JP2007526850A - 乗り入れ式船舶用フローティングドック - Google Patents

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Abstract

船受容部(30)を規定する一片に成形された本体を有する、乗り入れ式船舶用フローティングドック(10)。船受容部(30)は、船受容部の底部にあるローラー構体(72)と、船受容部の両側にある滑り構体(42、42a、242、300)とを有する。ローラー構体と滑り構体は、船舶用ドックの補修のために、容易に取り外しや交換をすることができる。船舶用ドック本体に連結することのできる拡張ユニット(130)が提供される。拡張ユニットは、拡張部材本体(132)と、拡張部材本体から延びる舌状部(134)とを有する。舌状部は、船舶用ドック部本体の船受容部(30)への入り口部(36)と相補的な底面(160)を有するような大きさと形状にされている。拡張ユニットも、拡張ユニットが船舶用ドックに連結された際に船受容部の長さを長くする、船受容部(139)を有している。

Description

本発明は、フローティングドックや桟橋等に関し、特に、水上バイクや小型船舶などの船をドライドックすることが可能な、乗り入れ式の船舶用フローティングドックに関する。
本出願は、2004年2月6日に、水上バイク用ドックというタイトルで出願された、米国仮出願番号60/542,140に基づいて優先権主張を行うものであり、これはこの参照によって本発明に包含される。本出願は、2004年8月23日に、乗り入れ式ボート用フローティングドックというタイトルで出願された、米国出願番号29/211,862;2004年8月23日に、乗り入れ式ボート用フローティングドックの拡張というタイトルで出願された、米国出願番号29/211,860;2004年8月23日に、拡張された乗り入れ式ボート用フローティングドックというタイトルで出願された、米国出願番号29/211,867、の一部継続出願でもあり、これら全てはこの参照によって本発明に包含される。
船舶用のドックは、通常、水塊(湖、川、海など)の底に埋め込まれた、木甲板を固定するための杭を有している。このようなドックや桟橋などは、建設が困難である上に多大な時間を必要とし、また膨大な維持費がかかる。さらに、ドックがフローティングドックでない場合には、ドックが設置された水塊の水位の上昇や下降に大きな影響を受けてしまう。
木製ドックと桟橋に関連するいくつかの問題を解決するために、プラスチック製のドックが紹介されている。このようなドックは木製ドックに必要な維持管理が不要である。このようなモジュール式ドックの例は、特許文献1に開示されており、この参照によって開示に含まれる。
米国特許第5,281,055号公報
この特許に開示されているモジュール式フローティングドックは、ドック部あるいはドックのビルディングブロックであり、所望の大きさと形状のドックを形成するために、複数のドック部を互いに連結することができる。プラスチック製ドックに付加することのできる、様々な構成材が紹介されてきた。ドックに一般に求められるアドオンは、小型船舶、一般には、Jet Ski(登録商標)やSee Doo(登録商標)のような水上バイク(PWC)、あるいは長さが約25フィート未満のボートのような小型船舶のための、乗り入れ式船舶用ドックである。乗り入れ式船舶用ドックは、船がドック上にあるときに、船が水から出た状態に保つものであり、これによって、船の修理や、船への乗船、船からの上陸を容易にすることができる。船をドライドックすることは、船が使用される場所によっては船体上で成長してしまう、藻やフジツボなどから船を保護することにもなる。様々な乗り入れ式船舶用ドックが開発されている。しかしながら、これらは一般的に形状が複雑で、製造や組み立てに費用がかかるものであった。
本発明の乗り入れ式船舶用フローティングドックは、上面と、底面と、上面と底面との間に広がる前面、背面、及び、側面を有する。上面と、底面と、前面と、背面と、側面は、体積を規定し、これは、好ましくは空気で満たされているものであるが、浮力のある素材で満たされていてもよい。ドックは、ドックの上面に形成されている船受容部を有する。船受容部は、ドックの背面で開いており、ドックの背面から前方に広がる入り口部と、入り口部の前方にある中央部とを有している。
船受容部の中央部は、底面と側壁を有している。船受容部の中央部の底面と側壁の一方、好ましくは両方には、ポケットが設けられている。底面のポケットは、底部ローラー構体または滑り構体を受け、側壁に設けられたポケットは、滑り構体を受ける。船受容部の入り口部は、傾斜面と、船受容部入り口部底面からドック本体上面まで広がる側壁と、入り口部側壁にある対向する側壁ポケットとを有する。側壁滑り構体は、船受容部の中央部と入り口部にある側壁ポケットにそれぞれ受けられており、底部のローラー構体または滑り構体は、船受容部の底部ローラーポケットにそれぞれ受けられている。
段部は、底部のローラーポケットの境界を作り、段部には横方向の溝が設けられている。底部のローラー構体は、車軸と、段部の溝に受けられている両端と、車軸上に回転可能に取り付けられた少なくとも1つのローラーとを有する。平板は、車軸の上に広がっており、底部の壁にあるローラー構体を所定の場所に保持するために、段部に固定されている。
1つの実施形態における側壁滑り構体は、側壁のローラーポケットの中に入って固定されるような大きさと形を有する基体と、基体上に延びる横部材とを有している。ブラケットは、横部材に沿って、水平方向に、選択された場所に位置することができる。車軸は、ブラケット上の垂直方向に選択された位置に回動可能なように取り付けられており、ローラー部材は、車軸の両端に取り付けられている。横部材に対するブラケットの位置選択能およびブラケット上の車軸の位置選択能によって、側壁ローラー構体を異なった形状の船と船体のために構成することができる。2つ目の実施形態における滑り構体では、ローラーは、船体がその上を滑ることができるようなパッドに置き換えられている。3つ目の実施形態における滑り構体は、間隔を設けて配された側壁ポケットに位置する2つの基体を有している。ローラーの軌道は2つの基体の間にあり、2つの基体に取り付けられている。
船舶用フローティングドックは、ドックの側部に沿ったドック底面に、複数の区画を有している。区画の中には、膨張/収縮可能な浮嚢が設置される。浮嚢は、必要に応じて膨張させるためにコンプレッサーやポンプと作動可能なように接続される。
ドックがより長い船を受け入れることができるように、ドックの全長を長くするために、ドックには拡張部材を連結することができる。拡張部材は、拡張部材本体と、拡張部材本体の前面から延びる舌状部を有している。舌状部は、ドックの船受容部の入り口部の中に入れ子になるように、ドック船受容部の入り口部の少なくとも後部の一部に一致する底面を有している。拡張部材本体は、傾斜面を有する上面にある船受容部と、底部ローラーポケットに取り付けられているローラー構体を有する、傾斜面の上端に隣接している底部ローラーポケットと、側壁ポケットに取り付けられた側壁滑り構体を有する、拡張部材船受容部の対向する側壁に設けられた側壁ローラーポケットとを有している。
