JP2007529517A - 他のプロセスプラントにおける酢酸反応熱の利用 - Google Patents

他のプロセスプラントにおける酢酸反応熱の利用 Download PDF

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Abstract

酢酸および酢酸ビニルを製造するための統合されたプロセスおよびシステムを提供する。本発明のプロセスおよびシステムでは、酢酸の製造中に生成される熱の一部を、酢酸ビニルの製造および/または精製のプロセスおよびシステムへと移動させて、酢酸ビニル生成物の製造および/または精製を容易にする。本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸および酢酸ビニルを製造するための様々な公知のプロセスのうちのいずれかと組み合わせて使用するのに役立つ。酢酸生成反応の熱は、任意適当な伝熱のプロセスおよびシステムによって、酢酸ビニル製造システムへと移動させることができる。熱は、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムが適用されるシステムの特定の構成にしたがって、酢酸ビニルの製造および精製のシステムにおける様々な位置で、精製セクションに提供できる。本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸ビニル製造プロセスにおいてコストおよびエネルギーを節減するのに有用である。

Description

開示の分野
この開示は、酢酸および酢酸ビニルのモノマーを製造するための統合されたプロセスおよびシステムに関する。
背景情報
酢酸を製造する重要なプロセスは、液体反応媒体中において、アルキルアルコール、特にメタノール、およびその反応性誘導体を、一酸化炭素でカルボニル化するプロセスである。前記カルボニル化反応は、通常は、触媒、例えばロジウムおよびイリジウムのようなVIII族金属触媒と、ハロゲン含有触媒促進剤、例えばヨウ化メチルと、そして水の存在下で行われる。米国特許第3,769,329号は、ヨウ化メチルによって例示されるようなハロゲン含有触媒促進剤と一緒に、液体反応媒体中に溶解されたもしくは分散された、または不活性固体上に担持されたロジウムベースのカルボニル化触媒の使用を開示している。しかしながら、メタノールのカルボニル化によって酢酸を製造するために、様々な触媒システム、特にVIII族金属を含む触媒システムを使用できることが理解される。一般的に、カルボニル化反応は、一酸化炭素ガスが連続的に泡立てられている液体反応媒体中に溶解されている触媒によって実行される。米国特許第3,769、329号では、水を加えて反応速度に有益な効果を及ぼすことができ、また、その場合、水の濃度は、典型的には、約14重量%〜約15重量%であることが開示されている。これは、時には「高含水」カルボニル化法と呼ばれる。
米国特許第5,001,259号、米国特許第5,026,908号および米国特許第5,144,068号に記載されているように、「高含水」カルボニル化法に対する別法は、「低含水」カルボニル化法である。「低含水」カルボニル化法では、14重量%未満の水濃度を用いることができる。低い水濃度を用いると、望ましいカルボン酸のその結晶形態への下流処理が単純化される。反応流中に多くの水が存在していると、生成物酢酸から水を除去する運転コストが更に嵩み、また、生成物を回収し精製する装置への設備投資も更に必要となる。極めて低い水濃度で運転するときに達成される効率を考えれば、可能な限り最低の水濃度で運転することは魅力的である。しかしながら、反応器の水を減らして運転コストおよび固定費を最小限に抑える場合、米国特許第5,026,908号で説明されているように、反応器の水が減ると反応速度が低下するので、良好な触媒安定性によって酢酸製造の許容可能なほど高い速度を維持することはより難しくなる。
酢酸を製造する他のプロセスとしては、エチレンの接触酸化が挙げられる。エチレンを接触酸化させて酢酸にする多くのプロセスが公知である。米国特許第6,605,739;第3,792,087号および第3,970,697号を参照されたい。
