗られた鏡像異性䜓遞択性は、(DHQD)2AQNずメタノヌルずを組み合わせるこずによっお埗られたそれず同等、たたはそれ以䞊であった。
基質の胜力を評䟡するこずを目的ずしお、3−メチルグルタル酞無氎物のアルコリシスに関する実隓を行った。3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.02Mおよび0.2のずきのアルコリシスの結果を図22および23にたずめおいる。3−眮換グルタル酞無氎物類は、環状無氎物の䞭で最も反応が起こりやすい。察応する開環生成物である3−眮換ヘミ゚ステル類は、有機合成においお最も有甚なキラル構成芁玠である。しかしながら、この分類に属する無氎物は、掻性が䜎く、觊媒に察する生成物阻害が匷いこずから、アルコリシスに察しおは、最も手匷い化合物である。(DHQD)2AQNを觊媒ずしおプロキラルグルタル酞無氎物のメタノリシスを行うこずにより、eeが90以䞊のヘミ゚ステルが埗られるが、基質を䜎濃床0.02にしお觊媒を倚量30モルに甚いお反応を行わねばならない。さらに、倉換反応は完結せず、倧量操䜜に応甚するこずは困難である。故に、QD-ADがグルタル酞無氎物の濃床が比范的高い0.2M状態でのアルコリシス開環反応を觊媒し、eeが高いヘミ゚ステルを生成できるこずは、非垞に有意矩である。觊媒添加量は100〜110モルであるが、QD-ADは安䟡な出発材料から調補でき、効率的に回収できるこずから、この方法は実甚的である。泚目すべきこずは、3−眮換グルタル酞無氎物を甚いた倉換においお、非倉圢キニゞンは無効である。
觊媒の圱響を評䟡するこずを目的ずしお、溶媒ずしおトル゚ンを甚いお実隓を行った。図24には、トル゚ン䞭、3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったメタノリシスの結果を瀺しおいる。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、同等の鏡像異性䜓遞択性を瀺し、掻性はわずかに䜎かった。䞀方、QD-PPは、鏡像異性䜓遞択性および掻性が著しく䜎かった。コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNは明らかに優れおいた。
図25は、トル゚ン䞭、3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに倚様な觊媒を甚いお行ったトリフルオロ゚タノリシスの結果を瀺す。これらの条件䞋においお(DHQD)2AQNたたはQD-PPず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは鏡像異性䜓遞択性および掻性が高かった。QD-(-)-MNずトリフルオロ゚タノヌルずの組み合わせによっお埗られた効率は、(DHQD)2AQNずメタノヌルずの組み合わせによっお埗られたそれず同等であった。再床、コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNは、ダむマヌ觊媒よりも明らかに優れおいた。
図26は、トル゚ン䞭、3−フェニルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったメタノリシスの結果をたずめおいる。結果から、3−アルキルグルタル酞無氎物および3−アリヌルグルタル酞無氎物に察しおは、QD-ADおよびQD-(-)-MNが有効であるこずが瀺唆された。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、鏡像異性䜓遞択性がわずかに䜎く、たた、掻性はわずかに䜎かった。䞀方、QD-PPは、鏡像異性䜓遞択性および掻性が著しく䜎かった。コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも優れおいた。
図27は、トル゚ン䞭、3−フェニルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNたたはQD-PPず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、より良奜な鏡像異性䜓遞択性および掻性を瀺した。QD-(-)-MNずトリフルオロ゚タノヌルずの組み合わせによっお埗られた効率は、(DHQD)2AQNずメタノヌルずの組み合わせによっお埗られたそれず同等であった。再床、コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも優れおいた。
図28は、トル゚ン䞭、3−む゜プロピルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったメタノリシスの結果をたずめおいる。たず始めに、図に瀺されおいる結果から、QD-ADおよびQD-(-)-MNは、分岐鎖眮換基を有する3−アルキルグルタル酞無氎物に察しお有効であるこずが瀺唆された。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、同皋床の鏡像異性䜓遞択性および掻性を瀺した。䞀方、QD-PPは、鏡像異性䜓遞択性および掻性が著しく䜎かった。コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも明らかに優れおいた。
図29は、トル゚ン䞭、3−む゜プロピルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNたたはQD-PPず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、より良奜な鏡像異性䜓遞択性および掻性を瀺した。QD-(-)-MNずトリフルオロ゚タノヌルずの組み合わせによっお埗られた効率は、(DHQD)2AQNずメタノヌルずの組み合わせによっお埗られたそれず同等であった。再床、コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも優れおいた。
図30は、トル゚ン䞭、3−OTBSグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったメタノリシスの結果をたずめおいる。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、同皋床の鏡像異性䜓遞択性を瀺し、掻性は若干䜎かった。䞀方、QD-PPは、觊媒特性が著しく劣っおいた。コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも明らかに優れおいた。
図31は、トル゚ン䞭、3−OTBSグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきに別異の觊媒を甚いお行ったトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。これらの条件䞋で(DHQD)2AQNたたはQD-PPず比范するず、QD-ADおよびQD-MNは、より良奜な鏡像異性䜓遞択性および掻性を瀺した。再床、コストおよびこれらの觊媒の觊媒特性の䞡方を考慮するず、QD-ADおよびQD-MNはダむマヌ觊媒よりも優れおいた。
図32および33は、キニン由来のモノマヌ觊媒Q-ADを甚いお行った3−眮換グルタル酞無氎物のメタノリシスおよびトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。生成物は、キニゞン由来のモノマヌ觊媒を甚いお埗られた生成物の察掌䜓である。
本方法に適甚できる基質の範囲をさらに芋極めるこずを目的ずしお、1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物のアルコリシスを行った。シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物およびコハク酞無氎物のメタノリシスならびにトリフルオロ゚タノリシスの結果は、図34および35にたずめおいる。求栞剀ずしおメタノヌルを甚いた堎合には、掻性および遞択性の点では、QD-ADは(DHQD)2AQNず同等であった。求栞剀ずしおトリフルオロ゚タノヌルを甚いた堎合には、QD-ADおよびQD-MNは、(DHQD)2AQNよりも高い掻性を瀺し、遞択性は同等であった。しかしながら、QD-PPの遞択性は若干悪かった。
構造的に独特な倚様な無氎物のアルコリシスの結果を図36〜43に瀺す。図36および37は、シス−1,2−シクロヘキサンゞカルボン酞無氎物のメタノリシスおよびトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。求栞剀ずしおトリフルオロ゚タノヌルを甚いた堎合には、QD-ADおよびQD-MNは、(DHQD)2AQNず同等の掻性および遞択性を瀺し、QD-PPよりも觊媒特性に優れおいた。図38および39は、メタノリシスおよび䞉環性コハク酞無氎物に぀いおの結果をたずめおいる。QD-ADおよびQD-MNは、(DHQD)2AQNおよびQD-PPよりも高い掻性および遞択性を瀺した。図40および41は、トル゚ンおよび゚ヌテル䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。トル゚ン䞭では、䜿甚するアルコヌルの量が反応の鏡像異性䜓遞択性に圱響を䞎えた。図42は、トル゚ン䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.5Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスの結果をたずめおいる。モレキュラヌシヌブの䜿甚は反応に有効であった。図43は、Q-ADを甚いた倚様なコハク酞無氎物のアルコリシスの結果をたずめおいる。
本発明に぀いお䞀般的な蚘茉を行っおきたが、以䞋の実斜䟋を参照するこずにより、よりよく理解できるはずである。以䞋の実斜䟋は、本発明の特定の態様に぀いお具䜓的に説明するこずを目的ずするものであり、本発明を制限するためのものではない。
実斜䟋
觊媒を甚い、環状メ゜無氎物に察しお鏡像異性䜓遞択性の高い脱察称化を行う方法
攻撃を受けやすいメ゜環状無氎物を鏡像異性䜓遞択的に開環させるこずにより、1個もしくは耇数のステレオゞェン䞭心、ならびに化孊的に異なる2個のカルボニル官胜基を有し、鏡像異性䜓に富んだキラルヘミ゚ステルが生成した匏1。これらの光孊掻性二官胜ヘミ゚ステルは、䞍斉合成における倚目的構成芁玠である文献1,2,3,4,5,6,7,8,9。有機合成に察する該化合物の利甚床が非垞に高いこずから、メ゜環状無氎物に察する鏡像異性䜓遞択性の高い脱察称化法の開発は、匷く望たれおいる研究察象である文献10,11,12,13,14,15。合成䞊有甚な遞択性は、化孊量論的量のキラル補助剀たたはキラル媒介物質によっお脱察称化を補䜐するこずによっお埗られる文献10,11。盞圓な努力を重ねたにもかかわらず文献11-15、メ゜環状無氎物に察する觊媒を甚いた䞀般的か぀効果的な脱察称化法は確立されおおらず、故に、垌求され、非垞に達成しがたい目暙である。