拡張部材とドック本体の両方の入り口部の側壁は、拡張部材とドック本体の船受容部の入り口を形成するように、外側に広がっている。このフレアー状の壁は、ドックの船受容部の中に船をガイドする。
以下の詳細な説明は、発明の例示を意図するものであり、発明の限定を意図するものではない。本説明によれば、当業者が本発明品を製造し、使用することが明らかに可能であり、本説明には、本発明者らが現在本発明を実施するのに最良の形態であると考えるものを含む、いくつかの実施態様、脚色、変形例、代替案、および本発明の利用法が述べられている。さらに、本発明は、以下の説明に示される、あるいは図面に図示される、構造の細部や構成の配置に限定されないことを理解されなければならない。本発明は、他の実施態様で実施することができ、また、様々な方法で実施あるいは実行することができる。また、ここで使用されている表現および専門用語は、本発明を説明するためのものであり、限定するものではないことを理解されなければならない。なお、以下で使用される参照番号は、複数の図面を通して使用されている。
図面には、通常、乗り入れ式船舶用フローティングドック本体あるいは水上バイク(PWC)や小型船舶を受け入れるサイズのフローティングドック部10の実施態様が示されている。水上ボートを受け入れるために、ドック部10は好ましくは180”L×80”W×15”Dの寸法を有する。水上バイクへの使用について述べているが、フローティングドックは、船舶用ドック部10の後部に拡張部材130を付加することによって、20フィートあるいはそれより長いスピードボートのような、より大きな船舶に使用できる大きさに拡張することもできる。より大きな(すなわち幅が広い)船舶を受け入れるために、ドック部10の寸法は、適切な大きさに大きくすることもできる。ドック部10と拡張部材130は、共にプラスチックで成形された一片の部材として形成される。例えば、ドック部10と拡張部材130は、回転成形によって成形することができる。ドック部と拡張部材の両方とも、体積を規定するものであり、好ましくは空(すなわち空気で満たされている)である。しかしながら、必要に応じて、発泡体のような浮力のある材料で満たされていてもよい。
ドック部10は、正面12、側面14、背面16、上面18、および底面20(図3)を有している。ドックの上面18は、使用者が歩くデッキ表面を形成している。デッキ表面から側面への水の流れを促すように、溝22が、デッキ表面18を横断するように延びている。図示されるように、溝22はドック部10の両側面14の間に延びているが、ドック部の正面12と背面16の間に延びるように形成されていてもよい。
ドック部10の側面、正面、および背面には、コネクタソケット24が設けられている。ソケット24は、ドックの表面18と底面20にある、それぞれ対応するポケット24aおよび24bを有している。2つのポケット24a、bの間には、タイロッドの受け入れ溝24cが延びている。ソケット24は、2つのドック部10を連結することを可能にする、あるいはモジュラードック部にドック部10を連結することを可能にする、コネクタ25を受け入れる(図4および図15)。好ましいコネクタは、この参照によって開示に含まれる、米国特許第5,261,055号に述べられているような、「骨型」あるいは丸みをおびたT型コネクタである。ポケット24a、bのそれぞれの形状は、コネクタを半分にした形と同じである。前述の特許に述べられているように、1つのドック部のポケット24a、bは、第二のドック部のポケットと位置が揃えられている。隣接したドック部の2つの並んだポケットは、コネクタの形状に対応する形状のポケットを形成する。コネクタとポケット24は、コネクタがポケットの横方向に抜けないような形状である。それゆえ、「骨型」あるいは丸みをおびたT型のコネクタが上述の特許に開示されている。しかしながら、コネクタは、同様に抜けないような他の形状とすることもできる。理解されるように、複数の乗り入れ式船舶用ドック部10を互いに連結して1つのドックを形成することができ、そのうちの1またはそれ以上のドック部10は、1またはそれ以上の拡張部材130を備えていてもよい。また、ドックは、上述の特許に述べられているようなドック部に連結されていてもされていなくてもよい単一の乗り入れ式ドック部10によって構成されていてもよく、これは拡張部材を備えていてもいなくてもよい。
一連の溝26は、ドック部10の上面と底面の間の両側面に沿って延びている。2つのドック部が互いに連結されると、隣接して連結されたドック部の溝26は、連結されたドック部材10のデッキ表面18から2つのドック部の間を通って水が容易に排出されるように、2つのドック部の間に開口部を形成する。
ドック上面18には、船受容部30が形成される。船受容部30は、デッキ表面18が船首デッキ部18aと2つの側部デッキ部18bを形成するように、ドック部10の両側面14の略中央に位置している。船受容部は、船を受け入れるために、ドック10の後部で開口している。船受容部は30、船首部32と、中央部34と、船尾部または入り口部36を有している。3つの部分は一緒になって、船体の形状に概ね一致する形状を有している。船首部32は一般的にアーチ型をしており、ドック部の中心線32bから両側面へ上方に向かってカーブしている側面32aを有している。船首部はデッキ部の前方へも上方へ向かってカーブしており、両側面32bは先端で交わるようにドック部の船首に向かって内側へもカーブしている。したがって、図1および図2で最もよく分かるように、船受容部30の船首部32は、尖頭アーチ(すなわち、ゴシック様アーチ)を形成する。
船受容部30の中央部34は、中央溝部38から上方かつ外方に向かってカーブしている略平行な側面34aを有している。溝部38は、尖頭アーチあるいは頂点を有するアーチである船首部38aを有している。主溝部38bは、船受容部30の船首溝部38aから船尾部36へ後方に延びている。主溝部38bは、略平行な側面と、底面とによって形成されている。段部39は、主溝部38bの両側に沿って延びている。主溝部は、ドックの船首から船尾に向かって、下方向へ傾斜している。したがって、段部39の外壁は、段部の前方から後方に向かって高さが高くなっている。
対向する両側壁34aには、船受容部30の中央部34の長手方向に沿った略中央に、側部ポケット40が形成されている。それぞれの側部ポケット40は、略垂直な端壁40aと、略垂直な側壁40bと、傾斜底部40cを有している。それぞれの側部ポケット40は、主溝部38bに向けて開くように、それらの底部の対向する端壁40aで開口している。船受容部の側壁34aが湾曲しているのに対し、側部ポケット40の傾斜底部40cはほぼ平らである。したがって、ローラーポケット側壁40bは、壁の長手方向に沿って高さが変化している。
側部ポケット40は、滑り構体42を受け入れる。滑り構体42(より詳細には図9〜11に示されている)は、平板44と溝部材45とを有する基体43を有している。平板44は、側部ポケットに入るような大きさと形状である。平板44は、ねじのような留め具を用いて側部ポケット40の中に固定されている。基体43は、他の手段によってポケット40の適当な位置に固定されていてもよい。例えば、ポケット40は、ポケットの中に基体43を嵌め込み式に固定するために、小さなリブや突起を備えていてもよい。あるいは、基体は、ポケットの中に単に摩擦的に固定されていてもよい。溝部材45は、基体43が逆Tの字の形になるように、平板44の長手方向略中央に位置している。溝部材45は、その長手方向に沿って複数の開口46を有している。開口46は、好ましくは溝部材45の長手方向に沿って等間隔に設けられる。滑り構体の基体43は、溝部材45を有する単一の一片の部材として形成されていてもよいし、溝部材45が平板44に固定された別部材とされていてもよい。
