JP2007510275A - オフセット・フィラーを伴うケーブル - Google Patents

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Abstract

本発明は、導電体の撚線対により製造されたケーブルに関する。より詳しくは、本発明は、高速データ通信アプリケーションのための撚線対のケーブルに関する。少なくとも2つの導電体を含んでいる撚線対が、各々の導電体を取り巻いている絶縁体を含んだ状態で全体的に長軸に沿って伸びている。ケーブルは、少なくとも2つの撚線対およびフィラーを有している。ケーブルの少なくとも2本が、少なくとも予め定められた距離で全体的に平行軸に沿って配置されている。ケーブルは、他の性能のうち少なくとも次のサブセット、すなわち、予め定められた距離に沿ったインピーダンス偏移、信号減衰およびエイリアン・クロストークを制限することによって、高速データ信号を効率的かつ正確に伝播するように形成されている。

Description

本発明は、導電体の撚線対により製造されたケーブルに関する。より詳しくは、本発明は、高速データ通信アプリケーションのための撚線対のケーブルに関する。
関連出願
本願(国際出願)は、2003年10月31に出願された「オフセット・フィラーを伴うケーブル」と称する仮出願(出願番号60/516,007)の優先権主張を行っており、この仮出願の全開示内容をそっくりそのまま引用することにより本願明細書に取り込んでいる。本願は、本願と同日に提出された「オフセット・フィラーを伴うケーブル」と称する国際出願に関連している。
通信アプリケーションにおけるコンピュータの広範な利用状況、かつ、拡大する利用状況に伴い、続いて発生するデータの流通量によって、比較的高速でデータを送信する通信ネットワークの必要性が強調されてきている。さらに、技術の発展が、従来のデータ・ケーブルがデータを伝播することのできる速度よりも速い速度でデータを通信することが可能であるような高速通信装置の設計および展開に寄与している。結果的に、代表的な通信ネットワークのデータ・ケーブル、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)共同体が、通信装置間のデータの流れの速度を制限している。
通信装置間でデータを伝播させるために、多くの通信ネットワークが、撚られた導電体対(「撚線対」または「対」とも呼ばれる)を含む従来のケーブルを利用している。一般的な撚線対は、長さ方向の軸に沿って互いに撚られ、かつ、互いに絶縁された2つの導電体を含んでいる。
撚線対のケーブルは、通信装置間でデータを効率的かつ正確に送信するために特定の性能に関する規格を満たさなければならない。ケーブルが上記の規格を少なくとも満たしていなければ、ケーブルを介して伝播される信号の元の形状が失われるおそれが生ずる。ここでは、工業規格が、物理的寸法、性能およびケーブルの安全性の基準になっている。例えば、アメリカ合衆国においては、電子工業会/通信工業会(EIA/TIA)が、データ・ケーブルの性能の仕様に関する規格を提供している。数ヶ国もこれらの規格または同様の規格を採用している。
採用された規格に基づいて、撚線対のケーブルの性能はいくつかのパラメータを使用して評価される。これらのパラメータには、寸法特性、相互動作特性(interoperability)、インピーダンス、減衰およびクロストークが含まれている。上記の規格は、ケーブルがある一定のパラメータ境界内で機能することを要求している。例えば、多くの撚線対タイプに対して、0.250インチ(6.35mm)のケーブルの最大平均外径が規定されている。上記の規格はまた、ケーブルがある一定の電気的境界内で機能することも要求している。パラメータ境界の範囲は、ケーブルを介して伝播される信号の属性に依存して変化する。一般的に、データ信号の速度が速くなるにつれて、上記信号は、ケーブルからの望ましくない影響、例えば、インピーダンス、減衰およびクロストークの作用をより受けやすくなる。したがって、高速信号に対しては、適切な信号の元の形状を維持するためにより優れたケーブル性能が要求される。
インピーダンス、減衰およびクロストークについての論文は、従来のケーブルに関する制限を説明する手助けとなる。最初に掲載されたパラメータであるインピーダンスは1つの測定単位であってオームで表される。すなわち、このインピーダンスは、電気信号の流れに対して付与される総合的な抵抗の単位である。抵抗、容量およびインダクタンスは、各々のケーブルの撚線対のインピーダンスに寄与している。理論上は、撚線対のインピーダンスは、導電体効果によるインダクタンスに正比例し、また一方で、絶縁体効果による容量に反比例する。
インピーダンスはまた、データが通過するための最適の「経路(path)」として規定される。例えば、信号を100オームのインピーダンスで送信させようとする場合に、信号が伝播されるケーブル系も100オームのインピーダンスを有していることが重要である。ケーブルに沿った任意の個所における上記インピーダンスの偏移(インピーダンス・マッチングからのずれ)は、被送信信号の一部がケーブルの送信端に戻されるという反射を生じさせ、これによって、被送信信号が劣化する。このような信号反射による被送信信号の劣化は、反射減衰量として知られている。
インピーダンスの偏移(deviation)は多くの理由により発生する。例えば、撚線対のインピーダンスは、撚線対の物理的属性および電気的属性によって影響される。これらの属性には、各々の導電体に最も近い材料の誘電体特性、導電体の直径、導電体を取り巻いている絶縁材料の直径、導電体間の距離、撚線対間の関係、撚線対の撚り長さ(1つの撚りサイクルが終了するまでの距離)、ケーブル全体の撚り長さ、および撚線対を取り巻いているジャケットのタイトネス(tightness)が含まれる。
前述のような撚線対の属性は、その長さによって変わるために、撚線対のインピーダンスは対の長さによって偏移する。撚線対の物理的属性における変化がある任意の点において、インピーダンスの偏移が発生する。例えば、インピーダンスの偏移は、撚線対の導電体間距離の単なる増大によって発生する。撚線対間の距離の増大が生じる任意の点において、インピーダンスは高くなる。これは、インピーダンスが撚線対の導電体間の距離に正比例することが知られているからである。
インピーダンスの大きい変化は、信号を劣化させることになる。したがって、ケーブルの長さに亘る許容可能なインピーダンス変化は、一般的に基準化される。特に、ケーブル性能のためのEIA/TIA規格は、ケーブルのインピーダンスが限定された値の範囲内でのみ変化することが要求されている。一般的に、これらの範囲は通常のデータ信号の元の形状がこの範囲に亘って維持されてきているので、インピーダンスの実質的な変化は許容される。しかしながら、インピーダンス変化の同じ範囲では、高速信号の元の形状が失われる危険性が生じる。これは、インピーダンス変化の望ましくない作用が、高速信号が送信されるときに強調されるからである。したがって、10ギガバイト/秒(GByte/sec)に近いかまたは10ギガバイト/秒を超える集合速度を有する信号等の高速信号の正確かつ効率的な送信は、ケーブル全長に亘るインピーダンス変化の厳密な制御により可能になる。特に、ケーブルの撚りのようなケーブルの事後製造操作が、重大なインピーダンス・ミスマッチングをケーブルに導入させないことになる。
ケーブル性能を評価するために有用な第2に掲載されたパラメータは、減衰である。この減衰は、電気信号が導電体の長さに沿って伝播するときの信号損失である。減衰が大きすぎれば、信号は受信装置で認識不可能になる。このような事態が発生しないことを保証するために、規格協会は許容可能な損失量の制限を確立している。
信号の減衰はいくつかの要素によって決定され、これには次のものが含まれる。すなわち、これらの要素は、導電体を取り巻いている材料の比誘電率、導電体のインピーダンス、信号の周波数、導電体の長さ、および導電体の直径等である。許容可能な減衰レベルの保証を助けるために、採用された規格は上記要素のいくつかを規定している。例えば、EIA/TIA規格は、撚線対のための導電体の許容可能寸法を規定している。
導電体を取り巻いている材料は、信号減衰に影響を与える。これは、より優れた誘電特性(例えば、低い比誘電率)を有する材料が、信号損失を最小にする傾向にあるからである。したがって、多くの従来のケーブルはポリエチレンおよびフッ化エチレン・プロピレン(FEP)を使用して導電体を絶縁している。これらの材料は、通常、塩化ポリビニール(PVC)のような高い比誘電率を有するような他の材料よりも低い比誘電率を通常有している。さらに、いくつかの従来のケーブルは、撚線対を取り巻いている空気の量を最大にすることによって信号損失を低減させることができると考えられている。空気の低比誘電率(1.0)のために、この空気は信号減衰に対して優れた絶縁体である。
ジャケットの材料は、特にケーブルが内部シールドを含んでいないときに減衰に影響を与える。従来のケーブルに使用される一般的なジャケットの材料は、高い比誘電率を有する傾向にあって、大きい信号損失の原因になっている。結果的に、多くの従来のケーブルは「ゆるみチューブ(loose-tube)」構造を使用しており、この構造によって、シールドされていない撚線対からジャケットまで距離をもたせるようにしている。
ケーブル性能に作用する第3に掲載されたパラメータは、クロストークである。このクロストークは、撚線対間の容量性結合および誘導性結合による信号減衰である。活性化された各々の撚線対は、生来その周囲に電磁界(集合的に、「フィールド」または「干渉フィールド」と呼ばれる)が発生する。これらのフィールドは、他の近接する導電体に沿って送信される信号に望ましくない影響を与えるので、上記フィールドは電気ノイズまたは干渉とも呼ばれている。一般的に、上記フィールドは、制限された距離にてソース導電体から外部に出ていく。上記フィールドの強度は、発生源の導電体からのフィールドの距離が増大するにつれて小さくなる。
干渉フィールドは、多くの異なるタイプのクロストークを発生させる。近端クロストーク(NEXT)は、ケーブルの送信端近くの位置における撚線対間で結合される信号の基準である。ケーブルの他端における遠端クロストーク(FEXT)は、ケーブルの受信端近くの位置における撚線対間で結合される信号の基準である。パワーサム・クロストーク(powersum crosstalk)は、多くの活性化された撚線対を含む信号に対して潜在的に影響を与えることができるケーブル本体内の全ての電気ノイズ間で結合される信号の基準である。エイリアン・クロストークは、異なるケーブルの撚線対間で結合される信号の基準である。換言すれば、第1ケーブルの特定の撚線対を伝播する信号は、近くにある第2ケーブルの撚線対からのエイリアン・クロストークによって影響を受けることがある。エイリアンパワーサム・クロストーク(APSNEXT)は、信号に潜在的に影響を与えるケーブル外部の全てのノイズ源間を結合する信号の基準である。
ケーブルの撚線対の物理的特性および互いの関係が、クロストークの作用を制御するケーブルの能力を決定する手助けをする。より詳しく説明すると、クロストークに影響するものとして知られているいくつかの要素がある。これらの要素には次のものが含まれる。すなわち、上記要素として、撚線対間の距離、撚線対の撚り長さ、使用される材料のタイプ、使用される材料の密度およびお互いに関連して異なる撚り長さにある撚線対の配置が含まれる。ケーブルの撚線対間の距離に関しては、撚線対間の距離が増大すると、ケーブル内のクロストークの効果が減少することが知られている。このような知識に基づいて、いくつかの従来のケーブルでは、各々の特定のケーブルの撚線対間の距離を最大にすることが試みられている。
撚線対の撚り長さに関しては、同様の撚り長さを有する撚線対(すなわち、平行撚線対)は非平行撚線対よりもクロストークの影響を受け易いことが一般的に知られている。クロストークに対する増大された磁気感受率(susceptibility)は、第1撚線対により生成される干渉フィールドが、当該第1撚線対と平行である他の撚線対に容易に影響を及ぼす方向に向けられるために存在する。このような知識に基づいて、多くの従来のケーブルが非平行撚線対を利用することにより、または様々な撚線対の撚り長さをその長さ全体に亘って変化させることにより、イントラ−ケーブル・クロストーク(intra-cable crosstalk)を低減させることが試みられている。
長い撚り長さ(ゆるい撚り率)を有する撚線対が、短い撚り長さを有する撚線対よりもクロストークの効果がある傾向を示すことが一般的に知られている。短い撚り長さを有する撚線対が、長い撚り長さを有する撚線対の導電体よりも平行方向からより外れていく角度でもって導電体を方向付ける。平行方向からの角度のずれが増大すると、撚線対間のクロストークの効果が減少するようになる。さらに、より長い撚り長さの撚線対は、撚線対間でより多くのネスティング(nesting)の発生をもたらし、かつ、撚線対間の距離が短くなる状態を生じさせる。この状態は、ノイズの侵入に対する撚線対の抵抗能力をさらに低下させる。結果的に、長い撚り長さの撚線対は、短い撚り長さの撚線対よりもエイリアン・クロストークを含めたクロストークの作用の影響をより受け易くなっている。
この知識に基づいて、いくつかの従来のケーブルでは、ケーブルのジャケット内で最も離れた長い撚り長さの対を位置付けすることによって長い長さの撚線対間のクロストークの効果を低減させることが試みられている。例えば、4対のケーブルにおいて、長い撚り長さを有する2つの撚線対が、両者間の距離を最大にするために互いに最も離れた位置(対角線上)に配置される。
前述のケーブル・パラメータを考慮し、多くの従来のケーブルが上記の性能に関するパラメータに影響することで知られている要素のいくつかを制御することによって、個々のケーブル内のインピーダンス、減衰およびクロストークの効果を調整するように設計されてきている。したがって、従来のケーブルは、通常のデータ信号の送信にのみ適している性能のレベルを達成している。しかしながら、既存の高速通信システムおよび高速通信装置の改良品において、従来のケーブルの欠点はすぐにわかってしまう。従来のケーブルは、既存の通信装置によって使用することのできる高速データ信号を正確かつ効率的に伝播させることができない。前述のように、高速信号は、減衰、インピーダンス・ミスマッチング、およびエイリアン・クロストークを含むクロストークによる信号劣化の影響をより受け易い。さらに、高速信号は、一般的に、信号が伝播する導電体の周辺で比較的強力な干渉フィールドを生成することによってクロストークの効果をより悪化させる。
