JP2007508582A - 新規な感光性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

(a)少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;(b)構造III〜Vにおいて、[R1、R2、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基であり、または別に、R1およびR2もしくはR4、R5、およびR6のいずれか2つは一緒になって5〜7員環を形作ってよく;R3はそれぞれ独立にH、C1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基、置換されていないフェニル基、またはフェニル、アルキルもしくはハロゲン化物で置換されたフェニル基であり;QはHまたはDであり、ただし少なくとも1つのQはDであり;Dは上記に規定したとおりであり;aは1〜5の整数であり;bおよびcは0〜5の整数であるが、ただし(1)構造IIIについて、a=b=1であり、OQがともにR12C置換基に対してパラ位で置換されているなら、R1およびR2がともに同時にメチルであることはなく、(2)1≦a+b<6であり;構造Vについて、a=b=c=1であり、すべてのOQがトリフェニルメタン炭素置換基に対してパラ位にあるなら、少なくとも1つのR3はHでない]によって表わされる化合物から選択される少なくとも1つの感光性化合物;(c)少なくとも1つの溶媒;および(d)場合によっては接着促進剤を含むポジ型感光性組成物。本発明者は、この感光性組成物を使用してレリーフパターンを作成しまた電子部品を製造する方法をさらに提供する。
【化1】

Description

本発明はポジ型感光性樹脂組成物に関する。より詳しくは本発明は、ポジ型の、水性塩基で現像可能な感光性ポリベンゾオキサゾール(PBO)前駆体組成物、この感光性組成物の使用方法、およびこの使用方法によって製造される電子部品に関する。
マイクロエレクトロニクスの応用において、高温抵抗を示すポリマーは一般に周知である。このようなポリマーの前駆体、例えばポリイミドおよびポリベンゾオキサゾールは、好適な添加剤によって光反応性にされうる。そのような前駆体は高温への暴露のような既知の技術によって所望のポリマーに転化される。ポリマー前駆体は高度の耐熱性のポリマーの保護層、絶縁層、およびレリーフ構造をつくるために使用される。
慣用のポジ型感光性ポリベンゾオキサゾール(PBO)は、アルカリ可溶性のPBO前駆体および米国特許第4,371,685号に示されるジアゾキノン光活性化合物を含有する。ジアゾキノン化合物は水性塩基中へのPBO前駆体の可溶性を阻害する。露光の後、ジアゾキノン化合物は光分解を受けそしてインデンカルボン酸へと転化し、これがPBO前駆体の水性塩基への溶解性を増強する。ジアゾキノン部分構造でキャップされたアルカリ可溶性PBO前駆体をベースとするポジ型感光性処方物及びジアゾキノン光活性化合物は最近、米国特許第6,177,225 B1号および第6,127,086号に開示されている。
硬化されたPBO処方物は、高温硬化に際して起きる多数の高温反応のため、典型的に暗色である。残念ながら、ポジ型感光性処方物の硬化フィルムの色は、ワイヤーボンディングならびに他のパッケージングおよびアセンブリングの操作に際しての位置合わせのために重要である。より明るい色をしており、より透明であるフィルムは、ワイヤーボンディングならびに他のパッケージングおよびアセンブリングの操作に際する位置合わせにおいて顕著な利点をもたらす。この結果、処理量および精度の向上が得られる。日本特許公開番号09−146273には、以前に未露光であった領域をフラッド露光するために現像後に追加の露光段階が採用される、このような暗色化を抑制する方法が開示されている。このことは、追加の費用を招き、処理量をより少なくし、また組成物の硬化特性のいくつかに影響を与えるであろう。
典型的な硬化温度に際して実質的に暗色化させない高温抵抗性のフィーチャーを得るように硬化することができる感光性組成物を提供することが本発明の目的である。本発明者は、PAC骨格上にベンジル水素を欠くジアゾキノン光活性化合物を含有するポジ型ポリベンゾオキサゾール前駆体感光性処方物は、色が際立ってより明るい硬化フィルムを与えることを驚くべきことに見いだしている。PAC骨格上にベンジル水素を欠くジアゾキノン光活性化合物を使用するポジ型ポリベンゾオキサゾール感光性処方物を開示する従来の特許には、このような処方物の得られる硬化フィルムの色に関する報告は何ら開示されておらず、PBO処方物における暗色の硬化フィルムの問題にいかに対処するかも開示されていない。このような処方物は、参照によって本記載に加入されている米国特許第5,376,499号、第5,726,279号、第5,783,654号、第5,883、221号、第5,922,825号、第5,973,202号、第6,120,970号または第6,153,350号に開示されている。
本発明は、
(a)構造IまたはII:
Figure 2007508582
[式中、Ar1は4価の芳香族基、4価の複素環式基、またはこれらの混在するものであり;Ar2は珪素を含んでよい2価の芳香族基、2価の複素環式基、2価の脂環式基もしくは2価の脂肪族基またはこれらの混在するものであり;Ar3は2価の芳香族基もしくは2価の脂環式基もしくは2価の複素環式基またはこれらの混在するものであり;Dは以下の部分構造:
Figure 2007508582
(式中、RはH、ハロゲン、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、またはC5〜C7のシクロアルキル基である)
の1つであり;k1は約0.5までの任意の正値であることができ、k2は約1.5〜約2の任意の値であることができ、ただし(k1+k2)=2であり、xは約10〜約1000であり;yは約0〜約900である]
を有する少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;
(b)構造III〜V:
Figure 2007508582
(式中、R1、R2、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基であり、または別に、R1およびR2もしくはR4、R5、およびR6のいずれか2つは一緒になって5〜7員環を形作してよく;R3はそれぞれ独立にH、C1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基、非置換のフェニル基またはフェニルもしくはアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたフェニル基であり;QはHまたはDであり、ただし少なくとも1つのQはDであり;Dは上記に規定したとおりであり;aは1〜5の整数であり;bおよびcは0〜5の整数であるが、ただし(1)構造IIIについて、a=b=1であり、OQがともにR12C置換基に対してパラ位で置換されているなら、R1およびR2がともに同時にメチルであることはなく、(2)1≦a+b<6であり;構造Vについて、a=b=c=1であり、すべてのOQがトリフェニルメタン炭素置換基に対してパラ位にあるなら、少なくとも1つのR3はHでない)
によって表わされる化合物からなる群から選択される少なくとも1つの感光性化合物;
(c)少なくとも1つの溶媒;および
(d)場合によっては接着促進剤
を含むポジ型感光性樹脂組成物を提供する。
さらに本発明は、レリーフパターンを形成する方法および感光性組成物を使用して電子部品を製造する方法を提供する。この方法は、
(a)構造(I)または(II)を有する少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;上記の構造III、IVまたはVによって表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの感光性化合物;および少なくとも1つの溶媒を含有するポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
(b)コートされた基板をプリベークし;
(c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
(d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に硬化されていないレリーフ画像を形成し;そして
(e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
段階を包含する。
高温抵抗性をもつフィーチャーへ硬化することができ、典型的な硬化条件に際して実質的に暗色化しない感光性組成物を提供することが本発明の目的である。本発明者は、光活性化合物の骨格上にベンジル水素を欠くジアゾキノン光活性化合物を含有するポジ型ポリベンゾオキサゾール前駆体感光性処方物は、色が際立ってより明るい硬化されたフィルムを与えることを驚くべきことに見いだしている。この解説によって束縛されるのは好まないがベンジル水素の反応性は、高温硬化に際してジアゾキノン光活性化合物中に典型的に認められるヒドロキシルまたはスルホニル基のような置換基の存在によって影響され、そして暗色化につながるであろうと考えられる。
Figure 2007508582
従って、本発明は、
(a)構造IまたはII:
Figure 2007508582
[式中、Ar1は4価の芳香族基、4価の複素環式基、またはこれらの混在するものであり;Ar2は珪素を含んでよい2価の芳香族基、2価の複素環式基、2価の脂環式基もしくは2価の脂肪族基またはこれらの混在するものであり;Ar3は2価の芳香族基もしくは2価の脂環式基、2価の複素環式基またはこれらの混在するものであり;Dは以下の構造部分:
Figure 2007508582
(式中、RはH、ハロゲン、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、またはC5〜C7のシクロアルキル基である)
の1つであり;k1は約0.5までの任意の正値であることができ、k2は約1.5〜約2の任意の値であることができ、ただし(k1+k2)=2であり、xは約10〜約1000であり;yは約0〜約900である]
を有する少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;
(b)構造III〜V:
Figure 2007508582
