JP2007508199A - 乗用車の内装用装飾部材、特に屋根のライニング材、ドアの側方部材、およびトランクの蓋のような基質にケーブルハーネスを接着剤で接合する方法 - Google Patents

乗用車の内装用装飾部材、特に屋根のライニング材、ドアの側方部材、およびトランクの蓋のような基質にケーブルハーネスを接着剤で接合する方法 Download PDF

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Abstract

乗用車の基質構造物、特に屋根のライニング材、横方向のドアの部材、荷物室の蓋にケーブルハーネスを接着する方法。該方法においては個々のケーブルに繊維布のテープを巻き付けるが、このテープには好ましくはその片側に自己接着性の被膜が被覆され、これによってケーブルハーネスがつくられ、該ケーブルハーネスは両側に接着性をもった接着テープの断片(42)により基質構造物に固定される。

Description

本発明は乗用車の内装用装飾部材、特に屋根のライニング材、ドアの側方部材、およびトランクの蓋のような基質にケーブルハーネスを接着剤で接合する方法に関する。
両面接着テープで固定される部品(例えば平らなリボン・ケーブル、ディスプレー、厚紙の包装品)は予め接着テープで完全に自己接着性を賦与されていることが非常に多い。そのため材料が非常に大量に消費され、組立て中に接着テープがつけられた部材の縁を均一にし且つ後で接着テープのライニング材を除去するのに必要な操作には非常に時間がかかる。
一つの代替法は、組立ての段階において個々の接着部位を直接被覆し、次いでこれらの部位に部材を接合する方法である。接着性の部位には予め除去しなければならないライニング材が備えられているために、この操作も不便である。
或る種の部材(例えば携帯電話における電子部品または密封材)では,用途に依存して両面接着性をもったダイカット(型抜き品)を用いなければならない。これらのダイカットは接着剤の個々の断片であり、これは互いに相前後して裏地ウエッブの上に配置されているか、或いは裏地ウエッブの上において他の一つの断片から或る与えられた距離で配置されており、この距離は規則的であったり不規則であったりする。
これらのダイカットはダイカット操作、特にキス・カット(kiss−cut)操作として知られている方法によって予め所望に形に変えられており、この場合にはダイカットをつくるために接着性をもたされたテープは予め接着防止材料でライニングされていなければならない。
キス・カット法の特徴は、ダイカット加工の際に接着防止材料が全く或いは実質的に損傷されないか切断されないことである。これによって操作の後でダイカットの接着剤が切断部に流れ込み材料に粘着するのが防がれる。もしこのようなことが起こると、ダイカットを用いて該材料をさらに処理する過程を含む下手の製造工程において材料は分離するであろう。この場合、ロール全体はそれ以上加工できず、従って廃品になるであろう。
このような両面接着性をもったダイカットの他の用途は自動車用の部材に見出だされる。強調できる一例としては、乗用車の屋根のライニング材に平らなケーブルを接着剤で接合する場合がある。
現在、自動車のケーブルは接着テープを巻付けて(wrapping)束ね、ルーム(loom)にすることが非常に多い。ケーブルのストランドは、ケーブルのクリップにより、または上に接着テープを張付ることにより、或いはペースト状の系(例えば高温熔融(hot−melt)接着剤)によって乗物の内部に機械的に固定される。
これらのタイプの固定を行う操作はすべて非常に時間がかかり、また多くの自動車製造業者の一部による自動化を行うための要望とは一致しないという欠点をもっている。さらに手動的な作業が必要であり、このことは品質のレベルに変動が生じる危険を伴っている。
本発明の目的は、非常に簡単な構造で例えば乗用車の部材にケーブルハーネスを極めて効率的に且つ正確に高度の精度をもって取付け、この際両面接着テープの断片および/またはダイカットを使用してこの取付けを行う方法を提供することである。
この方法は、本発明の主要特許請求の範囲に記載された方法で達成される。従属特許請求の範囲には本発明方法の発展が記載されている。
乗用車(自動車)の内装用装飾部材、特に屋根のライニング、ドアの側方部材、およびトランク(ブート、boot)の蓋のような基質にケーブルハーネスを接着剤で接合する本発明の方法は次の工程から成っている:
・ 好ましくは片側に自己接着性の被膜を有する繊維布のテープで個々のケーブルを取囲んでケーブルハーネスをつくり、
・ 両面接着テープの断片(sections)によって該ケーブルハーネスを基質に固定する。
好ましくは繊維布のテープに部分的に筋状に或いはその全面積に亙って接着剤が被覆された片面接着テープを用いてケーブルに巻付ける。ケーブルの中心軸に関して接着剤が内側に存在するような方法で、得られた接着テープをケーブルの周りに案内することがさらに好適である。
該繊維布のテープは好ましくは容易に接着できて且つ繊維状でなければならないが、また十分な内部強度をもっていなければならない。このテープは個々のケーブルを逆収縮を起こすことなく束ね、ケーブルのゆるい鞘をつくることができなければならない。
繊維布のテープとしては、織物、編物、または不織ウエッブのようなすべての公知の繊維布の裏地を使用することができる。「ウエッブ」という言葉はEN 29092(1988)に従う少なくとも繊維性のシート状の構造物、並びにステッチボンドされた不織布および同様なシステムを含むものとする。
