JP2007320211A - 射出成形機などの断熱カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 取り付けや取り外しを簡易にすると共に異なる機種に円滑に対応することができるようにする。
【解決手段】 可撓性を有する断熱材からなるバンド状のカバー本体2と、このカバー本体に組み込んである板ばね3とを備えており、カバー本体2は板ばね3によってバンドヒータを抱持可能にCリング状に屈曲されており、カバー本体2は内側断熱層部21と外側断熱層部との二重構造となっており、板ばね3は上記内外両側断熱層部の間に配置され保持されていると共に長さ方向に長い孔31を開けてある。
【選択図】 図1
【解決手段】 可撓性を有する断熱材からなるバンド状のカバー本体2と、このカバー本体に組み込んである板ばね3とを備えており、カバー本体2は板ばね3によってバンドヒータを抱持可能にCリング状に屈曲されており、カバー本体2は内側断熱層部21と外側断熱層部との二重構造となっており、板ばね3は上記内外両側断熱層部の間に配置され保持されていると共に長さ方向に長い孔31を開けてある。
【選択図】 図1
Description
この発明は、射出成形機や乾燥機などに使用する断熱カバーに関するものである。
例えば射出成形機では、ホッパから供給された成形材料が材料通路体である加熱筒(加熱シリンダ)内で加熱筒の外周面に設けられているバンドヒータなどの加熱手段によって加熱されて、溶融可塑化されて加熱筒から高圧で金型内に射出される。射出成形機では、加熱手段に通電して加熱筒を加熱する際に、熱の放熱量が多いので、放熱を抑制して省エネルギーを図る見地から、また作業者が高圧となっている加熱筒に接触することを防止するために、断熱カバー(保温カバー、ヒートカバー)が加熱筒や加熱手段の外側を覆っている(実開昭61−95511号公報、特開平9−239798号公報及び特開平10−180827号公報参照)。
上記断熱カバーの従来例として、例えば実開昭61−95511号公報に記載の「射出成形ユニットの保温カバー」は、射出成形ユニットのバンド・ヒータのまわりに巻き付けて、ヒータ端子切欠きを有する可撓性保温層と、継合わせ縁にヒータ端子切欠きを有し、上記保温層を上記バンド・ヒータのまわりに固定するように、上記保温層の外側からそのバンド・ヒータに巻き付けて、上記継合わせ縁を互いにスナップ的に止めるカバーとからなるものである。この保温カバーは、上記保温層により保温効果を高めるものである。
また特開平10−180827号公報ではカバーが加熱筒の外周露出部分を覆い、ヒータによる高温と高電圧から作業者を保護すると共に、保温の役目をしている。
実開昭61−95511号公報
特開平9−239798号公報
特開平10−180827号公報
上記断熱カバーの従来例として、例えば実開昭61−95511号公報に記載の「射出成形ユニットの保温カバー」は、射出成形ユニットのバンド・ヒータのまわりに巻き付けて、ヒータ端子切欠きを有する可撓性保温層と、継合わせ縁にヒータ端子切欠きを有し、上記保温層を上記バンド・ヒータのまわりに固定するように、上記保温層の外側からそのバンド・ヒータに巻き付けて、上記継合わせ縁を互いにスナップ的に止めるカバーとからなるものである。この保温カバーは、上記保温層により保温効果を高めるものである。
また特開平10−180827号公報ではカバーが加熱筒の外周露出部分を覆い、ヒータによる高温と高電圧から作業者を保護すると共に、保温の役目をしている。
上記実開昭61−95511号公報に係る保温カバーは、バンド・ヒータへの取り付け時に、カバーの継合わせ縁を互いにスナップ的に止めるものであるので、保温カバーの取り付けや取り外しが容易となる。しかし、この従来例によると、保温カバーの継合わせ縁を互いに重ね合わせて個々のスナップの位置合わせをしてから順次スナップ止めをする必要があるので、保温カバーの取り付けや取り外しをより一層し易くするためにはさらなる改善の必要があった。また保温カバーによってすべてのバンド・ヒータを一体として覆うことは放出される熱量の損失を防止する上で効果的であるが、保温カバーが大型化して取り扱いに課題があり、また一部の破損によって保温カバー全体を交換する必要があるから維持コストがかかり、さらに射出成形ユニットの外周面から突出しているヒータ端子や温度センサーなどの突起物を逃がすための孔を形成する必要があり、射出成形ユニットの種類によって突起物の位置が異なり、異なる機種ごとに保温カバーを対応させることは容易ではなかった。
