JP2007508469A - 手袋又は手袋対 - Google Patents

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Abstract

本発明は、手袋、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋であって、一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分(1)と該手部分に続くカフ部分(2)とを有しており、該カフ部分(2)の外側表面にカフ部分(2)の後縁部(4)から間隔をおいて、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が設けられている形式のものに関する。このような形式の手袋において、汚れた又は汚染された外側面が装着者の皮膚と接触することを回避しながら、補助手段なしにしかもカフ部分が極めて短い場合でも、人間工学的に有利に簡単な形式で、手袋を脱ぐことができるようにするために、本発明の構成では、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)がカフ部分(2)の周方向で見て、手首の尺骨茎状突起の領域を覆う手袋領域に配置されている。また択一的に本発明の別の構成では、カフ部分(2)の後縁部(4)から間隔をおいて少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、カフ部分(2)の周囲の少なくとも180°にわたって延在している。さらに別の択一的な構成では、手袋対の各手袋に少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が設けられており、該グリップ補助(3,3a,5)が両方の手袋において、カフ部分(2)の互いに隣接する周方向区分に設けられていて、少なくともほぼ30°の角度間隔を有している。

Description

本発明は、手袋、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋であって、有利には防水性で弾性的な材料、例えばゴムから成る一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分と該手部分に続くカフ部分とを有しており、該カフ部分の外側表面に、場合によってはカフ部分の後縁部から間隔をおいて、少なくとも1つのグリップ補助が設けられている形式のものに関する。
本発明はまた、手袋対、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋のような2つの手袋から成る手袋対であって、有利には防水性で弾性的な材料、例えばゴムから成る各1つの一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分と該手部分に続くカフ部分とを有しており、該カフ部分の外側表面にカフ部分の後縁部から間隔をおいて所定の周囲区分に、少なくとも1つのグリップ補助が設けられている形式のものに関する。
米国特許第4876747号明細書に記載された手袋は、フックを用いて引き抜いて脱ぐことができ、この場合両手の手袋は2つのフックが存在している場合、使用者の両手から同時に引き外すことができる。そのために手袋縁部に対して平行にかつカフ部分の手の甲側に、開口もしくはループが設けられており、この開口もしくはループに、壁又はこれに類したものに取り付けられたフックを導入することができるようになっている。さらにこのループはまた他方の手によって掴んで、手袋を外すことも可能であり、しかしながら残った第2の手袋を脱ぐためには、いずれにせよフックが必要である。
米国特許第5579539号明細書に基づいて公知のエラストマ材料製の手袋は、カフ部分において親指側に又は、手の甲部分とは反対側のカフ部分に、場合によっては手の甲部分自体にも、それぞれカフ部分の後縁部から間隔をおいて、引き外し補助もしくは脱ぎ補助を有している。この公知の構成では、手及び/又は前腕を人間工学的及び解剖学的に不都合な形で相応に捻ることによって、両方の手袋を同時に脱ぐことができるが、これはかなり骨の折れる動作である。しかも必要な両手の捻りによって、脱ぎ補助が滑ってしまうおそれが極めて大きく、手袋の汚れた外側が装着者の皮膚にはね返るおそれがある。
通常の使用時には覆われているカフ部分の手の甲部分に設けられたストラップ、糸、舌片又はこれに類したものの形をした引き外し補助が、米国特許第5467483号明細書に開示されている。この引き外し補助によってはしかしながら両方の手袋を同時に脱ぐことはほとんど不可能である。しかしながらまた、引き外し補助がカバーの開放後に汚染されないことを、十分確実に保証することは不可能なので、引き外し補助をまだ汚染されていない手によって把持することは、この手の汚染のおそれと結び付いている。
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の手袋を改良して、人間工学的に有利な簡単な形式で、別体の補助手段を要することなく、また極めて短いカフ部分でも、手袋を引き外して脱ぐことができるようにすることであり、さらにこの場合汚れた又は汚染された手袋外側が装着者の皮膚と接触するおそれのない手袋を提供することである。同時にまた手袋の装着も容易かつ簡単になることが望まれており、しかもこの場合装着者が例えば滅菌された手袋の外側を、滅菌されていない身体部分又は補助手段と接触させる必要のないことが望まれている。
この課題を解決するために本発明の第1の解決策では、少なくとも1つのグリップ補助がカフ部分の周方向で見て、手首の尺骨茎状突起の領域を覆う手袋領域に配置されているようにした。
極めて短いカフ部分を備えた手袋のためには、このようなグリップ補助は、周方向で見て小指側領域において、手部分に配置されることができる。グリップ補助として使用可能なグリップ補助のこのような幾何学的な配置形式によって、各手袋のグリップ補助は、ほぼ平行に保たれた腕もしくは手の有利な位置において、それぞれ他方の手によって掴んで、手袋を脱ぐために利用することができる。場合によっては汚れている又は汚染されている手袋外側は、直に手と接触することがなく、それぞれ他方の手袋によって保護された手としか接触しない。
本発明の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、手首の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分の周囲部分を起点として、約90°の角度範囲にわたって延在している。「尺骨茎状突起(Knoechelbereich)」という概念は、この場合主としてカフ部分において周方向におけるポジションを規定している。それというのは、グリップ補助を簡単に掴むためにグリップ補助は、手袋の手部分よりも、カフ部分の後端部の近くに位置しているからである。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、手首の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分の周囲部分を起点として、約90°の角度範囲にわたって、掌側を覆うカフ部分の周囲部分に向かって延在している。
前記課題を解決するために本発明の第2の解決策では、カフ部分の後縁部から間隔をおいて少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の周囲の少なくとも180°にわたって延在しているようにした。
グリップ補助として利用可能なグリップ補助がこのように構成されていると、手袋は、互いにほぼ平行に保たれた装着者の両腕及び両手の、装着者にとって有利な位置において、それぞれ他方の手によって掴んで、手から引く抜くことができ、この際に場合によっては汚れた又は汚染された手袋外側面が皮膚と接触することはなく、汚れた又は汚染された手袋外側面は、それぞれ他方の手袋によって保護された手としか接触しない。
このような手袋の構成において、少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の全周にわたって延在していると有利である。このようになっていると、脱ぎ動作中における装着者の手及び前腕の相対位置において最大可能な自由度が得られる。