また織物および編物を含む積層化したスペーサー繊維布を使用することができる。この種のスペーサー繊維布はヨーロッパ特許0 071 212 B1号明細書に記載されている。スペーサー繊維布はマット状の層構造物であり、この層構造物は繊維またはフィラメントのフリース(fleece)のカバー層、下側層、およびこれらの層の間にある個々の保持用の繊維またはこのような繊維の束を含んで成り、該繊維は該層構造物の区域全体に亙って分布しており、粒子の層を通してニードル加工され、カバー層および下側層を互いに結合している。これに加えて必須な特徴ではないが、ヨーロッパ特許0 071 212 B1号明細書記載の保持用の繊維(retaining fibers)は不活性の鉱物質の粒子、例えば砂、砂礫などを含んで成っている。該粒子層を通してニードル加工された保持繊維はカバー層と下側層を互いにある間隔をもった状態で保持しており、また該繊維はカバー層及び下側層と結合している。スペーサー織物またはスペーサー編物は特に次の二つの論文に記載されている:journal kettenwirk−praxis誌、3/93,1993年、59〜63頁「Raschelgewirkte Abstandsgewirke(ラッセル編機で編まれたスペーサー編物)]、およびjournal kettenwirk−praxis誌、1/94,1994,73〜76頁、「Raschelgewirkte Abstandsgewirke」。これらの文献は引用により本明細書に包含され、本明細書および本発明の説明の一部をなすものとする。
適切な不織布には特に固められた(consolidated)ステープルファイバー
のウエッブが含まれるが、またフィラメントのウエッブ、熔融吹き込みした(meltblown)ウエッブ、およびスパンボンド加工されたウエッブも含まれ、これらは一般にさらに固める必要がある。ウエッブを固める公知の方法は、機械的、熱的、および化学的に固める方法である。機械的に固める方法では個々の繊維を絡み合わせたり、繊維の束を互いにループにしたり、或いは他の余分な糸を縫い込むことによって純粋に機械的に繊維を互いに保持させることができるが、熱的なおよび化学的な方法により接着性の(接合剤を使用した)または凝集性の(接合剤を使用しない)繊維−繊維間の接合を得ることができる。適切な組成物および適切な方法の体系が与えられれば、これらの接合は完全に或いは少なくともその大部分が繊維の結節点に限定され、ウエッブの中にゆるい開いた構造を保持しながら安定な三次元の網状構造が生じる。
特に有利なことが判っているウエッブは特に別の糸を重ねて縫い込むかまたは内部でループをつくって固めたウエッブである。
この種の固められたウエッブは例えばKarl Mayer社(以前ののMalimo社)製の「Malifleece」型のステッチボンド加工機でつくられ、特にNaue
Fasertechnik and Techtex GmbH社から入手することができる。Malifleeceは、交叉して置かれたウエッブに対しウエッブの繊維からループをつくることによって固められていることを特徴にしている。
使用されるテープはKunit型またはMultiknit型のウエッブであることもできる。Kunit型のウエッブは長手方向に配向させた繊維のウエッブを加工してシート状の構造をつくることによって製造され、この構造物は一方ではループの頭と脚を有し、他方ではループの足またはパイル繊維の襞をもっているが、糸または予備加工されたシート状の構造のいずれをももっていない。この種のウエッブは長年に亙り特に例えばKarl Mayer社製の「Kunitvlies」型のステッチボンド加工機で製造されて来た。
このウエッブのさらに他の特徴は、長手方向の繊維のウエッブとして、長手方向において大きな引張り力を吸収し得ることである。Kunit型のウエッブに対しMultiknit型のウエッブの特徴は、このウエッブが両面ニードルパンチ加工により上側および下側の両方が固められていることである。最後に、ステッチボンド加工されたウエッブは中間体として本発明の接着テープをつくるのに適している。ステッチボンド加工されたウエッブは互いに平行に延びた多数のステッチをもった不織材料からつくられる。これらのステッチは連続した織物用の糸を縫込むか、または編み込むことによって混入することによりつくられる。この型のウエッブに対してはKarl Meyer社(以前ののMalimo社)製の「Maliwatt」型のステッチボンド加工機が知られている。
また、最初の工程において予め機械的に固められるか或いは流体的に湿らせて配置されたウエッブのステープルファイバーのウエッブであって、ウエッブの繊維の2〜50%、特に5〜40%が熔融可能な繊維であるウエッブも特に有利である。この種のウエッブは、繊維が湿った状態で配置されるか、或いはウエッブの繊維からループをつくるか、或いはニードル加工、縫込み(ステッチング)、または空気ジェットおよび/または水流ジェット処理によってステープルファイバーのウエッブが予め固められていることを特徴としている。第2の工程において熱固定を行い、熔融可能な繊維を(部分的に)熔融させてウエッブの力をさらに増加させる。ウエッブの裏地も接合剤を用いすに、例えば構造が付けられたロールによる高温エンボッシング(embossing)によって固め、圧力、温度、滞在時間、およびエンボッシングの幾何学的形状によって強度、厚さ、密度、可撓性などの性質を制御することができる。
本発明において不織布のウエッブを使用する場合、機械的に予め固めるか湿った状態で配置されたウエッブを接着剤で固めることが特に重要であり、このような固化は固体、液体、発泡体またはペースト状の形の接合剤を加えることによって行うことができる。理論的な具体化は非常に多岐に亙って可能であり。例えば固体の接着剤を粉末として振りかけるか、シートとしてあるいは網としてまたは結合繊維の形で用いることができる。液体の接合剤は水溶液または有機溶媒溶液として、または分散物として被覆することができる。接着剤により固める方法では次のような接合剤の分散物が主として選ばれる:フェノール樹脂またはメラミン樹脂の分散物の形の熱固定された樹脂、天然ゴムまたは合成ゴムの分散物のようなエラストマー、或いは通常はアクリレート、酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン系、PVC等、およびそれらの共重合体のような熱可塑性プラスティックスの分散物。通常これらの分散物は陰イオン的または非イオン的に安定化されているが、或る場合には陽イオン性の分散物を有利に使用することができる。
