JP2007331693A - 自動車用収納トレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納トレイの引出し側の一端がたとえばシェルフパネルに対して大きく隙間を開口できるように構成した。
【解決手段】収納トレイ5の左右両側壁5−1に、前後方向に離間した状態で、それぞれ一対の摺動ピン6、7を設けに、各摺動ピン6、7が摺動するように自動車の前後方向に延在するガイド溝9、10を、シェルフパネル3に装着したガイドレール構成体8に形成し、前側ガイド溝9及び10は、前端部が水平溝部9a、10aとなった後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜小傾斜溝部9b、10bになっており、後側ガイド溝10は、さらに後方に向かって急激な下向き角度を有する急傾斜溝部10cに形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】収納トレイ5の左右両側壁5−1に、前後方向に離間した状態で、それぞれ一対の摺動ピン6、7を設けに、各摺動ピン6、7が摺動するように自動車の前後方向に延在するガイド溝9、10を、シェルフパネル3に装着したガイドレール構成体8に形成し、前側ガイド溝9及び10は、前端部が水平溝部9a、10aとなった後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜小傾斜溝部9b、10bになっており、後側ガイド溝10は、さらに後方に向かって急激な下向き角度を有する急傾斜溝部10cに形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車のトランク室内に配設され、トランク室と車室との間を仕切るシェルフパネルに沿う格納位置とトランク室に張出す引出し位置との間を移動可能な収納トレイを有して構成する自動車用収納トレイ装置に関する。
この種の従来技術は、例えば、特許文献1に記載の車両用収納トレイ装置が知られている。
特開平11−348664号公報(段落0014乃至0016)。
これによれば、車両のトランク室内に配設され、トランク室と車室との間を仕切るシェルフパネルに沿う格納位置とトランク室の後端壁側の引出し位置との間にて移動可能な収納トレイと、収納トレイが格納位置から引出し位置に引出された時、トランク室の後端壁側の収納トレイの一端を下向きとして収納トレイを傾斜させるべく収納トレイの移動を案内する案内手段とを具備して構成している。
案内手段は、収納トレイの側面に沿って配置され、その側面全域に亘って延びているガイドブラケットが、上下方向に幅を有したメインプレートと、このメインプレートの頂部に沿って外側面方向に突設されたフランジ部とからなっており、更にメインプレートの内側面には、突設された側壁を有する2本のガイド溝が形成されている。
ガイド溝はいずれも車両の前後方向に延びており、それぞれ側壁内にてガイドピンを前後方向にスライド自在に案内している。
各ガイド溝は、それぞれ始端と終端との間にレベル差が設けられており、このうち一方のガイド溝が、始端よりも終端が上方に位置し、これに対して他方のガイド溝は、始端よりも終端が下方に位置している。
従って、収納トレイの引出しに伴って各スライドピンが各ガイド溝内を案内させてスライドし、それぞれの終端位置まで移動したときは、各スライドピンもまたレベル差分だけ上下方向に変位する。
この結果、収納トレイが引出されときは、収納トレイはその引出し側の一端を下向きとして傾斜した状態となるものである。
しかしながら、上記の従来技術においては、一対のガイド溝の内、一方ガイド溝は、始端よりも終端が一の傾斜角を有して上方に位置するものであり、他方のガイド溝は、始端よりも終端が一の傾斜角を有して下方に位置しているものであることから、たとえ、収納トレイを引出し側の一端を下向きに傾斜した状態としたとしても、収納トレイにおける引出し側の一端側と例えばシェルフパネルとの間の隙間を余り大きく確保できず、収納トレイ内に収納された収納物をトランク室外部から取出す場合に、今一取出し容易とはいいえない。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、収納トレイの引出し側の一端がたとえばシェルフパネルに対して大きく隙間を開口できるように構成した自動車用収納トレイ装置を提供することを目的としている。