(式中、R1、R2、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基であり、または別に、R1およびR2もしくはR4、R5、およびR6のいずれか2つは一緒になって5〜7員環を形成してよく;R3はそれぞれ独立にH、C1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状または分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基、非置換のフェニル基またはフェニルもしくはアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたフェニル基であり;QはHまたはDであり、ただし少なくとも1つのQはDであり;Dは上記に規定したとおりであり;aは1〜5の整数であり;bおよびcは0〜5の整数であるが、ただし(1)構造IIIについて、a=b=1であり、OQがともにR12C置換基に対してパラ位で置換されているなら、R1およびR2がともに同時にメチルであることはなく、(2)1≦a+b<6であり;構造Vについて、a=b=c=1であり、すべてのOQがトリフェニルメタン炭素置換基に対してパラ位にあるなら、少なくとも1つのR3はHでない)
によって表わされる化合物からなる群から選択される少なくとも1つの感光性化合物;
(c)少なくとも1つの溶媒;および
(d)場合によっては接着促進剤
を含むポジ型感光性樹脂組成物を提供する。
構造Iのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーは構造(VI)、(VII)、および(VIII)
Figure 2007508582
(式中、Ar1、Ar2、Ar3、xおよびyはすでに規定したとおりであり、そしてWはC(O)Cl、COOHまたはC(O)OR9であり、ここでR9はC1〜C7の線状もしくは分枝状のアルキル基またはC5〜C8のシクロアルキル基である)
を有するモノマーを塩基の存在下で反応させることにより合成することができる。
構造(VI)でAr1は4価の芳香族基、4価の複素環式基、またはこれらの混在するものである。Ar1の例には
Figure 2007508582
(式中、X1は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−、−NHCO−または−SiR8 2−であり、各々のR8は独立にC1〜C7の線状もしくは分枝状のアルキル基またはC5〜C8のシクロアルキル基である)
があるが、これらに限定されない。R8の例には−CH3、−C25、n−C37、i−C37、n−C49、t−C49、およびシクロヘキシルがあるが、これらに限定されない。
Ar1を含む構造(VI)を有するモノマーの例には、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジヒドロキシ−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジヒドロキシベンジジン、4,6−ジアミノレゾルシノール、および2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンがあるが、これらに限定されない。構造VIのモノマー中での2つのヒドロキシ基および2つのアミノ基の置換パターンは、可能な任意の置換パターンであってよいが、ただし各々のアミノ基は、ベンゾオキサゾール環を形成することができるようにヒドロキシル基に対してオルト位の関係をもつとする。さらにまた、構造Iのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーは、構造VIによって表わされる2つまたはそれ以上のモノマーの混合物を使用して合成されることができる。
構造(VII)においてAr2は、珪素を含んでよい2価の芳香族基、2価の複素環式基、2価の脂環式基、または2価の脂肪族基である。Ar2の例には
Figure 2007508582
(式中、X1は上記に規定した通りであり、X2は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−または−NHCO−であり;ZはHまたはC1〜C8の線状もしくは分枝状のアルキル基またはC5〜C8のシクロアルキル基であり、そしてpは1〜6の整数である)
があるが、これらに限定されない。好適なZ基の例にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−オクチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロオクチルがあるが、これらに限定されない。
Ar2を含む構造(VII)を有するモノマーの例には、5(6)−アミノ−1−(4−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン(DAPI)、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、2,4−トリレンジアミン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルケトン、3,3’−ジアミノジフェニルケトン、3,4’−ジアミノジフェニルケトン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノ−フェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(γ−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、2,3,5,6−テトラメチル−p−フェニレンジアミン、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、メチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、3−メトキシヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、2,5−ジメチルノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、1,10−ジアミノ−1,10−ジメチルデカン、2,11−ジアミノドデカン、1,12−ジアミノオクタデカン、2,17−ジアミノエイコサン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−アミノノルボニル)メタン、3,3’−ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、および4,4’−ジアミノジフェニルサルファイド、2,6−ジアミノピリジン、2,5−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノ−4−トリフルオロメチルピリジン、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサジアゾール、1,4−ジアミノシクロヘキサン、ピペラジン、4,4’−メチレンジアニリン、4,4’−メチレン−ビス(o−クロロアニリン)、4,4’−メチレン−ビス(3−メチルアニリン)、4,4’−メチレン−ビス(2−エチルアニリン)、4,4’−メチレン−ビス(2−メトキシアニリン)、4,4’−オキシ−ジアニリン、4,4’−オキシ−ビス−(2−メトキシアニリン)、4,4’−オキシ−ビス−(2−クロロアニリン)、4,4’−チオ−ジアニリン、4,4’−チオ−ビス−(2−メチルアニリン)、4,4’−チオ−ビス−(2−メトキシアニリン)、4,4’−チオ−ビス−(2−クロロアニリン)、および3,3’−スルホニル−ジアニリンがあるが、これらに限定されない。さらにまた、構造Iのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーは、構造VIIによって表わされる2つまたはそれ以上のモノマーの混合物を使用して合成されることができる。
構造(VIII)においてAr3は2価の芳香族基、2価の脂肪族基、2価の複素環式基、またはこれらの混在するものである。Ar3の例には
Figure 2007508582
(式中、X2は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−、または−NHCOである)
があるが、これらに限定されない。
構造(VIII)において、WはC(O)Cl、COOHまたはC(O)OR9であり、ここで−R9はC1〜C7の線状もしくは分枝状のアルキル基またはC5〜C8のシクロアルキル基である。R9の例には−CH3、−C25、n−C37、i−C37、n−C49、t−C49、およびシクロヘキシルがあるが、これらに限定されない。構造VIIIを有するモノマーは二酸、二酸ジクロライドおよびジエステルである。好適なジカルボン酸(W=COOH)の例には4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸およびこれらの混合物があるが、これらに限定されない。好適な二酸クロライド(W=C(O)Cl)の例にはイソフタロイルジクロライド、フタロイルジクロライド、ターフタロイルジクロライド、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸ジクロライドおよびこれらの混合物があるが、これらに限定されない。好適なジカルボン酸エステル(W=CO29)の例にはジメチルイソフタレート、ジメチルフタレート、ジメチルターフタレート、ジエチルイソフタレート、ジエチルフタレート、ジエチルターフタレートおよびこれらの混合物があるが、これらに限定されない。
ポリマー(I)はモノマー(VI)および(VII)および(VIII)の反応によって合成されることができる。ジカルボン酸またはそのジクロライドもしくはジエステルを、少なくとも1つの芳香族および/または複素環式ジヒドロキシジアミンと、そして場合によっては少なくとも1つのジアミンと反応させる慣用の任意の方法が用いられれてよい。一般に、二酸クロライド(W=C(O)Cl)に関する反応はほぼ化学量論的な量のアミン塩基の存在下で約−10〜約30℃で約6〜約48時間行われる。好適なアミン塩基の例には、ピリジン、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、ジメチルピリジン、およびジメチルアニリンがあるが、これらに限定されない。構造Iのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーは水中への沈殿、濾過による回収および乾燥によって単離することができる。ジエステルまたは二酸を使用する好適な合成方法の記載は、参照によって本記載に加入されている米国特許第4,395,482号、第4,622,285号、および第5,096,999号に見いだされるであろう。
好ましい反応溶媒はN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ガンマ−ブチロラクトン(GBL)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセドアミド(DMAc)、ジメチル−2−ピペリドン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、およびジグリムである。最も好ましい溶媒はN−メチル−2−ピロリドン(NMP)およびガンマ−ブチロラクトン(GBL)である。
