JP2005242217A - 液体現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像液貯溜容器内の攪拌されない現像液の滞留スペースを低減することができ、現像液の攪拌・混合効率を向上し、現像を適正に行うことができる液体現像装置を提供する。
【解決手段】 液体現像器14を構成する現像液貯溜容器23の内部に上流側攪拌スクリュー26と下流側攪拌スクリュー29を所定位置において回転可能に収容する。下流側攪拌スクリュー29と対応して汲み上げローラ44、塗布ローラ43、現像ローラ42を装着する。現像ローラ42を感光体ドラム11に接触させる。前記下流側攪拌スクリュー29に汲み上げローラ44を対応して配設する。前記現像液貯溜容器23内の上流側攪拌スクリュー26の攪拌羽根26aの外径D1寸法を、下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aの外径D2寸法よりも大きく設定し、上流側攪拌スクリュー26によって攪拌されない現像液Lの滞留スペースを低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置或いはプリンタ等に採用される液体現像装置に関する。
一般に、液体現像装置は、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光を照射することにより静電潜像を形成し、この静電潜像に対してトナーとキャリア液からなる現像液を現像ローラによって付着することにより、感光体ドラムにトナー像を形成するようになっている。前記現像ローラの外周面には現像液貯溜容器内に貯溜された現像液が汲み上げローラ及び塗布ローラによって塗布されるようになっている。
前記現像液貯溜容器内には貯溜された現像液を形成するトナー成分とキャリア成分を攪拌・混合しつつ巡回させるためのスパイラル状をなす上流側及び下流側攪拌スクリューが配設されている。又、下流側攪拌スクリューの上方には攪拌・混合された現像液を汲み上げる汲み上げローラが現像液に浸漬されるように配設されている。これによって、適正に攪拌・混合された現像液が汲み上げローラ及び塗布ローラによって前記現像ローラに塗布される。(特許文献1参照)なお、特許文献1の液体現像装置は、汲み上げローラの回転方向に関して、上流側及び下流側となるように攪拌スクリューが配設されている。そして、現像された後の現像液をそのまま汲み上げたり、補給された現像液をそのまま汲み上げたりするようなっている。
特開2001−282002
前述した従来の液体現像装置は、前記一対の攪拌スクリューが、その回転軸方向から見て左右対称状に配設されていたので、次のような問題が生じた。すなわち、図3に示すように現像液貯溜容器23内に収容された一対の上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29の攪拌羽根26a,29aの外径寸法が同じ寸法に設定されているので、上流側攪拌スクリュー26の上方に攪拌されない(又は攪拌効率が低い:以下単に攪拌されないと言う)現像液Lの滞留スペースS1が生じるとともに、下流側攪拌スクリュー29の上方において現像液貯溜容器23の内側面と汲み上げローラ44の外周面との間に、下流側攪拌スクリュー29では攪拌されない現像液Lの滞留スペースS2が生じる。さらに、第1,2攪拌スクリュー26,29の間にも同様に攪拌されない現像液Lの滞留スペースS3が生じる。現像液Lが滞留する現象を確認するため、現像液Lの液面に異なる色の現像液Lを落として攪拌させた。その結果、滞留スペースS1,S2で現像液が動かないので、色が混じり合わずに滞留していることが確認された。
上記問題を解消するため、攪拌スクリュー26,29の羽根26a,29aに攪拌効率を高めるためのパドル形状の板を追加したり、攪拌スクリュー26,29の回転数を変更したりするという方策がとられたが、攪拌されない現像液Lの滞留スペースS1,S2,S3が存在するために攪拌・混合効率を大幅に向上することができないという問題があった。
図3において、前記現像液Lの液位を二点鎖線で示すように低く設定した場合には、攪拌されない現像液Lの滞留スペースS1,S2が低減されるが、攪拌スクリュー26,29が現像液Lで十分覆われていないと、現像液Lに空気が混合され、気泡が発生し画像不良の原因となる。又、汲み上げローラ44の現像液L中への浸漬量が少なくなるので、該汲み上げローラ44への現像液Lの受け渡しが適正に行われないという問題もあった。
