JP2007321910A - 断熱材パネルおよび断熱性コンテナ - Google Patents

断熱材パネルおよび断熱性コンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、耐久性があり、高い断熱性を有する断熱材パネルを簡単に製造することにある。
【解決手段】平面正方形または長方形のプラスチックダンボール6,6の一対から構成される箱体10であって、該一対のプラスチックダンボール6,6のうちの一方の左右両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて左右周壁6A,6Aとし、他方の前後両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて前後周壁6B,6Bとし、上記折曲げ加工したプラスチックダンボール6,6の一対を相対して組合わせ、一方の左右周壁6A,6A間に他方の前後周壁6B,6Bを嵌合するかあるいは他方の前後周壁6B,6B間に一方の左右周壁6A,6Aを嵌合することによって構成された箱体10内に、非通気性プラスチックシート3Aの袋3内に多孔質材2を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材1を収容することによって該断熱材1を保護する。
【選択図】 図8

Description

本発明は断熱材パネルおよび該断熱材パネルを使用した断熱性コンテナに関するものである。
〔発明の背景〕
従来、例えばアイスクリーム等の冷凍食品を輸送する場合に使用するコンテナとしては、内側にアルミニウム等の金属を蒸着して断熱性を付与したものが使用されている。
しかし上記断熱性コンテナは断熱性に乏しく、冷凍食品を輸送する時にはドライアイス等の保冷材を多量に投入することが必要であり、その結果コンテナの収容量が減って輸送効率が悪くなると云う問題点がある。
〔従来の技術〕
最近、図1に示すようにプラスチック発泡体(2) を一対の非通気性プラスチックシート(3A)で構成した袋(3) で封じると共に内部を真空にした断熱材(1) が提供されている(例えば特許文献1、2参照)。
特開平9−39138号公報 特開平6−213561号公報
上記断熱材(1) をコンテナの左右側面板、前後面板、および底板の内部に挿入すれば、該コンテナに優れた断熱性を付与することが出来る。しかしシート(3A)が破れると内部の真空が破壊され断熱性が低下してしまう。
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、平面正方形または長方形のプラスチックダンボール(6,6) の一対から構成される箱体(10)であって、該一対のプラスチックダンボール(6,6) のうちの一方の左右両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて左右周壁(6A,6A) とし、他方の前後両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて前後周壁(6B,6B) とし、上記折曲げ加工したプラスチックダンボール(6,6) の一対を相対して組合わせ、一方の左右周壁(6A,6A) 間に他方の前後周壁(6B,6B) を嵌合するかあるいは他方の前後周壁(6B,6B) 間に一方の左右周壁(6A,6A) を嵌合することによって構成された箱体(10)内に、非通気性プラスチックシート(3A)の袋(3) 内に多孔質材(2) を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材(1) を収容した断熱材パネル(11)を提供するものである。
更に本発明は左右側面板(13,13) と、前後面板(14,14) と、底板(15)と、蓋板(16)とからなり、該左右側面板(13,13) 、前後面板(14,14) 、底板(15)および蓋板(16)はそれぞれ内外二重壁構造であって該二重壁構造内に上記の断熱材パネル(11)を挿入した断熱性コンテナ(12)を提供するものである。
〔作用〕
本発明の箱体(10)はプラスチックダンボール(6) を材料とするので剛性に富み、構造強度が大きいので、内部に挿入された断熱材(1) は該箱体(10)に保護され、シート(3A)が破れて内部の真空が破壊され、断熱性が低下することが確実に防止される。
上記箱体(10)は一対の加熱折曲げ加工したダンボール(6,6) によって構成されるので、簡単に製造することが出来る。
上記断熱材パネル(1) をコンテナ(12)の左右側面板(13,13) と、前後面板(14,14) および底板(15)の二重壁構造内に挿入すると、該断熱材パネル(11)によって高い断熱性を有するコンテナ(12)が得られる。
〔効果〕
したがって、本発明においては、耐久性のある優れた断熱性を有する断熱材パネルおよび断熱性コンテナが提供される。
本発明を図1〜図10に示す一実施例によって説明すれば、図1に示す断熱材(1) は多孔質材(2) と、該多孔質材(2) を封入する一対の非通気性プラスチックシート(3A)によって構成される袋(3) とからなり、該袋(3) 内は真空状態とされている。
該多孔質材(2) は例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等のプラスチックの発泡体、綿、フェルト、不織布等の繊維材料等からなる。望ましくは該袋(3) を構成するシート(3A)の外面および/または内面に金属塗膜(6) が形成されている。該金属塗膜(6) はアルミニウム、銅、ニッケル、クロム等の金属を蒸着したり、無電解メッキ等によって形成され、熱反射作用によって該断熱材(1) の断熱効果を増強する。
該断熱材(1) の周縁には該シート(3A)の一対からなる袋(3) で該多孔質材(2) を封入した時に該一対のシート(3A)相互を融着した耳部(4) が存在する。所望なれば該耳部(4) は内側に折込まれ、この状態で図2に示すように該断熱材(1) は該断熱材(1) と略同寸法の外袋(5) に挿入される。このようにして該耳部(4) は内側に折込まれた状態で該外袋(5) に押えられる。
このようにすれば断熱材(1) の耳部(4) が外袋(5) によって保護され、該耳部(4) を介して主として角部からの損傷が防止される。
該外袋(5) は筒状であってもあるいは袋状であってもよく、材料は布、プラスチックシート等である。
