JP2007525351A - 装着性が改善されたランフラットサポートリング - Google Patents

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Abstract

タイヤの空気圧が一部又は全部失われたときにタイヤが走行できる距離を伸ばすためにタイヤ内部でリムに装着される構成要素であるランフラットサポートリングは、リム上にサポートリングを装着する過程を改善し、リム及びサポートリングのそれぞれの直径に関する製造上の許容寸法差の範囲内のバラツキを許容する1つ以上の特徴を有している。

Description

本発明は、タイヤ空気圧が一部又は全部失われた状態でタイヤが走行できる距離を伸ばすためにタイヤ内のリム上に装着される構成要素であるランフラットサポートリングに関するものである。具体的には、本発明は、サポートリングをリムに装着する過程を改善する特徴と、リムとサポートリングとの相対的な直径のバラツキを、製造上の許容寸法差の範囲内において許容する特徴とを有するサポートリングに関するものである。
空気圧が一部又は完全に失われた後に車両の走行を伸ばす組立体に係る沢山の提案がなされている。これらシステムの多くは、使用するのに又は組立てるのに時間がかかり又複雑な複数の構成要素を含んでいる。
米国特許第5891279号明細書
上記特許文献1をここに引用してその内容を本明細書に組み入れる。上記特許文献1は、上記した困難の内の或るものを解決している。上記特許文献1には、タイヤと、タイヤを受けるように構成された独特な外形のリムと、変形可能であるのが好ましくは周方向に非伸張性のランフラットサポートリングとを有する組立体が開示されており、そのランフラットサポートリングは、リムのほぼ円筒状の支持面上に装着される。サポートリングの基部は、リムの支持面とサポートリングとの間で締付け嵌着が生じるように本質的に非伸張性の周方向向き強化要素を有している。
米国特許出願公開第2003/0005991号明細書
上記特許文献2もここに引用してその内容を本明細書に組み入れる。上記特許文献2にも、リムとランフラットサポートリングとが開示されており、そのランフラットサポートリングの支持面には、突起を有する複数の領域があり、一方、リムには、突起に対応する凹部は設けられていない。
ランフラットサポートリングの構成には、ランフラット状態下での性能とランフラットシステムの組み立てとの競合する要求がある。ランフラットサポートがリムに装着されるとき、或る程度の軸方向位置決め力が必要である。一方、この力は、装着又は取外しの際にサポートが適切に装着されるように十分に小さいことが好ましい。しかし、ランフラット状態での動作では、相応な車両走行の間サポートリングがその適正な位置を維持しているように、リムからサポートリングを外すために必要な力は十分に高くなければならない。このような競合する要求を最適化するランフラットサポートが望まれている。
更に、たとえ妥当な許容寸法差の範囲内で製造されても、その製造上の許容寸法差の範囲の下限の直径を有するランフラットサポートリングを、その製造上の許容寸法差の範囲の上限の直径を有するリムに装着及び取り外すことは特に困難である場合もある。そのような製造上の許容寸法差の範囲内のサポートリングとリムのバラツキを簡単に許容するランフラットサポートリングが望まれている。
本発明の目的及び効果は、以下の記載において一部説明し、以下の記載から明らかになり、又は本発明の実施からわかるであろう。
本発明は、空気圧が一部又は全部失われた状態での車両の適正な走行の間、サポートリングの横方向及び周方向の位置を維持する嵌着を維持する一方で、サポートリングの装着及び取外しを改善する特徴を有するランフラットサポートリングを提供するものである。
本発明の1つの実施例においてば、本発明はタイヤ内のホイールリム上に装着するためのランフラットサポートリングを提供する。ホイールリムは、1つの環状凹部と1つの環状隆起面とを少なくとも有している。サポートリングは、ホイールリムの周りに装着するための形状にされた実質的に円筒状の部材を有している。その実質的に円筒状の部材は、空気圧が失われたときにタイヤのトレッドストリップ領域に接触するために設けられた半径方向に最も外側の面を有している。その実質的に円筒状の部材は更に、ホイールリムに当該部材を固定するための半径方向に最も内側の面を有している。その半径方向に最も内側の面は、以下の特徴を有している。第1に、最も内側の面は、ホイールリム上の環状凹部と係合するような形状にされた複数の周方向に配置された突起を有している。これら突起は、上記環状凹部と協働して、リムに対するサポートリングの横方向変位に対して抵抗力を生じる。第2に、最も内側の面は、上記した環状凹部に隣接してホイールリムと係合するような形状にされた複数の周方向に配置されたタブを有している。