かかる課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、自動車のトランク室内に配設され、前記トランク室と車室との間を仕切るシェルフパネルに沿う格納位置と前記トランク室に張出す引出し位置との間を移動可能な収納トレイを有して構成する自動車用収納トレイ装置であって、前記収納トレイの左右両側壁に、前記自動車の前後方向に離間した状態で、それぞれ一対の摺動ピンを設けると共に、前記各摺動ピンが摺動するように前記自動車の前後方向に延在するガイド溝を、前記シェルフパネル側に形成し、前記ガイド溝のうち、前記自動車の前側に存する前側ガイド溝が、前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜するように形成されており、また、前記自動車の後側に存する後側ガイド溝が、前記前側ガイド溝と同様に、前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かった徐々に下向きに傾斜するように形成し、更に後方に向かって急激な下向き角度を有して形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成により、自動車の前後方向に延在する一対のガイド溝のうち、自動車の前側に存する前側ガイド溝が、前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜するように形成しているのに対し、自動車の後側に存する後側ガイド溝が、前側ガイド溝と同様に前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かった徐々に下向きに形成した上で、更に後方に向かって急激な下向き角度を有して形成されていることから、摺動ピンが後側ガイド溝の急激な下向き角度を有する部位に到達した際、収納トレイの引出し端側を大きく下向きの方向に首振り移動させることになって、収納トレイの引出し端と例えばシェルフパネルとの開口を大きくすることができ、収納トレイ内に収納されている収納物の取出しを極めて容易に行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記ガイド溝を、前記シェルフパネルに装着するように別体構成した一対のガイドレール構成体にそれぞれ形成するようにしてもよい。
かかる構成により、ガイド溝を別体のガイドレール構成体に形成することにより、自動車車体側に形成するよりも、簡単に形成することができ、しかも、剛性や形状等の選択に自由度をもたせることができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記両ガイドレール構成体を、矩形状に形成したレール補強枠体にて連結するようにしてもよい。
かかる構成により、ガイドレールはレール補強枠体にて連結されていることから、シェルフパネルに対してガイドレール構成体が捩られたりして傾いて取付けられることを防止でき、取付け後、ガイドレールに形成したガード溝内の摺動ピンの摺動が円滑にでき、収納トレイの出し入れ操作を引っ掛かりなくスムーズに行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記レール補強枠体における自動車前端側を構成する前側補強部に補助補強板を装着することによって、側面視L字状又はT字状に形成するようにしてもよい。
かかる構成により、ガイドレールの剛性をさらに高めることができ、収納トレイの出し入れ操作がさらにスムーズに行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記レール補強枠体を前記シェルフパネルに取付けることによって、前記ガイドレール構成体を当該シェルフパネルに装着するようにしてもよい。
かかる構成により、ガイドレール構成体におけるシェルフパネルへの装着が、レール補強枠体をシェルフパネルに取付けることによって行われているので、シェルフパネルへのガイドレール構成体の装着箇所の選択自由度が増すことになる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記レール補強枠体における自動車前辺側の少なくとも一部及び左右両辺部のうち一方の側の少なくとも一部を、前記シェルフパネル形成した差込み部に差し込むと共に、前記レール補強枠体の左右両辺部のうち他方の側をビス或いはクリップ等の締着具により取付けることによって、前記レール補強枠体を前記シェルフパネルに装着するようにしてもよい。