滑り構体の1つの態様においては、ブラケット48が溝部材45に取り付けられる。ブラケット48は、それぞれが底部あるいは基部52と上部54とを有する、一対の鏡像部材50を有している。ブラケット基部52は、溝部材45の間隔を開けて設けられた開口46と位置が揃うような大きさと間隔にされた開口52aを有している。留め具53は、溝部材へブラケット48が固定されるように、位置が合わせられた溝部材45の開口とブラケット基部50とを貫通している。ブラケット上部54は、基部52から略垂直方向に延びており、溝部材45に載っているブラケットの段部56を形成するように、基部からわずかに内側に位置している。したがって、部材50は、概ね側面図では“++”型をしている。2つの上部は、互いに略並行である。一連の開口58は、上部54に沿って、垂直方向に間隔を開けて設けられている。
車軸60は、選択された1つのブラケット開口58と車軸60とを通って延びるピン61によって、ブラケット48に、2つのブラケット部材50の間の位置に、取り付けられる。ピンは、それを中心に車軸が回転可能になる回動軸を形成する。車軸60は、U字型中央部の両端から外側に向かって延びる一対のアーム60bを有する、略U字型中央部60aを有している。2つのアーム60bは、同一直線状にあり、ローラー62を受け入れている。
図10Aおよび10Bに示されるように、ブラケット開口58が設けられることで、車軸、したがってローラーも、垂直方向に位置を調整して固定することができるようにされている。さらに、溝部材45に開口46が設けられていることで、ブラケット48を水平方向に位置を調整して固定することができるようにされている。したがって、ブラケットの位置とローラーの高さは、ドック10の船受容部30の中に入れられる船の形や大きさによって調整(あるいは変更)することができる。これも図10Aおよび10Bに示されているように、車軸60(したがってローラー62も)は、ピンによって形成される回動軸の回りを旋回する。これによって、ドック10に載置される船舶の船体を両方のローラーが進めるように、ローラーを回動させることができる。溝部材へのブラケットの取り付けと、ブラケットへの車軸の取り付けのために、それぞれ留め具とピンが開示されているが、ローラー構体を組み立てるために代替手段を用いることもでき、そのようにしても同様に溝部材に沿ったブラケットの位置選択性およびブラケット上の車軸の位置選択性をもたせることができる。例えば、溝部材またはブラケットに、溝部材とブラケットの他方にあるツメあるいは穴に受けられるようなピンを用いてもよい。そのようなピンとしては、バイアスバネであってもよい。同様なピンをブラケットに車軸を連結する際に用いることもできる。あるいは、ブラケットが溝部材に沿ってスライドし、ブラケット上の所望の位置(個々の位置に対向するように)に位置できるように、ブラケットと溝部材に溝とリブを備えることもできる。
図12には、代替例の滑り構体42aが示されている。図12には、ドック部10の側部ポケット40に位置する滑り構体42aが示されている。滑り構体42aは滑り構体42(図9)と実質的に同じであり、ブラケット48’が取り付けられた基体43を有している。しかしながら、滑り構体42aは、ローラーを使用する代わりに、ブラケット48’に取り付けられたパッド62aを有している。パッド62aは、ポリウレタンのような、船体を擦ったり傷つけたりしない材料からできており、船体を、パッド62a上をごく容易に滑らせることができるようにされている。パッド62aがブラケット48’に対して旋回あるいは回転することができるように、パッド62aは、滑り構体のローラー/車軸サブ構体42のように、ブラケット48’に取り付けられている。これによって、パッド62aも、ローラー62と同様に、異なった形状の船舶を進めることができるようにされている。
上述したように、滑り構体の基体43は、ネジのような留め具によって側部ポケット40に受けられ固定される。滑り部材(すなわち、ローラー62またはパッド62a)は、長い間のうちには、交換が必要になる。例えば、ローラー62は、車軸アーム60b上で容易に回転が止まってしまうようになるかもしれない。この場合、滑り構体はネジを用いて所定の位置に固定されているので、新しいローラー構体に交換するために、滑り構体42、43を側部ポケット40から容易に取り出すことができる。
図1、2に戻ると、船受容部30の溝部38は、間隔を開けて設けられた底部ポケット68も有している。ポケット68は、底面68a、前壁68b、側壁68c、そして後壁68dを有している(図3B)。底面68aは略水平であり、排水孔69を備えている。上述したように、溝部は傾斜しているため、前方のポケットは中央のポケットよりも高く、中央のポケットは船尾のポケットよりも高い。ポケット68間の溝部表面は、1つのポケットの後部68dから隣接するポケットの前壁68bの方へ、下方向に傾斜している。ポケットの前壁と後壁の間の溝部の段部39には、対向するように並んで間隔を開けて設けられた溝70が形成されている。
溝部ポケットまたは底部ポケット68は、底部のローラー構体または滑り構体72を受け入れる。ローラー構体72(図13、14)は、対向する段部39の間に延び、段部の溝60に入るような大きさの、車軸74を有している。車軸74は、車軸上に広がり、留め具によって溝部の段部39に取り付けられている平板76によって、ポケット段部の溝70に固定されている。例えば、段部の溝は、図1、2に見られるように、3つ一組で形成される。車軸74は、3つの溝のうちの中央の溝で受けられており、平板76は、車軸の上に広がっており、また、外側の溝70と位置が揃う開口76aを有している。留め具は、平板の開口76aと、段部の溝70を貫通し、それによって車軸を所定の位置に固定している。車軸74は、平板76に通常隣接している一対の外側スペーサー78と、中央スペーサー80と、中央スペーサーと外側スペーサーとの間に位置する一対のローラー82を有している。図13、14に見られるように、ローラーは、中にスペーサーが入る端部開口82aを有している。好ましくは、ワッシャ84が備えられ、ローラーの内壁と中央および外側スペーサーとの間のローラーの端部開口82aに取り付けられる。車軸74に沿ってローラーが動くのを防ぐために、外側スペーサー78は、例えば溶接などによって車軸74に固定される。上述したように、ローラー構体72は平板76によって所定の位置に固定されている。ローラー構体72は、もし必要であれば、単に平板76を取り外すことによって、容易に取り外し、取り替えることができる。平板76が取り外されると、ローラー構体72はドック10から容易に取り出し、新しいローラー構体に取り替えることができる。
