JP2007316771A - 監視装置、監視方法、および、監視用プログラム。 - Google Patents

監視装置、監視方法、および、監視用プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】閲覧者の個別の閲覧行動をリアルタイムに監視することが可能な監視装置を提供すること。
【解決手段】webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得手段(アクセスログ取得・加工モジュール63)と、取得手段によって取得されたアクセスログを、閲覧者または閲覧者端末装置毎に分別する分別手段(アクセスログ取得・加工モジュール63)と、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成手段(監視画面生成モジュール64)と、分別手段と生成手段によって得られた情報とに基づいて、閲覧者または閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、監視者端末装置に呈示する呈示手段(監視画面生成モジュール64)と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、監視装置、監視方法、および、監視用プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータおよび携帯電話機等の技術的進歩と、インターネットおよびイントラネット等の普及により、これらのネットワークを介して、種々の情報を呈示するいわゆるwebページ(または、ホームページ)が普及している。
このwebページは、テキスト等の文字情報、画像データ、および、JAVA(登録商標)、FLASH等の機能プログラムが組み合わされ、または、関連づけされて形成されたHTML形式のデータファイルがwebサーバ装置に格納されて公開されており、閲覧者は、ネットワークを介してこのデータファイルにアクセスすることにより、所望の情報を閲覧することができる。
ところで、このようなwebページを用いて商品またはサービスを販売するネットワーク上の仮想店舗(webストア)が最近多く見られる。このような仮想店舗では、webページを訪れる閲覧者の行動を検証し、webページに公開されているページ等のコンテンツの配置状況等について検討することで、より閲覧者が利用しやすいページとすることが望ましい。
そこで、従来においては、特許文献1に示すような方法により、webサーバ装置に保存されているアクセスログを利用したり、任意のアクセスポイントからのアクセス速度を測定したりすることにより、webページを評価し、また、必要に応じて評価結果に基づいてwebページの作成を支援する方法が提案されている。
特開2001−243147号公報(要約書、図面)
ところで、特許文献1の技術では、閲覧者の閲覧行為については、計測対象となるサイトまたはサーバ装置へのアクセス履歴を解析し、アクセスの時間帯、地域による分布等を解析することのみが実行される。
しかしながら、アクセスの時間帯および地域による分布等の情報を呈示されたとしても、それに基づいてどのようにwebページを変更すればよいのか分からないという問題点がある。
また、これらの数値には、あくまでも統計処理された結果としてのトータルとしての数値でしかないため、個々の閲覧者の閲覧行動または閲覧者の個別情報に基づいて、閲覧者毎の対策を立てることが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、閲覧者の個別の閲覧行動をリアルタイムに監視することが可能な監視装置、監視方法、および、監視用プログラムを提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明の監視装置は、閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視装置において、webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得手段と、取得手段によって取得されたアクセスログを、閲覧者または閲覧者端末装置毎に分別する分別手段と、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成手段と、分別手段と生成手段によって得られた情報とに基づいて、閲覧者または閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、監視者端末装置に呈示する呈示手段と、を有する。
このため、閲覧者の個別の閲覧行動をリアルタイムに監視することが可能な監視装置を提供することができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部のページのそれぞれを示すアイコンと、閲覧者のそれぞれを示すアイコンを閲覧中のページを示すアイコンに対応付けして呈示するようにしている。このため、ページを示すアイコンと、閲覧者を示すアイコンとの位置関係等により、閲覧者の閲覧行動をリアルタイムに知ることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、閲覧者を示すアイコンの種類を選択可能としている。このため、監視者の嗜好に応じたアイコンを選択することができるので、ユーザフレンドリーな表示を行うことができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、閲覧者を示すアイコンは、時間の経過とともにその一部もしくは全体の表示色または一部もしくは全体の表示形状が変化するようにしている。このため、各閲覧者の各ページに対する滞在時間を知ることができるので、滞在時間が短いページについては、編集等を行うことにより、適切化を図ることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、閲覧者が閲覧しているページを移動した場合には、移動元と移動先のページを示す情報を呈示するようにしている。このため、閲覧者のページ間の移動状況を簡易に知ることができる。その結果、ページ間の移動がスムーズになされていないページについては、リンクの張り直し等を行うことにより、移動をスムーズにすることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、監視者端末装置の入力装置が操作され、閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定された場合には、該当する閲覧者に関する属性情報を呈示するようにしている。このため、各閲覧者の属性情報を必要に応じて表示することにより、閲覧者毎の閲覧行動をより詳細に分析することが可能になる。例えば、所定の属性を有する閲覧者が好むページに変更することが可能になる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、監視者端末装置の入力装置が操作され、閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定され、当該閲覧者の閲覧者端末装置に対してメッセージを送信する要求がなされた場合には、当該メッセージを該当する閲覧者端末装置に対して送信するようにしている。このため、所定の閲覧者に対してメッセージを送信できるので、例えば、webストアにおいて、所定の閲覧者に対して、商品の購買を促すメッセージを送ることにより、閲覧者の購買意欲を高めることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、監視者端末装置の入力装置が操作され、閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定され、当該閲覧者の閲覧者端末装置との接続を拒否する要求がなされた場合には、webサーバ装置に対して当該閲覧者端末装置との接続を拒否させるようにしている。このため、不正アクセス等の不正行為を行う閲覧者に対してはwebページのアクセスを拒否することができるので、データの改ざんまたはデータの盗難等の不正な行為が行われることを事前に防ぐことができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、監視者端末装置の入力装置が操作され、ページを示すアイコンのいずれかが指定された場合には、該当するページに関する属性情報を呈示するようにしている。このため、所定のページの属性情報を必要に応じて表示させることにより、当該ページの内容を知ることができる。また、必要に応じて表示させることで、画面の表示が煩雑になることを防止できる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、監視者端末装置の入力装置が操作され、ページを示すアイコンのいずれかが指定され、当該ページを編集する要求がなされた場合には、当該ページの編集画面を監視者端末装置に対して表示させるとともに、編集結果に応じてwebサーバ装置に格納されている該当するページを更新するようにしている。このため、閲覧者のアクセス状況をリアルタイムに観察することにより閲覧行動を分析し、その分析結果に基づいてwebページの内容を編集することで、最適化を図ることが可能になる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部のページのそれぞれを示すアイコンと、各ページを閲覧している閲覧者の人数に応じた大きさ、形状、または、色を有するアイコンを閲覧中のページのアイコンに対応付けして呈示するようにしている。このため、各ページを閲覧している閲覧者の数をアイコンの大きさ等によって直観的に把握することができるので、閲覧者の閲覧行動を簡易かつ正確に知ることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段が、閲覧者が閲覧しているページを移動した場合には、移動元と移動先のページを示すとともに、移動した閲覧者の人数に応じた大きさ、形状、または、色を有する情報を呈示するようにしている。このため、各ページ間を移動する閲覧者の人数を呈示される情報の大きさ等に応じて直観的に把握することができるので、閲覧者の閲覧行動を簡易かつ正確に知ることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示される情報の更新の頻度を設定することが可能としている。これにより、必要に応じた頻度で情報を更新させることで、情報のリアルタイム性を適宜調整することができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示される情報を所定の時点に遡って再度呈示させるようにしている。このため、例えば、過去の所定の時点からの閲覧者の行動を再度確認することができるので、見逃し等があった場合でも必要な情報を確実に得ることができる。
