JP2007504730A - クロック信号の補正に適したクロック信号入出力装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、クロック信号入出力装置(1、101)に加えて、クロック信号補正方法に関するものである。本発明の方法では、クロック信号(clk)または該クロック信号から得られた信号を、上記装置に入力し、分周器(4、104)に伝送し、分周器(4、104)から出力された信号、または、該信号から得られた信号(clk2)を、信号積分器(6、106)に伝送し、該信号積分器(6、106)から出力されるか、または、該信号から得られた信号(I2)を、第1信号比較回路(8、108b)に伝送する。さらに、分周器(4、104)から出力された信号、または、該信号から得られた信号(clk2)を、第2信号比較回路(9、109a)に伝送し、クロック信号用の入出力装置(1)は、第1信号比較回路(8、108)から出力された、または、該信号から得られた信号(rIclk)に応じて、および、第2信号比較回路(9、109a)から出力された、または、該信号から得られた信号(rclk)に応じて、クロック出力信号(clk50)を出力するための、信号出力回路(11、111)を備えている。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、クロック信号の補正に適したクロック信号入出力装置、および、クロック信号補正方法に関するものである。
半導体素子、特に、例えばCMOS技術を用いたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリすなわち動的に書き込み/読み取り可能なメモリ)のようなメモリ素子では、データの処理または伝送を時間的に調整するために、いわゆるクロック信号が用いられる。
従来の半導体素子では、概して、単一の配線に供給される単一のクロック信号(つまり、いわゆる「シングルエンド形」クロック信号)が用いられる。
この場合、例えばこの単一のクロック信号のクロックエッジが立ち上がると(または、例えば単一のクロック信号エッジが立ち下がると)、データが伝送される。
さらに、従来技術では、いわゆるDDR素子、特にDDR‐DRAM(ダブルデータレートDRAMすなわちデータレートが二倍であるDRAM)が知られている。
DDR素子では、単一の配線に供給される単一のクロック信号(「シングルエンド形」クロック信号)の代わりに、別々の2つの配線に供給される鏡像のように反転した2つの差動クロック信号が用いられる。
例えば、これら2つのクロック信号の第1クロック信号が、「論理ハイ」(例えば、電圧レベルが高い)状態から、「論理ロー」(例えば、電圧レベルが低い)状態に変わるときはいつもほぼ同時に、第2クロック信号が「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に(例えば、低い電圧レベルから高い電圧レベルに)変わる。
反対に、第1クロック信号が「論理ロー」(例えば、電圧レベルが低い)状態から「論理ハイ」(例えば、電圧レベルが高い)状態に変わるときはいつも、ここでもほぼ同時に、第2クロック信号が「論理ハイ」状態から「論理ロー」状態に(例えば、高い電圧レベルから低い電圧レベルに)変わる。
DDR素子では、概して、第1クロック信号のエッジが立ち上がり、第2クロック信号のエッジも立ち上がる場合に(または、第1クロック信号のエッジが立ち下がり、第2クロック信号のエッジも立ち下がる場合に)、データが伝送される。
したがって、DDR素子では、データの伝送が、単一(または「シングルエンド形」)のクロック信号を有する従来の素子を用いた場合よりも、より頻繁にまたはより高速に(特に2倍頻繁にまたは2倍の速さで)行われる。つまり、データ伝送率が高くなり、特に従来の素子よりも2倍高くなる。
データの処理または伝送を時間的に調整するために用いられる内部クロック信号(「DQS」または「データストローブ」信号)(または、鏡像のように反転した2つの差動クロック信号の場合、内部クロック信号DQSと、クロック信号DQSに対して鏡像のように反転したクロック信号BDQSと)は、素子に入力された外部クロック信号(「clk」信号または「clock」信号)と同期する(または、素子に入力された外部の差動クロック信号clk、bclkと同期する)必要がある。
上記外部クロック信号、または、外部クロック信号clk、bclkは、半導体素子に接続された外部クロック信号発生器から生成される。
内部で生成されたクロック信号DQSまたは内部で生成されたクロック信号DQS、BDQSを、1つまたは複数の外部クロック信号clk、bclkと同期させるために、クロック信号同期装置(例えば、DLL回路(DLL=Delay-Locked-Loop))が用いられる。このような回路については、例えば、EP 964 517に開示されている。
クロック信号同期装置は、例えば第1遅延装置を備えている。この第1遅延装置には、1つまたは複数の外部クロック信号clk、bclkが入力される。また、該装置には、位相比較装置から出力された制御信号に応じて、制御信号によって調節可能な可変遅延時間tvarが与えられる。
第1遅延装置から出力された1つまたは複数の信号を、データの処理または伝送を時間的に調整するために(つまり、内部クロック信号DQSまたはBDQSとして)、半導体素子内で用いることができる。
第1遅延装置から出力された信号DQSは、入力された信号DQSに一定の遅延時間tconstを与える第2遅延装置に供給される。この遅延時間は、受信器(「受信器遅延」)、各データ経路(「データ経路遅延」)、および、オフチップドライバ(「OCD遅延」)によって生じた信号遅延の合計にほぼ相当する。
第2遅延装置から出力された信号(FB信号または「フィードバック信号」)は、上記位相比較装置に供給され、そこで、FB信号の位相角が、同様に位相比較装置に入力されたclk信号の位相角と比較される。FB信号の位相がclk信号の位相に先行するまたは後から追うかどうかに応じて、位相比較装置から、上記第1遅延装置の制御信号として、インクリメント信号(INC信号)またはディクリメント信号(DEC信号)が出力される。これにより、第1信号遅延装置によって生じたclk信号の遅延tvarは、INC信号では増加し、DEC信号では減少する。その結果、clk信号とFB信号とが同期される。つまり、クロック信号同期装置が「ロック」される。
