JP2007318519A - 画像形成装置およびプリントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示領域の小さな端末に遠隔操作用の操作画面を表示させる。
【解決手段】 MFP1は、機種特定情報を受信する機種特定情報受信部153と、受信された機種特定情報が携帯電話機を特定する場合、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の図形情報を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成部155と、処理選択画面を、携帯電話機に送信する処理選択画面送信部157と、処理選択画面の送信に応じて受信される処理特定情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面面送信部163と、パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、受信された処理特定情報により識別される処理を実行する処理実行制御部173と、を備える。
【選択図】 図4
【解決手段】 MFP1は、機種特定情報を受信する機種特定情報受信部153と、受信された機種特定情報が携帯電話機を特定する場合、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の図形情報を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成部155と、処理選択画面を、携帯電話機に送信する処理選択画面送信部157と、処理選択画面の送信に応じて受信される処理特定情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面面送信部163と、パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、受信された処理特定情報により識別される処理を実行する処理実行制御部173と、を備える。
【選択図】 図4
Description
この発明は、画像形成装置およびプリントシステムに関し、特に遠隔制御可能な画像形成装置およびその画像形成装置を含むプリントシステムに関する。
画像形成装置は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークに接続されることが多く、ネットワークに接続されたコンピュータから制御される。この場合、コンピュータに画像形成装置を制御するためのドライバプログラムがインストールされ、コンピュータでそのドライバプログラムが実行されることにより画像形成装置が制御される。これとは別に、ウェブ(Web)サーバ機能を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。この場合、パーソナルコンピュータにWebブラウザプログラムを実行させることにより、画像形成装置から離れたパーソナルコンピュータで、画像形成装置の操作パネルと同じ情報をリアルタイムに確認することができる。
しかしながら、画像形成装置をパーソナルコンピュータでなく、携帯電話機等の携帯情報端末で画像形成装置を遠隔操作する場合、携帯情報端末のディスプレイが小さいために、画像形成装置の操作パネルに表示するのと同じ情報を表示することができない。また、表示したとしても、文字が小さくなって見づらくなってしまうといった問題がある。
特開2004−56345号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、表示領域の小さな端末に遠隔操作用の操作画面を表示させることが可能な画像形成装置およびプリントシステムを提供することである。
上述した問題点を解決するために、この発明のある局面に従えば、画像形成装置は、装置の種類を特定する機種情報を受信する機種情報受信手段と、複数種類の処理を実行可能な処理実行手段と、受信された機種情報が携帯通信端末を特定する場合、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の画像を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成手段と、生成された処理選択画面を、機種情報を送信してきた装置に送信する送信手段と、処理選択画面の送信に応じて機種情報を送信してきた装置から受信される処理識別情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面送信手段と、を備え、処理実行手段は、パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、受信された処理識別情報により識別される処理を実行する。
この局面によれば、装置の種類を特定する機種情報が受信され、受信された機種情報が携帯通信端末を特定する場合、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の図形情報を表示するための処理選択画面が生成され、処理選択画面が機種情報を送信してきた装置に送信される。これにより、携帯通信端末に処理選択画面が表示される。処理選択画面は、複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の図形情報を表示するための画面なので、表示領域の小さい携帯情報端末であっても、複数の処理を選択するための画面を一度に表示することができる。さらに、処理選択画面の送信に応じて受信される処理識別情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面が送信され、受信されるパラメータに従って、処理識別情報により識別される処理が実行される。このため、表示領域の小さな端末に遠隔操作用の操作画面を表示させることが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、処理選択画面は、複数の画像のうちいずれかの指定を受け付け、複数種類の処理のいずれかを識別するための処理識別情報を送信する指令を含む。
好ましくは、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報それぞれと、複数種類の画像とを関連付けた関連付データを記憶する関連付データ記憶手段と、処理選択画面を送信した装置から機種情報と、処理選択画面を変更する指示とが受信されることに応じて、受信された機種情報に関連付けられた複数種類の画像を送信する画像送信手段と、送信した複数種類の画像のうちから選択された画像が受信された場合、処理選択画面を変更し、装置を識別するための装置識別情報に関連付けて記憶する処理選択画面記憶手段と、装置識別情報を受信する識別情報受信手段と、をさらに備え、処理選択画面送信手段は、装置識別情報が受信されることに応じて、装置識別情報に関連する処理選択画面を送信する装置別処理選択画面送信手段を含む。
