JP2007503742A - エミッタフィルムを有するパラメトリック・トランスデューサ - Google Patents

エミッタフィルムを有するパラメトリック・トランスデューサ Download PDF

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Abstract

パラメトリック・トランスデューサが、x軸およびy軸に沿って延び、表面と裏面の両側を有する支持部材を備える。支持部材(102)は、x軸に沿って延び、y軸に沿って所定の離隔距離で離されて配置された平行な配列のリッジ(108)を備える。リッジは、パラメトリック出力を放射する目的で、エミッタフィルム(114)を所望のフィルム形状に支持するための前方のフィルム接触面(112)を有する。電子的に感応し機械的に反応性の高い(ESMR)フィルムが、支持部材の上に配置され、ESMRフィルム(114)の一方の側がフィルム接触面によって装着され、アーチ形区域が平行なリッジと整列し、その間に配置されている。フィルム接触面は、ESMRフィルムの各アーチ形区域(110)を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する。

Description

本発明は一般に、パラメトリック・スピーカの分野に関する。より詳細には、本発明は超音波のパラメトリック・トランスデューサのエミッタとして圧電膜を使用することに関する。
音響再生は、長年かなり発達した技術を考察してきた。数十年間に、音響再生デバイスは、管またはビニール製円盤上の機械的な針から、レーザおよび他の多くの電子媒体の形態を介したアナログまたはデジタル再生に進展した。現在では、映画およびホームシアターシステム内への用途を含む、新しい次元のリスニング体験を生み出すために、発達したコンピュータおよびソフトウエアが、信号処理の複雑なプログラミングおよび合成音の操作を可能にする。コンピュータにより生成される音は、新しい頂点に到達しつつあり、もはや現実に制限されず、創造的な創作領域に進展する音を生み出す。
それにも関わらず、電気機械式スピーカの空気との接触面での実際の音響再生は、ほぼ100年の間、実質的に原理的に同じままである。このようなスピーカの技術は、明らかにダイナミック型スピーカが優位に立ち、それは今日使用する市販のスピーカの90パーセントより多くを占める。実際に、ダイナミック型スピーカと呼ばれる、一般的なクラスの音響再生デバイスは、電子信号によって駆動される磁石、ボイスコイル、およびコーンの単純な組み合わせによって始まった。磁石および音声コイルは、信号の可変電圧を機械的な移動に変換し、それによって従来の多段階トランスデューサとしてのダイナミック型スピーカ内の第1の段階を表現する。取り付けられたコーンは、電気トランスデューサとトランスデューサを囲むエアエンベロップの間をインピーダンス整合する第2の段階をもたらし、音声コイルの小さな振動をオーディトリアムを満たすことが可能な拡張する圧縮波として出現するように伝達することを可能にする。このような多段階システムは、特に高いエネルギーレベルでの音響再生に対する現行の基本的な手法を含む。
一般にフィルムまたは振動板型のトランスデューサと呼ばれる、より数の少ない種類のスピーカは、一般に静電型または平らな磁石型の駆動部材によって生成されるフィルムのエミッタ表面領域の移動に依存する。静電型スピーカは、何十年もの間、音響分野の不可欠の部分であったが、その知名度は極めて限られていた。一般に、そのようなフィルムエミッタは、小さな部屋または限られた空間のみに適した用途を有する低出力デバイスであることが知られてきた。少数の例を除き、市販のフィルム・トランスデューサは主に、フィルムエミッタの幅が伝播される音の波長に等しいかそれより少ない、ツイータおよびその他の高周波数デバイスとして容認されてきた。より大きなフィルムデバイスを適用しようとすると、、ステータまたはドライバからの均一な隙間の維持、起電界の均一な適用、位相整合、周波数の等化などの多くの機械制御問題と同様に、エミッタの共振周波数と音響出力の整合不良を生じる。
多くのかなり発達した技術と同様に、最先端の音響再生の進化は一般に、ダイナミック型および静電型システムの基礎的な領域内でのわずかな向上および改善に限られてきた。実際に、こうした進歩のほぼ全ては、同じ基本原理内で機能するので公知の音響再生の基礎を形成した。これらは、(iii)直接空気を刺激して所望の音響の振動にする周波数における(ii)トランスデューサの往復運動に基づいて、(i)音がスピーカの面で生成される概念を含む。この基本概念からスピーカに関する多くの解決策が生じ、それは、高密度の質量のあるスピーカから、音を伝播させることが必要なほとんど質量のない空気媒体へのエネルギーの伝達を最適化する試みに関する無数の問題に対処する。
従来技術のダイナミック型および静電型のトランスデューサに共通する第2の基本原理は、音響再生が線形の動作モードに基づいていることである。言い換えれば、従来の音の発生の物理的特性は、吸収されたエネルギーとそこから生じる空気媒体においての波の伝播との間の線形の関係に従う数学的手法に依存する。このような性質は、トランスデューサから音の波として伝播される場合、回路または信号に与えられた所与のエネルギー入力が、相当する比例的な出力を生み出す期待を伴う、予測可能な音の信号の処理を可能にする。
このような従来のシステムにおいて、空気媒体を線形モードに維持することは非常に重要である。空気が過剰に非線形状態にされると、激しい歪みが生じ、オーディオシステムは、本質的に容認不可能になる。この非線形性は、ダイナミック型スピーカコーンまたはエミッタの振動板表面に隣接する空気分子が、スピーカの動作に対応するように応答する空気分子の能力を超える過剰なエネルギーレベルに駆動される場合に生じる。簡単に言えば、空気が線形モードで放散できるよりも多くのエネルギーをもつ空気をスピーカが負荷するように空気分子がスピーカの動きに合わせることが不可能な場合、非線形の応答が生じ、激しい歪みおよびスピーカの動作不能が引き起こされる。したがって、従来の音響システムは、この制限を回避するように組み立てられ、スピーカのトランスデューサが厳密に線形の範囲内で動作するようになる。
しかし、パラメトリック音響システムは、例外的なオーディオ音響の生成をもたらす。従来の線形モード内で動作する代わりに、パラメトリック音響は、空気媒体が非線形状態にされる場合にのみ生成可能である。この独特の動作領域内で、オーディオ音響は、スピーカまたはトランスデューサ要素から伝播されない。その代わりに、トランスデューサは、高エネルギーの、人間の聴覚を超える超音波帯域幅の搬送波を伝播させるのに使用される。したがって、超音波の波は搬送波として機能し、搬送波は、非線形状態にされる場合、空気中でデカプリングできる側波帯特性を改善させる音の入力によって変調可能である。このように、スピーカ・トランスデューサでなく空気分子が、パラメトリックシステムの可聴成分を生成する。特に、オーディオ信号を用いて空気分子にエネルギーを与えるのは超音波の搬送波の側波帯成分であり、その結果、可聴周波数の伝播を可能にする。
パラメトリック・スピーカと従来の音響機器との別の基本的な相違点は、従来技術のオーディオシステムに特徴づけられるような高エネルギーのトランスデューサが、効果的なパラメトリック・スピーカの動作に求められる、必要なエネルギーをもたらさないように見えることである。たとえば、従来の音響システムの支配的なダイナミック型スピーカの種類は、その高エネルギー出力で知られている。疑いなく、コーン/マグネット型トランスデューサが高エネルギーレベルを周囲の空気に伝達する能力は、現在使用されている事実上全ての高出力の音響用スピーカシステムが、ダイナミック型スピーカデバイスに依存することから明白である。対照的に、静電型およびその他の振動板型トランスデューサなどの低出力デバイスは、事実上、高出力の必要条件を受け入れることができない。明らかな例として、スタジアムおよびその他の屋外会場での大きなコンサートに使用される屋外用オーディオシステムを考察されたい。通常、大きく重量のあるダイナミック型スピーカは、このような聴衆に対して直接音を拡大するのに必要である。低出力のフィルム型振動板をこの設定に適用したらどうか提言すれば、思慮に欠け非現実的と見なされるであろう。