周波数が高い場合は特に、上記外部クロック信号発振器によって供給されたクロック信号clk(または、外部から供給された差動クロック信号clk、bclk)の遅延は、比較的強くなってしまう。これらの遅延により、例えば、clk信号の「論理ロー」状態が、clk信号の「論理ハイ」状態よりも例えば短期間(または例えば長期間)続くようになり、例えばbclk信号の「論理ロー」状態が、bclk信号の「論理ハイ」状態よりも例えば長期間(または例えば短期間)続くようになる。その結果、上記クロック信号同期装置(例えば、DLL回路)によって、外部クロック信号clkまたはbclkから得られた内部クロック信号DQSまたはBDQSが、比較的強く歪んでしまう。
したがって、本発明の目的は、新たなクロック信号入出力装置および新たなクロック信号補正方法、特に、歪んだ外部クロック信号clk、bclkから、歪みのより少ない、または、ほぼ歪みのないクロック信号が得られる装置およびその方法を用いることにある。
本発明の上記目的および他の目的を、請求項1、8、9および10の主題に記載する。
本発明の有効な一形態について、従属請求項に記載する。
本発明の基本理念にしたがって、クロック信号(clk)または該クロック信号から得られた信号が入力されて分周器に伝送されるクロック信号入出力装置を用いる。ここで、分周器から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)は、信号積分器に伝送され、信号積分器から出力され、または、該装置から得られた信号(I2)は、第1信号比較回路に伝送される。分周器から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)は、さらに、第2信号比較回路に伝送される。クロック信号入出力装置は、さらに、第1信号比較回路から出力された、または、該回路から得られた信号(rIclk)に応じて、および、第2信号比較回路から出力された、または、該回路から得られた信号(rclk)に応じて、クロック出力信号(clk50)を出力するための、信号出力回路を備えている。
以下に、本発明を、実施形態および添付の図面に基づいてより詳細に説明する。図面中、
図1は、本発明の一実施形態に係るクロック信号入出力装置の概略図である。
図2は、本発明の別の実施形態に係るクロック信号入出力装置の概略図である。
図3は、図1および図2のクロック信号入出力装置に入力される信号clk・bclkと、クロック信号入出力装置内で生成され、該装置から出力される信号とのタイミングチャートである。
図4は、本発明の一実施形態に係るクロック信号補正システムの概略図である。
図5は、図1および図2に示す周波数変換回路の詳細図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るクロック信号入出力装置またはクロック信号補正装置1の概略図である。
該装置は、分周器4と、信号積分器6と、互いに等しいまたはほぼ等しい2つの信号比較回路(または信号受信器回路)8・9と、周波数変換回路11とを有する。
クロック信号入出力装置1は、例えば、半導体素子、特にメモリ素子に設けられており、このメモリ素子は、例えば、CMOS技術に基づくDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリすなわち動的に書き込み/読み取り可能なメモリ)であり、例えばDDR−DRAM(ダブルデータレートDRAMすなわちデータレートが二倍であるDRAM)である。
この半導体素子は、外側の端子2a(例えば、パッドまたはピン)を有する。この外側の端子2aには、半導体素子中でのデータの処理または伝送を時間的に調整するために、外部クロック信号発振器から、外部クロック信号clkが供給される。
さらに、半導体素子は、別の外側の端子2b(例えば、別のパッドまたは別のピン)を有する。この別の外側の端子2bには、例えば、上記外部クロック信号発振器から、別の外部クロック信号bclkが供給される。クロック信号clk・bclkは、互いに鏡像のように反転している。(すなわち、クロック信号clk・bclkは、いわゆる、「差動」クロック信号である。)
素子の内部では、例えば、clkクロック信号のエッジが立ち上がり、bclkクロック信号エッジが立ち上がっている場合、(または、該信号から得られるDQS信号のエッジが立ち上がり、該信号から得られるBDQS信号のエッジが立ち上がっている場合)、データが伝送される。(あるいは、各信号のクロックのエッジが立ち下がっている場合、データが伝送される。)
図1に示すように、半導体素子の端子2aに供給された信号clkは、場合によっては受信器回路を挿入することにより、配線3aを介して、分周器4の第1入力部に送られる。
さらに、半導体素子の端子2bに供給された信号bclkは、場合によっては受信器回路を挿入することにより、配線3bを介して、分周器4の第2入力部に送られる。
分周器4の第1出力部では、信号clkの周波数fの半分の周波数f/2を有する信号clk2が出力される。分周器4の第1出力部は、配線5aを介して、信号積分器6の第1入力部に接続されている。
分周器4により周波数が分割されたことにより、図3に示すように、例えば信号clkの各正のエッジで、信号clk2の状態が変わる。(例えば、信号clkの第1の正のエッジでは、信号clk2は「論理ロー」から「論理ハイ」へと変わり、続く信号clkの第2の正のエッジでは、「論理ハイ」から「論理ロー」へ戻る。)
さらに、分周器4の第2出力部では、信号bclkの周波数fの半分の周波数f/2を有し、かつ信号clk2と鏡像のように反転した信号bclk2が出力される。分周器4の第2出力部は、配線5bを介して、信号積分器6の第2入力部に接続されている。
分周器4により周波数が分割されたことにより、図3に示すように、例えば信号clkの各正のエッジで、信号bclk2の状態が変わる。(例えば、信号bclk2は、信号clkの第1の正のエッジでは、信号clkとは逆で、「論理ハイ」から「論理ロー」へと変わり、続く信号clkの第2の正のエッジでは、bclk2信号とは逆で、「論理ロー」から「論理ハイ」へ戻る。)