さらに本発明の第2の解決策における別の構成では、グリップ補助が1回又は複数回中断されている。このように構成されていると、例えば表面が濡れている場合でもグリップ補助を確実に掴むことが容易になる。
前記課題を解決するために本発明の第3の解決策では、冒頭に述べた形式の手袋対において、手袋対の各手袋に少なくとも1つのグリップ補助が設けられており、該グリップ補助が両方の手袋において、カフ部分の互いに隣接する周方向区分に設けられていて、少なくともほぼ30°の角度間隔を有しているようにした。この角度間隔はグリップ補助の幾何学的な中心に該当し、これに対して2つのグリップ補助の間におけるグリップ補助のない間隔は場合によっては、特に極めて伸長されたグリップ補助の場合に、小さな角度範囲を成すことができる。グリップ補助をこのような幾何学的に配置することによって、各手袋のグリップ補助を、ほぼ平行に保たれた両腕及び両手の自然な位置で簡単にそれぞれ他方の手によって掴むことができ、かつ手袋を脱ぐのに利用することができる。汚れた又は汚染された手袋の外側はこの場合皮膚と接触せず、他方の手袋によって保護された手としか接触しない。両方の手袋は有利には同時に脱いだ時に、同時に自動的に裏返され、これによって後続の取扱いを簡単かつ確実に行うことができる。
本発明の別の有利な構成では、グリップ補助が両方の手袋において少なくとも約135°の角度間隔を有しており、有利にはグリップ補助が両方の手袋において、互いにほぼ直径方向で向かい合って位置するように配置されている。グリップ補助の角度間隔のためのこのような値は、大部分の手袋装着者のために、人間工学的に有利なだけでなく皮膚のうっかりとした汚染を最良に防止する脱ぎ動作を可能にする。
本発明による手袋対の別の構成では、容易でかつ確実な把持のために、少なくとも1つのグリップ補助が、少なくともほぼ90°の各範囲にわたって延在している。
特に多様に利用可能な構成、つまり手袋装着者の手もしくは前腕の周方向における相対的な位置に関する大きな自由度を可能にする構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の全周にわたって延在している。
また本発明の別の構成では、グリップ補助が1回又は複数回中断されており、このように構成されていると、多くの場合においてグリップ補助の把持及び保持を改善することができる。
装着動作及び脱ぎ動作を既に一回折り返されたカフ部分においても容易にするため、並びにこのような場合でも、引き続き行われる脱ぎ動作時における汚れた手袋と装着者の皮膚との接触を回避するために、本発明の別の有利な構成では、付加的に少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の内側に設けられている。「内側」というのはこの場合、手袋を適正に装着している間、装着者の皮膚に向けられた側のことである。
このような構成において有利には、カフ部分の内側における少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の外側におけるグリップ補助よりも手部分の近くに位置している。
手袋を同時に外す際に人間工学的に特に有利な脱ぎ動作を可能にする、本発明の別の構成では、手首関節の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分の外側におけるグリップ補助が、手内側を覆うカフ部分の周方向区分におけるグリップ補助よりも、手袋の手部分の近くに位置している。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、少なくとも1つの貫通した開口を有している。このようなグリップ補助は、他方の手の単数又は複数の指又は棒状又はフック状の補助具がグリップ補助内に滑って入り込むこと及びグリップ補助を貫通することを可能にし、ひいてはグリップ補助から滑り出しを確実に防止することができる。
本発明の別の有利な構成では、グリップ補助が、カフ部分から隆起しているループとして形成されている。このようなグリップ補助は、手袋の通常使用時にはカフ部分にフラットに接触しているストラップを備えたバリエーションをも含む。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、少なくとも片側において開放したポケットを有している。このようなポケットにおいても、例えば他方の手の単数又は複数の指又は補助具を滑り込ませることによる確実な把持が保証されている。
ストラップ又はポケット内への他方の手の単数又は複数の指の滑り込みを容易にするため及び人間工学的に有利な保持を可能にするために、本発明の別の構成では、少なくとも1つのグリップ補助の方向付けが、最大で80°カフ部分の長手方向軸線から偏位しており、有利にはほぼカフ部分の長手方向軸線と合致している。
しかしながらまた、少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の長手方向軸線に対してほぼ直角に方向付けられているような構成も可能である。
装着時及び脱ぐ際における手袋の取扱い中における把持及び確実な保持を、様々な形式のグリップ補助において容易にするために、本発明の別の構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、中間部分に設けられているか又は中間部分と一体的に形成されており、該中間部分自体がカフ部分に設けられているか又はカフ部分と一体的に形成されている。
上に挙げた数々のグリップ補助の構成の他に択一的に、本発明の別の構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、ストラップ状、舌片状又は糸状の付加部として形成されている。このような形式のストラップ形状又は舌片形状のグリップ補助は端部又は途中に、開口、切り込み又はこれに類したものを備えていることができ、この開口や切り込み等によって、他方の手の単数又は複数の指又は補助具のよる滑り込みや貫通が可能になる。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、手袋の内側に向かって開放していて外方に向かって突出している中空の突出部として形成されている。このように構成されていると、手袋が装着されている場合に、ぴったりと接触している材料とは異なり、手袋材料からの隆起部又は折り目を、他方の手によって容易に掴むことが可能になる。このようなグリップ補助はほぼ円対称に又は縦長に、かつ場合によっては優先方向をもって形成されていることができる。
本発明の別の有利な構成では、カフ部分の周方向において互いに接続して少なくとも2つのグリップ補助が設けられていて、該グリップ補助が、カフ部分の長手方向軸線に対して互いに異なった方向に方向付けられている。
個別の縦長のグリップ補助においても、同じ効果を得ることができ、このような効果が得られる別の構成では、少なくとも1つのグリップ補助が少なくとも1回、カフ部分の長手方向軸線に対するその方向付けを変化させている。
本発明のさらに別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助が、グリップ性を高める表面構造を有している。このような構成は、カフ部分表面の材料を相応に粗面化することによって得ることもできるし、例えば突起、リブ又はこれに類したもののような種々異なった表面構造によっても得ることができる。また、このような表面構造には種々様々な形状が可能であり、例えばほぼ半球形状、円錐形状又はピラミッド形状の突起が可能である。
中心対称的なグリップ補助においても縦長のグリップ補助においても、少なくとも1つのグリップ補助が、カフ部分の表面から少なくとも部分的に大きくなる横断面を有していると、しっかりとした保持を容易にすることができる。グリップ補助はこのような構成では、例えば横断面で見てギリシャ文字のオメガ(Ω)に似ており、又は円錐を逆さまにした形状、又は横断面で見て逆三角形に似ている。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つのグリップ補助の領域に、カフ部分の伸長領域が設けられており、このように構成されていると、手袋の引張りによる脱ぎ動作の第1段階が著しく容易になる。
