JP2007334180A - 画像投写装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時の利便性を向上させることが可能な画像投写装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】制御部20は、画像供給装置PCとの無線LANによる接続が確立すると、ランプ駆動部25に指示をして、光源111を点灯させる。画像供給装置PCから無線通信によって送信された画像データは、画像データ処理部23によって処理された後、画像投写部10に送られ、画像データに応じた画像がスクリーンSC等に投写される。また、制御部20は、画像の投写中に、画像供給装置PCから切断要求コマンドを受信すると、所定の切断処理を実施し、これによって画像供給装置PCとの接続が切断されると、ランプ駆動部25に指示をして、光源111を消灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して画像データを受信し、当該画像データに応じた画像を投写する画像投写装置及びその制御方法に関する。
光源から射出された光を、外部の画像供給装置から入力された画像データに応じて変調し、スクリーン等に画像を投写する画像投写装置において、画像データの入力の有無に応じて、光源の点灯や消灯を制御する画像投写装置(プロジェクタ)が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のプロジェクタは、画像データが入力された際に光源を点灯させ、画像データの入力がないときに光源を消灯させることにより、ユーザによる光源の点灯や消灯操作を不要とし、利便性を向上させている。
特開2001−133880号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタは、画像供給装置からビデオケーブルを介して画像データが入力される構成であるため、プロジェクタや画像供給装置の設置位置が制限されるうえ、画像供給装置を切り替える際には、ビデオケーブルを接続し直す作業を行わなければならなかった。
一方、画像供給装置から無線通信によって画像データを受信し、当該画像データに応じた画像を投写可能なプロジェクタが実現されている。しかしながら、ユーザは画像供給装置の操作とは別に、離れた位置に設置されたプロジェクタのオン・オフ操作を行わなければならないため、利便性の向上が望まれていた。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、使用時の利便性を向上させることが可能な画像投写装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の画像投写装置は、外部の画像供給装置から受信した画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置であって、前記画像供給装置にネットワーク接続され、前記画像供給装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記光源から射出された光を、前記通信部で受信した前記画像データに応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、前記通信部と前記画像供給装置との接続状態に応じて前記光源の点灯状態を制御する光源制御部とを有することを特徴とする。
この画像投写装置によれば、通信部がネットワークを介して画像データを受信する構成であるため、ビデオケーブルの接続作業が不要になるうえ、光源制御部が、通信部と画像供給装置との接続状態に応じて光源の点灯状態を制御するため、ユーザが光源の点灯・消灯作業を行う必要がなくなり、使用時の利便性が向上する。また、通信部が画像供給装置とネットワーク接続されていない場合に、光源を消灯しておくことが可能となるため、光源の点灯に伴う電力消費を抑制することが可能となる。なお、本明細書における「接続状態」とは、ネットワーク接続が確立した状態か切断された状態かを表すものであるが、これに加えて、ネットワーク接続を確立するための処理の一部、或いは切断するための処理の一部がなされたか否かをも表すものとする。
この画像投写装置において、前記光源制御部は、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続が確立した場合に、前記光源を点灯させることが望ましい。
この画像投写装置によれば、ネットワーク接続が確立した場合に、光源制御部が光源を点灯させるため、ユーザが光源の点灯作業を行う必要がなくなる。また、ネットワーク接続が確立するまでは、光源が消灯していることになるため、電力消費を抑制することが可能となる。
この画像投写装置において、前記光源制御部は、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を行うための接続要求を受信した場合に、前記光源を点灯させるようにしてもよい。
この画像投写装置によれば、画像供給装置から接続要求を受信した場合に、光源制御部が光源を点灯させるため、ユーザが光源の点灯作業を行う必要がなくなる。また、画像供給装置から接続要求を受信するまでは、光源が消灯していることになるため、電力消費を抑制することが可能となる。
この画像投写装置において、前記光源制御部は、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続が切断された場合に、前記光源を消灯させることが望ましい。
