JP2007330901A - 使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法及びその装置 - Google Patents

使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 限外ろ過機のような高価なろ過機を使用しなくても、比較的安いコストにて造ることを可能にした処理装置を用いて、脱脂洗浄を終えた使用済みのアルカリ性電解水から油脂分を確実に分離処理して、使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合した状態で排水できるように工夫した排水処理方法とその装置を提供する。
【解決手段】 脱脂洗浄を終えた使用済みアルカリ性電解水AEに対して、酸性液を滴下して微小な油分を凝集/粗粒化した後、これを油水分離フイルター装置40で分離凝集して、油分を別途回収し、処理水を排水基準をクリアーした状態にして排水する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属部品や電気部品、或いは、食品加工用の機器類等の脱脂洗浄、更には、一般の清掃作業における脱脂洗浄等に使用したアルカリ性電解水を、排水基準に適合した状態にして排水する排水方法と排水装置に関するものである。
近年、無公害化を目的として、電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて上述した各種部品類等を脱脂洗浄することが見直されているが、脱脂洗浄した後のアルカリ性電解水(洗浄水)を排水するには、排水基準をクリアーする必要がある。
そこで従来は、例えば特許文献1に見られるように、水中油型エマルジョン廃液に酸を加え、油分を分離浮上させた後、残りの油分を含む廃液(洗浄水)を中和することにより、油分を分離浮上させて除去すると共に、残留水を限外ろ過機に通して浄化するように構成したエマルジョン廃液の処理方法を用いたり、或いは、特許文献2に見られるように、油含有水を、正の電荷を帯び、且つ、無機化合物の微粒子を備えた樹脂繊維から成る油水分離材を用いて、油滴を凝集して粗粒化を図ることにより、水との比重差により油分を分離させる排水処理装置とその方法を用いることにより、脱脂洗浄後の油脂を分離除去して、排水基準をクリアーしていた。
特開平11−169605号公報 特開平10−192848号公報
ところが、上記特許文献1に記載の排水処理方法は、油分を分離浮上して除去後に、限外ろ過機を使用して浄化しているが、限外ろ過機は構造が複雑で極めて高価なろ過機であるため、安価に処理できない経済的問題を有していた。
また、上記特許文献2に記載の排水処理装置とその方法は、油水を分離する分離材に、飽和する程まで油分が付着すると、新品の分離材の場合に比べて分離性が著しく劣化する問題があった。
そこで本発明の技術的課題は、限外ろ過機のような高価なろ過機を使用しなくても、比較的安いコストにて造ることを可能にした処理装置を用いて、脱脂洗浄を終えた使用済みのアルカリ性電解水から油脂分を確実に分離処理して、使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合した状態で排水できるように工夫した排水処理方法とその装置を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、前記請求項1に係る発明は、電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて各種部品類や機器類等を脱脂洗浄し、洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合するように油脂分を分離処理して排水する使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法であって、脱脂洗浄後の使用済みアルカリ性電解水が送り込まれる処理槽内に酸性液を注入することにより、使用済みアルカリ性電解水を酸性に調整する工程と、酸性に調整された使用済みアルカリ性電解水を、処理槽から油水分離フイルターに送り込んで油水分離する工程と、この油水分離フイルターによって分離浮上された油脂分を除去する工程を行った後、使用済みアルカリ性電解水を排水する工程と、から成ることを特徴としている。
(2) また、請求項2に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記油脂分を除去する工程を終えた後、使用済みアルカリ性電解水を再び前記処理槽に送り返して前記各工程を繰り返す循環工程を所定回数行うことにより、使用済みアルカリ性電解水から油脂分を除去することを特徴としている。