図1からさらにわかるように、信号積分器6の第1出力部では、例えば、信号clkを積分することにより得られる信号I2が出力される。積分器6の第1出力部は、配線7aを介して、上記信号比較回路8の第1入力部に接続されている。
さらに、信号積分器6の第2出力部は、例えば、信号bclkを積分することにより得られる信号bI2を出力される。この信号bI2は、信号I2の反転信号である。積分器6の第2出力部は、配線7bを介して、上記信号比較回路8の第2入力部に接続されている。
信号比較回路または信号受信器回路8・9として、基本的に、任意の信号比較回路または信号受信器回路を用いることができる。例えば、従来のクロック受信器回路のように構成された、例えば4つの交差結合されたトランジスタ(例えば、第1p型チャネル電界効果トランジスタと、第2p型チャネル電界効果トランジスタと、第1n型チャネル電界効果トランジスタと、第2n型チャネル電界効果トランジスタと)を有する受信器回路を用いることができる。
第1n型チャネル電界効果トランジスタのソースと、第2n型チャネル電界効果トランジスタのソースとは、例えば、1つの電流源(直流電流源または定電流源)に接続されている。この電流源は例えば、接地電位に接続されている。
さらに、例えば第1n型チャネル電界効果トランジスタのゲートは、上記の信号比較回路または信号受信器回路8・9の上記の(第1)入力部に接続されている。第2n型チャネル電界効果トランジスタのゲートは、上記の信号比較回路または信号受信器回路8・9の上記の(第2)入力部に接続されている。
第1n型チャネル電界効果トランジスタのドレインは、例えば、第1p型チャネル電界効果トランジスタのゲートと、第2p型チャネル電界効果トランジスタのゲートと、第1p型チャネル電界効果トランジスタのドレインと、各信号比較回路または信号受信器回路8・9の(第1)出力部とに接続されている。(この信号比較回路または信号受信器回路8・9の(第1)出力部では、図1に示すように、例えば信号rIclkおよび信号rclkを検出することができる。)
同様に、第2n型チャネル電界効果トランジスタのドレインは、例えば、第2p型チャネル電界効果トランジスタのドレインと、各信号比較回路または信号受信器回路8・9の(第2)出力部とに接続されている。(この信号比較回路または信号受信器回路8・9の(第2)出力部では、図1に示すように、例えば、信号rIclkに対して反転した信号brIclk、または、信号rclkに対して反転した信号brclkを検出することができる。)
第1p型チャネル電界効果トランジスタのソースと、第2p型チャネル電界効果トランジスタのソースとは、例えば、各電源電圧に接続されている。
図1に示すように、信号比較回路8の第1出力部は、例えば配線対10aの第1配線を介して、上記の周波数変換回路11に接続されている。
同様に、信号比較回路8の第2出力部は、例えば上記の配線対10aの第2配線を介して、上記の周波数変換回路11に接続されている。
図1からさらに分かるように、信号clkの周波数fの半分の周波数f/2を有する信号clk2は、配線5aを介して、信号積分器6の第1入力部に供給されている以外に、さらに配線5aに接続されている配線5cを介して、上記第2信号比較回路9の第1入力部に供給される。
さらに、信号bclkの周波数fの半分の周波数f/2を有する信号bclk2は、配線5bを介して、信号積分器6の第2入力部に供給されている以外に、さらに配線5bに接続されている配線5dを介して、上記の第2信号比較回路9の第2入力部に供給される。
信号比較回路9の第1出力部は、例えば他の配線対10bの第1配線を介して、上記の周波数変換回路11に接続されている。
同様に、信号比較回路9の第2出力部は、例えば上記他の配線対10bの第2配線を介して、上記の周波数変換回路11に接続されている。
図3に示すように、また既に説明したように、配線5aに供給される信号clk2および配線5bに供給される信号bclk2は、信号積分器6により積分される。
これゆえに、信号積分器6から配線7aに出力される信号I2のレベルは、信号clk2が負のエッジに入る時点から、信号clk2が正のエッジに入る時点まで、線形傾斜状に常に上昇する。その後、信号clk2が次の負のエッジに入るまで、この信号積分器6が配線7aに出力する信号I2は、線形傾斜状に常に下降する。
同様に、信号積分器6から配線7bに出力される信号bI2のレベルは、信号clk2が負のエッジに入る(すなわち、信号bclk2が正のエッジに入る)時点から、信号clk2が正のエッジに入る(すなわち、信号bclk2が負のエッジに入る)時点まで線形傾斜状に常に下降する。そして、信号clk2が次の負のエッジに入る時点まで、信号積分器6が配線7bに出力する信号bI2は、線形傾斜状に常に上昇する。
さらに図3からわかるように、信号I2のレベルが信号bI2のレベルより大きい時には、信号比較回路8により、信号比較回路8の第1の出力部、すなわち上記配線対10aの第1配線に、「論理ロー」信号rIclkが出力される。一方、信号I2のレベルが信号bI2のレベルより小さい時には、信号比較回路8の第1の出力部、すなわち上記配線対10aの第1配線に、「論理ハイ」信号rIclkが出力される。
逆に、信号I2のレベルが信号bI2のレベルより小さい時には、信号比較回路8により、信号比較回路8の第2の出力部、すなわち上記配線対10aの第2配線に、「論理ロー」信号brIclkが出力される。一方、信号I2のレベルが信号bI2のレベルより大きい時には、信号比較回路8の第2の出力部、すなわち上記配線対10aの第2配線に、「論理ハイ」信号brIclkが出力される。
同様に、図3からわかるように、信号clk2のレベルが信号bclk2のレベルより大きい時には、信号比較回路9により、信号比較回路9の第1の出力部、すなわち上記配線対10bの第1配線に、「論理ハイ」信号rclkが出力される。一方、信号clk2のレベルが信号bclk2のレベルより小さい時には、信号比較回路9の第1の出力部、すなわち上記配線対10bの第1配線に、「論理ロー」信号rclkが出力される。
逆に、信号clk2のレベルが信号bclk2のレベルより小さい時には、信号比較回路9により、信号比較回路9の第2の出力部、すなわち上記配線対10bの第2配線に、「論理ハイ」信号brclkが出力される。一方、信号clk2のレベルが信号bclk2のレベルより大きい時には、信号比較回路9の第2の出力部、すなわち上記配線対10bの第2配線に、「論理ロー」信号brclkが出力される。