グリップ補助が別個に製造されて、次いで手袋のカフ部分に取り付けられる場合には、少なくとも1つのグリップ補助が、手袋のカフ部分とは異なった材料、有利には掴みやすい材料から製造されているか又はこのような材料を備えていると、グリップ補助のグリップ性を改善することができる。
択一的に又は付加的に、手袋の周方向において、又は場合によっては長手方向において連続しているグリップ補助において、本発明の別の有利な構成では、互いに接続してかつ/又は互いに交差するようにカフ部分の周方向において少なくとも2つのグリップ補助が設けられていて、これらのグリップ補助がカフ部分の長手方向軸線に対して互いに異なった方向で方向付けられている。
さらにまた本発明の別の有利な構成では、グリップ補助及び/又は、少なくともカフ部分とグリップ補助との間の移行領域が、例えば混入された補強繊維を用いて補強されていると、手袋の強度、ひいては損傷に対する強度並びに、破損した手袋領域からの装着者の皮膚への不都合な汚染を改善することができる。
次に図面を参照しながら本発明による手袋又は手袋対の種々様々な実施例を説明する。
図1は、ただ1つのストラップ状のグリップ補助を備えた簡単化された本発明による構成を有する手袋を示す図であり、
図2は、同様にストラップ状のグリップ補助を備えた本発明による手袋のカフ部分領域を拡大して示す図であり、
図3〜図10は、本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であり、
図11は、2つのグリップ補助を備えた別の構成の本発明による手袋の装着時の状態を示す図であり、
図12は、内側に付加的なグリップ補助を備えた別の構成の本発明による手袋を脱ぐ際の状態を示す図であり、
図13は、カフ部分の別のポジション及び別の構成によるグリップ補助を示す図であり、
図14は、図13に示されたカフ部分を拡大して示す図であり、
図15は、全周の大きな領域にわたって延在するグリップ補助を示す図であり、
図16は、図15に示された手袋を後ろから見た図であり、
図17は、全周にわたってウェブ状に延びているグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図18は、図17に示された手袋を後ろから見た図であり、
図19は、ほぼ直径方向で互いに向かい合って位置する2つのグリップ補助を備えた、本発明による手袋のカフ部分を示す側面図であり、
図20は、全周に沿って本発明によるグリップ補助を備えた別の構成のカフ部分を示す図であり、
図21は、図20に示された手袋を後ろから見た図であり、
図22は、図20に示されたグリップ補助に似たグリップ補助を備えたカフ部分を示す側面図であり、
図23は、別の実施形態によるグリップ補助を備えた本発明による手袋対の左側の手袋を示す平面図であり、
図24は、別の変化実施例によりグリップ補助を備えた右側の手袋を示す図であり、
図25は、別の変化実施例によるグリップ補助が下側に配置されている、手袋対の左側の手袋のカフ部分を示す平面図であり、
図26は、グリップ補助が尺骨茎状突起の上に配置されている、手袋対の右側の手袋のカフ部分を示す図であり、
図27は、図25に示されたカフ部分を後ろから見た図であり、
図28は、図26に示されたカフ部分を後ろから見た図であり、
図29は、他の構成によるグリップ補助を備えた、手袋対の左側手袋のカフ部分を示す平面図であり、
図30は、他の構成によるグリップ補助を備えた、手袋対の右側手袋のカフ部分を示す平面図であり、
図31は、図29に示されたカフ部分を後ろから見た図であり、
図32は、図30に示されたカフ部分を後ろから見た図であり、
図33〜図36は、種々様々な構成のグリップ補助を示す側面図であり、
図37は、環状ではあるが複数箇所において中断されているポケット形状のグリップ補助を示す図であり、
図38は、グリップ補助の別の実施形態を示す側面図であり、
図39は、図37に示された手袋のカフ部分を後ろから見た図であり、
図40は、一列に並んで位置する複数のグリップ補助を備えた手袋を示す図であり、
図41は、さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えたカフ部分を示す平面図であり、
図42は、互いに直径方向で反対側に位置している異なった実施形態による2つのグリップを備えたカフ部分を示す図であり、
図43は、図42に示された手袋を後ろから見た図であり、
図44は、カフ部分の長手方向軸線に対して平行に配置されたストラップ形状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図45は、糸状のグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す図であり、
図46は、周方向に連続している3つのグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図47は、周方向に連続している別の実施形態による3つのグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図48は、グリップ性を高める表面構造を有する環状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図49は、グリップ確実性を高めるための表面構造と個々のグリップ補助の間における伸長領域とを有するグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す図であり、
図50は、さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えた手袋を後ろから見た図であり、
図51は、さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す平面図であり、
図52は、ストラップ形状をしていて互いに異なった方向付けで交差しているグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図53は、補強繊維を備えたグリップ補助を示す図であり、
図54は、別個に製造された後で取り付けられるストラップ形状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図であり、
図55は、別の実施形態による環状のグリップ補助を備えたカフ部分を後ろから見た図であり、
図56は、図55に示されたカフ部分を示す平面図であり、
図57は、さらに別の実施形態によるグリップ補助を示す図であり、
図58は、互いに接続しているグリップ補助のグループを備えたカフ部分を示す図であり、
図59は、環状のグリップ補助用の別の実施形態を示す図であり、
図60は、異なった方向に方向付けられていて連続しているグリップ補助を示す図であり、
図61は、異なった方向に方向付けられていて中断部を有するグリップ補助を示す図である。
図1には右の手袋が上から見た平面図で示されており、この手袋は一体的な手袋本体Hから成っており、この手袋本体は、本来の手部分1と、それに続くカフ部分2とを有している。本発明のように構成された手袋Hは主として、装着者の手に直接的にかつ密着する構成であって、有利には防水性の弾性的な材料、有利にはゴムから成っており、そして有利には検査用又は手術用手袋として使用される。それにもかかわらず、本発明による手袋構成の利点は、その他のすべての手袋形態、例えば布製又は皮革製の手袋や、又は通常スーパマーケットやガソリンスタンドで使用されるプラスチック製の使い捨ての手袋においても得られる。