高いデータ率で発生する強化干渉フィールドのために、エイリアン・クロストークの効果は高速データ信号の送信に対してより重要になる。従来のケーブルは、通常のデータ信号が送信されるときは、エイリアン・クロストークの効果を看過することができるが、一方で、従来のケーブル内のクロストークを制御するのに使用される技術では、高速信号の導電体対間でケーブルからケーブルへのエイリアン・クロストークを保護するための適切な絶縁のレベルが提供されていない。さらに、いくつかの従来のケーブルは、実際に活性化されてその撚線対がエイリアン・クロストークの影響を受けるような設計が使用されている。例えば、一般的なスター−フィラー・ケーブル(star-filler cable)は、そのジャケットの厚みを減少させ、さらに、実際にその撚線対をジャケット表面に接近させ、これによって、近接する従来のケーブルの撚線対を互いに接近させることによりエイリアン・クロストークの効果を最悪にしている。
パワーサム・クロストークの効果は、高いデータ通信率でも増大する。例えば、10メガバイト/秒および100メガバイト/秒のイーサネット(登録商標)信号のような一般的な信号は、通常、従来のケーブルの伝播で2つの撚線対のみを使用している。しかしながら、高速信号は、拡大された帯域幅を必要とする。したがって、1ギガバイト/秒および10ギガバイト/秒のイーサネット(登録商標)信号のような高速信号は、通常、2つを超える撚線対を介する全二重モード(撚線対を介する双方向送信)によって送信されるので、クロストーク源の数が増大する。結果的に、従来のケーブルは、高速信号によって生成されたパワーサム・クロストークの増大効果を克服することができない。より重要なことは、従来のケーブルでは、近接ケーブルの撚線対の全てが潜在的に活性化されているので、クロストークは、実質上増大するケーブルからケーブルへのクロストーク(エイリアン・クロストーク)の増大を抑制することはできない。
同様に、他の従来技術は、高速通信信号に適用されたときに効果がない。例えば、前述のように、幾つかの一般的なデータ信号は、通常、送信を効果的にするために2つの撚線対のみを使用している。この状況において、通常、通信システムは1つの撚線対信号が他の撚線対信号に与える干渉を予測することが可能である。しかしながら、送信に対してより多くの撚線対を使用することによって、複雑な高速データ信号がより多くのノイズ源を発生させ、このノイズ源による効果を確実に予測することはできない。結果的に、予測可能なノイズ効果を相殺するように使用される従来方法はもはや効果がない。エイリアン・クロストークに関して、予測可能性のある方法は特に効果がない。なぜならば、他のケーブルの信号が通常未知であるか、または予測不可能であるからである。さらに、信号や近接ケーブルにおける当該信号の結合効果を予測する試行は実際的でなく、かつ困難である。
高速信号によりクロストークが増大する効果は、信号が従来のケーブルに沿って伝播されるときに当該信号の元の形状の維持に対して厳しい問題を生じさせる。より詳しく説明すると、高速信号は許容できないくらい減衰され、もしそうでなければエイリアン・クロストークの効果によって劣化する。これは、従来のケーブルが一般的にイントラ−ケーブル・クロストークを制御することに焦点が当てられ、高速信号送信によって生じるエイリアン・クロストークの効果を適切に解消するように設計されていないからである。
上記のとおり、従来のケーブルは、一般的な技術を使用して撚線対間のイントラ−ケーブル・クロストークを低減させている。しかしながら、従来のケーブルは、これらの技術を近接ケーブル間のエイリアン・クロストークに対して適用していない。一例として、従来のケーブルでは、エイリアン・クロストークの制御に関与することを必要とせずに比較的低速の一般的なデータ信号に対する仕様に従うことが可能であった。さらに、エイリアン・クロストークを抑制することは、イントラ−ケーブル・クロストークを制御することよりも困難である。これは、既知の源から発生するイントラ−ケーブル・クロストークとは違って、エイリアン・クロストークは正確に計測かつ予測することができないからである。エイリアン・クロストークは、一般的に予測不可能な間隔で未知の源から到来するために、測定が困難である。
この結果として、従来のケーブル技術は、エイリアン・クロストークを制御するために成功裏に使用されてきていない。さらに、多くの一般的な技術は、エイリアン・クロストークを制御するために容易に使用することができない。例えば、ディジタル信号処理は、イントラ−ケーブル・クロストークの効果を相殺するかまたは補償するために使用されている。しかしながら、エイリアン・クロストークは予想かつ予測することが困難なために、公知のディジタル信号処理技術はコストの点で効果的に適用することができない。したがって、従来のケーブルはエイリアン・クロストークを制御する能力は存在しない。
要するに、従来のケーブルは高速データ信号を効果的かつ正確に送信することができない。より詳しく説明すると、従来のケーブルは、インピーダンス・ミスマッチング、減衰およびクロストークからの保護と絶縁の適切なレベルを提供しない。例えば、電気電子学会(IEEE)は100メガヘルツ(MHz)で10ギガバイト信号を効果的に送信するために、ケーブルは、近接ケーブルのような当該ケーブルの外部ノイズ源に抗して少なくとも60dB(デシベル)を提供しなければならない。しかしながら、撚線の導電体対の従来のケーブルは、一般的に、100MHzの信号周波数で必要とされる60dBよりもはるかに低いレベル(通常、約32dBの絶縁のレベル)を提供するにすぎない。この場合、ケーブルは、100メートルのケーブル媒体で10ギガバイト送信のために規定されるノイズ・レベルの約9倍のノイズを放射する。結果的に、撚線対のケーブルは高速通信信号を正確かつ効果的に送信することができない。
他のタイプのケーブルは100MHzで60dBを超える絶縁を達成しているが、これらのタイプのケーブルは、例えばLAN通信のような多くの通信システムで望ましくない使用がなされるという欠点を有している。シールド撚線対のケーブルまたは光ファイバー・ケーブルは高速信号のための適切な絶縁レベルを達成することができるが、これらのタイプのケーブルはシールドなしの撚線対よりも相当コストがかかる。シールドなしのシステムは一般的にコストの相当な節約を享受する。このコストの節約は、送信媒体としてのシールドのないシステムに対する要望を増大させる。さらに、従来のシールドのない撚線対のケーブルは、既に実質上多くの既存通信システムにおいて十分確立されている。シールドされていない撚線対のケーブルは高速通信信号を効果的かつ正確に通信することが望ましい。より詳しく説明すると、シールドされていない撚線対のケーブルは、当該ケーブルによる効率的な送信を行う際に、高速データ信号の元の形状を維持するために適切な性能パラメータを達成することが望ましい。
本発明は導電体の撚線対により製造されたケーブルに関する。より詳しくは、本発明は、高速データ通信アプリケーションのための撚線対のケーブルに関する。本発明のケーブルは、少なくとも2つの導電体を含む撚線対が概して長軸に沿って伸びており、絶縁体が各々の導電体を取り巻いている。各々の導電体は、軸に沿って概して長さ方向に撚られている。ケーブルは少なくとも2つの撚線対とフィラーを含んでいる。ケーブルの少なくとも2つが、少なくとも所定の距離で概して平行軸に沿って配置されている。このケーブルは、いくつかの他の関数のうち少なくとも次のサブセットを限定することによって、高速データ信号を効率的かつ正確に伝播するように構成されている。ここで、上記のサブセットは、インピーダンスの偏移、信号減衰、および予め定められた距離で発生するエイリアン・クロストークである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のケーブルに係る実施形態を説明する。
I.要素および定義の説明
本発明は、概して、10ギガバイト/秒のデータ率に近いかまたは当該データ率を超えるデータ信号のような高速データ信号を正確かつ効率的に伝播するように形成されたケーブルに関する。より詳しくは、このケーブルは、データ信号の元の形状を維持しながら高速データ信号を効率的に伝播するように形成することが可能である。
A.ケーブル・グループ図
図1は、全体的に参照番号100により示されるケーブル・グループの斜視図を示すものである。このケーブル・グループ100は、概してほぼ平行な軸に沿って、すなわち、長さ方向に互いに近接して配置された2つのケーブル120を含んでいる。ケーブル120は、接触点140と、ケーブル120間にエア・ポケット160とを生成するように構成されている。図1に示すように、ケーブル120は個々にそれ自体の長軸の周囲で撚られている。ケーブル120は、異なる撚り率で回転させることが可能である。さらに、各々のケーブル120の撚り率は、ケーブル120の長さ方向の長さに対して変えることが可能である。前述のように、撚り率は、撚り長さとも呼ばれる1つの完全な撚りサイクルの距離で測定することが可能である。
ケーブル120は、リッジ180として示すようなその外方エッジに沿った隆起点を含んでいる。ケーブル120の撚り処理により、リッジ180は各々のケーブル120の外方エッジに沿って螺旋状に回転され、結果的に、エア・ポケット160および接触点140は、長さ方向に伸びるケーブル120に沿って異なる位置に形成される。リッジ180がケーブル120間の距離を最大にする手助けをしている。より詳しく説明すると、撚りケーブル120のリッジ180は、ケーブルがお互いのネスティングを阻止する手助けをしている。ケーブル120はそのリッジのみで接触し、リッジ180が、ケーブル120の撚線導電体対240(図示せず、図2参照)間の距離を大きくする手助けをしている。ケーブル120に沿った非接触点において、エア・ポケット160がケーブル120間に形成されている。リッジ180と同様に、エア・ポケット160は、ケーブル120の撚線導電体対240間の距離を大きくする手助けをしている。
シース付きケーブル120間の距離を最大にすることにより、撚り回転によってある程度、ケーブル120間の干渉、特にエイリアン・クロストークの効果が低減される。既に説明したように、容量性干渉フィールドおよび誘導性干渉フィールドが、ケーブル120に沿って伝播される高速データ信号から放出されることが知られている。このようなフィールドの強度は、データ送信速度の増大に伴って大きくなる。したがって、ケーブル120は近接ケーブル120間の距離を大きくすることによって干渉フィールドの効果を最小にする。例えば、ケーブル120間の距離が増大することは、ケーブル120間のエイリアン・クロストークを低減させることに寄与している。これは、エイリアン・クロストークが距離に反比例するからである。
図1は2つのケーブル120を示しているが、ケーブル・グループ100は何本のケーブル120でも含めることが可能である。また一方で、ケーブル・グループ100は単一ケーブル120を含めることも可能である。1つの実施形態において、2つのケーブル120が、少なくとも予め定められた距離でほぼ平行な長軸に沿って配置されている。他の実施形態において、3つ以上のケーブル120が、少なくとも予め定められた距離でほぼ平行な長軸に沿って配置されている。ある実施形態において、予め定められた距離は10メートルの長さである。ある実施形態において、近接ケーブル120は互いに独立して撚られている。他の実施形態において、ケーブル120は一緒に撚られている。
ケーブル・グループ100は、広範な通信分野に使用することが可能である。ケーブル・グループ100は、構内情報通信網(LAN)共同体のような通信ネットワークに使用するために構成することも可能である。ある実施形態において、ケーブル・グループ100は、ネットワーク共同体内で水平ネットワーク・ケーブルまたはバックボーン・ケーブルとして使用するために形成される。個々の撚り率を含んでいるケーブル120の構成について、さらに説明する。
B.ケーブルの斜視図
図2は、破断部を露出させたケーブル120の実施形態の斜視図を示すものである。ケーブル120は、多くの撚線導電体対240(「撚線対240」、「対240」、および「ケーブルの実施形態240」とも呼ばれる)を分離するように形成されたフィラー200を含んでおり、かつ、撚線対240aおよび撚線対240bを含んでいる。フィラー200は、全体的に、撚線対240の一本の長軸のような長軸に沿って伸びている。ジャケット260が、フィラー200および撚線対240の周囲を取り巻いている。
撚線対240は、個々の長軸の周囲を独立して、かつ、螺旋状に撚ることが可能である。撚線対240は概して異なる撚り率で、すなわち、特定の長さ方向の距離で異なる撚り長さで撚られることによって互いに区別することが可能である。図2において、撚線対240aは撚線対240bよりもきつく撚られている(すなわち、撚線対240aは撚線対240bよりも短い撚り長さを有している)。したがって、撚線対240aは短い撚り長さを有しており、また一方で、撚線対240bは長い撚り長さを有しているといえる。異なる撚り長さを有することによって、撚線対240aと撚線対240bとは、容易にクロストークノイズを受けることで知られている並列クロスオーバーポイント(parallel crossover point)の数を最小にしている。
図2に示すように、ケーブル120は、このケーブル120が長軸の周囲で撚られるように回転する螺旋状回転リッジ180を含んでいる。ケーブル120は、種々のケーブル撚り長さで長軸の周囲で撚ることが可能である。ここで、ケーブル120の撚り長さが撚線対240の個々の撚り長さに作用することに注意すべきである。ケーブル120の撚り長さが短くなったときに(よりきつい撚り率)、撚線対240のそれぞれの撚り長さも短くなる。ケーブル120は、撚線対240の撚り長さに有益に作用するように形成することが可能である。以下、ケーブル120の撚り長さの制限に関連して、ケーブル120の実施形態をさらに説明する。
図2は、長軸の周囲に螺旋状に撚られたフィラー200も示すものである。このフィラー200は、予め定められた距離に沿って異なる撚り率または変化する撚り率で撚ることが可能である。したがって、フィラー200は、フレキシブルになるようにかつ剛性をもたせるように形成される。すなわち、フィラー200は、異なる撚り率で撚ることでフレキシブルになるように形成されると共に、異なる撚り率を維持することで剛性をもたせるように形成される。フィラー200は十分に撚らなければならない、すなわち、十分短い撚り長さを有するようにして近接ケーブル120間のエア・ポケット160を形成する。例としてのみ取り上げると、ある実施形態において、フィラー200は、エア・ポケット160を形成するために撚線対240の1つの撚り長さのわずか約100倍の撚り長さで撚られる。フィラー200については、後述の図4Aに基づいてさらに説明する。