構造VI、VIIおよびVIIIを有するモノマーは、[(VI)+(VII)]/(VIII)の比が一般に約0.9〜約1.1であるように用いられる。[(VI)+(VII)]/(VIII)の比は一般に約0.92〜約1.08であるのが好ましい。構造(VI)を有するモノマーは[(VI)+(VII)]の約10〜約100モル%使用され、また構造(VII)を有するモノマーは[(VI)+(VII)]の約0〜約90モル%使用される。ポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー中の構造VIおよびVIIを有するモノマーから得られるポリマー単位(構造IおよびIIにおいてカッコで囲まれた部分)の分布は、ランダムであるかまたはその中でブロックになっていてよい。
構造IおよびIIで、xは約10〜約1000の整数であり、yは約0〜約900の整数であり、(x+y)は大体1000より小さい。xに関する好ましい範囲は約10〜約300であり、yに関する好ましい範囲は約0〜約250である。xに関する一層好ましい範囲は約10〜約100であり、またyに関する一層好ましい範囲は約0〜約100である。xに関する最も好ましい範囲は約10〜約50であり、yに関する最も好ましい範囲は約0〜約5である。(x+y)の量は構造IまたはIIのポリマーの数平均分子量(Mn)を反復単位の平均分子量によって除することにより算出されることができる。Mnの値は、例えばJan Rabek,Experimental Methond in Polymer Chemistry,John Wiley & Sons,New York,1983に記載されているように膜浸透圧法またはゲルパーミエーションクロマトグラフィーのごとき標準的な方法によって測定することができる。
反応1によると、得られるポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー(I)は、
Figure 2007508582
(式中、Ar1、Ar2、Ar3、D、k1、k2、xおよびyは上記に規定したとおりである)
に従って、塩基の存在下で約1〜50モル%(構造VIのモノマーからのOH基の数に基づく)の少なくとも1つのジアゾキノン(DCl)と場合によっては反応させて構造(II)のポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーを生成させることができる。約1〜40モル%と反応させるのがより好ましい。
構造(I)のポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーと反応させることができるジアゾキノン化合物DClの例には、以下のもの
Figure 2007508582
(式中、RはH、ハロゲン、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、またはシクロヘキシルである)
があるが、これらに限定されない。好適なR基の例には、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチルおよびsec−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、シクロペンチルまたはシクロヘキシルがあるが、これらに限定されない。好ましいDClは
Figure 2007508582
であり、また最も好ましいDClはRがHである同じ部分構造である。
一般に反応は塩基の存在下、約0〜約30℃で約3〜約24時間溶媒中で実施される。通常、DClに対してわずかに過剰の塩基が用いられる。塩基の例には、ピリジン、トリアルキルアミン、メチルピリジン、ルチジン、n−メチルモルホリンなどのようなアミン塩基があるが、これらに限定されない。最も好ましい塩基はトリエチルアミンである。好ましい反応溶媒はN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ガンマ−ブチロラクトン(GBL)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチル−2−ピペリドン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、ジグリムおよびテトラヒドロフラン(THF)である。最も好ましい溶媒はテトラヒドロフラン(THF)およびガンマ−ブチロラクトン(GBL)である。反応混合物は化学線から保護されるべきである。
DClのモル量は、約0.01〜約0.5のk1を得るように、構造VIのモノマーからのOH基の量の約1〜約50%の範囲にあることができる。DClの好ましい量は、約0.01〜約0.40のk1を得るように、構造VIのモノマーからのOH基の量の約1〜約40%の範囲にある。DClの一層好ましい量は、約0.01〜約0.10のk1を得るように、構造VIのモノマーからのOH基の量の約1〜約10%の範囲にある。DClの一最もましい量は、約0.01〜約0.05のk1を得るように、構造VIのモノマーからのOH基の量の約1〜約5%の範囲にある。
本発明の光活性組成物は、構造III、IVおよびV:
Figure 2007508582
(式中、R1、R2、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基であり、または別に、R1およびR2もしくはR4、R5、およびR6のいずれか2つは一緒になって5〜7員環を形成してよく;R3はそれぞれ独立にH、C1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基、非置換のフェニル基またはフェニルもしくはアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたフェニル基であり;QはHまたはDであり、ただし少なくとも1つのQはDであり;aは1〜5の整数であり;bおよびcは0〜5の整数であるが、ただし(1)構造IIIについて、a=b=1であり、OQがともにR12C置換基に対してパラ位で置換されているなら、R1およびR2がともに同時にメチルであることはなく、(2)1≦a+b<6であり;そして構造Vについて、a=b=c=1であり、すべてのOQがトリフェニルメタン炭素置換基に対してパラ位にあるなら、少なくとも1つのR3はHでない)
によって表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの光活性化合物をさらに含む。
好適なR1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7基の例には、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、2−フェニルプロピル、1−メチル−1−フェニルエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、3−クロロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロペンチルおよび3−クロロシクロヘキシルがあるが、これらに限定されない。R1およびR2または5〜7員環を形成するR4、R5およびR6の任意の2つの例には、シクロペンチレンおよびシクロヘキシレンがあるが、これらに限定されない。R3の追加的な好適な例にはフェニル、ビフェニル、4−クロロフェニル、2−エチルフェニル、および2,4,6−トリメチルフェニルがあるが、これらに限定されない。
構造III〜VでQはHまたはDであり、ここでDは以下の部分構造:
Figure 2007508582
(式中、RはH、ハロゲン、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基またはC5〜C7のシクロアルキル基である)
の1つである。好ましいDは
Figure 2007508582
である。最も好ましいDは
Figure 2007508582
である。好適なR基の例には、クロロ、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、シクロペンチルまたはシクロヘキシルがあるが、これらに限定されない。
構造III、IVおよびVによって表わされる化合物の好ましい例には、
Figure 2007508582
Figure 2007508582
(式中のQおよびDの定義はすでに述べたとおりである)
があるが、これらに限定されない。
構造
Figure 2007508582
III、IVおよびVによって表わされる化合物の最も好ましい例には、
Figure 2007508582
Figure 2007508582
があるが、これらに限定されない。
光活性化合物の製造に典型的に使用されるフェノール化合物(つまり骨格)は好適な任意の方法によって製造されることができる。普通の合成方法は、好適なフェノール誘導体をメタノールのような溶媒の存在で好適なアルデヒドまたはケトンと反応させることによる。反応は最もしばしば、強酸(例えば硫酸またはp−トルエンスルホン酸)によって触媒される。反応は一般に約15〜約80℃で約3〜約48時間にわたって実施される。光活性化合物は骨格のDClとの反応によって合成される。一般に反応は塩基の存在下約0〜約30℃で約4〜約36時間にわたって溶媒中で実施される。一般にDClに対して僅かに過剰な塩基が用いられる。塩基の例には、ピリジン、トリアルキルアミン、メチルピリジン、ルチジン、n−メチルモルホリンなどのようなアミン塩基があるが、これらに限定されない。最も好ましい塩基はトリエチルアミンである。好ましい反応溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)、ガンマ−ブチロラクトン(GBL)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトン、N,N−ジメチルアセタミド(DMAc)、ジメチル−2−ピペリドン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホランおよびジグリムである。最も好ましい溶媒はテトラヒドロフラン(THF)、アセトンおよびガンマ−ブチロラクトン(GBL)である。反応混合物は化学線から保護されるべきである。
DClのモル量は、光活性化合物の骨格中のOH基の量の約25〜約100%の範囲にあるであろう。DClの好ましい量は、光活性化合物の骨格中のOH基の量の約40〜約98%の範囲である。DClの一層好ましい量は、光活性化合物の骨格中のOH基の量の約50〜約98%の範囲にあるであろう。