カフ部分2はその外周区分に、図示の例ではリンク板状もしくはストラップ状のグリップ補助3aが設けられている。少なくとも1つのこのグリップ補助3aは、尺骨茎状突起の領域の外側を覆っているカフ部分2の外周部分に設けられているが、この尺骨茎状突起の領域という表現は、単に周方向におけるおおよその位置を示しているに過ぎない。またグリップ補助3aは、周方向で見て尺骨茎状突起の領域においてある一定の角度領域にわたって延在していることができる。長手方向においてグリップ補助3aは種々異なったポジションに設けられることができ、極めて短いカフ部分2を備えた手袋のためには、本来の手部分1の領域に移動させることが可能であり、また手首の領域又は手の側部の領域に位置していてもよい。このようなグリップ補助及び後で述べるその他のすべてのグリップ補助は、有利には手袋本体Hからほとんど離れておらず、もしくはほとんど突出しておらず、そして容易にかつ確実に把持することができるが、それにもかかわらず作業動作時や検査動作時に邪魔にならないようになっている。グリップ補助はまた、カフ部分2の後縁部5から十分な間隔をおいて位置していて、着脱時に手袋装着の手に、反対側の手の組織(皮膚)の接触するおそれがないようになっている。
図2にはグリップ補助3aが拡大して示されており、この図2から分かるように、グリップ補助3aは手袋カフ部分2と一体的に構成されていて、装着者の皮膚とは反対側に位置するカフ部分2の表面を超えて隆起していて、他方の手の一本又は複数本の指か又は、手袋を取り扱うための補助手段を差し通すことができるようになっている。この補助手段は例えばフック又はこれに類したものであり、堅固に取り付けられていても又は他方の手によって保持されることもできる。
それぞれの形式のグリップ補助3aを、カフ部分2の長手方向軸線に対して任意の有利な方向付けで設けることができる。図2には、例えば図1に似たストラップ状のグリップ補助が斜めに配置された形態が示されており、このようなグリップ補助は、手袋の尺骨茎状突起の領域から斜めに手の甲を超えて親指側に向かって最適に引っ張り力を加えることができる。
図3には、本発明による1対の手袋の脱ぎ動作の開始が斜視図で示されている。既に図1及び図2との関連において記載された、カフ部分2の尺骨茎状突起の領域におけるグリップ補助3aの他に、有利には他方の手の手袋Hにも別のグリップ補助3が設けられており、この別のグリップ補助3は、周方向で見て手の甲部分4とは反対側に位置するポジションに設けられているか、又は少なくとも一方の側においてそれに続く箇所に設けられている。第1のグリップ補助及び別のグリップ補助3は、約180°にわたって延びていて尺骨茎状突起の領域から掌側に達する構造体として構成されていてもよい。
図3で見て左側の手袋におけるグリップ補助3を、他方の、つまり右側の手で掴んだ後(図3)で、図4に示されているように、第2の右側の手袋の外側において尺骨茎状突起の領域に配置されたグリップ補助3aを、左手によって、両手もしくは前腕の人間工学的に有利な箇所において互いに把持することができる。装着者の皮膚は、汚された又は汚染された手袋の外表面とは接触しない。図5及び図6に示されているように、手をさらに引き抜くと、ほぼ同時に手袋は、前腕から、次いで掌もしくは手の甲から脱がされ、この際に手袋は既に部分的に、通常は外側に位置している表面が、それぞれ他方の手袋の中に引き込まれる。手がさらに引き出されて、さらに両手の指からさらに手袋が外されると、手袋は最終的に完全に裏返され、互いの中に引き込まれることによって互いに結合される(図7〜図10参照)。従って使用者は図10から分かるように、手袋を外した後で、場合によっては汚れた又は汚染された手袋外側と接触することなしに、手袋を手に持ち、かつ取り扱うことができる。
本発明のように構成されかつ配置されたグリップ補助3,3aは、上に述べたように脱ぎ動作を容易にするのみならず、使用者は手袋を容易に装着することもできる。この場合使用者は手袋をストラップ又はこれに類したもの3,3aにおいて掴み、そして手袋を腕もしくは身体に向かって引っ張ることによって、装着することができる。同じことは、図11に示されているように、場合によっては既に(無菌の)手袋を装着している助手もしくは助力者が行うこともでき、この場合に引き続き無菌状態が保証されている。さらにこの第2の人は手袋を伸ばし広げることができる。すなわちこの場合第2の人は、手袋が2つ又はそれ以上のグリップ補助3,3aを有している場合に、これらのグリップ補助3,3aを互いに引き離して手袋Hの開口を伸ばし広げる。これにより手袋の使用者は、伸ばし広げられた手袋の開口(及び手袋)に容易に手を滑り込ませることができる。
手袋Hのカフ部分2が既に何らかの形で1回折り返されている場合、そして場合によっては外側に位置しているグリップ補助3,3aが隠れているか又は指から滑り抜けてしまった場合には、図12に示されているように、付加的に少なくとも1つのグリップ補助3bがカフ部分2の内側に設けられていると、さらなる脱ぎ動作を容易にすることができる。有利にはこのようなグリップ補助3bはカフ部分2の内側において、カフ部分2の外側におけるグリップ補助3,3aよりも手袋Hの手部分1の近くに位置している。
グリップ補助3,3a,3bの他の形態、すなわちその構成、配置形式及び方向付けは、図13〜図54に種々例示されているが、これらの例に制限されるものではない。
貫通した開口を備えたストラップとして上述のように構成されたグリップ補助3,3aの他に、手内側に配置されたグリップ補助3のために図13及び図14に示されているように、舌片状に形成されたグリップ補助3,3aが設けられていてもよい。この舌片状のグリップ補助3は通常、カフ部分2の表面にフラットに接触しており、このことは、グリップ補助3,3a,3bの舌片状の構成及びその他のすべての構成にとっても有利なことである。
図15には、大きな周囲領域にわたって延在するグリップ補助4が平面図で示されており、このグリップ補助4は、後ろからつまり前腕もしくは肘側から見た図である図16から明らかなように、本来の尺骨茎状突起の領域の周りにおいてカフ部分2の手の甲側及び掌側にも延びている。図15及び図16に示されたグリップ補助4は、上に述べたグリップ補助3,3a,3bとは異なった構造を有していて、すなわち手袋Hの前方つまり手部分1に向かって閉鎖されかつ後方に向かって開放したポケットの形で形成されている。中央のウェブを備えた構成、つまり前方及び後方に向かって開放したポケット形状を有する構成もまた可能であり、このようなポケット形状は、他方の手又は補助手段によって着脱のために前方及び/又は後方から掴むことができ、ひいてはグリップ補助を確実に保持することができる。
図17及び図18に示された別の構成では、カフ部分2の全周にわたって延在する隆起部4aがグリップ補助として設けられている。この隆起部4aはカフ部分2自体の材料の突出部によって形成されていても、又はカフ部分2に設けられた付加的な材料によって形成されていてもよい。突出部4aを形成するためには、突出部の形をした如何なる形式のグリップ補助に対しても、手袋用のプレス型(Tauchform)は相応な成形部(Ausformung)を備えていることができる。この成形部は手袋のプレス及び完成の後で、プレス型に残っていることができ、手袋から離されても又は場合によってはその中に残っていてもよい。プレス型はまた永久的な成形部を有していてもよい。
もちろん手袋対のため及び片方の手袋のために、カフ部分2は完全に環状に延びるグリップ補助4を備えていてもよい。この環状に延びるグリップ補助4はポケット形状に形成されていても、後方に向かってつまりカフ部分2の後縁部5に向けられた開口を備えて形成されていても、さらに前方に向かって又は交互に両方に向かって開放していてもよい。
図19には、突出部構成の別のグリップ補助4が示されており、このグリップ補助4はカフ部分2のほぼ円対称の隆起部として形成されていて、手袋内部に向かって中空にかつ開放している。後者の構成は、図17及び図18に示された環状の隆起部4aのためにも設けることができる。
図20及び図21には、図17及び図18に示された構成に似たグリップ補助の構成が示されている。カフ部分2の長手方向軸線の方向で互いに密に並んでいて該長手方向軸線に対してほぼ垂直に方向付けられた2つの隆起体(Grate)が、4つの中断部を除いてカフ部分2を完全に取り囲むグリップ補助4を形成している。グリップ補助4である隆起体は、ほぼ約45°の角度範囲にわたって延びていて、周方向で言えば、カフ部分2の手の甲側、尺骨茎状突起の領域、親指側及び掌側に位置している。
