JP2007506087A - ブレスレットを固定するための装置 - Google Patents

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リシュモン アンテルナシオナル ソシエテ アノニム
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Abstract

【解決手段】ブレスレット・ピン(8)を受け入れるようになっている第1のアタッチメント(2)および第2のアタッチメント(3)を含む、ブレスレット用の固定装置。これらアタッチメント(2、3)のうち少なくとも1つは、ピン(8)に対してほぼ平行な軸(22、32)を含み、この軸(22、32)は、ブレスレットを受け入れる本体(1)の横方向孔(10)内に摺動自在に配置されるようになっている。さらに、この装置は、前記横方向孔(10)と交差して本体(1)にある穴(12)内に配置してあり、アタッチメント(2、3)の少なくとも1つをそれらの凹所内に錠止および解錠できるようにこれらアタッチメント(2、3)の少なくとも1つの軸(22、32)と協働する錠止要素(4)を含む。
【選択図】図7b

Description

本発明は、ブレスレット・ピンを受け入れるようになっている第1のアタッチメントおよび第2のアタッチメントからなるブレスレットを固定するための装置に関する。
本発明は、特に、時計ケースにブレスレットを取り付けるための機構に関するものであるが、一般的には、ブレスレットの固定を必要とするなんらかの用途、たとえば種々の宝石についても役立つ。
この分野において、使用者が衣装に合わせるとか、外観を変えたいとかのためにたとえば腕時計のブレスレットを交換できることを望むことがますます多くなっていることは知られている。この目的のためには、ブレスレットの交換ができるだけ容易であり、なんらかの特殊な固定装置と共に独特なやり方で使用できるツールも特殊なブレスレットも必要としないことが望ましい。さらに、固定装置およびブレスレットを固定装置上に固定する方法は、ブレスレットまたは腕時計を着用するときに使用者に不快感を与えてはならない。
現在、これらの問題の解決策を得ようとしている多数の装置が知られている。だが、これら公知の装置は、あらゆる場合に満足できるものではない。特に、交換可能なブレスレットを取り外し、別のブレスレットをその場所に挿入するのに特殊なツールを必要とするし、或る種の独特な固定を行えるように設計した特殊なブレスレットを必要とするのである。さらに、従来の固定装置は、通常、着用したときに特に最高の快適性を与えることはない。同時に、多数の現存する装置は、複雑であり、美的ではなく、価格もかなり高い。
本発明の目的は、現存のシステムの上記欠点を克服し、特に、ブレスレットの交換を迅速かつ容易に行うことができると同時に使用者の快適さを向上させるブレスレット用固定装置を提供することにある。
したがって、本発明は、その目的を果たすために、特許請求の範囲の請求項1および請求項8に記載した特徴を有する固定装置を提供する。
本発明による装置は、特に、アタッチメントの少なくとも1つがピンとほぼ平行の軸を含むという事実およびこの軸が通常は時計ケースによって構成される本体の横方向孔内に摺動自在に配置されるようになっているという事実よって特徴付けられる。さらに、本装置は、前記横方向孔と交差して本体に設けた穴内に配置した錠止要素、たとえば、押しボタンを含み、これがアタッチメントの少なくとも1つの軸と協働して、これらのアタッチメントの少なくとも1つをその凹所内に錠止したり、解錠したりすることができるようになっている。
別の実施形態においては、本装置は、また、ピンとほぼ平行な軸を有する少なくとも1つのアタッチメントを含むが、この軸は、本体の前記横方向孔内に回動自在に配置されるようになっている。この場合、本装置は、「出張りアバットメント」と呼ぶ少なくとも1つの保持要素を含み、この保持要素は、たとえば、円筒形ピンによって構成する。各保持要素は、前記横方向孔と交差して本体に設けた盲孔内に配置され、対応するアタッチメントの軸と協働して、使用位置における軸線方向の保持を可能とすると共に、これらのアタッチメントのうちの少なくとも1つをその凹所内で回動させることができるようになっている。
本装置のこれらの2つの実施形態の組み合わせが可能であり、この組み合わせが好ましい実施形態を構成する。