好ましくは、携帯通信端末を供給するメーカサイトのコンピュータから複数の画像をダウンロードするダウンロード手段をさらに備え、関連付データ記憶手段は、携帯通信端末別に関連付データを記憶し、処理選択画面生成手段は、受信された機種情報に含まれるメーカを識別する情報に従って、記憶手段に記憶された関連付データを読み出す読出手段を含む。
この発明の他の局面によれば、プリントシステムは、少なくとも1つの画像形成装置と、少なくとも1つの画像形成装置を管理するプリントサーバと、携帯通信端末とを備えたプリントシステムであって、プリントサーバは、少なくとも1つの画像形成装置が実行可能な複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報を記憶する装置情報記憶手段と、装置の種類を特定する機種情報を受信する機種情報受信手段と、少なくとも1つの画像形成装置を識別するための画像形成装置識別情報を受信する画像形成装置識別情報受信手段と、受信された機種情報が携帯通信端末を特定する場合、画像形成装置識別情報に対応する複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の画像を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成手段と、生成された処理選択画面を、機種情報を送信してきた装置に送信する送信手段と、処理選択画面の送信に応じて機種情報を送信してきた装置から受信される処理識別情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面送信手段と、パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、受信された処理識別情報により識別される処理を、画像形成装置識別情報により識別される少なくとも1つの画像形成装置に実行させる制御手段と、を備える。
この局面によれば、表示領域の小さな端末に遠隔操作用の操作画面を表示させることが可能なプリントシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるプリントシステムの全体概要を示す図である。図1を参照して、プリントシステムは、2台のMFP1,1Aと、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)2と、無線局11とが、ローカルエリアネットワーク(LAN)10に接続されている。さらに、LAN11は、インターネット12に接続されている。MFP1,2各々は、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ送受信機能、プリント機能を備える。LAN11は、有線および無線のいずれであってもよい。無線局11は、LAN10の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯電話機3と通信して、携帯電話機3をLAN10に接続する。MFP1,1A各々は、LAN11を介してPC2とデータの送受信が可能である。また、MFP1,1A各々は、LAN11および無線局11を介して携帯電話機3とデータの送受信が可能である。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるプリントシステムの全体概要を示す図である。図1を参照して、プリントシステムは、2台のMFP1,1Aと、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)2と、無線局11とが、ローカルエリアネットワーク(LAN)10に接続されている。さらに、LAN11は、インターネット12に接続されている。MFP1,2各々は、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ送受信機能、プリント機能を備える。LAN11は、有線および無線のいずれであってもよい。無線局11は、LAN10の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯電話機3と通信して、携帯電話機3をLAN10に接続する。MFP1,1A各々は、LAN11を介してPC2とデータの送受信が可能である。また、MFP1,1A各々は、LAN11および無線局11を介して携帯電話機3とデータの送受信が可能である。
メーカサーバ5は、携帯電話機3を供給する事業者が所有または管理するコンピュータである。MFP1,2各々は、LAN10およびインターネット12を介して、インターネット12に接続されたメーカサーバ5から携帯電話機3に関連するデータをダウンロードすることが可能である。携帯電話機3に関連するデータは、携帯電話機3が表示可能な図形情報を含む。
また、MFP1,1A各々は、ウェブ(Web)サーバとして機能する。このため、携帯電話機3の基地局13がインターネット12に接続されている場合には、携帯電話機3にWebブラウジングプログラムを実行させることにより、携帯電話機3はインターネット12を介してMFP1,1Aと、HTTP(HyperText Transfer
Protocol)で通信することが可能である。MFP1,2各々は、さらに、公衆交換電話網(PSTN)に接続されている。このため、携帯電話機3は、その基地局13が接続されるPSTNを介して、MFP1,1Aと通信することが可能である。なお、MFP1,1AをPSTNに接続する例を示すが、PSTNに限らず、たとえばISDN(Integrated Services Digital Network)等のデジタル通信網であってもよい。
Protocol)で通信することが可能である。MFP1,2各々は、さらに、公衆交換電話網(PSTN)に接続されている。このため、携帯電話機3は、その基地局13が接続されるPSTNを介して、MFP1,1Aと通信することが可能である。なお、MFP1,1AをPSTNに接続する例を示すが、PSTNに限らず、たとえばISDN(Integrated Services Digital Network)等のデジタル通信網であってもよい。
なお、図1は、LAN10に、2台のMFP1,1Aを接続する例を示すが、台数を限定するものではない。また、携帯電話機3およびメーカサーバ5の台数は、1台に限らず、複数台あってもよい。
本実施の形態におけるMFP1,1A各々は、携帯電話機3との間で通信して、携帯電話機3からMFP1,1Aを遠隔操作するのを可能にする。なお、MFP1,1Aは、機能は同じなので、ここでは特に言及しない限りMFP1について説明する。
図2は、MFPのハード構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP1は、情報処理部101と、ファクシミリ部27と、通信制御部28と、ADF21と、画像読取部22と、画像形成部23と、給紙部24とを含む。情報処理部101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)112と、データを記憶するためのハードディスクドライブ(HDD)113と、表示部114と、操作部115と、データ通信制御部116と、データ入出力部117とを含む。CPU111は、表示部114、操作部115、データ通信制御部116およびデータ入出力部117とそれぞれ接続され、情報処理部101の全体を制御する。また、CPU111は、ADF21、画像読取部22、画像形成部23、給紙部24、ファクシミリ部27、通信制御部28と接続され、MFP1の全体を制御する。
