JP2005184563A - デジタル信号処理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境の相違によって生じる映像と音声とのズレの問題を解決することができるデジタル放送受信装置および方法を提供する。
【解決手段】 デジタルAVデコーダ11は、TS信号をデコードし、映像信号と音声信号とを同期させて分離する。映像信号は、デジタル映像処理部12を介してディスプレイ14に出力される。AAC音声信号は、デジタル音声出力する場合、遅延部15を介して出力される。スピーカ25から出力する場合、遅延部17を介して出力される。CPU18の制御に基づき遅延部17が音声信号を遅延することで、ディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを解消する。CPU18の制御に基づいて遅延部15が音声信号を遅延することで、ディスプレイ14に表示される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのズレを解消する。
【選択図】 図1


Description

この発明は、デジタル信号処理装置および方法に関し、特に、映像信号と音声信号とを異なる経路で処理することにより生じる映像と音声とのズレを解消することのできるデジタル信号処理装置および方法に関する。
日本では、2000年から衛星デジタル放送が開始されており、2003年12月からは、地上波においてもデジタル放送が開始された。高画質なデジタル放送が始まって以来、大画面に対する顧客要求が触発され、プラズマディスプレイ等の大型フラットディスプレイが一般消費者にも普及し始めつつある状況となっている。
このプラズマディスプレイ等のフラットディスプレイは、固定画素構造とされているため、従来のCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイと比較して、多数のデジタル映像処理デバイスが必要とされる。したがって、フラットディスプレイでは、これらデジタル映像処理により映像信号の遅延をもたらす。
一方、音声信号に関しては、サラウンド機能等の搭載により音声処理を幾つか行うものの映像信号ほどの大きな遅延は生じないため、映像信号と音声信号とのズレ、所謂リップシンクが発生してしまう。そこで、映像信号と音声信号とを同期させて分離するAV(Audio Visual)デコーダの後段の音声信号処理系統に音声信号の遅延部を設けることでリップシンクを解決していた。
このようにディスプレイに表示される映像とスピーカから出力される音声とを音声信号を遅延することで同期させ、リップシンクによる不自然さを解消することができる。下記の特許文献1には、番組のジャンルについて設定された設定情報に基づいて、スピーカに供給する音声信号の遅延量や音量を調節するデジタル放送受信装置が記載されている。
特開2001−257964号公報
ところで、近年、デジタル放送の普及に伴い高画質、高音質のコンテンツが手軽に楽しめる環境が整ってきている。ほとんどのデジタルテレビジョン受像機は、内蔵スピーカの他に音声出力用の光デジタル音声出力端子を有している。この光デジタル音声出力端子は、例えば、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、デジタル地上波放送等で採用されているAAC(Advanced Audio Coding)音声信号やアナログ地上波放送、ビデオ機器などからのアナログ音声をデジタル化したPCM(Pulse Code Modulation)音声信号などのデジタル符号化された音声信号の出力に用いられる。光デジタル音声出力端子をオーディオアンプに接続することで容易にホームシアターを構築することができる。
図8は、光デジタル音声出力機能を有するデジタルテレビジョン受像機におけるトランスポートストリーム(TS)信号の処理を行う主要ブロックの構成の一例である。このデジタルテレビジョン受像機では、デジタル音声信号としてAAC音声信号とPCM音声信号とを処理する。
デジタルAVデコーダ101は、図示しないフロントエンド部により受信され、復調・復号によって生成されたTS信号から映像信号と音声信号とを同期させて分離する。
デジタルAVデコーダ101で分離された映像信号は、デジタル映像処理部102に送られる。デジタル映像処理部102は、符号化されている映像信号の復号処理、二画面表示用処理等の各種デジタル映像処理を行い、表示デバイスに適した映像信号を出力する。
デジタル映像処理部102から出力された映像信号は、D/A変換器(DAC)103に送られる。D/A変換器103は、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換する。D/A変換器103でアナログ信号に変換された映像信号は、ディスプレイ104に送られる。これにより、ディスプレイ104に映像が表示される。
デジタルAVデコーダ101で分離された音声信号は、遅延部105に送られる。遅延部105は、ディスプレイ104に表示される映像とスピーカ108から出力される音声とのリップシンクを無くす為に、音声信号に遅延を生じさせる。
遅延部105で遅延された音声信号は、デジタル音声処理部106に送られる。デジタル音声処理部106は、符号化されている音声信号の復号処理、サラウンド処理等の各種デジタル音声処理を行い、音声出力デバイスに適した音声信号を出力する。
