JP2007330388A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】斬新な操作を遊技者に行わせることにより斬新な遊技感を与えることで、遊技自体が単調となることを防止し、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】気体が吹きかけられる吹きかけ部28と、吹きかけ部28に吹きかけられた気体を検知するための検知手段と、遊技機を制御するための遊技制御装置21と、を少なくとも備えた遊技機において、遊技制御装置21に、検知手段によって検知された気体の検知量を評価するための検知量評価手段180と、遊技機が所定の遊技状態となっている際に、吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで検知手段による検知が行われることを契機として、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、遊技状態を変化させる遊技状態変更手段200と、を備える。
【選択図】図8

Description

この発明は遊技機に関し、詳しくは、様々な演出態様により遊技者に対して報知を行う遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、具体的には、たとえばスロットマシンにおいては、所定の当選役(たとえば特定遊技(いわゆるレギュラーボーナス)や特定導入遊技(いわゆるビッグボーナス)等)に当選したときに、当該当選役に当選したことを様々な演出態様により報知するものが知られている。また、所定の当選役に当選している旨の期待度を、様々な演出態様により報知するものも知られている。
具体的には、下記の特許文献1に開示されている遊技機は、エレクトロルミネッセンス表示装置を備え、通常状態においては、このエレクトロルミネッセンス表示装置は透明に維持されているが、当選抽選手段によって特別遊技に係る当選役に当選したときは、このエレクトロルミネッセンス表示装置を発光させ、非透明に変化させることにより、当選の報知を行うように形成されている。
また、下記の特許文献2に開示されている遊技機は、演出制御装置を備え、この演出制御装置は複数回の遊技にわたり連続した連続演出を行うことができるように形成されている。
また、これ以外には、遊技機前面側の所定のランプを点灯させたり、所定の音をスピーカにより発生させたりすることにより、所定の当選役に当選している旨の期待度を報知する遊技機が知られている。
特開2001−161892号公報 特開2002−224282号公報
しかし、上述のような遊技機における報知は、もっぱら液晶表示装置やランプ等の表示装置により行われるため、種々の遊技機で似たような内容の報知演出が行われる可能性が高い。したがって、遊技者は、種々の遊技機において、同じような報知演出による遊技を行うこととなるため、斬新さが無くなり、面白味に欠けるという問題が生じていた。
また、上述のような遊技機における演出としては、予め定められた複数パターンの演出データの中から所定の抽選手段等により演出データが選択され、この選択された演出データに基づいてストーリーが自動的に進行していくものが多く知られている。このような遊技機では、遊技者は、前述のように自動的に進行していくストーリーに係る演出を、液晶表示装置やスピーカなどを通じて、単に見たり聞いたりするだけであるため、演出が単調なものとなり、遊技者が飽きてしまうという問題が生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、斬新な操作を遊技者に行わせることにより斬新な遊技感を与えることで、遊技自体が単調となることを防止し、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明は、斬新な操作を遊技者に行わせることにより斬新な遊技感を与えることで、演出が単調となることを防止し、遊技者の演出に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3又は4)
すなわち、請求項3又は4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、遊技者の操作がより現実的に遊技や演出に反映されることにより、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることで、遊技者の遊技や演出に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、気体が吹きかけられる吹きかけ部28と、前記吹きかけ部28に吹きかけられた気体を検知するための検知手段(検知センサー27)と、遊技機を制御するための遊技制御装置21と、を少なくとも備えた遊技機において、前記遊技制御装置21は、前記検知手段(検知センサー27)によって検知された気体の検知量を評価するための検知量評価手段180と、遊技機が所定の遊技状態となっている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させる遊技状態変更手段200と、を備えていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンや、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
また、吹きかけ部28は、遊技者によって気体が吹きかけられる遊技機の所定箇所である。また、検知手段は、前記吹きかけ部28に吹きかけられた気体を検知するためのものであり、たとえば、検知センサー27として形成することができる。
具体的には、たとえば、前記遊技機がスロットマシン10であるものとする。この場合には、前記吹きかけ部28は、前記スロットマシン10を構成する箱状の筐体11において遊技者に向かって臨むように形成された表示窓12の所定位置に、筐体11の外部から内部へ向けて貫通する微小な貫通孔を複数設けて、形成することができる。そして、この吹きかけ部28の位置に対応する筐体11の内部に前記検知手段(検知センサー27)を設けることができる。これにより、前記検知手段(検知センサー27)が、前記吹きかけ部28に吹きかけられた気体を検知することができる。また、前記吹きかけ部28は、微小な貫通孔を複数設ける代わりに、表示窓12の所定位置に形成された貫通孔をメッシュ状の覆い部材などで覆うことにより形成することもできる。また、前記検知センサー27は、筐体11の内部に設けるのではなく、筐体11の外部の所定位置に設けてもよい。この場合は、前記検知センサー27を、たとえば上述のメッシュ状の覆い部材で覆うことで、吹きかけ部28を形成することができる。
また、吹きかけ部28に吹きかける気体としては、たとえば、遊技者によって吐き出される息(空気)や、遊技者によって吐き出される煙草の煙などが挙げられる。そして、前記検知手段(検知センサー27)としては、吹きかけ部28に吹きかけられる気体の吹きかけの強さを検知するセンサー(たとえば、風力センサー)や、吹きかけ部28に吹きかけられる気体に含まれる煙の量を検知するセンサー(たとえば、煙検知センサー)等を用いることができる。
また、遊技制御装置21は、遊技機を制御するためのものであり、制御基板などによって構成されている。この遊技制御装置21は、後述する検知量評価手段180や遊技状態変更手段200を備えているが、これらに限定されるものではなく、たとえば当否の抽選を行うための当選抽選手段80などを備えることもできる。
また、検知量評価手段180は、検知手段(検知センサー27)によって検知された気体の検知量を評価するためのものである。この検知量評価手段180は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さを評価するように設定することができる。そして、この場合、検知量評価手段180による評価の結果は、たとえば、「強」「中」「弱」の3段階に設定することができる。また、検知量評価手段180は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙の量を評価するように設定することもできる。そして、この場合、検知量評価手段180による評価の結果は、たとえば、「多」「少」の2段階に設定することができる。
また、遊技状態変更手段200は、遊技機が所定の遊技状態となっている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させるものである。
前記「所定の遊技状態」とは、条件を満たすことにより第1の遊技状態から第2の遊技状態へ移行するように設定された連続する遊技状態のうち、移行前に属する第1の遊技状態をいい、次のようなものが挙げられる。
たとえば、遊技機としてのスロットマシン10が、当選抽選手段80の抽選結果に関する情報を所定の表示装置により報知するアシストタイム遊技(ATゲーム)を有しているものとする。そして、このATゲームにおいては、当該ATゲームに当選すると、所定の条件を満たさなければ終了しない前兆遊技という遊技状態に移行し、前兆遊技中に前記所定の条件が満たされると前兆遊技は終了し、ATゲームが開始されるように形成されているものとする。この場合、前兆遊技が前記第1の遊技状態(所定の遊技状態)に該当し、開始されたATゲームが前記第2の遊技状態となる。
また、スロットマシン10が、所定の遊技区間において所定の当選役(たとえば、遊技者に多くの利益を付与可能な特別遊技など)が入賞し難い制御を行うことで複数の前記当選役当選の権利を貯留可能なストックタイム遊技(STゲーム)を有しているものとする。そして、このSTゲームにおいては、貯留された前記当選役当選の権利を放出する旨が決定されると、所定の条件を満たさなければ終了しない前兆遊技という遊技状態に移行し、前兆遊技中に前記所定の条件が満たされると前兆遊技は終了し、前記当選役が入賞可能となるように形成されているものとする。この場合、前兆遊技が前記第1の遊技状態(所定の遊技状態)に該当し、前記当選役が入賞可能となった状態が前記第2の遊技状態となる。
また、「検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させる」ものとしては、次のようなものが挙げられる。
たとえば、スロットマシン10が上述のようなATゲームを有し、かつ、検知量評価手段180が吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さを「強」「中」「弱」の3段階に評価するように設定されているものとする。そして、このスロットマシン10において、ATゲームに当選した際に、前兆遊技を終了させるための条件として、検知量評価手段180による評価が「強」となる旨が設定されるものとする。すると、前兆遊技において、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「強」と評価された場合には、前兆遊技が終了しATゲームが開始されることとなる。すなわち、遊技状態変更手段200が、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させることとなる。なお、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「中」又は「弱」と評価された場合には、前兆遊技は終了せず、再度、吹きかけ部28に気体を吹きかけなければならないこととなる。
また、同スロットマシン10において、ATゲームに当選した際に、前兆遊技を終了させるための条件として内部的に利用する所定値(たとえば、100)が設定されるものとする。また、検知量評価手段180による評価にはそれぞれ、前記所定値からの減算値が設定されているものする。具体的には、たとえば、検知量評価手段180により「強」と評価された場合の減算値は「50」、検知量評価手段180により「中」と評価された場合の減算値は「25」、検知量評価手段180により「弱」と評価された場合の減算値は「10」と設定されているものとする。そして、1回の遊技において遊技者によって吹きかけ部28に気体が吹きかけられると、前記検知量評価手段180による評価に基いて前記所定値から前記減算値が引かれ、所定値が0以下となった場合に、前兆遊技が終了しATゲームが開始されるように設定することもできる。たとえば、ATゲームに当選した際に、所定値として「100」が設定されたものとする。そして、今回の遊技において、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「強」と評価された場合には、前記所定値「100」から「50」が減算され、所定値は「50」となる。さらに、次の遊技においても、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「強」と評価された場合には、前記所定値「50」から「50」が減算され、所定値は「0」となる。これにより、前兆遊技が終了しATゲームが開始されることとなる。すなわち、遊技状態変更手段200が、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させることとなる。
なお、遊技状態変更手段200が遊技状態を変化させる態様としては、上述の態様に限定されるものではない。また、遊技状態変更手段200は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さの評価に基づいて遊技状態を変化させるように設定されていたが、吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙の量に基づいて遊技状態を変化させるように設定することもできる。
(作用)
本発明によれば、遊技者によって吹きかけ部28に気体が吹きかけられると、その旨が検知手段(検知センサー27)によって検知され、吹きかけ部28に吹きかけられた気体が検知量評価手段180によって評価される。そして、遊技機が所定の遊技状態となっている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、遊技状態変更手段200が前記遊技状態を変化させる。
したがって、本発明では、遊技状態を変化させるために気体を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、遊技状態を変化させるために、遊技者自らが吹きかけ部28に気体を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技が単調となることを防止し、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができることとなる。
また、検知量評価手段180による評価の結果を反映した遊技が行われた結果、遊技状態が変化することとなるため、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることができる。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができることとなる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、気体が吹きかけられる吹きかけ部28と、前記吹きかけ部28に吹きかけられた気体を検知するための検知手段(検知センサー27)と、遊技機を制御するための遊技制御装置21と、遊技に関する演出を行うための演出制御装置22と、を少なくとも備えた遊技機において、前記遊技制御装置21は、前記検知手段(検知センサー27)によって検知された気体の検知量を評価するための検知量評価手段180を備え、前記演出制御装置22は、所定の演出が行われている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記演出を変化させる演出変更手段330を備えていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機としては、請求項1記載の発明に係る遊技機と同様に、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンや、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
また、演出制御装置22は、遊技に関する演出を行うためのものであり、遊技制御装置21と同様に、制御基板などによって構成されている。この演出制御装置22は前記遊技制御装置21と一体となるように形成することもできるし、それぞれ別個となるように形勢することもできる。また、この演出制御装置22は、後述する演出変更手段330を備えているが、これに限定されるものではなく、演出内容を記憶した演出データを記憶するための演出データ記憶手段300、演出データを選択するための演出データ選択手段310、選択された演出データに基づいて演出を実行するための演出実行手段320などを備えることもできる。
また、この遊技機には、前記演出制御装置22によって制御され、かつ、遊技に関する情報を遊技者に向かって報知したり、演出を表示するための演出表示装置26を設けることができる。この演出表示装置26としては、ランプ32、スピーカ33、画像表示装置(画像表示部34)などが挙げられる。また、この画像表示装置は、液晶表示装置やCRT、ドットマトリクス等により構成することができる。
また、演出変更手段330は、所定の演出が行われている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記演出を変化させるものである。
ここで「所定の演出」とは、所定の条件により演出の内容が変化するように設定された演出をいい、次のようなものが挙げられる。
