JP2007318455A - トランスコーデック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】復号処理の途中で異常が発生した場合の再符号化後の画質劣化を抑えるトランスコーデック装置を提供する。
【解決手段】第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換する装置であって、前記第1の方式の動画のビットストリームを復号する復号部102と、復号部102による復号処理中に異常が検出された場合、異常が検出された部分のデータを前記第1の方式の動画のビットストリームの異常が検出されなかった部分のデータで補って符号化処理が行なわれるように、前記異常が検出された部分のデータのエラー回復方法を決定する符号化方式判定部101と、決定されたエラー回復方法に従って、前記異常が検出された部分のデータを符号化する符号化部103とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、符号化されたビットストリームを復号処理し、復号処理したデータを符号化処理するトランスコーデック装置に関する。
図21は、従来のトランスコーデック装置を示している。
従来のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部1000と、復号部1000から出力される復号データを符号化する符号化部1001とから構成される。
復号部1000は、信号線1010から入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部1000は、復号したデータを信号線1020を通して符号化部1001に出力し、さらに、入力ビットストリームに含まれる符号化パラメータを検出し、信号線1021を通して符号化部1001に出力する。符号化部1001は、復号データを信号線1020を通して取り込むとともに、符号化パラメータを信号線1021を通して取り込む。符号化部1001は復号部1000から受け取った符号化パラメータを使用して、信号線1020を通して取り込んだ復号データを符号化処理し、信号線1030を通して符号化処理した符号化データを出力する。
このように従来の構成では、復号したデータを再度符号化する際に、復号部1000は、符号化部1001に、復号データと、符号化パラメータとのみを渡している(特許文献1参照)。
特開2002−77925号公報
しかしながら、従来の構成では、入力されたビットストリームがエラーを含む場合、復号部1000から符号化部1001にエラー情報が伝わらないため、符号化部1001はエラーを含むフレームであるということを認識しないまま符号化処理を行なう。その結果、符号化後の画質が落ちるという課題がある。
さらに、従来の構成では、復号処理が途中で中断された場合、復号部1000から符号化部1001に復号処理を中断したという情報が伝わらないため、符号化部1001は復号処理が途中で中断されたフレームであるということを認識しないまま符号化処理を行なう。その結果、符号化後の画質が落ちるという課題がある。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、復号処理の途中で異常が発生した場合の再符号化後の画質劣化を抑えるトランスコーデック装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のトランスコーデック装置は、第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換する装置であって、前記第1の方式の動画のビットストリームを復号する復号部と、前記復号部による復号処理中に異常が検出された場合、異常が検出された部分のデータを前記第1の方式の動画のビットストリームの異常が検出されなかった部分のデータで補って符号化処理が行なわれるように、前記異常が検出された部分のデータのエラー回復方法を決定する決定部と、前記決定部によって決定されたエラー回復方法に従って、前記異常が検出された部分のデータを符号化する符号化部とを備える。
例えば、前記異常は、前記ビットストリームに含まれるビットストリームエラー、または、前記復号処理が途中で中断されたことである。
例えば、前記決定部は、符号化対象のデータ単位が前記異常を含む場合、前記符号化対象のデータ単位を前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記決定部は、符号化対象のデータ単位が前記異常を含む場合、前記符号化対象のデータ単位を前記異常を含まないデータ単位に切り替えるとともに、切り替えられたデータ単位の動きベクトルを0にして符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記決定部は、前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数に基づいて、前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、(A)前記異常を含むフレームまたはピクチャの前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数が、第1の閾値以上であって、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下である場合、前記異常を含むフレームまたはピクチャに対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定し、(B)前記異常を含むフレームまたはピクチャの前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数が前記第2の閾値を超える場合、前記異常を含むフレームまたはピクチャを前記異常を含まないフレームまたはピクチャに切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記復号部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行ない、前記決定部は、前記異常を含まないデータ単位に含まれる動きベクトルと、前記復号部によって行なわれたエラーコンシールにおいて使用された動きベクトルとの差に基づいて、前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記差が規定範囲外である場合にのみ、前記復号部によって復号された前記異常を含まないデータ単位の動きベクトルを使用したエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記復号部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行ない、前記決定部は、前記復号部によって行なわれたエラーコンシールにおいて使用された動きベクトルと、前記符号化部によって完了された符号化で得られた動きベクトルとの差に基づいて、前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記差が規定範囲外である場合にのみ、前記符号化で得られた動きベクトルを使用したエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記決定部は、(A)前記異常を含むデータ単位を、前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理を行なう方法と、(B)前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理を行なう方法との何れかを、前記エラー回復方法として決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記決定部は、前記ビットストリームに含まれるpicture_coding_typeに基づいて、前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記異常を含むデータ単位のpicture_coding_typeに基づいて、前記異常を含むデータ単位と切り替えられる前記異常を含まないデータ単位を選択し、前記異常を含むデータ単位を選択されたデータ単位に切り替え、切り替えられたデータ単位に対して符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記決定部は、前記異常を含むデータ単位のpicture_coding_typeがBピクチャである場合にのみ、前記異常を含むデータ単位を、前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する。