底部ローラー構体の車軸は、段部の溝70に受けられているものが示されているが、底部ローラー構体72は、他の手段によって所定の場所に固定されていてもよい。例えば、ローラー構体の車軸74の両端は、ポケット68の中あるいはポケット68に近接して、ドック部10に固定されるブラケットの中に位置していてもよい。ポケット68の中にローラー構体72を取り付けるために、他の公知の手段を用いることもできる。好ましくは、このような手段は、ローラー構体が必要とする交換のためにローラー構体72を取り外すことができるものである。また、段部のスロットあるいは溝70は、所定の場所に車軸74をスナップ式に受けて固定するような形状をしていてもよい。
図1、2に戻ると、船受容部30の船尾部36は、船尾溝部ローラーポケット68の後部から外側に広がる傾斜面を有している。傾斜面86は、ドック部10の開いた後部に向かって下方向に傾斜している。対向する側面88は、傾斜面86の両側面から上方向に延びている。側面88は、概ねフレアー状の低い後側面88aと、カーブした上方にある前側面88bを有している。カーブした面88bは、事実上、中央部34の表面34aの延長面である。後側面88aは、船受容部30の中へ後部開口を形成するように、傾斜面から外側に広がっている。理解されるように、後壁面88aは外側へ広がっているため、船が船受容部30の適切な位置にくるように、ドック部10に入る船をガイドする。傾斜面86の前端部のわずかに後方にある前側面88bには、対向する一対のポケット90が形成されている。それぞれのポケット90は、滑り構体42(または42a)を受け入れる。最後に、ドック10後端の傾斜面86の後端には、船尾のローラーを受け入れるための切り欠き部92が設けられている。切り欠き部92の側壁は、段部に形成された溝94を有している。溝94は船尾ローラー構体(図4参照)の車軸を受ける。船尾ローラー構体の車軸は、溝部底面のローラー構体72と同様に、平板によって所定の位置に固定される。
図3および図3Aを見ると、ドック部10の底面20は、船受容部の下に、複数の溝100、102、104を有している。溝100と102は、軸方向に延びている溝100と、横方向に延びている溝102が、囲み領域を形成するように互いに垂直に延びている。溝104は、船受容部30の船首近傍から、後方へ外側方向に斜めに延びている。溝100、102、104は、理解されるように、ドック部10に構造的剛直性を付与している。さらに、ドック底面20の船受容部30の外周には、より大きく広い溝106が、設けられている。
ドック底面20は、ドック底面の外周に沿って、間隔を開けて設けられた複数の区画108a−dを有しており、これらはドック部表面18aと18bのほぼ真下に位置している。前方区画108aは、略台形の形状をしており;中央前方区画108bは、略長方形の形状をしており;中央後方区画108cと後方区画108dは、略L字型の形状をしている。区画108a−dは、区画について、ドック部の前端と後端の間のドック中央部を通る対称軸が存在するように、ドック底面の両側に配置されている。全ての区画108a−dは、ポケット表面に構造的剛直性を持たせるために、横方向に延びる溝112を中に有する上面110を有している。区画108aと108bの上面110は、略水平である。しかし、区画108cと108dの上面110は、水平部110aと傾斜部110bを有している。水平部110aは、ドック部の側部に沿って延びており、傾斜部110bは、水平部110aの内端からドック部10の中央に向かって横方向に延びている。そのため、区画108cと108dは、ドック部10の端部と隣接する部分で最も深く、L字型ポケットの内側に延びる部分に沿ってドック部の中央へ向かって徐々に浅くなっている。区画108a−dの上面は、ドックのデッキ18の底面から隔てられており、ドックデッキ18の底面と隣接する頂部を有する溝112を有している。溝は、好ましくは、ドックデッキ18の底部と接するか、あるいは底部からわずかに隔てられた状態である。好ましくは、溝112は、ドックデッキ18の底部と接している。ドックデッキ18の底部と接触している(そして接続されている)ことで、溝112は、ドックデッキを支持することができる。
船は、一般的には、後方が重くなっている。したがって、船がドックに入ると、ドックは後方に傾斜する。すなわち、ドックの後部がドックの前部よりも低くなる。船がドック上にあるときに、ドックを水平にするべくドックの後部を上げるために、後方にある2つの区画108cと区画108dに、膨張/収縮可能な浮嚢114を置くことができる。膨張すると、浮嚢はドック部10の後部の浮力を増加させ、それによってドックが水平になるようにドックの後部を持ち上げる。浮嚢114は、図3Dに概略的に示されるように、作動させるためにエアチューブ118を介してコンプレッサー/エアポンプ116と接続される。ライン118上にはバルブ120が取り付けられている。浮嚢を膨らませるために、バルブ120が締められ、コンプレッサーが動かされる。2つの浮嚢はコンプレッサー/エアポンプ116に対して並列に接続されているため、実質的に同じ速度で膨らむ。膨らませ終わると、コンプレッサーはオフにされる。浮嚢を収縮させる際には、バルブ120がエアチューブに対して開かれ、これによって浮嚢114が大気と連通される。バルブが開かれると、ドックの重さが浮嚢を圧縮し、浮嚢を収縮させる。上述のように、2つの浮嚢114はエアラインに対して並列に接続されているため、実質的に同じ速度で収縮する。コンプレッサー116は、ソーラーパネル、12V電源装置(すなわちバッテリー)、あるいは110V電源装置(すなわちAC電源)のいずれの電源を備えていてもよい。
コンプレッサー116は、浮嚢114内部の圧力が所定の圧力に達した時、あるいはドック部が水平になった時に、コンプレッサーが止まるように、自動停止装置を備えることもできる。例えば、ドック10が水平になった時、回路を開くために水銀スイッチなどを用いることができる。
浮嚢114は、後方の2つの区画108cと108dのみに備えられているが、膨張/収縮可能な浮嚢は、前方の区画108aと108bにも備えられていてもよい。この追加される浮嚢も、コンプレッサー116によって膨らませるために、エアライン118と接続される。前方の2つの区画108aおよび108bにも浮嚢を備えることで、船が乗り入れ式船舶用ドックに入った際に、より確実に船が水の外に出るように、ドックを完全に持ち上げることができる。一般的に船は後部が重いため、もし全ての区画108a−108dに浮嚢が備えられる場合には、船の後部の重さを相殺すべくドックの後部に大きい浮力を付与するように、後部の浮嚢は前部の浮嚢よりも大きくされる。また、前方のポケットにある浮嚢のための、第二のバルブを設けることもできる。このようなバルブは浮嚢の膨張と収縮の間、ドックを水平に維持するために手動あるいは自動で操作される。
図4に示されるように、ドック部10は、より長いドックとするために、拡張部材130を備えることもできる。上述した寸法のドック部10は、長さが最高14フィートの船舶を受け入れることができる。拡張部材130は、ドックを約19フィート(約5.8m)の全長にし、これによってドックは最大18フィート(約5.5m)の長さの船を受け入れることができる。さらに長い船を受け入れるために、ドックはさらに拡張部材130を備えることもできる。
