JP2007318371A - 車載オーディオシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツ再生機器の動作タイミングと同期を合わせ、さらにHMI機器によるメディアの早送り・巻き戻し操作などのユーザーの操作割り込みにも対応できる車載オーディオシステムを提供する。
【解決手段】車載オーディオシステムの音響再生装置12は、コンテンツ再生機器11の出力コンテンツ情報と前記コンテンツ再生機器11に対する制御命令とを受信することで、現在の出力コンテンツに適合した音響特性設定データと該制御命令から判断される現在以降の出力コンテンツに適合した音響特性設定データとを、音響特性値設定データベースから取得し、前記音響再生装置が備える複数の音響特性設定部210にそれぞれ設定した上で、前記コンテンツ再生機器11に該制御命令を送信することによって、コンテンツ再生機器11のコンテンツ出力制御状態と、音響再生装置12の音響特性設定データ状態との同期を合わせることができるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、HMI機器を通じ操作するオーディオコンテンツ再生機器の再生コンテンツの楽曲やチャプターに合わせた音響特性データを音響再生装置に設定する車載オーディオシステムに関する。
従来の車載オーディオシステムに用いられる再生装置では、入力されるオーディオソースが選択されるに従って、最適な音響エフェクト設定を予め記憶されたメモリからDSPへ設定することにより、そのオーディオソース種別に適合する音響エフェクト効果を得るような構成が知られている。図12に従来の車載オーディオシステムの構成を示す。
図12において、オーディオコンテンツ再生機器群120からの再生機器の選択に応じ、選択されたコンテンツ再生機器の種別がマイコン128に入力され、その再生機器に応じた音響エフェクトデータを予めメモリ129に記憶された中から選択してDSP124に設定し、スイッチ121を選択されたコンテンツ再生機器からの入力がされるように切り替える。また、操作スイッチ130により、ユーザーからの直接操作によりリアルタイムに音響エフェクトデータを設定変更できるようにしていた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特許第3240618号公報
しかしながら、前記従来の車載オーディオシステムでは、オーディオコンテンツ再生機器の種別やそのコンテンツのソースモードによって、音響特性を変更することはできるものの、コンテンツ再生メディアのトラックやチャプター単位毎に音響特性を自動的に設定することは、コンテンツ再生機器の動作タイミングと同期を合わせることはできないので困難である。さらに、HMI機器によるコンテンツ再生機器への早送り・巻き戻しなどのトラックアップ・ダウンのような割り込み操作に同期して、トラックに応じた音響特性を設定することはできないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、コンテンツ再生機器のHMI機器による割り込み制御タイミングに適合しながら、出力されるオーディオコンテンツの楽曲トラックやシーンチャプターに合わせた音響特性設定データを音響再生装置に設定可能にする車載オーディオシステムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の車載オーディオシステムにおいて、音響再生装置の音響特性設定データがコンテンツの所定情報に区分され、格納されている音響特性値データベースを備え、HMI機器はコンテンツ再生機器の制御命令を音響再生装置に送信し、コンテンツ再生機器は再生コンテンツ情報を所定のタイミングで前記音響再生装置に送信し、前記音響再生装置は少なくとも独立して制御可能な複数の音響特性設定部を有し、受信した前記再生コンテンツ情報と前記コンテンツ再生機器の制御命令とに対応付けて、前記複数の音響特性設定部に出力コンテンツのトラックに応じた音響特性設定値を設定し、前記コンテンツ再生機器へ該制御命令の送信を行うものである。
以上の構成によって、前記音響再生装置は、コンテンツ再生機器の出力コンテンツ情報と、前記コンテンツ再生機器に対する制御命令とを受信することで、現在の出力コンテンツに適合した音響特性設定データと、該制御命令から判断される現在以降の出力コンテンツに適合した音響特性設定データとを、前記音響特性値設定データベースから取得し、前記複数の音響特性設定部にそれぞれ設定した上で、前記コンテンツ再生機器に該制御命令を送信することによって、コンテンツ再生機器のコンテンツ出力制御状態と、音響再生装置の音響特性設定データ状態の同期を合わせることができるものである。
本発明の車載オーディオシステムによれば、前記コンテンツ再生機器の再生コンテンツの楽曲トラックやシーンチャプターに同期して最適な音響特性を設定するとともに、コンテンツ再生機器がユーザーによる割り込み操作を受けても、同期を合わせた音響特性値を設定できるものである。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
