JP2007330330A - 座椅子、およびフレーム構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】体がずり落ちてくることを防止できるうえ、体への負担を軽減でき、様々な姿勢で座ることができる座椅子、およびそのフレーム構造体を提供すること。
【解決手段】座椅子1を、床上部材20および床上部材20から立ち上がっている立上がり部材21を備えたフレーム2と、立上がり部材21の上部に設けられた上部掛渡し部7と、床上部材20または立上がり部材21の下部に設けられた下部掛渡し部5と、上部掛渡し部7および下部掛渡し部5に掛け渡された可撓性のシート4と、シート4の幅方向に延びた当接部6とを含んで構成し、上部掛渡し部7および下部掛渡し部5の少なくとも一方の掛渡し部にはシート4を巻き付け可能なシート巻き付け機構70を設けたので、シート4の巻き付け量が調節でき、様々な姿勢で座ることができる。また、当接部6が体が前方にずり落ちてくることを防止する。シート4が体圧を分散して体への負担を軽減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、座椅子、およびそのフレーム構造体に関する。
従来、一般家庭や各種旅館、レジャー施設などで手軽に使用でき、くつろげる椅子として座椅子が広く愛用されている。
座椅子は、一般的に、芯材である金属製のフレームと、フレームの周囲を被覆するウレタンフォーム等のクッション材と、クッション材を覆う生地とで構成され、座部と、背もたれ部とを備えている。また、通常、座部と背もたれ部との間にはリクライニング機構が設けられ、背もたれ部は任意の角度に傾斜可能となっている。
そして、使用者は、背もたれ部をフラットにすることで寝そべることができるとともに、背もたれ部を任意の角度に起こすことで、上体を所望の角度にして座ることができる(例えば特許文献1)。
特開2002−262955
しかしながら、このような座椅子では、使用者は傾斜させた背もたれ部に上体を預けて座るので、長時間経つと体が前方にずり落ちてきてしまうという問題がある。そのうえ、座部および背もたれ部が略平坦なので、体との接触面積が小さくなり、長時間座るとその接触部分に体圧が集中して体に負担がかかってしまうという問題がある。また、座椅子は、家庭や各種レジャー施設などで嗜好や性別、年齢の異なる様々な人々に使用されており、多様な姿勢で座ることができることが求められている。
本発明の目的は、体がずり落ちてくることを防止できるとともに、体圧を分散させて体への負担を軽減でき、様々な姿勢で座ることができる座椅子、および座椅子用のフレーム構造体を提供することにある。
本発明の座椅子は、床上に載置される床上部材、およびこの床上部材から立ち上がっている立上がり部材を備えているとともに使用者からの荷重に十分耐えうる強度を有しているフレームと、立上がり部材の上部に設けられた上部掛渡し部と、床上部材または立上がり部材の下部に設けられた下部掛渡し部と、上部掛渡し部および下部掛渡し部に掛け渡されている可撓性のシートと、上部掛渡し部および下部掛渡し部間において、フレームに設けられているとともに、シートの幅方向に延びた当接部とを含んで構成され、上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられているので、シートの巻き付け量を調節でき、例えば、シートをやや緩く張ることで、正面に置かれたテレビなどを見やすい上体を起こした姿勢で座ることができ、シートをきつく張ることで、巻取部材に頭部を当接させ、上体を寝かせた楽な姿勢で座ることができるなど、様々な姿勢で座ることができる。しかも、シートは可撓性なので、シートが使用者の体を包み込むように保持して体圧を分散させる。そのため、使用者の体にかかる負担が軽減され、疲れることなく長時間座ることができる。そのうえ、フレームには、シートの幅方向に延びた当接部が設けられているので、この当接部が大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接し、体が前方にずり落ちてくることを防止できる。
本発明において、床上部材および立上がり部材のうち、少なくとも一方の部材は、スライド機構を備えて当該部材の長さが調節できるように設けられていてもよい。このような構成において、床上部材および立上がり部材のうち、少なくとも一方の部材をスライドさせることにより、一層様々なシートの張り方が可能となってより多様な姿勢で座ることができる。
また、シート巻き付け機構は、シートが挿通される隙間部を介して略平行に設けられた複数の棒状部を備え、シートの一端側は、隙間部に挿通された後に複数の棒状部の周囲に巻き付けられていてもよい。このようにすれば、シートの一端側を、隙間部に挿通した後に複数の棒状部の周囲にしっかりと巻き付けることができるので、使用者の体重によってシートが引っ張られても十分な摩擦力が発生し、シートが巻取部材から解けることが無く、安定したシートの巻き付け構造とすることができる。