デジタル音声処理部105から出力された音声信号は、D/A変換器(DAC)107に送られる。D/A変換器107は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。D/A変換器107でアナログ信号に変換された音声信号は、スピーカ108に送られる。これにより、スピーカ108から音声が出力される。
光デジタル音声出力端子110は、AAC音声信号またはPCM音声信号を外部に出力するための端子であり、セレクタ109によってどちらの音声信号を出力するかが選択される。セレクタ109は、TS信号中の音声信号がAACによる音声であるかPCMによる音声であるかを判別して、AACによる音声である場合には、遅延部105から出力される音声信号を復号せずにそのまま光デジタル音声出力端子110に出力する。PCMによる音声である場合には、音声信号をデジタル音声処理部106でPCM音声信号に変換して光デジタル音声出力端子110に出力する。
ここで、このデジタルテレビジョン受像機における映像および音声の遅延時間について考察してみる。光デジタル音声出力端子110に接続される主な機器としては、AVアンプが想定される。光デジタル音声出力端子110に接続されるAVアンプで、AAC音声信号、PCM音声信号がアナログ音声信号に処理される時間は、以下の通りである。
AAC音声信号(IEC61937)のデコード処理時間:最大2オーディオフレーム
(42.6ms以内)
PCM音声信号(IEC60958)の処理時間 :数十μs
したがって、このデジタルテレビジョン受像機におけるデジタル映像処理にかかる遅延時間をAとし、音声遅延時間をBとし、光デジタル音声出力端子110に接続される図示しないAVアンプにおけるAAC音声信号のデコード処理時間をCとした場合、外部AVアンプを含むテレビジョンシステムのトータルでの遅延時間は、ほぼ以下の式で示される。但し、外部AVアンプにおけるPCM音声信号の遅延時間は、上述したように数十μs程度なので無視する。また、音声遅延時間Bは、デジタル音声処理部106における処理を含むものであり、デジタル音声処理部106を介さない場合でもタイムスタンプによって固定されるように補正される。
AAC音声時のリップシンク:A−B−C
PCM音声時のリップシンク:A−B
よって仮にAを80ms、Bを40ms、Cを40msとすると、次のようになる。
AAC音声時のリップシンク:80−40−40= 0(ms)
PCM音声時のリップシンク:80−40 =40(ms)
この場合、AAC音声信号ではリップシンクは存在しないが、PCM音声信号は映像信号に対し40ms進むことになる。
このように従来のデジタルテレビジョン受像機では、ディスプレイに表示される映像と内蔵スピーカから出力される音声とのリップシンクを解決してはいるが、ディスプレイに表示される映像と光デジタル音声出力端子から出力される音声とのリップシンクを解決しようとして、AAC音声とPCM音声とで遅延部105における遅延時間をそれぞれ設定すると、内蔵するスピーカ108からの音声出力も遅延時間が変わってしまうため、実質遅延時間を変更することができないという問題点があった。
また、光デジタル音声出力の為の遅延時間を一つしか持っておらず、AAC音声やPCM音声といった音声モードのいずれか一つに遅延時間を合わせると、他方の音声モードでのリップシンクが合わないという問題点を有していた。
また、外部接続されるAVアンプにおけるAAC音声信号の処理時間は、各社/各AVアンプによって異なっている。この為、従来のデジタルテレビジョン受像機などにおけるデジタル信号処理では、光デジタル音声出力後までを考慮した最適なリップシンクの補正が困難であるという問題点を有していた。
ところで、デジタルテレビジョン受像機に接続した録画機器によって予約録画を実行するときは、デジタル映像処理デバイスを経由せずにアナログ映像信号がアナログ映像出力端子から出力されているため、音声信号に遅延を施してしまうと逆にリップシンクが生じてしまうという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、環境の相違によって生じる映像と音声とのズレの問題を解決することができるデジタル放送受信装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、デジタル符号化された映像信号とデジタル符号化された音声信号とを同期させて処理するデジタル信号処理装置において、映像信号に映像処理を施す映像処理手段と、映像処理が施された映像信号を表示装置に出力する映像出力手段と、音声信号に音声処理を施す音声処理手段と、音声処理が施された音声信号を遅延する第1の遅延手段と、第1の遅延手段で遅延された音声信号を音声出力装置に出力する音声出力手段と、音声信号を遅延する第2の遅延手段と、第2の遅延手段で遅延された音声信号が出力されるデジタル音声出力端子とを有し、第1の遅延手段による音声信号の遅延によって、表示装置から出力される映像と音声出力装置から出力される音声とのズレを解消し、第2の遅延手段による音声信号の遅延によって、表示装置から出力される映像とデジタル音声出力端子と接続された機器から出力される音声とのズレを解消することを特徴とするデジタル信号処理装置である。
