JP2007336326A - 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置 - Google Patents

無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007336326A
JP2007336326A JP2006167069A JP2006167069A JP2007336326A JP 2007336326 A JP2007336326 A JP 2007336326A JP 2006167069 A JP2006167069 A JP 2006167069A JP 2006167069 A JP2006167069 A JP 2006167069A JP 2007336326 A JP2007336326 A JP 2007336326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
base station
radio
resource usage
radio resource
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006167069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4705885B2 (ja
Inventor
Hirokazu Inayoshi
弘和 稲吉
Tomoyasu Sakaguchi
知靖 坂口
Masaaki Yano
正明 谷野
Daiho Kasai
大歩 笠井
Takanori Moritomo
崇律 守友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Communication Technologies Ltd filed Critical Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority to JP2006167069A priority Critical patent/JP4705885B2/ja
Priority to US11/763,504 priority patent/US7864727B2/en
Publication of JP2007336326A publication Critical patent/JP2007336326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4705885B2 publication Critical patent/JP4705885B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/06Reselecting a communication resource in the serving access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
    • H04W36/185Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection using make before break
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/005Discovery of network devices, e.g. terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/12Access point controller devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 無線リソースの輻輳時において、システム全体の無線リソースを効率よく使用することにより、輻輳セクタと通信していたコネクションの断や新規発着呼不可状態を減少させる。
【解決手段】 基地局制御装置10は、各基地局20のセクタの無線リソース使用量と無線リソース閾値テーブル108とを比較する。軽度輻輳状態時には、輻輳状態である基地局20のセクタをネイバー登録しているセクタのネイバーサーチ窓サイズを変更することにより、該輻輳セクタへのソフトハンドオーバーを規制する。重度輻輳状態時には、輻輳状態である基地局20のセクタと通信中であり、かつ他のセクタの電波を安定的に受信している移動局30を強制ソフトハンドオーバーさせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置に係り、特に、複数の移動局が一つのセクタと同時に通信を行い、また一つの移動局が複数のセクタの信号を受信できる無線通信システムにおいて、セクタ毎にCDMA(Code Division Multiple Access)通信方式により通信が行なわれる移動体通信システムの輻輳制御を行うための無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置に関する。
移動体通信は、車載電話や携帯電話などの移動局が最寄りの基地局のセクタからの電波を捕捉して、移動局〜基地局間で電波のやり取りをすることを基本とする。基地局に備えたアンテナのうちの一つから電波が届く通信可能範囲のことを、「セクタ(Sector)」と呼ぶ。基地局は、一つないしは複数のセクタを備える。セクタを隙間なく配置していくことにより、移動体通信サービス・エリアが構成される。ある一定の距離間隔に基地局を設置したマルチセクタ構成をとり、各基地局が提供する複数のセクタを途切れなく(疎にならないように)敷設していくことによって、無線端末は何処からでも通信することができ、広域的なサービス・エリアが構築される。
ここで、一つのセクタが、複数の移動局が同時に通信できる無線リソース数(コネクション数)は有限である。CDMA移動体通信システムの場合、通信開始時に使用できる符号パターンの中で、電波強度の強いものから優先的に使用し、電波強度が通話可能な限り同一の無線チャネルを使用する。移動局が移動したり、環境の変化が生じたりして、受信している電波強度が低下した場合は、通信状態を維持したまま他のセクタの電波にソフトハンドオーバーしている。
しかし、事故あるいはイベント的な要因等により突発的に、同一のセクタに対し、多くの移動局が新規に通信を開始しようとすると、無線リソースの輻輳が発生し通信できなくなるという課題があった。このような、一時的な通信量の増大による無線リソースの輻輳に対応する技術として、いくつかの方法がある。例えば、基地局は送受信機などのリソースの残数が少なくなると、移動局との通信規制を行うことで、対応することができる。CDMA移動体通信システムの場合は、干渉電力量が大きくなると、移動局に対して基地局との通信規制を行っている。通信規制の内容として、例えば、移動局を一般局と優先局にわけ、位置登録の可/不可、発呼許容の可/不可、などをリソースの残数や干渉電力量に応じて段階的に行っている。また、無線リソースの有効活用という観点では、輻輳状態の基地局の送信電力を低下させ、移動局を周辺の基地局に対して強制的にソフトハンドオーバーを行っている(特許文献1、2参照)。
特開平6−69860号公報 特開2002−77042号公報 3GPP2:C.S0024
