JP2007514556A - 密封されたマイクロキャビティを備えるマイクロ部品及びそのようなマイクロ部品の製造方法 - Google Patents

密封されたマイクロキャビティを備えるマイクロ部品及びそのようなマイクロ部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

マイクロキャビティ(6)は、少なくとも1つのホール(5)が形成される第1の層(4)を構成するカバーによって輪郭が描かれている。第2の層がマイクロキャビティを密封する。第1の層(4)と第2の層との間には第3の層(9)が配置されている。第1の層(4)と第3の層(9)との間には、ホール(5)に連通する更なるマイクロキャビティ(11)が配置されている。更なるマイクロキャビティ(11)に隣接するとともに第3の層(9)に形成され且つホール(5)に対してオフセットする少なくとも1つの更なるホールは、更なるホールを通じて犠牲層が除去された後に、第2の層によって密閉される。マイクロ部品は、第1の層(4)の上側に配置され且つ機械的に引張応力が加えられた少なくとも1つの層を備えている。

Description

本発明は、少なくとも1つのホールが形成された第1の層を具備するカバーによって輪郭が現れるように(delineated)密封されたマイクロキャビティと、マイクロキャビティを密封する第2の層とを備えるマイクロ部品であって、第1の層と第2の層との間に配置される第3の層と、ホールに連通し且つ第1の層と第3の層との間に配置された更なるマイクロキャビティと、更なるマイクロキャビティに隣接するとともに第3の層に形成され且つホールに対してオフセットするとともに第2の層によって密封された少なくとも1つの更なるホールとを備えるマイクロ部品に関する。
電気機械マイクロシステムの密封封止化は幾つかの理由により必要である。特に、塵埃や湿気は可動部品の動作を乱してしまう可能性があり、また、外気の酸素によって電気的接触が悪化する可能性がある。
従来、電気機械マイクロシステムは、カバーによって輪郭が現れるように密封されたマイクロキャビティ内に封入されている。密封カバーの製造のための既知の方法が図1および図2に示されている。電気機械マイクロシステム1は一般的に基板2上に配置される。図1に示されるように、カバーは、基板2上および基板2上に形成された犠牲層3上に第1の層4によって形成されており、第1の層4には1つのホール5または幾つかのホール5が形成される。その後、ホール5を通じて犠牲層3が除去され、それにより、図2に示されるようにマイクロキャビティ6が得られる。そして、第1の層4上に第2の層7すなわちシール層が堆積されることにより、マイクロキャビティ6が密封される。
犠牲層3による製造は問題を引き起こし、そのうちの2つの主要な問題は、特に大きなカバーの場合に、シールの緊密度が不十分になるということと、犠牲層3の除去ステップに要する時間が長くなるということである。
カバーの密封を得るために、ホール5は、実際には一般的に小さく、図1に示されるように厚みの薄い犠牲層3の領域、したがって、厚みの薄いマイクロキャビティ6の領域に局所的に位置される。一般的に、マイクロキャビティ6の周辺領域におけるホール5の位置での犠牲層3の厚さは約0.5マクロメータであり、一方、電気機械マイクロシステム1をカバーする犠牲層3の厚さは約10マクロメータである。その結果、犠牲層3のエッチングステップが長く困難となる。この欠点は、ホール5の位置における犠牲層3の厚さが小さければ小さいほど益々顕著になるが、その厚さは、最良の密閉を得るために、時として0.2マクロメータ未満の厚さとなる。
文献DE10005555は、カバーによって輪郭が現れた密封キャビティを備えるマイクロ部品について記載している。カバーは、カバーの上端部に配置され且つ互いに対してオフセットしたホールを有する下層および上層をそれぞれ備えている。マイクロ部品製造プロセス中に、下層および上層は第1および第2の犠牲層上に堆積される。犠牲層の除去は上層のホールを通じて行なわれる。第1の犠牲層は更に下層のホールを通じて除去される。上層は、下層のホールの上側で延び且つ上層の2つのホール同士の間に配置されるブリッジを形成する。上層および下層のホールはそれぞれ、下層と上層との間に配置された更なるキャビティによって互いに連通している。製造プロセス中、更なるキャビティは第2の犠牲層によって得られる。プロセスの最後に、上層のホールは、上層上に堆積され且つホール内の密閉を形成する閉塞層によって密閉される。下層は、内在する機械的な引張応力下で得ることができる。
