JP2007505635A - 子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法及びキット - Google Patents

子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法及びキット Download PDF

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Abstract

本明細書で開示されるのは、治療的有効量のドコサヘキサエン酸を含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を子イヌ又は子ネコに経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法である。
更に開示されるのは、子イヌ又は子ネコの在胎、授乳、又は離乳の間に、治療的有効量のドコサヘキサエン酸を含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を各自の母体動物に経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法である。

Description

本発明は、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるのに有用である方法又はキットを対象とする。この方法及びキットは、サプリメント又はフードのような経口投与可能な組成物において、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を使用する。
子イヌ又は子ネコの学習する能力は、動物と、飼い主又は他の保護者などのヒトとの間における、成功する社会的及び物理的相互作用のために重要な特性である。例えば、これは、警察犬、猟犬、又は介助犬のような将来働くイヌの訓練に特に重要であるが、典型的なペットとの成功する付き合いのためにも同様に重要である場合がある。しかしながら、この点について子イヌ又は子ネコを訓練することは難しいことが分かっており、並びに服従訓練学校及びその他の正規の訓練のような広範囲にわたる介入を多くの場合必要とする。こうした正規の訓練を用いても、子イヌ又は子ネコがうまく訓練されない場合もあるし、又は期待される仕事をうまく学習するための能力を持たない場合もある。その上、脳の発達及び認知機能は、動物を訓練する手段にもかかわらず、うまく発達しない場合もある。
このように、子イヌ及び子ネコは両方共、それらの脳の発達、認知機能、又は学習する若しくは訓練を受ける能力を高めることができる手段を必要としている。
ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸は、多様な理由により最近研究者の興味を引くようになった構成成分である。例えば、これらの構成成分は、例えば心臓又は皮膚の健康に関してヒトの種に多様な有益な結果を提供することが示されている。その上、ドコサヘキサエン酸及びエイコサペンタエン酸を強化した肉供給源を摂取するヒトについての認知機能が開示されている。しかしながら、イヌ又はネコのような動物については、これらの脂肪酸の認知への効果について、広範囲にわたって研究されていないようである。
イシハラ(Ishihara)らは、テアニンが、イヌ及びネコの行動に関する問題の抑制に役立ち得ることを報告しており、これは任意選択的に、高度不飽和脂肪酸との組み合わせにより用いられてもよい。イシハラ(Ishihara)らは、テアニンが存在しない場合のこうした脂肪酸の有効性に関しては推測していないし、また好ましくない行動の抑制を上回る何らかの効果がテアニンにあるという示唆も何もしていない。米国特許第6,297,280号を参照のこと。その上、子イヌについては、出生の前後(birth status)に関わらず研究されていない。JP8070786を参照のこと。
しかしながら、ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸の特定の使用はペットにおいて研究されてきた。本発明者は、イヌ科動物及びネコ科動物の繁殖成績へのω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸の驚くべき効果を以前に報告している。こうした報告において、本発明者は、ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸を含有する食餌を与えることにより、その後の出産経歴を通じて、母体動物中の必須脂肪酸の状態が維持され、及び産子数が維持されることを記載している。対照的に、母体動物が、ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸の強化された供給源を含有する食餌を与えられない時には、その後の出産経歴において必須脂肪酸の状態が低減し、これは全体としての繁殖成績及び生児出生の成功を低減させる。PCT国際公開特許WO01/37678を参照のこと。
