JP2007524915A - 広告を一のタイプの広告スポットから他のタイプの広告スポットへと昇格及び／又は降格させること - Google Patents

Abstract

視聴者に対する経済的価値及び／又は実用性を最大化或いは増加させるやり方で、広告はより好まれる広告スポットタイプに昇格され、及び／又はあまり好まれない広告スポットタイプに降格されてよい。そのような昇格及び／又は降格は、受領された広告の金銭上の総額情報及び／又は業績情報に基づいて実施されてよい。

Description

本発明は広告に関する。特に、本発明は、広告がサイト訪問者に提供される方法に関する。

テレビ、ラジオ、新聞及び雑誌などの従来の媒体を使用する広告は周知である。残念なことに、多様なメディア発信源の典型的な視聴者について人口学的な研究及び完全に妥当な想定で用意をしている場合にも、広告主は自分達の予算の多くが単に無駄にされることを認識している。さらに、このような無駄を特定し、排除することは非常に困難である。

最近、より対話型のメディアでの広告が人気になっている。例えば、インターネットを使用する人の数が爆発的に伸びるに従い、広告主はインターネット上で提供される媒体及びサービスを潜在的に強力な広告手段として認識してきている。

広告主は、このような広告の価値を最大限にしようと試みて、複数の戦略を立案してきた。ある戦略では、広告主は、多数の視聴者に達するためのルートとして対話型の媒体又はサービスを提供するため、人気のある存在又は手段（一般性を失うことなく本明細書中では「ウェブサイト」と呼ぶ）を使用している。この第１の手法を使用して、広告主は例えばニューヨークタイムズ（the New York Times）のウェブサイト又はＵＳＡトゥデイ(USA Today)のウェブサイトのホームページに広告を掲載できる。別の戦略では、広告主はさらに狭い範囲を対象とするニッチ視聴者にその広告の目標を定め、それによって視聴者による肯定的な反応の尤度を高める試みができる。例えば、コスタリカの熱帯雨林での観光を促進する機関はyahoo（登録商標）ウェブサイト(Yahoo Website)のエコツーリズム旅行のサブディレクトリに広告を掲載するかもしれない。広告主は、通常は、そのようなターゲティングを手動で決定するだろう。

戦略に関わらず、ウェブサイトベースの広告（「ウェブ広告」とも呼ぶ）は、多くの場合には、「バナー広告」−つまりグラフィックの構成要素を含むことができる矩形ボックスの形式でその広告視聴者に提示される。広告視聴者の一員（本明細書中では、一般性を失うことなく「視聴者」又は「ユーザ」と呼ぶ）が、これらのバナー広告の１つをクリックすることにより選択すると、通常、埋め込まれたハイパーテキストリンクが視聴者を広告主のウェブサイトに導く。視聴者が広告を選択するこのプロセスは、一般的に「クリックスルー」（「クリックスルー」は任意のユーザの選択をカバーすることを意図する）と呼ばれる。クリックスルー数の広告のインプレッション数（換言すれば、広告が表示される回数）に対する比率は、一般的に広告の「クリックスルー率」と呼ばれる。「変換」は、ユーザが過去に供給された広告に関するトランザクションを完了すると発生すると言われる。変換を構成する内容は場合によって異なることがあり、多岐に渡る方法で決定できる。例えば、ユーザが広告をクリックし、広告主のウェブページにリンクされ、そのウェブページを離れる前にそこで購入を完了すると変換が発生する場合が当てはまるかもしれない。代わりに、変換は、ユーザが広告を見せられ、所定の時間（例えば７日間）内で広告主のウェブページで購入することとして定義されてよい。さらに別の手段として、変換は、例えば白書のダウンロード、ウェブサイトの少なくとも定められた深度へのナビゲーティング、ウェブサイト或いはウェブページで少なくとも予め定められた時間総量だけ過ごすこと等のような、広告主によりいくつかの測定可能／観察可能なユーザアクション、と定義されてもよい。しばしば、変換を構成するユーザアクションはこれには限定されないが、仮にユーザアクションが完了された購入を示さない場合であっても、それらはセールスリードを示してもよい。確かに、変換を構成する内容に関する多くの他の定義が考えられる。変換数の広告のインプレッション数（つまり広告が表示される回数）の比率は一般的に変換率と呼ばれる。変換が広告を供給してから所定の時間内に発生できると定義される場合、変換率の１つの考えられる定義は、過去の所定の時間より多く供給されてきた広告だけを考慮する可能性がある。

ウェブサイトベースの広告の初期の期待にも関わらず、既存の手法にはいくつかの問題が残っている。広告主は多数の視聴者に到達できるが、自分達の広告投資に対する利益に不満足であることが多い。ある者は、ユーザのオンラインの習慣を追跡することにより広告パフォーマンスの改善を試みたが、このアプローチは、プライバシー関連である。

同様に、広告が表示されるウェブサイトのホスト（「ウェブサイトホスト」又は「広告消費者」と呼ぶ）は、そのユーザの経験を損なうことなく広告収入を最大限にするという課題を有する。ユーザの興味より広告収入を優先させることを選んだウェブサイトホストもいる。１つのこのようなウェブサイトが、ユーザクエリーに応えた「検索結果」を装う広告を返す所謂「検索エンジン」サービスのホストとなる「オーバチュア（Overture.com）」である。オーバチュアウェブサイトは、広告主が金を払ってそのウェブサイト（又はターゲットウェブサイト）の広告を、検索結果と称するリストの上の方に位置させることを可能にしている。広告主が、ユーザが広告を選択する場合にだけ金を支払う（つまりコストパークリック）方式が実現される場合、対象を下手に定めた広告は選択されず、したがって支払いを必要としないため、広告主は自らの広告の目標を有効に定める動機を失う。その結果、高いコストパークリック広告は一番上の近く、又は一番上に表示されるが、視聴者はそれらをクリックしないため必ずしも広告発行者にとっての本当の利益につながらない。さらに、ユーザがそれ以外の場合選択する可能性のある広告はさらにリストの下の方にある可能性がある、あるいはリストにまったく掲載されない可能性があるため、広告の関連性は低くなる。

そのために、広告主及び／又は広告サーバへの経済的価値及び／又は視聴者への適切さを増加させる形で広告を供給するための必要性を含む、双方向のメディア及びサービスを用いたより効果的な広告のための必要性がある。

本発明は、広告を、それらの経済的価値及び／又はそれらの視聴者に対するそれらの実用性を増加させる方法で、より好ましい広告スポットタイプの広告スポットへと昇格できる、及び／又はより好ましくない広告スポップタイプの広告スポットへと降格できる、効果的な広告システムを提供する。

金額情報は、（ａ）広告主が広告が提供されるごとに支払うことに同意した総額、（ｂ）広告主が広告が提供されるごとに支払っても構わないとする最大金額、（ｃ）広告主が広告が提供され及び選択されるごとに支払うことに同意した総額、（ｄ）広告主が広告が提供され及び選択されるごとに支払っても構わないとする最大金額、（ｅ）広告主が広告が提供され及び選択されるごとに支払うことに同意した総額の長期にわたる平均、（ｆ）広告主が広告が提供され及び選択されるごとに支払っても構わないとする最大金額の長期にわたる平均、（ｇ）広告主が広告が提供され及び広告に関連する変換が発生するごとに支払うことに同意した総額、（ｈ）広告主が広告が提供され及び広告に関連する変換が発生するごとに支払っても構わないとする最大金額、（ｉ）選択情報ごとのコスト、（ｊ）変換情報ごとのコスト、（ｋ）時間の終期を超えた選択情報ごとのコスト、（ｌ）長期にわたる変換情報ごとの平均コスト、等のうちの一又はそれ以上に基づくかもしれない。

