JP2007506008A - 連続的に移動するウェブにシームを形成するための装置とシーム形成組立体と方法 - Google Patents

連続的に移動するウェブにシームを形成するための装置とシーム形成組立体と方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 連続的に移動する材料のウェブ上にシームを形成するためのシーム形成組立体を提供する。
【解決手段】 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するためのシーム形成組立体。シーム形成組立体は、機械方向に移動可能な第1支持体及び第1支持体に固定された第2支持体を含む。第2支持体は、第1支持体に対して横方向に移動可能である。ウェブに少なくとも部分的に横方向であるシームを形成するために、シーム形成機構が第2支持体上に取り付けられる。第1支持体は、シーム形成機構がウェブに実質的に横方向であるシームを形成するように、実質的にウェブと同じ速度で機械方向に移動可能とすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続的に移動する材料のウェブ上にシームを形成するためのシーム形成組立体に関するものである。
バスタオル、ビーチタオル、又は洗面用タオルなどは、一般的に、スプール上のロール形態に格納された布から製造される。布は、スプールから機械方向に解かれ、部分に裁断され、少なくとも部分的に完成した製品を形成するために機械方向及び横方向に結合される。
ウェブは、互いに結合する必要がある材料の複数層からウェブが構成されるように、複数のスプールからの布を用いて形成される場合がある。本明細書で用いられる場合、単数形で用いられる時の「層」という用語は、単層要素又は多層要素を意味することができる。
いくつかの工程では、ウェブは、機械方向に結合され(多くの場合に手作業で)、次に部分に裁断され、そのために、その部分の裁断エッジ部を手作業で横方向に結合することができるようになる。他の工程においては、ウェブは、いかなる種類の結合法も用いずに部分に裁断され、そのために、各部分は、機械方向及び横方向の両方向に手作業で結合する必要があることになる。
本明細書で用いられる場合、「機械方向」という用語は、製造される時に移動する方向の材料、布、又はウェブの長さに沿う方向を意味する。「機械横方向」又は「横方向」という用語は、材料、布、又はウェブの幅に沿う方向(すなわち、機械方向にほぼ垂直な方向)を意味する。
ウェブ又はウェブ部分の手作業の結合に付随する労力は、特に横方向の結合では、望ましくない製造コストを付加するものである。横方向の結合は、ウェブを部分に裁断し、次に部分の各々を横方向の手作業結合に対して裁断エッジ部にアクセスできるように操作する必要があるので面倒である。
ウェブ及び/又は裁断ウェブ部分は、一般的に周辺部の近くで結合される。いくつかの工程では、ウェブ又はウェブ部分の内部区域は、安定性及び/又は装飾効果のために手作業で結合される。ウェブのエッジ部はまた、多くの場合にウェブのエッジ部に沿って縁を形成するために折り畳んで手作業で結合される。ウェブ部分の裁断エッジ部に沿った縁の形成は、裁断ウェブ部分を折り畳んで次に結合する操作が要求される仕事のために更に一層問題である。
横方向、又は機械方向と横方向の両方向において、連続的に移動する布のウェブに有効にシームを形成するための装置、シーム形成組立体、及び方法に対する必要性が存在する。この装置、シーム形成組立体、及び方法は、少なくとも1つの布のスプールから形成されたウェブの各部分を効率よく結合することにより、バスタオル、ビーチタオル、又は洗面用タオルなどの製造をより高価でないものにするはずである。
米国特許第5,096,532号 米国特許第5,110,403号
本発明は、連続的に移動する材料のウェブ上にシームを形成するためのシーム形成組立体に関するものである。シーム形成組立体は、第1方向に移動可能な第1支持体、及び第1支持体に固定された第2支持体を含む。第2支持体は、第1支持体に対して第2の方向に移動可能である。ウェブに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成するために、シーム形成機構が第2支持体上に取り付けられる。
第1支持体が機械方向に移動し、第2支持体が第1支持体に対して横方向に移動するように、第1方向は機械方向とすることができ、一方、第2方向は横方向とすることができる。更に、第1支持体は、第2支持体上のシーム形成機構がウェブに実質的に横方向であるシームを形成するように、実質的にウェブと同じ速度で機械方向に移動可能とすることができる。