しかしながら、従来のように、輻輳状態時に通信規制を行う方式では、システムの利用効率やユーザの利便性が低下するという課題がある。さらに、実際にシステムを運用する上で、伝播環境に応じて通信規制を行う上での適切な値を定める作業は容易ではない。また、送信電力を制御する場合は、電力安定に時間がかかり、基地局間あるいはセクタ間でのソフトハンドオーバーが頻発するという課題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、セクタの無線リソース使用量の変動に応じて、該セクタをネイバー登録したセクタのネイバーサーチ窓サイズ(後述のブロードキャストメッセージ:SectorParametersメッセージ)(非特許文献1参照)を制御することにより、あるいは、強制ソフトハンドオーバー制御を行うことにより、システムの利用効率を下げることおよび電力制御することなく、無線リソースの輻輳を制御することができる無線リソース輻輳制御方式を提供することを目的としている。
CDMA移動体通信システムにおいては、移動局が通信を行う基地局の変更の際に、複数の基地局との通信による信号の合成又は通信路の選択が行われ、無瞬断で通信路を切り換えるソフトハンドオーバー技術が知られている。このソフトハンドオーバーを行うためには、移動局はあらかじめ隣接基地局のセクタからの制御信号を受信する必要がある。移動局は、ソフトハンドオーバーを動作可能な状態になるよう、通信中のセクタで用いているパイロット信号オフセット以外のオフセット値を順次用いて別セクタの電波の探索を行い、別セクタからの電波の捕捉を試みる。
基地局はセクタの制御情報を管理し、周期的に送信(ブロードキャスト)する。このブロードキャストメッセージ(SectorParametersメッセージ)の中には、ネイバーリスト(隣接セクタ情報)と呼ばれる周辺のセクタの電波情報が含まれている。
移動局は、このネイバーリストを元に周辺セクタの電波の捕捉を効率的に実施することができ、これによって、ソフトハンドオーバを有効に動作させることが可能となる。移動局は、通信中のセクタから受信した制御情報にネイバーリストが設定されている場合、ネイバーリストに示された周波数、パイロット信号オフセットの電波を、ネイバーリストで示されたネイバーサーチ窓サイズの範囲で、捕捉を試みることで、効率良く隣接セクタからの電波を捕捉することが可能となる。移動局は、複数の基地局からの電波を同時に捕捉、受信品質を比較し、品質の良い方にハンドオフを行っていく。
従ってCDMA移動体通信システムでは、各セクタについてネイバーリストを正しく決定したうえで、決定したネイバーリストの情報を基地局の管理情報として設定・登録することで、ブロードキャストメッセージが正しいネイバーリストの情報を送信している状態としておくことが、ソフトハンドオーバを有効に動作させ、品質の高い移動体通信サービスを提供するために必要である。
ネイバーサーチ窓サイズは、移動局がネイバーリストに登録された隣接セクタをサーチするサイズのことであり、後述の図12のように規定されている(非特許文献1参照)。
このようにネイバーサーチ窓サイズを大小させることは、サーチするチップ数を増減させることと等価である。つまり、サーチするチップ数よりも遅延して受信する遠方のセクタの電波は捕捉されなくなる。
本発明においては、セクタ毎に、軽度輻輳状態と判定する無線リソース使用量閾値、および重度輻輳状態と判定する無線リソース使用量閾値をもつ。また、各々の回復閾値ももつ。そして、セクタが軽度輻輳状態になった場合には、該セクタをネイバー登録している周辺セクタに対して、ブロードキャストメッセージ(SectorParametersメッセージ)の一部である、該軽度輻輳状態セクタをサーチするネイバーサーチ窓サイズを制御する。この制御により、該軽度輻輳状態のセクタへソフトハンドオーバーする移動局がなくなり、無線リソース使用量の増加つまりは重度輻輳状態になることを防止できる。また、軽度輻輳状態時には、該軽度輻輳状態セクタへの新規接続の制限は行わないため、移動局が繋がり難くなる等の利便性を損なうことは無い。
しかし、新規接続する移動局が増加した場合には、該セクタが重度輻輳状態に陥ることがある。セクタが重度輻輳状態になった場合には、該セクタと通信しており、なおかつ、他のセクタからの電波を継続的に受信している移動局を抽出し、輻輳していないセクタへ強制ソフトハンドオーバーさせる。この強制ソフトハンドオーバーにより、重度輻輳状態セクタの無線リソース使用量が減少し、無線リソースの輻輳が防止できる。また、重度輻輳状態時には、該セクタへの新規接続の制限は行わないため、移動局が繋がり難くなる等の利便性を損なうことは無い。
また、重度輻輳状態セクタから周辺セクタへ強制ソフトハンドオーバーされた移動局は、軽度輻輳制御のため、周辺セクタにおいて元のセクタをサーチするネイバーサーチ窓サイズが制御されているため、周辺のセクタから元のセクタに再度ソフトハンドオーバーすることはない。
なお、重度輻輳状態の回復閾値を下回った段階で、強制ソフトハンドオーバー制御を抑止する。また、軽度輻輳状態の回復閾値を下回った段階で、ネイバーサーチ窓サイズを元のサイズに復旧する。
このように、無線リソース不足による輻輳状態に陥ったセクタが存在する状況下においても、システムの利用効率やユーザの利便性を損なうことのない輻輳制御を有する移動体通信システムを提供する。
本発明の第1の解決手段によると、
CDMA(Code Division Multiple Access)接続方式で無線通信を行う基地局と、複数の前記基地局を制御する基地局制御装置とを備えた無線通信システムの輻輳制御方法において、
前記基地局制御装置は、セクタ毎に無線リソース使用量を記憶した無線リソース使用量データベースを参照して、無線リソース使用量に基づいて、少なくとも2段階の輻輳状態のレベルに応じて軽度又は重度輻輳状態であるセクタを判定し、
(1) あるセクタが軽度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御装置は、
セクタ毎に、隣接セクタと、無線端末が隣接セクタをサーチするサイズ又はチップ数を示すネイバーサーチ窓サイズとを記憶したネイバーリストデータベース、及び、前記無線リソース使用量データベースを参照し、
輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ輻輳していないセクタを抽出し、
ネイバーリストデータベース中の前記抽出されたセクタのデータに対して、前記輻輳しているセクタのネイバーサーチ窓サイズを小さくすることにより、前記抽出されたセクタから前記輻輳しているセクタへのソフトハンドオーバーを抑止し、
(2) あるセクタが重度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御装置は、
セクタ毎に各無線端末の電波捕捉状態の時系列データを記憶した電波捕捉状態データベース、及び、前記無線リソース使用量データベースを参照し、
輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ一定期間以上複数捕捉状態となっている無線端末と、該無線端末を収容しているセクタとを抽出し、
抽出されたセクタの中から無線リソース使用量が比較的少ないセクタを選択し、選択されたセクタに前記無線端末を強制ソフトハンドオーバーさせるようにした
前記無線通信システムの輻輳制御方法が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
CDMA(Code Division Multiple Access)接続方式で無線通信を行う複数の前記基地局を制御するための基地局制御装置であって、
セクタ毎に無線リソース使用量を記憶した無線リソース使用量データベースと、
