JP2007336513A - 叩きコマンド処理システム、及び、携帯機器の操作システム、並びに、携帯機器 - Google Patents

叩きコマンド処理システム、及び、携帯機器の操作システム、並びに、携帯機器 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯機器を叩くことによりコマンドを実行させることが可能な叩きコマンド処理システムを提供すること。
【解決手段】本叩きコマンド処理システム10は、回転角速度を検出し、回転角速度に応じたアナログ電圧値を出力する角速度センサ20と、角速度センサ20から出力されるアナログ電圧値を受け取り、デジタル電圧値に変換して、回転角速度値として出力するアナログ処理回路30と、アナログ処理回路30から出力される回転角速度値を受け取り、回転角速度値の遷移に基づき携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数検出部70と、叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する対応関係記憶部40と、前記対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する叩きコマンド実行部90とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、叩きコマンド処理システム、及び、携帯機器の操作システム、並びに、携帯機器に関する。
ジャイロはある一定の回転軸を中心とした回転運動に対する回転の速さ(回転角速度)を計測するセンサである。今日広く使われているのは「振動ジャイロセンサ」であり「コリオリの力」を利用して回転角速度を検出する。
例えば圧電効果を利用して動作する振動ジャイロスコープでは、ジャイロ素子(水晶等の振動体)に交流電圧を加えるとコリオリ力が発生し、回転率や角速度に応じて電流が発生する。電流信号をジャイロセンサ内部で増幅し、角速度に比例した電圧が出力される。
最近では超小型で低消費電力のジャイロセンサが開発され、アナログフロントエンド回路やA/D変換回路とともにパッケージ化され携帯電話やデジタルカメラ等に搭載され、手ぶれ補正などにも用いられている。
特開2005−286809号公報
携帯機器を動作させるためのコマンドは、携帯機器に設けられたボタン等の操作により行われており、操作性が悪いまたは操作に時間がかかる等の問題点があった。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、携帯機器を叩くことによりコマンドを実行させることが可能な叩きコマンド処理システム、及び、携帯機器の操作システム、並びに、携帯機器を提供することである。
(1)本発明は、
携帯機器の叩きコマンド処理システムであって、
回転角速度を検出し、回転角速度に応じたアナログ電圧値を出力する角速度センサと、
前記角速度センサから出力されるアナログ電圧値を受け取り、デジタル電圧値に変換して、回転角速度値として出力するアナログ処理回路と、
前記アナログ処理回路から出力される回転角速度値を受け取り、回転角速度値の遷移に基づき携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数検出部と、
叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する対応関係記憶部と、
前記対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する叩きコマンド実行部と、
を含むことを特徴とする。
ここにおいて携帯機器とは、例えば携帯電話、携帯ゲーム機、携帯プレーヤ、携帯用のパソコン等でもよいし、本体とは別に設けられた本体を操作するためのコントローラでもよい。
角速度センサは、ある一定の回転軸を中心とした回転運動に対する回転の速さ(回転角速度)を計測して、回転角速度に応じたアナログ電圧値を出力するもので、例えばジャイロセンサでもよい。ここでジャイロの種類は任意である。
回転角速度値は所与の1軸に関するものでもよいし、互いに直交する3軸それぞれに対して受け取る場合でもよい。
アナログ処理回路は、例えばアナログフロントエンド回路であり、ローパスフィルタやオペアンプ、A/Dコンバータ等を含む場合でもよい。
叩き回数検出部や叩きコマンド実行部は、例えばCPUやCPUを含むマイクロコンピュータ等で所定のプログラムを実行させることにより実現してもよいし、専用の回路として実現してもよい。
対応関係記憶部は例えばフラッシュメモリやEEPROMなどの書き換え可能なメモリで構成し、外部からの入力に基づき、前記書き換え可能なメモリに基準データを設定できるように構成してもよいし、対応関係をプログラムの命令コードに組み込み、CPUに実行させることで対応関係記憶部として機能させるようにしてもよい。
本発明によれば、携帯機器を所与の回数だけ叩くことにより、叩く回数に対応付けられているコマンドを実行させることができる。したがって、ボタンやキー等の操作部を操作してなくても、携帯機器自体を叩くことによりコマンドを実行することができ、操作性のよい携帯機器を提供することができる。
またボタンやキー等の操作部自体を削減することも可能である。
(2)本発明は、
携帯機器の叩きコマンド処理システムであって、
回転角速度値の遷移に基づき携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数検出部と、
叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する対応関係記憶部と、
前記対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する叩きコマンド実行部と、
を含むことを特徴とする。
(3)本発明の叩きコマンド処理システムは、
外部入力に基づき叩き回数とコマンドの対応関係を設定し、前記対応関係記憶部に記憶させる対応関係設定部を、含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは自己の好みに応じて叩く回数とコマンドの対応付けの設定または変更を行うことができ、各自が使いやすい操作体系に設定することができる。また人によって設定が異なるので、他人が勝手に操作できないという点ではセキュリティを強化することができる。
(4)本発明の叩きコマンド処理システムは、
叩きコマンド登録期間を設定し、
叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩きコマンド判定情報を生成し、記憶部に記憶させる叩きコマンド判定情報登録処理部と、を含み、
前記叩き回数検出部は、