本発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、現像液貯溜容器内の攪拌部材によって攪拌されない現像液の滞留スペースを低減することができ、現像液の攪拌・混合効率を向上することができる液体現像装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像情報に基づいて静電潜像を形成可能な像担持体と、上記像担持体の外周面にトナーとキャリア液からなる現像液を付着して静電潜像を現像する現像液担持体と、前記現像液を貯溜する現像液貯溜容器と、前記現像液貯溜容器内の現像液を前記現像液担持体に供給する供給手段と、前記現像液貯溜容器内に収容され、かつ現像液を攪拌・混合して巡回させる攪拌部材とを備えた液体現像装置において、前記現像液貯溜容器の内側面と前記攪拌部材との間の現像液の滞留スペースを低減するためのスペース低減手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記攪拌部材は、所定位置において回転されるスパイラル状の上流側及び下流側攪拌スクリューであって、前記スペース低減手段は、前記供給手段を構成する汲み上げローラから側方に離隔した上流側攪拌スクリューの外径寸法を、前記汲み上げローラと上下に対応する下流側攪拌スクリューの外径寸法よりも大きく設定することにより構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記スペース低減手段は、前記現像液貯溜容器の内側面に張り出し形成されたスペース低減部材であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3において、前記一対の攪拌部材の間には、区画板が設けられ、該区画板にはスペース低減手段としての機能が付与されていることを要旨とする。
請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明は、前記現像液貯溜容器の内側面と前記攪拌部材との間の現像液の滞留スペースを低減するスペース低減手段を設けたので、攪拌部材によって攪拌されない現像液の滞留スペースを低減することができる。この結果、現像液貯溜容器の内部に貯溜する現像液の量を少なくすることができ、現像液を形成するキャリア液とトナーを効率よく攪拌・混合することができる。
請求項2記載の発明は、上側攪拌スクリューの外径寸法を下流側攪拌スクリューの外径寸法よりも大きくして、上流側攪拌スクリュー自体にスペース低減手段としての機能を付与したので、スペース低減手段の部品点数を多くする必要がなく製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
請求項3記載の発明は、現像液貯溜容器内にスペース低減部材を配設したので、攪拌されない現像液の収容ペースを効率的に低減することができ、前述した効果を向上することができる。
請求項4記載の発明は、区画板にスペース低減手段としての機能を付与したので、スペース低減手段の部品点数を多くする必要がなく製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
以下、本発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に湿式画像形成装置という)に用いられる液体現像装置として具体化した一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は湿式画像形成装置を構成する複数の液体現像装置のうちの一つの液体現像装置を表す概略構成図、図2は同じく液体現像装置の現像液供給器の一部の部材を省略した平面図である。この液体現像装置は、像担持体としての感光体ドラム11、主帯電装置12、LPH(LED PRINT HEAD)13、液体現像器14、転写手段15、クリーニング手段17、除電ランプ18から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられるようになっている。
感光体ドラム11はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置12により帯電される。この帯電した感光体ドラム11の表面にLPH13が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。
液体現像器14は、トナーとキャリア液からなる現像液を所定の濃度になるように撹拌・混合して用い、後述する現像ローラ42でこの現像液を感光体ドラム11の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム11にトナー像を形成(顕像)するものである。感光体ドラム11の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像(顕像)されたトナー像は、前記転写手段15とのニップにおいて、図示しないベルト搬送手段の中間転写ベルト16に転写される。前記転写手段15は本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム11の表面電位とは逆極性の電圧が−200〜−1300Vの範囲に設定され、印加されるようになっている。
