JP2007520913A - 可変周波数データのためのクロックデータリカバリ(「cdr」)回路、装置および方法 - Google Patents

可変周波数データのためのクロックデータリカバリ(「cdr」)回路、装置および方法 Download PDF

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Abstract

CDR回路などの回路には、本発明の実施形態におけるクロック信号に応じて、可変データビットレートを有するデータ信号を受信するサンプラが含まれる。クロック回路が、サンプラに連結され、選択可能な更新レートおよび選択可能な位相調整ステップサイズに応じてクロック信号を生成する。本発明の第2の実施形態において、クロック回路には、第1、第2および第3のステージに連結され、かつ第1および第2のステージ出力信号に応じて位相調整信号をホールドできるストールロジックが含まれる。本発明の第3の実施形態において、表示器が可変データビットレートを検出し、カウンタが調整信号のための選択可能な位相調整ステップサイズを提供する。本発明の第4の実施形態において、クロック回路には、ストールロジック、表示器およびカウンタが含まれる。本発明の第5の実施形態において、クロック回路には、所定期間の第1および第2の調整信号の平均値算出に応じて位相調整信号を出力する平均回路が含まれる。

Description

発明の分野
本発明は、通信システム、特にシリアルリンクシステムに関する。
発明の背景
シリアルデータシステムは、データビットをシリアルリンクで受信回路へ送信するための送信回路からなる。シリアルデータシステムにおいて、入力データ信号をサンプリングするタイミング情報は、データストリームに埋め込まれている。入力データ信号をサンプリングまたはクロックする時間を回復するために、ほとんどの受信回路には、サンプリングクロックを入力データと同期させるクロックデータリカバリ(「CDR」)回路が含まれる。CDR回路は、入力データにおける遷移を積極的に探し、サンプリングクロック信号を入力データ遷移に対して位相整合させて、最大のセットアップ/ホールドタイミングマージンを提供する。
CDR回路は、典型的には、ビットレートの範囲にわたって入力データを追跡する役割を担う。しかしながら、入力データのビットレートは、サンプリングクロック周波数と異なっている可能性がある。さらに、入力データのビットレートは、サンプリングクロック周波数に対して経時的に変化する可能性がある。たとえば、入力データ信号のビットレートは、任意の特定の時間に、1.50045GHz〜1.49955GHzの範囲を動く可能性がある。換言すれば、CDR回路は、約1.5GHz±300百万分率(「ppm」)のビットレートを有するデータ信号を追跡する必要がある。
したがって、入力データが高い可変データビットレートを有する場合であっても、サンプリングクロック信号を入力データと同期させることができる、CDR回路などの回路、装置、方法を提供することが望ましい。
詳細な説明
本発明の実施形態において、CDR回路などの回路には、Dclkクロック信号に応じて、可変データビットレートを有するデータ信号を受信するサンプラが含まれる。クロック回路が、サンプラに連結され、位相調整信号に応じてDclkクロック信号を生成する。位相調整コントローラが、位相調整ステップサイズ信号に応じて位相調整信号を生成する。位相調整ステップサイズ信号の値は、データ信号とDclkクロック信号との間の位相差に依存する。
本発明の別の実施形態において、クロック回路には、CDR回路の第1、第2および第3のステージに連結され、かつ第1および第2のステージ出力信号に応じて位相調整信号をホールドできるストールロジックが含まれる。
本発明の別の実施形態において、表示器が可変データビットレートを検出し、カウンタが、位相調整信号のための位相調整ステップサイズを調整する。
本発明の別の実施形態において、クロック回路には、ストールロジック、表示器およびカウンタが含まれる。
本発明の別の実施形態において、クロック回路には、所定期間の第1および第2の位相調整信号の平均に応じて、位相調整信号を出力する平均回路が含まれる。
図1は、本発明の実施形態に従って、位相調整ステップサイズを決定するための位相調整ステップサイズロジック130を有するCDR回路100を示す。CDR回路100は、可変データビットレートまたは可変周波数(またスペクトラム拡散として知られている)を有するデータ信号120を追跡することができる。本発明の実施形態において、データ信号120は、Dclkクロック信号125aに対して固定した差があるビットレートを有する。本発明の別の実施形態において、データ信号120は、Dclkクロック信号125aに対して、ある範囲のデータビットレートで連続的に変化するデータビットレートを有する。
本発明の実施形態において、CDR回路100は、Dclkクロック信号125aから約0ppm〜約5000ppmまで変化するデータ信号120を追跡することができる。CDR回路100および位相調整ステップサイズロジック130は、図5、7、8および10に示し、以下で詳細に説明する。したがって、本明細書で説明するように、CDR回路100は、位相調整ステップサイズを調整することによって、デートビットレートまたはデータ位相ドリフト(ppm)の広範な変動を有する入力データ信号120を追跡することができる。
本発明の実施形態において、位相調整ステップサイズロジック130は、ppmおよび最新のアップ/ダウン信号122に基づいて、ステップサイズの大きさおよび方向を示すステップサイズ信号127を出力する。本発明の実施形態において、位相調整ステップサイズロジック130は、ある期間にわたって受信した複数のアップ/ダウン信号に基づいて、Dclk125aに対するデータ信号120のppmを判断する。
たとえば、位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりもずっと大きくかつ最新のアップ/ダウン信号がアップ信号であると判断した場合には、大きさのゼロ変化およびゼロ方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりも大きくかつ最新のアップ/ダウン信号がアップ信号であると判断した場合には、1カウントの大きさおよびアップ方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロでかつ最新のアップ/ダウン信号がアップ信号であると判断した場合には、2カウントの大きさおよびアップ方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりも小さくかつ最新のアップ/ダウン信号がアップ信号であると判断した場合には、3カウントの大きさおよびアップ方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりもずっと小さくかつ最新のアップ/ダウン信号がアップ信号であると判断した場合には、4カウントの大きさおよびアップ方向を示すステップサイズ信号127が出力される。