しかし、パラメトリック音響を創出することにおいて、本発明者は、驚くべきことにフィルムエミッタが高出力のパラメトリック音響出力を拡大することにおいて、ダイナミック型スピーカより優れた性能を示すことを理解した。実際に、本発明者は、従来の音響での慣行をパラメトリック・デバイスに適用しようとすると一般に満足のいかない結果になることを概して経験してきた。これは、従来の音響技術を使用して、高い音圧レベルならびに最小限の歪みを得るための試みにおいて実証されてきた。この、従来の音響設計をパラメトリック音響システムの構築に適用する従来技術の傾向は、商業的なパラメトリック音響の実現の成功を頓挫させ遅らせてきたことは当然である。これは、パラメトリック音響システムに関する従来技術の特許が、高エネルギーの多段式の特徴を持つ、従来のダイナミック型スピーカに匹敵するバイモルフトランスデューサを使用してきたことによって明らかである。この分野での広範囲にわたる国際的な研究にも関わらず、これらのパラメトリック・スピーカは、容認できるような動作が全く不可能であった。
要ほぼすると、従来のオーディオシステムは、(iii)線形モードで作動しながら、(ii)ダイナミック型スピーカなどの高いエネルギー出力デバイスに基づいて、(i)スピーカ・トランスデューサの表面で可聴波を生成するという十分に容認された音響の原理に依存するのに対して、本発明者らは、パラメトリック用途に関して正反対の設計基準が好ましいことを発見した。特に、効果的なパラメトリック音響は、(iv)トランスデューサの表面から延長した距離で、(iii)空気中でデカプリングされる変調された側波帯成分を有する超音波搬送波を伝播させるために、(ii)非線形モードにおいて、(i)比較的低エネルギーのフィルム型振動板を使用して効果的に生成される。こうした相違を考慮すれば、従来の音響技術において何十年もの研究の上に発展した従来の知識の多くが、パラメトリック音響を生成することに関する問題に単純に応用不可能であることは驚くことではない。
従来の音響トランスデューサと比較してパラメトリックエミッタ設計の独自性を示す、1つの特定のトランスデューサ設計の領域は、空気を要求された非線形状態で駆動する十分なエネルギーレベルにおいての超音波出力を生成するためのフィルムエミッタを適用することである。上記に示されるように、フィルムエミッタは、低エネルギーデバイスであることが公知である。それにも関わらず、フィルムエミッタは、原特許出願に開示されたパラメトリック・トランスデューサに関して、今になって開発されてきた。このようなエミッタ設計は一般に、一体構造のフィルム型振動板を横切って配置された小さなエミッタ区域のアレイとして特徴付けられている。以下の開示は、フィルムエミッタは低電力の用途に限られるという従来の見解にも関わらず、高電力出力を生成することが可能な効果的なフィルム放出器の開発に対してさらに向上をもたらす。
エミッタとして圧電フィルムを使用するパラメトリック・スピーカシステムを開発することが有利であるとこれまでに判断されてきた。この場合フィルムは、真空またはその他の何らかのデバイスによって供給される正または負の圧力によって維持されずにフィルムが付着される。
本発明は、x軸およびy軸に沿って延びる支持部材を備え、表面および裏面の両方を有する、パラメトリック・トランスデューサを提供する。支持部材は、x軸に沿って延びる平行なリッジのアレイの場所を備え、所定の離隔距離でy軸に沿って離れて配置されている。リッジの場所は、パラメトリック出力を放射するための所望のフィルム形状にエミッタフィルムを支持するための前方のフィルム接触面を有する。電気的に感応し機械的に反応する(ESMR)フィルムが支持部材の上に配置され、ESMRフィルムの一方の側がフィルム接触面によって装着され、アーチ形区域が平行なリッジの間に配置されている。フィルム接触面は、ESMRフィルムの各アーチ形区域を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する。
本発明の別の特徴および利点は、本発明の特徴を共に例によって示す添付の図面と関連させて、以下の詳細な説明を読めばそこから明らかになるであろう。
添付の図面は、本発明を実施するための例示の実施形態を示す。図面では、本発明の異なる図または実施形態において、同様の参照番号が同様の部品を指す。
次に、図面に示される例示の実施形態を参照し、本明細書でその実施形態を説明するのに特定の言葉を使用する。しかし、それによって、本発明の範囲は全く限定されないということを理解されたい。関連分野の技術者およびこの開示の占有者に思いつく、本明細書に示される本発明の特徴の変更およびさらなる修正、および本明細書に示される発明の原理のさらなる応用は、本発明の範囲内にあると見なされる。
本発明の特許出願である、1997年3月にSelfridgeに発行された米国特許第6,011,855号は、それに続く特許出願と共に、空気中にパラメトリック信号を放射するための手段として圧電フィルムを提唱した。圧電フィルムを使用すると、広い超音波放射面の全体に均一な波面を生成することが可能になる。「ベース信号」または搬送波と「情報搬送信号」との間の相互作用を最大にするために、フィルムは、それぞれが個別のエミッタとして働くように複数のアーチ形を有して形成される。アーチ形は、複数の開口を備える放射プレートの一方の側面上にフィルムを配置し、放射プレートに対してフィルムを引くために真空が放射プレートの反対の側面の上に配置され、それによってアーチ形を形作ることによって形成される。
真空によって起こる圧縮された状態でフィルムを放射プレートに貼り付けることは、特定の点においてフィルム上に働く圧力に応じて圧電フィルムが変動する共振周波数を有することになる可能性があり、また、放射された波が望ましくない歪みを含むことになる可能性があることが以前から知られていた。さらに、真空を封じ込めるための必要条件によって、スピーカの質量、体積、および製造の複雑さが増す。最後に、気密性の真空チャンバを維持することは極めて難しい可能性がある。
図1aおよび1bは、永続的に真空を封入する必要をなくす超音波パラメトリック・トランスデューサを示す。図1aは、x軸およびy軸に沿って延びる支持部材101の底面図である。支持部材は、x軸に沿って延びる平行な配列のリッジ108を保持し、所定の離隔距離でy軸に沿って離されて配置されている。リッジは、パラメトリック出力を放射するための所望のフィルム形状でエミッタフィルムを装着するために前方のフィルム接触面112を有する。この実施形態では、リッジ108の間の区域120は、空気の流れに対して開放されて維持される。
図1bのトランスデューサは、表面104と裏面106の両側を有する支持部材102を備え、支持部材はx軸およびy軸に沿って延びている。支持部材は、x軸に沿って延びる平行なアレイのリッジ108を保持し、y軸に沿って所定の離隔距離で離されて配置されている。背板が背面106上に形成され、表面上の平行なチャネル110のアレイを形成し、それぞれが所定の深さおよび形状のチャネル断面111および前面113を有する。リッジ108は、それぞれが支持部材102より上の高さで配置される前方のフィルム接触面112を有する。フィルム接触面112は、支持部材102より上の高さで、エミッタとして使用されるフィルム114を装着するように形成されている。フィルムは、平行なチャネル110の配列のチャネル断面に対して配列されたアーチ形区域116を有する。