又、感光体ドラム11は表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ18により除電されて、その後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム11の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。湿式画像形成装置は、上記液体現像装置と同様の方法で、別の3種類の液体現像装置でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト16上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
次に、図1を参照して、液体現像器14の具体的構成について説明する。
本実施形態に係る液体現像器14は、概略的にみて、現像液供給部21と、この現像液供給部21により供給された現像液を前記感光体ドラム11に転写するための現像部22とにより構成されている。そこで、前記現像液供給部21及び現像部22の構成について以下に順次説明する。
前記現像液供給部21は、現像液Lを収容する現像液貯溜容器23を備えている。現像液貯溜容器23は、図2の平面に示すように横長四角箱状に形成され、その左右両端部には、軸受を兼用する遮蔽部材24,25が取り付けられ、攪拌部材としての上流側攪拌スクリュー26が回転軸27により所定位置において回転可能に支持されている。前記現像液貯溜容器23の左端部から右方向に所定距離だけ離隔した位置には軸受28が取り付けられ、この軸受28と前記遮蔽部材25の間には、攪拌部材としての下流側攪拌スクリュー29が回転軸30により所定位置において回転可能に支持されている。前記現像液貯溜容器23の底面には前記上流側攪拌スクリュー26と下流側攪拌スクリュー29との間に位置するように区画板31が回転軸27,30と平行になるように配設されている。
前記現像液貯溜容器23の内部は前記区画板31によって上流側攪拌混合通路32と、下流側攪拌混合通路33とに区画されている。前記区画板31の右端部と、遮蔽部材25の間には第1連通路34が形成され、区画板31の左端部と前記軸受28との間には、第2連通路35が形成されている。さらに、前記上流側攪拌スクリュー26の左端部と対応するように前記現像液貯溜容器23にはキャリア液と、濃縮されたトナー液をそれぞれ補給するための補給部36が形成されている。前記遮蔽部材24と上流側攪拌混合通路32との間には、補給路37が形成され、該補給路37には前記上流側攪拌スクリュー26が延在されている。前記回転軸27及び回転軸30の右端部は、前記遮蔽部材25を貫通して右方向に突出され、図示しない回転駆動機構によって回転されるようになっている。
従って、前記回転駆動機構(図示略)によって、回転軸27,30が図2の矢印で示すように互いに反対方向に回転されると、上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29がそれぞれ反対方向に回転され、現像液貯溜容器23の内部に収容された現像液Lが上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29によって、攪拌・混合されつつ図2に矢印P,Q,R,Sで示す方向に巡回される。すなわち、上流側の攪拌混合通路32内において上流側攪拌スクリュー26により攪拌・混合された現像液Lは、図2にP矢印方向に移動し、前記第1連通路34によって矢印Qで示すように下流側の攪拌混合通路33に導かれ、該攪拌混合通路33において下流側攪拌スクリュー29によって攪拌・混合された現像液Lは矢印R方向に移動され、その下流端で第2連通路35によって、矢印Sで示すように攪拌混合通路32の上流端に導かれる。又、補給部36から補給路37に補給されたトナー液とキャリア液は、上流側攪拌混合通路32の現像液に混入され、上流側攪拌スクリュー26によって攪拌混合される。
次に、前記現像部22について説明すると、この現像部22は、前記現像液貯溜容器23の上端部に嵌合固定される支持枠体41を備えている。この支持枠体41には現像液担持体としての現像ローラ42、塗布ローラ43、汲み上げローラ44、ドクタブレード45及び現像クリーニングブレード46が設けられている。現像ローラ42、塗布ローラ43及び汲み上げローラ44は、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
現像液Lは、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中にトナーが高濃度で分散するように調整されている。汲み上げローラ44は現像液Lにその一部が浸かっており、汲み上げた現像液Lを塗布ローラ43に接触回転して塗布ローラ43に現像液Lを塗布する。