上記特開平10−180827号公報に係るカバーについても、上記保温カバーと同様の課題があった。
この発明の目的は、取り付けや取り外しを簡易にすると共に異なる機種に円滑に対応することができるようにすることにある。
上記特開平10−180827号公報に係るカバーについても、上記保温カバーと同様の課題があった。
この発明の目的は、取り付けや取り外しを簡易にすると共に異なる機種に円滑に対応することができるようにすることにある。
この発明の第1の特徴は、可撓性を有する断熱材からなるバンド状のカバー本体と、このカバー本体に組み込んである板ばねとを備えており、上記カバー本体は上記板ばねによって被覆加熱体を抱持可能に屈曲されていることにある。
この発明の第2の特徴は、第1の特徴を備えており、カバー本体が内側断熱層部と外側断熱層部との二重構造となっており、板ばねは上記内外両側断熱層部の間に配置され保持されていることにある。
この発明の第3の特徴は、第1又は第2の特徴を備えており、カバー本体の外面が断熱外被部によって被覆されていることにある。
この発明の第4の特徴は、第1乃至第3のいずれかの特徴を備えており、カバー本体の材質がシリカ繊維であることにある。
この発明の第5の特徴は、第2又は第3の特徴を備えており、内側断熱層部及び外側断熱層部の材質がシリカ繊維及びガラス繊維の中から選択されるものであることにある。
この発明の第6の特徴は、第1乃至第5のいずれかの特徴を備えており、板ばねが孔を開けてあることにある。
この発明の第7の特徴は、第3乃至第6のいずれかの特徴を備えており、断熱外被部の材質がシリカ繊維綿及びガラス繊維綿の中から選択されるものであることにある。
この発明の第2の特徴は、第1の特徴を備えており、カバー本体が内側断熱層部と外側断熱層部との二重構造となっており、板ばねは上記内外両側断熱層部の間に配置され保持されていることにある。
この発明の第3の特徴は、第1又は第2の特徴を備えており、カバー本体の外面が断熱外被部によって被覆されていることにある。
この発明の第4の特徴は、第1乃至第3のいずれかの特徴を備えており、カバー本体の材質がシリカ繊維であることにある。
この発明の第5の特徴は、第2又は第3の特徴を備えており、内側断熱層部及び外側断熱層部の材質がシリカ繊維及びガラス繊維の中から選択されるものであることにある。
この発明の第6の特徴は、第1乃至第5のいずれかの特徴を備えており、板ばねが孔を開けてあることにある。
この発明の第7の特徴は、第3乃至第6のいずれかの特徴を備えており、断熱外被部の材質がシリカ繊維綿及びガラス繊維綿の中から選択されるものであることにある。
この発明によれば、バンド状のカバー本体は板ばねによって被覆加熱体を抱持可能に屈曲されているので、取り付けや取り外しを簡易にすると共に異なる機種に円滑に対応することができる。
図1〜図4において、この発明に係る射出成形機の断熱カバー1は、そのカバー本体2が展開した状態(平坦にした状態)では平面バンド状(帯状)に形成されている(図1及び図2)。カバー本体2は、内側断熱層部21と外側断熱層部22との二重構造となっている。内外両側断熱層部21,22は可撓性を有する断熱材からなり、断熱材として例えばシリカ繊維やガラス繊維などが用いられ、シリカ繊維を用いている場合には肉厚のマット状に形成され、またガラス繊維を用いている場合にはこのガラス繊維を圧縮して肉厚のマット状に形成されている。
カバー本体2内には板ばね3を組み込んである。板ばね3は図2に示すように内外両側断熱層部21,22の間に配置されており、これらの断熱層部によって挟まれた状態で固定されている。
