JP2009075072A - 濃度測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置 - Google Patents

濃度測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 正確に液の濃度を測定する濃度測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 液内で移動可能な移動部材122Yと、液内に構成された隙間130cYと、隙間130cYに面して配される発光部材131Yと、発光部材131Yの発光する光を受光する受光部材132Yと、を有し、移動部材122Yが発光部材131Yと受光部材132Yを結ぶ光路間にある場合と、移動部材122Yが発光部材131Yと受光部材132Yを結ぶ光路間にない場合との受光部材132Yの出力の違いから液の濃度を測定する濃度測定部130Yと、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャリア液中にトナーを分散させた液体トナーの濃度を測定する濃度測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置に関する。
従来、偏心円盤部と、偏心円盤部を両側から挟み、かつ、偏心円盤部の径よりも大きい径を有する2つの同径の円盤部とを一体形成されてなる液担持ローラを用いて、偏心円盤部と2つの円盤部との段差部に形成される円周方向の凹部に濃度検出対象の液を充填して、該液を該段差に応じた互いに異なる複数の膜厚に形成し、該複数の膜厚についての光学センサの出力に基づいて、液濃度を検出することで、広範囲の液濃度を検出することができる液濃度検出方法があった(特許文献1参照)。
特開2000−249653号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、円盤部と偏心円盤部の少なくとも二つの軸が必要となり、大きいスペースを必要としていた。また、円周上でのギャップを検出するので、電気的な処理が困難であった。さらに、現像剤を貯留部からポンプ等により汲み上げる必要があり、部品点数が多くなると共に、汲み上げた現像剤に対する濃度を検出するので、貯留部にある現像剤の濃度とは一致していなかった。
本発明は、前記課題を解決するために、正確に液の濃度を測定する濃度測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の濃度測定装置は、液内で移動可能な移動部材と、発光部材と、前記発光部材の発光する光を受光する受光部材と、前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部と、前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と、前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部と、を有するので、液を濃度測定部までポンプ等により汲み上げる必要がなく、部品点数を少なくすることが可能となる。また、移動部材が隙間内を移動するので、新しい液が隙間内に入り、濃度測定の精度を向上することが可能となる。
また、前記発光部材は前記隙間部の第1の側に配するとともに、前記受光部材前記隙間部の第2の側に配するので、濃度測定の精度をさらに向上することが可能となる。
また、前記発光部材と前記受光部材とを前記隙間部の第1の側に配するとともに、前記発光部材からの光を前記受光部材に反射させる反射部材を前記隙間部の第2の側に配するので、発光部材と前記受光部材を同じ側に配することで、作業効率を向上させることが可能となる。
また、前記移動部材は、断続的に前記発光部材からの光の光路を通過するので、さらに正確に濃度を測定することが可能となる。
また、前記移動部材は、回転部材であるので、簡単な構造で隙間内を移動することが可能となる。
また、前記移動部材は、長方形状であるので、簡単な構造で隙間内に新しい液を入れることが可能となる。
また、前記移動部材と同軸の液体現像剤を撹拌する撹拌部材を有するので、部品点数を少なくすることが可能となる。
また、 前記発光部材を覆う第1の側に配される第1部材と、前記受光部材を覆う第1部材とは別体の第2の側に配される第2部材と、を有し、前記隙間部は前記第1部材と、前記第2部材とにより構成されるので、液の種類や状態にあった測定をすることが可能となる。
また、前記隙間部の幅を調整する幅調整部材を有するので、さらに液の種類や状態にあった測定をすることが可能となる。
また、前記発光部材からの光を、前記移動部材を通過しない光路で受光する第2の受光部材を有するので、濃度測定の精度をさらに向上することが可能となる。
さらに、本発明の液体現像剤貯留装置は、液体現像剤が貯留された貯留部と、前記貯留部内で移動可能な移動部材、発光部材、前記発光部材の発光する光を受光する受光部材、前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部、及び、前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部、を有する濃度測定装置と、を備えたので、濃度測定の精度を向上することが可能となり、液体現像剤を所望の濃度に正確に調整することが可能となる。
さらに、本発明の画像形成装置は、現像剤容器と、液体現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤容器に貯留された液体現像剤を前記現像剤担持体へ供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体により潜像を現像される像担持体と、前記像担持体上の像を転写することにより画像を形成する転写体と、液体現像剤が貯留された貯留部と、前記現像剤容器から液体現像剤を前記貯留部に回収すると共に、液体現像剤及びキャリア液を補給する現像剤回収補給装置と、前記貯留部内で移動可能な移動部材、発光部材、前記発光部材の発光する光を受光する受光部材、前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部、及び前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部を有する濃度測定装置と、を備えたので、濃度測定の精度が向上し、液体現像剤を所望の濃度に正確に調整することが可能となり、良好な画質で画像形成することが可能となる。
また、前記液体現像剤の貯留部から前記現像剤容器へ液体現像剤を供給する供給路を有し、前記濃度測定装置の配線は、前記供給路に沿って配するので、部品点数を削減することができると共に、配線を安定して保持することが可能となる。
また、前記液体現像剤の貯留部へ液体現像剤を回収する回収路と、前記液体現像剤の貯留部内の液体現像剤を撹拌する撹拌プロペラと、撹拌プロペラを回転可能に支持する撹拌プロペラ軸と、を有し、前記撹拌プロペラは、前記撹拌プロペラ軸方向から見た場合に、前記回収路と重なるように配されるので、新たに回収又は補給された液体現像剤を迅速に撹拌させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。画像形成装置の中央部に配置された各色の画像形成部に対し、現像ユニット30Y、30M、30C、30K、現像剤回収補給装置70Y、70M、70C、70Kは、画像形成装置の下部に配置され、中間転写体40、二次転写部60は、画像形成装置の上部に配置されている。
画像形成部は、像担持体10Y、10M、10C、10K、帯電ローラ11Y、11M、11C、11K、露光ユニット12Y、12M、12C、12K等を備えている。露光ユニット12Y、12M、12C、12Kは、LED等を並べたラインヘッド等からなり、帯電ローラ11Y、11M、11C、11Kにより、像担持体10Y、10M、10C、10Kを一様に帯電させ、露光ユニット12Y、12M、12C、12Kにより、入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザ光を照射して、帯電された像担持体10Y、10M、10C、10K上に静電潜像を形成する。