また、他の発明の監視装置は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示される情報を所定の時点に遡って再度呈示させる場合に、呈示させる速度および呈示される時間的方向を任意に設定可能としている。このため、閲覧者が少ない場合には、高速で再生することにより、閲覧者の閲覧行動を短時間で確実に得ることができる。
また、本発明の監視方法は、閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視装置の監視方法において、webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得されたアクセスログを、閲覧者または閲覧者端末装置毎に分別する分別ステップと、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成ステップと、分別ステップと生成ステップにおいて得られた情報とに基づいて、閲覧者または閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、監視者端末装置に呈示する呈示ステップと、を有する。
このため、閲覧者の個別の閲覧行動をリアルタイムに監視することが可能な監視方法を提供することができる。
また、本発明の監視用プログラムは、閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な監視用プログラムにおいて、コンピュータを、webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得手段、取得手段によって取得されたアクセスログを、閲覧者または閲覧者端末装置毎に分別する分別手段、所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成手段、分別手段と生成手段によって得られた情報とに基づいて、閲覧者または閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、監視者端末装置に呈示する呈示手段、として機能させる。
このため、閲覧者の個別の閲覧行動をリアルタイムに監視することが可能な監視用プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るアクセス監視システムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施の形態に係るアクセス監視システムは、閲覧者端末装置10、webサーバ装置20、アクセス監視装置30、監視者端末装置40、および、ネットワーク50を主要な構成要素としている。なお、本発明に係る監視装置は、アクセス監視装置30を例として説明する。また、本発明に係る監視方法は、アクセス監視装置30の動作として説明する。また、本発明に係る監視用プログラムは、アクセス監視装置30を制御するプログラムの動作として説明する。
ここで、閲覧者端末装置10は、閲覧者が所有する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、または、PDA(Personal Digital Assistant)等によって構成されている。なお、閲覧者とは、webサーバ装置20に開設されているwebページを閲覧する者であり、例えば、webサーバ装置20に開設された仮想店舗としてのwebストアの利用者等である。
webサーバ装置20は、例えば、テキストデータ、画像データ、および、JAVA(登録商標)等の機能プログラム等を含むまたは関連付けられたHTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータファイルを格納しており、閲覧者からのアクセスに応じて所望のHTML形式のデータファイルを読み出して、ネットワーク50を介して送信する。なお、本明細書中において、webページとは複数のHTML形式のデータファイルによって構成されるあるまとまりのあるページ群(例えば、サイト)をいうものとする。webサーバ装置20には、例えば、複数のページ群が格納されており、それぞれのサイトに対してURI(Uniform Resource Identifiers)が付与され、当該URIを指定することにより閲覧者端末装置10から所定の情報を閲覧することができる。
アクセス監視装置30は、webサーバ装置20が有するアクセスログを取得して分析し、閲覧者の閲覧行動をビジュアライズし、webページの運営者である監視者に対して、ビジュアライズされた情報をリアルタイムで呈示する。
監視者端末装置40は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、または、PDA等によって構成され、アクセス監視装置30によって生成された閲覧者の閲覧行動に係る情報の呈示を受け、表示装置に表示する。ここで、監視者とは、webサーバ装置20に所定のwebページを開設している者であるとともに、アクセス監視装置30を介して、閲覧者の閲覧行動を監視しようとする者である。
ネットワーク50は、例えば、インターネット等によって構成され、閲覧者端末装置10,webサーバ装置20、アクセス監視装置30、および、監視者端末装置40との間でパケットによって情報を送受信する。
図2は、図1に示すアクセス監視装置30の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、アクセス監視装置30は、CPU(Central Processing Unit)30a、ROM(Read Only Memory)30b、RAM(Random Access Memory)30c、HDD(Hard Disk Drive)30d、I/F(Interface)30f、バス30g、および、入力装置30iを主要な構成要素としている。
ここで、CPU30aは、ROM30bまたはHDD30dに格納されているプログラムまたはデータに基づいて、装置の各部を制御するとともに、各種の演算処理を実行する中央処理装置である。
ROM30bは、CPU30aが実行する基本的なプログラムおよびデータを格納する半導体記憶装置である。RAM30cは、CPU30aが実行するプログラムおよびデータを一時的に格納する半導体記憶装置である。
HDD30dは、磁気記録媒体であるハードディスクに対して情報を読み書きすることが可能な記憶装置である。この実施の形態では、HDD30dは、OS(Operating System)30d1およびプログラム30d2を記憶している。OS30d1は、アクセス監視装置30を制御する基本的なプログラムであり、入力装置30iからの入出力に関する制御や、ROM30b、RAM30c、および、HDD30d等の記憶装置の管理等の処理を実行する。プログラム30d2は、後述する処理を実現するためのプログラムである。なお、プログラム30d2の詳細については後述する。
I/F30fは、入力装置30iからデータを入力する際に、データの表現形式をアクセス監視装置30の内部形式に従って変換するとともに、ネットワーク50を介してwebサーバ装置20または監視者端末装置40との間でデータを授受する際に、データをパケット化およびアンパケット化する処理を実行する。
バス30gは、CPU30a、ROM30b、RAM30c、HDD30d、および、I/F30fを相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とするための信号線群である。
入力装置30iは、キーボードおよび/またはマウスによって構成され、アクセス監視装置30を管理する管理者の操作に応じたデータを生成して出力する。
図3は、図1に示す閲覧者端末装置10の詳細な構成例を示す図である。なお、この図において、図2と対応する部分には対応する符号を付してあるので、その説明は省略する。図3の例では、図2と比較して、画像処理回路10eおよび表示装置10hが付加されている。それ以外は、図2の場合と同様である。
ここで、画像処理回路10eは、VRAM(Video RAM)を内蔵しており、CPU10aから供給された描画命令を受け取り、当該描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像データをVRAMに格納するとともに、映像信号に変換して表示装置10hに供給し、表示させる。
表示装置10hは、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタまたはLCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、画像処理回路10eから供給された映像信号を表示部に表示する。