別の態様では、本発明は、連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するための装置に関する。この装置は、第1シーム形成組立体及び第2シーム形成組立体を含む。第1シーム形成組立体は、第1の方向にウェブに沿ってシームを形成する第1シーム形成機構を含む。第2シーム形成組立体は、第1方向に移動する第1支持体及び第1支持体に固定された第2支持体を含む。第2支持体は、第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構が、ウェブに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成するように、第1支持体に対して第2の方向に移動する。第1支持体が機械方向に移動し、第2支持体が第1支持体に対して横方向に移動するように、第1方向は、同様に機械方向とすることができ、一方、第2方向は、同様に横方向とすることができる。
更に別の態様では、本発明は、移動するウェブにシームを形成する方法に関する。本方法は、第1シーム形成組立体内にウェブを供給する段階、及び第1シーム形成組立体内の第1支持体を第1の方向に移動する段階を含む。本方法は、更に、(i)第1支持体に固定された第2支持体を第1支持体に対して第2の方向に移動する段階、及び(ii)第2支持体上に取り付けられたシーム形成機構を用いて、ウェブに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成する段階を含む。
第1支持体を移動する段階は、第1支持体を機械方向に移動する段階を含むことができ、第1支持体に対して第2支持体を移動する段階は、第2支持体を横方向に移動する段階を含むことができる。更に、第1支持体を移動する段階は、ウェブにシームを形成する段階がウェブに横方向にシームを形成する段階を含むように、ウェブと実質的に同じ速度で第1支持体を移動する段階を含むことができる。
更に別の態様では、本発明は、移動するウェブにシームを形成する方法に関する。本方法は、第1シーム形成組立体内にウェブを供給する段階、及び第1シーム形成組立体上の第1シーム形成機構を用いてウェブに第1方向であるシームを形成する段階を含む。本方法は、更に、第2シーム形成組立体内にウェブを供給する段階、第2シーム形成組立体の第1支持体を第1方向に移動する段階、第1支持体に固定された第2支持体を第1支持体に対して第2方向に移動する段階、及び第2シーム形成組立体の第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構を用いて、ウェブに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成する段階を含む。
本方法は、更に、第2シーム形成組立体とは独立に第1シーム形成組立体を作動させる段階を含むことができる。更に、第2シーム形成組立体は、第1シーム形成組立体の前にウェブにシームを形成することができる。
本発明の目的及び特徴は、以下の説明に示されている。本発明の付加的な特徴は、本明細書の説明及び特許請求の範囲、並びに添付図面で特に指摘する製品及び方法により理解され、かつ得られることになる。
以上の概略説明及び以下の詳細説明は共に例示的であり、特許請求する発明の更なる説明を与えるように意図したものであることは理解されるものとする。本発明を例証し、その更なる理解をもたらすために、本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付図面が含まれている。
本発明は、以下の詳細説明及び添付図面を参照してより完全に理解され、更なる特徴が明らかになるであろう。図面は単に例示的であり、特許請求の範囲を限定しないものとする。図面に描かれた同じ部分は、同じ参照番号で参照されている。
以下の詳細説明では、本発明を実施することができる具体的な実施形態を示す添付図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施することができるように十分詳細に説明される。他の実施形態も利用され、構造的変更を為し得るので、以下の詳細説明は限定的な意味で受け取られないことは理解されるものとする。
図1及び図2は、連続的に移動する材料のウェブWにシームを形成するためのシーム形成組立体100を示すものである。シーム形成組立体100は、第1方向に前後に移動可能な第1支持体102、及び第1支持体102に固定された第2支持体104を含む。支持体102及び104は、以下に限定はしないが、台、棒、部材、レバー、及びアームの組合せを含む任意の種類の支持構造体とすることができる。
第2支持体104は、第1支持体102に対して第2方向に前後に移動可能である。シーム形成機構106は、ウェブWに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成するために第2支持体104上に取り付けられる。