請求項8に係る発明は、デジタル符号化された映像信号とデジタル符号化された音声信号とを同期させて処理するデジタル信号処理方法において、映像信号に映像処理を施す映像処理ステップと、映像処理が施された映像信号を表示装置に出力する映像出力ステップと、音声信号に音声処理を施す音声処理ステップと、音声処理が施された音声信号を遅延する第1の遅延ステップと、第1の遅延ステップで遅延された音声信号を音声出力装置に出力する音声出力ステップと、音声信号を遅延する第2の遅延ステップと、第2の遅延ステップで遅延された音声信号が出力されるデジタル音声出力端子とを用い、第1の遅延ステップによる音声信号の遅延によって、表示装置から出力される映像と音声出力装置から出力される音声とのズレを解消し、第2の遅延ステップによる音声信号の遅延によって、表示装置から出力される映像とデジタル音声出力端子と接続された機器から出力される音声とのズレを解消することを特徴とするデジタル信号処理方法である。
この発明では、映像信号に映像処理を施して表示装置に出力し、音声信号に音声処理を施して音声出力装置に出力しても、音声処理が施された音声信号を第1の遅延手段で遅延させることで表示装置から出力される映像と音声出力装置から出力される音声とのズレを解消できる。また、音声信号を第2の遅延手段で遅延してデジタル音声出力端子に出力することで、表示装置から出力される映像とデジタル音声出力端子に接続された機器から出力される音声とのズレを解消できる。
したがって、この発明のデジタル信号処理装置および方法によれば、環境の相違によって生じる映像と音声とのズレの問題を解決することができる。これにより、リップシンクがなくなり、ユーザが違和感なく映像・音声を楽しむことができるという効果を奏する。デジタル音声出力端子に接続される機器の最適な遅延量を外部接続される機器側で設定しなくてもリップシンクを解消できる為、様々な外部接続機器、例えばAVアンプを適応できるという効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態におけるデジタル音声出力機能を有するデジタルテレビジョン受像機におけるTS信号の処理を行う主要ブロックの構成の一例である。なお、このデジタルテレビジョン受像機で処理されるTS信号は、MPEG−2(Moving Picture Experts Group−2)Systems(ISO/IEC13818−1)で規定されるものである。このデジタルテレビジョン受像機では、デジタル音声信号としてAAC音声信号とPCM音声信号とを処理する。
デジタルAVデコーダ11は、図示しないフロントエンド部により受信され、復調・復号によって生成されたデジタル放送のTS信号をデコードする。このデコードによって、TS信号から映像信号と音声信号とが分離される。分離された映像信号と音声信号は、バッファとタイムスタンプを利用して同期されて出力される。すなわち、このテレビジョン受像機は、デジタル符号化された映像信号とデジタル符号化された音声信号とを同期させてから以下の処理を行っている。
デジタルAVデコーダ11で音声信号と同期された映像信号は、デジタル映像処理部12に送られる。デジタル映像処理部12は、符号化されている映像信号の復号処理(映像デコード処理)、DRC(Digital Reality Creation)機能などを利用した高画質コントロール処理、マルチ画面表示用処理等の各種デジタル映像処理を行い、表示デバイスに適した映像信号に変換して出力する。なお、デジタル映像信号以外のフォーマットの映像信号は、CCP(Composite Component Processor)によってデジタルコンポーネント信号に変換された後、これら処理が行われる。
映像信号の復号処理は、MPEG−2ビデオストリームの復号を行う。DRCは、デジタルマッピング処理により、HD(High Definition)信号に比べてなだらかな波形をしている映像信号を、HD信号波形に近い高精細信号に作り換えるものである。例えば、DRC機能による高画質コントロール処理では、DRC高画質映像をDRC?MFパレットと呼ばれる二軸マップ上できめ細かく画質をコントロールする。縦軸で映像細部の解像感や立体感を高めリアリティのある画つくり(くっきり)の調整を行うことができ、横軸で画像の質感を保ちながらノイズ類を抑制し、ザラツキの少ない画つくり(すっきり)の調整を行うことができる。
マルチ画面表示用処理は、1125i、750p、525p、525iなどの異なった周波数の映像を2画面またはマルチ画面で再現するために施される。デジタル映像処理部12におけるデジタル映像処理は、デジタル化された映像信号に対して行われる処理であり、これら処理に限ったものではない。
デジタル映像処理部12から出力された映像信号は、D/A変換器(DAC)13に送られる。D/A変換器13は、デジタル映像信号をディスプレイ14用のアナログ映像信号に変換する。D/A変換器13でアナログ信号に変換された映像信号は、ディスプレイ14に出力される。これにより、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であるディスプレイ14に映像が表示される。ディスプレイ14がデジタルデバイスである場合には、D/A変換器(DAC)13での処理は省略される。
CPU18は、デジタル符号化された音声信号の符号化の種類(音声モード)を判別する。このデジタルテレビジョン受像機では、CPU18によって、デジタルAVデコーダ11でデコードされた音声信号がAACによる音声信号であるかPCMによる音声信号であるかが判別される。CPU18は、デジタルAVデコーダ11でTS信号から得られた情報から音声モードを特定する。