これらタブは、リムに対するサポートリングの相対的な回転に対して抵抗力を生じるように動作する。第3に、最も内側の面は、ホイールリムの環状の隆起面と係合するような形状にされて、長軸が軸方向に延びる複数の周方向に配置されたリブを有している。これらリブは、リムへのサポートリングの装着を容易にしている。或る実施例では、リブは、上記突起の間に少なくとも一部は位置するように配置してもよい。更にタブの形状は矩形でもよいが、本発明はそれに限定されるものではない。リブは、タブに隣接し且つ中心寄りに軸方向に配置してもよい。しかし、本発明の技術思想の範囲内において他の形状もあることは当業者には理解されよう。突起は、半径方向において最も内側の面から様々な高さを有することができる。或る実施例では、半径方向において最も内側の面からの突起の高さは、約1.7mm以下が好ましい。更に、或る実施例では、複数の周方向に配置された突起は、半径方向において最も内側の面に沿って周方向に互いに離隔された約8個から12個のリブを設けることができる。
本発明の別の実施例において、本発明は、タイヤ空気圧が相当失われた場合に、トレッドストリップ領域を支持するために、車両のタイヤ内の内部においてホイールリム上に装着するためのランフラットサポートリングを提供する。ホイールリムは、走行中、ホイールリムの回転軸を中心にして回転する。ホイールリムは、環状凹部を有しており、更に、サポートリングのための着床部も形成しており、その着床部は、外側寄り面と中心寄り面とを有している。その中心寄り面は、外側寄り面と比較して、回転軸からの距離が大きい位置に位置している。サポートリングは、ホイールリムの周りに配置されるように形成された実質的に円筒状の基部を有している。その基部は、ホイールリムの環状凹部内に位置するような形状にされている複数のクリップを有している。サポートリングは更に、空気圧が相当失われた場合に、トレッドストリップ領域に接触するように形成された実質的に円筒状のキャップを有している。更にサポートリングは、基部とキャップとを結合する実質的に円筒状の本体を有している。この本体は、タイヤの外側寄り側と中心寄り側とに交互に開放する開口を有する複数の空胴を形成している。
本発明の更に別の実施例において、本発明は、タイヤ内においてホイールリム上に装着するためのサポート部材を提供する。そのホイールリムは、ホイールリムの半径方向に最も外側の面の全周に周方向に延びる溝を有している。サポート部材は、ホイールリムに装着するために形成された実質的に不伸長性の円形本体を有している。サポート部材は更に、ホイールリムの溝内に配置されるような形状にされた複数の隆起セグメントを構成する半径方向に最も内側の面を有している。これら隆起セグメントの各々の長手方向軸は、半径方向に最も内側の面に沿って周方向に向いており、互いに所定の距離離隔されている。
本発明の上記した及びその他の特徴及び効果は、以下の説明並び請求項の記載から明らかになるであろう。本明細書に組み入れて本明細書の一部を構成している添付図面は、本発明の実施例を図示するものであり、本明細書と共に本発明の原理を説明するものである。
添付図面を参照した本明細書において、当業者に向けた最良態様を含めて本発明を十分且つ実施可能に説明する。
本発明の同一又は同様な特徴又は要素を指示するために、本明細書全体及び全添付図面において同一の参照番号を使用する。
本発明は、装着及び取外し特性を改善したサポートリングを提供するものであり、本発明のサポートリングは、空気圧が一部又は全部が失われたときの走行のためのランフラットシステムの一部としてタイヤ内で使用されるものである。以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、実施例の内のいくつかを図面に示す。各実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。例えば、1つの実施例の一部として説明する特徴を、もう1つの実施例に適用することにより、更に別の実施例を構成できる。従って、本発明はそれらのそしてその他の変更や修正を含むものである。
本発明の1つの実施例を図1から図3に示す。以下単に「サポートリング」と称する場合もあるランフラットサポートリング20は、実質的に円筒状の本体22を有し、その本体22は、実質的に円筒状の基部24を実質的に円筒状のキャップ26に結合している。サポートリング20は、ランフラットタイヤシステムの一部としてリム32(図3)上に配置される。当業者には、サポートリング20をタイヤ内に配置して、ランフラット組立体を回転しながらランフラット組立体を適切に着床させるまで横方向力を加えてリム32に装着する方法は理解されている筈である。サポートリング20が適切に装着された状態において、空気圧が一部又は全部失われて走行したとき、サポートリング20の半径方向に最も外側の面28が、以下「トレッドストリップ領域」と称する場合もあるタイヤ内面に接触して、相応な車両走行の間にハンドリング特性を改善する。
