JP2007332835A - ロータリー式圧送装置 - Google Patents

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三井百合夫
Yoshihiro Takahara
高原義弘
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Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】構造の簡略化と構成部品点数の削減を図り、円滑で効率のよいポンプ圧送が可能であることこと。
【解決手段】ポンプ本体10のポンプ室11内に回転軸30を偏倚して設け、前記回転軸30にブレード40を回転軸30の径方向に向けて進退可能に嵌挿し、回転軸30に対して径方向の進退を許容しつつ連続回転可能に構成したブレード40と、ポンプ室11の内周面および回転軸30の外周面との対向面間に形成したシール部とによりポンプ室を複数の室に区画した。
【選択図】図2

Description

本発明はシールドマシンで掘削した掘削土、泥土、或いは汚泥等の各種流動体をポンプ輸送するロータリー式圧送装置に関するものである。
ポンプ本体と、このポンプ本体の駆動部とから構成される、回転容積型のロータリーポンプ装置は、特許文献1により開示されている。
図10〜図12を基に従来のロータリーポンプ装置について説明すると、ポンプ本体90はその内部に円筒状のポンプ室91を形成していると共に、このポンプ室91に連通して取込口92と吐出口93を夫々形成している。
ポンプ室91内には一対のブレード94a,95aを収容していて、駆動部を構成する一対のモータ94b,95bにより、回転と回転停止を個別に制御できるようになっている。
掘削土を圧送するには、まず、図10に示すように、一方のブレード94aが吐出口93を閉塞しない位置で停止状態を保ち、他方のブレード95aが反時計方向に回転することで、回転方向の前面側の掘削土を吐出口93へ押し出して排出する工程と、取込口92を通じてポンプ室91内に掘削土を取込む工程が同時に進行する。
さらに、図11に示すように、他方のブレード95aが一方のブレード94aの位置に到達する直前に、ポンプ室91内の掘削土を吐出口93を通じて排出する工程と、取込口92を通じてポンプ室91内に掘削土を取込む工程が同時に進行する。このとき、一方のブレード94aは吐出口93を閉塞しない位置で停止している。
このように、一対のブレード94a,95aが交互に回転することで、掘削土を圧送している。
特開2000−96988号公報
前記した従来のロータリーポンプ装置にあってはつぎの問題点がある。
(1)各ブレード94a,95aは間欠的に回転制御される。
そのため、待機状態から回転を再開する際に各ブレード94a,95aに負荷が繰り返し作用することから、各ブレード94a,95aや、回転軸との接続部を負荷に耐え得るように高強度に設計する必要がある。
(2)従来のロータリーポンプ装置は間欠的な圧送となるため、効率のよい輸送とは言えない。
(3)ブレード94a,95aが一対必要であるだけでなく、これらの各ブレード94a,95aを個別制御するために一対のモータ94b,95bが必要である。
さらに、各ブレード94a,95aの回転軸94c,95cを同軸線上に位置して回転可能に設置するために複雑な構造になっている。
これらは、ロータリーポンプ装置のコストアップの大きな要因になっている。
(4)以上のことから、従来のロータリーポンプ装置に代わる、高性能で商品価値の高い圧送装置の提案が切望されている。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところはつぎの何れかひとつのロータリー式圧送装置を提供することにある。
(1)構造の簡略化と構成部品点数の削減を行なってロータリー式圧送装置の低コスト化を図ること。
(2)円滑で効率のよいポンプ圧送が可能であること。
(3)連続的で揚程の出ること。