MPEG−2Systemsで規定されるTSには、視聴者が番組選択するためのユーザインタフェースとしての情報を構築するためのデータを伝送するSI(Service Information)という番組配列情報がある。SIには、番組に関する情報を伝送するEIT(Event Information Table)が設けられている。CPU18は、例えば、デジタルAVデコーダ11によってTS信号から得られたこのEITの音声コンポーネント記述子の内容を参照することで、音声モードを判別することができる。音声コンポーネント記述子は、音声モードやサンプリング周波数、言語情報などの番組内の音声ストリームに関するパラメータである。
デジタルAVデコーダ11で映像信号と同期された音声信号は、遅延部15とデジタル音声処理部16に送られる。遅延部15は、入力された音声信号を遅延させて出力する。この遅延部15による遅延量、すなわち遅延時間は、CPU18によって設定される。遅延部15で遅延された音声信号は、セレクタ19に送られる。
デジタル音声処理部16は、入力された音声信号に対して、符号化されている音声信号の復号処理、サラウンド処理等の各種デジタル音声処理を行い、音声出力デバイスに適した音声信号に変換して出力する。
音声信号の復号処理は、入力された音声信号がAACによるものである場合には、AAC音声の復号処理(音声デコード処理)を行い、PCM音声によるものである場合には、PCM信号の生成処理を行う。サラウンド処理は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)によるホール、ライブ、ジャズ、ロック、シアター等の音響効果処理を行う。デジタル音声処理部16におけるデジタル音声処理は、デジタル化された音声信号に対して行われる処理であり、これら処理に限ったものではない。
デジタル音声処理部16でデジタル音声処理が施された音声信号は、遅延部17に送られる。遅延部17は、入力された音声信号を遅延させて出力する。この遅延部17による遅延量、すなわち遅延時間は、CPU18によって設定される。遅延部17で遅延された音声信号は、セレクタ19とD/A変換器(DAC)21に送られる。
セレクタ19は、デジタルAVデコーダ11でデコードされた音声信号の音声モードに応じて出力するデジタル信号を例えば自動で選択する。音声信号がAACによるものである場合には、遅延部15から入力される音声信号を出力する。音声信号がPCMによるものである場合には、遅延部17から入力される音声信号を出力する。セレクタ19は、例えばCPU18によって制御される。
セレクタ19から出力された音声信号は、デジタル音声信号出力端子20に出力される。デジタル音声信号出力端子20は、デジタル音声信号をデジタルテレビジョン受像機の外部に供給する光デジタル音声出力端子などの外部端子である。
D/A変換器21は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。D/A変換器21でアナログ信号に変換された音声信号は、アナログ音声信号出力端子22とセレクタ23に出力される。アナログ音声信号出力端子22は、アナログ音声信号をテレビジョン受像機の外部に供給するビデオ音声出力端子などの外部端子である。
セレクタ23には、D/A変換器21からの音声信号の他に、図示しないアナログ放送用チューナからのアナログ音声信号(アナログRF信号)、アナログ音声入力端子からのアナログ音声信号(ビデオ入力信号)が供給される。セレクタ23は、これら入力されるアナログ音声信号の中から選択して出力する。セレクタ23は、例えばCPU18によって制御される。例えば、ユーザがリモートコマンダなどにより、デジタル放送の音声をスピーカ25から出力すると指示した場合には、CPU18は、D/A変換器21から供給されるアナログ音声信号を選択するようにセレクタ23を制御する。CPU18は、ユーザのリモートコマンダからの指示などによって、デジタル音声信号の入出力先を制御する。
セレクタ23から出力された音声信号は、遅延部24に供給される。遅延部24は、入力された音声信号を遅延させて出力する。この遅延部24による遅延量、すなわち遅延時間は、CPU18によって設定される。遅延部24で遅延された音声信号は、音声出力装置であるスピーカ25に送られる。これにより、スピーカ25から音声が出力される。
このデジタルテレビジョン受像機には、映像および音声を記録媒体に記録するVTR(Video Tape Recorder)等の録画装置を接続することができる。例えば、図示しないアナログ映像出力端子やデジタル映像出力端子などの映像出力端子に録画装置の対応する映像入力端子を接続し、アナログ音声出力端子やデジタル音声出力端子などの音声出力端子に録画装置の対応する音声入力端子を接続することで、デジタルテレビジョン受像機が処理する映像および音声を録画装置で録画可能である。また、デジタルテレビジョン受像機が有する図示しないUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等のインタフェースにこれらインタフェースに対応した録画装置を接続することで映像および音声を録画することが可能である。