(3) 次に、前記請求項3に係る発明は、電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて各種部品類や機器類等を脱脂洗浄し、洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合するように油脂分を分離処理して排水する使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置であって、脱脂洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を取り入れ可能に構成した処理槽と、この処理槽内の使用済みアルカリ性電解水に対して、必要量の酸性液を注入することにより、使用済みアルカリ性電解水を酸性に調整することができる酸性水溶液タンクと、ポンプを介して上記の処理槽から送られて来る上記酸性に調整された使用済みアルカリ性電解水から、油脂分を分離浮上させて除去する油水分離フイルター装置と、この油水分離フイルター装置によって油脂分を分離除去された使用済みアルカリ性電解水を排水する手段と、によって構成したことを特徴としている。
(4) また、請求項4に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記油脂分を分離除去した使用済みアルカリ性電解水が排水される排水流路の途中に、バルブの切換によって上記使用済みアルカリ性電解水を再び前記処理槽に循環させる循環流路を設けると共に、上記バルブを切換ることによって上記使用済みアルカリ性電解水の循環を所定回数行う制御手段が具備されていることを特徴としている。
(5) また、請求項5に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記処理槽に、使用済みアルカリ性電解水のpHを測定するpH計と、pH計の測定値に従って前記酸性水溶液タンクから注入される酸性水の量を調整する酸性水ポンプと、上記処理槽内の使用済みアルカリ性電解水と注入された酸性水とを攪拌して混合する攪拌手段とを設けたことを特徴としている。
(6) また、請求項6に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記処理槽に、必要に応じて中和用のアルカリ液を添加することができるアルカリ性水溶液タンクを設けたことを特徴としている。
(7) また、請求項7に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記処理槽内の使用済みアルカリ性電解水を前記油水分離フイルター装置に送るための流路の一部と、使用済みアルカリ性電解水を貯留槽から前記処理槽へ送るための流路の一部とが、双方兼用の流路に構成して、この兼用流路にポンプを設けると共に、このポンプを上記各流路に設けたバルブの切換え操作に従って、上記の使用済みアルカリ性電解水を貯留槽から処理槽へ送るためのポンプと、上記処理槽から油水分離フイルター装置へ送るためのポンプの双方に兼用可能に構成したことを特徴としている。
(8) また、請求項8に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記油水分離フイルター装置が、繊維間の孔径を7μm以下の不織布を用いたコアレッサーフイルターを用いて構成されていることを特徴としている。
(9) 更に、請求項9に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法は、前記油水分離フイルター装置の前段流路上にプレフイルターを設け、このプレフイルターの前後の流路上には圧力計を設けて、これ等前後の圧力計の計測値からプレフイルターの稼働状況を監視するように構成したことを特徴としている。
上記(1)と(3)で述べた手段によれば、脱脂洗浄を行った後の使用済みアルカリ性電解水を処理槽に導いて、塩酸や硫酸等の酸性液を添加混合することにより、微小な油分を凝集して粗粒化を図り、次いで、その混合液を油水分離フイルターに送って油水を分離するため、油水を確実に分離することができると共に、油脂分を分離凝集して別途回収することができるものであって、油脂分を分離した使用済みアルカリ性電解水は清浄水と成って、一般の排水口に排水することを可能にする。