フィラー200およびジャケット260は、工業規格を満たすいずれの材料も含めることが可能である。フィラーには、必ずしもこれに限定しないが、次のものが含まれる。すなわち、上記のフィラーとして、ポリフルオロアルコキシ、TFE/ペルフルオロメチル−ビニルエーテル、エチレン・クロロトリフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、無鉛難燃剤PVC、フッ化エチレン・プロピレン(FEP)、フッ化ペリフルオロエチレン・ポリプロピレン、フルオロポリマーの類、難燃剤ポリプロピレン、および他の熱可塑性材料が挙げられる。同様に、ジャケット260は、前述のような材料を含むような工業規格を満たす材料を含んでいる。
ケーブル120は、安全規格、電気規格および寸法規格のような工業規格を満たすように形成することが可能である。ある実施形態において、ケーブル120は、水平ネットワーク・ケーブルおよびバックボーン・ネットワーク・ケーブル120を含んでいる。この種の実施形態において、ケーブル120は、水平ネットワーク・ケーブル120のための工業安全規格を満たすように形成することが可能である。ある実施形態において、ケーブル120は、物質で充満した空間で定格付けられている。ある実施形態において、ケーブル120は、ライザー(riser)により定格付けられている。ある実施形態において、ケーブル120はシールドされていない。ケーブル120の構成によって生じる利点については、図4Aを参照しながら以下にさらに説明する。
C.撚線対の斜視図
図3は撚線対240の1つを示す斜視図である。図3に示すように、ケーブルの実施形態240は、絶縁体320(「絶縁320」とも呼ばれる)によってそれぞれ絶縁された2つの導電体300を含んでいる。1つの導電体300およびその周囲の絶縁体320は、長軸を外れるように他の導電体300およびその周囲の絶縁体320と一緒に螺旋状に撚られている。図3は、撚線対240の直径(d)および撚り長さ(L)をさらに示している。ある実施形態において、撚線対240はシールドされている。
撚線対240は、種々の撚り長さで撚ることが可能である。ある実施形態において、撚線対240の導電体300は、特定の撚り長さ(L)で上記軸に沿って概して長さ方向に撚られている。ある実施形態において、撚線対240の撚り長さ(L)は、撚線対240の長さ方向の距離の一部または全体に亘って変化し、その距離は予め定められた距離または長さとすることが可能である。例のみとしては、ある実施形態において、予め定められた距離はほぼ10メートルであって、その波長に従って信号の正確な伝播のための十分な長さを考慮に入れている。
撚線対240は、撚線対240の寸法を管理する規格を含む工業規格に一致していなければならない。したがって、導電体300および絶縁体320は、工業規格を少なくとも満足する優れた物理特性および電気特性を有するように構成されている。平衡状態の撚線対240は、活性化された導電体300の内部およびその周囲に生成された干渉フィールドを相殺する手助けをすることが知られている。したがって、導電体300および絶縁体320の寸法は、導電体300間の平衡状態を促進するように構成されなければならない。
したがって、導電体300各々の直径および絶縁体320各々の直径は、撚線対240の各々の単一体(1つの導電体300と1つの絶縁体)間の平衡状態が促進されるように寸法が決められる。導電体300および絶縁体320のようなケーブル120の要素の寸法は、工業規格に合致していなければならない。ある実施形態において、ケーブル120およびその要素の寸法およびサイズは、RJ−45ケーブルおよびRJ−45ジャックとプラグのようなコネクターに対する工業寸法規格に合致している。ある実施形態において、工業寸法規格には、カテゴリー5、カテゴリー5e、および/またはカテゴリー6ケーブルとコネクターが含まれている。ある実施形態において、導電体300のサイズは、#22アメリカン・ワイヤ・ゲージ(AWG)と#26AWGとの間にある。
撚線対240の導電体300の各々は、工業規格に合致する導電体材料、すなわち、これに限定しないが銅の導電体300を含む材料を有することが可能である。絶縁体320は、これに限定しないが、熱可塑性材、フルオロポリマー材料、難燃性ポリエチレン(FRPE)、難燃性ポリプロピレン(FRPP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、固体または発泡形態にあるフッ化エチレン・プロピレン(FEP)、および発泡形態のエチレン−クロロトリフルオロエチレン(ECTFE)等を含めることが可能である。
D.ケーブルの断面図
図4Aは、本発明の第1実施形態に係るケーブル120の拡大断面図を示すものである。図4Aに示すように、ジャケット260がフィラー200と撚線対240a、240b、240cおよび240d(集合的に、「撚線対240」とも呼ばれる)を取り巻いて、ケーブル120を形成している。撚線対240a、240b、240cおよび240dは、異なる撚り長さを有することによって区別することが可能である。撚線対240a、240b、240cおよび240dは、異なる撚り長さを有しているので、これらは全撚線対240が右撚りまたは左撚りのいずれであっても、インピーダンス・ミスマッチングを最小にするために同じ方向に撚らなければならない。撚線対240b、240dの撚り長さは同じであることが好ましく、また一方で、撚線対240a、240cの撚り長さは同じであることが好ましい。ある実施形態において、撚線対240a、240cの撚り長さは撚線対240b、240dの撚り長さよりも短い。このような実施形態において、撚線対240a、240cは短い撚り長さの撚線対240a、240cと呼び、また撚線対240b、240dは長い撚り長さの撚線対240a、240cと呼ぶことが可能である。撚線対240は、ケーブル120内で選択的に配置されてエイリアン・クロストークを最小にするように示されている。撚線対240の選択配置について、さらに次に説明する。
フィラー200は、撚線対240に沿って配置することが可能である。フィラー200は、例えば四分割領域のような領域を形成することが可能であり、各領域は特定の撚線対240を選択的に受承すると共に収容するように形成されている。この領域はフィラー200の長さに沿って長尺溝を形成しており、この溝が撚線対240を収容することが可能である。図4Aに示すように、フィラー200はコア410と当該コア410から半径方向かつ外方に伸びる多くのフィラー分割部400を含めることが可能である。ある好ましい実施形態において、フィラー200のコア410は、撚線対240に対してほぼ中心点に配置されている。フィラー200は、コア410から半径方向かつ外方に伸びる多くの脚部415をさらに含んでいる。撚線対240は、脚部410および/またはフィラー分割部400に近接して配置することが可能である。ある好ましい実施形態において、各々の脚部415の長さは、この脚部415に選択的に近接して配置された撚線対240の直径に少なくともほぼ等しい。
フィラー200の脚部415およびコア410は、フィラー200のベース部500と呼ぶことも可能である。図5Aは、本発明の第1実施形態に係るフィラー200の拡大断面図を示すものである。図5Aにおいて、フィラー200は、脚部415、分割部400およびフィラー200のコアを備えたベース部500を含んでいる。ある実施形態において、ベース部500は、撚線対240の直径を超えて伸びることがないフィラー200の任意の部分も含んでいる。また一方で、撚線対240は、フィラー200により形成された領域によって選択的に収容されている。したがって、撚線対240は、フィラー200のベース部500の脚部415に近接して配置されなければならない。
図4Aを再び参照して、フィラー200は、ベース部500からいろいろな方向に、特にベース部500の脚部415から半径方向かつ外方に伸びるフィラー延長部420a、420b(集合的に、「フィラー延長部420」とも呼ばれる)を含めることが可能である。脚部415への延長部420は、少なくとも予め定められた範囲内でベース部500から半径方向かつ外方に伸びている。図4Aおよび図5Aに示したように、予め定められた範囲の長さは各々の延長部420a、420bによって変えてもよい。延長部420aの予め定められた範囲は、長さE1であり、また一方で、延長部420bの予め定められた範囲は長さE2である。ある実施形態において、延長部420の予め定められた範囲は、フィラー200によって収容された撚線対240の1つの直径の少なくともほぼ1/4である。少なくともこの距離に近似した予め定められた範囲を有することによって、フィラー延長部420がフィラー200をオフセットするようになるので、近接ケーブル120間のエイリアン・クロストークを、近接ケーブル120の各々の撚線対240間の距離を最大にすることによって低減させることが可能になる。
図4Aは、フィラー200の各々の脚部415上にある1つの位置に配置された基準点425を示している。基準点425は、互いに近接して配置されたケーブル120間の距離を測定するのに有用である。基準点425は、フィラー200のコア410からある一定の長さだけ離れて配置されている。図4Aおよび他の好ましい実施形態において、基準点425は脚部415のほぼ中間に配置されている。換言すれば、ある実施形態は、収容された撚線対240の1つの直径のほぼ1/2だけコア410から離れた位置に基準点425を含んでいる。
フィラー200は、撚線対240をぴったり収容するための領域を構成するように形成することも可能である。例えば、フィラー200は、撚線対240の形状に概して一致する湾曲形状とエッジを含めることが可能である。したがって、撚線対240は、フィラー200に抗して、かつ、領域内でぴったりネスティングを行うことが可能である。例えば、図4Aは、フィラー200が撚線対240を収容するように形成された凹状曲線を含めることも可能である。撚線対240をぴったり収容することによって、全体として、フィラー200はお互いに所定の位置に撚線対240を固定する手助けをし、これによって、ケーブル120の長さに亘るインピーダンスの偏移と容量性不均衡とを最小にする。この利点について、以下にさらに説明する。
フィラー200はオフセットすることも可能である。より詳しく説明すると、フィラー延長部420は、フィラー200からオフセットするように構成することが可能である。例えば、図4Aにおいて、フィラー延長部420の各々は、撚線対240の少なくとも1つの断面積にある外方エッジを越えて伸びる。延長部の長さは、予め定められた範囲を基準とする。換言すれば、延長部420は、ベース部500から離れて延長されている。フィラー延長部420aは、撚線対240bと撚線対240dの断面積を越えて距離(E1)だけ伸びている。同様にして、フィラー延長部420bは撚線対240aと撚線対240cの断面積を越えて距離(E2)だけ伸びている。したがって、フィラー延長部420は異なる長さとすることができ、例えば、延長長さ(E1)は延長長さ(E2)よりも長い。この結果として、フィラー延長部420aの断面積は、フィラー延長部420bの断面積よりも大きくなる。
オフセット・フィラー200は、エイリアン・クロストークを最小にする手助けをしている。さらに、近接ケーブル間のエイリアン・クロストークは、少なくとも最小量だけフィラー200をオフセットすることによってさらに最小にすることが可能である。したがって、対称に配置されたフィラー延長部420の延長の長さは、オフセット・フィラー200と異なっていなければならない。フィラー200は、螺旋状に撚られた近接ケーブル120間にエア・ポケット160が形成されるのを助けるために十分にオフセットしていなければならない。エア・ポケット160は、近接ケーブル120の少なくとも予め定められた長さに亘って、近接ケーブル120間の少なくとも平均最小距離を維持することを助けるのに十分な大きさでなければならない。さらに、近接ケーブル120のオフセット・フィラー200に対しては、近接ケーブルの実施形態のような近接ノイズ源からさらに離れた一本のケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dの方が、短い撚り長さの撚線対240a、240cよりも距離に関する影響を及ぼすことが可能である。例えば、ある実施形態において、延長の長さ(E1)は延長の長さ(E2)のほぼ2倍である。ただ一例であるが、ある実施形態において、延長の長さ(E1)はほぼ0.04インチ(1.016mm)であり、また一方で、延長の長さ(E2)はほぼ0.02インチ(0.508mm)である。続いて、長い撚り長さの撚線対240b、240dが最長延長部420aの次に配置され、長い撚り長さの対240b、240dといずれの外方近接ノイズ源間の距離を最大にすることが可能である。
対称に配置されたフィラー延長部420は異なる長さになっており、フィラー200をオフセットしている。ケーブル120のフィラー延長部420は、少なくとも最小の延長の長さで伸びていることが好ましい。詳しく説明すると、フィラー延長部420は、螺旋状に撚られた近接ケーブル間にエア・ポケット160の形成を助けるのに十分な撚線対240の断面積を超えて伸びなければならない。エア・ポケット160は、少なくとも予め定められた長さに亘って、近接ケーブル120間の少なくともほぼ最小平均距離の維持を助けることが可能である。例えば、ある好ましい実施形態において、フィラー420の少なくとも1つが、撚線対240の直径(d)の少なくとも1/4だけその撚線対240の少なくとも1つの断面積の外方エッジを越えて伸びている。また一方で、撚線対240はフィラー200に近接して収容されている。他の好ましい実施形態において、エア・ポケット160はケーブル120の1つの直径の少なくとも0.1倍の最大範囲を有するように形成されている。エイリアン・クロストークに対する延長長さ(E1、E2)およびオフセット・フィラー200の効果について、さらに次に説明する。
フィラー200の断面積はケーブル200の機能を改善する手助けをするように拡大することが可能である。より詳しく説明すると、ケーブル120のフィラー延長部420は、拡大することが可能であり、例えば、全体として、ジャケット260の半径方向かつ外方に広げて撚線対240を互いに関連する位置に固定する役割を果たすことが可能である。図4Aに示すように、フィラー延長部420a、420bは異なる断面積となるように拡大することが可能である。より詳しく説明すると、フィラー200の断面積を拡大することによって、インピーダンス・ミスマッチングおよび容量性不平衡の望ましくない効果を最小にし、これによって、ケーブル120を高いデータ率で稼動させ、また一方で、信号の元の形状を維持することが可能になる。これらの有益性について、次にさらに説明する。