業績情報は、関連する広告についてのユーザの興味の大きさでもよい。例えば、業績情報は、（ａ）関連する広告のクリック−スルーレート、（ｂ）広告のユーザ格付け、（ｃ）広告のフォーカス・グループ格付け、（ｄ）他の広告のサイズと関連して広告のサイズが重くされた当該広告に対するユーザの興味の大きさ、（ｅ）他の広告の過去のポジションに関連して広告の過去のポジションが重くされた当該広告のためのユーザの興味の大きさ、（ｆ）広告の期待されたユーザの興味、（ｇ）他の広告を提供するために必要とされる時間に関連して、広告を提供するために必要とされる時間、（ｈ）広告のメディアタイプのために重くされた広告に対するユーザの興味の大きさ、（ｉ）広告に関連する変換率、等のうちの一又はそれ以上の機能でもよい。業績情報は、関連する広告のユーザの興味の見積もりを含んでもよい。

金額情報及び／又は業績情報は、重み付け或いはさもなければ調整されてもよい。ウィンドウ機能は、適切なタイムフレーム或いは考えられるデータの数を決定するために用いられてもよい。

本発明は、インタラクティブな環境において効果的に広告を提供するための、新規の方法、装置、メッセージフォーマット及び／又はデータ構造を含んでよい。以下の説明は、当業者が本発明を作成し、使用できるようにするために提示され、特定の用途及びその要件に関して提供される。開示されている実施形態に対する多様な変型は当業者にとって明らかとなり、後述される一般的な原則は他の実施形態及び用途に適用されてよい。したがって、本発明は示される実施形態に限定されることを目的とせず、発明者は説明される方法、装置、メッセージフォーマット、及びデータ構造、及びいくつかの任意の特許性のある主題としてその発明を見なす。

以下に本発明がその中で動作する環境が第４．１項に説明される。次に、本発明の例示的な実施形態が第４．２項に説明される。本発明の例示的な実施形態の動作を描く例は第４．３項に説明される。最後に、本発明に関するいくつかの結論が第４．４項に述べられる。

（４．１項 本発明がその中で動作する環境）
（４．１．１項 例示的な広告環境）
図１は広告環境の高水準図である。環境は、広告入力配信(delivery)システム１２０を含んでよい。広告主１１０は、システム１２０内で広告情報を直接的に或いは間接的に入力、維持(maintenance)、及び追跡調査してよい。広告は、所謂バナー広告、テキスト専用広告、画像広告、音声広告、ビデオ広告、このような構成要素のどれかの１つ又は複数を結合する広告等のグラフィック広告の形をとってよい。広告は、リンク、メタ情報、及び／又は機械実行可能な命令等の埋め込まれた情報を含んでよい。広告消費者１３０は、システム１２０から彼らの要求に応える広告を受け入れ、システム１２０に使用情報を提供するために広告に対する要求を提出してよい。図示されていないが、他のエンティティが使用情報（例えば、広告に関連した変換又はクリックスルーが発生したかどうか）をシステム１２０に提供してよい。この使用情報は、供給された広告に関連する測定された、或いは観察されたユーザ行動を含んでよい。

広告消費者１３０の１つの例は、コンテンツ（例えば、記事、ディスカッションスレッド、音楽、ビデオ、グラフィックス、検索結果、ウェブページリスティング等）に対する要求を受け取り、前記要求に応える要求されたコンテンツを取り出す、あるいはそれ以外の場合、要求を果たす汎用コンテンツサーバである。コンテンツサーバはシステム１２０に広告に対する要求を提出してよい。このような広告要求は所望される多くの広告を含んでよい。広告要求はコンテンツ要求情報も含んでよい。この情報はコンテンツ自体（例えばウェブページのようなドキュメント）、コンテンツに対応するカテゴリ又はコンテンツ要求（例えば、アート、ビジネス、コンピュータ、アート−映画、アート−音楽等）、コンテンツ要求の一部又はすべて、コンテンツ年齢、コンテンツ種別（例えば、テキスト、グラフィックス、ビデオ、音声、混合媒体等）、ジオロケーション情報等を含んでよい。

コンテンツサーバは、システム１２０によって提供される広告の１つ又は複数と要求されたコンテンツとを結合してよい。次にコンテンツ及び広告を含む、この結合された情報は、視聴者への提示の為にコンテンツを要求したエンドユーザに向かって転送される。最後に、コンテンツサーバは広告についての情報、及びどのようにして、いつ及び／又はどこで広告が表現されるのか（例えば、位置、クリックスルーかどうか、インプレッション時間、インプレッション日付、サイズ、変換かどうか問う）をシステム１２０に送信して戻してよい。代わりに、又は加えて、このような情報は何らかの手段によってシステム１２０に提供し直されてよい。

広告消費者１３０の別の例は検索エンジンである。検索エンジンは検索結果に対するクエリーを受け取ってよい。応えて、検索エンジンは関連性のある検索結果を（例えば、ウェブページの索引から）取り出してよい。例示的な検索エンジンは（ともに参照することにより本書に組み込まれる）、Ｓ．Ｂｒｉｎ及びＬ．Ｐａｇｅによる論文「大規模ハイパテキスト検索エンジンの分析（Ｔｈｅ Ａｎａｔｏｍｙ ｏｆ ａ Ｌａｒｇｅ−Ｓｃａｌｅ Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔｕａｌ Ｓｅａｒｃｈ Ｅｎｇｉｎｅ）」、第７回国際ワールドワイドウェブ会議（Ｓｅｖｅｎｔｈ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＷｏｒｌｄＷｉｄｅ Ｗｅｂ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ）、オーストラリア、ブリスベン（Ｂｒｉｓｂａｎｅ，Ａｕｓｔｒａｌｉａ）、及び米国特許第６，２８５，９９９号に説明されている。このような検索結果は、例えば、ウェブページタイトルのリスト、それらのウェブページから抽出されるテキストの抜粋、及びそれらのウェブページにリンクするハイパーテキストリンクを含んでよく、所定数の（例えば１０の）検索結果に分類されてよい。

検索エンジンはシステム１２０への広告に対する要求を提出してよい。要求は所望される多くの広告を含んでよい。この数は検索結果、検索結果により占有される画面又はページ空間の量、広告のサイズ及び形状等に依存してよい。一実施形態では、所望される広告の数は１から１０、及び好ましくは３から５となる。広告に対する要求は、クエリー（入力される又は解析される）、このクエリーに基づく情報（ジオロケーション情報、照会がアフィリエイト（ａｆｆｉｌｉａｔｅ）から出現したかどうか、及びこのようなアフィリエイトの識別子など）、及び／又は検索結果と関連付けられた、又は関連結果に基づいた情報を含んでもよい。このような情報は、例えば検索結果に関連する識別子（例えば文書識別子つまり「ｄｏｃＩＤｓ」）、検索結果に関係するスコア（例えば、照会及び文書に対応する特徴ベクトルのドット積、ページランク（Ｐａｇｅ Ｒａｎｋ）スコア、及び／又はＩＲスコアとページランクスコアの組み合わせ等の情報検索（「ＩＲ」）スコア）、特定された文書（例えばウェブページ）から抽出されるテキストの抜粋、特定された文書のフルテキスト、特定された文書のベクトル特徴等を含んでよい。

検索エンジンは、検索結果をシステム１２０によって提供される広告の１つ又は複数と結合してよい。次に、検索結果及び広告を含むこの結合された情報は、ユーザに提示するために、コンテンツを要求したユーザに向かって転送される。好ましくは、検索結果はユーザを有料広告とおそらく中立の広告結果の間で混乱させないように、広告とは別として維持される。最後に、検索エンジンは広告についての情報及び（例えば、位置、クリックスルーかどうか、インプレッション時間、インプレッション日付、サイズ、変換かどうか等の）いつ、どこで及び／又はどのようにして広告が表現されなければならなかったのかをシステム１２０に送信して戻してよい。代わりに又は加えて、このような情報は何らかの手段によってシステム１２０に提供し直されてよい。

（４．１．２項 例示的な広告入力、維持、送達環境）
図２は、その中で又はそれを用いて本発明が使用されてよい例示的な広告システム１２０’を示している。例示的な広告システム１２０’は在庫システム２１０を含んでよく、広告情報２０５と使用情報２４５を記憶してよい。例示的なシステム１２０’は広告情報入力管理動作２１５、キャンペーン（例えば、ターゲティング）補助動作２２０、会計及び料金請求書作成発行動作２２５、供給動作２３０、関連性決定動作２３５、最適化動作２４０、相対的な提示属性割り当て（例えば位置順序付け）動作２５０、詐欺行為検出動作２５５及び結果インタフェース動作２６０をサポートしてよい。