現像ユニット30Y、30M、30C、30Kは、概略、現像ローラ20Y、20M、20C、20K、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)からなる各色の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器31Y、31M、31C、31K、これら各色の液体現像剤を現像剤容器31Y、31M、31C、31Kから現像ローラ20Y、20M、20C、20Kに供給する現像剤供給ローラ32Y、32M、32C、32K等を備え、各色の液体現像剤により像担持体10Y、10M、10C、10K上に形成された静電潜像を現像する。
中間転写体40は、エンドレスのベルト部材であり、駆動ローラ41とテンションローラ42との間に巻き掛けて張架され、一次転写部50Y、50M、50C、50Kで像担持体10Y、10M、10C、10Kと当接しながら駆動ローラ41により回転駆動される。一次転写部50Y、50M、50C、50Kは、像担持体10Y、10M、10C、10Kと中間転写体40を挟んで一次転写ローラ51Y、51M、51C、51Kが対向配置され、像担持体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された像担持体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー像を中間転写体40上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
二次転写ユニット60は、二次転写ローラ61が中間転写体40を挟んでベルト駆動ローラ41と対向配置され、さらに二次転写ローラクリーニングブレード62、現像剤回収部63からなるクリーニング装置が配置される。二次転写ユニット60では、中間転写体40上に色重ねして形成されたフルカラーのトナー画像や単色のトナー画像が二次転写ユニット60の転写位置に到達するタイミングに合せてシート材搬送経路Lにて用紙、フィルム、布等のシート材を搬送、供給し、そのシート材に単色のトナー画像やフルカラーのトナー画像を二次転写する。シート材搬送経路Lの前方には、不図示の定着ユニットが配置され、シート材上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を用紙等の記録媒体(シート材)に融着させ定着させ、最終的なシート材上の画像形成を終了する。
ベルト駆動ローラ41と共に中間転写体40を張架するテンションローラ42側には、その外周に沿って中間転写体クリーニングブレード46、現像剤回収部47からなるクリーニング装置が配置されており、二次転写ユニット60を通過後の中間転写体40は、テンションローラ42の巻きかけ部へと進み、中間転写体クリーニングブレード46により中間転写体40上のクリーニングが行われ、再び、一次転写部50へと向かう。
現像剤回収補給装置70Y、70M、70C、70Kは、像担持体10Y、10M、10C、10K及び現像ユニット30Y、30M、30C、30Kから回収した液体現像剤の濃度を調整し、現像剤容器31Y、31M、31C、31Kに補給する。
次に、画像形成部及び現像ユニットについて説明する。図2は画像形成部及び現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。図3は現像剤供給部材を説明する図、図4は現像剤圧縮ローラ22Yによる現像剤の圧縮を説明する図、図5は現像ローラ20Yによる現像を説明する図、図6は像担持体スクイーズローラ13Yによるスクイーズ作用を説明する図である。各色の画像形成部及び現像ユニットの構成は同様であるので、以下、イエロー(Y)の画像形成部及び現像ユニットに基づいて説明する。
画像形成部は、像担持体10Yの外周の回転方向に沿って、除電装置16Y、像担持体クリーニングブレード17Y及び現像剤回収部18Yからなるクリーニング装置、帯電ローラ11Y、露光ユニット12Y、現像ユニット30Yの現像ローラ20Y、像担持体スクイーズローラ13Yと像担持体スクイーズローラクリーニングブレード14Yからなるスクイーズ装置が配置されている。そして、現像ユニット30Yは、現像ローラ20Yの外周に、クリーニングブレード21Y、アニロックスローラを用いた現像剤供給ローラ32Yが配置され、液体現像剤容器31Yの中に液体現像剤撹拌パドル36Y、現像剤供給ローラ32Yが収容されている。また、中間転写体40に沿って、像担持体10Yと対向する位置に一次転写部の一次転写ローラ51Yが配置されている。
像担持体10Yは、現像ローラ20Yの幅約320mmより広く、外周面に感光層が形成された円筒状の部材からなる感光体ドラムであり、例えば図2に示すように時計回りの方向に回転する。該像担持体10Yの感光層は、有機像担持体又はアモルファスシリコン像担持体等で構成される。帯電ローラ11Yは、像担持体10Yと現像ローラ20Yとのニップ部より像担持体10Yの回転方向の上流側に配置され、図示しない電源装置から現像トナー粒子の帯電極性と同極性のバイアスが印加され、像担持体10Yを帯電させる。露光ユニット12Yは、帯電ローラ11Yより像担持体10Yの回転方向の下流側において、帯電ローラ11Yによって帯電された像担持体10Y上を露光し、像担持体10Y上に潜像を形成する。
現像ユニット30Yは、キャリア液内にトナーを概略重量比25%程度に分散した状態の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器31Y、該液体現像剤を担持する現像ローラ20Y、液体現像剤を攪拌して一様の分散状態に維持し現像ローラ20Yに供給するための現像剤供給ローラ32Yと規制ブレード33Yと撹拌パドル36Y、撹拌パドル36Yに後述する液体現像剤の貯留部71Yから液体現像剤を供給する供給部35Y、現像ローラ20Yのクリーニングを行う現像ローラクリーニングブレード21Y、現像ローラクリーニングブレード21Y及び像担持体スクイーズローラクリーニングブレード14Yが掻き落とした液体現像剤を回収し後述する液体現像剤の貯留部71Yに送る回収スクリュー34Yを有する。
現像剤容器31Yに収容されている液体現像剤は、従来一般的に使用されている、Isopar(商標:エクソン)をキャリア液とした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤である。すなわち、本発明における液体現像剤は、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中へ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約25%とした高粘度(30〜10000mPa・s程度)の液体現像剤である。
現像剤供給ローラ32Yは、図3に示すように、円筒状の部材であり、表面に現像剤を担持し易いように表面に微細且つ一様に螺旋状の溝による凹凸面を形成したアニロックスローラであり、例えば図2に示すように時計回りの方向に回転する。溝の寸法は、溝ピッチが約130μm、溝深さが約30μmである。この現像剤供給ローラ32Yにより、現像剤容器31Yから現像ローラ20Yへと液体現像剤が供給される。撹拌パドル36Yと現像剤供給ローラ32Yは摺接していても良いが離れた配置関係であっても良い。
規制ブレード33Yは、表面に弾性体を被覆して構成した弾性ブレード、現像剤供給ローラ32Yの表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部と、該ゴム部を支持する金属等の板で構成される。そして、アニロックスローラからなる現像剤供給ローラ32Yに担持搬送されてきた液体現像剤の膜厚、量を規制、調整し、現像ローラ20Yに供給する液体現像剤の量を調整する。なお、現像剤供給ローラ32Yの回転方向は図2に示す矢印方向ではなくその逆の方向であっても良く、その際の規制ブレード33Yは、回転方向に対応した配置を要する。
現像ローラ20Yは、幅約320mmの円筒状の部材であり、回転軸を中心に図2に示すように反時計回りに回転する。該現像ローラ20Yは鉄等金属製の内芯の外周部に、ポリウレタンゴム、シリコンゴム、NBR等の弾性層を設けたものである。現像ローラクリーニングブレード21Yは、現像ローラ20Yの表面に当接するゴム等で構成され、現像

ローラ20Yが像担持体10Yと当接する現像ニップ部より現像ローラ20Yの回転方向の下流側に配置されて、現像ローラ20Yに残存する液体現像剤を掻き落として除去するものである。