例えば、前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である。
例えば、前記ビットストリームの符号化方式は、MPEG1、MPEG2、MPEG4、および、H.264の何れかの方式である。
本発明は、本発明のトランスコーデック装置の特徴的な構成手段をステップとするトランスコーデック方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、上記特徴的な構成手段を含む集積回路として実現することもできる。上記のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明のトランスコーデック装置によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラーに応じた符号化処理を行なうので、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
また、本発明のトランスコーデック装置によれば、符号化対象フレームを切り替える際に、動きベクトル(MV)=0として符号化処理を行なうので、符号化部における演算量、および、消費電力を削減することができる。
また、本発明のトランスコーデック装置によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報がエラーの影響を受けたマクロブロック(MB)の数に関する情報も含むので、エラーに応じた符号化処理を精度高く行なうことができる。つまり、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
また、本発明のトランスコーデック装置によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、復号部のエラーコンシールが妥当かどうかを判断しながら符号化処理を行なうので、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
また、本発明のトランスコーデック装置によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報とpicture_coding_typeとに応じて、切り替え対象となるフレームを選択した後、符号化処理を行なう。そのため、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
また、本発明のトランスコーデック装置によれば、復号処理が中断されたかどうかを確認して符号化処理を行なうので、復号処理が途中で中断された場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳しく説明する。なお、図面において同一部分または同等部分には同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
以下に示す実施の形態では説明を簡略化するため、復号部に入力されるビットストリームの符号化形式をMPEG2 Videoとして説明する。
なお、以下に示す実施の形態では復号部に入力されるビットストリームの符号化形式をMPEG2 Videoとしているが、符号化形式については特に規定はなく、MPEG1,MPEG4,H.264などの符号化形式でも良い。
また、以下に示す実施の形態では、復号部、符号化部、制御部、符号化方式判定部という呼び名の構成部が登場する。これらの構成部は、ハードウェアにより実装されても良いし、ソフトウェアにより実装されても良い。
また、以下に示す実施の形態では、復号部、符号化部、制御部、符号化方式判定部を別々の構成部として表記しているが、実施の形態で示される図面は発明の概念を示す図面であって、構成部の実装方法を規定するものではない。これらの構成部は以下のように実装されても良い。例えば、制御部および符号化方式判定部は、符号化部内に実装されてもかまわない。
また、以下に示す実施の形態では、符号化方式判定部の制御単位をフレーム単位として説明するが、制御単位を限定するものではなく、制御単位は、例えば、ピクチャ単位、スライス単位、マクロブロック単位であってもかまわない。
(第一の実施形態)
第一の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図1に示す。第一の実施形態のトランスコーデック装置は、第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換する装置であって、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、入力ビットストリーム中のエラーを検出し、検出したエラーに関する情報(エラー情報)を信号線111を通して制御部100へ出力する。制御部100は信号線111を通してエラー情報を受け取り、制御部100内の符号化方式判定部101は、エラー情報を利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力する。
次に符号化方式判定部101における制御フローを図2に示す。制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S150において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S151において、符号化対象となるフレームにエラーが含まれているか否かを確認し、エラーが含まれている場合(S151でYes)はS152に遷移し、エラーが含まれていない場合(S151でNo)はS153に遷移する。符号化方式判定部101は、S152において、符号化対象となるフレームをエラーが含まれていないフレームに切り替えて符号化処理(切り替えない場合もある)が行なわれるように、または、符号化対象となるフレームに対してエラーコンシール処理が行なわれるように符号化方法を決定して、符号化部103に通知し、S153に遷移する。S153において、符号化方式判定部101は、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S154に遷移する。次にS154において、フレーム単位での符号化方式判定処理が完了する。