本発明のポジ型感光性組成物は少なくとも1つの溶媒をさらに含有する。好適な溶媒には、有機溶媒であり、すなわちN−メチルピロリドン(NMP)、ガンマ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセタミド(DMAc)、ジメチル−2−ピペリドン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、およびこれらの混合物があるが、これらに限定されない。好ましい溶媒はガンマ−ブチロラクトンおよびN−メチルピロリドンである。最も好ましい溶媒はガンマ−ブチロラクトンである。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、構造(I)または(II)の少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーを全組成物の約5〜約50重量%含む。ポリベンゾオキサゾール前駆体(I)または(II)の一層好ましい量は約10〜約45重量%である。ポリベンゾオキサゾール前駆体(I)または(II)のより一層好ましい量は約15〜約43重量%である。ポリベンゾオキサゾール前駆体(I)または(II)の最も好ましい量は約20〜約40重量%である。
感光性組成物中で使用されるポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーは構造Iによって表わされるポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー、構造IIによって表わされるポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー、またはこれらの混合物を含んでよい。構造IおよびIIによって表わされるポリマーは任意の比率で配合されてよい。好ましい感光性組成物には、構造Iによって表わされる少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーと構造IIによって表わされる少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーとの混合物、または構造IIによって表わされる少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーを使用するものが含まれる。一層好ましい感光性組成物には、構造IIによって表わされる少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーが使用される。
本発明の組成物中で使用される構造III、IVおよびVによって表わされる感光性化合物の量は、組成物の全重量約1〜約20重量%、好ましくは約2〜約10重量%、そして最も好ましくは約3〜約5重量%である。ジアゾキノン化合物III、IVおよびVは任意の好適な比率で一緒に配合されてよい。
溶媒は感光性組成物の約40〜約80重量%を占める。溶媒の好ましい範囲は約45〜約70重量%である。溶媒の一層好ましい範囲は約50〜約65重量%である。
場合によっては感光性組成物中に接着促進剤が含められてよい。使用するなら接着促進剤の量は約0.1〜約2重量%の範囲にある。接着促進剤の好ましい量は約0.2〜約1.5重量%である。接着促進剤の一層好ましい量は約0.3〜約1重量%である。好適な接着促進剤には、例えばアミノシラン、およびその混合物または誘導体がある。本発明で使用されてよい好適な接着促進剤の例は構造IX
Figure 2007508582
(式中、各々のR10は独立にC1〜C4のアルキル基またはC5〜C7のシクロアルキル基であり、各々のR11は独立にC1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、C5〜C7のシクロアルキル基またはC5〜C7のシクロアルコキシ基であり;dは0〜3の整数であり、nは1〜約6の整数である)
によって表わされることができる。R12は以下の部分構造:
Figure 2007508582
(式中、各々のR13およびR14は独立にC1〜C4のアルキル基またはC5〜C7のシクロアルキル基であり、R15はC1〜C4のアルキル基またはC5〜C7のシクロアルキル基である)
の1つである。好ましい接着促進剤はR12
Figure 2007508582
であるものである。
一層好ましい接着促進剤はR12
Figure 2007508582
であるものである。
最も好ましい接着促進剤は
Figure 2007508582
である。
本発明の感光性組成物は他の添加剤をさらに含有してよい。好適な添加剤には例えば平坦化剤、溶解防止剤などがある。このような添加剤は、光活性剤とポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーIおよびIIとの合計重量の約0.1〜10重量%で感光性組成物中に含められてよい。
さらにまた、本発明は感光性組成物を使用してレリーフパターンおよび電子部品をつくる方法に関する。
この方法は、
(a)構造(I)または(II)を有する少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;上記の構造III、IVまたはVによって表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの感光性化合物;および少なくとも1つの溶媒を含有するポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
(b)コートされた基板をプリベークし;
(c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
(d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することにより、コートされた基板上に硬化されていないレリーフ画像を形成し;そして
(e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
段階を包含する。
感光性組成物の基板への適切な接着を確保するために、場合によって基板は、第1のコーティング段階の前に(外部的な)接着促進剤で処理されてよく、または感光性組成物に内部的接着促進剤が使用されてよい。基板を接着促進剤で処理するのに好適である、当業者に知られた任意の方法が採用されてよい。例には、接着促進剤の蒸気、溶液または100%濃度のものでの処理がある。処理の時間および温度は特定の基板、接着促進剤、および高められた温度を用いてよい方法に依存するであろう。任意の好適な外部的接着促進剤が用いられてよい。好適な外部的接着促進剤の種類には、ビニルアルコキシシラン、メタクリルオキシアルコキシシラン、メルカプトアルコキシシラン、アミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシランおよびグリシドキシアルコキシシランがあるが、これらに限定されない。アミノシランおよびグリシドキシシランが一層好ましい。第1級アミノアルコキシシランが一層好ましい。好適な外部的接着促進剤の例には、ガンマ−アミノプロピルトリメトキシ−シラン、ガンマ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、ガンマ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピルジメトキシメチルシランおよび3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランがあるが、これらに限定されない。ガンマ−アミノプロピルトリメトキシシランが一層好ましい。“Silane Coupling Agent”Edwin P.Plueddemann,1982 Plenum Press,New Yorkには追加的な好適な接着促進剤が記載されている。本方法には、コートされ暴露された基板を現像に先立って高められた温度で暴露後ベークする段階を場合によっては包含してよい。さらに別な段階は、現像された基板を硬化に先立ってリンスすることである。
本発明のポジ型光活性樹脂は好適な基板上にコートされる。基板は例えばシリコンウェーファのような半導体物質またはセラミック物質、ガラス、金属もしくはプラスチックであってよい。コーティング方法には、噴霧コーティング、スピンコーティング、オフセット印刷、ローラーコーティング、スクリーン印刷、押し出しコーティング、メニスカスコーティング、カーテンコーティング、および浸漬コーティングがあるが、これらに限定されない。得られるフィルムは高められた温度でプリベークされる。ベークは、その方法に応じて大体数分から大体1/2時間までにわたって約70〜約120℃のベーク温度内の1つまたはそれ以上の温度で完了し、残留する溶媒が蒸発されるであろう。任意の好適なベーキング手段が用いられてよい。好適なベーク手段の例には、ホットプレートおよび対流オーブンがあるが、これらに限定されない。得られる乾燥フィルムは約3〜約20ミクロンまたは一層好ましくは約4〜約15ミクロンまたは最も好ましくは約5〜約10ミクロンの厚さを有する。
ベーク段階の後、得られるフィルムはマスクを通して好ましいパターンで化学線に対して暴露される。化学線としてX線、電子ビーム、紫外線、可視光線などが使用できる。最も好ましい化学線は波長436nm(g−線)および365nm(i−線)のものである。
化学線への暴露に続いて、暴露されそしてコートされた基板を場合による段階において約70〜120℃の間の温度に加熱するのが有利であろう。暴露されそしてコートされた基板はこの温度範囲で短時間、典型的には数秒から数分加熱され、また任意の好適な加熱手段を用いて実施されてよい。好ましい手段にはホットプレート上のまたは対流オーブン内のベークがある。通例このプロセス段階は技術上、暴露後ベークと称される。
次に水性現像液を使用してフィルムが現像されそしてレリーフパターンが形成される。水性現像液は水性塩基を含有する。好適な塩基には、無機アルカリ(例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アンモニア水)、第1級アミン(例えばエチルアミン、n−プロピルアミン)、第2級アミン(例えばジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン)、第3級アミン(例えばトリエチルアミン)、アルコールアミン(例えばトリエタノールアミン)第4級アンモニウム塩(例えばテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド)、およびこれらの混合物があるが、これらに限定されない。使用される塩基の濃度は、使用されるポリマーの塩基溶解度および使用される特定の塩基に応じて変化するであろう。最も好ましい現像液はテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)を含有するものである。TMAHの好適な濃度は約1〜約5%の範囲にある。加えて、好適な量の界面活性剤が現像液に添加することができる。現像は浸漬、噴霧、パッドリング、または他の類似する現像方法によって約10〜40℃の温度で約30秒〜約5分にわたって実施することができる。現像の後、レリーフパターンは脱イオン水を使用して場合によってはリンスされ、スピニングにより、ホットプレート上での、オーブン内でのベーク、または他の好適な手段によって乾燥されてよい。
