JP2007505500A - 半導体ウエハを静電チャックにクランプさせるためのシステムと方法 - Google Patents

半導体ウエハを静電チャックにクランプさせるためのシステムと方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クランプ用の単相交流の方形波電圧を用いて、ウエハを静電チャックにクランプさせる方法を提供する。
【解決手段】この方法では、少なくとも部分的にウエハの慣性応答時間に基づいて、静電チャック150用に、クランプ用の単相方形波電圧を決定する。次に、ウエハを静電チャック150上に置き、ウエハと静電チャック150の間にギャップを定める。次に、決定されたクランプ用の単相方形波電圧を印加して、ウエハを静電チャック150に対して一般に所定の距離でクランプさせるが、静電荷量を一般に蓄積させないようにして、ウエハを早くクランプから解除させるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般に、半導体の処理システムに関するものであり、より具体的には、クランプ用の単相交流の方形波電圧を印加することによって、ウエハを静電チャックにクランプするための方法に関するものである。
本発明は、2003年8月18日に米国で出願された、“MEMSベースの多極性の静電チャック”に関する特許文献1に関係し、この特許文献1は、本明細書に参考として包含されている。また、本発明は、2003年9月12日に米国で出願された、“ミクロ機械加工された表面を有するJ−R静電チャック上で、クランプ用の単相交流の方形波電圧を印加して、静電力の働きを遅らせることにより、半導体ウエハをクランプしたり、クランプを解除すること”に関する特許文献2にも関係する。
長い間、エッチング、CVD、イオン注入のような、プラズマ又は真空を用いる半導体処理では、静電チャック(ESCs:electrostatic chucks)が用いられている。エッジの非除外や、ウエハの温度制御を含む、ESCsの特性は、半導体基板やウエハ、例えばシリコンウエハを処理するのに大変価値があることが解かっている。例えば、典型的なESCは、伝導性の電極の上に位置する誘電層を含み、ESCの表面上に半導体ウエハを配置している(例えば、誘電層の表面上にウエハを配置する)。半導体の処理(例えば、プラズマ処理)中、典型的にウエハと電極の間にクランプ電圧を印加して、静電力によってチャック面に対してウエハをクランプさせている。さらに、ヘリウムのようなガスを導入して、ウエハと誘電層の間に背面圧力を加えることによって、ウエハを冷却することができる。また、ウエハと誘電層の間の背面圧力を調整することで、ウエハの温度を制御することができる。
しかしながら、多くのESCの分野で、チャックからウエハのクランプを解除すること、又はチャックに固着したウエハを解除することが関心事となっている。例えば、クランプ電圧が止められた後では、典型的に、ウエハはかなりの時間の間、チャック面に対して“固着”され、この際、ウエハは、一般的にウエハを持ち上げるための機械(例えば、誘電層の表面からウエハを持ち上げるように操作可能な、ESCから突き出るピン等)によって取り外すことができなくなる。このウエハのクランプを解除することに関する問題は、処理能力を減少させ得る。従来、クランプ電圧によって誘導された残留電荷が、誘電層上や、ウエハの表面上に残って、望ましくない電場やクランプ力を導く時に、ウエハのクランプを解除することに関する問題が生じると信じられている。電荷の移動モデルでは、クランプ中の電荷の移動と蓄積によって残留電荷が生じており、誘電体表面及び/又はウエハの背面(例えば、ウエハの表面が絶縁層を含む時)に電荷が蓄積する。
RC時定数は、例えば、典型的にウエハをクランプしたり、クランプを解除するために、夫々、必要とされる時間の量に相当する、電荷/非電荷時間を特徴付けるために用いられている。この時定数は、誘電層の体積抵抗値にウエハと誘電体表面の間のギャップキャパシタンスを乗算した結果から決定される。即ち、次のようになる。
Figure 2007505500