この画像投写装置によれば、ネットワーク接続が切断された場合に、光源制御部が光源を消灯させるため、ユーザが光源の消灯作業を行う必要がなくなる。また、ネットワーク接続が切断された後には光源が消灯するため、電力消費を抑制することが可能となる。
この画像投写装置において、前記光源制御部は、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を切断するための切断要求を受信した場合に、前記光源を消灯させるようにしてもよい。
この画像投写装置によれば、画像供給装置から切断要求を受信した場合に、光源制御部が光源を消灯させるため、ユーザが光源の消灯作業を行う必要がなくなる。また、画像供給装置から切断要求を受信した後には光源が消灯するため、電力消費を抑制することが可能となる。
この画像投写装置において、前記光源は、固体光源であることが望ましい。
この画像投写装置によれば、光源に、瞬時点灯が可能な固体光源(例えば、発光ダイオードやレーザ光源等)を用いているため、点灯後すぐに安定した投写が可能となり、使用時の利便性がさらに向上する。
本発明の画像投写装置の制御方法は、ネットワーク接続された外部の画像供給装置から画像データを受信して、前記画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置の制御方法であって、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を行うための接続要求を受信する第1の工程と、前記第1の工程で受信した接続要求に応じて、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続を確立する第2の工程と、前記第1の工程、又は前記第2の工程の後に、前記光源を点灯させる第3の工程とを有することを特徴とする。
この画像投写装置の制御方法によれば、ネットワークを介して画像データを受信する構成であるため、ビデオケーブルの接続作業が不要になるうえ、接続要求の受信後、或いはネットワーク接続の確立後に光源を点灯させるため、ユーザが光源の点灯作業を行う必要がなくなり、使用時の利便性が向上する。
本発明の画像投写装置の制御方法は、ネットワーク接続された外部の画像供給装置から画像データを受信して、前記画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置の制御方法であって、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を切断するための切断要求を受信する第4の工程と、前記第4の工程で受信した切断要求に応じて、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続を切断する第5の工程と、前記第4の工程、又は前記第5の工程の後に、前記光源を消灯させる第6の工程とを有することを特徴とする。
この画像投写装置の制御方法によれば、ネットワークを介して画像データを受信する構成であるため、ビデオケーブルの接続作業が不要になるうえ、切断要求の受信後、或いはネットワーク接続の切断後に光源を消灯させるため、ユーザが光源の消灯作業を行う必要がなくなり、使用時の利便性が向上する。
また、上述した画像投写装置及びその制御方法が、画像投写装置に備えられたコンピュータを用いて構築されている場合には、本発明は、その機能を実現するためのプログラム、或いは当該プログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物、画像投写装置の内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、及び外部記憶装置等、前記コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
以下、本発明の実施形態に係る画像投写装置について、図面を参照して説明する。
図1は、画像投写装置としてのプロジェクタの概略構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、プロジェクタ1は、画像の投写を行う画像投写部10、制御部20、入力操作部21、通信部22、画像データ処理部23、ライトバルブ駆動部24、ランプ駆動部25等を備えている。
まず、画像投写部10について説明する。
画像投写部10は、光源111、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140B、投写光学系としての投写レンズ160等によって構成されており、外部のスクリーンSC等に向けて画像を投写することができる。
図2は、画像投写部10の構成をより詳細に示す構成図であり、光源111から射出された光がスクリーンSCに至るまでの光路を示している。
図2に示すように、画像投写部10は、照明光学系110と、色光分離光学系120と、リレー光学系130と、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bと、クロスダイクロイックプリズム150と、投写レンズ160とを備えている。