半径方向に最も内側の面30は、ランフラットタイヤシステムのリム32上に支持される。図3に示すように、リム32上に適切に位置付けられた時、サポートリング20は、外側寄り支持面44と内側寄り支持面52を有するサポートリング着床部の上に着床する。以下「クリップ」と称する場合もある複数の隆起部34が、サポートリング20の面30上に、ランフラットサポートリング20の周方向に沿って位置するように形成されている。各隆起部34は、ホイールリム32に形成されている環状凹部36内に位置される。図1から図3に示す実施例においては、各隆起部34は、半径方向に最も内側の面30に対して約1.7mm以下の高さを有することができる。サポートリング20は実質的に非伸長性であるので、隆起部34は、穏当な車両走行の間、軸方向でのサポートリング20の取外し又は運動に対して抵抗するように働く。
従来のサポートリングは、図1及び図2に示すように複数の互いに離隔した即ちセグメントに分けられている隆起部34ではなく、半径方向に最も内側の面に沿って周方向に向いており、リムの凹部内に位置されるような形状にされた連続したクリップ乃至は隆起部を有していた。本発明の一部は、そのような連続するクリップを図1及び図2に示すように複数の離隔した隆起部34に分けることにより、サポートリング20の装着及び取外し特性が改善されることを発見したことである。図6は、連続したクリップを複数のクリップすなわち隆起部に分割した利点を図解している。当業者には、サポートリングをリムに着床させるように横方向力を加えながらリムを回転させることによってサポートリングをリムに装着する方法は理解されている筈である。図6において、x軸は、サポートリング上の隆起部すなわりクリップとリムとの間に干渉量を表している。y軸は、サポートリングをリム上に正しく着床させるために装着作業の間にリムが回転させられなければならない回転数を表している。
サポートリングの設計目的は、サポートリングをリム上に装着するために必要な回転数を最小化することである。図6に示すデータからプロットされる線が表されているように、干渉量が増大すると、サポートリングを装着するために必要な回転数が増大する。或る干渉量において、連続するクリップを複数の隆起部すなわちクリップに分けることによって、サポートリングを装着するために必要な回転数が急減に減少したことを本発明の発明者は発見した。例えば、干渉量が1.4mmの場合、連続するクリップから100mmを除去して、サポートリングの周に沿って複数の隆起部すなわちクリップを形成すると、サポートリングを装着するために必要な回転数を、図6に示すように7回(点A)から4回(点B)に減らすことができた。この結果は、サポートリングを装着するために必要な時間と労力を実質的に改善できることを意味している。更に試験を実行して、空気圧が一部又は全部失われた場合に相応な走行している状態で車両が旋回するか又は縁石に当たったときなどのように力が加わったときに、サポートリングがリムから外れることを防止する能力が許容限度を越えて低下することなく、連続するクリップを複数の隆起部に分けることができることを確認した。サポートリングの内面の周りに周方向に連続しているクリップから1箇所約10mmの長さを除去するだけで、装着特性を改善できることを理解されたい。この単一の不連続により、装着作業中にリムに対してサポートリングを回転するときにネジのような効果が発揮される。しかし、好ましくは、サポートリングの内面の周りに複数の隆起部(すなわり、複数のクリップ)を互いに一様に離隔させて設けることにより、このネジのような効果を更に高めることができる。
図1から図3に示す実施例に戻るならば、ランフラットサポートリング20の周りに複数の回転抵抗面すなわちタブ38が互いに離隔させて設けられている。本実施例において、各独立したタブ38は、隣接する2つの隆起部34の間に少なくとも一部が配置されている。例示のみであるが、各タブ38は、半径方向に最も内側の面30に対して約1.5mm以下の高さを有することができる。