本願の第1発明は、ポンプ室内で回転軸と一体に回転するブレードを内蔵すると共に、ポンプ室に連通して取込口と吐出口を形成したポンプ本体と、回転軸を回転駆動する駆動部とを具備した回転容積型のロータリー式圧送装置であって、前記ポンプ本体のポンプ室内に回転軸を偏倚して設け、前記回転軸にブレードを回転軸の径方向に向けて進退可能に嵌挿し、回転軸に対して径方向の進退を許容しつつ連続回転可能に構成したブレードと、ポンプ室の内周面および回転軸の外周面との対向面間に形成したシール部とにより前記ポンプ室を複数の室に区画したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本願の第2発明は、前記第1発明において、前記ブレードをポンプ室に内接可能な単数の板体で構成したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本願の第3発明は、前記第1発明において、前記ブレードをポンプ室に内接可能な複数の分割ブレードで構成し、前記各分割ブレードを回転軸の径方向に向けて進退可能に嵌挿したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本願の第4発明は、前記第3発明において、前記分割ブレードの間に弾性材を介在したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本願の第5発明は、前記第1発明乃至第3発明の何れかにおいて、前記回転軸をポンプ本体の取込口と吐出口の間の部位へ接近する方向へ偏倚したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本願の第6発明は、前記第1発明乃至第5発明の何れかにおいて、前記ポンプ室の断面形状を変形した円形に形成したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置を提供する。
本発明はつぎのいずれかひとつの効果を奏する。
(1)単数の回転軸を対象に回転駆動するため駆動部がひとつでよい。そのため、ロータリー式圧送装置の構成部品点数の削減が可能となって、省スペース化と低コスト化が図れる。
(2)回転軸に対してブレード、または分割ブレードが径方向に進退しながら回転することで、被搬送物の連続取込工程と、被搬送物の連続吐出工程を並行して行なえる。
したがって、連続加圧による連続吐出(連続圧送)が可能となって、円滑で効率のよいポンプ圧送が可能となるだけでなく、揚程性能を大幅に改善できる。
(3)ブレード、または分割ブレードの連続回転により被搬送物の連続取り込みと、連続吐出を行なえるから、回転軸やブレード等の停止状態から回転開始時に発生する過負荷を回避できる
以下図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
(1)ロータリー式圧送装置の概要
図1〜図3に図外のシールド掘進機が内蔵する土砂搬送用スクリューコンベアと土砂搬出用配管との間に介装して使用されるロータリー式圧送装置の一例を示す。
本発明に係るロータリー式圧送装置は、回転容積型のポンプであって、ポンプ本体10と、このポンプ本体10の回転軸30を回転駆動するモータ等の駆動部20とから構成されている。
ポンプ本体10の内部には、ポンプ室11が形成されている。ポンプ本体10の上部には取込口12が形成され、又、その一側には吐出口13が形成されていている。
例えば取込口12は土砂搬送用スクリューコンベアと接続し、又、吐出口13は土砂搬出用配管と接続する。
ポンプ本体10には回転軸30が軸受を介して回転自在に枢支されていると共に、この回転軸30に一枚もののブレード40がポンプ室11の径方向に向けて摺動可能(進退可能)に取り付けられている。
ポンプ本体10の外部に突出した回転軸30の一端と、駆動部20との間が回転伝達機構により接続されていていて、回転伝達機構を介して駆動部20の回転を回転軸30へ伝達できるようになっている。
本例では回転伝達機構としてスプロケット21,22とチェーン23を組み合わせた場合を例示するが、その他にベルト伝達機構や歯車伝達機構等の公知の伝達機構を適用できる。
そして、駆動部20の回転駆動を受けて回転軸30と共にブレード40が一方向に回転することで、取込口12を通じてポンプ室11内に取り込んだ土砂等の被搬送物を吐出口13から連続して排出し得るようになっている。
以下各部について詳述する。
(2)ポンプ本体
ポンプ本体10は回転軸30とブレード40を収容するハウジングであり、その一部に駆動部20を一体に設けている。
ポンプ本体10はその内部に略円柱形(小判型の円柱形、変形した円柱形、または変形した楕円柱形)を呈するポンプ室11が形成されている。
ポンプ室11の断面形状について詳しく説明すると、本発明ではポンプ室11の中心と回転軸30の中心がずれた位置関係にあることから、ポンプ室11を真円に形成すると、ブレード40の端部がポンプ室11から離れて圧力が漏れる恐れがある。