次にトランスコーデック装置の処理の流れを図3に示す。t0、t1、・・・、t8は時刻を示し、時間間隔をフレーム時間単位(1/30s)としている。また、I,P,Bはそれぞれ、MPEG2 VideoにおけるIフレーム、Pフレーム、Bフレームを示し、I,P,Bの添え字は復号処理後の表示順を示す。ここでは復号処理後、フレームを表示順に並べ替えた後、符号化処理を行なう場合を説明する。また、エラー情報については、符号化対象のフレームがエラーを含む場合を“1”、含まない場合を“0”と記載している。また、符号化処理の添え字(α,β,γ)は符号化処理のパターンを示す。
まず、入力されたビットストリームにエラーが含まれていない場合の動作について説明する。時刻t0において、I0フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t0−t1)した後、フレームの並び替え処理を行ない、復号データを符号化部103に出力するとともに、エラー検出を行なう。I0フレームはエラーを含まないフレームなので、符号化部103はI0フレームをそのまま符号化処理する(時刻t2−t3)。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれている場合の動作について説明する。時刻t2において、B1フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t2−t3)した後、フレームの並び替え処理を行ない、復号データを符号化部103に出力するとともに、エラー検出を行なう。B1フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知された符号化方法に従って符号化処理を行なう(時刻t3−t4)。符号化処理α、β、γは符号化部103が行なう符号化処理のパターンである。符号化処理αのパターンでは、符号化対象フレームがエラーを含むフレームであってもフレーム切り替えなしでB1フレームをそのまま符号化処理する。符号化処理βのパターンでは、符号化対象のフレームがエラーを含む場合、符号化対象のフレームをエラーを含まないフレームへ切り替えた後(図3の例ではI0フレームに切り替える)、符号化処理する。符号化処理γのパターンでは、符号化対象のフレームがエラーを含む場合、符号化対象フレームに対しエラーコンシール処理を行なった後(B1フレームのエラーコンシール後のフレームをB1’としている)、符号化処理する。
以上の説明では、復号処理後、フレームを表示順に並べ替えた後、符号化処理を行なうとしているが、フレーム並べ替えを行なうと限定しているわけではなく、フレーム並べ替えの処理がなくてもかまわない。
また、以上の説明では、エラーを含むフレームをB1フレームとして説明しているが、エラーを含むフレームをB1フレームに限定しているわけではない。
また、以上の説明では、符号化処理のパターンを符号化処理α、β、γとしているが、パターンはこの3つのパターンに限定しているわけではない。
このように第一の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報に応じた符号化処理を行なうことができるので、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態におけるトランスコーデック装置の符号化方式判定部101の制御フローを図4に示す。なお、第二の実施形態におけるトランスコーデック装置は、符号化方式判定部101の制御フローのみが第一の実施形態におけるトランスコーデック装置と異なる。
制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S200において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S201において、符号化対象となるフレームにエラーが含まれているか否かを確認し、エラーが含まれている場合(S201でYes)はS202に遷移し、エラーが含まれていない場合(S201でNo)はS204に遷移する。符号化方式判定部101は、S202において、符号化対象となるフレームをエラーが含まれていないフレームに切り替えて符号化処理(切り替えない場合もある)が行なわれるように、または、符号化対象となるフレームに対してエラーコンシール処理が行なわれるように符号化方法を決定して、符号化部103に通知し、S203に遷移する。符号化方式判定部101は、S203において、S202で符号化フレームの切り替え処理の指示を行なっていない場合(S203でNo)はS204に遷移し、フレーム切り替え処理の指示を行なっている場合(S203でYes)はS205に遷移する。符号化方式判定部101は、S204において、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S206に遷移する。符号化方式判定部101は、S205において、符号化部103に対して、動きベクトル(MV)=0として符号化処理するように通知した上で、符号化処理の起動を通知し、S206に遷移する。次にS206において、フレーム単位の符号化方式判定処理が完了する。
このように第二の実施形態によれば、入力ビットストリームにエラーが含まれる場合でも、エラー情報に応じた符号化処理を行なうことができるので、入力ビットストリームにエラーが含まれる場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
また、符号化対象フレームを切り替えた際に、MV=0として符号化処理が行なわれるので、符号化部103における演算量、および、消費電力を削減することができる。
(第三の実施形態)
第三の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図5に示す。第三の実施形態のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、入力ビットストリーム中のエラーを検出し、検出したエラーに関する情報(エラー情報)を信号線111を通して制御部100へ出力し、さらに、エラーの影響を受けたマクロブロック(MB)の数を信号線250を通して制御部100へ出力する。制御部100は、信号線111を通してエラー情報を受け取り、さらに、信号線250を通してエラーの影響を受けたMBの数を受け取る。制御部100内の符号化方式判定部101は、エラー情報とエラーの影響を受けたMBの数とを利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力する。
次に符号化方式判定部101における制御フローを図6に示す。制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S300において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S301において、符号化対象となるフレームにエラーが含まれているか否かを確認し、エラーが含まれている場合(S301でYes)はS302に遷移し、エラーが含まれていない場合(S301でNo)はS305に遷移する。符号化方式判定部101は、S302において、符号化対象となるフレーム中のエラーの影響を受けたMBの数を調査する。符号化方式判定部101は、S302において、エラーの影響を受けたMBの数が第1の閾値より少ない場合はS305に遷移し、第1の閾値より大きい第2の閾値より多い場合はS304に遷移し、それ以外の場合はS303に遷移する。符号化方式判定部101は、S303において、符号化対象となるフレームに対してエラーコンシール処理が行なわれるように符号化方法を決定して、S305に遷移する。符号化方式判定部101は、S304において、符号化対象となるフレームをエラーが含まれていないフレームに切り替えて符号化処理(切り替えない場合もある)が行なわれるように符号化方法を決定して、S305に遷移する。符号化方式判定部101は、S305において、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S306に遷移する。次にS306において、フレーム単位での符号化方式判定処理が完了する。