この際、Rdieは、誘電層(die:dielectric layer)の抵抗であり、Cgapは、ウエハとチャック面の間のギャップのキャパシタンスであり、ρ(dielectric)は、誘電層の体積抵抗値であり、ε0は、自由空間の誘電率であり、εrは、ギャップの誘電率であり、d(dielectric)は、誘電層の厚さであり、gapは、誘電体表面とウエハ表面の間の距離である。具体例を示すと、典型的なフラットプレートのESCの場合、ρ(dielectric)=1015Ω-cm、ε0=8.85×10-14F/cm、εr=1、d(dielectric)=0.2mm、gap=3μmであると仮定すると、RC=5900秒となる。これは、かなり長い電荷/非電荷時間であり、クランプが5900秒よりも長いと、クランプ解除時間もまた少なくとも約5900秒続くことを意味する。
従来、ESCsを用いる際に生じるウエハのクランプを解除することに関する問題を低減させるため、様々な技術が開示されてきた。例えば、ある通常の技術では、ESCからウエハを取り外す前に、逆の電圧を印加して、残留する引き付け力を削減させるものがある。しかしながら、この逆の電圧は、典型的にクランプ電圧よりも1.5から2倍高く、クランプ解除時間は依然として一般的にかなり長くなっていた。他の通常の技術では、低周波数の正弦波の交流電圧を印加して、制御された大きさと相のサイン波の場を生じさせるものがある。しかしながら、このような低周波数の正弦波の交流電圧は、典型的に低いクランプ力と、かなり長い残留クランプ時間を提供している。
ウエハのクランプを解除することに関する他の通常の技術には、残留する静電荷の保持効果を打ち消して、ウエハの解放を可能とするため、電極に印加される反対の極性の直流駆動電圧の値を決定することを含むものがある。しかしながら、一般的に、この技術はかなり複雑なタイミング回路を含み、ウエハの慣性効果、冷却ガスからの背面圧力、静電チャックの全RC時定数を最適化させるものではなかった。
従って、従来、ウエハの慣性効果とともに、静電チャックの物理的及び電気的な特性を最適化させる、クランプ及びクランプを解除するためのシステムと方法が求められていた。
米国特許出願第10/642,939号明細書 米国特許出願第10/661,180号明細書
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決するように、クランプ及びクランプを解除するためのシステムと方法を提供するものである。
以下、本発明の幾つかの特徴の基本的な理解が得られるように、本発明の簡略化された要約について説明する。但し、この要約は、本発明を広範囲に概観するものではない。また、これは、本発明の要所や重大な要素を特定したり、本発明の範囲を定めるものでもない。この目的は、以下においてより詳しく説明される内容の序文として、本発明の幾つかのコンセプトを簡略された形態で提供することにある。
従来技術の問題を克服するため、本発明では、単相交流の方形波電圧を静電チャック(ESC)に印加するが、この際、方形波電圧の極性は、例えば、クランプされる半導体ウエハの慣性応答時間よりも早く切換えられる。また、本発明は、様々な通常の静電チャックと比べて、比較的に簡単で低コストな装置を利用する。また、幾つかの通常の技術では、出切るだけ早く残留電荷を取り除こうと試みているのとは反対に、本発明の方法とシステムでは、第一段階で残留電荷が生じることを一般に防ぐように構成されている。この方法は、“ウエハの慣性制限(inertial confinement)”として参照することができ、単一の極性又は複数の極性の電極ESCに対して及ぼすことができる、クランプ用の単相交流の方形波電圧を用いている。さらに、印加される電圧のパルス幅とパルス上昇時間を調整することで、クランプ解除時間を最小にすることができる。
本発明に係る1つの特徴では、この方法は、フラットプレートのESCsと、MEMSベースのESCsのいずれにも用いることができ、この際、半導体ウエハは、ウエハの慣性制限機械を介して、クランプされたり、クランプを外される。単相交流の方形波信号の上昇時間、パルス幅、パルス繰返し数(prf:pulse repetition frequency)のようなパラメータを制御することで、電圧の切換えの際、少なくとも部分的に、ウエハの慣性質量によって、半導体ウエハを信頼性のあるようにクランプすることができる。さらに、本発明の他の特徴では、クランプ電圧が止められた後、ほぼ瞬間的にウエハをクランプから解除できるが、これは、少なくとも部分的に、ウエハの背面及び/又は誘電性の表面に対して電荷が移動して蓄積することをかなり防げるように、クランプ時のパルス幅が十分に小さいことによる。
本発明のさらに他の特徴によると、ESCは様々なタイプの電極パターンを含むことができ、これには、例えば、プラズマ環境システム用の簡単な単極構造や、又は真空の環境システム用の簡単なD字形状の双極子構造が含まれる。さらに、本発明は、複雑な電極パターンや複雑な信号タイミング制御用の機器を必要としない。