次に具体的な動作事例について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は実施の形態1における車載オーディオシステムの動作シーケンスの例である。
図2は、音響再生装置12のブロック図である。
図3〜図8は前記音響再生装置12のマイコンが行うソフトウェア動作フローの例を示す図である。
図2において、音響再生装置12に入力されるオーディオ信号は、AD変換器201を通じ、オーディオ入力切替部202に入力される。前記オーディオ入力切替部202は、マイコン205の制御によって音響周波数がゲイン特性を設定する独立した音響特性設定部210であるDSP1(211)またはDSP2(212)のいずれかのDSPを選択して、入力を切り替えるものである。前記音響特性設定部210から出力されたオーディオ信号は、DA変換器203、増幅部204により、オーディオ出力される。また、マイコン205は通信I/F部207から後述する制御信号を送受するとともに、前記音響特性設定部210のそれぞれのDSPへ所定の音響特性設定データを設定する動作を行う。
図1において、コンテンツ再生機器11へディスクがロードされると(P111)、コンテンツ再生機器11はロードされたディスクのコンテンツを識別し、ディスク情報を取得する処理を行う(P112)。コンテンツ再生機器11はロードされたディスクに関し、少なくともディスクのタイトル識別子とオーディオ出力トラックおよびトラック毎の再生時間が含まれるディスク情報とを、図示しないデータベースより取得可能なものとする。ディスク情報を取得したコンテンツ再生機器11は前記ディスク情報信号S10を音響再生装置12へ送信する。
前記ディスク情報信号S10を受信した音響再生装置12はディスクロード情報受信処理(P121)を行う。
図3は、ディスク情報受信処理(P121)についての動作フローである。
図3において、ディスク情報を受信した音響再生装置12は、前記ディスクタイトル識別子をキーとして、図示しない音響特性値データベースから合致するデータを検索する(S31)。なお、前記音響特性値データベースにはディスクタイトル識別子と前記ディスクのオーディオコンテンツのトラック別に前記音響特性設定部210のDSPへ所定の音響特性を設定する音響特性値設定データが格納されているものとする。該当データの検索終了後、該ディスクのディスクインデックステーブル(図9)を記憶部206に作成する(S32)。また、前記音響特性値設定データを全てのディスクトラックについて取得すると、記憶部206の容量に許容できない場合は、ディスクインデックステーブルのみ作成し、必要な音響特性値設定データについては、部分的にその都度前記音響特性データベースより該当データを取得すればよい。ディスクインデックステーブル作成完了後、第1のDSP(図2 DSP1とする)にディスクインデックスポインタが指す音響特性値設定データを設定し(S33)、ディスクインデックスポインタをインクリメントする(S34)。以上のように音響特性設定部210に含まれる全てのDSPについて、音響特性値設定データをディスクトラックについてシーケンシャルに設定し(S35)、ディスクインデックスポインタが先頭トラックを指すようにする(S36)。
なお、前記ディスクインデックステーブルの構成例を図9(T1)に示す。
本テーブルは、ディスクに含まれるオーディオコンテンツのトラックナンバーとそのトラック時間、およびそのトラックの音響特性設定データを即座に特定できるインデックス情報からなり、マイコン205はディスクインデックスポインタにて、該当トラックレコードを取得、参照できるようにしている。
以上のようにして、音響再生装置12は音響特性設定を準備完了とする(P122)。
次に、図1ではHMI機器10からディスクプレイ命令をユーザー指示により感知されると(P101)、該制御信号(S11)を音響再生装置12に送信するようになっている。該制御信号(S11)を受信した音響再生装置12は、コンテンツ再生機器操作情報受信処理を行う(P123)。
図4は音響再生装置12が実行するコンテンツ再生機器操作情報受信処理フローを示したものである。図4において、受信した命令がコンテンツ再生機器11のコンテンツ出力を時系列的に順方向に行うもの{例えば、PLAY(再生)、FF(早送り)、トラックアップ}であるか、逆方向に行うもの{例えばREW(巻き戻し)、トラックダウン}であるかを識別し(S41、S42)、そのコンテンツ出力方向を記憶する(S43、S46)。本動作フローでは出力トラックを即座にスキップさせるトラックアップ/ダウン命令については、応答速度を考慮し、別途、その処理を切り出すようにしている(S45)。図1では、ディスクプレイ命令を受信したので、コンテンツ出力方向を「時系列順方向」と記憶し、コンテンツ出力操作命令応答処理(S48)を実行する。
図8はコンテンツ出力操作命令応答処理を示す動作フローである。
図8において、コンテンツ出力操作命令をプレイ命令と、FF(早送り)、REW(巻き戻し)命令とで識別している(S81、S83)。プレイ命令を受信した場合は、出力トラック内の経過チェック時間をトラック内の中点時間と設定する(S82)。中点時間は、前記ディスクインデックステーブルT1により、ディスクインデックスポインタが指すレコードのトラック時間から設定可能である。