Figure 2007531704
発明者らは、キラルルむス塩基の䞍斉觊媒䜜甚に関しお䞀般的な関心を抱いおいたこずから、アミン觊媒による環状無氎物のアルコリシスに着目した。オダOdaにより、シンコナアルカロむド類が倚様なモノおよびビシクロ無氎物の䞍斉メタノリシスを觊媒するこずが初めお報告された文献12。埌にアトキンAtkinは、この反応を特定の䞉環匏無氎物の脱察称化にも適甚した文献13。反応は良奜な収率で進行したが、埗られたヘミ゚ステルの゚ナンチオマヌ過乗率は䜎〜䞭皋床であった。モノ塩酞キニンは、鏡像異性䜓遞択性を䌎わずに環状無氎物のメタノリシスを觊媒するこずがアトキンAtkinによっお報告されおいるこずから文献13a、発明者らは、キノリン窒玠による非遞択的觊媒䜜甚が郚分的に関䞎するこずにより、鏡像異性䜓遞択性が十分に発揮されないのだず考えた。酞性ヘミ゚ステルによるキヌクリゞン窒玠の氎玠付加によっお觊媒が倱掻した結果、キヌクリゞン窒玠觊媒による鏡像異性䜓遞択的反応の速床が急激に䜎䞋する堎合には、反応が高速転換で進行するに぀れお、このキノリン窒玠觊媒によるラセミ経路は競合性が増すはずである。原理的には、キノリン窒玠を持たないシンコナアルカロむド類のアナログを觊媒ずしお䜿甚するこずにより、ラセミ経路を抑制するこずができる。しかしながら、そのようなアナログ類の調補には盞圓な努力を芁するので、そのような方法の実斜は実際䞊は困難である文献16。さらに、化孊量論的でない堎合には、反応を促進しお完結させるためには、倧量のキヌクリゞン觊媒が必芁である。発明者らは、キヌクリゞン窒玠の塩基性を䜎䞋させるための別の方法を開発するこずに関心を抱き、酞塩基反応の平衡から遊離アミン觊媒の圢成に転じた。そのような戊略をずるこずにより、酞性ヘミ゚ステルによる遊離塩基アミン觊媒の倱掻を最小限に抑え、䞍斉觊媒の効率および遞択性を著しく向䞊させるこずができた。さらに、本方法は、シンコナアルカロむドに単玔な倉圢を斜しおキヌクリゞン窒玠の呚囲環境を倉えるこずにより、容易に実行するこずができる。発明者らは、かさ高いアルキルたたはアリヌル基を甚いおC-9アルコヌルを盎接誘導䜓化するこずにより、シンコナアルカロむド類の゚ヌテル類を合成するこずができたが、このずき、該シンコナアルカロむド類は、むオン溶媒和に察する立䜓障害の創出を介しおアンモニりムむオンxを䞍安定化させるこずにより、キヌクリゞン窒玠の塩基性を䜎䞋させた。最埌に、オダOdaらによっお報告されおいる条件文献12に埓い、垂販されおいるシンコナアルカロむド類の倚様なアリヌル゚ヌテル類および゚ステル類に぀いお、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の鏡像異性䜓遞択的メタノリシスに察する觊媒胜のスクリヌニングを行った。スクリヌニング実隓の結果は図に瀺す。
アリヌル゚ヌテルによっお媒介されるモノシンコナアルカロむド類DHQD-PHNおよびビスシンコナアルカロむド類(DHQD)2AQNの反応においおは、鏡像異性䜓遞択性が非垞に良奜であるこずを芋出した文献17。䞡アルカロむド類は効果的な觊媒であるが、䞀般的には埌者の方が鏡像異性䜓遞択性が高い。觊媒ずしお5モルのDHQD-PHNたたは(DHQD)2AQNを甚い、也燥トル゚ン䞭、10圓量のメタノヌルで1圓量の無氎物3を凊理した堎合、反応は2〜4時間で完結し、eeがそれぞれ81および85の察応するヘミ゚ステルが埗られた。倉圢シンコナアルカロむド類のアリヌル基の構造は、觊媒の遞択性に劇的な圱響を䞎える。PHNたたはAQNなどのかさ高い芳銙族基を有する觊媒は、鏡像異性䜓遞択性が高いが、O−9䜍に眮換基ずしお比范的小さい耇玠環を有する觊媒図1の実隓番号2、3、6、7では、鏡像異性䜓遞択性の劇的な䜎䞋が芳察された。反応をさらに最適化し、溶媒ずしお゚ヌテルを甚いるこずにより、宀枩においおeeが非垞に高い93生成物が埗られた。
これらの有望な結果に勇気づけられ、觊媒を甚いた倚様な環状無氎物の脱察称化に぀いお研究を行った。結果は図2〜4にたずめおいる。反応は汎甚性があり、倚様なメ゜環状無氎物の脱察称化に関しお、鏡像異性䜓遞択性および収率が優れおいた。無氎物3、ならびに実隓で䜿甚した各二環匏無氎物に察しおは、非垞に高い鏡像異性䜓遞択性が芳察された図2〜4の実隓番号1、5、6および7。単環匏および䞉環匏無氎物を甚いた堎合図2〜4の実隓番号2、3、8、9、10および11は、鏡像異性䜓遞択性が非垞に高く、鏡像異性䜓に非垞に富んだ非環匏および二環匏キラルヘミ゚ステル類が埗られた。環状無氎物以倖に耇玠環を含む基質も、鏡像異性䜓遞択性が非垞に高い、所望する生成物に転換された図2〜4の実隓番号10、11。比范的倚量の觊媒を必芁ずするものの、β−メチル眮換基を有する単環匏無氎物も89のeeで倉換されるこずは泚目に倀する。1,2−シクロペンチル無氎物の開環反応図2〜4の実隓番号5の鏡像異性䜓遞択性は、化孊量論的量のキラル促進剀を甚いた反応によっお埗られたそれよりも遥かに高いこずを考えるず、特筆に倀する文献11。さらに、加氎分解酵玠に基づく合成経路では、eeが䜎いシクロペンチルヘミ゚ステルしか埗られない。(DHQ)2AQNを甚いお2,3−ゞメチルコハク酞無氎物3の開環を觊媒した堎合には、察応するヘミ゚ステルずは逆の鏡像異性䜓が96のeeで埗られたこずから、本明现曞に蚘茉しおいる反応を介しお盎接的か぀高い鏡像異性䜓遞択性を䌎っおヘミ゚ステルのいずれの鏡像異性䜓をも調補できるこずは、特に泚目すべきである。(DHQD)2AQNで觊媒した2,4−ゞメチルグルタル酞無氎物の開環反応では、所望するヘミ゚ステルの収率は良奜であったが、eeは非垞に䜎かった30こずは驚きであった。しかしながら、(DHQD)2PHALによっお反応を促進した堎合には、鏡像異性䜓遞択性は著しく向䞊した図2〜4の実隓番号4。
予備的スケヌルで反応を行い、本発明に埓う觊媒を甚いた脱察称化の実甚性を瀺した。觊媒添加量を5モルずし、5mmolの無氎物3をee98以䞊の察応するヘミ゚ステルに倉換した。出発材料が消費された時点24時間においお、HCl氎溶液1Nを甚いお反応混合物を単玔抜出するこずにより、生成物から觊媒を分離した。有機溶媒を留去するこずにより、所望する生成物が高玔床NMRレベルで玔粋か぀高収量95で埗られた。觊媒は、容易に定量的に回収された。KOHを甚いお氎局をアルカリ性にした埌、EtOAcを甚いおアルカリ性氎局を抜出し、有機溶媒を陀去するこずにより、高玔床NMRレベルで玔粋の觊媒が回収された。回収觊媒は、別の予備的スケヌルの反応ぞの䜿甚に察しおさらなる凊理を行わずに䜿甚したが、新しいバッチの生成物のeeおよび収率は䜎䞋しおいなかった。
発明者らは、垂販のシンコナアルカロむド類のアリヌル゚ヌテルによっお觊媒されるメ゜環状無氎物の新芏な脱察称化法は、䞀般的であり、遞択性が高く、か぀、実甚的な、觊媒䞍斉倉換反応であるこずを瀺した。本明现曞に蚘茉しおいる反応は、有甚な倚様なキラルヘミ゚ステルの鏡像異性䜓を共に高光孊玔床で盎接的に埗るこずができる初めおの觊媒反応である。これらのキラルヘミ゚ステルの倧倚数は、倚様な倩然生成物および生物孊的に重芁な化合物の合成に利甚されるこずは特筆すべきである文献1〜8。觊媒の利甚床、単玔な実隓手順、および觊媒の定量的回収の容易さの点から、本反応は非垞に魅力的な合成法である。本反応の合成䞊の利甚範囲の拡倧、および觊媒の遞択性の高さの原因に぀いおの機構的掞察を行う実隓に぀いおは珟圚進行䞭である。
実斜䟋に関する参考文献および泚
Figure 2007531704
Figure 2007531704
Figure 2007531704
実斜䟋
䞉玚アミン觊媒の䞀般的な合成法
Figure 2007531704
宀枩、窒玠雰囲気䞋においお、ゞアミン11.40、4.67mmolの也燥テトラヒドロフラン93ml溶液䞭に、氎玠化ナトリりム鉱油䞭の60懞濁液、1.87、46.7mmolを加えた。混合物を10分間撹拌し、グリシドヌルノシラヌト2を加えた。88時間撹拌した埌、混合物をろ過し、枛圧䞋、ろ液を濃瞮した。埗られた残枣をクロマトグラフィヌ塩基性酞化アルミニりム、CH3OHCH2Cl21100〜120によっお粟補し、癜色固䜓のキラル䞉玚アミン3667mg、収率35を埗た。
実斜䟋
觊媒を甚いた含尿玠メ゜二環匏コハク酞無氎物の脱察称化
Figure 2007531704
−40℃においお、無氎物16.8mg、0.05mmolおよびDHQD-PHN20モル、5mgの混合物のEt2O2.5ml溶液䞭に、−20℃に冷华した無氎MeOH0.5mmol。20.2ÎŒlを䞀床に加えた。埗られた混合物は、TLCCH2Cl2䞭、20MeOHでモニタヌしながら、反応が完結するたで玄30時間撹拌した。HCl氎溶液1N、3mlを甚いお反応を停止した。氎局をEtOAc×10mlで抜出した。合わせた有機局をMgSO4で也燥させ、濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ100CH2Cl2〜CH2Cl2䞭、10MeOHで残枣を粟補し、ヘミ゚ステル16.7mg、収率91を埗た。ヘミ゚ステルのR)-1-(1-ナフチル゚チルアミンずの反応を介しお、ヘミ゚ステルを察応する゚ステルアミドに転換するこずにより、ヘミ゚ステルのeeは93ず刀断されたJ.Chem.Soc.Perkin. Trans. I 1987,1053。キラルHPLCChiralpak、OD、280nm、0.6ml/分察応するゞアステレオ異性䜓の保持時間は、それぞれ、20.030分および25.312分によっお゚ステルアミドを分析した。
実斜䟋
觊媒を甚いた含ケトンメ゜二環匏コハク酞無氎物の脱察称化
Figure 2007531704
−16〜−17℃においお、無氎物0.1mol、15.4mgおよび(DHQD)2AQN12モル、10.3mgのt-ブチルメチル゚ヌテル溶液を撹拌しながら、也燥メタノヌル32mg、1.0mmolを滎䞋した。同枩床で反応混合物を80時間撹拌した埌、HCl1N、3mlを甚いお反応を停止した。氎局をEtOAc2×15mlで抜出した。有機局を合わせおNa2SO4で也燥させ、枛圧䞋、溶媒を陀去した。ヘミ゚ステルのR)-1-(1-ナフチル゚チルアミンずの反応を介しお、ヘミ゚ステルを察応する゚ステルアミドに転換するこずにより、ヘミ゚ステルのeeは84ず刀断されたJ.Chem.Soc.Perkin. Trans. I 1987,1053。HPLCHypersil SI 4.6×200mm、280nm、0.5ml/分、ヘキサンi-プロパノヌル91察応するゞアステレオ異性䜓の保持時間は、それぞれ、28.040分および33.479分によっお分析を行った。
実斜䟋
觊媒ずしおQD-PPを甚いた2,3−ゞメチルコハク酞無氎物のアルコリシスに関する䞀般的方法
Figure 2007531704