広告主１１０は、インタフェース２１６によって示されるように広告情報入力管理動作２１５を介してシステム１２０’とインタフェースしてよい。広告消費者１３０はインタフェース２１３によって示されるような広告供給動作２３０を介してシステム１２０’とインタフェースしてよい。広告消費者１３０及び／又は他のエンティティ（図示せず）はインタフェース２６１によって示されるように結果インタフェース動作２６０を介してシステム１２０’とインタフェースしてもよい。

広告プログラムは、アカウント、キャンペーン、クリエーティブ、ターゲティング等に関する情報を含んでよい。用語「アカウント」は既定の広告主（例えば一意のｅ−メールアドレス、パスワード、料金請求書作成発行情報等）の情報に関する。「キャンペーン」又は「広告キャンペーン」は１つ又は複数の広告の１つ又は複数のグループを指し、開始日、終了日、予算情報、ジオターゲティング情報、シンジケーション（ｓｙｎｄｉｃａｔｉｏｎ）情報等を含んでよい。例えば、ホンダ（Ｈｏｎｄａ）（登録商標）はその自動車品目のために１つの広告キャンペーンを、そのオートバイ品目のために別の広告キャンペーンを有することがある。その自動車品目のためのキャンペーンはそれぞれが１つ又は複数の広告を含む１つ又は複数の広告グループを有する。各広告グループはキーワードのセットと、最大コスト入札（ｍａｘｉｍｕｍ ｃｏｓｔ ｂｉｔ）（１クリックスルーあたり費用、１変換あたり費用等）を含んでよい。代わりに、又は加えて、各広告グループは平均費用入札（１クリックスルーあたりの平均費用、１変換あたりの平均費用等）を含んでよい。したがって、単一の最大コスト入札及び／又は単一平均コスト入札は１つ又は複数のキーワードで関連付けられてよい。述べられたように、各広告グループは１つ又は複数の広告つまり「クリエーティブ」（つまり、最終的にエンドユーザに表現される広告コンテンツ）を有してよい。当然、広告情報２０５はさらに多くの、又はさらに少ない情報を含んでよく、いくつかの異なる方法で編成されてよい。

広告情報２０５は、広告情報入力管理動作２１５を介して入力、管理できる。（例えばターゲティングなどの）キャンペーン支援動作２２０は、広告主１１０が効果的な広告キャンペーンを作成するのに役立つために利用できる。例えば、キャンペーン支援動作２２０は、検索エンジンとともに使用するための広告では、すべての考えられる広告インプレッション、すでに確保された広告インプレッション、及び既定のキーワードに使用可能な広告インプレッションを追跡調査してよい在庫システム２１０によって提供される情報を使用できる。広告供給動作２３０は、広告消費者１３０からの広告への要求を果たすことができる。広告供給動作２３０は、関連性決定動作２３５を使い、規定の要求に対する候補を決定することができる。広告供給動作２３０は、次に、候補広告の内の１つ又は複数の最終的な集合を選択するために最適化動作２４０を使用してよい。最終的に、広告供給動作２３０は、次に、返される広告の提示を順序付けるために相対的な提示属性（例えば位置）割り当て動作２５０を使用してよい。不正行為検出動作２５５は、盗まれたクレジットカードを使用することによってなど、（例えば広告主による）広告システムの不正使用を削減するために使用できる。最後に、結果インタフェース動作２６０は、クリックスルーが発生したかどうか、変換が発生したかどうか（例えば広告された品目又はサービスの販売が広告の表示から所定の時間内に開始されたかどうか、あるいは完了されたかどうか等）等の実際に供給された広告についての（広告消費者１３０又は他の何らかのエンティティからの）結果情報を受け入れるために使用されてよい。このような結果情報はインタフェース２６１で受け入れられてよく、関連付けられた結果だけではなく広告、及び広告が供給された時間を特定するための情報も含んでよい。

図２を参照して前述した１０２’のような広告提供システムを用いる場合、本発明は広告提供動作２３０の一部として提供されてもよく、広告情報２０５を用いてもよい。

（４．１．３項 定義）
図１、図２を参照して前述された例示的なシステムあるいは任意の他のシステムで使用されるものなどのオンライン広告は、多様な固有の特徴を有してよい。このような特徴はアプリケーション及び／又は広告主によって指定されてよい。これらの特徴は以下で「広告特徴」と呼ばれる。例えば、テキスト広告のケースでは、広告特徴はタイトル行、広告本文、実行可能なコード及び埋め込まれたリンク等を含んでよい。画像広告のケースでは、広告特徴は、これに加えて画像等を含んでよい。オンライン広告の種別に応じて広告特徴は以下の１つ又は複数を含んでよい。つまり、テキスト、リンク、音声ファイル、ビデオファイル、画像ファイル、実行可能コード、埋め込み情報等である。

オンライン広告が供給されると、１つ又は複数のパラメータが、どのようにして、いつ及び／又はどこで広告が供給されたのかを記述するために使用されてよい。これらのパラメータは以下で「供給側パラメータ」と呼ばれる。供給側パラメータは、例えば、広告が供給されたページ（関連する情報を含む）の特徴（ページに関連するものとして決定された一又はそれ以上のトピックス或いはコンセプト、ページの中に或いは上に位置する情報又は内容物、ページ（例えば、AOL、Yahoo（登録商標）等）のホストのようなページについての情報、例えば、トラフィック、新鮮味、ページ等への或いはからのリンクの質及び量、ディレクトリ構造の中のページの位置等）、広告の供給に関連する検索クエリー又は検索結果、（例えばその地理的な位置、ユーザによって使用される言語、使用されるブラウザの種別、過去のページビュー、過去の行動等の）ユーザ特徴、広告が供給されたページ上の広告の絶対位置、供給された他の広告を基準にした位置（空間的又は時間的）、広告の絶対的なサイズ、他の広告を基準にした広告のサイズ、広告の色、供給された他の広告の数、供給された他の広告の種類、供給された時刻、供給された曜日、供給された時節、等に応えて広告が供給された要求を開始したホスト又はアフィリエイトサイト（例えば、アメリカオンライン（America Online）、Google（登録商標）、yahoo（登録商標）の１つ又は複数を含んでよい。当然、本発明で使用できる供給パラメータは他にもある。

供給側パラメータは広告特徴にとって外来性であってよいが、それらは条件又は制約として広告と関連付けられてよい。供給側条件又は制約として使用されるとき、このような供給側のパラメータは単に「供給側制約」と呼ばれる。例えば、いくつかのシステムでは、広告主は、平日に、ある特定の位置より低くなく、ある特定の場所のユーザに対してだけ等、広告が供給されると指定することができる。別の例としては、いくつかのシステムにおいて、広告主は、ページ又は検索クエリーが特定のキーワード又は句を含む場合にだけ、その広告を供給されなければならないと指定してよい。

「広告情報」は（「広告導出情報」と呼ばれる）、広告特徴、広告供給制約、広告特徴又は広告供給制約から引き出される情報の任意の組み合わせ、及び／又は（「広告関係情報」と呼ばれる）広告に関係する情報のほか、（例えば広告関係情報から引き出される情報など）このような広告の拡張を含んでよい。

「文書」は、任意の機械読み取り可能及び機械記憶可能な成果物を含むと幅広く解釈されるべきである。文書は、ファイル、ファイルの組み合わせ、他のファイルに対する埋め込みリンクを含む１つ又は複数のファイル等であってよい。ファイルは、テキスト、音声、画像、ビデオ等の任意の種類であってよい。エンドユーザに表現される文書の部分は文書の「コンテンツ」として考えることができる。文書は、内容物（単語、画像等）やいくつかのその内容物（例えば、ｅメール、フィールド及び関連するデータ、ＨＴＭＬタグ、及び関連するデータ等）の意味の表示を含む「構成データ」を含んでよい。文書中の広告スポットは、埋め込まれた情報又は命令によって定義されてよい。インターネットの関連では、一般的な文書はウェブページである。ウェブページは多くの場合コンテンツを含み、（メタ情報、ハイパーリンク等の）埋め込まれた情報、及び／又は（ジャバスクリプト（Java（登録商標）script）等の）埋め込まれた命令を含んでよい。多くのケースでは、文書は一意のアドレス指定可能な記憶場所を有し、したがってこのアドレス指定可能な位置によって一意に特定できる。ユニバーサルリソースロケータ（ＵＲＬ）は、インターネット上で情報にアクセスするために使用される一意のアドレスである。