図22には、図20に示されたのと似たグリップ補助4を備えたカフ部分が側面図で示されており、この実施例におけるグリップ補助4もまた、4つの中断部によって4つの分離された領域に分けられていて互いに並んで位置する2つの隆起体として形成されている。しかしながら図20に示された構成では、グリップ補助4がカフ部分2に付加的に設けられた材料によって形成されているのに対して、図22に示された隆起体は、カフ部分22自体を折り返して出すことによって、有利には製造時におけるプレス工程(Tauchvorgang)中に形成された有利には内方に向かって開放した中空室として形成されている。
本発明による手袋対の左側の手袋のグリップ補助3は、図23に示されているように、尺骨茎状突起の領域の手の甲側においては、カフ部分の後縁部5に対してほぼ平行に延びており、次いで、後縁部5に向かって斜めに掌側に延びていて、そこから再び小さな距離だけ縁部5に対して平行に延びる区分へと移行している。
手袋対の右側の手袋の尺骨茎状突起の上側領域に設けられているグリップ補助3aは、図24に示されているように、2つの半割管の形で形成されており、両半割管もしくはグリップ補助3aは、カフ部分2の軸線に対して斜めに、尺骨茎状突起の側から親指側に向かって延びるように方向付けられている。使用者は他方の手の指及び/又は補助具を両側から半割管形状のグリップ補助に滑り込ませることができる。
図25には、手袋対の左側のカフ部分が、図23及び図24におけるように平面図で示されている。グリップ補助3として、破線で示されているようにカフ部分2の掌側において周方向で見て親指領域つまり図25で見て下側に、前方及び方向に向かって開放した縦長のポケットが設けられている。グリップ補助3として働くポケットの長手方向軸線、及び同様にカフ部分2と結合されたポケット中央の内側ウェブは、カフ部分2の長手方向軸線に対して斜めに傾けられていて、カフ部分2の長手方向軸線との間に例えば約40°の角度を成している。グリップ補助3はその変化実施形態において、長手方向軸線に対して直角に方向付けられた配置形式とは明らかに異なって、手袋軸線に対して所定の角度をもって配置すること、すなわち反対側の手の少なくとも1つの指で人間工学的に、容易にかつ確実にグリップ補助を掴んで保持できるような角度をもって、配置することができる。
図26には、手袋対の右側の手袋のカフ部分が示されており、このカフ部分は尺骨茎状突起の領域に配置されたグリップ補助3aを備えていて、このグリップ補助3aは図25に示されたグリップ補助3と同様に両側が開放したポケットとして形成されている。図27及び図28には、図25及び図26に示されたカフ部分が後ろから見た図で示されており、この図27及び図28から、グリップ補助の周方向におけるポジションと周方向における長さが分かる。
図23〜図28に示されたような対を成している手袋対のグリップ補助3,3aの別の構成及び配置形式が、図29及び図30に示されている。図29に同様に破線で象徴的に示されているグリップ補助3から分かるように、この場合グリップ補助3はカフ部分2の下側、周方向で見て掌側に位置しており、これに対して、図30に示された反対側の手袋におけるグリップ補助3aはカフ部分2の手の甲側に設けられている。グリップ補助3,3aの長手方向軸線はこの場合、手袋の長手方向軸線に対して正確に垂直に方向付けられており、グリップ補助3,3aは周方向で見てカフ部分2の約90°の角度範囲にわたって延在している。特に図31及び図32の後ろから見た図から明らかなように、グリップ補助3,3aは例えば前方及び後方が開放したポケットによって形成されていて、この場合しかしながら中央のウェブは2つの中断部を有しており、これによって2つの開口が形成されていて、これらの開口を通して他方の手の指又は補助具を、グリップ補助3,3aをさらに良好に掴むために滑り込ませることができる。
グリップ補助3,3aの良好な把持には、様々な横断面形状が役立つ。例えば図33は、ギリシャ文字の「オメガ(Ω)」に似たグリップ補助の形状が示されており、この形状は場合によっては、下方に向かって曲げられた外縁部を備えたきのこ形の構成に移行することもできる。図34に示されたグリップ補助も同様に上方に向かって拡大したアルファベットの「Y」の形の断面を有していて、これによってグリップ補助の確実な保持が容易になる。図35に示されたグリップ補助の別の変化実施形態では、断面図もしくは側面図で見て2つの三角形に相当しており、この場合両方の三角形は、互いに向かい合った平行な辺もしくは面を有している。図38には、互いに並んでいて丸みを帯びた隆起体の形のグリップ補助断面が示されている。しかしながら例えば図36に示されているような断面もしくは側面図で見て逆三角形の形をしたグリップ補助のように、上方に向かって拡大する形状が有利である。
多くの使用目的のためには、例えば図37及び図39に示された本発明による手袋の実施形態に示されているように、場合によっては前方に向かって開放したポケットがグリップ補助として有利である。図39の後ろからカフ部分2を見た図より明らかなように、ポケット状のグリップ補助4もまた、カフ部分2を周方向でほぼ完全に取り囲むように、そして小さな中断部によって別個の領域に分割されて形成されている。個々のポケット形状の領域は、角度的に90°よりも幾分大きな角度にわたって延在していて、カフ部分2の周囲の手の甲領域、掌側、尺骨茎状突起領域及び親指領域に位置決めされており、かつグリップ補助のない細いカフ部分領域によって互いに隔てられている。
図40から分かるように、任意に多くの個々のグリップ補助もしくはグリップ補助区分を、互いに間隔をおいて又は間隔なしに、連続的に設けることが可能である。例えば図40の実施形態では、カフ部分2の尺骨茎状突起の上側領域における斜めのラインに沿って4つの個別ストラップが配置されており、これらのストラップはそれぞれ隣接したストラップから僅かな間隔をおいて位置していて、各ストラップ自体は尺骨茎状突起から手の親指側に向かって方向付けられており、これによってこの方向で最適に引っ張ることができる。
図41には、カフ部分2の手の甲側に設けられた別の実施形態によるグリップ補助3aが平面図で示されている。この図41に示された構成では、手袋の長手方向軸線に対して垂直に方向付けられたポケット形状のグリップ補助3aが、ポケットの上側を形成する領域に付加的に複数の開口を備えている。これらの開口は例えばスリットの形で(一番左)、ほぼ円形の孔(真ん中)又は楕円形の孔(一番右)として設けられており、これらの開口が優先方向(Vorzugsrichtung)を有している場合、この優先方向は、原則的にグリップ補助3a及び/又は手袋のカフ部分2の長手方向軸線に対して任意に方向付けることができる。
図42に示された別の実施例から分かるように、手袋においては2つ又はそれ以上の異なった構成によるグリップ補助3,3aを組み合わせることが可能であり、またグリップ補助を相互に及び/又は手袋の長手方向軸線に対して種々様々に位置決め及び方向付けすることが可能である。図42の実施例では、カフ部分2の手の甲側に、手袋の長手方向軸線に対して垂直に真っ直ぐに方向付けられた隆起体がグリップ補助3aとして設けられ、かつこのグリップ補助3aとは直径方向で反対側にポケット形状のグリップ補助3が、カフ部分2の長手方向軸線に対して同様に垂直に位置するように設けられている。周方向で見た場合のポジションは図43に示されている。
もちろん、複数のグリップ補助3,3aが異なった手袋においてのみならず、同一の手袋において、手袋の長手方向で異なったポジションを占めるような構成も可能である。例えば図42の実施例では隆起体状の上側のグリップ補助3aは、ポケット形状の下側のグリップ補助3よりも、カフ部分の後縁部5から大きな間隔をおいて位置しており、下側のグリップ補助3は手袋の手部分1から大きく離れて位置している。しかしながらまたいずれにせよ、後縁部5の近くに位置するグリップ補助3,3a又は4は、カフ部分2の後縁部5から所定の間隔をおいて位置しており、グリップ3,3a又は4の把持時に汚れた又は汚染された手袋に、もはやカフ部分2によって覆われていない装着者の皮膚又は服が接触することがないようになっている。
図44には、カフ部分2の長手方向軸線に対して平行に方向付けられたストラップ状のグリップ補助3aを備えたカフ部分2が示されている。