板ばね3は、図1及び図2に示すようにカバー本体2の主要部を占める大きさと長さを有するものである。板ばね3は図1、図2及び図5では内部に孔31が開けられている長円形状のものである。板ばね3は、孔31によって内側に曲げる加工をし易くすると共に、この孔内に内外両側断熱層部21,22の一部が食い込まれるようにして両側断熱層部との一体化が図られている。カバー本体2は、図3及び図4に示すように予め曲げ加工されている板ばね3によってCリング状に屈曲され、その形が保持されている。板ばね3は、その内部でカバー本体2が加熱筒50の本体51の外周に巻かれている被覆加熱体であるバンドヒータ60の外周面を抱合可能である(図3)。カバー本体2は板ばね3によってバンドヒータ60を抱持可能に屈曲されている。カバー本体2の屈曲形状は板ばね3の曲げ加工に追従するものであり、開口部2aを挟んで両側の端部23(図3)が板ばねのばね力に抗して拡開可能である。
板ばね3は、図1及び図2に示すようにカバー本体2の主要部を占める大きさと長さを有するものである。板ばね3は図1、図2及び図5では内部に孔31が開けられている長円形状のものである。板ばね3は、孔31によって内側に曲げる加工をし易くすると共に、この孔内に内外両側断熱層部21,22の一部が食い込まれるようにして両側断熱層部との一体化が図られている。カバー本体2は、図3及び図4に示すように予め曲げ加工されている板ばね3によってCリング状に屈曲され、その形が保持されている。板ばね3は、その内部でカバー本体2が加熱筒50の本体51の外周に巻かれている被覆加熱体であるバンドヒータ60の外周面を抱合可能である(図3)。カバー本体2は板ばね3によってバンドヒータ60を抱持可能に屈曲されている。カバー本体2の屈曲形状は板ばね3の曲げ加工に追従するものであり、開口部2aを挟んで両側の端部23(図3)が板ばねのばね力に抗して拡開可能である。
図1及び図2に示すように、カバー本体2の表面は断熱外被部4によって覆われている。断熱外被部4の材質としてシリカ繊維綿やガラス繊維綿などが用いられている。
カバー本体2の内側断熱層部21と外側断熱層部22とは、図1に示す例では耐熱性繊維糸5による縫製によってその外周部分が接続されている。耐熱性繊維糸5はカバー本体2の外周に沿って配置され、カバー本体2と断熱外被部4とを一体化している。
図3及び図6に示すように、加熱筒50における本体51の外周に加熱手段であるバンドヒータ60が巻かれている。バンドヒータ60は、加熱筒の本体51の外周から突出している温度センサ52との接触を避けるように所定の間隔を置いて配置されている。バンドヒータ60は対の半割体がヒンジ61を中心として開閉可能に連結されているものである。バンドヒータ60を加熱筒50の外周に取り付ける際、対の半割体を開いて上記外周を抱きかかえてから端部のボス62に取り付けてあるボルト63を締め付ける。
64はバンドヒータ60に通電するための通電ケーブルの端子である。
64はバンドヒータ60に通電するための通電ケーブルの端子である。
次に、断熱カバー1の使用方法について図3及び図6を参照して説明する。
予め、加熱筒の本体51に取り付けてあるバンドヒータ60の数に応じた数の断熱カバー1を準備しておく。
図6(ア)に示すように、断熱カバー1を加熱筒の本体51に取り付けてある各バンドヒータ60の上方から下方に向けて順次被せて行く。断熱カバー1をバンドヒータ60に被せる際、端部23を外側に開いた状態のまま内部にバンドヒータを位置させてから、カバー本体を下方に押し込むと、板ばね3のばね力によって自動的にバンドヒータにその上側から嵌め込まれる(図3)。
他の断熱カバー1についても同様の取り付け操作を行う。
このようにして加熱筒50のほぼ全体は図6(イ)に示すように断熱カバー1によって覆われる。
なお、必要に応じて、断熱カバー1のカバー本体2の端部23間は断熱性テープなどを用いて接続して、バンドヒータ60に対するカバー本体2の安定的な取り付け状態を維持するようにする。
この結果、断熱カバー1によって、加熱筒50の外周に取り付けられているバンドヒータ60の外側への放熱が抑制され、そして作業者が加熱筒の加熱部分への接触を効果的に防止することができる。
予め、加熱筒の本体51に取り付けてあるバンドヒータ60の数に応じた数の断熱カバー1を準備しておく。
図6(ア)に示すように、断熱カバー1を加熱筒の本体51に取り付けてある各バンドヒータ60の上方から下方に向けて順次被せて行く。断熱カバー1をバンドヒータ60に被せる際、端部23を外側に開いた状態のまま内部にバンドヒータを位置させてから、カバー本体を下方に押し込むと、板ばね3のばね力によって自動的にバンドヒータにその上側から嵌め込まれる(図3)。
