JP2007322300A - 加速度センサの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造歩留まりの向上を図った加速度センサの製造方法を提供する。
【解決手段】加速度センサが、第2の構造体の底面に基体を接合して、第1の構造体、前記第2の構造体、および基体を含む接合部材を形成するステップと、凝固点が0℃より高いシリコーンオイル又はこれを主成分とする高分子系凝固剤を、前記接合部材の内部に充填させるステップと、前記充填された高分子系凝固剤を冷却して固化させるステップと、前記第1、第2の構造体が作成された領域に対応して前記接合部材を切断し、前記固化された高分子系凝固剤が充填された接合部材の切片を形成するステップと、前記固化した前記高分子系凝固剤を液化又は昇華させて、前記切片内から除去するステップと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加速度を検出する加速度センサの製造方法に関する。
シリコン層/酸化シリコン層/シリコン層の3層構造をもったSOI(Silicon On Insulator)基板をエッチングして、加速度を検出する加速度センサを製造する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、
特開2003−329702号公報
ここで、加速度センサは、例えば、複数の加速度センサが縦横に配列された半導体ウエハをダイシングして、同時に効率よく製造することができる。
しかしながら、ダイシング時の切屑が、加速度センサ内の重量部の変位を可能とする空間に入ってしまうと洗浄が困難で、加速度の検出が阻害されるおそれがあり、その結果、加速度センサの製造歩留まりが低下する可能性があることが判った。また、ダイシング時に吹き付ける水等の圧力により、梁部(接続部)が損傷してしまい加速度センサの製造歩留まりが低下する可能性があることも判った。
上記に鑑み、本発明は製造歩留まりの向上を図った加速度センサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る加速度センサの製造方法は、第1の半導体材料からなる第1の層、酸化物からなる第2の層、および第2の半導体材料からなる第3の層が順に積層されてなる半導体基板の前記第1の層をエッチングして、開口を有する固定部と、この開口内に配置され、かつ前記固定部に対して変位する変位部と、前記固定部と前記変位部とを接続する接続部と、を有する第1の構造体を形成するステップと、前記第3の層をエッチングして、前記変位部に接合される重量部と、前記重量部を囲んで配置され、かつ前記固定部に接合される台座と、を有する第2の構造体を形成するステップと、前記第2の構造体の底面に基体を接合して、前記第1、第2の構造体、および基体を含む接合部材を形成するステップと、凝固点が0℃より高いシリコーンオイル又はこれを主成分とする高分子系凝固剤を、前記接合部材の内部に充填させるステップと、前記充填された高分子系凝固剤を冷却して固化させるステップと、前記第1、第2の構造体が作成された領域に対応して前記接合部材を切断し、前記固化された高分子系凝固剤が充填された接合部材の切片を形成するステップと、前記固化した前記高分子系凝固剤を液化又は昇華させて、前記切片内から除去するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、製造歩留まりの向上を図った加速度センサの製造方法を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る加速度センサ100を表す斜視図である。また、図2は加速度センサ100を分解した状態を表す分解斜視図である。図3は、加速度センサ100を図1のA−Aに沿って切断した状態を表す一部断面図である。なお、見やすさを考慮し、図1〜図3において第1の構造体110上の配線の図示を省略している。
加速度センサ100は、互いに積層して配置される第1の構造体110、接合部120、第2の構造体130、および基体140を有する。なお、図2では、見やすさのために、接合部120の記載を省略している。
第1の構造体110、接合部120、第2の構造体130、基体140は、その外周が例えば、1mmの辺の略正方形状であり、これらの高さはそれぞれ、例えば、3〜12μm、0.5〜3μm、600〜725μm、600μmである。
第1の構造体110、接合部120、第2の構造体130はそれぞれ、シリコン、酸化シリコン、シリコンから構成可能であり、シリコン/酸化シリコン/シリコンの3層構造をなすSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて製造可能である。また、基体140は、例えば、ガラス材料で構成できる。