以上の処理を行った後、該ディスクプレイ命令(プレイスタート信号S12)をコンテンツ再生機器11へ送信する(S85)。
前記プレイスタート信号S12を受信したコンテンツ再生機器11はオーディオストリーム出力を開始する(P113)。コンテンツ再生機器11はオーディオストリーム出力中において、少なくとも現在の出力トラック/チャプターと出力タイムスタンプ情報を有するディスクプレイ情報信号(S13)を、随時(少なくとも数10msオーダーにて)送信する。
一方、音響再生装置12は前記ディスクプレイ情報信号(S13)を受信しながら、音響特性データ更新判断処理を実行している(P124)。
図5は音響特性データ更新判断処理の動作フローであり、第1のDSPにオーディオ入力中の場合を示す。
図5において、前記ディスクプレイ情報信号に含まれるタイムスタンプ情報にて、前記経過チェック時間を通過するまでチェックする(S51)。
なお、経過チェックはコンテンツの出力方向が順方向であれば、チェック時間を経過後、逆方向であれば経過前をチェック時間通過とみなすように行う。
前記チェック時間のコンテンツ出力を確認したら、コンテンツの現在の出力方向に応じ(S52)、順方向であるので、第2のDSPに前記ディスクインデックステーブルのディスクインデックスポインタの次のレコードの音響特性設定データの設定有無を確認する(S53)。未設定であれば、第2のDSPに次の出力トラックの音響特性設定データを設定する(S55、S56)。
以上の処理により、音響再生装置12はコンテンツ出力情報をチェックし、前記ディスクプレイ情報のタイムスタンプ情報により、出力トラックの切り替えポイント付近を受信した場合、音響特性設定データ切り替え処理(P125)を開始する。
図6は音響特性設定データ切り替え処理の動作フローである。
図6において、前記ディスクプレイ情報からトラック切り替えポイント(P114)のタイムスタンプに近づいたことをチェックし(S61)、所定の切り替えタイムスタンプであれば、オーディオ信号が無音であることをチェックしたうえで(S62)、オーディオ入力切替部202を第2のDSPに入力するように設定し(S63)、次の出力トラックの音響特性値データによる音響特性が反映されたオーディオ信号が出力される。
次に、コンテンツの出力方向をチェックし、前記ディスクインデックステーブルのディスクインデックスポインタを該出力トラックのレコードを指すように更新する(S64〜S66)。
以上までの説明では図1のディスクロードからHMI機器10のディスクプレイ操作命令までのシーケンスについて説明したが、FF(早送り)操作命令を受けた場合は、図8のコンテンツ出力操作命令応答処理のステップS84において、出力トラック内の経過チェック時間をコンテンツの出力速度がプレイ命令受信時よりも速いことを考慮して、トラック内の中点時間よりも前に設定して、第2のDSPに次のトラックの音響特性値設定データの設定時間に余裕をもたせるように行う。
一方、REW(巻き戻し)命令を受信した場合は、図4のコンテンツ再生機器操作受信処理において、コンテンツ出力方向を「時系列逆方向」として記憶させる(S46)。次に、図8のコンテンツ出力操作命令応答処理のステップS84において、出力トラック内の経過チェック時間をコンテンツの出力速度がプレイ命令受信時よりも速いことと、コンテンツの出力方向が逆方向であることを考慮して、トラック内の中点時間よりも後に設定し、図5の音響特性設定データ更新判断処理のステップS54において、第2のDSPに前記ディスクインデックテーブルのディスクインデックスポインタの一つ前のトラックの音響特性値設定データが設定されていることを確認し、未設定であれば、該音響特性値設定データを第2のDSPに設定するようにする(S55、S56)。次に、図6の音響特性設定データ切り替え処理においては、オーディオ入力切り替えを第2のDSPに入力設定後に、コンテンツの現在の出力方向が逆方向であるため、ディスクインデックスポインタをデクリメントして、現在の出力トラックと同期するようにさせる。
次に、出力トラックを即座にスキップさせるトラックアップ/ダウン命令を受信した場合の処理について、図7を用いて説明する。
図7において、ステップS71でトラック操作方向(アップ/ダウン)を判定し、第2のDSPにそれぞれのトラック操作命令に応じて、次の出力トラックの音響特性設定データが設定されているか確認し(S72、S73)、未設定であれば、該音響特性設定データを第2のDSPに設定する(S74、S75)。
次にコンテンツの出力方向を「時系列順方向」とし、オーディオ入力切替部202を第2のDSPに入力設定し、該トラックアップ/ダウン命令をコンテンツ再生機器11へ送信する(S76〜S78)。