他の断熱カバー1についても同様の取り付け操作を行う。
このようにして加熱筒50のほぼ全体は図6(イ)に示すように断熱カバー1によって覆われる。
なお、必要に応じて、断熱カバー1のカバー本体2の端部23間は断熱性テープなどを用いて接続して、バンドヒータ60に対するカバー本体2の安定的な取り付け状態を維持するようにする。
この結果、断熱カバー1によって、加熱筒50の外周に取り付けられているバンドヒータ60の外側への放熱が抑制され、そして作業者が加熱筒の加熱部分への接触を効果的に防止することができる。
図6(イ)及び図7に示すように、断熱カバー1によって、加熱筒50及びその外周に取り付けられているバンドヒータ60の保温効果を高めるためには、隣接するバンドヒータ60の間の隙間7,7aにおける放熱を抑制することが望ましい。そのために、図7に示すように断熱カバー1より幅の狭い隙間の保温を図るための別の断熱カバー1A,1Bを準備しておき、幅の狭いこれらの断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50の外周を被覆しても良い。
図7及び図8において、断熱カバー1Aは隙間7を覆うものであり、隣接するバンドヒータ60に跨って取り付けられる。カバー本体2Aの開口部2Aaが下向きである。
断熱カバー1Aは幅を除いて断熱カバー1とは実質的に同一構成であり、使用方法も断熱カバー1と同じである。
図7及び図9において、断熱カバー1Bは隙間7aを覆うものであり、隣接するバンドヒータ60に跨って取り付けられる。
断熱カバー1Bは幅及び径を除いて断熱カバー1とは実質的に同一構成である。断熱カバー1Bを使用する際には、図9に示すようにカバー本体2Bの開口部2Baを横向きにしてバンドヒータ60間に巻き付けて、開口部内に温度センサ52が位置するようにする。
図7及び図8において、断熱カバー1Aは隙間7を覆うものであり、隣接するバンドヒータ60に跨って取り付けられる。カバー本体2Aの開口部2Aaが下向きである。
断熱カバー1Aは幅を除いて断熱カバー1とは実質的に同一構成であり、使用方法も断熱カバー1と同じである。
図7及び図9において、断熱カバー1Bは隙間7aを覆うものであり、隣接するバンドヒータ60に跨って取り付けられる。
断熱カバー1Bは幅及び径を除いて断熱カバー1とは実質的に同一構成である。断熱カバー1Bを使用する際には、図9に示すようにカバー本体2Bの開口部2Baを横向きにしてバンドヒータ60間に巻き付けて、開口部内に温度センサ52が位置するようにする。
機種変更に伴って被覆加熱体のサイズ、形状などが変更される場合を考慮して、この変更に対応可能な断熱カバーを準備しておくのが良い。
図10に示す例では、被覆加熱体であるバンドヒータ60Cに対してその幅の変更に伴って、この変更に対応する断熱カバー1Cを用いる。
すなわち、図10に示すように、加熱筒50Cに巻きつけられているバンドヒータ60Cの幅が図6に示すバンドヒータ60より広い場合には、予めバンドヒータ60Cの幅に対応可能な断熱カバー1Cを用いる。
断熱カバー1Cはその幅が広い点を除いて断熱カバー1と同一構成であり、またその使用方法も断熱カバー1のそれと同一である。
加熱筒50Cの温度センサ52Cは図6に示す加熱筒50の温度センサ52に相当しており、またバンドヒータ60Cのヒンジ61C、ボス62C、ボルト63C及び通電ケーブルの端子64Cは、図6に示すバンドヒータ60のヒンジ61、ボス62、ボルト63及び通電ケーブルの端子64にそれぞれ相当している。
断熱カバー1Cによって、加熱筒50C及びその外周に取り付けられているバンドヒータ60Cの保温効果を高めるためには、隣接するバンドヒータ60Cの間の隙間7C,7Caにおける放熱を抑制することが望ましい。そのために、断熱カバー1Cより幅の狭い隙間の保温を図るための別の断熱カバー1A1,1B1を準備しておき、幅の狭いこれらの断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50Cの本体51C外周を被覆しても良い。