上記(2)と(4)で述べた手段によれば、1回の循環処理で使用済みアルカリ性電解水中の油脂分を完全に分離捕集できない場合でも、この循環処理を必要に応じて複数回繰り返すことにより、確実に油脂分を分離して捕集できるため、使用済みアルカリ性電解水を排出基準値を完全にクリアーした清浄水として排水することを可能にする。
上記(5)で述べた手段によれば、使用済みアルカリ性電解水に対する酸性液の添加量を、必要に応じて加減調節して、微小な油分を凝集して粗粒化する条件を最適な状態に設定できると共に、酸性液が添加された混合液を攪拌手段で攪拌することにより、添加した酸性液の混合状態を平均化して、上記凝集効果を更に高めることを可能にする。
上記(6)で述べた手段によれば、pHを下げ過ぎてしまった場合でも、前記(4)で述べた循環作用によって処理槽に戻った使用済みアルカリ性電解水(清浄水)に対して、アルカリ性水溶液タンクからアルカリ液を投入してpHを5.8〜8.6程度に再調整すれば、使用済みアルカリ性電解水を、排出基準値をクリアーした清浄水として排水することができる。
上記(7)で述べた手段によれば、1台のポンプにより、バルブの切換えだけで使用済みアルカリ性電解水を貯留槽から処理槽に送ったり、処理槽から油水分離フイルターに送ったりすることができるため、構造と使用操作の簡略化を図ることを可能にする。
上記(8)で述べた手段によれば、油水分離フイルターを構成するコアレッサーフイルターは、繊維間の孔径が7μm以下と非常に小さいため、油脂分が混合した水から油分を分離凝集する能力が高く、優れた油水分離機能を発揮することができる。
上記(9)で述べた手段によれば、油水分離フイルター(コアレッサーフイルター)の前段のプレフイルターで物理的なごみを除去できるため、不要なごみをコアレッサーフイルターへ通さないので長持ちし、また、プレフイルターの前後の圧力計でプレフイルターの目詰まりや破損を監視できるため、常時正常な状態で稼働することができる。
以上述べた次第で、本発明に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法及びその装置によれば、前記特許文献1に記載の「限外ろ過機」のように高価な設備類を使用しなくても、貯留槽と処理槽、及び、油水分離フイルターを流路で結び、処理槽に酸性液注入用の酸性水溶液タンクと、中和用のアルカリ液添加用のアルカリ性水溶液タンクを設けるといった、比較的簡単な構成の装置を用いて、脱脂洗浄に用いた使用済みアルカリ性電解水を、排水基準に適合した清浄水(洗浄水)に処理して、一般の排水口に排水することができるため、アルカリ性電解水を洗浄水とする洗浄装置の排水設備を簡略化、低コスト化できる経済性を発揮できると共に、アルカリ性電解水を洗浄水として使用する洗浄設備の利用度を増大できる利点も発揮することができる。
以下に、上述した本発明に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置の構成を図面と共に説明すると、図1は、当該排水処理装置1の全体を説明した構成図であって、図中、10は収容した使用済みアルカリ性電解水AEを処理するための処理槽で、ここで使用済みアルカリ性電解水AEとは、電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて各種の部品類や機器類等を脱脂洗浄することにより、残留する油脂分を含んだアルカリ性電解水を意味する。また、20は本発明に係る排水処理装置1の作動を制御する制御盤で、CPUと各種プログラムを備えたメモリーとタイマー(いずれも図示省略)とによって構成されている。
更に図中、11,12,13は上記処理槽10に設けた酸性水溶液タンクとpH計と攪拌機であって、酸性水溶液タンク11からは、前記請求項5に記載の如く、pH計12による測定結果から、排水する使用済みアルカリ性電解水AEに混入した油分を凝集粗粒化させるために、酸性水ポンプP2の作動によって供給パイプ11Aを通して必要量の酸性水が処理槽10内に注入されて、使用済みアルカリ性電解水AEのpHを調整することができ、また、攪拌機13は上記酸性水が注入されると駆動するモータ13Mによって一定時間回転して、使用済みアルカリ性電解水AEと注入された酸性水を攪拌、混合する仕組みに成っている。また、図1のバルブSV1とSV3を開き、バルブSV2とSV4を閉じ、ポンプP1の作動による回流によって攪拌するようにしてもよい。
而して図中、11Xは酸性水溶液タンク11の液面センサ、12AはpH計12の検知管、14は処理槽10の液面センサ、15は処理槽10の排水バルブを示す。