第1の構造体110は、外形が略正方形であり、固定部111、変位部112、接続部113a〜113dから構成される。第1の構造体110は、半導体材料の膜をエッチングして開口部115を形成することで、作成できる。
固定部111は、外周、内周(開口)が共に略正方形の枠形状の基板である。固定部111は、後述の台座131と形状が対応し、かつ接合部120によって台座131と接合される。
変位部112は、外周が略正方形の基板であり、固定部111の開口の中央近傍に配置される。
接続部(梁)113a〜113dは略長方形の基板であり、固定部111と変位部112とを4方向(X正方向、X負方向、Y正方向、Y負方向)で接続する。
接続部113a〜113dは、撓みが可能な梁として機能する。接続部113a〜113dが撓むことで、変位部112が固定部111に対して変位可能である。具体的には、変位部112が固定部111に対して、Z正方向、Z負方向に直線的に変位する。また、変位部112は、固定部111に対してX軸およびY軸を回転軸とする正負の回転が可能である。即ち、ここでいう「変位」には、移動および回転(Z軸方向での移動、X、Y軸での回転)の双方を含めることができる。
変位部112の変位(移動および回転)を検知することで、X、Y、Zの3軸方向の加速度を測定することができる。
接続部113a〜113d上に、12個のピエゾ抵抗素子R(Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4)が配置されている。このピエゾ抵抗素子Rは、抵抗の変化として接続部113a〜113dの撓み(あるいは、歪み)、ひいては変位部112の変位を検出するためのものである。なお、この詳細は後述する。
第2の構造体130は、外形が略正方形であり、台座131および重量部132(132a〜132e)、突出部134から構成されている。第2の構造体130は、半導体材料の基板をエッチングして開口部133を形成することで、作成可能である。なお、台座131と、重量部132とは、互いに高さがほぼ等しく、また開口部133によって分離され、相対的に移動可能である。
台座131は、外周、内周(開口部133)が共に略正方形の枠形状の基板である。台座131は固定部111と対応した形状を有し、接合部120によって固定部111に接続される。
重量部132は、質量を有し、加速度によって力を受ける重錘、あるいは作用体として機能する。即ち、加速度が印加されると、重量部132の重心に力が作用する。
重量部132は、略直方体形状の重量部132a〜132eに区分される。中心に配置された重量部132aに4方向から重量部132b〜132eが接続され、全体として一体的に変位(移動、回転)が可能となっている。即ち、重量部132aは、重量部132b〜132eを接続する接続部として機能する。
重量部132aは、変位部112と対応する略正方形の断面形状を有し、接合部120によって変位部112と接合される。この結果、重量部132に加わった加速度に応じて変位部112が変位し、その結果、加速度の測定が可能となる。
重量部132b〜132eはそれぞれ、第1の構造体110の開口部115に対応して配置される。重量部132が変位したときに重量部132b〜132eが接続部113a〜113dに接触しないようにするためである(重量部132b〜132eが接続部113a〜113dに接触すると、加速度の検出が阻害される)。
重量部132a〜132eによって、重量部132を構成しているのは、加速度センサ100の小型化と高感度化の両立を図るためである。加速度センサ100を小型化(小容量化)すると、重量部132の容量も小さくなり、その質量が小さくなることから、加速度に対する感度も低下する。接続部113a〜113dの撓みを阻害しないように重量部132b〜132eを分散配置することで、重量部132の質量を確保している。この結果、加速度センサ100の小型化と高感度化の両立が図られる。
突出部134は、重量部132と基体140との間に間隙(ギャップ)を確保し、重量部132の変位を可能にするためのものである。
突出部134は、台座131と一体的に構成され、外周、内周が共に略正方形の枠形状の基板である。突出部134の外周は、台座131の外周と一致し、突出部134の内周は、台座131の内周より大きい。
接合部120は、既述のように、第1、第2の構造体110、130を接続するものである。接合部120は、固定部111と台座131を接続する接合部121と、変位部112と重量部132aを接続する接合部122に区分される。接合部120は、これ以外の部分では、第1、第2の構造体110、130を接続していない。接続部113a〜113dの撓み、および重量部132b〜132eの変位を可能とするためである。