図5〜8により詳細に示されるように、拡張部材130は、本体部132と本体から前方に延びている舌状部134を有している。拡張部材本体132は、上面136と、側壁138と、背面140と、前面142と、底面144を有している。ドック拡張部材130は、好ましくは、ドック部10のように中空である。しかし、拡張部材は、必要に応じて浮力のある材料で満たされていてもよい。拡張部材本体は、拡張部材130がドック部10に連結された時(以下で説明する)に、拡張部材上面がドック部上面18と同一平面になり、拡張部材側面がドック部側面14と同一平面になり、拡張部材底面144がドック部底面20と同一平面になるように、ドック部10の幅および高さと実質的に同じ幅および高さを有している。これによって、図4に示されるように、拡張されたドックが外観上1つになる。
拡張部材130は、ドック部10の船受容部30の船尾部36と実質的に同様の船受容部139を形成する。船受容部139は、その両端が、ドック部10のデッキ側部表面18bと実質的に同じ広さを有するデッキ表面141に接している。拡張部材本体132の前部と後部には、コネクタソケット137が設けられている。コネクタソケット137は、ドック部10のコネクタソケット24と同じである。前方のソケットは、図4に示されるように、ドック部10の後部でソケット24と位置が揃うようにされている。ドック部10に拡張部材130を固定するために、米国特許第5,281,055号に述べられているようなコネクタまたは連結器25が、位置が揃えられたソケット24、137の中に入れられる。拡張部材本体は、拡張部材130の上面136から水が除去され易いように、そのデッキ表面および側面に沿って、ドック部10と同様の溝を有している。
上述の特許に述べられているように、骨型の接続器25は、コネクタソケットの上部ポケットおよび下部ポケットの中に入る、上部アンカーおよび下部アンカーと、2つのアンカーの間にあるタイロッドからなっており、上部ポケットと下部ポケットの間にある溝に受けられる。接続器は適当な材質で作られていればよいが、好ましくはゴム素材で作られる。ゴム素材で作られることによって、アンカーがソケット内にあるときに波や風の動きによってかかる、ねじり応力に耐えるのに十分な強度で、アンカーがソケットにしっかりはまるようにすることができ、さらに、これらの力によって圧迫されても強度や弾力をほとんど失うことないような、十分に柔軟なアンカーにもすることができる。コネクタタイロッドとコネクタアンカーの連結によって、しっかりとした接続とすることができる。ドックの組み立てにおいて、コネクタソケットの中にコネクタアンカーが入れられた後、タイロッドはコネクタの2つのアンカーの間にとまりばめとなるように嵌められる。したがって、コネクタは、ドック部10のデッキ表面と拡張部材130のデッキ表面の間に大きな隙間が生じないように、拡張部材130がドック部10にしっかりと隣接するように保持する。ドック部10と拡張部材130の高さが一緒にされ、ドック部10に近接して拡張部材が保持されることで、拡張部材130がドック部10に対して動いてしまうのが十分に防止される。すなわち、拡張部材130とドック部10の連結は十分に固い連結である。
拡張部材130の船受容部139は、拡張部材130の略中央に沿って延びる斜面を有している。側壁142は、ドック部10の船受容部の側壁88と実質的に同じである。拡張部材の船受容部の側壁142は、概ねフレアー状の低い後側面142aと、カーブした高い前側面142bを有している。後側面142aは、船受容部139へ開く後部開口を形成するように、傾斜面140から外側に広がっている。拡張部材の長手方向の略中央には、前側面142bに、一対の対向する側部ポケット140が設けられている。それぞれのポケット146は、側壁滑り構体42(または42a)を受ける。傾斜面140の頂部には、前方ローラーポケット148が設けられている。ポケット148の両側には段部150が設けられており、段部150は溝152を有している(図8)。段部の溝152は、ローラー構体72の車軸を受け、ローラーはポケット148の中に受けられる。最後に、後端の傾斜面140の後端には、船尾のローラー構体を受け入れるための切り欠き部154が設けられている。船尾のローラー構体(ドックの後部に設置されている船尾ローラー構体と同じ)は、車軸回りに軸頚を有する一対のテーパーローラーを有している。車軸は、切り欠き部154の両側にある対向する段部に形成されている溝の中に受けられる。車軸、したがって船尾ローラー構体も、は、船尾の切り欠き段部に固定されている平板によって所定の位置に保持されている。
拡張部材の舌状部134は、拡張部材本体132の前側面142から前方向に延びている。舌状部は、拡張部材がドック部10に連結された際に、舌状部の前端が船尾部の壁にあるローラーポケット90の位置と同じ、あるいはわずかに後方に延びるような長さを有している。舌状部は、ドック部10の船受容部船尾部36の壁88aと繋がる表面を形成するように横方向と縦方向の両方に湾曲した底面160を有している。舌状部の上面162は、平らな中央溝部164と、カーブした側壁166を有している。溝部164は、ドック部の傾斜面86と位置が揃うようなサイズ、形状、位置を有している。カーブした側壁166は、船尾部の壁88bの形と一致する形状を有している。
図6を見ると、拡張部材の底面は、概ねドック部10の底面と同じであり、拡張部材のデッキ表面の真下に位置する、膨張/収縮可能な浮嚢を置くための、一対の対向する浮嚢区画170を有している。浮嚢区画170は、基本的にはドック部10の区画108c、dの大きさや形状と同じである。拡張部材の浮嚢は、ドック部10と同じコンプレッサーで膨張され、同じバルブで収縮されるように、ドック部10の空気圧系統と接続される。
図4で最もよく示されるように、拡張部材がドックに連結されると、一続きの船受容部30とドック部10のデッキ表面18bが形成される。さらに、舌状部134はドックの船尾部36と一致する形状をしており、拡張部材の船受容部139がドック船尾部36と実質的に同じであるため、全体としてのドックの長さをさらに延ばすために、第二の拡張部材を第一の拡張部材に付加することもできる。
図15をみると、ドック部10に拡張部材130が付加されると、連結されたドックは、拡張部材の側壁ポケット146とドック部10の側壁ポケット90の間にわたる、あるいは延びる滑り構体242を有する。滑り構体242は、基体43と同じである一対の基体243を有している。基体の1つは拡張部材の側部ポケット146に固定されており、他方はドック部後部の側部ポケット90に固定されている。細長いレール244は、その間に延び、またブラケット246を介して基体243に取り付けられている。図15に示されるように、レールは、船尾側の基体243の後方へ、そして、前側の基体243の前方へと延びている。ブラケット246は、滑り構体42のブラケット48のように、ブラケット246に対してレール244が旋回できるようにされている。レール244には、互いに離隔して複数のローラー248が取り付けられている。図15に示されるレール244は、略U字型であり、ローラー248は、レールの両側に1つづつのローラーが、そしてレールの中央の溝に1つのローラーが位置するように、3つ1組で取り付けられる。レールは、梁として設けられてもよく、その場合、ローラーは、梁の両側に1つづつのローラーが位置するように、2つ1組で取り付けられる。当然ローラー上を通る船の大きさや重さによって、ローラーは各単一であったり、4つ以上1組であったりしてもよい。また、もし必要ならば、ローラーは、レールの長さ方向に延びる複数の個々独立したパッド、あるいは1つの細長いパッドを有していてもよい。滑り構体242は、細長い滑り構体のため、ドック部10の前方の側壁ポケットに滑り構体を設ける必要はない。滑り構体242が拡張されたドックに使用されている形態(すなわちドック部10と拡張部材130の構体)が図示されているが、滑り構体242は、単独のドック部10に使用されてもよい。その場合、滑り構体の基体243は、ドック部10の側部ポケット40と90に入る。