断熱カバー1A1,1B1の構成及び使用方法は前記断熱カバー1A,1B(図7)のそれらと実質的に同一である。
断熱カバー1A1の取り付け時にはカバー本体の開口部が下向きであり、また断熱カバー1B1の取り付け時にはカバー本体の開口部2B1aが横向きである。
図10に示す例では、被覆加熱体であるバンドヒータ60Cに対してその幅の変更に伴って、この変更に対応する断熱カバー1Cを用いる。
すなわち、図10に示すように、加熱筒50Cに巻きつけられているバンドヒータ60Cの幅が図6に示すバンドヒータ60より広い場合には、予めバンドヒータ60Cの幅に対応可能な断熱カバー1Cを用いる。
断熱カバー1Cはその幅が広い点を除いて断熱カバー1と同一構成であり、またその使用方法も断熱カバー1のそれと同一である。
加熱筒50Cの温度センサ52Cは図6に示す加熱筒50の温度センサ52に相当しており、またバンドヒータ60Cのヒンジ61C、ボス62C、ボルト63C及び通電ケーブルの端子64Cは、図6に示すバンドヒータ60のヒンジ61、ボス62、ボルト63及び通電ケーブルの端子64にそれぞれ相当している。
断熱カバー1Cによって、加熱筒50C及びその外周に取り付けられているバンドヒータ60Cの保温効果を高めるためには、隣接するバンドヒータ60Cの間の隙間7C,7Caにおける放熱を抑制することが望ましい。そのために、断熱カバー1Cより幅の狭い隙間の保温を図るための別の断熱カバー1A1,1B1を準備しておき、幅の狭いこれらの断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50Cの本体51C外周を被覆しても良い。
断熱カバー1A1,1B1の構成及び使用方法は前記断熱カバー1A,1B(図7)のそれらと実質的に同一である。
断熱カバー1A1の取り付け時にはカバー本体の開口部が下向きであり、また断熱カバー1B1の取り付け時にはカバー本体の開口部2B1aが横向きである。
図11に示す例では、被覆加熱体である加熱筒50D及びバンドヒータ60Dに対して、加熱筒の径が大きくなり、バンドヒータの径や幅の変更に伴って、この変更に対応可能な断熱カバー1Dを用いる。
すなわち、図11に示すように、加熱筒50Dの径が大きく、かつこれに巻き付けられているバンドヒータ60Dの径が図6に示すバンドヒータ60より大きく、幅が幾分狭い場合には、予め上記加熱筒の径及びバンドヒータ60Dの径並びに幅にそれぞれ対応可能な断熱カバー1Dを用いる。
断熱カバー1Dはその径及び幅を除いて断熱カバー1と同一構成であり、断熱カバー1Dの径は断熱カバー1のそれの約2倍である。
断熱カバー1Dの使用方法は、一つのバンドヒータ60Dに対して対の断熱カバーを取り付けてバンドヒータを覆うものである。
なお、加熱筒50Dの温度センサ52Dは図6に示す加熱筒50の温度センサー52に相当しており、またバンドヒータ60Dのヒンジ61D、ボス62D、ボルト63D及び通電ケーブルの端子64Dは、図6に示すバンドヒータ60のヒンジ61、ボス62、ボルト63及び通電ケーブルの端子64にそれぞれ相当している。
図11においては、隣接するバンドヒータ60Dの間の隙間7D,7Daにおける放熱を抑制するために、断熱カバー1A2,1B2を準備しておき、これらの断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50Dの本体51D外周を被覆しても良い。断熱カバー1A2,1B2の構成は幅及び径を除いて前記断熱カバー1A,1B(図7)と実質的に同一である。断熱カバー1A2,1B2の使用方法は前記断熱カバー1A,1Bのそれと同一である。
断熱カバー1A2の取り付け時にはカバー本体の開口部が下向きであり、また断熱カバー1B2の取り付け時にはカバー本体の開口部2B2aが横向きである。
すなわち、図11に示すように、加熱筒50Dの径が大きく、かつこれに巻き付けられているバンドヒータ60Dの径が図6に示すバンドヒータ60より大きく、幅が幾分狭い場合には、予め上記加熱筒の径及びバンドヒータ60Dの径並びに幅にそれぞれ対応可能な断熱カバー1Dを用いる。
断熱カバー1Dはその径及び幅を除いて断熱カバー1と同一構成であり、断熱カバー1Dの径は断熱カバー1のそれの約2倍である。