なお、接合部121、122は、シリコン酸化膜をエッチングすることで構成可能である。
基体140は、第2の構造体130の突出部134と接合され、第1、第2の構造体110、130を支持するためのものであり、その上面に接合防止層141が配置される。
基体140は、例えば、ガラス材料からなり、略直方体の外形を有する。
基体140と突出部134は、例えば、陽極接合によって接続される。基体140と突出部134とを接触させて加熱した状態で、これらの間に電圧を印加することで、接合がなされる。
接合防止層141は、重量部132と基体140との接合を防止するためのものである。前述の陽極接合の際に、基体140に重量部132が接触することで、これらが接合され、加速度センサ100が動作不良となる可能性がある。
突出部134の下面に対応する領域には、接合防止層141が配置されない。接合防止層141の構成材料として、例えば、Crを用いることができる。
(加速度センサ100の動作)
加速度センサ100による加速度の検出の原理を説明する。既述のように、接続部113a〜113dには、合計12個のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4が配置されている。
これら各ピエゾ抵抗素子は、シリコンからなる接続部113a〜113dの上面付近に形成されたP型もしくはN型の不純物ドープ領域によって構成できる。
3組のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4が、接続部113a〜113d上のX軸方向、Y軸方向、X軸方向に一直線に並ぶように配置される。
なお、ピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Rz1〜Rz4は、接続部113a〜113dによって配置が異なる。これはピエゾ抵抗素子Rによる接続部113a〜113dの撓みの検出をより高精度化するためである。
3組のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4はそれぞれ、重量部132のX、Y、Z軸方向成分の変位を検出するX、Y、Z軸方向成分変位検出部として機能する。なお、4つのピエゾ抵抗素子Rz1〜Rz4は、必ずしもX軸方向に配置する必要はなく、Y軸方向に配置してもよい。
ピエゾ抵抗素子Rの伸び(+)、縮み(−)の組み合わせと、その伸び縮みの量それぞれから、加速度の方向および量を検出することができる。ピエゾ抵抗素子Rの伸び、縮みは、ピエゾ抵抗素子Rの抵抗の変化として検出できる。
例えば、接続部113a〜113dの構成材料の結晶面指数が{100}で、ピエゾ抵抗素子Rの長手方向での結晶方向が<110>の場合を考える。ここで、各ピエゾ抵抗素子RがシリコンへのP型不純物ドープによって構成されているとする。このときには、ピエゾ抵抗素子Rの長手方向での抵抗値は、伸び方向の応力が作用したときには増加し、縮み方向の応力が作用した場合には減少する。
なお、ピエゾ抵抗素子RをシリコンへのN型不純物ドープによって構成した場合には、抵抗値の増減が逆になる。
図4A〜図4Cはそれぞれ、ピエゾ抵抗素子Rの抵抗からX、Y、Zの軸方向それぞれでの加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。この検出回路では、X、Y、Zの軸方向の加速度成分をそれぞれ検出するために、4組のピエゾ抵抗素子からなるブリッジ回路を構成し、そのブリッジ電圧を検出している。
これらのブリッジ回路では入力電圧Vin(Vx_in、Vy_in、Vz_in)それぞれに対する出力電圧Vout(Vx_out、Vy_out、Vz_out)の関係は以下の式(1)〜(3)で表される。
Vx_out/Vx_in=
[Rx4/(Rx1+Rx4)−Rx3/(Rx2+Rx3)] ……式(1)
Vy_out/Vy_in=
[Ry4/(Ry1+Ry4)−Ry3/(Ry2+Ry3)] ……式(2)
Vz_out/Vz_in=
[Rz3/(Rz1+Rz3)−Rz4/(Rz2+Rz4)] ……式(3)
加速度とピエゾ抵抗Rの伸び縮み量が比例し、さらにピエゾ抵抗素子Rの伸び縮の量と抵抗値Rの変化とが比例する。この結果、入力電圧に対する出力電圧の比(Vxout/Vxin、Vyout/Vyin、Vzout/Vzin)は加速度と比例し、X、Y、Z軸それぞれでの加速度を分離して測定することが可能となる。
(加速度センサ100の作成)
加速度センサ100の作成工程につき説明する。
図5は、加速度センサ100の作成手順の一例を表すフロー図である。また、図6A〜図6Nは、図3に対応し、図5の作成手順における加速度センサ100の状態を表す断面図である。