図4は、図1に示すwebサーバ装置20の詳細な構成例を示す図である。なお、図4において、図2と対応する部分には対応する符号を付してあるので、その説明は省略する。図2と比較すると、図4の例では、HDD20dに格納されている情報の種類が異なっている。それ以外は図2の場合と同様である。
ここで、HDD20dには、OS20d1、プログラム20d2、webページ情報20d3、ユーザ情報20d4、および、アクセスログ20d5が格納されている。ここで、OS20d1は、図2の場合と同様に、webサーバ装置20を制御する基本的なプログラムであり、入力装置20iからの入出力に関する制御や、ROM20b、RAM20c、および、HDD20d等の記憶装置の管理等の処理を実行する。プログラム20d2は、例えば、閲覧者の閲覧者端末装置10から要求がなされた場合に、所望のデータファイルをwebページ情報20d3から取得して閲覧者端末装置10に送信するとともに、アクセス監視装置30から要求があった場合には、アクセスログ20d5から所望のアクセスログを取得して送信する処理を実行する。webページ情報20d3は、監視者が運営する各種サイト(例えば、webストア等)に関するHTML形式のデータファイルを格納している。ユーザ情報20d4は、例えば、webストア等に対してユーザ登録を行っているユーザに関する情報(例えば、氏名、性別、年齢、購買履歴等)を格納している。アクセスログ20d5は、後述するように閲覧者からwebページの閲覧要求がなされた際に生成される処理の内容(アクセス日時、アクセス者に関する情報、および、要求の内容等)を示す情報である。
図5は、図1に示す監視者端末装置40の詳細な構成例を示す図である。なお、この図において、図3と対応する部分には対応する符号を付してあるので、その説明は省略する。図3と比較すると、図5では、各部の構成は略同一とされているが、プログラム40d2の処理の内容が図3の場合とは異なっている。なお、その処理の詳細については後述する。
図6は、図2に示すアクセス監視装置30のHDD30dに記憶されているプログラム30d2がCPU30aによって読み出されて実行された場合に、アクセス監視装置30のハードウエア資源と、ソフトウエア資源としてのプログラム30d2とが協働することにより実現される処理機能を示す機能ブロックの一例である。
この図に示すように、ハードウエア資源とソフトウエア資源とが協働して実現される処理機能としては、制御モジュール60、通信モジュール61、監視画面設定モジュール62、アクセスログ取得・加工モジュール63、監視画面生成モジュール64、ユーザ情報取得モジュール65、メッセージ送信モジュール66、webページ編集モジュール67、および、記憶モジュール68を主要な構成要素としている。
ここで、制御モジュール60は、他のモジュールを制御する中央制御モジュールである。具体的には、制御モジュール60は、通信モジュール61を制御してwebサーバ装置20または監視者端末装置40と通信を行うとともに、記憶モジュール68への情報の読み書きを制御する。また、制御モジュール60は、他のモジュールに対して処理の開始の指示を与えるとともに、指示の結果として得られた情報を受け取って、次の処理を実行する。
通信モジュール61は、ネットワーク50を介してwebサーバ装置20または監視者端末装置40と通信を行う場合に、所定のプロトコルに基づいて、データのパック化およびアンパック化の処理を実行するモジュールである。
監視画面設定モジュール62は、監視者端末装置40の表示装置40hに表示される監視画面の設定を監視者の指示に基づいて行うとともに、設定が完了した情報のうち、監視画面を表示するための情報(webページに関するアイコンを表示するための情報)については、監視画面表示用情報68eとして記憶モジュール68に格納するとともに、閲覧者に関するアイコンを表示するための情報については設定情報68fとして記憶モジュール68に格納する。
取得手段および分別手段としてのアクセスログ取得・加工モジュール63は、webサーバ装置20の所定のwebページ(サイト)に関するアクセスログを取得して、アクセスログ68cとして記憶モジュール68に格納するとともに、取得したアクセスログを閲覧者毎に分別し、加工済アクセスログ68dとして記憶モジュール68に格納する。
生成手段および呈示手段としての監視画面生成モジュール64は、設定情報68fに基づいて加工済アクセスログ68dを変換し、それぞれの閲覧者に対応するアイコンを表示するためのデータとしての表示データを生成し、表示データ68gとして記憶モジュール68に格納する。また、監視画面生成モジュール64は、監視画面表示用情報68eに基づいて監視画面を生成し、監視者端末装置40に送信して表示させる。
ユーザ情報取得モジュール65は、webサーバ装置20に登録されているユーザ情報20d4を取得し、ユーザ情報68bとして記憶モジュール68に記憶する処理を実行する。メッセージ送信モジュール66は、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作することにより、閲覧者にメッセージを送信する指示がなされた場合には、対応する閲覧者端末装置に対してメッセージを送信する処理を実行する。
webページ編集モジュール67は、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作することにより、webページを編集する指示を行った場合には、該当するページに関するデータファイルをwebサーバ装置20のwebページ情報20d3から取得し、編集するとともに、再度、webサーバ装置20に送信して更新する処理を実行する。
記憶モジュール68は、各種のデータを格納するためのモジュールであり、この例では、画面表示用情報68a、ユーザ情報68b、アクセスログ68c、加工済アクセスログ68d、監視画面表示用情報68e、設定情報68f、表示データ68g、および、webページ情報68hを主に格納している。
ここで、画面表示用情報68aは、監視者端末装置40において各種の情報を入力するための画面を表示させるための情報を格納している。ユーザ情報68bは、webサーバ装置20にアクセスするユーザに関する情報および監視者に関する情報であり、前者はwebサーバ装置20のHDD20dに格納されているユーザ情報20d4に対応する情報である。また、後者は監視者が後述する処理を実行する際にログインする際の認証情報である。
アクセスログ68cは、webサーバ装置20の所定のサイトに対する、所定の期間内におけるアクセス要求(処理要求)を示す情報としてのアクセスログを格納している。加工済アクセスログ68dは、アクセスログ68cに格納されているアクセスログを、閲覧者毎に分別するとともに、必要に応じて加工が加えられたログ情報である。
監視画面表示用情報68eは、監視者端末装置40の表示装置40hに表示させる監視画面に関する情報(webページを構成するページのアイコンを含む画面の情報)を格納している。設定情報68fは、閲覧者を示すアイコンを表示する際の各種パラメータを含む情報である。
表示データ68gは、加工済アクセスログ68dに基づいて生成された、閲覧者を示すアイコンを表示するための位置情報およびアイコンの種類を示す情報等から構成される。webページ情報68hは、監視の対象となるwebページに含まれているHTML形式のデータファイルが格納される。
つぎに、本発明の実施の形態の動作について説明する。
まず、本実施の形態において、監視の対象となるwebページを公開する際の手続き等について簡単に説明する。監視者は、webサーバ装置20に対して、自己のwebページを開設する手続きを行う。なお、当該手続きに当たっては、例えば、webサーバ装置20を管理する管理者との間で契約等を結び、自己の作成したwebページを表示するためのHTML形式のデータファイルをwebサーバ装置20の所定のフォルダに格納するとともに、当該リソースに対して所定のURIを付与し、任意の閲覧者端末装置からネットワーク50を介してアクセス可能な状態とする。
つぎに、監視者は、アクセス監視装置30の管理者との間で、webサーバ装置20に開設されたwebページを監視するサービスを需要するための契約を締結する。当該契約に基づいて、アクセス監視装置30の管理者は、監視者に対してアクセス監視装置30に対してアクセスするための認証情報としてのユーザIDとパスワードを発行する。これらの情報は、ユーザ情報68bとして記憶モジュール68に記憶されるので、監視者はユーザIDおよびパスワードを入力装置40iから入力することにより認証を行い、認証に成功した場合には、監視者端末装置40はアクセス監視装置30との間で通信を確立し、後述する監視画面の設定処理および監視画面の表示等を行うことができる。
つづいて、監視者は、アクセス監視装置30にログインし、webサーバ装置20に開設された当該監視者が運営するwebサイトへの閲覧者のアクセス状況を監視するための監視画面の設定を行う。
図7は、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作して、アクセス監視装置30にログインし、監視画面を設定する際に、アクセス監視装置30において実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10:アクセス監視装置30の制御モジュール60は、記憶モジュール68の画面表示用情報68aから設定画面を表示するための情報(例えば、HTML形式のデータファイル)を読み出し、通信モジュール61を介して、監視者端末装置40に送信する。監視者端末装置40では、当該情報をI/F40fを介して受信し、プログラム40d2に含まれているブラウザプログラムを実行することにより起動されたブラウザによって受信した情報を処理し、画像処理回路40eの図示せぬVRAMに情報を書き込む。その結果、画像処理回路40eは、VRAMに書き込まれた情報に基づいて描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して表示装置40hに供給する。以上の処理により、表示装置40hには、設定画面が表示される。