図1−2に示すように、第1支持体102が機械方向(矢印Xで示す)に前後に循環し、第2支持体104が第1支持体102に対して横方向(矢印Yで示す)に前後に循環するように、第1方向は機械方向とすることができ、一方、第2方向は横方向とすることができる。更に、第1支持体102は、実質的にウェブWの速度と同じ速度で移動サイクルの一部に対して機械方向に移動可能とすることができる。ウェブWの速度が第1支持体102の速度に合致すると、第2支持体104を通じて第1支持体102に取り付けられたシーム形成機構106は、ウェブWに実質的に横方向であるシームを形成することができる。ウェブWの速度が第1支持体102の速度と異なる場合には、シーム形成機構106は、ウェブWを横切って対角線上にシームを形成する。シーム形成機構106は、以下に限定はしないが、縫製組立体、超音波結合組立体、ヒートシール組立体、及び/又は接着結合組立体、又はこれらの任意の組合せを含むウェブWにシームを形成する任意の装置を含むことができる。
いくつかの種類の接着結合組立体は、メルトブローン、制御被膜、渦、及び溝及び線を含む。接着組立体の一例は、「DURAFIBERII(登録商標)ダイ」組立体及び「DURAFIBERII(登録商標)SpinPacks」を用いた、望ましい幅に対する「DURAFIBERII(登録商標)」アプリケータを備えた「J&M型DURAMELT(登録商標)溶融タンク型番B11159」であり、これは、メルトブローン、渦、又は線及び溝被覆接着用途に使用することができるものである。例示的な制御被膜接着組立体は、「DYNAFIBER(登録商標)UFD接着剤」アプリケータを備えた「ITW DYNATEC DYNAMELT(登録商標)接着剤供給ユニットS10型」である。
シーム形成機構が、二重縫い及び鎖縫いを含む1つ又はそれ以上の種類のステッチ形成を実行する任意の数及び種類の縫製組立体を含むことができるということに注意すべきである。ステッチ形成は、「ステッチ、シーム、及びステッチ形成に関する連邦規格751a」に従って行うことができる。
1つの例示的な種類の単針二重縫いを実行する縫製組立体は、「Pfaff 483−G−8/01−900/99BS」である。更に、例示的な種類の二針二重縫いを実行する縫製組立体は、2針機能を備えた「Pegasus TM625」である。「Pfaff 5483−814/01−6/01−900/71BS」は、単針鎖縫いを実行するために用いることができ、「Pfaff 5483−H−814/01−6/01−900/71−910/04−911/35 BS」は、バックタックを伴う鎖縫いを実行するのに用いることができる。
更に、シーム形成機構106は、回転式超音波結合組立体のような任意の数及び種類の超音波結合組立体を含むことができる。いくつかの例示的な回転式超音波結合組立体は、本明細書において引用により組み込まれている米国特許第5,096,532号及び第5,110,403号に示されて説明されている。
ウェブWを結合するのに用いるシームの種類は、(i)ウェブを形成する材料の種類、(ii)完成製品の種類、(iii)ウェブの速度、及び(iv)結合組立体の種類のような要素に依存することになる。
いくつかの形態においては、シーム形成組立体100は、ウェブW及び/又は第1支持体102の速度をモニタするコントローラ110(図2参照)を含む。コントローラ110は、ウェブW及び/又は第1支持体102の速度を調節して、ウェブW内のシームを横方向に対して適正に整列させることができる。現在公知か又は将来開発される任意のコントローラを用いて、ウェブW及び/又は第1支持体102の速度をモニタして調節することができる。コントローラ110は、第1支持体102に対するウェブWの速度をモニタするために、ウェブWに沿って及び/又はシーム形成組立体100上に取り付けられたセンサのシステムを含むことができる。1つの例示的なコントローラは、ロックウェル・オートメーションによって製造された「CONTROLOGIX(登録商標)」プロセッサ及び「RSLOGIX(登録商標)5000」ソフトウエアを備えた「1394Sercos」多軸運動制御ハードウエアである。
いくつかの形態においては、シーム形成組立体100は、連続的に移動する材料のウェブWにシームを形成するための装置300の一部である。装置300は、付加的なシーム形成組立体200を含む。シーム形成組立体200は、シームをウェブWに沿って第1方向(例えば、機械方向)に配置するシーム形成機構206を含み、一方、上述のシーム形成組立体100は、ウェブに少なくとも部分的に第2方向(例えば、横方向)であるシームを形成するものである。