次に、30は上記使用済みアルカリ性電解水AEの貯留槽、30Aはその液面センサ、31は貯留槽30内の使用済みアルカリ性電解水AEを上述した処理槽10に送る第1給水流路で、第1給水流路31に送り出された使用済みアルカリ性電解水AEは、給排兼用ポンプP1を備える給排兼用流路34、及び、第2給水流路32を通って処理槽10に供給するように構成され、また、処理槽10で処理された使用済みアルカリ性電解水AEは、第1排水流路33に送り出された後、上述した給排兼用流路34、及び、第2排水流路35を通って、排水口流路36に向けて排水される仕組みに成っている。
また、SV1,SV2,SV3,SV4は、上記各給水流路31,32と、各排水流路33,35に設けた開閉バルブであって、これ等各バルブSV1〜SV4の開閉操作と、上記給排兼用ポンプP1の作動によって、貯留槽30内の使用済みアルカリ性電解水AEを処理槽10に送り込んだり、或いは、処理槽10内の使用済みアルカリ性電解水AEを、上記ポンプP1によって排水口流路36側に圧送することができるように構成されている。
更に図中、40は上記排水口流路36に設けた油水分離フイルター装置を示す。この油水分離フイルター装置40は、図3に示すように例えばPET,PP,ナイロン、或いは、ポリエステルガラス繊維等から成る繊維間の孔径が7μm以下の不織布を用いて、略円柱状又は角柱状に造ったコアレッサーフイルター40Fを、フイルター容器40Aの内部中央に縦状に配設した構成に造られている。
このフイルター容器40Aの下側より、前記第2排水流路35を通して油脂を含んだ使用済みアルカリ性電解水AE(油水混合液)を上記コアレッサーフイルター40Fの底面に向けて圧送すると、コアレッサーフイルター40Fは繊維間の孔径が小さく造られている関係で、図3に示す如く混合されていた油脂と水とが瞬時に比重差分離して、油層と水層の完全二層系に分離すると共に、微小に分散した遊離油を粗粒化して浮上させ、この浮上した油脂分をフイルター容器40Aから廃油流路41を通して図1に示した廃油容器42に排出することができる。
また、36Tは根端部を循環用バルブSV5を介して上記の排水口流路36の途中に分岐接続し、先端側を上記処理槽10側に接続した循環流路、SV6はこの循環流路36Tの分岐部分と、排水口36Aとの間の排水口流路36に設けた排水用バルブであって、この排水用バルブSV6を閉じて上記循環用バルブSV5を開くと、油水分離フイルター装置40によって油脂分が分離された処理水が、循環流路36Tを通って再び処理槽10に送り込まれて、上述した各種処理が再度繰り返される。
以上の循環運転の設定を複数回(例えば5回)繰り返すことにより、油脂混合の使用済みアルカリ性電解水AEから油脂分を確実に分離して、ノルマルヘキサン抽出物質を5ppm以下に調整できることが実験の結果判明した。従って、1回の循環で使用済みアルカリ性電解水AEに含まれている油脂分を分離できない場合でも、この循環を複数回繰り返すことで、油水分離フイルター装置40において、油脂分を確実に分離浮上することが可能であるため、排出基準値をクリアーした清浄水として排水することが可能となった。
更に図面において、43は前記油水分離フイルター装置40の前段部の第2排水流路35に設けたプレフイルター、PS1とPS2はこのプレフィルター43の前後に設けた圧力計で、プレフィルター43は油水分離フイルター装置40の前段で物理的なゴミを除去することができ、圧力計PS1とPS2はプレフィルター43の目詰まりや破損を監視することができる。
また、図2は前記請求項6に記載した本発明の実施例を示した構成図であって、図中、16は前記処理槽10に設けたアルカリ性水溶液タンクで、このタンク16からは、使用済みアルカリ性電解水AEのpHを排出基準値を下回るほど下げてしまった場合に、アルカリ性水ポンプP3の作動によって供給パイプ16Aを通して必要量のアルカリ性水が処理槽10内に注入されて、使用済みアルカリ性電解水AEを中和調整することができる。而して図中、16Xは当該タンク16に設けた液面センサを示す。尚、図2に記載のその他の部材は全て図1に記載のものと同一であるから、図2では各部材の説明は省略する。
図1並びに図2に記載の如く構成した本発明に係る排水処理装置1では、バルブSV1とSV4を閉じ、バルブSV2とSV3を開いてポンプP1を作動すれば、貯留槽30内の油脂を含んだ使用済みアルカリ性電解水AEを処理槽10に給水することができる。