M. Bartekらによる論文「金属蒸着を使用するマイクロキャビティの真空密閉」(Sensors and Actuators A 61(1997)354−358)は、マイクロ部品を製造するための方法について記載している。犠牲層は、基板のキャビティ内に堆積されるとともに、犠牲層に対して開口するホールを残すためにシリコンナイトライドから成る層によって部分的に覆われている。シリコンナイトライド層は弱い機械的応力に晒される。その後、ホール内およびホールの周辺に第2の犠牲層が堆積される。それから、第2の犠牲層がポリシリコン層によって部分的に覆われる。犠牲層が除去されるとともに、得られたキャビティがアルミニウムまたはポリシリコンから成るシール層の堆積によって閉塞される。カバーによって覆われた密封されたマイクロキャビティを備えるマイクロ部品が得られる。カバーは、シリコンナイトライド層、ポリシリコン層およびシール層によって連続的に形成されている。シリコンナイトライド層とポリシリコン層との間には小さな更なるマイクロキャビティが配置されており、プロセス中にこのマイクロキャビティを通じて犠牲層が除去される。
文献EP0451992は、2つの素子間に懸架されたカバーと基板との間に配置されるキャビティを備えるマイクロ部品について記載している。キャビティの内部には懸架ビームが配置されている。キャビティは、酸化物層によって密閉されるチャンネルにより外部と連通している。製造方法は、必要な引張・変形レベルのビームを得るためのアニーリングステップを含んでいる。
本発明の目的は、これらの欠点を改善すること、特に、マイクロキャビティを製造するために必要な時間を短縮しつつマイクロキャビティの密封を実現することである。
本発明において、この目的は、添付の請求項によって達成され、特に、第1の層の上側に配置され且つ機械的に応力が加えられた少なくとも1つの層をマイクロ部品が備えているという事実によって達成される。
本発明の更なる目的は、本発明に係るマイクロ部品の密封されたマイクロキャビティの製造方法であって、
−基板上に犠牲層を堆積し、
−前記基板および前記犠牲層の上に、カバーを形成する第1の層を堆積し、
−前記犠牲層に対して開口する少なくとも1つのホールを前記第1の層にエッチングし、
−前記ホールを通じて前記犠牲層を除去することにより、マイクロキャビティを形成し、
−第2の層を堆積することにより、前記マイクロキャビティを密封する、
ことを連続的に含み、
前記ホールのエッチング後、前記犠牲層を除去する前に、
−前記ホールの周囲にわたって、前記ホールおよび前記第1の層の一部を覆う更なる犠牲層を堆積し、
−前記第1の層および前記更なる犠牲層の上に第3の層を堆積し、
−前記ホールに対してオフセットし且つ前記更なる犠牲層に対して開口する少なくとも1つの更なるホールを前記第3の層にエッチングし、
前記更なるホールを通じて前記犠牲層および前記更なる犠牲層を除去することにより前記マイクロキャビティを形成し、前記第3の層上に前記第2の層を堆積することにより前記更なるホールを密閉し、前記第1の層の堆積後に、機械的に引張応力が加えられた少なくとも1つの層を堆積することを具備したこと特徴とする方法を提供することである。
他の利点および特徴は、非限定的な例として与えられ且つ添付図面に示された本発明の特定の実施形態の以下の説明から更に明確に理解できるであろう。
図3および図4に示されるように、第1の層4中でエッチングされ且つ犠牲層3に対して開口するホール5(図では2つのホール)は、マイクロキャビティ(微小空洞部)の最も高い部分、すなわち、犠牲層3が例えば約8〜10マクロメータの最大の厚さを有する場所に位置されていることが好ましい。このようにすると、ホール5を通じて犠牲層3を除去するその後のステップの持続時間が従来技術と比べてかなり短縮される。
図5および図6では、更なるマイクロキャビティ11の輪郭が現れるように設計された更なる犠牲層8がホール5のそれぞれに関連付けられている。更なる犠牲層8は、ホール5のエッチング後で且つ犠牲層3の除去前に、ホール5の周囲にわたってホール5および第1の層4の一部を覆うように堆積される。更なる犠牲層8の厚さは例えば0.3マクロメータである。その後、図7および図8に示されるように、第1の層4上および更なる犠牲層8上に第3の層9が堆積される。それから、各ホール5に対してオフセットされ且つ対応する更なる犠牲層8に対して開口する少なくとも1つの更なるホール10(図7および図8では2つ)が第3の層9内にエッチングされる。その後、図9に示されるように、犠牲層3および更なる犠牲層8の除去が更なるホール10を通じて行なわれ、これにより、マイクロキャビティ6が形成されるとともに、対応するホール5および対応する更なるホール10に連通し且つ第1の層4と第3の層9との間に配置される更なるマイクロキャビティ11が形成される。
その後、図10に示されるように、更なるホール10を密閉してマイクロキャビティ6を密封するために、第3の層9上に第2の層7すなわちシール層が堆積される。したがって、第3の層9は、第1の層4と第3の層9との間に更なるマイクロキャビティ11を有した状態で、第1の層4と第2の層7との間に配置される。更なるホール10は、ホール5に対してオフセットされるとともに、厚さが小さい更なるマイクロキャビティ11内に開口しているため、第2の層7による更なるホール10の密閉が簡略化され、それにより、マイクロキャビティ6の高い密封性を得ることができる。