「文書情報」は、文書に含まれている任意の情報、文書に含まれている情報から引き出すことができる情報（「文書導出情報」と呼ばれる）、及び／又は文書に関係する情報（「文書関連情報」と呼ばれる）のほか、このような情報の拡張（例えば、関連情報から引き出される情報）も含んでよい。文書導出情報の例は、文書のテキストコンテンツに基づいた分類である。文書関連情報の例は、文書がリンクする他の文書からの文書情報だけではなく、文書にリンクする他の文書からの文書情報も含む。

文書は、一又はそれ以上の「利用可能な広告スポット」を含んでよい。そのような利用可能な広告スポットは、予め定められ、そして文書の特有の部分とされ、変化するために従属されてよく、及び／又は供給されている文書として決定されてよい。広告消費者１３０は、そのような利用可能な広告スポットのいくつか或いは全てを満たすように、広告サーバから広告を要求してよい。広告スポットは広告の異なるタイプに対応することができてもよいが、広告の確実なタイプを特定してよい。「広告スポットタイプ」は、もし広告スポット（或いは広告消費者）が広告の確かなタイプを特定するなら、広告スポットに示される広告のタイプを参照する。広告スポットのタイプは、何が供給されたのか（例えばテキスト、グラフィックス、画像、音声、及び／又は映像）を特定してよい。代わりに或いは加えて、広告スポットタイプは、どのようにして広告が文書と共に提供されたのか（例えば、スモールボックスの中、ラージボックスの中、特有の形態、特有のサイズの特有の形態、文書の右／左／上／下のマージン、文書の内容物との混合、文書の内容物の一時的な障害、音声のボリューム、音声及び／又はビデオの品質等）を特定してよい。代わりに或いは加えて、広告スポットタイプは、広告スポットを有する文書がいつ供給されたかを特定してよい。最後に、代わりに或いは加えて、広告スポットタイプは、利用可能な広告スポットを有する文書（例えば、好ましいウェブサイト、通常のウェブサイト、安価なウェブサイト等）についての何かを特定してよい。時々、文書は同じ広告スポットタイプの広告スポットを１以上含んでよい。例えば、文書は、その右マージンに５つの広告スポットを含む。時々、文書は位置以上の広告スポットタイプを有してよい。例えば、文書は内容物、ビデオクリック広告スポットタイプ、トップマージン−テキスト広告スポットタイプ、そして サイドマージン−テキスト広告スポットタイプを含んでよい。さらには、文書は、それぞれが一又はそれ以上の広告スポットを有する一以上の広告スポットタイプを含んでよい。例えば、文書は、広告スポットタイプトップマージンテキストの２つの広告スポット、及び広告スポットタイプレフトサイドマージンテキストの５つの広告スポットを有してよい。
文書からのコンテンツは「コンテンツレンダリングアプリケーション又はデバイス」で表現されてよい。コンテンツレンダリングアプリケーションの例は、インターネットブラウザ（例えば、Explorer又はNetscape）、メディアプレーヤ（例えばＭＰ３プレーヤ、Realnetworksストリーミング音声ファイルプレーヤ等）、ビューワ（Adobe(登録商標) Acrobat PDF 読取装置等）等を含む。

次に、本発明の多様な例示的な実施形態は４．２項に説明される。

（４．２項 例示的な実施形態）
以下の実施形態は、文書３１０の要約図である図３を参照して言及される。オンライン３２０は、典型的な解像度の典型的なパーソナルコンピュータ・ディスプレイ・スクリーンにて見られる文書３１０の一部分に対応する破線で表現されている。典型的な文書３１０は、内容物３９０と一又はそれ以上の広告スポットを含んでよい。この例では、第１の広告スポットタイプ（例えば、テキスト、及び画像、トップマージン）の２つの広告スポットと、第２のタイプ（例えば、テキストのみ、右マージン）の少なくとも３つの広告スポット３４０、及び第３のタイプ（例えば、内容物のビデオ）がある。広告スポットの特定のタイプは、一般的に、広告スポットの他のタイプを越えて最も多くの広告主に好まれるとされている。例えば、内容物タイプ広告スポットのビデオは、一般的には、トップマージン及び画像タイプ広告スポットが好まれ、一般的には右マージンテキストのみ広告スポットが好まれるだろう。好まれる広告スポットタイプのこのコンセプトは、与えられた広告スポットタイプ（例えば、テキストのみ右マージンタイプのトップポジション広告スポットは、同じ広告スポットタイプのボトムポジション広告スポットが好まれるかもしれない）の中の好まれる広告スポットとは異なる。そのような好みは、様々な広告スポットタイプの広告の関連性のある一般的なパフォーマンスに基づいてよい。

図４は、本発明に一貫性のあるやり方で、一のタイプの一の広告スポットから他のタイプのそれに広告を昇格及び／又は降格に用いられてよい模範的な方法４００のフローチャートである。広告のスコアは決定される。（ブロック４１０）広告スコアは、その後、第１の閾値と比較される。（判断ブロック４２０）広告スコアが第１の閾値よりも大きい場合には、この方法４００を終える前に（ブロック４６０）、広告はより良い（例えば、より好まれる）広告スポットタイプ（利用可能であると仮定する）の広告スポットへと昇格される。（ブロック４３０）
さらに、様々な実施例にて、図４につき言及すると、幻像を表現したブロックは、前述した行動に代えて、或いは加えて実行されてよい。より具体的には、広告スコアは、第２の閾値と比較される。（判断ブロック４４０）もし、広告スコアが第２の閾値よりも小さい場合には、この方法４００を終える前に（ブロック４６０）、広告はより好まれない広告スポットタイプ（利用可能であると仮定する）の広告スポットへと降格される。（ブロック４５０）
図４のブロック４１０に戻り言及すると、広告のためのスコアは、複数の異なる方法により決定されてよい。例えば、広告スコアは、（ａ）広告に関係する金銭的な総額（例えば入札）の関数、（ｂ）広告のパフォーマンス情報（例えば、一又はそれ以上のパフォーマンスパラメータ（例えば、クリック−スルーレート、変換率、ユーザ各付け等）の一又はそれ以上で構成される関数、（ｃ）広告の価値を評価するパフォーマンス情報の関数、そして（ｄ）それらの一又はそれ以上のコンビネーション、でよい。本発明の一貫性のあるやり方を用いてよい、スコアを決定する様々な方法は、ジェーン・マニング、サラール・アルタ・カマンガー、エリック・ビーチ、ローレンス Eを発明者として記載し、２００２年３月２８日にファイルされた「パフォーマンス情報に基づいて広告を注文するための装置及び方法」と表題が付けられた米国特許出願Ｎｏ．１０／１１２，６５６、及びサラール・アルタ・カマンガー、ロス・コーニングステイン、及びエリック・ビーチを発明者として記載し、２００２年３月２９日にファイルされた「パフォーマンス情報と価格情報とに基づいて広告を注文する装置及び法補」と表題が付けられた米国特許出願Ｎｏ．１０／１１２，６５４、に記載されている。

図４の判断ブロック４２０及び４４０に戻り言及すると、他の昇格及び降格テストは使用され得る。例えば、広告スコアは、一又はそれ以上の広告スポットタイプの他の広告の一又はそれ以上の広告スコアの関数と比較されてよい。さらに、閾値は、複数の方法により決定されてよい。それらは、予め定められ、スタティックである。それらは、要求に応じて決定され得る。例えば、閾値は、一又はそれ以上の広告、及び／又は一又はそれ以上の他の広告スポット等の関数とされ得る。

図４の判断ブロック４３０及び４５０に戻り言及すると、広告を昇格及び降格するというよりはむしろ、それぞれ、判断ブロック４２０及び４４０に示されるコンディションの必然的な帰結として、それぞれ、対処され、広告は、一又はそれ以上の更なるコンディションが条件とされる広告の現実の昇格（或いは降格）と共に、昇格（或いは降格）の候補として標識付けられる。