最終的な高耐熱性のパターンを得るために、硬化されていないレリーフパターンを硬化することによりベンゾオキサゾール環が次に形成される。高耐熱性を付与するベンゾオキサゾール環を得るために、現像され、硬化されていないレリーフパターンを感光性組成物のガラス転移温度Tgまたはそれを越える温度でベークすることにより硬化が実施される。典型的に約200℃を越える温度が用いられる。
Figure 2007508582
約250〜400℃の温度を用いるのが好ましい。硬化時間は、用いる特定の加熱方法に応じて約15分〜約24時間である。硬化時間の一層好ましい範囲は約20分〜約5時間であり、硬化時間の最も好ましい範囲は約30分〜約3時間である。硬化は空気中でまたは好ましくは窒素遮蔽下で行われ、また任意の好適な加熱装置によって実施されることができる。好ましい手段にはホットプレート上または対流オーブン内でのベークが含まれる。
加えて、本発明にはその組成物を使用することにより得られる電子部品が含まれる。
本発明を説明するために以下の実施例を提示する。本発明は記載する実施例に限定されないことを理解すべきである。
合成例1
構造Iaを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
機械式撹拌機、窒素流入口および添加漏斗を備えた100mLの3つ口丸底フラスコに、ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン3.66g(10ミリモル)、ピリジン1.70g(21ミリモル)およびN−メチル−2−ピロリドン(NMP)15gを入れた。すべての固形物が溶解するまで溶液を室温で撹拌し、次に0〜5℃の氷浴上で冷却した。この溶液にNMP10gに溶解したイソフタロイルクロライド1.01g(5ミリモル)および1,4−オキシジベンゾイルクロライド1.477g(5ミリモル)を滴加した。添加終了後、得られる混合物を室温で18時間撹拌した。激しく撹拌した脱イオン水800mL中で粘稠な溶液を沈殿させた。ポリマーを濾過によって収集しそして脱イオン水でそして水/メタノール(50/50)混合物で洗浄した。ポリマーを真空下、105℃で24時間乾燥した。収率はほとんど定量的であり、またポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.36dL/gであった。
合成例2
別なモノマー比を有する構造Iaのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
合成例1を反復したが、ただし二酸ジクロライド混合物のモル比は1:1から0.91:1に減少した。ポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.23dL/gであった。
合成例3
構造IIaを有するポリベンゾオキサゾー前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
機械式撹拌機を備えた100mLの3つ口丸底フラスコに、合成例1で得たポリマー5.42g(10.0ミリモル)およびテトラヒドロフラン(THF)50mLを入れた。混合物を10分間撹拌しそして固形物を完全に溶解させた。次に2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド0.81g(3ミリモル)を添加しそして混合物をさらに10分間撹拌した。トリエチルアミン0.3g(3ミリモル)を15分以内で徐々に添加し、次いで反応混合物を5時間撹拌した。次いで反応混合物を激しく撹拌した脱イオン水500mLに徐々に添加した。沈殿した生成物を濾過によって分離しそして200mLの脱イオン水で洗浄した。生成物に別な脱イオン水600mLを添加しそして混合物を30分激しく撹拌した。濾過の後生成物を脱イオン水100mLで洗浄した。単離された生成物を40℃で一晩乾燥した。収率は91%であった。
合成例4
別なモノマー比を有する構造IIaのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
合成例3を反復したが、ただし合成例2で得たポリマーを3モル%の2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライドと反応させた。ポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.21dL/gであった。
合成例5
構造Ibを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
機械式撹拌機、窒素流入口および熱電対を備えた20Lの反応器に、ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン1500g(4.09モル)、ピリジン622g(7.86モル)およびN−メチル−2−ピロリドン(NMP)7250gを入れた。すべての固形物が溶解するまで溶液を室温で撹拌し、次に0〜5℃の氷浴上で冷却した。この溶液にNMP2760gに溶解したテレフタロイルクロライド291g(1.43モル)および1,4−オキシジベンゾイルクロライド634.5g(2.15モル)をダイアフラムポンプおよびテフロン(登録商標)移送管を使用して添加した。ポンプおよびテフロン(登録商標)移送管をNMP200gを使用して洗滌し、次ぎにこれを溶液に添加した。添加終了後、得られる混合物を室温で18時間撹拌した。激しく撹拌した脱イオン水140L中で粘稠な溶液を沈殿させた。ポリマーを濾過によって収集しそして脱イオン水35Lおよび水/メタノール(50/50)混合物35Lで洗浄した。ポリマーを真空下、75℃で24時間乾燥した。収率はほとんど定量的であり、またポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.183dL/gであった。
合成例6
構造IIbを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
合成例3を反復したが、ただし合成例5からのポリマーを使用し、ポリマーのOH基の全体の数に対する2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライドの比を0.02に変更した。収率は96%であり、ポリマーの固有粘度はNMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.201dL/gであった。
合成例7
構造Icを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
機械式撹拌機、窒素流入口および熱電対を備えた20Lの反応器に、ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン1500g(4.09モル)、ピリジン622g(7.86モル)およびN−メチル−2−ピロリドン(NMP)5000gを入れた。すべての固形物が溶解するまで溶液を室温で撹拌し、次に0〜5℃の氷浴上で冷却した。この溶液にNMP2960gに溶解したテレフタロイルクロライド212.0g(1.04モル)、イソフタロイルクロライド212.0g(1.04モル)および1,4−オキシジベンゾイルクロライド411.0g(1.39モル)をダイアフラムポンプおよびテフロン(登録商標)移送管を使用して添加した。ポンプおよびテフロン(登録商標)移送管をNMP200gを使用して洗滌し、次ぎにこれを溶液に添加した。添加終了後、得られる混合物を室温で18時間撹拌した。激しく撹拌した脱イオン水140L中で粘稠な溶液を沈殿させた。ポリマーを濾過によって収集し、そして脱イオン水35Lそして水/メタノール(50/50)混合物で洗浄した。ポリマーを真空下、75℃で24時間乾燥した。収率はほとんど定量的であり、そしてポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.205dL/gであった。
合成例8
構造IIcを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの合成
Figure 2007508582
合成例3を反復したが、ただし合成例7からのポリマーを使用し、そしてポリマーのOH基の全体の数に対する2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライドの比を0.025に変更した。収率は96%であり、またポリマーの固有粘度はNMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.201dL/gであった。
合成例9
構造Idを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの製造
Figure 2007508582
機械式撹拌機、窒素流入口および温度計を備えた1Lの3つ口反応フラスコに、ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン69.54g(0.1899モル)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル2.0g(0.0099モル)、ピリジン30.19g(0.3817モル)およびN−メチル−2−ピロリドン(NMP)1899.85gを入れた。すべての固形物が溶解するまで溶液を室温で撹拌し、次に−15℃の氷浴中で冷却した。この溶液にNMP190.3gに溶解したイソフタロイルクロライド18.4g(0.091モル)および1,4−オキシジベンゾイルクロライド26.86g(0.091モル)を添加漏斗を使用して添加した。添加終了後、得られる混合物を室温で18時間撹拌した。激しく撹拌した脱イオン水6.5L中で粘稠な溶液を沈殿させた。ポリマーを濾過によって収集し、そして脱イオン水2×1Lで洗浄した。ポリマーをまず30分間空気乾燥した後、脱イオン水3200mlとメタノール3200mlとの混合物を使用して再度スラリー化した。ポリマーをろ過によって収集し、脱イオン水2×1で洗浄した。次にポリマーを24時間空気乾燥し、次に真空下40℃で60時間乾燥した。収率はほとんど定量的であり、またポリマーの固有粘度は、NMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.198dL/gであった。
合成例10
構造IIdを有するポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの合成
合成例2を反復したが、ただし合成例9からのポリマーを使用し、そしてポリマーのOH基の全体の数に対する2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライドの比を0.0222に変更した。収率は96%であり、そしてポリマーの固有粘度はNMP中で濃度0.5g/dL、25℃で測定して0.193dL/gであった。
