JP2007329097A - ストップランプスイッチ - Google Patents

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Masayuki Nishiguchi
正幸 西口
Masao Okumura
正雄 奥村
Yuji Kanfu
勇治 関冨
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Abstract

【課題】本発明はスイッチ切り替え時の動作音を低減すると共に、接点収納室の気密性を確保することを課題とする。
【解決手段】ストップランプスイッチ10は、接点部分が密閉された空間内に収納されて車内で発生した揮発性有機化合物による接触不良が生じないように構成されている。ストップランプスイッチ10は、ブレーキペダル20に当接する作動軸30と、作動軸30を摺動可能に保持するハウジング40と、ハウジング40の後部に嵌合固定されるコネクタケース50と、一対の固定接点60と一対の可動接点70とが収納される接点収納室80と、接点収納室80の開口を気密にシールする可撓性シール膜部材90とを有する。可撓性シール膜部材90は、ゴム製のシール部材であり、前述した当接部92と、当接部92の外側に環状に形成された弾性変形部94と、弾性変形部94の外側に環状に形成されたシール部96とが一体成型されている。
【選択図】図1

Description

本発明はストップランプスイッチに係り、特にブレーキペダルの操作により作動軸を移動させたときのスイッチ切り替え動作を確実に行えるように構成されたストップランプスイッチに関する。
自動車の運転者は、ブレーキペダルを踏み込むことで、走行速度を減速させることができる。その際、ブレーキペダルの回動動作によりストップランプスイッチの作動軸が動作して可動接点が固定接点に接触して信号を出力することで、自動車のブレーキランプが点灯する。
近年、自動車製造業の分野において、揮発性有機化合物(VOC:volatile organic compounds)対策(以下「VOC対策」という)が研究されている。ストップランプスイッチでは、例えば、自動車の車内で使用されている接着剤などからの揮発性ガスにより接点表面に絶縁層が形成されて作動不良となることが懸念されており、ストップランプスイッチにおけるVOC対策が求められている。
そのVOC対策としては、ストップランプスイッチの接点部分を外気から遮断する密閉構造とすることが検討されている。従来の一般的なスイッチにおいては、固定接点及び可動接点を収納した室をゴム製シートにより密閉する構成ものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
実開平2−24431号公報 実開平3−12325号公報
上記特許文献1,2に記載されたようなスイッチ構造では、接点を収納する室に円弧状に湾曲した板バネが設けられ、この板バネが反転することで可動接点を固定接点から離間させる構成になっている。しかしながら、この種のスイッチ構造では、板バネの動作音が発生するため、静粛性を要求される自動車の車内に設けた場合には、自動車の品質低下を招くことになる。
また、ストップランプスイッチの場合には、ブレーキペダルの回動動作に応じた作動軸のストロークに対して、平板状のゴム製シートを作動軸で押圧したときのゴム製シートの弾性変形可能な量が作動軸のストロークよりも小さいため、上記特許文献1,2に記載されたようなゴム製シートを破損させてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決したストップランプスイッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、ブレーキペダルの操作により移動する作動軸と、該作動軸の移動により固定接点との電気的な接触を開または閉とする可動接点と、前記作動軸を摺動可能に支持する筒状ガイド部と、前記固定接点及び前記可動接点を収納する接点収納室とを有するハウジングと、該ハウジングに嵌合され、コネクタ接続部を有するコネクタケースと、を備えたストップランプスイッチにおいて、前記作動軸と前記可動接点を支持する接点支持部とを分離し、前記作動軸と前記接点支持部との間に前記ハウジングの接点収納室を気密にシールする可撓性シール膜部材を前記作動軸の移動方向に弾性変形可能に設け、前記作動軸の移動位置に拘わらず前記接点収納室に収納された前記固定接点及び前記可動接点を外気から遮断することにより、上記課題を解決するものである。