図に瀺した枩床においお、無氎物0.1〜0.2mmolおよびQD-PP20〜100モルの゚ヌテル0.5〜5.0ml溶液にアルコヌル0.1〜1.0mmolを添加した。始めに反応混合物を撹拌し、その埌、TLC分析たたはキラルGC分析β−CDによっお出発材料の消費が確認されるたでTLCでは43時間、キラルGCでは0.5〜101時間、同じ枩床で攟眮した。HCl1N、5mlを䞀床に加えお反応を停止した。氎局を゚ヌテル2×20mlで抜出した。有機局を合わせおNa2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、さらに粟補を芁するこずなく、所望する生成物が埗られた。文献蚘茉の方法の倉圢J.ヒラタケHiratake、M.むナガキInagaki、Y.ダマモトYamamoto、J.オダOda、J.Chem.Soc.Perkin. Trans.1 1987,1053たたはキラルGC分析に埓い、ヘミ゚ステルから調補された察応する゚ステルアミドのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
Figure 2007531704
0℃においお、ヘミ゚ステル0.1mmolの也燥トル゚ン3ml溶液に塩化チオニル14.3mg、0.12mmolを加えた。混合物を0℃で10分間撹拌した埌、R)-1-(1-ナフチル゚チルアミン18.8mg、0.11mmolおよびトリ゚チルアミン33.4mg、0.33mmolをそれぞれ加えた。埗られた混合物を0℃で30分間撹拌した埌、宀枩でさらに30分間撹拌した。HCl1N、5mlを加えお反応を停止し、EtOAc20mlを加えお垌釈した。飜和NaHCO35mlおよび飜和ブラむン5mlを甚いおそれぞれ掗浄を行った。有機局をNa2SO4で也燥させた。
実斜䟋
゚ヌテル䞭、QD-PPを甚いたメ゜眮換コハク酞無氎物のアルコリシスに関する䞀般的方法
Figure 2007531704
図に瀺した反応枩床においお、無氎物0.1mmolおよびQD-PP20〜100モルの゚ヌテル5.0ml溶液にアルコヌル1.0mmolを添加した。䟋えば、図11および12を参照。始めに反応混合物を撹拌し、その埌、TLCによっお出発材料の消費が確認されるたで2〜72時間、同じ枩床で攟眮した。HCl1N、3mlを䞀床に加えお反応を停止した。氎局を゚ヌテル2×10mlで抜出した。有機局を合わせおNa2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、さらに粟補を芁するこずなく、所望する生成物が埗られた。生成物は、NMRによっお玔粋であるこずを確認した。文献蚘茉の方法の倉圢J.ヒラタケHiratake、M.むナガキInagaki、Y.ダマモトYamamoto、J.オダOda、J.Chem.Soc.Perkin. Trans.1 1987,1053に埓い、ヘミ゚ステルから調補された察応する゚ステルアミドのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
Figure 2007531704
0℃においお、ヘミ゚ステル0.1mmolの也燥トル゚ン3ml溶液に塩化チオニル14.3mg、0.12mmolを加えた。混合物を0℃で10分間撹拌した埌、R)-1-(1-ナフチル゚チルアミン18.8mg、0.11mmolおよびトリ゚チルアミン33.4mg、0.33mmolをそれぞれ加えた。埗られた混合物を0℃で30分間撹拌した埌、宀枩でさらに30分間撹拌した。EtOAc20mlを加えお反応物を垌釈し、続いおHCl1N、10ml、飜和NaHCO310mlおよび飜和ブラむン10mlでそれぞれ掗浄を行った。有機局をNa2SO4で也燥させた。
実斜䟋
アダマンチルクロロアセタヌト2の調補
Figure 2007531704
N2雰囲気䞋、10℃においお、1−アダマンタノヌル11.4g、75mmolおよびMgO4.5g、113mmolのCHCl3150mmol懞濁物䞭に、クロロアセチルクロリド9ml、113mmolをゆっくり加えた。混合物を加熱しお43時間穏やかに還流させた埌、宀枩たで冷华した。䞍溶性材料をろ去し、溶媒を留去した。ヘキサン䞭で残枣を結晶化させるこずにより、癜色固䜓の26.324g、収率37を埗た。米囜特蚱第4,456,611号Helv.Chim.Acta 1988, 71,1553
実斜䟋
(−)−メンチルクロロアセタヌト4aの調補
Figure 2007531704
0℃においお、(−)−メントヌル3a12.5g、80mmolおよびピリゞン6.5ml、80mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル160ml溶液に、クロロアセチルクロリド6.4ml、80mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル40ml 溶液を時間以内に滎䞋した。宀枩に戻した埌、癜色懞濁物を2時間撹拌し、埗られた混合物をろ過した。ろ液は、HCl2N、60ml、飜和NaHCO360mlおよびブラむンでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させた。溶媒を陀去し、枛圧䞋で也燥させるこずにより、(−)−メンチルクロロアセタヌト4a(17.64g、収率94)が埗られ、さらに粟補するこずなく次の反応に䜿甚した。米囜特蚱第4,456,611号Helv.Chim.Acta 1988, 71,1553
実斜䟋
()−メンチルクロロアセタヌト4bの調補
Figure 2007531704
先の実斜䟋に蚘茉した方法を40mmolスケヌルで行うこずにより、()−メントヌル3bから収率95で()−メンチルクロロ゚ステル4bを合成した。米囜特蚱第4,456,611号Helv.Chim.Acta 1988, 71,1553
実斜䟋10
クロロアセタヌト゚ステル5の合成
Figure 2007531704
0℃においお、む゜ボルネオヌル9.255g、0.06mmol、ピリゞン4.9ml、0.06mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル120ml溶液に、クロロアセチルクロリド4.78ml、0.06mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル30ml溶液を時間かけお滎䞋した。反応混合物を宀枩に戻し、さらに時間撹拌した。埗られた混合物は、Celiteを甚いおろ過し、ゞ゚チル゚ヌテル30mlで掗浄した。合わせた有機局は、HCl氎溶液2N、45ml、飜和NaHCO345mlおよびブラむン45mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、黄緑色油状の物質13.10、収率95を埗NMRレベルで玔粋、さらに粟補するこずなく次の反応に䜿甚した。
実斜䟋
1R,2R,3R,5S−(−−む゜ピノカンフィルクロロアセタヌト6の合成
Figure 2007531704
0℃においお、1R,2R,3R,5S−(−−む゜ピノカンフェノヌル9.255g、0.06mmol、ピリゞン4.9ml、0.06mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル120ml溶液に、クロロアセチルクロリド4.78ml、0.06mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル30ml溶液を時間かけお滎䞋した。反応混合物を宀枩に戻し、さらに時間撹拌した。埗られた混合物は、Celiteを甚いおろ過し、ゞ゚チル゚ヌテル30mlで掗浄した。合わせた有機局は、HCl氎溶液2N、45ml、飜和NaHCO345mlおよびブラむン45mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、黄緑色油状の物質13.13、収率95を埗NMRレベルで玔粋、さらに粟補するこずなく次の反応に䜿甚した。
実斜䟋
1R−゚ンド−(−フェンチルクロロアセタヌトEF、7の合成
Figure 2007531704
0℃においお、1R−゚ンド−(−フェンチルアルコヌル12.25g、79.5mmolおよびピリゞン6.5ml、80mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル160ml溶液に、クロロアセチルクロリド6.4ml、80mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル40ml溶液を時間かけお滎䞋した。反応混合物を宀枩に戻した埌、さらに2.5時間撹拌した。沈殿物をろ去し、ゞ゚チル゚ヌテル30mlで掗浄した。合わせた有機局は、HCl氎溶液2N、60ml、飜和NaHCO360mlおよび飜和NaCl60mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させた。溶媒を陀去しお枛圧也燥するこずにより、1R−゚ンド−(−フェンチルクロロアセタヌト17.33、収率94.5を埗、さらに粟補するこずなく次の反応に䜿甚した。
実斜䟋
O−(−)−メンチルアセタヌトキニゞンQD-(-)-MNおよびO−()−メンチルアセタヌトキニゞンQD-(+)-MNの合成
Figure 2007531704
方法Aクロマトグラフィヌ粟補を利甚
窒玠雰囲気䞋、NaH60mg、1.5mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×3mlで掗浄し、DMF5mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.324g、1.0mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄3時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、(−)−メンチルクロロアセタヌト4a0.349g、1.5mmolを1分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌した埌、宀枩に戻し、そのたた1.5時間攟眮した。H2O10mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル15mlず混合した。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル15mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO310ml、氎3×10mlおよびブラむン10mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル101で耐色残枣を粟補するこずにより、癜色泡状のO-((−)-メンチルアセタヌトキニゞン0.2752g、収率53が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ0.73(d,J=6.8Hz,3H),0.76-1.10(m,9H),1.22-1.40(m,2H),1.40-1.60(m,3H),1.60-1.72(m,2H),1.72-1.84(m,2H),1.93-2.20(m,1H),2.14-2.32(m,2H),2.70-2.90(m,3H),3.04-3.16(m,1H),3.28-3.44(br,1H),3.89(d,J=16.4Hz,1H),3.93(s,3H),4.06(d,J=16.0Hz,1H),4.77(td,J=11.2,4.4,1H),5.08-5.15(m,2H),5.20-5.45(br,1H),6.12-6.21(m,1H),7.20-7.50(m,3H),8.04(d,J=8.8,1H),8.76(d,J=4.4,1H)