さらに図3からわかるように、配線対10bの第1配線に供給される信号rclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時に、周波数変換回路11から配線12aに供給される信号clk50の信号状態は、「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる。一方、配線対10aの第1配線に供給される信号rIclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時に、この信号clk50の信号状態は、「論理ロー」に戻る。さらに、この周波数変換回路11から配線12aに供給される信号clk50の信号状態は、配線対10bの第2配線に供給される信号brclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時に、再び「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる。続いて、配線対10aの第2配線に供給される信号brIclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時に、この信号clk50の信号状態は、「論理ロー」に戻る。(換言すれば、信号clk50の信号状態は、信号rclk・rIclk・brclk・brIclkのうちのいずれかの信号が、正のクロックエッジになる度に、変わる。)
逆に、さらに図3からわかるように、配線対10bの第1配線に供給される信号rclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時(すなわち、信号brclkが「論理ハイ」から「論理ロー」に変わる時)に、周波数変換回路11から配線12bに供給される信号bclk50の信号状態は、「論理ハイ」から「論理ロー」に変わる。一方、配線対10aの第1配線に供給される信号rIclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる(すなわち、信号brIclkが「論理ハイ」から「論理ロー」に変わる)時に、この信号bclk50の信号状態は、「論理ハイ」に戻る。さらに、この周波数変換回路11から配線12bに供給される信号bclk50の信号状態は、配線対10bの第2配線に供給される信号brclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる(すなわち、信号rclkの状態が「論理ハイ」から「論理ロー」に変わる)時に、再び「論理ハイ」から「論理ロー」に変わる。続いて、配線対10aの第2配線に供給される信号brIclkの状態が「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる(すなわち、信号rIclkが「論理ハイ」から「論理ロー」へ変わる)時に、この信号bclk50の信号状態は、「論理ロー」から「論理ハイ」に戻る。(換言すれば、信号bclk50の信号状態は、信号rclk・rIclk・brclk・brIclkのうちのいずれかの信号が、正のクロックエッジ(あるいは、負のクロックエッジ)になる度に、変わる。)
図5に、周波数変換回路11の詳細な構成を示す。
この周波数変換回路11は、その中に入力される4つの信号用に、4つのほぼ等しい並列の回路部分301a・301b・301c・301dを有する。
各回路部分301a・301b・301c・301dは、それぞれ奇数のインバータからなる遅延装置302a・302b・302c・302dと、NANDゲート303a・303b・303c・303dと、他のインバータ304a・304b・304c・304dと、相補完的に接続された2つのトランスミッションゲート305a・305b・305c・305dおよび306a・306b・306c・306dとを有する。
図5よりわかるように、上記の信号rclk・rIclk・brclk・brIclkは、各NANDゲート303a・303b・303c・303dの第1入力部に直接伝送されるが、これに加えて、これらの信号は、各遅延装置302a・302b・302c・302dを挿入することにより、(すなわち、この遅延装置により生じた遅延時間ΔTだけ遅延して)、NANDゲート303a・303b・303c・303dの第2入力部にも供給される。
各NANDゲート303a・303b・303c・303dの出力部に供給される信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’は、各NANDゲート303a・303b・303c・303dの第1入力部にある信号rclk・rIclk・brclk・brIclkの状態が、「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる時にのみ、「論理ロー」になる。(これは、比較的短時間、すなわち上記の遅延時間ΔTに対応する時間の間しか続かない。これは、上記の遅延時間ΔTの経過後には、各NANDゲート303a・303b・303c・303dの第2入力部の信号が、「論理ハイ」から「論理ロー」に変わるからである。)換言すれば、各NANDゲート303a・303b・303c・303dから供給される信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’により、それらの信号rclk・rIclk・brclk・brIclkが正のクロックエッジを有していることが示される。
図5からさらにわかるように、トランスミッションゲート305a・305b・305c・305dの入力部は、電源電圧(給電レベル VDLL)に接続され、トランスミッションゲート306a・306b・306c・306dの入力部は、接地(グランドレベル、VSSDL)に接続されている。
トランスミッションゲート305a・305b・305c・305dの出力部は、互いに接続され、ラッチ307bの入力部に接続され、ラッチ307bの出力部は、上記配線12bに接続されている。