これらの手段よって、固定装置の一部、特に、ピンの軸線に対してほぼ平行に装着したケース出張りが横方向直線運動を行って、ブレスレットを解放し、したがって、使用者が、本装置の他の部分を分解することなくボタンに単に圧力をかけるだけでツールなしに迅速かつ容易に交換を行うことができるという利点が得られる。さらに、出張りまたはアタッチメントの関節結合部を回動軸上に設けてもよい。この場合、出張りをその軸線まわりに揺動させ、ブレスレットの端部を使用者の手首の形にさらにぴったりと一致させることができる。ここで、固定装置が、それと協働するブレスレット部分になんらかの手段または特殊構造を必要とせず、ブレスレットを各端部で単純な普通のピンによって保持できるということに注目されたい。ブレスレットは、皮革、金属その他任意の適当な材料で作ってあってよい。腕時計の場合、機械作用が時計ケースの密封性に何も干渉しないので、腕時計は完全に密封されたままである。アセンブリの外観が変わることもなく、時計ケースおよび出張りは相互に固定可能なままである。システムの簡潔性、機械加工の費用および容易さが、本発明による装置のさらなる利点である。
他の利点は、特許請求の範囲の従属請求項に記載した特徴および図面に関連した以下のさらに詳しい説明から明らかとなろう。
添付図面は、本発明の一実施形態を例示している。
以下、本発明の一実施形態を例示している添付図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。
上述したように、本発明は、特に、時計ケースにブレスレットを取り付けるための機構に関するものであるが、一般的に、たとえば種々の宝石類のための、腕時計本体に類似する本体を有し、特に宝石を受け入れるようになっているブレスレットの固定を必要とする任意の用途にとって役に立つ。この用途は当業者には明らかであるから、以下、腕時計に適用した本発明による固定装置の場合のみを説明する。
図1a、1bを参照して、本発明による装置の種々の部分が明瞭に識別でき、図2a、2bがこれらの部分を組み立て状態で示している。時計ケース1は、本発明の適用範囲では重要ではなく、したがって、ここでは説明しない腕時計のムーブメントその他の部分を受け入れるようになっており、主として固定装置を受け入れるようになっている構成物または要素を含む。
まず、時計ケース1は、直径方向に対向して位置し、腕時計バンドを受け入れるようになっている円周部分に、ブレスレットのピン8に対してほぼ平行に、時計盤面または時計背面に対して平行な平面にある時計盤面の3時〜9時軸線まで延びている横方向孔10aおよび10bを含む。これらの孔10は、時計ケース1の前記円周部分を横切っていると好ましいが、以下の説明でさらに明らかになるように、時計ケースの各側部にあり、したがって、ただ1つの開口部を有する盲孔10であってもよい。
ムーブメントの両側にある時計ケース1のこれらの円周部分において、時計ケース1には、盲孔11a〜11d(この好ましい実施例では4つある)も設けてあり、これらの盲孔の位置がほぼ長方形を形成している。これらの盲孔は、時計ケース背面に対して直角であり、実際には、図1a〜2dに示すように対応する横方向孔10に対して直角である。
さらに、時計ケース1は、好ましくは時計背面の平面に対して直角に延びている穴12aおよび12bを含む。これらの穴12は、ムーブメントの両側で時計ケース1の前記円周部分のほぼ中央に位置する。場合によっては、それぞれ、盲孔11a、11b間、盲孔11c、11d間に位置し、また、時計ケース背面に開口部を有する。これらの穴12の横断面形状は、横方向孔10a、10bおよび盲孔11a〜11dの横断面形状と同様であり、好ましくは円形であるが、たとえば、矩形であってもよいし、別の形状であってもよい。
横方向孔10a、10bの各々には、第1の時計ケース出張り2および第2の時計ケース出張り3を配置するようになっており、これらの出張りのうちの少なくとも1つは、図面に示す好ましい実施形態においては、ブレスレットのピン8の軸線に対してほぼ平行に長手方向移動を行うことができるように装置してある。これらの出張り2、3は、そのうちの少なくとも1つの長手方向移動に加えて、角度動作可能であるように装着してあると好ましい。その機構は、上述した時計ケース1の2つの側部で同一である。すなわち、腕時計の「5:00」のところの出張りは「11:00」のところの出張りと同じであり、同じことが「1:00」および「7:00」についても当てはまる。