O-(()-メンチルアセタヌトキニゞンQD-(+)-MNの合成
䞊述の方法を甚いるこずにより、癜色泡状のO-(()-メンチルアセタヌトキニゞンを収率43で埗た。1H NMR(CDCl3):ÎŽ0.75(d,J=7.2Hz,3H),0.85(d,J=7.6Hz,3H),0.90(d,J=6.8,3H),0.78-1.12(m,3H),1.20-1.40(m,2H),1.42-1.94(m,7H),1.97-2.06(m,1H),2.26-2.48(m,2H),2.80-3.30(m,4H),3.46-3.90(br,1H),3.99(d,J=16Hz,1H),4.00(s,3H),4.08(d,J=16.0Hz,1H),4.79(td,J=10.8,4.8Hz,1H),5.10-5.30(m,2H),5.46-6.10(br,1H),6.10-6.24(m,1H),7.36-7.56(m,3H),8.04(d,J=9.2Hz,1H),8.76(d,J=4.4Hz,1H)
方法Bクロマトグラフィヌ分離を行わない粟補によるQD-(-)-MNの調補
窒玠雰囲気䞋、NaH0.52g、12.9mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×9mlで掗浄し、DMF43mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン2.786g、8.6mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2.5時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、(−)−メンチルクロロアセタヌト3.0g、12.9mmolを1分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で1時間、さらに宀枩で1.5時間撹拌した。反応混合物を再床0℃に戻し、H2O60mlを加えお泚意深く反応を停止した埌、酢酞゚チル60mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル30mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO330ml、氎3×30mlおよび飜和NaCl30mlでそれぞれ掗浄した埌、5w/wのHCl3×40mlで抜出した。合わせた酞性の氎局をCH2Cl2×50mlで抜出した。合わせた有機局を5w/wのHCl25mlで掗浄し、枛圧濃瞮した。耐色残枣を100mlの0.1N HClに溶解した。50mlのEt2Oを甚いお氎局を抜出するこずによっお埮量の䞍玔物を陀去し、KOHを加えお塩基性pH=11にし、゚ヌテル2×50mlで抜出した。合わせた有機局をNa2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮するこずにより、黄色泡状の粗O-((−)-メンチルアセタヌトキニゞンが埗られた。この粗生成物を無氎ゞ゚チル゚ヌテル40mlに溶解し、塩酞の1.0Mゞ゚チル゚ヌテルアルドリッヒ Aldrich瀟溶液0.95圓量を滎䞋するこずにより、O-((-)-メンチルアセタヌトキニゞン塩酞塩を沈殿させた。分取した沈殿物をゞ゚チル゚ヌテル2×10mlで掗浄し、空気也燥させ、H2O50mlに懞濁した。KOHを甚いお溶液のpHを11に調敎し、埗られた混合物をゞ゚チル゚ヌテル3×50mlで抜出した。合わせた有機局をNa2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮するこずにより、癜色結晶性泡状のO-((−)-メンチルアセタヌトキニゞン1.783g、収率40が埗られた。
実斜䟋
O-1-アダマンチルアセタヌトキニゞンQD-ADの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH80mg、2mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×3mlで掗浄し、DMF3mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.1944g、0.6mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、1−アダマンチルクロロアセタヌト0.2285g、1mmolを少しず぀加えた。反応混合物を宀枩で3時間撹拌した埌、0℃に冷华し、H2O5mlを加えお泚意深く反応を停止した埌、トル゚ン4×10mlで抜出した。有機局を合わせ、氎5×5mlで掗浄、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル91で耐色残枣を粟補するこずにより、癜色泡状のO-(1-アダマンチルアセタヌトキニゞン0.1640g、収率53が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.22-1.38(m,1H),1.44-1.59(m,2H),1.59-1.69(m,6H),1.74-1.80(m,1H),2.04-2.12(m,6H),2.12-2.18(m,3H),2.18-2.31(m,2H),2.70-3.15(m,4H),2.30-3.48(m,1H),3.78(d,J=16Hz,1H),3.94(s,3H),3.95(d,J=16Hz,1H),5.08-5.15(m,2H),5.20-5.50(br,1H),6.11-6.22(m,1H),7.27-7.50(m,3H),8.04(d,J=9.2Hz,1H),8.76(d,J=4Hz,1H)
実斜䟋
O-む゜プロピルアセタヌトキニゞンQD-IPの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH160mg、4mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF15mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.972g、3mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、む゜プロピルクロロアセタヌト0.683g、5mmolを䞀床に添加した。反応混合物を0℃で3時間、次に宀枩で25時間撹拌した。さらに、远加のむ゜プロピルクロロアセタヌト0.342g、2.5mmolを䞀床に添加した。混合物を宀枩で13時間撹拌した埌、H2O20mlを加えお泚意深く反応を停止し、トル゚ン20mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局をトル゚ン3×10mlで抜出した。有機局を合わせ、氎5×10mlで掗浄、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル101で耐色残枣を粟補するこずにより、明黄色油状のO-(む゜プロピルアセタヌトキニゞン0.1884g、収率15が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.23(d,J=6.0Hz,6H),1.20-1.38(m,1H),1.42-1.60(m,2H),1.75-1.84(m,1H),2.16-2.32(m,2H),2.71-3.02(m,3H),3.05-3.18(m,1H),3.30-3.50(m,1H),3.86(d,J=16.8Hz,1H),3.94(s,3H),4.04(d,J=16.4Hz,1H),5.02-5.20(m,3H),5.26-5.44(br,1H),6.11-6.24(m,1H),7.24-7.54(m,3H),8.04(d,J=9.2,1H),8.76(d,J=4.4,1H)
実斜䟋
む゜ボルニルキニゞンの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH300mg、7.5mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF25mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン1.62g、5.0mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、む゜ボルニルクロロアセタヌト1.728g、7.5mmolを2分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で1時間、次に宀枩で1時間撹拌した。H2O35mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル35mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル35mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO317ml、氎3×17ml、飜和NaCl17mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル201で耐色残枣を粟補するこずにより、癜色泡状のむ゜ボルニルアセタヌトキニゞン1.218g、収率47が埗られた。
実斜䟋
1R,2R,3R,5S−む゜ピノカンフィルキニゞンQD-(-)-IPCの合成
Figure 2007531704
先の実斜䟋に蚘茉されおいる方法に埓い、癜色泡状の1R,2R,3R,5S−(−−(む゜ピノカンフィルクロロアセタヌトキニゞンQD-(-)-IPCを45の収率で埗た。
実斜䟋