一般に、支持部材は、リッジ108を実質的に平行な形状に保持する任意の構造から構成できる。図1aは、y軸に沿って延びる2つの保持クロスバーを有する支持部材を示す。2つより多いまたはそれより少ない保持クロスバーを備える、より精巧な支持部材が使用できる。図1bに示されるような後ろ板全体がリッジ108を保持するために使用できる。本発明の範囲から逸脱せずに図1に示される支持部材に多くの変形を加えることができる。
平行なリッジは、フィルムを装着し、フィルムの中間のアーチ形区域116を形成するためのフィルム接触面112を提供する任意の構造から構成することができる。断面111および平行なリッジによって形成される平行なチャネル112は、図2aに示されるように形状が矩形である必要はない。本発明に開示されるようなフィルム接触面を提供しながら、平行なリッジに多くの変更を加えることができる。たとえば、図2bは、表の板面の一部分としての平行なリッジ場所を有し、フィルム接触面を提供する平板を示すことに留意されたい。
フィルム接触面は、フィルムのアーチ形区域116の間でフィルムを装着することが可能な任意の構造から構成できる。フィルム接触面は、それがフィルムを装着するとフィルム116の各中間のアーチ形区域が実質的にその他の全てのアーチ形区域から分離されるように形成する必要がある。
様々なタイプのフィルムがエミッタフィルムとして使用できる。重要な基準は、フィルムが(i)空洞の位置または支持部材から移動した位置でアーチ形のエミッタ区域に変形し、(ii)信号内容に対応する音響出力を再生する方式で収縮し拡張するように、加えられた電気信号に応答可能なことである。圧電材料はこうした設計要素を供給する主要な部材であるが、技術的に圧電性でない性質の新しいポリマーが開発されている。それでも、ポリマーは、従来の圧電合成物と同様に電気的に感応性であり、機械的に反応性がある。したがって、この出願において圧電フィルムは、音響波が主題のトランスデューサで実現できるように電気的に感応性もあり機械的に反応性もある(ESMR)任意の好ましいフィルムに範囲を拡げて述べられることが意図されることを理解されたい。
図2aに示されるように、ESMRフィルムの一方の側がフィルム接触面112において装着され、アーチ形区域116が平行なチャネル110のアレイのチャネル断面111に対して整列して、ESMRフィルム114が支持部材102に貼り付けられている。
図2aに示される実施形態は、表面104に対して凹形状にされて貼り付けられたアーチ形区域を有する。凹形状は、(図6bの実施形態に示されるような)凸状のアーチ形区域を使用するトランスデューサと比較して非常に頑丈であるトランスデューサを形成する。アーチ形区域は凹状であるので、平行なリッジ108は実質的に、フィルムがトランスデューサの使用中に偶発的に接触しないように保護する。凹形状の別の利点は、高い指向性を得ることができることである。たとえば、図6bに示される凸状のアーチ形区域の形状は、凹形状よりも伝播される波を拡散させる傾向がある。
後ろ板が裏面106に形成されている場合に、エミッタフィルム114が図1bの支持部材102に貼り付けられると、支持部材および後ろ板が放射される波を前方にのみ伝播できるようにする。しかし、エミッタフィルム114が図1aの基本支持部材101に貼り付けられる場合、裏面は、表面104と裏面106の間に空気が流れるのを可能にする開口120を有する。したがって、支持部材は、前方にも後方にも放射される波が双方向に伝播できるようにする。
ESMRフィルムは、接着物質を使用してフィルム接触面において装着されてもよい。接着物質は、図3の310として表示されている。フィルム接触面112が支持部材に印加された電圧をESMRフィルム114に伝達する電極として働くことも可能にするように、接着剤が導電性であることを選択することが可能である。ESMRフィルムに高レベルの電圧が印加されると、フィルムは散逸されるべき熱を発生する可能性がある。したがって、支持部材102がESMRフィルム114に対するヒートシンクとして働くこともできるように、接着剤が熱伝導性であることを選択することが可能である。最後に、製造プロセスを容易にし、トランスデューサの信頼性を向上させるために、接着剤が加速液または活性液を与えられた場合に促進される急速な硬化時間を有することを選択することも可能である。接着物質がフィルム接触面に付着される場合、可能な限り均一に接着剤を付着させることが重要である。接着剤またはフィルム接触の不整合により、フィルムのアーチ形区域の不整合が生じ、低いQ値(Q)および望ましくない歪みが生じる可能性がある。接着剤を均一に付着させるために、スクリーン印刷技術が使用できる。接着剤の厚さは、1万分の2.54cm(1インチ)より小さいように選択されてもよい。
図2bは、表面204および裏面206の両側を有する支持部材202から構成されるトランスデューサ210を示し、表面204が少なくとも平滑な連続的な形状であり、それは支持部材が図1aに示されるようなリッジを有していないことを意味する。その代わりに、支持部材は、ESMRフィルムが品目222で示されるように装着される、リッジの場所を有する。特に、ESMRフィルム214は、支持部材202の表面204の上に配置され、前記ESMRフィルムはパラメトリック出力を放出するように形成にされている。ESMRフィルムは、平行な接触面222によって交互になって分離された平行な凸状のアーチ形区域のアレイを備えた形状にもされている。接触面は、支持部材202の表面204において装着され、それによってESMRフィルムの各アーチ形区域216を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する。図2bのトランスデューサは、ESMRフィルム214の上に保護カバーも備え、動作中または輸送中に凸状のアーチ形区域が偶発的に接触しないように遮蔽する。
図2bのトランスデューサ形状により、簡単な支持部材の設計を有する利点がもたらされる。支持部材202の表面204は、平滑で連続的であり、図1bの支持部材102に設けられるようなリッジ108およびチャネル110のアレイがない。この簡単な支持部材設計により、この上さらに、図1bおよび図2aに示されるフィルム接触面112に対して、中間のスペーサ222を精密に位置調節する必要がないので、トランスデューサ210の製造工程が容易になる。
図2cは、図2aに示されたトランスデューサの変形形態を示し、ここでは、支持部材202が、ESMRフィルム214を凹状の皿形の湾曲を有するような形状にする。この実施形態では、フィルムから伝播された波は、比較的小さな領域に集中可能になる。図2bのトランスデューサは、凹状の皿形の湾曲の形状にされることもできる。図2cのさらなる変形形態として、フィルム全体が凹状の椀形として形成することができ、伝播される波が空間の指定された点に集中することが可能になる。
図2dは、図2aに示されるトランスデューサの変形形態を示し、支持部材252が、ESMRフィルムを凸状の皿形の湾曲を有するような形状にする。この実施形態では、フィルムから伝播された波は、比較的広い領域にわたって拡散できる。図2bのトランスデューサは、凸状の皿形の湾曲の形状にもできる。図2dの別の変形形態として、全体のフィルムが凸状の椀形として形成でき、伝播される波がより広い領域に拡散されることを可能にする。