上記目的や関連する目的を達成するため、本発明は、以下において詳述され、また、特に添付した特許請求の範囲に記載されるような特徴を有する。以下の説明と、添付された図は、本発明の実施形態について詳細に例示している。しかしながら、これら実施形態は、本発明の基本を実施できる幾つかの様々な手段の説明に過ぎない。本発明に関する他の目的、長所及び新たな特徴は、添付した図を参照して、以下の詳細な説明から理解することができるであろう。
本発明は、静電チャック(ESC)を用いて、ウエハをクランプしたり、クランプを解除するためのシステムと方法に関する。以下、添付した図を参照して、本発明について説明するが、全体を通して同様の部品を参照する時は、同様の参照番号を用いるものとする。但し、以下の様々な特徴に関する記載は、説明上なされたものに過ぎず、本発明の範囲を限定させるものではないことを理解されたい。以下の記載では、説明を行うため、本発明の完全な理解を得られるように、多くの特徴について詳述されている。しかしながら、当該分野における通常の知識を有する者であれば、これら特徴を含むことなく、本発明を実施することは可能であることを理解するであろう。
本発明は、所定の方形波電圧を静電チャックに印加して、選択的にウエハをクランプさせるように、ウエハ(例えば、半導体の基板)をクランプしたり、クランプを解除するためのシステムと方法を提供することによって、従来技術の問題点を克服する。本発明の実施形態の一例では、所定の方形波電圧は、ウエハの慣性(イナーシャ)特性、静電チャックの電気特性、及び、ウエハとESCの間の冷却ガスに関する背面圧力の関数である。
図1を参照すると、例としてクランプシステム100のブロックダイアグラムが示されているが、このクランプシステムには、選択的にウエハ110をクランプするために、静電チャック105が含まれている。また、例えば、ESC105に電圧Vを選択的に供給できるように操作可能な電圧源115があり、この電圧は、ウエハ110をESCの誘電層125の表面120に対して選択的に、静電気によってクランプさせたり、クランプを外せるように操作可能となっている。本発明の実施形態の一例では、この電圧源115は、クランプ用の単相交流の方形波電圧VをESC105に対して供給するように操作可能となっている。クランプ用の単相交流の方形波電圧Vを供給することで、例えば、ウエハ110のクランプを解除するための時間を最小にできるが、この際、方形波に関するパルス幅とパルス上昇時間は、クランプを解除するための時間を制御するために操作可能となるが、このことは以下において詳述される。システム100は、例えば、ウエハ110に対して背面のガス圧力P(これはまた、冷却ガスの背面圧力Fgasとしても参照される)を供給するように操作可能なガス供給部130をさらに有している。このガス供給部130は、例えば、ESC105の表面120とウエハ110の間に、ヘリウムのような冷却ガス(図示せず)を供給するように操作可能となっている。さらに、例えば、冷却ガスの圧力Pを制御するように操作可能な制御器135が含まれ、この圧力制御は、さらにESC105とウエハ110の間の熱伝達量を制御するように操作可能となっている。この制御器135は、例えば、電圧源115(例えば、電源)によるクランプ用の電圧VをESC105に印加することを制御するように操作可能となっている。
様々な問題を克服するように、ウエハ110を効果的にクランプしたり、クランプを解除するため、ESC105に対してクランプ用の方形波電圧Vが供給されている。例えば、ESC105に印加されるクランプ用の方形波電圧Vは、ウエハ110上で静電気によるクランプ力Fescを誘導するように操作可能であって、ウエハをESCの表面120に対して引き寄せるようにする。しかしながら、クランプ電圧Vの極性が反転される時間の際(例えば、クランプ用の方形波電圧が0ボルトになる時)、冷却ガスの背面圧力Fgasがクランプ力Fescを超えて、ウエハ110がESC105の表面120から加速して離れることが起こり得る。ウエハ110は、冷却ガスの背面圧力Fgas、及び/又は、他の力、例えば、ESCの上部が下がる場合の重力(図示せず)等によって定められる反発力により、ESC105から距離xで離れるように移動することがある。しかしながら、ウエハ110は、無限速度vで移動することはできず、ウエハ110の移動は、この慣性質量によって限定される。ニュートンの第2法則、F=maで述べられているように、例えば、クランプ力Fescと背面圧力Fgasの合計である力Fは、ウエハ110の慣性質量mに対してウエハの加速度を掛け合わせたものに等しく、この際、この加速度は、速度と距離の微分、即ち、a=dv/dt=d2x/dt2として定められる。