表示部114は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部115は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部115は、表示部114上に設けられたタッチパネルを含む。表示部114と操作部115とで、操作パネルを構成する。
データ通信制御部116は、データ入出力部117と接続される。データ通信制御部116は、CPU111からの指示に従って、データ入出力部117を制御して、データ入出力部117に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。データ入出力部117は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースであるLAN端子118、USB(Universal Serial Bus)端子119を有する。
LAN端子118に、LAN11に接続するためのLANケーブルが接続される場合、データ通信制御部116は、データ入出力部117を制御してLAN端子118を介して接続されたMFP1A,PC2、携帯電話機3と通信し、さらに、インターネット12に接続されるメーカサーバ5と通信する。USB端子119に機器が接続された場合、データ通信制御部116は、データ入出力部117を制御して、接続された機器との間で通信してデータを入出力する。USB端子119には、フラッシュメモリを内蔵したUSBメモリ119Aが接続可能である。USBメモリ119Aには、後述する遠隔操作プログラムが記憶されており、CPU111は、データ通信制御部116を制御して、USBメモリ119Aから遠隔操作プログラムを読出し、読み出した遠隔操作プログラムをRAM112に記憶し、実行する。
なお、遠隔操作プログラムを記憶する記録媒体としては、USBメモリ119Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。さらに、CPU111がインターネット12に接続されたコンピュータから遠隔操作プログラムをダウンロードしてHDD113に記憶する、または、インターネット12に接続されたコンピュータが遠隔操作プログラムをHDD113に書込みするようにして、HDD113に記憶された遠隔操作プログラムをRAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
ファクシミリ部27は、PSTN12に接続され、PSTN12にファクシミリデータを送信する、またはPSTN12からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部27は、受信したファクシミリデータを、画像形成部23でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部23に出力する。これにより、画像形成部23は、ファクシミリ部27により受信されたファクシミリデータを記録シートにプリントする。また、ファクシミリ部27は、HDD113に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTN12に接続されたFAXまたはMFP1Aに出力する。これにより、HDD113に記憶されたデータをFAXまたはMFP1Aで出力することができる。
通信制御部28は、MFP1をPSTN12に接続するためのモデムである。通信制御部28は、PSTN12に接続された基地局13に無線接続された携帯電話機3と回線を接続して、通信することが可能である。MFP1には、PSTN12において電話番号が予め割り当てられており、携帯電話機3からMFP1に割り当てられた電話番号に発呼があると、通信制御部28がその発呼を検出する。通信制御部28は、発呼を検出すると回線を接続し、発呼を送信してきた機器がFAX7またはMFP2の場合には、ファクシミリ部27に通信させるが、発呼を送信してきた機器が携帯電話機3の場合には、携帯電話機3との間で回線を接続する。通信制御部28は、携帯電話機3との間の回線を接続した場合、携帯電話機3から送信されるデータをCPU111に出力し、CPU111から入力されるデータを携帯電話機3に送信する。
図3は、PCのディスプレイに表示される遠隔操作画面の一例を示す図である。MFP1は、Webサーバとして機能し、PCから遠隔操作画面の要求を受信すると、操作パネルに表示するのと同様の画面を遠隔操作画面として送信する。PCのディスプレイは、通常、操作パネルの表示部114よりも表示面積が大きいため、操作パネルに表示するのと同じ画面をPC2で表示しても見づらくならないからである。
図4は、第1の実施の形態におけるMFPのCPUの機能の概要をHDDで記憶する情報とともに示す機能ブロック図である。図4を参照して、HDD113は、関連付データ記憶部181と、パラメータ設定画面記憶部183とを含む。CPU111は、図形情報を取得するための図形情報取得部151と、機種情報を受信するための機種情報受信部153と、処理選択画面を生成する処理選択画面生成部155と、処理選択画面を送信する処理選択画面送信部157と、処理識別情報を受信する処理識別情報受信部161と、パラメータを設定するためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面送信部163と、パラメータを受信するパラメータ受信部171と、処理識別情報で特定される処理をパラメータに従って実行させる処理実行制御部173とを含む。
図形情報取得部151は、メーカサーバ5にアクセスし、携帯電話機3に表示可能な図形情報をダウンロードする。そして、ダウンロードした図形情報から関連付データを生成し、関連付データ記憶部181に記憶する。図形情報は、例えば、絵や記号で表現された画像であり、アイコンとして使用される。図形情報は、画像そのものに代えて、画像に対応するコード、またはファイル名であっても良い。ここで関連付データについて説明する。MFP1は、両面印刷または片面印刷、カラー印刷またはモノクロ印刷などの印刷処理、ソート処理、パンチ穴加工処理およびステープル針加工処理など、複数種類の処理を実行可能である。関連付データは、MFP1が実行可能な複数種類の処理それぞれと図形情報とを関連付ける。
図5は、関連付データのフォーマットの一例を示す第1の図である。図5を参照して、関連付データは、処理識別情報と、メーカA用図形情報、メーカB用図形情報およびメーカC用図形情報の項目を含む。処理識別情報は、MFP1が実行可能な複数種類の処理各々を識別するための情報である。関連付データは、複数の処理識別情報ごとに、携帯電話機3のメーカのメーカサーバ5からダウンロードした図形情報を関連付ける。ここでは、3社のメーカサーバ5からダウンロードした図形情報を示しているが、これより多くてもよく、少なくても良い。図形情報取得部151が新たなメーカサーバ5から図形情報をダウンロードするごとに、図形情報が関連付データに追加される。