セクタ毎に、隣接セクタと、無線端末が隣接セクタをサーチするサイズ又はチップ数を示すネイバーサーチ窓サイズとを記憶したネイバーリストデータベースと、
セクタ毎に各無線端末の電波捕捉状態の時系列データを記憶した電波捕捉状態データベースと、
輻輳状態セクタの判定、ネイバーサーチ窓サイズの変更、及び、強制ソフトハンドオーバー対象の無線端末及び/又はセクタを決定するための基地局制御部と
を備え、
前記基地局制御部は、前記無線リソース使用量データベースを参照して、無線リソース使用量に基づいて、少なくとも2段階の輻輳状態のレベルに応じて軽度又は重度輻輳状態であるセクタを判定し、
(1) あるセクタが軽度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御部は、
前記ネイバーリストデータベース及び前記無線リソース使用量データベースを参照し、
輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ輻輳していないセクタを抽出し、
ネイバーリストデータベース中の前記抽出されたセクタのデータに対して、前記輻輳しているセクタのネイバーサーチ窓サイズを小さくすることにより、前記抽出されたセクタから前記輻輳しているセクタへのソフトハンドオーバーを抑止し、
(2) あるセクタが重度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御部は、
前記電波捕捉状態データベース及び前記無線リソース使用量データベースを参照し、
輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ一定期間以上複数捕捉状態となっている無線端末と、該無線端末を収容しているセクタとを抽出し、
抽出されたセクタの中から無線リソース使用量が比較的少ないセクタを選択し、選択されたセクタに前記無線端末を強制ソフトハンドオーバーさせるようにした
前記基地局制御装置が提供される。
本発明によれば、システムの利用効率やユーザの利便性を損なうことなく輻輳制御が可能である。本発明によると、軽度輻輳制御では、基地局−基地局間の無線通信リソースを圧迫することなく輻輳制御が可能である。また、重度輻輳制御では、強制ソフトハンドオーバー対象の移動局の選定には、電波捕捉状態の時系列データを使用するため、安定したソフトハンドオーバーが可能である。
以下、本発明をその好ましい一実施の形態について図面を用いて説明する。
以下、一例として、移動局及び移動体通信システムについて説明するが、本発明は、これに限らず、PC、PDA等の各種無線端末及び無線通信システムに適用することができる。
図1は、移動体通信網の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の移動体通信網は、複数の基地局20と複数の移動局30、基地局の制御を行う基地局制御装置10を備える。
基地局20は、無線通信エリアであるセクタを一つもしくは複数個を収容する。また、セクタ単位に、無線リソース使用量と移動局の電波捕捉状態の時系列データを蓄積する。
基地局制御装置10の基地局制御部100は、複数セクタの構成情報を一元管理するセクタデータベース(DB)104、ネイバーリストを一元管理するネイバーリストDB105、無線リソース使用量を一元管理する無線リソース使用量DB106、電波捕捉状態を一元管理する電波捕捉状態DB107、および輻輳判定を行う無線リソース閾値テーブル108を保持する。
また、基地局制御部100は、輻輳状態セクタの判定を行う閾値判定処理部101、ネイバーサーチ窓サイズの変更を行うネイバーサーチ窓サイズ判定処理部102、強制ソフトハンドオーバー対象の移動局およびセクタを決定する強制ハンドオーバー判定処理部103を有する。
次に、各データベース(DB)の構成例について説明する。
図6は、セクタDB104を説明する図である。
セクタDB104には、基地局制御装置10の監視対象である全基地局の全セクタに関するDBであり、例えば、基地局制御装置10で一つ管理する。
「セクタNo.」には、DB内でのインデックス番号を格納する。セクタNo.毎に、「基地局名」と「セクタ」には、基地局名称とセクタ番号を格納し、「パイロット信号オフセット」には、当該セクタが使用するパイロット信号オフセット値を格納し、「周波数チャネル」には、当該セクタが使用する周波数を格納する。
本DBは、基地局増減設時、セクタ増減設時、あるいは局構成変更時等に更新される。
図7は、ネイバーリストDB105を説明する図である。
ネイバーリストDB105は、セクタ単位(又は、基地局単位)にハンドオフ対象の隣接セクタ情報(又は、隣接基地局情報)を登録したDBである。基地局および移動局は、本DBの内容に従いハンドオフ動作を行う。
本テーブルは、セクタNo.1のネイバーリスト例である。「No.」には、ネイバーリストDB内でのインデックス番号を格納し、「隣接セクタのセクタNo.」には、隣接セクタのセクタNo.を格納し、「ネイバーサーチ窓サイズ」には、移動局が隣接セクタをサーチするチップ数を格納する。「軽度輻輳制御状態」には、軽度輻輳制御の実行状態として[−/制御中]のいずれかを登録する。初期状態は、[−]であり、軽度輻輳制御していないことを表す。
本DBは、基地局増減設時、セクタ増減設時、局構成変更時、あるいは隣接セクタ変更時等に更新される。
図8は、無線リソース使用量DB106を説明する図である
無線リソース使用量DB106は、セクタ単位に現在使用している無線リソース使用量を管理するDBであり、本DBの無線リソース使用量に従い、輻輳制御を実施する。
「セクタNo.」には、セクタDB104のセクタNo.を格納する。セクタNo.毎に、「無線リソース使用量」には、当該セクタの無線リソース使用量を格納し、「輻輳状態」には、輻輳の状態として[−/軽度/重度]のいずれかを登録する。初期状態は、「−」であり、輻輳していないことを表す。
本DBは、基地局から受信する無線リソース使用量の時系列データに従い更新される。
図9は、電波捕捉状態DB107を説明する図である。
電波捕捉状態DB107は、セクタ単位に管理され、当該セクタと通信している全移動局の捕捉電波を時系列に登録したDBである。本DBの電波捕捉状態に従い、重度輻輳制御を実施する。
本テーブルは、セクタNo.1の電波捕捉状態例である。「セクタNo.」には、移動局が電波を捕捉しているセクタのセクタNo.を格納する。捕捉電波の定義は、例えば、「Active Set」および「Candidate Set」と認識された電波のことをいう(非特許文献1参照)。
移動局は捕捉している電波情報を基地局に通知し、基地局はそれを基地局制御装置10に通知する。
本DBは、基地局から受信する移動局の電波捕捉状態の時系列データに従い更新される。
図12は、サーチ窓サイズとチップ数の関係を説明する図である。
CDMA移動体通信システムでは、例えば、移動局が電波補足を試みるサーチ窓サイズを、4〜452チップと規定している(非特許文献1参照)。
図2は、移動局のセクタの時系列データの収集方法を示す図である。
図に示すように、基地局20のセクタは周期的に無線リソース使用量と、各移動局30の電波捕捉状態の時系列データを取得し(1)、基地局制御装置10に通知する(2)(なお、かっこで示した数字は、図中の数字と対応する。以下同様)。通知した時系列データは、基地局制御装置10内の、無線リソース使用量DB106と電波捕捉状態DB107に保持される。基地局制御装置10内の閾値判定処理部101は、セクタ単位にあらかじめ設定されている無線リソース閾値テーブル108と無線リソース使用量DB106との値を比較し、無線リソース使用量が無線リソース閾値lv1を超えたセクタを軽度輻輳状態と判定し、さらに無線リソース閾値lv2を超えたセクタを重度輻輳状態と判定する(3)。閾値判定処理部101は、輻輳状態で無いと判定したセクタに関しては、次の周期での基地局からの無線リソース使用量通知を待つ。