シーム形成組立体200は、ウェブWの側縁部10A及び10B(図1参照)を折り畳む折り畳み装置(図示せず)を含むことができる。いくつかの形態においては、シーム形成機構206は、ウェブWのエッジ部を縫うために、折り畳んだ側縁部にシームを形成する。へり部を縫ったエッジ部11A及び11B(縁は見えない)を有するウェブWは、次に、シームを横方向にウェブWに配置することができるように、シーム形成組立体100を通して供給することができる。
折り畳み装置は、左右の縁の折り畳みに対して特別仕様で製造することができることに注意すべきである。例示的な折り畳み装置は、ニューヨーク・ソーイング・マシン・コーポレーションから入手可能である。折り畳み装置の特定の種類は用途に依存し、縁寸法、折り畳みの種類、及び折り畳まれる材料に基づいて判断されることになる。
更に、シーム形成組立体100は、ウェブWを部分に裁断する裁断組立体(図示せず)を含むことができる。一形態においては、裁断組立体は、裁断組立体が第1支持体102に対して横方向に移動可能であるように、第2支持体104に固定される。裁断組立体は、シーム形成機構106がウェブWにシームを形成する前又は後にウェブWを裁断することができる。シーム形成機構106によってシームを加える前にウェブWを裁断する場合には、折り畳んだ裁断エッジ部に沿ってシームを形成し、折り畳んだ裁断エッジ部を横方向に縫うことができるように、シーム形成組立体100もまた、ウェブ部分の裁断エッジ部を折り畳む折り畳み装置を含むことができる。1つの例示的な裁断装置は、「Eastman Chickadee D2型カッター」である。
シーム形成組立体100は、シーム形成組立体200と独立に作動することができ、又はシーム形成組立体200と共に作動することができる。更に、シーム形成組立体100はまた、シーム形成組立体100内のシーム形成機構106がシーム形成組立体200内のシーム形成機構206の前にウェブWにシームを形成するように、シーム形成組立体200の前に位置決めすることができる。図2に示す実例的形態においては、装置300は、シーム形成組立体100及び200の少なくとも一方によりシームがウェブWに沿って配置された後にスプール上にウェブWを巻き取る巻取り組立体230を含む。
ここで図3を参照すると、連続的に移動する材料のウェブWにシームを形成するための装置400が示されている。装置400は、シーム形成組立体100及び200、及び駆動組立体442を含む。駆動組立体442は、繰り出し組立体440からウェブWを引っ張るニップローラを含むことができる。いくつかの形態においては、繰り出し組立体440は、ウェブWがシーム形成組立体100及び200を通して供給される前に、少なくとも二層の材料20A及び20BをウェブWに形成するものである。繰り出し組立体440が任意の数の層からウェブWを形成することができることに注意すべきである。
装置400はまた、シーム形成組立体100及び200の少なくとも一方がウェブにシームを形成した後にウェブWを部分に裁断する裁断組立体450を含むことができる。裁断組立体450は、独立型装置とすることができ、又は通過部材452(例えば、図3参照)のようにシーム形成組立体100の第2支持体に直接的又は間接的に固定することができる。裁断組立体450がシーム形成組立体100の第2支持体と共に横方向に移動する時、裁断組立体450は、第1支持体の速度とウェブWの速度が合致する第1支持体の移動サイクルの一部に亘って横方向にウェブWを裁断することができる。
任意の数の裁断組立体を本明細書に説明した装置、シーム形成組立体、及び方法のいずれにも組み込むことができる。裁断組立体の種類は、(i)ウェブを形成する材料の種類、(ii)完成製品の種類、及び(iii)(とりわけ)ウェブの速度のような要素に依存することになる。
更に、ウェブは、シーム形成組立体、裁断組立体、及び/又は折り畳み装置の配置、並びに完成製品の望ましい大きさにより、機械方向に裁断することができる。一例として、図3は、ウェブが裁断組立体450によって横方向に裁断される前に、機械方向にウェブWの縦方向エッジ部を裁断する回転式スリット組立体454を示している。
移動するウェブWにシームを形成する方法は、本明細書では図1−3を参照して説明される。一形態においては、本方法は、ウェブWをシーム形成組立体100内に供給する段階、及びシーム形成組立体100内の第1支持体102を第1方向に移動する段階を含む。本方法は、更に、(i)第1支持体102に固定された第2支持体104を第1支持体102に対して第2方向に移動する段階、及び(ii)第2支持体104上に取り付けられたシーム形成機構106を用いて、ウェブWに少なくとも部分的に第2方向であるシームを形成する段階を含む。ウェブWにシームを形成する段階は、以下に限定はしないが、ウェブWにステッチを縫う段階、ウェブWに超音波結合部を配置する段階、及びウェブに接着結合部を配置する段階、又はこれらの組合せを含むものである。
