JP2007320011A - ワイヤソー - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク切断面の平面精度を高め、さらに各切断面の面精度の均一性を向上させる。
【解決手段】ワイヤソーは、ガイドローラ24A,24B等に巻回されたワイヤWにより形成されるワイヤ群と、このワイヤ群を駆動する駆動モータ25等と、ワーク28を切断送りするワーク送り装置30と、ワイヤWにスラリを供給するスラリ供給装置36,38とを有する。また、ワーク28に対して冷却用の冷媒を供給する一対の冷媒供給装置42,44を備える。これらの冷媒供給装置42,44はそれぞれ、ワーク28を挟んでワイヤ軸方向両側に配備されており、ワイヤWの駆動方向に応じて当該駆動方向におけるワーク下流側に位置する冷媒供給装置42,44からのみ冷媒が供給されるようにコントローラにより制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、切断用ワイヤにより構成されたワイヤ群に対して半導体インゴット等のワークを切断送りすることにより当該ワークをウエハ状に切断するワイヤソーに関するものである。
従来から、ワークをウエハ状に切り出す手段としてワイヤソーが知られている。ワイヤソーは、複数のガイドローラ間に切断用ワイヤが巻き掛けられることにより該ワイヤが多数本並んだ状態で張設され、このワイヤ群をその軸方向に高速駆動しながら該ワイヤ群に遊離砥粒を含むスラリを供給し、この状態で、ワーク保持部に保持されたワークを切断用ワイヤの軸方向と直交する方向に、前記ワイヤ群に対して切断込み送りすることにより、ワークをウエハ状に多数枚同時に切り出すように構成されている。
また、最近では、ワーク切断面の平面精度をより向上させるために、ワークに対する切断用ワイヤの切り込み部分に冷却用エアを吹き付けてワークの冷却を促進するものも提案されている(例えば特許文献1)。つまり、ワイヤソーによる切断作業では、その加工熱によりワークが熱膨張を起こして切断面が多少湾曲する傾向があるため、冷却用エアを吹き付けてワークの熱膨張を抑制し、これにより切断面の平面精度を向上させるようにしている。
特開2005−169605号公報
上記特許文献1のようなワイヤソーは、切断面の平面精度を向上させる上で有効と考えられるが次のような課題が残されている。すなわち、冷却用エアを吹き付けるためにこれがワイヤに作用して振動を起こし、特に、送り込み側(ワイヤ駆動方向におけるワークの上流側)ではこのようなワイヤの振動によってワイヤに付着したスラリが脱落し、ワイヤ群を構成する各ワイヤのワークに対するスラリ持ち込み量にバラツキが生じてしまい、結果、各切断面の面精度の均一性が損なわれることが考えられる。従って、この点について対策をとる必要がある。
また、切断作業中の発熱量は、ワークの断面形状によっては切断する位置で異なる場合があるため、引用文献1のように同じ条件で継続的に冷却用エアを供給する場合には、過冷却や冷却不足が発生してワーク冷却の有効性が低減することも考えられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ワーク切断面の平面精度を高めるとともに各切断面の面精度の均一性を高めることにより、ワーク切断面の品質をより一層向上させることを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数のガイドローラに巻回された切断用ワイヤにより形成されるワイヤ群と、このワイヤ群をワイヤ軸方向に往復駆動する駆動手段と、この駆動手段によるワイヤ群の駆動の向きを切換え制御するワイヤ駆動制御手段と、ワークを保持し、前記ワイヤ群に対して相対的に移動することにより前記ワイヤ群に対してワークを切断送りするワーク保持部材と、前記ワイヤ群のうちワークが切込み送