そして、塗布ローラ43は、現像液Lを現像ローラ42上に塗布することにより、現像ローラ42上に現像液Lの薄層を形成する。感光体ドラム11上の現像領域においては、この現像液Lによって潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ42上に残留した現像液Lは現像クリーニングブレード46によって現像ローラ42上から除去され、現像液貯溜容器23内の現像液Lを汲み上げた下流側攪拌混合通路33とは反対側の上流側攪拌混合通路32に戻される。
この実施形態では、前記塗布ローラ43、汲み上げローラ44及び上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29等によって現像液を現像ローラ42に供給する供給手段が形成されている。
前記クリーニング手段17について説明する。
前記感光体ドラム11上の転写されなかった転写残現像液は、クリーニング手段17により回収される。クリーニング手段17は、回収された未転写現像液(液状の未転写トナー)を収容するクリーニングケース51を備えている。クリーニングケース51の内部には、クリーニングローラ52、クリーニングブレード53及び搬送スクリュー54が設けられている。クリーニングローラ52は、感光体ドラム11に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより感光体ドラム11と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード53は、クリーニングローラ52よりも下方において、感光体ドラム11に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム11上の転写残現像液を回収除去し、感光体ドラム11を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー54はクリーニングケース51の下部においてクリーニングブレード53で掻き取られた転写残現像液を回収する。
次に、この発明の特徴的構成を説明する。
図1に示すように汲み上げローラ44から側方に離隔した前記上流側攪拌スクリュー26の攪拌羽根26aの外径D1寸法は、前記汲み上げローラ44と上下に対応する前記下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aの外径D2寸法よりも大きく設定されている。この実施形態では、上流側攪拌スクリュー26の攪拌羽根26aの外径D1寸法を大きくすることにより、上流側攪拌スクリュー26自体にスペース低減手段としての機能を付与している。又、前記汲み上げローラ44の下端部は前記下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aの外周縁に近接するように配置されている。さらに、前記現像液貯溜容器23の左側内側面には下流側の前記攪拌混合通路33の内部に進入して前記下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aの外周面に近接するようにスペース低減手段としてのスペース低減部材61が装着されている。前記現像液Lの液面の高さ位置は、図1に実線で示すように汲み上げローラ44の回転中心Oよりも若干下の位置に保たれるように調整される。この調整は現像液Lの液位センサ(図示略)により検出された信号に基づいて補給部36に補給されるトナー液及びキャリア液の量を調整することにより行われる。
上記実施形態では、上流側攪拌混合通路32の内部に収容された上流側攪拌スクリュー26の攪拌羽根26aの外径D1寸法を、下流側攪拌混合通路33内に収容された下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aの外径D2寸法よりも大きく設定したので、図1に示すように上流側攪拌スクリュー26によって攪拌されない現像液Lの滞留スペース(図3の滞留スペースS1)を低減することができる。従って、無駄な現像液Lの滞留スペースを少なくすることができ、上流側攪拌スクリュー26による現像液Lの攪拌・混合効率を向上することができ、適正な現像を行い、画像の品質を向上することができる。
又、上記実施形態では、現像液貯溜容器23に貯溜される現像液Lの貯溜量を少なくすることもでき、現像液貯溜容器23の小型化を図ることができる。現像液Lの液面の高さは、同じでも現像液貯溜容器23内の滞留スペースを低減することにより現像液Lの貯留量を70〜80%にすることができる。
さらに、上記実施形態では、外径D2寸法の小さい下流側攪拌スクリュー29の攪拌羽根29aと対応して前記汲み上げローラ44を配設したので、該ローラ44を現像液Lの内部に適正深さ浸漬することができる。このため、汲み上げローラ44の外周面に現像液Lを適正量だけ付着させて塗布ローラ43に確実に受け渡すことができる。