このような構成において、シート巻き付け機構は、複数の棒状部を回転させて棒状部の周囲にシートを巻き取る巻取装置を備えていることが好ましい。巻取装置によってシートを容易に巻き取ることができるので、簡単にシートを自分の好みの張り具合に張ることができる。
そして、シートは、上部掛渡し部および下部掛渡し部に取り外し可能に掛け渡されていることが望ましい。シートが取り外し可能に掛け渡されていることで、シートのデザインおよび材質等を自分の好みのものに選ぶことができる。
また、立上がり部材は、床上部材の一端側から他端側に向かうに従って上方に延びた傾斜立上がり部を備え、この傾斜立上がり部と床上部材との間には、傾斜立上がり部の傾斜角度を調節できるリクライニング機構が設けられていてもよい。傾斜立上がり部の傾斜角度を弱くすることで、より上体を寝かせた姿勢で座ることができるなど、一層多様な姿勢で座ることができる。
さらに、下部掛渡し部は、傾斜立上がり部に取付自在に設けられていてもよい。この場合、より一層多様な姿勢で座ることができる。
また、本発明の座椅子用のフレーム構造体は、床上に載置される床上部材、およびこの床上部材から立ち上がっている立上がり部材を備えているとともに使用者からの荷重に十分耐えうる強度を有しているフレームと、この立上がり部材の上部に設けられて可撓性のシートの一端側が掛け渡される上部掛渡し部と、床上部材または立上がり部材の下部に設けられてシートの他端側が掛け渡される下部掛渡し部と、上部掛渡し部および下部掛渡し部間において、フレームに設けられているとともに、シートの幅方向に延びた当接部とを含んで構成され、上部掛渡し部および下部掛渡し部は、シートを取り外し可能に設けられ、上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられていることを特徴とする。
これによれば、上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられているとともに、上部掛渡し部および下部掛渡し部は、シートを取り外し可能に設けられているので、可撓性のシートを用意すれば、上部掛渡し部および下部掛渡し部間にシートを掛け渡し、シートをシート巻き付け機構に巻き付けてシートの張りを調節することができ、様々な姿勢で座ることができる。また、フレームには、上部掛渡し部および下部掛渡し部間において、シートの幅方向に延びた当接部が設けられているので、この当接部が使用者の大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接し、体が前方にずり落ちてくることを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示す図であり、図1は、本実施形態に係る座椅子の斜視図、図2は、シートの巻き取られ方を示す模式図、図3は、巻取部材の上面図、図4の(A)〜(C)は、巻取部材でシートを巻き取る方法の説明図、図5は、座椅子の使用例を示す模式図である。
図1および図2に示されるように、座椅子1は、例えば金属製の丸パイプなどから形成されて十分な強度を有するフレーム2と、フレーム2の上部に設けられた巻取部材3と、巻取部材3およびフレーム2の下部の間に掛け渡された布製のシート4とを主な構成部材として構成されている。
フレーム2は、床上に載置された床上部材20と、床上部材20から上方に立ち上がっている立上がり部材21とを備えている。床上部材20は、床上部材20の一端側であって幅方向に延びた前辺部200と、前辺部200の両端から後側に延出した一対の側辺部201と、側辺部201の後端間を結んでいるとともに床上部材20の他端側である後辺部202とを備え、前後方向に長い方形枠状に形成されている。前辺部200にはシート4の一端側が掛け渡され、本実施形態では、この前辺部200が下部掛渡し部5および当接部6を兼ねている。
立上がり部材21は、床上部材20の後側両角部から鉛直に延びた一対の鉛直立上がり部210と、床上部材20の前側両角部から鉛直立上がり部210の上部に向かって斜めに延びた一対の傾斜立上がり部211とを備えている。鉛直立上がり部210および傾斜立上がり部211の連結部分には、巻取装置22A,22Bが設けられている。巻取装置22A,22B間には、シート4の他端側が掛け渡され本実施形態では上部掛渡し部7を兼ねている巻取部材3が設置されている。この巻取部材3は、巻取装置22Aに設けられた把手220によって回動される。
そして、本実施形態において、これら巻取部材3、および巻取装置22A,22Bにより、本発明に係るシート巻き付け機構70が構成されている。また、座椅子1からシート4を取り外した構造体、つまり、フレーム2と、フレーム2の上部に設けられた巻取装置22A,22Bと、巻取装置22A,22B間に設置された巻取部材3とを含んで構成された構造体が本発明に係るフレーム構造体100となっている。