図7〜図10においては、各ホール5に対して2つの更なるホール10が関連付けられ、それにより、第3の層9に形成され且つ2つの更なるホール10によって輪郭が現れるように懸架ブリッジ12がホール5を覆っている。ホール5と更なるホール10のそれぞれとの間のオフセットは、更なるホール10がホール5を一部でさえも覆わないように構成されている。このようにすれば、ホール10を密閉する第2の層7の部分は、第1の層4によって支持され、したがってマイクロキャビティ6の内側に堆積することが防止される。
犠牲層3および8の材料は、例えばドライエッチング等の高速エッチングが可能な高分子、例えばポリイミドまたはフォトレジストであっても良い。また、例えばリンシリケートガラス(PSG)やタングステン層またはニッケル層等の金属層を得るために、陰極スパッタリングによって犠牲層3および8を得ることもできる。第1の層4、第2の層7および第3の層9は、シリコンオキサイド(SiO)、シリコンナイトライド(Si)または金属によって形成することができる。第1の層4は、例えば1.5マクロメータの厚さを有するシリコンオキサイドの堆積によって得ることができる。第3の層9は、例えば1.5マクロメータの厚さを有するシリコンナイトライドの堆積によって得られることが好ましい。第2の層7は、例えばシリコンナイトライドによって形成されるとともに、2マクロメータの厚さを有している。
図11に示されるように、第3の層9は、最初に更なる犠牲層8上および第1の層4上に堆積される少なくとも2つの重ね合わされた副層を備えた多層構造によって形成することができる。この場合、機械的な引張応力下で得られる第1の副層9aは、機械的な圧縮応力下で得られる第2の副層9bによって覆われる。第1の副層9aおよび第2の副層9bの応力が反対方向であるため、犠牲層3,8が除去された後においては第1の副層9aおよび第2の副層9bのいずれもがその形状を維持する。しかしながら、図12に示されるように、第2の副層9bが除去されると、対応する更なる犠牲層8の除去によって解放される、すなわち、対応する更なるマイクロキャビティ11を覆う第3の層9の一部が、第1の層4の方向に自動的に屈曲する。したがって、犠牲層3および8を除去できるようにするためにホール5と更なるホール10との間に存在する通路が狭くなり或いは全体的に閉じられてしまうことさえあり、そのため、密閉されるべき空間が減少し、密閉ステップが簡略化される。この場合、得られるマイクロ部品において、更なるマイクロキャビティ11に隣接する更なるホール10は、もはやこの対応する更なるマイクロキャビティ11と連通しない。
また、第3の層9は、犠牲層3および8の除去前に、機械的な引張応力を有する単一の層によって得ることもできる。対応する更なる犠牲層8の除去中、そのようにして解放される第3の層9の部分が第1の層4の方向に自動的に屈曲し、これにより、犠牲層3のエッチングステップが長引くが、前述したように、2つの副層9a,9bの堆積を必要とすることなく、密閉されるべき小さい空間の密封を簡略化できるという利点がある。
図13に示される他の実施形態において、第3の層9は、応力が加えられていない或いは僅かに圧縮応力が加えられた堆積物によって得られ、後者の場合には、更なるホール10とホール5との間の通路を広げることにより犠牲層3および8のより迅速な除去に役立つ。その後、犠牲層3および8が除去された後、機械的な引張応力をもって第3の層9上に第4の層13が形成される。第4の層13は、ホール10内に入り込んでホール10を密閉する。このとき、第3の層9および第4の層13は、層13が堆積される際に第1の層4の方向に屈曲し、これにより、更なるホール10の密閉が簡略化される。
本発明は前述した特定の実施形態に限定されない。特に、ホール5は任意の数をとることができ、また、これは、各ホール5に関連付けられ且つ対応する更なる犠牲層8に対して開口する更なるホール10についても同様である。必要に応じて、1つの更なる犠牲層8を幾つかのホール5に関連付けることもできる。
従来技術に係るマイクロ部品の製造方法のステップを示している。 従来技術に係るマイクロ部品の製造方法のステップを示している。 本発明に係るマイクロ部品の製造方法の特定の実施形態のステップを平面図で示している。 図3に示されるステップをA−A線に沿う断面図で示している。 本発明に係るマイクロ部品の製造方法の特定の実施形態の図3に続くステップを平面図で示している。 図5に示されるステップをB−B線に沿う断面図で示している。 本発明に係るマイクロ部品の製造方法の特定の実施形態の図5に続くステップを平面図で示している。 図7に示されるステップをC−C線に沿う断面図で示している。 図3〜図8に係る方法のその後のステップを示している。 図9に続くステップを示している。 本発明に係る製造方法の他の特定の実施形態におけるシール層の堆積前のステップを示している。 本発明に係る製造方法の他の特定の実施形態におけるシール層の堆積前のステップを示している。 本発明に係るマイクロ部品の製造方法の他の特定の実施形態におけるシール層の堆積前のステップを示している。