ESMRフィルムが図2aの支持部材102、または図2bの支持部材202において装着された後、電子的なパラメトリック信号がフィルムに印加可能になり、アーチ形区域116が振動することになる。アーチ形区域の間のESMRフィルムの領域が図2aのフィルム接触面112または図2bの支持部材202のところで装着されるので、フィルム116の各アーチ形区域の動作は、実質的に機構的に分離されている。アーチ形区域をこの機構的に分離することにより、実質的に1つのアーチ形区域が別のアーチ形区域の振動に干渉するように振動する可能性がなくなる。図3に「w」で表示されたフィルム接触面の幅は、フィルム接触面ができる限り小さく、したがって、自由に振動できるフィルムの領域を最大にし、伝播される波の振幅を最大にし、それでもフィルムの各アーチ形区域の動作を機構的に分離するのに十分に広くなるように効果を配慮して確立できる。フィルムのアーチ形区域116の動作を機構的に分離することによって、各アーチ形区域の正確な湾曲および半径(図3の「r」)は、フィルムの各区域の動作が機構的に分離されなかった場合に達成されるよりも精密に設定され維持されることが可能になる。本発明の機構的に分離する技術によってもたらされるような、フィルムの各アーチ形区域に対する正確な制御を維持することによって、フィルム全体の形状は、非常に均一性があるようにできる。この均一性によって、フィルムが少なくとも2より大きいQ値を有するようになり、トランスデューサの基準レベルの上の6dBより大きい放射される波が生成される。程度の高いフィルムの均一性が維持され、それによって2よりはるかに大きなQ値になることが好ましい可能性がある。
1つの実施形態では、ESMRフィルムは、平行な配列のリッジにおいてESMRフィルムに負の圧力を加えずに、フィルムの接触面においてアーチ形区域に偏るようにされることができる。
1つの実施形態では、支持部材102の平行なチャネル110は、高度変化の圧差を回避し、かつ冷却をもたらすために、空気の流れに対して開放されたままになった、対向する端部118および120を有するように形成される。図2aは、平行なチャネル110が空気の流れに開放されている点でこの形状を例示する。別の実施形態では、平行なチャネル110は、実質的に空気流に対して遮断された、対向する端部118および120のうちの少なくとも1つを有するように形成されている。
1つの実施形態では、図2bの支持部材202は、ESMRフィルムの凸状のアーチ形区域が空気の流れに開放されて維持される対向する端部を有するような形状にされている。図2bは、凸状のアーチ形区域が、空気の流れに開放されて維持されている対向する端部を有する点でこの形状を例示する。別の実施形態では、支持板202は、ESMRフィルムの凸状のアーチ形区域が、空気の流れに実質的に遮断されたままになった、対向する端部のうちの少なくとも1つを有するように形成されている。
本発明に開示された形状でのESMRフィルムおよび支持部材を用いると、従来技術よりも優れた多くの利点が得られる。第1に、ESMRフィルムの使用は、何百または何千のバイモルフ・トランスデューサの配列を使用することにも優る。バイモルフ・トランスデューサの配列は、各バイモルフ・トランスデューサを駆動するための個々の配線を必要とする。これによって、製造の複雑さおよびコストが増す。逆に、ESMRフィルムの使用は、フィルムを駆動するために1つの電気接続を要するだけにもできる。さらに、バイモルフ・トランスデューサの配列が使用される場合、各トランスデューサは、わずかに異なる角度で配置される可能性があり、望ましくない位相差および不均一な波面を生じる。ESMRフィルムは、均一の連続的な表面なので、フィルムによって放射された波も均一であり、望ましくない位相差が非常に少ない。
実質的に非加圧状態でのESMRフィルムの使用は、フィルムを形作る永続的な真空を使用する従来技術の方法を凌ぐ利点も有する。永続的な真空は、フィルムをその所望の形状にするために連続的な圧力を加える。この連続的な圧力により、ESMRフィルムが伸張し、フィルムが特定の点でフィルムの張力に応じて可変の共振周波数を有するようになり、また放射された波が好ましくない歪みを含むようになる可能性がある。しかし、本発明による支持部材において実質的に非加圧状態でフィルムを装着することによって、フィルムをその所望の形状に維持しながら、永続的な真空を使用することが回避される。フィルムは実質的に非加圧状態にあるので、フィルムの周波数応答はより一貫性のあるものであり、フィルムから放射される波は意図した波形に、より近似したものである。
その上、永続的な真空を使用すると、フィルムの一方の表面のみに圧力が加わる。この状態では、フィルムの振動は、1つの方向に、その他の方向よりも遠くに拡がる傾向になる。この効果は、放射される波に、偶数次の、または非対称性の歪みを生成する可能性がある。偶数次の歪みによって、デバイスを通過する信号にスプリアスの偶数次の高調波(2次、4次、6次、等)が加わる。本発明は、真空を永続的に加えずにフィルムにアーチ形区域を維持する方法を提供するので、フィルムは両方向に等しく自由に振動し、したがって放射される波の中の偶数次の歪みを実質的に取り除く。
最後に、永続的な真空を使用するには、その真空維持と封じ込めのための追加の構造が必要になる。このような構造によって、スピーカの質量、体積、および製造の複雑さが増す。本発明の支持部材102は、従来の特許出願において真空チャンバを提供するために過去に使用されたドラムまたはその他の支持部材よりもかなり薄く、またより耐久力がある。
フィルムの湾曲の半径、およびフィルム114のアーチ形区域116の最先端の間の距離は、トランスデューサの性能に影響する可能性がある。図3は、図2aの2つの断面111の拡大斜視図である。図2aのトランスデューサは、ここでは例として用いられているが、下記に開示される測定値は、本発明の全ての実施形態に等しく適用可能である。変数「r」はフィルムの湾曲の半径を表わし、変数「L」はフィルムのアーチ形区域116の隣り合う中央のピーク深さの間の距離を表わす。変数λは、搬送波周波数の波長を表わす。変数x、y、およびzは、波長の指定された比を表わす。フィルムの共振周波数は、「r」に依存する。「r」が小さくなると、フィルムの共振周波数が高くなる。波のデカプリングが最大になるように空気中のパラメトリック波の相互作用を最適化するために、L ≦1/2λになるようにアーチ形区域116を位置決めすることが有益な可能性がある。
本発明の別の実施形態では、距離「L」および/または半径「r」は、トランスデューサ構造全体にわたって変わってもよい。距離「L」を変更するためには、平行なリッジ108の離隔距離も、同じ量だけ変更する必要がある。距離「L」を変更することによって、アーチ形区域116の半径「r」も変更される可能性がある。上記に述べたように、「r」の変更がフィルムの共振周波数に影響を与えることになる。したがって、半径「r」および/または距離「L」を変更すると、複数の共振周波数を生成することになり、それは広い周波数スペクトルが必要になる場合に望ましい可能性がある。
フィルム114のアーチ形区域116から平行なチャネルの前面113の距離も、トランスデューサの性能に影響する可能性がある。図3では、変数「d」は、フィルムのアーチ形区域116の中央のピーク深さから平行なチャネル110の正面113の距離を表わす。1つの実施形態では、d≦1/2λである。d=1/2λの場合、フィルム302の裏から放射された搬送波は、支持部材102から反射し、フィルム304の表から放射された波と位相が不一致になって戻る。その結果、余分な音圧が、フィルム114のアーチ形区域116を所望の極性と一致せずに駆動する可能性があり、フィルム304の表から放射された波と有害な干渉を起こす可能性がある。d≦1/4λの場合の好ましい実施形態では、d=1/2λが回避される場合に相互作用および打ち消しが起こる可能性がある。したがって、フィルムのアーチ形区域の中央の最先端が平行なチャネルの前面から1/2λより小さくなるだけでなく、フィルム全体の長さも平行なチャネル110の前面から1/2λより小さくなることが好ましい可能性がある。
好ましい実施形態では、アーチ形区域116の弧の長さは、図3に表示された「θ」の100°以下の中心角によって定義される。弧の長さを制限するこの方法により、その弧の長さが(整流された正弦波形状としても示される)ほぼ180°の中心角によって定義されるエミッタフィルムを凌ぐ多くの利点がもたらされる。本発明により、整流された正弦形状よりも低い歪み、滑らかな周波数応答、および少ないスプリアス共振周波数がもたらされる。さらに、本発明のアーチ形区域は、通常、整流された正弦形状よりも小さいので、本発明は、より頑丈で信頼性が高い。