前記叩きコマンド判定情報及び回転角速度値の遷移に基づき電子機器が叩かれた回数を判定することを特徴とする。
叩きコマンド判定情報として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の取り得る範囲(極値範囲)を設定して、検出したパルスの極値が前記極値範囲に属するか否か判断して属する場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また叩きコマンド判定情報、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の条件を判定するための閾値を設定して、検出したパルスの極値が前記閾値を超えたか否か判断して超えた場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また叩きコマンド判定情報として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作の間隔を判定するための周期(T)の特性を判断して、当該周期特性を用いてパルスを検出するようにしてもよい。
一般に叩く回数は同じでもユーザーによって叩く強さも叩く速さもまちまちであるが、本発明によれば叩きコマンド登録期間に実際にユーザーに叩く操作を行わせ、それにより発生した回転角速度値の遷移に基づき、ユーザー毎の叩く操作の特性(例えば叩く強さや大きさ)を検出し、これを叩きコマンド判定登録情報として登録する。
従って、ユーザーの特性(例えば叩く強さや大きさ)と異なる叩き動作が行われた場合には、コマンドは実行されないので、他者の操作を受け付けないのでセキュリティ機能の高い電子機器を提供することができる。
(5)本発明の叩きコマンド処理システムは、
前記叩き回数検出部は、
前記回転角速度値の遷移に基づいて操作イベント発生条件を満たすパルスを検出し、前記パルスに基づき電子機器が叩かれた回数を判定することを特徴とする。
操作イベント発生条件として、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の取り得る範囲(極値範囲)を設定して、検出したパルスの極値が前記極値範囲に属するか否か判断して属する場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また操作イベント発生条件として、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の条件を判定するための閾値を設定して、検出したパルスの極値が前記閾値を超えたか否か判断して超えた場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また操作イベント発生条件として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作の間隔を判定するための周期の特性を判断して、当該周期特性を用いてパルスを検出するようにしてもよい。このようにすると登録時の周期と異なる周期で叩く操作が行われた場合には、コマンドを実行しないように制御することができる。
(6)本発明の叩きコマンド処理システムは、
前記対応関係記憶部は、
叩き回数とコマンドの対応関係を処理体系毎に記憶し、
前記叩きコマンド実行部は、
複数の処理体系を切り替えて実行するための処理体系切り替え手段を含み、
前記対応関係に基づき、現在の処理体系について判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行することを特徴とする。
本発明によれば、「叩く」という単調な動作で多様なコマンドを実行させることができる。
(7)本発明の叩きコマンド処理システムは、
前記叩きコマンド実行部は、
叩きコマンドの使用の有効又は無効を設定する手段を含み、
叩きコマンドの使用が有効に設定されている場合に、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行することを特徴とする。
(8)本発明の叩きコマンド処理システムは、
前記叩きコマンド登録処理部は、
叩きコマンドが実行された場合の回転角速度値の遷移に基づき叩きコマンド特定情報を生成し叩きコマンド履歴情報として前記叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させる履歴情報登録部を含み、
前記叩き回数検出部は、
前記コマンド履歴情報を加味して叩き回数を判定する履歴反映処理部を含むことを特徴とする。
叩きコマンド判定情報記憶部に過去に叩きコマンドが実行されたときの入力値の値を、z個分だけコマンド履歴情報として保持するようにしてもよい。そして保持されているz個のコマンド履歴情報に基づき許容範囲(極値の範囲や閾値や周期等の許容範囲)を決定し、許容範囲に基づき叩く回数を判定するようにしてもよい。
入力値が許容範囲内で叩く回数が判定された場合には叩く回数に対応付けられたコマンドを実行し、取得した過去x秒分の回転角速度値に基づき叩きコマンド判定情報を生成しコマンド履歴情報として叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させ、最も古いコマンド履歴情報を叩きコマンド判定情報記憶部から削除するようにしてもよい。これによりコマンド履歴情報を最新の状態に更新することができる。
本発明によれば、叩く回数の判定に最近のユーザーの入力傾向を反映させることができるという学習効果を奏する。
(9)本発明の叩きコマンド処理システムは、
携帯機器の外部に叩きコマンドを入力するための叩き領域を有し、
前記叩き回数検出部は、
前記叩き領域が叩かれていると仮定して叩き回数を判定するための判定条件を設定して、叩き回数を判定することを特徴とする。
このように叩くエリアを限定することで角速度センサの検出感度を向上させることができる。
(10)本発明の叩きコマンド処理システムは、
叩き領域に対する接触を検出する接触検出部をさらに含み、
前記叩き回数検出部は、
叩き領域に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定することを特徴とする。
接触検出部は温度センサやタッチパネルやスイッチ等により実現することもできる。
叩き領域に接触を検出する接触検出部を設けることで、叩く動作が叩き領域にたいして行われていない場合にコマンドが実行されるのを防止することができる。従ってユーザーの意思に反してコマンドが実行されることを防止することができる。
尚、叩き領域に対する接触が検出されなくても、叩きエリアからの叩いた波形を検知し、一定時間内の叩き波形をコマンドとして受け付け、所定のコマンドを実行することも可能とする。
(11)本発明の叩きコマンド処理システムは、