なお、2つの巻取装置22A,22Bを一括して説明する場合には、以後、単に巻取装置22と表す。その他の一対の部材も、一括して示す場合には、この場合と同様に示す。また、図2において、側辺部201、鉛直立上がり部210、および傾斜立上がり部211を、一本の線として省略して示している。以下の同様な図においても、同様に省略して示している場合がある。
巻取部材3は、図3に示されるように、シート4を挿通可能な隙間部30を介して略平行かつ近接して設けられた一対の円柱状の棒状部31と、この棒状部31を連結する一対の連結部32A,32Bと、巻取装置22A,22B内に設けられた図示しない軸受によって支承される回転軸33A,33Bとを備えている。図3および変形例を示す図6にも示されるように、回転軸33Aの先端側には、断面略正方形に形成されて把手220が嵌め込まれる凸部34が設けられているとともに、回転軸33Aの根元側には、径方向外側に向かうに従って時計方向に滑らかに曲がった歯350を備えたつめ車(ラチェット)35が設けられている。また、巻取装置22A内には、このつめ車35に付勢自在な爪221が設けられている。
そして、この爪221を図示しないばねなどにより、つめ車35側に向かって付勢状態に設置することで、爪221とつめ車35とにより公知のラチェット機構が構成され、巻取部材3を一方側にのみ回転させることができる。つまり、爪221を付勢状態に設置した場合、つめ車35が、図1中、反時計方向(CCW)に回転する際には、爪221は、歯350の傾斜に沿って径方向外側に動いて歯350を容易に乗り越えるが、つめ車35が逆方向(時計方向,CW)に回転する際には、歯350の段差部分351を乗り越えることができずに段差部分351に食い込んで巻取部材3が逆回転することを防止する。なお、爪221は、つめ車35への付勢状態を解除可能、すなわち、爪221とつめ車35との係合を解除可能に設けられている。
このように構成された本実施形態では、次のような手順で上部掛渡し部7および下部掛渡し部5にシート4を掛け渡す。なお、シート4は、可撓性で巻き付けることができるものであればどのような材質およびシート幅の物を使用してもよいが、本実施形態では、シート4として、市販されていて手に入り易い1m定尺幅の布を使用している。
まず、図4の(A)に示されるように、シート4の幅方向両端縁4Aを、それぞれ端からシート幅の略4分の1の所で折り曲げることにより、シート4の幅を半分にする。次に、この折り曲げられた側が内側にくるようにしてシート4を床上部材20の前辺部200(下部掛渡し部5)で折り返し、シート4の端部4B同士を重ね合わせる。
続いて、図4の(B)に示されるように、その端部4Bを巻取部材3(上部掛渡し部7)の隙間部30に挿通した後に、巻取部材3を巻取装置22A,22B間に設置し、爪221を付勢状態に設置する。そして、把手220を反時計方向に回転させ、図4の(C)および図2に示されるように、シート4を一対の棒状部31の周囲に巻き付けながら使用者の好みの張り具合になるまで巻き取ることで、シート4を上部掛渡し部7および下部掛渡し部5に掛け渡すことができる。なお、シート4の張りを緩めたい場合には、爪221の付勢状態を解除し、把手220を時計回りに回転させることで、シート4の張りを弱めることができる。また、図2の上部掛渡し部7において、シート4の巻かれ方を分かり易くするために巻き取り量を少なくして図示しているが、実際の使用時には、使用者の体重による引っ張りに耐えられるように、シート4を幾重にも巻き取って使用することが望ましい。
図5に、座椅子1の使用例を示す。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)シート巻き付け機構70は、シート4を挿通可能な隙間部30を介して略平行かつ近接して設けられた一対の棒状部31を備えているので、シート4を隙間部30に挿通した後に一対の棒状部31の周囲にしっかりと巻き付けることができ、使用者の体重によってシート4が引っ張られても、十分な摩擦力が発生してシート4が巻取部材3から解けることが無く、安定したシート4の巻き付け構造とすることができる。
(2)しかも、巻取部材3の周囲に幾重にもシート4を巻き付けることができるので、シート4の張り具合を調節することができ、様々な座り方をすることができる。例えば、図5に示されるように、シート4をやや緩く張ることで、正面に置かれたテレビなどを見やすい上体を起こした姿勢で座ることができ、シート4をきつく張ることで、巻取部材3に頭部を当接させ、上体を寝かせた楽な姿勢で座ることができる。この際、巻取部材3にクッション性を付与すれば、頭部の感触をより良好にできる。
また、特に冬など、座椅子1をホットカーペットの敷かれた床や、床暖房の設置された床上で使用する際には、従来であれば、床からの熱がウレタンフォームのため断熱されてしまっていたが、本発明の座椅子1では、図5の2点鎖線で示されるように、シート4を緩く張ることで、下半身をシート4を介して床に当接させた状態で座ることができ、体を温めることができる。
(3)巻取装置22によって巻取部材3を回転させ、シート4を巻取部材3の周囲に巻き取ること、および巻き解くことができるので、容易にシート4を自分の好みの張り具合にすることができる。