図５は、本発明の一貫性のあるやり方により、一の広告スポットタイプの広告スポットから他のそれへ広告の昇格を順序付けるのに用いられてよい模範的な方法５００のフローチャートである。基本的に、複数の広告スポットタイプがあり、一の広告スポットタイプの広告スポットから他のそれへの昇格或いは降格は、他の昇格或いは降格が可能であるかどうかを問わずに、影響を受けてよい。模範的な方法５００において、注文された広告スポットタイプ（例えば、広告が供給されるために与えられる文書に適用できる）は、受け付けられる。（ブロック５１０）各広告スポットタイプのために（好ましくは第２の最も好まれる広告スポットタイプから開始する）、複数の行動が実行される。（ループ５２０−５８０）与えられた広告スポットタイプの中で、各広告のために（或いは、例えば、それらのスコアに基づき、広告が注文されるところである、実行されたタイプの利用可能な広告各スポットのために）、複数の行動が実行される。（ループ５３０−５７０）例えば、広告を昇格するか否かが決定される。（判断ブロック５４０）これは、例えば、図４を参照して前述したように閾値と広告スコアとを比較することで、行われてよい。もし、広告が昇格されるべきものであれば、それは昇格され（ブロック５４５）、そして複数の利用可能なより良いタイプの広告スポットは一つ削減されるだろう(ブロック５５０)。もし、現在のタイプより上の広告スポットがなければ、次の広告スポットタイプ（もしあれば）で処理される。（判断ブロック５６０及び５８０）もし、換言すれば、より上の広告スポットがあるならば、他の広告（例えば、注文されたセットの中に）があるかどうかが決定される。（ブロック５７０）もしそうなら、方法５００は、ノード５３０に戻るように分岐する。そうでなければ、方法５００は判断ブロック５８０に分岐する。一旦全ての広告スポットタイプが処理されると、方法５００は終了する。（ノード５９０に戻る）
一の広告スポットタイプの広告スポットから、より好まれない広告スポットタイプのそれへの降格は、類似してもよいが、広告スポットの中の広告及び広告スポットタイプの処理の注文は修正されるべきである（例えば、第２のワースト広告スポットタイプからベストへ、及びワーストスコアの中の広告からベストスコアの中の広告へ）。

図６は、前述した動作の一又はそれ以上に影響を与えてよい機械６００の高水準ブロック図である。この機械６００は、基本的には、プロセッサ６１０、入力／出力インタフェースユニット６３０、記憶装置６２０、そして連結された要素の中の情報の伝達を促進するためのシステムバス或いはネットワーク６４０を含む。入力装置６３２及び出力装置６３４は、入力／出力インタフェース６３０に連結されてよい。

プロセッサ６１０は、本発明の一又はそれ以上の態様をもたらす、マシン−実行ファイル命令（例えば、カリフォルニアのパロアルトのサン・マイクロシステムズＩｎｃ．から市販されているソラリス・オペレーティング・システム、或いは北カリフォルニアのダラムのレッド・ハットＩｎｃ．のような複数のベンダーより広く入手可能なリナックス（登録商標）・オペレーティング・システムの上で実行されるＣ或いはＣ＋＋）を実行してよい。マシン実行ファイル命令の少なくとも一部は、記憶装置６２０に記憶（一時的に或いはより恒久的に）されてよく、及び／又は入力インタフェースユニット６３０を介して外部ソースから受信されてよい。

一つの実施形態において、機械６００は、一又はそれ以上の在来型のパーソナルコンピュータであってよい。この場合、処理装置６１０は、一又はそれ以上のマイクロプロセッサであってよい。バス６４０はシステムバスを含んでよい。記憶装置６２０は、リード・オンリ・メモリ（ＲＯＭ）及び／又はランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）のようなシステムメモリを含んでよい。記憶装置６２０は、また、ハードディスクに書き込み、読み出すためのハードディスクドライブ、（例えば、取出し可能な）磁気ディスクに書込み、読み出すための磁気ディスクドライブ、及びコンパクトディスク或いは他の（磁気）光学メディアのようなリムーバブルな(磁気)光学ディスクに書き込み、読み出すための光学ディスクドライブ、を含む。

ユーザは、例えばキーボードやポインティングデバイス（例えばマウス）のような、入力装置６３２を介してパーソナルコンピュータにコマンドや情報を入力してよい。マイクロフォンやジョイスティック、ゲームパッド、サテライト・ディッシュ、スキャナー、その他、のような他の入力装置もまた（或いは代わりに）含まれてよい。それら及び他の入力装置は、多くの場合、システムバス６４０に連結された特有のインタフェース６３０を介して処理装置６１０に接続されている。しかしながら、本発明の事情では、広告スポット情報、広告スポットタイプ情報、及びあるいはシステム管理及びメンテナンスのためのそれら、を受け付けるために必要なそれら以外の、入力装置を必要としない。

出力装置６３４は、モニタあるいは表示装置のほかのタイプを含み、それは同様に特有のインタフェースを介してシステムバス６４０に接続されている。モニタに加えて（あるいは代えて）、パーソナルコンピュータは、例えばスピーカやプリンタのような、他の（周辺機器の）出力装置（不図示）を含んでよい。この場合も先と同様に、本注文動作の事情では、供給された広告、及び置き換えられた広告スポット、及びあるいはシステム管理及びメンテナンスのためのそれら、を伝達するために必要なそれ以外の、出力装置を必要としない。

（４．２．１項 代案）
一実施形態では、広告は、次のより上（及び／又はより下）の好まれる広告スポットタイプへと昇格（及び／又は降格）だけされ得る。広告が一以上の広告スポットタイプに昇格（降格）され得る代案が可能である。

もし、広告が異なるタイプの広告スポットへと昇格あるいは降格されならば、広告をレンダリングするための広告情報は広告スポットタイプと互換性があるべきでる。互換性の程度は、本発明に従って調整され、必要とされる互換性の程度はしばしば応用仕様であろうことが熟考される。例えば、テキスト情報だけの広告は、仮にテキストがスピーチに変換され得るならば、音声タイプ広告スポットと互換性があってよい。他の例として、映像広告は、仮にビデオフレームが画像として使用され得るならば、画像タイプ広告スポットと互換性があってよい。図７に示されるように、与えられた広告は、広告情報７００の複合タイプを有してよく、広告情報のそのようなセットの必要性は、広告スポットタイプに依存している。一般に、広告情報７００は、どのような広告スポットのタイプが、広告主が競争するために広告に求めているのかを明確にするだろう。

広告は、昇格及び／又は降格されてよく、その結果、文書で供給される広告の合計の期待される経済的価値は最大化され、あるいは増加される。いくつかの場合、これは、結局程度を控えた広告あるいは降格される広告を示すこととなる。（一般的な意味での広告の降格は、広告を移動することを含むことができる）例えば、広告主が彼らの広告に、それらが選択（例えばクリック）されたときにのみ支払うならば、それは他の広告なしで示される広告がより良いクリック−スルーレートを有する場合かもしれない。このポイントを図示するために、広告Ａがクリックごとに１．００ドル支払と仮定すると、（例えば、広告スポットタイプに）唯一示されるときには５０％のクリック−スルーレートを有するが、他の広告と示されるときには１０％だけ有し、広告Ｂがクリックごとに０．１５ドル支払うと仮定すると、他の広告が示されているか否かに関わらず、３３％のクリック−スルーレートを有する。仮に、文書が、広告Ａと広告Ｂが供給されてよい２つの広告スポットを有するならば、広告Ａだけを供給することで期待される経済的価値は０．５０ドル（＝＄１．００×０．５）であるのに、両広告を供給することで期待される経済的価値は０．１５ドル（＝＄１．００×．１０＋＄０．１５×０．３３）である。