ドックの側部ポケットに、第三の側部滑り構体300が取り付けられている図が示されている。滑り構体300は、ドック部10の側部ポケット40または90の中と、拡張部材130の側部ポケット146の中の、いずれに位置していてもよい。滑り構体300は、図16に示されるように、ねじやボルトのような留め具を用いてポケットの床に固定されている一対のブラケット302を有している。ブラケットは、同様な様々な他の方法で床に取り付けられていてもよい。例えば、ブラケットが上述したような止まりばめでポケットに嵌まるように、ポケットの形を合わせてもよい。図19、20に示されるように、それぞれのブラケット302は、ポケットの床にブラケットを取り付けるように留め具が入るような細長い孔306を有する基体304を有している。脚部308は、ポケットの外縁部から略垂直上方向に延びている。図19には、略台形の形状の脚部が示されているが、これはどのような形状であってもよい。脚部308の中には、車軸312が通る開口310が形成されている。車軸は、314のような外縁部で取り付けられる。ブラケット脚部308の開口310は、開口で車軸312が自由に回転できるような大きさである。
中央ローラー316は、ブラケットの脚部308の間に位置している。ローラーは、両端320と、外側の円筒型表面322と、両端320の間にある軸路318を有している。図にはローラー316の全てにわたって延びている軸路が示されているが、ローラーのそれぞれの端部から軸方向に内側に延びる、対向して並んだ軸路あるいは穴とされていてもよい。図示されているように、中央ローラー316は、柔らかい材料326(プラスチックやポリウレタン、あるいは船体がローラー上を通過する際に船体を傷つけないような他の材料、)で包まれた、中心金属または堅いコア324を有している。堅いコアは、ローラー316に構造的剛性を付与し、外側の材料326は、船体を引っかいたり損ねたりしない表面にする。コア324は、ローラー316から省いてもよく、その代わりに、ローラー316は、上述した、プラスチック、ポリウレタン、または船体がローラー上を通過する際に船体を傷つけないような他の材料である、外側の材料で全体が形成されていてもよい。
軸路318は、車軸312を摩擦的に受け入れる大きさである。図18に示されるように、車軸312は、外側の層である材料326を通ってローラーの堅いコア324の中に入る大きさである。車軸312は、ローラーの両端で受けられた際に、車軸312のねじ山314がある端部が、ローラー316と反対の脚部側にくるように、ローラーの両端から、ブラケットの脚部308を通りぬけるような大きさでもある。
それぞれの車軸312の端部には、ローラーキャップ328が取り付けられている。ローラーキャップ328は、ローラー16の直径と大体同じ直径を有する略円筒型である。しかし、キャップは、ローラーキャップに尖った外縁が存在しないように、カーブした外端を有している。軸路330は、ローラーキャップ328を軸方向に通って延び、ローラーキャップ328の外端の皿状部332に通じている。車軸312は、車軸のねじ山が設けられた端部314が皿状部332に入るように、キャップの軸路330を通り抜けて延びる大きさである。それぞれの車軸312の端部には、車軸の端部でローラーキャップを固定するためのナット334が取り付けられている。皿状部332は、図18に示されるように、ナットの表面が、キャップ端面と略同一平面になるような大きさをしている。皿状部332は、ナット334がキャップ328に対して位置が固定されるように、ナット334の円周と一致する形状をしていてもよい。
ローラー構体が組み立てられると、ブラケット302は、脚部の内表面が中央ローラー16の両端と接するように、側部滑り構体ポケットの中に位置する。車軸312とキャップ328は、キャップ328が車軸312上にある時、キャップの内端がブラケットの脚部308の外表面にほぼ接するような大きさをしている。これによって、ブラケットの脚部308とローラー316とキャップ328の間の隙間が小さくされ、その結果ローラー構体の車軸の遊びが減らされる。中央ローラーとローラーキャップは、摩擦的に車軸312に入れられており、また車軸312は脚部開口31の中で自由に回転できる大きさを有しているため、ローラー316とローラーキャップ328は、ブラケット302に対して回転することができる。
ドック部10と拡張部材120は、それぞれ、取り外し可能なパーツを最小限しか有さない一片のモジュールである。これらは一片であるため、モジュールあるいはドック部は、ドックシステムを形成するために、容易に互いに連結したり、既存のドックに連結したりすることができる。さらに、拡張部材によって、船舶用ドックがより大きな船を受け入れることができるように、船舶用ドックの大きさを容易に大きくすることができる。加えて、上述したように、ローラーだけが船舶用ドックの取り外し可能な部品であるため、船舶用ドックと拡張部材の修繕を容易に行うことができる。
船がドック部10(拡張部材130はあってもなくてもよい)からなるドックにドックインされる場合、運転者は、船がドックの船受容部の位置にくるように、ドックの後部まで船をアイドリングさせる。それから、運転者は船のスロットルを下げる。これによって船は前方へ進み、船はドックの傾斜面の上に滑り載り、ドックの後部で滑り構体の上に載る。エンジンが水の外に出ていても、滑り構体の上に船を載せる船の慣性あるいは推進力によって、船が前方に運ばれる。上述したように、船受容部30は、船体の形状とほぼ一致するような形状をしている。したがって、船が船受容部に入るにつれ、必要に応じて、船受容部に対する船の位置は調整される。船がドックに固定された後、空気浮嚢が備えられている場合には、船を完全に水から出すようにドックを持ち上げるために、浮嚢が膨らまされる。
理解されるように、船がドック入ると、船の重みによってドックの後部が水中に下がり、ドックがわずかに傾く。上述したように、拡張部材130とドック部との間の連結は強固な連結である。したがって、拡張部材130を備えているドックの場合には、船がドックに入ると、完全な形のドック(すなわち拡張部材とドック部10)は、わずかに傾く。拡張部材130は、ドック部10に対して実質的に曲がったり、回ったり、その他動いたりしない。
本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、上述の構成に様々な修正を加えることができ、上述の説明に含まれる、または添付の図面に示される、全ての事項は、例示にすぎず、意味を限定するものとして解釈してはならない。小型船舶用のドックについて述べてきたが、必要であれば、より大きな船舶用に修正することもできる。ドックに拡張部材を連結するために、米国特許第5,281,055号に開示されているコネクタソケット24とコネクタを使用するのが好ましいが、ドックへの拡張部材の連結に、公知のいかなるタイプの連結機構をも用いることができる。底部にあるローラー構体72のローラーは、ローラーのようにドックの長手方向に沿って船が動くのを促すようなパッドに置き換えることもできる。