接合剤は従来法による方法で被覆することができ、これに対しては例えば「Vliesstoffe」(Georg Thieme Verlag,Stuttgart,1982年発行)または「Textiltechnik−Vliesstofferzeugung」(Arbeitgeberkreis Gesamttextil,Eschborn,1996年発行)のような被覆または不織布の技術に関する標準的な著作を参照されたい。
既に十分な複合体としての強度をもっている機械的に固められたウエッブに対しては、表面の性質を特定的に変化させるために片面に接合剤を噴霧により被覆する方法が適切である。このような方法は接合剤の使用量を節約するばかりではなく、乾燥するためのエネルギーの必要量を著しく減少させる。絞りローラを必要とせず、分散物は主としてウエッブ材料の上部の区域に留まっているから、ウエッブの望ましくない硬化およびかたさの増加を大幅に避けることができる。ウエッブの裏地を接着剤で十分に固めるためには、一般に繊維のウエッブの重量に関し1〜50%、特に3〜20%の接合剤を添加する必要がある。
接合剤はウエッブの製造中、予め機械的に固める工程、または他の工程ラインの中または工程ラインの外で行い得る別の工程段階でできるだけ早い時期に添加することができる。接合剤を加えた後、接合剤が接着性を示し、接着力により繊維を連結させる条件を一時的につくりだす必要がある。これは例えば分散物の乾燥中に或いは加熱することにより達成することができ、他の変形された方法の可能性としては区域全体或いは一部を加圧する方法がある。接合剤は公知の乾燥トンネルの中で賦活することができるが、或いは接合剤を適切に選んだ場合他の方法によって、即ち赤外線、紫外線、超音波、高周波などにより賦活することができる。その後の最終用途に対しては、絶対に必要なことではないが、ウエッブ製造工程の後で接合剤から粘着性を失わせることが重要な場合がある。熱処理の結果、繊維添加助剤のような揮発性の成分が除去され、ウエッブが有利なフォッギング値をもち、従って低いフォッギング値をもった接着剤を使用する場合、特に有利なフォッギング値をもった接着テープが製造できることが有利である。
接着剤でウエッブを固めるさらに他の特殊な形の方法は、初期的な溶解または膨潤によって接合剤を賦活する方法から成っている。この場合、原理的には繊維自身または混合した特殊な繊維が接合剤の機能を果たすことも可能である。しかしこのような溶媒は環境的な見地から好ましくないかおよび/または大部分の重合体繊維に対しては取り扱い上の問題が生じるから、この方法はあまり用いられない。
織物の裏地に対して考えられる原料には、特にポリエステル、ポリプロピレン、ビスコースまたは綿繊維が含まれる。しかし本発明はこのような材料に限定されるものではなく、むしろ多数の他の繊維を使用してウエッブをつくることができ、当業界の専門家にはこのことは何ら本発明の成果を必要とせずとも明白であろう。
テープおよび/または接着テープの低燃焼性は(ウエッブの)裏地および/または接着剤に燃焼遅延剤を加えることにより達成される。これらの燃焼遅延剤は有機臭素化合物であることができ、適切な場合には相乗作用剤、例えば三酸化アンチモンを一緒に用いることができる。しかし接着テープの中にハロゲンを存在させないという見地からすれば赤燐、有機燐化合物、例えばポリ燐酸アンモニウムのような鉱物性化合物または膨張性化合物を単独でまたは相乗作用剤と組み合わせて使用することが好適である。
好適な一具体化例においては、ロールの上に存在する裏地材料のウエッブを両面接着テープの断片と一緒に巻きほどく装置によって両面接着テープの断片をケーブルハーネスおよび/または基質に接着剤によって接合する。この装置は
・ 台板(baseplate)に固定された把手;
・ 台板の上に回転し得るように取り付けられた、裏地材料のウエッブのロールのための受け器(receiver);
・ 台板の上に回転し得るように取り付けられた加圧ローラであって、分配操作の間両面接着テープの断片を備えた裏地材料のウエッブを基質に接触させ、分配操作の間接着テープの断片が裏地材料のウエッブから基質の上に分配される(dispensed)ように該ローラによってロールのための受け器から案内される加圧ローラ;
・ 台板の上に回転し得るように取り付けられた駆動ローラであって、それが裏地材料のウエッブの速度と同期して回転するように、両面接着テープの断片を備えた裏地材料のウエッブがそれによって案内される駆動ローラ;
・ 台板の上に回転し得るように取り付けられた受取りローラであって、接着テープの断片が分配された後に裏地材料のウエッブを受取り、特に駆動ローラの運動によってベルトにより回転するように設定された受取りローラを具備している。
他の好適な具体化例においては、駆動ローラは裏地材料のウエッブのロールの受け器と加圧ローラとの間に配置されている。
他の好適な具体化例においては、裏地材料のウエッブのロールの受け器と駆動ローラとの間に案内ローラが配置され、駆動ローラの周りに裏地材料のウエッブを非常に大きな角度で巻付けるようになっている。このようにして裏地材料のウエッブの運動は駆動ローラに確実に伝えられ、従って好適なベルトを介し受取りローラへと伝えられることができる。
他の好適例では、把手の上に固定できる心棒の上に調節可能な位置決め用の補助具が存在し、これは特にネジ留めによって固定できる回転可能なシャフトの形をしており、これによって裏地材料のウエッブは裏地材料のウエッブのロールのための受け器から駆動ローラの方向に案内される。
この位置決め用の補助具は、特に溝の中を動き得るように案内されるシャフトから構成され、このシャフトはネジで留めることによって溝の内部の任意の所望の位置に固定することができ、接着テープの断片の被覆方法に依存して、接着テープの断片、特に両面接着テープの断片の開始部および/または終端部が常に予め定められた位置にあり、従って接着剤による接合は常に接着テープの断片の開始部において例えば15mmの長さの開始部において定められた方法(manner)で始まり、分配操作の後では、換言すれば例えばひとたびこの装置をケーブルハーネスの区域の上方に引出した後では、接着剤による接合は他の接着テープの断片の端の所例えば15mmの長さの端の所で確実に終わるようにする役目をしている。