以上のようにして、コンテンツ再生機器のHMI機器による操作命令とコンテンツ再生機器のコンテンツ出力情報とを音響再生装置が受信することで、コンテンツ再生機器のコンテンツ出力方向と出力速度を判別しながら、音響再生装置は現在のオーディオ信号が入力されていないDSPに対して、都度次の出力トラックの音響特性データを適時に設定して、コンテンツ再生機器に該操作命令を送信することによって、コンテンツ再生機器の出力トラックに最適な音響特性設定でオーディオ出力を行うことができる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
なお、本実施の形態では図示しないが、実施の形態1の構成における、図2に示した音響再生装置の音響特性設定部210において、独立したDSPを3つ(DSP1〜3)有する構成とする。
本形態では、前記実施の形態1で説明した音響再生装置のマイコンによるソフトウェア処理(図3、図4)は同じ処理を有し、図5で示した音響特性設定データ更新判断処理は行わないものとし、図6の音響特性設定データ切り替え処理と図7のトラックアップ/ダウン命令応答処理が異なるものである。
図6、図7に相当する処理について、図10、図11を用いて説明する。
図10は音響特性設定データ切り替え処理の動作フローであり、第1のDSPにコンテンツ再生機器が現在出力しているトラックの音響特性値データが設定されており、第2のDSPにコンテンツ再生機器が現在出力している時系列次トラックの音響特性値データが設定されており、第3のDSPにコンテンツ再生機器が現在出力している時系列前トラックの音響特性値データが設定されている状態とする。トラックの切り替えポイントのチェック(S101、S102)については実施の形態1と同様である。ステップS103において、コンテンツの現在の出力方向を判断し、時系列順方向であれば、オーディオ入力切替部を第2のDSPに入力設定し、ディスクインデックスポインタを次のトラックレコードを指すようにインクリメントさせ、第3のDSPにディスクインデックスポインタが指す次のトラックの音響特性値データの設定処理を開始させる(S104、S106、S108)。
一方、コンテンツの現在の出力方向が逆方向であれば、オーディオ入力切替部を第3のDSPに入力設定し、ディスクインデックスポインタを前のトラックレコードを指すようにデクリメントさせ、第2のDSPにディスクインデックスポインタが指す前のトラックの音響特性値データの設定処理を開始させる(S105、S107、S109)。
このように、3つの音響特性設定部である各DSPに現在の出力トラックと、その前後のトラックの音響特性値データを常に設定するように処理を行うものである。
図11はトラックアップ/ダウン命令応答処理の動作フローであり、3つのDSPには図10でも説明した通りに、現在の出力トラックとその前後のトラックに対応するデータが設定されているものとする。
図11において、トラック操作命令を受信すると、その操作方法(アップ/ダウン)を判別し(S111)、トラックアップであれば、即座にオーディオ入力切替部を第2のDSPに入力設定するようにし、ディスクインデックスポインタをインクリメントさせ、第3のDSPにディスクインデックスポインタが指す次のトラックレコードの音響特性値データの設定を開始し、コンテンツ出力方向を「時系列順方向」とし、トラックアップ命令をコンテンツ再生機器に送信する処理を行う(S112、S114、S116、S118、S119)。
ここで、ステップS116の第3のDSPへの音響特性値データ設定処理は、データの設定完了まで待つ必要はなく、実施の形態1と比して、ステップS119のコンテンツ再生機器への命令送信を即座に行うことができるため、ユーザーへの操作応答を早めることができる。なお、トラックダウン命令受信時における処理説明については、トラックアップ処理と同様な処理のため省略する(S113、S115、S117)。
以上のように、本実施の形態では3つの音響特性設定部である各DSPに、現在の出力トラックとその前後のトラックの音響特性値データを常に設定するように処理を行うので、前述のトラック操作命令受信時や早送り、巻き戻しなどのコンテンツ高速出力動作をHMI機器の操作により、トラックの切り替え前後で頻繁に切り替えるような操作割り込みを受信した場合においても、頻繁なDSPの設定データの入れ替え処理によるマイコン処理負荷の軽減とユーザー操作応答を改善することができる。
本発明にかかる車載オーディオシステムは、コンテンツ再生機器の出力トラックとHMI機器からのコンテンツ再生機器命令に応答しながら、その出力トラックに適時応じた音響特性設定データによってオーディオ出力を行う音響再生装置からなるシステムとして用いるのに有用である。