処理槽10内でpHの調整等を済ませた使用済みアルカリ性電解水AEは、バルブSV2とSV3を閉じ、バルブSV1とSV4を開けると共に、循環用バルブSV5を閉じ、排水用バルブSV6を開いてポンプP1を作動すれば、先ず、プレフィルター43で各種のゴミ類が除去され、次いで、 油水分離フイルター装置40で油脂分が分離、除去されて、排水口36Aから排水されるが、排水口36Aから排水される処理済みの水が排出基準値をクリアーしていない場合は、循環用バルブSV5を開き、排水用バルブSV6を閉じて、上記ポンプP1の作動を続ければ、使用済みアルカリ性電解水AEが循環流路36Tを通って処理槽10に循環されるため、再びpHの調整やプレフィルター43及び油水分離フイルター装置40による処理が繰り返されるため、この循環を必要回数繰り返した後、循環用バルブSV5を閉じて排水用バルブSV6を開けば、排出基準値をクリアーした清浄水を排水口36Aから排水することができる。尚、ポンプP1の下流のバルブSV4と並列に別途排水バルブ(図示省略)を設けて、循環後の排水時のみこのバルブを開放して清浄水を排水することもできる。
また、図面において20Rは前述した各バルブSV1〜SV6や各ポンプP1〜P3、各圧力計PS1とPS2、攪拌機13のモータ13M、pH計12、各液面センサ11X,14,16X,30Aから成る各部材と、前記制御盤20の間を通信可能な状態に結ぶ通信線で、これ等各部材の作動は制御盤20のメモリに格納されている制御用プログラムによって制御される仕組みに成っている。
尚、図1,2において、貯留槽30に設けた液面センサ30Aは油水の分離作業を1回の処理分以上であるかどうか判断する為のものである。即ち、処理槽30内の液面センサ30Aは1回の処理分の水量を見るものである。
また、本発明で用いる洗浄用のアルカリ性電解水は、例えば特開2003−340451号公報に記載の方法で生成すればよい。従来は物品に付着した油脂を分離する為に洗浄液に界面活性剤を加えて使用している。界面活性剤を含む水系洗浄剤はpH値に関わらず、界面活性剤自体が油を乳化状態に保つ特性から、界面活性剤自体を除去しない限り、乳化状態の油分を粗粒化させて分離することはできない。一方、アルカリ性電解水は酸を加えることによって乳化状態となっている油の分離を促進させ、粗粒化させることができる。これは油脂の付着した部品の洗浄に界面活性剤を使わなくても脱脂できるアルカリ性電解水特有の利点である。従って、本発明ではこの特徴を利用し、油脂付着部品等を洗浄したアルカリ性電解水を、排出基準値をクリアーした清浄水として排水することができる。
図4は、本発明の根拠となる酸による油滴の凝集/粗粒化の技術説明を示したものである。即ち、
(イ)の如くミクロンオーダーで微小に分散した油水混合液に、(ロ)の如くpH調整用の酸を加えることにより、(ハ)に示すように油滴は凝集し、粗粒化する。このような方式によりミクロンオーダーに微分散した油水混合液の油滴を、ある程度粗粒化させることが可能となる。
また、図5は本発明の根拠となる不織布による油滴の凝集/粗粒化フイルターの技術説明を示したものである。即ち、
(イ)の如くミクロンオーダーで微小に分散した油水混合液を、不織布フイルターに通過させることにより、油滴は(ロ)に示す如くフイルターに捕捉され、凝集し、粗粒化する。このような機能によりミクロンオーダーに微分散した油水混合液を、(ハ)の如くミリメートルオーダーに粗粒化させ、比重差により二層系に分離させる方式のことを、通称コアレッサ油水分離方式と呼ぶ。
次に図6は、アルカリ性電解水をpH3,6,12の3種類に調整した場合と、界面活性剤を添加した洗浄剤の各々を油水分離フイルター回路に循環して油分を除去した場合のノルマルヘキサン抽出物値であり、図7は図6の一部拡大図である。このグラフにより界面活性剤が添加された洗浄剤とpHが12の電解水ではノルマルヘキサン抽出物値が排水基準を満たさないが、pH6以下では排出基準を満足することが分かる。
また、図8は一般的な3種の鉱物油を使用して実験したノルマルヘキサン抽出物値であり、通常使用されている油脂では本願の装置と方法により排出基準値をクリアーしているものと判断できる。図9は油水分離フイルターとしての不織布の繊維間の孔径と、ノルマルヘキサン抽出物値の変化を表したグラフである。また、図6,7,9は油種として一番条件の悪いDP−15を使用したデータである。図10は以上述べたグラフのデータ表で、図11は実験に使用した油種の一覧表である。
図12は、処理槽10に酸性液をpH計12で数値を見ながら滴下する油水分離工程のフロー図であり、図13と図14は図12のフローに中和工程を加えたフロー図である。また、図15は処理槽10に予め設定した量の酸性液を滴下する工程を示したフロー図であり、図16と図17は、図15に中和工程を加えたフロー図であって、いずれも制御盤30のメモリーに格納されているプログラムに従って制御作動される仕組みに成っている。