同様に、トランスミッションゲート306a・306b・306c・306dの出力部も、互いに接続され、ラッチ307aの入力部に接続され、ラッチ307aの出力部は、上記配線12aに接続されている。
各ラッチ307a・307bは、例えば第1インバータと第2インバータとを有し、第1インバータの出力部は、第2インバータを介して、第1インバータの入力部に帰還されている。
4つの回路部分301a・301b・301c・301dの各々では、上記の各NANDゲート303a・303b・303c・303dから出力された信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’が、各トランスミッションゲート305a・306aと、305b・306bと、305c・306cと、305d・306dとの第1制御入力部に直接供給され、各インバータ304a・304b・304c・304dを挿入することにより、該第1の制御入力部に対して反転する第2の制御入力部にも供給される。
上記信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’が短時間の間「論理ロー」になる度に(すなわち、各信号rclk・rIclk・brclk・brIclkが、正のクロックエッジを有する度に)、信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’が供給されたトランスミッションゲートは、対応する信号に応じて、短時間の間切り替えられる。(すなわち、その前の時点で導電状態にあったトランスミッションゲートが遮断され、その前の時点で遮断状態にあったトランスミッションゲートが導電状態になる。)
これに応じて、ここで発生した(正または負の)パルス信号(bDo)と、これに対して反転している(負または正の)パルス信号(DO)とが、ラッチ307a・307bの入力部に送られることにより、各ラッチ307a・307bの出力部において出力される信号(clk50およびbclk50)は切り替えられる。(すなわち、この信号の状態が、「論理ハイ」から「論理ロー」に変わるか、または、「論理ロー」から「論理ハイ」に変わる)
ラッチ307a・307bの作用により、次に信号rclk’・rIclk’・brclk’・brIclk’が、短時間の間「論理ロー」になるまで(すなわち、対応する信号rclk・rIclk・brclk・brIclkが正のクロックエッジになるまで)、各信号clk50・bclk50は現在の状態を保つ。
図3からわかるように、信号clk50・bclk50では、信号clk・bclkとは異なり、「論理ロー」状態の長さが、「論理ハイ」状態の長さにほぼ等しい。
したがって、クロック信号入出力装置1により、歪んだ外部クロック信号clk・bclkから、より歪みの少ない、またはほぼ歪んでいない(クロック)信号clk50・bclk50を得ることができる。
信号clk50および/または信号bclk50は、例えば、そのクロック信号同期装置、例えば、DLL(遅延ロックループ)回路に供給され、信号clk50・bclk50から、これに同期したクロック信号DQS・BDQSが生成し、この信号が、半導体素子中でのデータの処理または伝送を時間的に調整するために用いられる。
図2は、本発明の他の実施形態にかかる、クロック信号入出力装置101またはクロック信号補正装置101の概略的な図を示している。
該装置は、分周器104と、信号積分器106と、同じまたはほぼ同じように形成された4つの信号比較回路(または信号受信器回路)108a、108b、109a、109bと、周波数変換回路111とを備えている。
周波数変換回路111は、例えば、図5に示した周波数変換回路111と同様にまたは同一に形成されていてもよい。
クロック信号入出力装置101を、例えば、半導体素子、特に、(例えばCMOS技術を用いた)DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリすなわち動的に書き込み/読み取り可能なメモリ)(例えばDDR‐DRAM(ダブルデータレートDRAMすなわちデータレートが二倍であるDRAM)といったメモリ素子に備えることができる。
この半導体素子は、外側の端子102a(例えば、パッドまたはピン)を備えている。該端子には、半導体素子においてデータの処理または伝送を時間的に調整するために、外部クロック信号発振器によって外部クロック信号clkが供給される。
さらに、この半導体素子は、図示していない他の外側の端子(例えば、他のパッドまたは他のピン)を備えている。該端子には、例えば、上記外部クロック信号発振器によって他の外部クロック信号bclkが供給される。クロック信号clk、bclkは、互いに鏡像のように反転できる(つまり、クロック信号は、いわゆる「差動」クロック信号clk、bclkである)。
半導体素子の内部では、例えばclkクロック信号のエッジが立ち上がる場合も、bclkクロック信号のエッジが立ち上がる場合も(または、clkクロック信号から得られるDQS信号のエッジが立ち上がる場合も、bclkクロック信号から得られるBDQS信号のエッジが立ち上がる場合も)(または、例えば、これらの信号のクロックエッジが立ち下がる場合に)、データを伝送できる。
図2に示したように、半導体素子の端子102aに供給されたclk信号は、場合によっては受信器回路を挿入することにより、配線103aを介して分周器104の入力部に供給される。
信号clkの周波数fの半分の周波数f/2を有する信号clk2が出力される分周器104の第1出力部は、配線105aを介して、信号積分器106の第1入力部に接続されている。
分周器104によって周波数が分割されたことにより、図3に示したように、例えばclk信号が正のエッジに入ると、信号clk2の状態が変わる。(例えば、clk信号が第1の正のエッジに入ると、「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わり、続いて、clk信号が第2の正のエッジに入る場合、「論理ハイ」状態から「論理ロー」状態に戻る。)
(信号clkの周波数fの半分の周波数f/2が有している、信号clk2に対して鏡像のように反転した信号bclk2が出力される)分周器104の第2出力部は、配線105bを介して、信号積分器106の第2入力部に接続されている。