(4)シート4に可撓性の布を使用しているので、シート4が使用者の体を包み込むように保持し、体圧を分散させる。そのため、体にかかる負担が軽減され、疲れることなく長時間座ることができる。
(5)シート4の幅方向に延びている前辺部200に、シート4の下部側が掛け渡されているので、前辺部200が当接部6として使用者の大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接し、使用者の体が前方にずり落ちてくることを防止できる。
(6)シート4は、その一端側を前辺部200で折り返され、他端側を巻取部材3に巻き付けられているだけであるから、シート4の取り外しおよび取り替えが可能で、シート4のデザインおよび材質等を自分の好みのものに選ぶことができる。
(7)しかも、市販の布を、折って半分の幅にするなどしてそのままシート4として用いることができるので、座椅子1の大きさに合うようにシート4を加工するなどの手間を不要にして組み立てを容易にできる。
(8)また、たとえシート4が設けられておらず、フレーム構造体100のみだけでも、フレーム構造体100は、当接部6およびシート4の一端側が掛け渡される下部掛渡し部5を兼ねている前辺部200を含んで構成されたフレーム2と、フレーム2の上部に設けられた巻取装置22と、巻取装置22間に設置されシート4の他端側が掛け渡される上部掛渡し部7としての巻取部材3とを含んで構成され、巻取部材3および前辺部200は、シート4を取り外し可能に設けられ、巻取装置22と巻取部材3とからシート4を巻き付け自在なシート巻き付け機構70が構成されているので、可撓性のシート4を用意すれば、そのシート4を巻取部材3および前辺部200間に掛け渡すことができ、本実施形態の座椅子1として使用することができて前述した(1)〜(7)の効果を得ることができる。
図6は、巻取部材3の変形例を示す図である。
なお、本実施形態における巻取部材3は、図6に示されるように、断面視で仮想円周を描くように、かつ、シート4を挿通可能な隙間部30を介して略平行に設けられた4本の棒状部31と、この棒状部31が取り付けられている連結部32A,32Bと、連結部32A,32Bに連結し巻取装置22内に設けられた図示しない軸受によって支承される回転軸33A,33Bとを備えたものでもよい。なお、回転軸33Aの根元側にはつめ車35が設けられ、先端側には凸部34が設けられている。
この場合でも、シート4を隙間部30に挿通した後に棒状部31の周囲に巻き付けることができ、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるうえ、巻取部材3の外周が長くなるので、シート4の巻き取り量を細かく調節でき、容易にシート4を好みの張り具合にできる。また、棒状部31は、前記第1実施形態のように2本でもよいし、本変形例のように4本でもよく、複数本設けられていてよい。
〔第2実施形態〕
図7〜図12は、本発明の第2実施形態を示す図であり、図7は、本実施形態に係る座椅子の斜視図、図8は、シートの巻き取られ方を示す模式図、図9は、取付部材および取付金具の分解斜視図、図10〜図12は、座椅子の使用例を示す模式図である。なお、本実施形態以降の実施形態において、第1実施形態と同一機能部位には同一符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
本実施形態では、図7および図8に示されるように、第1実施形態とは異なり、鉛直立上がり部210が設けられていない点と、傾斜立上がり部211に、取付自在に丸棒状の取付部材8が設けられている点と、この取付部材8にシート4の一端側が掛け渡され、取付部材8が下部掛渡し部5および当接部6を兼ねている点と、リクライニング機構23が設けられ、傾斜立上がり部211を任意の角度に傾斜させることができる点とが特徴である。
本実施形態では、シート4の一端側が巻き付けられた巻取部材3は、両端の連結部32にそれぞれ連結された短寸正面角柱状、すなわち、断面正方形の軸部36を備えており、これらの軸部36が、傾斜立上がり部211の上部に挿入されている支持部材2110のY字状部2111に支持されることで、巻取部材3は、使用者からの荷重によって回転しないように設置されている。また、この軸部36を90度ごとに回転させることで、簡単にシート4の巻き取り、および巻き解きができるようになっている。そして、本実施形態では、巻取部材3およびY字状部2111により、本発明に係るシート巻き付け機構70が構成されている。
一方、シート4の他端側が巻き付けられた取付部材8は、図9に示されるように、両端に傾斜立上がり部211をつかむフック81を備えている。取付部材8は、頭部の大きいねじ820と蝶ナット821とによって傾斜立上がり部211に固定される略Ω字状の取付金具82に、フック81が支持されることで、傾斜立上がり部211の任意の位置に設置されている。この際、ねじ部材820の頭部周面には、筋目ローレットなどの滑り止め加工が必要に応じて施されている。