加えて、上記実施形態では、現像液貯溜容器23の下流側攪拌混合通路33側の内側面にスペース低減部材61を装着したので、下流側攪拌スクリュー29によって攪拌されない現像液Lの滞留スペースを低減することができる。従って、無駄な現像液Lの滞留スペース(図3の滞留スペースS2)を少なくすることができ、下流側攪拌スクリュー29による現像液Lの攪拌・混合効率を向上することができる。このスペース低減部材61は、現像液Lの液面までの高さであれば、最低限の機能を果たすことができる。
なお、上流側攪拌スクリュー26と下流側攪拌スクリュー29の直径D1,D2を変えないで、上流側攪拌スクリュー26よりも下流側攪拌スクリュー29を下に配置しても図3に示す滞留スペースS1を低減することができる。しかし、上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29の最下限位置が変化するので、上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29間での現像液Lの受渡しが上手く行えない。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 前記区画板31及びスペース低減部材61の形状は、スペース低減の観点からは、下流側攪拌スクリュー26、下流側攪拌スクリュー29及び汲み上げローラ44の外周面に対応した円弧状が望ましい。しかし、下流側攪拌スクリュー29及び汲み上げローラ44の受渡し部では、現像液Lに圧力がかかるので少し逃がしておくのがよい。
○ 前記上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29に代えて、別の攪拌部材を用いてもよい。
○ 前記区画板31を前記上流側攪拌スクリュー26と汲み上げローラ44との間に延長して配設し、区画板31にスペース低減手段としての機能を付与してもよい。
○ 例えば、攪拌スクリュー等の攪拌部材を三列以上に配設してもよい。又、三つ以上の攪拌部材を閉環状に配設してもよい。
○ 上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29による現像液Lの送り量を同じにするために羽根26a,29aのピッチを相違させたり、上流側及び下流側攪拌スクリュー26,29のそれぞれの回転数を相違させたりしてもよい。
図1において、上流側攪拌スクリュー26の直径D1を25mm、下流側攪拌スクリュー29の直径D2を20mm、汲み上げローラ44の直径D3を20mmとした。又、下流側攪拌スクリュー26の最上端と、汲み上げローラ44の最下端がほぼ同じ高さ位置に設定したので、上流側攪拌スクリュー26の最上端は、汲み上げローラ44の最下端よりも約5mm高い位置にある。さらに、上流側攪拌スクリュー26が2〜3mm程度隠れるように現像液Lの量を調整する。この状態では、汲み上げローラ44の直径D3の約1/3(回転中心位置よりも若干下の位置)が現像液Lに浸かることになる。
本発明の液体現像装置の横断面図。 液体現像装置の現像液供給器の一部の部材を省略した平面図。 従来の液体現像装置の横断面図。
符号の説明
L…現像液、S1…滞留スペース、23…現像液貯溜容器、26…上流側攪拌スクリュー、29…下流側攪拌スクリュー、31…区画板、44…汲み上げローラ、61…スペース低減部材。

Claims (4)

  1. 画像情報に基づいて静電潜像を形成可能な像担持体と、
    上記像担持体の外周面にトナーとキャリア液からなる現像液を付着して静電潜像を現像する現像液担持体と、
    前記現像液を貯溜する現像液貯溜容器と、
    前記現像液貯溜容器内の現像液を前記現像液担持体に供給する供給手段と、
    前記現像液貯溜容器内に収容され、かつ現像液を攪拌・混合して巡回させる攪拌部材と
    を備えた液体現像装置において、
    前記現像液貯溜容器の内側面と前記攪拌部材との間の現像液の滞留スペースを低減するためのスペース低減手段を設けたことを特徴とする液体現像装置。
  2. 請求項1において、前記攪拌部材は、所定位置において回転されるスパイラル状の上流側及び下流側攪拌スクリューであって、前記スペース低減手段は、前記供給手段を構成する汲み上げローラから側方に離隔した上流側攪拌スクリューの外径寸法を、前記汲み上げローラと上下に対応する下流側攪拌スクリューの外径寸法よりも大きく設定することにより構成されていることを特徴とする液体現像装置。
  3. 請求項1又は2において、前記スペース低減手段は、前記現像液貯溜容器の内側面に張り出し形成されたスペース低減部材であることを特徴とする液体現像装置。
  4. 請求項2又は3において、前記一対の攪拌部材の間には、区画板が設けられ、該区画板にはスペース低減手段としての機能が付与されていることを特徴とする液体現像装置。
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