次にトランスコーデック装置の処理の流れを図7に示す。t0、t1、・・・、t8は時刻を示し、時間間隔をフレーム時間単位(1/30s)としている。また、I,P,Bはそれぞれ、MPEG2 VideoにおけるIフレーム、Pフレーム、Bフレームを示し、I,P,Bの添え字は復号処理後の表示順を示す。ここでは復号処理後、フレームを表示順に並べ替えた後、符号化処理を行なう場合を説明する。また、エラー情報については、“/”の左側がエラーの有無を示し(エラーを含む場合は“1”を、エラーを含まない場合は“0”を記載している)、右側がエラーの影響を受けたMBの数を示す。
まず、入力されたビットストリームにエラーが含まれていない場合の動作について説明する。時刻t0において、I0フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t0−t1)した後、フレームの並び替え処理を行ない、復号データを符号化部103へ出力するとともに、エラー検出を行なう。I0フレームはエラーを含まないフレームなので、符号化部103はI0フレームをそのまま符号化処理する(時刻t2−t3)。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれている場合の動作について説明する。時刻t2において、B1フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t2−t3)した後、フレームの並び替え処理を行ない、復号データを符号化部103へ出力するとともに、エラー検出を行なう。B1フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知された符号化方法に従って符号化処理を行なう。符号化処理α、β、γは符号化部103が行なう符号化処理のパターンである。符号化処理αのパターンは、エラーの影響を受けたMBの数が第1の閾値より少ないと判定された場合の処理で、符号化対象フレームがエラーを含むフレームであってもフレーム切り替えなしでB1フレームをそのまま符号化処理する。符号化処理βのパターンは、エラーの影響を受けたMBの数が第1の閾値より大きい第2の閾値より多いと判定された場合の処理で、その場合、符号化対象のフレームをエラーを含まないフレームへ切り替えた後(図7の例ではI0フレームに切り替える)、符号化処理する。符号化処理γのパターンは、エラーの影響を受けたMBの数が第1の閾値以上第2の閾値以下であって多くも少なくもないと判定された場合の処理で、その場合、符号化対象フレームに対しエラーコンシール処理を行なった後(B1フレームのエラーコンシール後のフレームをB1’としている)、符号化処理する(時刻t3−t4)。
以上の説明では、復号処理後、フレームを表示順に並べ替えた後、符号化処理を行なうとしているが、フレーム並べ替えを行なうと限定しているわけではなく、フレーム並べ替えの処理がなくてもかまわない。
また、以上の説明では、エラーを含むフレームをB1フレームとして説明しているが、エラーを含むフレームをB1フレームに限定しているわけではない。
また、以上の説明では、符号化処理のパターンを符号化処理α、β、γとしているが、パターンはこの3つのパターンに限定しているわけではない。
このように第三の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報が、エラーの影響を受けたMBの数に関する情報を含むので、エラー情報に応じた符号化処理を精度高く行なうことができる。その結果、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
(第四の実施形態)
第四の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図8に示す。第四の実施形態のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、入力ビットストリーム中のエラーを検出し、検出したエラーに関する情報(エラー)情報を信号線111を通して制御部100へ出力し、復号した動きベクトル(MV)の情報を信号線350を通して制御部100へ出力し、さらに、エラーコンシール時に使用したMVの情報を信号線351を通して制御部100へ出力する。制御部100は、信号線111を通してエラー情報を受け取り、信号線350を通して復号済みのMVの情報を受け取り、さらに、信号線351を通してエラーコンシール時に使用されたMVの情報を受け取る。制御部100内の符号化方式判定部101は、エラー情報と、復号済みMVと、エラーコンシール時に使用されたMVとを利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力する。
図9は復号処理されたフレームのイメージを示すもので、ピクチャ400は複数のスライス層(スライス0、スライス1、・・・、スライスN、・・・)から構成される。図9は、スライスNでエラーが発生し、スライスNに対して復号部102がエラーコンシール処理を行なった場合を示している。復号部102は、復号済みMVの情報401をMB単位で制御部100に通知するとともに、エラーコンシール時に使用したMVの情報402を制御部100に通知する。符号化方式判定部101は、復号済みMVと、エラーコンシール時に使用されたMVとを使用して、符号化方法を決定する。
次に、符号化方式判定部101における、符号化フレームエラーコンシール処理ルーチンに入った際の制御フローを図10に示す。以下では、符号化方式判定部101が符号化フレームエラーコンシール処理を選択した際の処理のみを示す。符号化方式判定部101は、エラー情報の確認、または、エラーの影響を受けたMBの数を確認した後、確認結果が条件に適合した場合、S450のステップに遷移し、符号化フレームエラーコンシールを開始する。符号化方式判定部101は、S451において、復号済みのMVと、エラーコンシール時に使用されたMVとの差分を確認し、差分が規定範囲内なら(S451でYes)S453に遷移し、差分が規定範囲を外れていた場合(S451でNo)はS452に遷移する。符号化方式判定部101は、S452において、符号化部103に対して、復号済みMVを使用したエラーコンシール処理の起動を通知し、完了したら、S453に遷移する。次にS453において、符号化フレームエラーコンシール処理ルーチンが完了する。
以上の説明では、復号部102が復号したMVの情報をMB単位で、制御部100に通知するが、MVの情報を通知する単位はMB単位であると規定をしているわけではなく、スライス単位などでもよく、MVの情報を通知する単位に制限はない。
このように第四の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、復号部102のエラーコンシールが妥当かどうかを判断しながら、符号化処理を行なうことができる。その結果、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
(第五の実施形態)