図45にはまったく異なった実施形態のグリップ補助3aが示されている。このグリップ補助3aは休止状態において蛇行形状でカフ部分2に接触している糸として形成されており、このグリップ補助3aは他方の手によってカフ部分2から持ち上げられ、ほぼ任意の方向で引張り力を加えるのに使用することができる。
例えば図46に示されているように、異なった構成を有する複数のグリップ補助を互いに直接的に接続することも可能である。図46に示された構成では、確実な把持のために付加的に1つの長孔を備えたストラップ形状もしくは舌片形状の中央のグリップ補助の両側に、ストラップ状に形成されたグリップ補助が配置されている。互いに接続している異なったグリップ補助3dは、同じに又は平行に方向付けられていることが可能であるが、図示のように互いに異なった方向付けを有していることも可能である。そのために図46に示された実施形態では、グリップ補助3dの外側に位置しているストラップ形状の領域の外端部は、手袋の手部分1に向かってずらされている。
図47には同様に、異なった周方向ポジションにおいて異なった方向に方向付けられたグリップ補助3aを備えた本発明によるカフ部分が示されており、しかしながらこの実施形態ではグリップ補助3aの異なった領域は、ほぼ同様に形成されており、つまり上側のポケット画成部にスリットを備えたポケット形状の構成体として形成されている。図46に示されたグリップ補助3dとは異なり、グリップ補助3aの外側に位置する区分の外端部は、カフ部分2の後縁部5に向かってずらされている。
装着動作中又は脱ぎ動作中におけるグリップ補助の把持及び保持を容易にするために、グリップ補助の領域における表面のグリップ性を高めるための種々様々な処置もしくは手段を設けることが可能である。例えば図48に示されているように、縦長のグリップ補助の場合及び環状のグリップ補助4の場合でもカフ部分2の長手方向もしくは周方向に延在している複数の溝が設けられていてもよい。これらの溝はカフ部分2の材料の折り目によって形成されていてもよく、このような構成は同時にグリップ補助の幅の拡大をも可能にし、これによってグリップ補助はさらに容易かつ簡単に保持されることができる。
図48に示されているような溝の他にも、グリップ補助のためには他の形で構造化された表面領域が可能である。また単純に粗面化された面の他に、突子(Noppe)又は他の隆起体が面状に設けられていてもよい。突子自体もまた極めて様々な構成を有することができ、例えばほぼ半円形、ピン形、円錐又はピラミッド形状等に形成されていることができる。さらにまた、例えば図49において環状の中断されたグリップ補助4のために示されているように、互いに隣接した領域において異なった構成が設けられているような実施形態も可能である。図49においてさらに付加的に示されているように、グリップ補助自体(図48参照)のみならず、溝又は折り目のような延伸可能な構成又は延伸可能な材料を備えた中間領域Xが形成されていてもよい。
カフ部分2の表面を幾分超えて、ここでは例えば手の甲側において隆起しているグリップ補助3aが、図50に示されている。このグリップ補助3aはストラップ形状の部分から成っており、この部分の中央の領域は、側部分に比べて高く形成されていて、さらに付加的に、カフ部分2に対して垂直に方向付けられた長孔を備えている。
図51に平面図で示された、ポケット形状のグリップ補助3aを備えた本発明によるカフ部分2の別の実施形態では、グリップ補助3aは1つの長手方向区分では後方に向かって、つまりカフ部分2の後縁部5に向かって開放しており、隣接した(図面で見て右側の)区分では、前方に向かって、つまり手袋の手部分1に向かって開放している。グリップ性をさらに高めるために、グリップ補助3aの外面にはさらに、例えばワッフル状のエンボス加工部(Waffelpraegung)が設けられている。
本発明によるグリップ補助が単にカフ部分2の周方向及び長手方向において互いに接続可能であるのみならず、互いに交差していてもよいということは、例えば図52に示されている。図52に示された構成ではカフ部分2の手の甲側に4つのストラップ状のグリップ補助が設けられており、これらのグリップ補助のうち各2つのストラップは互いに十字に交差するように配置されている。個々のストラップは例えばそれぞれほぼ45°だけカフ部分2の長手方向軸線に対して傾けられていて、同様に例えば各2つの十字のストラップ対が互いに並んで、カフ部分2の後縁部5からほぼ等しい間隔をおいて位置決めされている。
図53に示された実施形態では、手袋の手部分1に向かって延びる舌片形状のグリップ補助3aがカフ部分2の手の甲部分に設けられており、この場合グリップ補助3a自体及び結合領域には補強繊維が混入されている。グリップ補助及びカフ部分の結合領域もしくは移行領域を補強するこのような補強形式は、もちろんグリップ補助及びカフ部分の各実施形態のためにも設けられていてよい。
別個に製造されてカフ部分2に設けられるグリップ補助のための例として、図54には、手袋の手の甲側のための舌片状のグリップ補助3aが示されており、このグリップ補助3aはカフ部分2に向けられた端部に小さなプレート状の拡大部3cを有しており、これらの拡大部3cによってグリップ補助3aはカフ部分2と有利には接着されることができる。
しかしながらまた環状のグリップ補助は図55及び図56に示された実施形態におけるように構成されていてもよい。この実施形態では、閉鎖された又は両端部で手袋に固定されたベルトが、複数の箇所において、図示の実施例では8つの箇所において、手袋のカフ部分2を貫通案内されていて、有利にはシールされて又は貫通箇所においてカフ部分の材料とシール作用をもって、例えば接着又は融着によって結合されている。これによって手袋の外側には複数の、ここでは4つのループが、外側に位置するグリップ補助3,3aとして生ぜしめられ、かつ同時にベルトの内側に位置する複数の区分、ここでは同様に4つの区分は、カフ部分2を通る貫通ポイントの間に十分な間隔が存在する場合には、内側のグリップ補助3bとして利用可能である。
図57にはグリップ補助3,3aの別の実施形態が示されており、この実施形態では外側に向かって分岐した縁部区分が、カフ部分2の後縁部4に対して平行に位置する真っ直ぐな区分によって結合されている。
図58のカフ部分2では、互いに接続しているグリップ補助3のグループが互いに間隔をおいて位置決めされており、例えばカフ部分2の長手方向軸線に対して異なった方向付けで、かつ種々様々な実施形態において、つまり中央には長孔6を備えた舌片形状のグリップ補助3aが、かつ側部には2つのストラップ形状のグリップ補助3が示されている。破線で示されているように、カフ部分2の掌側にも、例えば少なくとも片側において開放しているポケットとして形成されたグリップ補助3aが設けられている。
図59に示された構成では、環状のグリップ補助5がグループを成して設けられている。さらに図59に示されているように、これらの環状のグリップ補助5はカフ部分2の長手方向軸線に対して斜めに方向付けられていることができ、もちろんグループの各グリップ補助5のために異なった方向付けを選択することも可能である。
図60及び図61に示されたグリップ補助3は、大きな角度範囲にわたってカフ部分2の外側の尺骨茎状突起領域から手の甲領域にわたって延在しており、その経過において例えば2回カフ部分2の長手方向軸線に対して延在方向を変えられている。図60に示されたグリップ補助3が互いに連続的に移行する3つの区分から成っているのに対して、図61には、互いに異なった方向付けでかつ互いの間に短い間隔をもって接続している3つの個別のグリップ補助3から成るグループが示されている。