実施例1
以下のポジ型感光性組成物を製造した:合成例4で得たポリマー100部、ビスフェノールAP PAC11.9部、ジフェニルシランジオール5部をGBL中に溶解しそして濾過した。
Figure 2007508582
この組成物3mlをシリコンウェーファ上に毎分2000回転でスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で3分ベークし、厚さ1.42μmのフィルムを得た。次いでウェーファをN2パージの下に真空オーブン内で硬化した。オーブン硬化プログラムは100℃に始まりそして毎分5℃の割合で350℃まで昇温する。硬化物を350℃に1時間保持し、次に2時間にわたって100℃まで冷却した。硬化されたフィルムの厚さを測定すると1.21μmであった。次に、硬化されたフィルムを沸騰水中でシリコンウェーファから剥がした。このフィルムの色は明黄色であった。
比較例1
以下のポジ型感光性組成物を製造した:合成例4で得たポリマー100部、構造XをもつPAC11.9部、ジフェニルシランジオール5部をGBL390部中に溶解しそして濾過した。構造XにおいてQ2は20%がHであり、80%が下記に示す構造のジアゾキノンである。
Figure 2007508582
この組成物3mlをシリコンウェーファ上に毎分2000回転でスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で3分ベークし、厚さ1.51μmのフィルムを得た。次いでウェーファをN2パージの下に真空オーブン内で硬化した。オーブン硬化プログラムは100℃に始まりそして毎分5℃の割合で350℃まで昇温した。硬化物を350℃に1時間保持し、次に2時間にわたって100℃まで冷却した。硬化されたフィルムの厚さを測定すると1.34μmであった。次に、硬化されたフィルムを沸騰水中でシリコンウ
ェーファから剥がした。このフィルムの色は実施例1のフィルムよりはるかに暗い色であった。
実施例2〜9
以下のポジ型感光性組成物を製造した:合成例4で得たポリマー100部、ビスフェノールAP PAC11.9部、ジフェニルシランジオール5部および表1に列挙する接着促進剤3部をGBL170部中に溶解しそして濾過した。各々の組成物3mlをそれぞれのシリコンウェーファ上に毎分2100回転でスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で3分ベークして、プロフィロメータで測定したとき厚さ9.8μmの各組成物のフィルムを得た。次にKarl Suss Exposure Alignerを使用して、ウェーファを接着試験マスクを通して露光した。マスクは2mm×2mmの正方形パッド100個を含む4つの領域を画像形成する。次に、コートされたウェーファをOPD 4262、Arch Chemicalsのテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水性現像液を使用して現像した。現像液スプレイに45秒間曝しつつ回転速度500rpmでウェーファを回転した。次にウェーファを脱イオン水で15秒間リンスし、次に30秒間回転乾燥した。次いでウェーファをN2パージの下に真空オーブン内で硬化した。オーブン硬化プログラムは100℃に始まりそして毎分5℃の割合で350℃まで昇温した。温度を350℃に1時間保持し、次に2時間にわたって100℃まで低下した。硬化されたフィルムはすべて明るい色をしていた。硬化されたウェーファを脱イオン水1ガロンの入ったプレッシャークッカー内に入れた。プレッシャークッカーを1700時間121℃に加熱した(圧力は2.05バールであった)。この物質の接着性を、ASTM D−3359−83 Method B試験を用いていろいろな時間に測定した。100のパッドすべてをカバーする問題の領域に3M Tape#681(幅1インチあたり30オンス)を貼った。テープをすばやく除去し、そしてこの物質を検査し、またASTM D−3359−83 Method Bに概説されている基準に基づき0(最悪)から5(最良)に評価した。結果を表1に示した。
Figure 2007508582
これらの結果は実施例2〜9の組成物すべてが、樹脂の3%レベルで接着促進剤を使用するとき優れた接着性を有しまたこれらの接着促進剤は硬化物の色に影響しないことを示した。
比較例2
比較例2の組成物は、構造XIの接着促進剤が使用されることを除いて実施例2〜9の組成物と同じであった。 硬化されたフィルムは明るい色をしていた。この組成物は実施例2〜9に記載したように試験したが、ただし試験期間は300時間であった。この組成物はASTM D−3359−83 Methodに概説されている基準に基づき0の評価を受けた。この結果は、構造XIの接着促進剤を樹脂100部あたり3部含有する組成物は、プレッシャークッカー試験の要求に合格できずまた300時間後に破壊することを示す。
Figure 2007508582
実施例10
実施例10の組成物は、1.5部の接着促進剤を使用することを除いて実施例4の組成物と同じであった。硬化されたフィルムは明るい色をしていた。この組成物を実施例2〜9に記載のように試験したが、試験は500時間にわたって実施した。組成物は500時間後に評価5を受けた。
比較例3
比較例3の組成物は構造XIIの接着促進剤が使用されることを除いて実施例2〜9の組成物と同じであった。組成物を実施例2〜9での手順を用いて試験しそして336時間、672時間、および1000時間の試験で5の評価を受けた。硬化されたフィルムは明るい色をしていた。
Figure 2007508582
比較例4
比較例4の組成物は、構造XIIの接着促進剤が使用されることを除いて実施例10の組成物と同じであった。組成物は実施例2〜9での手順を用いて試験し、そして500時間後に0の評価を受けた。硬化されたフィルムは明るい色をしていた。
実施例11
実施例4の組成物は加速老化法を用いて安定性について試験した。濾過後数分して動粘度を測定した。室温に24時間放置した後、動粘度を再測定し、そして事実上同じであった。次に組成物を33℃で14日間加熱し、そして動粘度をモニターした(表2参照)。
較正されたCannon−Fenskeルーチン粘度計、サイズ500を使用することにより動粘度を測定した。
Figure 2007508582
この実施例の組成物は、加熱によって粘度の変化をわずかに示すのみであった。
比較例5
比較例3の組成物を実施例11と同じ方法で安定性につき試験したが、ただしCannon−Fenskeルーチン粘度計のサイズは600であった。濾過後数分して動粘度を測定しそして1850cStであることが分かった。室温に24時間放置した後、動粘度を再度測定しそして3304cStに増加していることを見いだした。組成物を33℃で14日加熱しそして動粘度をモニターした(表2参照)。
Figure 2007508582
比較例4の組成物は加熱によって動粘度が大きく変化することを示した。比較例3、4および5そして実施例11からの結果は、接着促進剤が組成物の安定性に悪影響を及ぼす可能性があること、そして接着性試験および安定性試験に合格する接着促進剤の選定が自明でないことを示す。実施例11および比較例5を比較すると、接着促進剤は感光性組成物の初期動粘度に驚くべきほど大きな影響を及ぼすであろうことも示す。粘度を低下する接着促進剤は、濾過および取り扱いが一層容易である。どの接着促進剤が組成物の粘度を低下させ、どれが組成物の粘度を増加させるかは明らかでない。
実施例12
実施例11(または4)からの組成物3mlをシリコンウェーファ上に毎分1700回転でスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で3分ベークして、プロフィロメータによって測定して12.38μmの厚さのフィルムを得た。次にウェーファの切片をCannon 4000 IE i−線ステッパーを使用して様々なレベルの露光エネルギーで露光した。次にウェーファをOPD4262中で現像した。ウェーファ表面に現像液を吹き付けそして41.5秒現像することによりウェーファを現像した。数秒間回転してフィルムから現像液を除去し、次に新規な現像液をウェーファ上に吹き付けた。次にフィルムをさらに41.5秒間現像しそして現像液を回転して除去した。次に1000rpmで回転しつつウェーファを脱イオン水で12秒間リンスした。この後に3500rpmの10秒間の乾燥工程を続けた。露光された領域からすべての物質が無くなるのに必要な露光エネルギーを計ると、E0が180mJ/cm2であると示された。プロフィロメータで測定するとき未露光フィルムの厚さは7.39μmであった。
比較例6
比較例6の組成物は実施例2〜9の組成物と同じであるが、ただし接着促進剤は構造XIII:
Figure 2007508582
を有するものであった。この組成物を実施例12に述べたのと同じ方法で試験した。露光された領域からすべての物質が無くなるのに必要な露光エネルギーを計ると、E0が780mJ/cm2であると示された。プロフィロメータで測定するとき未露光フィルムの厚さは7.99μmであった。
比較例6および実施例12からの結果は、接着促進剤が組成物のフォトスピードの対して際立ってまた驚くべき影響をもちうることを示す。
実施例13
合成例8で得たポリマー40部、ビスフェノール AP PAC15部、ジフェニルシランジオール2部およびガンマ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン2.0部をNMP中に溶解しそして濾過した。処方物を毎分1650回転でシリコンウェーファ上にスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で4分ベークして、プロフィロメータで測定して14.16μmの厚さのフィルムを得た。次にフィルムを開放フレーム露光配置でi−線ステッパーを利用してフィルムを露光した。ステッパーは出発時の露光エネルギー700mJ/cm2から始め、露光エネルギーを段階的に25mJ/cm2増加した。次にウェーファをテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの0.262Nの水溶液での40秒間のパドル現像によって現像して、残留する感光性組成物を含まないまたは含む露光されたボックスの配置がえられた。感光性組成物が露光された領域から完全になくなる露光エネルギーについてこれらのボックスを肉眼で検査した。処方物は1050mJ/cm2の線量でボックスから無くなった。未露光フィルム厚さは6.7ミクロンに減少した。
実施例14