図8は、ステップS10の処理の結果、監視者端末装置40の表示装置40hに表示される情報の一例である。この例では、枠100の内部には、タイトル100aとしての「設定画面」が表示されている。また、その下には、ラジオボタン100b,100c,100f,100g、テキストボックス100d,100e,100h、および、ボタン100i〜100kが表示されている。
ここで、ラジオボタン100bは、閲覧者を示すアイコンの表示モードとして、標準モードおよび軌跡モードのいずれかを選択するためのボタンである。なお、標準モードおよび軌跡モードについては後述する。ラジオボタン100cは、閲覧者を示すアイコンとして丸型、三角型、人型のいずれかを選択するためのボタンである。テキストボックス100dには、閲覧者を示すアイコンの表示色を示すヘキサコードが入力される。テキストボックス100eには、閲覧者を示すアイコンが画面上の同じ位置に停止している場合に、継続して表示し続ける時間が入力される。ラジオボタン100fは、閲覧者を示すアイコン上にカーソルが移動された場合に対応する閲覧者の属性情報を表示するか否かを選択するためのボタンである。ラジオボタン100gは、監視画面に表示されているページを示すアイコン上にカーソルを移動した際に対応する属性情報を表示するか否かを選択するボタンである。テキストボックス100hには、後述するリスタートボタンが操作された場合に、リスタートの起点となる時間が入力される。ボタン100iは、入力された情報をアクセス監視装置30に登録する場合に操作される。ボタン100jは、監視画面に表示されるページを示すアイコンの配置状況を編集する際に操作される。ボタン100kは、入力された情報を登録せずにキャンセル(放棄)する際に操作される。なお、図8に示す設定画面において入力された情報についての詳細については後述する。
ステップS11:制御モジュール60は、監視者の入力が終了したか否かを判定する。すなわち、制御モジュール60は、監視者が図8に示す画面において情報を入力した後に、入力装置40iを操作することによりボタン100iを押圧したか否かを判定し、操作したと判定した場合にはステップS12に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。なお、ボタン100iが操作された場合には、CPU40aは、図8の画面において入力された情報を取得し、I/F40fおよびネットワーク50を介してアクセス監視装置30に対して送信する。
ステップS12:制御モジュール60は、ステップS11において送信された情報(図8の画面において入力された情報)を受信し、記憶モジュール68の設定情報68fに格納する。
ステップS13:制御モジュール60は、webページのそれぞれのページを示すアイコンの配置状態を編集するか否かを判定する。すなわち、制御モジュール60は、図8に示す画面において、ボタン100jが操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS14に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
ステップS14:制御モジュール60は、監視対象となっているwebページを構成するデータファイルをwebサーバ装置20のwebページ情報20d3から取得する。なお、対象となるサイトを特定する方法として、監視者がユーザIDとパスワードを利用してログインした際に、これらの情報に対応付けされたURIを利用することにより対象となるサイトを特定することができる。このようにして取得したデータファイルについては、記憶モジュール68のwebページ情報68hに格納する。
ステップS15:制御モジュール60は、ステップS14において取得したデータファイルに基づいてwebページのそれぞれのページを示すアイコンを生成するとともに、webページの階層構造に基づいてアイコンを配置した画面を生成し、監視者端末装置40に送信して表示装置40hに表示させる。
図9は、ステップS15の処理により、監視者端末装置40の表示装置40hに表示される情報の一例である。この例では、枠110内の最上部には、タイトル110aとしての「ページ編集画面」が表示されている。その下には、監視の対象となるサイトに含まれているページのアイコンが表示される枠110bが表示されている。枠110b内には、監視の対象となるサイトに含まれているページを示すアイコン110c〜110lがその階層構造に応じて表示されている。枠110b内の左下には、退去口を示すアイコン110mが表示されている。枠110内の最下部には、ボタン110n,110oが表示されている。
ここで、アイコン110c〜110lは、監視対象となるwebページを構成する全てのページを示すアイコンである。なお、この例では、アイコンの中央付近に、各ページに対応するHTML形式のデータファイルのファイル名(拡張子を除いたもの)が表示されている。例えば、アイコン110cの場合は、当該データファイルのファイル名は「index.html」であるので、アイコン110cの中央には文字列「index」が表示されている。また、アイコン110d〜110lについては、それぞれのファイル名の拡張子を除いた文字列が表示されている。なお、アイコンの配置については、それぞれ対応するページの階層に応じて配置されている。ここで、「階層」とは、例えば、自己へのリンクを含むページは、当該ページの上位の階層に属すると定義される。例えば、アイコン110cに対応するページの場合は、アイコン110d〜110fに対応するページに対するリンクを当該ページ内に含んでいるため、アイコン110cに対応するページは、アイコン110d〜110fに対応するページよりも階層が上であると判定され、また、アイコン110d〜110fに対応するページは、1つ上のファイルにそれぞれのリンクが含まれていることから同一の階層に属すると判定される。以下、同様に判定されて階層が決定される。なお、後述するようにアイコンの配置は、監視者によってマニュアル操作により変更可能であるので、階層の決定は便宜的でよいので、正確でなくてもよい。前述した以外の方法で階層を決定してもよいことはもちろんである。
アイコン110mは、編集画面に表示されている閲覧者を示すアイコン(詳細は後述する)を、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作して、当該アイコン110m上に移動することにより(例えば、ドラッグアンドドロップすることにより)、対応する閲覧者とwebサーバ装置20との接続を切断するためのアイコンである。
なお、ページを示すアイコン110c〜110mについては、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作し移動させることにより、配置位置を変更することが可能とされている。また、監視対象とする必要がないページのアイコンについては、削除することができる。すなわち、図9に示すアイコンの配置位置およびアイコンの数については変更することが可能である。
ボタン110nは、以上のようにしてアイコンの配置位置および数が決定された監視画面をアクセス監視装置30の監視画面表示用情報68eに登録する際に操作される。また、ボタン110oは、編集された内容をキャンセルする場合に操作される。
ステップS16:制御モジュール60は、監視者端末装置40の入力装置40iが操作され、前述したように、図9に示す画面に表示されている内容を編集する指示がなされた場合には、対応する情報を編集する。なお、編集処理については、監視者端末装置40側で全て実行し、その結果のみをアクセス監視装置30側で受け取るようにしてもよい。
ステップS17:制御モジュール60は、図9に示す画面における編集が終了し、監視者がボタン110nを操作した場合には、ステップS18に進む。なお、図7に示すフローチャートでは省略されているが、ボタン110oが操作された場合には、ステップS18の処理を実行せずに処理を終了する。
ステップS18:制御モジュール60は、監視者端末装置40において編集された情報を通信モジュール61を介して受信し、記憶モジュール68の監視画面表示用情報68eとして登録する。
以上の処理により、所定のサイトを監視するための監視画面を表示するための情報が生成され、監視画面表示用情報68eに格納される。
つぎに、以上のようにして登録された監視画面を使用して、監視者が自己のサイトにアクセスする閲覧者の行動を監視する場合の処理について説明する。
図10は、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作し、アクセス監視装置30に対してアクセスし、例えば、ユーザIDとパスワードを入力してログインした結果としてアクセス監視装置30において実行される処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30(生成ステップ):アクセス監視装置30の監視画面生成モジュール64は、ユーザIDおよびパスワードに対応する監視画面表示用情報を記憶モジュール68の監視画面表示用情報68eから取得し、通信モジュール61を介して監視者端末装置40に送信する。その結果、監視者端末装置40は、当該情報をI/F40fを介して受信する。CPU40aは、受信した情報をRAM40cに格納するとともに、画像処理回路40eのVRAMに書き込む。画像処理回路40eは、VRAMに書き込まれた情報に基づいて描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して表示装置40hに供給する。表示装置40hには、図11に示すような監視画面が表示される。
