JP2007522282A - 充填材料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電気ケーブルおよび光ケーブルなどの通信ケーブルに有用な充填材に関する。1つの実施形態において、(a)約50〜95重量パーセントの鉱油と、(b)スチレン−エチレン/ブチレン、スチレン−エチレン/プロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレン、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン、およびそれらの組合せからなる群から選択された約10重量パーセント未満のブロックコポリマーと、(c)約35重量パーセント未満の石油ワックスと、(d)約20重量パーセント未満の中空ガラス微小球と、(e)粘土、コロイド金属酸化物、ヒュームド金属酸化物、およびそれらの組合せからなる群から選択された約10重量パーセント未満のチキソトロープ剤と、を含む。

Description

本発明は、電気ケーブルおよび光ケーブルなどの通信ケーブルに使用するための充填材料に関する。特に、充填材が低い誘電率を示し、高温度において加工可能である。
現在、多くの通信ケーブルが地中に埋設されている。このような適用において、通信ケーブルは、水がケーブルの性能に非常に影響を与える場合があるので、ケーブル中への水浸透に耐える必要がある。例えば、電気ケーブルにおいて、水は、電気導体のキャパシタンスのバランスを崩す。光ケーブルにおいて、水は、光ケーブルの結合性に悪影響を与える場合がある。
ケーブル中への水浸透を最小にするために当業者によって考案された1つの解決法は、ケーブルの内部を乾燥空気で加圧することを必要とする。加圧乾燥空気ケーブルはケーブルへの水の移入を止めるのに有用であるが、維持するのに費用がかかることがわかっており、地下に埋設されたケーブルのための広く受け入れられた解決法ではない。
別の、より広く実施される解決法は、ケーブルを塞いで水の移動を止める、シーラントなどの水不溶性充填材料をケーブルの内部隙間に充填することを必要とする。充填材料が用いられるとき、例えば、その誘電率、密度、老化および温度安定性、組成物の疎水性の性質、加工および取扱特性、冷却時の充填材料の収縮、毒性、およびコストなどのいろいろな要因が通常、考慮される。
前述の技術は有用である場合があるが、前の欄に記載した要因を考慮しながら、より低い誘電率を有する異なった充填材料に対する必要性がある。
電気ケーブルまたは光ケーブルなどの電気または光学系に使用できる充填材が本明細書に開示される。1つの例示的な実施形態において、充填材は、(a)約50〜95重量パーセントの鉱油と、(b)スチレン−エチレン/ブチレン、スチレン−エチレン/プロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレン、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン、およびそれらの組合せからなる群から選択された、約10重量パーセント未満のブロックコポリマーと、(c)約25重量パーセント未満の石油ワックスと、(d)約20重量パーセント未満の中空ガラス微小球と、(e)粘土、コロイド金属酸化物、ヒュームド金属酸化物、およびそれらの組合せからなる群から選択された、約10重量パーセント未満のチキソトロープ剤と、を含む。別の例示的な実施形態において、表面改質ヒュームド金属酸化物、特に、表面改質ヒュームドシリカが用いられる。本明細書において、用語「約」は全ての数値を修飾するとみなされる。
別の例示的な実施形態において、充填材は、(a)約70.0〜75.0重量パーセントの鉱油と、(b)約2.5重量パーセントのスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックコポリマーと、(c)約10.0重量パーセントの石油ワックスと、(d)約5.0〜13.0重量パーセントの中空ガラス微小球と、(e)約2.0重量パーセントの表面改質ヒュームドシリカと、(f)約0.2重量パーセントの酸化防止剤または安定剤と、を含む。