現像剤圧縮ローラ22Yは、円筒状の部材で、図4に示すように現像ローラ20Yと同様に弾性体22−1Yを被覆して構成した弾性ローラの形態であり、金属ローラ基材の表層に導電性の樹脂層やゴム層を備えた構造をし、例えば図2に示すように現像ローラ20Yと反対方向の時計回りに回転する。現像剤圧縮ローラ22Yは、現像ローラ20Y表面の帯電バイアスを増加させる手段を有し、現像ローラ20Yによって搬送された現像剤は、図2及び図4に示すように現像剤圧縮ローラ22Yが摺接してニップを形成する現像剤圧縮部位で現像剤圧縮ローラ22Y側から現像ローラ20Yに向かって電界を印加する。この現像剤圧縮の電界印加手段は、図2に示すローラに代えコロナ放電器からのコロナ放電であっても良い。
この現像剤圧縮ローラ22Yにより、図4に示すようにキャリア液Cに一様分散したトナーTを現像ローラ20Y側に移動させて凝集させ、所謂現像剤圧縮状態T′を形成し、また、キャリア液Cの一部と現像剤圧縮されなかった若干のトナーT″を担持して図中矢印方向に回転して現像剤圧縮ローラクリーニングブレード23Yによって掻き落として除去されリザーバ31Y内の現像剤と合流して再利用される。一方、現像ローラ20Yに担持されて現像剤圧縮された現像剤Dは、図5に示すように現像ローラ20Yが像担持体10Yに当接する現像ニップ部において、所望の電界印加によって、像担持体10Yの潜像に対応して現像される。そして、現像残りの現像剤Dは、現像ローラクリーニングブレード21Yによって掻き落として除去されリザーバ31Y内の現像剤に合流して再利用される。尚、これら合流するキャリア液及びトナーは混色状態ではない。
像担持体スクイーズ装置は、像担持体10Yに対向して現像ローラ20Yの下流側に配置して像担持体10Yに現像されたトナー像の余剰現像剤を回収するものであり、図2に示すように表面を弾性体13aYで被覆して像担持体10Yに摺接して回転する弾性ローラ部材から成る像担持体スクイーズローラ13Yと、該像担持体スクイーズローラ13Yに押圧摺接して表面をクリーニングするクリーニングブレード14Yとから構成される。
一次転写部50Yでは、像担持体10Yに現像された現像剤像を一次転写ローラ51Y

により中間転写体40へ転写する。ここで、像担持体10Yと中間転写体40は等速度で移動する構成であり、回転及び移動の駆動負荷を軽減するとともに、像担持体10Yの顕像トナー像への外乱作用を抑制している。
現像剤回収補給装置70Yは、回収した液体現像剤を貯留し、現像剤タンク74Yから高濃度現像剤を、キャリア液タンク77Yからキャリア液を、それぞれ補給し、濃度調整する液体現像剤の貯留部71Yを有する。
本実施形態では、液体現像剤は、現像ユニット30Y及び像担持体10Yから回収される。現像ユニット30Yの現像剤回収スクリュー34Yで回収された液体現像剤は、現像ユニット回収路72Yを介して液体現像剤の貯留部71Yに回収される。また、像担持体10Yから像担持体クリーニングブレード17Y及び現像剤回収部18Yからなるクリーニング装置により回収された液体現像剤は、像担持体回収路73Yを介して液体現像剤の貯留部71Yに回収される。
さらに、高濃度現像剤は、現像剤タンク74Yから現像剤補給路75及び現像剤用ポンプ76を介して液体現像剤の貯留部71Yに補給される。また、キャリア液は、キャリア液タンク77Yからキャリア液補給路78Y及びキャリア液用ポンプ79Yを介して液体現像剤の貯留部71Yに補給される。なお、ポンプ等の代わりに、重力を利用し、バルブ等の開閉により補給する構造としてもよい。
液体現像剤の貯留部71Yに貯留された液体現像剤は、現像剤供給路81Y及び現像剤供給用ポンプ82Yを介して現像剤容器31Yに供給される。
次に本発明の画像形成装置の動作について説明する。引き続き、画像形成部及び現像ユニットに関しては、4つの画像形成部及び現像ユニットのうちイエローの画像形成部及び現像ユニット30Yを例にとり説明する。
現像剤容器31Yにおいて、液体現像剤の中のトナー粒子はプラスの電荷を有し、この液体現像剤は、撹拌パドル36Yにより撹拌され、現像剤供給ローラ32Yが回転することによって、現像剤容器31Yから汲み上げられる。
規制ブレード33Yは、現像剤供給ローラ32Yの表面に当接し、現像剤供給ローラ32Yの表面に形成されたアニロックスパターンの凹凸の溝内に液体現像剤を残しその他の余分な液体現像剤を掻き取って、現像ローラ20Yに供給する液体現像剤量を規制する。このような規制によって、現像ローラ20Yへ塗布される液体現像剤の膜厚が約6μmとなるように定量化される。規制ブレード33Yにより掻き取られた液体現像剤は、重力によって現像剤容器31Yに落下し戻され、規制ブレード33Yにより掻き取られなかった液体現像剤は、現像剤供給ローラ32Yの表面の凹凸の溝内に収容され、現像ローラ20Yに圧接することで、現像ローラ20Yの表面に塗布される。
現像剤供給ローラ32Yによって液体現像剤を塗布された現像ローラ20Yは、現像剤供給ローラ32Yとのニップ部下流で現像剤圧縮ローラ22Yに当接する。現像ローラ20Yには約+400Vのバイアスが印加されており、現像剤圧縮ローラ22Yには、現像ローラ20Yより高く、トナーの帯電極性と同極性のバイアスが印加される。例えば、現像剤圧縮ローラ22Yには、約+600Vのバイアスが印加される。このため現像ローラ20Y上の液体現像剤中のトナー粒子は、図4に示すように現像剤圧縮ローラ22Yとのニップを通過する際に、現像ローラ20Y側へ移動する。これによりトナー粒子同士が緩やかに結合され膜化された状態となり、像担持体10Yでの現像の際、トナー粒子は、現像ローラ20Yから像担持体10Yへの移動がすばやくなり、画像濃度が向上する。
像担持体10Yはアモルファスシリコン製であり、現像ローラ20Yとのニップ部上流で帯電器11Yにより表面を約+600Vに帯電させられた後、露光ユニット12Yにより画像部の電位が+25Vとなるように潜像が形成される。現像ローラ20Yと像担持体10Yとの間に形成される現像ニップ部では、現像ローラ20Yに印加されているバイアス+400Vと像担持体10Y上の潜像(画像部+25V、非画像部+600V)で形成される電界に従い、図5に示すように選択的にトナー粒子Tが像担持体10Y上の画像部へと移動し、これにより、像担持体10Y上にトナー画像が形成される。また、キャリア液Cは電界の影響を受けないため、図5に示すように現像ローラ20Yと像担持体10Yとの現像ニップ部出口で分離して、現像ローラ20Yと像担持体10Yとの両方に付着する。
現像ニップ部を通過した像担持体10Yは、像担持体スクイーズローラ13Y部を通過する。像担持体スクイーズローラ13Yは、図6に示すように像担持体10Yに現像された現像剤Dから余剰なキャリア液C及び本来不要なカブリトナーT″を回収し、顕像内のトナー粒子比率を上げる機能を有する。余剰キャリア液Cの回収能力は、像担持体スクイーズローラ13Yの回転方向及び像担持体10Y表面の周速度に対する像担持体スクイーズローラ13Y表面の相対的な周速度差によって所望の回収能力に設定することが可能であり、像担持体10Yに対してカウンタ方向に回転させると回収能力は高まり、また、周速度差を大きく設定しても回収能力が高まり、更に、この相乗作用も可能である。
本実施形態では、一例として図6に示すように像担持体スクイーズローラ13Yを像担持体10Yに対して略同一周速度でウィズ回転させ、像担持体10Yに現像された現像剤Dから重量比5〜10%程度の余剰キャリア液Cを回収していて双方の回転駆動負荷を軽減するとともに、像担持体10Yの顕像トナー像への外乱作用を抑制している。像担持体スクイーズローラ13Yによって回収された余剰なキャリア液C及び不要なカブリトナーT″はクリーニングブレード14Yの作用によって像担持体スクイーズローラ13Yから現像剤容器31Yに回収される。尚、この回収した余剰なキャリア液C及びカブリトナーT″は専用の孤立した像担持体10Yから回収しているので全個所にわたって混色現象は発生しない。
次に像担持体10Yは、一次転写50Yにおいて中間転写体40とのニップ部を通過し顕像トナー像の中間転写体40への一次転写が行われる。一次転写ローラ51Yには、トナー粒子の帯電特性と逆極性の約−200Vが印加されることにより、像担持体10Y上からトナーは中間転写体40に一次転写され、像担持体10Yにキャリア液のみが残る。一次転写部より像担持体10Yの回転方向の下流側において、一次転写後の、像担持体10YはLED等から成る除電装置16Yによって静電潜像が消去され、像担持体10Y上に残ったキャリア液は、像担持体クリーニングブレード17Yにより掻き取られ、現像剤回収部18Yで回収される。