横方向孔10a、10b内に配置するために、図3a〜3eおよび4a〜4dに概略的に示す第1の出張り2および第2の出張り3は、各々、長さが異なっていてもよい雄型の円筒状の軸22、32を含む。添付図面に示す長手方向に移動可能なただ1つの出張りの好ましい例では、移動可能な出張り2は出張り3と同様であるが、戻しばね7の作用の下に移動可能な出張り2を錠止することになる押しボタン4と係合できる溝25を有する。2つの出張りが摺動自在に装着されている場合には、出張り3も溝35(図示せず)を含む。したがって、図3a〜3eに詳細に示す出張り2は、ブレスレットのピン8の軸線に対してほぼ平行な長手方向移動を行えるように1方向に移動可能であり、以下にさらに詳細に説明する押しボタン4の助けを借りて錠止、解錠可能である。明らかなように、第1の出張り2のみの長手方向移動の場合、第2の出張り3は、時計ケース1と一体に作ることができ、この時計ケースに設けた横方向孔10が、上記のように、ただ1つの開口部を含む。長手方向移動だけの場合、これらの孔10の横断面の形状はそれほど重要ではなく、たとえば矩形でも円形でもよく、出張り2および3の軸22、場合によっては、軸32の形状および寸法に一致するのが唯一の条件である。後にさらに明らかにするように、これらの横方向孔10の円形横断面は、角度的な変位ができるように出張りを装着した場合に有利である。出張り2および3の時計ケース1への固定を行うようになっている軸22および32に加えて、出張りは、各々、時計ケース1の外側に、その普通の意味で出張りを形成する円弧状部分21、31を有する。内側では、これらの円弧状部分21、31は、各ブレスレットの全長を貫通するピン8の端部を受け入れるようになっている滑らかな穴26、36を含む。
時計ケース1の各側部にある出張り2、3のうち1つだけが摺動可能である場合には、上記の配置で充分であり、押しボタン4の助けを借りて時計ケースの各側部にある少なくとも1つの可動出張りを解錠、錠止し、ツールに頼ることなく、腕時計ブレスレットの交換を容易に行うことができる。
上記のシステムを出張り2、3の角度的移動と組み合わせると望ましく、有利である。変形例としては、固定装置の出張りが回動しかしないことも予想可能である。それにもかかわらず、摺動と回動を組み合わせた移動の場合も好ましい解決策として残る。出張り2、3のこの角度的変位を行うと共に、上記の摺動とこの角度的移動の組み合わせを可能にするために、各出張り2、3は、図3a〜3eおよび4a〜4dに示すように、ノッチ23、33を含む。これらのノッチは、図3dまたは4dに横断面で示すように、180度より大きい、たとえば200度の輪郭を有する。ノッチの輪郭の2つの傾斜線は、好ましくは同じ長さを有する。したがって、各出張り2、3は、ノッチと、アバットメントとして役立っている円筒形ピン5との協働によって所定位置に保持される。これらのピンは、時計ケース1の盲穴11a〜11d内に配置してあり、図2dおよび図6に示すように背面部6によって所定位置に保持される。
各出張りアバットメント5は、2つの機能を有する。特に、押しボタン4およびそれを保持する対応する溝25、35を必要としない回動運動だけの場合に、出張りのノッチ内に設置したとき、出張りアバットメント5がその凹所から出るのを防止し、したがって、横方向孔内に出張りを確実に保持する。それにもかかわらず、出張りアバットメント5は、その輪郭によって予め決まる最大角度(上述の場合には、たとえば、200°−180°=20°)または必要に応じて選択できる別の角度まで出張り2、3の回動を許す。したがって、このアバットメント5は、出張り2、3の角度的移動を制限する。出張りアバットメント5の形状に関して、時計ケース1の凹所内の図2dに示すような円筒形ピンは、盲孔11に挿入し、横方向孔10の半径方向周縁部分に配置し、軸22、32に設けたノッチ24、34の助けを借りて出張り2、3を保持するのに適した任意他の部片と交換できる。これらの部片およびこれらの盲孔11は必ずしも円筒状である必要はない。出張りの回動を可能にするためには、出張り2、3の軸22、32、および特に横方向孔10a、10bは、円形断面を待たなければならない。その場合、軸22、32の外径はこれらの孔10の内径に一致する。単に摺動可能なだけで回動はしない出張りの場合にのみ、上述の横断面形状と異なる別の形状が考えられる。
回動出張りの場合、出張り2、3の雄型の軸22、32の端が半円形のフラップ24/34となっていると好ましい。図2aまたは2bの部分横断面で示すように、2つの出張り2、3がその2つの軸22、32の回動中の任意の時点で互いに整合することになるように各出張り2、3のフラップ24、34は互いに対面している。したがって、2つの出張り2、3の揺動が同期する。ここで、1つの摺動出張り2のノッチ23が回動出張り3のノッチに対してより大きな幅を備えていて、押しボタン4に圧力をかけて解錠した後に出張り2がその軸線に沿って並進できるようにしなければならないことに注目されたい。