位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりもずっと大きくかつ最新のアップ/ダウン信号がダウン信号であると判断した場合には、4カウントの大きさおよびダウン方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりも大きくかつ最新のアップ/ダウン信号がダウン信号であると判断した場合には、3カウントの大きさおよびダウン方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロでかつ最新のアップ/ダウン信号がダウン信号であると判断した場合には、2カウントの大きさおよびダウン方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりも小さくかつ最新のアップ/ダウン信号がダウン信号であると判断した場合には、1カウントの大きさおよびダウン方向を示すステップサイズ信号127が出力される。位相調整ステップサイズロジック130が、データ信号120のppmがゼロよりもずっと小さくかつ最新のアップ/ダウン信号がダウン信号であると判断した場合には、0カウントの大きさおよびダウン方向を示すステップサイズ信号127が出力される。
位相調整ステップサイズロジック130が、最新のアップ/ダウン信号が非遷移信号であるかまたはアップもしくはダウン信号が受信されないと判断した場合には、データ信号120のppmにかかわらず、ゼロの大きさ変化および方向の無変化を示すステップサイズ信号127。
本発明の実施形態において、大きさの4カウント変化は1カウントの大きさの4倍に等しい。3カウントおよび2カウントの大きさ変化についても同様である。
CDR回路100には、サンプリングクロック位相調整器118によって供給されるDclkクロック信号125aに応じてデータ信号120を受信するサンプラ110が含まれる。直並列変換器141が、サンプラ110からシリアルデータ140aおよびシリアルエッジデータ140bを受信し、Nビットのデータ121aおよびNビットのエッジデータ121bを、パラレルフォーマットで、更新周期ごとに、位相検出器112へ出力する。更新レートは、(位相調整)ステップサイズ信号127が再計算または再生成されるレートまたは周波数である。更新周期は、Divクロック129によってクロックされる構成要素(たとえば直並列変換器141、位相検出器112、位相調整コントローラ114および位相調整ステップサイズロジック130)の出力を再計算または再生成する期間である。次に、位相検出器112は、Nビットのエッジデータ121bと共に、Nビットのデータ121aおよび前のNビット更新周期からの最終ビット(合計でN+1ビットのデータ)を用いて、アップ、ダウンまたは非遷移(「アップ/ダウン」)信号122の出力を、位相調整ステップサイズロジック130へ生成する。本発明の代替実施形態において、アップ/ダウン信号122は、位相変動信号として位相調整コントローラ114に供給される。
本発明の実施形態において、サンプラ110には、多数のサンプラまたは受信回路が含まれる。
本発明の実施形態において、位相検出器112には、N+1ビットのデータおよびNビットのエッジデータのそれぞれから位相情報を取る多数決検出器が含まれる。N+1ビットのデータは、データビットのそれぞれの間に遷移があるかどうかを判断し、そして対応するNビットのエッジデータを用いて、Dclk125aおよびEclk125bが、データ120に比べて早いかまたは遅いかを判断する。多数決検出器は、Nビットのエッジデータを用いて、N+1ビットのデータにおける遷移のそれぞれに投票し、単一のアップ、ダウンまたは非遷移信号を供給する。次に、位相調整器114は、アップ/ダウン信号122に応じて、位相調整信号123をサンプリングクロック位相調整器118へと発生させ、データ信号120に対してDclkクロック信号125aを整合させるようにする。サンプリングクロック位相調整器118は、位相調整信号123およびサンプリングクロック源116からのデータ基準クロック信号124aに応じて、Dclkクロック信号125aをサンプラ110に出力する。サンプリングクロック位相調整器118は、位相調整信号123およびサンプリングクロック源116からのエッジ基準クロック信号124bに応じて、Eclkクロック信号125bをサンプラ110に出力する。
本発明の実施形態において、サンプリングクロック源116には、位相ロックループ回路が含まれる。本発明の実施形態において、サンプリングクロック源116は、2つのクロック信号、すなわちデータ基準クロック信号124aおよびエッジ基準クロック信号124bを生成する。本発明の実施形態において、Dclk125aの両エッジを用いて、データ信号120におけるデータ値のサンプリングのタイミングを合わせる。本発明の代替実施形態において、4つのクロック信号が、ダブルデータレート(「DDR」)動作モードで出力される。データ基準クロック124aおよびエッジ基準クロック124bから位相が180度ずれた補足的なクロック信号がまた、DDR動作モードではサンプリングクロック源116からそれぞれ出力される。同様に、対応するクロック信号が、DDR動作モードではサンプリングクロック位相調整器118から出力される。Dclkクロック信号125aおよびEclkクロック信号125bが、サンプリングクロック位相調整器118からサンプラ110に出力される。Dclkクロック信号125aはまた、N分割回路150に入力される。本発明の実施形態において、Nは、直並列変換器110aからパラレルフォーマットで出力されるビット数に等しい。ダブルデータレート動作の実施形態において、Dclkクロック信号125aは、N分割回路150によりN/2で割られ、サンプラ110に入力される。たとえば、10ビットのデータが直並列変換器141から出力された場合、N分割回路150は、10でDclk125aを割る。10ビットのデータがDDR動作モードで直並列変換器141から出力された場合には、N分割回路150は、5でDclk125aを割るであろう。