さらに、フィラー420の外方エッジは、ジャケット260を支持するように湾曲させ、また一方で、ジャケット260をフィラー延長部420にぴったり嵌め合わせることが可能である。フィラー延長部420の外方エッジの湾曲度は、インピーダンス・ミスマッチングおよび容量性不平衡を最小にすることによってケーブル120の性能を改善する手助けをしている。より詳しく説明すると、ジャケット260をフィラー延長部420に対してぴったり嵌め合わせることによって、フィラー延長部420がケーブル120内の空気量を減少させると共に、撚線対240の互いに関連する位置を含めてケーブル120の要素を全体的に所定の位置に固定することが可能になる。ある好ましい実施形態において、ジャケット260はフィラー200および撚線対240に圧縮嵌合される。これらの属性の利点について、さらに次に説明する。
フィラー延長部420は、ケーブル120の外方エッジに沿ってリッジ180を形成する。リッジ180は、フィラー延長部420の長さに基づいて、互いに異なる高さにて高くされる。図4Aに示すように、リッジ180aは、リッジ180bよりもより高くなっている。この構成は、近接ケーブル120間のエイリアン・クロストークを低減させるためにケーブル120をオフセットする手助けをしている。この特性について、さらに次に説明する。
ケーブル120の大径部(D1)の寸法を図4Aにも示している。図4Aに示すケーブル120において、直径(D1)はリッジ180aとリッジ180bとの間の距離である。前述のように、ケーブル120はある工業規格に合致するような特定の寸法または直径とすることが可能である。例えば、ケーブル120は、カテゴリー5、カテゴリー5eおよび/またはカテゴリー6の非シールドケーブル(unshielded cable)に合致するサイズとすることが可能である。例としてのみ示すと、ある実施形態において、ケーブル120の直径(D1)は、わずか0.25インチ(6.35mm)である。
非シールド撚線対のケーブルに対する既存の寸法規格に合致させることによって、ケーブル120は、既存ケーブルと置換して容易に使用することが可能である。例えば、ケーブル120は、通信装置のネットワーク内のカテゴリー6の非シールド・ケーブルと容易に置換することが可能であり、これによって、装置間の利用可能なデータ伝播速度の増大を助けることができるようになる。さらに、ケーブル120は、既存の接続装置および接続装置系に容易に接続することが可能である。したがって、ケーブル120は、既存ネットワーク装置間の通信速度の改善を助けることが可能になる。
図4Aは2つのフィラー延長部420を示しているが、他の実施形態は別の数および形態のフィラー延長部420を含めることが可能である。いずれの数のフィラー延長部420も互いに近接して配置されたケーブル120間の距離を大きくするのに使用することが可能である。同様に、異なる長さまたは同様の長さのフィラー延長部420を使用することも可能である。フィラー延長部420によって近接ケーブル120間に提供された距離は、ケーブル120間の距離を大きくすることによってインピーダンスの効果を減少させることが可能である。ある実施形態において、ケーブル120が個々に回転されるにつれて、フィラー200はオフセットされてケーブル120間の距離を広げることを容易にしている。次に、オフセット・フィラー200は、特定ケーブル120の撚線対240を、別のケーブル120の撚線対240により生成されたエイリアン・クロストークから遮断する手助けをする。
ケーブル120の他の実施形態を示すために、図4B〜図4Cにケーブル120の種々の異なる実施形態を示す。図4Bは、本発明の第2実施形態に係るケーブル120′の拡大断面図を示すものである。図4Bに示すケーブル120′は、3つの脚部415とこの脚部415から離れて伸びており、かつ、撚線対240の断面域を越えて伸びる3つのフィラー延長部420を含むフィラー200′を有している。フィラー200′は、フィラー200に関連して前述のようにして機能し、互いに近接して配置されたケーブル120′の距離をもたせる手助けもすることが可能である。
同様に、図4Cは、本発明の第3実施形態に係るケーブル120″の拡大断面図を示すものである。このケーブル120″は、脚部415と、この脚部415から離れて伸びており、かつ、撚線対240の少なくとも1つの断面域を越えて伸びる1つのフィラー延長部420とを含むフィラー200′を有している。脚部415は基準点425を含んでいる。他の実施形態において、図4Cに示す脚部415は、フィラー分割部400になっている。フィラー200″は、フィラー200に関連して前述のようにして機能することが可能である。
図5Bは、本発明の第3実施形態に係るフィラー200″の拡大断面図を示すものである。図5Bに示すように、フィラー200″は、多くの脚部415を有するベース部500″と、このベース部500″から離れて、より詳しくはベース部500″の脚部415の1つから離れて伸びる延長部420とを具備することが可能である。図5Bは、ベース部500″に近接して配置された4つの撚線対240を示している。延長部420は、少なくともほぼ予め定められた範囲だけベース部500″から離れて伸びている。図5Bに示す実施形態において、フィラー200″は、脚部415に近接する撚線対240を備えた四つの脚部415を含んでいる。ベース部500″の脚部415の各々は基準点425を含んでいる。
フィラー200は、近接して配置されたケーブル120に距離をもたせる他の方向で構成することも可能である。例えば、図4Dは、ケーブル120に沿って配置された別のフィラー200″″との組み合わせによる図4Aの実施形態のケーブル120とフィラー200の拡大断面図を示す。フィラー200″″は、ケーブル120またはケーブル120のいずれかの要素に沿って螺旋状に撚ることが可能である。ケーブル120に沿って配置することによって、フィラー200″″は、近接ケーブル120間に配置され、また一方で、両者間に距離を維持することが可能になる。フィラー200″″は、ケーブル120の周囲で螺旋状に撚られるので、近接して配置されたケーブル120は互いにネスティングから回避される。フィラー200″″は、ケーブル120のいずれの実施形態に沿っても配置することが可能である。ある実施形態において、フィラー200″″は撚線対240に沿って配置される。
図4A〜図4Dに示す実施形態のようなケーブル120の形態は、このケーブル120を介して伝播される高速データ信号の元の形状を適切に維持する。ケーブル120は、これに限定しないが次の特徴を含む多くの特徴のためにこのような性能が発揮できる。換言すれば、第1の特徴として、ケーブルの構造が近接ケーブル120の撚線対240間の距離を大きくする手助けをし、これによって、エイリアン・クロストークの効果を低減させる。第2の特徴として、ケーブル120は、例えば長い撚り長さの撚線対240b、240dのように、エイリアン・クロストークを発生させる傾向が最も強い放射源間の距離を大きくするように構成することが可能である。第3の特徴として、ケーブル120は、撚線対240を取り巻く材料の誘電体特性の密度を改善することによって撚線対240間の容量性結合を低減させる手助けをするように構成することが可能である。第4に、ケーブル120は、例えばこのケーブル120が撚られていてもケーブル120の要素の物理的属性を維持することによってその長さに亘るインピーダンスの変化を最小にし、これによって、信号減衰を減少させるように構成することが可能である。第5の特徴として、ケーブル120は、長さ方向に近接ケーブル120に沿って平行な撚線対240の例の数を減少させ、それゆえに、エイリアン・クロストークの傾向となる配置の発生を最小にする構成にすることが可能である。上記のようなケーブル120の特徴および利点は、ここでさらに詳細に説明する。
E.距離の最大化
ケーブル120は、近接ケーブル120の撚線対240間の距離を最大にすることによって高速信号の伝播の低下を最小にするように構成することが可能である。より詳しく説明すると、ケーブル120間の隔たりはエイリアン・クロストークの効果を低減させる。前述のように、エイリアン・クロストークによって生じるフィールドの強度は距離と共に弱くなる。
近接ケーブル120は、図1に示す接触点140とエア・ポケット160が近接ケーブル120に沿って種々の位置に形成されるように、図1に示すほぼ平行軸に沿って個々に、かつ、螺旋状に撚ることが可能である。ケーブル120は、リッジ180が、図1に関連して検討したように、ケーブル120間の接触点140を形成するように撚られるようにしてもよい。したがって、長軸に沿った種々の位置に、近接ケーブル120をそのリッジ180で接触させてもよい。非接触点において、近接ケーブル120は、エア・ポケット160によって分離することが可能である。ケーブル120は、接触点140と非接触点の両方でその撚線対240間の距離を増大させ、これによってエイリアン・クロストークを減少させるように構成することが可能である。これに加えて、異なる近接ケーブル120に対して無作為化螺旋状撚りを使用し、互いに近接ケーブル120のネスティングを阻止することによって、近接ケーブル120間の距離を最大にする。
さらに、ケーブル120は、より長い撚り長さの撚線対240b、240dの距離を最大にするように構成することが可能である。前述のように、長い撚り長さの撚線対240b、240dの方が、短い撚線対240a、240cよりもエイリアン・クロストークの傾向が強い。したがって、ケーブル120は、各々のケーブル120の最大フィラー延長部420aに近接して長い撚り長さの撚線対240b、240dを選択的に位置付けして、長い撚り長さの撚線対240b、240dにさらに距離をもたせるようにすることも可能である。この構成については、さらに次に説明する。
1.無作為化ケーブル撚り
近接して配置されたケーブル120間の距離は、近接ケーブル120を異なるケーブル撚り長さで撚ることによって最大化することが可能である。異なる率で撚られることによって、近接ケーブル120の1つのピークが他のケーブル120の谷と一致せず、これによって、ケーブル120の互いの関連でネスティングの一致が阻止されることになる。したがって、近接ケーブル120の異なる撚り長さが、近接ケーブル120のネスティングを阻止または邪魔する手助けをする。例えば、図1に示す近接ケーブルは、異なる撚り長さを有している。したがって、ケーブル120間に形成されたエア・ポケット160の数とサイズが最大になる。
ケーブル120は、ケーブル120内で互いに近接して配置されたサブセクションが当該サブセクションの長さに沿ってどの点においても同じ撚り率を有していないことを保証する手助けとなるように構成することが可能である。この目的のために、ケーブル120は、このケーブル120の少なくとも予め定められた長さに沿って螺旋状に撚ることも可能である。螺旋状撚りは、概して長軸の周囲でのケーブルのねじれ回転を含んでいる。ケーブル120の螺旋状撚りは、予め定められた長さに亘って変えることができるので、ケーブル120のケーブル撚り長さは、予め定められた長さに亘って連続して増大または連続して減少する。例えば、ケーブル120はケーブル120に沿って第1点である一定ケーブル撚り長さで撚ることが可能である。ケーブル撚り長さは、ケーブル120に沿った第2点が接近するにつれてケーブル120の他の点に沿って連続して減少する(ケーブル120がきつく撚られた)。ケーブル120の撚りが絞まるにつれて、ケーブル120に沿った螺旋リッジ180間の距離が減少する。この結果として、ケーブル120の予め定められた長さが2つのサブセクションに分離され、さらに、これらのサブセクションが互いに近接して配置され、ケーブル120のサブセクションが異なるケーブル撚り長さを有することになる。この構成が、サブセクションの互いのネスティングを阻止する。これは、ケーブル120のリッジ180が異なる率で螺旋を形成し、これによって、両者間の距離を最大にすることによりサブセクション間のエイリアン・クロストークを低減させるからである。さらに、サブセクションの異なる撚り率が予め定められた長さに亘るサブセクション間の一定平均距離を維持することによって、エイリアン・クロストークを最小にする手助けをする。ある実施形態において、各々のサブセクションのそれぞれ最も近接する基準点425間の平均距離は、予め定められた長さに亘るサブセクションの特定のフィラー延長部420(予め定められた範囲)の長さの距離の少なくとも1/2である。
ケーブル120が予め定められた長さに沿って無作為変化率で螺旋状に撚られているので、フィラー200、撚線対240および/またはジャケット260が対応して撚ることが可能である。したがって、フィラー200、撚線対200および/またはジャケット260は、それぞれの撚りの長さが少なくとも予め定められた長さに亘って連続して増大するかまたは連続して減少するかのいずれかにより撚られる。ある実施形態において、ジャケット260は、フィラー200と撚線対240上に圧縮嵌合により固定され、このジャケット260の固定はジャケット260の撚りも含んでおり、ぴったり受承されたフィラー200が対応する方法により撚られる。結果的に、フィラー200内で受承された撚線対240は、最終的に互いに関して螺旋状に撚られる。実際上は、撚線対240の撚り長さを無作為化すると、ジャケット260が撚られるように一度ジャケット260が固定されることによって付加的な利点が生じ、あるいはケーブル120への空気の再導入が最小になることが分かっている。これに反して、一般的に空気容量を無作為化するアプローチは、実際に不要なクロストークを増大させる。空気量を最小にすることの重要な点は、次のセクションG2で検討する。それでも、ある実施形態において、ジャケット260とは独立してフィラー200の撚りは、フィラー内に受承された撚線対240を互いに関連させて螺旋状に撚らせる。
ケーブル120の全体の撚りは、各撚線対240の元のまたは初期の予め定められた撚り長さを変える。撚線対240は、予め定められた長さに沿った各点でほぼ同じ率だけ変化される。この率は、撚線対240の全螺旋状撚りにより加えられたねじれ撚り量で規定することが可能である。ねじれ撚り率の使用に応じて、各々の撚線対240の撚り長さはある一定量で変化する。この機能およびその利点は、図11A〜図11Bに関連してさらに説明する。ケーブル120の予め定められた長さについても、図11A〜図11Bに関連してさらに説明する。
2.接触点
図6A〜図6Dは、本発明の第1実施形態に係る長さ方向に近接し、かつ、螺旋状に撚られたケーブル120の種々の断面図を示すものである。図6A〜図6Bは、異なる接触点140で接触するケーブル120の断面図を示す。これらの位置において、フィラー延長部420は、近接ケーブル120の撚線対240間の距離が増大するように構成することが可能であり、これによって、接触点140におけるエイリアン・クロストークを最小にすることが可能になる。
図6Aにおいて、ケーブル120の最も接近している(最接近の)撚線対240は距離(S1)だけ分離されている。距離(S1)は延長長さ(E1)とジャケット260の厚みを加算したほぼ2倍に等しい。図6Aに示すケーブル120の位置において、ケーブル120のフィラー延長部420aは、ケーブル120の最接近の撚線対240間の距離を延長長さ(E1)の2倍だけ増大する。図6Aに示す近接ケーブル120の最接近の基準点425は、距離S1′だけ離れている。