この種の位置決め用の補助具を用いる他の例示的な方法は、同じ方法で位置させ得る標識が付けられた付加的な小さい拡大レンズを取り付ける方法である。
加圧ローラと位置決め用の補助具の間の距離は、両面接着テープの断片の長さに適合するように個別的に調節可能である。この位置決め用の補助具によってこの装置の使用者は常に接着テープの断片の長さによって決定される関係を保つことができる。
右利きの人および左利きの人の両方に対しこの装置が容易に使用できるようにするために、把手および他のすべての機素を台板の上に鏡像の形で配置することができる。
裏地材料のウエッブのロールの受け器の他の好適な具体化例は調節可能なブレーキ、特に摩擦ブレーキである。このブレーキにより分配操作の間裏地材料のウエッブの中にあまり小さくない均一な張力を生じることができる。
他の好適な具体化例においては、加圧ローラの片側を台板に固定し、他の側にはカウンタープレートを取り付ける。分配操作の際に押付けて使用する装置の場合には、カウンタープレートおよび台板は把手の方向に延びた設計をもっている。カウンタープレートおよび台板は形が加圧ローラおよび把手のレバーアームと調和しており、従って 分配操作の終りにおいて使用者は装置全体をこの幾何学的形状から得られる支点の周りで容易に旋回させることができる。この回転運動の結果、一方では位置決め用の補助具と組み合わせると接着テープの最後の断片を常に信頼性をもって分配することができ、即ちこれを裏地材料のウエッブから基質へと移すことができ、同時に他方では後で接合させるべき接着テープの次の断片はなお裏地材料のウエッブの上に保たれたままにすることができる。
これらの機素に適した材料にはプラスティックスが含まれるが、金属を使用することもできる。
さらに他の具体化例においては、この巻きほどき装置は手動式の運動によって動かされるのではなく、標準的な自動操縦装置によって動かすことができる。この場合、通常の光学的/電気的な位置決め用の補助具に加えて、次のような機械的/電気的な位置決め用の補助具を使用することが好適である。即ち、溝の中で調節し得る回転可能なシャフトはそれに機械的に連結されたさらに他のシャフト、例えば鋸状の歯車の形のシャフトを有し、これは接着テープの断片によって覆われていない裏地材料のウエッブの自由な縁の区域に食い込んでいる。その結果、一度手で設定された関係は、換言すれば位置決め用の補助具と加圧ローラとの間の正確な距離は、もはや狂うことはない。次に、鋸状の歯車のシャフトに機械的に固定された標準的な回転センサーを使用して自動把手装置を駆動する。換言すれば分配操作に必要な運動を開始させ、また終らせる。
従ってこの装置をロボットで案内し、接着テープの断片が正確に予め定められた位置においてケーブルハーネスに被覆されることが好適である。
この装置はロール上に存在す自己接着剤および/またはダイカットを備えた多数の裏地材料のウエッブを被覆(applying)するのに適している。
これらのダイカットは、両面接着テープを裏地材料の上に載せ、該テープからダイカットを特にキスカット操作で打抜く加工操作でつくられる。
問題となる裏地材料のウエッブは好ましくはその上に両面接着テープの断片が配置された裏地材料のウエッブであり、該裏地材料のウエッブの両側には接着防止被膜が被覆されており、この二つの接着防止被膜は接着テープの断片の接着剤に対する反撥性の程度が異なっている。
有利な一具体化例においては、裏地材料のウエッブの上面にある接着防止被膜は裏地材料の底面にある接着防止被膜に比べて反撥性が小さい。裏地材料のウエッブが巻きほどかれた状態にある場合、接着テープの断片はその上面にある。これによって次のことが保証される:
・ 他の補助手段(例えば第2のライニング材)を用いずに個々の接着テープの断片を加工し、ロールの形の裏地材料のウエッブの上に断片つくることができる。加工操作(接着テープの断片を切って或る大きさにする操作)の際に不要な材料はマトリックスとして取り去り廃棄することができる。
・ 本発明の装置によってこの接着テープの断片を容易に分配することができる。
裏地材料のウエッブとしては紙、紙/ポリオレフィン複合体および/またはフィルムを使用することが好ましい。適当な裏地材料にはさらに原則として例えばBOPPまたはMOPP、PET、PVCまたは不織布(セルロースまたは重合体をベースにしたもの)のようなフィルムが含まれる。また発泡体(例えばPU、PE、PE/EVA、EPDM、PP、PE、シリコーン等)または剥離紙(クラフト紙、ポリオレフィンを被覆した紙)または剥離フィルム(PET、PPまたはPE、またはこれらの組み合わせ)も被覆基質として適している。
接着防止被膜としては、溶媒を使わずに被覆されたシリコーンを使用することが好ましい。接着防止被膜および/または溶媒を使わずに被覆されたシリコーンは0.8〜3.7g/m、好ましくは1.3〜3.2g/m、極めて好ましくは1.8〜2.8g/mの割合で被覆することがさらに好適である。
しかし特に0.3〜1g/mの被覆割合で被覆された接着防止被膜として溶媒を使った系を使用することも可能である。
接着テープの断片に対する裏地としてさらに使用される材料は好ましくはウエッブの形の材料、例えば紙、不織布、重合体フィルム、および発泡体である。すべての種類の両面接着テープは原則として接着テープの断片の基礎材料として適している。接着テープの接着剤としてはすべての圧感性接着剤、例えばSATAS、Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology、第3版に挙げられたものを使用することができる。熔融物または溶液から被覆できる天然/合成ゴムおよびアクリレートをベースにした接着剤が特に適している。
さらに本発明に従えば、上面および/または底面の側に重合体被膜を備えた高度に緻密化されたグラシンペーパーであって、適切な場合この二つの重合体被膜の少なくとも一つに接着防止層特にシリコーンコーティングが被覆されているグラシンペーパーを裏地材料として使用することができる。
