JP2007335186A - 有機el表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精細化を図ることが可能な有機EL表示装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】直列に配置された複数の画素1を備えており、各画素1は、複数の画素1の配列方向に沿って直列に配列された第1ないし第3領域11,12,13を有しており、第1ないし第3領域11,12,13は、互いに異なる赤色、緑色、青色用の領域とされた、有機EL表示装置Aであって、各画素1の第1領域11と、この画素1の第1領域11側に隣り合う画素1の第3領域13とは、互いに同色用の領域とされており、かつ隣り合う画素1の第2領域12どうしは、互いに異なる色用の領域とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば赤色光、緑色光、および青色光を発光することにより、フルカラー表示が可能とされた有機EL表示装置およびその製造方法に関する。
それぞれがたとえば赤色光、緑色光、および青色光を発する複数の画素を備えることにより、所望の画像をフルカラー表示することが可能とされた有機EL表示装置が知られている。このような有機EL表示装置においては、複数の画素がマトリクス状に配置されている。これらの画素のうち、一方向に直列に配置された複数の画素においては、赤色光、緑色光、および青色光を発するための3つの領域がいずれの画素においても同じ順序で直列に配置されている。
図6〜図8は、このような有機EL表示装置の製造方法の一例を示している。これらの図は、それぞれが第1ないし第3の領域91a,91b,91cからなる複数の画素91を透明基板92上に形成する手順を示している。まず図6に示すように、複数のアノード電極93が形成された透明基板92にマスク95を対向させる。また、複数のアノード電極93上にいわゆる有機層を構成するためのホール注入層およびホール輸送層(いずれも図示示略)を形成しておく。マスク95は、たとえば金属製であり、複数の帯状の遮蔽部95aが隙間95bを隔てて配列された構成とされている。遮蔽部95aは、第1ないし第3の領域91a,91b,91cのいずれか2つ分に相当する幅とされている。隙間95bは、第1ないし第3の領域91a,91b,91cのいずれか1つ分に相当する幅とされている。透明基板92のうちマスク95の隙間95bから露出した部分に、たとえば蒸着法によって複数の赤色光発光層93Rを形成する。次いで、マスク95を図7に示す位置へとシフトさせる。そして、透明基板92のうち隙間95bから露出した部分に緑色光発光層93Gを形成する。さらに、マスク95を図8に示す位置にシフトさせた状態で、青色光発光層93Bを形成する。以上の工程により、透明基板92上に複数ずつの赤色光発光層93R、緑色光発光層93G、および青色光発光層93Bを、同じ順で繰り返し配置することができる。この後に、上記有機層を構成するための電子輸送層、電子注入層、および複数のカソード電極(いずれも図示略)などを形成することにより、フルカラー表示が可能な有機EL表示装置を形成することができる。
しかしながら、上述した有機EL表示装置には、高精細化の要請が強い。高精細化を図るためには、各画素を小型化することが必要である。これは、赤色光発光層93R、緑色光発光層93G、および青色光発光層93Bを狭幅に仕上げることを意味する。すると、マスク95の遮蔽部95aの幅を狭くすることが強いられる。マスク95を透明基板92に対向させるときには、遮蔽部95aが透明基板92に不当に接触することを回避する方策として、遮蔽部95aの長手方向に張力を与える。遮蔽部95aが狭幅になるほど、この張力によって遮蔽部95aが破断するおそれが大きくなる。また、蒸着法における加熱により、遮蔽部95aが過度に撓んでしまう場合がある。このような不具合によって、従来の有機EL表示装置においては、高精細化が阻害されていた。