(1)半導体基板Wの用意(ステップS11、および図6A)
図6Aに示すように、第1、第2、第3の層11、12、13の3層を積層してなる半導体基板Wを用意する。
第1、第2、第3の層11、12、13はそれぞれ、第1の構造体110、接合部120、第2の構造体130を構成するための層であり、ここでは、シリコン、酸化シリコン、シリコンからなる層とする。
シリコン/酸化シリコン/シリコンの3層構造をもった半導体基板Wは、例えば、シリコン基板上にシリコン酸化膜を積層した基板と、シリコン基板とを接合後、後者のシリコン基板を薄く研磨することで作成できる(いわゆるSOI基板)。また、半導体基板Wは、シリコン基板上に、シリコン酸化膜、シリコン膜を順に積層することでも作成できる。
第2の層12を第1、第3の層11、13とは異なる材料から構成しているのは、第1、第3の層11、13とエッチング特性を異ならせ、エッチングのストッパ層として利用するためである。第1の層11に対する上面からのエッチング、および第3の層13に対する下面からのエッチングの双方で、第2の層12がエッチングのストッパ層として機能する。
なお、ここでは第1の層11と第3の層13とを同一材料(シリコン)によって構成するものとするが、第1、第2、第3の層11、12、13のすべてを異なる材料によって構成しても良い。
(2)第1の構造体110の作成(第1の層10のエッチング、ステップS12、および図6B)
第1の層11をエッチングすることにより、開口部115を形成し、第1の構造体110を形成する。即ち、第1の層11に対して浸食性を有し、第2の層12に対して浸食性を有しないエッチング方法を用いて、第1の層11の所定領域(開口部115)に対して、第2の層12の上面が露出するまで厚み方向にエッチングする。
第1の層11の上面に、第1の構造体110に対応するパターンをもったレジスト層を形成し、このレジスト層で覆われていない露出部分を垂直下方に浸食する。このエッチング工程では、第2の層12に対する浸食は行われないので、第1の層11の所定領域(開口部115)のみが除去される。
図6Bは、第1の層11に対して、上述のようなエッチングを行い、第1の構造体110を形成した状態を示す。
(3)第2の構造体130の作成(第3の層13のエッチング、ステップS13、および図6C、図6D)
第2の構造体130は2段階に区分して作成される。
1)突出部134の形成(図6C)
第3の層13の下面に、突出部134に対応するパターンをもったレジスト層を形成し、このレジスト層で覆われていない露出部分を垂直上方へと浸食させる。この結果、第3の層13の下面に窪み(凹部)21が形成される。この窪み21の外周が突出部134である。
2)台座131および重量部132の形成(図6D)
第3の層13の窪み21をさらにエッチングすることにより、開口部133を形成し、第2の構造体130を形成する。即ち、第3の層13に対して浸食性を有し、第2の層12に対して浸食性を有しないエッチング方法により、第3の層13の所定領域(開口部133)に対して、第2の層12の下面が露出するまで厚み方向へのエッチングを行う。
第3の層13の下面に、第2の構造体130に対応するパターンをもったレジスト層を形成する。窪み21内のレジスト層で覆われていない露出部分を垂直上方へと浸食させる。このエッチング工程では、第2の層12に対する浸食は行われないので、第3の層13の所定領域(開口部133)のみが除去される。
図6Dは、第3の層13に対して、上述のようなエッチングを行い、第2の構造体130を形成した状態を示す。
なお、上述した第1の層11に対するエッチング工程(ステップS12)と、第3の層13に対するエッチング工程(ステップS13)の順序は入れ替えることができる。いずれのエッチング工程を先に行ってもかまわないし、同時に行っても差し支えない。
(4)接合部120の作成(第2の層12のエッチング、ステップS14、および図6E)
第2の層12をエッチングすることにより、接合部120を形成する。即ち、第2の層12に対しては浸食性を有し、第1の層11および第3の層13に対しては浸食性を有しないエッチング方法により、第2の層12に対して、その露出部分から厚み方向および層方向にエッチングする。
以上の製造プロセスにおいて、第1の構造体110を形成する工程(ステップS12)と、第2の構造体130を形成する工程(ステップS13)では、次の2つの条件を満たすエッチング法を行う必要がある。
第1の条件は、各層の厚み方向への方向性を持つことである。第2の条件は、シリコン層に対しては浸食性を有するが、酸化シリコン層に対しては浸食性を有しないことである。第1の条件は、所定寸法をもった開口部や溝を形成するために必要な条件であり、第2の条件は、酸化シリコンからなる第2の層12を、エッチングストッパ層として利用するために必要な条件である。