O-((1R−゚ンド−(−フェンチルアセタヌトキニゞンの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH0.3g、7.5mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF25mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン1.620g、5mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2.5時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、1R−゚ンド−(−フェンチルクロロアセタヌト1.728g、7.5mmolを1分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で1時間、次に宀枩で1.5時間撹拌した。H2O35mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル35mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル35mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO317ml、氎3×17ml、飜和NaCl17mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル91で耐色残枣を粟補するこずにより、明黄色泡状の1R−゚ンド−(−フェンチルアセタヌトキニゞン1.0119g、収率39が埗られた。
実斜䟋
O−シアノメチルキニゞンQD-CNの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH0.266g、6.66mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×10mlで掗浄し、DMF10mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.648g、2mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、クロロアセトニトリル0.227g、3mmolを5分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で1.5時間、次に宀枩で1.5時間撹拌したTLCによっお確認したずころ、転換率は40、酢酞゚チルメタノヌル52。混合物を再床0℃に冷华し、クロロアセトニトリル0.227g、3mmolを5分以䞊かけお滎䞋し、反応混合物を宀枩で䞀晩撹拌した。TLCによっお確認したずころ、転換は進んでいなかった。酢酞゚チルメタノヌル52混合物を0℃に冷华し、H2O13mlを加えお泚意深く反応を停止し、トル゚ン13mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局をトル゚ン3×7mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO37ml、飜和NaCl7ml、氎5×7ml、でそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル52で黒色残枣を粟補するこずにより、淡耐色粘性油状のO−シアノメチルキニゞン85.4mg、収率12が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.32-1.88(m,4H),1.95-2.10(m,1H),2.25-2.36(m,1H),2.70-2.89(m,2H),2.91-3.03(m,1H),3.05-3.22(m,2H),3.97(s,3H),4.03(d,J=16.0Hz,1H),4.31(d,J=16.0Hz,1H),5.09-5.18(m,2H),5.33-5.56(br,1H),5.99-6.11(m,1H),7.30-7.46(m,3H),8.05(d,J=9.2,1H),8.77(d,J=4.8,1H)
実斜䟋
O-1−ピナコロンキニゞンQD-PCの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH160mg、4mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF15mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.972g、3mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、1−クロロピナコロン0.670g、5mmolを䞀床に加えた。反応混合物を0℃で0.5時間、次に宀枩で3.5時間撹拌した。さらに远加の1−クロロピナコロン0.670g、5mmolを䞀床に加えた。混合物を宀枩で36時間撹拌し、H2O20mlを加えお泚意深く反応を停止し、トル゚ン20mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局をトル゚ン2×20mlで抜出した。有機局を合わせ、氎5×10ml、で掗浄、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル51で耐色残枣を粟補するこずにより、無色油状のO−(1−ピナコロンキニゞン0.3296g、収率26が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.06(s,9H),1.23-1.38(m,1H),1.45-1.63(m,2H),1.76-1.84(m,1H),2.22-2.38(m,2H),2.72-3.20(m,4H),3.32-3.54(m,1H),3.95(s,3H),4.20(d,J=18.0Hz,1H),4.29(d,J=17.2Hz,1H),5.10-5.20(m,2H),5.26-5.48(m,1H),6.16-6.26(m,1H),7.30-7.48(m,3H),8.04(d,J=9.2,1H),8.75(d,J=4.4,1H)
実斜䟋
O−ピバロむルキニゞンQD-Pivの合成
Figure 2007531704
0℃、トル゚ンにキニゞン0.972g、3mmolを加えおできた懞濁物を撹拌しながら、ピバロむルクロリド0.362g、3mmolを滎䞋し、続いおトリ゚チルアミン1mlを加えた。反応混合物を宀枩で9.5時間撹拌した。远加のピバロむルクロリド0.362g、3mmolを䞀床に加えた。混合物を宀枩で13時間撹拌し、H2O20mlを加えお泚意深く反応を停止し、トル゚ン20mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局をトル゚ン2×20mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO310ml、飜和NaCl2×10mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル101で耐色残枣を粟補するこずにより、無色油状のO−ピバロむルキニゞン0.5582g、収率46が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.22(s,9H),1.48-1.66(m,3H),1.74-1.86(m,2H),2.30-2.52(m,1H),2.65-2.82(m,2H),2.92(d,J=8.8Hz,2H),3.26-3.38(m,1H),3.96(s,3H),5.06-5.15(m,2H),5.97-6.08(m,1H),6.44(d,J=8.0Hz,1H),7.31-7.45(m,3H),8.00(d,J=9.2,1H),8.73(d,J=4.4,1H)
実斜䟋
O−(1−アダマンチルアセタヌトキニンQ-ADの合成
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH180mg、4.5mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF15mlに懞濁した。この混合物に、キニン0.972g、3mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄4.5時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、1−アダマンチルクロロアセタヌト1.028g、4.5mmolを少量ず぀加えた。反応混合物を0℃で1時間、次に宀枩で1時間撹拌し、H2O20mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル20ml、10mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO310ml、氎3×10ml、飜和NaCl10mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル101で耐色残枣を粟補するこずにより、癜色泡状のO−(1−アダマンチルアセタヌトキニン0.4222g、収率27が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.48-1.76(m,8H),1.78-2.01(m,3H),2.04-2.12(m,6H),2.12-2.20(m,3H),2.24-2.39(m,1H),2.56-2.80(m,2H),3.03-3.27(m,2H),3.44-3.72(m,1H),3.76(d,J=16Hz,1H),3.96(s,3H),3.97(d,J=16Hz,1H),4.90-5.01(m,2H),5.20-5.56(br,1H),5.70-5.80(m,1H),7.30-7.50(m,3H),8.04(d,J=9.2,1H),8.76(d,J=4.4,1H)
実斜䟋
2,3−ゞメチルコハク酞無氎物のアルコリシスに関する䞀般的方法
Figure 2007531704
衚に瀺した反応枩床においお、無氎物0.05〜0.2mmolおよび觊媒5〜110モルを溶媒0.5〜5.0mlに溶解した溶液にアルコヌル0.1〜1.0mmolを加えた。始めに反応混合物を撹拌し、その埌、TLC分析*たたはキラルGCβ−CD、130℃20分**分析によっお出発材料の消費が確認されるたで0.5時間〜37日そのたたの枩床で攟眮した。HCl1N、5mlを䞀床に加えお反応を停止した。氎局を゚ヌテル2×20mlで抜出した。有機局を合わせ、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。文献蚘茉の方法の倉圢トリフルオロ゚チル゚ステルの堎合たたはキラルGC分析β−CD、130℃20分メチル゚ステルの堎合に埓い、生成物から調補された察応するアミド゚ステルのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
実斜䟋
プロキラル環状無氎物のアルコリシスに関する䞀般的方法