複数の像担持体10に形成したトナー像を順次一次転写して重ね合わせ担持した中間転写体40上のトナー画像は、次に二次転写ユニット60へと進み、中間転写体40と二次転写ローラ61とのニップ部に進入する。この際のニップ幅は3mmに設定されている。二次転写ユニット60において、二次転写ローラ61には−1200Vが、また、ベルト駆動ローラ41には+200Vがそれぞれ印加されており、これにより中間転写体40上のトナー画像は用紙等の記録媒体(シート材)に転写される。
しかし、ジャムなどのシート材供給トラブルが発生した場合には、全てのトナー画像が二次転写ロールに転写されて回収されるものではなく、一部は中間転写体上に残り、通常の二次転写行程においても中間転写体上のトナー像は100%二次転写されてシート材に移行するものではなく、数パーセントの二次転写残りが発生する。特に、ジャムなどのシート材供給トラブルが発生した場合には、シート材が介在しない状態でトナー画像が二次転写ローラ61に接して転写されシート材裏面汚れを引き起こす。これら不要トナー像に対し、本実施形態においては、非転写時に、液体現像剤のトナー粒子を中間転写体に押しつける方向のバイアス、トナー粒子の帯電極性と同極性のバイアスを二次転写ローラ61に印加する。このことにより、中間転写体40に残った液体現像剤のトナー粒子を中間転写体40側に押しつけてコンパクション状態にすると共に、二次転写ローラ61側にキャリア液を回収(スクイーズ)し、中間転写体クリーニングブレード46による中間転写体40上のクリーニング、二次転写ローラクリーニングブレード62による二次転写ローラ61のクリーニングを行う。
次に、中間転写体40のクリーニング装置について説明する。ジャムなどのシート材供給トラブルが発生した場合には、全てのトナー画像が二次転写ローラ61に転写されて回収されることなく、一部は中間転写体40上に残る。また、通常の二次転写行程においても中間転写体上40のトナー像は100%二次転写されてシート材に移行することはなく、数パーセントの二次転写残りが発生する。この二種の不要トナー像は次の画像形成のために中間転写体40に当接するように配置された中間転写体クリーニングブレード46、現像剤回収部47によって回収される。このような非転写時、二次転写ローラ61には、中間転写体40上の残留トナーを中間転写体40に押し付けるようなバイアスが印加される。
次に、濃度測定装置120Yについて説明する。図2に示すように、濃度測定装置120Yは、撹拌プロペラ軸121Yと、移動部材の一例としての透明プロペラ122Yと、撹拌部材の一例としての撹拌プロペラ123Yと、モータ124Yと、濃度測定部130Yとを有する。
撹拌プロペラ軸121Yは、透明プロペラ122Y及び撹拌プロペラ123Yを同軸に設け、モータ124Yにより回転させられる部材である。
次に、濃度測定部130Yと透明プロペラ122Yによる濃度検出方法について説明する。図7は図2の透明プロペラ122Y付近の拡大図、図8は隙間部分の拡大図、図9は濃度測定用受光素子132Yが出力する信号の変化を示す図、図10は濃度測定用受光素子132Yの出力電圧と液体現像剤濃度との関係を示すグラフ、図11は透過タイプ濃度測定部130Yのシステム図、図12は反射タイプ濃度測定部130Yのシステム図である。
図7に示すように、透明プロペラ122Yは、撹拌プロペラ軸121Yに支持され、回転可能な長方形等の平板状部材からなり、濃度測定部130Yの第1部材130aYと第2部材130bYとの隙間130cY内を断続的に通過する構造となっている。なお、第1部材130aY又は第2部材130bYは移動可能であり、隙間130cYは距離を変更可能である。また、隙間130cYの距離を液体現像剤の色により異ならせることができる。
次に、濃度検出方法の簡単な原理を説明する。図8は隙間部分の拡大図、図9は濃度測定用受光素子132Yが出力する信号の変化を示す図である。図8(a)に示すように透明プロペラ122Yが発光LED131と濃度測定用受光素子132Yとの間に位置していない場合、濃度測定用受光素子132Yは、図9に示すグラフのうち小さい値Foの信号を出力する。図8(b)に示すように透明プロペラ122Yが発光LED131と濃度測定用受光素子132Yとの間に位置している場合、濃度測定用受光素子132Yは、図9に示すグラフのうち大きい値Fiの信号を出力する。本実施形態では、色毎に濃度値を得る値を選択している。例えば、ブラックは値Fiを平均化し、濃度値を得て、シアンは値Foを平均化し、濃度値を得る。
図10は濃度測定用受光素子132Yの出力電圧と液体現像剤濃度との関係を示すグラフである。図10(a)は、ブラックにおける濃度測定用受光素子132Yの出力電圧と液体現像剤濃度との関係を示し、図10(b)は、シアンにおける濃度測定用受光素子132Yの出力電圧と液体現像剤濃度との関係を示している。
図11に示すような透過タイプ濃度測定部130Yでは、隙間130cYを挟むように対向して濃度測定部材の一例としての発光LED131Yと、濃度測定用受光素子132Yが配置されている。また、発光LED131Y側には、第2の受光素子としての発光強度測定用受光素子133Yが配置されている。
このような構造により、発光LED131Yで発光した光は、透明プロペラ122Yより発光LED131Y側の液体現像剤、透明プロペラ122Y、透明プロペラ122Yより濃度測定用受光素子132Y側の液体現像剤を通過して、濃度測定用受光素子132Yに受光される光路と、透明プロペラ122Yより発光LED131Y側の液体現像剤を通過して、発光強度測定用受光素子133Yに受光される光路とを有する。
発光LED131Y、濃度測定用受光素子132Y及び発光強度測定用受光素子133Yは、それぞれCPU134Yに接続されている。発光LED131Yは増幅器135Yを介してCPU134Yに接続され、濃度測定用受光素子132Yは第1A/D変換器136Yを介してCPU134Yに接続され、発光強度測定用受光素子133Yは第2A/D変換器137を介してCPU134Yに接続されている。
また、図12に示すような反射タイプ濃度測定部130Yでは、隙間130cYに対して一方に発光LED131Y、濃度測定用受光素子132Y及び発光強度測定用受光素子133Yが配置されている。また、隙間130cYに対して他方には、反射膜140Yが配置されている。
このような構造により、発光LED131Yで発光した光は、透明プロペラ122Yより発光LED131Y側の液体現像剤、透明プロペラ122Y、反射膜140Y側の液体現像剤を通過して、反射膜140Yにより反射し、反射膜140Y側の液体現像剤、透明プロペラ122Y、透明プロペラ122Yより濃度測定用受光素子132Y側の液体現像剤、を通過して、濃度測定用受光素子132Yに受光される光路と、透明プロペラ122Yより発光LED131Y側の液体現像剤を通過して、発光強度測定用受光素子133Yに受光される光路とを有する。
発光LED131Y、濃度測定用受光素子132Y及び発光強度測定用受光素子133Yは、それぞれCPU134Yに接続されている。発光LED131Yは増幅器135Yを介してCPU134Yに接続され、濃度測定用受光素子132Yは第1A/D変換器136Yを介してCPU134Yに接続され、発光強度測定用受光素子133Yは第2A/D変換器137Yを介してCPU134Yに接続されている。
次に、このような構成の濃度測定装置120Yの検知方法について説明する。図13は、濃度測定装置120Yの検知フローチャートを示す図である。
まず、ステップ21で、発光LED131Yを点灯させる(ST21)。続いて、ステップ22で発光LED131Yの光強度を発光強度測定用受光素子133Yにより測定する(ST22)。
次に、ステップ23で、補正値αを計算する(ST23)。補正値αは、あらかじめ記憶している発光LED131Yの基準値と、発光強度測定用受光素子133Yにより測定された測定値とを比較することで求められる。
次に、ステップ24で、濃度測定用受光素子132Yにより濃度を測定する(ST24)。
続いて、ステップ25で、CPU134Yにより濃度補正を実行し、液体現像剤の濃度を求める(ST25)。液体現像剤の濃度は、ステップ24において測定された濃度測定用受光素子132Yと、ステップ23において求めた補正値αとの積から求められる。