酢酸ビニルは公知の化成物である。従来の酢酸ビニル触媒を使用して、エチレン、酸素および酢酸から酢酸ビニルを製造することは、当業において公知である。酢酸ビニルは、典型的には、ビニル樹脂、例えばポリビニルアセテート用の原料として使用される。歴史的には、酢酸ビニルは、主に、酢酸亜鉛触媒を使用して、エチレン、酢酸および酸素の気相反応から製造された。近年では、酢酸ビニルは、パラジウムベースの触媒系を使用してエチレン、酢酸および酸素の気相反応からしばしば製造されている。例えば、米国特許第6,303,537号に記載されているように、担体上に担持されたパラジウムおよび金を含む触媒を使用するエチレン、酸素および酢酸の反応による酢酸ビニルの製造は公知である。他の例示的なプロセスに関しては、米国特許第3,190,912号;第3,637,819号;第3,650,896号;第4,370,492号;第4,902,823号および第5,185,308号を参照されたい。
従来、酢酸および酢酸ビニルは、それぞれ独立に製造されている。換言すれば、酢酸ビニルは、しばしばエチレンから製造されており、その場合、その第一のプロセスは、エチレンを反応させて酢酸を形成させることを含み、次いで、第二のプロセスでは、酢酸とエチレンとの混合物を反応させて酢酸ビニルを製造している。
しかしながら、様々な程度において2つの生成物の製造を統合するいくつかのプロセスが公知である。例えば、米国特許第6,180,821号は、エチレンから酢酸への酸化に関して活性でありかつ/またはエタンから酢酸、エチレンおよび一酸化炭素への酸化に関して活性である触媒を有する第一反応ゾーンを使用して、また、酢酸ビニルの製造に関して活性である触媒を含む第二反応ゾーンを使用して、エチレンまたはエタンから酢酸および/または酢酸ビニルを製造することを記載している。その特許では、統合プロセスの利点は、第一反応ゾーン生成物の熱が第二反応ゾーンへの供給材料を加熱する必要性を低下させる点にある、ことが示唆されている。米国特許第4,188,490号は、エチレンと、酸素とおよび蒸気として水とを含む供給混合物を触媒組成物と接触させて酢酸と酢酸ビニルとの混合物を提供する工程を含む、酢酸と酢酸ビニルとの混合物を製造するための接触酸化法に関するものである。触媒系は、硫黄改質剤の存在下で処理された酸化亜鉛担体上にパラジウム金属を含む。その方法では、酢酸を酢酸ビニルから分離するために次に分別蒸留の工程が必要である。
米国特許第6,420,595号および第6,605,739号は、酢酸および酢酸ビニルを製造するための追加の統合プロセスを開示している。
開示の簡単な説明
本開示は、酢酸および酢酸ビニルを製造するための統合されたプロセスおよびシステムに関するものであり、そこでは、酢酸の製造中に生成される熱の一部を、酢酸ビニルの製造および/または精製のプロセスおよびシステムに対して提供するかまたは移動させて、酢酸ビニル生成物の製造および/または精製を容易にする。本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸および酢酸ビニルを製造するための様々な公知のプロセスのうちのいずれかと組み合わせると有用である。例えば、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、カルボニル化反応によって、または、エチレンおよび/またはエタンの接触酸化によって酢酸を製造する方法およびシステムにおいて有用である。更に、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、活性触媒の任意のタイプの存在下で酢酸およびエチレンを反応させることによって酢酸ビニルを製造するプロセスおよびシステムにおいて有用である。