図6Aにおいて、近接ケーブル120はそのそれぞれの長い撚り撚線対に240b、240dが互いに短い撚り長さの撚線対240a、240cよりも接近するように配置されている。長い撚り長さの撚線対240b、240dが短い撚り長さの撚線対240a、240cよりもエイリアン・クロストークの傾向にあるので、ケーブル120の長いフィラー延長部420aが選択的に配置され、ケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240d間の距離を増大させる。この結果として、ケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dが図6Aに示される接触点140でさらに離され、これによって、両者間のエイリアン・クロストークが低減される。換言すれば、ケーブル120は長い撚り長さの撚線対240b、240d間の最大分離を提供するように構成することが可能である。したがって、フィラー200は撚線対240を選択的に受承すると共に収容することが可能である。例えば、長い撚り長さの撚線対240b、240dは、長いフィラー延長部420aに最も近接して配置することが可能である。この機能は、ケーブル120間、すなわち、長い撚り長さの撚線対240b、240d間の最悪のエイリアン・クロストーク源間のエイリアン・クロストークを効果的に最小にする手助けをする。
図6Bは、その長さに沿ったケーブル120の別の接触点140の断面図を示す。図6Bにおいて、ケーブル120の最接近の撚線対240が距離(S2)だけ離されている。距離(S2)は、延長長さ(E2)とジャケット260の厚みを総和した値のほぼ2倍に等しい。図6Bに示すケーブル120位置において、ケーブル120のフィラー延長部420bは、ケーブル120の最接近の撚線対240間の距離を延長長さ(E2)の倍だけ増大させる。図6Bに示す近接ケーブル120の最接近の基準点425が距離S2′だけ離れている。
図6Bにおいて、近接ケーブル120は、それぞれ短い撚り長さの撚線対240a、240cが互いに接近するよりもケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dに接近するように配置される。ケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dが、図6Bに示した接触点140で、少なくともフィラー420bの長さだけ離れ、これによって、両者間のエイリアン・クロストークが低減される。短い撚り長さの撚線対240a、240cが長い撚り長さの撚線対240b、240dよりもエイリアン・クロストークの傾向が少ないので、ケーブル120の短いフィラー延長部420bがケーブル120の短い撚り長さの撚線対240a、240cと距離をとるように選択的に配置される。前述のように、増大した距離は長い撚り長さの撚線対240b、240d間のエイリアン・クロストークをより低減させる手助けとなる。したがって、ケーブル120の長いフィラー延長部420aは、これらがケーブル120間で最も接近した位置に長い撚り長さの撚線対240b、240dを分離させるのに使用される。
3.非接触点
図6C〜図6Dは、その長さに沿った非接触点でケーブル120の断面図を示す。これらの位置において、ケーブル120はこのケーブル120間でエア・ポケット160を形成することによって近接ケーブル120の撚線対240間の距離を増大させ、これによって、接触点140でのエイリアン・クロストークを最小にするように形成することが可能である。近接ケーブル120が異なるケーブル撚り長さで個々に、かつ、螺旋状に撚られたときに、フィラー延長部420が、ケーブル120の互いのネスティングを阻止する手助けによってエア・ポケット160の形成の手助けをする。前述のように、撚線対240間の距離を持たせる効果は、ケーブル120の長軸に沿って撚り回転中にわずかな変動を生成することによって最大にすることが可能である。
エア・ポケット160は、ケーブル120の撚線対240間の距離を増大させる。図6Cは、その長軸に沿った位置に特定のエア・ポケット160によって分離された近接ケーブル120の断面図を示す。図6Cに示す位置において、近接ケーブル120は、エア・ポケット160によって分離されている。この位置において、螺旋状回転リッジ180によって形成されたエア・ポケット160は、各々のケーブル120の最接近の撚線対240に距離をもたせる機能を有する。エア・ポケット160の長さは近接ケーブル120間の増大距離である。図6Cにおいて、この位置にあるケーブル120の最接近撚線対240間の距離は、距離(S3)で指示される。空気が優れた絶縁特性を有しているので、エア・ポケット160によって形成された距離が、近接ケーブル120をエイリアン・クロストークから遮断するために効果的である。図6Cにおいて、近接ケーブル120の最接近の基準点425は距離S3′だけ分離される。
ケーブル120は、その撚線対240がフィルター延長部420によって分離されていないときに、エア・ポケット160がケーブル120の撚線対240を離すように形成され、これによって、ケーブル120間のエイリアン・クロストークの低減を助けるように構成することが可能である。
図6Dは、別のエア・ポケット160がその長軸に沿った近接ケーブル120の断面図を示す。図6Cに示した位置と同様に、図6Dのケーブル120は、エア・ポケット160によって分離されている。図6Cに関して説明したように、図6Dに示したエア・ポケット160は、ケーブル120の最近接撚線対240に距離をもたせる機能を有する。この位置におけるケーブル120の最接近の撚線対240間の距離は、距離(S4)によって指示される。図6Dにおいて、近接ケーブル120の最接近の基準点425は距離S4′だけ離されている。
図6A〜図6Dはケーブル120の特定の実施形態を示しているが、ケーブル120の他の実施形態は近接ケーブル120の撚線対240間の距離を増大させる。例えば、フィラー延長部420の形態の広範な変化は、近接ケーブル120間の距離を増大させるのに使用することが可能である。フィラー200は、フィラー延長部420およびフィラー分割部400の異なる数とサイズを含むことが可能である。これらのフィラー延長部420およびフィラー分割部400は、近接ケーブル120のネスティングを阻止するように構成される。フィラー200は、ケーブル寸法または直径に対する工業規格に合致する一方で、近接ケーブル120に距離をもたせる手助けをするあらゆる形状または設計を含めることが可能である。
例えば、図7は、本発明の第2実施形態に係る長さ方向の近接ケーブル120′の断面図である。図7に示したケーブル120′は、図6A〜図6Dに示すケーブル120と同様に配置することが可能である。ケーブル120′は、各々フィラー200′を包囲するジャケット260と、フィラー分割部400と、フィラー延長部420と、撚線対240とを含んでいる。ケーブル120′は、フィラー延長部420によってジャケット260に沿って形成されたリッジ180も含んでいる。隆起リッジ180は、近接ケーブル120の撚線対240間の距離を増大させる手助けをする。これは、ケーブル120′間の接触点140がケーブル120′のリッジ180で生じるからである。
図7において、各々のケーブル120′は、撚線対240のいくつかの断面域を越えて伸びている3つのフィラー延長部420を含んでいる。図7のフィラー延長部420は、前述した方法のいずれの機能も発揮することが可能であり、例えば螺旋状近接撚線対のケーブル120′のネスティングを阻止すると共にケーブル120′の撚線対240間の距離を増大させる。図7において、接触点140の1つにおけるケーブル120′の最接近の撚線対240間の距離は、距離(S5)で指示され、この距離は、ケーブル120′の延長長さとジャケット260の厚みを加算した値のほぼ2倍である。図7に示す近接ケーブル120′の最接近の基準点425は距離S5′だけ離されている。図7に示すケーブル120′は、前述した方法のいずれにおいても異なる撚り長さの撚線対240を選択的に位置付けすることが可能である。したがって、図7のケーブル120′は、エイリアン・クロストークを最小にするように形成することが可能である。
図8は、図4Dの構成を使用した長さ方向の近接ケーブル120およびフィラー200″″の拡大断面図である。図8に示すケーブル120は、図4Dに関連して前述した方法のいずれにおいても螺旋状撚りフィラー200″″によって隔てられている。
F.選択的距離最長化方法
本ケーブルの構造は、撚線対240の選択的配置を提供することによって信号劣化を最小にすることが可能である。図4Aを再度参照して、撚線対240a、240b、240cおよび240dは別の撚り長さで個々に撚られている。図4Aにおいて、撚線対240aと撚線対240cは、撚線対240bと撚線対240dよりも長い撚り長さを有している。
前述のように、クロストークは、長い撚り長さを有する撚線対240により容易に影響を与える。これは、長い撚り長さの撚線対240b、240dの導電体300が平行方向から比較的小さい角度で方向付けられるからである。他方、短い撚り長さの撚線対240a、240cはその導電体300間の分離角度が大きく、したがって、平行から離れクロストークノイズの影響を受けにくくなる。結果的に、撚線対240bと撚線対240cは撚線対240a、240cよりもクロストークの影響を受け易い。これらの特徴に注意して、ケーブル120は、その長い撚線対240b、240d間の距離を最大にすることによってエイリアン・クロストークを低減させるように構成することが可能である。
近接ケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dは、これらを最長フィラー延長部420aに近接して配置することによって距離をとることが可能である。例えば、図4Aに示すように、フィラー延長部420aの延長長さ(E1)はフィラー延長部420bの延長長さ(E2)よりも長い。長い撚り長さを有する撚線対240b、240dをケーブル120の最長のフィラー延長部420aの近傍に配置することによって、近接ケーブル120のフィラー延長部420a間に生じる接触点140が、長い撚り長さの撚線対240b、240d間に最大距離を提供する。換言すれば、長い撚り長さの撚線対240は、短い撚り長さの撚線対240よりも長いフィラー延長部420aにより近接して配置される。したがって、ケーブル120の長い撚り長さの撚線対240b、240dは、少なくとも最大利用可能な延長長さ(E1)だけ接触点140で分離される。このような構成およびその利点について、図9A〜図9Dに示す実施形態を参照してさらに説明する。
図9A〜図9Dは、本発明の第3実施形態に係る長さ方向の近接ケーブル(近接撚りケーブルとも呼ばれる)120″の断面図を示すものである。図9A〜図9Dにおいて、近接ケーブル120″は、この近接ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240d間の距離を最大化するように形成された長い撚り長さの撚線対240b、240dを含んでいる。ケーブル120″は、各々異なる撚り長さを有する撚線対240a、240b、240cおよび240dを含んでいる。長い撚り長さの撚線対240b、240dは、各々のケーブル120″のフィラー200″の最長のフィラー延長部420に最も接近して配置されている。このような構成が、ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240d間のエイリアン・クロストークを最小にする手助けをしている。図9A〜図9Dは、その長さ方向の延長長さに沿って異なる位置で近接ケーブル120″の異なる断面図を示す。
図9Aは、ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240dに距離をもたせるように形成された近接ケーブル120″の実施形態の断面図である。図9Aに示すように、ケーブル120″は、各々のケーブル120″のフィラー延長部420が互いに向き合うように配置されている。接触点140が、フィラー延長部420間に配置されたリッジ180でケーブル120″間に形成される。ケーブル120″が図9Aに示すように配置されると、長い撚り長さの撚線対240b、240d間の距離が、距離(E1)で指示された撚線対240b、240dの断面域を越えて伸びるフィラー延長部420の長さとケーブル120″の各々の厚みとのほぼ総和になる。この総和を距離(S6)で指示する。図9Aにおいて、近接ケーブル120″の最接近の基準点425が距離S6′だけ分離される。図9Aに示す形態が、図6A〜図6Dに関連してこれまでに説明した方法のいずれにおいてもエイリアン・クロストークを最小にする手助けをする。
図9Bは、長さ方向の近接ケーブル120″の長さに沿って別の位置にある近接ケーブル120″の別の断面図を示すものである。ケーブル120″が回転するにつれて、フィラー延長部420が回転運動をする。図9Bにおいて、ケーブル120″のフィラー延長部420が平行、かつ、ほぼ上方向に向けられている。フィラー延長部420がケーブル120″をオフセットさせるので、エア・ポケット160がフィラー延長部420の上記方向にケーブル120″間に形成される。図9Bに示される形態が図6A〜図6Dに関連してこれまでに説明した方法のいずれにおいてもエイリアン・クロストークを低減させる手助けをする。例えば、前述のように、エア・ポケット160がケーブル120″の撚線対240間の距離を最大にすることによってエイリアン・クロストークを低減させる手助けをする。距離(S7)がケーブル120″の最接近の撚線対240間の分離を指示している。図9Bにおいて、近接ケーブル120″の最接近の基準点425が距離S7′だけ分離される。
図9Cは、近接ケーブル120″の長さ方向に沿って異なる位置で図9Aの近接ケーブル120″の別の断面図を示すものである。この点において、ケーブル120″のフィラー延長部420は互いに離れる方向に向けられている。長い撚り長さの撚線対240b、240dがフィラー延長部420に近接して選択的に配置されている。したがって、長い撚り長さの撚線対240b、240dも離れる方向に向けられている。各々のケーブル120″の短い撚り長さの撚線対240a、240cは互いに最接近する。しかしながら、前述のように、短い撚り長さの撚線対240a、240cは、長い撚り長さの撚線対240b、240dのようにクロストークの影響を受け易くはない。したがって、図9Cに示すケーブル120″の向きでは、撚線対240に沿って伝播される高速信号の元の形状が許容できないほど損なわれることはない。ケーブル120″の他の実施形態は、短い撚り長さの撚線対240a、240cをさらに距離をもたせるように構成されたフィラー延長部420を含んでいる。