当業者はすぐに理解するように、ヒュームドシリカは、1000℃を超える気相中で四塩化ケイ素を加水分解し、高純度の非常に微細な、非孔質、非晶質シリカを生じさせることによって製造される。例えば、ポリマー科学および工学の百科事典(Encyclopedia of Polymer Science and Engineering)、第7巻、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley and Sons)、1987年、57ページを参照のこと。用語「表面改質ヒュームドシリカ」は概して、化学反応によるかまたは他の機構によるかどちらかでヒュームドシリカが変化されていることを意味する。以下に詳細に説明するように充填材を製造する間のように、ヒュームドシリカがin situ変化させられることは本発明の範囲内である。
本発明の例示的な実施形態の1つの利点は、充填材が、1.85以下の誘電率である低い誘電率を有し、必要とされる相互キャパシタンスを維持したまま電気ケーブルのための導体絶縁の厚さを低減できることである。より小さい絶縁体を使用し、得られたケーブルはより小さくなり、軽量になる。この利点は、その性能を損なうことなく、より低コストの電気ケーブルを可能にする。
本発明において、中空ガラス微小球は、充填材の誘電率を低くするのに役立つ。しかしながら、微小球は問題を生じることがある。中空ガラス微小球の密度は充填材中で用いられる他の成分の密度より低いので、中空ガラス微小球は特に高温条件において相分離することがある。本明細書中で用いられるとき、語句「高温」は、充填材が90℃を超える温度、典型的に約110℃に暴露される時を意味するために用いられる。本発明の1つの実施形態の1つの利点は、充填材が、他の要因の中でも、粘土、コロイド金属酸化物、ヒュームド金属酸化物、およびそれらの組合せなどのチキソトロープ剤の使用のために相分離しないことである。
ケーブルにおいて使用されるとき、充填材は、それがケーブルから流出しないように十分に高い溶融落下温度を有するのがよい。本発明の1つの実施形態の利点は、それが高い溶融落下温度を示すということである。高い溶融落下温度は、ASTM D−127によって測定した時に典型的に90℃を超える温度である。本発明の1つの実施形態の別の利点は、それが高温条件において低粘度を示すことである。低粘度は、ASTM D−3236によって測定した時に110℃および40sec−1の剪断速度において200cP(0.2Pa・s)より小さい粘度である。低粘度の充填材は、取扱および加工を容易にできるという点において望ましい。例えば、低粘度の充填材は、ケーブルに存在する隙間をより簡単に充填することができる。低粘度はまた、充填材を高温で加工することを可能にする。電気ケーブルを製造する間、本発明の充填材を冷却することができるがその必要はない。本発明の1つの実施形態のさらに別の利点は、充填材が低密度を有するということである。低密度は、0.8g/cmより小さい密度であり、いくつかの用途において0.5g/cmより小さくてもよい。密度の変化は、中空ガラス微小球の含有量に依存する。低密度の充填材は、ケーブルに使用されるとき、充填材が同じだけの重量をケーブルに加えず、従ってより軽量のケーブルをもたらすので望ましい。
本発明の充填材を様々な電気、光電気(すなわち、光学部品と電子部品との組合せ)、および光学用途において使用できる。このような用途の具体例には、ケーブル、コネクタ、およびクロージャーなどがある。具体的なコネクタには、分散コネクタ、モジュラーコネクタ、コネクタボックスおよびグリースボックスなどがあるがそれらに限定されない。具体的なクロージャーには、ドロップワイヤークロージャー、充填クロージャー、埋設クロージャー、およびターミナルブロックなどがあるがそれらに限定されない。
本発明の上記の要約は、本発明の各々の開示された実施形態または全ての実装例ついて記載することを意図していない。以下の図および詳細な説明は、具体的な実施形態をより詳しく例示する。
本発明は以下の図面を参照して、より良く説明することができる。
図は縮尺通りに描かれておらず、例示目的のためであるにすぎない。