本発明者により行われた更に広範囲に及ぶ研究は、本明細書に記載される本発明に結実した。特に、本発明者は、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高める方法を発見したが、この方法はω−3−脂肪酸、ω−6−脂肪酸、及びこれらの混合物から成る群から選択される構成成分の治療的有効量を含む組成物を使用する。より更に驚くべきことには、投与は、治療を必要とする子イヌ又は子ネコに直接に、又は各自の母体動物に直接に、同様の結果で行われてもよい。これらの及びその他の利益は、本明細書に更に詳細に記載される。
本発明は、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を子イヌ又は子ネコに経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法を対象とする。
本発明は更に、子イヌ又は子ネコの在胎、授乳、又は離乳の間に、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を各自の母体動物に経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法を対象とする。
本発明は更に、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物、及びこの組成物の使用が子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるという情報を含むキットを対象とする。
本発明のこれら及びその他の態様は、本明細書に更に詳細に記載される。
例えば刊行物及び特許が挙げられる様々な文書が、本開示を通して引用される。このようなすべての文書は参考として本明細書に組み込まれる。
百分率及び比率はすべて、特に指示しない限り、重量で計算される。百分率及び比率はすべて、特に指示しない限り、組成物全体を基準にして計算される。
本明細書で参照するのは、本発明で使用する様々な成分を包含する構成要素の商品名である。本発明者達は本明細書において、ある特定の商品名の物質により限定されることは意図していない。商品名により引用されているものと同等の材料(例えば、異なる名称又は参照番号で異なる供給源から得られるもの)は、本明細書の記載において置き換えられて使用されてもよい。
本発明の説明において、様々な実施形態又は個々の特徴が開示される。当業者には明らかであるが、これらの実施形態及び特徴のあらゆる組み合わせが可能であり、並びに結果として本発明の好ましい実施となり得る。
本明細書の組成物は、本明細書に記載されるようないかなる要素を含んでもよいし、いかなる要素から本質的に成ってもよいし、又はいかなる要素から成ってもよい。
本発明の様々な実施形態及び個々の特徴を説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正が可能である。これも明らかになるであろうが、先行する開示で教示された実施形態及び特徴のあらゆる組み合わせが可能であり、本発明の好ましい実施となり得る。
本明細書で使用する時、所与の子イヌ又は子ネコに関して、用語「学習する能力」は、次のもの:学習する能力、訓練を受ける能力、脳の発達、認知機能、及び同様なものを、これらのものが異なるとして解釈されてもよい範囲まで包含するものとする。記載された特性の中で、認知機能、学習する能力、訓練を受ける能力、及びこれらの組み合わせは、これらの特性が、子イヌ又は子ネコの飼い主が容易に観察できる結果を記述しているため特に興味深い。
本明細書で使用する時、用語「DHA」は、ドコサヘキサエン酸を指す。
本明細書で使用する時、用語「子ネコ」は、約3歳以下である、あるいは約2歳以下である、あるいは約1歳以下である家庭用のネコ科動物を指し、これらのすべてが、その在胎の状態にあるネコ科動物への言及を包含するものとする。
本明細書で使用する時、用語「子イヌ」は、約3歳以下である、あるいは約2歳以下である、あるいは約1歳以下である家庭用のイヌ科動物を指し、これらのすべてが、その在胎の状態にあるイヌ科動物への言及を包含するものとする。子イヌの学習する能力を対象とする方法は、本明細書において特に興味深い。
本明細書で使用する時、子イヌ又は子ネコに関して、用語「各自の母体動物」とは、言及された子イヌ又は子ネコの生物学上の母親を指す(出生の前後(birth status)に関わらず、即ち言及された子イヌ又は子ネコがなおその在胎の状態にあるかどうかに関わりなく)。
(本発明の方法)
本発明の方法は、すべて本発明者によってなされた発見に関連する幾つかの実施形態において、本明細書では定義される。特に、本発明者は、動物の必須脂肪酸の状態は動物の繁殖成績と関係があることを以前に発見している。例えば、イヌ科の動物では、各その後の出産経過に関して、雌イヌの必須脂肪酸の状態は、選択されたω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸の減少が原因で低下することが見出されている。PCT国際公開特許WO01/37678を参照のこと。