本発明の実施形態において、N分割回路150は、CDR100における回路構成要素のタイミングを合わせるためにDivクロック信号129を生成する。具体的には、Divクロック信号129は、直並列変換器141、位相検出器112、位相調整コントローラ114および位相調整ステップサイズロジック130に入力される。
本発明の実施形態において、位相調整ステップサイズロジック130は、ステップサイズ信号127を位相調整コントローラ114に出力して、(位相調整)ステップサイズ位相調整信号123の方向および/または大きさを選択するようにする。以下に説明するように、本発明の様々な実施形態において、位相調整信号123のステップサイズは、分解能のビット数として設定される。位相調整ステップサイズロジック130は、追加信号を受信かつ/または出力してもよいが、これらのいくつかは、本明細書において、本発明の様々な実施形態で説明する。本発明の代替実施形態において、位相調整ステップサイズロジック130は、位相調整コントローラ114など、CDR回路100の他の回路構成要素内に位置してもよい。
位相調整信号123の方向を含むステップサイズまたは分解能は、ステップサイズ信号127に応じて選択される。位相調整コントローラ114は、ステップサイズ信号127に応じて位相調整信号123を生成する。位相調整信号123は、ステップサイズ変化の大きさおよび方向の両方を表わす。本発明の実施形態において、ステップサイズ信号127は、クロック信号124a−bをシフトしてDclkクロック信号125aおよびEclkクロック信号125bを生成するために必要とされる位相調整(時間量またはクロック周期の一部として表現してもよい)を表わす。本発明の実施形態において、位相調整信号123は、時間またはクロック周期の一部を表わすビット数として表現される。
更新レートは、CDR回路100が位相調整信号123を更新するレートである。更新レートは、直並列変換器141によってパラレルフォーマットで出力されるビット数Nによって決定される。本発明の実施形態において、直並列変換器141によって出力されるビット数は、Nであり、CDR100の初期設定または製造中に選択される。本発明の代替実施形態において、直並列変換器141から出力されるビット数Nは、CDR100の動作中に調整される。本発明のこの実施形態において、N分割回路150を調整して、直並列変換器141から出力される調整されたNパラレルビットに対応するDivクロック信号129を出力する。たとえば、Nビット更新レートについては、Nビットのデータ121aが、Nラインで直並列変換器141から位相検出器112に転送され、位相調整コントローラ114からサンプリングクロック源l18への位相調整信号123を決定するようにする。
CDR回路100はまた、パイプラインステージの数の点から説明してもよい。パイプラインステージは、単一の更新周期内でデータを処理する回路構成要素として定義される。本発明の実施形態において、CDR回路100には、6つのパイプラインステージが含まれる。本発明の実施形態において、図1に示す位相検出器112は、アップ/ダウン122を生成するために2つの更新周期を必要とするので、位相検出器112は、2つのパイプラインステージを有する回路構成要素として説明してもよい。
CDR回路100が許容できる最大相変動(百万分率(ppm)として表現され、時には、最大データ位相ドリフトまたは最大トラッキングレートと呼ばれる)は、以下の式1に見られるように、データ信号120のビット時間を掛けた更新レートに対するステップサイズの比率に等しい。
ppm=ステップサイズ/更新レート×ビット時間 式1
図2は、式1を表わす離散データ位相ドリフト/調整曲線200を示す。たとえば、直並列変換器141が更新周期当たり10ビットを出力し、かつ位相検出器112がその更新周期内で少なくとも1つの遷移を確認した場合には、位相調整コントローラ114は、データ位相ドリフト211が生じた後で、位相調整ステップサイズ210だけデータ基準クロック信号124aをシフトする位相調整信号123を生成する。位相調整ステップサイズ210は、これらの10ビット時間内に生じる位相ドリフト211の量より大きくなければならない。または、
ステップサイズ≧更新レート×ppm×ビット時間 式2
たとえば、データ信号120が、500ppmのドリフトがある4Gbpsに等しい場合には、
Dclkクロック信号125aは2GHz(DDRの場合)に等しく、
データ信号120のビット時間は250psに等しく(10ビット時間は2.5nsに等しい)、
10ビット時間におけるデータドリフト量ppmは1.25psに等しい。
この例において、CDR回路100は、10ビット時間に1.25psの大きさの位相ドリフトを確認する可能性がある。位相ドリフト211を克服するために、位相調整ステップサイズ210は、1.25psより大きくなければならない。
したがって、データ信号120の固定ビット時間を有するCDR回路100の最大トラッキングレートを増加させるために、ステップサイズおよび/または更新レートを、可変データビットレートを有するデータ信号に対して調整または選択しなければならない。最大トラッキングレートは、CDR回路100が許容でき、かつやはり取得またはロックできるデータ信号120における最大ppm変動である。
位相調整信号123のステップサイズに対して8ビットを仮定すると、ステップサイズは、この例では1.95ps(500ps(2×bit時間)/2=1.95)になる。10ビットの更新レートおよび8ビットのステップサイズによって、CDR回路100に対して780ppmの最大トラッキングレートが提供される。
ppm=ステップサイズ/更新レート×ビット時間=1.95ps/10×250ps=780ppm 式3
データ信号120が780ppmより大きなデータビットレートを有する場合には、CDR回路100は、データ信号120に「キャッチアップ」してロックすることができない。なぜなら、データ位相ドリフトが、CDR回路100の位相調整ステップサイズまたは最大トラッキングレートより大きいからである。位相調整信号123のステップサイズが6ビットの分解能(500ps/2=7.81ps)に増加され、更新レートが5ビットに低減された場合には、CDR回路100は、6248ppmに増加された最大トラッキングレートを有し、これは、10ビットの更新レートおよび8ビットのステップサイズを用いるCDR回路100の最大トラッキングレートの8倍である。