図2から分かるように、ここに示した実施形態では、図1に示した実施形態とは違って、配線105bに出力された信号bclk2が、上記半導体素子の外側の端子に供給されるbclk信号から直接得られるのではなく、bclk信号に対して反転したclk信号から間接的に得られる。
分周器104によって周波数が分割されたことにより、図3に示したように、例えば、clk信号が正のエッジに入ると、信号bclk2の状態が変わる。(例えば、clk信号が第1の正のエッジに入ると、信号clk2とは逆に、信号bclk2が「論理ハイ」状態から「論理ロー」状態に変わり、続いて、clk信号が第2の正のエッジに入ると、信号clk2とは逆に、「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に戻る。)
図2から分かるように、例えば信号clkを積分することにより得られる信号I2が出力される、信号積分器106の第1出力部は、配線107aを介して、および、該配線に接続された配線107cを介して、上記信号比較回路108aの第2入力部に接続されている。
図2からさらに分かるように、信号積分器106の第1出力部は、さらに、上記配線107aを介して、上記信号比較回路108aの第2入力部とは逆の、上記信号比較回路108bの第1入力部に接続されている。
さらに、例えば信号bclk2を積分することにより得られる、信号I2に対して反転して延びている信号bI2が出力される、信号積分器106の第2出力部は、配線107bを介して、および、該配線に接続された配線107dを介して、上記信号比較回路108aの第1入力部に接続されている。
図2からさらに分かるように、信号積分器106の第2出力部は、さらに、配線107bを介して、上記信号比較回路108bの第2入力部に接続されている。
信号比較回路または信号受信器回路108a、108b、109a、109bとして、基本的に、任意の信号比較回路または信号受信器回路(例えば、従来のクロック受信器回路と同様に形成された、例えば交差結合された4つのトランジスタ(例えば、第1および第2p型チャネル電界効果トランジスタ、および、第1および第2n型チャネル電界効果トランジスタ)を備えた受信器回路)を用いてもよい。
第1n型チャネル電界効果トランジスタと第2n型チャネル電界効果トランジスタとのソースを、例えば、接地電位に接続されている、直流源または定電流源に接続できる。
さらに、例えば、第1n型チャネル電界効果トランジスタのゲートを、回路108a、108b、109aおよび109bの上記第1入力部に接続でき、第2n型チャネル電界効果トランジスタのゲートを、回路108a、108b、109aおよび109bの第2入力部に接続できる。
第1n型チャネル電界効果トランジスタのドレインを、例えば、第1p型チャネル電界効果トランジスタと第2p型チャネル電界効果トランジスタとのゲートと、第1p型チャネル電界効果トランジスタのドレインと、回路108a、108b、109aおよび109bの第1出力部とに接続できる。このドレインに、図2に示したように、回路108a、108b、109aおよび109bから、例えば信号brIclk、rIclk、rclk、または、brclkを出力できる。回路108aまたは109bの第2出力部に出力された各信号を、本発明の実施形態では用いない。
このように、第2n型チャネル電界効果トランジスタのドレインを、例えば、第2p型チャネル電界効果トランジスタのドレイン、および、各回路108a、108b、109aおよび109b(本実施形態では用いない)の第2出力部に接続できる。
また、第1および第2p型チャネル電界効果トランジスタのソースを、例えば、電源電圧に接続できる。
信号比較回路108aの第1出力部は、配線110aを介して、上記周波数変換回路111に接続されている。
このように、信号比較回路108bの上記第1出力部も、配線110bを介して上記周波数変換回路111に接続されている。
図2からさらに分かるように、上記信号clkの周波数fの半分の周波数f/2を有する上記信号clk2は、配線105aを介して信号積分器106の第1入力部に供給されている以外に、さらに、配線105aに接続された配線105cを介して、上記信号比較回路109aの第1入力部に供給され、配線105cに接続された配線105eを介して、上記信号比較回路109bの第2入力部に供給される。
さらに、信号bclkの周波数fの半分の周波数f/2を有する上記信号bclk2は、配線105bを介して信号積分器106の第2入力部に供給されている以外に、さらに、配線105bに接続された配線105dを介して、上記信号比較回路109aの第2入力部に供給され、配線105dに接続された配線105fを介して、上記信号比較回路109bの第1入力部に供給される。
信号比較回路109aの第1出力部は、配線110cを介して上記周波数変換回路111に接続されている。
このように、信号比較回路109bの第1出力部も、配線110dを介して、上記周波数変換回路111に接続されている。
図3に示したように、また、すでに述べたように、配線105aまたは105bに供給される信号clk2またはbclk2は、信号積分器106によって積分される。
したがって、信号積分器106から配線107aに出力された信号I2のレベルは、信号clk2が負のエッジに入る時点から、信号clk2が正のエッジに入る時点まで、線形傾斜状に常に上昇する。これにより、clk2信号の次の負のエッジまで、信号積分器106から配線107aに出力された信号I2が線形傾斜状に常に下降する。
逆に、信号積分器106から配線107bに出力された信号bI2のレベルは、信号clk2が負の(または信号bclk2が正の)エッジに入る時点から、信号clk2が正の(または信号bclk2が負の)エッジに入る時点まで、線形傾斜状に常に下降する。これにより、clk2信号の次の負のエッジまで、信号積分器106から配線107bに出力された信号bI2が線形傾斜状に常に上昇する。