りされる領域よりもワイヤ軸方向外側に配置され、前記ワイヤ群に対してスラリを供給するスラリ供給手段とを備えたワイヤソーにおいて、前記ワーク保持部材に保持されるワークを挟んで前記ワイヤ駆動方向両側にそれぞれ配備され、前記ワークに対してワーク冷却用の冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記ワイヤ駆動制御手段によるワイヤ群の駆動の向きの切換えに応じて、当該ワイヤ駆動方向におけるワーク上流側に位置する冷媒供給手段が停止し、かつワーク下流側に位置する冷媒供給手段のみが作動するように各冷媒供給手段の作動の切換えを制御する冷媒供給制御手段と、を備えているものである。
この構成によると、スラリ供給手段により供給されるスラリが各ワイヤに付着し、ワイヤの移動と共にワーク(切断溝)内に持ち込まれることによりワークの切断が進められ、その一方で、冷媒供給手段によりワークに対して冷媒が供給されることにより当該切断作業に伴うワークの熱膨張が抑制される。この冷媒の供給に際しては、ワイヤの駆動の向きの切換えに応じ、当該駆動方向におけるワーク下流側からのみ冷媒が供給されるように冷媒供給手段の作動が制御される。そのため、送り込み側(つまり、ワイヤ駆動方向におけるワークの上流側)のワイヤに対しては冷媒が供給されることがなく、当該送り込み側のワイヤのスラリ脱落などの不都合が回避される。
なお、このワイヤソーにおいては、各冷媒供給手段により供給される冷媒の供給量又は温度の少なくとも一方を調整可能な調整手段と、ワークの切断送り位置を検出する送り位置検出手段とをさらに有し、前記冷媒供給制御手段が、前記ワイヤ群に対するワークの切断送り位置に応じてこの調整手段を制御するものであるのが好ましい。
つまり、切断作業中のワークの発熱量は、ワークの断面形状や切断位置によって異なる場合がある。この点、上記の構成によると、ワークの具体的な断面形状や切断送り位置に応じて冷媒の供給量又は温度といった条件を可変制御することが可能となるため、ワークの断面形状等に応じてワークをより適切に冷却することが可能となる。
より具体的な構成として、断面円形のワークを切断するものでは、次のような構成を採用することが考えられる。すなわち、前記調整手段は、前記冷媒の供給量を調整可能に設けられ、前記冷媒供給制御手段は、ワーク中心部分切断時の冷媒の供給量がそれ以外のときの供給量よりも多くなるように前記調節手段を制御する。あるいは、前記調整手段は、前記冷媒の温度を調整可能に設けられ、前記冷媒供給制御手段は、ワーク中心部分切断時の冷媒の温度がそれ以外のときの温度よりも低くなるように前記調整手段を制御する。
つまり、断面円形のワークではワイヤによる切断長さがワーク中心で最大となるため、ワークの熱膨張は、切断開始から徐々に増加し、切断位置がワーク中心に達したところでピークを迎え、その後、徐々に緩和される。従って、上記の構成によれば、このようなワークの熱膨張特性に対応して過不足無く合理的にワークを冷却することが可能となる。特に、ワークの切断終期に過冷却が発生すると、一旦膨張したワークが短期間に大きく収縮する結果、切断面の平面精度が大きく損なわれることが考えられるが、上記の構成によれば、このような過冷却による弊害を有効に回避することが可能となる。
なお、上記の各ワイヤソーにおいて、前記冷媒供給手段は、前記ワーク保持部材に設けられているのが好適である。
この構成によれば、ワークと冷媒供給手段とが一体に移動するので、ワークと冷媒供給手段との干渉を防止することが可能となる。
この場合、ワーク保持部材が、その下端に前記ワークを垂下した状態で保持し、前記ワークをワイヤ群に対してその上側から切り込み送りするものでは、前記冷媒供給手段は、前記ワークの被保持部分、又はその近傍に前記冷媒を供給するものであるのが好適である。