そこで、回転軸30を中心に回転するブレード40とポンプ室11との間から圧力が漏れるのを防止するため、ポンプ室11の断面形状は真円に近い変形した円形、または変形した楕円形に形成するとよい。
又、ポンプ本体10の上部には取込口12が形成され、又、その一側に吐出口13が形成されていていて、これらの両口12,13はポンプ室11と連通している。
本例では取込口12と吐出口13とを略90度ずれた位置に形成した場合について説明するが、両口12,13の形成角度は例えば取込口12と吐出口13ポンプ本体10の180度前後の角度で配置してもよく、用途に応じて適宜選択するものとする。
(3)回転軸
回転軸30はポンプ室11を縦断可能な全長と、ブレード40を嵌め込んで挿入可能な径を有する円柱体であり、軸受を介してポンプ本体10に取り付けられる。
本発明では回転軸30をポンプ室11の中心からずれた偏心した位置に取り付けたものである。
より詳しくは、図2に示すように、回転軸30はポンプ室11の中心から両口12,13の中間部へ接近する方向へ片寄らせて設置している。
回転軸30をポンプ室11の中心からずれた位置に配置したのは、図4に拡大して示すように、回転軸30の外周面が取込口12と吐出口13の間のポンプ室31の内周面と線接触に近い状態に接近(例えば隙間が0.5mm程度)させて、ポンプ室31の内周面と回転軸30の外周面との間にシール部を形成するためである。
このように回転軸30をポンプ室11の中心からずれた位置に配置することで、後述するブレード40と協働してポンプ室11内に複数の容積可変な室に画成することが可能となる。
尚、前記シール部に良好なシール性を確保するために、回転軸30の外周面が当接予定のポンプ室11の内周面側に公知のシール材を配設する場合もある。
回転軸30にはその長手方向に沿って、ブレード40を嵌挿可能な寸法の摺動ガイド穴31が形成されている。
(4)ブレード
従来のポンプ装置は複数のブレードを回転制御していた。
これに対し本発明では、回転軸30に対して一枚もののブレード40を回転制御するものである。
本例のブレード40はポンプ室11に内接可能な一枚ものの矩形を呈する板体で構成するものであり、回転軸30の摺動ガイド穴31に、ポンプ室11に内接可能な一枚もののブレード40が摺動自在に嵌挿されていて、回転軸30を中心にブレード40が摺動しながら回転するようになっている。
回転軸30に対し、一枚もののブレード40を摺動自在に挿入することで、実質的にひとつの回転軸30の両側にふたつのブレード40を設けた形態と同じになる。
回転軸30の摺動ガイド穴31内にブレード40を挿入する場合、その間にグリース等を注入して異物の進入を防止するとよい。
ブレード40の短辺側の端部は湾曲面、または円弧面として形成する場合を図示するが、ブレード40の短辺側の端部の形状は適宜選択するものとする。
さらにブレード40とポンプ室11の周面間に土砂等の被搬送物を噛み込まないようにするため、ブレード40端部周面に逃げ溝を形成する場合もある。
本発明のロータリー式圧送装置は、ブレード40の連続回転により被搬送物を取り込んで圧送するものであるから、連続加圧による連続吐出(連続圧送)が可能となる。
(5)駆動部
駆動部20としては、油圧モータや電動モータ等を適用できる。
従来は複数のブレードを個別に回転制御するために、複数の駆動部を必要としていた。
これに対して本発明は、駆動対象がひとつの回転軸30であるから駆動部20はひとつでよい。そのため、部品点数の削減に伴う省スペース化と低コスト化が図れるだけでなく、駆動部20が油圧モータである場合は油圧ユニット施設の小型化も図れる。
(6)ロータリー式圧送装置の作動
つぎに図5〜図8を基に既述したロータリー式圧送装置のポンプ作動について説明する。
図5〜図8はポンプ室11内のブレード40が回転軸30の回転を受けて反時計回り方向に連続回転したときの経時的なロータリー式圧送装置のモデル図を示す。
尚、取込口12に連続供給される被搬送物は、大気圧以上の圧力が負荷されている。
[取込工程]
図5はブレード40の一端40aが取込口12を超えた箇所に位置し、ブレード40の他端40bが吐出口13に面した箇所に位置した状態を示す。
このとき、ブレード40の一端40aとポンプ室11との間に形成されるシール部と、回転軸30の外周面とポンプ室11との間に形成されるシール部とにより、ポンプ室11が複数の第1、第2ポンプ室11a,11bに区画されている。