照明光学系110は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源ランプからなる光源111と、第1のレンズアレイ112と、第2のレンズアレイ113と、偏光変換素子114と、重畳レンズ115とを備えている。光源111から射出された光束は、微小なレンズ112aがマトリクス状に配置された第1のレンズアレイ112によって多数の微小な光束に分割される。第2のレンズアレイ113及び重畳レンズ115は、分割された光束のそれぞれが、照明対象である3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの全体を照射するように備えられている。このため、各光束が液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで重畳され、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの全体がほぼ均一に照明される。
偏光変換素子114は、光源111からの光を液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで効率よく利用可能とするため、特定の偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。照明光学系110を射出した偏光光は、色光分離光学系120に入射する。
色光分離光学系120は、第1のダイクロイックミラー121と、第1の反射ミラー122と、第2のダイクロイックミラー123とを備えており、照明光学系110から射出された光を、波長域の異なる3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー121は、略赤色の光を透過させるとともに、透過する光よりも短波長の光を反射する。第1のダイクロイックミラー121を透過した赤色光Rは、第1の反射ミラー122で反射されて赤色光用の液晶ライトバルブ140Rを照明する。
第2のダイクロイックミラー123は、略青色の光を透過するとともに、透過する光よりも長波長の光を反射する。このため、第1のダイクロイックミラー121で反射された光のうち、緑色光Gは、第2のダイクロイックミラー123によって反射されて緑色光用の液晶ライトバルブ140Gを照明する。また、青色光Bは、第2のダイクロイックミラー123を透過し、リレー光学系130を通過して、青色光用の液晶ライトバルブ140Bを照明する。
なお、青色光Bの経路は、他の色光の経路に比べて長くなってしまうことから、光束の発散によって液晶ライトバルブ140Bへの照明効率が低下するのを抑制するために、青色光Bの経路には、リレー光学系130が設けられている。リレー光学系130は、入射側レンズ131と、第2の反射ミラー132と、リレーレンズ133と、第3の反射ミラー134と、射出側レンズ135とを備えている。色光分離光学系120から射出した青色光Bは、入射側レンズ131によってリレーレンズ133の近傍で収束し、射出側レンズ135に向けて発散する。
液晶ライトバルブ140R,140G,140Bのそれぞれは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル141を備えており、液晶パネル141の内面には、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能な透明電極(画素電極)がマトリクス状に形成されている。また、液晶パネル141の入射側表面及び射出側表面には、それぞれ入射側偏光板142及び射出側偏光板143が備えられている。入射側偏光板142及び射出側偏光板143は、それぞれ特定の偏光方向の偏光光のみを透過可能であり、入射側偏光板142は、偏光変換素子114によって揃えられた偏光方向の偏光光を透過可能となっている。このため、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bに入射する各色光の大部分は入射側偏光板142を透過して、液晶パネル141に入射する。
ここで、液晶パネル141の各画素に、画像データに応じた駆動電圧が印加されると、液晶パネル141に入射した光は、駆動電圧に応じて変調され、画素毎に異なる偏光方向を有した偏光光となる。この偏光光のうち、射出側偏光板143を透過可能な偏光成分のみが液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出される。つまり、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bが、画像データに応じて、画素毎に異なる透過率で入射光を透過させることによって、階調を有する画像光が色光毎に形成される。液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出した各色光からなる画像光は、クロスダイクロイックプリズム150に入射する。
クロスダイクロイックプリズム150は、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出された各色の画像光を、画素毎に合成してカラー画像を表す画像光を形成する。クロスダイクロイックプリズム150によって合成された画像光は、投写レンズ160によってスクリーンSC等に拡大投写され、画像として表示される。