かかる構成により、本発明は、レール補強枠体における自動車前辺側の少なくとも一部及び左右両辺部のうち一方の側の少なくとも一部を、シェルフパネル形成した差込み部に差し込むと共に、レール補強枠体の左右両辺部のうち他方の側をビス或いはクリップ等の締着具により取付けるだけで、収納トレイのシェルフパネルへの取付けが可能となり、収納トレイの取付け作業が簡単となる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る自動車用収納トレイ装置は、前記収納トレイの左右両側壁にそれぞれ一対設けた摺動ピンのうち、少なくとも、左右両側壁のうち一方の側壁に設けた一対の摺動ピンは、前記収納トレイの左右側壁に対して軸線方向に移動可能に構成してもよい。
かかる構成により、収納トレイの不使用時には、締着具を取外すことにより、容易に収納トレイを取外して、例えばトランク室の床部に凹設した収納凹部に収納すれば、装着状態の収納トレイが邪魔となってトランク室に収納できなかった高さの高い収納物を、起立させた状態で収納できることができ、トランク室のスペース利用効率を高めることができる。
上記のように構成する本発明によれば、自動車の前後方向に延在する一対のガイド溝のうち、自動車の前側に存する前側ガイド溝が、前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜するように形成しているのに対し、自動車の後側に存する後側ガイド溝が、前側ガイド溝と同様に前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かった徐々に下向きに形成した上で、更に後方に向かって急激な下向き角度を有して形成されていることから、摺動ピンが後側ガイド溝の急激な下向き角度を有する部位に到達した際、収納トレイの引出し端側を大きく下向きの方向に首振り移動させることになって、収納トレイの引出し端と例えばシェルフパネルとの開口を大きくすることができ、収納トレイ内への収納物の出し入れを極めて容易に行うことができる。
次に、本発明に係る実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は本発明の一の実施の形態を採用したセダン型自動車のトランク室内部の概略図、図2は図1における収納トレイにおけるトランク室の後端壁側への引出し状態を描画した斜視図、図3は図1における収納トレイ装置を拡大して描画した側面図である。
図において、例えばセダンタイプの自動車1は、車体後部側にトランク室2を備えて構成している。トランク室2は、車室に対して、シェルフパネル3が介在して区画されており、床部2aに収納部2bを凹設して、スペヤタイヤ4等を収納できるように構成している。
シェルフパネル3における下面には、収納トレイ5が配設されている。
収納トレイ5は、その自動車左右両側壁5−1、5−2に、自動車1の前後方向に離間した状態で、それぞれ一対の摺動ピン6、7が突設され、摺動ピン6、7は、ガイドレール構成体8に自動車の前後方向に延在するように形成した自動車1の前側に存する前側ガイド溝9及び自動車1の後側に存する後側ガイド溝10にそれぞれ摺動可能に挿入される。
前側ガイド溝9は、前端部が略水平方向に延在した水平溝部9aに形成した後、これに連続して後端に向かって徐々に下向きに傾斜する小傾斜溝部9bに形成されている。
後側ガイド溝10は、前側ガイド溝9と同様に、前端部が略水平方向に延在した水平溝部10aに形成した後、これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜する小傾斜溝部9bに形成されていると共に、更に後方に向かって急激な下向き角度を有する急傾斜溝部10cに延在形成されている。
両ガイドレール構成体8は、自動車1の左右方向が長辺となった矩形状に構成したレール補強枠体11によって連結されている。
レール補強枠体11は、ガイドレール構成体8の上端側において、T字状あるいは図示するようにL字状に交叉する状態で、自動車1の前後方向に延在する左側補強板11a及び右側補強板11bと自動車の左右方向に延在する前側補強板11c及び後側補強板11dと、前側補強板11cの上端でT字状或いは図示するL字状に交叉する補助補強板11eとで構成している。
左側補強板11a及び右側補強板11bは、ガイドレール構成体8における略中央部においてガイドレール構成体8が取着されており、前側補強板11c及び後側補強板11dは、左側補強板11a及び右側補強板11bが装着されていないガイドレール構成体8における前端部及び後端部に装着されている。