第1支持体102を移動する段階は、機械方向に第1支持体102を移動する段階を含むことができ、第1支持体102に対して第2支持体104を移動する段階は、横方向に第2支持体104を移動する段階を含むことができる。第1支持体102は、シーム形成機構106によりウェブWに実質的に横方向にシームが配置されるように、実質的にウェブWと同じ速度で機械方向に移動することができる。
本方法は、更に、各部分が裁断エッジ部を含むようにウェブWを部分に裁断する段階を含むことができる。ウェブWを部分に裁断する段階は、シーム形成組立体100がシームをウェブW上に配置する前又は後に行うことができる(図3参照)。シーム形成組立体100の前にウェブWを裁断する場合には、本方法は、更に、ウェブ部分の裁断エッジ部の折り畳む段階、及び各ウェブ部分の折り畳んだ裁断エッジ部に沿って横方向にへり部を縫い合わせる段階を含むことができる。
いくつかの実例的形態においては、本方法は、シーム形成組立体100内のウェブW及び/又は第1支持体102の速度をモニタして調節する段階を含む。一例として、シーム形成機構106がウェブWに実質的に横方向にシームを形成することができるように、コントローラ110を用いて、第1支持体102の移動サイクルの一部に亘って第1支持体102の速度をウェブWの速度に連続的に合わせることができる。
本方法は、ウェブWをシーム形成組立体100内に供給する前に、少なくとも二層20A及び20Bの材料からウェブWを形成する段階を含むことができる。任意の数の層をウェブWの形成に用いることができることに注意すべきである。図2に示すように、本方法は、巻取り組立体230を用いるなどにより、スプール上にウェブWを巻取る段階を更に含むことができる。
別の形態においては、移動するウェブにシームを形成する方法はまた、別のシーム形成組立体200内にウェブWを供給する段階、及びシーム形成組立体200上のシーム形成機構206を用いて、ウェブWに第1方向(例えば、機械方向)にあるシームを形成する段階を含む。本方法は、更に、シーム形成組立体200と独立にシーム形成組立体100を作動させる段階、又はコントローラ110のようなコントローラを通じて両方の装置を互いに関連させて作動させる段階を含むことができる。
ウェブWは、ウェブ内の張力を維持するために、アイドラーローラ及びダンサーローラのような任意の数の前進ローラを通して供給することができることに注意すべきである。更に、ウェブの前進、裁断、及び/又は折り畳みのための当業者に公知の他の技術及び構造を本明細書で教示したものと組み合わせて用いることもできるであろう。使用した技術及び構造が本明細書で教示したように材料のウェブにシームを形成することができる限り、使用した特定の技術及び構造は重要なものではない。
本発明は、その特定的な態様に関して詳細に説明したが、以上の内容の理解に達した時に、当業者が特許請求の範囲に従って評価されるべき本発明の精神及び範囲に含まれるこれらの態様に対する変更、変形、及び均等物を容易に考えることができることが認められるであろう。
連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するためのシーム形成組立体及び装置の概略上面図である。 図1に示すシーム形成組立体及び装置の概略側面図である。 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するための別の装置の斜視図である。
符号の説明
W ウェブ
100 シーム形成組立体
102 第1支持体
104 第2支持体
106 シーム形成機構
200 付加的なシーム形成組立体
300 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するための装置

Claims (54)

  1. 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するためのシーム形成組立体であって、
    第1方向に移動可能な第1支持体と、
    前記第1支持体に固定され、該第1支持体に対して第2方向に移動可能な第2支持体と、
    ウェブに少なくとも部分的に前記第2方向であるシームを形成するために前記第2支持体上に取り付けられたシーム形成機構と、
    を含むことを特徴とする組立体。
  2. 前記第1方向は機械方向であり、前記第2方向は横方向であることを特徴とする請求項1に記載のシーム形成組立体。
  3. 前記第1支持体は、前記シーム形成機構がウェブに実質的に前記横方向であるシームを形成するように、実質的にウェブと同じ速度で前記機械方向に移動可能であることを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  4. 裁断エッジ部を含むウェブ部分にウェブを裁断する裁断組立体を更に含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  5. 前記裁断組立体は、前記シーム形成機構がウェブにシームを形成する前にウェブを裁断することを特徴とする請求項4に記載のシーム形成組立体。