第1の条件を満たすエッチング方法として、誘導結合型プラズマエッチング法(ICPエッチング法:Inductively-Coupled Plasma Etching Method )を挙げることができる。このエッチング法は、垂直方向に深い溝を掘る際に効果的な方法であり、一般に、DRIE(Deep Reactive Ion Etching )と呼ばれているエッチング方法の一種である。
この方法では、材料層を厚み方向に浸食しながら掘り進むエッチング段階と、掘った穴の側面にポリマーの壁を形成するデポジション段階と、を交互に繰り返す。掘り進んだ穴の側面は、順次ポリマーの壁が形成されて保護されるため、ほぼ厚み方向にのみ浸食を進ませることが可能になる。
一方、第2の条件を満たすエッチングを行うには、酸化シリコンとシリコンとでエッチング選択性を有するエッチング材料を用いればよい。例えば、エッチング段階では、SFガス、およびOガスの混合ガスを、デポジション段階では、Cガスを用いることが考えられる。
第2の層12に対するエッチング工程(ステップS13)では、次の2つの条件を満たすエッチング法を行う必要がある。第1の条件は、厚み方向とともに層方向への方向性をもつことであり、第2の条件は、酸化シリコン層に対しては浸食性を有するが、シリコン層に対しては浸食性を有しないことである。
第1の条件は、不要な部分に酸化シリコン層が残存して重量部132の変位の自由度を妨げることがないようにするために必要な条件である。第2の条件は、既に所定形状への加工が完了しているシリコンからなる第1の構造体110や第2の構造体130に浸食が及ばないようにするために必要な条件である。
第1、第2の条件を満たすエッチング方法として、バッファド弗酸(例えば、HF=5.5wt%、NHF=20wt%の混合水溶液)をエッチング液として用いるウェットエッチングを挙げることができる。
(5)基体140の接合(ステップS15、および図6F、図6G)
1)基体140への接合防止層141の形成(図6F)
基体140に接合防止層141を形成する。例えば、スパッタリングによって、基体140の上面にCrの層を形成する。さらに、レジストをマスクとするエッチングにより、突出部134の下面に対応するように、この層の外周を除去する。突出部134と基体140との接合を確保しつつ、重量部132と基体140との接合を防止するためである。
2)半導体基板Wと基体140の接合(図6G)
半導体基板Wと基体140とを接合する。基体140と突出部134それぞれの構成材料がガラスおよびSiの場合、陽極接合(静電接合ともいう)が可能となる。
基体140と突出部134とを接触させて加熱した状態で、これらの間に電圧を印加する。加熱によって基体140のガラスが軟化する。また、ガラス中に含まれる可動イオン(例えば、Naイオン)の移動によって、基体140のガラスにナトリウム欠乏層が生成される。具体的には、可動イオンがガラス中を接合面と反対方向に移動してガラス表面に析出し、ガラス中の接合面近傍にナトリウム欠乏層が生成される。この結果、基体140と突出部134間に電気的二重層が発生し、その静電引力によりこれらが接合される。
このとき、接合防止層141が、基体140と重量部132間でのイオンの移動を制限する。この結果、基体140と重量部132間での接合が防止される。
(6)半導体基板W、基体140のダイシング(ステップS16および図6H〜図6M)
1)基体140の底面にダイシングパッド22を接続する(図6H)。ダイシングパッド22は、粘着性を有するフィルムであり、半導体基板Wおよび基体140をダイシングして加速度センサ100を切り出すときに、加速度センサ100を固定するためのものである。なお、ダイシングパッド22の表面には、紫外線を照射することで、粘着性が低減される粘着材が塗布されている。
図6Hは、加速度センサ100が複数形成された半導体基板Wおよび基体140にダイシングパッド21を接続した状態を表す模式図である。
2)高分子系凝固剤23の滴下
例えば23℃で、液状の高分子系凝固剤23を半導体基板Wおよび基体140に滴下し、少なくとも、半導体基板Wおよび基体140の内部、具体的には、重量部132と台座131との間、重量部132と基体140との間、及び接続部113a〜113dと基体140との間に介在させる(図6I)。
前記高分子系凝固剤は、半導体基板Wおよび基体140の内部のみならず、表面上にも充填されることが好ましい。ダイシング時の切屑が、加速度センサ100内(半導体基板Wおよび基体140の内部)に入ることをより確実に防止でき、また、ダイシング時に吹き付ける水等の圧力により、接続部113a〜113d(梁部)が損傷することもより確実に防止できるからである。