本明細書において他にも発見はあるが、治療的に有効なDHAの補給は、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高められることが見出されている。この発見に加え、驚くべきことにこうした補給は、子イヌ又は子ネコに直接に、又は在胎、授乳、若しくは離乳過程の間に各自の母体動物に、又はこれらのいずれかの組み合わせにおいて、本明細書に記載される組成物の経口投与を通じて、同様に有利な結果で行うことができる。
これらの発見に一致して、本発明は、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための様々な方法に関する。
1つの実施形態では、方法は、本明細書に記載される組成物の、子イヌ又は子ネコへの直接の経口投与に関する。この実施形態では、本発明は、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を子イヌ又は子ネコに経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高める方法である。この実施形態の任意の態様では、組成物は、子イヌ又は子ネコの、少なくともその各自の母体動物からの離乳の間、投与される。即ち、この任意の態様では、離乳を経験する子イヌ又は子ネコが組成物を投与され、及び任意選択的に離乳後も同様に組成物を投与されてもよい。この実施形態の別の任意の態様では、組成物は少なくとも離乳後も投与される。この方法に用いられる組成物の様々な実施形態には、形態又は組成、及びその中に含有される様々な構成成分の濃度が挙げられ、本明細書の以下に更に詳細に記載される。
本明細書の方法の別の実施形態では、本発明は、子イヌ又は子ネコの在胎、授乳、離乳、又はこれらのいずれかの組み合わせの間に、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を各自の母体動物に経口投与することを含む、子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるための方法である。この方法に用いられる組成物の様々な実施形態には、形態又は組成、及びその中に含有される様々な構成成分の濃度が挙げられ、本明細書の以下に更に詳細に記載される。
本発明の方法に関して本明細書で使用する時、用語「経口投与する」、「経口投与」又は同様なものは、規定どおりに子イヌ、子ネコ、若しくは各自の母体動物が、本明細書に記載される1以上の組成物を摂取する又は摂取するように指示されること、又はこうした子イヌ、子ネコ、若しくは各自の母体動物の飼い主が、1以上の組成物を子イヌ、子ネコ、若しくは各自の母体動物に提供するように指示されることを意味する。飼い主が提供するように指示される場合、こうした指示は、組成物の使用が本明細書で記載される利益の1以上、例えば子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めることを提供する場合がある、及び/又は提供することになることを、飼い主に説明及び/又は知らせるものであってもよい。例えば、こうした指示は、口頭指示(例えば、獣医、他の保健専門家、専門販売員若しくは組織、及び/又はラジオ若しくはテレビ媒体(即ち、広告)からの口頭指導を通じて、又は書面での指示(例えば、獣医若しくは他の保健専門家からの書面での指示(例えば、手書きメモ)、専門販売員若しくは組織からの書面での指示(例えば、広告用チラシ、パンフレット、若しくは他の教育用品を通じて)、文字媒体からの書面での指示(例えば、インターネット、電子メール、若しくは他のコンピュータ関連媒体)、及び/又は組成物に付随する収容手段からの書面での指示(例えば、組成物を収容する包装上に存在するラベル)を通じてであってもよい。
組成物は、多様な頻度又は持続時間によって投与されてもよい。例えば、組成物がフード組成物である場合には、組成物は、典型的には、1日1回から1日約4回まで、あるいは1日1回から1日約3回まで、あるいは1日1回から1日約2回まで、あるいは適宜に投与される。本明細書の利益を達成するために、組成物は、少なくとも約1週間、あるいは少なくとも約2週間、あるいは少なくとも約3週間、あるいは少なくとも約4週間、あるいは少なくとも約6週間、あるいは少なくとも約8週間、又は無制限の持続時間の間投与されることが好ましい。あるいは又は更には、組成物は、在胎中(即ち、各自の母体動物への投与)、授乳中(即ち、各自の母体動物への投与)、離乳中(即ち、各自の母体動物、又は子イヌ若しくは子ネコへの投与)、離乳後、又はこれらのいずれかの組み合わせの間に投与される。
(本発明のキット)
本発明は更に、本明細書でなされた発見の利益を、例えば動物の飼い主又はその他の保護者又は興味のある個人に伝達することに関して役立つキットに関する。特に本発明のキットは:
(a)治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物;及び