たとえば、スロットマシン10が、当選抽選手段80の抽選結果に関する情報を所定の表示装置により報知するアシストタイム遊技(ATゲーム)を有しているものとする。そして、このATゲーム中に行われる抽選結果に関する情報の画像報知演出において、最初は、前記抽選結果に関する情報の画像が所定の障害物(たとえば、雲や煙)の画像によって隠されているが、所定の条件を満たした場合、前記障害物の画像が消去され抽選結果に関する情報の画像のみが表示され、他の条件を満たした場合、前記障害物の画像及び抽選結果に関する情報の画像のいずれも消去されるようなものが挙げられる。
また、パチンコ機510の演出表示装置26で行われる図柄の変動表示及び停止表示において、所定の図柄が停止表示された際に、所定の条件を満たすと、前記停止表示された図柄が所定のコマ数分だけ変動表示された後停止表示されるようなものも含まれる。
また、「検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記演出を変化させる」ものとしては、次のようなものが挙げられる。
たとえば、スロットマシン10において上述のようなATゲーム中の画像報知演出が行われ、かつ、検知量評価手段180が吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さを「強」「中」「弱」の3段階に評価するように設定されているものとする。そして、画像報知演出として、上述のように、抽選結果に関する情報の画像が所定の障害物(たとえば、雲や煙)の画像によって隠されている旨が表示される演出が行われると、吹きかけ部28への気体の吹きかけが要求されるものとする。そして、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「強」と評価された場合には、抽選結果に関する情報の画像、及び所定の障害物の画像のいずれもが消去される演出が行われる。また、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「中」と評価された場合には、所定の障害物の画像のみが消去され、抽選結果に関する情報の画像のみが表示される演出が行われる。また、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「弱」と評価された場合には、所定の障害物の画像が変わらず表示されたままとなる演出が行われる。すなわち、演出変更手段330が、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記演出を変化させることとなる。
また、上述のようなパチンコ機510において、たとえば3列の図柄の変動表示が行われ、所定の順番で停止表示が行われるように設定されているものとする。また、上述のスロットマシン10と同様に、検知量評価手段180は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さを「強」「中」「弱」の3段階に評価するように設定されているものとする。そして、最初に停止表示された図柄と、2番目に停止表示された図柄とが異なった場合に、吹きかけ部28への気体の吹きかけが要求されるものとする。そして、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「強」と評価された場合には、2番目に停止表示された図柄がたとえば5コマ変動した後停止表示される。また、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「中」と評価された場合には、2番目に停止表示された図柄がたとえば3コマ変動した後停止表示される。また、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって「弱」と評価された場合には、2番目に停止表示された図柄がたとえば1コマ変動した後停止表示される。すなわち、演出変更手段330が、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、前記演出を変化させることとなる。
なお、演出変更手段330による演出の変化の態様としては、上述の態様に限定されるものではない。また、前記演出は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さの評価に基づく内容となっていたが、吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙の量に基づく内容とすることもできる。
(作用)
本発明によれば、遊技者によって吹きかけ部28に気体が吹きかけられると、その旨が検知手段(検知センサー27)によって検知され、吹きかけ部28に吹きかけられた気体が検知量評価手段180によって評価される。そして、所定の演出が行われている際に、前記吹きかけ部28に気体が吹きかけられることで前記検知手段(検知センサー27)による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が前記演出を変化させる。
したがって、本発明では、演出を変化させるために気体を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、演出を変化させるために、遊技者自らが吹きかけ部28に気体を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技及び演出が単調となることを防止し、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
また、検知量評価手段180による評価の結果を反映して、演出が変化することとなるため、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることができる。これにより、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記検知量評価手段180は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さを評価するように形成されていることを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、遊技者によって吹きかけ部28に気体が吹きかけられると、その旨が検知手段(検知センサー27)によって検知され、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって評価される。
したがって、吹きかけ部28に吹きかけられた気体の吹きかけの強さについての評価を反映して、遊技状態又は演出が変化することとなるため、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることができる。これにより、遊技者の遊技や演出に対する興趣を高めることができることとなる。
(請求項4)
請求項4は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記検知手段(検知センサー27)は、吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙を検知するように形成されているとともに、前記検知量評価手段180は、前記検知手段(検知センサー27)によって検知された吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙の量を評価するように形成されていることを特徴とする。
この検知手段(検知センサー27)としては、特に限定されるものでなく、たとえばガス濃度感知式センサー、光学式センサー、その他の公知の煙検知センサーを用いることができる。
(作用)
本発明によれば、遊技者によって吹きかけ部28に気体が吹きかけられると、この気体に含まれる煙が検知手段(検知センサー27)によって検知され、気体に含まれる煙の量が検知量評価手段180によって評価される。
したがって、吹きかけ部28に吹きかけられた気体に含まれる煙の量についての評価を反映して、遊技状態又は演出が変化することとなるため、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることができる。これにより、遊技者の遊技や演出に対する興趣を高めることができることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明によれば、斬新な操作を遊技者に行わせることにより斬新な遊技感を与えることで、遊技自体が単調となることを防止し、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明によれば、斬新な操作を遊技者に行わせることにより斬新な遊技感を与えることで、演出が単調となることを防止し、遊技者の演出に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項3又は4)
すなわち、請求項3又は4記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、遊技者の操作がより現実的に遊技や演出に反映されることにより、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることで、遊技者の遊技や演出に対する興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図9までは、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10の制御装置20の入力及び出力の概略を示すブロック図である。図2は、スロットマシン10を示す外観正面図である。図3は、検知センサー27を示す外観斜視図である。図4は、検知センサー27の変形例を示す外観斜視図である。図5から図8までは、スロットマシン10の動作の概略を示すフローである。図9は、前兆遊技の内容を示す概略図である。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、メダル遊技機であるスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
スロットマシン10は、図2に示すように、箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、筐体11の内部に設けられた3個の回転リール40の図柄46を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央右部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口14が設けられている。
また、前記図柄表示窓13の左方には、遊技者が空気を吹きかけるための吹きかけ部28が形成されている。具体的には、前記吹きかけ部28は、筐体11の外部から内部へ向けて貫通する複数の貫通孔から構成されている。
また、前記吹きかけ部28に対応する筐体11の内部には、この吹きかけ部28に吹きかけられた空気を検知するための検知センサー27が設けられている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、遊技メダルを貯留するとともに、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すホッパーユニット35が設けられている。
また、スロットマシン10の正面側の下部には、入賞の結果、前記ホッパーユニット35から遊技者に向かって遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口47が形成されている。
また、このスロットマシン10は、1回の遊技につき、最大3枚の遊技メダルをベット、すなわち、投入することができる。この遊技メダルの投入は、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入することにより、又は、後述するベットスイッチ16の操作により、行うことができる。
さらに、このスロットマシン10は、予め定めた規定上限数を限度として、遊技メダルを遊技機の内部に電子的に貯留、すなわち、クレジット可能に形成されている。具体的には、このスロットマシン10は、既定上限数として50が設定されている。すなわち、このスロットマシン10は、遊技メダルを、0、1、2、3、・・・50までの範囲でクレジットすることができるように設定されている。
また、このスロットマシン10は、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入して遊技を実行することもできるし、ベットスイッチ16を操作することで遊技機内部にクレジットされた遊技メダルの現在の枚数(現クレジット枚数)から所定の遊技メダルの枚数を減じて遊技メダルの投入に代えて遊技を実行することもできる。
なお、メダル投入口14から遊技メダルを投入する場合、投入された遊技メダルの枚数が、1回の遊技の開始に必要な遊技メダルの枚数(遊技開始最大メダル枚数)である3枚に到達していないときは、メダル投入口14からの遊技メダルを、遊技を開始するためのメダルとして受け付け、当該遊技メダルがベットされる。なお、遊技開始最大メダル枚数の3枚を超えて、遊技メダルがメダル投入口14から投入された場合は、当該遊技メダルは、クレジットされる。すなわち、現クレジット枚数に加算されるものとなる。そして、現クレジット枚数が、既定上限数である50枚に到達するまでは、遊技メダルの直接投入により、現クレジット枚数に加算され、既定上限数である50枚を超えて、遊技メダルを直接投入すると、当該遊技メダルはメダル払い出し口47から、遊技者に返却されるように形成されている。
また、筐体11の内部であって、かつ、メダル投入口14の下部には、特に図示していないが、メダル投入口14から投入された遊技メダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、図柄表示手段41としてのリールユニット30が設けられている。このリールユニット30は、前記回転リール40を備えている。具体的には、このリールユニット30は、特に図示していないが、複数の駆動モータを有しており、各駆動モータの回転軸に、各々、表面に複数の図柄46が表示された前記回転リール40が固定されている。また、前記回転リール40は、図2の向かって左側に位置する左リール43と、図2の向かって右側に位置する右リール45と、この左リール43及び右リール45の間に位置する中リール44とからなるものである。そして、スロットマシン10の前面側には、特に図示していないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向にニ本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
また、筐体11の内部には、特に図示していないが、電源ユニットが設けられている。この電源ユニットは、特に図示していないが、電源装置が内装されていると共に、スロットマシン10の主電源を入れるための電源スイッチを備えている。さらに、筐体11の内部には、特に図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20が備えられている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、特に図示していないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及び、I/O等を備えている。ここで、CPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM、及び、I/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、図柄変動開始手段としてのスタートスイッチ18、及び、図柄変動停止手段としてのストップスイッチ19の操作により、前記回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、筐体11に備えられたランプ32やスピーカ33等の演出表示装置26を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置として形成することができる。このように、遊技全般の処理を行う制御装置と、演出を行う制御装置を別個に形成することで、演出制御に割り当てられるメモリを大幅に増やすことができ、かつ、演出のみを変更することも可能である。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ18
(5)ストップスイッチ19
(6)検知センサー27
なお、入力段としては、上記した(1)から(6)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図2に示すように、スロットマシン10の内部であって、かつ、前記メダル投入口14の下方に設けられたスイッチであって、このメダル投入口14から投入され、かつ、メダルセレクター(図示しておらず)により適正なものとして判断された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図2に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央左部に設けられたスイッチであって、貯留メダル数を減じて遊技メダルのベットに代えるためのものである。
ここで、スロットマシン10は、上述の如く、1回の遊技につき、最大3枚のメダルをベットする、すなわち、投入することができるが、投入メダルは、所定枚数、たとえば50枚まで、あらかじめ遊技機内部に電子的に貯留しておくことができ、貯留メダル数は、後述する数値表示部31に表示されるようになっている。そして、この数値表示部31に貯留メダル数が表示されている場合には、メダル投入口14に遊技メダルを投入する代わりに、ベットスイッチ16を操作することにより遊技を開始させることができる。すなわち、後述するスタートスイッチ18を操作可能状態にすることができる。ベットスイッチ16を操作すると、数値表示部31の表示が「3」減算され、遊技メダルを3枚投入したものとして扱われる。なお、ベットスイッチ16としては、遊技メダル1枚投入用スイッチ、遊技メダル2枚投入用スイッチを設けることもできる。また、ベットスイッチ16は、1個のスイッチで、遊技メダル1枚投入、遊技メダル2枚投入、遊技メダル3枚投入を行えるように形成することもできる。