合成例10で得たポリマー40部、ビスフェノール AP PAC13部、ジフェニルシランジオール4部およびトリエトキシシリルプロピルエチルカルバメート4.0部をNMP中に溶解しそして濾過した。処方物を毎分1600回転でシリコンウェーファ上にスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で4分ベークして、プロフィロメータで測定して厚さ14.25μmのフィルム厚さを得た。次にフィルムを開放フレーム露光配置でi−線ステッパーを利用してフィルムを露光した。ステッパーは出発時の露光エネルギー500mJ/cm2から始め、暴露エネルギーを段階的に20mJ/cm2増加した。次にウェーファをテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの0.262Nの水溶液での10秒間のパドル現像によって現像して、残留する感光性組成物を含まないまたは含む暴露されたボックスの配置がえられた。感光性組成物が露光された領域から完全になくなる照射エネルギーについてこれらのボックスを肉眼で検査した。処方物は550mJ/cm2の線量でボックスから無くなった。未露光フィルム厚さは9.68ミクロンに減少した。
実施例15
以下のポジ型感光性組成物を製造した:合成例4で得たポリマー100部、ビスフェノール AP PAC−1D21.7部およびジフェニルシランジオール5部をGBL中に溶解し、そして濾過した。
Figure 2007508582
この組成物3mlを石英のスライド上にスピンコートし、次にホットプレート上で120℃で3分間ベークして、厚さ3.88μmのフィルムを得た。次にウェーファをN2パージの下に真空オーブン内で硬化した。オーブン硬化プログラムは100℃に始まりそして毎分5℃の割合で350℃まで昇温した。硬化物を350℃に1時間保持し、次に2時間にわたって100℃まで冷却した。硬化されたフィルムの厚さは測定すると2.93μmであった。このフィルムの色は明るい黄色であった。
実施例16
以下のポジ型感光性組成物を製造した:合成例4で得たポリマー100部、ビスフェノール AP PAC11.9部およびジフェニルシランジオール5部をGBL中に溶解し、そして濾過した。
Figure 2007508582
シリコンウェーファをMercator Life Systems装置(500ワット、0.3〜0.5トル)内でO2プラズマによって10分間清浄にした。エタノール中のガンマ−アミノプロピルトリエトキシシランの1%(重量)溶液約1〜約3mLをこのウェーファ上に供給することにより、外部的接着促進剤ガンマ−アミノプロピルトリエトキシシランでウェーファを下塗りし、そしてウェーファを4000rpmで45秒間回転乾燥した。組成物3mlを毎分約1700回転でシリコンウェーファ上にスピンコートし、次にホットプレート上で約120℃で約3分ベークして、プロフィロメータで測定して12.4μmのフィルム厚さを得た。次にウェーファの切片をCannon 4000 IE i−線ステッパーを使用して様々なレベルの露光エネルギーで露光した。次にウェーファをOPD4262中で現像した。ウェーファ表面に現像液を吹き付けそして41.5秒現像することによりウェーファを現像した。数秒間回転してフィルムから現像液を除去し、次に新規な現像液をウェーファ上に吹き付けた。次にフィルムをさらに41.5秒間現像しそして現像液を回転して除去した。次に約1000rpmで回転しつつウェーファを脱イオン水で約12秒間リンスした。この後に3500rpmでウェーファを回転することにより約10秒間の乾燥工程を続けた。露光された領域からすべての物質が無くなるのに必要な露光エネルギーは約180mJ/cm2であった。プロフィロメータで測定するとき未露光フィルムの厚さは約7.4μmであった。得られたパターンを硬化しそして実施例2に述べたプレッシャークッカー試験に1000時間かけた。硬化された感光性組成物の色は明るくまた組成物は接着試験に合格した。
本発明をその特定の態様を参照しつつ説明してきたが、ここに記載する発明概念の趣意および範囲から逸脱することなく変化、変更および改変がなされうることが理解できよう。従って、付属する特許請求の範囲の趣意および範囲に属するこのような変化、変更および改変はすべて包含すると考えられる。

Claims (58)

  1. (a)構造IまたはII:
    Figure 2007508582
    [式中、Ar1は4価の芳香族基、4価の複素環式基、またはこれらの混在するものからなる群から選択され;Ar2は珪素を含んでよい2価の芳香族基、2価の複素環式基、2価の脂環式基もしくは2価の脂肪族基またはこれらの混在するものからなる群から選択され;Ar3は2価の芳香族基もしくは2価の脂環式基もしくは2価の複素環式基またはこれらの混在するものからなる群から選択され;Dは以下の部分構造:
    Figure 2007508582
    (式中、RはH、ハロゲン、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、またはC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から選択される)
    の1つからなる基から選択され;k1は約0.5までの任意の正値であることができ、k2は約1.5〜約2の任意の値であることができ、ただし(k1+k2)=2であり、xは約10〜約1000であり;yは約0〜約900である]
    を有する少なくとも1つのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマー;
    (b)構造III〜V:
    Figure 2007508582
    (式中、R1、R2、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から選択され、または別に、R1およびR2もしくはR4、R5、およびR6のいずれか2つは一緒になって5〜7員環を形成してよく;各々のR3はH、C1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、フェニルもしくはハロゲン化物で置換されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、過フッ素化されたC1〜C4の線状もしくは分枝状のアルキル基、C5〜C7のシクロアルキル基、C1〜C4のアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたC5〜C7のシクロアルキル基、非置換のフェニル基またはフェニルもしくはアルキルもしくはハロゲン化物で置換されたフェニル基からなる群から独立に選択され;QはHまたはDからなる群から選択されるが、ただし少なくとも1つのQはDであり;Dは上記に規定したとおりであり;aは1〜5の整数であり;bおよびcは0〜5の整数であるが、ただし(1)構造IIIについて、a=b=1であり、OQがともにR12C置換基に対してパラ位で置換されているなら、R1およびR2がともに同時にメチルであることはなく、(2)1≦a+b<6であり;構造Vについて、a=b=c=1であり、すべてのOQがトリフェニルメタン炭素置換基に対してパラ位にあるなら、少なくとも1つのR3はHでない)
    によって表わされる化合物からなる群から選択される少なくとも1つの感光性化合物;
    (c)少なくとも1つの溶媒;および
    (d)場合によっては接着促進剤
    を含むポジ型感光性樹脂組成物。
  2. 構造IおよびIIのAr1
    Figure 2007508582
    [式中、X1は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−、−NHCO−または−SiR8 2−からなる群から選択され、各々のR8はC1〜C7の線状もしくは分枝状のアルキル基またはC5〜C8のシクロアルキル基からなる群から独立に選択される]からなる群から選択される部分構造である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  3. 構造IおよびIIのAr1
    Figure 2007508582
    である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  4. 構造IおよびIIのAr2
    Figure 2007508582
    [式中、X1は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−、−NHCO−および−SiR8 2−からなる群から選択され、X2は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−および−NHCO−からなる群から選択され、ZはH、またはC1〜C8の線状、分枝状もしくは環式のアルキル基であり、pは1〜6の整数であり、そしてR8はC1〜C7の線状もしくは分枝状のアルキル基およびC5〜C8のシクロアルキル基からなる群からそれぞれ独立に選択される]
    からなる群から選択される部分構造である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  5. Zが、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−オクチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロオクチルからなる群から選択される、請求項4に記載のポジ型感光性組成物。
  6. 構造IおよびIIのAr3
    Figure 2007508582
    [式中、X2は−O−、−S−、−C(CF32−、−CH2−、−SO2−、または−NHCO−からなる群から選択される]
    からなる群から選択される部分構造である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  7. 構造IIのDが
    Figure 2007508582
    からなる群から選択される、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  8. ポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーが構造IIを有する、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  9. 感光性組成物の構造IまたはIIのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの量が約2.5〜約45重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  10. 感光性組成物の構造IまたはIIのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの量が約15〜約40重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  11. 感光性組成物の構造IまたはIIのポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーの量が約25〜約35重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  12. 感光性化合物(b)が