図11に示す表示例では、枠130が表示され、枠130内の最上部にはタイトル130aとしての「webページ監視画面」が表示されている。また、その下には枠130bが表示されている。枠130b内には、アイコン130c〜130mが表示されている。なお、これらのアイコンの表示位置は、図9に示す設定画面において設定された位置とされている。枠130bの下には、ボタン130n〜130p,130r、および、テキストボックス130qが表示されている。
ボタン130nは、表示モード(標準モードおよび軌跡モード)を変更する場合に操作される。ボタン130oは、図8に示すテキストボックス100hに入力された時点に遡って、表示される情報を再度再生する場合に操作される。ボタン130pは、現在表示されている情報を消去して、最新の情報に更新する際に操作される。テキストボックス130qには、更新の時間間隔が入力される。ボタン130rは、テキストボックス130qに入力された更新間隔を適用する場合に操作される。なお、これらのボタンが操作された場合の動作については後述する。
ステップS31:制御モジュール60は、監視者端末装置40から情報を更新する要求がなされたか否かを判定する。すなわち、監視者端末装置40は、図11に示すテキストボックス130qに入力された間隔で更新の要求を実行する。すなわち、CPU40aは、テキストボックス130qに入力された数値を取得し、内蔵されている図示せぬタイマからの時刻情報を参照し、テキストボックス130qに入力された数値と同じ時間が経過した場合には、I/F40fを介して更新の要求をアクセス監視装置30に対して行う。したがって、監視者端末装置40から当該要求がなされた場合にはステップS32に進む。
ステップS32(取得ステップ):アクセスログ取得・加工モジュールは、webサーバ装置20に対して、所定のwebページに関するアクセスログを取得する要求を行う。その結果、webサーバ装置20は、HDD20dに格納されているアクセスログ20d5のうち、該当するものを取得して、I/F20fを介してアクセス監視装置30に送信する。アクセス監視装置30の制御モジュール60は、送られてきたアクセスログを取得し、記憶モジュール68のアクセスログ68cに格納する。
図12は、アクセスログの一例を示す図である。アクセスログは、所定の閲覧者端末装置からwebサーバ装置20に対して所定の処理要求がなされた場合に生成される情報である。この例は、コンバインドログ形式のログであり、IP(Internet Protocol)アドレス、ユーザID、セッションID、処理終了日時、要求内容、ステータス情報、送信バイト数、リファラー情報、および、ユーザエージェント情報を有している。ここで、IPアドレスは、例えば、ファイルの閲覧要求を行った閲覧者端末装置に付与されたIPアドレスを示している。ユーザIDは、サイトにログインする際にユーザIDが必要である場合に、入力されたユーザIDである。セッションIDは、閲覧者端末装置10とwebサーバ装置20との間に形成されるセッションに対して付与されるIDである。処理終了日時は、閲覧者端末装置10から処理要求がなされた場合に、当該要求をwebサーバ装置20が終了した際の日時である。なお、この例では、世界協定時間によって表されている。要求内容は、閲覧者端末装置10からの要求の内容を示している。この例では、HTML形式のデータファイル「index.html」を通信プロトコルHTTP/1.1形式で送信要求したものであることが示されている。ステータス情報は、当該処理のステータスを示している。この例では、「200」とされ、処理が成功したことを示している。送信バイト数は、要求に応じてwebサーバ装置20から閲覧者端末装置10に対して送信されたデータのバイト数を示している。リファラー情報は、リンク元を示し、現在のページの直前のページのURIが示されている。ユーザエージェント情報は、閲覧者としてのユーザが使用しているユーザエージェントの種類(OSおよびブラウザの種類)が示される。
ステップS33(分別ステップ):アクセスログ取得・加工モジュール63は、ステップS32において取得したアクセスログを、閲覧者毎(または閲覧者端末装置毎)に分ける。この例では、アクセスログをIPアドレス単位で分けている。なお、閲覧要求を行ったHTML形式のデータファイルに複数のコンテンツが含まれている場合には、それぞれのコンテンツに対して閲覧要求がなされるが、これらの要求は同一の閲覧者として1まとめにされ、例えば、HTML形式のデータファイルに対する閲覧要求のみが抽出される。
ステップS34:アクセスログ取得・加工モジュール63は、ステップS33でIPアドレス毎に分けられたアクセスログの1つを選択するとともに、記憶モジュール68の加工済アクセスログ68dに既に格納されている加工済のログを参照し、選択したアクセスログが新たな閲覧者のものであるか否かを判定する。具体的には、選択したアクセスログのIPアドレスと同一のIPアドレスを有する加工済アクセスログが存在しない場合には、新たな閲覧者と判定してステップS35に進む。なお、加工済アクセスログ68dには、監視者が監視要求を出してから現在までのアクセスログが加工されたものの全てまたはその一部が格納されており、この加工済アクセスログ68dに、同一のIPアドレスを有するログが格納されていない場合には、新たな閲覧者と判定される。
なお、IPマスカレードを利用したり、ダイアルアップ接続を利用したりしている閲覧者では、同一のIPアドレスが複数の閲覧者に割り当てられている可能性があり、その場合には、IPアドレスに基づいて閲覧者を分別できない。そこで、そのような場合に対応するために、例えば、Cookieを使用するようにしてもよい。具体的には、例えば、閲覧者がサイトを初めて訪れた際に、webサーバ装置20またはアクセス監視装置30が閲覧者に対して、識別コード(例えば、ユニークな番号)を送信し、閲覧者端末装置10のHDD10dにCookieとして記憶させる。そして、それ以降にサイトを訪れた際には、当該Cookieを参照することで、閲覧者を正確に分別することができる。
ステップS35:制御モジュール60は、ステップS34において判断の対象となったアクセスログから所定の情報を抽出し、新たな閲覧者の加工済アクセスログとして、記憶モジュール68の加工済アクセスログ68dに格納する。
図13は、加工済アクセスログの一例を示している。この例では、IPアドレス、ユーザID、セッションID、現在閲覧ページ、直前閲覧ページ、アクセス開始日時、および、要求日時を有している。ここで、IPアドレス、ユーザID、セッションIDは、図12の場合と同様である。現在閲覧ページは、閲覧者が現在閲覧しているページ(HTML形式のファイルデータ)を示している。直前閲覧ページは、直前まで閲覧していたページを示す。なお、現在閲覧ページは図12に示す「要求内容」から生成され、また、直前閲覧ページは図12に示す「リファラー情報」から生成される。アクセス開始日時は、ステップS34において新たな閲覧者と判定された場合の日時(アクセスを開始した日時)である。また、要求日時は、図12に示す「処理終了日時」である。このような加工済アクセスログは、閲覧者単位で生成されて加工済アクセスログ68dに格納される。
ステップS36:制御モジュール60は、ステップS34において新たな閲覧者でないと判定されたアクセスログが、既存の閲覧者であるか判定する。具体的には、同一のIPアドレスを有する加工済アクセスログが存在する場合には、既存の閲覧者であるとしてステップS37に進む。
ステップS37:アクセスログ取得・加工モジュール63は、登録済みの加工済アクセスログを更新する。具体的には、アクセスログから「要求内容」を抽出し、加工済アクセスログの「現在閲覧ページ」に格納する。また、アクセスログから「リファラー情報」を抽出し、加工済アクセスログの「直前閲覧ページ」に格納する。さらに、アクセスログから「処理終了日時」を抽出し、加工済アクセスログの「要求日時」に格納する。なお、登録されている情報に変化がない場合には、内容の更新は行われず、同じ情報が保持される。
ステップS38:制御モジュール60は、IPアドレス毎に分けられた全てのアクセスログに対する処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合にはステップS39に進み、それ以外の場合にはステップS34に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS39:制御モジュール60は、記憶モジュール68の設定情報68fから該当する設定情報を取得する。具体的には、制御モジュール60は、ユーザIDおよびパスワードを参照して、図8に示す画面において設定された設定情報を特定して取得する。
ステップS40:制御モジュール60は、監視画面表示用情報68eおよび設定情報68fを参照して、加工済アクセスログの全てを表示データに変換する。