この構成によれば、ワークの被保持部分からワーク表面に沿って冷媒が流下することとなるので、冷媒を飛散させることなくワークの広い範囲に供給することが可能となる。
また、上記の各ワイヤソーにおいて、前記冷媒供給手段は、前記冷媒として前記スラリ供給手段とは別にスラリを供給するものであるのが好適である。
冷媒は、ワークの冷却に適したものであればその種類は問わないが、スラリを冷媒として用いる上記の構成によれば、冷媒およびスラリを供給回収するための配管系統を共通化することが可能となる。
本発明のワイヤソーによれば、ワークに対して冷媒を供給しながら切断作業を進めるため、ワークの熱膨張を効果的に抑えることができる。しかも、この冷媒の供給は、ワイヤの駆動の向きに応じて、当該駆動方向におけるワークの下流側でのみ行うように構成されているので、送り込み側(つまり、ワイヤ駆動方向におけるワークの上流側)のワイヤに冷媒が供給されてスラリが脱落するといった不都合を有効に回避することができ、ワーク(切断溝)に対する各ワイヤのスラリ持ち込み量を適切に確保することができる。従って、ワークの熱膨張を抑制してワーク切断面の平面精度を高める一方で、各切断面の面精度の均一性を向上させることができる。
本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るワイヤソーの全体構成を概略的に示している。この図に示すワイヤソーは、一対のワイヤ繰出し・巻取り装置10A,10B、ガイドプーリ12A,12B、ガイドプーリ14A,14B、ガイドプーリ16A,16B、ワイヤ張力調節装置18A,18B、ガイドプーリ22A,22B、及び4つのガイドローラ24A,24B,26A,26Bを備えている。
ガイドローラ24A,24Bは互いに同じ高さ位置に配され、ガイドローラ26A,26Bはそれぞれガイドローラ24A,24Bの下方の位置に配されており、ガイドローラ26Aが駆動モータ25によって回転駆動されるようになっている。
各ワイヤ繰出し・巻取り装置10A,10Bは、切断用のワイヤWが巻かれるボビン9A,9Bと、これを回転駆動するボビン駆動モータ11A,11Bと、を備えている。一方のワイヤ繰出し・巻取り装置10Aのボビン9Aから繰出されたワイヤWは、ガイドプーリ12A,14A,16A、ワイヤ張力調節装置18Aのプーリ20A、及びガイドプーリ22Aの順に掛けられ、さらにガイドローラ24A,24B,26B,26Aの外周面のガイド溝(図示省略)に嵌め込まれながらこれらガイドローラの外側に多数回螺旋状に巻回された(巻き掛けられた)後、ガイドプーリ22B、ワイヤ張力調節装置18Bのプーリ20B、ガイドプーリ16B,14B,12Bの順に掛けられ、他方のワイヤ繰出し・巻取り装置10Bのボビン9Bに巻き取られており、両ワイヤ張力調節装置18A,18BによってワイヤWに適当な張力が与えられている。そして、駆動モータ25によるガイドローラ26Aの回転駆動方向と、各ボビン駆動モータ11A,11Bによるボビン9A,9Bの回転駆動方向が正逆に切換えられることにより、ワイヤWがボビン9Aから繰出されてボビン9Bに巻き取られる状態(前進駆動状態という)と、ワイヤWがボビン9Bから繰出されてボビン9Aに巻き取られる状態(後退駆動状態という)とにワイヤWの駆動方向が切換え可能となっている。
すなわち、このワイヤソーにおいては、ガイドローラ24A,24Bの間に多数本のワイヤWが互いに平行な状態で張られたワイヤ群を形成しながら、これらワイヤ群がその軸方向に進退駆動可能となっている。なお、この実施形態では、前記ワイヤ繰出し・巻取り装置10A,10B等が本発明の駆動手段に相当する。
図2は、ガイドローラ24A,24B間の部分をやや詳細に図示している。
この図に示すように、前記ワイヤ群のうちワーク28が切り込み送りされる領域よりもワイヤWの駆動方向(同図では左右方向)両外側であってワイヤW(ワイヤ群)の上方には、それぞれワイヤ群に対してスラリ(砥粒が混合された加工液)を供給するための一対のスラリ供給装置36,38(本発明に係るスラリ供給手段に相当する)が配備されている。