本発明に用いる高分子系凝固剤23としては、例えば、シリコーンオイル又はこれを主成分とするものを適用できる。シリコーンオイルとしては、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の低分子シリコーンオイルないし4量体の環状シリコーンオイル、環状ポリジメチルシロキサン、環状ジメチルシリコーンオイル等が挙げられる。本実施の形態では、高分子系凝固剤23として、オクタメチルシクロテトラシロキサン(東レ・ダウコーニング株式会社製、融点17.5℃、沸点175℃)を使用した。この本実施の形態で使用した高分子系凝固剤23は、0℃に近い水で冷却した場合でも凍結に要する時間が極めて短い。
後述する冷却による固化が容易なため、高分子系凝固剤23の凝固点は、水(0℃)よりも高いことが好ましい。また、高分子系凝固剤23の滴下が容易であるため、凝固点が常温付近であることがさらに好ましい。
3)ダイシングパッド22が貼り付けられ、高分子系凝固剤23が滴下された半導体基板Wおよび基体140をダイシング装置(図示せず)のステージ27にセット(載置)し、冷却して高分子系凝固剤23を凍結固化する。(図6J)。
冷却手段は、特に限定されるものではなく、例えば、ステージ27内部に流体通路(図示せず)を形成し、この流体通路に例えば0℃に近い水等の冷却媒体を流通させて、高分子系凝固剤23を凝固点以下まで冷却することができる。
4)半導体基板Wおよび基体140にダイシングソー等で切れ込みを入れ、切片を形成する(図6K)。このとき、例えば0℃に近い水等の冷却液を用い、切断箇所の加熱を制限する。
ダイシング後、ダイシング装置から半導体基板Wおよび基体140を取り出し、例えば0℃に近い水等で、ダイシング時の切屑を洗い流し、半導体基板Wおよび基体140を洗浄する。
5)高分子系凝固剤23の液化又は昇華
高分子系凝固剤23を液化又は昇華させて除去する(図6L)。
この高分子系凝固剤23の液化又は昇華は、例えば、a.半導体基板Wおよび基体140を加熱プレートに載せて、例えば100℃に加熱して液化させる、b.例えば23℃で、Nガス等を吹き付けて昇華させる、c.例えば23℃で、真空引きして昇華させる等により可能である。これらの方法によって、容易かつ短時間に高分子系凝固剤23を加速度センサ100内から除去することができる。
6)加速度センサ100の取り出し
突き出しピン24で基体140の下面を押して、加速度センサ100(切片)を基板Wから持ち上げ、真空チャック25の吸引口26で吸引する(図6M、図6N)。このとき、ダイシングパッド22の粘着剤に紫外線(UV)を照射して、その粘着性を低減し、加速度センサ100がダイシングパッド22から容易に離間されるようにする。なお、真空チャック25で吸引せずに、ロボット等によって加速度センサ100(切片)を拾い上げてもよい。
以上のように、本実施形態の加速度センサ100の製造方法によれば、ダイシング時に、少なくとも、加速度センサ100内、具体的には、重量部132と台座131との間、重量部132と基体140との間、及び接続部113a〜113dと基体140との間に凍結固化させた高分子系凝固剤23を充填している。そのため、ダイシング時の切屑が、加速度センサ100内の重量部132の変位を可能とする空間に入ることを有効に防止できる。ダイシング時の切屑により加速度の検出が阻害されることを防止できるので、加速度センサ100の製造歩留まりを向上させることが可能である。また、加速度センサ100内のみならず加速度センサ100の表面(上面)を覆うように高分子系凝固剤23を充填すれば、ダイシング時の切屑が、加速度センサ100内に入ることをより確実に防止でき、加速度センサ100の製造歩留まりをより向上させることができる。
また、ダイシング時に、接続部113a〜113dと基体140との間に凍結固化させた高分子系凝固剤23を充填し、接続部113a〜113dを補強している。そのため、ダイシング時に切断箇所の加熱を制限するために吹き付ける水等の圧力により、接続部113a〜113d(梁部)が損傷することを有効に防止でき、加速度センサ100の製造歩留まりを向上させることが可能である。また、加速度センサ100内のみならず接続部113a〜113dの表面を覆うように高分子系凝固剤23を充填すれば、より強固に接続部113a〜113dを補強できるため、吹き付ける水等の圧力による接続部113a〜113d(梁部)の損傷をより確実に防止でき、加速度センサ100の製造歩留まりをより向上させることができる。
また、高分子系凝固剤23の凝固点が、0℃よりも高い場合には、冷却温度が0℃より高くても、加速度センサ100内等に充填された高分子系凝固剤23を凍結固化させることが可能である。そのため、例えばダイシング装置のステージ27等の内部に流体通路を形成し、この流体通路に水を流通させて、高分子系凝固剤23を固化させることができるため、装置コスト等を極めて安価にすることが可能である。