機種情報受信部153は、遠隔操作を要求する装置の機種情報を受信する。機種情報受信部153は、遠隔操作の要求を受信すると、機種情報を入力するための画面を返信し、その画面に従って入力された機種情報を受信する。PC2から受信する機種情報は、パーソナルコンピュータであることを示す情報を含む。携帯電話機3から受信する機種情報は、携帯電話機であることを示す情報と、携帯電話機3のメーカを示す情報とを含む。機種情報受信部153は、機種情報を受信すると、機種情報を処理選択画面生成部155に出力する。
処理選択画面生成部155は、機種情報が入力されると、機種情報に対応する処理選択画面を決定する。処理選択画面は、MFP1が実行可能な複数種類の処理のうちから1つを選択するための画面である。機種情報がパーソナルコンピュータであることを示す情報を含む場合は、操作パネルに表示するのと同じ画面に処理選択画面を決定する。処理選択画面生成部155は、HDD113に予め記憶された操作パネルに表示する画面を読み出して、読み出した画面を処理選択画面として処理選択画面送信部157に出力する。処理選択画面生成部155は、機種情報が携帯電話機であることを示す情報を含む場合は、携帯電話機3のメーカを示す情報に対応する処理選択画面を生成する。処理選択画面生成部155は、関連付データに基づいて、アイコンを含む処理選択画面を生成する。具体的には、関連付データから、処理識別情報ごとに携帯電話機3のメーカに対応する図形情報を抽出し、すべての処理識別情報について抽出した複数の図形情報を所定順に配置した処理選択画面を生成する。さらに、配置した複数の図形情報各々は、処理識別情報と関連付けられているため、この関連付けを処理選択画面に反映するために、複数の図形情報各々に、処理識別情報を送信する指令を関連付ける。この指令は、処理選択画面が表示された際に、図形情報が指示されることに応じて携帯電話機3により実行される。処理選択画面生成部155は、生成した処理選択画面を処理選択画面送信部157に送信する。
処理選択画面送信部157は、入力される処理選択画面を、機種情報を送信してきた装置に送信する。PC2が機種情報を送信してきたならば、PC2に処理選択画面を送信する。これにより、PC2のディスプレイに処理選択画面が表示される。携帯電話機3が機種情報を送信してきたならば、携帯電話機3に処理選択画面を送信する。これにより携帯電話機3のディスプレイに処理選択画面が表示される。以下、処理選択画面を携帯電話機3に送信する場合を例に説明する。
図6は、処理選択画面の一例を示す図である。図6を参照して、処理選択画面は、4つの選択ボタン204と、4つの図形情報201と、MFP1の状態を表示する領域202と、スタートボタン203とを含む。選択ボタン204、図形情報201、スタートボタン203は、アイコンである。スタートボタン203には、処理を実行する指示を送信する指令が関連付けられている。図6に示す処理選択画面が最初に表示される段階では、MFP1に実行させる処理はデフォルトで定められた設定となっている。スタートボタン203を指示すれば、デフォルトで定められた設定で処理を実行する実行指示がMFP1に送信される。
4つの選択ボタン204は、基本の文字が表された選択ボタンと、集約の文字が表された選択ボタンと、画質の文字が表された選択ボタンと、応用の文字が表された選択ボタンとを含む。基本の文字が表された選択ボタンは、コピー枚数などの基本設定を設定するためのパラメータ設定画面の表示に切り換えるための指令が関連付けられている。集約の文字が表された選択ボタンは、複数の原稿を1枚の用紙に画像形成するための設定をするためのパラメータ設定画面の表示に切り換えるための指令が関連付けられている。画質の文字が表された選択ボタンは、画質を設定するためのパラメータ設定画面の表示に切り換えるための指令が関連付けられている。応用の文字が表された選択ボタンは、複数の機能のいずれかを選択するための機能選択画面の表示に切り換えるための指令が関連付けられている。
4つの図形情報201は、MFP1が有する4種類の処理を選択するためのアイコンである。4つの図形情報201は、画像を形成する処理を選択するための図形情報と、画像を拡大する処理を選択するための図形情報と、画像を分割する処理を選択するための図形情報と、ステープル針加工処理を選択するための図形情報とを含む。画像を形成する処理を選択するための図形情報には、画像を形成する処理を識別するための処理識別情報を送信する指令が関連付けられている。画像を拡大する処理を選択するための図形情報には、画像を拡大する処理を識別するための処理識別情報を送信する指令が関連付けられている。画像を分割する処理を選択するための図形情報には、画像を分割する処理を識別するための処理識別情報を送信する指令が関連付けられている。ステープル針加工処理を選択するための図形情報には、ステープル針加工処理を識別するための処理識別情報を送信する指令が関連付けられている。
図4に戻って、処理識別情報受信部161は、処理選択画面送信部157が処理選択画面を送信した装置から処理識別情報を受信する。処理識別情報受信部161は、処理選択画面を送信した携帯電話機3を識別するための装置識別情報を、処理識別情報とともに受信する。装置識別情報は、携帯電話機3そのものを識別可能である必要はなく、処理選択画面を送信した携帯電話機3であることを識別可能であればよい。MFP1は、Webサーバとして機能するため、装置識別情報は、例えば、クッキー(Cookie)を用いることができる。処理識別情報受信部161は、受信した処理識別情報をパラメータ設定画面送信部163および処理実行制御部173に出力する。
パラメータ設定画面送信部163は、入力される処理識別情報に対応するパラメータ設定画面を、パラメータ設定画面記憶部183から読み出して、読み出したパラメータ設定画面を処理識別情報を送信してきた携帯電話機3に送信する。これにより、携帯電話機3にパラメータ設定画面が表示される。パラメータ設定画面記憶部183は、処理識別情報と関連付けられたパラメータ設定画面を記憶する。パラメータ設定画面は、処理選択画面において選択された処理に対応するパラメータを設定するための画面である。パラメータ設定画面送信部163は、例えば、処理選択画面において画像を形成する処理を選択するための図形情報が指示された場合には、画像を形成するための用紙のサイズを設定するためのパラメータ設定画面を送信し、画像を拡大する処理を選択するための図形情報が指示された場合には、拡大率を設定するためのパラメータ設定画面を送信し、画像を分割する処理を選択するための図形情報が指定された場合には、分割数を設定するためのパラメータ設定画面を送信し、ステープル針加工処理を選択するための図形情報が指定された場合には、ステープル針を打ち込む位置および数を設定するためのパラメータ設定画面を送信する。
パラメータ受付部171は、パラメータ設定画面を送信した携帯電話機3からパラメータを受信し、受信したパラメータを処理実行制御部173に出力する。パラメータ受付部171は、パラメータ設定画面を送信した携帯電話機3を識別するための装置識別情報を、処理識別情報とともに受信する。処理実行制御部173は、処理識別情報とパラメータとが入力されると、ADF21、画像読取部22、画像形成部23および給紙部24を制御して、処理識別情報で識別される処理をパラメータに従って実行する。