本例では説明の便宜上、取込口12と連通し、かつ、回転軸30の外周面と、回転軸30から突出したブレード40とにより区画された室を第1ポンプ室11aとし、又、吐出口13と連通し、かつ、回転軸30の外周面と、ポンプ室11に内接するブレード40の一端40aとにより区画された他の室を第2ポンプ室11bと区別して説明する。
この状態で、回転軸30が反時計回り方向に回転すると、回転軸30に嵌め込まれたブレード40の一端40aはポンプ室11の周面に当接しながら吐出口13へ向けてその当接位置を変位する。これと並行してブレード40の他端40bはポンプ室11の周面に当接しながら取込口12へ向けてその当接位置を変位する。
この間、回転軸30の外周面とポンプ室11の内周面との間に形成されるシール部には、継続して良好なシール性が維持される。
回転軸30の回転中心がポンプ室11の中心と異なることから、ブレード40は回転しながら回転軸30に対して径方向に摺動する。
すなわち、ブレード40の回転に伴い、ブレード40の一端40a側は回転軸30から突出を続け、ブレード40の他端40b側は回転軸30の中心へ向けて後退する。
ブレード40が図6の位置に達した以降は、逆にブレード40の一端40a側が回転軸30の中心へ向けて後退変位に切り替わると共に、ブレード40の他端40b側が回転軸30の外周面から突出する動作に切り替わる。
その結果、回転軸30と共にブレード40が回転することに伴い、図5〜図7に示すように、第1ポンプ室11aの容積が徐々に増していく。
第1ポンプ室11aの容積増加に伴い、取込口12に連通した第1ポンプ室11a内に取込口12を通して被搬送物の連続的な取り込みが進行する。
[吐出工程]
本発明に係るロータリー式圧送装置は、回転軸30と共にブレード40が回転することに伴い、上記した取込口12を通じた被搬送物の取込工程と並行して、第2ポンプ室11b内の被搬送物が吐出口13を通じて吐出される。
以降に、被搬送物の吐出工程について詳しく説明する。
図5〜図7に示すように、回転軸30と共にブレード40が反時計回り方向に回転すると、他の第2ポンプ室11bの容積が徐々に減少していく。
その結果、第2ポンプ室11bに取り込まれていた被搬送物がブレード40に押されて吐出口13を通じてポンプ外へ吐出される。
尚、図7に示すように、回転軸30の外周面とポンプ室11の内周面との間にシール部が形成されているので、このシール部を越えて圧力が漏れることはない。
[取込工程と吐出工程の同時進行]
以上説明したように、回転軸30に対してブレード40が反時計回り方向に回転することにより、区画された各第1、第2ポンプ室11a,11bが体積を増減変化する。その結果、各第1、第2ポンプ室11a,11bで被搬送物の連続取込工程と、被搬送物の連続吐出工程が同時に進行する。
図8に示すように、ブレード40の一端40aが回転軸30内に完全に後退した以降は、回転軸30の他側から突出する他端40b側のブレード40に押されて第2ポンプ室11b内の被搬送物が吐出口13を通じて継続して吐出される。
以上の如く、回転軸30に対してブレード40が回転することで、被搬送物の連続取込工程と、被搬送物の連続吐出工程を並行して行なえるから、円滑で効率のよい被搬送物のポンプ圧送が可能となる。
しかも、ブレード40の連続回転により被搬送物の連続取り込みと、連続吐出
を行なえるから、回転軸30やブレード40の過負荷を回避できて、回転軸30やブレード40の強度を低く設計できる。
さらに本発明のロータリー式圧送装置は、プレード40の連続回転により被搬送物を取り込んで圧送するものであるから、連続加圧による連続吐出(連続圧送)が可能となる。
(7)その他の実施の形態
以降に他の実施の形態について説明するが、その説明に際し、前記した実施の形態1と同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
以上は、ブレード40を一枚ものの板体で構成する場合について説明した。
本例では、図9に示すように、回転軸30の対称位置で、かつ、回転軸30の径方向に向けて進退自在に配置した一対の分割ブレード40a,40bで構成してもよい。
尚、ブレード以外の構成は既述した実施の形態と同様であるので、それらについては説明を省略する。
分割ブレード40a,40bは既述したブレード40と同様にポンプ室11内で回転軸30に対して径方向に向けて進退自在に差し込んだ矩形の板体である。
