JP2007515394A5

JP2007515394A5 -

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Publication number: JP2007515394A5
Application number: JP2006532514A
Authority: JP
Filing date: 2004-04-30
Publication date: 2008-12-11

Claims

二つの可変軽鎖（Ｖ _Ｌ）領域および二つの可変重鎖（Ｖ _Ｈ）領域を含む免疫グロブリンまたはその免疫学的活性部分である単離されたドメイン交換結合分子であって、
少なくとも一つの非通常結合部位が隣接して配置されるＶ _Ｈ領域の間の界面によって形成され、
ドメイン交換結合分子が、２Ｇ１２免疫グロブリンまたはその免疫学的活性部分ではなく、
免疫グロブリンまたはその免疫学的活性部分が、ドメイン交換結合分子を形成する界面の形成のために分子の可変重鎖内にアミノ酸変異を含む、
単離されたドメイン交換結合分子。
定常領域を含む免疫グロブリンである、請求項1記載のドメイン交換結合分子。
糖質に対して親和性を有する、請求項1記載のドメイン交換結合分子。
HIVに結合する、請求項1−3のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
前記部分がFab領域である、請求項1−4のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
Fab二量体である、請求項1記載のドメイン交換結合分子。
病原体または腫瘍細胞に結合する、請求項1−6のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
アミノ酸変異が、kabatの番号付けに基づく抗体の残基１９、５７、７７および１１３の一つ以上で起こる、請求項1−7のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
アミノ酸変異が、kabatの番号付けに基づく抗体の１９位のイソロイシン（Ile）、５７位のアルギニン（Arg）、７７位のフェニルアラニン（Phe）および１１３位のプロリン（Pro）から選択される、請求項8記載のドメイン交換結合分子。
アミノ酸変異が、kabatの番号付けに基づく抗体の１９位のイソロイシン（Ile）、５７位のアルギニン（Arg）、７７位のフェニルアラニン（Phe）、１１３位のプロリン（Pro）、およびそれらの保存的変異から選択される、請求項8記載のドメイン交換結合分子。
アミノ酸変異が、kabatの番号付けに基づく抗体の残基３９、７０、７２、７９、８１および８４のいずれか一つ以上のアミノ酸変化からさらに選択される、請求項1−10のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
アミノ酸変異が、kabatの番号付けに基づく抗体の３９位のアルギニン（Arg）、７０位のセリン（Ser）、７２位のアスパラギン（Asp）、７９位のチロシン（Tyr）、８１位のグルタミン（Glu）、８４位のバリン（Val）、およびそれらの保存的変化から選択される、請求項1−10のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
可変重鎖中に変異を含む修飾２Ｇ１２抗体である、請求項1−12のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
前記変異が抗原結合特異性を変える、請求項13記載のドメイン交換結合分子。
前記部分がFab領域である、請求項1−14のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子。
請求項1−15のいずれか一項記載の複数のドメイン交換結合分子を含むライブラリー。
前記ライブラリーのドメイン交換結合分子が異なる抗原結合特異性を有する、請求項16記載のライブラリー。
以下の段階を含む、試料における病原体または腫瘍細胞を検出する方法：
（a）病原体により引き起こされる感染症または腫瘍もしくは転移疾患を有することが疑われる対象からの試料を、試料中の分子をドメイン交換結合分子に結合させるために適当な条件で十分な時間、請求項1−15のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子に接触させる段階；および
（b）ドメイン交換結合分子が分子に結合すれば、試料に病原体または腫瘍細胞が存在することが示される、分子が結合したドメイン交換結合分子を検出する段階。
感染症または疾患がHIV誘導疾患である、請求項18記載の方法。
分子がHIV分子である、請求項18記載の方法。
感染症または疾患が腫瘍細胞である、請求項18記載の方法。
感染症または疾患が転移である、請求項18記載の方法。
ドメイン交換結合分子が担体に結合している、請求項18記載の方法。
接触する段階が遮断剤の存在下で行われる、請求項18記載の方法。
接触する段階が、ドメイン交換結合分子に対して親和性を有する検出可能に標識された抗体の存在下で行われる、請求項18記載の方法。
ドメイン交換結合分子がハプテンにカップリングされている、請求項18記載の方法。
ドメイン交換結合分子が、酵素、放射性同位元素、蛍光化合物、コロイド金属、化学発光化合物、燐光化合物、生物発光化合物、またはその組み合わせのいずれか一つによって標識される、請求項18記載の方法。
疾患または感染症を有することが疑われる対象からの試料における疾患または感染症の検出のための、請求項1−15のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子の使用。
請求項1−15のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子を含む薬学的組成物。
ドメイン交換結合分子が糖質に対して親和性を有する、請求項29記載の薬学的組成物。
ドメイン交換結合分子がHIVに結合する、請求項29記載の薬学的組成物。
ドメイン交換結合分子がCD20に結合する、請求項29記載の薬学的組成物。
薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項29記載の薬学的組成物。
請求項1−15のいずれか一項記載の少なくとも一つのドメイン交換結合分子を含む、試料中の抗原の有無を決定するためのキット。
ドメイン交換結合分子の他に、個別包装された試薬として抗体をさらに含む、請求項34記載のキット。
感染症または疾患を有するまたはそれらのリスクを有する対象の治療に用いるための請求項29−33のいずれか一項記載の薬学的組成物。
ファージ、酵母、リボソーム提示システムで提示される、請求項16または17記載のライブラリー。
疾患または感染症を処置するための医薬の製造のための、請求項1−15のいずれか一項記載のドメイン交換結合分子の使用。
興味のある抗原を用いるスクリーニングのための、請求項16または17記載のライブラリーの使用。