本発明の特徴の1つでは、ウエハ110の位置は、時間tの関数として定めることができ、この際、ウエハが失われない(例えば、ウエハがESC105の近くの領域に制限される)ための最小の時間dtを決定することができる。クランプ力Fescと冷却ガスの背面圧力Fgasは、例えば、クランプ電圧Vが0ボルトを超えて変化すると、クランプ電圧は時間tの関数である上昇時間を有するので、その結果、ウエハ110とESC105の表面120との間で冷却ガスの体積が膨張したり圧縮するにつれて、背面圧力が時間とともに変化するように操作できることに注目すべきである。
数学的には、ESCの慣性制限の力は、次の数式で表現することができる。つまり、ウエハ110の運動は、一般にニュートンの第2法則、F=maに関し、この際、Fはウエハ上に働く力である。例えば、この力は、ガスの背面圧力Fgas(x,t)とクランプ力Fesc(x,t)の合計として表現することができ、この際、Fは、距離xと時間tの関数なので、次のようになる。
Figure 2007505500
最初、ウエハ110が移動しない時、ガスの背面圧力Fgasとクランプ力Fescの双方とも一般に一定であり、このため、静的なガスの背面圧力Fgas(0)は、次のようになる。
Figure 2007505500
この際、Pは、ウエハを望ましいように冷却するために加えられるガスの背面圧力(トル、Torrで示している)であり、RWは、ウエハの半径である。さらに、静的なクランプ力Fesc(0)は、次のように定めることができる。
Figure 2007505500
この際、ε0は、自由空間の誘電率であり(例えば、ε0=8.85×10-12F/m)、kは、絶縁性の誘電層125の誘電率であり、dは、誘電層の厚さであり、gapは、ESC105の表面とウエハ110の表面の間(例えば、冷却ガスによって占められる)の静的なギャップの長さ(図示せず)であり、V0は、印加されたクランプ電圧である。静的なギャップの長さgapは、例えば、ESC105の表面120の表面あらさと関連させることができる。
印加されたクランプ用の単相方形波電圧Vが0ボルトに一致した時、例えば、ウエハ110がクランプ力Fescを失って、ESC105の表面120から離れるように動き始めることができ、ガスの背面圧力Fgasは、距離xと時間tの関数として、次のように定めることができる。
Figure 2007505500
また、クランプ力FESCもまたxとtの関数となる。
Figure 2007505500
この際、V(t)は、ウエハ105とESC105と関連する電極140を横切るクランプ電圧である。あるいは、V(t)は、ESC105と関連する2つ又は複数の電極140の間のクランプ電圧である。さらに、V(t)は、例えば、もはや一定ではなく、システム100と関連するRC時定数に従って指数関数的に変化してもよく、この際、Rは、ウエハ105の抵抗であり、Cは、ウエハと電極140の間のキャパシタンスである。
従って、クランプ電圧V(t)は、次のように表現することができる。
Figure 2007505500
数5と数6を数2に組み合わせることで、ウエハ110の慣性制限の力は、微分の数式として表現することができる。
Figure 2007505500
微分の数式8は、例えば、マスソフト・エンジニアリング・アンド・エデュケーション、インコーポレーテッドから供給されているマスキャドのような、コンピュータを用いた微分の数式の計算手段を用いることで、例えば、典型的な150mmのウエハ用に、ウエハ110の位置x(t)について算出して、解くことができる。位置x(t)が得られると、さらに、速度v(t)=dx/dtと、加速度a(t)=d2x/dt2を得ることができる。