ppm5ビットの更新/6ビットのステップサイズ=7.81ps/5×250ps=6248ppm 式4
しかしながら、位相調整ステップサイズを増加させることによって、CDR回路100に関連したディザも同様に増加する。ディザは、CDR回路100がデータ信号120を追跡しているときの理想的なロック位置から離れた、Dclkクロック信号125aからデータ信号120への位相オフセット量である。図3は、データ信号120とDclkクロック信号125aとの間にppm差異がない場合に、CDR回路100のディザ量をデータ信号120のビット時間の関数として表わすデータ位相ドリフト/調整曲線300を示す。最大ディザ高さ301は、CDR100が理想的なロック位置の近くで動作している場合の、データ信号120とDclkクロック信号125aとの間の最大位相差を示す。ディザは、ステップサイズおよび回路のレイテンシの関数である。
本発明の実施形態において、CDR回路100が、Divクロック信号129の周波数を増加させることによって、より高い周波数で動作できる場合には、更新レートは、減少させてもよい。たとえば、10ビットのデータから5ビットのデータへ更新レートを減少させるためには、CDR回路100の各パイプラインステージは、2倍速く動作する必要がある。
データ信号120が可変データビットレート(ppm)を含まない場合に、最大(「Max」)ディザ高さは、式5に見られるように、CDR回路100のパイプラインステージ数およびステップサイズの関数として表現してもよい。
最大ディザ高さ=±(パイプラインステージ×ステップサイズ) 式5
たとえば、6つのパイプラインステージおよび6ビットのステップサイズを有するCDR回路100は、比較的大きな最大ディザ高さを有するが、この高さは、データ信号120のビット時間のパーセンテージとして表現してもよい。
最大ディザ高さ=±(6×(2×ビット時間)/2)=±(0.1875×ビット時間) 式6
比較すると、6つのステージおよび8ビットのステップサイズを有するCDR回路100は、6ビットのステップサイズを用いる類似のCDR回路100の最大ディザ高さの1/4の最大ディザ高さを有する。
最大ディザ=±(0.047×ビット時間) 式7
図5は、図1に見られるCDR100の構成要素と共に、パイプラインステージ513〜16として表わされたストールロジック500を示す。たとえば、パイプラインステージ513および514は、図1に示す位相検出器112を表わす。本発明の実施形態において、図5に示すストール回路500を用いて、図3および4に見られるような位相ドリフト曲線300の最大ディザ高さ301を低減する。CDR回路100における少数のパイプラインステージを選択的にストールまたは迂回することによって、最大ディザ高さ301を低減する。ストールロジック518が、CDR回路100において前の2つの隣接するステージ出力を比較することによって、アップからダウンへの、またはダウンからアップへの遷移が連続的なステージによって要求されていると判断した場合には、ストール回路500は、位相検出器112からのアップ/ダウン信号を先読みすることによって、アップ/ダウン信号122をホールドまたはラッチする。
図5は、本発明の実施形態のCDR回路100における6つのパイプラインステージのうちの4つと共にストール回路500を示す。本発明の実施形態において、ストール回路500には、様々なパイプラインステージに連結されたストールロジック518、レジスタ(「Reg」)520およびORゲート522が含まれる。ステージ513は、ステージ出力信号530をステージ514に出力し、ステージ514は同様にステージ出力信号531を出力する。ステージ515は、入力されたステージ出力信号531に応じてステージ出力信号532を出力する。ステージ516は、入力されたステージ出力信号532に応じて位相調整信号123を出力する。ステージ513〜516およびレジスタ520は、Divクロック信号540によってタイミングを合わせられる。ステージ出力信号530および531は、ストールロジック518に入力され、ストールロジック518は、ストール出力信号550をステージ515、レジスタ520およびORゲート522に出力する。レジスタ520は、レジスタ出力信号552をORゲート522に出力する。ORゲート522は、ストール出力信号550およびレジスタ出力信号552に応じて、ストール出力信号551をステージ516に出力する。したがって、ストールロジック518は、ステージ出力信号530および531を先読みすることによって、更新周期の間、ステージ515および516のステージ出力信号532および位相調整信号123をそれぞれストールまたはホールドするストール出力信号550を出力する。同様に、ストール出力信号551は、追加更新周期の間、位相調整信号123をストールまたはホールドする。
たとえば、ステージ出力信号530および531におけるアップ/ダウン信号をそれぞれ比較した後、CDR回路100の最後の2ステージ(ステージ515および516)はストールしてもよい。換言すれば、ストールロジック518が、位相検出器112などのステージ513からアップ信号を検出し、ステージ514、515および516がダウン信号を出力している場合には、トラッキング方向における変化(アップからダウンへ、またはダウンからアップへの遷移)に対して、ステージ513および514からの出力を比較することによって、ステージ515および516をストールして、最大ディザ高さ301を低減することができる。
図4は、ストール回路500を用いている場合に、最大ディザ高さを低減することを示す。データ位相差曲線300は、ストール回路500を用いていない場合の最大ディザ高さ301を示す。比較すると、データ位相差曲線400は、ストール回路500を用いた場合の著しく低減された最大ディザ高さ301を示す。したがって、6ビットのステップサイズを備え、かつ2ステージがストール可能な6ステージを有するCDR回路100は、式8に見られるような低減された最大ディザ高さを備えた4ステージを有するCDR回路と等価である。
最大ディザ高さ=±(4×(2×ビット時間)/2)=±(0.125×ビット時間) 式8
上記のように、最大ディザ高さの減少は、データ信号120における可変データビットレート(ppm)を考慮していない。データ信号120に可変データビットレートが存在する場合に、最大ディザ高さは、Dclkクロック信号124aが更新レートごとにデータ位相ドリフトを追跡する(すなわち、「キャッチアップ」)する方向に減少するが、データ位相ドリフトに対するDclkクロック信号124aの方向から離れてディザを増加させる(ステップサイズを増加させる)。図6ならびに式9および10がこの関係を示す。