図2aに「幅」で表示されたフィルムエミッタの幅は、トランスデューサから伝播される搬送波周波数の少なくともほぼ5波長分であることが同様に好ましい可能性がある。図3に「幅」で表示されたESMRフィルムエミッタの幅が、トランスデューサから伝播される搬送波周波数5波長よりもかなり大きいことも同様に好ましい可能性がある。たとえば、本発明者らはさらに、こうした手順が本明細書に開示される一体構造のフィルムエミッタを備える、10波長分以上の寸法を有するより大きなエミッタの実装を意外にも可能にすることを理解した。このような大きな寸法は、xまたはy方向、あるいは両方にすることができる。非パラメトリックの用途に関しては、スピーカの主要なまたは優位な作動周波数に基づいて波長が選択される。
フィルムと、平行なチャネルの前面との間のより定まった距離を得るために、図4は、平行なチャネル410の断面411が、チャネルの断面411に延びるフィルム114のアーチ形区域116にほぼ一致する湾曲を有した形状にされた、本発明の実施形態400を描写している。図1の平行なチャネル110と同様に平らである代わりに、図4の平行なチャネル410は、支持部材402の前面404に対して凹状である。この形状においては、フィルム114は、フィルムのアーチ形区域の中央のピーク深さのところだけでなく、それぞれの平行なチャネルの幅全体にわたって、平行なチャネル410の前面413からほぼ1/4λの距離のところに配置されている。
図5に示される本発明の別の実施形態では、フィルム接触面512は、支持部材502の前面504に対して凸状の湾曲を有するような構造になっている。その結果、ESMRフィルム514は、急激な縁部がなく支持部材502上に形成されている。フィルムの滑らかさによって均一の面がもたらされ、パラメトリック信号がそこから伝播される。
図4および5の概念は、支持部材が、支持部材の表面に対して凹状の湾曲を有する平行なチャネル410、および支持部材の前面に対して凸状の湾曲を有するフィルム接触面512を備えるように結び付けられてもよい。したがって、トランスデューサは、支持部材の平行なチャネルからほぼ一定の距離にフィルムを維持し、かつ均一の表面をもたらす利点を有する。
図6aに示されるように、ESMRフィルム614は、凹状のアーチ形区域616と凸状のアーチ形区域618との間で互い違いになるように形成されてもよい。凹状と凸状のアーチ形区域は、支持部材102のフィルム接触面112に対応する接触区域612によって分離されている。接触区域612がフィルム接触面によって装着される場合、フィルムの各アーチ形区域は隣接するアーチ形区域から分離される。本発明のこの実施形態は、放射される波においての偶数次の歪みを回避するのを助けることが可能である。この実施形態は、接触区域612が凹状のアーチ形区域616および凸状のアーチ形区域618を分離しない、連続的な正弦波形状より優れた独自のものである。連続的な正弦波形状のフィルムは、(音のメインカラムでない方向に伝播する波である)複数のサイドローブ波を生成する恐れがある。したがって通常、パラメトリック・スピーカによってもたらされる高い指向性が実質的に損なわれる。接触区域612がフィルム接触面112において装着される場合、各アーチ形区域616および618の動作が分離される。この分離によって、伝播される波のサイドローブが生じる傾向が実質的になくなる。
図6bに示されるように、フィルムは、フィルム552のアーチ形区域554が平行なチャネル110の配列のチャネル断面から離れて延びるように形成でき、その場合に、アーチ形区域が支持部材102の前面104に対して凸状になる。この実施形態は、アーチ形区域がチャネル断面の中に延びる図2bに示される実施形態よりも、波が拡散するようにフィルム552から伝播させることが可能である。アーチ形区域は、支持部材102から離れて延びるので、フィルム552は、使用中に偶発的に衝突する傾向をもち、フィルムがへこみ易くなり、したがってフィルムが純粋な出力を生成する能力を損なう。アーチ形区域が表面に対して凹状である、図2aに示される実施形態では、フィルムが使用中に偶発的に衝突することからさらに保護されている。
図7aに示される本発明の別の実施形態では、トランスデューサは、放射面においての伝播される波の位相制御が実行できるように構成されている。フィルム714は、分離帯716をエッチングで除去することによって、複数の電気的に絶縁された導電部分718に分割される。好ましくは、分離帯716の導電性部分のみがエッチングで除去され、それによってエミッタフィルム714がなお1つの連続した均一のフィルム片であるようにする。フィルムの各電気的に絶縁された部分は、独自のパラメトリック信号によって駆動できる。独自のパラメトリック信号は、信号源702に電子的に接続された遅延ライン704によって生成できる。遅延ラインは、複数の遅延回路から構成されており、各遅延回路は、フィルムの個々の1片に電子的に接続されている。遅延回路は、能動的または受動的な遅延であることができる。1片のフィルムに与えられたパラメトリック信号をフィルムのその他の片に与えられたパラメトリック信号よりも位相遅延させることによって、フィルムの片の間に位相差が生じ、空間内の所定の方向または点においてフィルム領域から最小の位相差を達成することによって、その空間内の所定の方向または点において最大増幅の総和までフィルムの電気的に絶縁された異なる部分の間の位相の関係を最適化することにより、音のビームが異なる方向に案内されることが可能になる。図7aは、電気的に絶縁された導電部分の1×4の列のみを示すが、放射表面において伝播される波の精密な位相制御を可能にする、より複雑な列が形成可能であり、したがって、波面の精密な指向性を実現可能にする。遅延回路は、遅延を解消することができるようにも切替可能であり、放射面で伝播される波の位相を制御しない放射面を形成する。あるいは、遅延回路の代わりに、フィルムの電気的に絶縁された導電部分は、好ましい方向に位相差を最小限に抑え、パラメトリック出力を最大限にすることができる関係で、位相の内または外に寸法を決められ配線されることが可能である。
放射面において伝播される波の位相制御のための別の実施形態において、図7bはESMRフィルムの導電部分の少なくとも1つのリング区域754が少なくとも表面または裏面、あるいは両面がエッチングで除去されたトランスデューサ750を示す。エッチングは、少なくとも1つのフィルムの中央の円形の導電部分756、および導電性フィルムの少なくとも1つの外側のリング部分758、760、および762を形成する。フィルムの各導電部分756、758、760、および762は電気的に絶縁されている。フィルムのエッチングされたリング部分754は、フィルム756、758、760および762の導電部分の間の電気アークの発生を回避しながら、できる限り狭く形成される。エッチングされた部分754の幅は、2.54cm(1インチ)の1/16にすることもできる。分離された導電部分756および760の位相は、0度に設定でき、分離された導電部分758および762を駆動するパラメトリック信号の位相は、180度だけシフトできる。したがって、フィルムから伝播された音のビームは、空間の特定の点に集束するように操作できる。
図7bの別の実施形態では、導電部分758、760、および762は、その伝播される波が、好ましくは+/−90度の位相の変化の中で空間内の指定された点に達するように寸法および位相を決められ、またさらに効果的な結果を得るには+/−45度のまたはそれより少ない位相差で空間内の指定された点に達するように使用できるようにすることが可能である。中央の伝達部分756は、その伝播される波が空間内の+/−90度以内の位相の変化で同じ指定された点に達するように寸法を決められることが可能である。フィルムの各導電リング部分の直径は、搬送波の周波数およびトランスデューサの表面からの所望の焦点の距離に依存する。