底面のローラー構体72と壁面の滑り構体42、42aの両方を有する拡張部材とドック部が開示されているが、1つあるいは両方を省いてもよい。したがって、拡張部材とドック部は、単に底部のローラー構体のみ、または側壁の滑り構体のみを備えていてもよく、あるいは、底部のローラー構体と側壁の滑り構体のいずれも備えてなくてもよい。2つの車軸312を有する滑り構体300が開示されているが、滑り構体300は、ローラー構体の長さを有する1つの車軸312を有していてもよい。これらの実施形態は、例示にすぎない。
図1は、本発明の水上バイク用ドックの斜視図である。 図2は、ドックの上面図である。 図2Aは、ドックの背面図である。 図2Bは、ドックの側面図である。 図3は、ドックの底面図である。 図3Aは、ドック底面の斜視図である。 図3Bは、図2および図3の線3B−3Bに沿ったドックの断面図である。 図3Cは、ドック底面のポケットに設置された膨張/収縮可能な浮嚢を含む、図3の線3C−3Cに沿ったドックの断面図である。 図3Dは、コンプレッサーへの浮嚢の接続を示す概略図である。 図4は、連結された拡張部材を有し、ドックと拡張部材の両方に設置された、ローラー構体の形態での滑り構体を有する、ドックの斜視図である。 図5は、拡張部材の斜視図である。 図5Aは、拡張部材の上面図である。 図6は、拡張部材の底面図である。 図7は、拡張部材の側面図である。 図8は、図6の線8−8に沿った拡張部材の断面図であり、明確にするためにローラーが省略されている。 図9は、ドックと拡張部材の側壁に用いられている一実施形態の滑り構体の斜視図である。 図10Aと図10Bは、側壁滑り構体の正面図であり、滑り構体の揺れ動きと、滑り構体が垂直方向に位置調整可能な様子を示している。 図11は、船舶用ドックに取り付けられた側部滑り構体の拡大斜視図である。 図12は、船舶用ドックに取り付けられた他の形態の側部滑り構体の斜視図である。 図13は、ドックと拡張部材の底部に用いられているローラー構体の上面図である。 図14は、底部ローラー構体の分解上面図である。 図15は、船舶用ドック本体に連結された拡張部材を有する船舶用ドックに使用されている、別の実施形態の側部滑り構体の斜視図である。 図16は、第二の実施形態で示された、ドックの側壁ポケットに取り付けられた側部滑り構体の斜視図である。 図17は、図16の側部滑り構体の部分切断面の分解上面図である。 図18は、図16の側部滑り構体が組み立てられた状態の切断図である。 図19は、図16の側部滑り構体用のブラケットの側面図である。 図20は、中にシャフトが入れられている図16の滑り構体のブラケットの側面図である。

Claims (29)

  1. 上面と、底面と、前記上面と底面との間に広がる前面、背面、及び側面とを有する本体を有する乗り入れ式船舶用フローティングドックであって、前記上面と、前記底面と、前記前面と、前記背面と、前記側面は、体積を規定するものであり、
    前記上面には船受容部が設けられており、前記船受容部は、前記背面で開いており、前記船受容部は、前記本体背面から前方に広がる入り口部と、前記入り口部の前方に広がる中央部とを有しており、
    前記船受容部の中央部は、底面と、前記船受容部の底面から前記本体上面へ広がる側壁とを有しており、前記船受容部側壁には、少なくとも一対の対向するポケットが設けられており、
    前記船受容部の入り口部は、傾斜面と、前記船受容部入り口部底面から前記本体上面へ広がる側壁と、前記入り口部側壁上にある対向する側壁ポケットと、
    前記側壁ポケットに入っている側壁滑り構体とを有しており、前記側壁滑り構体は、前記側壁ポケットに固定された取り付け部材と、前記取り付け部材に沿った選択された位置で前記取り付け部材に固定可能なブラケットと、前記取り付け部材から選択された距離の位置に前記滑り部材が位置するように前記ブラケットに沿った選択された位置で前記ブラケットに取り付けられた滑り部材とを有している、乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  2. 前記取り付け部材は、複数の開口を有する一本の細長い梁を有しており、前記ブラケットは下部と上部を有しており、前記ブラケット下部は、前記取り付け部材の選択された1つの開口と位置が揃うような少なくとも1つの開口を有しており、前記滑り構体は、前記取り付け部材に前記ブラケットを固定するための、前記ブラケット下部開口と前記取り付け部材開口とを通っている留め具を有しており、前記ブラケット上部部材は、前記取り付け部材の棒状部材に対して横方向に設けられた複数の開口を有しており、前記滑り構体は、前記滑り部材を前記取り付け部材の棒状部材から所望の距離で前記ブラケットに固定するために、選択された1つの前記ブラケット上部開口に入れられている、第二の留め具を有していることを特徴とする、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  3. 前記滑り部材が、前記ブラケットに回動可能なように取り付けられており、前記滑り構体の第二の留め具は、前記ブラケット上部の開口に収容され、その周りに前記滑り部材が回動可能なピンを有していることを特徴とする、請求項2に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  4. 前記本体上面が、前記船受容部の少なくとも両側に沿って延びるデッキ表面を規定するものである、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  5. 前記船受容部の底部に沿って位置する少なくとも1つの底部ポケットと、前記少なくとも1つの底部ポケットに入っている底部滑り構体とを有する、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  6. ドックが、前記少なくとも1つの底部ポケットの両側にある対向する段部と、前記段部にある少なくとも1つの溝と、両端が前記段部の溝に取り外し可能に固定された車軸を有する底部滑り構体と、前記車軸に取り付けられた少なくとも1つのローラーとを有する、請求項5に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  7. 前記底部滑り構体が、前記底部ポケット段部に受けられ、前記車軸を覆うような大きさの平板を有しており、前記平板は、所定の場所に前記底部滑り構体を固定するために前記段部に固定されている、請求項6に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  8. 前記滑り構体が、空洞側壁の間に入るように前記車軸上に位置している、2つの離隔したローラーを有している、請求項6に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  9. 