携帯機器の外部に設けられ、ユーザーが把持可能な把持部と、
前記把持部に対する接触を検出する接触検出部とをさらに含み、
前記叩き回数検出部は、
前記把持部に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定することを特徴とする。
接触検出部は温度センサやタッチパネルやスイッチ等により実現することもできる。
把持部に接触を検出する接触検出部を設けることで、ユーザーが把持部を把持して叩く動作を行っている場合にコマンドを実行することができる。従ってユーザーの意思に反してコマンドが実行されることを防止することができる。
尚、把持部に対する接触が検出されなくても、叩きエリアからの叩いた波形を検知し、一定時間内の叩き波形をコマンドとして受け付け、所定のコマンドを実行することも可能とする。
(12)本発明は、
携帯機器の操作システムであって、
前記携帯機器の振動を検出する振動検出センサと、
前記振動検出センサの出力信号に基づいて、前記携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数判定部と、
前記叩き回数に基づいて、前記携帯機器を操作する操作信号を生成する操作信号生成部と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが携帯機器を叩いた回数に基づいて携帯機器を操作する操作信号が生成される。すなわち、本発明によれば、叩くことによって動作させることが可能な、操作性に優れた携帯機器を提供することができる。
なお、本発明では、振動検出センサの出力信号が所定の条件(判定条件)を満たしているか否かを判定する判定部を有していてもよい。このとき、判定部の判定条件を適切に設定することで、特定のユーザーが特定の操作を行ったときにだけ動作する携帯機器を提供することができる。例えば、ユーザーが携帯機器の特定の領域を、特定の強度で特定の回数叩いたときにだけ動作するように、判定条件を設定してもよい。これによると、携帯機器の誤動作や、他人の使用を防止することができる。
なおこの携帯機器の操作システムは、携帯機器が叩かれた回数に対応した操作信号を生成するように構成されていてもよい。これにより、携帯機器を叩くという単純な動作によって、携帯機器に、種々の動作を行わせることが可能になる。
(13)本発明は、
操作信号に基づいて動作する携帯機器であって、
前記携帯機器の振動を検出する振動検出センサと、
前記振動検出センサの出力信号に基づいて、前記携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数判定部と、
前記叩き回数に基づいて、前記操作信号を生成する操作信号生成部と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが携帯機器を叩いた回数に基づいて携帯機器を操作する操作信号が生成される。すなわち、本発明によれば、叩くことによって動作させることが可能な、操作性に優れた携帯機器を提供することができる。
なお、本発明では、振動検出センサの出力信号が所定の条件(判定条件)を満たしているか否かを判定する判定部を有していてもよい。このとき、判定部の判定条件を適切に設定することで、特定のユーザーが特定の操作を行ったときにだけ動作する携帯機器を提供することができる。例えば、ユーザーが携帯機器の特定の領域を、特定の強度で特定の回数叩いたときにだけ動作するように、判定条件を設定してもよい。これによると、携帯機器の誤動作や、他人の使用を防止することができる。
なおこの携帯機器の操作システムは、携帯機器が叩かれた回数に対応した操作信号を生成するように構成されていてもよい。これにより、携帯機器を叩くという単純な動作によって、携帯機器に、種々の動作を行わせることが可能になる。
(14)本発明の携帯機器は、
ユーザーに叩き振動を入力する領域を知覚させる機構が付されていない筐体を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第三者が叩き領域を認識することを防止することができるため、第三者が叩き振動を再現することが困難になり、第3者の不正な使用を防止することが可能な携帯機器を提供することができる。
なお、本発明では、携帯機器は、叩き振動を判定するための判定条件を記憶する判定条件記憶部と、判定条件記憶部に判定条件を入力する判定条件設定部と、を含んでいてもよい。そして、判定条件設定部は、判定条件登録期間に入力された叩き振動に基づいて、判定条件を設定してもよい。これによると、判定条件を入力したユーザー以外の第三者が判定条件を満たす振動を再現することが困難になるため、携帯機器のセキュリティ機能を実現することができる。特に、物品は、叩く位置によって生成される振動パターンが異なる。そのため、携帯機器の筐体に叩き振動を入力する領域を知覚させる機構が付されていない場合には、第三者が判定条件を満たす振動を再現することがさらに困難になる。また、これによると、ユーザーによる叩き振動を正確に検出することが可能になるため、操作性に優れた携帯機器を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施の形態の叩きコマンド処理システムの構成について説明するための図である。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、振動検出センサとしての角速度センサ(ジャイロ)20を含む。角速度センサ20は、ある一定の回転軸を中心とした回転運動に対する回転の速さ(回転角速度)を計測して、回転角速度に応じたアナログ電圧値22を出力する。角速度センサ20は、例えばジャイロセンサでもよい。ジャイロは、例えば圧電効果を利用して動作する振動ジャイロスコープでもよく、このタイプではジャイロ素子(水晶等の振動体)に交流電圧を加えてジャイロ素子の少なくとも一部を振動させ、コリオリ力を利用して、回転率や角速度に応じた電流(電圧)を発生させる。電流信号をジャイロセンサ内部で増幅し、角速度に比例した電圧が出力される。なおジャイロの種類は任意であり、例えばMEMS(micro electro mechanical system)技術を応用したジャイロセンサでもよい。
なお検出する回転角速度値は所与の1軸に関するものでもよいし、互いに直交する3軸それぞれに対して検出する構成でもよい。