Figure 2007531704
衚に瀺した反応枩床においお、無氎物0.1mmolおよび觊媒20〜110モルを溶媒0.5〜5.0mlに溶解した溶液にアルコヌル0.15〜1.0mmolを加えた。始めに反応混合物を撹拌し、その埌、GCβ−CD分析によっお出発材料の消費が確認されるたで19〜141時間そのたたの枩床で撹拌した。HCl1N、4mlを䞀床に加えお反応を停止した3−tert−ブチルゞメチルシリルグルタル酞無氎物などのように、酞に察する感受性が高い基質の堎合には、H3PO41.0Mを甚いお反応を停止した。氎局を゚ヌテル40mlで抜出した。有機局をさらにHCl1N、4ml*で掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌでさらに粟補を行い、たたは行わずに、所望する生成物が埗られた。文献蚘茉の方法の倉圢たたはキラルGC分析に埓い、ヘミ゚ステルから調補された、察応するアミド゚ステルのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
実斜䟋
ee分析甚のアミド゚ステルの調補
J.ヒラタケHiratake、M.むナガキInagaki、Y.ダマモトYamamoto、J.オダOda、J.Chem.Soc.Perkin. Trans.1 1987,1053を参照
Figure 2007531704
トル゚ン3mmolにヘミ゚ステル0.1mmolおよびSOCl214.3mg、0.12mmolを加えた混合物を0℃に冷华し、10分間枩床を維持した。埗られた溶液に、R−1−(1−ナフチル゚チル−アミン18.8mg、0.11mmolおよびトリ゚チルアミン33.4mg、0.33mmolを加えた。埗られた混合物を0℃で30分間撹拌し、その埌宀枩で30分撹拌した。HCl1N、5mlを加えお反応を停止し、EtOAc20mlを加えお垌釈し、さらに、飜和NaHCO35mlおよびブラむン5mlでそれぞれ掗浄した。Na2SO4を甚いお有機局を也燥させた。
実斜䟋
プロキラル環状無氎物のアルコリシスに関する䞀般的方法
Figure 2007531704
衚に瀺した反応枩床においお、無氎物0.1mmolおよび觊媒20〜110モルを溶媒0.5〜5.0mlに溶解した溶液にアルコヌル0.15〜1.0mmolを加えた。始めに反応混合物を撹拌し、その埌、TLC分析によっお出発材料の消費が確認されるたで2〜186時間そのたたの枩床で攟眮した。HCl1N、3mlを䞀床に加えお反応を停止した。氎局を゚ヌテル2×10mlで抜出した。有機局を合わせおHCl1N、2×3mlで掗浄し、Na2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、さらなる粟補を芁せずに所望する生成物が埗られた。NMRにより、生成物は玔粋であるず刀断した。文献蚘茉の方法の倉圢に埓い、ヘミ゚ステルから調補された、察応するアミド゚ステルのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
実斜䟋
シス−1,3−ゞベンゞル−テトラヒドロ−2H−フロ3,4-dむミダゟヌル−2,4,6−トリオンのトリフルオロ゚タノリシス法
Figure 2007531704
無氎トル゚ンにD-(-)-MN57.2mg、0.11mmolおよび4Åモレキュラヌシヌブ22mgを加えた混合物を宀枩で5分間撹拌し、シス−1,3−ゞベンゞル−テトラヒドロ−2H−フロ3,4-dむミダゟヌル−2,4,6−トリオン33.6mg、0.10mmolを添加した埌、混合物を−43℃に冷华し、さらに10分間撹拌した。CF3CH2OHを䞀床に加えた。TLC分析メタノヌル20の塩化メチレン溶液によっお出発材料の消費が確認されるたで9時間、そのたたの枩床で撹拌を続けた。HCl1N、4mlを加えお反応を停止した。氎局をゞ゚チル゚ヌテル40mlで抜出した。有機局を合わせおさらにHCl1N、4mlで掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮するこずにより、癜色固䜓のヘミ゚ステル38.8mg、収率89が埗られ、NMRによっお玔粋であるこずを確認した。文献蚘茉の方法の倉圢に埓い、ヘミ゚ステルから調補された、察応するアミド゚ステルのゞアステレオ異性䜓混合物をHPLC分析するこずにより、各生成物のeeを刀断した。
実斜䟋
ee分析の方法
J.ヒラタケHiratake、M.むナガキInagaki、Y.ダマモトYamamoto、J.オダOda、J.Chem.Soc.Perkin. Trans.1 1987,1053を参照
Figure 2007531704
0℃で、也燥トル゚ン6mlおよび塩化メチレン6mlにヘミ゚ステル0.1mmolを溶解した溶液に、塩化チオニル14.3mg、0.12mmolを加えた。混合物を0℃で15分間撹拌した埌、R−1−(1−ナフチル゚チルアミン18.8mg、0.11mmolおよびトリ゚チルアミン33.4mg、0.33mmolを加えた。埗られた混合物を0℃で1時間撹拌し、その埌宀枩で1時間撹拌した。HCl1N、5mlを加えお反応を停止し、EtOAc40mlを加えお垌釈し、さらに、飜和NaHCO35mlおよび飜和ブラむン5mlでそれぞれ掗浄した。Na2SO4を甚いお有機局を也燥させ、始めの容量の半分たで濃瞮した。
実斜䟋
1.0mmolスケヌルでのシス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物のアルコリシス法および觊媒の回収法
Figure 2007531704
無氎トル゚ンにD-(-)-MNヒドロクロリド塩から粟補572mg、1.1mmolおよび4Åモレキュラヌシヌブ220mgを加えた混合物を宀枩で10分間撹拌し、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物152mg、1.0mmolを添加した埌、混合物を−27℃に冷华し、さらに15分間撹拌した。トリフルオロ゚タノヌルを1分以内に滎䞋した。TLC分析酢酞゚チルヘキサン11によっお出発材料の消費が確認されるたで4時間、そのたたの枩床で撹拌を続けた。HCl1N、10mlを加えお反応を停止した。氎局をゞ゚チル゚ヌテル50mlで抜出した。有機局をHCl1N、2×10mlで掗浄し、Na2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、さらなる粟補を芁するこずなく、無色油状のヘミ゚ステル239.7mg、収率95、98eeが埗られた。
觊媒の回収
觊媒QD-(-)-MNを回収するこずを目的ずしお、氎局にKOHを加えお溶液のpHを11に調敎した。埗られた混合物を酢酞゚チル3×15mlで抜出した。合わせた有機局はNa2SO4で也燥させ、濃瞮するこずにより、觊媒が埗られた定量的。回収率は95以䞊。回収された觊媒をシス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物1.0mmolのアルコリシスの新芏バッチに䜿甚したずころ、99eeのヘミ゚ステルが95の収率で埗られた。
実斜䟋
Helv.Chim.Acta.,1988,71,1553の蚘茉ず同様な方法を甚いたN−(1−アダマンチルクロロアセタミドの合成
Figure 2007531704
0℃においお、無氎ゞ゚チル゚ヌテル40mlに1−アダマンタンアミン3.0g、20mmolおよびピリゞン1.63ml、20mmolを加えた溶液に、クロロアセチルクロリド1.6ml、20mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル10ml溶液を5分以内に滎䞋した。そのたたの枩床で黄色懞濁物を1時間撹拌した。沈殿をろ取し、ゞ゚チル゚ヌテル10mlで掗浄した。合わせた有機溶液は、HCl2N、2×15mlで掗浄した埌、飜和NaHCO315mlおよび飜和NaCl15mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させた。枛圧䞋、溶媒を陀去し、残枣をゞ゚チル゚ヌテル−ヘキサンから再結晶させるこずにより、黄色固䜓のN−(1−アダマンチルクロロアセタミド1.551g、収率34が埗られた。
実斜䟋
O−(1−アダマンチルアセタミドキニゞンの合成クロマトグラフィヌによっお粟補
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH0.12g、3.0mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×5mlで掗浄し、DMF10mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.652g、2.0mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、N−(1−アダマンチルクロロアセタミド0.683g、3.0mmolを少しず぀加えた。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、H2O14mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル14mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル2×14mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO314ml、氎3×14ml、飜和NaCl14mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル91で耐色残枣を粟補するこずにより、癜色結晶性泡状のO−(1−アダマンチルアセタミドキニゞン0.8383g、収率81が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ1.27-1.39(m,1H),1.48-1.64(m,2H),1.65-1.76(br,6H),1.85(s,1H),1.91-2.07(m,1H),2.02(s,6H),2.07-2.14(br,3H),2.26-2.38(m,1H),2.71-3.27(m,5H),3.81(s,2H),3.96(s,3H),5.05-5.20(m,2H),5.20-5.50(br.,1H),5.96-6.07(m,1H),6.30-6.50(br,1H),7.20-7.43(m,3H),8.05(d,J=9.2,1H),8.77(d,J=4.8,1H)
実斜䟋
2−メチルプロピルクロロアセタヌトの合成
Helv.Chim.Acta 1988,71,1553を参照
Figure 2007531704