（４．２．２項 本発明が特定の広告スポットタイプを有する特定のＷＥＢページに応用される、模範的な実施態様）
本発明の、Ｗｅｂページのあまり目立たない位置からより目立つ位置へとＷｅｂ広告を移動することにより広告が昇格されてよい、模範的な実施形態は、ここに述べられる。「トランピング」と呼ばれる昇格の特別なフォームは、Ｗｅｂ広告がより目立たない位置から移動され、より目立つ位置の他の広告に置き換わるときを、引き合いに出す。広告をより目立つ位置に昇格することは、高いクリック−スルーレートとより良いブランド認識（広告主のためのより良い価値に等しい）の双方という結果をもたらたすであろう。しかしながら、Ｗｅｂページの内容の自由と一体となって主題から外れたような、不十分に目標が定められた広告は、ユーザを失望させ、将来的には、より目立つ広告位置を無視するような状況を増加させる。（伝統的に、より目立つ位置は、より大きな広告規約により予約されている。そのような目立つ位置の広告は、高い訓練を受けた販売、サポートスタッフの手動の介入により掲載され、その上、あまり目立たない位置はより小さいセルフサービス広告主に利用可能とされている。）
本発明のこの実施形態は、より目立つ位置に昇格させるセルフサービス広告を許す。この実施形態は、人間の評価要素及び自動的な統計値の集まり、及び数学的な文政要素を含んでよい。昇格の資格を得るために、セルフ−サービス広告は高い訓練を受けたコーディネータの個々のグループによりハンド−チェックされるべきである。そのようなコーディネータは、広告の初期品質チェックを実行し、それを承認されたものとしてマークしてよい。一旦承認されると、広告はよりも立たない右側位置にて実施される。広告のクリック−スルー統計値は測定される。ユーザが広告上でクリックする割合は、関与度と広告品質の第２の尺度として用いられてよい。仮に広告が承認され、十分なクリック−スルーレートを有するならば、広告は昇格にふさわしいものとされてよい。広告が相応しいかを決定する他の技術には、意味のテキストマッチングあるいは広告主ページランク分析が含まれる。一旦、広告が昇格に相応しいとされると、広告を昇格させるかどうか決定される。仮に他にトップ広告位置にふさわしいと考えられる広告がなければ、判断は簡単である。例えば、トップ位置にふさわしい最小価格は確定される（例えば、トップ位置に広告を有しない価格を補正する）。一実施形態では、仮に広告を昇格するのに期待される価値がこの価格よりも大きい場合には、広告は昇格される。

昇格の期待される価値は、選択の見込みの増加により選択される広告によって生成される収益を増加させることにより計算されてよい。昇格される広告と昇格される位置の他の広告の双方は、全体的に期待される価値計算を含む。ソース位置のほかの広告は、同じ位置の中に一般的には移され、その結果、選択の見込みの増加を招く。

昇格は、ソース位置の一つの余分なスペースにも発生してよい。仮に、この余分なスペースが、別のやり方で表示されないであろう広告により使用されるならば、この広告を表示することの期待される価値はまた増加する。

仮に、広告が昇格にふさわしいならば、しかし他の広告がより目立った位置にて売られているならば、「トランピング」は考えられてよい。一の実施形態では、広告は、仮に潜在的に勝る広告の契約的義務が満たされる（或いは満たされるものとして見積もられる）とき、及び仮に他の広告の昇格の期待される価値が潜在的に勝る広告から手に入れる総収入よりも多いとき、にのみ勝る。

ある場合には、昇格された広告は、Ｗｅｂページのより目立った位置のレイアウト面積に適合するように再フォーマットされる必要がある可能性がある。テキスト広告は、再フォーマットが比較的簡単である。例えば、Google.comでは、より目立たない右側位置の広告は、コール・ツー・アクション、ライン１、ライン２、及び可視的なＵＲＬ、といったテキストの４つの狭いラインを含む。それらは、より上の位置にテキストの２つの広いラインにより再フォーマットされる。トップ位置において、第１ラインはそれ自身によりコール・ツー・アクションであり、第２ラインは可視的なｕｒｌから構成され、異なるフォントカラーで目立たされ、ともに連結されたライン１とライン２とにより付随される。本発明は、この特徴的な実施形態には限定されない。

（４．３項 本発明の模範的な実施形態の図示的な動作）
図８は、模範的な文書８１０への本発明の典型的な実施形態の応用例を示す。典型的な文書８１０はコンテンツ８２０、第１のタイプの３つの広告スポット８３０、第２のタイプの３つの広告スポット８４０、そして第３のタイプの３つの広告スポット８５０を含んでいる。各場合において、広告スポットは｛広告スポットタイプ，内部タイプ位置｝によりインデックスが付けられている。トップマージンタイプの広告スポット８３０は、ボトムマージンタイプの広告スポット８５０を超えて好まれる、右マージンタイプの広告スポット８４０を超えて好まれる。

広告は、特有のタイプの広告スポット、一つのタイプ以上の広告スポット、或いはいくつかのタイプの広告スポットを獲得するために争う。（例えば、情報７００がリコールされる）。例えば、広告がテキスト情報及び画像情報を有し、映像情報及び音声情報を有しないと仮定する。そのような広告は、テキストのみタイプの広告スポット、画像のみタイプの広告スポット、或いはテキスト及び画像タイプの広告スポットを獲得するために争う。そのような広告は、おそらく、映像タイプの広告スポット或いは音声タイプ（例えばテキストが音声に変換され得る場合を除く）を獲得するために争わないだろう。ゆえに、広告が一の広告スポットから他へ昇格（降格）され得るかどうかは、いくつかの広告情報適合性テストの対象になってよい。

ここで、図８の例を参照すると、広告Ａ８３５はタイプ１（「ＡＳＴ１」）８３０の広告スポットを獲得するために争い、広告Ｂ８４５ａ、Ｃ８４５ｂ、Ｄ８４５ｄのそれぞれはタイプ２（「ＡＳＴ２」）８４０の広告スポットを獲得するために争い、そして広告Ｆ８５５ａ及びＧ８５５ｂはタイプ３（「ＡＳＴ３」）８５０の広告スポットを獲得するために争う。示されるように、広告のそれぞれは、関連する金銭的な総額（例えば、印象、クリックースルー、変換等のような特有の結果のために広告主が支払う意思のある競売価格の総額）を含んでよい。示されている広告は、全て文書８１０の利用可能な広告スポットを満たす資格のある候補であるとさらに仮定する。例えば、仮に文書８１０についての関連性の確かな基準を満足するならば、広告は資格のある候補広告であってよい。最終的に、特有のタイプの一又はそれ以上の広告スポットを獲得するために争う広告は、いくつかのスコアにより注文されるランクであると仮定する。本発明の一貫性のあるやり方によりスコアを決定する様々な方法は、ジェーン・マニング、サラール・アルタ・カーマンガー、エリック・ビーチ及びローレンス・Ｅを発明者として明記し、２００２年３月２９日に出願された「パフォーマンス情報に基づいて広告を注文するための方法及び装置」とタイトルされた米国特許出願Ｎｏ．１０／１１２，６５６や、サラール・アルタ・カーマンガー、ロス・コーニングステイン及びエリック・ビーチを発明者として２００２年３月２９日に出願された「パフォーマンス情報及び価格情報に基づいて広告を注文するための方法及び装置」とタイトルされた米国特許出願Ｎｏ．１０／１１２，６５４に記載されている。

もし、本発明がこの例に適用されないとしたら、広告Ａ８３５は広告スポット｛１，１｝にて提供され、第１のタイプ（広告スポット｛１，２｝及び広告スポット｛１，３｝）は空になるであろう。さらに、広告Ｂ８４５ａは広告スポット｛２，１｝にて提供され、広告Ｃ８４５ｂは広告スポット｛２，２｝にて提供され、そして広告Ｄ８４５ｃは広告スポット｛２，３｝にて提供されるだろう。広告Ｅ８４５ｄは文書８１０と共に供給され損なうだろう。最終的に、広告Ｆ８５５ａは広告スポット｛３，１｝にて提供され、広告Ｇ８５５ｂは広告スポット｛３，２｝にて提供され、その間に、広告スポット｛３，３｝は空になるであろう。