図3は、軽度輻輳状態時の輻輳制御方法を示す図である。以下に、基地局制御装置10が、基地局20−1のセクタを軽度輻輳状態と判定した場合の動作を説明する。この例は、基地局20−1は一つのセクタで構成されている場合であるが、本発明は、これに限らず、複数のセクタで構成されている場合にも適用することができる。
まず、基地局制御装置10内のネイバーサーチ窓サイズ判定処理部102は、ネイバーリストDB105の中から軽度輻輳状態と判定されたセクタをネイバーセクタとして登録しているセクタを抽出する。抽出されたセクタのネイバーリストDB105のうち該軽度輻輳状態セクタをサーチするネイバーサーチ窓サイズを縮小する(4)。つぎに、ネイバーサーチ窓サイズ判定処理部102は、変更したネイバーサーチ窓サイズを、基地局20−2、基地局20−3に通知する(5)。
基地局20−2、基地局20−3は、通知されたネイバーサーチ窓サイズをブロードキャストメッセージ(SectorParametersメッセージ)として移動局30−3に通知する(6)。
移動局30−3は、ブロードキャストメッセージ(SectorParametersメッセージ)に従い電波捕捉を行うため、ネイバーサーチ窓サイズが縮小された基地局20−1の軽度輻輳状態セクタの電波を捕捉しなくなり、基地局20−2または基地局20−3のセクタの電波のみを捕捉するようになる。この結果、基地局20−1の軽度輻輳状態のセクタへソフトハンドオーバーする移動局は無くなり、基地局20−1、基地局20−2、基地局20−3のセクタ間の無線リソース使用量が平滑化される。また、この段階では、軽度輻輳状態のセクタへのソフトハンドオーバーが制限されるのみで、移動局30−4は基地局20−1の軽度輻輳状態のセクタへ発呼することは可能である。従って、システム全体の無線リソース使用効率およびユーザの利便性は低下しない。
なお、軽度輻輳状態セクタの無線リソース使用量が回復閾値1v1を下回った場合には、縮小したネイバーサーチ窓サイズを縮小前の値に戻す。
図4は、重度輻輳状態時の輻輳制御方法を示す図である。以下に、基地局制御装置10が、基地局20−1のセクタを重度輻輳状態と判定した場合の動作を説明する。
まず、基地局制御装置10内の強制ソフトハンドオーバー判定処理部103は、電波捕捉状態DB107の中から、重度輻輳状態のセクタと通信している移動局のうち継続的に2Wayまたは3Way状態となっている移動局とその電波補足しているセクタを抽出する(7)。強制ソフトハンドオーバー判定処理部103は、抽出されたセクタのうち軽度輻輳状態、重度輻輳状態になっていないセクタに強制ソフトハンドオーバーさせる(8)(9)。なお、複数のソフトハンドオーバー対象の候補がある場合には、強制ソフトハンドオーバー判定処理部103は、無線リソース使用量DB106を参照し、無線リソース使用量の最も少ないセクタをソフトハンドオーバー対象とする。
(図9を例にすると、移動局30−1がセクタNo.1とセクタNo.2の電波を継続的に受信している。さらに図8を参照すると、セクタNo.1の方がセクタNo.2よりも無線リソース使用量が少ないので、セクタNo.1が強制ソフトハンドオーバー先となる。)
こうして、移動局30−4は、輻輳していない基地局20−3のセクタと通信を開始する(10)。
基地局制御装置10内の閾値判定処理部101は、重度輻輳状態が回復するまで、(7)(8)(9)(10)の操作を繰り返し行う。
図5は、輻輳制御方法のフローチャートである。このフローチャートにより、上述の実施の形態の動作(図2、図3、図4)を説明する。
また、図10は、輻輳制御中のネイバーリストDB105を説明する図である。
図7が初期状態であるのに対し、図10では、セクタNo.3とセクタNo.5のセクタが輻輳状態に陥り、ネイバーサーチ窓サイズが100chipから4chipに変更された例である。
図11は、輻輳制御中の無線リソース使用量DB106を説明する図である。
図8が初期状態であるのに対し、図11では、セクタNo.3とセクタNo.5のセクタの無線リソース使用量が上昇し、セクタNo.3が重度輻輳状態、セクタNo.5が軽度輻輳状態に陥った例である。
ここでは、初期状態の一例として、セクタDB104は図6、ネイバーリストDB105は図7、無線リソース使用量DB106は図11、電波捕捉状態DB107は図9の状態であるとする。
まず、基地局制御部100では、閾値判定処理部101が、セクタ毎に無線リソース閾値テーブル108と無線リソース使用量DB106(図11)を参照して、軽度輻輳状態/重度輻輳状態/輻輳していない状態のいずれかの判定を行う。判定された状態により、以降のフローの処理を行う(S101、S103)。
(軽度輻輳状態の場合)
ここでは、ステップS101及びS103で軽度輻輳状態と判定された場合について、説明する。
まず、ネイバーサーチ窓サイズ判定処理部102は、ネイバーリストDB105(図7)から該軽度輻輳状態のセクタを隣接セクタとして登録しているセクタを抽出する。さらに、抽出されたセクタの中から、無線リソース使用量DB106(図11)を参照して、重複リソース使用量が予め定めた閾値以下であるような輻輳していない状態のセクタ(即ち、ネイバーサーチ窓サイズの縮小を行えるセクタ)を抽出する。抽出されたセクタのネイバーリストDB105(図10)のうち該軽度輻輳状態のセクタをサーチして、該当する「ネイバーサーチ窓サイズ」および「輻輳制御状態」を更新する(S113)。例えば、セクタNo.1について、図7から図10のように更新される。即ち、隣接セクタNo.3とNo.5の、「ネイバーサーチ窓サイズ」を100chipから4chipに更新し、「輻輳制御状態」を制御中とする。基地局制御装置10は、セクタDB104を参照して、ネイバーリストDB105を更新したセクタを収容する基地局に、更新後のネイバーサーチ窓サイズを通知する(S115)。
通知を受けた基地局は、配下の移動局に更新後のネイバーサーチ窓サイズを通知する。(S117)移動局は、通知されたネイバーサーチ窓サイズに従って、電波捕捉を行うため、該軽度輻輳状態のセクタの電波(パイロット信号オフセット)を検出しなくなる。
このようにして、軽度輻輳状態時には、隣接セクタから輻輳しているセクタへのソフトハンドオーバーを抑止し、無線リソースに余裕のあるセクタと通信を行うことができ、また、基地局間でやりとりする無線リソースを使用することなく、移動局主導で輻輳制御を行うことができる。
(重度輻輳状態の場合)
ここでは、ステップS101で、重度輻輳状態と判定された場合について説明する。なお、ネイバーリストDB105は図10の状態であるとする。
強制ソフトハンドオーバー判定処理部103は、無線リソース使用量DB106(図11)とネイバーリストDB105(図10)を参照し、該重度輻輳状態のセクタの隣接セクタであり、なおかつ電波捕捉状態DB107(図9)を参照し、一定期間2Way/3Way状態等の複数捕捉状態になっている移動局と、その移動局を収容しているセクタを抽出する(S121)。図9の例の場合では、仮にセクタNo.1が重度輻輳状態であるとして、移動局30−1が継続的に(予め定められた時間以上)、セクタNo.1に加え、セクタNo.2とセクタNo.3の電波も捕捉しているので、これらが強制ハンドオーバー候補となる。