再表WO2004−049286号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、高精細化を図ることが可能な有機EL表示装置およびその製造方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される有機EL表示装置は、直列に配置された複数の画素を備えており、上記各画素は、上記複数の画素の配列方向に沿って直列に配列された第1ないし第3領域を有しており、上記第1ないし第3領域は、互いに異なる第1ないし第3色用の領域とされた、有機EL表示装置であって、上記各画素の第1領域と、この画素の第1領域側に隣り合う画素の第3領域とは、互いに同色用の領域とされており、かつ隣り合う上記画素の第2領域どうしは、互いに異なる色用の領域とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、上記第1ないし第3領域のうち同色用とされた領域は、隣り合う2つの領域と1つの領域とがいずれも上記第1ないし第3領域のいずれか3つを隔てて交互に配列されることとなる。このため、上記第1ないし第3領域のうち同色用の領域を形成する場合に、上記第1ないし第3領域のいずれか3つ分に相当する幅とされた遮蔽部を有するマスクを用いることが可能である。このようなマスクを用いることにより、上記遮蔽部が破断するおそれを小さくすることができる。
本発明の第2の側面によって提供される有機EL表示装置の製造方法は、直列に配置された複数の画素を備えており、上記各画素は、上記複数の画素の配列方向に沿って直列に配列された第1ないし第3領域を有しており、上記第1ないし第3領域は、互いに異なる第1ないし第3色用の領域とされている、有機EL表示装置の製造方法であって、3つの上記領域を覆う幅を有する複数の遮蔽部が、2つの上記領域を露出させる幅とされた隙間と1つの上記領域を露出させる幅とされた隙間とを交互に挟んで配列されたマスクを用いて、上記マスクを基板に対向させた状態で、上記基板のうち上記複数の隙間から露出する部分に上記第1色用の複数の領域を形成する工程と、隣り合う第1色用の2領域を挟む1対の領域のいずれか一方を、1つの上記領域を露出させる幅とされた上記隙間から露出させるように上記マスクを位置させた状態で、上記第2色用または上記第3色用のいずれか一方用の複数の領域を形成する工程と、隣り合う第1色用の領域を挟む1対の領域の他方を、1つの上記領域を露出させる幅とされた上記隙間から露出させるように上記マスクを位置させた状態で、上記第2色用または上記第3色用の他方用の複数の領域を形成する工程と、を有することを特徴としている。
このような構成によれば、上記マスクには、上記第1ないし第3領域のいずれか3つ分に相当する幅とされた上記遮蔽部のみが含まれる。上記遮蔽部は、幅広であるほど張力や撓みによって破断するおそれが小さい。したがって、上記マスクを用いた工程において上記遮蔽部の破断や撓みによる製造中断などの不具合を抑制することができる。また、従来技術において用いられたマスクのように上記第1ないし第3領域のいずれか2つ分に相当する幅とされた遮蔽部と、本発明に用いられる上記マスクの遮蔽部とを同じ幅とすれば、従来技術に対して画素の大きさを2/3倍に小型化することが可能である。したがって、上記有機EL装置の高精細化を図ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係る有機EL表示装置の一例を示している。本実施形態の有機EL表示装置Aは、透明基板2、複数のアノード電極3、有機層4、およびカソード電極5を備えており、それぞれが第1ないし第3の領域11,12,13からなる複数の画素1からの発光状態を制御することによりフルカラー表示が可能に構成されている。複数の画素1は、図1に示すように1方向に沿って直列配置された列が、これとは垂直方向に複数配置された、いわゆるマトリクス状に配置されている。なお、図1においては、有機層4のうち赤色光発色層43R、緑色光発色層43G、および青色光発色層43B以外の要素を省略している。
透明基板2は、たとえばガラス製であり、複数のアノード電極3、複数の赤色光発色層43R、複数の緑色光発色層43G、複数の青色光発色層43B、およびカソード電極5を支持するためのものである。透明基板2の図中下面は、有機EL表示装置Aの表示領域とされている。すなわち、有機EL表示装置Aは、透明基板2を透して光を出射する、いわゆるボトムエミッション型として構成されている。
複数のアノード電極3は、有機層4に電界を与えて、ホールを注入するためのものであり、図外の電源の+極と導通している。アノード電極3は、たとえばITOからなる透明電極とされており、帯状に形成されている。
カソード電極5は、有機層4に電界を与えて、電子を注入するためのものであり、上記電源の−極に導通している。カソード電極5は、たとえばAlからなる比較的反射率が高い層とされており、帯状に形成されている。