また、本実施の形態で使用した高分子凝固剤23は、凍結に要する時間が極めて短い。また、高分子系凝固剤23の凝固点よりも高い温度にして、高分子系凝固剤23を固相から液相等の状態にすることにより、容易かつ短時間に高分子系凝固剤23を加速度センサ100内から除去することができる。そのため、能率的な加速度センサ100の製造が可能である。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る加速度センサを表す斜視図である。 図1の加速度センサを分解した状態を表す分解斜視図である。 図1のA−Aに沿って切断した状態を表す一部断面図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からX軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からY軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からZ軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 加速度センサの作成手順の一例を表すフロー図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図5の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。
符号の説明
100 加速度センサ
110 第1の構造体
111 固定部
112 変位部
113a〜113d 接続部
115 開口部
120 接合部
121 接合部
122 接合部
130 第2の構造体
131 台座
132(132a-133e) 重量部
133 開口部
134 突出部
140 基体
141 接合防止層
Rx1-Rx4,Ry1-Ry4,Rz1-Rz4 ピエゾ抵抗素子
22 ダイシングパッド
23 高分子系凝固剤
24 突き出しピン
25 真空チャック
26 吸引口
27 ステージ

Claims (5)

  1. 第1の半導体材料からなる第1の層、酸化物からなる第2の層、および第2の半導体材料からなる第3の層が順に積層されてなる半導体基板の前記第1の層をエッチングして、開口を有する固定部と、この開口内に配置され、かつ前記固定部に対して変位する変位部と、前記固定部と前記変位部とを接続する接続部と、を有する第1の構造体を形成するステップと、
    前記第3の層をエッチングして、前記変位部に接合される重量部と、前記重量部を囲んで配置され、かつ前記固定部に接合される台座と、を有する第2の構造体を形成するステップと、
    前記第2の構造体の底面に基体を接合して、前記第1、第2の構造体、および基体を含む接合部材を形成するステップと、
    凝固点が0℃より高いシリコーンオイル又はこれを主成分とする高分子系凝固剤を、前記接合部材の内部に充填させるステップと、
    前記充填された高分子系凝固剤を冷却して固化させるステップと、
    前記第1、第2の構造体が作成された領域に対応して前記接合部材を切断し、前記固化された高分子系凝固剤が充填された接合部材の切片を形成するステップと、
    前記固化した前記高分子系凝固剤を液化又は昇華させて、前記切片内から除去するステップと、
    を有することを特徴とする加速度センサの製造方法。
  2. 前記基体の底面に粘着性の膜を貼り付けるステップと、
    前記領域に対応するように前記膜の底面を押圧して、前記切片を押し出すステップと、
    前記押し出された切片を吸引する又は拾い上げるステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の加速度センサの製造方法。
  3. 前記高分子系凝固剤を充填させるステップにおいて、前記接合部材の内部及び表面上に前記高分子系凝固剤が充填されることを特徴とする請求項1又は2に記載の加速度センサの製造方法。
  4. 前記接合部材の内部が、少なくとも、前記重量部と前記台座との間、前記重量部と前記基体との間、及び前記接続部と前記基体との間であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加速度センサの製造方法。
  5. 前記第1、第2の半導体材料がいずれもシリコンであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加速度センサの製造方法。
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