つぎに、強制ハンドオーバー判定処理部103は、無線リソース使用量DB106(図11)を参照して、ステップS121で抽出されたセクタの中から最も無線リソース使用量の少ないセクタを抽出する。図11の例の場合では、強制ハンドオーバー候補のうちセクタNo.2が輻輳していない状態であり、セクタNo.3が輻輳状態であるため、セクタNo.2が移動局30−1の強制ハンドオーバー先として抽出される(S123)。そして、基地局制御装置10は、セクタDB104を参照して、抽出されたセクタ及び移動局を収容する基地局に、抽出された移動局(例、移動局30−1)の強制ハンドオーバーの指示をする。(S125)
抽出された移動局(例、移動局30−1)は、抽出された無線リソース使用量の少ないセクタにハンドオーバーし、通信を継続する。(S127)
このようにして、重度に輻輳しているセクタの無線リソース使用量を低減し、新規呼の接続を可能とする。
(輻輳していない状態の場合)
ここでは、ステップS101及びS103で、輻輳していない状態と判定された場合について説明する。
まず、ネイバーサーチ窓サイズ判定処理部102が、ネイバーリストDB105を参照し、前の周期でネイバーサーチ窓サイズを変更していたネイバーリストを元に戻す。基地局制御装置10は、戻したネイバーサーチ窓サイズを基地局に、基地局は移動局へ通知する(S131)。例えば、ネイバーリストDB105が図10から図7に戻される。基地局制御部100は、輻輳ではない状態の該セクタに対しては、輻輳制御は行わない(S133)。
以上のフロー制御を、セクタ単位に周期的に実施する。
このようにして、基地局のセクタが輻輳状態である場合には、一元管理データを元に、輻輳状態でないネイバーセクタの無線リソースを効率的に使用することによりシステム全体の無線リソース使用率を高めることができる。
本発明は、各種無線端末及び無線通信システムに幅広く応用することができる。
移動体通信網の構成を示すブロック図である。 移動局のセクタの時系列データの収集方法を示す図である。 軽度輻輳状態時の輻輳制御方法を示す図である。 重度輻輳状態時の輻輳制御方法を示す図である。 輻輳制御方法のフローチャートである。 セクタDBを説明する説明図である。 輻輳状態基地局がない場合の、ネイバーリストDBを説明する説明図である。 輻輳状態基地局がない場合の、無線リソース使用量DBを説明する説明図である。 電波捕捉状態DBを説明する説明図である。 輻輳状態基地局がある場合の、ネイバーリストDBを説明する説明図である。 輻輳状態基地局がある場合の、無線リソース使用量DBを説明する説明図である。 サーチ窓サイズとチップ数の関係を説明する図である。
符号の説明
10 基地局制御装置
100 基地局制御部
101 閾値判定処理部
102 ネイバーサーチ窓サイズ判定処理部
103 強制ソフトハンドオーバー判定処理部
104 セクタDB
105 ネイバーリストDB
106 無線リソース使用量DB
107 電波捕捉状態DB
108 無線リソース閾値テーブル
20−1 基地局1
20−2 基地局2
20−3 基地局3
30−1 移動局1
30−2 移動局2
30−3 移動局3
30−4 移動局4
30−5 移動局5
40−1 無線通信エリア1
40−2 無線通信エリア2
40−3 無線通信エリア3

Claims (10)

  1. CDMA(Code Division Multiple Access)接続方式で無線通信を行う基地局と、複数の前記基地局を制御する基地局制御装置とを備えた無線通信システムの輻輳制御方法において、
    前記基地局制御装置は、セクタ毎に無線リソース使用量を記憶した無線リソース使用量データベースを参照して、無線リソース使用量に基づいて、少なくとも2段階の輻輳状態のレベルに応じて軽度又は重度輻輳状態であるセクタを判定し、
    (1) あるセクタが軽度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御装置は、
    セクタ毎に、隣接セクタと、無線端末が隣接セクタをサーチするサイズ又はチップ数を示すネイバーサーチ窓サイズとを記憶したネイバーリストデータベース、及び、前記無線リソース使用量データベースを参照し、
    輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ輻輳していないセクタを抽出し、
    ネイバーリストデータベース中の前記抽出されたセクタのデータに対して、前記輻輳しているセクタのネイバーサーチ窓サイズを小さくすることにより、前記抽出されたセクタから前記輻輳しているセクタへのソフトハンドオーバーを抑止し、
    (2) あるセクタが重度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御装置は、
    セクタ毎に各無線端末の電波捕捉状態の時系列データを記憶した電波捕捉状態データベース、及び、前記無線リソース使用量データベースを参照し、
    輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ一定期間以上複数捕捉状態となっている無線端末と、該無線端末を収容しているセクタとを抽出し、
    抽出されたセクタの中から無線リソース使用量が比較的少ないセクタを選択し、選択されたセクタに前記無線端末を強制ソフトハンドオーバーさせるようにした
    前記無線通信システムの輻輳制御方法。
  2. 前記基地局は、セクタ毎の無線リソース使用量及び無線端末の電波捕捉状態の時系列データを前記基地局制御装置に通知し、
    前記基地局制御装置は、通知された情報に従い、前記無線リソース使用量データベース及び前記電波捕捉状態データベースを更新すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの輻輳制御方法。
  3. 前記基地局制御装置は、前記ネイバーリストデータベースにおいてネイバーサーチ窓サイズが更新されたセクタを収容する基地局に、更新後のネイバーサーチ窓サイズを通知し、
    通知を受けた前記基地局は、配下の無線端末に更新後のネイバーサーチ窓サイズを通知すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの輻輳制御方法。
  4. 前記基地局制御装置は、前記抽出されたセクタ及び無線端末を収容する基地局に強制ハンドオーバーの指示をすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの輻輳制御方法。
  5. 前記基地局制御装置は、軽度輻輳状態の回復閾値を下回った段階で、ネイバーサーチ窓サイズを元のサイズに復旧することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの輻輳制御方法。
  6. 前記基地局制御装置は、重度輻輳状態の回復閾値を下回った段階で、強制ソフトハンドオーバー制御を抑止することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの輻輳制御方法。
  7. CDMA(Code Division Multiple Access)接続方式で無線通信を行う複数の前記基地局を制御するための基地局制御装置であって、
    セクタ毎に無線リソース使用量を記憶した無線リソース使用量データベースと、
    セクタ毎に、隣接セクタと、無線端末が隣接セクタをサーチするサイズ又はチップ数を示すネイバーサーチ窓サイズとを記憶したネイバーリストデータベースと、
    セクタ毎に各無線端末の電波捕捉状態の時系列データを記憶した電波捕捉状態データベースと、