図1は、本発明の充填材を用いる例示的な電気ケーブルを示す。電気ケーブル10は、典型的に一緒に撚り合せられて対を形成する、銅ワイヤーなどの2つの電気導体12を含む。各電気導体を囲むのはポリエチレンなどのポリマー絶縁体14である。外部ケーブル構造体18は、電気導体の撚り合せられた対および充填材16を密閉する。図1は一対の電気導体を示すが、当業者は、任意の数の電気導体を用いることができることを理解するであろう。本発明の焦点は充填材にあり、それは、(i)鉱油、(ii)ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、およびそれらの組合せからなる群から選択されたブロックコポリマー、(iii)石油ワックス、(iv)中空ガラス微小球、および(v)チキソトロープ剤を含むかまたは本質的に成る。場合により、酸化防止剤または安定剤または機能化ポリマーを充填材に添加することができる。充填材は、バルク相および不連続相を有するとして説明することができる。バルク相は、全体積の50体積パーセントまで存在し、鉱油、ブロックコポリマー、石油ワックス、およびチキソトロープ剤などが挙げられる。不連続相は全体積の50体積パーセントまで存在し、中空ガラス微小球などが挙げられる。上に記載された成分の各々は以下に詳細に考察される。以下の説明において、全ての記載された重量パーセントは、充填材の全重量に基づいている。
鉱油は最大の成分であり、最小限50重量%において存在する。鉱油は最大95重量%において存在する。鉱油は、パラフィン系鉱油またはナフテン系鉱油のどちらであってもよい。鉱油は、15%未満の芳香族含有量を有する。ナフテン系鉱油は、ナフテン基を含有する鉱油であり(より適切にはシクロパラフィンと命名される)、ASTM D−2501によって、35%より多いナフテン系および65%未満のパラフィン系である。本発明において用いることができる適した市販の鉱油は、コネチカット州、ミドルバーグのクロンプトン・コーポレーション(Crompton Corp.,Middleburg,Connecticut)製のカイドル(KAYDOL)(登録商標)ホワイト・ミネラル・オイル(White Mineral Oil)である。クロンプトンのウェブサイトwww.cromptoncorp.comによって、カイドル(登録商標)ホワイト・ミネラル・オイルは、飽和脂肪族および脂環式無極性炭化水素からなる高精製油であり、疎水性、無色、無味、無臭、および化学的に不活性である。別の有用な市販されている鉱油は、同じくクロンプトン・コーポレーション製のセムトル(SEMTOL)(登録商標)40ホワイト・ミネラル・オイルである。
充填材は、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、およびそれらの組合せからなる群から選択されたブロックコポリマーを含有する。ブロックコポリマーは、最大10重量%において存在する。適したジブロックコポリマーには、スチレン−エチレン/ブチレンおよびスチレン−エチレン/プロピレンなどがあるがそれらに限定されない。適したトリブロックコポリマーには、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)、およびスチレン−エチレン/プロピレン−スチレン(SEPS)などがあるがそれらに限定されない。本発明において用いることができる適した市販のSEBSブロックコポリマーには、共にテキサス州、ヒューストンのクラトンポリマーズ(Kraton Polymers,Houston,Texas)から入手可能なクラトン(KRATON)(商標)G−1650ブロックコポリマーおよびクラトン(商標)G−1652ブロックコポリマーがある。www.kraton.comのウェブサイトによって、両方のポリマーは、質量分光分析法で30%のブロックスチレン含有量を有する直鎖状SEBSブロックコポリマーである。ウェブサイトは、クラトン(商標)G−1650ブロックコポリマーについて25℃のトルエン中25%の質量において、8Pa・sの溶液粘度および1g/10分未満の溶融流量を報告した。ウェブサイトは、クラトン(商標)G−1652ブロックコポリマーについて25℃のトルエン中25%の質量において、1.35Pa・sの溶液粘度および5g/10分の溶融流量を報告した。別の有用な市販されているブロックコポリマーは、クラトン(商標)G−1726ブロックコポリマーである。