酢酸製造中に発生する熱は、任意の適当な伝熱システムによって、酢酸ビニルの製造および/または精製のシステムへと移動させることができる。熱は、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムが適用されるシステムの特定の構成にしたがって、様々な位置で、製造および/または精製のシステムに対して提供できる。例示的な装置は、エステル化の前に、酢酸供給材料に反応熱を移動させて、前記供給材料を予熱することを含む。あるいは、熱は、酢酸ビニル精製セクション中の様々な構成要素に対して、例えば、酢酸ビニル共沸混合物塔供給材料に対して、また、酢酸ビニルライトエンドと仕上塔(finishing column)のための再沸騰流に対して移動させることができる。あるいは、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムを使用して、移動される熱の一部を、酢酸ビニル製造プロセス内にある位置のうちの2つ以上に割り当てることができる。
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸ビニル製造プロセスにおいてコストおよびエネルギーを節減するのに有用である。
詳細な説明
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸および酢酸ビニルを製造するための統合システムを提供する。更に詳しくは、本発明のプロセスおよびシステムは、酢酸製造プロセスと酢酸ビニルの製造および精製のプロセスとの間で、酢酸の製造中に放出される熱エネルギーを利用する。本発明のプロセスおよびシステムは、従来のプロセスおよびシステムで無駄にしていた熱エネルギーを生産的に利用することによって、酢酸ビニルの製造および精製において、実質的なエネルギーとコストの節減を達成できる。
カルボニル化反応による酢酸の製造またはエチレンおよび/もしくはエタンの接触酸化による酢酸の製造は、発熱プロセスである。従来の方法では、酢酸の製造で発生する反応熱の有意な部分は散逸し、それによって、生成されたエネルギーが失われる。
図1は、本明細書で説明される統合されたプロセスおよびシステムの例示的な実施形態の概略図である。記載してあるシステムでは、酢酸は、カルボニル化反応によって製造されるが、酢酸は、他の反応機構、例えばエチレンおよび/またはエタンの酸化によっても製造できることが理解される。図1を説明する。アルキルアルコールおよび/またはそれらの反応性誘導体、および一酸化炭素の連続流を、それぞれライン1および2を通して、撹拌反応器3または他の好適な反応器に供給する。反応の結果、前記反応器は、酢酸溶液、すなわち、ロジウムベースの触媒系、ハロゲン促進剤、助促進剤/安定剤、水、未反応のアルキルアルコールおよび/またはそれらの反応性誘導体および一酸化炭素、および不純物、例えばアセトアルデヒドおよび他のPRC、およびより高級なヨウ化アルキルから成る酢酸溶液を含有する反応液を含む。反応器3は、酢酸の製造で使用される従来の温度および圧力に維持される。反応器3で形成されたガスは、ライン4から取り出し、反応器に再循環させるのに適する成分を分離するための排気回収に送る。反応液を、ライン5を介して反応器3から連続的に取り出して、フラッシャ6に供給し、そしてそこで、圧力を低下させて、酢酸の一部およびより低沸点の化合物を、触媒系のより重い成分から成る凝縮物から出る蒸気として蒸発分離させる。
フラッシングプロセスは、反応に部分的な冷却を提供し、粗酢酸生成物を触媒から分離させる。記載してある実施態様では、冷却されたフラッシャ凝縮物を、再循環ライン7を通して反応器3に指向し、一方、フラッシャ6からの蒸気は、ライン8を通してライトエンド塔または「スプリッタ」塔9に供給し、そしてそこで、ヨウ化メチル、酢酸メチルおよびアセトアルデヒドを含む低沸点成分の大部分と、水の一部とを塔頂から取り出す。塔9は、酢酸の精製で公知の従来の温度および圧力に維持する。フラッシャ6からの凝縮物は、従来の手段、例えば冷却水熱交換器によって冷却することができる。または、フラッシャ6中の凝縮物を第二フラッシャ(図示せず)へとフラッシュすることができ、そしてそこで、反応器3へと再循環させる前に、従来のプロセスによって、例えばフィンファン凝縮器における冷却によって、冷却する。第二フラッシャは、従来の温度および圧力に維持できる。