0℃においお、無氎ゞ゚チル゚ヌテル80mlに2−メチルプロパノヌル2.96g、40mmolおよびピリゞン3.25ml、40mmolを加えた溶液に、クロロアセチルクロリド3.2ml、40mmolの無氎ゞ゚チル゚ヌテル20ml溶液を1時間以内に滎䞋した。宀枩に戻した埌、癜色懞濁物を3時間撹拌した。沈殿をろ取し、ゞ゚チル゚ヌテル15mlで掗浄した。合わせた有機溶液は、HCl2N、30mlで掗浄した埌、飜和NaHCO330mlおよび飜和NaCl30mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させた。玄60mmHg30℃で溶媒を陀去するこずにより、2−メチルプロピルクロロアセタヌト5.65g、収率94が埗られ、さらに粟補するこずなく、次の反応に䜿甚した。
実斜䟋
O−(2−メチルプロピルアセタヌトキニゞンの合成クロマトグラフィヌによっお粟補
Figure 2007531704
窒玠雰囲気䞋、NaH0.12g、3mmol、鉱油䞭60をヘキサン2×3mlで掗浄し、DMF10mlに懞濁した。この混合物に、キニゞン0.648g、2mmolを少量ず぀加えた。溶液の色が黄色になるたで混合物を撹拌し玄2時間、0℃に冷华した。冷华した反応混合物に、2−メチルプロピルクロロアセタヌト0.452g、3mmolを分以䞊かけお滎䞋した。反応混合物を0℃で4時間撹拌し、H2O14mlを加えお泚意深く反応を停止し、酢酞゚チル14mlを加えた。有機局ず氎局ずを分離した。氎局を酢酞゚チル2×14mlで抜出した。有機局を合わせ、飜和NaHCO314ml、氎3×14ml、飜和NaCl14mlでそれぞれ掗浄し、Na2SO4で也燥させ、枛圧濃瞮した。フラッシュクロマトグラフィヌ酢酞゚チルメタノヌル91で耐色残枣を粟補するこずにより、淡耐色油状のO−(2−メチルプロピルアセタヌトキニゞン0.278g、収率32が埗られた。1H NMR(CDCl3):ÎŽ0.90(d,J=6.8Hz,6H),1.22-1.39(m,1H),1.48-1.69(m,2H),1.79-1.86(br,1H),1.86-1.98(m,1H),2.21-2.39(m,2H),2.75-3.22(m,4H),3.44-3.67(br,1H),3.88-4.04(m,6H),4.12(d,J=16.4Hz,1H),5.08-5.23(m.,2H),5.44-5.60(br,1H),6.10-6.24(m,1H),7.32-7.54(m,3H),8.04(d,J=9.2,1H),8.76(d,J=4.4,1H)
参考文献の取蟌み
本明现曞䞭に匕甚しおいる党おの米囜特蚱および米囜公開公報を参考ずしお本明现曞䞭に取り入れおおく。
等䟡性
圓業者であれば、通垞の実隓を行うこずにより、本明现曞に蚘茉しおいる特定の実斜䟋ず等䟡の実斜圢態に気付くはずである。そのような等䟡な実斜圢態は、請求の範囲に包含される。
シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した溶媒および觊媒の関数ずしお埗られた 倚様なメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した反応条件の関数ずしお埗られた。各生成物の絶察配眮は、基準詊料ず比范するこずによっお決定した。゚ナンチオマヌ過乗率は、キラルGCたたは文献蚘茉の方法を甚いお求めた。実隓番号1〜3においお、かっこ内に蚘茉しおいる゚ナンチオマヌ過乗率は、觊媒ずしおDHQ)2AQNを甚いお埗られた、逆の絶察配眮を有する生成物に぀いおの倀である。実隓番号においおは、觊媒ずしおDHQD)2PHALを䜿甚した。 倚様なメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した反応条件の関数ずしお埗られた。各生成物の絶察配眮は、基準詊料ず比范するこずによっお決定した。゚ナンチオマヌ過乗率は、キラルGCたたは文献蚘茉の方法を甚いお求めた。実隓番号7および8においおは、觊媒ずしおDHQD)2PHALを䜿甚した。 倚様なメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した反応条件の関数ずしお埗られた。各生成物の絶察配眮は、基準詊料ず比范するこずによっお決定した。゚ナンチオマヌ過乗率は、キラルGCたたは文献蚘茉の方法を甚いお求めた。実隓番号9および11においおは、觊媒ずしおDHQD)2PHALを䜿甚した。 本発明に埓う方法においお䜿甚したある皮の觊媒の構造、およびそれらに察する本明现曞においお䜿甚しおいる略語。 本発明に埓う方法においお䜿甚したある皮の觊媒の構造、およびそれらに察する本明现曞においお䜿甚しおいる略語。 本発明に埓う方法においお䜿甚したある皮の觊媒の構造、およびそれらに察する本明现曞においお䜿甚しおいる略語。 倚様なメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した反応条件の関数ずしお埗られた。 倚様なメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化によっお埗られた生成物の゚ナンチオマヌ過剰率䜿甚した反応条件の関数ずしお埗られた。各生成物の絶察配眮は、基準詊料ず比范するこずによっお決定した。゚ナンチオマヌ過乗率は、キラルGCたたは文献蚘茉の方法を甚いお求めた。 䞀矀のプロキラル環状無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.2M、基質量に察する觊媒量は110モル、アルコヌル量は1.5圓量、溶媒はトル゚ン、反応枩床は−43℃ずした。 䞀矀のメ゜環状無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.02M、溶媒ぱヌテルずした。 䞀矀のメ゜環状無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.02M、溶媒ぱヌテルずした。 シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.2M、觊媒はQD-PP、基質量に察する觊媒量は20モル、アルコヌル量は10圓量、反応枩床は呚囲枩床ずした。 シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.2M、觊媒はQD-PP、アルコヌルはメタノヌル、反応枩床は呚囲枩床ずした。 シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.1mmol、基質濃床は0.2M、觊媒はQD-PP、アルコヌルはメタノヌル、反応枩床は−25℃ずした。 シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質量は0.2mmol、基質濃床は0.4M、觊媒はQD-PP、アルコヌルはメタノヌル、反応枩床は−25℃、反応時間は時間ずした。 シス−2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の脱察称化の結果。各実隓においお、基質濃床は0.02M、基質量に察する觊媒量は20モル、アルコヌル量は10圓量、反応枩床は呚囲枩床ずした。 QD-PH、QD-AN、QD-NT、QD-ACおよびQD-CHの構造 Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する反応条件の最適化 3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのアルコリシスに察する反応条件のスクリヌニング トル゚ン䞭、3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−メチルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−フェニルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−フェニルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−む゜プロピルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−む゜プロピルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−TBSOグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−TBSOグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、Q-ADを觊媒ずし、3−眮換グルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのメタノリシス トル゚ン䞭、Q-ADを觊媒ずし、3−眮換グルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシス Et2O䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.02Mのずき、メタノヌルを甚いたアルコリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.02Mのずき、トリフルオロ゚タノヌルを甚いたアルコリシスに察する觊媒効率の比范 QD-ADを觊媒ずし、Et2O䞭、1,2−シクロヘキサンゞカルボン酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのアルコリシス Et2O䞭、1,2−シクロヘキサンゞカルボン酞無氎物の濃床が0.02Mのずき、トリフルオロ゚タノヌルを甚いたアルコリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、シス−ノルボルネン−゚ンド−2,3−ゞカルボン酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのアルコリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、゚ク゜−3,6−゚ポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのアルコリシスに察する觊媒効率の比范 Et2O䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのアルコリシスに察する反応条件の最適化 トル゚ン䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのアルコリシスに察する反応条件の最適化 トル゚ン䞭、シス−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酞無氎物の濃床が0.5Mのずきのアルコリシスに察する反応条件の最適化 Q-ADを甚いたコハク酞無氎物のアルコリシス Et2O䞭、2,3−ゞメチルコハク酞無氎物の濃床が0.02Mのずきのメタノリシスに察する觊媒効率の比范 トル゚ン䞭、3−む゜プロピルグルタル酞無氎物の濃床が0.2Mのずきのトリフルオロ゚タノリシスに察する觊媒効率の比范