充填材は、最大25重量%において存在する石油ワックスを含有する。石油ワックスの1つの機能は、充填材の溶融落下温度を改良すること、すなわち、増加させることである。石油ワックスの融点は90℃より高い。適した石油ワックスは、90℃より高い融点を有するポリエチレンワックスである。本発明において用いることができる適した市販の石油ワックスには、融点が97.8℃であると報告されているパラフリント(PARAFLINT)(登録商標)C105パラフィン・ワックス(Paraffin Wax)、融点が107.8℃であると報告されているパラフリント(登録商標)H1パラフィン・ワックスなどがある。上に記載された両方のパラフリント(登録商標)パラフィン・ワックスは、フィッシャー−トロプシュ方法によって製造された合成ワックスであると考えられ、コネチカット州、シェルトンのムーア・アンド・ミュンガー社(Moore&Munger,Inc.,Shelton,Connecticut)から入手可能である。
充填材は、最大20重量%において存在する中空ガラス微小球を含有する。有用な中空ガラス微小球は、(体積による、および有効トップサイズ(95%)において)10〜140マイクロメートルの粒度および0.1g/cm〜0.4g/cmの真密度を有する。本発明において用いることができる適した市販の中空ガラス微小球には、ミネソタ州、セントポールの3Mカンパニー(3M Company,St.Paul,Minnesota)製の3M(商標)スコッチライト(SCOTCHLITE)(商標)ガラス・バブル(Glass Bubbles)のSシリーズ、Kシリーズ、およびAシリーズなどがある。例えば、S22、K1、K15、K20およびA16タイプ中空ガラス微小球を用いることができ、以下の表1は、それらの真密度および粒度を記載する。用語「真密度」は、単位体積当たりの質量(重量)によって測定した時の物質の濃度である。機能化中空ガラス微小球を使用することは本発明の範囲内である。
表1
Figure 2007522282
本発明において用いられる中空ガラス微小球は、誘電率が1.0である大きな体積分率の空気(例えば、90%〜95%のオーダーの空気)を含有するので、それらは、充填材の全誘電率を低減するように機能する。中空ガラス微小球は低密度を有するので、充填材の成分の残りに比べたとき、微小球は、充填材が加工温度において溶融される時に相分離する傾向がある。当業者はすぐに理解するように、充填材が溶融状態にある時に中空ガラス微小球がそれから相分離することは、加工上の問題を生じ、不均一な性能充填材をもたらす。チキソトロープ剤の使用は中空ガラス微小球の相分離の問題を除かないにしても最小にするのに役立つ場合があることが知られている。
中空微小球などの粒子の沈降または浮遊(すなわち、相分離)をストークスの法則として公知の以下の式:
=[d(ρρ)]÷(18η
(式中、「V」は、粘度「η」および密度「ρ」の流体媒体を通して、重力場gにおいての直径「d」および密度「ρ」を有する単一中空球の末端浮遊速度である)
によって記述することができる。希釈分散体中の中空球の沈降または浮遊に対する安定性を予想するためにストークスの法則が用いられるが、このコンセプトを本発明の充填材に拡張することができる。ストークスの法則を用いて、中空球が相分離しないようにするために必要とされる最小流体粘度を、所与の中空球直径および密度について推定することができる。充填材の流体粘度をチキソトロープ剤を使用して制御することができる。