図14は、表示データの一例である。この例では、アイコンID、アイコン表示色、属性、第1の表示座標、第2の表示座標、および、表示開始日時によって構成されている。ここで、アイコンIDは、図8に示す設定画面のラジオボタン100cにおいて選択されたアイコンを特定するためのIDである。アイコン表示色は、図8に示す設定画面のテキストボックス100dに入力されたアイコンの表示色である。なお、表示継続時間が指定されている場合には、後述する表示開始時間からの経過時間および表示継続時間に応じて表示色が薄くなるように設定される。属性は、閲覧者の属性が、例えば、webサーバ装置20のHDD20dに格納されているユーザ情報20d4によって判明している場合、または、閲覧者端末装置10のHDD10dに格納されているクッキー(Cookie)によって判明している場合に付与される情報であり、閲覧者の属性が示される。この例では、性別、年齢、購買歴、住所、趣味、および、経由してきたサイト名として、「女性、23歳、購買歴3回、大阪市、旅行、○○」が示されている。第1の表示座標は、図8のラジオボタン100bによって標準モードが選択されている場合における閲覧者を示すアイコンの表示位置を示す。なお、軌跡モードが選択されている場合には、第1の表示座標は軌跡の移動元を示す。また、第2の表示座標は、図8のラジオボタン100bによって軌跡モードが選択されている場合における閲覧者を示すアイコンの移動先を示す。表示開始日時は、当該閲覧者のアイコンを当該位置に表示を開始した日時を示し、図13に示す要求日時と同じである。なお、第2の表示座標は、標準モードが選択されている場合、または、アクセスした当初は、ブランク「−」の状態とされる。
なお、第1の表示座標および第2の表示座標については、他のアイコンと重なる場合には、所定量だけずれを有するように座標が設定される。複数のアイコンが同一位置に配置されて視認できなくなることを防止するためである。
ステップS41:制御モジュール60は、ステップS40の処理において生成された表示データを、記憶モジュール68の表示データ68gに格納する。
ステップS42(呈示ステップ):監視画面生成モジュール64は、ステップS40において得られた表示データを、通信モジュール61を介して監視者端末装置40に送信する。監視者端末装置40では、I/F40fを介して当該データを受信し、ブラウザプログラムに引き渡す。ブラウザプログラムは、アイコンIDで示されたアイコンの画像を、アイコン表示色で示された表示色で、第1の表示座標に該当する位置に表示するように、画像処理回路40eに描画指令を出す。その結果、監視者端末装置40の表示装置40hには、例えば、図15に示すような情報が表示される。この例では、図11に示す情報に重畳するように、閲覧者を示す丸型のアイコン140が複数表示されている。また、それぞれのアイコンは表示開始からの経過時間に応じて表示色が変化する(薄くなる)ように設定されているので、アイコンの色を参照することでそれぞれの閲覧者の滞在時間が分かる。また、アイコンの個数により、どのページに閲覧者がたくさん集まっているかが分かる。
ステップS43:制御モジュール60は、図15に示す画面において、モードを変更するためのボタン130nが操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS44に進み、それ以外の場合にはステップS45に進む。なお、ボタン130nが操作された場合には、例えば、プルダウンメニューが表示され、標準モードおよび軌跡モードのいずれかを選択することができる。
ステップS44:制御モジュール60は、記憶モジュール68の設定情報68fに記憶されている表示モードを示す情報を更新する。例えば、標準モードから軌跡モードに変更された場合には、設定情報68fの該当する情報が変更される。
ステップS45:制御モジュール60は、処理を終了するか否かを判定し、終了しない場合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。例えば、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作してログアウトする要求を行った場合には処理を終了する。
つぎに、表示モード等を変更した場合の動作について説明する。
図16は、図8に示す設定画面のラジオボタン100cにおいて、人型のアイコンを選択した場合の表示例である。この例では、図15に示す丸型のアイコンの代わりに、人型のアイコン141が複数表示されている。なお、この表示例では、全ての人型アイコンは同一色とされているが、図15の場合と同様に、時間の経過とともに表示色が薄くなる。このような表示によれば、図15の場合と比較して、それぞれのアイコンが閲覧者を示すことがより明確になるため、監視者の視認性を高めることができる。
図17は、図8に示す設定画面において、ラジオボタン100bによって軌跡モードが選択され、また、ラジオボタン100cによって丸型アイコンが選択された場合の表示例である。この例では、閲覧者が閲覧対象ページを移動した場合には、移動元と移動先のページが矢印150によって示されている。このような情報を参照することにより、個々の閲覧者のサイト上での動きを知ることができるので、監視者は、一定時間観測することにより、全体の流れの傾向を知ることができる。
なお、このような表示をするためには、図14に示す第1の表示座標と第2の表示座標とを用いて、第1の表示座標から第2の表示座標に向かう矢印を表示すればよい。この例では、移動元のアイコンも表示したままの状態となっているので、移動元にどの程度滞在したかが分かる。なお、移動元のアイコンについては表示しないようにしてもよい。また、移動の前後だけを表示するのではなく、複数回の移動に亘って矢印で表示するようにしてもよい。例えば、ある閲覧者がindexページからsub3ページ、および、sub3−2ページに移動した場合にはこれらを結ぶ2つの矢印または1つの矢印を表示するようにしてもよい。そのような表示によれば、閲覧者の閲覧の流れを知ることができる。
なお、矢印によって移動元と移動先を示すのではなく、例えば、図18に示すように、アイコンが移動元のページから移動先のページへアニメーションとして移動するようにしてもよい。例えば、閲覧者がindexページからsub3のページへ移動した場合には、人型アイコン141aがこれらのページ間を更新間隔の間(図18の例では1秒の間)に、歩くようにして移動するようにしてもよい。そのような表示によれば、閲覧者の移動の様子をアニメーションとして、よりリアルに再現することができる。
図19は、図8に示す設定画面において、ラジオボタン100fによりアイコン属性表示が「あり」に設定された場合において、閲覧者を示すアイコンがカーソル160により選択された場合(例えば、カーソル160が上に置かれた後に、左クリックされた場合)に、閲覧者の属性が吹き出し170として表示された場合の表示例を示している。この例では、カーソル160によって指定された閲覧者のアイコンの右隣に吹き出し170が表示され、内部に当該閲覧者の属性(図14に示す属性)が表示されている。このような属性表示を行うことにより、監視者は、閲覧者の素性を知ることができるので、当該情報も加味して閲覧行動を監視することができる。これにより、閲覧者の閲覧行動をより詳細に分析することができるので、例えば、閲覧者の属性を考慮してwebページを最適化することができる。具体的には、女性に好感を持たれてアクセス数が増えるページを作成することができる。あるいは、購買履歴が多い閲覧者をより多く誘導することが可能なページを作成することができる。なお、このような表示を行うためには、監視者端末装置40の入力装置40iが操作されて所定の閲覧者のアイコンが指定された場合には、当該アイコンに対応する属性情報を図14に示す「属性」から取得して画像処理回路40eに供給して表示させることで実現できる。なお、このような属性については、ユーザ情報取得モジュール65がwebサーバ装置20のユーザ情報20d4から取得する。
なお、図19の例では、カーソル160が移動されて指定されたアイコンに対して属性を表示するようにしたが、例えば、吹き出し170を常に表示した状態としてもよい。また、閲覧者の人数が多い場合には非表示状態とし、少ない場合には表示状態とするようにしてもよい。また、それぞれのアイコンについて、異なるタイミングで吹き出しを表示するようにしてもよい。そのような方法によれば、閲覧者が多い場合でも吹き出し同士が重なることを防止できるので、わかりやすい表示を行うことができる。さらに、特定の属性については、アイコンの一部もしくは全ての形状またはアイコンの一部または全ての表示色を変えて示すようにしてもよい。具体的には、男性は青色、女性は赤色というようにアイコンの表示色を変えたり、男性はズボン、女性はスカートというように形状を変えたりしてもよい。さらに、購入回数が多い閲覧者については、アイコン全体を金色で表示したり、金色の帽子等を被せたり、金色のバッジを付けるようにしてもよい。
図20は、図8に示す設定画面において、ラジオボタン100gによりページ属性表示が「あり」に設定された場合において、ページを示すアイコンがカーソル160により選択された場合(例えば、カーソル160が上に置かれた後に、左クリックされた場合)に、ページの属性が吹き出し190として表示された場合の表示例を示している。この例では、カーソル160によって指定されたページのアイコンの左隣に吹き出し190が表示され、内部に当該ページの属性が表示されている。すなわち、当該ページでは、訪問時に広告が表示され、退去時にメッセージが表示されることが示されている。なお、当該属性については、図11に示す画面において設定し、監視者端末装置40の入力装置40iが操作された場合には、当該情報を抽出して、画像処理回路40eに供給するようにすればよい。このような表示を行うことにより、監視者は、ページの詳細を必要に応じて表示させ、その内容を知ることができる。
なお、図20の例では、カーソル160が移動されて指定されたアイコンに対して属性を表示するようにしたが、例えば、吹き出し190を常に表示した状態としてもよい。また、閲覧者の人数が多い場合には非表示状態とし、少ない場合には表示状態とするようにしてもよい。また、それぞれのアイコンについて、異なるタイミングで吹き出しを表示するようにしてもよい。あるいは、閲覧者のアイコンが存在しているページについてのみ属性情報を表示するようにしてもよい。