2つの押しボタン4は、上述し、図1a、1bならびに図2a、2bに示すように、時計ケース1にこのために設けた穴12a、12内に垂直に配置してある。押しボタンの各々は、半径方向の楕円形開口部41を有する。図5a〜5dに示すように、これらの開口部に出張り2および3が連結する。出張り2の解錠可能側で、プッシャ4は、長方形の開口部41に設けたスロート部を含み、このスロート部は、この開口部の外周の一部、たとえば、押しボタン4の支持面とは反対側のこの外周の1/4部分を占有する突起42を形成している。この突起42の幅は、出張りのほぼ全周にわたって形成した溝25の幅と一致しており、出張りの回動の障害になることはない。したがって、突起42と溝25の協働作用で、長手方向並進によるブロッキング・アンブロッキング機構を得ることができる。これは、たとえば、図2cの横断面でも見ることができる。また、出張り2の摺動、解錠側で、プッシャ4の開口部41は面取り部43を有し、この面取り部43が出張り2の軸22にある対応した面取り部27と協働することで、新しいブレスレットの固定中に出張り2に圧力をかけるだけで嵌め込むことができる。したがって、プッシャは、この目的のために設けたばね7の作用に抗して、その解錠前方位置から錠止位置へ引っ込むことができる。最後に、押しボタン4は、穴12の開口部に向いた端部のところに、時計背面部6に対する支持面として役立つ部分44を有し、この部分は、対応する開口部を備えており、プッシャ4にアクセスできるようにしており、その結果、前記ばね7が、部分44の助けを借りて裏面に対してプッシャを押圧する(図2c参照)。押しボタン4のこの静止位置は、対応する摺動出張り2の錠止位置である。
これらの手段によって、本装置は、摺動自在に装着した出張り2の、ブレスレットの軸に沿った長手方向移動でブレスレットを解放し、それによって、使用者が、固定装置のいかなる部片のいかなる分解を行うことなく、単にプッシャ4に圧力を加えるだけでツールなしにブレスレットの交換を迅速かつ容易に行うことができる。この固定装置は、また、出張り2、3の回動も可能にしており、ブレスレットの端部を使用者の手首の形状にさらにぴったりと合わせることができる。出張り2、3のこれら2種類の移動を組み合わせることもちろん可能である。これは、プッシャ4を出張り2、3のいかなる角度位置においても作動させることができるという事実ならびに出張りが摺動出張り2のすべての長手方向位置において回動できるという事実による。したがって、本発明によれば、まさにモジュール式の、特に摺動、回動または好ましくは両方のモジュール式であるブレスレットの固定装置を得ることができる。
さらに、ブレスレットの端部の各々を通過している腕時計ブレスレットのピン9は、それらの端部に軸受が有る無しにかかわらず一体鋳造の軸によって構成できる。この固定装置にばね付きピンを組み込むのは無駄である。ブレスレットを交換するのに必要な長手方向移動が出張りの摺動で行われるからである。
ここに説明した発明は、他の技術的特徴も享受できる。たとえば、スロート部に設けたばねまたはボールの仕組みによる押圧によって移動可能な出張りの2つの位置を割り出すことができる。これによれば、押しボタン4の開いた、ブロックされた位置を視覚化できる。操作中の「ノッチ」の感じに加えて、この特徴は二重の安全対策を与える。同じようにして、押しボタン4の代わりに引張りボタンを用いても同じ結果を得ることができる。
また、出張りアバットメント5の代わりに、ピンと同じ役割を果たす4つの特殊ねじや、所定位置に保持するための任意他の装置を用いることもできる。
最後に、さらにシステムを簡略化するために、たとえば摺動するだけの出張りの場合に、先に説明したように、すでに2つの固定出張りを含む一体鋳造の時計ケース1を有するハウジングを設け、アセンブリを構成している2つの摺動・ブロック可能な出張りがブレスレットの迅速な交換を可能にするようにすることもできる。類推すれば、プッシャ4に対する配置または出張り2、3の回動のみの場合における錠止システムさえ省略できる。この場合、1つの出張り当たりにただ1つの固定軸を設け、横方向孔10のすべてを貫通するようにすることも可能である。この場合、第2の出張りは、この軸の自由端に螺合または任意他のやり方で固定することになる円弧状部分によってのみ構成する。さらに、この場合、ただ1つの出張りアバットメントおよび軸上のただ1つの対応するノッチ軸を2つの出張りを保持し、回動させることができるように設ければ充分である。