充填材は、最大10重量%において存在するチキソトロープ剤を含有する。本発明において有用なチキソトロープ剤を粘土、コロイド金属酸化物、ヒュームド金属酸化物、およびそれらの組合せからなる群から選択することができる。有用な金属酸化物には、コロイドであるかヒュームドであるかにかかわらず、シリカ、アルミナ、ジルコニア、およびチタニアなどがあるがそれらに限定されない。適したチキソトロープ剤は、図2に示されるのと同様な剪断粘度対剪断速度応答を有する充填材を生じるのがよい。すなわち、所与の温度について、低い剪断速度においての充填材の粘度は、高い剪断速度においての粘度より高い。このタイプの相互作用が望ましいのは、低い剪断速度において、粘度は、中空ガラス微小球が相分離しないようにそれらを溶液中に閉じ込めるために十分に高いのがよく、高い剪断速度において、粘度は、充填材溶液が加工目的のために流れることができ、例えば、充填材をポンプで送ることができるように十分に低いからである。当業者は理解するように、定応力レオメーター(デラウェア州、ニューキャッスルのTAインストルメンツ(TA Instruments,New Castle,Delaware)製のアドバンスト・レオメーター(Advanced Rheometer)2000)を用いて所与の温度において充填材の剪断速度の関数として粘度を連続的に測定して、図2に示されるグラフを作ることができる。
図2に示された剪断粘度(V)対剪断速度応答は、ベキ乗則流体として公知の以下の式:
V=kS−(n−1)
(式中、「k」は定数であり、1sec−1においての粘度の指標であり、「n」はベキ指数(PLI)として公知であり、剪断が粘度に及ぼす効果の指標である)
によって関連づけられる。図2のグラフから、特定のチキソトロープ剤がレオロジー、すなわち、充填材の流れ性質に及ぼす効果を定量することができる。例えばニュートン流体におけるように、充填材の剪断粘度(V)が剪断速度(S)に対して敏感でない場合、PLIは1である。粘度が剪断によって減少する充填材は、非ニュートン流体であり、「チキソトロープ」として公知である。チキソトロープ材料のPLIは、0<n<1の範囲である。
本発明において、充填材において、チキソトロープ剤の量が増加するとき、充填材の「k」値が増加し、「n」値が減少する。本発明の充填材の最小粘度は、ベキ乗則流体パラメーターによって規定されるとき、0.8の「n」値および0.25Pa・sの「k」値において生じる。本発明の充填材の最大粘度は、ベキ乗則流体パラメーターによって規定されるとき、0.2の「n」値および7.0Pa・sの「k」値において生じる。粒状チキソトロープ充填材の粒度、表面親液性/疎液性、および濃度などの要因が充填材の粘度(「k」値)および剪断減粘(「n」値)の程度に影響を与えることが指摘されるべきである。1つの実施形態において、チキソトロープ剤は、ヒュームドシリカなどのヒュームド金属酸化物である。
異なったタイプのヒュームドシリカは中空ガラス微小球の相分離を異なった程度に最小化するが、表面処理ヒュームドシリカは本発明において特に有用でありうることが知られている。他の理由のなかでも、表面処理ヒュームドシリカは吸湿性であり、それは、未処理ヒュームドシリカに比べて剪断による粘度の低下を速める。本発明において用いることができる適した市販の表面処理ヒュームドシリカには、イリノイ州、ツスコラのキャボット・コーポレーション(Cabot Corporation,Tuscola,Illinois)製のキャブ−O−シル(CAB−O−SIL)(登録商標)TS−530処理済みヒュームドシリカ(ヘキサメチルジシラザン処理済み疎水性ヒュームドシリカ)、キャブ−O−シル(登録商標)TS−610処理済みヒュームドシリカ(ジメチルジクロロシラン処理済み疎水性ヒュームドシリカ)、およびキャブ−O−シル(登録商標)TS−720処理済みヒュームドシリカ(ジメチルシリコーン流体処理済み疎水性ヒュームドシリカ)などがある。他の適した市販の表面処理ヒュームドシリカには、ニュージャージー州、アレンデールのデガッサ・コーポレーション(Degussa Corporation,Allendale,New Jersey)製のエアロシル(AEROSIL)(登録商標)R−104およびR−106ヒュームドシリカ(オクタメチルシロテトラシロキサン処理済み疎水性ヒュームドシリカ)、およびエアロシル(登録商標)R−972およびR−974ヒュームドシリカ(ジメチルジクロロシラン処理済み疎水性ヒュームドシリカ)などがある。上に記載されたヒュームドシリカは、表面処理した後に実質的に疎水性である。