最大ディザアップ=#パイプラインステージ数×(ステップサイズ−データ位相ドリフト) 式9
最大ディザダウン=#パイプラインステージ数×(ステップサイズ+ドラフト位相ドリフト) 式10
たとえば、5ビットの更新レート、6つのパイプラインステージおよび6ビットのステップサイズを備えたCDR回路100は、次の最大ディザアップおよびダウン値を有する。
最大ディザアップ=6×((2×ビット時間)/2)−5×ppm×ビット時間)=6×(1/2−5×ppm)×ビット時間 式11
最大ディザダウン=6×((2×ビット時間)/2)−5×ppm×ビット時間)=6×(1/2+5×ppm)×ビット時間 式12
ppm=5000の場合、
最大ディザアップ=0.0375×ビット時間
最大ディザダウン=0.3375×ビット時間
したがって、最大ディザダウンは、最大ディザアップよりも大きさの程度が大きい。
ストール回路500を用いる場合であっても、CDR回路100は、データ信号120のデータビットレートに基づいた追加補正またはステップサイズ補正なしには、ある一定の可変データビットレートを有するデータ信号120を追跡することができないであろう。式13から見て取れるように、効果的な4ステージCDR回路を用いた最大ディザダウンは、やはりビット時間の比較的大きなパーセンテージである。
最大ディザダウン=4×((2×ビット時間)/2)+6(5×ppm×ビット時間)=0.275×ビット時間 式13
本発明の実施形態において、図7に示すように、PPM表示器701を位相調整ステップサイズロジック130に含めてもよく、またステップサイズ結合器702およびカウンタ703を位相調整コントローラ114に含めてもよく、これらの2つを用い、位相エラーおよびデータ位相ドリフト量に応じて、位相調整信号123のステップサイズを調整してもよい。回路700は、位相エラーおよびデータ位相ドリフトの両方を用いて、位相調整信号123の位相調整ステップサイズを提供する。回路700には、データ位相ドリフトまたはPPM(「百万分率」)表示器701、ステップサイズ結合器702およびカウンタ703が含まれる。PPM表示器701は、アップ/ダウン信号122または非遷移形態で、位相エラーを含む信号Aを受信する。ステップサイズ結合器702は、同様に信号Aを受信し、アップ/ダウン信号122に応じて、所定の位相調整ステップサイズアップ/ダウンを設定する。
本発明の実施形態において、アップ/ダウン信号122はPPM表示器701に入力されるが、PPM表示器701は、データ信号120のデータドリフトを検出し、かつデータ信号120の測定されたデータ位相ドリフトに関連する可変位相調整ステップサイズppmを表わす信号Bを出力する。可変位相調整ステップサイズppmは、データ信号120とDclk124aとの間のppmドリフトに基づいた可変ステップサイズを表わす。本発明の実施形態において、信号Aは、位相検出器112から位相調整コントローラ114へのアップ/ダウン信号122(破線)または位相変動信号に対応し、信号Bは、図1に示すステップサイズ信号127に対応する。
本発明の実施形態において、カウンタ703は、以下の式14に見られるように、前のカウント値のカウント[n]、信号Aまたは所定のステップサイズ(ステップサイズアップ/ダウン)、および信号Bまたは可変ステップサイズ(ステップサイズppm)に応じた位相調整ステップサイズを有する位相調整信号123を出力する。
位相調整=カウント[n+1]=カウント[n]+ステップサイズアップ/ダウン+ステップサイズppm 式14
本発明の実施形態において、回路700は、8ビットのカウンタ703を含み、5ビットの更新レートおよび6つのステージを有するCDR回路100に含まれ、4Gbpsのデータ信号120を受信する。したがって、ppmを考慮しない場合に、カウンタ703からの通常のカウント値は、1.95psである。
カウント値=2×150ps/2=1.95ps 式15
かくして、信号Aの全てのアップ/ダウンに対して、ステップサイズ結合器702は、以下の式16に見られるように、次のステップサイズアップ/ダウンを設定する。
セットステップサイズアップ/ダウン(A):アップ=+3.9ps(2cnts)
ダウン=−3.9ps(−2cnts) 式16
PPM表示器701は、データ信号120の検出されたデータ位相ドリフトに依存して、ステップサイズppmを含むB信号を出力する。以下の表1は、データ位相ドリフトの範囲または周波数差を用いて、PPM表示器701から出力される対応するステップサイズppmを選択することを示す。たとえば、PPM表示器701が2600ppmを超える位相ドリフト差を検出した場合には、3.9psのステップサイズppmが信号Bとして出力される。次に、ステップサイズ結合器702が、Dclk125aに対するデータ信号120のppmおよびCDR回路100が「キャッチアップ」することを必要とするかどうかに依存して、信号AおよびBの値を合計するか引き算する。たとえば、PPM表示器701がデータ信号120の高ppmを検出した場合には、結合器702は、データに「キャッチアップ」するために、3.9psステップサイズppmおよび3.9ステップサイズアップ/ダウンを合計して7.8ps(4cnts)の位相調整ステップサイズを取得し、またCDR回路100が、データドリフトの反対方向に、サンプリングクロック信号のDclkクロック信号125aを移動させたい場合には、結合器は、3.9psステップサイズppmおよび3.9ステップサイズアップ/ダウンを引き算して、0ps(0cnts)の位相調整ステップサイズを得る。次に、表1の第3および第4列に見られるように、合計されたかまたは差し引きされたステップサイズが、結合器702からカウンタ703に出力され、カウンタ703が、以前に記憶されたカウント値のカウント[n]を合計または引き算されたステップサイズに加え、位相調整信号123を出力する。
Figure 2007520913
たとえば、データ信号120が5000ppm(5ビット×0.005(ppm)×250ps=6.25ps(5ビットごとに))のデータ位相ドリフトを含む場合には、PPM表示器701は、3.9psステップサイズppmを出力し、また位相調整信号123は、次のステップサイズと、同様に最大ディザアップ/ダウン値を含む。
位相調整アップステップサイズ=7.8ps
位相調整ダウンステップサイズ=0ps