(b)この組成物の使用が子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるという情報を含む。
前述の方法によって、キットの中に使用される組成物は、子イヌ、子ネコ、各自の母体動物、又はこれらのいずれかの組み合わせによる使用を意図されてもよい。
本発明のキットは、キットの使用が向上した学習する能力を提供する場合がある及び/又は提供することになることを、飼い主、その他の保護者、又はその他の興味のある個人に、言葉、絵、及び/又は同様なものにより知らせる情報と共に、1以上の組成物を含んでもよい。こうした情報は、例えば、「脳」、「発達」、「認知」、「学習」、「訓練」、又はこれと同様なもののように本明細書に用いられる実際の言葉を使用する必要はなく、それどころか同じ又は類似の意味を伝達する言葉、絵、記号、及び同様なものを使用することも本発明の範囲内と考慮される。情報は、好ましくは、本明細書の以上に記載される方法の様々な実施形態と一致する。
特に好ましい実施形態では、情報は、組成物を保持する容器、例えば袋、缶、箱、小袋、又はイヌ(子イヌを包含する)若しくはネコ(子ネコを包含する)用フードの技術において用いられるその他の容器上に印刷される。これらの好ましいキットは、組成物を含有する1つの容器の形態であってもよいし、又は各々が組成物を含有する複数個の容器として得られてもよい。例えば、キットは1つの袋として、又は4、6、8、若しくは12缶のケースとして、又は共に包装されたその他の同様な容器として得られてもよい。
(本発明により用いられる組成物)
本発明の方法及びキットは、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物を使用する。前述のように、本明細書で使用する時、用語「DHA」はドコサヘキサエン酸を指す。
必須脂肪酸構成成分は、少なくともDHAを含むが、任意に、1以上のその他の必須脂肪酸を同様に含んでもよい。本明細書で使用する時、必須脂肪酸は、ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸を包含する。
DHAは、周知のω−3−脂肪酸である。当該技術分野においてよく理解されるように、ω−3−脂肪酸は、ω−3二重結合を有するような脂肪酸物質であり、その際、炭素鎖中の第1の二重結合は、鎖のω(末端)炭素原子から数えた時に、脂肪酸の鎖の第3炭素原子と第4炭素原子との間に位置付けられる。
ω−3−脂肪酸は、好ましくは、メンハーデン(ニシンのような魚)が挙げられる海洋(魚)資源から得られ、及びそのため、こうした資源の形態で供給されてもよい。ω−3−脂肪酸供給源の非限定例には、テキサス州ヒューストンのオメガプロテイン社(Omega Protein,Inc.)から市販されるオメガピュア(OMEGAPURE)が挙げられる。脂肪酸のすべての形態もまた本明細書において考慮される。例えば、DHAは多くの場合トリグリセリドとして提供される。そのため、特定の脂肪酸(例えば、「DHA」)が言及される場合には、こうした脂肪酸は、脂肪酸の自由な形態並びにその他の形態、例えば天然起源のトリグリセリド又は他の形態を包含する。用語、DHA、EPA、又はその他の特定の用語は便宜上使用されるが、このように称される物質のすべての形態を包含することが当該技術分野において一般的に理解される。
本明細書に用いるのに好適なω−3−脂肪酸の非限定例には、エイコサペンタエン酸(EPAとしても知られる)、及び当然ながらDHAが挙げられる。
ω−6−脂肪酸を本明細書で使用してもよい。当該技術分野においてよく理解されるように、ω−6−脂肪酸は、鎖のω(末端)炭素原子から数えた時に、脂肪酸の鎖の第6炭素原子と第7炭素原子との間に位置付けられる二重結合を有するような脂肪酸物質である。
多くの場合、本明細書で使用される組成物は、ω−3−脂肪酸及びω−6−脂肪酸の混合物を、多くの場合これらの構成成分を含有する様々な物質の使用を通じて含む。本明細書に用いるのに好ましい組成物は、1以上の特定のω−3−脂肪酸又はω−6−脂肪酸が強化されていてもよい。
組成物は、経口投与可能ないずれの形態であってもよい。例えば、組成物は、サプリメント又はフード組成物であってもよい。サプリメントは、錠剤、カプセル、若しくは同様なもののような剤形、又はビスケット、チューズ、若しくはその他のおやつのような他の形態を包含してもよい。フード組成物は、当該技術分野において容易に理解され、例えば、乾燥フード、半生(semi-moist)フード、及び水分のあるフードであり、すべてイヌ科動物(子イヌを包含する)又はネコ科動物(子ネコを包含する)用フードとして使用される。
本明細書で使用する時、用語「治療的有効量」とは、本明細書に用いられるDHAに関しては、子イヌ若しくは子ネコ自体に直接投与されるか、又は各自の母体動物に直接投与されるかにかかわらず、子イヌ又は子ネコの向上した学習する能力を提供するために十分なDHAの量を意味する。具体的な「治療的有効量」は、子イヌ若しくは子ネコの物理的状態、子イヌ若しくは子ネコの年齢若しくは出生の前後(birth status)、治療期間、併用療法の性質(存在する場合)、用いられる組成物の特定の形態、及び同様なもののような要因によって変化するが、これは本明細書で提供される開示を前提として当業者によく理解される。