また、このデジタルテレビジョン受像機は、録画装置への予約録画の実行の検出が可能とされている。具体的には、このデジタルテレビジョン受像機が録画装置の予約録画を制御する機能を有することによって、録画装置への予約録画の実行の検出を可能とする。例えば、USBやIEEE1394等のインタフェースで録画装置と接続されている場合や録画装置一体型のテレビジョン受像機ならば、録画装置への予約録画中であることを検出することができる。また、AVマウスなどを利用してテレビジョン受像機から録画装置の予約録画を行うことが可能とすることで、テレビジョン受像機が録画装置への予約録画中であることを検出することができる。AVマウスは、外部機器のリモコン信号をそのままスルーで送信し、AVマウスから外部機器へ再発信することで、リモコンをディスプレイに向けて、離れた機器の各種機能の操作を行うものである。
CPU18は、外部機器の接続環境や音声モード、予約録画状態か否かなどの環境の違いに応じて、デジタル音声処理部16で音声処理が施された音声信号を遅延する第1の遅延手段である遅延部17、デジタルAVデコーダ11で同期された音声信号を遅延する第2の遅延手段である遅延部17、およびスピーカ25に出力される音声信号を遅延する第3の遅延手段である遅延部24の遅延量、すなわち遅延時間をそれぞれ適切に設定する。
このデジタルテレビジョン受像機では、CPU18の制御に基づいて遅延部17が音声信号を遅延することによって、ディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを解消している。また、CPU18の制御に基づいて遅延部15が音声信号を遅延することによって、ディスプレイ14に表示される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのズレを解消している。
ここで、このデジタルテレビジョン受像機における映像・音声の遅延時間について説明する。このテレビジョン受像機におけるデジタル映像処理にかかる遅延時間、すなわちデジタル映像処理部12での処理時間をAとし、AACによるデジタル音声出力用の遅延時間、すなわち遅延部15での遅延時間をBとし、PCMによるデジタル音声出力用およびアナログ音声出力用の遅延時間をCとし、アナログRF/ビデオ入力/PCMをアナログ変換した、セレクタ23から入力される音声信号に対する遅延時間、すなわち遅延部24での遅延時間をDとする。
また、デジタル音声出力端子20に接続されるAVアンプでAAC音声、PCM音声がアナログ音声に処理される時間(遅延)は、それぞれ以下の通りであり、この図示しないAVアンプでのAAC音声デコード処理にかかる遅延時間をEとする。なお、AVアンプにおけるPCM音声の遅延時間は、数十μsなので無視する。
AAC音声信号(IEC61937)のデコード処理時間:最大2オーディオフレーム
(42.6ms)
PCM音声信号(IEC60958)の処理時間:数十μs
この場合、予約録画の実行のとき以外におけるディスプレイ14に映し出される映像と、デジタル音声出力端子20を介したAVアンプから出力される音声のリップシンク(遅延時間)および内蔵のスピーカ25から出力される音声のリップシンク(遅延時間)は、ほぼ以下の式で示される。
AACによるデジタル音声出力時のリップシンク:A−B−E
PCMによるデジタル音声出力時のリップシンク:A−C
内蔵スピーカのリップシンク :A−C−D
(ラインアウトやヘッドフォン等も含む)
上述した式における遅延時間AおよびEは、デジタルテレビジョン受像機およびAVアンプ機器によってそれぞれ決まっているため、CPU18は、上述した式がそれぞれ「0」となるように遅延時間B、CおよびDを設定することで、ディスプレイ14の映像とスピーカ25およびデジタル音声出力端子20の接続先の音声とのリップシンクの問題を解決する。なお、遅延部24による音声信号の遅延は、予約録画の実行のときにディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを解消するためのものである。
このデジタルテレビジョン受像機では、CPU18によって判定された音声モードに応じて遅延部15および遅延部17の音声信号の遅延量が自動的に設定される。下記の表1は、予約録画の実行のとき以外において、遅延時間Aが80msで遅延時間Eが40msと固定されていた場合に、リップシンクR1をゼロとするための遅延時間B、CおよびDの設定を示す。
Figure 2005184563
CPU18によって音声モードがAACであると判定され、デジタル音声出力端子20へAACによるデジタル音声信号を出力する場合には、遅延部15の遅延時間を40msに自動的に設定する。すなわち、遅延部15の遅延時間がデジタル映像処理の処理時間(80ms)からデジタル音声出力端子20に接続される機器における音声処理(デコード)時間(40ms)をマイナスした値(40ms)に自動的に設定される。これにより、ディスプレイ14から出力される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのリップシンクが解消される。
CPU18によって音声モードがPCMであると判定され、デジタル音声出力端子20へPCMによるデジタル音声信号を出力する場合には、遅延部17の遅延時間を80msに自動的に設定する。すなわち、遅延部17の遅延時間がデジタル映像処理の処理時間(80ms)からデジタル音声出力端子20に接続される機器における音声処理時間(数十μm程度なので考慮しない)をマイナスした値(80ms)に自動的に設定される。これにより、ディスプレイ14から出力される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのリップシンクが解消される。