以下に、シート4の掛け渡し方を説明する。
まず、取付部材8を設置したい傾斜立上がり部211の任意の位置に、取付金具82を取り付ける。次に、シート4の一端側が折り返され縫い付けられたことによりシート4に設けられた縫い付け部40によって形成された筒部41内に、取付部材8を挿通する。続いて、取付部材8を、傾斜立上がり部211の上方からそれぞれのフック81を傾斜立上がり部211に引っ掛けながら傾斜立上がり部211に取り付け、フック81と取付金具82とが当接するまで取付部材8を下方にスライドさせる。それから、傾斜立上がり部211の上部内に支持部材2110を挿入する。そして、シート4の他端側を巻取部材3に巻きつけた後に、巻取部材3をY字状部2111間に落とし込んで設置し、軸部36を90度ごとに回転させてシート4の張り具合を任意の張り具合に調節することで、シート4は掛け渡される。なお、このフック81および取付金具82は、床上部材20の側辺部201にも取り付けることができるように設けられており、取付部材8は床上部材20にもスライドさせて任意の位置に取り付けることができるように設けられている。
リクライニング機構23は、傾斜立上がり部211と側辺部201との間に設けられ、一対の支持板230に設けられた複数の穴231のうち、任意の穴231に位置決め用のピン232を差し込むことで、傾斜立上がり部211の傾斜角度を好みの角度に調節してその傾斜角度に固定することができるようになっている。この際、傾斜立上がり部211における穴231の対応位置には、図示しないピン穴が設けられており、ピン232はこのピン穴、および支持板230の穴231を貫通することで、傾斜立上がり部211を一対の支持板230に対して固定している。また、リクライニング機構23は、一般の座椅子に用いられているようなラチェット機構およびその解除機構を備えて傾斜立上がり部211の傾斜角度を好みの角度に調節可能に構成されているものでもよい。
図10および図11には、シート4の張り具合および取付部材8の取付位置が異なる座椅子1の使用例を示す。すなわち、図10においては、取付部材8は、傾斜立上がり部211の中間よりやや下方に設けられているとともに、シート4は緩く張られており、使用者は、膝を軽く曲げた姿勢、すなわち膝に掛かる負担が非常に少ない姿勢で座ることができる。また、図11においては、取付部材8は、傾斜立上がり部211の略中間に設けられているとともに、シート4はやや緩く張られており、座面42が略水平、かつ、高い位置に設けられた腰掛椅子として使用することができる。なお、図10および図11において、前記第1実施形態と同様に、取付部材8が当接部6として、大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接して体が前方にずり落ちてくることを防止している。
このような本実施形態によれば、第1実施形態の(1),(2),(4)〜(8)の効果に加えて以下の効果がある。
(9)シート4の上部側(一端側)が掛け渡された巻取部材3は、断面正方形の軸部36を備え、この軸部36が傾斜立上がり部211の上部に形成されたY字状部2111に落とし込まれることでY字状部2111間に設置されている。これにより、使用者からの荷重によって巻取部材3が回転してシート4が巻き解けてしまうことを確実に防止できるとともに、軸部36を90度ごとに回転させることで簡単にシート4の巻き取りおよび巻き解きができ、シート4の張り具合を容易に調整できる。
(10)取付部材8が傾斜立上がり部211および床上部材20の任意の位置に取付自在に設けられているので、より多様な姿勢で座ることができる。また、この際、取付部材8が当接部6として、大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接し、体が前方にずり落ちてくることを防止するので、安定した姿勢で座ることができる。
(11)傾斜立上がり部211と側辺部201との間にリクライニング機構23が設けられているので、傾斜立上がり部211の傾斜角度を調節でき、一層多様な姿勢で座ることができる。
なお、本第2実施形態において、図12に示されるように、シート4の一端側が掛け渡されて傾斜立上がり部211の下側に設置された取付部材8と、シート4の他端側が掛け渡された巻取部材3との間に、さらに別個の取付部材8Aを設置してもよい。この場合でも、この取付部材8Aが当接部6として体が前方にずり落ちてくるのを防止するうえ、さらに多様な座り方ができるようになる。この別個の取付部材8Aの設置方法を説明すると、本来の取付部材8と同様に、取付金具82を傾斜立上がり部211に取り付け、取付部材8Aを傾斜立上がり部211に取り付けた後に取付金具82に当接するまで下方にスライドさせ、取付部材8Aに支持させることで、取付部材8Aを傾斜立上がり部211の任意の位置に設置することができる。
本第2実施形態では、シート4の一端を折り返した後に縫い付けることで筒部41を形成していたが、縫い付けるのではなく、シート4の端および端近傍に面ファスナーを設け、この面ファスナー同士を貼り合わせる事で筒部41を形成してもよい。