次に、ステップ26で、液体現像剤の濃度があらかじめ記憶してある濃度基準値より薄いか判断する(ST26)。薄いと判断された場合、ステップ26−2で、高濃度現像剤が現像剤タンク74Yから現像剤補給路75Y及び現像剤用ポンプ76Yを介して液体現像剤の貯留部71Yに補給される(ST26−2)。
ステップ26において、薄いと判断されなかった場合、ステップ27で、液体現像剤の濃度があらかじめ記憶してある濃度基準値より濃いか判断する(ST27)。濃いと判断された場合、ステップ27−2で、キャリア液がキャリア液タンク77Yからキャリア液補給路78Y及びキャリア液用ポンプ79Yを介して液体現像剤の貯留部71Yに補給される(ST27−2)。
このように、制御することにより、液体現像剤の貯留部71Y内の液体現像剤の濃度が略一定となる。
また、他の実施形態として、図14に示すような液位検知手段110Yを設けてもよい。
次に、液位検知手段110Yについて説明する。図14に示すように、液位検知手段110Yは、フロート支持部材111Y、規制部材112Y、第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y、第3ホール素子115Y、浮揚部材の一例としてのフロート116Y、第1磁力発生体117Y及び第2磁力発生体118Yを有する。
フロート支持部材111Yは、液体現像剤の貯留部71Y内の液面上から液面下の略底部までフロート116Yを移動可能に支持した部材からなり、上方に上方規制部材112aY、下方に下方規制部材112bYが設けられ、その間に第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y及び第3ホール素子115Yが所定距離離れて下から順に設けられている。
第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y及び第3ホール素子115Yは、磁束密度に対して出力電圧が変化する比例出力型ホール素子からなる。本実施形態では、ホール素子間距離を30mmとする。
フロート116Yは、液面に浮かび、液面位置によりフロート支持部材111Yに対して移動可能な部材であり、下方に第1磁力発生体117Y、所定距離離れて上方に第2磁力発生体118Yを有する。
第1磁力発生体117Y及び第2磁力発生体118Yは、フロート116Yの移動と共に各ホール素子113Y,114Y,115Yに対向して移動するように設けられている。第1磁力発生体117Yと第2磁力発生体118Yとは、N極とS極が逆になるように配置されている。本実施形態では、直径5mm、長さ6mm、4000ガウスの磁力発生体117Y,118Yを距離20mm離間させて配置する。
このような構成の液位検知手段110Yを実際に作動させた際の各ホール素子113Y,114Y,115Yの出力を距離に変換する方法について説明する。
図15は、各ホール素子113Y,114Y,115Yの出力を距離に変換するテーブルを示す図である。図15(a)はS極を感知した場合の各ホール素子の出力電圧と距離との関係を示す第1テーブル、図15(b)はN極を感知した場合の各ホール素子の出力電圧と距離との関係を示す第2テーブル、図15(c)は反転N極を感知した場合の各ホール素子の出力電圧と距離との関係を示す第3テーブルである。
図16は、各ホール素子113Y,114Y,115Yの出力を距離に変換するフローチャートである。
まず、ステップ1で、全ホール素子113Y,114Y,115Yの出力が2.5Vか判断する(ST1)。
ステップ1において、全ホール素子113Y,114Y,115Yの出力が2.5Vの場合、ステップ11で、液面位置として前回測定結果を用いることとし(ST11)、終了する。ステップ1において、全ホール素子113Y,114Y,115Yの出力が2.5Vでない場合、ステップ2で、第1ホール素子113Yの出力が2.5Vより小さいか判断する(ST2)。
ステップ2において、第1ホール素子113Yの出力が2.5Vより小さい場合、ステップ12で、液面位置は第1ホール素子113Yの出力に対する距離を第1テーブルから求めた値とし(ST12)、終了する。ステップ2において、第1ホール素子113Yの出力が2.5Vより大きい場合、ステップ3で、第1ホール素子113Yの出力が2.5Vより大きく、且つ第2ホール素子114Yの出力が2.5Vであるか判断する(ST3)。
ステップ3における条件を満たす場合、ステップ13で、液面位置は第1ホール素子113Yの出力に対する距離を第2テーブルから求めた値に10mm加えた値とし(ST13)、終了する。ステップ3における条件を満たさない場合、ステップ4で、第1ホール素子113Yの出力が2.5Vより大きいか判断する(ST4)。
ステップ4における条件を満たす場合、ステップ14で、液面位置は第1ホール素子113Yの出力に対する距離を第3テーブルから求めた値に20mm加えた値とし(ST14)、終了する。ステップ4における条件を満たさない場合、ステップ5で、第2ホール素子114Yの出力が2.5Vより小さいか判断する(ST5)。
ステップ5における条件を満たす場合、ステップ15で、液面位置は第2ホール素子114Yの出力に対する距離を第1テーブルから求めた値に30mm加えた値とし(ST15)、終了する。ステップ5における条件を満たさない場合、ステップ6で、第2ホール素子114Yの出力が2.5Vより大きく、且つ第3ホール素子115Yの出力が2.5Vであるか判断する(ST6)。
ステップ6における条件を満たす場合、ステップ16で、液面位置は第2ホール素子114Yの出力に対する距離を第2テーブルから求めた値に40mm加えた値とし(ST16)、終了する。ステップ16における条件を満たさない場合、ステップ7で、第2ホール素子114Yの出力が2.5Vより大きいか判断する(ST7)。
ステップ7における条件を満たす場合、ステップ17で、液面位置は第2ホール素子114Yの出力に対する距離を第3テーブルから求めた値に50mm加えた値とし(ST17)、終了する。ステップ7における条件を満たさない場合、ステップ8で、第3ホール素子115Yの出力が2.5Vより小さいか判断する(ST8)。
ステップ8における条件を満たす場合、ステップ18で、液面位置は第3ホール素子115Yの出力に対する距離を第1テーブルから求めた値に60mm加えた値とし(ST18)、終了する。ステップ8における条件を満たさない場合、ステップ9で、第3ホール素子115Yの出力が2.5Vより大きく、且つ第2ホール素子114Yの出力が2.5Vであるか判断する(ST9)。
ステップ9における条件を満たす場合、ステップ19で、液面位置は第3ホール素子115Yの出力に対する距離を第3テーブルから求めた値に70mm加えた値とし(ST19)、終了する。ステップ9における条件を満たさない場合、ステップ10で、エラーとし(ST10)、終了する。
図17は、図16に示したフローチャートを実行した結果を示す図である。図17に示すように、各ホール素子113Y,114Y,115Yの出力に応じた液面位置を求めることができる。
このような液位検知手段110Yにより、部品点数が少なく、コストを低く抑えることができ、また、長い距離を検知できるので、システムの停止を抑えることができる。
次に、現像剤用ポンプ76Y及びキャリア液用ポンプ79Yの制御について説明する。現像剤用ポンプ76Y又はキャリア液用ポンプ79Yの制御量は、液体現像剤のトナー量又はキャリア液量の不足量に応じて制御される。
まず、図14に示した液位検知手段110Y及び濃度測定装置120Yにより、液体現像剤のトナー量とキャリア液量を算出する。そして、あらかじめ記憶してある液体現像剤のトナー量とキャリア液量の目標値に対する不足分を算出する。
図18は、トナー量又はキャリア液量の不足量に対する現像剤用ポンプ76Y及びキャリア液用ポンプ79Yの回転速度並びにDUTY値を示す図である。図18に示すように、現像剤用ポンプ76Y及びキャリア液用ポンプ79Yは、上限DUTY値までは、回転速度を一定とし、不足量に応じてDUTY値を変化させる。上限DUTY値到達後は、不足量に応じて回転数を上昇させる。
次に、印字状態時の制御の優先度に対する制御について説明する。図19は、液体現像剤の貯留部71Y内の液体現像剤の液量と濃度に対する制御優先度を示す図である。
図19に示すように、ある程度の液量までは、濃度を優先し、ある程度の液量以上の場合、液量を優先する。