内蔵のスピーカ25へアナログ音声信号を出力する場合には、遅延部17の遅延時間を80msに自動的に設定する。すなわち、遅延部17の遅延時間がデジタル映像処理の処理時間(80ms)に自動的に設定される。これにより、ディスプレイ14から出力される映像とスピーカ25から出力される音声とのリップシンクが解消される。このとき、遅延部24の遅延時間は、0msに設定される。なお、遅延部17における遅延時間は、デジタル音声処理部16による音声処理時間を含むものである。AACによる音声信号とPCMによる音声信号とでは、デジタル音声処理部16における処理時間が異なるが、遅延部17における遅延は、タイムスタンプを利用して固定した遅延時間Cに補正されて出力される。
図2は、音声モードに応じて遅延時間を設定するときのCPU18の制御動作の一例である。CPU18は、まず、音声モードがAACによるものかPCMによるものかを判定する(ステップS1)。ステップS1で音声モードがAACであると判定された場合には、ステップS2に進み、AAC用の遅延時間を遅延部15と遅延部17に設定して遅延時間の設定処理を終了する。ステップS1で音声モードがPCMであると判定された場合には、ステップS3に進み、PCM用の遅延時間を遅延部15と遅延部17に設定して遅延時間の設定処理を終了する。
このデジタルテレビジョン受像機は、遅延部15における音声信号の遅延量および遅延部17における音声信号の遅延量をユーザが手動でそれぞれ調整できる調整機能を有している。デジタル音声出力端子20に接続されるAVアンプでデジタル音声、特にAAC音声がアナログ音声に処理される時間(遅延)は、各社/各AVアンプによって異なっている。そこで、この調整機能によって遅延部15および遅延部17の遅延量をユーザが調整することで、このデジタル音声出力端子20に接続される外部機器の違いによるリップシンクを解決することができる。この調整機能は、例えばOSD(On-Screen Display)を利用することによって実現される。
図3は、OSDによるデジタル音声の遅延時間を設定するメニューの一例である。参照符号31は、OSDの表示画面を示す。ユーザは、リモートコマンダなどの入力装置により、遅延時間を調整する項目をポインタ32で選択し、レベルバー33を増減することによって、遅延量、すなわち遅延時間を調整することができる。これらOSDによる設定情報は、CPU18に送られて、遅延量が調整値に設定される。例えば、AVアンプをデジタル音声出力端子20に接続している場合にAAC音声を選択して調整したときには、遅延部15の遅延量が調整値に設定され、PCM音声を選択して調整したときには、遅延部17の遅延量が調整値に設定される。なお、標準(出荷状態)を選択した場合には、遅延部15および遅延部17の遅延量は、初期値に設定される。
予約録画の実行のとき、図示しない映像出力端子から出力される映像信号は、遅延を生じさせるデジタル映像処理部12を介さない、すなわちデジタル映像処理が施されないため、予約録画の実行のときにおける録画される映像と録画される音声とのリップシンク(遅延時間)は、ほぼ以下の式で示される。
AACによるデジタル音声出力時のリップシンク:−B−E
PCMによるデジタル音声出力時のリップシンク:−C
したがって、上述した予約録画の実行のとき以外では、遅延部17による音声信号の遅延によって、ディスプレイ14から出力される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを解消し、遅延部15による音声信号の遅延によって、ディスプレイ14から出力される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのズレを解消したが、予約録画の実行のときは、これら音声信号の遅延を行わない、すなわち遅延量をゼロとすることで、予約録画の実行のときにおける録画される映像と録画される音声とのリップシンクの問題を解決する。なお、予約録画の実行のときに、ディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを防止するため、遅延部24による音声信号の遅延量、すなわち遅延時間Dは、遅延時間Aと同じに設定される。
したがって、映像信号を出力する図示しない映像出力端子とアナログ音声出力端子22とに録画装置が接続されている場合において、予約録画の実行の検出機能により予約録画の実行を検出した場合には、遅延部15および遅延部17での音声信号の遅延を行わない。また、映像信号を出力する図示しない映像出力端子とデジタル音声出力端子20とに録画装置が接続されている場合において、予約録画の実行の検出機能により予約録画の実行を検出した場合には、遅延部15および遅延部17での音声信号の遅延を行わない。これにより、デジタル音声出力端子20およびアナログ音声出力端子22から出力される音声信号には遅延が生じないように処理される。
下記の表2は、予約録画の実行のときにおいて、遅延時間Aが80msで遅延時間Eが40msと固定されていた場合に、リップシンクR2をゼロとするための遅延時間B、CおよびDの設定を示す。なお、遅延時間AおよびDの(80ms)は、予約録画の実行のときに、ディスプレイ14に映像を表示し、スピーカ25で音声を出力した場合の値である。録画装置に録画される映像に対しては、遅延時間Aの(80ms)は、加算されない。
Figure 2005184563