なお、遊技メダルの投入は、上述のように、メダル投入口14への投入、又は、ベットスイッチ16の操作により行うことができるが、メダル投入口14への投入及びベットスイッチ16の操作を併用して行うこともできる。具体的には、たとえば、メダル投入口14へ1枚の遊技メダルを投入した後、ベットスイッチ16を操作することで、遊技メダル3枚投入の状態とすることができる。また、メダル投入口14へ2枚の遊技メダルを投入した後、ベットスイッチ16を操作することで、遊技メダル3枚投入の状態とすることができる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図2に示すように、前記ベットスイッチ16の左方に設けられたスイッチであって、貯留されている投入メダルを払い出すために用いられる。
(スタートスイッチ18)
スタートスイッチ18は、図2に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に設けられたレバーである。このスタートスイッチ18は、遊技メダルの投入、若しくは、ベットスイッチ16の操作を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット30の駆動を開始させるための図柄変動開始手段である。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、後述する当選抽選手段80の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が、入賞となるための所定の位置である入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ19)
ストップスイッチ19は、図2に示すように、図柄表示窓13の下方で、かつ、スロットマシン10の略中央部に設けられているスイッチであって、リールユニット30の駆動を停止させるための図柄変動停止手段である。具体的には、ストップスイッチ19は、図2に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ19の操作により、具体的には、遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ19を指で押す又は触れる等の操作を行うことにより、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(検知センサー27)
検知センサー27は、図2に示すように、吹きかけ部28の位置に対応するスロットマシン10の内部に設けられているセンサーであって、吹きかけ部28に空気(気体)が吹きかけられたことを検知するための検知手段である。
具体的には、検知センサー27は、図3に示すように、吹きかけ部28に吹きかけられた空気を受けて水平方向の軸を軸心として前後方向に回転する円筒部材50と、この円筒部材50の側方に併設され、かつ円筒部材50の回転を光の遮断により検知可能な光センサー51と、から構成されるものである。
より具体的には、図3に示すように、前記光センサー51は、光を発する発光部51aと、この発光部51aと対向するように設けられ、かつ、発光部51aから発せられた光を受光する受光部51bとから構成されている。なお、常時は、発光部51aから受光部51bに光が発せられているものとなっている。
また、前記円筒部材50の側部には一箇所、光センサー51の方向に突出した凸片52が設けられている。なお、この凸片52は円筒部材50の回転に伴って回転し、前記光センサー51の発光部51a及び受光部51bの間を通過するものとなっている。
また、前記円筒部材50の外周面には、等間隔に配置されかつ外方に向けて突出した複数枚(たとえば8枚)の羽根板53が設けられている。そして、前記吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、前記羽根板53がこの空気を受けて、円筒部材50が後方向に回転することとなる。
そして、前記検知センサー27は、円筒部材50の回転を検知することにより、吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを検知する。そして、円筒部材50の回転速度、すなわち光センサー51における発光部51aから受光部51bへ発せられている光が円筒部材50の凸片52により遮断される間隔を検知することにより、後述する検知量評価手段180によって吹きかけの強さが評価されるものとなっている。すなわち、円筒部材50の回転が速い場合(発光部51aから受光部51bへ発せられる光の遮断間隔が短い場合)には、吹きかけ部28に吹きかけられた空気の吹きかけが強いと評価することができる。一方、円筒部材50の回転が遅い場合(発光部51aから受光部51bへ発せられる光の遮断間隔が長い場合)には、吹きかけ部28に吹きかけられた空気の吹きかけが弱いと評価することができる。
なお、本実施の形態では、後述する検知量評価手段180が、所定時間内における発光部51aから受光部51bへ発せられる光の遮断回数により、吹きかけの強さを3段階に評価する。たとえば、発光部51aから受光部51bへ発せられる光の遮断回数が1秒間に10回以上ならば吹きかけの強さは「強」、前記光の遮断回数が1秒間に5回以上9回以下ならば吹きかけの強さは「中」、前記光の遮断回数が1秒間に4回以下ならば吹きかけの強さは「弱」と判定することができる。なお、前記評価基準は、上記のような3段階に限定されるものではなく、「強」及び「弱」の2段階、もしくは4段階以上に設定することもできる。また、それぞれの段階において定められている遮断回数についても、上記値以外に設定することができるのはいうまでもない。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット30(図柄表示手段41)
(2)ホッパーユニット35
(3)数値表示部31
(4)演出表示装置26(ランプ32、スピーカ33及び画像表示部34)
なお、出力段としては、上記した(1)から(4)までのパーツに限定されるものではない。
(リールユニット30(図柄表示手段41))
図柄表示手段41としてのリールユニット30は、特に図示していないが、枠体に固定、又は、支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、特に図示していないが、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(たとえば、21個)の図柄46が表示されている。
そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われる。
(ホッパーユニット35)
ホッパーユニット35は、筐体11の内部下方に設けられており、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(数値表示部31)
数値表示部31は、前記図柄表示窓13の下方に設けられた7セグメントのLEDからなる表示装置であって、現在、貯留されている遊技メダルの枚数である、現クレジット枚数を表示するためのものである。具体的には、この数値表示部31には、0から50までの数値を表示可能となっている。
なお、この数値表示部31は、現クレジット枚数を表示するのみならず、その他の遊技に関する数字などを表示するように形成することもできる。
具体的には、この数値表示部31は、遊技メダルの投入又は入賞による遊技メダルの払い出しがあると加算表示され、ベットスイッチ16を操作することにより減算表示されるようになっている。また、精算スイッチ17を操作すると、表示されている枚数の遊技メダルが払い戻されて表示はゼロとなる。
(演出表示装置26)
演出表示装置26は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示装置26は、前記図柄表示窓13の周囲に形成されたランプ32、スロットマシン10の正面下部に設けられたスピーカ33、及び、図柄表示窓13の上方に設けられた窓部である画像表示部34等から構成されている。
画像表示部34は、液晶表示装置やCRT、ドットマトリクスなどを用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部34としては、上記のものに限られず、たとえば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
また、ランプ32及びスピーカ33は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ18及びストップスイッチ19の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図1に示すように、次の(1)から(9)までの手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段60
(2)特別遊技制御手段70
(3)当選抽選手段80
(4)持ち越し手段90
(5)停止制御手段160
(6)入賞判定手段170
(7)検知量評価手段180
(8)前兆遊技制御手段190
(9)遊技状態変更手段200
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)から(9)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(通常遊技制御手段60)
通常遊技制御手段60は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ18を操作すると、リールユニット30が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、所定のストップスイッチ19を1つ操作すると、このストップスイッチ19に対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ19を3個総て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の所定の入賞ライン上に、予め設定された当選図柄が停止すると、ホッパーユニット35を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、貯留しても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選と、遊技メダルの払い出しは無いが次遊技において遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技当選と、小役当選及び再遊技当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選とを備えている。前記小役当選には、5枚役、10枚役、15枚役など、払い出しメダルの枚数が異なる複数の当選役が設けられている。
そして、当選判定の抽選結果がいずれかの当選役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、所定の当選フラグが成立中に、すべての回転リール40の停止時に、当選に係る図柄46の組み合わせが所定の入賞ライン上に揃うことを条件に入賞し、メダルの払い出しや、遊技者に有利な特別遊技が行われるように形成されている。
(特別遊技制御手段70)
特別遊技制御手段70は、抽選手段の抽選結果に基づいて、特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム、以下JACゲームという)
(4)アシストタイム遊技(アシストタイムゲーム、以下ATゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)から(4)までの遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段70は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段71
(2)特定遊技制御手段72
(3)アシストタイム遊技制御手段73
(特定導入遊技制御手段71)
特定導入遊技制御手段71は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、特に図示していないが、たとえば「7」等の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット35を介して、たとえば15枚の遊技メダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚の遊技メダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、たとえば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、たとえば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、たとえば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
なお、このBBゲームは、上述のような終了の条件(BBゲーム中におけるRBゲームの最大回数の終了、BBゲーム中における通常遊技の最大回数の終了)を定めることなく、BBゲーム中において払い出された遊技メダルが所定の枚数(たとえば465枚)に達することにより、終了させることもできる。
(特定遊技制御手段72)
特定遊技制御手段72は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄46が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、又は、最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(アシストタイム遊技制御手段73)
アシストタイム遊技制御手段73は、ATゲームを制御するためのものである。ATゲームとは、当選判定の抽選結果に関する情報を演出表示装置26により報知する遊技である。
本実施の形態では、小役当選のうち10枚役については、当選判定の抽選結果が10枚役の当選となり、かつ、この当選時に定められる回転リール40の停止順番(ストップスイッチ19の操作順番)に従って回転リール40の停止操作が行われた場合に入賞となるように設定されている。換言すれば、10枚役に当選しても、定められた順番通りにストップスイッチ19を操作して回転リール40を停止させなければ入賞しないものとなっている。
具体的には、たとえば、10枚役に当選した際に、回転リール40の停止順番が「左リール43→右リール45→中リール44」と定められたものとする。この場合、遊技者が、左リール43に対応するストップスイッチ19、右リール45と対応するストップスイッチ19、中リール44に対応するストップスイッチ19という順番で操作した場合には、10枚役に係る図柄46の組み合わせが所定の入賞ライン上に揃い入賞することとなる。これに対して、遊技者が上述の順番以外の順番でストップスイッチ19を操作した場合には、10枚役に当選しているにもかかわらず、10枚役に係る図柄46の組み合わせが所定の入賞ライン上に揃うことはなく入賞しないこととなる。
本実施の形態における通常遊技中は、回転リール40の停止順番は報知されない。したがって、遊技者は勘に頼って回転リール40の停止操作を行わなければならず、10枚役の入賞は困難なものとなる。これに対して、ATゲームに当選し、このATゲームが開始されると、このゲーム中に10枚役に当選した場合は常に、回転リール40の停止順番が報知されることとなる。したがって、遊技者は報知内容に基づいて回転リール40の停止操作を行えば、確実に10枚役を入賞させることができることとなる。
前記ATゲームは、具体的には、通常遊技中において所定の抽選によりATゲームに当選し、所定の図柄(たとえば、「SUPER」など)が入賞ライン上に3個揃うことで開始するように設定することができる。また、ATゲームは、前述のように所定の図柄が入賞ライン上に揃うことを契機にすることなく、抽選により当選するだけで、開始されるように設定することもできる。また、ATゲームは、たとえば、BBゲームの終了や、BBゲーム終了から所定回数の遊技の実行等を契機として、すなわち、あらかじめ定められた遊技回数に達すること等を契機として開始されるように設定することもできる。また、ATゲームは、当該ATゲームに当選した上で、さらに所定の条件(たとえば、所定回数の遊技消化、所定の抽選に当選等)を満たすことを契機として開始されるように設定することもできる。
本実施の形態では、ATゲームに当選すると、後述する前兆遊技制御手段190により、前兆遊技という遊技状態に移行し、この前兆遊技が実行されるように設定されている。この前兆遊技においては、遊技者に対して吹きかけ部28に空気を吹きかけることを要求する。そして、後述する検知量評価手段180が吹きかけの強さを評価し、所定の条件を満たした場合には、後述する遊技状態変更手段200がATゲームを開始するように設定されている。
なお、前記ATゲームは、所定回数の遊技において行われるものである。たとえば、所定回数が30回であれば、30回の遊技の間に10枚役に当選した場合は、回転リール40の停止順番が報知されることとなる。なお、この所定回数は、複数のパターン(たとえば、10回、30回及び50回)を有するように設定しておき、抽選により決定されるように設定することもできる。
(当選抽選手段80)