装着作業時、サポートリング20は、図3において外側タイヤリムシート40から内側タイヤリムシート42に向かう方向である内側向き方向にリム32上を動かされる。この動きが生じるとき、リム32が、半径方向に最も内側の面30によって形成されている環状バンド37に接触する。バンド37との接触は、面30の傾斜した内側寄りエッジ39に沿って最初に生じる。図2に示すように、エッジ39の傾斜は、約30度の角度が好ましく、サポートリング20の位置付けを容易にする。本発明を実施する場合に、他の傾斜角度を使用できることは当業者には理解できよう。内側向き方向にサポートリング20を横方向に動かし続けると、タブ38が、外側寄り支持面44に沿ってリム32と接触する。各タブ38の内側エッジ46も僅かな勾配を有するように傾斜している。この特徴により、装着作業の間、リム32にサポートリング20を配置する作業が容易になり、サポートリング20とリム32の製造上の許容寸法差の範囲内のバラツキを補償する手段となる。図3に示すように、一旦サポートリング20が正しく位置づけられると、タブ38は、外側寄り支持面44の環状凹部36に隣接する部分に沿ってリム32と接触している。タブ38とリム32との干渉により、サポートリング20の位置を固定でき、相応な車両走行の間、リム32に対するサポートリング20の望ましくない回転に対する抵抗力が生じる。
図1と図2とを参照するならば、複数のリブ48が、半径方向に最も内側の面30上に配置されている。それらリブの各々は、タブ38に隣接してタブ38の内側寄りに軸方向に配置されている。各リブ48は、長手方向が軸方向に向いている。本実施例では、各リブ48は、半径方向に最も内側の面30上に対して約1.2mm以下の高さを有しており、その高さは隆起部34より僅かに小さい。装着作業の間、サポートリング20はリム32上を動かされるので、リブ48の内側寄りエッジ50は、内側寄り支持面52に接触する。サポートリング20のリム32への装着の容易さを高めるために、各リブ48の内側寄りエッジ50は、図2に示すように、曲線を描く形になっている。この特徴により、内側エッジ46と同様に、製造上の許容寸法差の範囲内のサポートリング20とリム32の寸法のバラツキに関係なく、サポートリング20をより容易に装着できるように機能する。一旦サポートリング20が図3に示す位置に位置すると、リブ48は、サポートリング20とリム32との間の締り嵌めに寄与し、組立体を固定するように機能する。具体的には、内側寄り支持面52は、リム32の回転中心からの半径方向距離が外側寄り支持面44より大きく、リブ48は、内側寄り支持面52との接触により締り嵌めを生じている。
図1及び図2に示すように、円筒状本体22は複数の空胴部54を有している。それら空胴部54は、本体22の周方向に伸びる波型パターンで形成されている。空胴部54は、その長手軸が軸方向に向いており、サポートリング20の内側寄り側部と外側寄り側部とに交互に開口56を有している。更に、必須ではないが、好ましくは、各タブ38は、空胴部54の少なくとも1つの開口56に半径方向に隣接して位置する。本体22の全体形状は、隆起部34、タブ38及びリブ48の相対的な幅及び長さから変化する。
ランフラットサポートリング20は、様々な異なる材料から構成できる。一般的には、10から100MPaで10%変形の引張り係数の材料が使用されるべきである。例示のみで限定するものではないが、適当な材料には、ポリウレタン、熱可塑性エラストマー及びゴムがある。更に、本体22、基部24、キャップ26は別々に構成して組合せてサポートリングを構成できるが、これら構成要素は一体部品として成型してサポートリング20を構成することが好ましい。図1から図3に示すリム32の特定な形状を使用して本実施例を説明したが、本開示を利用する当業者にはわかるように本発明は特定なリム形状に限定されるものではないことは当業者には理解されよう。
更に、本開示を使用して、本発明の技術思想及び請求項の範囲内の様々な他の変形及び変形実施例を当業者は理解できよう。例示のみであるが、本発明の変形実施例を図4及び図5に示す。サポートリング120は、実質的に円筒状の本体122、実質的に円筒状の基部124、実質的に円筒状のキャップ126を有している。上述した実施例のように、サポートリング120は、半径方向に最も内側の面130に沿って周方向に離隔されて配置された複数のクリップすなわち隆起部134を有している。隆起部134は、ランフラットサポートシステムのリムの凹部内に嵌合して、リムに対するサポートリング120の軸方向変位に対する抵抗力を発揮する。
上述した実施例とは異なり、サポートリング120では、タブが隆起部134の各隣接対の間に設けられてはいない。その代わり、8つのタブ138が、サポートリング120の半径方向に最も内側の面130の周りに等間隔で離隔されて配置されている。各タブ138は、傾斜した内側寄りエッジ146を有しており、上述したようにタイヤリムへのサポートリング120の装着を容易にしている。更に、複数のリブ148が、タブ138に隣接した軸方向の位置に設けられており、サポートリング120の軸方向に沿って長手方向が向いている。各リブ148は内側寄りエッジ150を有しており、その内側寄りエッジ150は、上述したようにリムへのサポートリング520の装着を更に強化するように曲線を描く形になっている。
本発明の様々な変形が可能であり、異なる数のタブ138及び148を、半径方向に最も内側の面130の周りの異なる位置に配置できる。或る実施例では、約8個から12個のタブが好ましいことが本発明者はわかった。しかし、本発明はそれに限定されるものではない。