断熱カバー1Dの使用方法は、一つのバンドヒータ60Dに対して対の断熱カバーを取り付けてバンドヒータを覆うものである。
なお、加熱筒50Dの温度センサ52Dは図6に示す加熱筒50の温度センサー52に相当しており、またバンドヒータ60Dのヒンジ61D、ボス62D、ボルト63D及び通電ケーブルの端子64Dは、図6に示すバンドヒータ60のヒンジ61、ボス62、ボルト63及び通電ケーブルの端子64にそれぞれ相当している。
図11においては、隣接するバンドヒータ60Dの間の隙間7D,7Daにおける放熱を抑制するために、断熱カバー1A2,1B2を準備しておき、これらの断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50Dの本体51D外周を被覆しても良い。断熱カバー1A2,1B2の構成は幅及び径を除いて前記断熱カバー1A,1B(図7)と実質的に同一である。断熱カバー1A2,1B2の使用方法は前記断熱カバー1A,1Bのそれと同一である。
断熱カバー1A2の取り付け時にはカバー本体の開口部が下向きであり、また断熱カバー1B2の取り付け時にはカバー本体の開口部2B2aが横向きである。
図1、図7、図10及び図11に示す射出成形機の断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1Dにおいて、バンド状のカバー本体(図1ではカバー本体2、図8ではカバー本体2A、図9ではカバー本体2B)が組み込んである板ばね(図1では板ばね3)によってバンドヒータ60,60C,60Dを抱持可能に内側に屈曲加工されており、かつ外側に板ばねのばね力によって開口部(図3では開口部2a、図8では開口部2Aa、図9では開口部2Ba)が拡開可能であるために、バンドヒータの取り付け及び取り外しが簡単に行え、長さや径が異なる加熱筒50,50C,50Dに対して、幅や径が異なる加熱筒に取り付けるバンドヒータに対して、これらの変更に対応可能なものを準備しておけば良いので、使用する機種に素早く対応することができ、さらに断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1Dの一部に損傷があっても、損傷したもののみを交換すれば良いので維持コストを低く抑えることができる。
断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1Dにおいて、カバー本体(図1ではカバー本体2、図8ではカバー本体2A、図9ではカバー本体2B)における内側断熱層部及び外側断熱層部(図1では内側断熱層部21及び外側断熱層部22)の材質としてシリカ繊維やガラス繊維を用いているので、耐熱及び断熱効果に優れている。
断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1Dにおいて、カバー本体(図1ではカバー本体2、図8ではカバー本体2A、図9ではカバー本体2B)における内側断熱層部及び外側断熱層部(図1では内側断熱層部21及び外側断熱層部22)の材質としてシリカ繊維やガラス繊維を用いているので、耐熱及び断熱効果に優れている。
図7、図10及び図11において隣接するバンドヒータ60,60C,60Dの間の隙間7,7a,7C,7Ca,7D,7Daにおける放熱を抑制するために、断熱カバー1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2を用いているので、断熱カバーで上記隙間に対応する部分の加熱筒50,50C,50Dの外周が被覆され、保温効果が一層高められる。
断熱カバーによる断熱(保温)の対象は射出成形機の被覆加熱体であるバンドヒータ60,60C,60Dや加熱筒50,50C,50Dに限られず、押出成形機、乾燥機、鋳造炉などの被覆加熱体にも適用可能である。
例えば図12においては、成形材料を乾燥させるためのホッパ型乾燥機のホッパ80を被覆加熱体として、その外周面を幅の広い断熱カバー1Eによって被覆するようにしても良い。
断熱カバー1Eは図1に示す断熱カバー1と比較して径や幅が異なる点を除いて、その構成及び使用方法は実質的に同一である。
例えば図12においては、成形材料を乾燥させるためのホッパ型乾燥機のホッパ80を被覆加熱体として、その外周面を幅の広い断熱カバー1Eによって被覆するようにしても良い。