図21は、不正操作等を行った閲覧者が存在する場合の処理について説明する図である。この図の例では、吹き出し200により不正操作を行ったことが示されている閲覧者のアイコンが、退却口を示すアイコン130mまでカーソル160により移動されている。このように閲覧者のアイコンをアイコン130mまで移動することにより、webサーバ装置20と当該閲覧者の閲覧者端末装置との接続を切断させることができる。
なお、このような動作を可能とするためには、まず、アクセス監視装置30において、アクセスログを参照して、不正な操作が行われたことが検出された場合(例えば、直接アクセスすることができないページに直接アクセスした場合、または、同一のページに対して繰り返し閲覧要求を行った場合等)には、アクセス監視装置30の制御モジュール60が不正が行われたと判定し、例えば、図14の「属性」にその旨を埋め込んで監視者端末装置40に通知する。監視者端末装置40では、不正アクセスがなされたことを示す情報が属性に埋め込まれている場合には、直ちに、吹き出し200を該当するアイコンの直近に表示し、監視者に警告する。
そして、不正アクセスに気づいた監視者が、例えば、監視者端末装置40の入力装置40iを操作し、閲覧者のアイコンをアイコン130mの上まで移動した場合には、CPU40aがこれを検出して、閲覧者のアイコンの属性情報からIPアドレスを取得し、当該IPアドレスからの要求については返答しないようにアクセス監視装置30に依頼する。その結果、アクセス監視装置30の制御モジュール60は、webサーバ装置20に対して、当該IPアドレスに対しては応答しないように要求する。その結果、当該閲覧者の閲覧者端末装置とwebサーバ装置20との接続が切断されることになる。
なお、アクセス監視装置30を介さずに、監視者端末装置40がwebサーバ装置20に対して、所定のIPアドレスからの要求に応答しないように指示するようにしてもよい。
また、不正アクセスではなく特定の行動を示す閲覧者については、例えば、特定閲覧者リストを作成して、当該リストに登録するようにしてもよい。例えば、同じ商品または役務に関するページを何度も見に来ている閲覧者については、当該閲覧者のアイコンを選択して、有望閲覧者用のアイコン(不図示)上に移動することにより、有望閲覧者として登録するようにしてもよい。そして、このようにして登録を行った閲覧者については、アイコンの形状または表示色を変えることにより、他の閲覧者と区別できるようにしてもよい。また、同じwebページに対して表示の更新要求を繰り返し行ったり、多数の商品をショッピングカートに入れながら購入しなかったりする閲覧者については、ひやかし行為であると推認できるので、これらのユーザについては要注意閲覧者用のアイコン(不図示)上に移動することにより、要注意閲覧者として登録するようにしてもよい。そして、このようにして登録を行った閲覧者については、前述の場合と同様に、アイコンの形状または表示色を変えることにより、他の閲覧者と区別できるようにしてもよい。
図22は、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作して所定の閲覧者のアイコンをカーソル160により指定し、当該閲覧者に対してメッセージを送る指示をした場合の動作について説明する図である。まず、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作することにより、カーソル160を所定のアイコンの上まで移動させ、例えば、右クリックすることにより、メッセージを送信する指示を行うと、図22に示す枠210が新たに表示される。この表示例では、枠210内の最上部には、タイトル210aとしての「メッセージ送信」が表示されている。また、その下には、テキストボックス210bが表示されている。枠210内の最下部には、ボタン210cが表示されている。
このようなテキストボックス210bに、監視者が監視者端末装置40の入力装置40iを操作してメッセージを入力し、ボタン210cを操作すると、監視者端末装置40のCPU40aは、入力された情報を取得し、当該情報とともにIPアドレスをアクセス監視装置30に対して送信する。
アクセス監視装置30では、制御モジュール60が送信されてきた情報を受信し、メッセージ送信モジュール66が当該情報に含まれているIPアドレスに対して、テキスト情報を送信する処理を実行する。その結果、該当する閲覧者端末装置の表示装置には、例えば、新たな枠が表示され、図22の画面において入力された情報(この例ではメッセージ)が表示される。
このような実施の形態によれば、例えば、webストア等において、例えば、カートが表示されるページにおいて購入をためらっている閲覧者に対して、購買意欲を高めるようなメッセージを送信することにより、購入を促すことができる。
また、属性情報として、過去の購入履歴が複数回ある閲覧者のアイコンについては、表示色を他のアイコンとは異なるように設定しておき、当該アイコンが監視画面上に表示された場合には、必要に応じて図22に示す方法によりメッセージを送信するようにしてもよい。そのような方法によれば、各閲覧者に対して適切なメッセージを表示することにより、購入意欲を高めることができる。
また、メッセージとしては、文字情報のみならず、画像またはその他の情報を送信して表示させるようにしてもよい。そのような方法によれば、閲覧者の購入意欲を更に高めることができる。
図23は、例えば、図22に示す監視画面において、ページを示すアイコンのひとつ(この例では、「sub3−1」のアイコン)がカーソル160によって指定された後に、当該ページを編集する操作が監視者端末装置40の入力装置40iに対してなされた場合に、監視者端末装置40の表示装置40hに表示される画面の一例である。この例では、枠230内の最上部にはタイトル230aとしての「webページ編集画面(sub3−1.html)」が表示されている。その下には、HTML形式のファイル「sub3−1.html」の内容が表示されている。また、その下にはボタン230c,230dが表示されている。このような画面において、HTML形式のファイルを編集した後に、ボタン230cが操作されると、監視者端末装置40から編集されたHTML形式のファイルがアクセス監視装置30に対して送信される。アクセス監視装置30では、webページ編集モジュール67が、受信した情報により、webサーバ装置20に格納されている対応するHTML形式のファイルを更新する。なお、監視者端末装置40によってwebサーバ装置20のHTML形式のファイルを直接更新するようにしてもよい。
このような処理を可能とするためには、まず、監視画面において、ページを示す所定のアイコンが指定された場合には、当該アイコンのHTML形式のファイルに付与されたファイル名を、監視者端末装置40のCPU40aが特定する。そして、CPU40aは、特定したファイル名をアクセス監視装置30に対して通知するとともに、当該ファイルを編集する要求を行う。その結果、アクセス監視装置30のwebページ編集モジュール67は、該当するHTML形式のファイルをwebページ情報68hまたはwebサーバ装置20から取得し、監視者端末装置40に対して送信する。
監視者端末装置40では、受信した情報を図23に示す編集画面として表示装置40hに表示する。監視者は、このような画面を参照しながら、入力装置40iを操作し、HTML形式のファイルを編集することができる。そして、編集が終了した場合には、ボタン230cを操作することにより、編集されたHTML形式のファイルは、アクセス監視装置30に送信される。アクセス監視装置30のwebページ編集モジュール67は、通信モジュール61を介して当該情報を受信し、webページ情報68hに格納されている対応する情報を当該情報によって更新するとともに、webサーバ装置20の該当する情報を同じく更新する。これにより、webサーバ装置20に公開されているwebページが更新されることになる。
このような実施の形態によれば、例えば、図17に示す画面を参照し、所定のページから他の所定のページへの閲覧者の移動が少ない場合には、例えば、所定のページにおける他の所定のページへのリンクの表示位置を、例えば、画面上において目立つ位置に移動させることにより、改善することができる。または、当該リンクを点滅表示させたり、文字のフォントを大きくしたりすることによっても改善を図ることができる。また、編集による閲覧者の行動の変化を、監視画面により直ちに確認することができる。
なお、以上の実施の形態では、閲覧者のアイコンは基本的には1人の閲覧者を示すようにしたが、例えば、図24に示すように、アイコンの大きさによって閲覧者の人数を示すようにしてもよい。この例では、大きさの異なる複数の丸型アイコンが表示されており、また、太さの異なる矢印が複数表示されている。ここで、丸型のアイコンは、各ページを閲覧中の閲覧者を示し、その大きさは人数を示している。この例では、ページ「sub1−2」の近傍に表示されているアイコンの大きさが最大であるので、当該ページを閲覧中の閲覧者の人数が最大であることが示されている。また、ページ「sub2」とページ「sub1−2」を結ぶ矢印の太さが最大であることから、これらのページ間を移動する閲覧者の人数が最大であることが示されている。
このような画面を参照することにより、それぞれのページの閲覧者数と、ページ間の移動者数を容易に知ることができる。なお、大きさではなく、形状、または、色によって人数を示すようにしてもよい。例えば、人数が多い場合にはアイコンの形状が複数の人間を示すアイコンとなるようにしてもよい。あるいは、人数が多い場合には濃い色のアイコンとなるようにしてもよい。