本発明のさらに他の具体化例においては、密度が1.1〜1.25g/cmの紙の裏地材料を使用する。この紙の裏地は実質的に上側および下側をもっている。この紙の裏地は上側および下側に重合体の被膜を備え、適当な場合には二つの重合体被膜の少なくとも一つに接着防止被膜が被覆されている。
紙の裏地またはグラシンペーパーは好ましくは1.12〜1.2g/cm、特に1.14〜1.16g/cmの密度をもっている。紙の裏地またはグラシンペーパーは坪量が40〜120g/m、好ましくは50〜110g/m、極めて好ましくは60〜100g/mであることがさらに好適である。
重合体の被膜に使用される重合体には特にポリオレフィン、例えばLDPE、HDPE、これらの二つの配合物、例えばMDPE、PPまたはPET、LDPEが特に有利である。
またLDPEまたはHDPEの紙の裏地の重合体を被覆した側は艶消しされた或いは光沢をもつようにつくることができる。
重合体の被膜は5〜30g/m、好ましくは10〜25g/m、極めて好ましくは15〜20g/mの割合で被覆されていることがさらに好適である。ポリエステルの場合特にちょうど2〜3g/mの割合で被覆することができる。
さらに、本発明の一つの顕著な発展は例えばシリコーン、パラフィン、テフロン、またはワックスを接着防止層として使用することである。この場合、シリコーンを含まない剥離層、例えばRexam社の「non Silicone」、または低シリコーン剥離層、例えばRexam社の「Lo ex」を使用することができる。
紙の裏地材料の被覆に依存して、裏地材料の両側の層の接着防止層に対し同じまたは異なった剥離性を付与することができ、従って両側に対し異なった剥離性(制御された剥離性)を設定することもできる。
このようにして、両面に重合体が被覆されている場合、ライニング材は
・ 寸法安定性(良好な平坦さ)、
・ 厚さのコンシステンシーが高い薄い厚さ(許容度が狭く、精度の高いダイカット)、
・ 紙の胴部への打抜きを防ぐ層を示し、
或いは片側に重合体が被覆されている場合にはライニング材は
・ 厚さのコンシステンシーが高い薄い厚さ(許容度が狭く、精度の高いダイカット)、
・ 紙の胴部への打抜きを防ぐ層を示す。
この装置を使用する際、個々の接着テープの断片が裏地材料のウエッブの上に矩形の形で配列されている場合特に有利である。またこれらの矩形の断片が裏地材料のウエッブの上に個々の接着テープの断片の間に距離を置かずに配列されている場合が極めて有利である。裏地材料のウエッブの上にこのような接着テープの部分をその間に距離を置かずにつくることは、接着剤が癒着するために極めて困難である。従って異方性をもった圧感性の接着剤からつくられたダイカットが配列された裏地材料のウエッブはさらに好適に使用することができる。
重合体または重合体組成物の製造、それ以上の加工、または後で応力をかける工程において、重合体アセンブリー全体に対し好適な方向に高分子を高度に配向させることができ、この配向は任意に誘起できる結果、対応する重合体の性質を制御し、所望の用途に関して重合体の性質を改善することができる。異方性をもって配向させた圧感性接着剤は、「エントロピー弾性」挙動のために、或る与えられた方向に伸長した後元の状態に戻ろうとする傾向をもっている。原理的には配向を示す圧感性接着剤はすべて使用するのに適しているが、その例には天然および合成ゴム、例えばブチルゴム、ネオプレン、ブタジエン−アクリロニトリル、スチレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレン−イソプレン−スチレン共重合体をベースにしたもの、および直鎖ポリエステルおよび共重合ポリエステル、ポリウレタン、ポリシロキサンエラストマー、直鎖アクリレートをベースにしたものがあるが、特にポリアクリレートをベースにした異方性の圧感性接着剤が適している。このように異方性をもって配向した圧感性接着剤は、穿孔および/または切断操作の後で層の形にした場合、切断および穿孔を行った縁の所で圧感性接着剤の層の収縮を示し、これは癒着を起こさない穿孔された形のダイカット加工を行うのに利用される。
本発明の有利な一つの発展においては次のような圧感性接着剤を使用する。
・ フリーラジカル重合で得られるもの。
・ 下記一般式の化合物から成る群から選ばれる少なくとも1種のアクリル単量体を少なくとも65重量%の程度含んでいるもの。
Figure 2007508199
ここでRはHまたはCHであり、基RはHまたはCHであるか、分岐したおよび分岐しない炭素数2〜20、好ましくは4〜9の飽和アルキル基から成る群から選ばれる。これに対し圧感性接着剤の平均分子量は少なくとも650000であり、裏地に被覆した際好適な方向を有し、この好適な方向で測定された屈折率nMDは該好適な方向に垂直な方向で測定された屈折率nCDよりも大きく、その差Δn=nMD−nCDは少なくとも1×10−5である。
基Rに対して好適に用いられることが見出だされているアルキル基のこれだけに限定されない例には、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ドデシル、ラウリル、またはステアリル、(メタ)アクリレート、または(メタ)アクリル酸が含まれる。