図9Cに示す位置において、長い撚り長さの撚線対240b、240dは、ケーブル120″の要素によって自然に分離される。より詳しく説明すると、ケーブル120″の短い撚り長さの撚線対240a、240cの域が長い撚り長さの撚線対240b、240dを分離する手助けをする。したがって、エイリアン・クロストークが図9Cに示すケーブル120″の形態で低減される。ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240d間の距離は、距離(S8)によって指示される。図9Cにおいて、近接ケーブル120″の最接近の基準点425は距離S8′だけ離される。
図9Dは、長さ方向の近接ケーブル120″の長さに沿って別の位置にある近接ケーブル120″の別の断面図を示すものである。図9Dに示す位置において、ケーブル120″のフィラー延長部420が同じ横方向に向けられている。ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240dは、距離(S9)だけ距離が保たれており、これによって、長い撚り長さの撚線対240b、240d間のエイリアン・クロストークの効果を最小にしている。さらに、一本のケーブル120″の短い撚り長さの撚線対240a、240cを含むケーブル120″の要素が、ケーブル120″の長い撚り長さの撚線対240b、240dを分離する手助けをしている。図9Dにおいて、近接ケーブル120″の最接近の基準点425が距離S9′だけ離れている。
G.容量性フィールドの平衡
本ケーブル120は、撚線対240の導電体300の周囲に平衡した容量性フィールドを促進する。前述のように、容量性フィールドが、特定の撚線対240の導電体間およびその周囲に形成される。さらに、撚線対240の導電体300間にある容量性不平衡の範囲が、撚線対240から放出されたノイズの影響を受ける。導電体300の容量性フィールドがよく平衡されておれば、このフィールドによって生成されたノイズは相殺される傾向にある。平衡は、一般的に、導電体300の直径および撚線対240の絶縁体320が均一であることを保証することによって促進される。最初に説明したように、ケーブル120は、容量性平衡を容易にするような均一サイズを有する撚線対240を利用する。
しかしながら、絶縁体320以外の材料が、導電体300の容量性フィールドに影響を与える。導電体300の容量性フィールド内またはその近傍のいずれの材料も撚線対240に集合される被絶縁導電体300の全容量、また最終的に容量性平衡に影響を与える。図4Aに示すように、ケーブル120は撚線対240内の各々の被絶縁導電体300の容量に個別に影響を与えるように配置された多くの材料を含めることが可能である。この構成が2つの異なる容量を生成し、それゆえに不平衡を生成することになる。この不平衡が、撚線対240のノイズ源を自己相殺する能力を妨げ、この結果として、送信動作している撚線対240からの放射されるノイズ・レベルが増大する。ケーブル120内の絶縁体320、フィラー200、ジャケット260および空気が、全て撚線対240の容量性平衡に影響を与える。ケーブル120は、いずれの不平衡効果も最小にする手助けをする材料を含むように構成することが可能であり、これによって、高速データ信号の元の形状を維持すると共に信号減衰が低減される。
1.調和比誘電率
ケーブル120は、調和比誘電率のような調和誘電体特性を有する材料を使用することによって容量性不平衡を最小にすることが可能である。ジャケット260、フィラー200および絶縁体320に使用される材料は、その比誘電率が互いにほぼ等しいかまたは少なくとも比較的接近しているように選択できるものである。好ましくは、ジャケット260、フィラー200および絶縁体320は、ある一定の変動限界を越えて変化しないことである。これらの要素の材料が限界内の誘電体を備えているときは、容量性不平衡が低減され、これによって、ノイズ減衰が最大化されて高速信号の元の形状を維持する手助けをする。ある実施形態において、フィラー200、ジャケット260および絶縁体320の比誘電率は、全て互いにほぼ1の比誘電率内にある。
調和誘電体特性を有する材料を使用することによって、ケーブル120は、特に高速データ信号により生成される強力容量性フィールドの結果として撚線対240の周囲に特有の方法で配置された異なる比誘電率を有する材料により形成され得るバイアスを低減させることで、容量性不平衡を最小にする。例えば、特定の撚線対24が2つの導電体300を含んでいる。第1導電体がジャケット26の近傍に配置され、また一方で、第2導電体がフィラー200近傍に配置される。結果的に、第1導電体300の容量性フィールドが、あまり接近していないフィラー200よりもより接近しているジャケット260からより容量性影響を受けることになる。第2導電体300は、フィラー200によって、ジャケット260による場合よりも大きくバイアスされる。この結果、導電体300の特有バイアスが互いに相殺し合うことなく、また一方で、撚線対240の容量性フィールドが不平衡となる。さらに、ジャケット260とフィラー200の比誘電率間の大きい不均衡が撚線対240の望ましくない不平衡を増大させる。ケーブル120は、絶縁体320、フィラー200およびジャケット260の調和比誘電率を有する材料を使用することによって、バイアス差、すなわち、容量性不平衡を最小化することが可能である。結果的に、導電体300の周囲の容量性フィールドがよりよく平衡され、ケーブル120内の各撚線対の長さに沿ったノイズ相殺が改善されることになる。
ある実施形態において、ジャケット260は異なる比誘電率を有する内部ジャケットと外部ジャケットとを含めることが可能である。ある実施形態において、内部ジャケットの誘電体と上記フィラー200と上記絶縁体320とは全て互いにほぼ1の比誘電率(1)内にある。ある実施形態において、外部ジャケットの誘電体は、上記絶縁体320の比誘電率に近似する1の比誘電率内にはない。ある実施形態において、絶縁体320の比誘電率からほぼ+1または−1の比誘電率を超えて変化する比誘電率を有する導電体300の中心から予め定められた寸法内に材料がない。ある実施形態において、予め定められた寸法は、ほぼ0.025インチ(0.635mm)の半径である。
2.空気の最小化
空気は、絶縁体320、フィラー200の材料またはジャケット260とは異なり、一般的に1.0を超える比誘電率を有している。それゆえに、ケーブル120は、撚線対240の周囲の空気量を最小にすることによって撚線対240全体の容量性フィールドを容易に平衡にすることが可能である。空気量は、ケーブル120のためのフィラー200の域を拡大するか、そうでなければこれを最大にすることによって低減させることが可能である。例えば、図4Aに関して前述のように、フィラー延長部420および/またはフィラー分割部400の面積を増大させることが可能である。図4Aに示すように、ケーブル120のフィラー延長部420は、ジャケット260に向けて広がってフィラー延長部420の断面積を増大させる。
さらに、図4Aに関して前述のように、フィラー分割部400およびフィラー延長部420を含めてフィラー200は、撚線対240を適切に収容するような形状に形成されたエッジを含めることが可能であり、これによって、空気が存在するケーブル120内の空間を最小にする。ある実施形態において、フィラー分割部400およびフィラー延長部420を含めてフィラー200は、撚線対240を収容するような形状に形成された湾曲エッジを含んでいる。さらに、図4Aに関して前述のように、フィラー延長部420は、ジャケット260と適切にネスティングを行うような形状に形成された湾曲外方エッジを含めてもよく、これによって、ジャケット260がフィラー延長部420の周囲にぴったり固定され、かつ、しっかり固定されたときに、フィラー延長部420およびジャケット260間で空気の移動が生じる。
撚線対240の近傍の空気のようなガスを選択的に受承するケーブル120にある空間を減少させると、全く異なる比誘電率を有する材料を最小にする手助けとなる。この結果、撚線対240の容量性フィールドの不平衡が最小になる。これは、特有の形で配置された材料に向かうバイアスが回避されるかまたは少なくとも減衰するからである。全体としての効果は、撚線対240から放出されたノイズの効果の減少である。ある実施形態において、撚線対240の断面積内の空気のようなガスが保持されるような空間は、撚線対240の断面積の所定の大きさまたは撚線対240を収容する領域未満となる。ある実施形態において、空間内のガスが、ケーブル120の断面積での所定量未満の量を形成する。ある実施形態において、ケーブル120内のガス量は、予め定められた距離に亘るケーブル120の容積の所定量よりも少ない。ある実施形態において、この所定量は10%である。
ケーブル120内の空間およびケーブル内の空気のような対応ガス量を所定量未満に制限することによって、ケーブル120の性能が改善される。撚線対240の周囲の誘電体は、より調和がとれたように形成される。前述のように、このような状況は、撚線対240から放出されるノイズを減少させる手助けをする。結果的に、ケーブル120は高速データ信号をより正確に送信することが可能である。
図10は、ケーブル120′′′の別の実施形態に係る断面図を示すものである。図10のケーブル120′′′は、撚線対240の周囲に比較的ぴったり固定されたジャケット260′′′を示す。このケーブル120′′′は、多くのさまざまな構造によってジャケット260′′′がケーブル120′′′の周囲に固定されることが可能であることを示している。上記のさまざまな構造は、ケーブル120′′′内で空気のようなガスを保持することのできる空間を最小にする手助けをする。
H.インピーダンス均一性
前述したようなケーブル120内の空気量を減少させることは、ケーブル120の長さに沿ってインピーダンス変化を最小にすることによって信号の伝播の元の形状を維持する手助けもする。より詳しく説明すると、ケーブル120は、その要素がジャケット260内の所定の位置に全体として固定されるように構成されることが可能である。ジャケット260内の要素は、前述した方法のいずれにおいてもジャケット260内の空気量を減少させることによって全体的に固定されることが可能である。詳しく説明すると、撚線対240は、互いに関して全体的に所定の位置に固定されることが可能である。ある実施形態において、ジャケット260は、撚線対240を所定の位置に固定するような方法で撚線対240に一致させている。一般的に、圧縮嵌合が使用されるが、この圧縮嵌合は必ずしも必要ではない。他の実施形態において、接着剤のようなさらなる材料が使用される。さらに、他の実施形態において、フィラー200は、撚線対240を全体的に所定の位置に固定する手助けをするように形成される。ある好ましい実施形態において、ケーブル120の要素は撚線対240を含めて、互いに関して所定の位置にしっかり固定される。
一定した物理特性を備えることによって、ケーブル120はインピーダンス変化を最小にすることが可能である。前述のように、撚線対240の物理特性または撚線対240の関係の任意の変化が、望ましくないインピーダンス変化に通ずるおそれがある。ケーブル120が一定した物理的属性を有しているので、ケーブル120は相当なインピーダンス偏移をそのケーブル120に導入することなく、例えば螺旋状に撚るように操作することが可能である。ケーブル120はジャケットに収容された後、製造中、試験中および設置操作中を含めて、邪魔になるインピーダンス偏移を生じさせることなく螺旋状に撚ることが可能である。したがって、ケーブル120のケーブル撚り長さは、ジャケット収容後に変更することが可能である。ある実施形態において、ケーブル120の撚線対240間の物理的距離は、たとえケーブルが螺旋状に撚られていても、予め定められた量よりも大きな量には変化しない。ある実施形態において、予め定められた量はほぼ0.01インチ(0.254mm)である。
ケーブル120の全体的にロックされた物理的特徴が、信号反射による減衰を低減させる手助けをする。これは、比較的小さい信号強度がケーブル120に沿ってインピーダンスの変化する任意の点で反射するからである。したがって、ケーブル120の構造は、その全長に亘ってケーブル120の物理的特徴の変化を最小にすることにより高速データ信号の伝播を正確かつ効率的にする。
さらに、有用な調和誘電体特性を有する材料が導電体300の周囲に使用され、ケーブル120の長さに亘ってインピーダンス変化を最小にする手助けをする。ケーブル120の全長に亘る物理的属性に見られる任意の変化が、撚線対240の既存の容量性不平衡を高めることになる。ここでは、調和誘電体材料を使用することで撚線対24内のあらゆる容量性バイアスが低減される。したがって、調和誘電体を有する材料を導電体300の近傍に使用することによって、ケーブル120中のあらゆる物理的変化による効果が最小になる。
I.ケーブルの撚り長さ制限
本ケーブル120は、近接ケーブル120間の平衡クロスオーバー点の発生を最小にすることによってエイリアン・クロストークを低減させるように構成することが可能である。前述のように、近接ケーブル120の撚線対240間の平衡クロスオーバー点が、高速データ率でのエイリアン・クロストークの重要な源である。同一の撚り長さまたは類似の撚り長さを有する撚線対240が互いに近接しているときはいつでも平行点が生じる。近接ケーブル120間の平行クロスオーバー点を最小にするために、ケーブル120は異なる撚り長さおよび/または変化する撚り長さで撚ることが可能である。ケーブル120が螺旋状に撚られると、その撚線対240の撚り長さがケーブル120の撚りに基づいて変化する。したがって、近接ケーブル120は、ケーブル120の一本の撚線対240の撚り長さを近接ケーブル120の撚線対240の撚り長さから区別するために、ケーブル120全体に対して異なった撚り長さで螺旋状に撚られる。
例えば、図11Aは、本発明の第3実施形態に係る近接ケーブル120−1の拡大断面図を示すものである。図11Aに示す近接ケーブル120−1は、撚線対240a、240b、240cおよび240dを含んでおり、また一方で、各々の撚線対240は初期の予め定められた撚り長さを有している。図11Aに示す2つのケーブル120−1がどちらも全体的な螺旋撚りにかけられていないと仮定すると、2つのケーブル120−1を有する撚線対240の撚り長さは同じになる。ケーブル120−1が互いに近接して配置されたときに、平行クロスオーバー点がケーブル120−1の対応する撚線対240間に、例えば、ケーブル120−1の各々の撚線対240d間に存在する。平行な撚線対240は、望ましくないことではあるが、ケーブル120−1間のエイリアン・クロストークの効果を増大させる。特に、ケーブル120−1はネスティングの影響を受け易い。