  6. 前記ウェブ部分の前記裁断エッジ部を前記横方向に折り畳む折り畳み装置を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のシーム形成組立体。
  7. 前記シーム形成機構は、各ウェブ部分の前記折り畳んだ裁断エッジ部に沿って前記横方向にへり部を縫い合わせることができることを特徴とする請求項6に記載のシーム形成組立体。
  8. 前記裁断組立体は、前記シーム形成機構がウェブにシームを形成した後にウェブを裁断することを特徴とする請求項4に記載のシーム形成組立体。
  9. 前記裁断組立体は、前記裁断組立体が前記第1支持体と共に機械方向に移動可能であり、かつ該第1支持体に対して横方向に移動可能であるように、前記第2支持体に固定されていることを特徴とする請求項4に記載のシーム形成組立体。
  10. 前記シーム形成機構は、ステッチをウェブの中に縫うステッチ形成組立体を含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  11. 前記シーム形成機構は、ウェブに超音波結合部を配置する超音波結合組立体を含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  12. 前記シーム形成機構は、ウェブに接着結合部を配置する接着結合組立体を含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  13. ウェブ及び前記第1支持体の少なくとも一方の速度をモニタするコントローラを更に含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  14. 前記コントローラは、ウェブ及び前記第1支持体の少なくとも一方の速度を調節することを特徴とする請求項13に記載のシーム形成組立体。
  15. 前記シーム形成機構を通じてウェブを移動する供給組立体を更に含むことを特徴とする請求項2に記載のシーム形成組立体。
  16. ウェブが前記シーム形成機構を通じて供給される前に、少なくとも二層の材料をウェブに形成する繰り出し組立体を更に含むことを特徴とする請求項15に記載のシーム形成組立体。
  17. 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するためのシーム形成組立体であって、
    機械方向に移動可能な第1支持体と、
    前記第1支持体に固定され、該第1支持体に対して横方向に移動可能な第2支持体と、
    前記横方向に少なくとも部分的にウェブにステッチを縫うステッチ形成組立体を含む、前記第2支持体上に取り付けられたシーム形成機構と、
    ウェブを部分に裁断する裁断組立体と、
    ウェブ及び前記第1支持体の少なくとも一方の速度をモニタして調節するコントローラと、
    を含むことを特徴とする組立体。
  18. 前記第1支持体は、前記ステッチ形成組立体がウェブに実質的に前記横方向であるステッチを縫うように、実質的にウェブと同じ速度で前記機械方向に移動可能であることを特徴とする請求項17に記載のシーム形成組立体。
  19. 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するための装置であって、
    ウェブに第1方向であるシームを形成するための第1シーム形成機構を含む第1シーム形成組立体と、
    前記第1方向に移動可能な第1支持体と、該第1支持体に対して第2方向に移動可能であるように該第1支持体に固定された第2支持体と、ウェブに少なくとも部分的に該第2方向であるシームを形成するために該第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構とを含む第2シーム形成組立体と、
    を含むことを特徴とする装置。