当選抽選手段80は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段81
(2)乱数抽出手段82
(3)当選判定テーブル83
(4)判定手段84
(5)判定テーブル選択手段85
(6)当選フラグ成立手段86
なお、当選抽選手段80としては、上記した(1)から(6)までに限定されるものではない。
(乱数発生手段81)
乱数発生手段81は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(たとえば、十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段82)
乱数抽出手段82は、乱数発生手段81が発生する乱数を、所定の条件(たとえば、スタートスイッチ18の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜65535の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ18を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル83)
当選判定テーブル83は、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル83としては、図1に示すように、スロットマシン10の遊技仕様の設定毎に、通常遊技に用いる通常遊技用テーブル83aと、特別遊技に用いる特別遊技用テーブル83b(BB用テーブル、RB用テーブル)とが設けられている。通常判定テーブル83aは、BB当選、RB当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルであり、特別遊技用テーブル83bのうちBB用テーブルは、RB当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルであり、特別遊技用テーブル83bのうちRB用テーブルは、特定当選、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルである。
(判定手段84)
判定手段84は、乱数抽出手段82が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル83の抽選確率データに基づいて、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。この判定手段84の判定により、抽出乱数データが所定の当選役の当選領域に属している場合には抽選結果が「当選」となり、ハズレの領域に属している場合に抽選結果は「ハズレ」となる。
(判定テーブル選択手段85)
判定テーブル選択手段85は、遊技機の設定、遊技メダルのベット枚数、遊技状態などに対応して、当選判定の抽選に用いる当選判定テーブル83を選択決定するためのものである。たとえば、RBが入賞した場合には、通常遊技用テーブル83aから、特別遊技用テーブル83bのうちRB用テーブルに変更する。
(当選フラグ成立手段86)
当選フラグ成立手段86は、前記判定手段84の判定結果が当選の場合に、当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
(持ち越し手段90)
持ち越し手段90は、抽選結果が特別当選である場合に、前記当選フラグ成立手段86により成立した特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)を、次遊技以降に持ち越すためのものである。
上述の通り、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
この当選フラグは、原則として、当該当選役の入賞により消滅するものである。ただし、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選態様(例えば特別当選図柄である「7」が三つ揃う)と一致していない場合には、持ち越し手段90によって、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、当選抽選手段80の当選判定結果に基づいて、ストップスイッチ19の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ19を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール40の図柄46を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄46までの範囲で回転リール40を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するものである。
具体的には、停止制御手段160は、特に図示しないが、停止制御データ記憶手段と、停止制御変更手段とを少なくとも有しており、当選フラグが成立しているときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄46が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定する。すなわち、停止させるべき図柄46を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄46が停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。一方、当選フラグが成立していない場合には、停止図柄がいかなる入賞の態様にもならないように、蹴飛ばし制御を行う。
前記停止制御データとしては、停止テーブルを設けてもよい。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄ごとにテーブル上規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄46が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
前記停止制御変更手段は、遊技ごとに、当選判定の抽選結果に基づいて所定の設定データを決定するためのものである。すなわち、当選抽選手段80の当選判定の結果がハズレの場合には、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上から蹴飛ばすように設定されたデータを選択し、当選抽選手段80の当選判定の結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に極力引き込み、当該当選図柄以外の図柄が入賞態様にならないよう蹴飛ばすように設定されたデータを選択する。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、当選抽選手段80の抽選結果及び回転リール40の停止図柄に基づいて、入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選に係る当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するように形成されている。
入賞信号は、種々の手段に送出される。例えば、入賞信号を受信したホッパーユニット35は所定枚数のメダルを払い出し、演出制御装置22は入賞演出を実行する。また、再遊技入賞信号を受信した通常遊技制御手段60は再遊技を、特別入賞信号を受信した特別遊技制御手段70は特別遊技を、それぞれ開始する。
(検知量評価手段180)
検知量評価手段180は、上述の検知センサー27により検知された吹きかけ部28への空気の吹きかけの強さを評価するものである。
具体的には、本実施の形態における検知量評価手段180は、所定時間内における検知センサー27の円筒部材50の回転数、すなわち所定時間内における発光部51aから受光部51bへ発せられる光の遮断回数により、吹きかけの強さを評価(判定)する。より具体的には、検知量評価手段180は、吹きかけ部28に空気が吹きかけられることにより検知センサー27の円筒部材50が回転を始め、円筒部材50の凸片52により光センサー51の発光部51aから受光部51bへ発せられる光が最初に遮断されてから1秒経過するまでの間に、前記光が遮断される回数に基づいて吹きかけの強さを評価する。本実施の形態では、検知量評価手段180は、前記遮断回数が10回以上である場合に吹きかけの強さが「強」であると評価する。また、検知量評価手段180は、前記遮断回数が5回以上9回以下ならば吹きかけの強さが「中」であると評価する。また、検知量評価手段180は、前記遮断回数が4回以下ならば吹きかけの強さが「弱」であると評価する。
そして、本実施の形態では、ATゲームに当選したことを契機として後述する前兆遊技実行手段190により開始される前兆遊技において、検知量評価手段180が、遊技者により吹きかけられた空気の強さを評価する。そして、所定の条件を満たした場合に、後述する遊技状態変更手段200がATゲームを開始する。
(前兆遊技制御手段190)
前兆遊技制御手段190は、ATゲームに当選してからATゲームが開始されるまでに行われる前兆遊技を制御するためのものである。
この前兆遊技制御手段190としては、特に図示していないが、前兆遊技の終了条件に関するデータその他の前兆遊技に係るデータを記憶するための前兆遊技データ記憶手段、前兆遊技に係るデータを選択するための前兆遊技データ選択手段、選択されたデータに基づいて前兆遊技を実行するための前兆遊技実行手段、前兆遊技の終了条件を満たしたか否かを判定するための終了判定手段などを備えている。なお、前兆遊技制御手段190としては、上記した手段に限定されるものではない。
本実施の形態では、ATゲームに当選することを契機として、上記前兆遊技データ選択手段が、前兆遊技データ記憶手段に記憶されている前兆遊技に係るデータ(終了判定データなど)を選択する。そして、この選択されたデータに基づいて、前兆遊技実行手段によって前兆遊技が実行される。前兆遊技においては、遊技者に対して吹きかけ部28に空気を吹きかけることを要求する。具体的には、上記前兆遊技実行手段が演出制御装置22に所定の信号を送出し、この信号に基づいて、演出制御装置22が、吹きかけ部28に空気を吹きかける旨の画像や文字を、画像表示部34等に表示させる。そして、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、検知センサー27がこれを検知し、前記検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを評価する。そして、上記終了判定手段が、前兆遊技データ選択手段により選択された終了判定データ、及び、検知量評価手段180による評価結果に基づいて、前兆遊技の終了条件を満たしたか否かを判定する。そして、終了条件が満たされたと判定された場合には、後述する遊技状態変更手段200が前兆遊技を終了しATゲームを開始する。また、終了条件が満たされていないと判定された場合には、前兆遊技実行手段が前兆遊技を続行する。
なお、前兆遊技中においても、通常遊技中と同様に、遊技者によるスタートスイッチ18の操作、遊技者によるストップスイッチ19の操作が行われることによって毎回の遊技が行われるものとなっている。換言すれば、前兆遊技中は、1回の遊技(遊技者によりスタートスイッチ18が操作されてからストップスイッチ19が操作されるまで)ごとに、上述のような、遊技者による空気の吹きかけに基づく処理が行われる。
以下、本実施の形態における前兆遊技の遊技内容について、具体的に説明する。
本実施の形態においては、図9に示すように、前兆遊技が開始されると、画像表示部34に複数本の火のついたろうそくの画像が表示される。そして、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、この吹きかけられた空気の強さに対応した本数のろうそくの火が吹き消された状態を示す画像が表示される。すなわち、実際に遊技者が吹きかけた空気によって、あたかもろうそくの火が吹き消されたような表示を行う。そして、総てのろうそくの火が吹き消された画像が表示された場合には、前兆遊技が終了しATゲームが開始される。一方、火のついたろうそくが残っている画像が表示された場合には前兆遊技は終了せず、次遊技において、再度、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられる。そして、画像表示部34における総てのろうそくの火が吹き消された状態となるまで前兆遊技は続行することとなる。
より具体的には、本実施の形態における前兆遊技データ記憶手段には、終了判定データとして、「200(ろうそく200本)」「150(ろうそく150本)」「100(ろうそく100本)」「50(ろうそく50本)」「10(ろうそく10本)」の5つのデータが記憶されている。そして、ATゲームに当選した際に、前兆遊技データ選択手段が上述の5つのデータからいずれかを選択する。そして、たとえば前兆遊技データ選択手段により「150」が選択された場合には、当該データ「150」を演出制御装置22に送信するとともに、選択された終了条件データを一時的に記憶するための一時記憶メモリ(特に図示しておらず)に、前記データ「150」を記憶させる。そして、演出制御装置22が、送信された前記データ「150」に基づいて、150本分の火のついたろうそくの画像、及び「前兆遊技開始 ろうそくの火を総て吹き消せ!」という旨を示した文字を画像表示部34に表示する(図9参照)。
そして、上述の如く、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを評価し、この評価に対応した本数のろうそくの火が吹き消された状態の画像が、演出制御装置22により表示される。
ここで、本実施の形態では、検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを「強」と評価したときは、現時点で前記一時記憶メモリに記憶されている値から「50」を減算するように設定されている。また、検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを「中」と評価したときは、現時点で前記一時記憶メモリに記憶されている値から「25」を減算するように設定されている。また、検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを「弱」と評価したときは、現時点で前記一時記憶メモリに記憶されている値から「10」を減算するように設定されている。
たとえば、上述のように、一時記憶メモリに「150」が記憶されている場合であって、遊技者によって吹きかけられた空気の強さが「強」であると検知量評価手段180によって評価されたときは、「150」から「50」が減算され、その結果である「100」というデータが一時記憶メモリに記憶される。そして、この一時記憶メモリに記憶された「100」が終了条件を満たしているか否かが、終了判定手段によって判定される。ここでは、一時記憶メモリに記憶されたデータが「0」以下となることが終了条件として設定されている。すると、現時点における一時記憶メモリに記憶されているデータは「100」であるため、終了判定手段は終了条件を満たしていないと判定する。
そして、遊技者によって今回の遊技が終了された後、次回の遊技が開始された際、すなわち遊技者がスタートスイッチ18を操作したことを契機として、前記データ「100」が演出制御装置22に送信される。そして、演出制御装置22は、前記データ「100」に基づいて、150本分のろうそくのうち、50本のろうそくの火が吹き消され100本のろうそくは火がついたままの状態となっている画像、及び「前兆遊技継続中 残り100本、総て吹き消せ!」という旨を示した文字を画像表示部34に表示する(図9参照)。
そして、上述の処理が繰り返されて、一時記憶メモリに記憶されたデータが「0」以下となり、終了判定手段によって終了条件を満たしたと判定された場合、前兆遊技終了信号が、後述する遊技状態変更手段200、及び演出制御装置22に送出される。そして、演出制御装置22は「吹き消し終了! ATゲーム開始」という旨を示した文字を画像表示部34に表示し、後述する遊技状態変更手段200がATゲームを開始する(図9参照)。
なお、上述の終了判定データの設定値、及び、上述の検知量評価手段180の評価結果に対応した減算値は、特に限定されるものではなく、上記以外の値に設定することができる。
また、本実施の形態では、上述の如く、前兆遊技が開始されてから前兆遊技の終了条件が満たされるまでの毎回の遊技において遊技者に吹きかけ部28への空気の吹きかけを行わせるように形成されているが、たとえば所定の抽選手段により空気の吹きかけを行わせることが決定された遊技においてのみ、前記吹きかけを行わせるように形成することもできる。
(遊技状態変更手段200)
遊技状態変更手段200は、吹きかけ部28に気体が吹きかけられたことを契機として、前記検知量評価手段180の評価結果に基づいて、遊技機の遊技状態を変化させるためのものである。
本実施の形態では、前兆遊技において遊技者により吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、前記終了条件判定手段が、前記検知量評価手段180による吹きかけられた空気の吹きかけの強さの評価結果及び前兆遊技の終了判定データに基づいて、前兆遊技の終了条件を満たしたか否かを判定する。そして、前記終了条件判定手段が、前兆遊技の終了条件を満たしたと判定した場合に、遊技状態変更手段200が、前兆遊技を終了しATゲームを開始する。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図5から図8までに示したフローを用いて説明する。
まず、図5に示すステップ100において、スタートスイッチ18の操作が行われたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ18の操作が行われたと判定された場合、次のステップ101に進む。一方、スタートスイッチ18の操作が行われていないと判定された場合、ステップ100に戻る。