最大ディザアップ=6×(アップステップサイズ−データドリフト)=6×(7.8ps−6.25ps)=9.3ps 式17
最大ディザダウン=6×(ダウンステップサイズ+データドリフト)=6×(0+6.25ps)=37.5ps 式18
最大ディザダウンの場合では、結合器702およびカウンタ703は用いられず(0ステップサイズ)、データは、ロックポイントまたは値を超えてドリフトするままにされる。
図8は、本発明の実施形態において、ステップサイズppmを適切に調整するために、PPM表示器701で用いられる状態機械800を示す。状態機械800には、ステップサイズppmを増加または減少させるための5つの状態801〜805が含まれる。fアップが、ステップサイズppmを加算する方向への状態遷移を表わし、一方でfダウンが、ステップサイズppmを減算する方向への状態遷移を表わす。これらの状態遷移は、本発明の実施形態においてこれらのステップサイズ遷移を生成するために、PPM表示器701に含まれる、PPM検出器701aなどの周波数検出器を必要とする。
PPM表示器701、特にPPM検出器701aは、データ信号120が多量または少量のデータドリフトを含むかどうかに基づいて、状態における変化を誘発する。本発明の実施形態において、位相検出器112からのアップおよびダウン信号の数が、データドリフトを決定するためにPPM検出器701aによって用いられる。アップおよびダウン信号間の差が比較的大きい場合には、これは、データ信号120における高いデータドリフトを示す。なぜなら、ドリフトしているデータに「キャッチアップ」するために、一方向におけるより多くのステップが必要とされているからである。
たとえば、PPM表示器701が、状態803または0cnt状態にある場合には、位相調整ステップサイズは、アップおよびダウン信号用に、それぞれ+3.9psおよび−3.9psに設定される。
次に、6つのパイプラインまたはレイテンシステージを備えたこの例において、アップおよびダウン信号の数は、式19および20に見られるように、それぞれ42および8である。
#アップの数=6+6×((ダウンステップサイズ+データドリフト)/(アップステップサイズ−データドリフト))=6+6×((3.9+6.25)/(|3.9−6.25|))=6+26=42 式19
#ダウンの数=6+6×((アップステップサイズ−データドリフト)/(アップステップサイズ+データドリフト))=6+6×((|3.9−6.25|)/(3.9+6.25))=6+2=8 式20
データ信号120がアップから隔たった大きなデータドリフトを有する場合には、アップ信号の数は、ダウン信号の数に勝る。なぜなら、サンプリングクロックがロック位置の近くを動いているので、データに「キャッチアップ」するためにより多くのアップが必要だからである。図9は、ロック位相値またはポイントに「キャッチアップ」するために、ダウン信号よりも多くのアップ信号が用いられていることを表わす曲線900を示す。
本発明の実施形態において、PPM検出器701aは、所定期間のアップ信号の数およびダウン信号の数をカウントする。次に、PPM検出器701aは、ダウン信号の数からアップ信号の数を引いて、アップ/ダウン差値を得る。PPM検出器701aはまた、PPM表示器701が状態を変更するかどうかを判断するために、閾値を記憶する。次に、アップ/ダウン差値は、PPM表示器701が新しい状態に遷移するかどうかを判断するために、PPM検出器閾値と比較される。上記の例に関して、アップ/ダウン差値が、40更新に対する閾値15より大きい場合には、PPM表示器701は新しい状態に移行する。
本発明の実施形態において、図5に示すストール回路500は、図7に示すPPM表示器701およびカウンタ/加算器702と結合される。
図10は、本発明の実施形態によるメソクロナス装置におけるディザを低減する平均回路1000を示す。本発明の実施形態において、平均回路1000は、図1に示すCDR回路100の位相調整コントローラ114に含まれ、またデータ信号120は、可変データビットレートを有しない。平均回路1000は、アップ/ダウン信号122を平均かつ比較することによって、調整された位相調整ステップサイズを有する位相調整信号123を出力する。
図10にアップ信号1010およびダウン信号1011として示すアップ/ダウン信号122は、ミキサカウンタ1001およびアキュムレータ(「Acc」」)/比較器(「Comp」)1002の両方に入力される。ミキサカウンタ1001は、アップ信号1010およびダウン信号1011に応じて、第1のステップサイズまたはカウント値を有する位相調整信号1012を出力する。位相調整信号1012は、マルチプレクサ1003およびアキュムレータ/比較器1002に入力される。
アキュムレータ/比較器1002は、所定期間にアップ信号の数を平均して平均アップ値を得る。同様に、アキュムレータ/比較器1002はまた、所定期間にダウン信号の数を平均して平均ダウン値を得る。本発明の実施形態において、所定期間は、64の更新周期である。次に、アキュムレータ/比較器1002は、平均アップ値を平均ダウン値と比較する。平均アップ値が平均ダウン値より大きい場合には、アキュムレータ/比較器1002は、記憶された位相調整信号1012を、ステップサイズまたはカウント値だけ増加させ、増加したステップサイズを有する位相調整信号1013をマルチプレクサ1003へ出力する。平均アップ値が平均ダウン値以下の場合には、アキュムレータ/比較器1002は、保存された位相調整信号1012をステップサイズまたはカウント値だけ減少させ、位相調整信号1013をマルチプレクサ1003へ出力する。図1に見られるような位相調整信号123は、ロック信号1014に応じてマルチプレクサ1003から出力される。ロック信号1014は、Dclkクロック信号125aがデータ信号120にロックしたことを示すCDRロック検出器1004から発生される。ロック信号1014は、アキュムレータ/比較器1002を迂回することによって、位相調整プロセスを加速するために用いられる。CDR回路100が、データ信号120を追跡しているかまたはそれにロックされた場合には、ロック信号1014がアサートされ、位相調整信号1013がマルチプレクサ1003の出力として選択される。そうでなければ、位相調整信号1012が、マルチプレクサ1003の出力として選択される。