第五の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図11に示す。第五の実施形態のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、入力ビットストリーム中のエラーを検出し、検出したエラーに関する情報(エラー情報)を信号線111を通して制御部100へ出力し、さらに、エラーコンシール時に使用したMVの情報を信号線351を通して制御部100へ出力する。制御部100は、信号線111を通してエラー情報を受け取り、信号線351を通してエラーコンシール時に使用されたMVの情報を受け取り、さらに、信号線500を通して符号化済みのMVの情報を符号化部103から受け取る。制御部100内の符号化方式判定部101は、エラー情報と、符号化済みMVと、エラーコンシール時に使用されたMVとを利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力するとともに、符号化したMVの情報を信号線500を通して符号化方式判定部101へ出力する。
図12は復号処理されたフレームのイメージを示すもので、ピクチャ550は複数のスライス層(スライス0、スライス1、・・・、スライスN、・・・)から構成される。図12は、スライスNでエラーが発生し、スライスNに対して復号部102がエラーコンシール処理を行なった場合を示している。復号部102はエラーコンシール時に使用したMV552を制御部100に通知し、符号化部103は符号化済みMV551をMB単位で制御部100に通知し、符号化方式判定部101は、符号化済みMV551と、エラーコンシール時に使用されたMV552とを使用して、符号化方法を決定する。
次に、符号化方式判定部101における、符号化フレームエラーコンシール処理ルーチンに入った際の制御フローを図13に示す。以下では、符号化方式判定部101が符号化フレームエラーコンシール処理を選択した際の処理のみを示す。符号化方式判定部101は、エラー情報の確認、または、エラーの影響を受けたMBの数を確認した後、確認結果が条件に適合した場合、S600のステップに遷移し、符号化フレームエラーコンシールを開始する。符号化方式判定部101は、S601において、符号化済みのMVと、エラーコンシール時に使用されたMVとの差分を確認し、差分が規定範囲内なら(S601でYes)S603に遷移し、差分が規定範囲を外れていた場合(S601でNo)はS602に遷移する。符号化方式判定部101は、S602において、符号化部103に対して、符号化済みMVを使用したエラーコンシール処理の起動を通知し、完了したら、S603に遷移する。次にS603において、符号化フレームエラーコンシール処理ルーチンが完了する。
以上の説明では、符号化部103が符号化したMVをMB単位で制御部100に通知するが、符号化されたMVを通知する単位は、MB単位と規定しているわけではなく、スライス単位などでもよく、MVを通知する単位に制限はない。
このように第五の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、復号部102のエラーコンシールが妥当かどうかを判断しながら、符号化処理を行なうことができるので、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
(第六の実施形態)
第六の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図14に示す。第六の実施形態のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、入力ビットストリーム中のエラーを検出し、検出したエラーに関する情報(エラー情報)を信号線111を通して制御部100へ出力し、さらに、復号したpicture_coding_typeを信号線650を通して制御部100へ出力する。制御部100は、信号線111を通してエラー情報を受け取り、さらに、信号線650を通してpicture_coding_typeを受け取る。制御部100内の符号化方式判定部101は、エラー情報と、picture_coding_typeとを利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力する。
次に符号化方式判定部101における制御フローを図15に示す。制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S700において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S701において、符号化対象となるフレームにエラーが含まれているか否かを確認し、エラーが含まれている場合(S701でYes)はS702に遷移し、エラーが含まれていない場合(S701でNo)はS707に遷移する。符号化方式判定部101は、S702において、復号フレームを表示順に並べ替える処理がある場合(S702でYes)はS703に遷移し、ない場合(S702でNo)はS704に遷移する。符号化方式判定部101は、S703において、符号化対象となるフレームを1フレーム前のフレームと切り替え(切り替えない場合もある)た後に符号化処理が行なわれるように符号化方法を決定して、S707に遷移する。符号化方式判定部101は、S704において、picture_coding_typeがIフレーム、または、Pフレームである場合はS705に遷移し、picture_coding_typeがBフレームである場合はS706に遷移する。符号化方式判定部101は、S705において、符号化対象となるフレームを復号順で1フレーム前となるIフレーム、または、Pフレームと切り替え(切り替えがない場合もある)た後に符号化処理が行なわれるように符号化方法を決定して、S707に遷移する。符号化方式判定部101は、S706において、符号化対象となるフレームを復号順で1フレーム前のBフレーム、または、復号順で2フレーム前のIフレーム、または、Pフレームと切り替え(切り替えない場合もある)た後に符号化処理が行なわれるように符号化方法を決定して、S707に遷移する。符号化方式判定部101は、S707において、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S708に遷移する。次にS708において、フレーム単位での符号化方式判定処理が完了する。
次にトランスコーデック装置の処理の流れを図16に示す。t0、t1、・・・、t8は時刻を示し、時間間隔をフレーム時間単位(1/30s)としている。また、I,P,Bはそれぞれ、MPEG2 VideoにおけるIフレーム、Pフレーム、Bフレームを示し、I,P,Bの添え字は復号処理後の表示順を示す。ここでは復号処理後、フレームを表示順に並べ替えずに、符号化処理を行なう場合を説明する。また、エラー情報についてはエラーを含む場合を“1”、含まない場合を“0”として記載している。