例えば、ある程度の液量までは、濃度を優先し、濃度が濃い場合、キャリア液をキャリア液タンク77Yから液体現像剤の貯留部71Yに投入し、濃度が薄い場合、高濃度現像剤を現像剤タンク74Yから液体現像剤の貯留部71Yに投入する。また、液量を優先する場合、閾値を越えて液量が多くなると、濃度にかかわらず、キャリア液及び高濃度現像剤の投入を停止する。なお、印字は継続する。また、濃度がある程度の範囲外、又は、液量がある程度の範囲外にある場合は、印字停止とする。
さらに、検出した濃度に応じて、現像剤圧縮ローラ22Yや現像剤供給ローラ32Yの速度を制御し、現像ニップでの現像剤濃度を制御してもよい。
図20から図23は、液体現像剤の貯留部71Y内の液量測定装置110Y及び濃度測定装置120Yの他の実施形態を示す図である。図20は他の実施形態の斜視図、図21は他の実施形態の断面図、図22は他の実施形態を下方から見た図、図23は他の実施形態の概略図である。液体現像剤の貯留部71Yに配置された液量測定装置110Y及び濃度測定装置120Yは、図10に示したものと同様に、液体現像剤の液位と濃度を測定するものである。本実施形態では、第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y及び第3ホール素子115Yを、液体現像剤の貯留部71Yから現像剤容器31Yの供給部31bYに液体現像剤を供給するための現像剤供給路81Yに配する。
まず、液位センサである液量測定装置110Yについて説明する。液量測定装置110Yは、フロート支持部材111Y、規制部材112Y、比例出力型ホール素子の一例としての第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y、第3ホール素子115Y、浮揚部材の一例としてのフロート116Y、第1磁界発生体117Y及び第2磁界発生体118Yを有する。
フロート支持部材111Yは、イエローの液体現像剤の貯留部71Y内の液面上から液面下の測定可能位置までフロート116Yを移動可能に支持したものである。規制部材112Yは、濃度測定装置120Yの濃度測定部130Yに配されており、フロート116Yと濃度測定部130Yとの干渉を防いでいる。
第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y及び第3ホール素子115Yは、現像剤供給路81Yにブラケット等を介して所定距離離れて下から順に設けられている。
第1ホール素子113Y、第2ホール素子114Y及び第3ホール素子115Yは、磁束密度に対して出力電圧が変化する比例出力型ホール素子からなる。本実施形態では、ホール素子間距離を30mmとする。
フロート116Yは、液面に浮かび、液面位置によりフロート支持部材111Yに対して移動可能な部材であり、下方に第1磁界発生体117Y、所定距離離れて上方に第2磁界発生体118Yを有する。第1磁界発生体117Y及び第2磁界発生体118Yは、フロート116Yの移動と共に各ホール素子113Y,114Y,115Yに対向して移動するように設けられている。第1磁界発生体117Yと第2磁界発生体118Yとは、N極とS極が逆になるように配置されている。本実施形態では、第1磁界発生体117YはS極を各ホール素子113Y,114Y,115Yに対向させ、第2磁界発生体117YはN極を各ホール素子113Y,114Y,115Yに対向させている。直径5mm、長さ6mm、4000ガウスの磁界発生体117Y,118Yを距離20mm離間させて配置する。
液体現像剤の液面が変化すると、フロート116Yが移動し、第1磁界発生体117Y及び前記第2磁界発生体118Yと各ホール素子113Y,114Y,115Yとの距離が変化する。この距離の変化により、各ホール素子113Y,114Y,115Yが検出する磁界が変化し、各ホール素子113Y,114Y,115Yの検出値から液位をもとめることが可能となる。
濃度測定装置120Yは、撹拌プロペラ軸121Yと、移動部材の一例としての透明プロペラ122Yと、撹拌部材の一例としての撹拌プロペラ123Yと、濃度測定部130Yとを有する。撹拌プロペラ軸121Yは、透明プロペラ122Y及び撹拌プロペラ123Yを同軸に設け、モータ124Yにより回転させられる部材である。
濃度測定部130Yは図11及び図12に示す構造とほぼ同様であるので、同様な内容については説明を省略する。
濃度測定部130Yは、プラスチック等の絶縁部材で形成されたケースを有する。ケースは、隙間130cYを有し、透明プロペラ122Yは、撹拌プロペラ軸121Yに支持され、回転可能な長方形等の平板状部材からなり、濃度測定部130Yの第1部分130aYと第2部分130bYとの隙間130cY内を断続的に通過する構造となっている。なお、第1部分130aY又は第2部分130bYは移動可能であり、隙間130cY距離を変更可能である。また、隙間130cYの距離を液体現像剤の色により異ならせることができる。
また、濃度測定部130Yの発光LED131Y、濃度測定用受光素子132Y及び発光強度測定用受光素子133Y等を有し、これらの配線138Yは、現像剤供給路81Yに配されている。濃度測定用受光素子132Y及び発光強度測定用受光素子133Y等は、電気的にフロートしている金属板139Yに支持され、濃度測定部130Yへの電気的な影響を低減することが可能となる。
さらに、液量測定装置110Y及び濃度測定装置120Yは、全体として高さを調節可能な高さ調節機構150Yを有し、全体の位置合わせが可能となり、設計の自由度が増加する。
また、図22に示すように、実施形態を下方から見た場合、撹拌プロペラ123Yは、時計方向に回転し、現像ユニット回収路72Y、像担持体回収路73Y、現像剤補給路75Y及びキャリア液補給路78Yの開口のうちの少なくとも1つと重なるように配されている。これにより、新たに回収又は補給された液体現像剤が迅速に撹拌される構成となっている。
さらに、フロート116Yは、断面略扇形の形状をしており、各ホール素子113Y,114Y,115Yと反対側の端部116aYを、丸みを帯びた鋭角形状にされ、液体現像剤が流れやすいように形成されている。また、端部116aYと反対側の面116bYは、各ホール素子113Y,114Y,115Yと対向され、液体現像剤の流れを低減し、各ホール素子113Y,114Y,115Yの精度を良好にする構成となっている。
図24は、本発明にかかる液量測定装置110Y及び濃度測定装置120Yと現像剤回収補給装置70Yの関係を示すブロック図である。
液量測定装置110Yの測定した液量は、液位判定部210で、所定量より多いか否かを判定される。液位判定部210が液量測定装置110Yの測定した液量を所定量より多いと判定した場合、送液量算出部200は液量優先モードとし、液位優先制御部201からポンプモータ制御部230に液体現像剤の投入を禁止させるよう出力する。ポンプモータ制御部230は、現像剤用ポンプ76Yやキャリア液用ポンプ79Y等のポンプモータの作動を禁止させ、液体現像剤の投入を禁止させる。したがって、オーバーフロー等をなくすことが可能となる。
また、濃度測定装置120Yの測定した濃度は、濃度判定部220で第1所定濃度及び第2所定濃度より高いか低いか判定される。濃度判定部220が濃度測定装置120Yの測定した濃度を第1所定濃度より高いと判定した場合又は第1所定濃度よりも低く設定された第2所定濃度より低い場合、濃度優先モードとし、濃度優先制御部202により印字を停止する。したがって、劣悪な画質で画像形成することがない。
図25は、透明プロペラ122Yと濃度測定部130Yとの関係を示す図である。図25(a)は、透明プロペラ122Yが濃度測定部130Yの隙間130cYに入る直前の図、図25(b)は、透明プロペラ122Yが濃度測定部130Yの隙間130cYから出ている図を示す。
図25に示すように、透明プロペラ122Yは、撹拌プロペラ123Yと同軸に撹拌プロペラ軸121Yに垂直に支持され、回転可能な長方形等の平板状部材からなり、濃度測定部130Yの隙間130cY内のセンシング領域を断続的に通過する構造となっている。なお、隙間130cYの幅を調整する幅調整部材を有してもよい。また、隙間130cYの距離を液体現像剤の色により異ならせてもよい。また、第1部分130aY又は第2部分130bYを分割し、移動可能な構造としてもよい。