ただし、本発明に適用可能な振動検出センサは、角速度センサに限られるものではない。例えば、本実施の形態に係る叩きコマンド処理システム10は、角速度センサ20に変えて、あるいは角速度センサ20とあわせて、加速度センサを有していてもよい。物品の加速度を検出する加速度センサによっても、携帯機器の振動を検出することができるため、叩き動作の有無を検出することができる。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、アナログ処理回路(アナログフロントエンド回路)30を含む。アナログ処理回路30は、ローパスフィルタ/オペアンプ32、A/Dコンバータ(A/D変換器)34を含み、アナログ電圧値22を入力し、対応するデジタル電圧値36を出力する。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、取り込みデータ保持部60を含む。取り込みデータ保持部60は、入力されたデジタル電圧値(回転角速度)を保持する。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、叩き回数検出部70を含む。叩き回数検出部70は、アナログ処理回路30から出力される回転角速度値36を受け取り、回転角速度値の遷移に基づき叩かれた回数を判定するもので、例えばCPUやCPUを含むマイクロコンピュータ等で実現することができる。
叩き回数検出部70は、前記回転角速度値の遷移に基づいて操作イベント発生条件を満たすパルスを検出し、前記パルスに基づき電子機器が叩かれた回数を判定するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、対応関係記憶部42を含む。対応関係記憶部42は、叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する。なお対応関係記憶部42を、例えばフラッシュメモリやEEPROMなどの書き換え可能なメモリで構成し、外部からの入力に基づき、前記書き換え可能なメモリに基準データを設定できるように構成してもよい。また対応関係をプログラムの命令コードに組み込み、CPUに実行させることで対応関係記憶部42として機能させるようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、叩きコマンド実行部80を含む。叩きコマンド実行部80は、対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行するもので、例えばCPUやCPUを含むマイクロコンピュータ等で実現することができる。
叩きコマンド実行部80は、叩きコマンドの使用の有効又は無効を設定する手段を含み、叩きコマンドの使用が有効に設定されている場合に、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、対応関係設定部40を含む。対応関係設定部40は、外部入力に基づき叩き回数とコマンドの対応関係を設定し、対応関係記憶部に記憶させるもので、例えばCPUやCPUを含むマイクロコンピュータ等で実現することができる。
対応関係記憶部40は、叩き回数とコマンドの対応関係を処理体系毎に記憶し、叩きコマンド実行部80は、複数の処理体系を切り替えて実行するための処理体系切り替え手段を含み、対応関係に基づき、現在の処理体系について判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、叩きコマンド判定情報登録処理部90を含む。叩きコマンド判定情報登録処理部90は、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩きコマンド判定情報を生成し、叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させるもので、例えばCPUやCPUを含むマイクロコンピュータ等で実現することができる。
叩き回数検出部70は、叩きコマンド判定情報及び回転角速度値の遷移に基づき電子機器が叩かれた回数を判定するようにしてもよい。
前記叩きコマンド登録処理部90は、履歴情報登録部92を含むようにしてもよい。履歴情報登録部92は、叩きコマンドが実行された場合の回転角速度値の遷移に基づき叩きコマンド特定情報を生成し叩きコマンド履歴情報として前記叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させ、叩き回数検出部70は、叩きコマンド履歴情報を加味して叩き回数を判定するようにしてもよい。
叩き回数検出部70は、携帯機器の一部に叩きコマンドを入力するために設定された叩き領域が叩かれていると仮定して叩き回数を判定するための判定条件を設定して、叩き回数を判定するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、接触検出部100を含む。接触検出部100は、叩き領域に対する接触を検出し、叩き回数検出部70は、叩き領域に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定するようにしてもよい。
また接触検出部100は、把持部に対する接触を検出し、叩き回数検出部70は、把持部に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、接触検出部100を含む。接触検出部100は、把持部に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定するようにしてもよい。
本実施の形態の叩きコマンド処理システム10は、叩きコマンド判定情報記憶部50を含む。叩きコマンド判定情報記憶部50には、対応する叩きコマンドが実行された場合の回転角速度値の遷移に基づき生成された所与の叩き回数を判定するための叩きコマンド判定情報が記憶される。
叩きコマンド判定情報はたとえば、回転角速度値の遷移の周期や極値の範囲や極値の閾値等でもよい。
なお叩きコマンド判定情報記憶部50をフラッシュメモリやEEPROMなどの書き換え可能なメモリで構成し、外部からの入力に基づき、前記書き換え可能なメモリに基準データを設定できるように構成してもよい。
なおアナログ処理回路30は、本実施の形態の叩きコマンド処理システム10を実現するための半導体集積回路装置(IC)に搭載してもよいし、別の半導体集積回路装置(IC)に搭載してもよい。
図2は、本実施の形態の携帯機器の一例である。同図に示すように、本実施の形態では携帯電話200に振動検出センサとしての角速度センサ(例えばジャイロセンサ)210を搭載する。このようにすると、携帯機器(携帯電話、携帯ゲーム機、携帯プレーヤ等)に搭載された角速度センサは、携帯機器に加わる角速度(振動)を検出する。
ここで携帯機器に対して叩く動作が加えられると、携帯機器がそれに応じて動くため、叩く回数に応じた回転角速度が検出される。
図3(A)及び図3(B)は本実施の形態の回転角速度について説明するための図である。