ただ1つのストラップ状のグリップ補助を備えた簡単化された本発明による構成を有する手袋を示す図である。 同様にストラップ状のグリップ補助を備えた本発明による手袋のカフ部分領域を拡大して示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第1段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第2段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第3段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第4段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第5段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第6段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第7段階を示す図である。 本発明による手袋の一連の脱ぎ動作を示す斜視図であって、第8段階を示す図である。 2つのグリップ補助を備えた別の構成の本発明による手袋の装着時の状態を示す図である。 内側に付加的なグリップ補助を備えた別の構成の本発明による手袋を脱ぐ際の状態を示す図である。 カフ部分の別のポジション及び別の構成によるグリップ補助を示す図である。 図13に示されたカフ部分を拡大して示す図である。 全周の大きな領域にわたって延在するグリップ補助を示す図である。 図15に示された手袋を後ろから見た図である。 全周にわたってウェブ状に延びているグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 図17に示された手袋を後ろから見た図である。 ほぼ直径方向で互いに向かい合って位置する2つのグリップ補助を備えた、本発明による手袋のカフ部分を示す側面図である。 全周に沿って本発明によるグリップ補助を備えた別の構成のカフ部分を示す図である。 図20に示された手袋を後ろから見た図である。 図20に示されたグリップ補助に似たグリップ補助を備えたカフ部分を示す側面図である。 別の実施形態によるグリップ補助を備えた本発明による手袋対の左側の手袋を示す平面図である。 別の変化実施例によりグリップ補助を備えた右側の手袋を示す図である。 別の変化実施例によるグリップ補助が下側に配置されている、手袋対の左側の手袋のカフ部分を示す平面図である。 グリップ補助が尺骨茎状突起の領域の上に配置されている、手袋対の右側の手袋のカフ部分を示す図である。 図25に示されたカフ部分を後ろから見た図である。 図26に示されたカフ部分を後ろから見た図である。 他の構成によるグリップ補助を備えた、手袋対の左側手袋のカフ部分を示す平面図である。 他の構成によるグリップ補助を備えた、手袋対の右側手袋のカフ部分を示す平面図である。 図29に示されたカフ部分を後ろから見た図である。 図30に示されたカフ部分を後ろから見た図である。 グリップ補助の1実施例を示す側面図である。 グリップ補助の1実施例を示す側面図である。 グリップ補助の1実施例を示す側面図である。 グリップ補助の1実施例を示す側面図である。 環状ではあるが複数箇所において中断されているポケット形状のグリップ補助を示す図である。 グリップ補助の別の実施形態を示す側面図である。 図37に示された手袋のカフ部分を後ろから見た図である。 一列に並んで位置する複数のグリップ補助を備えた手袋を示す図である。 さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えたカフ部分を示す平面図である。 互いに直径方向で反対側に位置している異なった実施形態による2つのグリップを備えたカフ部分を示す図である。 図42に示された手袋を後ろから見た図である。 カフ部分の長手方向軸線に対して平行に配置されたストラップ形状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 糸状のグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す図である。 周方向に連続している3つのグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 周方向に連続している別の実施形態による3つのグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 グリップ性を高める表面構造を有する環状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 グリップ確実性を高めるための表面構造と個々のグリップ補助の間における伸長領域とを有するグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す図である。 さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えた手袋を後ろから見た図である。 さらに別の実施形態によるグリップ補助を備えた本発明によるカフ部分を示す平面図である。 ストラップ形状をしていて互いに異なった方向付けで交差しているグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 補強繊維を備えたグリップ補助を示す図である。 別個に製造された後で取り付けられるストラップ形状のグリップ補助を備えたカフ部分を示す図である。 別の実施形態による環状のグリップ補助を備えたカフ部分を後ろから見た図である。 図55に示されたカフ部分を示す平面図である。 さらに別の実施形態によるグリップ補助を示す図である。 互いに接続しているグリップ補助のグループを備えたカフ部分を示す図である。 環状のグリップ補助用の別の実施形態を示す図である。 異なった方向に方向付けられていて連続しているグリップ補助を示す図である。 異なった方向に方向付けられていて中断部を有するグリップ補助を示す図である。

Claims (30)

  1. 手袋、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋であって、有利には防水性で弾性的な材料、例えばゴムから成る一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分(1)と該手部分に続くカフ部分(2)とを有しており、該カフ部分(2)の外側表面にカフ部分(2)の後縁部(4)から間隔をおいて、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が設けられている形式のものにおいて、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)がカフ部分(2)の周方向で見て、手首の尺骨茎状突起の領域を覆う手袋領域に配置されていることを特徴とする手袋。
  2. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、手首の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分(2)の周囲部分を起点として、約90°の角度範囲にわたって延在している、請求項1記載の手袋。
  3. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、手首の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分(2)の周囲部分を起点として、約90°の角度範囲にわたって、掌側を覆うカフ部分(2)の周囲部分に向かって延在している、請求項2記載の手袋。
  4. 手袋、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋であって、有利には防水性で弾性的な材料、例えばゴムから成る一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分(1)と該手部分に続くカフ部分(2)とを有しており、該カフ部分(2)の外側表面に、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が設けられている形式のものにおいて、カフ部分(2)の後縁部(4)から間隔をおいて少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、カフ部分(2)の周囲の少なくとも180°にわたって延在していることを特徴とする手袋。
  5. 少なくとも1つのグリップ補助(5)が、カフ部分(2)の全周にわたって延在している、請求項4記載の手袋。
  6. グリップ補助(3,3a,5)が1回又は複数回中断されている、請求項2から5までのいずれか1項記載の手袋。