充填材は場合により、酸化防止剤または安定剤を1重量%未満において含有して、加工を改良するか、または熱に起因する環境老化に対して保護する。適した酸化防止剤または安定剤には、フェノール、ホスフィット、燐灰土、チオ共力剤(thiosynergist)、アミン、ベンゾエート、およびそれらの組合せがある。有用な、市販されているフェノール系酸化防止剤には、ニューヨーク州、タリータウンのチバ・スペシャルティ・ケミカルズ・コーポレーション(Ciba Specialty Chemicals Corp.,Tarrytown,New York)製の、ワイヤーおよびケーブル用途のためのイルガノックス(IRGANOX)(登録商標)1035、イルガノックス(登録商標)1010、イルガノックス(登録商標)1076酸化防止剤および熱安定剤などがある。
1つの実施形態において、充填材は以下の機能的性質を示す。1メガヘルツにおいて、それは、共にASTM D−150によって測定した時に2.0より小さい誘電率および0.001より小さい誘電正接を有する。別の実施形態において、充填材は、1メガヘルツにおいて1.85より小さい誘電率を有する。さらに別の実施形態において、充填材は、1メガヘルツにおいて1.65より小さい誘電率を有する。それは、ASTM D−257によって測定した時に500ボルトにおいて、1013ohm−cmより大きい体積抵抗率を有する。それは、ASTM D−127によって測定した時に90℃より高い溶融落下点を有する。充填材は、110℃において200cP(0.2Pa・s)の最大溶液粘度および40sec−1の剪断速度を有する。別の実施形態において、充填材は、110℃において75cP(0.075Pa・s)の溶液粘度および40sec−1の剪断速度を有する。SC4−27スピンドルを有し、100rpmの回転速度のブルックフィールド(Brookfield)RVTサーモセル(Thermocel)粘度計を用いてASTM D−3236によって溶液粘度を測定することができる。
以下の例示的な方法を用いて充填材を作製することができる。鉱油、ブロックコポリマー、および石油ワックスを、成分が実質的に分散されるまで少なくとも110℃まで加熱された容器内で混合する。110℃の溶液温度を維持したまま、チキソトロープ剤を添加し、それが溶液中で実質的に分散されるまで均質化する。均質化の間に閉じ込められた可能性がある気泡を除去するために、溶液を、110℃〜120℃に加熱された真空炉内に置く。30インチHg(102kPa)の真空が用いられる。その後、その温度を110℃に維持したまま、中空ガラス微小球を溶液に添加する。
本発明の充填材は、中空ガラス微小球を相分離することなく少なくとも1時間、少なくとも110℃の温度において溶液の形に維持されうることがわかった。1つの例示的な実施形態において、充填材は、相分離することなく24時間、少なくとも110℃の温度において溶液中に維持されうる。中空ガラス微小球の相分離を様々な方法を用いて測定することができる。1つの例示的な方法は、充填材を溶液の形で集めることおよびそれを110℃において、ガラス瓶などの容器内に貯蔵することを必要とする。特定量の時間が経過後、例えば、1時間、4時間、8時間、12時間等の後、ガラス瓶を炉から取り出し、内容物を室温に冷却した。次に、固化された充填材を半分に分け、上半分の密度を下半分の密度と比較する。0.01より小さい密度の差において上半分と下半分との間の密度単位は分離を示さない。
1つの適用において、本発明の充填材は電気ケーブルにおいて用いられる。例示的な電気ケーブルは、撚り合せられた金属(銅など)ワイヤーの25対を含有する。1つの例示的なケーブル製造方法において、撚り合せられたワイヤーの個々の対を本発明の充填材を含有するホッパーに供給する。撚り合せられたワイヤー対がホッパー中を移動する時に充填材がワイヤー間の隙間を充填する。ホッパーの出口端において、撚り合せられたワイヤー対を互いに接近して配置し、ポリマーシースを用いて撚り合せられたワイヤー対を一緒に束にする。この時点で、充填材は、ワイヤー間の隙間を占めるだけでなくワイヤー対の間の隙間をも占める。
本発明の例示的な電気ケーブルの略断面図である。 汎用チキソトロープ材料について溶液粘度と剪断速度との間の相互作用を示すグラフである。

Claims (23)

  1. (a)約50〜95重量パーセントの鉱油と、