第２のタイプの広告スポットから第１のタイプの広告スポットへと広告を昇格するために必要とされる閾値スコアＴ_2-1があり、第３のタイプの広告スポットから第２のタイプの広告スポットへと広告を昇格するために必要とされる閾値スコアＴ_3-2があるものと仮定する。この例では、広告Ｂ８４５ａ及びＣ８４５ｂは閾値Ｔ_2-1を満たす或いは上回るスコアをそれぞれ有し、広告Ｆ８５５ａは閾値Ｔ_3-2を満たす或いは上回るスコアを有するものと仮定される。破線で示されるように、本発明の模範的な実施形態に従えば、図５に示されるようなやり方で広告は昇格のために処理され、広告Ｂ８５４ａは広告スポット｛１，２｝に昇格され、広告Ｃ８４５ｂは広告スポット｛１，３｝に昇格され、広告Ｄ８４５ｃはタイプ２ ８４０の広告スポットのグループの中でよりよい位置を獲得し、広告Ｅ８４５ｄは広告スポット｛２，２｝を得て直ちに提供され、広告Ｆ８５５ａは広告スポット｛２，３｝へと昇格され、そして広告Ｇ８５５ｂはタイプ３ ８５０の広告スポットのグループの中でより良い位置を獲得する。

この例から理解されるように、広告はよりよい広告スポットタイプ及び／又は広告スポットタイプの中のより良い位置へと昇格されることができる。それゆえに、そのような広告は、よりよく実行されるだろう。総収入が実行結果の関数であるような広告サーバにおいて、これは総収入を増加するだろう。

（４．４項 結論）
前記開示より理解できるように、本発明は一の広告スポットタイプから他へ広告を昇格及び／又は降格するために用いることができる。それを実行するために、広告は他の空或いは非能率的に用いられる広告スポットに割り当てられることができる。

本発明の選ばれた実施形態の前述の説明は図解と説明を提供するが、包括的であることを意味するものではなく、開示されたまさにそのフォームに発明が限定されるものではない。改良や修正は、前記技術を踏まえて可能であり、発明のプラクティスから習得されてもよい。

広告システムと対話できる関係者又はエンティティを示す高水準図である。 本発明がその中で動作してよい広告環境のバブルチャートである。 異なるタイプの利用可能な広告スポットを有する書類の一例を示す図である。 本発明に一貫した方法で、一のタイプの広告スポットから他のタイプの広告スポットへと広告を昇格及び／又は降格させてもよい典型的な方法の流れ図である。 本発明に一貫した方法で、広告が昇格（或いは降格）してよいシーケンスを決定するための典型的な方法の流れ図である。 本発明に一貫した方法で、実行されてよい様々な動作の少なくともいくつかを発効するために、及び生成及び／又は使用されてよい様々な情報を記憶するために、使用されてよい装置の高水準図ブロック図である。 広告に関連してよい典型的な広告情報を示す図である。 本発明の典型的な実施例に基づく、一のタイプの広告スポットから異なるタイプの広告スポットへの広告の昇格を示す図である。

Claims (48)

