JP2007318604A - ディジタル音声信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 復号化されたディジタル音声信号を複数の異なる経路(アナログ出力、光ディジタル出力、HDMI出力等)から出力することにより生じる音声のズレを解消することのできるディジタル音声処理装置を提供する。
【解決手段】 複数の出力端子の前段にそれぞれ遅延手段を設け、音声出力選択手段により前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択させ、音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、遅延量設定手段により1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準(遅延量0)にして、他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定させるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 複数の出力端子の前段にそれぞれ遅延手段を設け、音声出力選択手段により前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択させ、音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、遅延量設定手段により1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準(遅延量0)にして、他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定させるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ディジタル信号処理装置に関し、特に、符号化されたディジタル音声信号を複数の異なる経路で信号処理して音声出力することにより生じる音声のズレを解消することができる技術に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disk/Digital Video Disk)を記録媒体としたビデオソフトなどでは、通常の2chのステレオ再生に比べて立体的で迫力ある音声規格(例えば、ドルビーディジタル)が採用されている。このドルビーディジタル方式の場合、DVDには、フロント側3ch、リア側2chからなる5chの音声データに加えて、低域のみに帯域制限されたサブウーファー(0.1ch)の音声信号が記録されている。
例えば、DVDプレイヤー等に5.1chサラウンドに対応したAVアンプを接続して構築したホームシアターにおいて、DVDプレイヤーのディジタル音声信号出力端子(例えば、光ディジタル信号出力端子)からディジタル音声信号(例えば、AAC(Advanced Audio Coding)音声信号やPCM(Pulse Code Modulation)音声信号)をAVアンプに出力させるようにしておけば、DVDに記録された5.1chの臨場感あふれる音声がAVアンプに接続されたスピーカから出力されることとなる。
また、上述したサラウンド対応のAVアンプを用いることなく、DVDプレイヤーでディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力することで、テレビジョン受像機の内蔵スピーカで2chの音声を出力することも可能である。
ところで、DVDに記録されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号を再生する場合、ディジタル映像信号を処理する回路とディジタル音声信号を処理する回路とは別の構成をとっているため、復調された映像信号と音声信号の出力タイミングがずれてしまうという不具合が生じる。
そこで、DVD等に記録されたディジタル映像音声信号を再生する際に、映像信号と音声信号の出力タイミングがずれてしまうのを防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2)。上記先願に記載されているように、従来は、DVD等に記録されたディジタル映像音声信号を再生する際に、映像信号の出力タイミングを基準として音声信号の出力を遅延させることで、映像と音声の出力タイミングがずれないようにしていた。
特開2005−184563号公報
特開2004−088442号公報
ところで、DVDプレイヤー等のディジタル信号処理装置では、複数の異なる経路で音声が出力される場合もある。例えば、DVDプレイヤーからテレビジョン受像機にアナログ音声信号を出力するとともに、サラウンド対応のAVアンプにディジタル音声信号を出力する場合が考えられる。