図7bはフィルムの4つの導電部分のみを示すが、フィルムは、任意の数の導電部分に分割できる。位相差を生成するために使用される遅延回路は、遅延を解消することができるように切替可能であり、放射面において伝播される波の位相を変更しない放射面を形成する。
ESMRフィルム752は、任意の支持部材764上に配置されることが可能であり、限定はされないが本発明に開示された支持部材を備える。本発明に開示された支持部材は、正方形または矩形にできるので、支持部材の隅764aはフィルムの導電部分のリング形状と一致しなくてもよい。したがって、隅764aは、図7bに示されるように(フィルムなしで)露出したままにされてもよい。あるいは、フィルムの導電リング部分は、隅全体に延びることもできるが、支持部材の側面部分を通って連続しない。支持部材の隅全体に導電リング部分を延ばすことによって、より大きなフィルム表面積がもたらされ、それによって増幅度が増加された伝播される波を生成する。
フィルムの導電部分に電気接点を形成する様々な技術が使用できる。図7cに示される1つの技術は、全体のフィルムの片を半分に分割し、それによってフィルムを2つの片752aおよび752bに分離する。フィルムを分離することによって、電気接点768がフィルムの導電部分の内側縁部に配置できる。電気接点768は、ESMRフィルムの直径全体に延びる薄い回路板766によって定位置に固定できる。回路板766は、上述の遅延ラインを備え、電気接点768に電気信号を供給することも可能であり、または単に所望の増幅器出力の極性または位相を各リングに接続する経路手段であってもよい。
図7dに示されるフィルムの導電部分に電気接点を形成する別の技術は、フィルムの1つの区域をスライスして除去することである。次いで、電気接点768は、フィルムの導電部分の内側縁部に配置できる。電気接点768はスライスして除去されたESMRフィルムの部分を貫通して延びる、薄い回路板766によって定位置に固定できる。回路板766は、上述の遅延ラインを具備し、電気信号を電気接点768に供給することも可能であり、または単に所望の増幅器出力の極性または位相を各リングに接続する経路手段であってもよい。
次に、図7b、7c、および7dに示されるパラメトリック・トランスデューサを対象とする例が提示される。この例のトランスデューサは、46kHzの搬送周波数を使用して、トランスデューサの表面から91.44cm(36インチ)のところに焦点を生じるように設計されている。ESMRフィルムは、90.32cm(14平方インチ)の支持部材の上に取り付けられている。導電リング部分は、それぞれ5.84cm(2.3インチ)(内側の円)、10.16cm(4インチ)、13.11cm(5.16インチ)、15.49cm(6.1インチ)、17.53cm(6.9インチ)、および19.50cm(7.68インチ)の(支持部材の隅に延び、縁部で止められる)半径を有する。91.44cm(36インチ)の距離で最大の出力および焦点を達成するために、リングは、区域1としての中央部分、および各奇数の区域/リングが0位相基準であり、各偶数次の区域/リングが0位相基準と比較して180度の位相ずれで動作されるような位相にされている。これは、全ての区域/リングが通常のパラメトリック・コラムを形成する位相で動作できるように、切替可能になされてもよい。
図8によれば、トランスデューサは、ESMRフィルム114を支持部材102の縁部に結合するための、1つまたは複数のCチャネル機構802を備えることもできる。Cチャネルは導電性材料で製造でき、電気接続の点接触と比べて、Cチャネルとフィルムとの間に比較的広い電気接触領域をもたらす。
フィルムの縁部をCチャネルを使用して信号源に電子的に接続することに加えて、フィルムは、その中央部分の範囲全体の様々な位置で信号源に電子的に接続できる。ESMRフィルムの大きな片を使用する場合、および信号源をフィルムの縁部に接続する場合、フィルムの金属被覆による抵抗損失は、フィルムの中央付近の信号を減衰させる可能性がある。フィルムをその中央の範囲全体の様々な位置で信号源に電子的に接続することによって、信号強度は、フィルム全体にわたって実質的に一定に保たれる。フィルムの中央を信号源に電子的に接続する1つの方法は、1つまたは複数の導電性フィルムの接触面に信号源を与えることによるものであり、その接触面はフィルムの対応する装着された部分に電子的に接続されている。
上記の場合には、フィルム型振動板の個々の導電領域は、フィルムの表面および裏面の両方の側で分離可能であり、または一方の面の側でのみ互いに分離され、フィルムの残りの面の側がその面を横切って導電性が連続することもできる。後者の場合には、連続する側は、交互に入れ替わった極性、位相、または遅延によって、反対面の側の分離された領域が駆動されながら、増幅器システムの共通の接地電位から駆動可能である。
図9は、支持部材の1つの実施形態の図面であり、支持部材は、y軸に沿った131ミリメートル、すなわち5.15インチの幅を有する。支持部材は、x軸に沿った133ミリメートル、すなわち5.23インチの長さを有する。支持部材の高さは、6ミリメートル、すなわち0.24インチである。図9に「スロット幅」、および図3に「w」で表示された各フィルムの接触面の幅は0.91ミリメートル、すなわち0.036インチである。上記の実施形態に図示されるように、本発明は効果的なパラメトリック超音波スピーカを簡単で小型のデバイスで実現する。
上記に参照された装置は、本発明の原理に関しての適用を例示するものであることを理解されたい。本発明は、その例示の実施形態と関連して図面に示され、上記に説明されてきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、多くの変更形態および代替の装置を考案することができる。例において述べたように、本発明の原理および概念から逸脱せずに多くの変更を行なうことが可能であることが、当分野の技術者には明らかになるであろう。
本発明の実施形態による支持部材の底面斜視図である。 支持部材と支持部材に貼り付けられる圧電タイプのフィルムとを備える、本発明の実施形態による超音波パラメトリック・トランスデューサの斜視図である。 フィルムが支持部材に貼り付けられた、図1のトランスデューサの斜視図である。 支持部材が、平滑で連続的な形状の表面を有する、本発明の実施形態によるトランスデューサの斜視図である。 支持部材が、フィルムを伝播される波を集中させるための凹状の皿形の湾曲を有するような形状にする、トランスデューサの斜視図である。 前記支持部材が、フィルムを伝播される波を拡散させるための凸状の皿形の湾曲を有するような形状にする、トランスデューサの斜視図である。 トランスデューサのいくつかの重要な寸法を示す、チャネル断面の拡大斜視図である。 凹状の湾曲を有する形状にされたチャネル断面を有する支持部材を備える、本発明の実施形態によるトランスデューサの斜視図である。 支持部材のフィルム接触面が、表面に対して凸状の湾曲を有する、本発明の実施形態によるトランスデューサの斜視図である。 前記フィルムが、互い違いの凹状および凸状のアーチ形区域の形の形状にされた、本発明の実施形態によるトランスデューサの斜視図である。 アーチ形区域が支持部材から離れて突出するようにフィルムが形成された、トランスデューサの斜視図である。 受動遅延ラインを与えることによって生成される、複数のパラメトリック信号によって駆動されるフィルムの電気的に絶縁された複数の導電部分を表す図である。 次第に大きくなるリング形状で電気的に絶縁されたフィルムの複数の導電部分を有するトランスデューサを表わす図である。 図7bのトランスデューサに電気接点を接続するための1つの方法表わす図である。 図7bのトランスデューサに電気接点を接続するための1つの方法を表わす図である。 フィルムがC字形チャネルの導電機構を有する支持部材に接続された、パラメトリック・スピーカの断面図である。 支持部材の1つの実施形態の図である。