1. 第１の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットと第２の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットとを有する文書のために広告を供給するための方法であって、
   ａ）スコアを有し、第１の広告スポットタイプの広告スポットと条件付きで関連性のある広告を受け付け、
   ｂ）前記広告の前記スコアに基づいて前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２のタイプの広告スポットタイプへと前記広告を移動させるかどうか決定し、
   そして、
   ｃ）前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２の広告スポットタイプへと前記広告を移動させると決定された場合には、前記第２の広告スポットタイプの前記広告スポットへ前記広告を割り当て、そうでなければ前記広告を第１の広告スポットタイプの広告スポットへと割り当てる、
   ことを有する方法。
2. 前記第２の広告スポットタイプの前記広告スポットに供給される広告は、前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告より一般的には機能する、請求項１の方法。
3. 広告は業績スコアを有し、当該業績スコアは（Ａ）クリックスルーレート、及び（Ｂ）変換率の少なくとも一つに基づき、そして、第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告よりも良い業績スコアを有する、請求項１の方法。
4. 前記第１の広告スポットタイプの前記広告スポットに供給される広告は、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告より一般的には機能する、請求項１の方法。
5. 広告は業績スコアを有し、当該業績スコアは（Ａ）クリックスルーレート、及び（Ｂ）変換率の少なくとも一つに基づき、そして、第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告よりも良い業績スコアを有する、請求項１の方法。
6. 前記広告の前記スコアは、前記広告の少なくとも一つの業績パラメータの関数である請求項１の方法。
7. 前記少なくとも一つの業績パラメータは、関連する広告へのユーザの興味の程度である業績情報から構成される業績パラメータのグループから選択され、
   （ａ）関連する広告のクリックスルーレート、（ｂ）広告のユーザ格付け、（ｃ）広告のフォーカスグループ格付け、（ｄ）他の広告のサイズに比べた前記広告のサイズのために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｅ）他の広告のそれら過去の位置に比べた前記広告の過去の位置のために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｆ）前記広告の期待されるユーザの興味、（ｇ）他の広告を提供するのに必要とされる時間に対する前記広告を提供するのに必要とされる時間、（ｈ）前記広告のメディアタイプのために重み付けされた前記広告に対するユーザの興味の程度、そして（ｉ）前記広告に関連する変換率、の一又はそれ以上の関数である、請求項６の方法。
8. 前記広告の前記スコアは、前記広告に関連する金銭上の総額の関数である請求項１の方法。
9. 前記広告のスコアは、前記広告の業績パラメータ及び前記広告に関連する金銭上の総額の少なくとも一つの関数である、請求項１の方法。
10. 前記少なくとも一つの業績パラメータは、関連する広告へのユーザの興味の程度である業績情報から構成される業績パラメータのグループから選択され、
    （ａ）関連する広告のクリックスルーレート、（ｂ）広告のユーザ格付け、（ｃ）広告のフォーカスグループ格付け、（ｄ）他の広告のサイズに比べた前記広告のサイズのために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｅ）他の広告のそれら過去の位置に比べた前記広告の過去の位置のために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｆ）前記広告の期待されるユーザの興味、（ｇ）他の広告を提供するのに必要とされる時間に対する前記広告を提供するのに必要とされる時間、（ｈ）前記広告のメディアタイプのために重み付けされた前記広告に対するユーザの興味の程度、そして（ｉ）前記広告に関連する変換率、の一又はそれ以上の関数である、請求項９の方法。
11. 前記広告を、前記広告の前記スコアに基づいて、前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２の広告スポットタイプの広告スポットへと移動するかどうかの決定は、前期広告のスコアを閾値と比較することを含む、請求項１の方法。
12. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、（Ａ）テキストのみ、（Ｂ）テキストと映像，（Ｃ）テキストと音声、（Ｄ）テキスト、音声、及び映像、（Ｅ）テキスト、画像、及び映像、（Ｇ）テキスト、画像、及び音声、（Ｈ）テキスト、画像、音声、及び映像、（Ｉ）映像のみ、（Ｊ）音声のみ、（Ｋ）音声と映像、（Ｌ）画像のみ、（Ｍ）画像と音声、（Ｎ）画像と映像、そして（Ｏ）画像、音声、映像、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項１の方法。
13. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項１２の方法。
14. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項１の方法。
15. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる設置面積を有する、請求項１の方法。
16. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる形状を有する、請求項１の方法。
17. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる量を有する、請求項１の方法。
18. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる解像度を有する、請求項１の方法。
19. 第１の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットと、第２の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットと、第３のタイプの少なくとも一つの広告スポットと、を有し、前記第１の広告スポットタイプが、前記第３の広告スポットタイプよりも好まれる前記第２の広告スポットタイプよりも好まれる、文書のための広告を供給するための方法であって、
    ａ）それぞれがスコアを有する複数の広告のそれぞれを条件付きで特有の広告スポットタイプの広告スポットへと割り当て、
    ｂ）前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットを決定するために、割り当てられた広告なしで、前記第１の広告スポットタイプのいくつかの広告スポットがあるか否かを決定し、
    ｃ）前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットがあると決定された場合には、それぞれのそのような利用可能な広告スポットに対して、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた広告を、前記広告のスコアに基づいて前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットへ移動するかどうか決定し、
    ｄ）前記広告を、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットから前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットへと移動すると決定された場合には、広告を前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットに割り当て、そうでなければ、前記広告を前記第２の広告スポットタイプの広告スポットへと割り当て、
    ｅ）前記第２の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットを決定するために、割り当てられた広告なしで、前記第２の広告スポットタイプのいくつかの広告スポットがあるか否かを決定し、
    ｆ）前記第２の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットがあると決定された場合には、それぞれのそのような利用可能な広告スポットに対して、前記第３の広告スポットタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた広告を、前記広告のスコアに基づいて前記第２の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットへ移動するかどうか決定し、
    ｇ）前記広告を、前記第３の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットへと移動すると決定された場合には、広告を前記第２の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットに割り当て、そうでなければ、前記広告を前記第３の広告スポットタイプの広告スポットへと割り当てる、
    ことを有する方法。
20. 動作（ｃ）及び（ｄ）は、（Ａ）もはや前記第１のタイプの利用可能な広告スポットがない、或いは（Ｂ）もはや前記第２のタイプに条件付きで割り当てられた広告がない、のどちらかとなるまで繰り返される、請求項１９の方法。
21. 動作（ｆ）及び（ｇ）は、（Ａ）もはや前記第２のタイプの利用可能な広告スポットがない、或いは（Ｂ）もはや前記第３のタイプに条件付きで割り当てられた広告がない、のどちらかとなるまで繰り返される、請求項２０の方法。
22. 前記広告を、前記広告のスコアに基づいて、前記第２の広告スポットタイプのための広告スポットから前記第１の広告スポットタイプの利用可能な広告スポットへと移動するかどうかの決定の前記動作は、前記広告の前記スコアを閾値と比較することも含む、請求項１９の方法。
23. 前記第２のタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた前記広告はそれらのスコアに基づいて注文され、動作（ｃ）及び（ｄ）は、それらのスコアの順に前記第２のタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた前記広告のそれぞれのために、（Ａ）もはや前記第１のタイプの利用可能な広告スポットがない、（Ｂ）もはや前記第２のタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた広告がない、或いは（Ｃ）前記第２のタイプの広告スポットに条件付きで割り当てられた広告を前記第１のタイプの利用可能な広告スポットへと移動しないと決定された場合、のいずれかとなるまで繰り返される、請求項２２の方法。
24. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、（Ａ）テキストのみ、（Ｂ）テキストと映像、（Ｃ）テキストと音声、（Ｄ）テキスト、音声、及び映像、（Ｅ）テキスト、画像、及び映像、（Ｇ）テキスト、画像、及び音声、（Ｈ）テキスト、画像、音声、及び映像、（Ｉ）映像のみ、（Ｊ）音声のみ、（Ｋ）音声と映像、（Ｌ）画像のみ、（Ｍ）画像と音声、（Ｎ）画像と映像、そして（Ｏ）画像、音声、映像、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項１９の方法。
25. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項２４の方法。
26. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項１９の方法。
27. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる設置面積を有する、請求項１９の方法。
28. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる形状を有する、請求項１９の方法。
29. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる大きさを有する、請求項１９の方法。
30. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる解像度を有する、請求項１９の方法。
31. 第１の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットと第２の広告スポットタイプの少なくとも一つの広告スポットとを有する文書のために広告を供給するための装置であって、
    ａ）スコアを有し、第１の広告スポットタイプの広告スポットと条件付きで関連性のある、広告を受け付ける入力と、
    ｂ）前記広告の前記スコアに基づいて前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２のタイプの広告スポットタイプへと前記広告を移動させるかどうか決定する手段と、そして、
    ｃ）前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２の広告スポットタイプへと前記広告を移動させると決定された場合には、前記第２の広告スポットタイプの前記広告スポットへ前記広告を割り当て、そうでなければ前記広告を第１の広告スポットタイプの広告スポットへと割り当てる手段と、
    を有する装置。
32. 前記第２の広告スポットタイプの前記広告スポットに供給される広告は、前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告より一般的には機能する、請求項３１の装置。
33. 広告は業績スコアを有し、当該業績スコアは（Ａ）クリックスルーレート、及び（Ｂ）変換率の少なくとも一つに基づき、そして、第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告よりも良い業績スコアを有する、請求項３１の装置。
34. 前記第１の広告スポットタイプの前記広告スポットに供給される広告は、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告より一般的には機能する、請求項３１の装置。
35. 広告は業績スコアを有し、当該業績スコアは（Ａ）クリックスルーレート、及び（Ｂ）変換率の少なくとも一つに基づき、そして、第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告よりも良い業績スコアを有する、請求項３１の装置。
36. 前記広告の前記スコアは、前記広告の少なくとも一つの業績パラメータの関数である請求項３１の装置。
37. 前記少なくとも一つの業績パラメータは、関連する広告へのユーザの興味の程度である業績情報から構成される業績パラメータのグループから選択され、
    （ａ）関連する広告のクリックスルーレート、（ｂ）広告のユーザ格付け、（ｃ）広告のフォーカスグループ格付け、（ｄ）他の広告のサイズに比べた前記広告のサイズのために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｅ）他の広告のそれら過去の位置に比べた前記広告の過去の位置のために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｆ）前記広告の期待されるユーザの興味、（ｇ）他の広告を提供するのに必要とされる時間に対する前記広告を提供するのに必要とされる時間、（ｈ）前記広告のメディアタイプのために重み付けされた前記広告に対するユーザの興味の程度、そして（ｉ）前記広告に関連する変換率、の一又はそれ以上の関数である、請求項３６の装置。
38. 前記広告の前記スコアは、前記広告に関連する金銭上の総額の関数である請求項３１の装置。
39. 前記広告のスコアは、前記広告の業績パラメータ及び前記広告に関連する金銭上の総額の少なくとも一つの関数である、請求項３１の装置。
40. 前記少なくとも一つの業績パラメータは、関連する広告へのユーザの興味の程度である業績情報から構成される業績パラメータのグループから選択され、
    （ａ）関連する広告のクリックスルーレート、（ｂ）広告のユーザ格付け、（ｃ）広告のフォーカスグループ格付け、（ｄ）他の広告のサイズに比べた前記広告のサイズのために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｅ）他の広告のそれら過去の位置に比べた前記広告の過去の位置のために重み付けされた広告に対するユーザの興味の程度、（ｆ）前記広告の期待されるユーザの興味、（ｇ）他の広告を提供するのに必要とされる時間に対する前記広告を提供するのに必要とされる時間、（ｈ）前記広告のメディアタイプのために重み付けされた前記広告に対するユーザの興味の程度、そして（ｉ）前記広告に関連する変換率、の一又はそれ以上の関数である、請求項３９の装置。
41. 前記広告を、前記広告の前記スコアに基づいて、前記第１の広告スポットタイプの広告スポットから前記第２の広告スポットタイプの広告スポットへと移動するかどうかの決定は、前記広告のスコアを閾値と比較することを含む、請求項３１の装置。
42. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、（Ａ）テキストのみ、（Ｂ）テキストと映像、（Ｃ）テキストと音声、（Ｄ）テキスト、音声、及び映像、（Ｅ）テキスト、画像、及び映像、（Ｇ）テキスト、画像、及び音声、（Ｈ）テキスト、画像、音声、及び映像、（Ｉ）映像のみ、（Ｊ）音声のみ、（Ｋ）音声と映像、（Ｌ）画像のみ、（Ｍ）画像と音声、（Ｎ）画像と映像、そして（Ｏ）画像、音声、映像、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項３１の装置。
43. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項４２の装置。
44. 前記第１及び第２の広告スポットタイプは、それぞれ（Ａ）コンテンツの混合、（Ｂ）一時的に目立たないコンテンツ、（Ｃ）上部文書マージン、（Ｄ）下部文書マージン、（Ｅ）左文書マージン、そして（Ｆ）右文書マージン、からなる広告スポットタイプのグループから選択される請求項３１の装置。
45. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる設置面積を有する、請求項３１の装置。
46. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる形状を有する、請求項３１の装置。
47. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる量を有する、請求項３１の装置。
48. 前記第１の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告は、文書と共に供給されるときには、前記第２の広告スポットタイプの広告スポットに供給される広告とは異なる解像度を有する、請求項３１の装置。

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