前記可撓性シール膜部材は、前記作動軸の端部が当接する当接部と、該当接部の周囲で前記作動軸の移動に伴って弾性変形する弾性変形部と、該弾性変形部の周囲で前記ハウジングと前記コネクタケースとの間を気密にシールするシール部とを有することが望ましい。
前記当接部は、前記弾性変形部よりも硬く形成され、前記作動軸の移動と共に平行移動して前記作動軸の移動を前記接点支持部に伝達することが望ましい。
前記弾性変形部は、前記作動軸の移動に応じて前記当接部の平行移動を可能とするように軸方向に伸縮することが望ましい。
前記可撓性シール膜部材は、前記当接部と前記弾性変形部とを夫々硬さの異なる弾性材により一体成型することが望ましい。
本発明によれば、作動軸と前記可動接点を支持する接点支持部とを分離し、作動軸と接点支持部との間にハウジングの接点収納室を気密にシールする可撓性シール膜部材を作動軸の移動方向に弾性変形可能に設け、作動軸の移動位置に拘わらず接点収納室に収納された固定接点及び可動接点を外気から遮断するため、作動軸が軸方向に動作したときのストロークに応じてシール効果を維持して固定接点及び可動接点が揮発性有機化合物の侵入により絶縁層が形成されて接触不良を起こすことを未然に防止することが可能になると共に、スイッチ切り替え時の動作音を低減することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明によるストップランプスイッチの一実施例を示す縦断面図である。図2は本発明によるストップランプスイッチの分解斜視図である。図1及び図2に示されるように、ストップランプスイッチ10は、自動車のブレーキペダル20が操作された場合に信号を出力するためのスイッチであり、スイッチ切り替え時の動作音を低減すると共に、接点部分が密閉された空間内に収納されて車内で発生した揮発性有機化合物による接触不良が生じないように構成されている。尚、図1において、ストップランプスイッチ10に対してブレーキペダル20を小さく図示しているが、実際にはトップランプスイッチ10がブレーキペダル20に対して小さく形成されている。
具体的には、ストップランプスイッチ10は、ブレーキペダル20に当接する作動軸30と、作動軸30を摺動可能に保持するハウジング40と、ハウジング40の後部に嵌合固定されるコネクタケース50と、一対の固定接点60と一対の可動接点70とが収納される接点収納室80と、接点収納室80の開口を気密にシールする可撓性シール膜部材90とを有する。一対の固定接点60は、コネクタケース50の内壁に固定される固定部材62により一対の可動接点70と対向するように等間隔で支持される。
作動軸30は、一端32がブレーキペダル20のブレーキアーム22の端部に当接するようにハウジング40の筒状ガイド部42より突出しており、ブレーキアーム22を軸24を中心として時計方向(A方向)に付勢するコイルバネ26のバネ力により押圧されている。
そのため、作動軸30の他端34は、可撓性シール膜部材90の中央部に形成された当接部92に当接している。また、可撓性シール膜部材90は、ハウジング40とコネクタケース50との間を介在して接点収納室80の開口を密閉するようにシールしている。そして、可撓性シール膜部材90の当接部92の内側には、可動接点70を有する中継端子(支持部)72と一体に形成された接点作動部74が当接している。中継端子72は、導電性を有する金属材により円筒状に形成されており、その外周が接点収納室80に形成された筒状ガイド82により移動方向をA,B方向にガイドされる。
さらに、中継端子72は、接点収納室80に収納されたコイルバネ100のバネ力によりB方向に押圧されている。よって、作動軸30と接点作動部74とは、可撓性シール膜部材90の当接部92を挟持するように相反する方向から押圧されている。尚、本実施例では、コイルバネ100のバネ力がブレーキペダル20を付勢するコイルバネ26のバネ力よりも弱く設定されている。そのため、ブレーキペダル20が踏み込まれない状態(非制動時)は、作動軸30がブレーキペダル20に押圧されてA方向に移動している。
この非制動時では、一対の可動接点70が一対の固定接点60から離間したオフ状態になっている。また、一対の固定接点60には、夫々信号線(図示せず)が接続されており、非制動時においては、一対の固定接点60間が電気的に遮断されている。
図3(A)(B)に示されるように、コネクタケース50の後部には、コネクタ挿入口120が形成されており、コネクタ挿入口120の内部には、固定接点60に接続された一対の端子130がB方向に突出している。従って、コネクタ挿入口120にコネクタ(図示せず)が挿入されることで固定接点60が自動車に搭載された制御回路あるいは電気系統に接続される。