最高35重量%のビニル共重合単量体、特にビニルエステル、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、エチレン型不飽和炭化水素のニトリルから成る群から選ばれる1種またはそれ以上のビニル化合物をベースにした圧感性接着剤を使用する場合でもダイカット加工法は優れている。この用途の目的に対し、官能基をもったアクリル化合物も「ビニル化合物」と言う言葉に含まれるものとする。官能基を含むこの種のビニル化合物はマレイン酸無水物、スチレン、スチレン化合物、酢酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミド、p−アクリロイルオキシプロピオン酸、ビニル酢酸、フマル酸、クロトン酸、アコニチン酸、ジメチルアクリル酸、トリクロロアクリル酸、イタコン酸、酢酸ビニル、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、アミノ含有(メタ)アクリレート、ヒドロキシル含有(メタ)アクリレート、特に2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、および/または4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、および二重結合官能基をもった光反応開始剤である。上記のリストは単に例示的なものであり、これが全部ではない。
圧感性接着剤に対しては、得られる接着剤がD.Satasの「Handbook o
f Pressure Sensitive Adhesive Technology」,1989年、VAN NOSTRAND REINHOLD,New York発行に従った圧感性接着剤の接着性をもつように対応する単量体の組成が選ばれる場合特に有利である。この目的に対しては、アクリレートの圧感性接着剤のガラス転移温度は例えば25℃未満でなければならない。
この用途に使用される圧感性接着剤、特に上記にその利点を挙げたポリアクリレート圧感性接着剤は、フリーラジカルによって開始される重合によってつくられることが好ましい。この目的に特に適している一つの方法は下記の段階によって特徴付けられる:
・ 少なくとも1種のビニル−、アクリロイル−、またはメタアクリロイルをベースにした単量体またはこれらの単量体の組み合わせを含んで成る混合物を重合させる。得られる重合体は650 000超である。
・ 次いでこの重合体組成物の押出し被覆を行う。
・ 次いでこの重合体組成物を裏地の上で電子ビームを照射して交叉結合させる。
押出し被覆は押出しダイス型を通して行うことが好ましい。使用される押出しダイス型はT−ダイス型、魚尾形ダイス型、および洋服掛け形ダイス形の三つの範疇の中の一つのものである。それぞれのダイス型は流路の設計が異なっている。配向したアクリレート圧感性接着剤を製造するためには、洋服掛け形ダイス型を用い裏地の上に被覆することが実際上好適である。この場合特定的に述べれば裏地に関しダイス型を動かすことにより裏地の上に重合体の層をつくる。被覆と交叉結合との間の時間は極めて短いことが有利であり、好ましくは10秒以下である。洋服掛け形のダイス型の中でアクリレートの高温熔融物を成形し、一定のフィルムの厚さでダイス型から取り出し、圧感性接着剤が裏地材料へと移される際に圧感性接着剤のフィルムを伸長する結果、さらに薄いフィルムが得られ、次いで工程ライン中で交叉結合を行い配向させる。
フリーラジカル重合は有機溶媒または水の存在下において、或いは有機溶媒と水との混合物を存在させて、或いはまた塊状で行うことができる。溶媒はできるだけ少量しか使用しないことが好適である。変化率および温度に依存して、重合時間は6〜48時間の間である。溶液重合の場合には、使用する溶媒は好ましくは飽和カルボン酸のエステル(例えば酢酸エチル)、脂肪族炭化水素(例えばn−ヘキサンまたはn−ヘプタン)、ケトン(例えばアセトンまたはメチルエチルケトン)、特殊な沸点をもったスピリット、またはこれらの溶媒の混合物である。水性媒質または有機溶媒と水性媒質との混合物中における重合では、この目的に対して当業界の専門家には公知の乳化剤および安定剤を重合の際に加える。使用される重合開始剤は通常のフリーラジカル生成化合物、例えば過酸化物、アゾ化合物、およびパーオキソ硫酸塩である。重合開始剤の混合物も使用できる。重合の際さらに他の調節剤を使用して分子量を低下させ、多分散度を減少させることができる。重合調節剤としては、例えばアルコールおよびエーテルを使用することができる。アクリレートの圧感性接着剤の分子量は650 000〜2 000 000g/モル、好ましくは700 000〜1 000 000g/モルの範囲にあることが有利である。
さらに他の方法においては、一般に撹拌機、二つまたはそれ以上の供給容器、還流冷却器、加熱装置および冷却装置を備え、Nの雰囲気下および大気圧より高い圧力下で操作するための装置を備えた重合反応器の中で重合を行う。
溶媒の中で重合させた後、減圧下で重合媒質を除去することができ、この操作は例えば80〜150℃の高温で行われる。次いでこの重合体を溶媒を含まない状態で、特に高温熔融圧感性接着剤(高温熔融PSA)として使用することができる。或る場合には溶媒を
用いないで本発明の重合体を製造することも有利である。
アクリレートPSAをつくるためには、重合体を通常の方法で変性することができる。例えばテルペン樹脂、テルペン−フェノール樹脂、C,Cおよび/またはC/C炭化水素樹脂、ピネンおよびインデン樹脂またはロジンのような粘着付与性の樹脂を単独で、或いは互いに組合せて加えることができる。さらに、可塑剤、種々の充填剤(例えば繊維、カーボンブラック、酸化亜鉛、二酸化チタン、中身の詰まったマイクロビーズ、中身の詰まったまたは中空のガラスビーズ、シリカ、珪酸塩、白亜(chalk)、ブロッキングされていないイソシアネート等)、老化防止剤、光安定剤、オゾン保護剤、脂肪酸、造核剤、膨張剤および/または促進剤を添加物として使用することもできる。交叉結合剤および交叉結合促進剤を混入することもできる。電子ビームを用いる交叉結合に適した交叉結合剤の例は、二官能性または多官能性のアクリレート、二官能性または多官能性のイソシアネート、または二官能性または多官能性のエポキシドである。
アクリレートの高温熔融物を、そのまままたは配合物の形で、溝の幅が可変のダイス型を通して裏地材料に被覆し、次いで電子ビームを用いて裏地材料の上で硬化させる。製造ライン中における操作では、圧感性接着剤を裏地に被覆した直後に交叉結合が起こる。
装置と裏地材料のウエッブの組合せによりそれ自体では予見できないと思われる多くの利点が得られる。ライニング材を除去するために接着テープの断片の分配に伴う時間の損失はなく、廃棄物の量も少ない。異なった大きさの接着テープの断片を異なった数で接着させることにより、いわば必要量の接着テープを「投与」することができる。