従って、ここにおいて、左側補強板11a及び右側補強板11bと前側補強板11c及び後側補強板11dとは、矩形状に配置されて、レール補強枠体11を構成していることになり、左側補強板11a及び右側補強板11bと後側補強板11dとは、ガイドレール構成体8或いは補助補強板11eに対して、外周側が突出して、それぞれフランジ状部11a−1、11b−1、11c−1及び11d−1を形成している。
そして、レール補強枠体11は、前側補強板11c及び後側補強板11dにそれぞれ形成した複数個の取付け孔11fに不図示のビス或いはクリップ等の締着具を挿通させて、シェルフパネル3に取付けることによって、シェルフパネル3に取付けられることになり、収納トレイ5はその摺動ピン6、7がガイド溝10、11にそれぞれ挿入されることにより、シェルフパネル3に懸架装着されることになる。
以上のように構成する場合、図3の実線示状態における収納トレイ5がシェルフパネルの下面側に沿うように配置された格納位置においては、摺動ピン6,7は、ガイド溝9、10の水平溝部9a、10aにおける自動車最前端壁に当接することによって、収納トレイ5を略水平に保持懸架して、格納位置になっている。
このような状態から、収納トレイ5内に収納された収納物を取出すことや新たに収納物を収納しようとする場合、収納トレイ5の後端略中央部に形成したたとえば凹状ハンドル部5aから手を入れて、収納トレイ5を自動車1の後方側へ引き出すことになるが、この引出し行為により、摺動ピン6、7が先ずガイド溝9、10の水平溝部9a、10aを摺動しながら、収納トレイ5を略水平方向にガイドすることになり、その後、摺動ピン6、7が小傾斜溝部9b、10bに摺動して到達すると、収納トレイ5の引出し端側が図3の一点鎖線視するように、若干後方下向きに傾くことになり、更に、収納トレイ5を自動車後方に引出すと、摺動ピン6側が小傾斜溝部9bの後方壁に当接するも、摺動ピン7側がガイド溝10の急傾斜溝部10cを臨むことになって、あたかも、摺動ピン6が回転中心として、収納トレイ5の引出し端側を、摺動ピン7が急傾斜溝部10cの後壁側に当接するまで、下向きの方向に急激に首振り移動させることになって、収納トレイ5はトランク室2への引出し位置となる(図3の二点鎖線視状態参照)。
この結果、収納トレイ5の引出し端とレール補強枠体11の前側補強板11bあるいはシェルフパネル3との開口を非常に大きくすることができ、収納トレイ5内への収納物の出し入れを極めて容易に行うことができる。
図4乃至図8は本発明にかかる他の実施の形態を示している。
先ず、図4ないし図6に示すものは、収納トレイ5の左右両側壁5−1、5−2にそれぞれ一対設けた摺動ピン6、7のうち、自動車1の右側側壁5−2に設けた一対の摺動ピン6(7)は、収納トレイ5の右側壁5−2に対して軸線方向に移動可能に構成すべくなして点、上記実施の形態と異なっている。
すなわち、右側側壁5−2の摺動ピン6、7は、断面ハット型のアウターケース12内に摺動可能に挿入されており、摺動ピン6、7の後端部とアウターケース12の円筒部12aの底部との間に縮設されたスプリング12bによって、常時アウターケース12から飛び出す方向に付勢されて、ガイド溝9、10内に挿入されている。
そして、円筒部12aには、略Z型を呈する溝部12cが形成され、溝部12c内に摺動ピン6(7)に植設されたストッパーピン6a、7aが挿入されており、ストッパーピン6a、7aが溝部12c内を移動することによって、アウターケース12に対して摺動ピン6(7)を出し入れするようになっており、溝部12cの前後端の鉤状に形成された部位にストッパーピン6a、7aを位置させることによって、スプリング12bの付勢力に対して、摺動ピン6、7のアウターケース12からの出し入れ両状態を保持できるように構成されている。
従って、摺動ピン6、7がガイド溝9、10内に挿入された状態から、アウターケース12に対して、スプリング12bの付勢力に抗してストッパーピン6a、7aを移動させることによって、摺動ピン6、7を軸線方向に移動させて、ガイド溝9、10との嵌合関係を外すことにより、収納トレイ5における自動車左右方向両側壁のうち、一側をレース補強体延いては自動車1側から外して当該一方側を、下向きに傾斜セルと共に、しかる後、収納トレイ5における自動車左右方向両側壁のうちもう一側を自動車の左右方向に引き出すことによって、固定側の摺動ピン6、7をガイド溝9、10から外すことにより、収納トレイ5をレール補強枠体11より取外し可能となって、収納トレイ5の不使用時には、摺動ピン6、7をガイド溝9、10からそれぞれ取外すことにより、容易に収納トレイ5を取外して、例えばトランク室2の床部2aに凹設した収納凹部2bに収納できるようにすれば、装着状態の収納トレイ5が邪魔となってトランク室2に収納できなかった高さの高い収納物を起立状態で収納できるようになり、トランク室2のスペース利用効率を高めることができる。