ここで、図4(A)(B)を参照して可撓性シール膜部材90の構成について説明する。図4(A)(B)に示されるように、可撓性シール膜部材90は、ゴム製のシール部材であり、前述した当接部92と、当接部92の外側に環状に形成された弾性変形部94と、弾性変形部94の外側に環状に形成されたシール部96とが一体成型されている。
弾性変形部94は、断面形状が円弧状に形成されており、当接部92がA方向に押圧されることで、円弧状部分の曲率半径が大きくなるように変形するため、当接部92のA方向への平行移動が可能になる。
当接部92は、弾性変形部94よりも硬い材質の弾性材(エラストマ)により円盤形状に形成されており、前述した作動軸30及び接点作動部74に当接しても磨耗したり、変形することがないように補強されている。
また、可撓性シール膜部材90の弾性変形部94とシール部96は、気体透過性が小さく、電気絶縁性、耐コロナ性・耐トラッキング性等の電気的性質に優れ、衝撃吸収性、エネルギー吸収性、耐候性、耐熱性、耐オゾン性にも優れる弾性材により形成されている。従って、可撓性シール膜部材90は、異なる材質のものを同時に成型する二色成形(ダブルモールド)技術により一体成型される。
弾性変形部94とシール部96を形成する弾性材としては、例えば、ブチルゴム(IIR)がある。このブチルゴム(IIR)は、上記のような気体透過性が小さい点、電気絶縁性、衝撃吸収性、エネルギー吸収性、耐候性、耐熱性、耐オゾン性以外にもケトン、エステル、アルコール等の極性溶媒に強く、高温における力学特性にも優れ、且つポリマーが結晶化しにくく、かなりの低温(−50℃)でも充分に柔軟性を維持する性質を有する。
従って、可撓性シール膜部材90の弾性変形部94及びシール部96をブチルゴム(IIR)により形成することにより、ストップランプスイッチ10は自動車の車内で発生した揮発性有機化合物が接点収納室80に侵入することを防止し、固定接点60及び可動接点70の表面に絶縁層が形成されることを防止できるので、揮発性有機化合物の侵入による接触不良が生じない構成になっている。よって、可撓性シール膜部材90は、当接部92と弾性変形部94とを夫々硬さの異なる弾性材を用いて一体成型することにより、耐久性とシール性(VOC対策)とを併せ持つ構成とすることが可能になっている。
また、ストップランプスイッチ10は、非制動時に作動軸30及び接点作動部74がA方向に移動した状態であるので、可撓性シール膜部材90の弾性変形部94が伸張した状態に変形している。この状態では、作動軸30の内部に形成された中空部36に挿入されたコイルバネ38が圧縮された状態に保持されている。このコイルバネ38は、ブレーキペダル20が反時計方向に回動操作された際に作動軸30をB方向に移動させるためのバネであり、作動軸30の一端32が常にブレーキペダル20のブレーキアーム22に当接した状態に保つものである。
ここで、運転者がブレーキペダル20を踏み込んで制動する際のストップランプスイッチ10の動作について図5を参照して説明する。図5に示されるように、ブレーキペダル20が踏み込まれてブレーキアーム22が反時計方向に回動すると、ストップランプスイッチ10の作動軸30がコイルバネ38のバネ力により、B方向に移動する。これと共に、可撓性シール膜部材90の当接部92がコイルバネ100のバネ力によりB方向に平行移動する。
さらに、当接部92に当接する接点作動部74及び中継端子72もコイルバネ100のバネ力によりB方向に移動するため、中継端子72に設けられた可動接点70が固定接点60に当接して電気的に接触したオン状態に切り替わる。これにより、ストップランプスイッチ10は、ブレーキペダル20を制動操作中であることを示すブレーキオン信号を出力する。
また、ストップランプスイッチ10においては、作動軸30、接点作動部74及び中継端子72がB方向に移動するのに連動して可撓性シール膜部材90の弾性変形部94が円弧状に膨らんだ状態に戻ると共に、弾性変形部94の円弧部分がハウジング40の内壁に当接する。また、作動軸30の他端34の鍔部がハウジング40の内壁に当接して停止する。そして、作動軸30の内部に収納されたコイルバネ38のバネ力が可撓性シール膜部材90の当接部92に対して移動方向とは逆のA方向に作用するため、当接部92及び当接部92を押圧する接点作動部74及び中継端子72の移動速度が抑制される。そのため、可動接点70が固定接点60に当接する瞬間は、B方向の移動速度(切り替え速度)が抑制されており、切り替え時の当接音が発生しない構造になっている。