図1に戻って、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリ等からなるROM(Read Only Memory)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を備え、CPUがROMに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクタ1の動作を統括制御するコンピュータとして機能する。
入力操作部21は、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えており、ユーザが入力操作部21の各操作キーを操作すると、入力操作部21は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を入力操作部21として備えた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
通信部22は、パーソナルコンピュータ等の外部の画像供給装置PCとの間で無線によるデータ通信(無線通信)を行うためのインターフェイスである。本実施形態の通信部22は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)をプロトコルとして用いた無線LAN(Local Area Network)によって、画像供給装置PCにネットワーク接続(無線LAN接続)することができるようになっており、無線LAN接続された画像供給装置PCとの間で、コマンドやデータの送受信を行うことができる。また、通信部22は、画像供給装置PCから受信したデータに画像データが含まれる場合には、これを抽出して画像データ処理部23に出力する。
画像データ処理部23は、通信部22から入力された画像データに対して、データ形式の変換や、解像度を液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの解像度(画素数)に合わせる解像度変換、輝度調整、コントラスト調整、シャープネス調整等の各種画質調整、或いは、メニューやメッセージ等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を合成する処理等を施し、処理後の画像データをライトバルブ駆動部24に出力する。ライトバルブ駆動部24が、この画像データに基づいて液晶ライトバルブ140R,140G,140Bを駆動することにより、画像投写部10から画像データに応じた画像が投写される。
ランプ駆動部25は、制御部20の指示に基づいて、光源111に対する電源の供給や停止を行うことにより、光源111の点灯や消灯を行うものであり、制御部20とランプ駆動部25とが、本発明の光源制御部に相当する。
次に、本実施形態のプロジェクタ1の動作について、図面を参照して説明する。
図3は、プロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザの操作によりプロジェクタ1に電源が投入されると、プロジェクタ1は、図3に示すフローに従って動作を行う。
図3に示すように、ステップS201では、制御部20は、ROMに記憶された制御プログラムに従って起動処理(各種初期化処理)を行った後、装置をスタンバイ状態として、入力操作部21に対するユーザの入力操作や、通信部22に対するコマンド入力を待機する。
ステップS202では、制御部20は、画像供給装置PCから、通信可能なプロジェクタを検索するための検索コマンドが入力されたか否かを判断し、検索コマンドが入力されるまで当該ステップS202を繰り返す。検索コマンドが入力されると、ステップS203に移行する。
検索コマンドが入力されてステップS203に移行した場合には、制御部20は、検索コマンドを送信した画像供給装置PCに対して、MACアドレス等、プロジェクタ1の固有情報を検索応答として通信部22から送信する。
ステップS204では、制御部20は、画像供給装置PCから、無線通信を行うための接続要求コマンドが入力されたか否かを判断し、接続要求コマンドが入力されるまで当該ステップS204を繰り返す。接続要求コマンドが入力されると、ステップS205に移行する。ここで、画像供給装置PCが送信する接続要求コマンドには、プロジェクタ1から検索応答として受信したプロジェクタ1の固有情報等が含まれる。このため、画像供給装置PCは、複数のプロジェクタから検索応答を受信した場合には、その中から所望の通信相手(プロジェクタ)をユーザに選択させ、選択されたプロジェクタの固有情報をこの接続要求コマンドに含めることにより、通信相手を指定することができる。
接続要求コマンドが入力されてステップS205に移行した場合には、制御部20は、画像供給装置PCへの接続処理を実行する。具体的には、制御部20は、接続要求コマンドに含まれるプロジェクタの固有情報が自己の固有情報と一致しているか否かを確認し、一致している場合には、自己のIPアドレスを設定してこのIPアドレスを接続応答として画像供給装置PCに送信する。これにより、画像供給装置PCとの間でTCP/IPを用いた無線LAN接続(アドホックモード)が確立し、画像供給装置PCからのデータの受信が可能となる。
ステップS206では、制御部20は、ステップS205で無線LAN接続が確立したのを受けて、ランプ駆動部25に対して光源111の点灯を指示する。この結果、光源111が点灯し、画像の投写が可能な状態となる。
ステップS207では、制御部20が通信部22に指示をして、画像供給装置PCから入力されるデータの中から画像データを抽出させて、これを画像データ処理部23に出力させることにより、当該画像データに応じた画像が画像投写部10から投写される。