さらに、取付部材8の傾斜立上がり部211への取り付けは、本第2実施形態のフック81および取付金具82によるものに限らず、他の構成でもよい。例えば、傾斜立上がり部211の上面の取付部材8と対向する位置に、所定間隔で複数の孔を設け、一方、取付部材8には、この孔に挿入可能なピンを突設しておき、この取付部材8のピンを傾斜立上がり部211の所定の孔に挿入することで、取付部材8を傾斜立上がり部211に取り付ける構成としてもよく、さらには、これ以外の構成でもよい。要するに、取付部材8を傾斜立上がり部211や床上部材20の複数の位置に取付け可能な構成であればよい。
〔第3実施形態〕
図13および図14は、本発明の第3実施形態を示す図であり、図13は、本実施形態に係る座椅子の斜視図、図14は、シートの巻き取られ方を示す模式図である。
図13に示されるように、本実施形態では、傾斜立上がり部211が設けられていない点と、巻取部材3がシート4の下側に設けられている点と、鉛直立上がり部210にはスライド機構2100が、側辺部201にはスライド機構2010がそれぞれ設けられ、鉛直立上がり部210および側辺部201の長さを任意の長さに調節できるようになっている点とが一つの特徴である。両スライド機構2100,2010は、略等しい構成なので、側辺部201に設けられたスライド機構2010の方を例に挙げて説明すると、スライド機構2010は、側辺部201を任意の長さになるまでスライドさせた後に、ピン25をピン穴26に挿入することで、側辺部201をその長さに固定できるようになっている。
そして、図13に示されるように、側辺部201を延長させて使用する場合には、側辺部201の適宜の位置に当接部6である取付部材8Bを取り付け、側辺部201の取付部材8B直前方部分には、取付部材8Bが使用者の体重により前方に滑っていくのを防止するための取付金具82Aを取り付けて座椅子1を使用する。側辺部201を短くして使用する場合には、取付部材8Bを取り外して使用する。この場合には、巻取部材3が、使用者の大腿部の後ろ、あるいは臀部に当接して当接部6となる。なお、取付部材8Bおよび取付金具82Aは、前記第2実施形態の取付部材8および取付金具82と同様のものを使用しており、前記第2実施形態の取付部材8および取付金具82と同様に、側辺部201へ取り付けることができる。
また、本実施形態では、鉛直立上がり部210の上部間に円柱状の架設部24が回動自在に設けられ、この架設部24がウレタンフォーム等のクッション材240に被覆されているとともに、シート4の一端側が掛け渡されて上部掛渡し部7となっている点も特徴である。
シート4は、図14に示されるように、クッション材240に被覆された架設部24で折り返されて二重にされた後に、床上部材20の上側から前辺部200の前側を通るように前辺部200で折り返され、巻取部材3の後側(図14中左側)から側辺部201上に載置された巻取部材3に巻き付けられている。本実施形態では、この巻取部材3、および側辺部201からシート巻き付け機構70が構成されている。
このような本実施形態でも、第1実施形態の(1)、(2)、(4)〜(8)の効果があるうえ、以下の効果がある。
(12)上部掛渡し部7である架設部24がクッション材240で被覆されているので、当たりが柔らかくなり、頭部を当接させるなどして快適な姿勢で座ることができる。
(13)鉛直立上がり部210にはスライド機構2100が、側辺部201にはスライド機構2010がそれぞれ設けられ、鉛直立上がり部210および側辺部201の長さを任意の長さに調節できるので、例えば、側辺部201を延長させて下半身全体がシート4に保持されるようにして座ることができ、より一層多用な姿勢で座ることができる。
なお、本発明は、前記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
上部掛渡し部7または下部掛渡し部5がシート4が挿通される隙間部30を介して設けられた複数の棒状部31を備えている場合でも、必ずしも棒状部31の両端部は連結されている必要はなく、片側の端部だけが連結されていてもよい。
例えば、上部掛渡し部7は、図15に示されるように、傾斜立上がり部211の上部に設けられた開口2112に挿入される一対の棒状部31のみで構成されていてもよい。また、上部掛渡し部7は、図16に示されるように、傾斜立上がり部211と一体に形成されて傾斜立上がり部211の上部間に架設された架設部24Aと、この架設部24Aに溶接された凹状部材241とから形成された枠242から構成されていてもよい。
このようなどちらの場合でも、上部掛渡し部7は、シート4が挿通される隙間部30を介して設けられた一対の平行な棒状部31を備え、この一対の棒状部31の周囲にシート4を巻き付けることができるので、一対の棒状部31および枠242が、シート巻き付け機構70も兼ねることになり、前記実施形態と同様な効果を得ることができるうえ、構造をより簡素にでき、製造コストをさらに下げることができる。