組成物がフード組成物である別の例としては、組成物は例えば、乾燥物質基準で、組成物の少なくとも約0.06重量%、あるいは少なくとも約0.1重量%、あるいは少なくとも約0.12重量%、あるいは約0.1重量%〜約1重量%、あるいは約0.1重量%〜約1重量%のDHAを含んでもよい。別の例としては、フード組成物は多くの場合、乾燥物質基準で、組成物の約0.1重量%〜約15重量%、あるいは約0.2重量%〜約10重量%、あるいは約0.5重量%〜約9重量%、あるいは約1重量%〜約9重量%の必須脂肪酸を含んでもよい。
別の例としては、サプリメント組成物、例えば、ビスケット、チューズ、グレイビー、又は乳若しくは代用乳を包含するその他のおやつ若しくはサプリメントは、例えば、乾燥物質基準で、組成物の少なくとも約0.06重量%、あるいは少なくとも約0.1重量%、あるいは少なくとも約0.12重量%、あるいは約0.1重量%〜約75重量%、あるいは約0.1重量%〜約1重量%のDHAを含んでもよい。別の例としては、こうしたサプリメント組成物は多くの場合、乾燥物質基準で、組成物の約0.1重量%〜約75重量%、あるいは約0.2重量%〜約10重量%、あるいは約0.5重量%〜約9重量%、あるいは約1重量%〜約9重量%の必須脂肪酸を含んでもよい。
錠剤、カプセル、又は同様なもののようなその他のサプリメントの形態は、多くの場合、例えば、ビスケット、チューズ、グレイビー、又は乳若しくは代用乳を包含するその他のおやつと比べて、又はフード組成物と比べて、より高濃度(組成物の重量パーセント濃度により)のDHA又は必須脂肪酸を含んでもよい。
その他の構成成分は、本明細書で用いられる組成物に包含するのに有益であるが、本発明の目的にとっては任意である。例えば、フード組成物は好ましくは、栄養的にバランスが取れている。例えば、フード組成物は、キブル、半生、又は水分のあるフード、並びに乳及び代用乳(本明細書で使用する時、乳及び代用乳はフード又はサプリメントのいずれであってもよい)を包含してもよい。1つの実施形態では、フード組成物は、乾燥物質基準で、フード組成物の約20重量%〜約50重量%のタンパク質、又は約22重量%〜約40重量%のタンパク質を含んでもよい。別の例としては、フード組成物は、乾燥物質基準で、フード組成物の約5重量%〜約35重量%の脂肪、又は約10重量%〜約30重量%の脂肪を含んでもよい。別の実施形態では、ビスケット、チューズ、及びその他のおやつのようなサプリメント組成物は、乾燥物質基準で、サプリメント組成物の約20重量%〜約50重量%のタンパク質、又は約22重量%〜約40重量%のタンパク質を含んでもよい。別の例としては、これらの種類のサプリメント組成物は、乾燥物質基準で、サプリメント組成物の約5重量%〜約35重量%の脂肪、又は約10重量%〜約30重量%の脂肪を含んでもよい。更に別の例としては、グレイビー又はその他のフードのトッピングのようなサプリメント組成物は、多くの場合、サプリメント組成物の少なくとも約0.5重量%以上のタンパク質、又は少なくとも約0.8重量%のタンパク質を含んでもよい。更に別の例としては、グレイビー又はその他のフードのトッピングのようなサプリメント組成物は、多くの場合、サプリメント組成物の少なくとも約1重量%以上の脂肪、又は少なくとも約2重量%の脂肪、又は約1重量%〜約5重量%の脂肪を含んでもよい。更に別の例としては、グレイビー又はその他のフードのトッピングのようなサプリメント組成物は、多くの場合、少なくとも約50%以上の水分、又は少なくとも約70%の水分、又は約70%〜約99%の水分を含んでもよい。イヌ科動物又はネコ科動物による使用を意図されたフード及びサプリメント組成物は、一般的に当該技術分野において既知である。
本明細書において任意の及び必須でない実施形態では、使用される組成物は、テアニンを実質的に含まなくてもよい。本明細書で使用するとき、「テアニンを実質的に含まない」とは、組成物が、組成物の約0.06重量%未満のテアニン、又は更には約0.00025重量%未満のテアニンを含むことを意味する。テアニンについての論議は、米国特許第6,297,280号に提供されている。
以下の実施例は本発明を説明するために提供され、及びいかなる方式においても本発明の範囲を限定することを意図しない。
(実施例1)