本開示を利用して、リムへの装着及びリムからの取外しを容易にするサポートリングを実現する一方、空気圧が一部又は全部失われた状態で相応に車両が走行する間、トレッドストリップ領域を支持するよう機能する、検討対象の具体的用途でのランフラットサポートリングを調整して最適化するように様々変更が可能である。本発明の思想及び技術の範囲から逸脱することなく、上述したサポートリングを変更し修正し又は上記実施例の均等物を容易に実現できることは当業者には理解できるであろう。従って、添付の特許請求の範囲並びにそれらの均等物の範囲内にある変更や変形を本発明は含むものである。
外側から見た本発明の1つの実施例の斜視図。 図1の実施例の一部の拡大斜視図。 リム上に装着された図1に示した本発明の実施例の断面図 外側から見た本発明のもう1つの実施例の斜視図。 図4の実施例の一部の拡大斜視図。 本明細書で詳述するデータを図示するグラフ。

Claims (20)

  1. タイヤ内でホイールリム上に装着されるランフラットサポートリングであって、前記タイヤはトレッドストリップ領域を有しており、前記ホイールリムは環状凹部と環状隆起面とを少なくとも有しており、
    当該ランフラットサポートリングは、前記ホイールリムの周りに装着するような形状の実質的に円筒状の部材を有しており、当該部材は、空気圧が失われた場合に、前記タイヤの前記トレッドストリップ領域と接触するための半径方向において最も外側の面を有しており、当該部材は更に、前記ホイールリムに当該部材を固定するための半径方向において最も内側の面を有しており、その半径方向において最も内側の面は、(1)前記環状凹部と係合するような形状にされた複数の周方向に配置された隆起部と、(2)前記環状凹部に隣接して前記ホイールリムと係合するような形状にされた複数の周方向に配置されたタブと、(3)前記環状隆起面と係合するような形状にされて、軸方向に長手軸が延びる複数の周方向に配置されたリブとを有していることを特徴とするランフラットサポートリング。
  2. 前記タブは、前記隆起部の間に少なくとも一部が位置していることを特徴とする請求項1に記載のランフラットサポートリング。
  3. 前記タブの形状が矩形であることを特徴とする請求項2に記載のランフラットサポートリング。
  4. 前記リブは、前記タブに軸方向に隣接して、前記タブの内側寄りに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のランフラットサポートリング。
  5. 前記隆起部は、前記半径方向において最も内側の面に対する高さが約1.7mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のランフラットサポートリング。
  6. 前記複数の周方向に配置されたリブは、約8個から12個のリブからなり、前記半径方向において最も内側の面の周りに周方向に互いに等間隔で離隔されていることを特徴とする請求項1に記載のランフラットサポートリング。
  7. タイヤ空気圧が失われたときにタイヤのトレッドストリップ領域を支持するために車両のタイヤ内でホイールリム上に装着されるランフラットサポートリングであって、前記ホイールリムは走行中の回転軸を規定しており、前記ホイールリムは、環状凹部と、ランフラットサポートリングを着床させるための着床部とを有しており、当該着床部は、外側寄り支持面と内側寄り支持面とを有しており、前記内側寄り支持面は、前記回転軸に対して前記外側寄り支持面より半径方向距離が大きくなっており、
    当該ランフラットサポートリングは、前記ホイールリムの周りに配置されるように構成されら実質的に円筒状の基部を有しており、当該基部は、前記環状凹部内に位置するような形状にされて周方向に向いているクリップを有しており、当該クリップは、当該クリップの周方向に沿って少なくとも約10mmの少なくとも1つの不連続部を有しており、
    当該ランフラットサポートリングは更に、空気圧が失われた場合に、前記トレッドストリップ領域と接触するように形成された実質的に円筒状のキャップと、前記基部と前記キャップとの間を結合している実質的に円筒状の本体とを有しており、前記本体は、前記タイヤの内側寄り側部と外側寄り側部とに交互に開口を有する複数の空胴部を形成していることを特徴とする、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  8. 前記実質的に円筒状の基部は、前記環状凹部に隣接して前記ホイールリムに接触するような形状にされている複数の隆起面を更に有していることを特徴とする請求項7に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  9. 前記複数の隆起面の各々は、前記基部の外側寄り側部に沿って配置されており、且つ前記複数の空胴部の前記開口の1つに半径方向において隣接していることを特徴とする請求項8に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  10. 前記実質的に円筒状の基部は、