    輻輳状態セクタの判定、ネイバーサーチ窓サイズの変更、及び、強制ソフトハンドオーバー対象の無線端末及び/又はセクタを決定するための基地局制御部と
    を備え、
    前記基地局制御部は、前記無線リソース使用量データベースを参照して、無線リソース使用量に基づいて、少なくとも2段階の輻輳状態のレベルに応じて軽度又は重度輻輳状態であるセクタを判定し、
    (1) あるセクタが軽度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御部は、
    前記ネイバーリストデータベース及び前記無線リソース使用量データベースを参照し、
    輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ輻輳していないセクタを抽出し、
    ネイバーリストデータベース中の前記抽出されたセクタのデータに対して、前記輻輳しているセクタのネイバーサーチ窓サイズを小さくすることにより、前記抽出されたセクタから前記輻輳しているセクタへのソフトハンドオーバーを抑止し、
    (2) あるセクタが重度輻輳状態であると判定されたとき、前記基地局制御部は、
    前記電波捕捉状態データベース及び前記無線リソース使用量データベースを参照し、
    輻輳しているセクタを隣接セクタとして登録しており且つ一定期間以上複数捕捉状態となっている無線端末と、該無線端末を収容しているセクタとを抽出し、
    抽出されたセクタの中から無線リソース使用量が比較的少ないセクタを選択し、選択されたセクタに前記無線端末を強制ソフトハンドオーバーさせるようにした
    前記基地局制御装置。
  8. 前記基地局制御装置は、基地局から通知された、セクタ毎の無線リソース使用量及び無線端末の電波捕捉状態の時系列データに従い、前記無線リソース使用量データベース及び前記電波捕捉状態データベースを更新することを特徴とする請求項7に記載の基地局制御装置。
  9. 前記基地局制御部は、前記ネイバーリストデータベースにおいてネイバーサーチ窓サイズが更新されたセクタを収容する基地局に、更新後のネイバーサーチ窓サイズを通知することを特徴とする請求項7に記載の基地局制御装置。
  10. 前記基地局制御部は、前記抽出されたセクタ及び無線端末を収容する基地局に強制ハンドオーバーの指示をすることを特徴とする請求項7に記載の基地局制御装置。
JP2006167069A 2006-06-16 2006-06-16 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置 Expired - Fee Related JP4705885B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167069A JP4705885B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置
US11/763,504 US7864727B2 (en) 2006-06-16 2007-06-15 Congestion control method for wireless communication system and base station control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167069A JP4705885B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007336326A true JP2007336326A (ja) 2007-12-27
JP4705885B2 JP4705885B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=38862208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006167069A Expired - Fee Related JP4705885B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7864727B2 (ja)
JP (1) JP4705885B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009212847A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujitsu Ltd 基地局、移動通信端末および移動無線通信システム
JP2011035763A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Hitachi Ltd 負荷分散方法および無線基地局制御装置
WO2012028918A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 パナソニック株式会社 マルチホップ通信システム
JP2014511090A (ja) * 2011-04-11 2014-05-01 アルカテル−ルーセント インテリジェントな輻輳存在通知サービス
WO2014083735A1 (ja) * 2012-11-29 2014-06-05 日本電気株式会社 通信制御システム、サービス管理サーバ、移動局、通信制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2015061131A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 富士通株式会社 無線通信装置および無線帯域制御方法
JP2016525822A (ja) * 2013-05-28 2016-08-25 リバダ ネットワークス エルエルシーRivada Networks Llc eNodeB遷移データに基づいて動的スペクトルアービトラージを実行する方法及びシステム
JP5983774B2 (ja) * 2012-12-26 2016-09-06 日本電気株式会社 通信装置及び通信制御方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602007001150D1 (de) * 2007-06-19 2009-07-02 Alcatel Lucent Auswahlverfahren zwischen mehreren Betriebsmodi für die Bereitstellung eines Rundfunk- oder Multicast-Dienstes
US8687597B2 (en) * 2007-08-09 2014-04-01 Blackberry Limited Auto-discovery and management of base station neighbors in wireless networks
JP5155697B2 (ja) * 2008-03-05 2013-03-06 株式会社東芝 無線通信装置
WO2010036168A1 (en) * 2008-09-23 2010-04-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and arrangement in a communication system
WO2010111667A2 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Chaz Immendorf Reducing congestion in a wireless network