図3からさらに分かるように、配線110cに供給された信号rclkが「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わると、周波数変換回路111から配線112aに出力された信号clk50が「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わる。配線110bに供給された信号rIclkが「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わると、周波数変換回路111から配線112aに出力された信号clk50が再び「論理ロー」状態に戻る。さらに、配線110dに供給された信号brclkが「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わると、周波数変換回路111から配線112aに出力された信号clk50が再び「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わる。配線110aに供給された信号brIclkが「論理ロー」状態から「論理ハイ」状態に変わると、周波数変換回路111から配線112aに出力された信号clk50が再び「論理ロー」状態に戻る。(換言すれば、信号rclk、rIclk、brclk、または、brIclkのうちの1つが正のクロックエッジに入ると常に、信号clk50の信号状態は変わる。)
周波数変換回路111から配線112bに出力された信号bclk50については、信号clk50について上記したように、逆のことがいえる。
したがって、図2に示したクロック信号入出力装置101の機能は、図1に示したクロック信号入出力装置1の機能にほぼ相当する。しかし、信号brIclkおよびrIclk、または、rclkおよびbrclkが、同じ信号比較回路または信号受信器回路108a、108b、109a、109bではなく、異なる2つの該回路によって生成される場合は、その限りではない。受信器回路108a、108b、109a、109bのここで用いる出力信号brIclkおよびrIclk、または、rclkおよびbrclkの全ての正のエッジは、(制御信号I2およびbI2、または、clk2およびbclk2の正のエッジ、または、負のエッジによってではなく、)受信器回路108a、108b、109a、109bを制御する信号I2およびbI2、または、clk2およびbclk2の正のエッジによってのみトリガされる。
これにより、制御信号I2およびbI2、または、clk2およびbclk2が正および負のエッジに入ると受信器回路108a、108b、109a、109bによって信号遅延時間が異なる場合があることにより、周波数変換回路111から出力される信号clk50、bclk50に歪みが生じることを、防止できる。
図4から分かるように、図1および/または図2に示したクロック信号入出力装置1・101に相当する複数のクロック信号入出力装置1、101(例えば、2つまたは3つ等のクロック信号入出力装置1・101)を、順番に接続できる。
第1クロック信号入出力装置1・101から出力された信号clk50・bclk50は、ここでは、第1クロック信号入出力装置1・101の後段側に接続された第2クロック信号入出力装置1・101の入力信号として用いられる。これにより、信号clk50・bclk50においては、これ以上含まれる場合のある第2クロック信号入出力装置1・101の歪みをさらに低減できる。
本発明の一実施形態に係るクロック信号入出力装置の概略図である。 本発明の別の実施形態に係るクロック信号入出力装置の概略図である。 図1および図2のクロック信号入出力装置に入力される信号clk・bclkと、クロック信号入出力装置内で生成され、該装置から出力される信号とのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るクロック信号補正システムの概略図である。 図1および図2に示す周波数変換回路の詳細図である。
符号の説明
1 クロック信号入出力装置
2a 端子
2b 端子
3a 配線
3b 配線
4 分周器
5a 配線
5b 配線
5c 配線
5d 配線
6 信号積分器
7a 配線
7b 配線
8 信号比較回路
9 信号比較回路
10a 配線対
10b 一対の配線
11 周波数変換回路
12a 配線
12b 配線
101 クロック信号入出力装置
102a 端子
103a 配線
104 分周器
105a 配線
105b 配線
105c 配線
105d 配線
105e 配線
105f 配線
106 信号積分器
107a 配線
107b 配線
107c 配線
107d 配線
108a 信号比較回路
108b 信号比較回路
109a 信号比較回路
109b 信号比較回路
110a 配線
110b 配線
110c 配線
110d 配線
111 周波数変換回路
112a 配線
112b 配線
201 クロック信号入力/出力システム
301a 回路部分
301b 回路部分
301c 回路部分
301d 回路部分
302a 遅延装置
302b 遅延装置
302c 遅延装置
302d 遅延装置
303a NANDゲート
303b NANDゲート
303c NANDゲート
303d NANDゲート
304a インバータ
304b インバータ
304c インバータ
304d インバータ
305a トランスミッションゲート
305b トランスミッションゲート
305c トランスミッションゲート
305d トランスミッションゲート
306a トランスミッションゲート
306b トランスミッションゲート
306c トランスミッションゲート
306d トランスミッションゲート
307a ラッチ
307b ラッチ

Claims (10)

  1. クロック信号(CLK)または該クロック信号から得られた信号が入力されて分周器(4、104)に伝送されるクロック信号入出力装置(1、101)であって、
    上記分周器(4、104)から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)は、信号積分器(6、106)に伝送され、該信号積分器(6、106)から出力され、または、該装置から得られた信号(I2)は、第1信号比較回路(8、108b)に伝送され、上記分周器(4、104)から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)は、さらに、第2信号比較回路(9、109a)に伝送され、クロック信号入出力装置(1)は、さらに、第1信号比較回路(8、108)から出力された、または、該回路から得られた信号(rIclk)に応じて、および、第2信号比較回路(9、109a)から出力された、または、該回路から得られた信号(rclk)に応じて、クロック出力信号(clk50)を出力するための、信号出力回路(11、111)を備えている、クロック信号入出力装置(1、101)。