この場合、テレビジョン受像機の内蔵スピーカからの音声と、AVアンプに接続された5.1chのスピーカからの音声とは、入力された音声信号を処理する時間が異なるのでズレが生じてしまうことがある。特に、音楽を主体とするDVDを再生する場合(特に、複数のAVアンプを介して多くのスピーカから音声を出力するようにしている場合)、映像と音声のズレは大きな問題にはならないが、スピーカから出力される音声同士にズレがあると大きな違和感が生じる。
本発明は、符号化されたディジタル音声信号を複数の異なる経路(例えば、アナログ出力、光ディジタル出力、HDMI出力等)から出力することにより生じる音声のズレを解消することのできるディジタル音声信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、所定形式のディジタル音声入力信号に所定の音声処理を施してディジタル又はアナログの音声信号を複数の出力端子から出力可能なディジタル音声信号処理装置であって、前記複数の出力端子の前段にそれぞれ設けられた遅延手段と、前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定する遅延量設定手段と、前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択可能な音声出力選択手段と、を備え、前記遅延量設定手段は、前記音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準(遅延量0)にして、他の出力端子の前段に設けられた前記遅延手段の遅延量を設定することを特徴とする。
また、前記音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの前記遅延量設定手段による遅延量情報と、を関連付けて記録可能な記憶手段を備え、前記遅延量設定手段は、前記記憶手段に記録されている出力端子情報および遅延量情報に基づいて、前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定するようにした。
さらに、入力手段を備え、前記音声出力選択手段は、前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の出力端子の中から音声信号を出力させる出力端子を選択し、前記遅延量設定手段は、前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定するようにした。
本発明によれば、複数の出力端子の前段にそれぞれ遅延手段を設け、音声出力選択手段により前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択させ、音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、遅延量設定手段により1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準(遅延量0)にして、他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定させるようにしたので、複数の出力端子に接続された音声出力装置(例えば、テレビジョン受像機やサラウンド対応のAVアンプ)からの音声出力タイミングを容易に同期させることができ、音声出力同士のズレを解消することができる。
また、音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの遅延量情報と、を関連付けて記録可能な記憶手段を備え、遅延量設定手段は、記憶手段に記録されている出力端子情報および遅延量情報に基づいて、それぞれの遅延手段の遅延量を設定するようにしたので、音声出力させる出力端子の組合せに応じて自動的に遅延量が設定されることとなる。また、音声出力させない出力端子に対応する遅延手段において、無駄に遅延量の制御処理が行われるのを回避でき、処理能力を向上できる。
また、遅延量設定手段は入力手段からの入力信号に基づいて遅延手段の遅延量を設定するようにしたので、視聴者が複数のAVアンプに接続されたスピーカ等から出力される音声を聞き比べて手動で遅延量を設定することができる。したがって、出力端子に接続されているAVアンプがディジタル信号処理能力の異なる他のAVアンプに変更されても、最適な遅延量を設定することができる。
以下、本発明に係るディジタル音声信号処理装置を適用した実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るディジタルテレビジョン放送信号受信装置(例えば、セットトップボックス)100の概略構成図である。
図1は、本実施形態に係るディジタルテレビジョン放送信号受信装置(例えば、セットトップボックス)100の概略構成図である。