まず、入力されたビットストリームにエラーが含まれていない場合の動作について説明する。時刻t0において、I0フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t0−t1)した後、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。I0フレームはエラーを含まないフレームなので、符号化部103はI0フレームをそのまま符号化処理する(時刻t0−t1)。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれ、かつ、符号化対象となるフレームがBフレームである場合の動作について説明する。時刻t2において、B1フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t2−t3)した後、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。B1フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知された符号化方法に従って符号化処理を行なう。ここでは、フレーム切り替え処理を行なう場合を例にあげて説明する。符号化対象のフレームがエラーを含み、かつ、符号化対象となるフレームがBフレームなので、符号化部103は、符号化対象のフレームを、復号順で2つ前のIフレームであるI0フレームに切り替えた後、符号化処理する。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれ、かつ、符号化対象となるフレームがIフレーム、または、Pフレームである場合の動作について説明する。時刻t4において、P6フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t4−t5)した後、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。P6フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知された符号化方法に従って符号化処理を行なう。ここでは、フレーム切り替え処理を行なう場合を例にあげて説明する。符号化対象のフレームがエラーを含み、かつ、符号化対象となるフレームがIフレーム、または、Pフレームなので、符号化部103は、符号化対象のフレームを、復号順で2つ前のPフレームであるP3フレームに切り替えた後、符号化処理する。
以上の説明では、復号処理後、フレームを表示順に並べ替えずに、符号化処理を行なうとしているが、フレーム並べ替えを行なわないと限定しているわけではなく、フレーム並べ替えの処理があってもかまわない。
また、以上の説明では、エラーを含むフレームをB1、P6フレームとして説明しているが、エラーを含むフレームをB1、P6フレームに限定しているわけではない。
また、以上の説明では、符号化方法としてフレーム切り替えを選択しているが、フレーム切り替えしか選択肢がないというわけではない。
このように第六の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報とpicture_coding_typeとに応じて、切り替え対象となるフレームを選択した後、符号化処理を行なうことができる。その結果、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
(第七の実施形態)
第七の実施形態におけるトランスコーデック装置の制御フローを図17に示す。第七の実施形態におけるトランスコーデック装置は、符号化方式判定部101の制御フローのみが第六の実施形態におけるトランスコーデック装置と異なる。
制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S750において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S751において、符号化対象となるフレームにエラーが含まれているか否かを確認し、エラーが含まれている場合(S751でYes)はS752に遷移し、エラーが含まれていない場合(S751でNo)はS754に遷移する。符号化方式判定部101は、S752において、picture_coding_typeがIフレーム、または、Pフレームである場合はS754に遷移し、picture_coding_typeがBピクチャである場合はS753に遷移する。符号化方式判定部101は、S753において、符号化対象となるフレームの切り替え処理が行なわれるようにエラー回復方法を含む符号化方法を決定して符号化部103に通知し(切り替えない場合もある)、S754に遷移する。符号化方式判定部101は、S754において、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S755に遷移する。次にS755において、フレーム単位での符号化方式判定処理が完了する。
次にトランスコーデック装置の処理の流れを図18に示す。t0、t1、・・・、t8は時刻を示し、時間間隔をフレーム時間単位(1/30s)としている。また、I,P,Bはそれぞれ、MPEG2 VideoにおけるIフレーム、Pフレーム、Bフレームを示し、I,P,Bの添え字は復号処理後の表示順を示す。ここでは復号処理後、フレームを表示順に並べ替えを行ない、符号化処理を行なう場合を説明する。また、エラー情報については、エラーを含む場合を“1”、含まない場合を“0”と記載している。
まず、入力されたビットストリームにエラーが含まれていない場合の動作について説明する。時刻t0において、I0フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t0−t1)した後、フレームの並び替え処理を行ない、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。I0フレームはエラーを含まないフレームなので、符号化部103はI0フレームをそのまま符号化処理する(時刻t2−t3)。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれ、かつ、符号化対象となるフレームがBフレームである場合の動作について説明する。時刻t2において、B1フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t2−t3)した後、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。B1フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知されたエラー回復方法を含む符号化方法に従って符号化処理(時刻t3−t4)を行なう。ここでは、フレーム切り替え処理を行なう場合を例にあげて説明する。符号化対象のフレームがエラーを含み、かつ、Bフレームなので、符号化部103は、符号化対象のフレームをI0フレームに切り替えた後、符号化処理する。
次に、入力されたビットストリームにエラーが含まれ、かつ、符号化対象となるフレームがBフレーム以外である場合の動作について説明する。時刻t4において、P6フレームのビットストリームが復号部102に入力され、復号部102は、復号処理(時刻t4−t5)した後、復号データを出力するとともに、エラー検出を行なう。P6フレームはエラーを含むフレームなので、符号化部103は符号化方式判定部101から通知されたエラー回復方法を含む符号化方法に従って符号化処理(時刻t8−t9)を行なう。ここでは、フレーム切り替え処理を行なう場合を例にあげて説明する。符号化対象のフレームがエラーを含み、かつ、Bフレーム以外なので、符号化部103は、フレーム切り替えを行なわず、符号化処理する。
以上の説明では、復号処理後、フレームを表示順に並べ替えた後に、符号化処理を行なうとしているが、フレーム並べ替えを行なわないといけないと限定しているわけではなく、フレーム並べ替えの処理がなくてもかまわない。
また、以上の説明では、エラーを含むフレームをB1、P6フレームとして説明しているが、エラーを含むフレームをB1、P6フレームに限定しているわけではない。
また、以上の説明では、符号化方法としてフレーム切り替えを選択しているが、フレーム切り替えしか選択肢がないというわけではない。
このように第七の実施形態によれば、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、エラー情報とpicture_coding_typeとに応じて、フレーム切り替え処理を選択することができる。その結果、入力ビットストリームがエラーを含む場合でも、画質劣化を抑えて効率よく符号化処理を行なうことができる。