図11は、本発明の実施形態による、シリアルデータシステムなどの通信装置1100を示す。本発明の実施形態において、通信装置1100には、媒体1111によって連結された送信回路1120および受信回路1130が含まれる。本発明の実施形態において、送信回路1120は、媒体1111を通じて受信回路1130へデータ信号120を発生する。受信回路1130には、本発明の実施形態に従ってCDR回路100が含まれるが、このCDR回路100は、入力データ信号120における遷移を積極的に探し、可変データビットレートを有する入力データ信号120に対してDclkクロック信号125aを位相整合させて、最適なセットアップ/ホールドマージン時間を提供する。
本発明の実施形態において、媒体1111は、信号を搬送するためのワイヤまたはワイヤセットである。本発明の実施形態において、媒体1111は、データ情報、制御情報または両方を搬送可能な双方向データバスである。本発明の代替実施形態において、媒体1111は単方向バスである。
図12は、本発明の実施形態による方法1200を示す。本発明の代替実施形態において、図12に示す論理ブロックとして表わされたステップは、ハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせによって実行される。代替実施形態において、図12に示すステップは、図1、5、7、8、10および11に示す構成要素によって実行される。当業者が理解されるであろうように、図示していない他のステップを含んでもよく、図示したステップを本発明の様々な実施形態において除いてもよい。
方法1200は、可変データビットレートを有するデータ信号が受信される論理ブロック1201で始まる。本発明の実施形態において、サンプラ110が、データ信号を受信しサンプリングする。論理ブロック1202に示すように、更新レートが選択される。クロック信号を調整するための調整信号が供給され、論理ブロック1203に示すように、ストールされる。本発明の実施形態において、調整信号は多数のステージに用いられる。次に、調整信号のためのステップサイズが、論理ブロック1204に示すように、可変データビットレート信号に応じて選択される。本発明の実施形態において、ステップサイズは、周期時間ごとに選択される。次に、論理ブロック1205に示すように、クロック信号が生成され、データおよびエッジ信号ならびにクロック源に応じて、データおよびエッジ値の取得のタイミングを合わせる。そして方法1200は終了する。
本発明の様々な実施形態において、図に示しかつ本明細書で説明した信号は、金属ワイアまたはトレースなどの単一または多数の導電要素によって、回路または電気構成要素間を転送される。
本発明の好ましい実施形態の前述の記載は、例証および説明の目的で提供された。それは、網羅的であるようにも、本発明を開示した形態に正確に限定するようにも意図されていない。間違いなく、多くの修正および変更が、当業者に明らかとなるであろう。これらの実施形態が選択され説明されたのは、本発明の原理およびその実際的な適用を最もよく説明し、それによって、当業者が、様々な実施形態に対して、および考えられる特定の使用法に適した様々な修正に関して、本発明を理解できるようにするためである。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって定義されるように意図されている。
図面の簡単な説明
本発明の実施形態によるCDR回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態に従い、データ信号と、CDR回路を用いてデータ信号から回復されたクロック信号との間の位相ドリフトを示す図である。 本発明の実施形態に従い、CDR回路のディザ高さを示す図である。 本発明の実施形態によるストール回路を有するCDR回路を用いた場合の低減されたディザ高さを示す図である。 本発明の実施形態によるストール回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態による最大ディザアップおよび最大ディザダウンを示す。 本発明の実施形態によるPPM表示器およびカウンタ/加算器を示す。 本発明の実施形態による表示器用の状態機械図である。 本発明の実施形態に従い、高ppmを有する可変データビットレートに対してアップ信号の数がダウン信号の数に勝る場合を示す。 本発明の実施形態による平均回路を示す。 本発明の実施形態による装置を示す。 本発明の実施形態による方法を示す。

Claims (33)

  1. 調整可能な位相ステップサイズに応じてクロック信号を生成できるクロック回路と、
    前記クロック信号に応じて、可変データビットレートを有するデータ信号を受信できる、前記クロック回路に連結されたサンプラと、
    を含む回路。
  2. 前記クロック回路が、前記可変データビットレートに応じて、大きさが調整可能な前記位相ステップサイズを出力できる位相調整ステップサイズロジックを含む、請求項1に記載の回路。
  3. 前記位相調整ステップサイズロジックが、前記可変データビットレートに応じて、調整可能な方向の前記位相ステップサイズを出力できる、請求項1に記載の回路。
  4. 前記回路が少なくとも4つのステージを含み、各ステージがそれぞれのステージ出力を有し、前記クロック回路が、前記第1および第2のステージ出力に応じて、前記第3および第4のステージ出力をホールドできるストールロジックを含む、請求項1に記載の回路。
  5. 前記回路が6つのパイプラインステージを含む、請求項4に記載の回路。
  6. 前記可変データビットレートが約0百万分率(「ppm」)〜約5000ppmである、請求項1に記載の回路。
  7. 前記調整可能な位相ステップサイズが、データ位相ドリフトに対応する第1のステップサイズおよび前記可変データビットレートに対応する第2のステップサイズに応じて調整される、請求項1に記載の回路。
  8. 前記第1のステップサイズおよび前記第2のステップサイズが、前記調整可能な位相ステップサイズを得るために合計される、請求項7に記載の回路。
  9. 前記クロック回路が、前記可変データビットレートに応じて、前記調整可能な位相ステップサイズを調整できる表示器を含む、請求項1に記載の回路。
  10. 前記クロック回路が第1のステップサイズを得るためのカウンタを含み、前記表示器が第2のステップサイズを提供し、前記第1のステップサイズおよび前記第2のステップサイズが、前記調整可能な位相ステップサイズを得るために合計される、請求項9に記載の回路。
  11. 前記表示器が、前記可変データビットレートを検出するための状態機械を含む、請求項9に記載の回路。