図7は、第1の実施の形態における遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔操作処理は、MFP1のCPU111が遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図7を参照して、CPU111は、遠隔操作指示を受信したか否かを判断する(ステップS01)。CPU111は、遠隔操作指示を受信するまで待機状態となり(ステップS01でNO)、遠隔操作指示を受信したならば処理をステップS02に進める。MFP1がWebサーバとして機能するので、MFP1がHDD113に予め記憶するホームページのURLへのアクセスを検出することにより、遠隔操作指示の受信を検出するようにすればよい。MFP1が記憶するホームページは、機種情報を入力するための画面を含む。PC2または携帯電話3において、ホームページが表示され、PC2または携帯電話3は、機種情報を入力するための画面に機種情報が入力されると、入力された機種情報をMFP1に送信する。これにより、MFP1は、機種情報を受信する。PC2から受信する機種情報は、パーソナルコンピュータであることを示す情報を含む。携帯電話機3から受信する機種情報は、携帯電話機であることを示す情報と、携帯電話機3のメーカを示す情報とを含む。
ステップS02においては、受信した機種情報から遠隔操作指示を送信してきた装置が携帯電話機か否かを判断する。携帯電話機であれば処理をステップS03に進め、携帯電話機でなければ処理をステップS10に進める。
ステップS10においては、MFP1が操作パネルに表示するのと同様の遠隔操作画面を送信するPC用遠隔操作処理を実行する。PC用遠隔操作処理は周知なのでここでは詳細に説明しないが、MFP1に実行させる処理とパラメータとを設定する処理である。次に、実行指示を受信するまで待機状態となり(ステップS11でNO)、実行指示を受信したならば処理をステップS09に進める。ステップS09においては、PC用遠隔操作処理で設定された処理を、パラメータに従って実行する。
ステップS03においては、処理選択画面生成処理を実行する。処理選択画面生成処理については、後述する。そして、生成した処理選択画面を、遠隔操作指示を送信してきた装置に送信する。ここでは、遠隔操作指示を送信してきた装置を携帯電話機3として説明する。
ステップS05においては、処理選択画面を送信した携帯電話機3から処理識別情報を受信したか否かを判断する。処理識別情報を受信したならば処理をステップS06に進め、受信しなければ処理をステップS08に進める。ステップS06においては、受信した処理識別情報に関連付けられたパラメータ設定画面を、パラメータ設定画面記憶部183から読出し、パラメータ設定画面を、処理識別情報を送信してきた携帯電話機3に送信する。
そして、パラメータ設定画面を送信した携帯電話機3からパラメータを受信するまで待機状態となり(ステップS07でNO)、パラメータを受信したならば処理をステップS08に進める。パラメータを受信した場合、受信したパラメータを、ステップS05で受信した処理識別情報と関連付けてRAM112に一時記憶する。そして、ステップS08においては、実行指示を受信したか否かを判断する。実行指示を受信したならば処理をステップS09に進め、実行指示を受信しなければ処理をステップS04に戻す。処理をステップS04に戻すことにより、再度、処理選択画面が携帯電話機3に送信され、他の処理の選択と、その選択した処理に対応するパラメータとの設定が可能となる。
そして、ステップS09においては、ステップS05で受信した処理識別情報で識別される処理を、ステップS07で受信したパラメータに従って実行する。
図8は、処理選択画面生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。処理選択画面生成処理は、図7のステップS03で実行される処理である。図8を参照して、CPU111は、機種情報からメーカを判別する(ステップS21)。そして、1つの処理識別情報を選択し、その処理識別情報を含む関連付データを抽出し、携帯電話機3のメーカに対応する図形情報を抽出する(ステップS22)。そして、抽出した図形情報を配置する(ステップS23)。さらに、配置した図形情報に、ステップS01において選択した処理識別情報を送信する指令を関連付ける(ステップS24)。次に、未だ選択していない処理識別情報が存在するか否かを判断し(ステップS25)、そのような処理識別情報が存在すれば処理をステップS22に戻し、存在しなければ処理を終了する。
図9は、図形情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図形情報取得処理は、MFP1のCPU111により実行される処理である。図9を参照して、CPU111は、メーカサーバ5から図形情報をダウンロードする(ステップS31)。メーカサーバ5が携帯電話機3のメーカが所有または管理するコンピュータであれば、携帯電話機3が表示可能な図形情報がダウンロードされる。そして、ダウンロードした図形情報を、関連付データ記憶部181に記憶されている関連付データに追加することにより、関連付データを更新し(ステップS32)、処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態におけるMFP1は、携帯電話機3から携帯電話機であることを示す機種情報を受信すると、複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の図形情報を表示するための処理選択画面を生成する。複数種類の処理を選択するための複数の図形情報が表示されるので、表示領域の小さな携帯電話機に複数種類の処理を選択可能な処理選択画面を表示させることができる。また、メーカ別に予め準備された複数種類の図形情報のうちから携帯電話機3のメーカ用の図形情報が選択されて処理選択画面が生成されるので、携帯電話機3で表示可能な処理選択画面を生成することができる。
さらに、処理選択画面の送信に応じて処理識別情報を受信すると、処理識別情報に対応するパラメータ設定画面を送信し、パラメータを受信する。このため、MFP1を携帯電話機3から遠隔操作することができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態におけるプリントシステムについて説明する。第2の実施の携帯におけるプリントシステムにおいては、携帯電話機3に遠隔操作指示が入力された場合に最初に表示される処理選択画面を、装置ごとにカスタマイズするようにしたものである。以下、第1の実施の形態におけるプリントシステムと異なる点を主に説明する。
次に第2の実施の形態におけるプリントシステムについて説明する。第2の実施の携帯におけるプリントシステムにおいては、携帯電話機3に遠隔操作指示が入力された場合に最初に表示される処理選択画面を、装置ごとにカスタマイズするようにしたものである。以下、第1の実施の形態におけるプリントシステムと異なる点を主に説明する。