ステップ101において、スタートスイッチ18が操作されることにより、スタートスイッチ18がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段80により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ19が操作されることにより、ストップスイッチ19がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、前記回転リール40の回転停止処理により、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたと判定された場合、次のステップ107に進む。一方、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
ステップ107において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合は、入賞判定手段170により入賞の処理が行われ、遊技が終了する。
次に、上述したステップ102の抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段80の乱数発生手段81により発生された乱数の中から乱数抽出手段82により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段82の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定テーブル選択手段85が、当選判定テーブル83(通常遊技用テーブル83a)を取得する。そして、取得された当選判定テーブル83aを判定手段84に提供する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段84により、抽出された乱数と、前記判定テーブル選択手段85が取得した当選判定テーブル83の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、判定手段84により、抽出された乱数が、当選判定テーブル83のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、前記評価に基づいて当選フラグ成立手段86が所定の当選フラグを成立させる。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、前記当選フラグの成立に基づいて、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定の図柄の引き込みとが設定されて、抽選処理が終了する。
次に、上述したステップ105のリール回転停止処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄46に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄46分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄46の数がストップスイッチ19の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されていると判定された場合には、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄46に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合には、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合には、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
次に、前兆遊技におけるスロットマシン10の動作の概略について、図8のフローを用いて説明する。なお、前兆遊技は、上述の如く、ATゲームに当選したことを契機として、前兆遊技制御手段190における前兆遊技実行手段によって実行されるものである。
ステップ400において、前兆遊技制御手段190における前兆遊技データ選択手段によって、前兆遊技データが選択される。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、選択された前兆遊技データに基づき、前兆遊技制御手段190における前兆遊技実行手段により前兆遊技が開始される。具体的には、前記前兆遊技データに基づく画像が画像表示部34に表示されるとともに、前記前兆遊技データにおける終了判定データが一時記憶メモリに記憶される。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたか否かが、検知センサー27により判定される。遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたと判定された場合、次のステップ403に進む。一方、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられていないと判定された場合、ステップ402に戻る。
ステップ403において、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の吹きかけの強さ(「強」、「中」又は「弱」)が評価される。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、前兆遊技における終了判定データ、及び前記検知量評価手段180による評価結果に基づき、前兆遊技制御手段190における終了判定手段によって、前兆遊技の終了判定が行われる。具体的には、現時点で一時記憶メモリに記憶されているデータから検知量評価手段180による評価結果に対応する所定値を減算する。そして、現時点で一時記憶メモリに記憶されているデータを、前記減算値に更新する。そして、前記値が「0」以下になっているか否かが、終了判定手段により判定される。そして、前記値が「0」以下になっていると判定された場合、次のステップ405に進む。一方、前記値が「0」以下になっていないと判定された場合、ステップ406に進む。
ステップ405において、遊技状態変更手段200によって、前兆遊技が終了されてATゲームが開始される。
ステップ406において、遊技者によって今回の遊技が終了され、かつ次回の遊技が開始されたか否かが判定される。すなわち、遊技者によりストップスイッチ19が操作されることによって今回の遊技が終了した後、遊技者によりスタートスイッチ18が操作されることによって次回の遊技が開始されたか否かが判定される。そして、次回の遊技が開始されたと判定された場合、次のステップ407に進む。一方、次回の遊技が開始されていないと判定された場合、ステップ406に戻る。
ステップ407において、前兆遊技制御手段190における前兆遊技実行手段によって、画像表示部34に表示された画像等の更新処理が行われる。すなわち、ステップ404において更新された一時記憶メモリのデータに基づいて、画像表示部34の画像が更新される。
(総括)
上述の如く、本実施の形態におけるスロットマシン10では、ATゲームに当選することを契機として、前兆遊技制御手段190により前兆遊技が開始される。そして、前兆遊技においては、遊技者に対して、吹きかけ部28に空気を吹きかけることが要求される。そして、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、その旨が検知センサー27によって検知されるとともに、吹きかけ部28に吹きかけられた空気の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって評価される。そして、この検知量評価手段180による評価結果に基づき、前兆遊技の終了条件を満たしたか否かが判定され、当該条件を満たしたと判定された場合には、遊技状態変更手段200によって前兆遊技が終了され、ATゲームが開始されることとなる。
したがって、本実施の形態におけるスロットマシン10では、ATゲームを開始するために空気を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、ATゲームを開始するために、すなわち、前兆遊技の終了条件を満たすために、遊技者自らが吹きかけ部28に空気を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技が単調となることを防止し、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができることとなる。
また、上述の如く、前兆遊技においては、吹きかけられた空気の強さを反映した遊技が行われた結果、ATゲームが開始されることとなるため、遊技者に対してより現実的な遊技感を与えることができる。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができることとなる。
(変形例)
本実施の形態における検知センサー27は、上述の如く、吹きかけ部28に吹きかけられた空気を受けて回転する円筒部材50と、この円筒部材50の回転を検知するための光センサー51とを備えている。そして、光センサー51によって円筒部材50の回転が検知されることで、吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを検知するものとなっている。
これに対し、前記検知センサー27は、図4に示すように、下部は固定されているとともに吹きかけ部28からの空気を受けると後方に向けて弾性変形する検知板54と、空気が吹きかけられていないときに前記検知板54が停止している位置から所定長さ後方に配置され、かつ所定の強さの空気を受けて検知板54が弾性変形した際に接触可能な接触センサー55と、を備えることもできる。そして、このような検知センサー27においては、吹きかけ部28に吹きかけられた空気を受けて弾性変形した検知板54が、接触センサー27によって検知されることで、吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを検知することとなる。この場合にも、本実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
(2)第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図10から図12までは、本発明の第2の実施の形態を示すものである。図10は、スロットマシン10の制御装置20の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。図11は、スロットマシン10の動作のうち、アシストタイム報知演出の概略を示すフローである。図12は、アシストタイム報知演出の内容を示す概略図である。
(本実施の形態の概略)
第1の実施の形態では、制御装置20が遊技状態変更手段200を備えている。そして、吹きかけ部28に吹きかけられた空気の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって評価され、この評価結果に基づいて、前記遊技状態変更手段200が遊技状態を変更する。これに対し、第2の実施の形態では、演出制御装置22が演出変更手段330を備えている。そして、吹きかけ部28に吹きかけられた空気の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって評価され、この評価結果に基づいて、前記演出変更手段330が演出の内容を変更する。
第2の実施の形態は、主として上記の点が第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第2の実施の形態を説明する。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受信して、遊技に関する演出を制御するためのものである。ここで、遊技に関する演出としては、たとえば所定の当選役に当選した旨を遊技者に報知するための当選役報知演出、ATゲームにおいて特定の当選役を入賞させるための回転リール40の停止順(ストップスイッチ19の操作順)を報知するためのアシスト報知演出、などが挙げられる。
そして、演出制御装置22は、図10に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段300
(2)演出データ選択手段310
(3)演出実行手段320
(4)演出変更手段330
なお、演出制御装置22としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではなく、他の手段を備えていてもよい。
(演出データ記憶手段300)
演出データ記憶手段300は、スピーカ33から出力される音声のデータ、画像表示部34に表示される画像や動画のデータ、ランプ32の点滅パターンのデータ、これらが結合したデータなど、種々の演出データを記憶するためのものである。
具体的には、たとえば上述のアシスト報知演出に係る演出データとしては、回転リール40の停止順が明確に表示された状態を示す画像のデータや、煙や雲などの表示により回転リール40の停止順が隠されている状態を示す画像のデータが挙げられる。そして、演出データ記憶手段300は、これらの演出データを記憶している。
(演出データ選択手段310)
演出データ選択手段310は、演出データ記憶手段300によりあらかじめ記憶された演出データの中から、遊技の状態等に基づいて演出データを選択するためのものである。この演出データ選択手段310は、特に図示しないが、演出データ記憶手段300に記憶されている演出データの中から実行する演出データを抽選により決定するための演出データ抽選手段、等を備える。
具体的には、演出データ選択手段310は、遊技制御装置21からの諸信号、たとえば当選信号、入賞信号や、スタートスイッチ18等の操作信号を受信して、受信した信号に応じて、若しくは演出データ抽選手段の抽選により、複数の演出データの中から実行すべき演出データを選択する。そして、この選択信号は、後述する演出実行手段320に送出される。
たとえば、ATゲーム中に特定の当選役に当選した場合、当該当選役の当選信号の受信に応じて、演出データ選択手段310が、演出データ記憶手段300に記憶されている演出データの中からアシスト報知演出に係る演出データを選択する。より具体的には、前記演出データ抽選手段によって、回転リール40の停止順が明確に表示された状態を示す画像のデータ、若しくは、煙や雲などの表示により回転リール40の停止順が隠されている状態を示す画像のデータのいずれかが、選択される。
(演出実行手段320)
演出実行手段320は、前記演出データ選択手段310の選択信号に基づいて、演出データに係る演出を実行するためのものである。すなわち、演出実行手段320は、前記信号に基づいて、演出データ選択手段310により選択された演出データを、ランプ32、スピーカ33、画像表示部34等の演出表示装置26に出力するものである。
具体的には、たとえば、アシスト報知演出に係る演出データとして、回転リール40の停止順が明確に表示された状態を示す画像のデータが選択された場合、演出表示装置26の画像表示部34に当該画像が表示される。
(演出変更手段330)
演出変更手段330は、前記演出実行手段320によって所定の演出が実行された場合に、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、この吹きかけられた空気の強さについての検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出の内容を変更するためのものである。
具体的には、遊技者によって吹きかけ部28から空気が吹きかけられたことを契機として、検知量評価手段180が吹きかけられた空気の強さを評価する。そして、この評価の結果に基づいて、評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、演出変更手段330は、この評価信号に対応した変更信号を前記演出データ選択手段310に送出する。すると、演出データ選択手段310が、前記変更信号に基づいた演出データを選択し、この選択信号を演出実行手段320に送出することで、演出実行手段320が前記演出データに係る演出を実行する。
本実施の形態では、アシスト報知演出として、煙や雲などの表示により回転リール40の停止順が隠されている状態を示す画像が表示された際に、演出変更手段330による処理が行われる。
たとえば、ATゲーム中に特定の当選役に当選した際に、当該当選役を入賞させるための回転リール40の停止順が「右リール45→中リール44→左リール43」と定められたものとする。そしてこの際に、演出実行手段320により、回転リール40の停止順が煙の図柄によって隠されている状態を示す画像、及び「煙だけを吹き飛ばせ!」という内容を示す文字が画像表示部34に表示されたものとする(図12参照)。
ここで、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、その旨が検知センサー27によって検知され、吹きかけられた空気の強さが検知量評価手段180によって評価される。本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同様に、検知量評価手段180による評価が行われる。すなわち、検知量評価手段180は、吹きかけられた空気の強さを「強」、「中」、又は「弱」のいずれかとして評価する。