このディジタルテレビジョン放送信号受信装置100は、信号受信部10と、デマルチプレクサ20と、映像信号処理部30と、制御部50と、音声信号処理部70と、を備える。
制御部50は、CPUと、RAMと、ROMと、を含んで構成される。ROMには、各種制御プログラムが格納されており、CPUはRAMを作業領域として利用しつつ、ROM内の制御プログラムに従って動作し、各ブロックを制御する。
また、制御部50には、複数の操作キーが設けられた入力手段40からの操作信号が入力される。また、入力手段40は、リモコン装置60からの操作信号(例えば、赤外線信号)を受信可能なリモコン信号受信部を有し(図示略)、リモコン装置60からの操作信号を制御部50に入力可能に構成される。
ディジタルテレビジョン放送信号受信装置100では、アンテナを介して信号受信部10で受信したディジタルテレビジョン放送信号が、デマルチプレクサ20でディジタル映像信号とディジタル音声信号に分離され、分離されたディジタル映像信号とディジタル音声信号はそれぞれ映像信号処理部30と音声信号処理部70とで所定の形式の信号に変換され、映像出力端子および音声出力端子から出力される。
なお、本実施形態のディジタルテレビジョン放送信号受信装置100では、MPEG−2(Moving Picture Experts Group−2)で規定されたディジタル映像音声信号を含むTS信号を処理可能となっている。また、音声信号処理部70では、ディジタル音声信号としてAAC音声信号とPCM音声信号とを処理可能としている。
図2は、ディジタルテレビジョン放送信号受信装置100における信号処理部の主要ブロック図である。本実施形態のディジタルテレビジョン放送信号受信装置100は、音声出力端子として、1つのアナログ音声出力端子Ta1と、2つのディジタル音声出力端子(光ディジタル、HDMI)Ta2,Ta3を備える。
映像信号処理部30は、MPEGビデオデコーダ31と、NTSCビデオエンコーダ32と、を有する。MPEGビデオデコーダ31は、デマルチプレクサ20から入力された符号化されているディジタル映像信号に対して復号化処理を行う。そして、NTSCビデオエンコーダ32は、復号化されたディジタル映像信号をNTSC方式の映像信号に変換し、映像出力端子TvからPDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの映像出力装置に出力する。なお、映像出力装置がディジタル映像信号を処理可能な場合は、ディジタル映像信号を出力するようにできる。
音声信号処理部70は、オーディオデコーダ71と、アナログ出力用遅延バッファ72と、ディジタル/アナログ変換器73と、第1のセレクタ74と、ディジタル出力用遅延バッファ75と、ディジタルインタフェース76と、第2のセレクタ77と、HDMI出力用遅延バッファ78と、HDMIインタフェース79と、を有する。
オーディオデコーダ71は、デマルチプレクサ20から入力された符号化されているディジタル音声信号に対して、復号処理やサラウンド処理等の各種ディジタル音声処理を行う。例えば、入力されたディジタル音声信号がAACによるものである場合にはAAC音声の復号化処理を行い、PCM音声によるものである場合にはPCM信号の生成処理を行う。なお、オーディオデコーダ71におけるディジタル音声処理は、ディジタル化された音声信号に対して行われる処理であり、これらの処理に制限されない。
遅延手段としてのアナログ出力用遅延バッファ72は、オーディオデコーダ71でディジタル音声処理が施された音声信号を入力され、この入力されたディジタル音声信号を所定の遅延量だけ遅延させて出力する。このときの遅延量、すなわち遅延時間は、遅延量設定手段としての制御部(CPU)50によって設定される。
D/A変換器(DAC)73は、アナログ出力用遅延バッファ72で遅延されたディジタル音声信号を入力され、この入力されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。D/A変換器73で変換されたアナログ音声信号は、アナログ音声信号出力端子Ta1から音声出力装置としてのテレビジョン受像機に出力される。そして、テレビジョン受像機の内蔵スピーカから音声が出力される。
第1のセレクタ74は、デマルチプレクサ20からのAAC信号とオーディオデコーダ71からのPCM信号を入力可能に構成され、デマルチプレクサ71から入力されるディジタル音声信号の音声モードに応じて何れかのディジタル音声信号を自動で選択して出力する。ここで、入力されるディジタル音声信号の音声モードは、制御部(CPU)50によって判別される。例えば、制御部(CPU)50は、TS信号から得られた情報に基づいて、デマルチプレクサ20から入力される音声信号がAAC方式の音声信号であるかPCM方式の音声信号であるかを判別できる。