  7. 手袋対、特に作業用手袋、検査用手袋又は手術用手袋のような2つの手袋から成る手袋対であって、有利には防水性で弾性的な材料、例えばゴムから成る各1つの一体的な手袋本体が設けられており、該手袋本体が本来の手部分(1)と該手部分に続くカフ部分(2)とを有しており、該カフ部分(2)の外側表面にカフ部分(2)の後縁部(4)から間隔をおいて所定の周囲区分に、少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が設けられている形式のものにおいて、手袋対の各手袋に少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が設けられており、該グリップ補助(3,3a,5)が両方の手袋において、カフ部分(2)の互いに隣接する周方向区分に設けられていて、少なくともほぼ30°の角度間隔を有していることを特徴とする手袋対。
  8. グリップ補助(3,3a,5)が両方の手袋において少なくとも約135°の角度間隔を有しており、有利にはグリップ補助が両方の手袋において、互いにほぼ直径方向で向かい合って位置するように配置されている、請求項7記載の手袋対。
  9. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、少なくともほぼ90°の各範囲にわたって延在している、請求項7又は8記載の手袋対。
  10. 少なくとも1つのグリップ補助(5)が、カフ部分(2)の全周にわたって延在している、請求項9記載の手袋対。
  11. グリップ補助(3,3a,5)が1回又は複数回中断されている、請求項10記載の手袋対。
  12. 付加的に少なくとも1つのグリップ補助(3b)が、カフ部分(2)の内側に設けられている、請求項1から11までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  13. カフ部分(2)の内側における少なくとも1つのグリップ補助(3b)が、カフ部分(2)の外側におけるグリップ補助(3,3a,5)よりも手部分(1)の近くに位置している、請求項12記載の手袋又は手袋対。
  14. 手首関節の尺骨茎状突起の領域を覆うカフ部分(2)の外側におけるグリップ補助(3,5)が、手内側を覆うカフ部分(2)の周方向区分におけるグリップ補助(3a,5)よりも、手袋の手部分(1)の近くに位置している、請求項1から13までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  15. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、少なくとも1つの貫通した開口(6)を有している、請求項1から14までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  16. グリップ補助(3,3a)が、カフ部分(2)から隆起しているループとして形成されている、請求項15記載の手袋又は手袋対。
  17. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、少なくとも片側において開放したポケットを有している、請求項1から14までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  18. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)の方向付けが、最大で80°カフ部分(2)の長手方向軸線から偏位しており、有利にはほぼカフ部分(2)の長手方向軸線と合致している、請求項15から17までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  19. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、カフ部分(2)の長手方向軸線に対してほぼ直角に方向付けられている、請求項15から17までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  20. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、中間部分に設けられているか又は中間部分と一体的に形成されており、該中間部分自体がカフ部分(2)に設けられているか又はカフ部分(2)と一体的に形成されている、請求項15から19までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  21. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、ストラップ状、舌片状又は糸状の付加部として形成されている、請求項1から20までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  22. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a)が、手袋の内側に向かって開放していて外方に向かって突出している中空の突出部として形成されている、請求項1から21までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  23. カフ部分(2)の周方向において相前後して少なくとも2つのグリップ補助(3,3a)が設けられていて、該グリップ補助(3,3a)が、カフ部分(2)の長手方向軸線に対して互いに異なった方向に方向付けられている、請求項1から22までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  24. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が少なくとも1回、カフ部分(2)の長手方向軸線に対するその方向付けを変化させている、請求項1から23までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  25. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、グリップ性を高める表面構造(8)を有している、請求項1から24までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  26. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、カフ部分(2)の表面から少なくとも部分的に大きくなる横断面を有している、請求項1から25までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  27. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)の領域に、カフ部分(2)の伸長領域(X)が設けられている、請求項1から26までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  28. 少なくとも1つのグリップ補助(3,3a,5)が、手袋のカフ部分(2)とは異なった材料、有利には掴みやすい材料から製造されているか又はこのような材料を備えている、請求項1から27までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  29. 互いに接続してかつ/又は互いに交差するようにカフ部分(2)の周方向において少なくとも2つのグリップ補助(3,3a,5)が設けられていて、該グリップ補助(3,3a,5)がカフ部分(2)の長手方向軸線に対して互いに異なった方向で方向付けられている、請求項1から28までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
  30. グリップ補助(3,3a,5)及び/又は、少なくともカフ部分(2)とグリップ補助(3,3a,5)との間の移行領域が、例えば混入された補強繊維を用いて補強されている、請求項1から29までのいずれか1項記載の手袋又は手袋対。
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