図3(A)は、角速度センサの出力するアナログ電圧値の一例である。角速度センサは、所定の1軸に対する回転角速度をアナログ電圧値として検出する。このアナログ電圧値は、携帯機器の動作の変化に応じて変化する。220は、携帯機器が右回転した場合の角速度センサの出力する電圧値の変化であり、222は、携帯機器が左回転した場合の角速度センサの出力する電圧値の変化である。
図3(B)は、角速度センサの出力するアナログ電圧値をデジタル変換したデジタル電圧値を示している。静止状態の電圧値を0とすると、+の値を有する区間220’では右回転しており(右回転パルス発生)、−の値を有する区間では左回転している事になる(左回転パルス発生)。携帯機器が1回叩かれると右回転と左回転が一対となって検出されるので、この一対となる右回転パルスと左回転パルスの発生により1回叩かれたことを検出することができる。
図4は、本実施の形態における叩き回数の判定について説明するための図である。
信号250は2回叩かれた場合に検出される回転角速度値の遷移であるとする(ここでは便宜的に連続的な線(アナログ値)でしめしているが、離散的な点の集合(デジタル値)でも同様である)。
回転角速度値の遷移を示す信号250は、最初P1,P2、P3、P4の極値(最大値又は最小値)を有する規則的なパルスのあとに、P5,P6,P7,P8の極値を有する派生的なパルスが現れる。ここでP1,P2の極値を有するパルスは1回目の叩き操作によって生じたものであり、P3,P4の極値を有するパルスは2回目の叩き操作によって生じたものである。そしてそれ以降の不規則なパルス(極値P5、P6、P7,P8を有するパルス)は、1回目と2回目の叩き操作の反動として生じる揺れにより生じたものである。
そこで本実施の形態では、回転角速度値の遷移を示す信号250から叩き操作によって生じたパルスを抽出し、叩き回数を判定する。回転角速度値の遷移を示す信号250の閾値(+S1、−S1)を設定し、閾値に基づいて操作イベント発生条件を満たすパルスを検出し、前記パルスに基づき電子機器が叩かれた回数を判定するようにしてもよい。
例えば閾値(+S、−S)を設定し、閾値を超える一対のパルスを検出すると1回の叩き操作が行われたと判定するようにしてもよい。この場合、図4に示す回転角速度値の遷移を示す信号250は閾値を超える2対のパルス(P1、P2を極値とする1対のパルス、P3、P4を極値とする1対のパルス)を有するので、2回の叩き操作があったと判定することができる。
なお極値の取り得る上限と下限の両方を規定した極値範囲(+l、−l)を設定し、極値が極値範囲内である一対のパルスを検出すると1回の叩き操作が行われたと判定するようにしてもよい。このようにすると回転角速度値の遷移250は極値が極値範囲内にある2対のパルス(P1、P2を極値とする1対のパルス、P3、P4を極値とする1対のパルス)を有するので、2回の叩き操作があったと判定することができる。また、これによると、回転角速度値の遷移を示す信号250に極値範囲を超える値が含まれている場合に、当該振動に基づいて電子機器が動作することを防止することができる。そのため、電子機器の誤動作を防止することができる。
このように適切な操作イベント発生条件を設定することにより、叩き回数の判定精度を上げることができる。
叩きコマンド登録期間を設定し、その間にユーザーに叩きコマンドを入力してもらい、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、操作イベント発生条件を設定し、これを叩きコマンド判定情報として記憶させ、叩きコマンド判定情報及び回転角速度値の遷移に基づき電子機器が叩かれた回数を検出するようにしてもよい。
例えば操作イベント発生条件として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の取り得る範囲(極値範囲)を設定して、検出したパルスの極値が前記極値範囲に属するか否か判断して属する場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また操作イベント発生条件として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作発生を判定するためのパルスの極値(最大値、最小値)の条件を判定するための閾値を設定して、検出したパルスの極値が前記閾値を超えたか否か判断して超えた場合には叩き操作があったと判定するようにしてもよい。
また操作イベント発生条件として、叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩き操作の間隔を判定するための周期(T)の特性を判断して、当該周期特性を用いてパルスを検出するようにしてもよい。
このようにすると登録時の周期と異なる周期で叩く操作が行われた場合には、コマンドを実行しないように制御することができる。
図5(A)及び図5(B)は、叩きコマンド登録期間内に検出された回転角速度値と、設定される叩きコマンド判定登録情報の関係について説明するための図である。
一般に叩く回数は同じでもユーザーによって叩く強さも叩く速さもまちまちである。このようにユーザーによる違いを吸収して回数を判定する構成でもよいが、ユーザー毎の違いに応じた、ユーザー毎の独自のコマンドを登録する構成でもよい。すなわちユーザー毎の叩きコマンドを登録する期間である叩きコマンド登録期間を設け、この間に「1回叩く」、「2回叩く」等の動作を実際にユーザーに行わせ、それにより発生した回転角速度値の遷移に基づき、ユーザー毎の叩く操作の特性(例えば叩く強さや大きさ)を検出し、これを叩きコマンド判定登録情報として登録する。
図5(A)の信号270は、ユーザーAが「2回叩く」操作を行った時に検出された回転角速度値の遷移であり、図5(B)の信号280は、ユーザーBが「2回叩く」操作を行った時に検出された回転角速度値の遷移であるとする。ここで、T1は信号270の周期であり、+l1、−l1は信号270の極値範囲である。また、T2は信号280の周期であり、+l2、−l2は信号280の極値範囲である。
図5(A)の信号270は、図5(B)の信号280に比べ極値の絶対値は大きく(|l1|>|l2|)、周期も長い(T1>T2)。すなわち同じ2回叩く操作でも、ユーザーAはゆっくり強く2回叩く操作を行い、ユーザーBはユーザーAよりも早く弱く2回叩く操作を行っている。
ユーザーAの電子機器には、コマンド判定登録情報として周期T1、極値範囲l1が登録され、ユーザーBの電子機器には、コマンド判定登録情報として周期T2、極値範囲l2が登録されるようにしてもよい。
このようにするとユーザーAの電子機器に対し、ユーザーBが2回叩く操作を行ってもコマンドは実行されず、ユーザーBの電子機器に対し、ユーザーAが2回叩く操作を行ってもコマンドは実行されない。したがって、他者の操作を受け付けないのでセキュリティ機能の高い電子機器を提供することができる。
図6は叩き回数とコマンドの対応関係について説明するための図である。