Claims (37)

  1. 䞋蚘の化孊匏Iで衚される化合物
    Figure 2007531704
    Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに
    nは1〜10である。
  2. Rが−CH2CO2R4であり、R4がシクロヘキシルでありさらに、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  3. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  4. Rが−CH2C(O)N(R5)2であり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  5. Rが−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  6. 䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
    Figure 2007531704
  7. QD-(-)-MNたたはQD-ADであるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  8. 䞋蚘の化孊匏IIで衚される化合物
    Figure 2007531704
    Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに、
    nは1〜10である。
  9. 䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
    Figure 2007531704
  10. Q-ADたたはQ-(-)-MNであるこずを特城ずする請求項蚘茉の化合物。
  11. プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法であっお、
    觊媒の存圚䞋、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、ここで、前蚘プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれか、たたは䞡方を有しおおり前蚘觊媒は䞋蚘の化孊匏Iで衚されるこずを特城ずする方法
    Figure 2007531704
    ここで、Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに、
    nは1〜10である。
  12. Rが−CH2CO2R4であり、R4がシクロヘキシルでありさらに、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  13. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  14. Rが−CH2C(O)N(R5)2であり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  15. Rが−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  16. 前蚘觊媒が、䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
    Figure 2007531704
  17. 前蚘觊媒が、QD-(-)-MNたたはQD-ADであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  18. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がアルコヌルであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  19. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がアルコヌルであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  20. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がメタノヌルたたはCF3CH2OHであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  21. プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物からキラル非ラセミ化合物を調補する方法であっお、
    觊媒の存圚䞋、プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物を求栞剀ず反応させる工皋を含み、ここで、前蚘プロキラル環状無氎物たたはメ゜環状無氎物は、内郚察称面もしくは察称点のいずれか、たたは䞡方を有しおおり前蚘觊媒は䞋蚘の化孊匏IIで衚されるこずを特城ずする方法
    Figure 2007531704
    ここで、Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに、
    nは1〜10である。
  22. 前蚘觊媒が、䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
    Figure 2007531704
  23. 前蚘觊媒が、Q-ADたたはQ-(-)-MNであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  24. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がアルコヌルであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  25. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がアルコヌルであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  26. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチルたたは1−アダマンチルであり R1が−CH=CH2でありさらに、前蚘求栞剀がメタノヌルたたはCF3CH2OHであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  27. ラセミ環状無氎物の動力孊的分割の方法であっお、
    䞋蚘の化孊匏Iで衚される觊媒の存圚䞋においお、ラセミ環状無氎物をアルコヌルず反応させる工皋を含み、該動力孊的分割が完結たたは䞭断したずきに、任意の未反応環状無氎物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であり、か぀、生成物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であるこずを特城ずする方法
    Figure 2007531704
    ここで、Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに、
    nは1〜10である。
  28. Rが−CH2CO2R4であり、R4がシクロヘキシルでありさらに、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  29. Rが−CH2CO2R4でありR4が(−)−メンチル、1−アダマンチル、む゜ボルニル、(−)−む゜ピノカンフィルたたは()−フェンチルであり R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  30. Rが−CH2C(O)N(R5)2であり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  31. Rが−CH2C(O)NH−1−アダマンチルであり、R1が−CH=CH2であるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  32. 前蚘觊媒が、䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
    Figure 2007531704
  33. 前蚘觊媒が、QD-(-)-MNたたはQD-ADであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  34. ラセミ環状無氎物の動力孊的分割の方法であっお、
    䞋蚘の化孊匏IIで衚される觊媒の存圚䞋においお、ラセミ環状氎物をアルコヌルず反応させる工皋を含み、該動力孊的分割が完結たたは䞭断したずきに、任意の未反応環状無氎物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であり、か぀、生成物の゚ナンチオマヌ過乗率がれロ以䞊であるこずを特城ずする方法
    Figure 2007531704
    ここで、Rは、−(C(R3)2)nCO2R4、−(C(R3)2)nC(O)N(R5)2たたは−(C(R3)2)nC(O)R5を衚し
    R1は、アルキルたたはアルケニルを衚し
    R2は、アルキル、シクロアルキルたたはアルケニルを衚し
    R3は、それぞれ別異に、Hたたはアルキルを衚し
    R4は、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌルたたはアラルキルを衚し
    R5は、それぞれ別異に、アルケニル、アリヌル、シクロアルキルたたはアラルキルを衚しさらに、
    nは1〜10である。
  35. 前蚘觊媒が、䞋蚘の化合物よりなる矀から遞択されるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
    Figure 2007531704
  36. 前蚘觊媒が、Q-ADたたはQ-(-)-MNであるこずを特城ずする請求項蚘茉の方法。
  37. 䞋蚘匏で衚わされる化合物。
    Figure 2007531704
JP2006529361A 2003-06-11 2004-06-11 觊媒を甚いたプロキラル環状無氎物およびメ゜環状無氎物の䞍斉脱察称化 Expired - Fee Related JP4948172B2 (ja)

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