しかしながら、ケーブル120−1のそれぞれの撚線対240の撚り長さは、ケーブル120−1の予め定められた長さに沿ったどの断面点においても互いに異なるように形成される。異なる全体ねじれ撚り率をケーブル120−1の各々に適用することによって、ケーブル120−1は互いに異なるようになり、さらに、それぞれの撚線対240の初期の撚り長さが変化した結果としての撚り長さとなる。
例えば、図11Bは、ケーブル120−1が異なる全体撚り率で撚られた後の図11Aのケーブルの拡大断面図を示す。撚線対120−1の一本を、ここではケーブル120−1′として示し、また一方で、他の異なる撚線対120−1を、ここではケーブル120−1″として示す。ケーブル120−1′とケーブル120−1″とは、ここではその異なる撚り長さとそのそれぞれの撚線対240の異なった長さとなる撚り長さによって区別される。ケーブル120−1′は撚線対240a′、240b′、240c′および240d′(集合的に、「撚線対240′」とも呼ばれる)を含み、撚線対240′はその結果的に得られる撚り長さを含んでいる。ケーブル120−1″は、撚線対240a″、240b″、240c″および240d″(集合的に、「撚線対240″」とも呼ばれる)を含み、結果的に得られる撚り長さを含んでいる。
ケーブル120−1の全体撚りの効果をさらに数値による方法でさらに説明する。ある実施形態において、インチで計測した撚線対240の調整された、すなわち、結果的に得られる撚り長さ(l′)は、次式によって概概して的に得ることが可能である。ここに、「l」は元の撚線対240の撚り長さを表し、「L」はケーブルの撚り長さを表す。
Figure 2007510275
第1ケーブル120−1が、0.30インチ(7.62mm)の予め定められた撚り長さを有する撚線対240aを含んでいると仮定すると、撚線対240cの予め定められた撚り長さは0.40インチ(10.16mm)、撚線対240bの予め定められた撚り長さは0.50インチ(12.70mm)、また撚線対240dの予め定められた撚り長さは0.60インチ(15.24mm)である。第1ケーブル120−1が、4.00インチの全ケーブル撚り長さで撚られてケーブル120−1′となれば、撚線対240の予め定められた撚り長さは次のようにしっかり張られる。すなわち、撚線対240a′の得られる撚り長さは約0.279インチ(7.087mm)となり、撚線対240c′の得られる撚り長さは約0.364インチ(9.246mm)となり、撚線対240b′の得られる撚り長さは約0.444インチ(11.278mm)となり、また撚線対240d′の得られる撚り長さは約0.522インチ(13.259mm)となる。
1.最小ケーブル撚り変化量
図11Aのケーブル120−1のような近接ケーブル120は、異なる撚り長さで無作為にまたは非無作為に撚ることが可能であり、また一方で、その撚り長さ間の差異は、ケーブル120間の平行なそれぞれの撚線対240の発生を最小にするためにある一定範囲内に制限することが可能である。前述した例において、第1ケーブル120−1は4.00インチ(101.6mm)の撚り長さで撚られケーブル120−1′となり、近接している第2ケーブル120−1は4.00インチ(101.6mm)から少なくとも最小長さだけ変化した別の長さの全撚り長さで撚られる。これによって、撚線対240″の得られる撚り長さは、ケーブル120−1′の撚線対240′と平行になるように接近しすぎることはない。
例えば、図11Aに示す第2ケーブル120−1は3.00インチ(76.2mm)の撚り長さで撚られケーブル120−1″となる。ケーブル120−1″のための3.00インチ(76.2mm)のケーブル撚り長さで、ケーブル120−1″の得られる撚り長さは次のようになる。すなわち、撚線対240a″は0.273インチ(6.934mm)、撚線対120c″は0.353インチ(8.966mm)、撚線対240b″は0.429インチ(10.879mm)、また撚線対240d″は0.500インチ(12.7mm)となる。近接ケーブル120−1′、120−1″間の大きい変化が、ケーブル120−1′、120−1″のそれぞれ対応する撚線対240′、240″の撚り長さ間の差異が増大する結果となる。
したがって、図11Aに示す近接ケーブル120−1は、10メートルのケーブル部分のような少なくとも予め定められた距離に沿った各々の他の平均ケーブル撚り長さとそっくり同じではない単独の撚り長さで撚らなければならない。少なくとも最小変化だけ変わるケーブル撚り長さをもたせることによって、対応する撚線対240が非平行になるように構成される。すなわち、対応撚線対240が平行になる一定範囲内にないように構成される。この結果、ケーブル120間のエイリアン・クロストークが最小になる。これは、対応撚線対240が得られる撚り長さが異なり、また一方で、対応する撚線対240が平行撚り状態に接近しすぎないように維持されるからである。ある実施形態において、近接ケーブル120のケーブル撚り長さは、互いに所定の長さと同様に変化する。ある実施形態において、近接ケーブル120は、概して長さ方向延長部分の少なくとも予め定められた距離に沿って算出された各々の他の平均の撚り長さから所定の長さと同様に変化する個々のケーブル撚り長さを有している。ある実施形態において、所定の長さは約プラスマイナス10%である。ある実施形態において、予め定められた距離は約10メートルである。
2.最大ケーブル撚り変化量
図11Bに示すケーブル120−1′、120−1″のような近接ケーブル120は、ある一定の最大変化を越えて変化しない単独撚り長さを有することによってエイリアン・クロストークを最小にするように構成することが可能である。近接ケーブル120−1′、120−1″の撚り長さ間の変化を制限することによって、ケーブル120−1′、120−1″のそれぞれの非対応撚線対240、例えばケーブル120−1′の撚線対240b′およびケーブル120−1″の撚線対240d″がほぼ平行になることが阻止される。換言すれば、ケーブル撚り変化の制限は、ケーブル120−1″の撚線対240d″の得られる撚り長さがケーブル120−1′の撚線対240a″、240b″および240c″の得られる撚り長さにほぼ等しくなることを阻止する。撚り長さの制限は、ケーブル120−1′の撚線対240−1′における各々の撚線対240′の撚り長さが、ケーブル120−1′、120−1″の長軸に沿ったどの断面点においてもケーブル120−1″の撚線対240″撚り長さの1つに等しいだけであるように構成することが可能である。
したがって、最大ケーブル撚り変化の制限が、近接ケーブル120の個々の撚線対240の撚り長さを変化しすぎないようにする。近接ケーブル120の1つが、別のケーブル120の撚り率を比較してきつく撚られすぎていれば、近接ケーブル120の非対応撚線対240がほぼ平行になり、望ましくないことではあるが、近接ケーブル120間のエイリアン・クロストークの効果が増大する。
前述した例で全ケーブル撚り長さが4.00インチ(101.6mm)を含んでいるケーブル120−1′において、ケーブル120−1″は、ケーブル撚り長さがほぼ1.71インチ(43.434mm)の撚り長さで螺旋状に撚られた場合に締りすぎの状態で撚られることになる。1.71インチ(43.434mm)の撚り長さで、ケーブル120−1″撚線対240″の得られる撚り長さは次のようになる。すなわち、撚線対240a″は0.255インチ(6.477mm)、撚線対240c″は0.324インチ(8.230mm)、撚線対240b″は0.287インチ(7.290mm)および撚線対240d″は0.444インチ(11.278mm)である。ここで、撚線対240′、240″に対応するケーブル120−1′、120−1″は、ケーブル120−1″が3.00インチ(76.2mm)で撚られたときよりも、得られる撚り長さの変化が大きくなるが、ケーブル120−1′、120−1″の非対応撚線対240′、240″のいつくかがほぼ平行になる。より詳しく説明すると、ケーブル120−1′の撚線対240b′の得られる撚り長さは、ケーブル120−1″の撚線対240d″の得られる撚り長さとほぼ等しくなる。
したがって、ケーブル120は、それぞれの撚り率によってケーブル120間の撚線対240がほぼ平行にならないようにした状態で螺旋状に撚り合わされなければならない。これは、全体のケーブル撚り長さが特定の範囲内で徐々に増大するかまたは減少するときに特に重要である。平行条件が範囲内のある点で明らかになる。例えば、ケーブル120の撚り長さは、その撚線対240の撚り長さがある一定の得られる撚り長さ境界線を越えないような範囲に制限されるようになっている。ケーブル120をケーブル撚り長さの一定範囲内のみで撚ることによって、ケーブル120の非対応撚線対240がほぼ平行になってはならないようにする。したがって、近接ケーブル120は、撚線対240の1つの得られる撚り長さが、他ケーブル120の1つの得られる撚線対240撚り長さに等しいにすぎないように形成することが可能である。例えば、ケーブル120の対応撚線対240のみが平行の撚り長さを有している。ある実施形態において、近接ケーブル120の1つの撚線対240dは、近接ケーブル120の別の撚線対240a、240bおよび240cと平行にはならない。
ある実施形態において、ケーブル120のケーブル撚り長さのための最大変化境界線は、ケーブル120の各々の撚線対240の最大変化境界線に基づいて確立される。例えば、第1ケーブル120が次のような撚り長さを有する撚線対240a、240b、240cおよび240dを仮定すると、次のような撚り長さになる。すなわち、撚線対240aは0.30インチ(7.62mm)、撚線対240cは0.50インチ(12.7mm)、撚線対240bは0.70インチ(17.78mm)、そして、撚線対240dは0.90インチ(22.86mm)である。第1ケーブル120の撚り率は、そのケーブル120の撚線対240の撚り長さのために設定された一定の最大変化境界線によって制限される。
例えば、ある実施形態において、第1ケーブル120の撚り長さは撚線対240dの撚り長さを0.81インチ(20.574mm)未満にすることはない。撚線対240bの得られる撚り長さは0.61インチ(15.494mm)未満にならない。撚線対240cの得られる撚り長さは0.41インチ(10.414mm)未満にならない。それぞれの撚線対240の撚り長さをある特定の範囲に制限することによって、近接して配置されたケーブル120の非対応撚線対240がほぼ平行にならない。結果的に、エイリアン・クロストークの効果がケーブル120間で制限される。
したがって、ケーブル120は、ある一定の最小境界線内および最大境界線内のケーブル撚り長さを有するように形成することが可能である。より詳しく説明すると、ケーブル120は、それぞれ最小変化および最大変化によって境界付けられた範囲内で撚られなければならない。ここでは、最小変化の境界線が、ケーブル120の対応撚線対240がほぼ平行になることを阻止する手助けをしている。また一方で、最大変化の境界線が、ケーブル120の非対応撚線対240が互いにほぼ平行になることを阻止する手助けをし、これによって、ケーブル120間のエイリアン・クロストークの効果を低減させている。
3.無作為ケーブル撚り
前述のように、ケーブル120は少なくとも予め定められた長さに沿って無作為に、または非無作為に撚ることが可能である。これは、近接ケーブル120間の距離最長化を促進するだけでなく、近接して配置されたケーブル120が互いに平行になる撚線対240を有しないことを保証する手助けになる。少なくとも、ケーブル120の変化するケーブル撚り長さは、撚線対240が平行になる場合を最小にする手助けとなる。好ましくは、ケーブル120のケーブル撚り長さは、少なくとも予め定められた長さに亘って変化する一方で、前述した最大および最小ケーブル撚り変化境界線内を維持することである。
ケーブル120は、その撚線対の撚り長さが予め定められた長さに亘って連続して増大するかまたは連続して減少するように、撚り長さを連続して増大するかまたは連続して減少するように螺旋状に撚り、これによって、ケーブル120の予め定められた長さ、すなわち、撚線対240の予め定められた長さが、2つのサブセクションに分割され、さらに、これらのサブセクションが互いに近接して配置され、それゆえに、サブセクション近辺のどの点においても各サブセクションのための最接近の撚線対240が別の撚り長さを有することになる。これによって、近接ケーブル間の最接近の撚線対240が異なる撚り長さを有するようになり、すなわち、上記撚線対240が互いに平行でないことが保証されるようになり、エイリアン・クロストークが低減される。
ケーブル120が全体的に撚られたときに、ねじれ撚り率が、予め定められた長さに沿って特定の点で撚線対240に均一に付与される。しかしながら、初期の撚り長さが前述した式の1つの係数であるので、各々の撚線対240の初期の撚り長さから、得られる撚り長さまでの変化がわずかに異なることになる。図1は、それぞれ異なる撚り長さで撚られた2つの近接ケーブル120を示す。
図12は、一実施形態に係るケーブル120に付与される撚り率の変化図を示す。水平軸は、予め定められた長さに分離されたケーブル120の長さを表している。垂直軸は、ケーブル120の撚りのタイトネス(tightness)(すなわち、撚り率)を表している。図12に示すように、撚り率はケーブル120のある一定長さ(v)に至るまで、好ましくは予め定められた長さまで連続的に増大している。一定長さの終端(1v)で、撚り率はゆるい撚り率に急激に戻り、その後、少なくとも次の予め定められた長さ(2v)まで連続的に増大する。この撚りパターンは、図12に示すようにのこぎり歯状を形成する。図12に示すような撚り率を変化させることによって、予め定められた長さに沿ったケーブル120のどのセクションもいくつかのセクションに分割され、これらのセクションは初期の撚り率を共有しない。
ケーブル撚り率は、少なくとも予め定められた長さに亘って変えなければならない。好ましくは、予め定められた長さは、ケーブル120を介して送信される信号の1つの基本波長に少なくともほぼ等しい。この予め定められた長さは、基本波長が1サイクルを完了するのに十分な長さとなる。基本波長の長さは送信されるべき信号の周波数によって決定される。ある代表的な実施形態において、基本波長の長さはほぼ3メートルである。さらに、サイクル的特徴の事象が付加的なものであることは周知であり、またサイクル的問題が存在すれば多くの波長について確認する必要がある。しかしながら、1つから3つの波長距離に亘って無作為性のある形態を保証することによって、サイクル的問題を最小にすることが可能であり、あるいは潜在的に除去することさえ可能である。ある実施形態において、より長い波長の検査は無作為性を保証することが必要とされる。
したがって、予め定められた長さは、少なくともほぼ1つの基本波長の長さであるが、送信されるべき信号が有する3つの基本波長の長さ程度にすぎない。したがって、ある実施形態において、予め定められた長さはほぼ3メートルである。他の実施形態において、予め定められた長さは約10メートルである。