  2. 上記信号出力回路(11)から出力されたクロック出力信号(clk50)が、第1信号比較回路(8)から出力された、または、該回路から得られた他の信号(brIclk)と、第2信号比較回路(9)から出力された、または、該回路から得られた他の信号(brclk)とにさらに依存している、請求項1に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  3. 上記信号出力回路(111)から出力されたクロック出力信号(clk50)が、第3信号比較回路(108a)から出力された、または、該回路から得られた信号(brIclk)と、第4信号比較回路(109b)から出力された、または、該回路から得られた信号(brclk)とに依存している、請求項1に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  4. 上記信号比較回路(8、9、108b、109a)のうちの1つまたは複数が受信器回路である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  5. 上記1つまたは複数の受信器回路(8、9、108b、109a)が、交差結合された複数のトランジスタを備えている、請求項4に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  6. 上記信号出力回路(11、111)から出力されたクロック出力信号(clk50)の状態は、第2信号比較回路(9、109a)から出力された、または、該回路から得られた信号(rclk)が正のエッジに入ると、「論理ロー」から「論理ハイ」へと変わるか、または、「論理ハイ」から「論理ロー」へと変わり、第1信号比較回路(8、108b)から出力された、または、該回路から得られた信号(rIclk)が、続く正のエッジに入ると、「論理ロー」に戻り、または「論理ハイ」に戻る、請求項1〜5のいずれか1項に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  7. 上記信号出力回路(11、111)から出力されたクロック出力信号(clk50)の状態が、第2信号比較回路(9、109a)から出力された、または、該回路から得られた信号(rclk)が負のエッジに入ると、「論理ロー」から「論理ハイ」へと変わるか、または、「論理ハイ」から「論理ロー」へと変わり、第1信号比較回路(8、108b)から出力された、または、該回路から得られた信号(rIclk)が、続く負のエッジに入ると、「論理ロー」に戻り、または「論理ハイ」に戻る、請求項1〜5のいずれか1項に記載のクロック信号入出力装置(1)。
  8. クロック信号(CLK)または該信号から得られた信号の周波数を分割することにより、クロック信号(CLK)の周波数よりも低い周波数を有する信号(clk2)が得られる工程と、
    上記低い周波数を有する信号(clk2)を積分することにより、積分信号(I2)が得られる工程と、
    上記低い周波数を有する信号(clk2)と、該信号に対して反転した信号(bclk2)とを比較する工程と、
    上記積分信号(I2)と、該信号に対して反転した信号(bI2)とを比較する工程とを有する、クロック信号補正方法。
  9. クロック信号(CLK)または該信号から得られた信号が入力され、分周器(4、104)に伝送される、クロック信号入出力装置(1、101)であって、
    上記分周器(4、104)から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)が信号積分器(6、106)に伝送され、
    上記信号積分器(6、106)から出力された、または、該装置から得られた信号(I2)が、第1信号比較回路(8、108b)に伝送され、
    上記分周器(4、104)から出力された、または、該分周器から得られた信号(clk2)が、さらに、第2信号比較回路(9、109a)に伝送され、
    上記クロック信号入出力装置(1)が、第1信号比較回路(8、108b)から出力されまたは該回路から得られた信号(rIclk)に応じて、および、第2信号比較回路(9、109a)から出力されまたは該回路から得られた信号(rclk)に応じて、クロック出力信号(clk50)を出力するためのさらに1つの信号出力回路(11、111)を備え、
    第1方向に延びるクロック出力信号(clk50)の信号エッジが、第2信号比較回路(9、109a)から出力された、または、該回路から得られた信号(rclk)によってトリガされ、上記第1方向とは逆の第2方向に延びるクロック出力信号(clk50)の信号エッジが、第1信号比較回路(8、108b)から出力された、または、該回路から得られた信号(rIclk)によってトリガされる、クロック信号入出力装置(1、101)。
  10. クロック信号(CLK)または該信号から得られた信号の周波数を分割することにより、クロック信号(CLK)の周波数よりも低い周波数を有する信号(clk2)が得られる工程と、
    上記低い周波数を有する信号(clk2)を積分することにより、積分信号(I2)が得られる工程と、
    上記低い周波数を有する信号(clk2)と、該信号に対して反転した信号(bclk2)とを比較することにより、第1比較信号(rclk)が得られる工程と、
    上記積分信号(I2)と、該信号に対して反転した信号(bI2)とを比較することにより、第2比較信号(rIclk)が得られる工程と、
    クロック出力信号(clk50)を出力する工程とを有し、
    第1方向に延びるクロック出力信号(clk50)の信号エッジが、第1比較信号(rclk)の信号エッジによってトリガされ、第1方向とは逆の第2方向に延びるクロック出力信号(clk50)の信号エッジが、第2比較信号(rIclk)の信号エッジによりトリガされる、クロック信号補正方法。
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