遅延手段としてのディジタル出力用遅延バッファ75は、セレクタ74で選択されたディジタル音声信号を入力され、この入力されたディジタル音声信号(AAC信号又はPCM信号)を所定の遅延量だけ遅延させて出力する。このときの遅延量、すなわち遅延時間は、遅延量設定手段としての制御部(CPU)50によって設定される。
ディジタル出力用遅延バッファ75で遅延されたディジタル音声信号は、ディジタルインタフェース76を介してディジタル音声信号出力端子(例えば、光ディジタル信号出力端子)Ta2から音声出力装置としてのサラウンド対応のAVアンプに出力される。そして、AVアンプでディジタル音声処理を施されて、AVアンプに接続された、例えば、5.1chのスピーカから音声が出力される。
第2のセレクタ77は、デマルチプレクサ20からのAAC信号とオーディオデコーダ71からのPCM信号を入力可能に構成され、デマルチプレクサ71から入力されるディジタル音声信号の音声モードに応じて何れかのディジタル音声信号を自動で選択して出力する。例えば、デマルチプレクサ71から入力されるディジタル音声信号がAAC方式である場合にはAAC信号を出力し、PCM方式である場合にはオーディオデコーダ71でディジタル音声処理を施されたPCM信号を出力する。また、セレクタ77は、例えば制御部(CPU)50によって制御される。
遅延手段としてのHDMI(High-Definition Multimedia Interface)出力用遅延バッファ78は、セレクタ77で選択されたディジタル音声信号を入力され、この入力されたディジタル音声信号(AAC信号又はPCM信号)を所定の遅延量だけ遅延させて出力する。このときの遅延量、すなわち遅延時間は、遅延制御手段としての制御部(CPU)50によって設定される。
ディジタル出力用遅延バッファ78で遅延されたディジタル音声信号は、HDMIインタフェース79を介してHDMI出力端子Ta3から音声出力装置としてのHDMI対応のディジタルテレビジョン受像機に出力される。そして、ディジタルテレビジョン受像機でディジタル音声処理を施されて、内蔵スピーカから音声が出力される。
上述した構成をしたディジタルテレビジョン放送信号受信装置100において、符号化されたディジタル音声信号は複数の異なる経路で信号処理されることになるので、実際にスピーカから音声出力されるタイミングにズレが生じる。そこで、本実施形態では、遅延量設定手段としての制御部50が、アナログ出力用遅延バッファ72、ディジタル出力用遅延バッファ75,HDMI出力用遅延バッファ78の遅延量を適切に設定するようにしている。
また、視聴者による入力操作により入力手段40から入力される信号に基づいて、音声出力選択手段としての制御部50は、音声信号を出力させる出力端子を選択する。そして、複数の出力端子から音声信号を出力させる場合に、所定の遅延バッファにおいて遅延制御が実行されることとなる。
例えば、アナログ音声信号出力端子Ta1に接続されたテレビジョン受像機の内蔵スピーカから音声が出力されるタイミングをT1とし、光ディジタル信号出力端子Ta2に接続されたAVアンプのスピーカから音声が出力されるタイミングをT2(<T1)、HDMI信号出力端子Ta3に接続されたディジタルテレビジョン受像機の内蔵スピーカから音声が出力されるタイミングをT3(<T2)、とした場合を考える。つまり、同一の音声信号が、ディジタルテレビジョン受像機の内蔵スピーカ、AVアンプのスピーカ、テレビジョン受像機の内蔵スピーカの順に出力される場合である。
このような場合は、図3に示すように、一番遅い出力タイミングを基準にして他の音声信号を遅延させて、出力タイミングを遅らせることで、実際にスピーカから音声出力されるタイミングを同じにすることができる。例えば、視聴者が入力手段40を操作することにより、それぞれの遅延バッファによる遅延量を設定することができる。このとき、何れの音声信号の出力タイミングを基準にするかも視聴者によって設定される。
図3は、音声信号を出力させる出力端子の組合せとアナログ出力用遅延バッファ72,ディジタル出力用遅延バッファ75,HDMI出力用遅延バッファ78における遅延量1,2,3の関係を示す説明図である。
すなわち、アナログ音声信号出力端子Ta1と光ディジタル信号出力端子Ta2から音声を出力する場合は、アナログ音声信号出力端子Ta1に接続されたテレビジョン受像機のスピーカからの音声出力タイミングT1を基準とし(すなわち、アナログ出力用遅延バッファ72の遅延量1を0とする)、ディジタル出力用遅延バッファ75の遅延量2をT1−T2として設定すればよい。仮に、視聴者が光ディジタル信号出力端子Ta2に接続されたAVアンプのスピーカからの音声出力タイミングT2を基準とし、アナログ出力用遅延バッファ1の遅延量1を設定しても、出力される音声のズレが大きくなるので、何れの音声出力タイミングを基準にすべきかは容易に知ることができる。なお、このとき、HDMI信号出力端子Ta3からの音声出力は無効となっているので、HDMI出力用遅延バッファ78による遅延制御は行われない。