図2のA−Dを参照すると、図1に示した標準的なフラットプレートのESC105に対して印加される、クランプ用の単相方形波電圧Vについて例示されている。クランプ用の単相交流の方形波電圧信号の上昇時間、パルス幅、パルス繰返し数(prf)のようなパラメータを制御することで、電圧の切換えを行う際、少なくとも部分的に、ウエハの慣性質量によって、ウエハ110を信頼性のあるようにクランプすることができる。図2のAは、例えば、図1に示したウエハ110と電極140を横切るように印加したクランプ電圧V0と電圧V(t)を例示している。図2のAに例示したクランプ用の方形波電圧Vは、一般的に、クランプ力Fescを定め、また図2のBは、x(t)について解いた結果を示しているが、この際、最大のx(例えば、ウエハの移動する最大の距離)と、xを0(例えば、ウエハの最初の位置)に戻すのに要する時間について決定することができる。ウエハが離れた時とこの最初の位置に戻った時の間で経過した時間は、例えば、ウエハのインパクト時間として定めることができる。図2のCとDでは、ウエハの速度v(t)と加速度a(t)について、夫々、参照上、例示している。
具体例を示すと、図2のA−Dのグラフでは、150mmの直径と、0.2mmの絶縁性の誘電層125(例えば、アルミナ層)を有する、図1に示したフラットプレートのESC105を用いており、ウエハ110とESC105の間の約3μmのギャップは、約200トルのガスの背面圧力Pを用いて保たれている。約±2000ボルトのクランプ電圧Vを印加すると、約250トルの静的なクランプ力が与えられる。キャパシタンスCは約3.4nFであり、抵抗Rは約20Ωであるとすると、RC時定数は、RC=6.8×10-8秒として定めることができる。
本発明に係る他の実施形態では、図1のESC105をMEMSベースとして、本発明に従うように用いることができる。図3を参照すると、MEMSベースのESC150の平面図を例示しており、この際、ESCの表面155は、複数の微細構造(マイクロストラクチャー)160を含んでいる。この複数の微細構造160は、例えば、ウエハ(図示せず)とESC150の表面155の間のギャップを一貫して保つように操作可能である。また同様に、単相交流の方形波電圧信号の上昇時間、パルス幅、パルス繰返し数のようなパラメータを制御することで、電圧の切換えを行う際、少なくとも部分的に、ウエハの慣性質量によって、ウエハを信頼性のあるようにクランプすることができる。しかしながら、MEMSベースのESC150を用いることで、図1に示した標準的なフラットプレートのESC105と比べて、一般にクランプ電圧Vがかなり低くなる。
図4のA−Dのグラフでは、例として、本発明に従って、図3に示したMEMSベースのESC150用の、クランプ電圧V、ウエハの位置x、速度v、及び加速度aの波形を、夫々、時間の関数として例示している。具体例を示すと、MEMSベースのESC150は、150mmの直径を有し、ウエハ(図示せず)とESCの間の約1μmのギャップは、約200トルの背面圧力Pを用いて保たれ、約±112ボルトのクランプ電圧Vを用いて、約400トルの静的なクランプ力を与えている。例えば、キャパシタンスCは、約78.2nFであり、抵抗Rは、約20Ωだとすると、RC時定数は、RC=1.56×10-6秒として定めることができる。
再度、図2のAと図4のAを参照して、本発明に係る他の特徴について説明すると、クランプ電圧Vのパルス幅は、一般に大きな範囲を有することができる。パルス幅の下方限界は、例えば、上述したウエハのインパクト時間よりも長いことが好ましい。さらに、他の例では、パルス幅は、好ましくはウエハのインパクト時間よりも10倍大きく、ESC用により信頼性の高いファクターを提供できるようにする。例えば、上述した標準的なものとMEMSベースのESC用の最短のパルス幅は、夫々、約1.3μ秒と11μ秒である。また、パルス幅の上方限界は、例えば、特定のクランプ電圧下では、クランプを解除するための時間は、クランプを行うための時間と比例するため、ESC用の処理量の特徴と関連して、予め定められたクランプを解除するための時間によって定められる。例えば、クランプを解除するための時間が0.5秒よりも短いことが望ましい場合には、上述した標準的なESCの例のパルス幅の範囲は、約300kHzから1Hzのパルス繰返し数に対応して、約1.3μ秒から約0.5秒までとなる。また、上述したMEMSベースのESCの例に従うパルス幅の範囲は、約40kHzから1Hzのprfに対応して、約11μ秒から0.5秒までとなる。