J.性能測定値
ある実施形態において、ケーブル120は20ギガバイト/秒に達し、またこれを超える処理量でデータを伝播することが可能である。ある実施形態において、100メートルの長さのケーブル120のシャノン容量(Shannon capacity)は、ディジタル信号処理でエイリアン・クロストーク緩和の実行なしの条件で約20ギガバイト/秒よりも大きい。
例えば、一実施形態において、ケーブル・グループ100は、約100メートル長さに亘って互いに長さ方向に近接して配置された7本のケーブル120を備える。このケーブル120では、中央に配置された1本のケーブル120が、他の6本のケーブル120によって取り巻かれている。このような構成において、ケーブル120は20ギガバイト/秒に達し、またこれを超えるデータ率で高速データ信号を送信することが可能である。
VI.別の実施形態
これまでの記述は本発明の説明を意図したものであり、限定するのもではない。ここで呈示された例以外の多くの実施形態および応用例は、当業者にとってこれまでの説明を読むことによって理解できるであろう。本発明の範囲は、上記説明を参照する代わりに、添付の特許請求の範囲を参照することによって、この特許請求の範囲により権利請求がなされているものと等価な完全なる範囲でもって決定されなければならない。ケーブルの構造に関して将来の開発が実現されるであろうし、さらに、本発明はこのような将来の実施形態に一体化されるであろうことが予期され、かつ、意図される。
長さ方向にて互いに近接して配置された2つのケーブルを含むケーブル・グループの斜視図である。 破断部を露出させたケーブルの実施形態の斜視図である。 撚線対の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るケーブルの拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るケーブルの拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るケーブルの拡大断面図である。 図4Aの実施形態に係るケーブルおよびフィラーと第2フィラーとを組み合わせた状態の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフィラーの拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフィラーの拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接点で接触している近接ケーブルの断面図である。 異なる接点における図6Aの近接ケーブルの断面図である。 エア・ポケットによって分離された図6Aの近接ケーブルの断面図である。 別のエア・ポケットによって分離された図6Aの近接ケーブルの断面図である。 第1の別の実施形態に係る長さ方向の近接ケーブルの断面図である。 図4Dの構成を使用した長さ方向の近接ケーブルおよびフィラーの断面図である。 ケーブルの長い撚り長さを有する撚線対から所定の距離をもたせて構成される近接撚線対のケーブルの第3実施形態の断面図である。 ケーブルの長さ方向に伸びるセクションに沿って図9Aとは異なる位置で示す近接撚線対のケーブルの別の断面図である。 ケーブルの長さ方向に伸びるセクションに沿って図9Aおよび図9Bとは異なる位置で示す近接撚線対のケーブルの別の断面図である。 ケーブルの長さ方向に伸びるセクションに沿って図9A〜図9Cとは異なる位置で示す近接撚線対のケーブルの別の断面図である。 さらなる実施形態に係るケーブルの拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る近接ケーブルの拡大断面図である。 各々の近接ケーブルに適用される螺旋撚りを有する図11Aの近接ケーブルの拡大断面図である。 一実施形態に係るケーブル120の所定の長さに亘って付与される撚り率の変化を示すグラフである。

Claims (40)

  1. 各々の導電体の撚線対を選択的に受承するように構成される領域を形成すると共に、選択的に受承された前記撚線対の直径に少なくともほぼ等しい長さを有する少なくとも1つの脚部を含むベース部分と、
    少なくとも予め定められた範囲で前記脚部から半径方向かつ外方に伸びている少なくとも1つの延長部とを備えることを特徴とするケーブル・フィラー。
  2. 前記ケーブル・フィラーが、少なくとも予め定められた距離に亘って概して長軸に沿って螺旋状に撚られている請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  3. 前記ケーブル・フィラーのフィラー撚り長さが、前記予め定められた距離に亘って変化する請求項2に記載のケーブル・フィラー。
  4. 前記ベース部分が、選択的に受承された前記撚線対を適切に収容するように構成される湾曲エッジを含む請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  5. 前記延長部が、拡張されてジャケットを受承するための湾曲外方エッジを形成する請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  6. 異なる断面域の延長部を各々有する少なくとも2つの脚部が設けられ、前記延長部の最大部により近く接近する前記領域の第1サブセットが、より長い撚り長さの撚線対を選択的に受承するために構成される少なくとも1つの領域を含み、また一方で、前記延長部の前記最大部にそれほど接近しない前記領域の第2サブセットが、より短い撚り長さの撚線対を選択的に受承するために構成される少なくとも1つの領域を含むように前記領域が構成されている請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  7. 前記ケーブル・フィラーが、第2ケーブル・フィラーに少なくとも予め定められた距離に沿って近接して配置されるために構成されており、さらに、前記ケーブル・フィラーが、前記第2ケーブル・フィラーに沿って少なくとも前記予め定められた距離に亘って撚られている請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  8. 前記ケーブル・フィラーが、前記予め定められた距離に沿ったいずれの点においても、前記第2ケーブル・フィラーのフィラー撚り長さとは異なるフィラー撚り長さで撚られている請求項7に記載のケーブル・フィラー。
  9. 選択的に受承された前記撚線対のいずれも、前記第2ケーブル・フィラーの選択的に受承された撚線対のわずか1つの撚り長さに等しい撚り長さを有しているにすぎない請求項8に記載のケーブル・フィラー。
  10. 前記ケーブル・フィラーおよび前記第2ケーブル・フィラーが、前記ケーブル・フィラーおよび前記第2ケーブル・フィラーの選択的に受承されたそれぞれの撚線対が異なる撚り長さを有するように異なるフィラー撚り長さで撚られている請求項7に記載のケーブル・フィラー。
  11. 異なる断面域の延長部を各々有する少なくとも2つの脚部が設けられ、前記延長部の最大部により近く接近する前記領域の第1サブセットが、より長い撚り長さの撚線対を選択的に受承するために構成される少なくとも1つの領域を含み、また一方で、前記延長部の前記最大部にそれほど接近しない前記領域の第2サブセットが、より短い撚り長さの撚線対を選択的に受承するために構成される少なくとも1つの領域を含むように前記領域が構成されている請求項7に記載のケーブル・フィラー。
  12. 前記少なくとも1つの延長部が、第1の予め定められた範囲だけ第1脚部から離れて伸びる第1延長部と、第2の予め定められた範囲だけ第2脚部から離れて伸びる第2延長部とを含み、前記第1の予め定められた範囲が、前記第2の予め定められた範囲よりも大きい請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  13. 前記第1の予め定められた範囲が、前記第2の予め定められた範囲のほぼ2倍である請求項1に記載のケーブル・フィラー。
  14. 少なくとも2つの導電体の撚線対と、
    前記撚線対の直径に少なくともほぼ等しい長さを有する少なくとも1つの脚部を有するベース部を含むフィラーと、
    前記脚部から少なくとも予め定められた範囲で半径方向かつ外方に伸びている少なくとも1つの延長部とを備えることを特徴とするケーブル。
  15. 前記撚線対が、少なくとも予め定められた長さに亘って互いに関連して螺旋状に撚られている請求項14に記載のケーブル。
  16. 前記フィラーが少なくとも予め定められた長さに亘って螺旋状に撚られており、前記フィラーのフィラー撚り長さが、前記予め定められた長さに亘って変化する請求項14に記載のケーブル。
  17. 前記ベース部分が領域を形成し、前記領域の少なくともサブセットが、より長い撚り長さの撚線対を選択的に受承するように構成されている請求項14に記載のケーブル。
  18. 前記ベース部分が、前記撚線対を適切に収容するように構成されている湾曲エッジを含む請求項14に記載のケーブル。
  19. 前記撚線対が、より長い撚り長さの撚線対と、より短い撚り長さの撚線対とを有する請求項14に記載のケーブル。
  20. 異なる長さの延長部を各々有する少なくとも2つの脚部が設けられ、前記より長い撚り長さの撚線対が、前記延長部の最長部により近く接近して配置され、また一方で、前記より短い撚り長さの撚線対が、前記延長部の前記最長部にそれほど接近して配置されていない請求項19に記載のケーブル。
  21. 異なる断面域の延長部を各々有する少なくとも2つの脚部が設けられ、前記より長い撚り長さの撚線対が、前記延長部の最大部により近く接近して配置され、また一方で、前記より短い撚り長さの撚線対が、前記延長部の前記最大部にそれほど接近して配置されていない請求項19に記載のケーブル。
  22. 前記ケーブルが、カテゴリー5、カテゴリー5eおよびカテゴリー6RJ−45ケーブルの少なくとも1つに関する工業寸法規格を満たす請求項14に記載のケーブル。
  23. 空気のようなガスを選択的に受承する空間が、前記ケーブルの断面域、および予め定められた距離に亘る前記ケーブルの容積の少なくとも一方のほぼ10%未満を示すようになっている請求項14に記載のケーブル。
  24. 前記ケーブルが、さらに、前記フィラーおよび前記撚線対を包囲するジャケットを備え、前記フィラーの誘電体、前記ジャケット、および前記撚線対の各々の絶縁体が、全て互いに関連してほぼ1の比誘電率内にある請求項14に記載のケーブル。
  25. 前記ケーブルが、さらに、前記フィラーおよび前記撚線対上に配置されるジャケットを備え、前記ジャケットは、前記撚線対を互いに関連させて概して所定の位置に固定するようになっている請求項14に記載のケーブル。
  26. 前記ジャケットが、内部ジャケットおよび外部ジャケットを含み、前記フィラーの誘電体、前記ジャケット、および前記撚線対の各々の絶縁体が、全て互いに関連してほぼ1の比誘電率内にある請求項25に記載のケーブル。
  27. 前記撚線対間の距離がほぼ0.01インチを超えて変化せず、また一方で、前記フィラーが、概して長軸に沿って螺旋状に回転している請求項25に記載のケーブル。
  28. 前記少なくとも1つの延長部の各々が、少なくとも前記予め定められた範囲だけ前記撚線対の少なくとも1つの断面域の外方エッジを越えて伸びている請求項14に記載のケーブル。
  29. 概して長軸に沿って伸びる少なくとも2つの導電体と、前記導電体を包囲する絶縁体とを有する撚線対を備え、
    前記導電体は、所定の撚り長さで概して長さ方向に前記長軸から外れるように撚られ、
    前記ケーブル・グループは、さらに、
    オフセット・フィラーと少なくとも2つの撚線対とを含み、前記撚線対は概して異なる撚り長さを有するケーブルと、
    少なくとも予め定められた距離で概して平行軸に沿って配置される少なくとも2つのケーブルとを備えることを特徴とするケーブル・グループ。
  30. 前記ケーブルが、予め定められた距離に沿って、いずれの点においても異なるケーブル撚り長さで独立して回転している請求項29に記載のケーブル・グループ。
  31. 前記ケーブルの対応撚線対が異なる仕上がり撚り長さを有するように、前記ケーブル撚り長さが互いにわずか所定の長さだけしか変化しないようになっている請求項30に記載のケーブル・グループ。
  32. 第1ケーブルの前記撚線対の前記撚り長さの各々が、前記予め定められた距離に亘って第2ケーブルの前記撚線対の前記撚り長さのわずか1つに等しい請求項30に記載のケーブル・グループ。
  33. 各々の前記ケーブルにおける撚線対の各々の前記撚り長さが、前記予め定められた距離に亘ってそれぞれの範囲内に維持されるように、前記ケーブルが異なるケーブル撚り長さで回転している請求項30に記載のケーブル・グループ。
  34. 前記少なくとも2つのケーブルが互いに螺旋状に撚られている請求項29に記載のケーブル・グループ。
  35. 前記ケーブルの前記フィラー撚り長さが異なるように、前記ケーブルの前記オフセット・フィラーが、フィラー撚り長さで前記軸に沿って回転している請求項29に記載のケーブル・グループ。
  36. 前記オフセット・フィラーが、少なくとも予め定められた範囲だけ前記撚線対の断面域を越えて伸びている請求項29に記載のケーブル・グループ。
  37. 空気のようなガスを選択的に受承する空間が、前記ケーブルの断面域、および予め定められた距離に亘る前記ケーブルの容積の少なくとも一方のほぼ10%未満を示すようになっている請求項29に記載のケーブル・グループ。
  38. 前記ケーブル・グループが、さらに、前記オフセット・フィラーを包囲するジャケットと、少なくとも2つの撚線対とを備え、前記オフセット・フィラーの誘電体、前記ジャケット、および前記撚線対の各々の絶縁体が、全て互いに関連してほぼ1の比誘電率内にある請求項29に記載のケーブル・グループ。
  39. 前記ケーブル・グループが、さらに、前記オフセット・フィラーを包囲するジャケットと、少なくとも2つの撚線対とを備え、前記オフセット・フィラーおよび前記ジャケットは、前記撚線対間の距離がほぼ0.01インチを超えて変化せず、また一方で、前記オフセット・フィラーが、概して長軸に沿って螺旋状に回転するように構成されている請求項29に記載のケーブル・グループ。
  40. 前記オフセット・フィラーが第1延長部および第2延長部を含み、前記第1延長部が前記第2延長部よりも長く、さらに、より長い撚り長さの撚線対が、前記第1延長部により近く接近して配置され、また一方で、より短い撚り長さの撚線対が、前記第2延長部により近く接近して配置されている請求項29に記載のケーブル・グループ。
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