次に、図7及び図8を用いて、更に他の実施の形態を説明する。
上記の実施の形態においては、レール補強枠体11は、前側補強板11c及び後側補強板11dに形成した取付け孔にビスあるいはクリップ等の締着具を挿入し、シェルフパネル3に取付けることによって、シェルフパネル3に装着するようにしたが、図7及び図8に示す更に他の実施の形態においては、左右側補強板11a、11b及び前後側補強板11cおよび11dが、ガイドレール構成体8或いは補助補強板11eから外方に突出形成されたフランジ状部11a−1、11b−1、11c−1及び11d−1を利用して、シェルフパネル3に装着している。
すなわち、シェルフパネル3には、フランジ状部11a−1、11b−1、11c−1及び11d−1に対応する部位をエンボスさせることによって、差込みブラケット部3aを形成し、差込みブラケット部3aには、フランジ状部11a−1、11b−1、11c−1及び11d−1をそれぞれ差込むための差込み口3bが形成されており、差込みブラケット部3a内にフランジ状部11a−1、11b−1、11c−1及び11d−1を差込むことによって、レール補強枠体11の前辺側11−1及び左側辺部11−2が差込みブラケット部3aに差し込まれると共に、レール補強枠体11の右側辺部11−3の後端側が、右側補強板11bに形成した取付け孔11gを用いて不図示の締着具によってシェルフパネル3に取付けることによって、装着されるようになっている。
従って、レール補強枠体11をシェルフパネル3に装着するには、先ず、図7に示す二点鎖線視するように、レール補強枠体は、左側辺部11−2を右側辺部11−3よりも自動車1の前側に突き出すように斜め方向にトランク室2内に入れた後、左側に移動して、フランジ状部11a―1をシェルフパネル3に形成した差込みブラケット部3aに差し込み、次に、右辺側11−3側を自動車1の前方に移動させて、レール補強枠体11の前辺側11−1を取付けフランジ部3aに差込む(実線視状態)。
この状態を保持しながら、取付け孔11gに挿入した締着具をシェルフパネル3に取り付けて、レール補強枠体11のシェルフパネルへの装着作業を完了する。
かかる構成により、レール補強枠体における前辺側11−1及び左辺側11−2は、フランジ状部11a―1および11c−1をシェルフパネル3側の差込みブラケット部3aに差込み、その後、右辺部11−3を締着具により取付けるだけで、レール補強枠体11は、収納トレイ5と共に、シェルフパネル3に装着されることになり、収納トレイ5の取付け作業が簡単となる。
なお、上記図7及び図8に示す実施の形態では、フランジ状部11a―1および11c−1全体を差込みブラケット部3aに差し込むように構成したが、フランジ状部11a―1および11c−1の両端角部のみを差込むように構成してもよい。
また、右辺部11−3を取付ける締着具としては、ビス或いはクリップ等が用いられており、また、差込みブラケット部3aは別体構成にしてシェルフパネル3に取付けるようにしてもよい。
更に上記いずれの実施の形態においては、ガイド溝9、10をガイドレール構成体8を用いて形成したが、これに限定されるものではなく、自動車1の側壁部に直接形成するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、自動車の前後方向に延在する一対のガイド溝のうち、自動車の前側に存する前側ガイド溝が、前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜するように形成しているのに対し、自動車の後側に存する後側ガイド溝が、前側ガイド溝と同様に前端部において略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かった徐々に下向きに形成した上で、更に後方に向かって急激な下向き角度を有して形成されていることから、摺動ピンが後側ガイド溝の急激な下向き角度を有する部位に到達した際、収納トレイの引出し端側を大きく下向きの方向に首振り移動させることになって、収納トレイの引出し端と例えばシェルフパネルとの開口を大きくすることができ、収納トレイ内への収納物の取出しを極めて容易に行うことができるために、自動車のトランク室内に配設され、トランク室と車室との間を仕切るシェルフパネルに沿う格納位置とトランク室に張出す引出し位置との間を移動可能な収納トレイを有して構成する自動車用収納トレイ装置等に好適である。