これらのスラリ供給装置36,38は、それぞれ二つ一組のノズル部材36a,36b(38a,38b)を備えている。これらノズル部材36a,36b,38a,38bは、例えば前後方向に延びるスリット状の液吐出口を有しており、この液吐出口からスラリを吐出することにより、前記ワイヤ群全体、つまりワイヤWの並び方向(図2では紙面に直交する方向)全体に亘ってスラリを供給するようになっている。
ノズル部材36a,36b、および38a,38bは、それぞれワイヤWの駆動方向に一定間隔を隔てて配置されることにより、前記作業領域の両側、つまりワイヤWの駆動方向上流側および下流側のそれぞれ二箇所でワイヤ群に対してスラリを供給するようになっている。特に、各組のノズル部材36a,36b、38a,38bのうち前記作業領域から離間する側のノズル部材36a、38aは、ガイドローラ24A,24Bの真上に配置されており、これによって前記ワイヤ群と共にガイドローラ24A,24Bにスラリを供給し、同ローラ24A,24Bを冷却するようになっている。
前記ガイドローラ24A,24B間に張られた前記ワイヤ群の上方には、円柱状のワーク(インゴット)28を移動させるワーク送り装置30が設けられている。
このワーク送り装置30は、ワーク保持部32(本発明に係るワーク保持部材に相当する)と、ワーク送りモータ34とを備えている。
ワーク保持部32は、スライスベース33を介して前記ワーク28をその結晶軸に基づいて目的の結晶方位が得られる向きに保持するものであり、ワーク送りモータ34は、図略のボールネジとの組み合わせにより、前記ワーク保持部32とワーク28とを一体に昇降させる(すなわち切断送りする)ものである。従って、このワイヤソーでは、ガイドローラ24A,24B間に張られた多数本のワイヤWがその長手方向に同時高速駆動され、かつこれらのワイヤWにノズル部材36a,36b,38a,38bから加工液が供給されながら、これらのワイヤWに対してワーク28が下方に切断送りされることにより、このワーク28から一度に多数枚のウエハ(薄片)が同時に切り出されるようになっている。
なお、この実施の形態では、ワーク送りモータ34は駆動モータ25等と同様にサーボモータで構成されており、ワーク28の切断送り位置を検出する本発明に係る送り位置検出手段を兼ねている。
ワーク送り装置30の前記ワーク保持部32には、さらに切断作業中のワーク28に対してワーク冷却用の冷媒を供給する一対の冷媒供給装置42,44が設けられている。
これら冷媒供給装置42,44は、ワーク28の被保持部分(スライスベース33)を挟んでワイヤWの駆動方向両側に設けられている。各冷媒供給装置42,44は、それぞれワイヤWの駆動方向外側からスライスベース33に向かって斜め下向きに延び、かつ、ワーク28の軸方向(同図では紙面に直交する方向)に亘って延びるスリット状の液吐出口を有したノズル部材42a,44aを備えている。そして、これらノズル部材42a,44aから冷媒を吐出することにより、スライスベース33の部分(ワーク28の被保持部分)からワーク28の表面に沿って冷媒を流下させつつ当該ワーク28を冷却するようになっている。
冷媒としてはスラリが用いられており、当実施形態では、前記スラリ供給装置36,38によって供給されるスラリと冷媒としてのスラリとが共用されるようになっている。すなわち、当実施形態では、スラリは、給送ポンプを備えた図外の単一のタンクに貯溜されており、前記ポンプの駆動によりタンクから共通配管50を通じて給送されつつ、当該共通配管50から分岐する分岐管52〜64を介して前記スラリ供給装置36,38の各ノズル部材36a,36b、および冷媒供給装置42,44の各ノズル部材42a,44aにそれぞれ案内される。そして、これらノズル部材36a,36b等から吐出された後、ガイドローラ24A,24B,26A,26Bの下方に配置されるスラリパンによって捕集されつつまとめて図外の回収管を通じて前記タンクに戻されるようになっている。
なお、以下の説明ではスラリ供給装置36,38により供給されるスラリと、冷媒供給装置42,44により供給される冷媒としてのスラリとを区別するため、後者については特に必要な場合を除き「冷媒」と呼ぶことにする。
各分岐管52〜64には、それぞれ電磁バルブ等からなる開度調整可能なバルブ52a〜64aが介設されており、後記コントローラによりこれらバルブ52a〜64aの開閉および開度が制御されるようになっている。また、冷媒供給装置42,44に対して冷媒(スラリ)を供給するための分岐管62a,64aは、主にフレキシブルチューブ等の可撓性のある配管から構成されており、これによってワーク保持部32の移動に容易に追従し得るようになっている。
上記のワイヤソーには、図示を省略するが、一連のワーク切断動作を制御するためのCPU等を含むコントローラが搭載されており、切断作業中は、ワイヤWを所定の設定条件に従って駆動するとともに、ワーク28を所定の設定送り速度で切断送りすべく前記ボビン駆動モータ11A,11B、駆動モータ25およびワーク送りモータ34等の駆動がこのコントローラにより制御されるようになっている。また、スラリ供給装置36,38および冷媒供給装置42,44により設定量のスラリを供給すべく各バルブ52a〜64aの開閉制御が前記コントローラにより行われるようになっている。すなわち、この実施形態では、このコントローラが本発明に係るワイヤ駆動制御手段および冷媒供給制御手段に相当する。
次に上記コントローラの制御に基づくワーク28の切断動作についてその作用と共に説明する。
まず、ワーク保持部32にワーク28が保持される。そして、この状態で、ワーク送りモータ34の駆動によりワーク28が初期位置、例えば図2に実線で示すようにワイヤW(ワイヤ群)から上方に離間した位置にセットされる。この際、スラリ供給系統(上記共通配管50、分岐管52〜64等)のバルブ52a〜64aは全て閉止されている。
上記初期位置にワーク28がセットされると、駆動モータ25およびボビン駆動モータ11A,11Bが駆動され、一方側のワイヤ繰出し・巻取り装置10AからワイヤWが繰り出されながら他方側のワイヤ繰出し・巻取り装置10Bにより巻き取られることにより、図3(a)に矢印で示すようにワイヤWが前進駆動される。
そして、このワイヤWの駆動速度が予め設定された切断速度に達すると、バルブ52a〜58aが開操作されて両スラリ供給装置36,38からワイヤW(ワイヤ群)へのスラリの供給が開始される。また、バルブ64aが開操作され、これにより同図に示すように、ワーク28を挟んでワイヤWの駆動方向下流側に配置された冷媒供給装置44からのみワーク28へのスラリ(冷媒)の供給が開始される。
そして、ワーク送りモータ34の作動により一定速度でワーク28の切断送りが開始される。このようにワーク28の切断送りが開始されると、ワイヤWがワーク28に対して切り込むとともに、当該ワイヤWに付着した遊離砥粒を含むスラリがワイヤWの移動とともにワーク28内(切断溝)に持ち込まれ、これによってワーク28の切断が進められることとなる。
切断作業中は、ワーク28に対して冷媒が供給されることによりワーク28が冷却される。具体的には、ノズル部材44aからスライスベース33の部分に供給された冷媒が同図に示すようにワーク表面に沿って流下しつつワーク28aの熱を奪うことによりワーク28が冷却され、これにより加工熱によるワーク28の熱膨張が抑制されることとなる。
この際、このワイヤソーでは、上記の通りワイヤWの駆動方向に対してワーク28の下流側に位置する冷媒供給装置44からのみスラリが供給されるため、ワーク28に対して送り込み側(つまり、ワイヤWの駆動方向におけるワーク28の上流側)に位置するワイヤWに冷媒が供給される(流下する)ことがない。そのため、冷媒の流下等により送り込み側のワイヤWに振動が生じて当該ワイヤWに付着したスラリ(スラリ供給装置36,38により供給されたスラリ)が脱落するといった不都合を伴うことがなく、その結果、各ワイヤWによるワーク28に対するスラリ持ち込み量が均一に保たれたままで各ワイヤWによるワーク28の切断が進められることとなる。
このようにしてワイヤWを前進駆動した状態で一定期間だけ切断作業が進められると、ワイヤWの駆動速度が減速されて一旦停止された後、今度は逆に、他方側のワイヤ繰出し・巻取り装置10BからワイヤWが繰り出されながら上記一方側のワイヤ繰出し・巻取り装置10Aにより巻き取られ、これによりワイヤWの駆動が、図3(b)に矢印で示すように後退駆動に切り換えられてワーク28の切断作業が進められる。
この際、ワイヤWの駆動方向が切り替わると同時に、前記バルブ64aが閉止されるとともにバルブ62aが開操作され、これによって、同図に示すように前進駆動時とは逆側の冷媒供給装置42からの冷媒の供給が開始される。つまり、ワイヤWの後退駆動への切換後も前進駆動時と同様にワイヤWの駆動方向においてワーク28の下流側からのみ冷媒の供給が行われ、その結果、各ワイヤWによるワーク28に対するスラリ持ち込み量が均一に保たれつつ各ワイヤWによる切断が進められることとなる。
こうして一定の期間毎にワイヤWの駆動の向きが切換えられるとともに、この切換えに応じて冷媒供給装置42,44の切換えが行われながら、ワーク28の切断作業が進められ、ワーク28が所定の切断終了送り位置に到達すると、ワイヤWの駆動が停止されて一連の切断作業が終了することとなる。
以上説明したように、このワイヤソーでは、切断作業中、ワーク28に対して冷媒を供給しながら切断作業を進めるように構成されているため、加工に伴うワーク28の熱膨張を効果的に抑えることができる。しかも、このワイヤソーでは、冷媒を供給する装置としてワイヤWの駆動方向にワーク28を挟んで一対の冷媒供給装置42,44が設けられ、さらにワイヤWの駆動の向きに応じて常にワーク28の下流側(ワイヤWの駆動方向における下流側)からのみ冷媒の供給が行われるように冷媒供給装置42,44が切換え制御されることにより、冷媒を供給することによる弊害、つまり、送り込み側(ワイヤWの駆動方向におけるワーク上流側)のワイヤWに冷媒が供給されて当該ワイヤWからスラリが脱落するという弊害が有効に回避され、その結果、当該ワイヤWによるワーク28(切断溝)へのスラリ持ち込み量が均一に保たれるようになっているので、ワーク28の熱膨張を抑えてワーク切断面の平面精度を高める一方で、各切断面の面精度の均一性を向上させることができるようになる。従って、従来のこの種のワイヤソーに比べると、ワーク切断面の品質をより一層向上させることができるという効果がある。
また、このワイヤソーでは、上記の通り、ワーク保持部32に各冷媒供給装置42,44が搭載され、スライスベース33の近傍に冷媒が供給されつつワーク上端からその表面に沿って流下するようになっているので、冷媒を、飛散を伴うことなく可及的に広い範囲に亘って供給することができる。従って、上記のようにワイヤWの駆動方向におけるワーク28の下流側からのみ冷媒を供給しならも高い冷却効果を得ることができるという利点もある。
また、上記のようにワーク保持部32に各冷媒供給装置42,44が搭載され、冷媒供給装置42,44とワーク28とが一体的に移動するので、冷媒供給装置42,44とワーク28とが干渉するおそれがないという利点もある。
なお、上記の実施形態では、冷媒供給装置42,44による冷媒の供給量については特に説明していないが、ワーク28の切断送り位置に応じて冷媒の供給量を制御することによって、より合理的にワーク28を冷却し得るように構成してもよい。すなわち、上記のように円柱状のワーク28を切断する場合、その切断面は、図5に示すように軸方向中央(切断面Fa)では平面又はこれに近い状態となるが、その両側(切断面Fb,Fc)では熱膨張の影響により湾曲した形状となる傾向がある。これは円柱状のワーク28では切断送り位置によってワイヤWによるワーク28の切断長さが異なり、切断に伴う発熱量がワーク中心部分で大きくなることに起因している。そのため、冷媒の供給に関してもこの傾向に対応して冷媒の供給量を変化させることが有効となる。具体的には、駆動モータ25によりワーク28の切断送り位置を検出しながら、ワーク中心部分切断時の冷媒供給量がそれ以外の時の冷媒供給量よりも相対的に多くなるように上記コントローラによりバルブ62a,64aの開度を制御するように構成する。
このような構成によれば、切断に伴うワーク28の発熱量に対応して過不足なくワーク28を冷却することが可能となるため、合理的にワーク28を冷却することができる。
また、ワーク28の過冷却を有効に防止することができ、当該過冷却による平面精度への影響を回避できるという利点もある。すなわち、切断開始から終了まで定量的に冷媒を供給していると、例えば、発熱量の少ない切断終期の段階でワーク28が過剰に冷却される結果、一旦膨張したワーク28の収縮が急激に進行し、例えば同図中に一点鎖線で示すように切断面Fb,Fcが大きく変形することが考えられる。しかし、上記のように冷媒の供給量を制御するようにすれば、このような切断終期段階でのワーク28の過冷却を防止することができ、その結果、切断面の平面精度を高めることが可能となる。
なお、このような作用効果は、冷媒の供給量を制御する以外に、冷媒の温度を制御することにより得ることも可能である。すなわち、冷媒を定量的に供給しつつワーク中心部分切断時の冷媒温度がそれ以外の冷媒温度よりも低くなるように冷媒の温度を可変制御するようにしてもよい。具体的には、例えば図4に示すように、前記共通配管50と各分岐管62,64との間の部分に温調用ヒータ61をもつ温調用配管60を介設し、共通配管50、温調配管60および分岐管62,64を介して冷媒供給装置42,44に冷媒を供給するように構成する。そして、駆動モータ25によりワーク28の切断送り位置を検出しながら、ワーク中心部分切断時の冷媒の温度がそれ以外の時の温度よりも相対的に低くなるように、上記コントローラにより温調用ヒータ61の作動を制御するようにする。
このような構成の場合も、切断に伴うワーク28の発熱量に応じて適切に、かつ合理的にワーク28を冷却することができる。なお、ここでは、温調配管60に温調用ヒータ61を設け、冷媒をヒータ過熱することにより冷媒温度を調整するようにしているが、例えば、温調用ヒータ61に代えて冷却装置を設け、ワーク中心部分切断時の冷媒の温度がそれ以外の時の温度よりも相対的に低くなるように前記冷却装置を制御するようにしてもよい。
なお、以上説明したワイヤソーは、本発明に係るワイヤソーの実施形態の一例であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ワーク28を冷却するための冷媒としてスラリを用いているが、勿論、これ以外の冷媒を用いるようにしてもよい。例えば、冷媒として圧縮エアをワーク28に吹き付けるように構成してもよい。但し、上記実施形態のように、冷媒としてスラリを用いる構成によれば、冷媒の供給(回収)系統とスラリの供給(回収)系統とを共通化することができるため、ワイヤソーを合理的に構成でき、装置の低廉化に貢献できるという利点がある。また、冷媒とスラリの管理を共通化することができるため、管理負担も軽減される。
本発明に係るワイヤソーの全体構成図である。 ガイドローラ間の部分およびワーク送り装置のワーク保持部を詳細に示した図である。 冷媒供給装置の作動状態を示す図である((a)はワイヤが前進駆動されている場合の作動状態、(b)はワイヤが後退駆動されている場合の作動状態を示す)。 ワイヤソーの別の構成を示す模式図である。 円柱状のワークをワイヤソーにより切断する場合の切断面の一般的な傾向を説明するための模式図である。
符号の説明
W ワイヤ
10A,10B ワイヤ繰出し・巻取り装置
11A,11B ボビン駆動モータ
24A,24B,26A,26B ガイドローラ
25 駆動モータ
28 ワーク
30 ワーク送り装置
34 ワーク送りモータ
36,38 スラリ供給装置
42,44 冷媒供給装置

Claims (7)

  1. 複数のガイドローラに巻回された切断用ワイヤにより形成されるワイヤ群と、このワイヤ群をワイヤ軸方向に往復駆動する駆動手段と、この駆動手段によるワイヤ群の駆動の向きを切換え制御するワイヤ駆動制御手段と、ワークを保持し、前記ワイヤ群に対して相対的に移動することにより前記ワイヤ群に対してワークを切断送りするワーク保持部材と、前記ワイヤ群のうちワークが切込み送りされる領域よりもワイヤ軸方向外側に配置され、前記ワイヤ群に対してスラリを供給するスラリ供給手段とを備えたワイヤソーにおいて、
    前記ワーク保持部材に保持されるワークを挟んで前記ワイヤ駆動方向両側にそれぞれ配備され、前記ワークに対してワーク冷却用の冷媒を供給する冷媒供給手段と、
    前記ワイヤ駆動制御手段によるワイヤ群の駆動の向きの切換えに応じて、当該ワイヤ駆動方向におけるワーク上流側に位置する冷媒供給手段が停止し、かつワーク下流側に位置する冷媒供給手段のみが作動するように各冷媒供給手段の作動の切換えを制御する冷媒供給制御手段と、を備えていることを特徴とするワイヤソー。
  2. 請求項1に記載のワイヤソーにおいて、
    前記各冷媒供給手段により供給される冷媒の供給量又は温度の少なくとも一方を調整可能な調整手段と、ワークの切断送り位置を検出する送り位置検出手段とをさらに有し、
    前記冷媒供給制御手段は、前記ワイヤ群に対するワークの切断送り位置に応じてこの調整手段を制御することを特徴とするワイヤソー。
  3. 請求項2に記載のワイヤソーにおいて、
    前記ワークとして断面円形のワークを切断するものであって、
    前記調整手段は、前記冷媒の供給量を調整可能に設けられ、
    前記冷媒供給制御手段は、ワーク中心部分切断時の冷媒の供給量がそれ以外のときの供給量よりも多くなるように前記調節手段を制御することを特徴とするワイヤソー。
  4. 請求項2に記載のワイヤソーにおいて、
    前記ワークとして断面円形のワークを切断するものであって、
    前記調整手段は、前記冷媒の温度を調整可能に設けられ、
    前記冷媒供給制御手段は、ワーク中心部分切断時の冷媒の温度がそれ以外のときの温度よりも低くなるように前記調整手段を制御することを特徴とするワイヤソー。
  5. 請求項1乃至4に記載のワイヤソーにおいて、
    前記冷媒供給手段は、前記ワーク保持部材に設けられていることを特徴とするワイヤソー。
  6. 請求項4に記載のワイヤソーにおいて、
    前記ワーク保持部材は、その下端に前記ワークを垂下した状態で保持し、前記ワークをワイヤ群に対してその上側から切断送りするものであって、
    前記冷媒供給手段は、前記ワークの被保持部分又はその近傍に前記冷媒を供給することを特徴とするワイヤソー。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のワイヤソーにおいて、
    前記冷媒供給手段は、前記冷媒として前記スラリ供給手段とは別にスラリを供給することを特徴とするワイヤソー。
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