Claims (54)

  1. (a)x軸およびy軸に沿って延び、表面および裏面の両側を有し、前記x軸に沿って延び、前記y軸に沿って所定の離隔距離で離されて置かれた平行なリッジのアレイの場所を含み、前記リッジ場所は、パラメトリック出力を放射するためにエミッタフィルムを所望のフィルム形状に支持するための前方のフィルム接触面を有する、支持部材と、
    (b)前記支持部材の上に配置された、電気的に感応性があり機械的に反応性がある(ESMR)フィルムであって、前記ESMRフィルムの一方の側が前記フィルム接触面によって装着され、アーチ形区域が、前記平行なリッジ場所と整列し、そのリッジ場所の間に配置され、前記フィルム接触面がESMRフィルムの前記各アーチ形区域を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する(ESMR)フィルムと、
    を備えるパラメトリック・トランスデューサ。
  2. 前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域は前記表面に対して凹状になっている、請求項1に記載のトランスデューサ。
  3. 前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域は前記表面に対して凸状になっている、請求項1に記載のトランスデューサ。
  4. 前記支持部材の前記裏面上の後ろ板をさらに備え、それによって前記表面上に平行なチャネルのアレイを形成し、各チャネルが所定の深さおよび形状のチャネル断面および前面を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  5. 前記チャネル断面は、前記チャネル断面内に延びる前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域にほぼ一致する湾曲を備える、請求項4に記載のトランスデューサ。
  6. 前記フィルム接触面の高さは、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域が、それぞれ、前記トランスデューサから伝播される搬送波周波数の波長のほぼ1/4より下の、前記平行なチャネルの前記前面からの離隔距離を有するように確立される、請求項5に記載のトランスデューサ。
  7. 前記フィルム接触面の高さは、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域が、それぞれ、前記トランスデューサから伝播される搬送波周波数の波長のほぼ1/2より少ない、前記平行なチャネルの前記前面からの離隔距離を有するように確立される、請求項4に記載のトランスデューサ。
  8. 前記フィルム接触面の高さは、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域が、前記トランスデューサから伝播される前記搬送波周波数の波長のほぼ1/4より下の、前記平行なチャネルの前面パネルからの離隔距離を有するように確立される、請求項7に記載のトランスデューサ。
  9. 前記フィルム接触面の高さは、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域の少なくとも中央のピーク深さが、前記トランスデューサから伝播される前記搬送波周波数の波長のほぼ1/4より下の、前記平行なチャネルの前記前面からの離隔距離を有するように確立される、請求項7に記載のトランスデューサ。
  10. 前記ESMRフィルムは、前記ESMRフィルムに負の圧力を加えずに前記フィルム接触面において前記アーチ形区域内に偏倚される、請求項1に記載のトランスデューサ。
  11. 前記平行なリッジ場所は高くなったリッジを有し、空気の流れに開放に維持される対向する端部を有するように構成される、請求項1に記載のトランスデューサ。
  12. 前記平行なリッジ場所は高くしたリッジを有し、空気の流れに実質的に遮断されている対向する端部を有するように構成される、請求項1に記載のトランスデューサ。
  13. 前記ESMRフィルムの導電性部分の少なくとも1つの表面の側面の少なくとも1つの区域は、エッチングで除去され、それによって、前記フィルムの少なくとも1つの表面の側面上に少なくとも2つの電気的に絶縁された前記フィルムの導電部分を形成する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  14. 複数の遅延回路で構成される受動遅延ラインをさらに備え、各遅延回路は、前記ESMRフィルムの前記電気的に絶縁された導電部分の1つに電子的に接続され、前記受動遅延ラインは、前記ESMRフィルムの前記電気的に絶縁された導電部分を駆動する複数のパラメトリック信号を生成し、少なくとも1つの前記パラメトリック信号が位相差を確立するために遅延される、請求項13に記載のトランスデューサ。
  15. エッチングで除去される、前記ESMRフィルムの前記導電性部分の少なくとも1つのリング区域をさらに特定して備え、それによって前記フィルムの少なくとも中央の円形の導電性部分および前記フィルムの少なくとも1つの外側のリングの導電部分を形成し、前記フィルムの各前記導電部分が電気的に絶縁される、請求項14に記載のトランスデューサ。
  16. 前記ESMRフィルムは、接触区域によって交互に分離された凹状のアーチ形区域と凸状のアーチ形区域との間で互い違いになり、前記接触区域は、前記支持部材の前記フィルム接触面において装着され、前記フィルム接触面は、各ESMRフィルムの前記アーチ形区域を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  17. 前記ESMRフィルムを前記フィルム接触面に装着するための接着材料をさらに備える、請求項1に記載のトランスデューサ。
  18. 前記接着材料は熱伝導性の接着材である、請求項17に記載のトランスデューサ。
  19. 前記接着材料が導電性の接着材である、請求項17に記載のトランスデューサ。
  20. 前記フィルム接触面上の前記接着材料は、ほぼ1万分の2.54cm(1インチ)より少ない厚さを有する、請求項17に記載のトランスデューサ。
  21. 前記フィルム接触面は前記表面に対して凸状の湾曲を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  22. 前記支持部材を前記ESMRフィルムの縁部に連結するためのC形チャネルの導電性機構をさらに備え、点接触の電気接続と比較して、前記C字形チャネルと前記ESMRフィルムとの間に比較的広い電気接続領域をもたらす、請求項1に記載のトランスデューサ。
  23. 前記アーチ形区域の中央のピーク深さは、前記トランスデューサから伝播される搬送波周波数の1/2の波長より長くない互いからの離隔距離を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  24. 前記平行なリッジ場所の前記所定の離隔距離は、少なくとも2つの異なる距離を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  25. 前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域は少なくとも2つの異なる半径を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  26. 前記ESMRフィルムは、前記フィルムを前記フィルム接触面に装着する前に、前記アーチ形区域に熱成形される、請求項1に記載のトランスデューサ。
