JP2007322530A - 液体トナーの液量検知装置および湿式画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯留量の検知は、電源オン時に行われる。この実施形態では、貯留量の検知の前に、シャフト40を貯留量検知時とは逆方向(矢印56の方向)に回転させ、回転体43により、液体トナー内を攪拌する。液体トナーを長期間放置して、互いに分離していたトナー成分とキャリア液とが混同する。液体トナーが攪拌された後に、シャフト40を正方向に回転させて、下限量の液体トナーが貯留されているか否かを検知する。
【選択図】図6
Description
液体現像装置には、収容容器に液体トナーが貯留されている。液体トナーは静電潜像の現像に用いるためのものであるから、収容容器の液体トナーの貯留量が下限量以下にならないように監視しておかなければならない。このため、収容容器の液体トナーの貯留量が下限量に達していることを検知する必要がある。
また、光学センサを用いた液面検出により液位を検知することも考えられるが、液体トナーのトナー粒子が検出面に付着してしまうことにより、液体の液位を正確に検知することができないおそれもある。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、液体トナーの液量を適切に検知することができる液体トナーの液量検知装置を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、良好な画像を安定的に得ることができる湿式画像形成装置を提供することを他の目的とする。
請求項2記載の発明は、上記駆動モータは正逆回転可能であり、上記攪拌制御手段は、上記シャフトが上記所定方向とは逆の方向に回転するように、上記駆動モータを駆動することを特徴とする請求項1記載の液体トナーの液量検知装置である。
請求項4記載の発明は、上記シャフトは、平面視で上記収容容器の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体トナーの液量検知装置である。
請求項2記載の発明によれば、シャフトを、回転体に浮力を生じさせる方向と逆の方向に回転させるので、液体トナー内を十分に攪拌することができる。これにより、液量をより適切に検知することができる。
請求項4記載の発明によれば、回転体が収容容器の中央部で回転するので、液体トナー内を隔たりなく攪拌することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る湿式画像形成装置の構成を示す概略図である。
湿式画像形成装置1は、カラー画像を形成するものであり、第1の画像形成機構11、第2の画像形成機構12および第3の画像形成機構13を備えている。湿式画像形成装置1は、各画像形成機構11〜13は、図1において上から順にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)用として構成され、ほぼ共通した構成のユニットからなっている。なお、図1ではブラック(BK)の画像形成機構は図示されていないが、湿式画像形成装置1にブラック(BK)の画像形成機構が含められていてもよい。
各液体現像装置6C〜6Yは互いにほぼ共通した構成を有しているが、シアン用の液体現像装置6Cを例にとって説明し、他の液体現像装置6M、6Yの構成については説明を省略する。
調合ポット26には、トナーポット27から搬送経路29を通って液体トナーが供給されるようになっている。液体トナーは粉体トナーをキャリア液に分散させたものであるが、キャリア液として高粘度のものが用いられており、このため液体トナーも粘度が高くなっている。搬送経路29には弁30が介装されており、この弁30を開成することにより、液体トナーがトナーポット27から調合ポット26に付与される。
また、調合ポット26には、キャリア液搬送経路33および分岐路33Cを介してキャリア液タンク34が接続されている。キャリア液タンク34には、液体トナーを希釈するための透明のキャリア液が貯留されている。キャリア液として、流動パラフィンやシリコーンオイル等の高粘度のものが用いられている。
上述のキャリア液タンク34は全ての液体現像装置6C〜6Yの調合ポット26に対してキャリア液を供給しており、キャリア液タンク34に接続されたキャリア液搬送経路33から分岐した各色用の分岐路33C、33M、33Yを通してキャリア液が各液体現像装置6C〜6Yの調合ポット26に供給される。シアン用の分岐路33Cには弁35Cが介装されており、弁35Cが開成されるとキャリア液が液体現像装置6Cの調合ポット26に対して供給される。また、マゼンタ用の分岐路33Mには弁35Mが介装されており、弁35Mが開成されるとキャリア液が液体現像装置6Mの調合ポット26に対して供給される。さらに、イエロー用の分岐路33Mには弁35Yが介装されており、弁35Yが開成されるとキャリア液が液体現像装置6Yの調合ポット26に対して供給される。