(第八の実施形態)
第八の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を図19に示す。第八の実施形態のトランスコーデック装置は、入力されたビットストリームを復号する復号部102と、復号部102から出力される復号データを符号化する符号化部103と、制御部100とを備える。制御部100は符号化方式判定部101を有する。
復号部102は、信号線110を通して入力ビットストリームを取り込み、復号処理する。復号部102は、復号したデータを信号線120を通して符号化部103へ出力し、さらに、復号処理が途中で中断された場合、復号処理の中断通知を信号線800を通して制御部100へ出力する。制御部100は信号線800を通して復号処理の中断通知を受け取る。制御部100内の符号化方式判定部101は、復号処理の中断通知を利用してエラー回復方法を含む符号化方法を決定し、信号線140を通して符号化方法を符号化部103に通知し、信号線141を通して符号化処理の起動を符号化部103に通知する。符号化部103は、信号線120を通して復号データを取り込むとともに、信号線140を通して符号化方法に関する情報を取り込み、信号線141を通して符号化処理の起動通知を受けて符号化処理を行ない、信号線130を通して符号化データを出力する。
次に符号化方式判定部101における制御フローを図20に示す。制御部100がフレーム単位で符号化方式判定部101に起動を通知する。符号化方式判定部101は、制御部100からの起動通知を受けて、S850において符号化方式判定を開始する。符号化方式判定部101は、S851において、符号化対象となるフレームにおいて復号処理が中断されたかどうかを確認し、中断された場合(S851でYes)はS852に遷移し、中断されていない場合(S851でNo)はS853に遷移する。符号化方式判定部101は、S852において、符号化対象となるフレームをエラーが含まれていないフレームに切り替えて符号化処理(切り替えない場合もある)が行なわれるように符号化方法を決定して、S853に遷移する。符号化方式判定部101は、S853において、符号化部103に対して符号化処理の起動を通知し、S854に遷移する。次にS854において、フレーム単位での符号化方式判定処理が完了する。
このように第八の実施形態によれば、復号処理が中断されたかどうかを確認して、符号化処理を行なうことができるので、復号処理が途中で中断された場合でも、画質劣化を抑えた符号化処理を行なうことができる。
なお、上述した各実施形態における符号化方式判定部101は、本発明のトランスコーデック装置の決定部の一例である。
本発明にかかるトランスコーデック装置は、デジタルテレビや、DVD、DVRなどの蓄積メディアにおけるトランスコーデック装置への適用が可能である。
第一の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第一の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第一の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作タイミングを示す図である。 第二の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第三の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第三の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第三の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作タイミングを示す図である。 第四の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第四の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示す図である。 第四の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第五の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第五の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示す図である。 第五の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第六の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第六の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第六の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作タイミングを示す図である。 第七の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 第七の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作タイミングを示す図である。 第八の実施形態におけるトランスコーデック装置の構成を示す図である。 第八の実施形態におけるトランスコーデック装置の動作を示すフローチャートである。 従来のトランスコーデック装置の構成を示す図である。
符号の説明
100 制御部
101 符号化方式判定部
102 復号部
103 符号化部
110、111、120、130、140、141 信号線
250 信号線
350、351 信号線
400 ピクチャ
401、402 動きベクトル
500 信号線
550 ピクチャ
551、552 動きベクトル
650 信号線
800 信号線
1000 復号部
1001 符号化部

Claims (25)

  1. 第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換する装置であって、
    前記第1の方式の動画のビットストリームを復号する復号部と、
    前記復号部による復号処理中に異常が検出された場合、異常が検出された部分のデータを前記第1の方式の動画のビットストリームの異常が検出されなかった部分のデータで補って符号化処理が行なわれるように、前記異常が検出された部分のデータのエラー回復方法を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定されたエラー回復方法に従って、前記異常が検出された部分のデータを符号化する符号化部と
    を備えるトランスコーデック装置。
  2. 前記異常は、前記ビットストリームに含まれるビットストリームエラー、または、前記復号処理が途中で中断されたことである
    請求項1に記載のトランスコーデック装置。
  3. 前記決定部は、符号化対象のデータ単位が前記異常を含む場合、前記符号化対象のデータ単位を前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項2に記載のトランスコーデック装置。
  4. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項3に記載のトランスコーデック装置。