1 自動車
2 トランク室
3 シェルフパネル
5 収納トレイ
6、7 摺動ピン
6a、7a ストッパーピン
8 ガイドレール構成体
9 ガイド溝
9a 水平溝部
9b 小傾斜溝部
10 ガイド溝
10a 水平溝部
10b 小傾斜溝部
10c 急傾斜溝部
11 レール補強枠体
11a 左側補強板
11b 右側補強板
11c 前側補強板
11d 後側補強板
11a−1〜11d−1 フランジ状部
12 アウターケース
12a 円筒部
12b スプリング
12c 溝部
2 トランク室
3 シェルフパネル
5 収納トレイ
6、7 摺動ピン
6a、7a ストッパーピン
8 ガイドレール構成体
9 ガイド溝
9a 水平溝部
9b 小傾斜溝部
10 ガイド溝
10a 水平溝部
10b 小傾斜溝部
10c 急傾斜溝部
11 レール補強枠体
11a 左側補強板
11b 右側補強板
11c 前側補強板
11d 後側補強板
11a−1〜11d−1 フランジ状部
12 アウターケース
12a 円筒部
12b スプリング
12c 溝部
Claims (7)
- 自動車のトランク室内に配設され、前記トランク室と車室との間を仕切るシェルフパネルに沿う格納位置と前記トランク室に張出す引出し位置との間を移動可能な収納トレイを有して構成する自動車用収納トレイ装置であって、前記収納トレイの左右両側壁に、前記自動車の前後方向に離間した状態で、それぞれ一対の摺動ピンを設けると共に、前記各摺動ピンが摺動するように前記自動車の前後方向に延在するガイド溝を、前記シェルフパネル側に形成し、前記ガイド溝のうち、前記自動車の前側に存する前側ガイド溝は、前端部が略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かって徐々に下向きに傾斜するように形成されており、また、前記自動車の後側に存する後側ガイド溝は、前記前側ガイド溝と同様に、前端部が略水平方向に延在した後これに連続するように後端に向かった徐々に下向きに傾斜するように形成し、更に後方に向かって急激な下向き角度を有して形成されていることを特徴とする自動車用収納トレイ装置。
- 前記ガイド溝は、前記シェルフパネルに装着するように別体構成した一対のガイドレール構成体にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の自動車用収納トレイ装置。
- 前記両ガイドレール構成体を、矩形状に形成したレール補強枠体にて連結したことを特徴とする請求項2記載の自動車用収納トレイ装置。
- 前記レール補強枠体における自動車前端側を構成する枠状片部に補助補強板11cを装着することによって、側面視L字状又はT字状に形成したことを特徴とする請求項3記載の自動車用収納トレイ装置。
- 前記レール補強枠体を前記シェルフパネルに取付けることによって、前記ガイドレール構成体を当該シェルフパネルに装着したこと特徴とする請求項3又は4記載の自動車用収納トレイ装置。
- 前記レール補強枠体における自動車前辺側の少なくとも一部及び左右両辺部のうち一方の側の少なくとも一部を、前記シェルフパネル形成した差込み部に差し込むと共に、前記レール補強枠体の左右両辺部のうち他方の側をビス或いはクリップ等の締着具により取付けることによって、前記レール補強枠体を前記シェルフパネルに装着したことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一記載の自動車用収納トレイ。
- 前記収納トレイの左右両側壁にそれぞれ一対設けた摺動ピンのうち、少なくとも、一方の側壁に設けた一対の摺動ピンは、前記収納トレイの左右側壁に対して軸線方向に移動可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の自動車用収納トレイ装置。
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JP (1) | JP2007331693A (ja) |
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