前記滑り部材が、前記ブラケットに取り付けられた車軸と、前記車軸の両端に位置するローラーとを有している、請求項2に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  10. 前記車軸が、前記ブラケットに取り付けられている中央部と、前記中央部の両端から上方に延びる拡張部と、前記拡張部の両端から外方に延びる末端アームと、前記車軸末端アームに取り付けられたローラーとを有している、請求項9に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  11. 前記滑り部材が、前記ブラケットに取り付けられたパッドを有している、請求項2に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  12. 前記取り付け部材が、前記側壁ローラーポケットに入るような大きさと形状の基板と、前記基板の上面にある棒状部材とを有し、前記ブラケットが前記棒状部材に取り付けられている、請求項2に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  13. 前記滑り構体が、前記船受容部の離隔して配された側部ポケットに配置できるような大きさと形状である一対の基体と、前記一対の基体の間に延びるレールと、前記レールに沿って間隔を開けて取り付けられた複数の滑り部材とを有している、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  14. 前記滑り部材がローラーを有している、請求項13に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  15. 前記本体底面に設置された膨張式の浮嚢構体を有している、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  16. 前記本体底面が、前記本体底面の側部に沿って位置する複数の区画を有しており、前記区画の中には、膨張/収縮可能な浮嚢を有する前記浮嚢構体が設置されている、請求項15に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  17. 前記浮嚢を膨張させるために、前記浮嚢に作動可能に接続されたコンプレッサーを有している、請求項16に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  18. さらに拡張ユニットを有し、前記拡張ユニットは、拡張部材本体と、前記拡張部材本体の前面から延びる舌状部とを有し、前記舌状部は、前記ドック船受容部の少なくとも入り口部後部の一部に対応する形状の底面を有している、請求項1に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  19. 前記拡張ユニットは、上面と、前記ドック船受容部への入り口を規定し、傾斜面を有するものである、前記拡張ユニット上面にある船受容部と、前記傾斜面の上端に隣接する底部ポケットと、前記底部ポケットに取り付けられた底部滑り構体と、前記拡張ユニットの船受容部の対向する側壁に設けられた側壁ポケットと、前記側壁ポケットに取り付けられた側壁滑り構体とを有している、請求項18に記載の乗り入れ式船舶用フローティングドック。
  20. 乗り入れ式船舶用フローティングドックとそれに連結可能な拡張ユニットの組み合わせであって、
    前記船舶用フローティングドックは、本体と、前記本体の上面に設けられ、前記本体の背面で開いている船受容部とを有しており、前記船受容部は、前記本体背面から前方に広がる入り口部と、前記入り口部の前方に広がる中央部とを有しており、前記入り口部は、傾斜面を有しており、
    前記拡張ユニットは、拡張部材本体と、前記ドック船受容部の少なくとも入り口部後部の一部に対応する形状の底面を有している、前記拡張部材本体の前面から延びる舌状部と、前記拡張部材の上面にある傾斜面を有する船受容部とを有している、乗り入れ式船舶用フローティングドックとそれに連結可能な拡張ユニットの組み合わせ。
  21. 前記本体と前記拡張部材の入り口部が、前記傾斜面の少なくとも一部に沿って、外方向へ張り出している壁を有する、請求項20に記載の組み合わせ。
  22. 前記ドックに前記拡張ユニットを連結するためのコネクタを有している、請求項20に記載の組み合わせ。
  23. 前記ドックは、前記ドック本体の後部にコネクタソケットを有しており、前記拡張部材は、前記拡張部材本体の前部にコネクタソケットを有しており、前記ドック本体と拡張部材本体の前記コネクタソケットは、互いに位置が揃って並ぶように位置しており、前記コネクタは、前記並んだコネクタソケットに入る両端を有しており、前記コネクタとコネクタソケットとは、前記ドック本体に対して前記ドック拡張部材が軸方向へ動くのを実質的に抑える形状をしている、請求項22に記載の組み合わせ。
  24. 前記ドックと前記拡張ユニットの両方が、前記ドックと拡張ユニットの船受容部の、底部と側面の少なくとも1つに沿って位置する滑り構体を有する、請求項20に記載の組み合わせ。
  25. 前記ドック本体が、前記船受容部の側壁に設けられた、少なくとも一対の対向するポケットと、前記対向するポケットのそれぞれに固定された、取り付け部材とブラケットと滑り部材とを有する滑り構体とを有し、前記取り付け部材と前記ブラケットは、前記取り付け部材に沿って選択された位置で前記取り付け部材に前記ブラケットを固定可能なようにされており、前記滑り部材は、前記取り付け部材から所望の距離離れるように、前記ブラケットに沿った所望の位置で前記ブラケットに取り付け可能である、請求項20に記載の組み合わせ。
  26. 乗り入れ式フローティングドック用拡張部材であって、
    前面と側面と背面と上面と底面とを有し、前記拡張部材の入り口部を規定するように前記背面で開口している拡張部材本体と、前記入り口部から前方に広がる船受容部と、前記拡張部材本体の背面から前方へ広がっており、前記船受容部の後端にある傾斜面と、前記本体前面から前方に広がる舌状部とを有しており、
    前記舌状部は、前記舌状部がその基部でよりも自由端で狭くなるように、前記舌状部の前記基部から前記舌状部の前記自由端に向かって上方に傾斜している底面を有している、乗り入れ式フローティングドック用拡張部材。
  27. 前記舌状部が前記本体船受容部と位置が揃えられる溝部を有する、請求項26に記載の拡張部材。
  28. 前記傾斜面の基部で前記拡張部材本体背面に取り付けられている船尾滑り構体を有する、請求項26に記載の拡張部材。
  29. 前記船受容部の側壁に設けられた、少なくとも一対の対向するポケットと、前記対向するポケットのそれぞれに固定された、取り付け部材とブラケットと滑り部材とを有する滑り構体とを有し、前記取り付け部材と前記ブラケットは、前記取り付け部材に沿って選択された位置で前記取り付け部材に前記ブラケットを固定可能なようにされており、前記滑り部材は、前記取り付け部材から所望の距離離れるように、前記ブラケットに沿った所望の位置で前記ブラケットに取り付け可能である、請求項26に記載の拡張部材。
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