US8291107B1 (en) * 2009-06-08 2012-10-16 Sprint Spectrum L.P. Dynamic multimedia content change based on sector loading
US8750878B2 (en) 2010-04-13 2014-06-10 Clearwire Ip Holdings Llc Method and system of determining whether a mobile station is located inside a coverage area of a narrowband repeater and using the determination in a handover procedure
US8483059B2 (en) 2010-09-15 2013-07-09 Accelera Mobile Broadband, Inc. Method for congestion avoidance in 4G networks
WO2013013237A1 (en) 2011-07-21 2013-01-24 Movik Networks Ran analytics, control and tuning via multi-protocol, multi-domain, and multi-rat analysis
US9001682B2 (en) * 2011-07-21 2015-04-07 Movik Networks Content and RAN aware network selection in multiple wireless access and small-cell overlay wireless access networks
US9204329B2 (en) 2011-07-21 2015-12-01 Movik Networks Distributed RAN information collection, consolidation and RAN-analytics
US20130157710A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-20 Telefonaktiebolaget LM Ericsson(pUb) Methods Providing Multipoint Communications Based on Sector Loads And Related Network Nodes
US9215180B1 (en) 2012-08-25 2015-12-15 Sprint Communications Company L.P. File retrieval in real-time brokering of digital content
US9015068B1 (en) 2012-08-25 2015-04-21 Sprint Communications Company L.P. Framework for real-time brokering of digital content delivery
JP6193407B2 (ja) * 2013-02-22 2017-09-06 リバダ ネットワークス エルエルシーRivada Networks Llc 動的スペクトル仲裁のための方法およびシステム
US9060296B1 (en) * 2013-04-05 2015-06-16 Sprint Communications Company L.P. System and method for mapping network congestion in real-time
US9648545B2 (en) * 2013-05-28 2017-05-09 Rivada Networks, Llc Methods and system for dynamic spectrum arbitrage policy driven quality of service
US9872210B2 (en) 2013-10-16 2018-01-16 At&T Mobility Ii Llc Adaptive rate of congestion indicator to enhance intelligent traffic steering
EP3103275B1 (en) * 2014-02-06 2019-05-15 Nokia Solutions and Networks Oy Border optimization in lsa
US11032735B2 (en) * 2019-08-08 2021-06-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Management of overload condition for 5G or other next generation wireless network

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247630A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Nec Corp Cdma移動通信システムの輻輳制御方式
JP2003110493A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
JP2003524944A (ja) * 1999-08-31 2003-08-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動局位置情報を利用してパイロット信号サーチ時間を短縮する方法及び装置
JP2005051767A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 携帯無線通信システムにおいてソフトハンドオーバを管理する方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0669860A (ja) 1992-08-19 1994-03-11 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおける無線チャネル輻輳制御方式
JP2002077042A (ja) 2000-08-31 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信電力制御機能を有する移動体通信システム及び移動体通信システムにおける送信電力制御方法
JP5021935B2 (ja) * 2003-06-25 2012-09-12 日本電気株式会社 移動通信システムおよびアクセス制御方法
US7251491B2 (en) * 2003-07-31 2007-07-31 Qualcomm Incorporated System of and method for using position, velocity, or direction of motion estimates to support handover decisions
EP1827048A1 (en) * 2005-01-31 2007-08-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Base station apparatus and wireless transmission method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003524944A (ja) * 1999-08-31 2003-08-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動局位置情報を利用してパイロット信号サーチ時間を短縮する方法及び装置