本発明に係る他の特徴では、図1に示したシステム100に関係するRC時定数について確固とした限界が存在しない。例えば、Rは、シリコンウエハの抵抗であり、一般にゆるやかな範囲で変化することができる。例えば、図3に示したMEMSベースのESC150では、キャパシタンスCは、表面155とウエハ(図示せず)の間のギャップによって直接的に定めることができ、この際、クランプ力Fescは、さらにギャップによって直接的に定めることができる。しかしながら、標準的なフラットプレートのESCでは、キャパシタンスCとクランプ力Fescの双方とも、一般に、図1に示した誘電層125とギャップとの組み合わせによって定めることができる。一例を示すと、RC時定数は、できる限り小さく保つ必要があるが、しかしながら、RC時定数は一般に、ウエハの抵抗Rとチャック面の状況によって限定される。一般に、RC時定数が短くなると、ウエハの移動量xが小さくなり、また、ウエハのインパクト時間が小さくなる。同様に、RC時定数が長くなると、ウエハの移動量xが大きくなり、また、ウエハのインパクト時間が大きくなる。但し、RC時定数が大きくなり過ぎる場合、例えば、ウエハ110がESC105から離れ過ぎる距離(例えば、“エスケープ距離”)を移動するような場合には、ウエハ110は静電力によって回復することができなくなり、この結果、ウエハは、ESCから“解除される”ことになる。また、他の例では、RC時定数は、クランプ用の単相方形波電圧の上昇時間に影響を及ぼす。
上述した例から理解できるように、標準的なフラットプレートのESCは、一般により許容差があり、クランプ電圧Vが極性を切換えて、0ボルトに一致する時、7×10-10m(0.0007μm)のウエハの移動量xと1.2×10-6秒のウエハのインパクト時間が示される。この距離は、3μmの平均的な静的ギャップと比較すると、無視できると考えることができる。MEMSベースのESCの例では、比較的に許容差が低く、キャパシタンスCが約1段階も大きいため、1×10-7m(0.1μm)のウエハの移動量xと1.2×10-5秒のウエハのインパクト時間が示される。しかしながら、標準的なESCに対するMEMSベースのESCの長所として、MEMSベースのESCの場合には、ESCとウエハの間のギャップを上手く制御することができるので、より小さなギャップとより低めのクランプ電圧V(又は、同じ電圧下でより大きなクランプ力)が可能になる。例えば、より小さなクランプ電圧Vでは、有害な放電のリスクを低下させ、また、ESCを汚すおそれのある粒子を形成するリスクを低下させる。
他の例では、RC時定数の上方限界は、ギャップがガスの冷却性に対して大きな影響を及ぼすため、ウエハの移動量xは最初のギャップの10分の1よりも小さくなるようにする。しかしながら、パルス幅は大きな範囲で変化できるため、ウエハの移動によるインパクトを最小にするように、より長いパルス幅(より低いパルス繰返し数)を選択することができる。好ましくは、標準的なESCとMEMSベースのESCの夫々で、最大の移動量xが約0.5μmと0.11μmに対して、パルス幅は0.1秒よりも小さく、クランプ用の方形波電圧の上昇時間は2μ秒よりも小さくなるようにする。パルス幅が重大でない場合、0.1m秒から0.1秒のprfが、一般に早いクランプを解除するための時間を提供する。
本発明に関する他の特徴では、図1と3に示したESCは、さらに様々なタイプの電極パターンを含むことができ、例えば、プラズマ環境のシステム用に簡単な単極構造や、又は真空の環境のシステム用に簡単なD字形状の双極子構造を含むことができる。さらに本発明は、複雑な電極パターンや複雑な信号タイミング制御用の機器を必要としない。また、クランプ電圧Vが止められた後、ほぼ瞬間的にウエハのクランプを解除できるが、これは、少なくとも部分的に、ウエハの誘電性の表面及び/又は背面に対して電荷が移動して蓄積することを防げるように、クランプ時のパルス幅を十分に短くすることによる。
以上、一連の動作又は事象として、例示的な方法を図示し、かつ説明したが、本発明は、このような動作又は事象の図示された順番に限定されることはなく、幾つかのステップは、本発明に従うように、図示し、かつ説明したものとは別に、異なる順番で行われたり、及び/又は、他のステップと同時に行われてもよいことを理解されたい。さらに、本発明に従うように方法を実行するため、全ての図示されたステップが求められなくてもよい。さらに、この方法は、図示し、説明したシステムと関連するとともに、図示されていない他のシステムと関連するように実行されてもよいことを理解されたい。