また、上部掛渡し部7および下部掛渡し部5の組み合わせや、シート4の巻き付け方は、前記各実施形態に限定されず、図17の(A),(B),(C)に示されるような組み合わせ方、および巻き付け方が可能であり、さらには、これらの変形例以外にも様々な組み合わせ方、および巻き付け方が可能である。以下に、図17の(A),(B),(C)のそれぞれの構成、および巻き付け方を説明する。なお、図17の(A),(B),(C)において、前辺部200、および巻取部材3が床上部材20より下側に出っ張っているように見えるが、これは、図17の(A),(B),(C)を、図2等と同じように、側辺部201、鉛直立上がり部210、および傾斜立上がり部211を、一本の線として省略して示しているからであり、実際は、前辺部200、側辺部201、および巻取部材3等の各部材の大きさや取付け位置を工夫することにより、座椅子1の床との接地面は平らになっている。
図17の(A)に示される座椅子1においては、傾斜立上がり部211の上部には、巻取部材3を含んで構成されたシート巻き付け機構70が設けられているとともに、側辺部201の前側および傾斜立上がり部211の下側には、前記第2実施形態の取付部材8と同様の取付部材8C,8Dがそれぞれ取り付けられている。
シート4の一端側には筒部41が形成されており、筒部41には取付部材8Dが挿通されている。このように、一端側が取付部材8Dに掛け渡されたシート4は、前辺部200で折り返され、取付部材8C,8Dの間を通されて他端側を巻取部材3に巻き付けられている。
図17の(B)に示される座椅子1においては、立上がり部材21の上部に、巻取部材3を含んで構成されたシート巻き付け機構70Aが設けられているとともに、側辺部201上にも、側辺部201上に載置された巻取部材3を含んで構成されたシート巻き付け機構70Bが設けられ、シート4の張りを、シート4の上側および下側に設けられたどちらのシート巻き付け機構70A,70Dによっても調整できるようになっている。
図17の(C)に示される座椅子1においては、立上がり部材21の上部にシート巻き付け機構70Cが、床上部材20の前部にシート巻き付け機構70Dが設けられ、やはり、シート4の張りを、シート4の上側および下側に設けられたどちらのシート巻き付け機構70C,70Dによっても調整できるようになっている。なお、図17の(B)および(C)に示されるように、シート4の上側、および下側のどちらにもシート巻き付け機構70が設けられている場合、共に巻取装置22を備え、機械的にシート4を巻き取れるように構成されていてもよいし、どちらか一方のシート巻き付け機構70だけが巻取装置22を備えていてもよいし、どちらも巻取装置22を備えておらず、前記第2実施形態および第3実施形態のように、手で直接巻取部材3を回動させてシート4を巻き取る構成になっていてもよい。
前記各実施形態では、シート4として布を使用していたが、シート4は布の他、皮、プラスチックなどを使用してもよく、また、竹などの可撓性でない素材を用いて作られた簾などのように、実質的に可撓性を有するものでもよく、シート巻き付け機構70に巻き付けることができるものであればよい。
立上がり部材21は、床上部材20から上方に立ち上がっているとともに、上部にシート4の一端側が掛け渡される上部掛渡し部7が設けられていればよく、前記第1実施形態および第3実施形態に示されるような床上部材20から鉛直に立ち上がっているものや、前記第2実施形態に示されるような傾斜して立ち上がっているものに限らず、床上部材20の前端および後端を結ぶ円弧状のもの等も含まれる。
フレーム2は、上部掛渡し部7、下部掛渡し部5、および当接部6を兼ねていてもよい。下部掛渡し部5は、当接部6を兼ねていてもよい。また、フレーム2は、金属製のものに限定されず、プラスチックや木製のものでもよく、使用者からの荷重に耐え得る強度を有すれば材質は適宜のものでよい。
リクライニング機構23の構造は、前記第2実施形態のものに限定されず、自動車の座席に設けられているリクライニング機構のような構造でもよい。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者がさまざまな変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定をはずした部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る座椅子の斜視図。 第1実施形態におけるシートの巻き取られ方を示す模式図。 第1実施形態における巻取部材の上面図。 第1実施形態における巻取部材でシートを巻き取る方法の説明図。 第1実施形態における座椅子の使用例を示す模式図。 第1実施形態における巻取部材の変形例を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る座椅子の斜視図。 第2実施形態におけるシートの巻き取られ方を示す模式図。 第2実施形態における取付部材および取付金具の分解斜視図。 第2実施形態における座椅子の使用例を示す模式図。 第2実施形態における座椅子の使用例を示す模式図。 第2実施形態における座椅子の使用例を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係る座椅子の斜視図。 第3実施形態におけるシートの巻き取られ方を示す模式図。 本発明に係る上部掛渡し部の変形例を示す図。 本発明に係る上部掛渡し部の変形例を示す図。 本発明に係る座椅子の変形例を示す模式図。