通常運転中、反応器3で起こる発熱反応は、上記したフラッシングおよび他のプロセス工程で散逸される熱に比べて多量の熱を発生する。従来は、この過剰の熱は、プロセス工程で、例えば、反応器から直接に流れを取り出す工程およびその流れを一連の熱交換器に通して過剰な熱を除去する工程で散逸される。熱交換器を通過させた後、冷却された流れを反応器に戻す。反応器流から取り出される流れは、反応器ポンプアラウンド流(reactor pump−around stream)と呼ばれる。これらの従来のプロセスでは、ポンプアラウンド流から取り出される熱エネルギーは浪費される。
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸の製造中に放出される過剰な熱エネルギーを生産的に利用するための手段を提供する。図1に関して、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムによる一つの実施態様では、ポンプアラウンド蒸気凝縮物ループを使用して、反応器3で発生する反応熱の少なくとも一部を吸収し、そして、酢酸ビニルの製造および精製のためのシステムと組み合わせて、その熱エネルギーを生産的に利用する。本開示にしたがう例示的なポンプアラウンド凝縮物ループに関する詳細を以下に記す。しかしながら、より明確な文脈でポンプアラウンド凝縮物ループを使用するために、例示的な酢酸精製システムと、例示的な酢酸ビニルの製造および精製のシステムの残りの部分をまず最初に図1を参照しながら説明する。
粗水性酢酸液を、ライン10を通してライトエンドカラム9から取り出し、そして酢酸回収システム14(その詳細は図に示していない)に送る。若干の酢酸およびより高沸点の成分を含む塔底分画を、ライン11を通してライトエンドカラム9から取り出し、反応セクションに再循環させる。ライトエンド塔からの塔頂蒸気流を凝縮させ、そして、様々な公知の追加の処理工程による更なる処理のために、ライン12に供給し、次いで、ヨウ化メチル、酢酸メチルおよびいくらかの酢酸を含むその流れの一部を、反応器または精製セクションに再循環させる。
次いで、回収された酢酸16を、反応器32を含む酢酸ビニル製造ユニットに指向する。酢酸蒸気16は、酢酸流22を形成する酢酸再循環流20と組み合わせる。エチレン流24、酸素含有流、例えばアルゴン含有酸素流26および酢酸流22を、エチレン/酢酸/酸素流30を形成するエチレン再循環流28に加え、そして反応器32に供給する。反応器32は、酢酸ビニルの製造で使用される従来の温度および圧力に維持する。反応器32から出てくる流れ34は、スクラビングユニット36へと入る。スクラビングユニット36からは2つの流れ、すなわち、エチレン富化流38と、酢酸ビニルおよび酢酸を含む流れ40とが出てくる。エチレン富化流38は、流れ42と44に分離する。流れ44は、更に、パージ流46と、二酸化炭素除去ユニット50に指向できる流れ48とに分かれる。パージ流46を取り出す。精製された二酸化炭素流52および二酸化炭素無含有エチレン流出物流54は、二酸化炭素除去ユニット50から出る。精製二酸化炭素流52を取り出す。二酸化炭素無含有エチレン富化流出物流54を、再循環流28を形成する流れ42に加える。
酢酸ビニルモノマーおよび酢酸流40は、精製ユニットに指向する。精製ユニット内では、流れ40を、共沸蒸留塔56に供給し、そこで、酢酸ビニルおよび水を共沸混合物塔頂流58として取り出し、また、酢酸および重質有機副生物を塔56から塔底流60として取り出す。塔56は、従来の温度および圧力に維持できる。塔頂流58の水は、デカンタ62中の塔頂流58中の酢酸ビニルから酢酸ビニルを分離し、そして酢酸ビニル生成物流64をデカンタ62から取り出す。次いで、酢酸ビニル生成物流64を、酢酸ビニル生成物の更なる精製のために、ライトエンド塔66に指向する。塔66は、従来の温度および圧力に維持できる。ライトエンドは、流れ68としてライトエンド塔の塔頂から取り出し、また、酢酸ビニル生成物は、流れ70としてライトエンド塔66の塔底から取り出す。記載してある実施態様では、再沸器72は、ライトエンド塔66と組み合わせて提供する。再沸器72は、従来の温度および圧力に維持できる。