本実施形態においては、複数のアノード電極3および複数のカソード電極5が、互いに直交しており、互いの交差部分に有機層4が挟まれている。このような構成により、有機EL表示装置Aは、いわゆるパッシブマトリクス方式によって制御されている。
有機層4は、有機化合物からなるホール注入層41、ホール輸送層42、発光層43R,43G,43B、電子輸送層44、および電子注入層45が積層された構造とされている。ホール注入層41は、有機層4へのホール注入効率を向上させる役割を有するものであり、ホール輸送層42は、発光層43R,43G,43Bへのホールの移動を効率良く行うとともに、発光層43R,43G,43Bにおける電子とホールとの再結合効率を高める役割を有するものである。ホール注入層41を構成する材料としては、たとえば銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、芳香族アミン(TPAC、2Me−TPD、α−NPDなど)を用いることができる。一方、ホール輸送層42を構成する材料としては、たとえば1,1−ビス(4−ジ−p−アミノフェニル)シクロヘキサン、ガルバゾールおよびその誘導体、トリフェニルアミンおよびその誘導体を用いることができる。
発光層43R,43G,43Bは、それぞれ赤色光、緑色光、青色光を発光する層である。発光層43R,43G,43Bは、発光物質を含んでおり、アノード電極3からのホールとカソード電極7からの電子との再結合により励起子を生成する場である。励起子が発光層43R,43G,43Bを移動する過程において発光物質が発光する。発光層43R,43G,43Bに含ませる発光物質の種類を選択することにより、赤色光、緑色光および青色光を自発光するように構成されている。上記発光物質としては、たとえばトリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体、ビス(ベンゾキノリノラト)ベリリウム錯体、ジトルイルビニルビフェニル、トリ(ジベンゾイルメチル)フェナントロリンユーロピウム錯体(Eu(DBM)3(Phen))、およびフェニルピリジンイリジウム化合物などの蛍光またはりん光性発光物質を使用することができる。もちろん、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリアルキルチオフェン、ポリフルオレン、およびこれらの誘導体などのような高分子発光物質を用いてもよい。
電子輸送層44および電子注入層45は、発光層43R,43G,43Bを覆うようにして、電子輸送層44、電子注入層45の順序で積層されている。電子注入層45は、有機層4への電子注入効率を向上させる役割を有するものであり、電子輸送層44は、発光層43R,43G,43Bへの電子の移動を効率良く行うとともに、発光層43R,43G,43Bにおける電子とホールとの再結合効率を高める役割を有するものである。電子輸送層44および電子注入層45を構成する材料としては、たとえばアントラキノジメタン、ジフェニルキノン、ペリレンテトラカルボン酸、トリアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、ベンズオキサゾール、およびこれらの誘導体を用いることができる。
本実施形態においては、隣り合う画素1の隣り合う第1領域11と第3領域13とには、発光層43R,43G,43Bのうち同色用のものが形成されている。そして、隣り合う第1領域11および第3領域13に形成された発光層43R,43G,43Bは、図中左方から右方に向けて赤、青、緑の順に繰り返し配置されている。また、画素1の第2領域12には、その画素1の第1領域11および第3領域13とは異なる色用の発光層43R,43G,43Rが形成されている。複数の発光層43R,43G,43Bをこのような配置とすることにより、画素1は、いずれも発光層43R,43G,43Bを1つずつ有するものとなっている。
アノード電極3、有機層4、およびカソード電極5は、保護層6によって覆われている。保護層8は、たとえばSiO2からなる透明な絶縁性膜とされている。
次に、有機EL表示装置Aの製造方法の一例について、図3〜図5を参照しつつ以下に説明する。