  12. 前記クロック回路が、平均アップ値を得るために複数のアップ信号を、かつ平均ダウン値を得るために複数のダウン信号を平均することと、前記平均アップ値および前記平均ダウン値の比較に応じて前記選択可能な位相調整サイズを有する調整信号を出力することと、ができる平均回路を含む、請求項1に記載の回路。
  13. 前記回路が、前記データ信号を送信できる送信回路に連結された受信回路に含まれる、請求項1に記載の回路。
  14. 位相調整信号に応じてクロック信号を生成できるクロック回路と、
    前記クロック信号に応じて、可変データビットレートを有するデータ信号を受信できる、前記クロック回路に連結されたサンプラと、
    を含む回路であって、
    前記クロック回路が、
    前記データ信号に応じて第1のステージ出力信号を出力できる、前記サンプラに連結された第1のステージと、
    前記第1のステージ出力信号に応じて第2のステージ出力信号を出力できる、前記第1のステージに連結された第2のステージと、
    前記第2のステージ出力信号に応じて前記位相調整信号を出力できる、前記第2のステージに連結された第3のステージと、
    前記第1および第2のステージ出力信号に応じて前記位相調整信号をホールドできる、前記第1、第2および第3のステージに連結されたストールロジックと、
    を含む回路。
  15. 前記第1および第2ステージが連続的なステージである、請求項14に記載の回路。
  16. 前記第1および第2ステージが位相検出器に含まれる、請求項14に記載の回路。
  17. 前記第3のステージが位相調整コントローラに含まれる、請求項14に記載の回路。
  18. 調整可能なステップサイズを有する位相調整信号に応じてクロック信号を生成できるクロック回路と、
    前記クロック信号に応じて、可変データビットレートを有するデータ信号を受信できるサンプラと、
    を含む回路であって、
    前記クロック回路が、
    前記データ信号に応じて第1のステージ出力信号を出力できる、前記サンプラに連結された第1のステージと、
    前記第1のステージ出力信号に応じて第2のステージ出力信号を出力できる、前記第1のステージに連結された第2のステージと、
    前記第2のステージ出力信号に応じて、第1のステップサイズを有する前記位相調整信号を出力できる、前記第2のステージに連結された第3のステージと、
    前記第1および第2のステージ出力信号に応じて前記位相調整信号をホールドできる、前記第1、第2および第3のステージに連結されたストールロジックと、
    前記可変データビットレートに応じて第2のステップサイズを出力できる、前記第3のステージに連結された表示器と、
    前記第1および第2のステップサイズに応じて、調整可能なステップサイズを有する前記位相調整信号を出力できる、前記第3のステージおよび前記表示器に連結されたカウンタと、
    を含む回路。
  19. 前記第1および第2のステージが連続的なステージである、請求項18に記載の回路。
  20. 前記第1および第2ステージが位相検出器に含まれる、請求項18に記載の回路。
  21. 前記カウンタが、前記第1のステップサイズおよび前記第2のステップサイズを合計して、前記調整可能なステップサイズを提供できる、請求項18に記載の回路。
  22. 前記表示器が、前記可変データビットレートを検出するための状態機械を含む、請求項18に記載の回路。
  23. 前記表示器が、第1の状態において第1の可変ビットレートに応じて第1の可変周波数位相ステップサイズを出力することができ、かつ第2の状態において第2の可変ビットレートに応じて第2の可変周波数位相ステップサイズを出力することができる、請求項22に記載の回路。
  24. 前記第1の状態が、ある期間中の、アップ信号の数とダウン信号の数との間の差および閾値に応じて第2の状態に遷移する、請求項23に記載の回路。
  25. 位相調整信号に応じてクロック信号を生成するように構成されたクロック回路と、
    前記クロック信号に応じてデータ信号を受信するように構成されたサンプラと、
    を含む回路であって、
    前記クロック回路が、
    所定期間におけるアップ信号から得られた平均アップ信号および前記所定期間におけるダウン信号から得られた平均ダウン信号に応じて、前記位相調整信号を出力できる平均回路を含む回路。
  26. 前記平均回路が、
    前記位相調整信号を出力できるミキサカウンタを含む、請求項25に記載の回路。
  27. 前記平均回路が、
    前記平均アップ値および前記平均ダウン値の比較に応じて前記位相調整信号を増加または低減できる、前記ミキサカウンタに連結されたアキュムレータ/比較器を含む、請求項25に記載の回路。
  28. 前記回路が、前記データ信号を送信できる送信回路に連結された受信回路に含まれる、請求項25に記載の回路。
  29. 可変データビットレートを有するデータ信号を送信できる送信回路と、
    前記データ信号に応じてクロック信号を生成できる受信回路と、
    を含む装置であって、
    前記受信回路が、
    前記クロック信号に応じて前記データ信号を受信できるサンプラと、
    調整可能な位相ステップサイズを有する位相調整信号に応じて前記クロック信号を生成できる、前記サンプラに連結されたクロック回路と、
    を含む装置。
  30. 可変データビットレートを有する信号を追跡するための方法であって、
    前記信号を受信するステップと、
    更新レートを選択するステップと、
    前記信号に応じて調整信号のための調整可能なステップサイズを選択するステップと、
    を含む方法。
  31. 前記受信ステップが、前記調整信号に応じて前記信号をサンプリングすることを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 調整可能なステップサイズを選択することが、
    前記信号の前記可変データビットレートに基づいて第1のステップサイズを決定することと、
    第2のステップサイズを決定することと、
    前記第1および第2のステップサイズを合計して前記調整可能なステップサイズを得ることと、
    を含む、請求項30に記載の方法。
  33. クロック信号に応じて、可変データビットレートを有する信号を得ることができるサンプラと、
    前記可変データビットレートに応じて前記クロック信号を調整するための手段と、
    を含むデバイス。

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