最終精製工程では、流れ76で追加のライトエンドを取り出し、また、精製酢酸ビニル生成物流78の製造のために、酢酸ビニル生成物流70を仕上塔74に指向する。記載してある実施態様では、再沸器80は、仕上塔74と組み合わせて提供する。再沸器80は、従来の温度および圧力に維持できる。
上記したように、酢酸製造から生じる反応熱の一部を取り出しかつ生産的に使用するために提供される例示的なポンプアラウンド凝縮物ループが図1に記載してある。反応器ポンプアラウンド凝縮物ループを使用して、熱反応器溶液流3Aを最初に熱交換器3Bの中に流して熱を蒸気凝縮物流103へと移動させることによって、大部分の反応熱を処理することができる。蒸気凝縮物流103は、低圧フラッシュ室100に指向する。一つの実施態様では、低圧フラッシュ室100は、約150℃〜約160℃の温度および約4.0kg/cm〜約5.3kg/cmの圧力に維持する。低圧フラッシュ室100を使用して、他のプロセス位置で必要に応じて蒸気を発生させることができる。一般的に、この方法では、反応熱のわずかな%を使用して、蒸気を生成させる。例えば、一つの実施態様では、反応熱のわずか約5%を使用して、フラッシュ室100で蒸気を生成させる。
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムの一つの実施態様にしたがって、低圧フラッシュ室100の凝縮物流中に存在する酢酸製造の間に発生した熱を、酢酸ビニル製造および精製のシステム内の様々な位置に移動させて、製造および精製のプロセスを容易にすることができる。本明細書で説明されるプロセスおよびシステムの特定の例示的な実施形態は、図1に概略示してある。
一つの実施態様では、酢酸生成反応熱の少なくとも一部を、酢酸ビニルを精製するための精製セクション内にある共沸混合物塔の供給へと移動させる。この実施態様の一つのバリエーションでは、熱を、図1に記載してあるように、低圧フラッシュ室100からの蒸気凝縮物から移動させる。ラインAによって記載されている凝縮物から、酢酸ビニル共沸混合物塔供給40へと熱を移動させる。上記したように、熱は、任意の手段によって、例えば、管形熱交換器または他の標準的なTEMAデザインまたは任意の他の熱交換装置によって凝縮物から除去できる。共沸混合物塔供給40に熱を供給した後、凝縮物を、流れA1として常圧フラッシュ室(atmospheric flash vessel)101に戻す。
または、低圧蒸気フラッシュ室100の中の熱蒸気凝縮物から、ライトエンド塔66の再沸器72へと熱を移動させることができる。また、例えば管形熱交換器または他の熱交換装置のような任意の手段によって凝縮物から熱を取り出し、そして、図1にラインBによって記載してあるように、再沸器72にその熱を移動させることもできる。72に熱を供給した後の凝縮物は、流れB1として常圧フラッシュ室101へと戻す。
別の実施態様では、図1のラインCで記載してあるように、任意の適当な手段、例えば熱交換装置によって、低圧蒸気フラッシュ室100からの熱蒸気凝縮物から、仕上塔74と組み合わせて使用される再沸器80へと熱を移動させることができる。再沸器80に熱を供給した後、その凝縮物を、流れC1として常圧フラッシュ室101に戻す。
更に別の実施態様では、図1のラインDによって記載してあるように、任意の適当な手段、例えば熱交換装置によって、フラッシュ室100の凝縮物から熱を移動させて、酢酸供給22を予熱することができる。酢酸供給に熱を供給した後、凝縮物を、流れD1として常圧フラッシュ室101に戻す。
更に、上記したように、酢酸製造からの反応熱を、酢酸ビニルの製造および精製のシステム内の複数の位置へと同時に移動させることができる。例えば、一つの実施態様では、酢酸製造反応熱の少なくとも一部を、ライトエンド塔66の再沸器72と仕上塔74の再沸器80との間に移動させ配分できる。別の実施態様では、反応熱の少なくとも一部を、仕上塔74の再沸器80と酢酸供給22との間に移動させ配分できる。
一つの実施態様では、常圧フラッシュ室101は、約110℃〜約125℃の温度および約0.5kg/cm〜約2.0kg/cmの圧力に維持する。常圧フラッシュ室101のこの低い温度により、A1〜D1と記載してある凝縮物流の戻りを、冷却でき、そして、より低い温度で流れ102として熱交換器3Bに指向できる。温度が低くれば、より小さい熱交換器3Bを使用することができ、それにより、特に熱交換器3Bがジルコニウムで作製される場合、資本コストをかなり低減できる。