まず、図3に示すようにマスクMを用意する。マスクMは、たとえば金属製であり、複数の遮蔽部Maを有している。遮蔽部Maは、紙面垂直方向に延びる帯状であり、領域11,12,13のいずれか3つ分に相当する幅とされている。複数の遮蔽部Maは、複数の隙間Mb1,Mb2を隔てて配列されている。隙間Mb1は、領域11,12,13のいずれか1つ分に相当する幅とされている。隙間Mb2は、領域11,12,13のいずれか2つ分に相当する幅とされている。隙間Mb1と隙間Mb2とは、1つずつ交互に配置されている。本図に示すように、あらかじめ透明基板2に複数のアノード電極3を形成しておく。また、本図においては省略されているが、図2に示されたホール注入層41およびホール輸送層42を形成しておく。そして、隙間Mb1から第2領域12のいずれかを露出させ、隙間Mb2から隣り合う第1領域11および第3領域13を露出させるようにマスクMを透明基板2に対向させる。この状態で、たとえば蒸着法を用いることにより、第1ないし第3領域11,12,13のうち複数の隙間Mb1,Mb2から露出したものに複数の赤色光発色層43Rを形成する。この工程によって形成された複数の赤色光発色層43Rは、隣り合う第1領域11および第3領域13を覆う2つの赤色光発色層43Rと第2領域12を覆う1つの赤色光発色層43Rとが領域11,12,13のいずれか3つを挟んで交互に配置される。
次に、図4に示すようにマスクMを透明基板2に沿ってシフトさせる。この際、隣り合っている2つの赤色光発色層43Rの図中右隣に位置する第2領域12を隙間Mb1から露出させるようにマスクMをシフトさせる。このシフトは、言い換えれば、すでに形成された複数の赤色光発色層43Rのうち隣り合っていない1つの赤色光発色層43Rの図中右隣に位置する第3領域13および第1領域11を隙間Mb2から露出させるようにマスクMを位置させるものである。この状態で、隙間Mb1,Mb2から露出した第1ないし第3領域11,12,13に複数の緑色光発光層43Gを形成する。
次に、図5に示すようにマスクMを透明基板2に沿って再度シフトさせる。この際、隣り合っている2つの赤色光発色層43Rの図中左隣に位置する第2領域12を隙間Mb1から露出させるようにマスクMをシフトさせる。このシフトは、言い換えれば、すでに形成された複数の赤色光発色層43Rのうち隣り合っていない1つの赤色光発色層43Rの図中左隣に位置する第1領域11および第3領域13を隙間Mb2から露出させるようにマスクMを位置させるものである。このシフトによって、複数の領域11,12,13のうち、これまでの工程において発光層43R,43Gが形成されていないものすべてが、複数の隙間Mb1,Mb2から露出する。この状態で、複数の青色光発光層43Bを形成する。以上の工程を経ることにより、隣り合う第1領域11および第3領域13には、2つずつの発光層43R,43G,43Bが、図中左方から右方に向けて赤、青、緑の固定された順序で形成される。また、第2領域12には、発光層43R,43G,43Bのうちその画素の第1領域11および第3領域13とは異なる色のものが形成されている。この結果、各画素1の第1ないし第3領域11,12,13には、互いに異なる色用の発光層43R,43G,43Bが形成されることとなる。
そして、発光層43R,43G,43Bを形成した後には、既知の手法によって、電子輸送層44、電子注入層45、カソード電極5、および保護層6を順次形成することにより、図1に示す有機EL表示装置Aが得られる。
次に、有機EL表示装置Aの作用について説明する。
本実施形態によれば、発光層43R,43G,43Bを製造するためのマスクMは、遮蔽部Maとして領域11,12,13のいずれか3つ分に相当する幅とされたものしか含まないものとなる。このため、従来技術による例のように領域11,12,13のいずれか2つ分に相当する幅とされた遮蔽部と比較して、張力などによって破断するおそれが小さい。たとえば、従来技術による遮蔽部と本実施形態の遮蔽部Maとの幅寸法を同じとすれば、従来技術による構成に対して本実施形態の有機EL表示装置Aの画素1を2/3倍の大きさに小型化することが可能である。したがって、有機EL表示装置Aの高精細化を図ることができる。
また、発光層43R,43G,43Bを上述した配置とすることにより、発光層43R,43G,43Bを形成するマスクMを、各色共通とすることが可能である。これにより、各色に専用のマスクを用意する必要がなく、作業効率を低下させることもない。
本発明に係る有機EL表示装置およびその製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る有機EL表示装置およびその製造方法の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述した実施形態における発光層43R,43G,43Bの配置は本発明における第1ないし第3色の配列の一例である。本発明で言う第1ないし第3色のそれぞれには、赤色、緑色、青色のうち任意の色を割り当てればよい。この割り当てによって、図1に示す断面図における図中左右方向の色順が異なるものとなるが、本発明に係る色配列とすれば、上述した高精細化の効果が奏される。また、隣り合う第1領域11および第3領域13に形成された2つの発光層43R,43G,43Bは、説明の便宜上互いに独立した発光層として示されているが、2つの発光層43R,43G,43Bを互いに連結された2つ分のサイズを有する発光層としてもよい。