透明プロペラ122Yは、撹拌プロペラ軸121Yの回転とともに、図25(a)に示すように、透明プロペラ122Yのエッジが発光LED131Yとフォトインタラプタ等の濃度測定用受光素子132Yとの間に位置し遮光を始める状態から反対のエッジが発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yとの間のセンシング領域に位置し遮光を終えるまでの状態と、図25(b)に示すように、透明プロペラ122Yが発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yとの間に位置しない状態と、を繰り返す。濃度測定用受光素子132Yは、遮光している状態と遮光していない状態に伴い、HighとLowの信号をそれぞれ出力する。
撹拌プロペラ軸121Yは、モータ124Yにより約300rpmで回転する。透明プロペラ122Yは、撹拌プロペラ軸121Yに固定されている。したがって、濃度測定用受光素子132Yの出力信号がLowからHighに切り替わってから20ms後と120ms後に、透明プロペラ122Yが発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yとの間に位置し、完全に遮光する。また、濃度測定用受光素子132Yの出力信号が、LowからHighに切り替わってから70ms後と170ms後に、透明プロペラ122Yが発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yとの間に位置せず、完全に遮光しない状態となる。このような作動により、濃度測定装置120Yは、濃度測定用受光素子132Yの出力信号がLowからHighに切り替わったならば時間のカウントを始め、所定の時間が経過した際に濃度測定部130Yからの信号を取り込むようにする。
なお、本発明では、濃度測定装置120Yと貯留部71Y等で液体現像剤貯留装置を構成する。
このように、本実施形態の濃度測定装置は、液内で移動可能な透明プロペラ122Yと、発光LED131Yと、発光LED131Yの発光する光を受光する濃度測定用受光素子132Yと、発光LED131Yからの光の光路に設けられた透明プロペラ122Yが移動可能な隙間130cYと、透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にある場合と、透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にない場合との濃度測定用受光素子132Yの出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部130Yと、を有するので、液を濃度測定部130Yまでポンプ等により汲み上げる必要がなく、部品点数を少なくすることが可能となる。また、透明プロペラ122Yが隙間130cY内を移動するので、新しい液が隙間130cY内に入り、濃度測定の精度を向上することが可能となる。
また、発光LED131Yは隙間130cYの第1の側に配するとともに、濃度測定用受光素子132Yは隙間130cYの第2の側に配するので、濃度測定の精度をさらに向上することが可能となる。
また、発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yを隙間130cYの第1の側に配するとともに、発光LED131Yからの光を濃度測定用受光素子132Yに反射させる反射部材を隙間130cYの第2の側に配するので、発光LED131Yと濃度測定用受光素子132Yを同じ側に配することで、作業効率を向上させることが可能となる。
また、透明プロペラ122Yは、断続的に発光LED131Yからの光の光路を通過するので、さらに正確に濃度を測定することができる。
また、透明プロペラ122Yは、回転部材であるので、簡単な構造で隙間130cY内を移動することが可能となる。
また、透明プロペラ122Yは、長方形状であるので、簡単な構造で隙間130cY内に新しい液を入れることが可能となる。
また、透明プロペラ122Yと同軸の液体現像剤を撹拌する撹拌部材を有するので、部品点数を少なくすることが可能となる。
また、発光LED131Yを覆う第1の側に配される第1部材130aYと、濃度測定用受光素子132Yを覆う第1部材130aYとは別体の第2の側に配される第2部材130bYと、を有し、隙間130cYは第1部材130aYと、第2部材130bYとにより構成されるので、液の種類や状態にあった測定をすることが可能となる。
また、隙間130cYの幅を調整する幅調整部材を有するので、さらに液の種類や状態にあった測定をすることが可能となる。
また、発光LED131Yからの光を、透明プロペラ122Yを通過しない光路で受光する発光強度測定用受光素子133Yを有するので、濃度測定の精度をさらに向上することが可能となる。
さらに、本発明の液体現像剤貯留装置は、液体現像剤が貯留された貯留部と、貯留部内で移動可能な透明プロペラ122Y、発光LED131Y、発光LED131Yの発光する光を受光する濃度測定用受光素子132Y、発光LED131Yからの光の光路に設けられた透明プロペラ122Yが移動可能な隙間130cY、及び透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にある場合と、透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にない場合との濃度測定用受光素子132Yの出力の結果から液体現像剤の濃度を測定する濃度測定部130Y、を有する濃度測定装置と、を備えたので、濃度測定の精度を向上することが可能となり、液体現像剤を所望の濃度に正確に調整することが可能となる。
さらに、本発明の画像形成装置は、現像剤容器31Yと、液体現像剤を担持する現像剤担持体20Yと、現像剤容器31Yに貯留された液体現像剤を現像剤担持体20Yへ供給する現像剤供給部材32Yと、現像剤担持体20Yにより潜像を現像される像担持体10Yと、像担持体10Y上の像を転写することにより画像を形成する転写体40と、液体現像剤が貯留された貯留部と、現像剤容器31Yから液体現像剤を前記貯留部に回収すると共に、液体現像剤及びキャリア液を補給する現像剤回収補給装置70Yと、貯留部内で移動可能な透明プロペラ122Y、発光LED131Y、発光LED131Yの発光する光を受光する濃度測定用受光素子132Y、発光LED131Yからの光の光路に設けられた透明プロペラ122Yが移動可能な隙間130cY、及び透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にある場合と、透明プロペラ122Yが発光LED131Yからの光の光路にない場合との濃度測定用受光素子132Yの出力の結果から液体現像剤の濃度を測定する濃度測定部130Y、を有する濃度測定装置と、を備えたので、濃度測定の精度が向上し、液体現像剤を所望の濃度に正確に調整することが可能となり、良好な画質で画像形成することが可能となる。
また、液体現像剤の貯留部71Yから現像剤容器31Yへ液体現像剤を供給する供給路81Yを有し、濃度測定装置の配線138Yは、供給路81Yに沿って配するので、部品点数を削減することができると共に、配線138Yを安定して保持することが可能となる。
また、液体現像剤の貯留部71Yへ液体現像剤を回収する回収路72Y,73Y,75Y,78Yと、液体現像剤の貯留部71Y内の液体現像剤を撹拌する撹拌プロペラ123Yと、撹拌プロペラ123Yを回転可能に支持する撹拌プロペラ軸121Yと、を有し、撹拌プロペラ123Yは、撹拌プロペラ軸121Y方向から見た場合に、回収路72Y,73Y,75Y,78Yと重なるように配されるので、新たに回収又は補給された液体現像剤を迅速に撹拌させることが可能となる。
画像形成装置の実施形態を示す図である。 画像形成部及び現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。 現像剤供給部材の斜視図である。 現像剤圧縮ローラ22Yによる現像剤の圧縮を説明する図である。 現像ローラ20Yによる現像を説明する図である。 像担持体スクイーズローラ13Yによるスクイーズ作用を説明する図である。 図2の透明プロペラ122付近の拡大図である。 隙間部分の拡大図である。 濃度測定用受光素子132Yが出力する信号の変化を示す図である。 濃度測定用受光素子132Yの出力電圧と液体現像剤濃度との関係を示すグ 透過タイプ濃度測定部130のシステム図である。 反射タイプ濃度測定部130のシステム図である。 濃度検知手段120の検知フローチャートを示す図である。 液位検知手段110及び濃度検知手段120を設けた図である。 各ホール素子113,114,115の出力を距離に変換するテーブルを示す図である。 各ホール素子113,114,115の出力を距離に変換するフローチャートである。 図16に示したフローチャートを実行した結果を示す図である。 トナー量又はキャリア液量の不足量に対する現像剤用ポンプ76及びキャリア液用ポンプ79の回転速度並びにDUTY値を示す図である。 液体現像剤の貯留部71Y内の液体現像剤の液量と濃度に対する制御優先度を示す図である。 液体現像剤の貯留部71Y内の他の実施形態の斜視図である。 液体現像剤の貯留部71Y内の他の実施形態の断面図である。 液体現像剤の貯留部71Y内の他の実施形態を下方から見た図である。 液体現像剤の貯留部71Y内の他の実施形態の概略図である。 本発明にかかる液量測定装置110Y及び濃度測定装置120Yと現像剤回収補給装置70Yの関係を示すブロック図である。 透明プロペラ122Yと濃度測定部130Yとの関係を示す図である。