ステップS208では、制御部20は、画像供給装置PCから、無線LAN接続を切断するための切断要求コマンドが入力されたか否かを判断する。切断要求コマンドは、ユーザが画像投写の終了を表す操作を画像供給装置PCに対して行った場合に、画像供給装置PCから送信されるコマンドである。切断要求コマンドが入力されていない場合には、ステップS207に戻って画像の投写を継続し、切断要求コマンドが入力された場合には、ステップS209に移行する。
切断要求コマンドが入力されてステップS209に移行した場合には、制御部20が、所定の切断処理を実行した後、画像供給装置PCに対して切断完了コマンドを送信することにより、無線LAN接続が切断される。その後、ステップS210では、制御部20は、ランプ駆動部25に指示をして光源111を消灯させた後、スタンバイ状態に移行して処理を終了する。
なお、画像の投写を行っている途中で、意図せずに、即ち切断要求コマンドを受信することなく無線LAN接続が切断された場合には、制御部20は、光源111を点灯させた状態のまま、画像供給装置PCから再接続のための接続要求コマンドが入力されるのを所定時間待機し、所定時間が経過しても接続要求コマンドが入力されない場合には、光源111を消灯させて、スタンバイ状態に移行する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、ネットワークを介して画像データを受信する構成であるため、ビデオケーブルの接続作業が不要になるうえ、制御部20が、画像供給装置PCと通信部22との接続状態(ネットワーク接続が確立した状態か否か)に応じて光源の点灯状態を制御するため、ユーザが光源の点灯・消灯作業を行う必要がなくなり、使用時の利便性が向上する。
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、無線LANを用いた無線通信によって画像データを受信する構成のため、ネットワークケーブルの接続作業も不要となり、画像供給装置PCやプロジェクタ1の設置の自由度がより高まる。
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、無線LANによる接続が確立した場合に、制御部20がランプ駆動部25に指示をして光源111を点灯させるため、入力操作部21を用いた光源111の点灯作業をユーザ自身が行う必要がなくなる。また、接続が確立するまでは、光源111が消灯していることになるため、電力消費を抑制することが可能となる。
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、無線LANによる接続が切断された後に、制御部20がランプ駆動部25に指示をして光源111を消灯させるため、入力操作部21を用いた光源111の消灯作業をユーザ自身が行う必要がなくなる。また、接続が切断された後には光源111が消灯するため、電力消費をさらに抑制することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、画像供給装置PCとプロジェクタ1との無線通信を、アクセスポイントを介さないアドホックモードで行う例を示しているが、アクセスポイントを介した通信を行うインフラストラクチャモード(アクセスポイントモード)で行うようにしてもよい。また、無線通信としては、無線LANに限られず、Bluetooth(登録商標)やUWB(Ultra wide band)等、他の通信形態を用いるようにしてもよい。また、通信形態は、無線通信に限られず、有線ネットワークで通信を行う形態にも適用可能である。
前記実施形態では、ステップS205で画像供給装置PCとの無線LAN接続が確立したのを受けて、ステップS206で光源111を点灯するようにしているが、接続の確立を待つことなく、接続要求コマンドを受信したことを受けて、光源111を点灯するようにしてもよい。
前記実施形態では、ステップS209で無線LAN接続を切断した後に、ステップS210で光源111を消灯するようにしているが、接続の切断を待つことなく、切断要求コマンドを受信したことを受けて、光源111を消灯するようにしてもよい。
前記実施形態では、通信部22の接続状態に応じて、光源111の点灯及び消灯の両方を実施可能な構成としているが、いずれか一方のみを接続状態に応じて実施し、他方を手動操作で行うようにしてもよい。
前記実施形態では、ネットワーク接続が確立した直後に光源111を点灯し、ネットワーク接続が切断された直後に光源111を消灯するようにしているが、接続又は切断されてから所定時間が経過した後に点灯又は消灯するようにしてもよい。
前記実施形態では、意図せずにネットワーク接続が切断された場合には、所定時間待機した後に光源111を消灯するようにしているが、切断後すぐに消灯するようにしてもよいし、切断後も点灯状態を維持するようにしてもよい。
前記実施形態では、光源111として放電型光源ランプを用いているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源や半導体レーザ光源、エレクトロルミネッセンス等、瞬時点灯が可能な固体光源を用いるようにしてもよい。この場合には、光源の点灯後すぐに安定した画像投写が可能となるとともに、消灯後すぐに再点灯させることも可能となり、使用時の利便性がさらに向上する。