図4に示すプラスチックダンボール(6) は多数のうね(7A)を並設した芯材(7) と、該芯材(7) の両面に張設した面板(8,9) とから構成されている。本実施例の場合、該うね(7A)の段面形状はパルス状であるが、波状であってもよい。また面板は該芯材(7) の片面のみに張設されてもよい。
上記プラスチックダンボール(6) は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレンターポリマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性プラスチックを材料とする。
上記プラスチックダンボール(6,6) の一対は、図5に示すように左右両側縁または前後両側縁を該プラスチックダンボール(6,6) の材料である熱可塑性プラスチックの軟化点以上に加熱して折曲げ、それぞれ左右周壁(6A,6A) および前後周壁(6B,6B) を形成する。
こゝに折曲げ線lはプラスチックダンボール(6,6) のうね(7A)に沿う方向(図5矢印に示す)と直交する方向に設定すると、折曲げ加工したプラスチックダンボール(6,6) の高い剛性が確保される。
またこのような折曲げ加工が施されたプラスチックダンボール(6,6) の折曲げ線l内側には図6に示すように軟化した熱可塑性プラスチックの盛り上り部(6C)が形成され、該盛り上り部(6C)の接着力によって、該前後周壁(6B,6B) は安定に立設される。
上記折曲げ加工を施したプラスチックダンボール(6,6) の厚みをtとし、左右周壁(6A,6A) の高さをh1 、前後周壁(6B,6B) の高さをh2 とすると、h2 =h1 −t、左右周壁(6A,6A) 間の巾をW1 、前後周壁(6B,6B) 間の巾をW2 とすると、W1 =W2 、左右周壁(6A,6A) の長さをL1 、前後周壁(6B,6B) 間の外巾をL2 とするとL1 =L2 となるように設定する。
このようにh1 ,h2 ,W1 ,W2 ,L1 ,L2 を設定すると、前後周壁(6B,6B) を形成したプラスチックダンボール(6) は、左右周壁(6A,6A) を形成したプラスチックダンボール(6) にすっぽり嵌り込む状態となる。
図7はこのようにして組立てられた箱体(10)が示される。そして該箱体(10)内には上記断熱材(1) が収容され、断熱材パネル(11)が構成される。
該断熱材(1) の厚みが該箱体(10)の内側高さよりも低い場合には、該箱体(10)内において該断熱材(1) の上側または下側に該断熱材(1) に使用したと同様な多孔質材のシートを敷設してもよい。
上記断熱材パネル(11)は例えば図9および図10に示すコンテナ(12)に使用される。該コンテナ(12)は左右側面板(13,13) と、前後面板(14,14) と、底板(15)および蓋板(16)とからなる。
該左右側面板(13,13) 、前後面板(14,14) 、および底板(15)は内外二枚の布(17,18) で一体的に構成された二重壁構造を有し、該二重壁構造の内部にはそれぞれ上記断熱材パネル(11)が挿入されている。
上記コンテナ(12)は例えば長さ600mm、巾400mm、高さ340mmの寸法に設定される。該コンテナ(12)について保冷テストを行った。即ち該コンテナ(12)にアイスクリームのミニカップ(120ml) を50個入れ、初期温度−20℃に設定し、室温に放置し、6時間後に−20℃を維持出来るドライアイス必要量を測定する。上記コンテナ(12)にあってはドライアイス必要量は4kgであった。比較として該コンテナ(12)から断熱材(1) を抜き取って従来コンテナに相当する構成とし、該コンテナ(12)によって同様な保冷テストを行ったところ、ドライアイスの必要量は10kgであった。
本発明の断熱材パネルは高強度で耐久性があるから、例えば重量や震動等の外力が及ぼされ、過酷な条件下で使用されるコンテナ等の断熱に有用であり、コンテナに使用すれば保冷効率が向上し、保冷材の必要量を減らして冷凍食品等の輸送効率を大巾に向上することが出来る。
図1〜図10は本発明の一実施例を示すものである。
断熱材本体切欠き斜視図 断熱材説明斜視図 断熱材斜視図 プラスチックダンボール部分断面図 折曲げ加工を施した一対のプラスチックダンボールの斜視図 プラスチックダンボール折曲げ加工部分の説明図 箱体斜視図 箱体側断面図 コンテナ開放状態斜視図 コンテナ側断面図
符号の説明
1 断熱材
2 多孔質材(プラスチック発泡体)
3 袋
3A 非通気性プラスチックシート
6 プラスチックダンボール
6A 左右周壁
6B 前後周壁
10 箱体
11 断熱材パネル
12 コンテナ
13 左右側面板
14 前後面板
15 底板
l 折曲げ線

Claims (2)

  1. 平面正方形または長方形のプラスチックダンボールの一対から構成される箱体であって、該一対のプラスチックダンボールのうちの一方の左右両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて左右周壁とし、他方の前後両側縁を加熱折曲げ加工によって折曲げて前後周壁とし、上記折曲げ加工したプラスチックダンボールの一対を相対して組合わせ、一方の左右周壁間に他方の前後周壁を嵌合するかあるいは他方の前後周壁間に一方の左右周壁を嵌合することによって構成された箱体内に、非通気性プラスチックシートの袋内に多孔質材を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材を収容したことを特徴とする断熱材パネル。
  2. 二重壁構造を有する左右側面板、前後面板、および底板からなるコンテナ本体の左右側面板、前後面板、および底板の二重壁構造内に請求項1に記載の断熱材パネルを挿入したことを特徴とする断熱性コンテナ。
JP2006154297A 2006-06-02 2006-06-02 断熱材パネルおよび断熱性コンテナ Withdrawn JP2007321910A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076799A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Geneq Corp 鋼板製コンテナの断熱方法及びその実施に適する高機能断熱シート

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