この装置は好ましくは間隙がないように裏地材料のウエッブの上に配置された両面接着テープの断片、例えば幅が15mmで横方向の間隔がそれぞれ15mmのものを使用する。換言すれば、例えば90mmの長さの接着テープを15mmの接着テープの断片6個で置き換える。同様に他の任意の寸法も考えられる。長さ15mmの接着テープの断片により、担体が付いたもともとかたい両面接着テープでさえも、本発明の装置を用いれば曲線状に接合することができる。
本発明の装置には調節可能な開始部および終端部の標識を取り付けることができる、これによって使用者は基質の上に任意所望の数の接着テープの断片を位置させることができる。すべての機能的な機素は、分配操作を通常の牽引モードばかりではなく、好ましくは押付ける運動によって達成できるように配列されている。
要約すれば、本発明方法においては次のような利点が得られる:即ちこの方法はケーブルハーネスを表面、特に乗用車の表面に固定するために使用され、単一の作業段階で高い位置決めの精度をもってケーブル・システムを乗用車の機素に取付ることができる。
この目的に対しては、やはりロボットに取り付け得る特殊な銃により両面接着テープの断片を備えたテープを直接屋根のライニング材のような基質に被覆し、該銃は自動的にテープを巻き上げるようにする。接着テープは接着片をロールの上に近接して逐次配置することができ、特殊な被覆機(applicator)によってロールを巻きほどく際これらの接着片は自動的に乗用車の機素の表面(基質)の上に接着してそれを横切る/その上に留まるようにすることができる。この目的に対しては、特殊な層の中に剥離紙が備えられ、その反撥性はそれぞれの側で異なるようにし、接着剤の断片を連続的に且つ迅速に被覆/移動させることができるようにする。この銃(装置)を用いると融通性をもった被覆が可能である。即ち被覆を行おうとする場所に銃を置き、被覆が終った場合にはその点の所でこれを容易に持ち上げることができる。この方法はカッターまたは刃を用いずに操作されるので、仕事中に作業員を傷つける可能性はない。またこの方法は取付けの際、切断を行う時ケーブルハーネスを損傷する恐れがあるか、或いは切り欠きが生じることによってケーブルハーネスが使用できなくなる恐れがあるカッターまたは刃を必要としないから有利である。
適切な場合には自己接着性を賦与された繊維布のテープと接着性のダイカットとの組合せによって、ケーブルハーネスを確実に固定することができる。その理由は次の通りである:
・ 繊維の表面は接着剤の厚いクッションに対して自然に得られる非常に良好な接着性を示す。
・ 組立ての過程で接合区域において自然にケーブル・ストランドにゆるい鞘が形成され、接合区域は点状ではなく横方向に広がる。
・ このゆるい鞘は負荷のかかった接合線の中に力を良好に分布させることができる。
高温熔融接着剤のようなペースト状の接着剤に比べ下記に示すようなさらに他の利点が得られる:
・ 組立てを行う前に一定の空費時間が見られない。
・ 組立てを行った後ペースト状の接着剤におけるような反応時間が存在しない。
・ きれいに、また迅速に取扱いを行うことができる。
・ 高温の接着剤を流体状態(高温熔融物)に保つために貯蔵容器を粉末の粒状物で一杯に満たすことによる時間の損失がない。
・ 作業員の火傷の危険がない。
・ 保守がいらない。
・ 重いスイベル・クレーンを組立て台の上で手で動かす労力がいらない(重い高温熔融銃はクレーンに固定されており、これを手で動かさなければならない)。
・ エネルギーの消費がない(高温熔融物の場合のような)。
・ 必須の装置のための経費が要らない。
・ 接着剤の被覆を自動化できる。
・ 乗用車の内装機素のケーブル・アセンブリーの製造操作の生産性が増加する。
次に、本発明の装置の特に有利な具体化例を添付図面を参照して例示するが、これによって本発明を不必要に限定するつもりはない。
図1はロール4の上にある両面接着テープの断片42を有する裏地材料のウエッブ41を巻きほどく装置を示す。この装置はいくつかの機素から構成されている。中央の機素は底板2であり、これはすべての他の機素、例えば該底板2にネジ留めされた把手1を収納する役目をしている。把手1の位置を簡単に変えることにより装置を牽引して動かすことができ、特に分配操作の際押付けて動かすことができる。この装置は押付けて使用することが好ましい。何故なら、簡単に言えば、押付ける運動を行う際には、遥かに簡単に圧感
性自己接着剤組成物にとって有利である大きな圧す力をかけられるからである。
この場合底板2の上には、裏地材料のウエッブ41のロール4のための回転し得るように取り付けられた受け器21が備えられている。
また台板2には加圧ローラ22が回転し得るように取り付けられており、該加圧ローラは分配操作の間に接着テープの断片42を備えた裏地材料のウエッブ41を基質と接触させ、それは、分配操作の間接着テープの断片42が裏地材料のウエッブ41から基質の上に分配されるように、ロール4のための受け器21によって案内される。加圧ローラ22の材料および直径は、一方では自己接着テープの断片42を接合させるのに十分な圧力が確実にかかり、他方では分配の際両面接着テープの断片42から裏地材料のウエッブ41を容易に取り外し得るような材料および直径である。この場合、ローラ22は特定的に裏地材料のウエッブ41の上にある両面接着テープの断片42の性質に適合させられている。
台板2に回転し得るように取り付けられた駆動ローラ23により接着テープの断片42を備えた裏地材料のウエッブ41は、駆動ローラ23が裏地材料のウエッブ41の速度と同期して回転するように案内される。
駆動ローラ23は裏地材料のウエッブ41のロール4のための受け器21と加圧ローラ22との間に配置されている。
裏地材料のウエッブ41が駆動ローラの周りに大きな角度で巻き付けられように、案内ローラ26は裏地材料のウエッブ41のロール4の受け器21と駆動ローラ23との間に配置され、該ローラは裏地材料のウエッブ41によって取り囲まれている。