図5を参照すると、本発明の一例に従って、半導体ウエハを静電チャックにクランプさせる方法200が例示されている。この場合、ステップ205から開始して、少なくとも部分的にウエハの慣性応答時間に基づいて、クランプ用の単相方形波電圧が決定される。ステップ210では、静電チャックのクランプ面上にウエハが置かれる。このクランプ面は、例えば、フラットプレートの静電チャック面や、チャック面から突出する複数の微細構造を含むMEMSベースの静電チャック面でもよい。ステップ215では、決定されたクランプ用の単相方形波電圧がESCに印加されて、一般にESCに対してウエハをクランプさせる。この決定されたクランプ電圧は、例えば、ESCとウエハの間に静電力を一般に誘導するように操作可能であり、ウエハをESCの表面に対して引き寄せる。そして、ステップ220では、クランプ用の単相方形波電圧が止められて、ESCからウエハのクランプを解除する。このクランプ解除時間は、例えば、ステップ205で行われたクランプ電圧の決定に基づいて最小にされる。
以上、本発明に係る好適な実施形態を参照して、本発明について図示して、説明したが、本明細書と添付された図を参照することによって、当該分野における通常の知識を有する者であれば、本発明と同等となるように変更や修正を行うことは可能であることを理解されたい。特に、上述した部品(アセンブリ、装置、回路等)によって行われる様々な機能に関して、このような部品を説明するために用いられた用語(“手段”の参照も含む)は、特に記載がない限り、例示的に示した本発明の実施形態で機能する開示された構造と構造的に等価でなくとも、上述した部品の特定の機能を実行することができる(即ち、機能的に等価である)任意の部品にも相当することができる。さらに、様々な実施形態のうち、1つについてだけ本発明の特定の特徴について開示したが、このような特徴は、任意の、又は特定の分野において望ましく、長所となれば、他の実施形態の1つ又は複数の他の特徴と組み合わすことができる。
本発明の1つの特徴に従って、静電チャックのシステムレベルのブロックダイアグラムを例示した図である。 本発明の他の特徴に従って、標準的なESC用に、クランプ電圧、ウエハの位置、速度、及び加速度の波形を時間の関数としてグラフ状にA〜Dに分けて例示した図である。 本発明の他の特徴に従って、MEMSベースのESCを例示した図である。 本発明の他の特徴に従って、MEMSベースのESC用に、クランプ電圧、ウエハの位置、速度、及び加速度の波形を時間の関数としてグラフ状にA〜Dに分けて例示した図である。 本発明の他の特徴に従って、ウエハをクランプしたり、クランプを解除するための方法を例示した図である。
符号の説明
100 クランプシステム
105 静電チャック(フラットプレートのESC)
110 ウエハ
115 電圧源(電源)
120 表面
125 誘電層
130 ガス供給部
135 制御器
140 電極
150 静電チャック(MEMSベースのESC)
155 表面
160 微細構造

Claims (20)

  1. 半導体ウエハを静電チャックにクランプさせるための方法であって、
    前記静電チャック用に、少なくとも部分的に、前記ウエハの慣性応答時間に基づいて、クランプ用の単相方形波電圧を決定し、
    前記ウエハを前記静電チャック上に置き、前記ウエハと前記静電チャックの間にギャップを形成させ、
    前記静電チャックに前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧を印加して、前記ウエハを前記静電チャックに静電的にクランプさせ、
    前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧の印加を止めて、前記静電チャックから前記ウエハのクランプを解除する、各ステップを有することを特徴とする方法。
  2. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧は、前記静電チャックに関係する1つ又は複数の電極に印加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記静電チャックは、誘電層を有するフラットプレートの静電チャック面を有し、前記ウエハを前記静電チャック上に置く際、前記ウエハを前記誘電層上に置くことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記静電チャックは、複数の微細構造を有するMEMSベースの静電チャック面を有し、前記ウエハを前記静電チャック上に置く際、前記ウエハを前記複数の微細構造上に置くことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数の微細構造は、前記ウエハを置けるように実質的に均一な表面を与え、前記ギャップは前記静電チャックにわたって均一であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. さらに、前記静電チャックを通って、前記ウエハ上に冷却ガスの背面圧力を加え、前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧は、さらに前記冷却ガスの背面圧力に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧は、上昇時間、パルス幅、パルス繰返し数を有する波形によって定められ、この波形は、前記静電チャックに関係するRC時定数、前記ウエハ、前記ウエハの慣性応答時間、及び前記冷却ガスの背面圧力の関数であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記クランプ用の単相方形波電圧を決定する際、さらに、前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧の上昇時間を決定し、この際、前記上昇時間は前記ウエハの慣性応答時間よりもほぼ低いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧が0ボルトになる時、前記ウエハを前記静電チャックから離れるように移動させ、この際、前記移動は、前記ウエハと前記静電チャックの間のギャップの10分の1よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、処理能力の仕様を満足する、必要とされるクランプ解除時間よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、前記ウエハの慣性応答時間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、前記ウエハの慣性応答時間と比べて、約10倍又はこれ以上長いことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. ウエハをクランプさせるためのシステムであって、
    静電チャックを有し、該静電チャックは、この表面と前記ウエハの間に静電的なクランプ力を与えるように操作可能な1つ又は複数の電極を有し、前記静電チャックはさらに、RC時定数と前記クランプ力と対向する反発力とを有し、前記ウエハの慣性応答時間によって所定のエスケープ距離を定め、前記慣性応答時間はさらに、前記静電チャックの前記RC時定数と関係し、さらに、
    前記1つ又は複数の電極にクランプ用の単相方形波電圧を与えるように構成された電源を有することを特徴とするシステム。
  14. 前記クランプ用の単相方形波電圧の上昇時間は、前記ウエハの慣性応答時間よりもわずかに低いことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記クランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、処理能力の仕様を満足する、必要とされるクランプ解除時間よりも短いことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記クランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、前記ウエハの慣性応答時間よりも長いことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 前記決定されたクランプ用の単相方形波電圧のパルス幅は、前記ウエハの慣性応答時間と比べて、約10倍又はこれ以上長いことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記表面は、フラットプレートを有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記表面は、複数のMEMS微細構造を有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  20. さらに、前記静電チャックの表面と前記ウエハの間に、前記反発力に役立つ冷却ガスの背面圧力を与えるように操作可能な冷却ガス供給部を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
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