符号の説明
10Y,10M,10C,10K…感光体(像担持体)、11Y,11M,11C,11K…コロナ帯電器、 12Y,12M,12C,12K…露光ユニット、13Y…像担持体スクイーズローラ、14Y…クリーニングブレード、16Y…除電装置、17Y…感光体ブレード、18Y…感光体クリーニング液回収部、20Y,20M,20C,20K…現像ローラ(現像剤担持体)、21Y…現像ローラブレード、30Y,30M,30C,30K…現像ユニット、31Y,31M,31C,31K…現像剤容器、31aY…回収部、31bY…供給部、32Y,32M,32C,32K…現像剤供給ローラ(現像剤供給部材)、33Y…現像剤規制ブレード(現像剤規制部材)、34Y…回収スクリュー、35Y…連通部、36Y…撹拌パドル(撹拌部材)、50Y,50M,50C,50K…一次転写バックアップローラ、40…中間転写体、41…ベルト駆動ローラ、42…テンションローラ、46…中間転写ベルトクリーニングブレード、47…中間転写ベルトクリーニング液回収部、50…一次転写部、51…一次転写ローラ、60…二次転写ユニット、61…二次転写ローラ、62…二次転写ローラブレード、63…二次転写ローラクリーニング液回収部、70Y…現像剤回収補給装置、71Y…貯留部、72Y…現像ユニット回収路、73Y…像担持体回収路、74Y…現像剤タンク、75Y…現像剤補給路、76Y…現像剤用ポンプ、77Y…キャリア液タンク、78Y…キャリア液補給路、79Y…キャリア液用ポンプ、81Y…現像剤供給路、82Y…現像剤供給用ポンプ、110Y…液位検知手段、111Y…フロート支持部材、112Y…規制部材、113Y…第1ホール素子、114Y…第2ホール素子、115Y…第3ホール素子、116Y…フロート(浮揚部材)、117Y…第1磁力発生体、118Y…第2磁力発生体、120Y…濃度検知手段、121Y…撹拌プロペラ軸、122Y…透明プロペラ(移動部材)、123Y…撹拌プロペラ(撹拌部材)、124Y…モータ、130Y…濃度測定部、130aY…隙間、131Y…発光LED(濃度測定部材、発光部材)、132Y…濃度測定用受光素子(濃度測定部材、受光部材)、133Y…発光強度測定用受光素子(濃度測定部材、第2の受光部材)、134Y…CPU、135Y…増幅器、136Y…第1A/D変換器、137Y…第2A/D変換器、138Y…配線、140Y…反射膜、150Y…高さ調節機構

Claims (14)

  1. 液内で移動可能な移動部材と、
    発光部材と、
    前記発光部材の発光する光を受光する受光部材と、
    前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部と、
    前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と、前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部と、
    を有する
    ことを特徴とする濃度測定装置。
  2. 前記発光部材は前記隙間部の第1の側に配するとともに、前記受光部材前記隙間部の第2の側に配する
    請求項1に記載の濃度測定装置。
  3. 前記発光部材と前記受光部材とを前記隙間部の第1の側に配するとともに、
    前記発光部材からの光を前記受光部材に反射させる反射部材を前記隙間部の第2の側に配する
    請求項1に記載の濃度測定装置。
  4. 前記移動部材は、断続的に前記発光部材からの光の光路を通過する
    請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  5. 前記移動部材は、回転部材である
    請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  6. 前記移動部材は、長方形状である
    請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  7. 前記移動部材と同軸の液体現像剤を撹拌する撹拌部材を有する
    請求項5又は請求項6に記載の濃度測定装置。
  8. 前記発光部材を覆う第1の側に配される第1部材と、
    前記受光部材を覆う第1部材とは別体の第2の側に配される第2部材と、
    を有し、
    前記隙間部は前記第1部材と、前記第2部材とにより構成される
    請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  9. 前記隙間部の幅を調整する幅調整部材を有する
    請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  10. 前記発光部材からの光を、前記移動部材を通過しない光路で受光する第2の受光部材を有する
    請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の濃度測定装置。
  11. 液体現像剤が貯留された貯留部と、
    前記貯留部内で移動可能な移動部材、発光部材、前記発光部材の発光する光を受光する受光部材、前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部、及び、前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部、を有する濃度測定装置と、
    を備えた
    ことを特徴とする液体現像剤貯留装置。
  12. 現像剤容器と、
    液体現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤容器に貯留された液体現像剤を前記現像剤担持体へ供給する現像剤供給部材と、
    前記現像剤担持体により潜像を現像される像担持体と、
    前記像担持体上の像を転写することにより画像を形成する転写体と、
    液体現像剤が貯留された貯留部と、
    前記現像剤容器から液体現像剤を前記貯留部に回収すると共に、液体現像剤及びキャリア液を補給する現像剤回収補給装置と、
    前記貯留部内で移動可能な移動部材、発光部材、前記発光部材の発光する光を受光する受光部材、前記発光部材からの光の光路に設けられた前記移動部材が移動可能な隙間部、及び前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にある場合と前記移動部材が前記発光部材からの光の光路にない場合との前記受光部材の出力の結果から液の濃度を測定する濃度測定部を有する濃度測定装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記液体現像剤の貯留部から前記現像剤容器へ液体現像剤を供給する供給路を有し、
    前記濃度測定装置の配線は、前記供給路に沿って配する
    請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記液体現像剤の貯留部へ液体現像剤を回収する回収路と、
    前記液体現像剤の貯留部内の液体現像剤を撹拌する撹拌プロペラと、
    撹拌プロペラを回転可能に支持する撹拌プロペラ軸と、
    を有し、
    前記撹拌プロペラは、前記撹拌プロペラ軸方向から見た場合に、前記回収路と重なるように配される
    請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置。




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