実施の形態1における車載オーディオシステムの動作シーケンスの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置の例を示す図 実施の形態1における音響再生装置のディスク情報受信処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置のコンテンツ再生機器操作情報受信処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置の音響特性設定データ更新判断処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置の音響特性設定データ切り替え処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置のトラックアップ/ダウン命令応答処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置のコンテンツ出力操作命令応答処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態1における音響再生装置の記憶部に形成されるディスクインデックステーブルの構成例を示す図 実施の形態2における音響再生装置の音響特性設定データ切り替え処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 実施の形態2における音響再生装置のトラックアップ/ダウン命令応答処理のソフトウェア動作フローの例を示す図 従来の車載オーディオシステムに用いられる再生装置システムを示す図
符号の説明
12 音響再生装置
210 音響特性設定部

Claims (6)

  1. オーディオコンテンツ情報を再生するコンテンツ再生機器と、このコンテンツ再生機器より出力されたオーディオ信号を再生する音響再生装置と、前記コンテンツ再生機器を制御するHMI機器と、前記音響再生装置の音響特性設定データがコンテンツの所定情報に区分された上で格納されている音響特性値データベースとが相互に通信可能な車載用オーディオシステムであって、前記HMI機器はコンテンツ再生機器の制御命令を前記音響再生装置に送信し、前記コンテンツ再生機器は再生コンテンツ情報を所定のタイミングで前記音響再生装置に送信し、前記音響再生装置は、少なくとも独立して制御可能な複数の音響特性設定部と、前記複数の音響特性設定部へのオーディオ信号入力を切り替え可能なオーディオ信号入力部とを備え、受信した再生コンテンツ情報とコンテンツ再生機器の制御命令とに対応付けて、前記音響特性設定部に最適な音響特性設定データを設定し、前記コンテンツ再生機器へ制御命令を送信することを特徴とする車載オーディオシステム。
  2. コンテンツ再生機器はコンテンツメディア読み込みロード時に、前記コンテンツメディアに含まれる音響コンテンツ情報を特定するためのキー情報を音響再生装置に送信し、この音響再生装置は前記キー情報から前記音響コンテンツ情報に含まれるディスクトラックと、トラック時間と、トラックに対応する音響特性設定データを音響特性値データベースから決定、取得し、複数の音響特性設定部へ設定することを特徴とする請求項1に記載の車載オーディオシステム。
  3. 音響再生装置はHMI機器から、コンテンツ再生命令を受信した時に、オーディオ信号入力部を再生されるトラックに対応する音響特性設定データが格納された音響特性設定部へ入力するように切り替え、コンテンツ再生機器にコンテンツ再生命令を送信することを特徴とする請求項1に記載の車載オーディオシステム。
  4. コンテンツ再生機器はコンテンツ出力動作中において、少なくとも出力コンテンツのトラックとタイムスタンプを含むコンテンツ出力情報を音響再生装置に定期的に送信し、前記音響再生装置は前記コンテンツ再生機器が出力しているトラック内の所定時間を経過した場合に、現在のオーディオ信号が入力されている第1の音響特性設定部とは異なる第2の音響特性設定部に、次に出力されるトラックに対応する音響特性設定データを設定し、トラック切り替えが判断された時に、前記オーディオ信号を前記第2の音響特性設定部に入力するように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の車載オーディオシステム。
  5. 音響再生装置はHMI機器からコンテンツのトラックアップ・ダウン命令を受信した時に、現在の出力コンテンツの次の出力トラックに対応する音響特性設定データが複数の音響特性設定部のいずれにも設定されていない場合は、次の出力トラックに対応する音響特性設定データを前記いずれかの音響特性設定部に設定した後に、コンテンツ再生機器に、前記トラックアップ・ダウン命令を送信することを特徴とする請求項1に記載の車載オーディオシステム。
  6. 複数の音響特性設定部が3つである場合、いずれかの1つの音響特性設定部は出力されるコンテンツの現在のトラックに対応する音響特性設定データ用に使用され、いずれかの1つの音響特性設定部は出力されるコンテンツの現在のトラックより1つ前のトラックに対応する音響特性設定データ用に使用され、いずれかの1つの音響特性設定部は出力されるコンテンツの現在のトラックより1つ後のトラックに対応する音響特性設定データ用に使用されることを特徴とする請求項1〜5に記載の車載オーディオシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020235307A1 (ja) * 2019-05-17 2020-11-26 株式会社東海理化電機製作所 コンテンツ提供システム、出力装置、及び情報処理方法

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