JP2007326382A - 音声再生装置およびその警告音声再生方法 - Google Patents
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Abstract
【構成】車載システムにおける音声再生装置であり、システム起動時に初期化動作を行ない、初期化動作完了後に要求により音声再生を行なう音声再生部、車両速度を監視する車両速度監視部、車両状態を監視し、車両状態情報を出力する車両状態情報発生部、音声再生部の初期化が完了する前の車両状態を保存し、初期化完了後、車両速度が所定速度を越えているとき保存してある車両状態に応じた警告音声の再生を音声再生部に要求する警告音声制御部を備えている。
【選択図】図1
Description
従来、かかる危険状態を警告灯を表示して警告し、また、走り出してからある一定速度に達しても危険状態が続いているときは警告ブザーを鳴らして警告する。しかし、警告灯では昼間見づらく、警告ブザーではどこが危険であるかの判別がしにくい問題がある。
また、従来技術として、車両用盗難警報装置を盗難警報発生に使用するとともに、走行中にドアやトランクが開いたときの危険警報発生に使用する技術がある(特許文献1)。しかし、この従来技術はどこが危険であるかの判別がしにくい問題がある。
このため、交差点までの距離や右左折方向などのナビゲーション案内メッセージを音声出力する音声再生装置を用いて、安全運転上の警告メッセージを音声で出力するようにしたものがある。
例えば、パーキングブレーキを掛けたまま、エンジンを掛けてすぐに走り出し、車両速度が設定速度を越えるとパーキングブレーキのリリース忘れの警告情報が音声再生装置に入力する。音声再生装置の警告音声制御モジュールは警報情報を受信すると音声再生モジュールに警告音声の発生を要求する。しかし、音声再生モジュールが初期化を終了していない場合があり、かかる場合、警告音声制御モジュールは警告音声を発生せず、警告音声再生漏れが発生する。
ナビゲーションシステムにおける音声再生装置の音声再生モジュールは、システム起動時に初期化を行なうが、この初期化に際して、(1)TSS(Text to Speech)エンジンの初期化処理、(2)DVDディスクよりTSS(Text to Speech)データファイルの読出し処理、(3)該TTSデータファイルのTSSエンジンへの登録処理を行ない、これらの初期化処理に約20秒程度必要とし、その間に警告情報が入力してもその警告音声を発生せず、警告音声再生漏れが生じる。なお、TSSデータファイルとは、各種警告メッセージ(例えば「シートベルトを締めてください」)や各種ナビゲーション案内メッセージ(例えば「次の交差点を右です」)などの音声信号を出力できるようにしたテキスト・音声変換データファイルであり、TSSエンジンが人がしゃべるように音声信号を出力可能にするものである。テキスト・音声変換データは、言語毎、性別毎に用意されている。
以上から、本発明の目的は、警告音声再生漏れが生じないようにすることである。すなわち、初期化処理終了前から発生している警告状態に応じた警報音声を確実に再生してドライバに報知することである。
本発明の第2の態様は、車載システムにおける音声再生装置であり、システム起動時に初期化動作を行ない、初期化動作完了後に要求により音声再生を行なう音声再生部、車両速度を監視する車両速度監視部、車両状態を監視し、車両状態情報を出力する車両状態情報発生部、音声再生部の初期化が完了する前の車両状態を保存すると共に、初期化が完了し、かつ、車両速度が所定速度を越えているとき前記保存してある車両状態に応じた警告音声の再生を前記音声再生部に要求する警告音声制御部を備えている。
警告音声制御モジュール22は後述する処理フローにしたがった制御を行って、音声再生モジュール21に警告音声の出力を要求し、初期化処理完了前に警告状態が発生しても初期化処理完了後に警告音声を再生可能にする。
警告音声制御モジュール22は車両速度配信モジュール23が測定する車両速度を取得して車両速度を監視する(ステップ101)。
ついで、警告音声制御モジュール22はシステム起動後に警告音声を再生したことがあるか、すなわち、音声再生モジュールに警告音声の再生を要求したことがあるか判断し(ステップ102)、既に警告音声を再生出力していれば警告音声出力制御を停止する。
一方、未だ警告音声を出力してなければ、車両速度が設定速度を越えている調べる(ステップ103)。
ステップ103において車両速度が設定速度以上であれば、警告音声制御モジュール22は車両状態情報信モジュール24より車両状態を取得し、車両に警告状態が存在するか調べる(ステップ106)。警告状態が存在しなければステップ104以降の処理を繰り返す。
一方、警告状態が存在すれば、警告音声制御モジュール22は音声再生モジュール21が初期化動作を完了しているか調べ(ステップ107)、終了してなければステップ104以降の処理を繰り返す。
しかし、ステップ107において、初期化動作を完了していれば、警告音声制御モジュール22は音声再生モジュール21に警告状態に基づいた警告音声の再生を要求する(ステップ108)。
以後、ステップ102において「YES」となり、警告音声の出力制御は終了する。なお、警告音声の再生が行なわれるまで上記処理が繰り返されるが、車両が正常状態にあれば警告音声の再生は行われない。
以上の処理により、初期化終了時における車両状態(ドア開閉状態、トランク開閉状態、シートベルト装着/未装着状態、サイドブレーキ状態など)に基づいて警告音声を出力することができる。
以上本発明によれば、初期化処理時間が長くても初期化処理終了時に発生している警告状態に応じた警報音声を確実に再生してドライバに報知することができ、従来のように、警告音声再生漏れが生じないようにできる。
20 音声再生装置
21 音声再生モジュール
21a 音声再生モジュール制御部
21b TTSエンジン
22 警告音声制御モジュール
23 車両速度配信モジュール
24 車両状態情報配信モジュール
30 車両状態検出部
31 シートベルト情報発生部
32 ドア開閉情報発生部
33 トランク開閉情報発生部
34 サイドブレーキ状態情報発生部
40 車内LAN
50 車両センサー(速度センサー)
60 DVDディスク
Claims (2)
- 車載システムにおける音声再生装置の警告音声再生方法において、
システム起動時に行なわれる音声再生部の初期化が完了したか監視し、
音声再生部の初期化が完了する前の車両状態を保存し、
初期化が完了し、車両速度が所定速度を越えているとき前記保存してある車両状態に応じた警告音声の再生を前記音声再生部に要求し、警告音声の再生を実行させる、
ことを特徴とする警告音声再生方法。 - 車載システムにおける音声再生装置において、
システム起動時に初期化動作を行ない、初期化動作完了後に要求により音声再生を行なう音声再生部、
車両速度を監視する車両速度監視部、
車両状態を監視し、車両状態情報を出力する車両状態情報発生部、
音声再生部の初期化が完了する前の車両状態を保存すると共に、初期化が完了し、かつ、車両速度が所定速度を越えているとき前記保存してある車両状態に応じた警告音声の再生を前記音声再生部に要求する警告音声制御部、
を備えたことを特徴とする音声再生装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006156983A JP2007326382A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 音声再生装置およびその警告音声再生方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007326382A true JP2007326382A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38927186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006156983A Pending JP2007326382A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 音声再生装置およびその警告音声再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2006-06-06 JP JP2006156983A patent/JP2007326382A/ja active Pending
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