また、アナログ音声信号出力端子Ta1とHDMI信号出力端子Ta3から音声を出力する場合は、アナログ音声信号出力端子Ta1に接続されたテレビジョン受像機のスピーカからの音声出力タイミングT1を基準とし、HDMI出力用遅延バッファ78の遅延量3をT1−T3とすればよい。このとき、光ディジタル信号出力端子Ta2からの音声出力は無効となっているので、ディジタル出力用遅延バッファ75による遅延制御は行われない。
また、光ディジタル信号出力端子Ta2とHDMI信号出力端子Ta3から音声を出力する場合は、光ディジタル信号出力端子Ta2に接続されたAVアンプのスピーカからの音声出力タイミングT2を基準とし、HDMI出力用遅延バッファ78の遅延量3をT2−T3とすればよい。このとき、アナログ音声信号出力端子Ta1からの音声出力は無効となっているので、アナログ出力用遅延バッファ72による遅延制御は行われない。
また、アナログ信号出力端子Ta1と光ディジタル信号出力端子Ta2とHDMI信号出力端子Ta3から音声を出力する場合は、アナログ音声信号出力端子Ta1に接続されたテレビジョン受像機のスピーカからの音声出力タイミングT1を基準とし、ディジタル出力用遅延バッファ75の遅延量2をT1−T2とし、HDMI出力用遅延バッファ78の遅延量3をT1−T3とすればよい。
なお、音声出力選択手段により出力端子が1つしか選択されていない場合は、出力音声にズレは生じないので遅延処理は行われない。ただし、出力映像と出力音声とを同期させる場合は、所定の遅延処理を行う必要がある。
上述したように、本実施形態のディジタルテレビジョン放送信号受信装置100では、複数の音声出力端子Ta1,Ta2,Ta3の前段にそれぞれ遅延バッファ72,75,78を設け、音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、遅延量設定手段により1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準(遅延量0)にして、他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定させるようにしているので、複数の出力端子Ta1,Ta2,Ta3に接続された音声出力装置(例えば、テレビジョン受像機の内蔵スピーカやサラウンド対応のAVアンプに接続された5.1chのスピーカ)からの音声出力タイミングを容易に同期することができ、音声出力同士のズレを解消することができる。
また、遅延量設定手段は入力手段からの入力信号に基づいて遅延手段の遅延量を設定するようにしたので、視聴者が複数のAVアンプに接続されたスピーカ等から出力される音声を聞き比べて手動で遅延量を設定することができる。したがって、出力端子に接続されているAVアンプ等の音声処理装置のディジタル信号処理能力が異なっていても、最適な遅延量を設定することができる。また、出力端子に接続される音声出力装置が変更された場合にも容易に対応できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、視聴者が入力手段40を操作することにより各遅延バッファの遅延量を設定するようにしているが、音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの遅延量情報と、を関連付けて記憶手段に格納できるようにしてもよい(図3参照)。つまり、出力端子に接続された音声出力装置が変更される頻度は極めて低いので、各遅延バッファの遅延量は一度設定しておけばこれを利用することができる。また、視聴者が入力手段40により各地エンバッファの遅延量を設定した場合は、この状態を上記記憶手段に記録して更新するのが望ましい。
例えば、上記実施形態では、視聴者が入力手段40を操作することにより各遅延バッファの遅延量を設定するようにしているが、音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの遅延量情報と、を関連付けて記憶手段に格納できるようにしてもよい(図3参照)。つまり、出力端子に接続された音声出力装置が変更される頻度は極めて低いので、各遅延バッファの遅延量は一度設定しておけばこれを利用することができる。また、視聴者が入力手段40により各地エンバッファの遅延量を設定した場合は、この状態を上記記憶手段に記録して更新するのが望ましい。
また、上記実施形態では、ディジタル音声信号処理装置としてディジタルテレビジョン放送信号受信装置を例に挙げて説明したが、これに制限されず、DVDプレイヤー等のMPEG−TSを再生する再生装置やコンピュータ機器などであっても良い。