  20. 前記第1方向は機械方向であり、前記第2方向は横方向であることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記第1支持体は、前記第2シーム形成機構がウェブに実質的に前記横方向であるシームを形成するように、実質的にウェブと同じ速度で前記機械方向に移動可能であることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. ウェブを部分に裁断する裁断組立体を更に含むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  23. 前記裁断組立体は、前記第2シーム形成機構がウェブにシームを形成した後にウェブを裁断することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. ウェブ及び前記第2シーム形成組立体内の前記第1支持体の少なくとも一方の速度をモニタして調節するコントローラを更に含むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  25. シームがウェブに配置された後にウェブをスプール上に巻き取る巻取り組立体を更に含むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  26. 前記第1シーム形成機構及び前記第2シーム形成機構の各々は、ウェブの中にステッチを縫うステッチ形成組立体を含むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  27. ウェブの側縁を折り畳む折り畳み装置を更に含み、前記第1シーム形成組立体が、ウェブの少なくとも1つの側縁に沿ってへり部を縫うようになったことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  28. 前記第1シーム形成組立体は、前記第2シーム形成組立体と独立に作動することを特徴とする請求項19に記載の装置。
  29. 前記第1シーム形成組立体内の前記第1シーム形成機構は、前記第2シーム形成組立体内の前記第2シーム形成機構の前にウェブにシームを形成することを特徴とする請求項19に記載の装置。
  30. 連続的に移動する材料のウェブにシームを形成するための装置であって、
    ウェブに機械方向であるステッチを縫うステッチ形成組立体を備えた第1シーム形成機構を含む第1シーム形成組立体と、
    前記機械方向に移動可能な第1支持体と、該第1支持体に対して横方向に移動可能であるように該第1支持体に固定された第2支持体と、ウェブに少なくとも部分的に前記横方向であるステッチを縫う第2ステッチ形成組立体を含む、該第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構とを含む第2シーム形成組立体と、
    ウェブを部分に裁断する裁断組立体と、
    ウェブ及び前記第2シーム形成組立体内の前記第1支持体の少なくとも一方の速度をモニタして調節するコントローラと、
    装置を通してウェブを移動する供給組立体と、
    を含むことを特徴とする装置。
  31. 前記第2シーム形成組立体内の前記第1支持体は、前記第2ステッチ形成組立体がウェブに実質的に前記横方向であるステッチを縫うように、実質的にウェブの速度と同じ速度で前記機械方向に移動可能であることを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記第1シーム形成組立体は、前記第2シーム形成組立体の前にウェブにステッチを縫うことを特徴とする請求項30に記載の装置。
  33. 移動するウェブにシームを形成する方法であって、
    シーム形成組立体内にウェブを供給する段階と、
    前記シーム形成組立体内の第1支持体を第1方向に移動する段階と、
    前記第1支持体に固定された第2支持体を該第1支持体に対して第2の方向に移動する段階と、
    前記シーム形成組立体の前記第2支持体上に取り付けられたシーム形成機構を用いて、前記第2方向に少なくとも部分的にウェブにシームを形成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  34. 前記第1支持体を移動する段階は、該第1支持体を機械方向に移動する段階を含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 前記第2支持体を前記第1支持体に対して移動する段階は、該第2支持体を横方向に移動する段階を含むことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記第1支持体を機械方向に移動する段階は、該第1支持体を実質的にウェブと同じ速度で移動する段階を含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. ウェブにシームを形成する段階は、実質的に横方向にウェブにシームを形成する段階を含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 裁断エッジ部を含むウェブ部分にウェブを裁断する段階を更に含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  39. 