Claims (9)

  1. 少なくとも1つのホール(5)が形成される第1の層(4)を具備するカバーによって輪郭が現れるように密封されたマイクロキャビティ(6)と、前記マイクロキャビティ(6)を密封する第2の層(7)とを備えるマイクロ部品であって、
    前記第1の層(4)と前記第2の層(7)との間に配置された第3の層(9)と、前記ホール(5)に連通し且つ前記第1の層(4)と前記第3の層(9)との間に配置された更なるマイクロキャビティ(11)と、前記更なるマイクロキャビティ(11)に隣接するとともに前記第3の層(9)に形成され且つ前記ホール(5)に対してオフセットするとともに前記第2の層(7)によって密閉される少なくとも1つの更なるホール(10)とを備え、
    前記第1の層(4)の上方に配置され且つ機械的に引張応力が加えられた少なくとも1つの層を備えていることを特徴とする、マイクロ部品。
  2. 前記更なるマイクロキャビティ(11)は前記更なるホール(10)に連通していることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロ部品。
  3. 前記ホール(5)は前記マイクロキャビティ(6)の最も高い部分に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のマイクロ部品。
  4. 前記ホール(5)と前記更なるホール(10)との間のオフセットは、前記更なるホール(10)が前記ホール(5)を一部でさえも覆わないように構成されていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のマイクロ部品。
  5. 前記各ホール(5)に対して2つの前記更なるホール(10)が関連付けられ、それにより、前記第3の層(9)に形成され且つ前記2つの更なるホール(10)によって輪郭が現れる懸架ブリッジ(12)が、前記ホール(5)を覆うことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマイクロ部品。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のマイクロ部品の密封されたマイクロキャビティ(6)の製造方法であって、
    −基板(2)上に犠牲層(3)を堆積し、
    −前記基板(2)および前記犠牲層(3)の上に、カバーを形成する第1の層(4)を堆積し、
    −前記犠牲層(3)に対して開口する少なくとも1つのホール(5)を前記第1の層(4)にエッチングし、
    −前記ホール(5)を通じて前記犠牲層(3)を除去することにより、マイクロキャビティ(6)を形成し、
    −第2の層(7)を堆積することにより、前記マイクロキャビティ(6)を密封する、
    ことを連続的に含み、
    前記ホール(5)のエッチング後、前記犠牲層(3)を除去する前に、
    −前記ホール(5)の周囲にわたって、前記ホール(5)および前記第1の層(4)の一部を覆う更なる犠牲層(8)を堆積し、
    −前記第1の層(4)および前記更なる犠牲層(8)の上に第3の層(9)を堆積し、
    −前記ホール(5)に対してオフセットし且つ前記更なる犠牲層(8)に対して開口する少なくとも1つの更なるホール(10)を前記第3の層(9)にエッチングし、
    前記更なるホール(10)を通じて前記犠牲層(3)および前記更なる犠牲層(8)を除去することにより前記マイクロキャビティ(6)を形成し、前記第3の層(9)上に前記第2の層(7)を堆積することにより前記更なるホール(10)を密閉し、
    前記第1の層(4)の堆積後に、機械的に引張応力が加えられた少なくとも1つの層を堆積することを具備することを特徴とする、方法。
  7. 前記第3の層(9)に機械的な引張応力が加えられることにより、前記更なる犠牲層(8)の除去によって解放される前記第3の層(9)の部分が前記第1の層(4)の方向に屈曲することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第3の層(9)は、機械的に圧縮応力が加えられた第2の副層(9b)によって覆われる機械的に引張応力が加えられた第1の副層(9a)により形成され、前記第2の副層(9b)は、前記犠牲層(3,8)が除去された後に除去されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記犠牲層(3,8)が除去された後に、機械的に引張応力が加えられた第4の層(13)が前記第3の層(9)上に堆積され、それにより、前記第3の層(9)および前記第4の層(13)が前記第1の層(4)の方向に屈曲することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
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