テーブル300は、叩き回数とコマンドの対応関係を定義するコマンド対応テーブルである。コマンド対応テーブル300には、叩き回数と、当該叩き回数に対応したコマンドを特定するためのコマンド特定情報が記憶されている。
たとえば叩き回数が1回に対してはスタートコマンドが対応づけられており、叩き回数が2回に対してはストップコマンドが対応づけられており、叩き回数が3回に対しては先送りコマンドが対応づけられており、叩き回数が4回に対しては後戻りコマンドが対応づけられている。
このようにすると、例えば携帯用音楽プレーヤに適用した場合、ユーザーは携帯機器を1回叩くことによって、曲を再生することができ、携帯機器を2回叩くことにより曲の再生をストップさせることができ、携帯機器を3回叩くことにより、先送り頭出しをすることができ、携帯機器を4回叩くことにより後戻り頭出しをすることができる。
なお叩き回数とコマンドの対応関係はテーブル化して記憶部に記憶させプログラム等から参照できるようにしてもよいし、予めプログラムに命令コードとして組み込んでおいてもよいし、予め回路に組み込んでおいてもよい。
また外部入力に基づき叩き回数とコマンドの対応関係を設定し、対応関係記憶部に記憶させるようにしてもよい。すなわちユーザーからの入力により、叩く回数とコマンドの対応関係の設定または変更が行えるようにしてよい。
このようにすると、ユーザーは必要に応じて叩く回数とコマンドの対応付けの設定変更を行うことができ、各自が使いやすい操作体系に設定することができる。また人によって設定が異なるので、セキュリティが強化される。
図7は処理体系に応じて対応させるコマンドを切り替える構成について説明するための図である。
テーブル350は、叩き回数とコマンドの対応関係を処理体系毎に記憶したコマンド対応テーブルである。
図7は3つの処理体系(録音再生モード370、電話モード380、ウェブ閲覧モード390)について、それぞれのコマンドが対応付けて登録されている様子を示している。
現在いずれの処理体系(処理モード)であるかは、例えば処理モードレジスタ等に記憶しておくようにしてもよい。ユーザーの操作履歴に応じて、この処理モードレジスタを更新する。例えばスタートしてメニュー画面からユーザーが録音再生モードを選択した場合には、処理モードレジスタに’1’(録音再生モードを表す値)を設定し、電話モードを設定した場合には処理モードレジスタに’2’(電話モードを表す値)を設定し、ウェブ閲覧モードを選択した場合には処理モードレジスタに’3’(ウェブ閲覧モードを表す値)を設定するようにしてもよい。そして叩きコマンド実行時に処理モードレジスタを参照して、叩き回数と処理モードに応じて実行するコマンドを決定するようにしてもよい。
このようにすると、多様なコマンドを叩く動作で実行させることができる。
図8(A)及び図8(B)は、本実施の形態の叩き領域の一例について説明するための図である。本実施の形態の携帯機器200は、外部に叩きコマンドを入力するための叩き領域を有する。そしてユーザーはこの叩き領域410を叩くことで、叩きコマンドを入力する。
そして叩き回数検出部は、叩き領域410が叩かれていると仮定して叩き回数を判定するための判定条件を設定して、叩き回数を検出する。このように叩くエリアを限定することで角速度センサの検出感度を向上させることができる。
なお、携帯機器200は、叩き領域410が外部から知覚することができないように構成されていてもよい。これによると、第三者が正確に携帯機器200を振動させることが困難になるため、他人が利用することを防止することが可能になる。例えば、携帯機器200は、叩き領域410とその周辺領域とが、面一に形成されていてもよい。すなわち、叩き領域410とその周辺領域とは、同じ材料で構成されていてもよく、叩き領域410の表面とその周辺領域の表面とは、同じ(一連の)色彩、模様が付されていてもよい。すなわち、携帯機器200では、第三者が操作情報を入力する領域(叩き領域410)に、当該領域であることを知らせる印(視覚あるいは触覚によって知覚可能な印)を一切有しないように構成されていてもよい。言い換えると、携帯機器200の筐体は、ユーザーに叩き領域を知覚させる機構を有しないように構成されていてもよい。
ただし、本発明はこれに限られるものではなく、叩き領域410は、外部から知覚可能に構成されていてもよい。例えば、叩き領域410には、叩き領域410に対する接触を検出する接触検出部を設けるようにしてもよい。接触検出部は温度センサやタッチパネルやスイッチ等により実現することができる。
叩き領域410に接触を検出する接触検出部を設けることで、叩く動作(携帯機器200を振動させる動作)が叩き領域に対して行われていない場合にコマンドが実行されるのを防止することができる。従ってユーザーの意思に反してコマンドが実行されることを防止することができる。
尚、叩き領域410に対する接触が検出されなくても、叩きエリアからの叩いた波形を検知し、一定時間内の叩き波形をコマンドとして受け付け、所定のコマンドを実行する構成としてもよい。
図9は、回転角速度を用いて携帯機器が叩かれた回数を判定する処理のながれについて説明するためのフローチャートである。
まずジャイロセンサで回転角速度を検出する(ステップS10)。
次にジャイロセンサが出力するアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換する(ステップS20)。
次に回転角速度値(デジタル電圧値)を入力してワークバッファに保持する(ステップS30)。
次にワークバッファ(取り込みデータ保持部)に保持された過去x秒分の回転角速度値の遷移に基づき叩かれた回数を検出する(ステップS40)。
次に叩き回数とコマンドの対応関係に基づき、検出された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する(ステップS50)。
図10は、叩く回数とコマンドの対応関係を登録する処理のながれについて説明するためのフローチャートである。
対応関係設定入力を受け付けると(ステップS110)、入力に基づき叩き回数とコマンドの対応関係を設定し、対応関係記憶部に記憶させる(ステップS120)。
ここで対応関係の入力は、例えばユーザーはメニューから対応関係の登録を選択すると、選択画面が表示され、選択画面から「叩く回数」を指定すると、対応付け可能なコマンド一覧が表示され、ユーザーがその中から「叩く回数」に対応付けて実行されるコマンドを選択するような形式で行うようにしてもよい。
なお「叩く回数」と実行するコマンドの関係は随時設定/変更可能である。
図11は、叩きコマンド判定情報の登録処理のながれについて説明するためのフローチャートである。
まず叩きコマンド登録期間であるかいなか判断し期間内であれば以下の処理を行う(ステップS210)。