回転軸30にはその長手方向に沿って、分割ブレード40a,40bを嵌挿可能な寸法の摺動ガイド穴31が形成されている。本例では摺動ガイド穴31が貫通穴の形態で形成した場合について示すが、摺動ガイド穴は一対の有底穴の組み合わせで構成してもよい。
摺動ガイド穴31に各分割ブレード40a,40bを挿入するにあたり、各分割ブレード40a,40bの底部にばね等の弾性材32を介在させて、各分割ブレード40a,40bに対して回転軸30から突出する方向に向けて常時、ばね力が働くように構成しておく。
本例にあっても、回転軸30に対して各分割ブレード40a,40bが径方向の進退を許容しながら回転することにより、区画されたポンプ室11の体積を増減変化させて被搬送物の連続取込工程と、被搬送物の連続吐出工程を並行して行なうことができる。
本例にあっては、前記した実施の形態と同様の作用効果が得られることに加えてつぎのような利点も得られる。
すなわち、本例にあっては、回転軸30に対する各分割ブレード40a,40bの進退を個別に行なえるので、ポンプ室11を真円に形成できてポンプ本体10の製作が容易となる。
また本例では、弾性材32を介在させて、各分割ブレード40a,40bを積極的に回転軸30から突出させているが、弾性材32を省略し、遠心力を利用して各分割ブレード40a,40bを回転軸30から突出するようにしてもよい。
また、本発明に係るロータリー式圧送装置は、土木用途以外に各種の用途に適用できることは勿論である。
本発明に係るロータリー式圧送装置の全体斜視図 ロータリー式圧送装置の中央断面を示したモデル図 図2におけるIII−IIIの断面図 ポンプ室と回転軸との間のシール部の拡大断面図 ロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 ロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 ロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 ロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 本発明に係る他の形態のロータリー式圧送装置の中央断面を示したモデル図 従来のロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 従来のロータリー式圧送装置のポンプ作動を説明するためのモデル図 従来のロータリー式圧送装置の平面図
符号の説明
10・・・・・・ポンプ本体
11・・・・・・ポンプ室
12・・・・・・取込口
13・・・・・・吐出口
20・・・・・・駆動部
30・・・・・・回転軸
40・・・・・・ブレード
40a,40b・・・分割ブレード

Claims (6)

  1. ポンプ室内で回転軸と一体に回転するブレードを内蔵すると共に、ポンプ室に連通して取込口と吐出口を形成したポンプ本体と、回転軸を回転駆動する駆動部とを具備した回転容積型のロータリー式圧送装置であって、
    前記ポンプ本体のポンプ室内に回転軸を偏倚して設け、
    前記回転軸にブレードを回転軸の径方向に向けて進退可能に嵌挿し、
    回転軸に対して径方向の進退を許容しつつ連続回転可能に構成したブレードと、ポンプ室の内周面および回転軸の外周面との対向面間に形成したシール部とにより前記ポンプ室を複数の室に区画したことを特徴とする、
    ロータリー式圧送装置。
  2. 請求項1において、前記ブレードをポンプ室に内接可能な単数の板体で構成したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置。
  3. 請求項1において、前記ブレードをポンプ室に内接可能な複数の分割ブレードで構成し、前記各分割ブレードを回転軸の径方向に向けて進退可能に嵌挿したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置。
  4. 請求項3において、前記分割ブレードの間に弾性材を介在したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、前記回転軸をポンプ本体の取込口と吐出口の間の部位へ接近する方向へ偏倚したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかにおいて、前記ポンプ室の断面形状を変形した円形に形成したことを特徴とする、ロータリー式圧送装置。
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