常圧フラッシュ室101は、一定の条件下で、フラッシュ室100から直接に凝縮物を受容しかつ冷却するのにも有用であり得る。例えば、酢酸ビニル製造ユニットが運転されていない場合、熱交換器3Bへと凝縮物を指向する前に、フラッシュ室101を使用して、フラッシュ室100からの凝縮物を更に冷却することができる。
勿論、常圧フラッシュ室101は、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムにしたがって特定の実施態様からは除くことができると理解される。常圧フラッシュ室101を除く場合、熱交換器3Aおよび3Bにおいてはより大きな冷却能力が必要となるだろう。
図1に記載してあるプロセスおよびシステムにおける構成要素および本明細書における他の記述は単に例示であること、また、追加の、より少ない、かつ/または、異なるシステム構成要素を、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムにしたがって含むことができることが理解される。また、本明細書で説明されるプロセスおよびシステムを使用して、酢酸および酢酸ビニル以外の他の化学物質を製造するためのシステムを統合できることも理解される。
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、酢酸および酢酸ビニルを製造するための従来のプロセスおよびシステムを上回る有意なエネルギーおよび経費の節減を提供するのに役立つ。本明細書で説明されるプロセスおよびシステムは、製造される酢酸ビニル1kgあたり少なくとも285Kcalのエネルギー節減を提供するのに役立つ。
本明細書において言及したすべての特許および刊行物は、それらの全内容を本明細書に引用したものとする。
本発明およびその利点を詳細に説明してきたが、様々な変化、置換および変更が、クレームによって規定される本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、成し得ることを了解すべきである。
本明細書で説明されるプロセスおよびシステムの例示的な実施形態を記載している系統図である。

Claims (20)

  1. 以下の工程:すなわち、
    (a)第一反応ゾーンにおいて酢酸を含む第一生成物流を製造する工程;
    (b)第二反応ゾーンにおいて、触媒の存在下で、該第一生成物流からの酢酸の少なくとも一部から成る酢酸反応流を、酸素含有ガスと接触させて、酢酸ビニルモノマーを含む第二生成物流を製造する工程;
    (c)該第二生成物流の少なくとも一部を精製セクションに指向して、該第二生成物流中の酢酸ビニルの少なくとも一部を精製する工程;および
    (d)該第一生成物流の少なくとも一部から熱を取り出し、そして、該第一生成物流から取り出された熱の少なくとも一部を、該酢酸反応流と、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションとのうちの少なくとも一つに供給する工程 を含む酢酸および酢酸ビニルを製造する統合プロセス。
  2. 該第一反応ゾーンにおいて、触媒の存在下で、エチレン、エタンおよびそれらの混合物から成る群より選択される炭化水素を含む気体供給原料を酸素含有ガスと接触させることによって、該第一生成物流を製造する請求項1記載のプロセス。
  3. 該第一反応ゾーンにおいて、液体反応媒体中でアルキルアルコールを一酸化炭素でカルボニル化することによって、該第一生成物流を製造する請求項1記載のプロセス。
  4. 該第一生成物流の少なくとも一部から取り出された熱を、該酢酸反応流と、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションとのうちの少なくとも一つに対して熱を提供するために使用される蒸気凝縮物流に移動させる請求項3記載のプロセス。
  5. 該蒸気凝縮物流を、約150℃〜約160℃の温度に維持されたフラッシュ室に指向する請求項4記載のプロセス。