そして、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の強さが「強」と評価された場合には、「強」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「強」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段によって選択される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄、及び回転リール40の停止順の表示の両方が吹き飛ばされ、総ての表示が消えてしまう旨を示す動画の演出データが、演出データ選択手段によって選択される。そして、当該データに基づく動画が画像表示部34に表示される(図12参照)。
また、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の強さが「中」と評価された場合には、「中」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「中」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄のみが吹き飛ばされ、「右リール45→中リール44→左リール43」が表示される旨の動画の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく動画が画像表示部34に表示される(図12参照)。
また、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の強さが「弱」と評価された場合には、「弱」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「弱」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄を吹き飛ばすことができず、結局そのまま回転リール40の停止順が煙の図柄によって隠されている状態が表示される旨の動画の演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく動画が画像表示部34に表示される(図12参照)。
これにより、吹きかけられた空気の強さが検知量評価手段180によって「中」と評価された場合には、遊技者は、前記当選役を入賞させるための回転リール40の停止順「右リール45→中リール44→左リール43」を視認することができる。したがって、遊技者は正しい順番で回転リール40を停止させることができ、前記当選役を入賞させることができることとなる。これに対して、吹きかけられた空気の強さが検知量評価手段180によって「強」又は「弱」と評価された場合には、遊技者は、前記当選役を入賞させるための回転リール40の停止順「右リール45→中リール44→左リール43」を視認することができない。したがって、遊技者は勘に頼って回転リール40を停止させなければならず、前記当選役を入賞させることが困難なものとなる。
(アシスト報知演出におけるスロットマシン10の動作)
次に、上記アシストタイム報知演出が行われる際のスロットマシン10の動作の概略について、図11のフローを用いて説明する。なお、このアシストタイム報知演出は、上述の如く、ATゲーム中に特定の当選役に当選したことを契機として、演出制御装置22により行われるものである。
ステップ500において、演出データ選択手段310によって、演出データ記憶手段300に記憶されている演出データの中から所定の演出データが選択される。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、演出データ選択手段310により選択された演出データに基づき、演出実行手段320によって前記演出データに係る演出が実行される。具体的には、演出実行手段320によって、前記演出データ(画像データ)が画像表示部34に出力される。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されているか否か、すなわち、吹きかけ部28への空気の吹きかけの強さに基づいて画像変更が行われる演出(煙吹き飛ばし演出)が実行されているか否かが判定される。より具体的には、回転リール40の停止順が煙の図柄によって隠されている状態を示す画像が表示されているか否かが判定される。
そして、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていると判定された場合、次のステップ503に進む。一方、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていないと判定された場合、アシスト報知演出処理は終了する。
ステップ503において、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたか否かが、検知センサー27により判定される。遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたと判定された場合、次のステップ504に進む。一方、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられていないと判定された場合、ステップ503に戻る。
ステップ504において、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の強さ(「強」、「中」又は「弱」)が評価される。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505において、検知量評価手段180による評価が「弱」であるか否かが判定される。そして、検知量評価手段180による評価が「弱」であると判定された場合、次のステップ506に進む。一方、検知量評価手段180による評価が「弱」でないと判定された場合、すなわち、検知量評価手段180による評価が「強」又は「中」であると判定された場合、ステップ507に進む。
ステップ506において、演出変更手段330によって、所定の動画が画像表示部34において表示される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄を吹き飛ばすことができず、結局そのまま回転リール40の停止順が煙の図柄によって隠されている状態が表示される旨の動画が画像表示部34において表示される。そして、アシスト報知演出は終了する。
ステップ507において、検知量評価手段180による評価が「強」であるか否かが判定される。そして、検知量評価手段180による評価が「強」であると判定された場合、次のステップ508に進む。一方、検知量評価手段180による評価が「強」でないと判定された場合、すなわち、検知量評価手段180による評価が「中」であると判定された場合、ステップ509に進む。
ステップ508において、演出変更手段330によって、所定の動画が画像表示部34において表示される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄、及び回転リール40の停止順の表示の両方が吹き飛ばされ、総ての表示が消えてしまう旨を示す動画が画像表示部34において表示される。そして、アシスト報知演出は終了する。
ステップ509において、演出変更手段330によって、所定の動画が画像表示部34において表示される。具体的には、煙の図柄に風が吹きかけられた後、煙の図柄のみが吹き飛ばされ、回転リール409の停止順が表示される旨の動画が画像表示部34において表示される。そして、アシスト報知演出は終了する。
(総括)
上述の如く、本実施の形態におけるスロットマシン10では、前記演出実行手段320によって所定の演出が実行された場合、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、この吹きかけられた空気の吹きかけの強さについての検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
具体的には、ATゲーム中に特定の当選役に当選した際、前記当選役を入賞させるための回転リール40の停止順が煙の図柄によって隠されている状態を示す画像が画像表示部34に表示された場合に、吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
したがって、本実施の形態におけるスロットマシン10では、所定の演出が行われた際には空気を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、上述の如く、ATゲーム中に当選した特定の当選役を入賞させるための回転リール40の停止順を表示させるために、遊技者自らが吹きかけ部28に空気を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技及び演出が単調となることを防止し、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
また、上述の如く、演出変更手段330は、吹きかけられた空気の強弱を反映した演出を行って、演出の内容を変更することとなるため、遊技者に対してより現実的な演出を体感させることができることとなる。これにより、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
(3)第3の実施の形態
以下、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図13及び図14は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。図13は、スロットマシン10の動作のうち、当選役報知演出の概略を示すフローである。 図14は、当選役報知演出の内容を示す概略図である。
(本実施の形態の概略)
第2の実施の形態では、検知センサー27は吹きかけ部28に吹きかけられた空気を検知し、検知量評価手段180は吹きかけられた空気の吹きかけの強さを評価する。これに対し、第3の実施の形態では、検知センサー27は煙感知センサーであり、吹きかけ部28に吹きかけられた空気に含まれた煙を検知し、検知量評価手段180は吹きかけられた空気に含まれる煙の量を評価する。そして、この評価結果に基づいて、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
第3の実施の形態は、主として上記の点が第2の実施の形態と相違し、他については第2の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第3の実施の形態を説明する。
(検知センサー27)
本実施の形態における検知センサー27は、上述の如く、吹きかけ部28に吹きかけられた空気に含まれる煙を検知するための検知手段であり、吹きかけ部28の位置に対応するスロットマシン10の内部に設けられている。
この検知センサー27としては、ガス濃度感知式センサー、光学式センサー、その他の公知の煙検知センサーなどを用いることができる。
前記ガス濃度感知式センサーは、特に図示していないが、所定の抵抗体で形成されたエレメント、及び、当該センサー内部を熱するためのヒーターを備えている。当該センサーの内部は、前記ヒーターによって高温(たとえば、400度から500度くらい)に熱せられている。そして、このセンサー内に一酸化炭素(CO)や炭化水素(CH)などの還元性ガスが吹き込まれると、前記エレメント表面の酸素原子(O)と反応し、前記エレメントの抵抗値が変化する。これにより、前記センサーは、吹きかけられた空気に煙が含まれていることを検知する。なお、エレメントの抵抗値の変化量の信号が、前記センサーによって検知量評価手段180に出力され、この信号に基づいて、前記検知量評価手段180が吹きかけられた空気に含まれる煙の量を評価する。
また、光学式センサーは、特に図示していないが、赤外線を所定の時間間隔で発光する発光素子(LED)と、この発光素子とほぼ直角をなして配置される受光素子(フォトダイオード)と、を備えている。そして、煙がセンサー内に吹き込まれると、発光素子から発光される赤外線が煙の粒子に乱反射して、前記受光素子に入光することとなる。すなわち、発光素子から発光された赤外線を、受光素子が受光することによって、このセンサーは吹きかけられた空気に煙が含まれていることを検知する。なお、受光素子によって受光される赤外線の量の信号が、前記センサーによって検知量評価手段180に出力され、この信号に基づいて、前記検知量評価手段180が吹きかけられた空気に含まれる煙の量を評価する。
(演出例)
上述のような検知センサー27を利用した演出の内容について、図14を用いて以下に説明する。
本実施の形態では、所定の当選役(たとえば、BBゲーム)に当選した旨を遊技者に報知するための当選役報知演出において、所定の演出が行われた際に、前記検知センサー27を利用した演出が行われる。
たとえば、当選抽選手段80による抽選の結果BBゲームに当選した際に、演出データ選択手段310によって、BBゲームに係る当選役を構成する図柄(以下、「BB当選図柄」とする。たとえば、「7」)とは異なる図柄(以下、「ガセ図柄」とする。たとえば、「ベル」「チェリー」など)の画像を表示する演出データが選択されたものとする。そして、この演出データに基づき、演出実行手段320によって、ガセ図柄を示す画像、及び「図柄変更チャンス!煙を吹き込め!」という内容を示す文字が表示されたものとする。
ここで、遊技者によって吹きかけ部28に煙を含む空気(たとえば、煙草の煙を吐き出す息など)が吹きかけられると、上記検知センサー27によって煙が検知され、吹きかけられた空気に含まれる煙の量が検知量評価手段180によって評価される。なお、本実施の形態における検知量評価手段180は、煙の量を「多」、「中」、又は「少」のいずれかとして評価するように設定されている。
そして、検知量評価手段180によって煙の量が「多」と評価された場合、「強」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「多」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、ガセ図柄に煙が吹きかけられて当該ガセ図柄が煙によって完全に隠された後、しばらく経って煙が晴れるとガセ図柄がBB当選図柄に変化している旨を示す動画の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく画像が画像表示部34で表示される。
また、検知量評価手段180によって煙の量が「中」又は「少」と評価された場合、「中」又は「少」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「中」又は「少」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、ガセ図柄に煙が吹きかけられるが、当該ガセ図柄が煙によって完全に隠されることなく、しばらく経って煙が晴れてもガセ図柄のまま変化していない旨を示す動画の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく画像が画像表示部34で表示される。
すなわち、吹きかけられた空気に含まれる煙の量が検知量評価手段180によって「多」と評価された場合には、遊技者は、BBゲームに当選したことを視認することができる。したがって、遊技者はそのままBB当選図柄を、いわゆる目押しすることで、BBゲーム入賞とすることができる。これに対して、吹きかけられた空気に含まれる煙の量が検知量評価手段180によって「中」又は「少」と評価された場合には、遊技者は、BBゲームに当選したことを視認することができない。したがって、遊技者はガセ図柄に係る当選役に当選しているのか、又は、他の当選役に当選しているのかが分からず、勘に頼って目押しを行わなければならない。そのため、今回の遊技においてBBゲームに入賞することが困難なものとなり、遊技メダルを無駄に消費してしまう可能性が生じることとなる。
(当選役報知演出におけるスロットマシン10の動作)
次に、上記当選役報知演出が行われる際のスロットマシン10の動作の概略について、図13のフローを用いて説明する。なお、この当選役報知演出は、上述の如く、所定の当選役に当選し、かつ、所定の決定手段により決定されたことを契機として、演出制御装置22により行われるものである。なお、ここでは、BBゲームに当選したものとして説明を行う。
ステップ600において、演出データ選択手段310によって、演出データ記憶手段300に記憶されている演出データの中から所定の演出データが選択される。そして、次のステップ601に進む。
ステップ601において、演出データ選択手段310により選択された演出データに基づき、演出実行手段320によって前記演出データに係る演出が実行される。具体的には、演出実行手段320によって、前記演出データ(画像データ)が画像表示部34に出力される。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されているか否か、すなわち、吹きかけ部28に吹きかけられた空気に含まれる煙の量に基づいて画像変更が行われる演出(煙吹き込み演出)が実行されているか否かが判定される。より具体的には、ガセ図柄を示す画像が表示される所定の演出が行われているか否かが判定される。そして、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていると判定された場合、次のステップ603に進む。一方、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていないと判定された場合、当選役報知演出処理は終了する。
ステップ603において、遊技者によって吹きかけ部28に吹きかけられた空気に煙が含まれているか否かが、検知センサー27により判定される。遊技者によって吹きかけ部28に吹きかけられた空気に煙が含まれていると判定された場合、次のステップ604に進む。一方、遊技者によって吹きかけ部28に吹きかけられた空気に煙が含まれていないと判定された場合、ステップ603に戻る。
ステップ604において、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気に含まれる煙の量(「多」、「中」又は「少」)が評価される。そして、次のステップ605に進む。