    Figure 2007508582
    Figure 2007508582
    からなる群から選択される、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  13. 感光性化合物(b)が
    Figure 2007508582
    からなる群から選択される、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  14. 感光性化合物(b)が
    Figure 2007508582
    である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  15. 接着促進剤が構造IX:
    Figure 2007508582
    [式中、各々のR10はC1〜C4のアルキル基またはC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から独立に選択され、各々のR11はC1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、C5〜C7のシクロアルキル基およびC5〜C7のシクロアルコキシ基からなる群から独立に選択され;dは0〜3の整数であり、nは1から約6の整数であり、そしてR12は以下の部分構造:
    Figure 2007508582
    (式中、各々のR13およびR14はC1〜C4のアルキル基およびC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から独立に選択され、R15はC1〜C4のアルキル基およびC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から選択される)
    の1つからなる基から選択される]
    によって表わされる、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  16. 12が、
    Figure 2007508582
    からなる群から選択される、請求項15に記載のポジ型感光性組成物。
  17. 接着促進剤が、
    Figure 2007508582
    からなる群から選択される、請求項15に記載のポジ型感光性組成物。
  18. 感光性組成物の接着促進剤の量が約0.1〜約10重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  19. 感光性組成物の接着促進剤の量が約0.3〜約5重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  20. 感光性組成物の接着促進剤の量が約0.5〜約2.5重量%である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  21. ポリベンゾオキサゾール前駆体ポリマーが構造IIのポリマーであり、ここでポリマー構造中のDが、
    Figure 2007508582
    からなる群から選択され、そして感光性化合物(b)が構造Vを有する化合物である、請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  22. 接着促進剤が組成物中に存在する、請求項21に記載のポジ型感光性組成物。
  23. 接着促進剤が構造IX:
    Figure 2007508582
    [式中、各々のR10はC1〜C4のアルキル基およびC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から独立に選択され、各々のR11はC1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、C5〜C7のシクロアルキル基およびC5〜C7のシクロアルコキシ基からなる群から独立に選択され;dは0〜3の整数であり、nは1〜約6の整数であり、そしてR12は以下の部分構造:
    Figure 2007508582
    (式中、各々のR13およびR14はC1〜C4のアルキル基およびC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から独立に選択され、R15はC1〜C4のアルキル基およびC5〜C7のシクロアルキル基からなる群から選択される)
    からなる群の1つから選択される]
    によって表わされる、請求項22に記載のポジ型感光性組成物。
  24. (a)請求項1に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  25. (a)請求項2に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  26. (a)請求項3に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  27. (a)請求項4に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  28. (a)請求項5に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  29. (a)請求項6に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  30. (a)請求項7に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  31. (a)請求項8に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  32. (a)請求項9に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  33. (a)請求項10に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  34. (a)請求項11に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  35. (a)請求項12に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  36. (a)請求項13に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  37. (a)請求項14に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  38. (a)請求項15に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  39. (a)請求項16に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  40. (a)請求項17に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  41. (a)請求項18に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  42. (a)請求項19に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  43. (a)請求項20に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  44. (a)請求項21に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  45. (a)請求項22に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  46. (a)請求項23に記載のポジ型感光性組成物を好適な基板上にコーティングすることによりコートされた基板をつくり;
    (b)コートされた基板をプリベークし;
    (c)コートされプリベークされた基板を化学線に暴露し;
    (d)コートされ暴露された基板を水性現像液で現像することによりコートされた基板上に未硬化レリーフ画像を形成し;そして
    (e)コートされ現像された基板を高められた温度でベークすることによりレリーフ画像を硬化する
    段階を包含する、基板上にレリーフパターンを形成する方法。
  47. 段階(a)においてポジ型感光性組成物でコートされるのに好適な基板が、外部的な接着促進剤で処理されている、請求項24に記載の方法。
  48. 外部的な接着促進剤がビニルアルコキシシラン、メタクリルオキシアルコキシシラン、メルカプトアルコキシシラン、アミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシランおよびグリシドキシアルコキシシランからなる群から選択される、請求項47に記載の方法。
  49. 外部的な接着促進剤が、ガンマ−アミノプロピルトリメトキシ−シラン、ガンマ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、ガンマ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、および3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランからなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
  50. 外部的な接着促進剤が、ガンマ−アミノプロピルトリメトキシシランである請求項49に記載の方法。
  51. 請求項24に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  52. 請求項30に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  53. 請求項35に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  54. 請求項38に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  55. 請求項44に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  56. 請求項45に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  57. 請求項46に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
  58. 請求項47に記載の方法によって作成されるパターン化された画像を有する基板。
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