装置の動作を正確に説明するために、好ましい実施例について、以下、図7a〜7hを参照する。図7a、7bは、部分側断面および横断面で、押しボタン4を使用者が押したときの状況を示している。この場合、摺動出張り2は、プッシャの形状によってもはやその溝25内に保持されておらず、解錠可能である。次いで、使用者は、押しボタン4を押し下げ続けることよって移動可能な出張り2を外方へ摺動させることができる。したがって、ブレスレットのピン8が解放されることになる。この状況が図7c、7dに示してある。別のブレスレットを挿入するためには、図7e、7fに示すように、ピン8の枢軸を出張り2、3の滑らかな穴26、36と確実に整合させることによって移動可能な出張り2を再び押すだけで充分である。この目的のために、移動可能な出張り2ならびに押しボタン4の形状は、前述の面取り部27、43のため、移動可能な出張り2が押しボタン4に加えられたばね7の力に打ち勝つことができるようにしてある。この移動の終りで、摺動出張り2が押しボタン4と係合する。よって、押しボタン4が戻しばね7によって時計ケースの背面部6に対して押圧される。したがって、図7g、7hに示すようにアセンブリが再び錠止される。
本発明は、特に、ブレスレットの交換をさらに容易かつ迅速に行うのに役立つ。この交換は、固定装置の長手方向移動により、ツールなしで、ケーシングから部片を取り外すことなく、実施するようになっている。
ブレスレットが手首の形状にさらにぴったりと合うために、出張りの関節作用で快適性が向上する。
同時に、システムの簡潔さと機械加工の容易さとで、適度なコストを保証できる。
したがって、アセンブリの美観を低下させることもなく、時計ケースおよびその出張りをセット可能にしたままで皮革、合成材料または金属リンクからなる標準ブレスレットの装着が容易になる。
本発明による装置の一実施形態の展開図を示している。 本発明による装置の一実施形態の展開図を示している。 装着済みの装置の部分断面を含む底面図である。 装着済みの装置の部分断面を含む底面図である。 装着済みの装置の部分断面を含む側面図である。 装着済みの装置の部分断面を含む側面図である。 摺動自在に装着されるようになっている第1の時計ケース出張りの斜視図である。 摺動自在に装着されるようになっている第1の時計ケース出張りの頂平面図である。 摺動自在に装着されるようになっている第1の時計ケース出張りの側面図である。 摺動自在に装着されるようになっている第1の時計ケース出張りの部分断面を含む側面図である。 摺動自在に装着されるようになっている第1の時計ケース出張りの部分断面を含む側面図である。 第2の時計ケース出張りの斜視図である。 第2の時計ケース出張りの部分断面を含む頂平面図である。 第2の時計ケース出張りの側面図である。 第2の時計ケース出張りの部分断面を含む側面図である。 プッシャの斜視図である。 プッシャの頂平面図である。 プッシャの側面図である。 プッシャの断面図である。 時計ケース、これに機械加工されている出張りのための凹所および出張りのアバットメントを保持するようになっている時計ケース背面部を概略的に示している。 本発明による固定装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための横断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための横断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための横断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための側断面図である。 本発明による固定装置の動作を説明するための横断面図である。

Claims (16)

  1. ブレスレットのピン(8)を受け入れるようになっている第1のアタッチメント(2)および第2のアタッチメント(3)を含むブレスレットを固定する装置において、これらアタッチメント(2、3)のうち少なくとも1つが、ピン(8)に対してほぼ平行な軸(22、32)を含み、この軸(22、32)が、本体(1)の横方向孔(10)内に摺動自在に配置してあり、また、前記横方向孔(10)と交差して本体(1)の穴(12)内に配置してあり、横方向孔(10)内にこれらのアタッチメント(2、3)のうち少なくとも1つを錠止または解錠ができるようにアタッチメント(2、3)のうち少なくとも一方の少なくとも1つの軸(22、32)と協働する錠止要素(4)を含むことを特徴とする装置。