前記ウェブ部分の前記裁断エッジ部を折り畳む段階を更に含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 各ウェブ部分の前記折り畳んだ裁断エッジ部内に前記横方向にへり部を縫い合わせる段階を更に含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  41. ウェブを部分に裁断する段階は、前記シーム形成機構がウェブにシームを形成した後にウェブを裁断する段階を含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  42. ウェブの速度をモニタして調節する段階を更に含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  43. 前記第2シーム形成組立体内の前記第1支持体の速度をモニタして調節する段階を更に含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  44. シームをウェブに配置した後にウェブをスプール上に巻取る段階を更に含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  45. ウェブにシームを形成する段階は、ウェブにステッチを縫う段階を含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  46. ウェブにシームを形成する段階は、ウェブに超音波結合部を配置する段階を含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  47. ウェブにシームを形成する段階は、ウェブに接着結合部を配置する段階を含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  48. ウェブを前記シーム形成組立体内に供給する前に、少なくとも二層の材料からウェブを形成する段階を更に含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  49. 移動するウェブにシームを形成する方法であって、
    第1シーム形成組立体内にウェブを供給する段階と、
    前記第1シーム形成組立体上の第1シーム形成機構を用いて、ウェブに第1方向であるシームを形成する段階と、
    第2シーム形成組立体内にウェブを供給する段階と、
    前記第2シーム形成組立体の第1支持体を前記第1方向に移動する段階と、
    前記第1支持体に固定された第2支持体を該第1支持体に対して第2方向に移動する段階と、
    前記第2シーム形成組立体の前記第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構を用いて、前記第2方向に少なくとも部分的にウェブにシームを形成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  50. 前記第2シーム形成組立体と独立に前記第1シーム形成組立体を作動させる段階を更に含むことを特徴とする請求項49に記載の方法。
  51. 前記第1支持体を移動する段階は、該第1支持体を機械方向に移動する段階を含み、該第1支持体に対して前記第2支持体を移動する段階は、該第2支持体を横方向に移動する段階を含むことを特徴とする請求項49に記載の方法。
  52. 前記第1支持体を機械方向に移動する段階は、ウェブにシームを形成する段階が、実質的に横方向にウェブにシームを形成する段階を含むように、実質的にウェブと同じ速度で該第1支持体を移動する段階を含むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
  53. 移動するウェブにシームを形成する方法であって、
    第1シーム形成組立体内にウェブを供給する段階と、
    前記第1シーム形成組立体上の第1シーム形成機構を用いて、ウェブに機械方向であるステッチを縫う段階と、
    第2シーム形成組立体内にウェブを供給する段階と、
    前記第2シーム形成組立体内の第1支持体を実質的にウェブと同じ速度で前記機械方向に移動する段階と、
    前記第1支持体に固定された第2支持体を該第1支持体に対して横方向に移動する段階と、
    前記第2シーム形成組立体の前記第2支持体上に取り付けられた第2シーム形成機構を用いて、ウェブに実質的に前記横方向にステッチを縫う段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  54. ウェブ及び前記第2シーム形成組立体内の前記第1支持体の少なくとも一方の速度をモニタして調節する段階を更に含むことを特徴とする請求項53に記載の方法。
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