子イヌのDHAの状態への母体動物の食餌の効果が評価される。2群の母体動物が、栄養的にバランスの取れた組成物を与えられる。しかしながら、1つの群の母体動物は、組成物の約0.14重量%のDHAを含む栄養的にバランスの取れた組成物(「食餌A」)を与えられる。もう一方の群の母体動物は、組成物の約0.02重量%のDHAを含む栄養的にバランスの取れた組成物(「食餌B」)を与えられる。母体動物は、それらの各自の子イヌに授乳し、及び子イヌのDHA充足指数(DHA Sufficiency Index)が日齢14日(「P14」)、28日(「P28」)、及び42日(「W0」)において測定される。DHA充足指数(DHA Sufficiency Index)は、赤血球膜を介して測定される時のDHA(22:6n−3)とオスボンド酸として知られるω−6−脂肪酸(22:5n−6)との相対比である。図1は、食餌Aを与えられる、それらの各自の母体動物から授乳される子イヌは、食餌Bを与えられる、それらの各自の母体動物から授乳される子イヌと比べて、DHA充足指数(DHA Sufficiency Index)(図のy軸により示される)が著しくより高いことを示している。そのため、約0.14%のDHAを含有する組成物を摂取する、それらの各自の母体動物から授乳される子イヌのDHAの状態は、約0.02%のDHAを含有する組成物を摂取する、それらの各自の母体動物から授乳される子イヌのそれより著しく高いこと、及びこの効果は授乳の持続時間を通じて著しく高められることが結論付けられる。
(実施例2)
訓練環境での子イヌの学習する能力への本明細書に記載される組成物の効果を判断するために研究が行われる。
10匹の純血種のビーグル犬の子イヌが無作為抽出され、及び群1(n=3)、群2(n=3)、又は群3(n=4)に割り当てられる。子イヌの各々は、年齢が約9週である。それらの各自の重量は、年齢及び体の大きさに対して適切である。
3つの治療組成物が研究のために使用される。これらの組成物は:1)群1については、組成物の約0.14重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む栄養的にバランスの取れたフード組成物;2)群2については、必須脂肪酸構成成分が組成物の約0.08重量%のDHAを含むことを除いてすべての点で同様の栄養的にバランスの取れたフード組成物;及び3)群3については、必須脂肪酸構成成分が組成物の約0.02重量%のDHAを含むことを除いてすべての点で同様の栄養的にバランスの取れたフード組成物である。
群1の各子イヌの各自の母体動物は、こうした子イヌの在胎、授乳、又は離乳(又はこれらのいずれかの組み合わせ)の間に、組成物の約0.14重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む栄養的にバランスの取れたフード組成物を適宜に受け取る。
群2の各子イヌの各自の母体動物は、こうした子イヌの在胎、授乳、又は離乳(又はこれらのいずれかの組み合わせ)の間に、組成物の約0.08重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む栄養的にバランスの取れたフード組成物を適宜に受け取る。
群3の各子イヌの各自の母体動物は、こうした子イヌの在胎、授乳、又は離乳(又はこれらのいずれかの組み合わせ)の間に、組成物の約0.02重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む栄養的にバランスの取れたフード組成物を適宜に受け取る。
研究を通じて、子イヌはそれらの各自の組成物を1日2回与えられる。おやつは訓練の目的で使用されるが、用いられるおやつは、ピューリナ(PURINA)(登録商標)子イヌ用缶詰処方(Puppy Canned Formula)である。
研究は、図2に図解される迷路に従ってほぼ構築された迷路を有する部屋を使用する。ここで図2を参照すると、A地点の木箱が出発領域であり、及び見通せない扉付きの木箱を収容する。この木箱の扉は研究技術者により容易に開けられる。扉が開けられた時には、木箱から迷路の中に即座に入ることが可能である。木箱の扉は、上方に若しくは平らに開けられるか、又はその他何らかの手段により、迷路の経路が妨害されないように開けられる。B地点の迷路記号は、訓練された子イヌにおやつがどこに置かれているかを示す2つの記号(即ち、円及び四角)の内の1つを含有する。記号は、子イヌが容易に見ることができる高さに付けられている。C地点のおやつ皿は、おやつ皿が置かれる終点の場所である。C地点のおやつ皿は、左に指定される迷路にとって正しい指定である。D地点のおやつ皿は、もう1つのおやつ皿が置かれる終点の場所である。D地点のおやつ皿は、右に指定される迷路にとって正しい指定である。
訓練の前に、各子イヌが2つの記号方向の組み合わせに、無作為に割り当てられる。可能性のある群分けは、以下のように群A及びBとして識別される:
Figure 2007505635
援助を伴う訓練が1週間行われる。各子イヌは、群Aの子イヌか又は群Bの子イヌかに従って訓練される。群Aの子イヌについては、B地点の迷路記号の円の上におやつが置いてある場合には、もう1つのおやつが右側のD地点のおやつ皿に置いてあることを学習するように、子イヌは何度も訓練される。同様に、群Aの子イヌについては、B地点の迷路記号の四角の上におやつが置いてある場合には、もう1つのおやつが左側のC地点のおやつ皿に置いてあることを学習するように、子イヌは同じ回数だけ訓練される。群Bの子イヌは、記号として円を用いるセッションは左側に行き、及び記号として四角を用いる場合は右側に行くということを除いて、これと同じ大要に沿って行う。すべての子イヌは、正しい方向におやつの手がかりを置くなどの学習手段を用いて、各記号について同じ回数だけ訓練される。