表2からも判るように、予約録画の実行の場合、AAC音声におけるデジタル音声出力に関しては、外部機器(例えばAVアンプ)でのAACデコード処理がある為、遅延部15での遅延量をゼロとするとリップシンク(表2の例では、40ms)が生じてしまう。これを解決する為に、以下の2つの方法が考えられる。
(1)ユーザにデジタル音声出力の設定について促す。
(2)デジタルテレビジョン受像機内で映像を遅延させる。
(2)の方法は、コストアップに繋がるため、ここでは(1)について説明する。図4〜図6は、ユーザにデジタル音声出力の設定について促す際のメニューを示す。
図4は、予約録画の実行の場合、出力する音声信号の種類を切り換えさせるときの画面の一例である。参照符号41は、OSDの表示画面を示す。ユーザは、リモートコマンダなどの入力装置により、オン・オフを切り換える音声モードをポインタ42で選択し、「ON」、「OFF」項目43を切り換えることによって、出力されるAAC音声をPCM音声/アナログ音声に切り換えることができる。これらOSDによる設定情報は、CPU18に送られて、セレクタ19およびセレクタ23が設定情報に応じて切り換えられる。例えば、デジタル音声出力端子20からAAC音声を出力していた場合に、OSDでAAC音声をオフとし、PCM音声をオンとした場合には、デジタル音声出力端子20からAAC音声が出力されるように、セレクタ19が制御される。
図5は、予約録画の実行の場合に、出力する音声信号の遅延量を設定するときの画面の一例である。参照符号51は、OSDの表示画面を示す。ユーザは、リモートコマンダなどの入力装置により、遅延時間を調整する項目をポインタ52で選択し、レベルバー53を増減することによって、遅延量、すなわち遅延時間を調整することができる。これらOSDによる設定情報は、CPU18に送られて、遅延量が調整値に設定される。
これら音声信号の種類の設定および音声信号の遅延量の設定をユーザが行う機能をデジタルテレビジョン受像機に備えさせることで、予約録画の実行のときにおけるリップシンクを解消することができる。なお、図6に示すOSD表示画面61のように、予約録画の実行のときに、デジタル音声出力端子20からAAC音声信号を出力することで、外付けのAVアンプ等の機器によるAACデコード処理時間によって録画装置に録画される映像と音声とにズレが生じる場合には、映像と音声とがズレて録画される可能性があることを予めユーザに告知しても良い。
ここで、予約録画の実行であるか否かに応じた遅延時間の設定について説明する。図7は、予約録画の実行であるか否かに応じて遅延時間を設定するときのCPU18の制御動作の一例である。CPU18は、まず、予約録画の実行であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4で、予約録画の実行であると判定された場合、すなわち予約録画の実行の検出機能によって、予約録画の実行が検出された場合には、ステップS5に進み、遅延時間BおよびCに「0」を設定し、遅延時間Dにリップシンクを解消する最適値を設定して遅延時間の設定処理を終了する。ステップS4で、予約録画の実行でないと判定された場合、すなわち予約録画の実行の検出機能によって、予約録画の実行が検出されていない場合には、ステップS6に進み、遅延時間Dに「0」を設定し、遅延時間BおよびCにリップシンクを解消する最適値を設定して遅延時間の設定処理を終了する。
以上説明したように、この発明の一実施形態によるデジタルテレビジョン受像機によれば、CPU18の制御に基づいて遅延部17が音声信号を遅延することによって、ディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声とのズレを解消することができる。また、CPU18の制御に基づいて遅延部15が音声信号を遅延することによって、ディスプレイ14に表示される映像とデジタル音声出力端子20と接続された機器から出力される音声とのズレを解消することができる。したがって、AAC音声信号など、デジタル音声出力端子20と接続されるAVアンプ等の外部機器においてデコード処理するときに遅延が生じる音声信号であっても、ディスプレイ14に表示される映像とデジタル音声出力端子20に接続される機器から出力される音声およびディスプレイ14に表示される映像とスピーカ25から出力される音声との両方でリップシンクを解決することができる。
CPU18がデジタルAVデコーダ11においてTS信号から得られた情報から音声モードを判定し、判定された音声モードに応じて遅延部15および遅延部17の音声信号の遅延量を最適な値に自動的に設定することで、音声モードが異なる場合においてもそれぞれについてリップシンクを解決することができる。また、CPU18が予約録画の実行を検出し、予約録画の実行の際には、遅延部15および遅延部17での音声信号の遅延を行わないように制御することで、録画される映像と音声とにとのリップシンクを解決することができる。
このように、リップシンクを解決することにより、ユーザは違和感なく映像・音声を楽しむことができる。
デジタル音声出力端子20に接続される外部機器での音声信号の遅延を考慮して、遅延部15および遅延部17の遅延量の設定をすることができるため、様々な外部機器、例えばAVアンプを適応することができる。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した一実施形態では、テレビジョン受像機をデジタル信号処理装置としたが、これに限らず、デジタル信号処理装置は、デジタル放送用のチューナを備えたセットトップボックス、VTR等の記録/再生装置や、DVDプレーヤ等のMPEG−TSを再生する再生装置、コンピュータ機器などであっても良い。なお、その場合、ディスプレイ14およびスピーカ25は、別体であっても良い。