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ140R,140G,140Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
また、本発明に係るプロジェクタ1の実際のハードウェア構成としては、様々な態様が考えられる。例えば、光源111と、画像データ処理部23と、ライトバルブ駆動部24と、ランプ駆動部25と、これらの動作を制御する制御部20の一部とでメインユニットを構成し、入力操作部21と、通信部22と、これらの動作の制御やネットワークの接続処理等を行う制御部20の一部とでサブユニットを構成するようにしてもよい。この場合、スタンバイ状態のときには、サブユニットのみが動作する状態とし、サブユニットが、接続要求に応じてネットワーク接続を確立させた後にメインユニットを動作させるようにすればよい。
前記実施形態では、画像投写装置として、外部のスクリーンSC等に画像を投写するプロジェクタ1について説明しているが、透過型のスクリーンが一体的に備えられ、その背面側から画像を投写するリアプロジェクタ(リアプロジェクションテレビ等)にも適用可能である。
プロジェクタの概略構成を説明するためのブロック図。 画像投写部の構成をより詳細に示す構成図。 プロジェクタの動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタ、10…画像投写部、20…制御部、21…入力操作部、22…通信部、23…画像データ処理部、24…ライトバルブ駆動部、25…ランプ駆動部、110…照明光学系、111…光源、140R,140G,140B…液晶ライトバルブ、160…投写レンズ、PC…画像供給装置、SC…スクリーン。

Claims (8)

  1. 外部の画像供給装置から受信した画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置であって、
    前記画像供給装置にネットワーク接続され、前記画像供給装置との間でデータ通信を行う通信部と、
    前記光源から射出された光を、前記通信部で受信した前記画像データに応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、
    前記通信部と前記画像供給装置との接続状態に応じて前記光源の点灯状態を制御する光源制御部と、
    を有することを特徴とする画像投写装置。
  2. 請求項1に記載の画像投写装置であって、前記光源制御部は、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続が確立した場合に、前記光源を点灯させることを特徴とする画像投写装置。
  3. 請求項1に記載の画像投写装置であって、前記光源制御部は、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を行うための接続要求を受信した場合に、前記光源を点灯させることを特徴とする画像投写装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投写装置であって、前記光源制御部は、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続が切断された場合に、前記光源を消灯させることを特徴とする画像投写装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投写装置であって、前記光源制御部は、前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を切断するための切断要求を受信した場合に、前記光源を消灯させることを特徴とする画像投写装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像投写装置であって、前記光源は、固体光源であることを特徴とする画像投写装置。
  7. ネットワーク接続された外部の画像供給装置から画像データを受信して、前記画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置の制御方法であって、
    前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を行うための接続要求を受信する第1の工程と、
    前記第1の工程で受信した接続要求に応じて、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続を確立する第2の工程と、
    前記第1の工程、又は前記第2の工程の後に、前記光源を点灯させる第3の工程と、
    を有することを特徴とする画像投写装置の制御方法。
  8. ネットワーク接続された外部の画像供給装置から画像データを受信して、前記画像データに基づき、光源から射出された光を変調して投写する画像投写装置の制御方法であって、
    前記画像供給装置から、前記ネットワーク接続を切断するための切断要求を受信する第4の工程と、
    前記第4の工程で受信した切断要求に応じて、前記画像供給装置との前記ネットワーク接続を切断する第5の工程と、
    前記第4の工程、又は前記第5の工程の後に、前記光源を消灯させる第6の工程と、
    を有することを特徴とする画像投写装置の制御方法。
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