図10は、第2の実施の形態におけるMFPのCPUの機能の概要をHDDで記憶する情報とともに示す機能ブロック図である。図10を参照して、図4と異なる点は、HDD113が、関連付データ記憶部181と、パラメータ設定画面記憶部183とに加えて、処理選択画面記憶部185を含む点と、CPU111が、処理選択画面抽出部159と、変更受付部175と、変更部177とをさらに含む点である。
関連付データ記憶部181は、処理識別情報に、複数の図形情報を関連付けて記憶する。処理選択画面記憶部185は、装置識別情報と関連付けられた処理選択画面を記憶する。図11は、関連付データのフォーマットの一例を示す第2の図である。図11を参照して、関連付データは、処理識別情報ごとに複数の図形情報を関連付ける。複数の図形情報は、携帯電話機3のメーカに関係ない。図12は、処理選択画面データのフォーマットの一例を示す図である。処理選択画面データは、装置識別情報と処理選択画面とを関連付ける。
図10に戻って、機種情報受信部153は、機種情報とともに受信する装置識別情報を処理選択画面抽出部159に出力する。装置識別情報は、MFP1が以前にアクセスしてきた装置に送信する情報であり、ここではクッキー(Cookie)を用いている。機種情報受信部153は、以前にMFP1にアクセスしたことのない装置からは装置識別情報を受信しない。この場合には、機種情報受信部153は、装置識別情報を処理選択画面抽出に15に出力することなく、受信した機種情報を処理選択画面生成部155に出力する。
処理選択画面抽出部159は、装置識別情報が入力されると、装置識別情報に関連付けられた処理選択画面を処理選択画面記憶部185から抽出する。処理選択画面抽出部159は、処理選択画面を抽出したならば、処理選択画面生成部155に処理選択画面を生成するのを中止させることを指示するための中止信号を出力し、処理選択画面送信部157に抽出した処理選択画面を出力する。
処理選択画面生成部155は、機種情報が入力されると、機種情報に対応する処理選択画面を生成するが、処理選択画面抽出部159から中止信号が入力されると、処理選択画面の生成を中止する。処理選択画面送信部157は、処理選択画面抽出部159から処理選択画面が入力される場合には、その処理選択画面を、機種情報を送信してきた装置に送信する。これにより、携帯電話機3の装置識別情報に対応する処理選択画面が携帯電話機3に送信されるので、携帯電話機3用にカスタマイズされた処理選択画面を表示させることができる。
変更受付部175は、処理選択画面を送信した携帯電話機3から変更指示を受け付ける。変更受付部175は、処理選択画面を送信した携帯電話機3を識別するための装置識別情報を、変更指示とともに受信する。変更指示は、処理選択画面に配置された複数の図形情報の位置を変更する指示と、複数の図形情報の一部を他の図形情報に変更する指示とを含む。変更受付部175は、受け付けた変更指示を変更部177に出力する。変更部177は、変更指示にしたがって、処理選択画面を変更し、変更後の処理選択画面で処理選択画面記憶部185に記憶されている処理選択画面データを更新する。
図13は、第2の実施の形態における遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態における遠隔操作処理は、MFP1のCPU111が遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図13を参照して、CPU111は、遠隔操作指示を受信したか否かを判断する(ステップS41)。遠隔操作指示を受信するまで待機状態となり(ステップS41でNO)、遠隔操作指示を受信したならば処理をステップS42に進める。
ステップS42においては、遠隔操作指示と共に受信される機種情報から遠隔操作指示を送信してきた装置が携帯電話機か否かを判断する。携帯電話機であれば処理をステップS43に進め、携帯電話機でなければ処理をステップS55に進める。ステップS55およびステップS56は、図7に示したステップS10およびステップS11と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS43においては、装置識別情報を取得する。遠隔操作指示と共に受信される装置識別情報を取得する。そして、装置識別情報に関連付けられた処理選択画面が処理選択画面記憶部185に記憶されているか否かを判断する(ステップS44)。記憶されていれば処理をステップS45に進め、記憶されていなければ処理をステップS46に進める。ステップS45においては、処理選択画面記憶部185から装置識別情報に関連付けられた処理選択画面を読み出し、処理をステップS47に進める。ステップS46においては、図8に示した処理選択画面生成処理を実行し、処理をステップS47に進める。ただし、ステップS22においては、デフォルトで定められた図形情報を抽出する点が異なる。第2の実施の形態における関連付データ記憶部181が記憶する関連付データは、メーカごとに図形情報を記憶していないからである。
ステップS47においては、ステップS45において読み出した処理選択画面、または、ステップS46において生成した処理選択画面を、遠隔操作指示を送信してきた装置に送信する。ここでは、遠隔操作指示を送信してきた装置を携帯電話機3として説明する。
次のステップS48においては、処理選択画面を送信した携帯電話機3から変更指示を受信したか否かを判断する。変更指示を受信したならば処理をステップS49に進めるが、受信しなければステップS49をスキップして処理をステップS50に進める。ステップS49においては、変更処理を実行する。変更処理については後述する。ステップS50〜ステップS56の処理は、図7に示したステップS05〜ステップS11の処理とそれぞれ同じなのでここでは説明を繰り返さない。
図14は、変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。変更処理は、図13のステップS49で実行される処理である。図14を参照して、CPU111は、受信した変更指示が図形情報変更指示か否かを判断する(ステップS61)。図形情報変更指示ならば処理をステップS62に進め、図形情報変更指示でなければ処理をステップS66に進める。図形情報変更指示は、変更前の図形情報を含む。ステップS62においては、関連付データによって、図形情報変更指示に含まれる変更前の図形情報が関連付けられた処理識別情報に関連付けられた他のすべての図形情報を抽出する。そして、抽出したすべての図形情報を配列した画面を、変更指示を送信してきた携帯電話機3に送信する(ステップS63)。これにより、携帯電話機3に複数の図形情報が表示される。携帯電話機3のユーザが、表示された複数の図形情報うちから変更後の図形情報を指示すれば、変更後の図形情報が選択され、選択された図形情報がMFP1に送信される。
ステップS64においては、選択された図形情報を受信するまで待機状態となり、選択された図形情報を受信したならば処理をステップS65に進める。ステップS65においては、変更前の図形情報を選択された図形情報に置き換え、処理選択画面記憶部185に記憶されている処理選択画面を更新する。そして、処理をステップS66に進める。