上述した実施形態においては、領域11,12,13の色分けを発光層43R,43G,43Bによって行っているが、本発明はこれに限定されない。領域11,12,13から発せられる光の色を決定付ける要素を上記実施形態と類似の手法によって形成可能であれば本発明を適用することができる。フルカラー表示を実現するための第1ないし第3色としては、赤色、緑色、青色に限定されない。
本発明に係る有機EL表示装置の一例を示す要部断面図である。 本発明に係る有機EL表示装置の一例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す有機EL表示装置の製造方法の一例において、赤色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。 図1に示す有機EL表示装置の製造方法の一例において、緑色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。 図1に示す有機EL表示装置の製造方法の一例において、青色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。 従来の有機EL表示装置の製造方法の一例において、赤色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。 従来の有機EL表示装置の製造方法の一例において、緑色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。 従来の有機EL表示装置の製造方法の一例において、青色光発光層を形成する工程を示す要部断面図である。
符号の説明
A 有機EL表示装置
M マスク
Ma 遮蔽部
Mb1,Mb2 隙間
1 画素
2 透明基板
3 アノード電極
4 有機層
5 カソード電極
6 保護層
11 第1領域
12 第2領域
13 第3領域
41 ホール注入層
42 ホール輸送層
43R 赤色光発光層
43G 緑色光発光層
43B 青色光発光層
44 電子輸送層
45 電子注入層

Claims (2)

  1. 直列に配置された複数の画素を備えており、
    上記各画素は、上記複数の画素の配列方向に沿って直列に配列された第1ないし第3領域を有しており、
    上記第1ないし第3領域は、互いに異なる第1ないし第3色用の領域とされた、有機EL表示装置であって、
    上記各画素の第1領域と、この画素の第1領域側に隣り合う画素の第3領域とは、互いに同色用の領域とされており、かつ
    隣り合う上記画素の第2領域どうしは、互いに異なる色用の領域とされていることを特徴とする、有機EL表示装置。
  2. 直列に配置された複数の画素を備えており、
    上記各画素は、上記複数の画素の配列方向に沿って直列に配列された第1ないし第3領域を有しており、
    上記第1ないし第3領域は、互いに異なる第1ないし第3色用の領域とされている、有機EL表示装置の製造方法であって、
    3つの上記領域を覆う幅を有する複数の遮蔽部が、2つの上記領域を露出させる幅とされた隙間と1つの上記領域を露出させる幅とされた隙間とを交互に挟んで配列されたマスクを用いて、
    上記マスクを基板に対向させた状態で、上記基板のうち上記複数の隙間から露出する部分に上記第1色用の複数の領域を形成する工程と、
    隣り合う第1色用の2領域を挟む1対の領域のいずれか一方を、1つの上記領域を露出させる幅とされた上記隙間から露出させるように上記マスクを位置させた状態で、上記第2色用または上記第3色用のいずれか一方用の複数の領域を形成する工程と、
    隣り合う第1色用の領域を挟む1対の領域の他方を、1つの上記領域を露出させる幅とされた上記隙間から露出させるように上記マスクを位置させた状態で、上記第2色用または上記第3色用の他方用の複数の領域を形成する工程と、を有することを特徴とする、有機EL表示装置の製造方法。
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