ステップ605において、検知量評価手段180による評価が「多」であるか否かが判定される。そして、検知量評価手段180による評価が「多」であると判定された場合、次のステップ606に進む。一方、検知量評価手段180による評価が「多」でないと判定された場合、すなわち、検知量評価手段180による評価が「中」又は「少」であると判定された場合、ステップ607に進む。
ステップ606において、演出変更手段330によって、所定の動画が画像表示部34において表示される。具体的には、ガセ図柄に煙が吹きかけられて当該ガセ図柄が煙によって完全に隠された後、しばらく経って煙が晴れるとガセ図柄がBB当選図柄に変化している旨を示す動画が画像表示部34において表示される。そして、アシスト報知演出は終了する。
ステップ607において、演出変更手段330によって、所定の動画が画像表示部34において表示される。具体的には、ガセ図柄に煙が吹きかけられるが、当該ガセ図柄が煙によって完全に隠されることなく、しばらく経って煙が晴れてもガセ図柄のまま変化していない旨を示す動画が画像表示部34において表示される。そして、アシスト報知演出は終了する。
(総括)
上述の如く、本実施の形態におけるスロットマシン10では、前記演出実行手段320によって所定の演出が実行された場合、遊技者によって吹きかけ部28に煙が吹きかけられたことを契機として、この吹きかけられた煙の量についての検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
具体的には、BBゲームに当選した際、ガセ図柄を示す画像が画像表示部34に表示された場合に、吹きかけ部28に煙が吹きかけられたことを契機として、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
したがって、本実施の形態におけるスロットマシン10では、所定の演出が行われた際には煙を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、上述の如く、画像表示部34に表示されている画像を変更させるために、遊技者自らが吹きかけ部28に煙を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技及び演出が単調となることを防止し、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
また、上述の如く、演出変更手段330は、吹きかけられた煙の量を反映した演出を行って、演出の内容を変更することとなるため、遊技者に対してより現実的な演出を体感させることができることとなる。これにより、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
(4)第4の実施の形態
以下、本発明の第4の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図15から図19までは、本発明の第4の実施の形態を示すものである。図15は、パチンコ機510の制御装置620の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 図16は、パチンコ機510を示す外観正面図である。図17及び図18は、パチンコ機510の動作の概略を示すフローである。図19は、演出の内容を示す概略図である。
(本実施の形態の概略)
第2の実施の形態における遊技機はスロットマシン10である。これに対して、第4の実施の形態における遊技機はパチンコ機510である。
第4の実施の形態は、上記の点が第2の実施の形態と相違し、他については第2の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第4の実施の形態を説明する。
(パチンコ機510)
パチンコ機510は、図16に示すように、当該パチンコ機510の外郭保持枠を構成する外枠511と、この外枠511に開閉自在に軸支された前枠512とを備えたものとなっている。そして、前枠512には、パチンコ機510の遊技領域518を形成するための遊技盤517と、この遊技盤517の前方を覆う板ガラスが嵌め込まれたガラス扉513と、遊技球を受ける球皿514と、遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル515と、遊技領域518の周辺を囲むように遊技盤517に固定された一対のレール6と、球皿514の左方に位置し遊技者が空気を吹きかけるための吹きかけ部28と、が設けられている。
また、本実施の形態に係るパチンコ機510の遊技領域518の中央には、画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、3列の図柄の停止表示又は可変表示、並びに遊技に関する各種演出を行う画像表示部34が設けられている。前記図柄の表示態様は、特に上述のような3列の図柄表示に限定されるものではなく、たとえば、縦3列、横3列から構成される9つのマトリクス上に図柄を表示するような態様にすることもできる。また、本実施の形態における画像表示部34は、液晶表示装置により構成されているが、これに限定されるものではなく、たとえば、スロットマシンにおける回転リールのような図柄表示装置により構成することもできる。
また、本実施の形態に係る遊技領域518は、遊技球が入賞すると遊技者へ賞球が払い出される複数の一般入賞口521と、遊技球の入賞により遊技者への賞球の払い出しを行うとともに、大当り抽選の契機となり、かつ、前記画像表示部34において図柄変動を開始させる始動入賞口522と、通常は閉鎖されているが画像表示部34に所定の図柄が停止表示されて大当りになると開放される大入賞口523と、遊技球の回収するアウト口14と、打球の落下に影響を与えるための風車525と、多数の遊技釘(特に図示しておらず)とが設けられている。
なお、遊技領域518の上方には、遊技中に点灯若しくは点滅表示されるランプ32が設けられている。また、遊技領域518の右側上方及び左側上方には、演出用の音声を出力するためのスピーカ33がそれぞれ一つずつ設けられている。
また、パチンコ機510の前記遊技盤517の背面には、特に図示していないが、パチンコ機510の全体の動作を制御するための制御装置620が備えられている。この制御装置620は、特に図示していないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及び、I/O等を備えている。ここで、CPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM、及び、I/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、遊技制御装置21及び演出制御装置22を構成する。
遊技制御装置21は、入賞口への遊技球の入賞に関する動作、当選抽選の処理等を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、ランプ32、スピーカ33、画像表示部34等において行われる演出に関する処理を制御するためのものである。
このような構成のパチンコ機510では、遊技者が操作ハンドル515を所定の方向へ回動操作すると、球皿514に収納された遊技球が1個ずつ発射部(特に図示しておらず)へ送られる。発射部に到達した遊技球は、操作ハンドル515の回動角度に応じた強度で、発射部から遊技領域518へ向かって発射され、遊技領域518内において落下し、一般入賞口521、始動入賞口522又はアウト口524のいずれかに受け入れられる。そして、遊技球が一般入賞口521、又は、始動入賞口522に受け入れられた場合には、所定の賞球が球皿514に払い出される。
そして、始動入賞口522に打球が入賞すると、所定の賞球が上球皿514に払い出される他、画像表示部34において3列の図柄の変動表示が開始される。この図柄の変動が開始されてから所定時間が経過すると、画像表示部34において変動表示された図柄が停止する。そして、停止表示された3つの図柄が予め定められた組み合わせ(たとえば、1から9までの各数字のぞろ目)となっている場合には、当たりとなり、遊技者が多くの出球を獲得可能な特別遊技が開始される。この特別遊技では、大入賞口523が開放され、遊技領域518へ向かって発射された遊技球の大半が大入賞口523へ入賞するようになり、遊技者に対して大量の賞球の払い出しが行われる。
(制御装置620の入力段)
上記制御装置620の入力段には、図15に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)一般入賞口入賞検出センサー521a
(2)始動入賞口入賞検出センサー522a
(3)大入賞口入賞検出センサー523a
(4)検知センサー27
なお、入力段としては、上記した(1)から(4)までのパーツに限定されるものではない。また、前記検知センサー27は、第2の実施の形態における検知センサー27と同様のものであるため、説明を省略する。
(一般入賞口入賞検出センサー521a)
一般入賞口入賞検出センサー521aは、一般入賞口521の内部に設けられたセンサーであって、一般入賞口521への遊技球の入賞を検出するためのものである。
(始動入賞口入賞検出センサー522a)
始動入賞口入賞検出センサー522aは、始動入賞口522の内部に設けられたセンサーであって、始動入賞口522への遊技球の入賞を検出するためのものである。そして、始動入賞口入賞検出センサー522aが始動入賞口522への遊技球の入賞を検出することを契機として、後述する当選抽選手段640による「当たり」又は「ハズレ」の抽選が行われるとともに、この抽選結果に基づく停止図柄及び演出が決定される。そして、画像表示部34において図柄の変動表示、及び演出が行われ、最終的に前記停止図柄が画像表示部34に表示されることとなる。
(大入賞口入賞検出センサー523a)
大入賞口入賞検出センサー523aは、大入賞口523の内部に設けられたセンサーであって、大入賞口523への遊技球の入賞を検出するためのものである。
(制御装置620の出力段)
上記制御装置620の出力段には、図15に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)大入賞口ソレノイド523b
(2)賞球装置526
なお、出力段としては、上記した(1)及び(2)のパーツに限定されるものではない。
(大入賞口ソレノイド523b)
大入賞口ソレノイド523bは、特に図示していないが、大入賞口523の内部に備えられたソレノイドであって、特別遊技が開始された後に大入賞口523の扉を開閉駆動するためのものである。具体的には、大入賞口ソレノイド523bは、特別遊技が開始されてから所定時間経過後に大入賞口523の扉を開く。そして、大入賞口523に所定個数(たとえば、10個)の遊技球が入賞した場合、若しくは、大入賞口523の扉が開放されてから所定時間(たとえば、29.8秒)経過した場合に、大入賞口ソレノイド523bは大入賞口13の扉を開く。そして、大入賞口ソレノイド523bが前記処理を所定回数(たとえば、15回)繰り替えすと、特別遊技が終了する。
(賞球装置526)
賞球装置526は、特に図示していないが、遊技盤517の背面に設けられており、遊技球が、一般入賞口521、始動入賞口522、又は大入賞口523のいずれかへ入賞することを契機として、所定個数の遊技球を球皿514に払い出すためのものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、上述の如く、入賞口への遊技球の入賞に関する動作、当選抽選の処理等を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図15に示すように、次の(1)から(5)までの手段として機能する。
(1)入球検知手段630
(2)当選抽選手段640
(3)特別遊技制御手段650
(4)大入賞口開閉制御手段660
(5)検知量評価手段180
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)から(5)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。また、前記検知量評価手段180は、第2の実施の形態における検知量評価手段180と同様のものであるため、説明を省略する。
(入球検知手段630)
入球検知手段630は、一般入賞口521に遊技球が入賞した際に、一般入賞口入賞検知センサー521aから入賞信号が出力されると、この入賞信号に基づいて一般入賞口521に遊技球が入賞したことを検知するものである。また、入球検知手段630は、始動入賞口522に遊技球が入賞した際に、始動入賞口入賞検知センサー522aから入賞信号が出力されると、この入賞信号に基づいて始動入賞口522に遊技球が入賞したことを検知するものである。また、入球検知手段630は、大入賞口523に遊技球が入賞した際に、大入賞口入賞検知センサー523aから入賞信号が出力されると、この入賞信号に基づいて大入賞口523に遊技球が入賞したことを検知するものである。
(当選抽選手段640)
当選抽選手段640は、始動入賞口522に遊技球が入賞したことを契機として、予め定められた抽選確率に基づいて、当選か否か、すなわち「当たり」又は「ハズレ」の当選判定の抽選を行うものである。この当選抽選手段640は、所定の数値範囲内で発生する乱数から一の乱数を取得し、この取得した乱数と、当選抽選手段640が有する当選判定テーブル(図示しておらず)の当選領域データとを照合し、当選か否かを決定する。
また、当選抽選手段640は、前記抽選の結果に基づいて、演出制御装置22に当選信号又は非当選信号を送出する。そして、演出データ選択手段310は、前記信号に基づいて、図柄の変動パターン、停止図柄、及び演出内容等を記憶した演出データを選択する。そして、演出実行手段320が、前記演出データに基づいて、画像表示部34における図柄の変動表示、所定の演出などを開始して、所定時間経過後に前記停止図柄を画像表示部34に停止表示させる。
(特別遊技制御手段650)
特別遊技制御手段650は、前記当選抽選手段640による抽選結果が「当たり」の場合に、特別遊技を開始させ、かつ特別遊技における所定の動作を制御するためのものである。
具体的には、特別遊技制御手段650は、当選抽選手段640による抽選結果が「当たり」となり、かつ画像表示部34における図柄の変動表示の後、停止表示された3つの図柄が予め定められた組み合わせ(1から9までの各数字のぞろ目)となった際に送出される信号に基づいて、特別遊技を開始させる。
そして、特別遊技が始まると、特別遊技制御手段650は、後述する大入賞口開閉制御手段660に開放信号を送出する。すると、前記大入賞口開閉制御手段660は前記開放信号に基づいて、大入賞口523を開放する。そして、大入賞口523に所定個数(たとえば、10個)の遊技球が入賞、若しくは、大入賞口523が開放されてから所定時間(たとえば、29.8秒)が経過した場合に、大入賞口開閉制御手段660に閉止信号を送出する。すると、前記大入賞口開閉制御手段660は前記閉止信号に基づいて、大入賞口523を閉止する。
そして、上述の大入賞口523の開閉が所定回数(たとえば、15回)繰り返されると、終了信号が特別遊技制御手段650に送出される。そして、特別遊技制御手段650は前記終了信号に基づいて、特別遊技を終了する。
(大入賞口開閉制御手段660)
大入賞口開閉制御手段660は、特別遊技が開始されると、前記大入賞口523を開閉駆動する大入賞口ソレノイド523bを制御するものとなっている。この大入賞口開閉制御手段660は、前記特別遊技制御手段650により送出される開放信号又は閉止信号に基づいて、大入賞口ソレノイド523bに信号を送出し、大入賞口523の開閉を行う。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、上述の如く、ランプ32、スピーカ33、画像表示部34等において行われる演出に関する処理を制御するためのものである。そして、この演出制御装置22は、図15に示すように、次の(1)から(4)までの手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段300
(2)演出データ選択手段310
(3)演出実行手段320
(4)演出変更手段330
なお、演出制御装置22としては、上記した(1)から(4)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。また、これらの手段は、第2の実施の形態における手段と同様のものであるため、詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるパチンコ機510では、前記演出データ記憶手段300は、画像表示部34における3列の図柄の変動パターン、停止図柄、及び各種演出の内容に関するデータを記憶している。
また、本実施の形態におけるパチンコ機510では、入球検知手段630が始動入賞口522への遊技球の入賞を検知したことを契機として、当選抽選手段640によって当否の抽選が行われる。そして、この結果に基づいて、演出データ選択手段310が演出データ記憶手段300に記憶されている演出データから一の演出データを選択する。そして、この選択された演出データに基づいて、演出実行手段320が演出を開始する。具体的には、前記演出実行手段320は、画像表示部34において図柄の変動表示を開始するとともに、所定の演出を実行する場合には当該演出を実行する。そして、所定時間経過後に、画像表示部34における変動表示を停止して、所定の図柄を停止表示する。
また、演出実行手段320によって所定の演出が実行された場合には、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、この吹きかけられた空気の強さについての検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330によって演出の内容が変更される。