符号の説明
1…座椅子、2…フレーム、4…シート、5…下部掛渡し部、6…当接部、7…上部掛渡し部、8…取付部材、20…床上部材、21…立上がり部材、22A,22B…巻取装置、23…リクライニング機構、30…隙間部、31…棒状部、70…シート巻き付け機構、100…フレーム構造体、211…傾斜立上がり部、2010…スライド機構、2100…スライド機構。

Claims (8)

  1. 床上に載置される床上部材、およびこの床上部材から立ち上がっている立上がり部材を備えているとともに使用者からの荷重に十分耐えうる強度を有しているフレームと、
    前記立上がり部材の上部に設けられた上部掛渡し部と、
    前記床上部材または立上がり部材の下部に設けられた下部掛渡し部と、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部に掛け渡されている可撓性のシートと、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部間において、前記フレームに設けられているとともに、前記シートの幅方向に延びた当接部とを含んで構成され、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、前記シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられている
    ことを特徴とする座椅子。
  2. 請求項1に記載の座椅子において、
    前記床上部材および立上がり部材のうち、少なくとも一方の部材は、スライド機構を備えて当該部材の長さが調節できるように設けられている
    ことを特徴とする座椅子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の座椅子において、
    前記シート巻き付け機構は、前記シートが挿通される隙間部を介して略平行に設けられた複数の棒状部を備え、
    前記シートの一端側は、前記隙間部に挿通された後に前記複数の棒状部の周囲に巻き付けられている
    ことを特徴とする座椅子。
  4. 請求項3に記載の座椅子において、
    前記シート巻き付け機構は、前記複数の棒状部を回転させて前記複数の棒状部の周囲に前記シートを巻き取る巻取装置を備えている
    ことを特徴とする座椅子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の座椅子において、
    前記シートは、前記上部掛渡し部および前記下部掛渡し部に取り外し可能に掛け渡されている
    ことを特徴とする座椅子。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の座椅子において、
    前記立上がり部材は、前記床上部材の一端側から他端側に向かうに従って上方に延びた傾斜立上がり部を備え、
    この傾斜立上がり部と前記床上部材との間には、傾斜立上がり部の傾斜角度を調節できるリクライニング機構が設けられている
    ことを特徴とする座椅子。
  7. 請求項6に記載の座椅子において、
    前記下部掛渡し部は、前記傾斜立上がり部に取付自在に設けられている
    ことを特徴とする座椅子。
  8. 座椅子用のフレーム構造体であって、
    床上に載置される床上部材、およびこの床上部材から立ち上がっている立上がり部材を備えているとともに使用者からの荷重に十分耐えうる強度を有しているフレームと、
    この立上がり部材の上部に設けられて可撓性のシートの一端側が掛け渡される上部掛渡し部と、
    前記床上部材または立上がり部材の下部に設けられて前記シートの他端側が掛け渡される下部掛渡し部と、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部間において、前記フレームに設けられているとともに、前記シートの幅方向に延びた当接部とを含んで構成され、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部は、前記シートを取り外し可能に設けられ、
    前記上部掛渡し部および下部掛渡し部のうち、少なくとも一方の掛渡し部には、前記シートを巻き付け可能なシート巻き付け機構が設けられている
    ことを特徴とするフレーム構造体。
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