  6. 該フラッシュ室を、約4.0kg/cm〜約5.3kg/cmの圧力に維持する請求項5記載のプロセス。
  7. 熱を、該蒸気凝縮物から酢酸ビニル共沸混合物塔供給流へと移動させる請求項4記載のプロセス。
  8. 該蒸気凝縮物から、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおけるライトエンド塔の再沸騰流へと熱を移動させる請求項4記載のプロセス。
  9. 該蒸気凝縮物から、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおける仕上塔と組み合わせて使用される再沸騰流へと熱を移動させる請求項4記載のプロセス。
  10. 該蒸気凝縮物から、該酢酸反応流へと熱を移動させる請求項4記載のプロセス。
  11. 熱を、該蒸気凝縮物から、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおけるライトエンド塔の再沸騰流へと、かつ、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおける仕上塔と組み合わせて使用される再沸騰流へと移動させる請求項4記載のプロセス。
  12. 以下の手段:すなわち、
    (a)反応生成熱によって酢酸を製造するための手段;
    (b)酢酸を製造するための手段で製造された酢酸を精製するための手段;
    (c)酢酸を製造するための手段で製造された酢酸の少なくとも一部から酢酸ビニルを製造するための手段;
    (d)酢酸ビニルを製造するための手段で製造された酢酸ビニルを精製するための手段;および、
    (e)酢酸を製造するための手段において酢酸を製造するときに発生する熱の少なくとも一部を、酢酸ビニルを製造するための手段と酢酸ビニルを精製するための手段とに移動させるための手段
    を含む酢酸および酢酸ビニルを製造するための統合システム。
  13. (a)反応生成熱によって酢酸を製造するための第一反応器;
    (b)該第一反応器で製造された酢酸を精製するための第一精製セクション;
    (c)該第一反応器で製造された酢酸の少なくとも一部から酢酸ビニルを製造するための第二反応器;
    (d)該第二反応器で製造された酢酸ビニルを精製するための第二精製セクション;および、
    (e)該第一反応器において酢酸の製造時に発生した熱の少なくとも一部を、該第二反応器と該第二精製セクションの少なくとも一つへ移動させるための熱交換装置 を含む酢酸および酢酸ビニルを製造するための統合システム。
  14. 該第一反応器が、触媒の存在下で、エチレン、エタンおよびそれらの混合物から成る群より選択される炭化水素を含む気体供給原料を酸素含有ガスと反応させるための反応ゾーンを有する請求項13記載の統合システム。
  15. 該第一反応器が、液体反応媒体中で、アルキルアルコールを一酸化炭素でカルボニル化するための反応ゾーンを有する請求項14記載の統合システム。
  16. 該第一反応器で生成された生成物から蒸気凝縮物流へと熱を移動させるための熱交換器を含む請求項15記載の統合システム。
  17. 該蒸気凝縮物流から酢酸ビニル共沸混合物塔供給流へと熱を移動させるための熱交換装置を含む請求項16記載の統合システム。
  18. 該蒸気凝縮物流から、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおけるライトエンド塔の再沸騰流へと熱を移動させるための熱交換装置を含む請求項16記載の統合システム。
  19. 該蒸気凝縮物流から、該酢酸ビニルを精製するための該精製セクションにおける仕上塔と組み合わせて使用される再沸騰流へと熱を移動させるための熱交換装置を含む請求項16記載の統合システム。
  20. 該蒸気凝縮物流から、酢酸ビニルを製造するために使用される酢酸の少なくとも一部へと熱を移動させるための熱交換装置を含む請求項16記載の統合システム。
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