1週間の訓練期間の後、各子イヌは毎日の試験期間に入る。この期間中、各子イヌは、各セッション中に7回の試験を有するセッションを1日につき3回受けて1日につき合計21回の試験を受ける(月曜日から金曜日まで)。
各子イヌは、無作為化試験の順番を有する。出発点は、すべての子イヌについてA地点の木箱である。子イヌがいったんA地点の木箱から出て右又は左に曲がり、及びB地点の迷路記号の左又は右におよそ4フィートの地点を通過したら、その方向が選択であると考えられ、及び迷路試験が正解又は不正解のいずれかで得点される。子イヌが正しくない方向に進んだ場合には、遮断ゲートによって、子イヌが引き返しておやつに達するのを妨げる。各子イヌが、連続する2回のセッションにわたる14回の内12回の正解を得点すること、又は連続する3回のセッションにわたる21回の内17回の正解を得点することとして定義される成功基準を達成するまで、各子イヌは試験される。成功基準を達成した後、子イヌは反対の群と交換される。この方式で、研究期間である25日間の試験日の終了まで、又は子イヌが3つの成功基準を達成するまで、試験は継続される。
群1の子イヌについて(組成物の約0.14重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物)、100%の子イヌが1つの成功基準を達成した。群1の子イヌについて、66%の子イヌが、2つの成功基準を達成した。
群2の子イヌについて(組成物の約0.08重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物)、66%の子イヌが、1つの成功基準を達成した。群2の子イヌについて、0%の子イヌが、2つの成功基準を達成した。
群3の子イヌについて(組成物の約0.02重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物)、50%の子イヌが、1つの成功基準を達成した。群3の子イヌについて、0%の子イヌが、2つの成功基準を達成した。
(実施例3)
訓練環境での子イヌの学習する能力への本明細書に記載される組成物の効果を判断するために研究が行われる。
12匹の純血種のビーグル犬の子イヌが、無作為抽出され、及び群1又は群2のいずれかに割り当てられる。群1又は群2の各々が、6匹の子イヌを含有する。子イヌの各々は、年齢が約9週である。それらの各自の重量は年齢及び体の大きさに対して適切である。
2つの治療組成物が研究のために使用される。これらの組成物は:1)群1については、組成物の0.18重量%のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む栄養的にバランスの取れたフード組成物;及び2)群2については、必須脂肪酸構成成分が組成物の0.02重量%のDHAを含むことを除いてすべての点で同様の栄養的にバランスの取れたフード組成物である。
研究を通じて、子イヌはそれらの各自の組成物を適宜に与えられる。おやつは訓練の目的で使用されるが、用いられるおやつは、ピューリナ(PURINA)(登録商標)子イヌ用缶詰処方(Puppy Canned Formula)である。
研究は、同一の大きさ及び形状の3つの扉を使用する。各子イヌは、場所の訓練のために、無作為の記号(円又は四角)と共に3つの扉の内の1つに無作為に割り当てられる。研究の目的は、子イヌが「正しい」扉、即ち子イヌ各自に割り当てられた形状を有する扉に到達するように訓練することである。各扉の前にテープで箱が付けられている。子イヌは、扉が開いておやつが出てくる前に、前足(単数又は複数)を箱の中に入れなければならない。おやつは、手がかりとなるにおいを排除するような方式で置かれている。訓練後、すべての子イヌは、割り当てられた場所(扉)を見つけるそれらの能力を判断するために試験される。すべての子イヌは、群にかかわりなく、90%を超える正解の得点を達成した。
場所訓練の後、各子イヌは2日間の形状訓練を受けるが、その際研究の形状は、異なる扉に同時に、無作為に置かれる。目的は、子イヌが、扉の場所ではなく記号がおやつの標的と関連していることを学習するかどうかを判断することである。この訓練の後、記号を手がかりとして認識する能力を判断するために、各子イヌは2つの試験セッションを受けた。子イヌは、少なくとも80%の試験が正解であれば、合格と判断される。不合格の子イヌには、更に2日間の訓練が与えられ、及び再試験される。子イヌは、複数の形状試験に合格するために最大3回の試みを認められる。
各子イヌは、四角又は円のいずれかの形状に、無作為に割り当てられる。「正しい」扉は子イヌに割り当てられた形状を有する扉であり、「正しい」扉の場所は、子イヌが扉の場所ではなく形状により識別することを学習しなくてはならないように、研究を通じて体系的に変更される。子イヌは、2分間の時間枠内に「正しい」扉を選択する方法を学習するために数日間訓練される。訓練は、「正しい」扉の前におやつの手がかりを置くことを包含する様々な学習手段を用いて行われる。