  5. 前記決定部は、符号化対象のデータ単位が前記異常を含む場合、前記符号化対象のデータ単位を前記異常を含まないデータ単位に切り替えるとともに、切り替えられたデータ単位の動きベクトルを0にして符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項2に記載のトランスコーデック装置。
  6. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項5に記載のトランスコーデック装置。
  7. 前記決定部は、前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数に基づいて、前記エラー回復方法を決定する
    請求項2に記載のトランスコーデック装置。
  8. 前記決定部は、(A)前記異常を含むフレームまたはピクチャの前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数が、第1の閾値以上であって、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下である場合、前記異常を含むフレームまたはピクチャに対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定し、(B)前記異常を含むフレームまたはピクチャの前記ビットストリームエラーの影響を受けたマクロブロックの数が前記第2の閾値を超える場合、前記異常を含むフレームまたはピクチャを前記異常を含まないフレームまたはピクチャに切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項7に記載のトランスコーデック装置。
  9. 前記復号部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行ない、
    前記決定部は、前記異常を含まないデータ単位に含まれる動きベクトルと、前記復号部によって行なわれたエラーコンシールにおいて使用された動きベクトルとの差に基づいて、前記エラー回復方法を決定する
    請求項2に記載のトランスコーデック装置。
  10. 前記決定部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項9に記載のトランスコーデック装置。
  11. 前記決定部は、前記差が規定範囲外である場合にのみ、前記復号部によって復号された前記異常を含まないデータ単位の動きベクトルを使用したエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項10に記載のトランスコーデック装置。
  12. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項9に記載のトランスコーデック装置。
  13. 前記復号部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行ない、
    前記決定部は、前記復号部によって行なわれたエラーコンシールにおいて使用された動きベクトルと、前記符号化部によって完了された符号化で得られた動きベクトルとの差に基づいて、前記エラー回復方法を決定する
    請求項2に記載のトランスコーデック装置。
  14. 前記決定部は、前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項13に記載のトランスコーデック装置。
  15. 前記決定部は、前記差が規定範囲外である場合にのみ、前記符号化で得られた動きベクトルを使用したエラーコンシールを行なった後に符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項14に記載のトランスコーデック装置。
  16. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項13に記載のトランスコーデック装置。
  17. 前記決定部は、(A)前記異常を含むデータ単位を、前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理を行なう方法と、(B)前記異常を含むデータ単位に対してエラーコンシールを行なった後に符号化処理を行なう方法との何れかを、前記エラー回復方法として決定する
    請求項1に記載のトランスコーデック装置。
  18. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項17に記載のトランスコーデック装置。
  19. 前記決定部は、前記ビットストリームに含まれるpicture_coding_typeに基づいて、前記エラー回復方法を決定する
    請求項1に記載のトランスコーデック装置。
  20. 前記決定部は、前記異常を含むデータ単位のpicture_coding_typeに基づいて、前記異常を含むデータ単位と切り替えられる前記異常を含まないデータ単位を選択し、前記異常を含むデータ単位を選択されたデータ単位に切り替え、切り替えられたデータ単位に対して符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項19に記載のトランスコーデック装置。
  21. 前記決定部は、前記異常を含むデータ単位のpicture_coding_typeがBピクチャである場合にのみ、前記異常を含むデータ単位を、前記異常を含まないデータ単位に切り替えて符号化処理が行なわれるように前記エラー回復方法を決定する
    請求項20に記載のトランスコーデック装置。
  22. 前記データ単位は、ピクチャ単位、スライス単位、またはマクロブロック単位である
    請求項19に記載のトランスコーデック装置。
  23. 前記ビットストリームの符号化方式は、MPEG1、MPEG2、MPEG4、および、H.264の何れかの方式である
    請求項1に記載のトランスコーデック装置。
  24. 第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換する方法であって、
    前記第1の方式の動画のビットストリームを復号する復号ステップと、
    前記復号ステップにおける復号処理中に異常が検出された場合、異常が検出された部分のデータを前記第1の方式の動画のビットストリームの異常が検出されなかった部分のデータで補って符号化処理が行なわれるように、前記異常が検出された部分のデータのエラー回復方法を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定したエラー回復方法に従って、前記異常が検出された部分のデータを符号化する符号化ステップと
    を含むトランスコーデック方法。
  25. 第1の方式で入力された動画のビットストリームを第2の方式のビットストリームに変換するためのプログラムであって、
    前記第1の方式の動画のビットストリームを復号する復号ステップと、
    前記復号ステップにおける復号処理中に異常が検出された場合、異常が検出された部分のデータを前記第1の方式の動画のビットストリームの異常が検出されなかった部分のデータで補って符号化処理が行なわれるように、前記異常が検出された部分のデータのエラー回復方法を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定したエラー回復方法に従って、前記異常が検出された部分のデータを符号化する符号化ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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