また、ディジタル音声信号処理装置において処理できるディジタル音声信号は、AAC音声信号とPCM音声信号に制限されず、AC−3や、WAV、AIFF、MP3、WMA、ATRAC3など、他の形式のディジタル音声信号を適用することもできる。
また、上記実施形態において、映像出力と音声出力とを同期させることも従来技術を適用することで容易に実現することができる。
20 デマルチプレクサ
30 映像信号処理部
70 音声信号処理部
71 オーディオデコーダ
72 アナログ出力用遅延バッファ
73 デジタル/アナログ変換器
74 第1のセレクタ
75 ディジタル出力用遅延バッファ
76 ディジタルインタフェース
77 第2のセレクタ
78 HDMI出力用遅延バッファ
79 HDMIインタフェース
Ta1 アナログ音声信号出力端子
Ta2 光ディジタル信号出力端子
Ta3 HDMI信号出力端子
30 映像信号処理部
70 音声信号処理部
71 オーディオデコーダ
72 アナログ出力用遅延バッファ
73 デジタル/アナログ変換器
74 第1のセレクタ
75 ディジタル出力用遅延バッファ
76 ディジタルインタフェース
77 第2のセレクタ
78 HDMI出力用遅延バッファ
79 HDMIインタフェース
Ta1 アナログ音声信号出力端子
Ta2 光ディジタル信号出力端子
Ta3 HDMI信号出力端子
Claims (4)
- 所定形式のディジタル音声入力信号に所定の音声処理を施してディジタル又はアナログの音声信号を複数の出力端子から出力可能なディジタル音声信号処理装置であって、
前記複数の出力端子の前段にそれぞれ設けられた遅延手段と、
前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定する遅延量設定手段と、
前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択可能な音声出力選択手段と、
前記音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの前記遅延量設定手段による遅延量情報と、を関連付けて記録可能な記憶手段と、
入力手段と、を備え、
前記音声出力選択手段は、前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の出力端子の中から音声信号を出力させる出力端子を選択し、
前記遅延量設定手段は、前記記憶手段に記録されている出力端子情報および遅延量情報に基づいて前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定し、さらに前記入力手段からの入力があった場合には該入力信号に基づいて前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定することを特徴とするディジタル音声信号処理装置。 - 所定形式のディジタル音声入力信号に所定の音声処理を施してディジタル又はアナログの音声信号を複数の出力端子から出力可能なディジタル音声信号処理装置であって、
前記複数の出力端子の前段にそれぞれ設けられた遅延手段と、
前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定する遅延量設定手段と、
前記複数の出力端子のうち何れの出力端子から音声信号を出力させるかを選択可能な音声出力選択手段と、を備え、
前記遅延量設定手段は、前記音声出力選択手段により複数の出力端子が選択された場合に、1の出力端子に接続された音声出力装置からの音声出力タイミングを基準にして、他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定することを特徴とするディジタル音声信号処理装置。 - 前記音声出力選択手段により何れの出力端子が選択されたかを示す出力端子情報と、そのときの前記遅延量設定手段による遅延量情報と、を関連付けて記録可能な記憶手段を備え、
前記遅延量設定手段は、前記記憶手段に記録されている出力端子情報および遅延量情報に基づいて、前記それぞれの遅延手段の遅延量を設定することを特徴とする請求項2に記載のディジタル音声信号処理装置。 - 入力手段を備え、
前記音声出力選択手段は、前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の出力端子の中から音声信号を出力させる出力端子を選択し、
前記遅延量設定手段は、前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記他の出力端子の前段に設けられた遅延手段の遅延量を設定することを特徴とする請求項2又は3に記載のディジタル音声信号処理装置。
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