    (b)スチレン−エチレン/ブチレン、スチレン−エチレン/プロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレン、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン、およびそれらの組合せからなる群から選択された、約10重量パーセント未満のブロックコポリマーと、
    (c)約25重量パーセント未満の石油ワックスと、
    (d)約20重量パーセント未満の中空ガラス微小球と、
    (e)粘土、コロイド金属酸化物、ヒュームド金属酸化物、およびそれらの組合せからなる群から選択された、約10重量パーセント未満のチキソトロープ剤と、
    を含む充填材。
  2. 前記鉱油がパラフィン系鉱油またはナフテン系鉱油である、請求項1に記載の充填材。
  3. 前記パラフィン系鉱油またはナフテン系鉱油が約15%未満の芳香族含有量を有する、請求項2に記載の充填材。
  4. 前記石油ワックスが、約90℃より高い融点を有する、請求項1に記載の充填材。
  5. 前記石油ワックスが、約90℃より高い融点を有するポリエチレンワックスである、請求項1に記載の充填材。
  6. 前記石油ワックスが、約90℃より高い融点を有する合成ワックスである、請求項1に記載の充填材。
  7. 前記中空ガラス微小球の粒度が約10〜140マイクロメートルである、請求項1に記載の充填材。
  8. 前記中空ガラス微小球の真密度が約0.1〜0.4g/cmである、請求項1に記載の充填材。
  9. 前記ヒュームド金属酸化物が表面改質ヒュームドシリカである、請求項1に記載の充填材。
  10. 前記表面改質ヒュームドシリカが実質的に疎水性の表面を有する、請求項9に記載の充填材。
  11. ASTM D−3236によって測定した時に110℃において約0.2Pa・sより小さい粘度および40sec−1の剪断速度を有する、請求項1に記載の充填材。
  12. ASTM D−150によって測定した時に1メガヘルツにおいて2.0以下の誘電率を有する、請求項1に記載の充填材。
  13. ASTM D−127によって測定した時に90℃より高い溶融落下温度を有する、請求項1に記載の充填材。
  14. ASTM D−150によって測定した時に1メガヘルツにおいて、0.001より小さい誘電正接を有する、請求項1に記載の充填材。
  15. ASTM D−257によって測定した時に500ボルトにおいて、1013ohm−cmより大きい体積抵抗率を有する、請求項1に記載の充填材。
  16. ベキ乗則流体パラメーターによって記述した時に「n」値が0.8であり、「k」値が0.25Pa・sである最小粘度を有する、請求項1に記載の充填材。
  17. ベキ乗則流体パラメーターによって記述した時に「n」値が0.2であり、「k」値が7.0Pa・sである最大粘度を有する、請求項1に記載の充填材。
  18. 請求項1に記載の充填材を含む電気ケーブル。
  19. (a)約70.0〜75.0重量パーセントの鉱油と、
    (b)約2.5重量パーセントのスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックコポリマーと、
    (c)約10.0重量パーセントの石油ワックスと、
    (d)約5.0〜13.0重量パーセントの中空ガラス微小球と、
    (e)約3.0重量パーセントの表面改質ヒュームドシリカと、
    (f)約0.2重量パーセントの酸化防止剤または安定剤と、
    を含む充填材。
  20. 前記中空ガラス微小球の真密度が約0.125〜0.220g/cmである、請求項19に記載の充填材。
  21. 前記中空ガラス微小球の粒度が65〜120マイクロメートルである、請求項19に記載の充填材。
  22. 前記酸化防止剤または安定剤が、フェノール、ホスフィット、燐灰土、チオ共力剤、アミン、ベンゾエート、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項19に記載の充填材。
  23. 請求項19に記載の充填材を含む電気ケーブル。
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