このように、ストップランプスイッチ10は、作動軸30、接点作動部74及び中継端子72の移動ストロークを長く設定することにより、切り替え動作の抑制区間を設けることが可能になり、切り替え動作時の作動音を低減して自動車室内の静粛性及び自動車の品質を高めるといった要望にも対応することが可能になる。
しかも、ストップランプスイッチ10は、上記可撓性シール膜部材90により接点収納室80を外気から遮断して接点収納室80に収納された固定接点60及び可動接点70のVOC対策を確保することも可能になる。
また、上記可撓性シール膜部材90の弾性変形部94をハウジング40の内壁に当接した際に弾性変形部94が弾性変形することでB方向の移動速度を抑制するダンパとして機能させることも可能である。このように、弾性変形部94をハウジング40の内壁に積極的に当接させる場合は、可撓性シール膜部材90の弾性変形部94を耐磨耗性を有する磨耗しにくい材質のもので形成することが望ましい。
また、上記可撓性シール膜部材90の弾性変形部94がB方向に移動する過程では、可撓性シール膜部材90によって押し出された空気が作動軸30の外周とハウジング40の筒状ガイド部42の内周との僅かな隙間を通って排出される。そのため、可撓性シール膜部材90の弾性変形部94がB方向に移動する過程において、空気排出に伴う負荷が可撓性シール膜部材90に印加され、これにより、接点作動部74及び中継端子72の移動速度が抑制される。尚、可撓性シール膜部材90によるダンパ作用は、ブレーキペダル20が急激踏み込まれた場合に作用するものであり、通常のブレーキ操作では、ブレーキペダル20の踏み込みも比較的ゆっくりであるので、上記のようなダンパ効果も得られないし、その必要も生じない。
次に変形例について説明する。図6はストップランプスイッチ180の非制動時の状態を示す縦断面図である。尚、図6において、上記実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、ストップランプスイッチ180は、非制動時に作動軸30及び接点作動部74がA方向に移動した状態であるので、可撓性シール膜部材190の弾性変形部194が伸張した状態に変形している。非制動時では、一対の可動接点70が一対の固定接点60から離間したオフ状態になっている。
図7は可撓性シール膜部材の変形例を示す縦断面図である。図7に示されるように、可撓性シール膜部材190は、ゴム製のシール部材であり、当接部192と、当接部192の外側に環状に形成された弾性変形部194と、弾性変形部194の外側に環状に形成されたシール部196とが一体成型されている。また、当接部192は、比較的硬い弾性材(エラストマ)により形成され、弾性変形部194及びシール部196は、気体透過性が小さい弾性材(例えば、ブチルゴムなど)により形成されており、且つ当接部192、変形部194及びシール部196は、異なる材質のものを同時に成型する二色成形(ダブルモールド)技術により一体成型される。
弾性変形部194は、断面形状がS字状に湾曲した構成であり、円弧状に湾曲する第1の湾曲部194aと、第1の湾曲部194aの外周側で円弧状に湾曲する第2の湾曲部194bとがベローズのように連続して形成されている。また、第1の湾曲部194aと第2の湾曲部194bとは、夫々逆向きに湾曲しているため、当接部192が移動するのに伴って夫々が伸縮動作する。このように、可撓性シール膜部材190は、第1の湾曲部194a、第2の湾曲部194bを有するため、前述した実施例のものよりも湾曲部の数が多い分伸縮範囲が大きくなっている。そのため、作動軸30のストロークが延長された場合にも湾曲部194a,194bの伸縮により作動軸30のストロークを制限することなく接点収納室80の気密性を保つことができる。
図8はストップランプスイッチ180の制動時の動作状態を示す縦断面図である。尚、図8において、上記実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、ブレーキペダル20が踏み込まれてブレーキアーム22が反時計方向に回動すると、ストップランプスイッチ10の作動軸30がコイルバネ38のバネ力により、B方向に移動する。これと共に、可撓性シール膜部材190の当接部192がコイルバネ100のバネ力によりB方向に平行移動する。
さらに、当接部192に当接する接点作動部74及び中継端子72もコイルバネ100のバネ力によりB方向に移動するため、中継端子72に設けられた可動接点70が固定接点60に当接して電気的に接触したオン状態に切り替わる。これにより、ストップランプスイッチ180は、ブレーキペダル20を制動操作中であることを示すブレーキオン信号を出力する。