(演出例)
本実施の形態における検知センサー27を利用した演出の内容について、図19を用いて以下に説明する。
本実施の形態では、当選抽選手段640による当否の抽選が行われ、この抽選結果に基づいて所定の演出が選択されて実行された際に、前記検知センサー27を利用した演出が行われる。
たとえば、当選抽選手段640による抽選の結果、「ハズレ」となり、かつ、演出データ選択手段310によって、画像表示部34において変動表示される3列の図柄のうち、最初に停止表示される列(たとえば、左列)における停止図柄と2番目に停止表示される列(たとえば、右列)における停止図柄とが異なる図柄となる演出データが選択されたものとする。そして、この演出データに基づき、演出実行手段320によって、画像表示部34において図柄の変動表示が開始された後、左列に「5」の図柄、右列に「2」の図柄が停止表示されるとともに、「右列の図柄を変動させよ!空気を吹き込め!」という内容を示す文字が表示されたものとする。
ここで、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられると、上記検知センサー27によって空気が検知され、吹きかけられた空気の吹きかけの強さが検知量評価手段180によって評価される。なお、本実施の形態における検知量評価手段180は、吹きかけられた空気の強さを「強」、「中」、又は「弱」のいずれかとして評価するように設定されている。
そして、検知量評価手段180によって空気の強さが「強」と評価された場合、「強」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「強」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、右列の「2」の図柄に画像表示部34の上方から風が吹きかけられて、前記右列の図柄が変動表示し、前記「2」の図柄から5コマ変動した「7」の図柄が停止表示される旨の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく画像が画像表示部34に表示される。
また、検知量評価手段180によって空気の強さが「中」と評価された場合、「中」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「中」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、右列の「2」の図柄に画像表示部34の上方から風が吹きかけられて、前記右列の図柄が変動表示し、前記「2」の図柄から3コマ変動した「5」の図柄が停止表示される旨の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく画像が画像表示部34に表示される。この場合、左列及び右列において「5」の図柄が表示されるため、いわゆるリーチ状態となる。
また、検知量評価手段180によって空気の強さが「弱」と評価された場合、「弱」を示す評価信号が演出変更手段330に送出される。そして、この「弱」を示す評価信号に基づいて、所定の演出データが演出データ選択手段310によって選択される。具体的には、右列の「2」の図柄に画像表示部34の上方から風が吹きかけられて、前記右列の図柄が変動表示し、前記「2」の図柄から1コマ変動した「3」の図柄が停止表示される旨の演出データが、演出データ選択手段310によって選択される。そして、当該データに基づく画像が画像表示部34に表示される。
すなわち、上述の場合、吹きかけられた空気の強さが検知量評価手段180によって「中」と評価された場合には、いわゆるリーチ状態となるため、「当たり」への期待感が高まることとなる。これに対して、吹きかけられた空気の強さが検知量評価手段180によって「強」又は「弱」と評価された場合には、空気を吹きかける前と変わらず、非リーチ状態となるため、「当たり」への期待感は低いものとなる。
(パチンコ機510の動作)
次に、上記構成を備えたパチンコ機510の動作の概略について、図17及び図18に示したフローを用いて説明する。
まず、図17に示すステップ700において、始動入賞口入賞検知センサー522aからの信号により、始動入賞口522に遊技球が入賞したか否かが判定される。そして、始動入賞口522に遊技球が入賞したと判定された場合、次のステップ701に進む。一方、始動入賞口522に遊技球が入賞していないと判定された場合、ステップ700に戻る。
ステップ701において、当選抽選手段640によって、当選か否かの抽選が行われる。そして、次のステップ702に進む。
ステップ702において、演出制御装置22によって、演出実行処理が行われる。そして、次のステップ703に進む。
ステップ703において、前記当選抽選手段640による抽選の結果に基づいて、当選したか否かが判定される。そして、当選したと判定された場合、次のステップ704に進む。一方、当選していないと判定された場合、すなわち「ハズレ」と判定された場合、遊技は終了する。
ステップ704において、特別遊技制御手段650によって、特別遊技が実行される。そして、遊技は終了する。
次に、上述したステップ702における演出実行処理について、図18のフローを用いて説明する。
ステップ800において、演出データ選択手段310によって、演出データ記憶手段300に記憶されている演出データの中から所定の演出データが選択される。そして、次のステップ801に進む。
ステップ801において、演出データ選択手段310により選択された演出データに基づき、演出実行手段320によって前記演出データに係る演出が実行される。具体的には、演出実行手段320によって、前記演出データ(画像データ)が画像表示部34に出力される。そして、次のステップ802に進む。
ステップ802において、所定のタイミング(たとえば、2つの列において停止表示がされた後、など)において演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されているか否か、すなわち、吹きかけ部28への空気の吹きかけの強さに基づいて図柄の変動表示が行われる演出(空気吹き込み演出)が実行されているか否かが判定される。そして、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていると判定された場合、次のステップ803に進む。一方、演出変更手段330による演出内容の変更が行われる演出が実行されていないと判定された場合、ステップ807に進む。
ステップ803において、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたか否かが、検知センサー27により判定される。遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたと判定された場合、次のステップ804に進む。一方、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられていないと判定された場合、ステップ803に戻る。
ステップ804において、検知量評価手段180によって、吹きかけられた空気の強さ(「強」、「中」又は「弱」)が評価される。そして、次のステップ805に進む。
ステップ805において、検知量評価手段180による評価が「弱」であるか否かが判定される。そして、検知量評価手段180による評価が「弱」であると判定された場合、次のステップ806に進む。一方、検知量評価手段180による評価が「弱」でないと判定された場合、すなわち、検知量評価手段180による評価が「強」又は「中」であると判定された場合、ステップ808に進む。
ステップ806において、演出変更手段330によって、所定の画像が画像表示部34において表示される。具体的には、たとえば、左列の停止図柄が「5」、右列の停止図柄が「2」であった場合には、右列の停止図柄「2」に画像表示部34の上方から風が吹きかけられることで、当該右列の図柄が変動表示し、「2」の図柄から1コマ変動した「3」の図柄が停止表示される旨の演出が画像表示部34において表示される。そして、ステップ807に進む。
ステップ807において、演出実行手段320によって、画像表示部34における3つの列が総て停止表示される。そして、演出実行処理は終了する。
ステップ808において、検知量評価手段180による評価が「強」であるか否かが判定される。そして、検知量評価手段180による評価が「強」であると判定された場合、次のステップ809に進む。一方、検知量評価手段180による評価が「強」でないと判定された場合、すなわち、検知量評価手段180による評価が「中」であると判定された場合、ステップ810に進む。
ステップ809において、演出変更手段330によって、所定の画像が画像表示部34において表示される。具体的には、たとえば、左列の停止図柄が「5」、右列の停止図柄が「2」であった場合には、右列の停止図柄「2」に画像表示部34の上方から風が吹きかけられることで、当該右列の図柄が変動表示し、「2」の図柄から5コマ変動した「7」の図柄が停止表示される旨の演出が画像表示部34において表示される。そして、ステップ807に進む。
ステップ810において、演出変更手段330によって、所定の画像が画像表示部34において表示される。具体的には、たとえば、左列の停止図柄が「5」、右列の停止図柄が「2」であった場合には、右列の停止図柄「2」に画像表示部34の上方から風が吹きかけられることで、当該右列の図柄が変動表示し、「2」の図柄から3コマ変動した「5」の図柄が停止表示される旨の演出が画像表示部34において表示される。そして、ステップ807に進む。
(総括)
上述の如く、本実施の形態におけるパチンコ機510では、前記演出実行手段320によって所定の演出が実行された場合、遊技者によって吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、この吹きかけられた空気の吹きかけの強さについての検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
具体的には、2つの列における図柄が停止表示された際に、最初に停止表示された列における停止図柄と2番目に停止表示された列における停止図柄とが異なり、かつ、所定の演出が実行されている場合に、吹きかけ部28に空気が吹きかけられたことを契機として、検知量評価手段180による評価の結果に基づき、演出変更手段330が演出の内容を変更する。
したがって、本実施の形態におけるパチンコ機510では、所定の演出が行われた際には空気を吹きかけるという斬新な操作を遊技者に行わせることとなり、遊技者に対して斬新な遊技感を与えることができる。
また、上述の如く、停止表示した図柄を再度変動表示させて、いわゆるリーチ状態とするために、遊技者自らが吹きかけ部28に空気を吹きかけるという動作を行うため、遊技者に対して、遊技に積極的に参加しているという感覚を与えることができる。これにより、遊技及び演出が単調となることを防止し、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
また、上述の如く、演出変更手段330は、吹きかけられた空気の強弱を反映した演出を行って、演出の内容を変更することとなるため、遊技者に対してより現実的な演出を体感させることができることとなる。これにより、遊技者の遊技及び演出に対する興趣を高めることができることとなる。
(変形例)
なお、本実施の形態における検知センサー27は、第3の実施の形態において用いられた煙を検知する煙検知センサーとすることもでき、演出実行手段320が当該センサーに対応する演出を行うように設定できる旨はいうまでもない。この場合にも、本実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、検知センサーを示す外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、検知センサーの変形例を示す外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、リール回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、前兆遊技処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、前兆遊技の内容を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、アシストタイム報知演出の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、アシストタイム報知演出の内容を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、当選役報知演出の概略を示すフローである。 本発明の第3の実施の形態であって、当選役報知演出の内容を示す概略図である。 本発明の第4の実施の形態であって、パチンコ機の制御装置の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、パチンコ機を示す外観正面図である。 本発明の第4の実施の形態であって、パチンコ機の動作の概略を示すフローである。 本発明の第4の実施の形態であって、パチンコ機の動作のうち、演出実行処理の概略を示すフローである。 本発明の第4の実施の形態であって、演出の内容を示す概略図である。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 メダル投入口 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 スタートスイッチ 19 ストップスイッチ
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 26 演出表示装置
27 検知センサー(検知手段)
28 吹きかけ部 30 リールユニット
31 数値表示部 32 ランプ
33 スピーカ 34 画像表示部
35 ホッパーユニット 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左リール 44 中リール
45 右リール 46 図柄
47 メダル払い出し口 50 円筒部材
51 光センサー 51a 発光部
51b 受光部 52 凸片
53 羽根板 54 検知板
55 接触センサー
60 通常遊技制御手段 70 特別遊技制御手段
71 特定導入遊技制御手段
72 特定遊技制御手段
73 アシストタイム遊技制御手段
80 当選抽選手段 81 乱数発生手段
82 乱数抽出手段 83 当選判定テーブル
83a 通常遊技用テーブル 83b 特別遊技用テーブル
84 判定手段 85 判定テーブル選択手段
86 当選フラグ成立手段 90 持ち越し手段
160 停止制御手段 170 入賞判定手段
180 検知量評価手段 190 前兆遊技制御手段
200 遊技状態変更手段 300 演出データ記憶手段
310 演出データ選択手段 320 演出データ実行手段
330 演出変更手段
510 パチンコ機 511 外枠
512 前枠 513 ガラス扉
514 球皿 515 操作ハンドル
516 レール 517 遊技盤
518 遊技領域 521 一般入賞口
521a 一般入賞口入賞検知センサー
522 始動入賞口
522a 始動入賞口入賞検知センサー
523 大入賞口
523a 大入賞口入賞検知センサー
523b 大入賞口ソレノイド
524 アウト口 525 風車
526 賞球装置
620 制御装置 630 入球検知手段
640 当選抽選手段 650 特別遊技制御手段
660 大入賞口開閉制御手段

Claims (4)

  1. 気体が吹きかけられる吹きかけ部と、
    前記吹きかけ部に吹きかけられた気体を検知するための検知手段と、
    遊技機を制御するための遊技制御装置と、を少なくとも備えた遊技機において、
    前記遊技制御装置は、
    前記検知手段によって検知された気体の検知量を評価するための検知量評価手段と、
    遊技機が所定の遊技状態となっている際に、前記吹きかけ部に気体が吹きかけられることで前記検知手段による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段による評価の結果に基づき、前記遊技状態を変化させる遊技状態変更手段と、を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 気体が吹きかけられる吹きかけ部と、
    前記吹きかけ部に吹きかけられた気体を検知するための検知手段と、
    遊技機を制御するための遊技制御装置と、
    遊技に関する演出を行うための演出制御装置と、を少なくとも備えた遊技機において、
    前記遊技制御装置は、
    前記検知手段によって検知された気体の検知量を評価するための検知量評価手段を備え、
    前記演出制御装置は、
    所定の演出が行われている際に、前記吹きかけ部に気体が吹きかけられることで前記検知手段による検知が行われることを契機として、前記検知量評価手段による評価の結果に基づき、前記演出を変化させる演出変更手段を備えていることを特徴とする遊技機。
  3. 前記検知量評価手段は、
    吹きかけ部に吹きかけられた気体の吹き込みの強さを評価するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記検知手段は、
    吹きかけ部に吹きかけられた気体に含まれる煙を検知するように形成されているとともに、
    前記検知量評価手段は、
    前記検知手段によって検知された吹きかけ部に吹きかけられた気体に含まれる煙の量を評価するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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