断熱カバー1Eは図1に示す断熱カバー1と比較して径や幅が異なる点を除いて、その構成及び使用方法は実質的に同一である。
断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1D,1Eとして、幅の広いものや狭いもの、径の大きいものや小さいものを用意しておき、被覆する被覆加熱体の種類に応じることができるようにすれば、異なる機種に円滑に対応することができる。
図6において、例えばバンドヒータ60の幅が約60mmであれば、60mmよりやや狭い幅の断熱カバー1を使用し、また図11においてバンドヒータ60Dの幅が約90mmであれば対の断熱カバー1Dを組み合わせて使用するなどして、断熱カバー1Dを機種変更に対応させる。
図6において、例えばバンドヒータ60の幅が約60mmであれば、60mmよりやや狭い幅の断熱カバー1を使用し、また図11においてバンドヒータ60Dの幅が約90mmであれば対の断熱カバー1Dを組み合わせて使用するなどして、断熱カバー1Dを機種変更に対応させる。
断熱カバー1,1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2,1C,1D,1Eは、
上記板ばねによって被覆加熱体を抱持可能の形状に屈曲されており、その典型例は図3に示すようにCリング状であるが、必ずしもこの形状に限られない。屈曲されている形状に関して例えば断熱カバー1について述べるならば、各端部23が内側に屈曲され、あたかもほぼ「B」形に屈曲されているものであっても良く、抱持する際に両端部を外側に板ばね3のばね力に抗して開いてリング状にする。
隙間7,7a,7C,7Ca,7D,7Daを覆う断熱カバー1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2に関して、図7、図10及び図11に示す使用例では、隣接するバンドヒータ60間、バンドヒータ60C間、バンドヒータ60D間に跨ぐようにして取り付けられているが、各隙間に対応する部分の加熱筒50,50C,50Dの外周のみを被覆するようにしても良い。
板ばね3はその強度を高める場合には孔のないばね板を用いるのが良く、必ずしも図1に示すような孔31を有するものに限定されない。
内外両側断熱層部21,22の材質はシリカ繊維やガラス繊維に限られず、セラミック繊維など耐熱性繊維の単独又は混紡の不織布又は織布などの耐熱性断熱部材であれば良い。
実験例によれば、対象となる被覆加熱体の熱が300°C以上の場合には内外両側断熱層部21,22のいずれもシリカ繊維とするのが良く、200°C〜300°Cの範囲では内側断熱層部をシリカ繊維、外側断熱層部をガラス繊維とするのが良く、200°C未満の場合には内側断熱層部及び外側断熱層部の双方ともにガラス繊維とするのが良い。
断熱外被部4の材質は表面に樹脂コーティングしたアルミニウムやステンレスなどの金属箔付きシートなどであっても良く、耐熱断熱機能があるシートであれば、特にその材質は問わず、上述した繊維綿に限られない。
上記板ばねによって被覆加熱体を抱持可能の形状に屈曲されており、その典型例は図3に示すようにCリング状であるが、必ずしもこの形状に限られない。屈曲されている形状に関して例えば断熱カバー1について述べるならば、各端部23が内側に屈曲され、あたかもほぼ「B」形に屈曲されているものであっても良く、抱持する際に両端部を外側に板ばね3のばね力に抗して開いてリング状にする。
隙間7,7a,7C,7Ca,7D,7Daを覆う断熱カバー1A,1A1,1A2,1B,1B1,1B2に関して、図7、図10及び図11に示す使用例では、隣接するバンドヒータ60間、バンドヒータ60C間、バンドヒータ60D間に跨ぐようにして取り付けられているが、各隙間に対応する部分の加熱筒50,50C,50Dの外周のみを被覆するようにしても良い。
板ばね3はその強度を高める場合には孔のないばね板を用いるのが良く、必ずしも図1に示すような孔31を有するものに限定されない。
内外両側断熱層部21,22の材質はシリカ繊維やガラス繊維に限られず、セラミック繊維など耐熱性繊維の単独又は混紡の不織布又は織布などの耐熱性断熱部材であれば良い。