また、ストップランプスイッチ180においては、作動軸30、接点作動部74及び中継端子72がB方向に移動するのに連動して可撓性シール膜部材190の湾曲部194a,194bが折り畳まれた状態になる共に、第1の湾曲部194aの円弧部分がハウジング40の内壁に当接する。また、作動軸30の他端34の鍔部がハウジング40の内壁に当接して停止する。そして、作動軸30の内部に収納されたコイルバネ38のバネ力が可撓性シール膜部材190の当接部192に対して移動方向とは逆のA方向に作用するため、当接部192及び当接部192を押圧する接点作動部74及び中継端子72の移動速度が抑制される。そのため、可動接点70が固定接点60に当接する瞬間は、B方向の移動速度(切り替え速度)が抑制されており、切り替え時の当接音が発生しない構造になっている。
このように、ストップランプスイッチ180は、作動軸30、接点作動部74及び中継端子72の移動ストロークを長く設定することにより、切り替え動作の抑制区間を設けることが可能になり、切り替え動作時の作動音を低減して自動車室内の静粛性及び自動車の品質を高めるといった要望にも対応することが可能になる。
しかも、ストップランプスイッチ180は、上記可撓性シール膜部材190により接点収納室80を外気から遮断して接点収納室80に収納された固定接点60及び可動接点70のVOC対策を確保することも可能になる。
尚、上記弾性変形部194では、湾曲部194a,194bを有する構成について説明したが、これに限らず、多数の湾曲部を有する蛇腹状に形成するようにしても良いのは勿論である。
本発明によるストップランプスイッチの一実施例を示す縦断面図である。 本発明によるストップランプスイッチの分解斜視図である。 ストップランプスイッチの組立完了状態を示す斜視図である。 可撓性シール膜部材90の構成を示す図である。 ストップランプスイッチ10の制動時の動作状態を示す縦断面図である。 ストップランプスイッチ180の非制動時の状態を示す縦断面図である。 可撓性シール膜部材の変形例を示す縦断面図である。 ストップランプスイッチ180の制動時の動作状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10,180 ストップランプスイッチ
20 ブレーキペダル
22 ブレーキアーム
26,38,100 コイルバネ
30 作動軸
40 ハウジング
50 コネクタケース
60 固定接点
70 可動接点
72 中継端子
74 接点作動部
80 接点収納室
90,190 可撓性シール膜部材
92,192 当接部
94,194 弾性変形部
96,196 シール部
194a 第1の湾曲部
194b 第2の湾曲部

Claims (5)

  1. ブレーキペダルの操作により移動する作動軸と、
    該作動軸の移動により固定接点との電気的な接触を開または閉とする可動接点と、
    前記作動軸を摺動可能に支持する筒状ガイド部と、前記固定接点及び前記可動接点を収納する接点収納室とを有するハウジングと、
    該ハウジングに嵌合され、コネクタ接続部を有するコネクタケースと、
    を備えたストップランプスイッチにおいて、
    前記作動軸と前記可動接点を支持する接点支持部とを分離し、前記作動軸と前記接点支持部との間に前記ハウジングの接点収納室を気密にシールする可撓性シール膜部材を前記作動軸の移動方向に弾性変形可能に設け、
    前記作動軸の移動位置に拘わらず前記接点収納室に収納された前記固定接点及び前記可動接点を外気から遮断することを特徴とするストップランプスイッチ。
  2. 前記可撓性シール膜部材は、
    前記作動軸の端部が当接する当接部と、
    該当接部の周囲で前記作動軸の移動に伴って弾性変形する弾性変形部と、
    該弾性変形部の周囲で前記ハウジングと前記コネクタケースとの間を気密にシールするシール部とを有することを特徴とする請求項1に記載のストップランプスイッチ。
  3. 前記当接部は、前記弾性変形部よりも硬く形成され、前記作動軸の移動と共に平行移動して前記作動軸の移動を前記接点支持部に伝達することを特徴とする請求項2に記載のストップランプスイッチ。
  4. 前記変形部は、前記作動軸の移動に応じて前記当接部の平行移動を可能とするように軸方向に伸縮することを特徴とする請求項2に記載のストップランプスイッチ。
  5. 前記可撓性シール膜部材は、
    前記当接部と前記弾性変形部とを夫々硬さの異なる弾性材により一体成型したことを特徴とする請求項2に記載のストップランプスイッチ。
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