ステップS66においては、受信した変更指示が配置変更指示か否かを判断する。配置変更指示ならば処理をステップS67に進め、配置変更指示でなければ処理を終了する。CPU111は、置換元の図形情報を受信し(ステップS67)、置換先の図形情報を受信し(ステップS68)、置換元の図形情報と、置換先の図形情報とを置換し、処理選択画面記憶部185に記憶されている処理選択画面を更新する(ステップS69)。
図15は、MFP1において変更処理が実行される場合に携帯電話機に表示される画面の一例を示す第1の図である。図15(A)は、図形情報変更指示を携帯電話機に入力する際に、携帯電話機3に表示される処理選択画面を示している。処理選択画面は、4つの選択ボタンと、4つの図形情報と、それらの上方に配置されたメッセージ領域とを含む。
メッセージ領域は、4つの図形情報でよいか否かを確認するメッセージと、YESの文字が表示されたボタンと、NOの文字が表示されたボタンを含む。NOの文字が表示されたボタンが指示されると、図15(B)に示す画面に切換わる。図15(B)を参照して、図15(A)に示した処理選択画面の上側のメッセージ領域の表示のみが異なる。メッセージ領域は、「変更したいアイコンを選択し、実行を選択してください。」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字が表されたボタンとを含む。ユーザが4つの図形情報のいずれか1つを選択して、実行の文字が表されたボタンを指示すれば、選択された図形情報と、図形変更指示とがMFP1に送信される。MFP1からは複数の図形情報を含む画面が送信される。
メッセージ領域は、4つの図形情報でよいか否かを確認するメッセージと、YESの文字が表示されたボタンと、NOの文字が表示されたボタンを含む。NOの文字が表示されたボタンが指示されると、図15(B)に示す画面に切換わる。図15(B)を参照して、図15(A)に示した処理選択画面の上側のメッセージ領域の表示のみが異なる。メッセージ領域は、「変更したいアイコンを選択し、実行を選択してください。」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字が表されたボタンとを含む。ユーザが4つの図形情報のいずれか1つを選択して、実行の文字が表されたボタンを指示すれば、選択された図形情報と、図形変更指示とがMFP1に送信される。MFP1からは複数の図形情報を含む画面が送信される。
図15(C)は、MFP1から送信される複数の図形情報を含む画面を示す。図15(C)では、6つの図形情報と、その上方に配置されたメッセージ領域とを含む。メッセージ領域は、「下から所望のアイコンを選択し、実行を選択してください。」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字があらわされたボタンとを含む。6つの図形情報のいずれか1つが選択され、実行の文字が表されたボタンが指示されると、選択された図形情報がMFP1に送信される。MFP1からは、図15(B)で示した画面で選択した図形情報を、図15(C)に示した画面で選択した図形情報で置き換えた処理選択画面が送信される。図15(D)は、MFP1から送信される変更後の処理選択画面を示す。上側に配置されたメッセージ領域に、図形情報の変更を継続するかを問い合わせるメッセージが表示され、さらに図形情報を変更するか否かを指示することが可能である。
図16は、MFP1において変更処理が実行される場合に携帯電話機に表示される画面の一例を示す第2の図である。図16(A)は、配置変更指示を携帯電話機に入力する際に、携帯電話機3に表示される処理選択画面を示している。処理選択画面は、4つの選択ボタンと、4つの図形情報と、それらの上方に配置されたメッセージ領域とを含む。
メッセージ領域は、4つの図形情報の配置を変更するか否かを確認するメッセージと、YESの文字が表示されたボタンと、NOの文字が表示されたボタンとを含む。YESの文字が表示されたボタンが指示されると、図16(B)に示す画面に切換わる。図16(B)を参照して、図16(A)に示した処理選択画面の上側のメッセージ領域の表示のみが異なる。メッセージ領域は、「移動したいアイコンを選択し、実行を選択してください」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字が表されたボタンとを含む。ユーザが4つの図形情報のいずれか1つを選択して、実行の文字が表されたボタンを指示すれば、選択された図形情報と、配置変更指示とがMFP1に送信される。その後、図16(C)に示す画面がMFP1から受信され、表示が切換わる。
メッセージ領域は、4つの図形情報の配置を変更するか否かを確認するメッセージと、YESの文字が表示されたボタンと、NOの文字が表示されたボタンとを含む。YESの文字が表示されたボタンが指示されると、図16(B)に示す画面に切換わる。図16(B)を参照して、図16(A)に示した処理選択画面の上側のメッセージ領域の表示のみが異なる。メッセージ領域は、「移動したいアイコンを選択し、実行を選択してください」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字が表されたボタンとを含む。ユーザが4つの図形情報のいずれか1つを選択して、実行の文字が表されたボタンを指示すれば、選択された図形情報と、配置変更指示とがMFP1に送信される。その後、図16(C)に示す画面がMFP1から受信され、表示が切換わる。
図16(C)を参照して、図16(B)に示した処理選択画面の上側のメッセージ領域の表示のみが異なる。メッセージ領域は、「移動先を選択し、実行を選択してください」のメッセージと、実行の文字が表されたボタンと、キャンセルの文字が表されたボタンとを含む。ユーザが4つの図形情報のいずれか1つを選択して、実行の文字が表されたボタンを指示すれば、選択した図形情報と、配置変更指示とがMFP1に送信される。MFP1では、先に指定された図形情報と後に指定された図形情報とを置換した処理選択画面を生成し、携帯電話機3に送信する。図16(D)は、MFP1から送信される変更後の処理選択画面を示す。図16(A)に示した画面と比較して、応用の文字が示された選択ボタンと、画像を拡大する処理を指示するための図形情報とが置換されている。
以上説明したように、第2の実施の形態におけるMFP1は、携帯電話機3ごとにカスタマイズした処理選択画面を記憶するので、携帯電話機3のユーザは、自らが使用し易いようにカスタマイズした処理選択画面を用いて、MFP1を遠隔操作することができる。このため、MFP1の遠隔操作を容易にすることができる。
<第3の実施の形態>
上述した第1および第2の実施の形態においては、MFP1が図7〜9、13および14に示した処理を実行する例を示したが、LAN2にMFP1,2を管理するプリントサーバを接続し、プリントサーバが図7〜9、13および14に示した処理を実行するようにしてもよい。この場合、携帯電話機3は、プリントサーバから処理選択画面およびパラメータ設定画面を受信することになるが、それらを受信する前に、プリントサーバがMFP1,1Aのいずれかを選択するための装置選択画面を送信し、携帯電話機3は、プリントサーバから受信した装置選択画面を表示する。