また、デジタルテレビジョン受信機において、デジタル音声信号としてAAC音声信号とPCM音声信号とを例として説明したが、デジタル音声信号は、これらに限らず、AC−3や、WAV、AIFF、MP3、WMA、ATRAC3、AAC、TwinVQ、RealAudioなど、他の形式のデジタル音声信号を適用しても良い。また、TS信号は、MPEG−2Systemsに準拠したものに限定されるものではない。
この発明の一実施形態によるデジタルテレビジョン受像機におけるTS信号の処理を行う主要ブロックの構成の一例を示す略線図である。 音声モードに応じた遅延時間の設定動作の一例を示すフローチャートである。 OSDによる表示画面の一例を示す略線図である。 OSDによる表示画面の一例を示す略線図である。 OSDによる表示画面の一例を示す略線図である。 OSDによる表示画面の一例を示す略線図である。 予約録画実行の有無に応じた遅延時間の設定動作の一例を示すフローチャートである。 従来のデジタルテレビジョン受像機におけるTS信号の処理を行う主要ブロックの構成の一例を示す略線図である。
符号の説明
11・・・デジタルAVデコーダ、12・・・デジタル映像処理部、14・・・ディスプレイ、15,17,24・・・遅延部、16・・・デジタル音声処理部、20・・・デジタル音声出力端子、18・・・CPU、25・・・スピーカ


Claims (8)

  1. デジタル符号化された映像信号とデジタル符号化された音声信号とを同期させて処理するデジタル信号処理装置において、
    映像信号に映像処理を施す映像処理手段と、
    上記映像処理が施された映像信号を表示装置に出力する映像出力手段と、
    音声信号に音声処理を施す音声処理手段と、
    上記音声処理が施された音声信号を遅延する第1の遅延手段と、
    上記第1の遅延手段で遅延された音声信号を音声出力装置に出力する音声出力手段と、
    上記音声信号を遅延する第2の遅延手段と、
    上記第2の遅延手段で遅延された音声信号が出力されるデジタル音声出力端子とを有し、
    上記第1の遅延手段による音声信号の遅延によって、上記表示装置から出力される映像と上記音声出力装置から出力される音声とのズレを解消し、
    上記第2の遅延手段による音声信号の遅延によって、上記表示装置から出力される映像と上記デジタル音声出力端子と接続された機器から出力される音声とのズレを解消することを特徴とするデジタル信号処理装置。
  2. 請求項1において、
    さらに、上記音声信号の符号化の種類を判別する判別手段を有し、上記判別手段で判別された音声信号の符号化の種類に応じて上記第1の遅延手段による音声信号の遅延量および上記第2の遅延手段による音声信号の遅延量が自動的に設定されることを特徴とするデジタル信号処理装置。
  3. 請求項1において、
    さらに、上記第1の遅延手段および上記第2の遅延手段による音声信号の遅延量を手動で調整可能な調整手段を有することを特徴とするデジタル信号処理装置。
  4. 請求項3において、
    上記遅延量の調整は、OSDを利用することを特徴とするデジタル信号処理装置。
  5. 請求項1において、
    さらに、接続されている録画機器の予約録画の実行の検出機能とを有しており、予約録画の実行のときには、上記映像信号に上記映像処理を施さず、上記第1の遅延手段および上記第2の遅延手段による音声信号の遅延を行わないことを特徴とするデジタル信号処理装置。
  6. 請求項5において、
    さらに、上記録画機器に録画される映像と音声とにズレが生じるときには、映像と音声とがズレて録画される旨を予め告知する告知手段を有することを特徴とするデジタル信号処理装置。
  7. 請求項1において、
    さらに、デジタル放送を受信する受信手段と、上記受信手段により得られた信号から上記デジタル符号化された映像信号と上記デジタル符号化された音声信号とを分離する分離手段とを有することを特徴とするデジタル信号処理装置。
  8. デジタル符号化された映像信号とデジタル符号化された音声信号とを同期させて処理するデジタル信号処理方法において、
    映像信号に映像処理を施す映像処理ステップと、
    上記映像処理が施された映像信号を表示装置に出力する映像出力ステップと、
    音声信号に音声処理を施す音声処理ステップと、
    上記音声処理が施された音声信号を遅延する第1の遅延ステップと、
    上記第1の遅延ステップで遅延された音声信号を音声出力装置に出力する音声出力ステップと、
    上記音声信号を遅延する第2の遅延ステップと、
    上記第2の遅延ステップで遅延された音声信号が出力されるデジタル音声出力端子とを用い、
    上記第1の遅延ステップによる音声信号の遅延によって、上記表示装置から出力される映像と上記音声出力装置から出力される音声とのズレを解消し、
    上記第2の遅延ステップによる音声信号の遅延によって、上記表示装置から出力される映像と上記デジタル音声出力端子と接続された機器から出力される音声とのズレを解消することを特徴とするデジタル信号処理方法。


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