数日間の訓練の後、学習手段が取り除かれ、及び子イヌは介入なしに行動する。子イヌは、「正しい」扉に到達するために2分間を与えられる。子イヌが、2分間の時間枠内に「正しい」扉に到達できない場合には、子イヌはその試みについては、不正解の得点を受け取る。子イヌが、2分間の時間枠内に「正しい」扉に到達する場合には、子イヌはその試みについては、正解の得点を受け取る。
全体として、群1の子イヌの50%が、それらの初めの試験で試験に合格したのに比べて、群2の子イヌは16%だけであった。追加の訓練日の後、群1の75%が合格したのに比べて、群2の子イヌは45%だけであった。
(実施例4)
キブル形態の次のドッグフード組成物が、子イヌ又はそれらの各自の母体動物に本発明の利益を達成する目的で与えられ、それらは:ユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)子イヌ離乳用食餌処方(Puppy Weaning Diet Formula);ユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)子イヌ小型種用処方(Puppy Small Breed Formula);ユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)子イヌ用ラム及び米処方(Puppy Lamb & Rice Formula);ユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)高性能処方(Premium Performance Formula)(大型種用(Large Breed)を包含する);及びユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)高性能処方(Premium Performance Formula);ユーカヌバ(EUKANUBA)(登録商標)子ネコ用鶏肉及び米処方(Kitten Chicken & Rice Formula)であり;すべてオハイオ州デートンのアイムス社(The Iams Company)から市販されている。こうした製品の保証付き分析は、公的に入手可能である。組成物は、当該技術分野において既知の方法に従って製造されてもよい。
母体の食餌のDHAの、日齢14、28、及び42日(それぞれP14、P28及びW0)の子イヌのDHA状態への効果を示す。本明細書の実施例1を参照のこと。 本発明のそうした組成物を包含する様々な食餌を与えられる子イヌの訓練能力を試験するために本明細書で使用される迷路を示す。本明細書の実施例2を参照のこと。

Claims (10)

  1. 子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるために有用な組成物の製造における、治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分の使用。
  2. 前記組成物がサプリメント組成物である、請求項1に記載の使用。
  3. 前記組成物が、乾燥物質基準で、前記組成物の少なくとも0.06重量%のDHAを含むフード組成物である、請求項1に記載の使用。
  4. 前記組成物が、乾燥物質基準で、前記組成物の少なくとも0.12重量%のDHAを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. (a)治療的有効量のDHAを含む必須脂肪酸構成成分を含む組成物;及び
    (b)前記組成物の使用が子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるという情報、
    を含むキット。
  6. 前記組成物がサプリメント組成物である、請求項5に記載のキット。
  7. 前記組成物が、乾燥物質基準で、前記組成物の少なくとも0.12重量%のDHAを含むフード組成物である、請求項5に記載のキット。
  8. 前記組成物が、乾燥物質基準で、前記組成物の20重量%〜50重量%のタンパク質及び5重量%〜35重量%の脂肪を更に含む、請求項5又は7に記載のキット。
  9. 前記情報が、子イヌ又は子ネコへの経口投与による前記組成物の使用が前記子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるというものである、請求項5〜8のいずれか一項に記載のキット。
  10. 前記情報が、子イヌ又は子ネコの在胎、授乳、離乳、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される過程の間に、各自の母体動物への経口投与による前記組成物の使用が前記子イヌ又は子ネコの学習する能力を高めるというものである、請求項5〜8のいずれか一項に記載のキット。
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