    前記環状凹部に隣接して前記ホイールリムに接触するような形状にされている複数の第1の隆起面と、
    前記ホイールリムに接触するような形状にされており、前記複数の第1の隆起面に隣接して且つ内側寄りの前記実質的に円筒状の基部に位置して、軸方向に長手方向が向いている複数の第2の隆起面と
    を更に有していることを特徴とする請求項7に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  11. 前記実質的に円筒状の基部は、前記ホイールリムに接触するような形状にされており、軸方向に長手方向が向いている複数の隆起面を更に有していることを特徴とする請求項7に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  12. 前記実質的に円筒状の基部は、
    前記環状凹部に隣接して前記ホイールリムに接触するような形状にされている複数の第1の隆起面と、
    前記ホイールリムの前記内側寄り支持面に接触するような形状にされており、前記複数の第1の隆起面に隣接して且つ内側寄りの前記実質的に円筒状の基部に位置して、軸方向に長手方向が向いている複数の第2の隆起面と
    を更に有していることを特徴とする請求項7に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  13. 前記第1の隆起面は各々、高さが1.7mm以下であることを特徴とする請求項12に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  14. 前記複数の第2の隆起面の各々の内側寄り端部は曲線を描く形になっていることを特徴とする請求項13に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  15. 前記複数の第2の隆起面は各々、高さが1.2mm以下であることを特徴とする請求項12に記載の、ホイールリム上に装着されるランフラットサポートリング。
  16. タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリングであって、前記ホイールリムは、当該ホイールリムの半径方向に最も外側の面の周りに周方向に配置された溝を有しており、
    当該ランフラットサポートリングは、前記ホイールリム上に装着されるように形成された、実質的に非伸長性で円形の本体を有しており、当該本体は、前記溝の中に配置されるような形状にされている複数の隆起セグメントを形成している半径方向に最も内側の面を有しており、前記隆起セグメントの各々は、前記半径方向に最も内側の面に沿って周方向に向いた長手軸を有しており、且つ互いに少なくとも10mmの所定の距離離隔されていることを特徴とする、タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリング。
  17. 前記半径方向に最も内側の面に形成されており、前記隆起セグメントの内の2つの隆起セグメントの間にそれぞれ配置されている複数の回転抵抗面を更に有していることを特徴とする請求項16に記載の、タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリング。
  18. 前記半径方向に最も内側の面上に配置された複数のリブを更に有しており、前記リブの各々は、前記複数の回転抵抗面の1つから延在しており、前記リブの各々は、軸方向に沿って長手方向が向いていることを特徴とする請求項17に記載の、タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリング。
  19. 前記実質的に非伸長性で円形の本体は、前記タイヤの内側寄り側部と外側寄り側部とに交互に開口した複数の軸方向に向いた空胴部を有していることを特徴とする請求項18に記載の、タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリング。
  20. 前記複数の回転抵抗面は各々、前記複数の軸方向に向いた空胴部の前記開口の1つに半径方向において隣接して配置されていることを特徴とする請求項19に記載の、タイヤ内でホイールリムに装着されるランフラットサポートリング。
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