  27. 前記支持部材は、前記ESMRフィルムから放射された波が、前方にも後方にも双方向に伝播することを可能にするように構成されている、請求項1に記載のトランスデューサ。
  28. 前記ESMRフィルムは、前記トランスデューサから伝播される、主波周波数または搬送波周波数の少なくともほぼ10波長の少なくとも1つの寸法を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  29. 前記ESMRフィルムは、前記トランスデューサから伝播される、主波周波数または搬送波周波数の少なくともほぼ5波長の少なくとも1つの寸法を有する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  30. 前記アーチ形区域の弧の長さはほぼ100度以下の中心角によって定義される、請求項1に記載のトランスデューサ。
  31. 前記支持部材およびリッジの場所は、伝播される波を集束させるための凹状の皿形の湾曲を有するように前記ESMRフィルムを構成する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  32. 前記支持部材およびリッジの場所は、、伝播される波を拡散させるための凸状の皿形の湾曲を有するように前記ESMRフィルムを構成する、請求項1に記載のトランスデューサ。
  33. 前記リッジの場所は、ESMRフィルムの接触面を装着するように配置された平板における接触面である、請求項1に記載のトランスデューサ。
  34. (a)少なくとも表面が平滑な連続的な形状である、対向する前記表面および裏面を有する支持部材と、
    (b)前記支持部材の前記表面の上に配置され、パラメトリック出力を放射するように、平行な接触面によって交互に分離された平行な凸状のアーチ形区域のアレイを備えて形成され、ESMRフィルムの前記平行な接触面が前記支持部材の前記表面において装着され、それによって、ESMRフィルムの前記各アーチ形区域を隣接するアーチ形区域から機構的に分離する、電気的に感応性があり機械的に反応性がある(ESMR)フィルムと、
    を備える、パラメトリック・トランスデューサ。
  35. 前記凸状のアーチ形区域の半径は、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域の少なくとも中央のピーク深さが前記トランスデューサから伝播される前記搬送波周波数の波長のほぼ1/4以下に前記平行なチャネルの前記表面からの離隔距離を有するように確立される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  36. 前記凸状のアーチ形区域の半径は、前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域の少なくとも中央のピーク深さが前記トランスデューサから伝播される前記搬送波周波数の波長のほぼ1/2以下に前記平行なチャネルの前記表面から離隔距離を有するように確立される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  37. 前記支持部材は、ESMRフィルムの前記凸状のアーチ形区域が空気の流れに対して開放に維持される対向する端部を有するように構成される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  38. 前記支持部材は、ESMRフィルムの前記凸状のアーチ形区域が空気の流れに対して、実質的に遮断さて維持される対向する端部のうちの少なくとも1つを有するように構成される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  39. 前記ESMRフィルムの導電性部分の少なくとも1つの区域がエッチングで除去され、それによって、前記ESMRフィルムの少なくとも2つの電気的に絶縁された導電部分を形成する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  40. 複数の遅延回路を備える受動遅延ラインをさらに備え、各遅延回路は、前記ESMRフィルムの前記電気的に絶縁された導電部分のうちの1つに電子的に接続され、前記受動遅延ラインが前記ESMRフィルムの前記電気的に絶縁された導電部分を駆動する複数のパラメトリック信号を生成し、少なくとも1つの前記パラメトリック信号は、位相差を確立するために遅延される、請求項39に記載のトランスデューサ。
  41. エッチングで除去される、前記ESMRフィルムの前記導電部分の少なくとも1つのリング区域をさらに特別に備え、それによって前記フィルムの少なくとも中央の円形の導電部分および前記フィルムの少なくとも1つの外側のリングの導電部分を形成し、前記フィルムの各前記導電部分が電気的に絶縁される、請求項40に記載のトランスデューサ。
  42. 前記ESMRフィルムを前記フィルム接触面に装着するための接着材料をさらに備える、請求項34に記載のトランスデューサ。
  43. 前記接着材料は熱伝導性の接着材である、請求項42に記載のトランスデューサ。
  44. 前記接着材料は導電性の接着材である、請求項42に記載のトランスデューサ。
  45. 前記フィルム接触面上の前記接着材料は、ほぼ1万分の2.54cm(1インチ)より少ない厚さを有する、請求項42に記載のトランスデューサ。
  46. 前記支持部材を前記ESMRフィルムの縁部に連結するためのC形チャネルの導電性機構をさらに備え、点接触の電気接続と比較して、前記C字形チャネルと前記ESMRフィルムとの間に比較的広い電気接続領域をもたらす、請求項34に記載のトランスデューサ。
  47. 前記アーチ形区域の中央のピーク深さは、前記トランスデューサから伝播される搬送波周波数の1/2の波長以下に互いからの離隔距離を有する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  48. 前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域は少なくとも2つの異なる半径を有する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  49. 前記ESMRフィルムの前記アーチ形区域は、前記フィルムを前記フィルム接触面において装着する前に熱成形される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  50. 前記ESMRフィルムは、前記トランスデューサから伝播される搬送波周波数の少なくともほぼ5波長分のy軸に沿った幅を有する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  51. 前記アーチ形区域の弧の長さがほぼ100度以下の中心角によって定義される、請求項34に記載のトランスデューサ。
  52. 前記支持部材および前記ESMRフィルムは、伝播される波を集束させるための凹状の皿形の湾曲を有する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  53. 前記支持部材および前記ESMRフィルムは、伝播される波を拡散させるための凸状の皿形の湾曲を有する、請求項34に記載のトランスデューサ。
  54. 1つまたは複数の位相の信号によって駆動されるステップをさらに含み、少なくとも2つの反対の位相信号が前記フィルムの前記電気的に絶縁された導電部分を駆動するために使用される、請求項13に記載のトランスデューサ。
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