JP2007518103A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. 複数の衛星の１個から受信した信号に基づいて、コンピュータシステムを接続した衛星測位システムの受信器が取得した搬送波位相測定値に対応する浮動バイアス値を決定する方法であって、
   前記コンピュータシステムの制御により、受信器の位置を決定するステップと、
   前記受信器の位置に基づいて、前記コンピュータシステムの制御により、前記受信器から前記衛星までの理論距離を計算するステップと、
   前記理論距離および前記搬送波位相測定値に基づいて初期バイアス値を計算するステップと、
   前記初期バイアス値を用いて、前記コンピュータシステムの制御により、前記浮動バイアス値を決定するステップと、を含み、
   前記浮動バイアス値を決定するステップが、前記初期バイアス値を用いて、一連の測定時点の各々において搬送波位相測定値を調整するステップを含み、前記浮動バイアス値が前記調整された搬送波位相測定値を用いて計算され、かつ、前記浮動バイアス値が、前記一連の測定時点の各々において、前記調整された搬送波位相測定値と、対応するコード測定値との間の複数のオフセットを含む拡張平均を求めることにより計算される方法。
2. 前記浮動バイアス値が、多数のオフセット値を平滑化することによって前記浮動バイアス値が計算される、請求項１に記載の方法。
3. 前記搬送波位相測定値およびコード測定値が、屈折補正されている、請求項１に記載の方法。
4. 前記浮動バイアス値がカルマン・フィルタ処理におけるバイアス状態として決定され、かつ前記浮動バイアス値が前記バイアス状態の分散を小さい値に設定することにより計算される、請求項１に記載の方法。
5. ローカル基準受信器および広域衛星測位システムの両方に関連付けられた対象物を測位またはナビゲートする方法であって、
   前記ローカル基準受信器から受信した情報に基づいて前記対象物の第一の位置を決定するステップと、
   前記対象物の前記第一の位置を用いて、前記対象物で得られた搬送波位相測定値に関連付けられた浮動バイアス値を決定するステップと、
   前記広域衛星測位システムから受信した情報および前記浮動バイアス値に基づいて前記対象物の第二の位置を決定するステップと、を含む方法。
6. 前記第一の位置が前記ローカル基準局に相対的であって、前記第二の位置が絶対位置であり、前記方法が更に、
   広域差分衛星測位システムから前記ローカル基準局の位置を受信するステップと、
   前記浮動バイアス値を決定する前に、前記ローカル基準受信器の位置を用いて、前記第一の位置を絶対位置に変換するステップと、
   前記ローカル基準局の位置を用いて、前記第二の位置を前記ローカル基準受信器に相対的な位置に変換するステップと、を含む、請求項５に記載の方法。
7. 前記浮動バイアス値を決定するステップが、前記第一の位置を用いて初期浮動バイアス値を計算するステップを含む、請求項５に記載の方法。
8. 初期浮動バイアス値を計算するステップが、前記対象物と複数の衛星との間の理論距離を計算するステップを含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記浮動バイアス値を決定するステップが、前記初期浮動バイアス値を用いて前記搬送波位相測定値を調整するステップを含む、請求項７に記載の方法。
10. 前記浮動バイアスを決定するステップが、前記調整された搬送波位相測定値を用いてコード測定値を平滑化するステップを含む、請求項９に記載の方法。
11. 二種類以上の動作モードで動作すべく構成された衛星ナビゲーション受信器であって、
    第一の動作モードにおいて、
    前記衛星ナビゲーション受信器がローカル基準受信器から受信した情報に従って、搬送波位相測定値を少なくとも第一の所定値の精度で距離測定値に変換するために用いられる第一の浮動バイアス値を決定し、
    第二の動作モードにおいて、前記衛星ナビゲーション受信器が広域差分衛星測位システムから受信した情報に従って、前記搬送波位相測定値を少なくとも前記第一の所定値の精度で距離測定値に変換するために用いられる第二の浮動バイアス値を決定する衛星ナビゲーション受信器。
12. 前記衛星ナビゲーション受信器の既知の位置を用いて、前記第一の浮動バイアス値および前記第二の浮動バイアス値からなるグループから選択された少なくとも１個の値を初期化する、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
13. 受信器から入力された前記衛星ナビゲーション受信器の既知の位置を用いて、前記第一の浮動バイアス値および前記第二の浮動バイアス値からなるグループから選択された少なくとも１個の値を初期化する、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
14. 前記ローカル基準受信器との通信が可能である場合に前記第一の動作モードを用いる、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
15. 前記ローカル基準受信器からの距離が第二の所定値未満である場合に前記第一の動作モードを用いる、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
16. 前記第一の動作モードにおいて第一の浮動小数点バイアス値が決定され、前記第二の動作モードにおいて第二の浮動小数点バイアス値が決定され、前記第二の浮動小数点バイアス値が所定時間内に少なくとも一回前記第一の浮動小数点バイアス値と一致すべく初期化される、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
17. 前記所定時間内に少なくとも一回生じた前記第二の浮動小数点バイアス値の初期化により、前記第二の動作モードの安定化に要する時間を第二の所定値未満に短縮する請求項１６に記載の衛星ナビゲーション受信器。
18. 前記ローカル基準受信器との通信が失われた場合に前記第二の動作モードを用いる、請求項１６に記載の衛星ナビゲーション受信器。
19. 前記衛星ナビゲーション受信器において先に決定された位置を用いて、前記第一の浮動バイアス値および前記第二の浮動バイアス値からなるグループから選択された少なくとも１個の値を初期化する、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
20. 前記浮動バイアス値が整数を含む、請求項１１に記載の衛星ナビゲーション受信器。
21. プロセッサにより実行された際に、ローカル基準受信器と広域差分衛星測位システムの両方に関連付けられた対象物を測位またはナビゲーションする方法をプロセスに実行させるコンピュータ可読のプログラム命令を格納したコンピュータ可読媒体であって、
    前記プログラム命令は、
    前記ローカル基準受信器から受信した情報だけに基づいて、前記対象物の第一の位置を決定させる命令と、
    前記対象物の前記第一の位置を用いて前記対象物において取得された搬送波位相測定値に関連付けられた浮動バイアス値を決定させる命令と、
    前記広域差分衛星測位システムから受信した情報および前記浮動バイアス値に基づいて前記対象物の第二の位置を決定させる命令と、を備えるコンピュータ可読媒体。
22. 前記浮動バイアスが整数を含む請求項２１に記載のコンピュータ可読媒体。