最後に、台板2の上には回転し得るように取り付けられた受取りローラ25が配置され、このローラは接着テープの断片42が分配された後に裏地材料のウエッブ41を受取り、該ローラは特に駆動ローラ23の運動によりベルト24によって回転するようになっている。
保持のための手段である2の上には、固定可能な心棒3の上に調節可能な位置決め用の補助具6が回転し得るように取り付けられたシャフト61の形で備えられ、該シャフトはネジ留めによって固定することができ、これによって裏地材料のウエッブ41は裏地材料のウエッブ41のロール4の受け器21から駆動ローラ23の方向に案内される。
加圧ローラ22の片側は台板2に固定され、他の側にはカウンタープレート8が取り付けられている。分配操作の際押つけて使用される装置100の場合には、カウンタープレート8および台板2は把手1の方向に細長く延びた設計をもっている。その形のために、カウンタープレート8および台板2は加圧ローラ22および把手1のレバーアームと調和し、分配操作の終りにおいて使用者が装置全体を支点の周りに容易に傾けることができ、これはこのような幾何学的形状によって可能になる。この回転運動の結果、位置決め用の補助具6と組合せて一方では最後の接着テープの断片42を信頼性をもって分配し、即ちそれを裏地材料のウエッブ41から基質へと移動させ、他方では後で被覆されるべき次の接着テープの断片42をなお裏地材料のウエッブ41の上に固定して保持することができる。
装置全体は、受取りローラ25が空の場合でも一杯の場合でも、両面接着テープの断片42の位置決めの精度に悪影響がないように調和が取られている。このことは特にローラ23と25との間のベルトの駆動の伝達比に関係がある。
図2に従えば、裏地材料のウエッブ41はアルキメデスの螺旋の形に巻き取られてロールにされる。ここでは裏地材料のウエッブ41の上に円の形をした個々の接着テープの断片42が規則的な間隔で配列されている。裏地材料のウエッブ41は異なった接着防止用の被膜43、44を有している。裏地材料のウエッブ41の底面にある接着防止用の被膜43は裏地材料のウエッブ41の上面にある接着防止用の被膜44よりも高い反撥性をもっている。
特に有利な一具体化例における裏地材料のウエッブのロールが取り付けられた装置。 接着テープの断片を有する裏地材料のウエッブ。

Claims (8)

  1. 乗用車の内装装飾用の機素、特に屋根のライニング材、ドアの側方部材、またはトランクの蓋のような基質に対しケーブルハーネスを接着剤によって接合する方法において、該方法は好ましくは片側に自己接着性の被膜を備えた繊維布のテープで個々のケーブルを取囲んでケーブルハーネスをつくり、両面接着テープの断片によって該ケーブルハーネスを基質に固定することを特徴とする方法。
  2. ケーブルハーネスに両面接着テープの断片を接着剤で接合する操作は、ロール4の上にある両面接着テープの断片42を備えた裏地材料のウエッブ41を巻きほどく装置によって行われ、該装置は
    台板2に固定された把手1;
    台板2の上に回転し得るように取り付けられた、裏地材料のウエッブのロール4のための受け器21;
    台板2の上に回転し得るように取り付けられ、分配操作の間両面接着テープの断片42を備えた裏地材料のウエッブ41を基質に接触させ、分配操作の間接着テープの断片42が裏地材料のウエッブ41から基質の上に分配されるようにロール4のための受け器21により案内される加圧ローラ22;
    台板2の上に回転し得るように取り付けられた駆動ローラ23であって、それが裏地材料のウエッブ41の速度と同期して回転するように、両面接着テープの断片42を備えた裏地材料のウエッブ41がそれによって案内される駆動ローラ23;
    台板2の上に回転し得るように取り付けられ、接着テープの断片42が分配された後に裏地材料のウエッブ41を受取り、特に駆動ローラ23の運動によってベルト24により回転するように設定された受取りローラ25を含んでいることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 駆動ローラ23は裏地材料のウエッブ41のロール4の受け器21と加圧ローラ22との間に配置されているか、および/または案内ローラ26が裏地材料のウエッブ41のロール4の受け器21と駆動ローラ23との間に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 把手1の上に固定し得る心棒3の上に調節可能な位置決め用の補助具6があり、これは特にネジ留めによって固定できる回転し得るように取り付けられたシャフト61の形をしており、該補助具により裏地材料のウエッブ41は裏地材料のウエッブ41のロール4の受け器21から駆動ローラ23の方向へ案内されることを特徴とする請求項1〜3の少なくとも一つに記載された方法。
  5. 加圧ロール22の一端は台板2に固定され、他の端にはカウンタープレート8が取り付けられ、分配操作の際に押して使用する装置100の場合には該カウンタープレート8および台板2は把手1の方向に延びた設計をもっていることを特徴とする請求項1〜4の少なくとも一つに記載された方法。
  6. 該装置はロボットによって案内され、接着テープの断片は正確に予め定められた位置においてケーブルハーネスに取付られていることを特徴とする請求項1〜5の少なくとも一つに記載された方法。
  7. 繊維布のテープは細長い材料の周りに螺旋状の運動を行って案内され、長手方向において該テープより狭い筋の形をした接着剤を好ましくは少なくとも該テープの片側に被覆されていることを特徴とする請求項1〜6の少なくとも一つに記載された方法。
  8. 特に別の糸でオーバーステッチングするか、或いは相互にループをつくるかまたは水流ジェット処理またはニードル加工処理によって固められた繊維布のテープを使用することを特徴とする請求項1〜7の少なくとも一つに記載された方法。
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