即ち、図12に示したフローチャートにおいて、ステップS1〜ステップS4は、使用済みアルカリ性電解水AEを貯留槽30から処理槽10に送り込む「廃液吸入工程」を示し、ステップS5〜ステップS10は、処理槽10に収容した使用済みアルカリ性電解水AEに対して、酸性液を注入して酸性に調整する「酸処理工程」を示し、ステップS11〜ステップS13は、酸性に調整した使用済みアルカリ性電解水AEを油水分離フイルター装置40に送って油水分離する「油水分離工程」を示し、更に、ステップS14〜ステップS16は、以上の如く処理した処理水を排出口36Aから排水する「処理液排出工程」を示したものである。
また、図13及び図14に示したフローチャートにおいて、ステップS18〜ステップS21は、図12に示したものと同じ「廃液吸入工程」であり、ステップS22〜ステップS27は、同じく図12に示したものと同一の「酸処理工程」であり、ステップS28〜ステップS30は同じく「油水分離工程」を示したものである。また、ステップS31〜ステップS36は、処理水のpHを排出基準値を下回るほど下げてしまった場合に、アルカリ性水溶液タンク16からアルカリ性水溶液を添加して中和調整する「中和工程」を示し、更に、ステップS37〜ステップS39は、図12に示したものと同じ「処理液排出工程」を示したものである。
更に図15に示したフローチャートは、前記図12に示したフローチャートの「酸性処理工程」に代えて、ステップS45〜ステップS50において、処理槽10に対して予め設定した量の酸性液を滴下する規定量タイプの「酸性処理工程」を行う処理を説明したものである。
また、図16及び図17に示したフローチャートは、図15に示したフローチャートに、ステップS71〜ステップS76の「中和工程」を加えた処理を説明したものである。
本発明の実施例に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置を示した構成図。 本発明の他の実施例に係る使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置を示した構成図。 本発明で用いる油水分離フイルター装置の実施例を示す構成図。 酸による油滴の凝集/粗粒化の状況を説明した説明図。 不織布による油滴の凝集/粗粒化の状況を説明した説明図。 界面活性剤とアルカリ性電解水によるノルマルヘキサン抽出量を比較したグラフ。 調整pHと循環回数の関係を示したグラフ。 鉱物油の種類によるノルマルヘキサン抽出量を比較したグラフ。 フイルター孔径によるノルマルヘキサン抽出量の違いを示すグラフ。 各図に示したグラフのデータを表にした図。 実験に使用した油種の一覧を示す図。 処理槽に酸性液をpH計で数値を見ながら滴下する油水分離工程のフローチャート。 図12のフローチャートに中和工程を加えた油水分離工程のフローチャート。 図13に示すフローチャートの続きを表したフローチャート。 処理槽に予め設定した量の酸性液を滴下する油水分離工程のフローチャート。 図15のフローチャートに中和工程を加えた油水分離工程のフローチャート。 図16に示すフローチャートの続きを表したフローチャート。
符号の説明
AE 使用済みアルカリ性電解水
1 排水処理装置
10 処理槽
11 酸性水溶液タンク
12 pH計
13 攪拌機
16 アルカリ性水溶液タンク
P1,P2,P3 ポンプ
20 制御盤
30 貯留槽
31,32 給水流路
33,35 排水流路
34 給排兼用流路
SV1,SV2,SV3,SV4 切換バルブ
36 排水口流路
36A 排水口
36T 循環流路
40 油水分離フイルター装置
40A フイルター容器
40F コアレッサフイルター
42 排油容器
43 プレフイルター
PS1,PS2 圧力計

Claims (9)

  1. 電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて各種部品類や機器類等を脱脂洗浄し、洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合するように油脂分を分離処理して排水する使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法であって、
    脱脂洗浄後の使用済みアルカリ性電解水が送り込まれる処理槽内に酸性液を注入することにより、使用済みアルカリ性電解水を酸性に調整する工程と、