上述した第1および第2の実施の形態においては、MFP1が図7〜9、13および14に示した処理を実行する例を示したが、LAN2にMFP1,2を管理するプリントサーバを接続し、プリントサーバが図7〜9、13および14に示した処理を実行するようにしてもよい。この場合、携帯電話機3は、プリントサーバから処理選択画面およびパラメータ設定画面を受信することになるが、それらを受信する前に、プリントサーバがMFP1,1Aのいずれかを選択するための装置選択画面を送信し、携帯電話機3は、プリントサーバから受信した装置選択画面を表示する。
装置選択画面は、MFP1を指定するためのアイコン、およびMFP1Aを指定するためのアイコンを含む。携帯電話機3のユーザが、装置選択画面に表示されたMFP1を指定するためのアイコンを指示すると、MFP1を選択するための指示がプリントサーバに送信され、プリントサーバは、携帯電話機3からMFP1が選択されたことを示す指示を受信する。また、携帯電話機3のユーザが、装置選択画面に表示されたMFP2を指定するためのアイコンを指示すると、MFP2を選択するための指示がプリントサーバに送信され、プリントサーバは、携帯電話機3からMFP2が選択されたことを示す指示を受信する。プリントサーバは、MFP1,1Aそれぞれが有する複数の処理に関する情報を記憶しており、MFP1,1Aのうちから選択された装置に対して、図7〜9、13および14に示した処理を実行して、処理とパラメータとを決定する。プリントサーバは、決定したパラメータで決定した処理を実行する指令を、MFP1,1Aのうち選択された装置に送信する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 MFP、2 PC、3 携帯電話機、5 メーカサーバ、10 LAN、11 無線局、12 インターネット、13 基地局、21 ADF、22 画像読取部、23 画像形成部、23 ステップ、24 給紙部、27 ファクシミリ部、28 通信制御部、101 情報処理部、111 CPU、112 RAM、113 HDD、114 表示部、115 操作部、116 データ通信制御部、117 データ入出力部、119A USBメモリ、151 図形情報取得部、153 機種情報受信部、155 処理選択画面生成部、157 処理選択画面送信部、159 処理選択画面抽出部、161 処理識別情報受信部、163 パラメータ設定画面送信部、171 パラメータ受信部、171 パラメータ受付部、173 処理実行制御部、175 変更受付部、177 変更部、181 関連付データ記憶部、181 関連付データ記憶部、183 パラメータ設定画面記憶部、185 処理選択画面記憶部。
Claims (5)
- 装置の種類を特定する機種情報を受信する機種情報受信手段と、
複数種類の処理を実行可能な処理実行手段と、
前記受信された機種情報が携帯通信端末を特定する場合、前記複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の画像を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成手段と、
前記生成された処理選択画面を、前記機種情報を送信してきた装置に送信する送信手段と、
前記処理選択画面の送信に応じて前記機種情報を送信してきた装置から受信される処理識別情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面送信手段と、を備え、
前記処理実行手段は、前記パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、前記受信された処理識別情報により識別される処理を実行する、画像形成装置。 - 前記処理選択画面は、前記複数の画像のうちいずれかの指定を受け付け、前記複数種類の処理のいずれかを識別するための処理識別情報を送信する指令を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報それぞれと、複数種類の画像とを関連付けた関連付データを記憶する関連付データ記憶手段と、
前記処理選択画面を送信した前記装置から前記機種情報と、前記処理選択画面を変更する指示とが受信されることに応じて、前記受信された機種情報に関連付けられた複数種類の画像を送信する画像送信手段と、
前記送信した複数種類の画像のうちから選択された画像が受信された場合、前記処理選択画面を変更し、前記装置を識別するための装置識別情報に関連付けて記憶する処理選択画面記憶手段と、
前記装置識別情報を受信する識別情報受信手段と、をさらに備え、
前記処理選択画面送信手段は、前記装置識別情報が受信されることに応じて、前記装置識別情報に関連する処理選択画面を送信する装置別処理選択画面送信手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記携帯通信端末を供給するメーカサイトのコンピュータから前記複数の画像をダウンロードするダウンロード手段をさらに備え、
前記関連付データ記憶手段は、前記携帯通信端末別に前記関連付データを記憶し、
前記処理選択画面生成手段は、前記受信された機種情報に含まれるメーカを識別する情報に従って、前記記憶手段に記憶された前記関連付データを読み出す読出手段を含む、請求項2に記載の画像形成装置。 - 少なくとも1つの画像形成装置と、前記少なくとも1つの画像形成装置を管理するプリントサーバと、携帯通信端末とを備えたプリントシステムであって、
前記プリントサーバは、
前記少なくとも1つの画像形成装置が実行可能な複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報を記憶する装置情報記憶手段と、
装置の種類を特定する機種情報を受信する機種情報受信手段と、
前記少なくとも1つの画像形成装置を識別するための画像形成装置識別情報を受信する画像形成装置識別情報受信手段と、
前記受信された機種情報が携帯通信端末を特定する場合、前記画像形成装置識別情報に対応する前記複数種類の処理をそれぞれ識別するための複数の処理識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の画像を表示するための処理選択画面を生成する処理選択画面生成手段と、
前記生成された処理選択画面を、前記機種情報を送信してきた装置に送信する送信手段と、
前記処理選択画面の送信に応じて前記機種情報を送信してきた装置から受信される処理識別情報により識別される処理を実行するのに必要なパラメータを受け付けるためのパラメータ設定画面を送信するパラメータ設定画面送信手段と、
前記パラメータ設定画面の送信に応じて受信されるパラメータに従って、前記受信された処理識別情報により識別される処理を、前記画像形成装置識別情報により識別される前記少なくとも1つの画像形成装置に実行させる制御手段と、を備えたプリントシステム。
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