図2は、液量検知装置の構成を示す模式図である。説明の便宜のため、トナーポット27を一部切り欠いて図示している。
シャフト40の上方には駆動モータ42が配置されている。駆動モータ42は、トナーポット27外の図示しない壁等に固定されており、出力軸(図示しない)がシャフト10と一体回転可能に連結されている。駆動モータ42は正逆回転可能であり、その回転速度も可変可能とされている。駆動モータ42は制御部60に接続され、駆動モータ42の駆動力により、シャフト40はたとえば図中の矢印41の方向や矢印56の方向に回転するようになっている。
制御部60は、CPU、RAM、ROMなどによって構成されている。制御部60は、画像形成装置1の主制御部と別に設けられていてもよいし、主制御部内に含められていてもよい。
位置センサ45の高さ位置H0は、液体トナーの貯留量が下限量のときの被検出体44のH2の高さに設定されている。したがって、被検出体44が位置センサ45に検出されるときは、トナーポット27の液体トナーの貯留量が下限量以上であることがわかる。これにより、液体トナーの貯留量が下限量に達しているか否かの検知を行うことができる。
また、貯留量の検知を行う前に、回転体43を用いて液体トナー内を攪拌し、トナー成分とキャリア液とを混合してから貯留量検知を行うので、貯留量を適切に検知することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されない。図9は、この発明の他の実施形態に係る回転体の動きを表す模式図である。
図9の実施形態が、上述の実施形態と相違する点は、攪拌制御時において、シャフト40の回転方向は矢印41の方向であり、シャフト40の回転速度を上記貯留量の検知時の半分の速度である30r/minとする点である。かかる場合は、回転体43は、貯留量検知の場合よりも低い液体トナー内の位置で上下方向に変位しなくなる。したがって、回転体43を用いて液体トナー内を十分に攪拌することができ、これにより、貯留量が適切に検知される。
また、位置センサ45は光学式センサであるとして説明したが、センサとしてアクチュエータを用いることもできる。
さらに、湿式画像形成装置1の電源オン時に貯留量検知を行うものとして説明したが、貯留量検知は予め定める画像形成枚数(たとえば10000枚)ごとに行うものであってもよい。
その他、請求項記載の範囲において種々の変更が可能である。
100 液量検知装置
2C、2M、2Y 感光体ドラム
6C、6M、6Y 液体現像装置
11、12、13 現像形成機構
40 シャフト
42 駆動モータ
43 回転体
44 被検出体(被検出部)
45 位置センサ(センサ)
46 円筒
48 スクリュー
60 制御部(液量検知制御手段、攪拌制御手段)
Claims (5)
- 収容容器に貯留された液体トナーの貯留量が所定量に達していることを検知するための液体トナーの液量検知装置であって、
上記収容容器内に略鉛直方向に延びて、回転可能に設けられたシャフトと、
シャフトを回転駆動する駆動モータと、
シャフトの所定方向への回転にともなって回転して浮力を生じ、液体トナー内を上昇する回転体と、
回転体が上昇したことに基づいて、所定量の液体トナーが貯留されていることを検出する検出手段と、
所定量の液体トナーが貯留されていることを検知するために、上記シャフトが上記所定の方向に予め定める回転速度で回転するように上記駆動モータを駆動する液量検知制御手段と、
この液量検知制御手段による液量検知前に、液体トナー内を攪拌するために、上記シャフトが液量検知時とは異なる態様で回転するように上記駆動モータを駆動する攪拌制御手段と
を含むことを特徴とする液体トナーの液量検知装置。 - 上記駆動モータは正逆回転可能であり、
上記攪拌制御手段は、上記シャフトが上記所定方向とは逆の方向に回転するように、上記駆動モータを駆動することを特徴とする請求項1記載の液体トナーの液量検知装置。 - 上記駆動モータは回転速度が可変可能であり、
上記攪拌制御手段は、上記シャフトが上記予め定める回転速度よりも遅い速度で回転するように、上記駆動モータを駆動することを特徴とする請求項1記載の液体トナーの液量検知装置。 - 上記シャフトは、平面視で上記収容容器の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体トナーの液量検知装置。
- 感光体ドラムと、
液体トナーを用いて静電潜像を可視化するための液体現像装置とを含み、
液体現像装置には液体トナーを収容する収容容器が備えられており、この収容容器に請求項1ないし4のいずれかに記載の液体トナーの液量検知装置が設けられていることを特徴とする湿式画像形成装置。
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JPH02120031A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 焼結体層積層物 |
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