次に叩き領域に接触検出があるか否か判断し、接触検出がある場合には以下の処理を行う(ステップS220)。
叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩きコマンド判定情報を生成し、叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させる(ステップS230)。
図12は、叩きコマンド判定情報を用いて携帯機器が叩かれた回数を判定する処理のながれについて説明するためのフローチャートである。
まずジャイロセンサで回転角速度を検出する(ステップS310)。
次にジャイロセンサが出力するアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換する(ステップS320)。
次に回転角速度値(デジタル電圧値)を入力してワークバッファに保持する(ステップS330)。
叩き領域に接触検出があるか否か判断接触検出がある場合には以下の処理を行う(ステップS340)。
ワークバッファに保持されている過去x秒分の回転角速度値の遷移及び叩きコマンド判定情報に基づき叩かれた回数を検出する(ステップS350)。
そして対応関係に基づき、現在の処理体系について検出された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する(ステップS360)。
図13は、叩きコマンドの検出の学習機能について説明するためのフローチャートである。
まずジャイロセンサで回転角速度を検出する(ステップS410)。
次にジャイロセンサが出力するアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換する(ステップS420)。
次に回転角速度値(デジタル電圧値)を入力してワークバッファに保持する(ステップS430)。
叩き領域に接触検出があるか否か判断接触検出がある場合には以下の処理を行う(ステップS440)。
ワークバッファに保持された叩きコマンド履歴情報を加味して過去x秒分の回転角速度値の遷移に基づき叩かれた回数を検出する(ステップS450)。
次に対応関係に基づき、検出された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する(ステップS460)。
そして叩きコマンドが実行された場合の回転角速度値の遷移に基づき叩きコマンド特定情報を生成し叩きコマンド履歴情報として前記叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させ、最も古いコマンド履歴情報をモーション特定情報記憶部から削除する(ステップS470)。
本実施の形態ではコマンド履歴情報を加味して叩かれた回数を判定することにより、最新のユーザーの入力傾向を反映させることができるという学習効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば上記実施の形態では、1軸についての回転角速度を用いて叩き回数を判定する場合を例にとり説明したがこれにかぎられない。例えば3軸についての回転角速度を検出してモーションコマンドを検出する構成でもよい。
また上記実施の形態では、携帯機器として携帯電話や携帯型プレーヤの場合を例にとり説明したがこれに限られない。たとえば携帯機器が、本体とは別に設けられた本体を操作するためのコントローラでもよい。このようにすると叩く回数で入力を行うことができるコントローラを提供することができる。
図14は、本実施の形態に係る携帯機器500の構成を示すブロック図である。携帯機器500は、振動検出センサ502を有する。振動検出センサ502は、携帯機器500に取り付けられて、携帯機器500の振動を検出するように構成されている。振動検出センサ502として、角速度センサや加速度センサなどを適用することができる。振動検出センサ502は、携帯機器500の振動の態様に応じたアナログ電圧値を出力するように構成されていてもよい。
携帯機器500は、振動検出センサ502の出力信号に基づいて、ユーザーが携帯機器500を叩いた回数を判定する叩き回数判定部504を有する。叩き回数判定部504は、携帯機器500に叩き振動が入力されたことを判定するための判定条件を記憶する判定条件記憶部506を有し、判定条件記憶部506に格納された判定条件に基づいて叩き回数を判定してもよい。なお、叩き回数判定部504は、さらに、判定条件記憶部506に判定条件を記憶させる判定条件設定部508を有していてもよい。判定条件設定部508は、判定条件設定登録期間に携帯機器500に加えられた叩き振動に基づいて、判定条件を設定するように構成されていてもよい。これによると、携帯機器500が所定の態様で保持された状態で、携帯機器500の特定の領域に、特定の強度の叩き振動が入力されたときにだけ、叩き振動による携帯機器の操作が可能になるように、携帯機器を構成することができる。そのため、第三者による不正な使用や、誤動作を防止することが可能になる。
携帯機器500は、操作信号生成部510を有する。操作信号生成部510は、叩き回数判定部504で判定された叩き回数に応じた操作信号を生成する。操作信号生成部510は、叩き回数と操作信号との対応関係を示すデータを有しており、当該データに基づいて、検出された叩き回数に対応した操作信号を出力するように構成されていてもよい。これにより、携帯機器を叩くという単純な動作によって、携帯機器に、種々の動作を行わせることが可能になる。
本実施の形態の叩きコマンド処理システムの構成について説明するための図。 本実施の形態の携帯機器の一例である。 本実施の形態の回転角速度について説明するための図。 本実施の形態における叩き回数の判定について説明するための図。 叩きコマンド登録期間内に検出された回転角速度値と、設定される叩きコマンド判定登録情報の関係について説明するための図。 叩き回数とコマンドの対応関係について説明するための図である。 処理体系に応じて対応させるコマンドを切り替える構成について説明するための図。 図8は、本実施の形態の叩き領域の一例について説明するための図。 回転角速度を用いて携帯機器が叩かれた回数を判定する処理のながれについて説明するためのフローチャート。 叩く回数とコマンドの対応関係を登録する処理のながれについて説明するためのフローチャート。 叩きコマンド判定情報の登録処理のながれについて説明するためのフローチャート。 叩きコマンド判定情報を用いて携帯機器が叩かれた回数を判定する処理のながれについて説明するためのフローチャート。 叩きコマンドの検出の学習機能について説明するためのフローチャート。 携帯機器の構成を説明するためのブロック図。
符号の説明