実験例によれば、対象となる被覆加熱体の熱が300°C以上の場合には内外両側断熱層部21,22のいずれもシリカ繊維とするのが良く、200°C〜300°Cの範囲では内側断熱層部をシリカ繊維、外側断熱層部をガラス繊維とするのが良く、200°C未満の場合には内側断熱層部及び外側断熱層部の双方ともにガラス繊維とするのが良い。
断熱外被部4の材質は表面に樹脂コーティングしたアルミニウムやステンレスなどの金属箔付きシートなどであっても良く、耐熱断熱機能があるシートであれば、特にその材質は問わず、上述した繊維綿に限られない。
1,1A,1A1,1A2 断熱カバー
1B,1B1,1B2,1C,1D,1E 断熱カバー
2,2A,2B カバー本体
21 内側断熱層部
22 外側断熱層部
3 板ばね
31 孔
4 断熱外被部
50,50C,50D 加熱筒(被覆加熱体)
51,51C,51D 加熱筒の本体
60,60C,60D バンドヒータ(被覆加熱体)
7,7a,7C,7Ca,7D,7Da 隙間
80 ホッパ(被覆加熱体)
1B,1B1,1B2,1C,1D,1E 断熱カバー
2,2A,2B カバー本体
21 内側断熱層部
22 外側断熱層部
3 板ばね
31 孔
4 断熱外被部
50,50C,50D 加熱筒(被覆加熱体)
51,51C,51D 加熱筒の本体
60,60C,60D バンドヒータ(被覆加熱体)
7,7a,7C,7Ca,7D,7Da 隙間
80 ホッパ(被覆加熱体)
Claims (7)
- 可撓性を有する断熱材からなるバンド状のカバー本体と、このカバー本体に組み込んである板ばねとを備えており、
上記カバー本体は上記板ばねによって被覆加熱体を抱持可能に屈曲されている
ことを特徴とする射出成形機などの断熱カバー。 - カバー本体は内側断熱層部と外側断熱層部との二重構造となっており、板ばねは上記内外両側断熱層部の間に配置され保持されていることを特徴とする請求項1記載の射出成形機などの断熱カバー。
- カバー本体は、その外面が断熱外被部によって被覆されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形機などの断熱カバー。
- カバー本体の材質は、シリカ繊維であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の射出成形機などの断熱カバー。
- 内側断熱層部及び外側断熱層部の材質は、シリカ繊維及びガラス繊維の中から選択されるものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の射出成形機などの断熱カバー。
- 板ばねは、孔を開けてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の射出成形機などの断熱カバー。
- 断熱外被部の材質は、シリカ繊維綿及びガラス繊維綿の中から選択されるものであることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の射出成形機などの断熱カバー。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008155650A2 (en) * | 2007-06-21 | 2008-12-24 | Sinergetic S.R.L. | Method and means for moulding by injection or extrusion |
JP2010083090A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-15 | Star Techno Co Ltd | 射出成形機における射出シリンダ保温方法及び保温ジャケット |
JP2010247458A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kizashi Matsunaga | 断熱カバー |
-
2006
- 2006-06-02 JP JP2006154116A patent/JP2007320211A/ja active Pending
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