    酸性に調整された使用済みアルカリ性電解水を、処理槽から油水分離フイルターに送り込んで油水分離する工程と、
    この油水分離フイルターによって分離浮上された油脂分を除去する工程を行った後、使用済みアルカリ性電解水を排水する工程と、
    から成ることを特徴とする使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法。
  2. 前記油脂分を除去する工程を終えた後、使用済みアルカリ性電解水を再び前記処理槽に送り返して前記各工程を繰り返す循環工程を所定回数行うことにより、使用済みアルカリ性電解水から油脂分を除去することを特徴とする請求項1に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法。
  3. 電気分解によって生成されたアルカリ性電解水を用いて各種部品類や機器類等を脱脂洗浄し、洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を排水基準に適合するように油脂分を分離処理して排水する使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置であって、
    脱脂洗浄後の使用済みアルカリ性電解水を取り入れ可能に構成した処理槽と、
    この処理槽内の使用済みアルカリ性電解水に対して、必要量の酸性液を注入することにより、使用済みアルカリ性電解水を酸性に調整することができる酸性水溶液タンクと、
    ポンプを介して上記の処理槽から送られて来る上記酸性に調整された使用済みアルカリ性電解水から、油脂分を分離浮上させて除去する油水分離フイルター装置と、
    この油水分離フイルター装置によって油脂分を分離除去された使用済みアルカリ性電解水を排水する手段と、
    によって構成したことを特徴とする使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  4. 前記油脂分を分離除去した使用済みアルカリ性電解水が排水される排水流路の途中に、バルブの切換によって上記使用済みアルカリ性電解水を再び前記処理槽に循環させる循環流路を設けると共に、上記バルブを切換ることによって上記使用済みアルカリ性電解水の循環を所定回数行う制御手段が具備されていることを特徴とする請求項3に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  5. 前記処理槽に、使用済みアルカリ性電解水のpHを測定するpH計と、pH計の測定値に従って前記酸性水溶液タンクから注入される酸性水の量を調整する酸性水ポンプと、上記処理槽内の使用済みアルカリ性電解水と注入された酸性水とを攪拌して混合する攪拌手段とを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  6. 前記処理槽に、必要に応じて中和用のアルカリ液を添加することができるアルカリ性水溶液タンクを設けたことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  7. 前記処理槽内の使用済みアルカリ性電解水を前記油水分離フイルター装置に送るための流路の一部と、使用済みアルカリ性電解水を貯留槽から前記処理槽へ送るための流路の一部とが、双方兼用の流路に構成して、この兼用流路にポンプを設けると共に、このポンプを上記各流路に設けたバルブの切換え操作に従って、上記の使用済みアルカリ性電解水を貯留槽から処理槽へ送るためのポンプと、上記処理槽から油水分離フイルター装置へ送るためのポンプの双方に兼用可能に構成したことを特徴とする請求項3、4、5又は6に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  8. 前記油水分離フイルター装置が、繊維間の孔径を7μm以下の不織布を用いたコアレッサーフイルターを用いて構成されていることを特徴とする請求項3又は7に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
  9. 前記油水分離フイルター装置の前段流路上にプレフイルターを設け、このプレフイルターの前後の流路上には圧力計を設けて、これ等前後の圧力計の計測値からプレフイルターの稼働状況を監視するように構成したことを特徴とする請求項3、4、5、6、7又は8に記載の使用済みアルカリ性電解水の排水処理装置。
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