10 叩きコマンド処理システム、20 角速度センサ、22 アナログ電圧値、30 アナログ処理回路、32 ローパスフィルタ/オペアンプ、34 A/Dコンバータ、36 デジタル電圧値、40 対応関係設定部、42 対応関係記憶部、50 叩きコマンド判定情報記憶部、60 取り込みデータ保持部、70 叩き回数検出部、80 叩きコマンド実行部、90 叩きコマンド判定情報登録処理部、92 履歴反映検出処理部、100 接触検出部、200 電子機器、410 叩き領域、 500 携帯機器、 502 振動検出センサ、 504 叩き回数判定部、 506 判定条件記憶部、 508 判定条件設定部、 510 操作信号生成処理部

Claims (14)

  1. 携帯機器の叩きコマンド処理システムであって、
    回転角速度を検出し、回転角速度に応じたアナログ電圧値を出力する角速度センサと、
    前記角速度センサから出力されるアナログ電圧値を受け取り、デジタル電圧値に変換して、回転角速度値として出力するアナログ処理回路と、
    前記アナログ処理回路から出力される回転角速度値を受け取り、回転角速度値の遷移に基づき携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数検出部と、
    叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する対応関係記憶部と、
    前記対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する叩きコマンド実行部と、
    を含むことを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  2. 携帯機器の叩きコマンド処理システムであって、
    回転角速度値の遷移に基づき携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数検出部と、
    叩き回数とコマンドの対応関係を記憶する対応関係記憶部と、
    前記対応関係に基づき、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行する叩きコマンド実行部と、
    を含むことを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  3. 請求項1乃至2のいずれかにおいて、
    外部入力に基づき叩き回数とコマンドの対応関係を設定し、前記対応関係記憶部に記憶させる対応関係設定部を、含むことを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    叩きコマンド登録期間を設定し、
    叩きコマンド登録期間内に受け取った回転角速度値に基づき、叩きコマンド判定情報を生成し、記憶部に記憶させる叩きコマンド判定情報登録処理部と、を含み、
    前記叩き回数検出部は、
    前記叩きコマンド判定情報及び回転角速度値の遷移に基づき電子機器が叩かれた回数を判定することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記叩き回数検出部は、
    前記回転角速度値の遷移に基づいて操作イベント発生条件を満たすパルスを検出し、前記パルスに基づき電子機器が叩かれた回数を判定することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記対応関係記憶部は、
    叩き回数とコマンドの対応関係を処理体系毎に記憶し、
    前記叩きコマンド実行部は、
    複数の処理体系を切り替えて実行するための処理体系切り替え手段を含み、
    前記対応関係に基づき、現在の処理体系について判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記叩きコマンド実行部は、
    叩きコマンドの使用の有効又は無効を設定する手段を含み、
    叩きコマンドの使用が有効に設定されている場合に、判定された叩き回数に対応付けられたコマンドを実行することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記叩きコマンド登録処理部は、
    叩きコマンドが実行された場合の回転角速度値の遷移に基づき叩きコマンド特定情報を生成しコマンド履歴情報として前記叩きコマンド判定情報記憶部に記憶させる履歴情報登録部を含み、
    前記叩き回数検出部は、
    前記コマンド履歴情報を加味して叩き回数を判定する履歴反映処理部を含むことを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    携帯機器の外部に叩きコマンドを入力するための叩き領域を有し、
    前記叩き回数検出部は、
    前記叩き領域が叩かれていると仮定して叩き回数を判定するための判定条件を設定して、叩き回数を判定することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  10. 請求項9において、
    叩き領域に対する接触を検出する接触検出部をさらに含み、
    前記叩き回数検出部は、
    叩き領域に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    携帯機器の外部に設けられ、ユーザーが把持可能な把持部と、
    前記把持部に対する接触を検出する接触検出部をさらに含み、
    前記叩き回数検出部は、
    前記把持部に対する接触が検出されている期間に取得された回転角速度値の遷移に基づき叩き回数を判定することを特徴とする叩きコマンド処理システム。
  12. 携帯機器の操作システムであって、
    前記携帯機器の振動を検出する振動検出センサと、
    前記振動検出センサの出力信号に基づいて、前記携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数判定部と、
    前記叩き回数に基づいて、前記携帯機器を操作する操作信号を生成する操作信号生成部と、
    を含むことを特徴とする携帯機器の操作システム。
  13. 操作信号に基づいて動作する携帯機器であって、
    前記携帯機器の振動を検出する振動検出センサと、
    前記振動検出センサの出力信号に基づいて、前記携帯機器が叩かれた回数を判定する叩き回数判定部と、
    前記叩き回数に基づいて、前記操作信号を生成する操作信号生成部と、
    を含むことを特徴とする携帯機器。
  14. 請求項13において、
    ユーザーに叩き振動を入力する領域を知覚させる機構が付されていない筐体を有することを特徴とする携帯機器。
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