JP2002247630A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Nec Corp Cdma移動通信システムの輻輳制御方式
JP2003110493A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
JP2005051767A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 携帯無線通信システムにおいてソフトハンドオーバを管理する方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009212847A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujitsu Ltd 基地局、移動通信端末および移動無線通信システム
JP2011035763A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Hitachi Ltd 負荷分散方法および無線基地局制御装置
WO2012028918A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 パナソニック株式会社 マルチホップ通信システム
JP2014511090A (ja) * 2011-04-11 2014-05-01 アルカテル−ルーセント インテリジェントな輻輳存在通知サービス
WO2014083735A1 (ja) * 2012-11-29 2014-06-05 日本電気株式会社 通信制御システム、サービス管理サーバ、移動局、通信制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
JPWO2014083735A1 (ja) * 2012-11-29 2017-01-05 日本電気株式会社 通信制御システム、サービス管理サーバ、移動局、通信制御方法及びプログラム
US9591526B2 (en) 2012-11-29 2017-03-07 Nec Corporation Communication control system, service management server, mobile station, communication control method, and non-transitory computer readable medium
JP5983774B2 (ja) * 2012-12-26 2016-09-06 日本電気株式会社 通信装置及び通信制御方法
JP2016525822A (ja) * 2013-05-28 2016-08-25 リバダ ネットワークス エルエルシーRivada Networks Llc eNodeB遷移データに基づいて動的スペクトルアービトラージを実行する方法及びシステム
JP2015061131A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 富士通株式会社 無線通信装置および無線帯域制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7864727B2 (en) 2011-01-04
US20070293235A1 (en) 2007-12-20
JP4705885B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4705885B2 (ja) 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置
RU2326497C2 (ru) Способ и устройство улучшения передачи обслуживания между секторами и/или между сотами в системе беспроводной связи с несколькими несущими
JP4901800B2 (ja) 無線端末および基地局制御局ならびに無線通信システムにおけるハンドオフ制御方法
Wang et al. On the performance of spectrum handoff for link maintenance in cognitive radio
US8520639B2 (en) Apparatus and method for performing handover in advanced mobile communication system
KR20050024643A (ko) 셀룰러 이동통신 시스템에서 핸드오버 네이버 리스트 생성방법 및 장치
US20080159225A1 (en) Channel search method and system for vertical handoff in wireless network environment
CN104955016A (zh) 一种自动加入ZigBee网络的方法及终端设备
JP5051128B2 (ja) 移動無線通信システム及び同システムにおけるハンドオーバー実行方法
US20070104176A1 (en) System and method for pilot signal utilization in an environment using dynamic frequency assignment
JP4604432B2 (ja) 移動通信システム、それに用いられる移動機及びその制御方法並びにプログラム
CN106255157A (zh) 一种优化多模用户终端模式间重定向过程的方法
CN103826247A (zh) 一种异构网中对无线链路进行监测的方法
CN101626605B (zh) 一种无线系统的切换方法、系统和装置
CN103634858B (zh) 一种用户设备的切换方法、基站、用户设备和切换系统
KR101615609B1 (ko) 호핑 패턴을 활용한 클러스터 기반의 통신 방법
CN114375045A (zh) 资源池切换方法、装置、终端及网络侧设备
KR20030084497A (ko) 이동 통신 단말의 핸드오프 처리 방법
CN103368604B (zh) 一种自适应调整搜索窗的多径搜索方法和装置
JP4824485B2 (ja) 周辺情報報知方法、基地局および移動機
KR101079655B1 (ko) 핸드오버 장치와 방법
JP2010288029A (ja) 通信システム、移動管理装置、通信方法、及び通信プログラム
WO2017054600A1 (zh) 一种移动终端的移动通信网络控制方法及移动终端
Kumar et al. A proactive spectrum handoff scheme with efficient spectrum utilisation for cognitive radio ad hoc networks
CN102761907A (zh) 一种接入节点调整载频的处理方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090317

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees