JP2007319294A - ピンキングハサミの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピンキングハサミを製造する場合において、刃部本体を形成しやすくハサミの製造効率を向上させることができるピンキングハサミの製造方法を提供することにある。
【解決手段】 所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材の幅方向端部を長さ方向に折曲形成して刃部を形成するピンキングハサミの製造方法であって、上記刃部形成部材の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成される。
【選択図】 図3
【解決手段】 所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材の幅方向端部を長さ方向に折曲形成して刃部を形成するピンキングハサミの製造方法であって、上記刃部形成部材の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成される。
【選択図】 図3
Description
本発明はピンキングハサミに係り、特に、刃部本体を形成しやすいピンキングハサミの製造方法に関する。
従来、ピンキングハサミの刃部を製造する際には、刃部形成板材に形成される刃部本体の幅方向の端縁部に凹凸形状の切り刃を形成する場合には、刃部本体の一端縁部をホブにより刃切りするか、又は、平板状の薄鋼板一端縁部を上方から鋸歯状にプレスで打ち抜いた後に該縁部を刃部本体に対してほぼ直角となるように折り曲げるように形成していた。
しかしながら、刃部本体の一端縁部をホブにより刃切りして切り刃を形成する場合にはホブによる歯切りに手間がかかり、必然的にピンキング鋏の刃体の製造コストが上昇するという問題があった。
しかしながら、刃部本体の一端縁部をホブにより刃切りして切り刃を形成する場合にはホブによる歯切りに手間がかかり、必然的にピンキング鋏の刃体の製造コストが上昇するという問題があった。
また、平板状の薄鋼板一端縁部を上方から鋸歯状にプレスで打ち抜いた後に該縁部を刃部本体に対してほぼ直角となるように折り曲げるように形成する場合においては両切り刃の摺接面同士が鋏の開閉時にぶつかるためピンキング鋏のスムーズな開閉動作が保証されないという問題があった。
このような従来の不具合を解消するために、例えば、板材を鈍角状に折曲して刃部本体と折曲部とを形成し、次に、その折曲部の先端縁を、刃部本体に沿う方向にプレスで打ち抜いて凹凸形状の切り刃を形成し、その後さらに、刃部本体と折曲部とがほぼ直角をなすように再度折曲するように構成されたピンキングハサミの刃部の製造方法が提案されていた。
しかしながら、このような従来のピンキングハサミの刃部の製造方法にあっては、刃部本体を折曲する際に、幅方向の寸法が余り大きくない刃部形成板材の幅方向において刃部本体を折曲形成する場合に、刃部形成部材の剛性により刃部本体を折曲形成しにくく、製造効率が良好ではない、という不具合が存していた。
実開昭60−192754号公報
実開昭48−984号公報
特公平6−2191号公報
しかしながら、このような従来のピンキングハサミの刃部の製造方法にあっては、刃部本体を折曲する際に、幅方向の寸法が余り大きくない刃部形成板材の幅方向において刃部本体を折曲形成する場合に、刃部形成部材の剛性により刃部本体を折曲形成しにくく、製造効率が良好ではない、という不具合が存していた。
そこで、本願発明の課題は、ピンキングハサミを製造する場合において、刃部本体を形成しやすくハサミの製造効率を向上させることができるピンキングハサミの製造方法を提供することにある。
請求項1記載の発明にあっては、所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材の幅方向端部を長さ方向に折曲形成して刃部を形成するピンキングハサミの製造方法であって、
上記刃部形成部材の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成されることを特徴とするピンキングハサミの製造方法。
上記刃部形成部材の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成されることを特徴とするピンキングハサミの製造方法。
請求項2記載の発明にあっては、上記刃部本体と基部とは略直角に折曲形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明にあっては、上記刃部本体の幅方向先端部には切り刃が形成され、上記切り刃はプレス加工により形成されることを特徴とする。
従って、請求項1〜3記載の発明にあっては、刃部本体を形成する際に容易に刃部形成板材を折曲することができることから、ピンキングハサミ迅速かつ低コストで、高効率に製作することができる、という効果を奏する。
図1〜図6は本願発明に係るピンキングハサミの製造方法の工程を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るピンキングハサミの製造方法にあっては、上記刃部形成板材10の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成されるように構成されている。
本実施の形態に係るピンキングハサミの製造方法にあっては、図1に示すように、所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材を準備する工程Aと、上記刃部形成板材の幅寸法の所定部位に折曲溝を形成する工程Bと、上記折曲溝により幅方向に沿って幅方向端部との間に画成される部位を折曲して刃部本体と基部とが形成される工程Cとを有している。
図2に示すように、本実施の形態に係るピンキングハサミ40は、一対のフレーム部材18,18と、このフレーム部材18,18の内側面部に互いに固定される刃部本体10,10と、上記フレーム部材18,18の把持部側に固定されるグリップ部12,12とを有している。
上記所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材を準備する工程Aにおいて使用される刃部本体10,10は、全体略細長三角形状に形成され、刃部形成部11とグリップ固定部17とを有し、上記刃部形成部11と上記グリップ固定部17との間には軸ピン13が内部を挿通して孔部15が開設されている。
上記刃部本体10,10は、上記フレーム部材18,18の内側面部に形成された凹部14に固定され、この刃部本体10,10の幅方向端縁部には、先端部20から上記孔部15近傍にかけて、所定長さ寸法に亘って刃部折曲部21が略直角に折曲形成されている。
この刃部折曲部21の先端部には刃部16が形成されている。
この刃部折曲部21の先端部には刃部16が形成されている。
そして、本実施の形態に係るピンキングハサミの製造方法に使用される刃部本体10にあっては、刃部折曲部21の基部には折曲溝32が形成されている。この折曲溝32は、刃部折曲部21の長さ方向に沿って全域に形成されている。
上記グリップ部12は、グリップ23と、グリップ23の先端部に形成されたグリップ固定部24を有している。また、上記フレーム部材18,18には固定孔部19が開設されると共に、上記グリップ部固定部24,24には固定孔部22が開設されている。
従って、上記軸ピン13を用いて、フレーム部材18,18、刃部本体10,10、グリップ部12,12を、上記固定孔部19、孔部15及び固定孔部22に挿通させることにより、一対のフレーム部材18,18、一対の刃部本体10,10を回動可能に固定することができる。
そして、図3に示すように、本実施の形態に係るピンキングハサミの製造方法を使用してピンキングハサミを製造する場合には、まず、刃部形成板材準備工程Aにおいて、上記細長状の刃部形成板材30をプレス加工により一般の板材から打ち抜いて作製する。
次に、上記刃部形成板材30の幅方向における所定部位に、刃部形成部11を形成しうる幅寸法部位に折曲溝を形成する工程Bにおいて、上記刃部形成板材10に折曲溝32を形成する。
この折曲溝32は、適宜の切削工具を使用して上記刃部形成板材30の表面側において形成され、折曲された場合に刃部折曲部21が起立して形成されるように、形成される刃部本体10の幅寸法分、幅方向端部から内方へ至った部位において長さ方向に沿って設けられている。
また、上記折曲溝32は、上記刃部折曲部21が折曲されやすく、かつ、実際に使用された場合に、紙等の被切断部材の切断時において刃部形成板材10の表面に対して直角方向に作用する応力に充分に対抗しうる剛性を保持する程度の深さ寸法に形成される。
そして、次の刃部本体形成工程Cにおいて、このようにして形成された刃部折曲部21を折曲して刃部折曲部21を基部33に対して角度を以って形成する。
この場合、図3に示すように、刃部折曲部21に刃部16を形成する場合には、まず、刃部折曲部21を、上記折曲溝32に沿って、基部33に対して鈍角αを以った角度に折曲し、その後、この状態で断面方向に対して直角にプレス機により打ち抜き、プレス加工により幅方向先端部に刃部16を形成する。その後、再度、刃部折曲部21を基部33にして直角の角度に折曲形成して最終的に刃部を形成する。
従って、本実施の形態に係るピンキングハサミの製造方法にあっては、上記のように刃部本体10の刃部折曲部11に沿って上記折曲溝32が形成されていることから、刃部折曲部21の形成作業を容易に行うことができ、ピンキングハサミの製造効率を向上させることができる。
本発明に係るピンキングハサミの製造方法は、全てのピンキングハサミの製造に適用することが可能である。
10 刃部本体
11 刃部形成部
12 グリップ部
13 軸ピン
14 凹部
15 孔部
16 刃部
17 グリップ固定部
18 フレーム部材
20 先端部
21 刃部折曲部
22 固定孔部
23 グリップ
24 グリップ固定部
30 刃部形成板材
32 折曲溝
33 基部
A 刃部形成板材準備工程
B 折曲溝形成工程
C 刃部本体形成工程
11 刃部形成部
12 グリップ部
13 軸ピン
14 凹部
15 孔部
16 刃部
17 グリップ固定部
18 フレーム部材
20 先端部
21 刃部折曲部
22 固定孔部
23 グリップ
24 グリップ固定部
30 刃部形成板材
32 折曲溝
33 基部
A 刃部形成板材準備工程
B 折曲溝形成工程
C 刃部本体形成工程
Claims (3)
- 所定の幅寸法を有する細長状の刃部形成板材の幅方向端部を長さ方向に折曲形成して刃部を形成するピンキングハサミの製造方法であって、
上記刃部形成部材の幅方向所定個所には長さ方向に沿って折曲して刃部本体を形成しうる折曲溝が形成され、上記折曲溝により幅方向端部との間に画成される部位を長さ方向に沿って折曲することにより刃部本体が形成されることを特徴とするピンキングハサミの製造方法。 - 上記刃部本体と基部とは略直角に折曲形成されることを特徴とする請求項1記載のピンキングハサミの製造方法。
- 上記刃部本体の幅方向先端部には切り刃が形成され、上記切り刃はプレス加工により形成されることを特徴とする請求項1記載のピンキングハサミの製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006150980A JP2007319294A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | ピンキングハサミの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020535913A (ja) * | 2017-10-05 | 2020-12-10 | エシコン エルエルシーEthicon LLC | 閉塞されたブレードを備えた外科用ツール |
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-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006150980A patent/JP2007319294A/ja active Pending
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