  2. アタッチメントが出張りの形で作ってあり、前記アタッチメントがブレスレットのピン(8)の一端を受け入れるように滑らかな穴(26、36)を備えた部分(21、31)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 摺動アタッチメント(2)の前記軸(22)が溝(25)を含み、前記マーキング要素(4)が突起(42)を含み、この溝とこの突起(25、42)が協働してその横方向孔(10)内でアタッチメント(2)を軸線方向に錠止したり、解錠したりすることを特徴とする、請求項1、2のうちのいずれか1つに記載の装置。
  4. 前記錠止要素(4)が、アタッチメント(2、3)の軸(22、32)が突入する長方形の開口部(41)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の装置。
  5. 前記錠止要素(4)が面取り部(43)を含み、この面取り部(43)が、摺動アタッチメント(2)の軸(22)に設けた対応する面取り部(27)と協働し、前記横方向孔(10)の軸線方向に前記アタッチメント(2)に圧力をかけることによって、これら2つの部片を相互に嵌合させることができるようになっていることを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の装置。
  6. 前記錠止要素(4)が押しボタンの形をしており、戻しばね(7)が、この押しボタン(4)をその錠止位置に保持するのに必要な力を与えていることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の装置。
  7. 本体(1)が腕時計ハウジングの時計ケースによって構成してあることを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の装置。
  8. ブレスレットのピン(8)を受け入れるようになっている第1のアタッチメント(2)および第2のアタッチメント(3)を含むブレスレットを固定する装置において、これらアタッチメント(2、3)のうち少なくとも1つが、ピン(8)に対してほぼ平行な軸(22、32)を有し、この軸(22、32)が、本体(1)の横方向孔(10)内に回動自在に配置してあり、また、横方向孔(10)と交差して本体(1)の少なくとも1つの盲孔(11)内に配置した少なくとも1つの保持要素(5)を含み、この保持要素(5)が、アタッチメント(2、3)の少なくとも1つの軸(22、32)と協働して横方向孔(10)内でのこれらのアタッチメント(2、3)の保持と当時に回動も可能にしていることを特徴とする装置。
  9. 2つのアタッチメント(2、3)の各々が、前記本体(1)の記横方向孔(10)内に回動自在に配置されるようになっている軸(22、32)を含み、軸(22、32)の各々が前記保持要素(5)の1つと協働することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 2つのアタッチメント(2、3)の軸(22、32)が、前記横方向孔(10)内で、端部に設けたフラップ(24、34)によって、結合し、2つのアタッチメント(2、3)の回動を同期させることを特徴とする、請求項8または9に記載の装置。
  11. 前記軸(22、32)の各々が、180度より大きい輪郭を有するノッチ(23、32)を含み、この輪郭がアタッチメント(2、3)の最大回動角度を決定することを特徴とする、請求項8〜10のうちのいずれか1つに記載の装置。
  12. 前記保持要素(5)が、本体(1)に固定されるようになっている背面部(6)によって前記盲孔(11)内に保持される円筒形ピンで構成してあることを特徴とする、請求項8〜11のうちのいずれか1つに記載の装置。
  13. 請求項8〜12のうち1つまたはいくつかの特徴を含むことを特徴とする、請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の装置。
  14. 第1の摺動アタッチメント(2)のノッチ(23)が、第2の非摺動アタッチメント(3)のノッチ(33)よりも幅広となっていてこの第1のアタッチメント(2)の長手方向移動を許すようになっていることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. 前記盲孔(11)および前記穴(12)が直交方向に前記横方向孔(10)と交差していることを特徴とする、請求項13〜14のうちのいずれか1つに記載の装置。
  16. 請求項1〜15のうちのいずれか1つに記載のブレスレット固定装置を含むことを特徴とする腕時計。
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