図25は、再生方向および再生速度を変えるためのボタンが表示された監視画面の一例である。例えば、図16に示す監視画面において、ボタン130oが操作された場合には、図8に示す設定画面のテキストボックス100hに入力した時点まで遡って情報が表示される。この場合に、図25に示すようなボタン240a〜240dを画面の一部に表示し、これらのボタンの操作に応じて再生方向および再生速度を変えるようにしてもよい。具体的には、ボタン240b,240cは、通常速度の再生ボタンであり、ボタン240bは逆方向に情報を再生する場合に操作され、ボタン240cは正方向に情報を再生する場合に操作される。また、ボタン240a,240dは、再生方向および再生速度を変えるためのボタンであり、ボタン240aは逆方向に高速で再生する場合に操作され、ボタン240dは正方向に高速で再生する場合に操作される。
なお、より詳細には、ボタン130oが操作された場合には、図8のテキストボックス100hに入力された時点に遡ってアクセスログがwebサーバ装置20から取得される。そして、図25のテキストボックス130qに入力された時間間隔内に収まるアクセスログが取得されるとともに、当該時間間隔で表示の更新がなされる。すなわち、ボタン130oが操作された場合には、ボタン240cが操作された状態とされて、正方向に通常速度での再生が開始される。
このような状態において、ボタン240dが操作された場合には、アクセスログの取得の時間間隔はテキストボックス130qに入力された間隔であるが、表示を更新する間隔がテキストボックス130qに入力された時間よりも短い間隔とされる。その結果、正方向に高速に情報が再生される。また、ボタン240bが操作された場合には、アクセスログの取得の時間間隔および表示を更新する間隔はボタン240cが操作された場合と同様であるが、アクセスログを取得する方向が時間を遡る方向に変更される。その結果、逆方向に通常速度で情報が再生される。さらに、ボタン240aが操作された場合には、ボタン240bと同様に、時間を遡る方向に設定された時間間隔でアクセスログが取得されるが、表示を更新する間隔がテキストボックス130qに入力された時間よりも短い間隔とされる。その結果、逆方向に高速で再生されることになる。
なお、ボタン240a,240dが操作される回数に応じて再生速度を変化させるようにしてもよい。例えば、1回操作された場合には2倍速となり、2回操作された場合には3倍速といった具合である。なお、所定の回数以上操作された場合には、通常の速度に戻って再生される。
なお、以上の各実施の形態は、一例であって、これ以外にも種々の変形実施態様が存在する。例えば、上述した実施の形態では、webサーバ装置20とアクセス監視装置30とを別々の構成としたが、これらを1つの装置として構成するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、図6に示す機能モジュールをアクセス監視装置30に全て配置するようにしたが、これらの機能モジュールの一部を、ネットワーク50によって接続される複数の装置に分散して配置するようにしてもよい。そのような構成によれば、負荷を分散することにより、処理を高速化することが可能になる。また、図6に示す機能モジュールの一部を監視者端末装置40に分散して配置することも可能である。そのような方法によれば、アクセス監視装置30の負荷を分散することにより、アクセス監視装置30の処理を高速化することができる。なお、具体的には、図6に示す例では、表示データを生成して監視者端末装置40に送信し、監視者端末装置40において表示データに基づいて監視画面を表示するようにしたが、例えば、監視者端末装置40に対して、アクセスログまたは加工済アクセスログを送信し、監視者端末装置40においてこれらに基づいて監視画面を生成するようにしてもよい。逆に、アクセス監視装置30において、監視画面の画像データまで生成し、画像データとして監視者端末装置40に送ることも可能である。
また、以上の実施の形態では、閲覧者を示すアイコンとしては、丸型、三角型、および、人型の3種類としたが、これら以外のアイコンを使用するようにしてもよい。例えば、人型の動画アイコンを使用することも可能である。また、閲覧者の属性に応じたアイコンを表示することも可能である。具体的には、購買履歴を参照し、過去の購買回数または購買金額に応じてアイコンの色を変えたり、または、アイコンに属性を示す情報を付加する(例えば、購買回数または購買金額が多い閲覧者には、金のバッチのアイコンを付加する等)としたりしてもよい。そのような方法によれば、閲覧者の属性を一目で視認することができるので、監視者は閲覧者それぞれの属性を参照して、サイトの配置の適否について判断するとともに、閲覧者に商品等の購入を促すことが可能になる。また、図22に示すように、閲覧者に直接メッセージを送ることにより、特に、購買意欲が高いと思われる閲覧者に直接働きかけることにより、商品の購買意欲を更に高めることができる。
また、以上の実施の形態では、閲覧者のアイコンの表示が開始されてから経過した時間に応じてアイコンの表示色を薄くするようにしたが、逆に濃くするようにしてもよい。そのような方法によれば、閲覧者が長く滞在しているページを簡易に知ることができる。また、アイコンの色を変えるのではなく、アイコンの上に滞在時間を数字で表示するようにしてもよい。滞在時間が短いページは、内容が適切でないと考えられるので、監視者は、例えば、図23に示すように、該当ページを指定して編集することにより、直ちに改善を図ることができる。また、改善した内容については、直ちに、監視画面において確認することができる。
また、以上の実施の形態では、監視者が運営するサイトに含まれるページのみを監視画面に表示するようにしたが、閲覧者が経由してきたサイトまたはページを監視画面に表示するようにしてもよい。そのような方法によれば、どのような経路からのアクセスが多いかを知ることができるとともに、どのような経路を増強することにより、アクセス数を増加できるかを判断することができる。さらに、閲覧者が検索エンジンを経由してきた場合には、当該検索エンジンにおける検索のキーワード等を併せて表示するようにしてもよい。そのような方法によれば、検索エンジンに登録するキーワードの適否、または、ページ内に記載されているキーワード(例えば、メタタグのキーワード)等の適否を判断することが可能になる。例えば、ページ内に含まれるキーワードの場合には、図23に示すように、該当するページに含まれるキーワードを即座に修正することができる。
さらに、経由してきた検索エンジン毎に、アイコンの一部または全部の色を変えたり、アイコンの一部または全部の形状を変えたりするようにしてもよい。例えば、検索エンジンAを経由して来た閲覧者のアイコンの表示色は赤色とし、検索エンジンBを経由して来た閲覧者のアイコンの表示色は青色とし、検索エンジンCを経由して来た閲覧者のアイコンの表示色は緑色とするようにしてもよい。アイコン全体の表示色を変えるのではなく、アイコンの一部(例えば、帽子)の色を変更するようにしたり、アイコンの一部または全部の形状(例えば、帽子の形状等)を変えたりするようにしてもよい。あるいは、検索エンジンを示す文字(例えば、前述の例では「検索エンジンA」)をアイコンに付加して表示するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、サイトから退去した閲覧者については、それを明示する表示を特に行うようにはしていないが、例えば、閲覧者がログアウトした場合、または、閲覧者から所定の時間以上応答がない場合には、閲覧者がサイトから退去したと判定して、その旨をアイコン上に表示するとともに、その後一定時間経過後に、アイコンを削除するようにしてもよい。そのような方法によれば、閲覧者が退去したページを簡単に視認できるようにすることで、例えば、閲覧者に良くない印象を与えたり、閲覧者を飽きさせたり、閲覧者に購買意欲を喪失させたりするページを特定することができる。また、特定したページを、図23に示すように、即座に修正し、結果を監視することができる。したがって、監視者は、これらの行動を把握することで、自己が運営するサイトをより、最適なものに変更することができる。
また、以上の実施の形態では、図23に示すように、ページのアイコンが指定された場合には、当該ページの内容を直接編集できるようにしたが、例えば、ページのアイコンの配置位置を変更することにより、サイトの階層構造を変化できるようにしてもよい。例えば、同一の階層に属するページの表示される順序をアイコンの位置を変更することにより変更可能としたり、異なる階層に属するページのアイコンの位置を入れ替えることにより、これらの階層を変更可能としたりしてもよい。前者の具体例としては、例えば、図15において、sub3−1、sub3―2、sub3−3の順番で表示がなされる場合に、sub3−2とsub3−3のアイコンの位置を入れ替えることにより、これらの表示順序をsub3−1、sub3―3、sub3−2の順番になるようにしてもよい。より詳細には、例えば、各ページにつぎのページへのリンクが張られている場合には、当該リンクを変更するようにすればよい。また、後者の具体例としては、例えば、sub3−2−1と、sub3−2のアイコンの位置を入れ替えることにより、これらの階層における位置を入れ替えるような場合である。より詳細には、この例では、sub3にはsub3−2へのリンクが、また、sub3−2にはsub3−2−1およびsub3−3へのリンクが存在するので、sub3に存在するsub3−2へのリンクをsub3−2−1へのリンクへ変更するとともに、sub3−2に存在するsub3−2−1へのリンクおよびsub3−3へのリンクを削除するとともに、sub3−2−1にsub3−2へのリンクおよびsub3−3へのリンクを自動的に追加するようにすればよい。
また、以上の実施の形態では、webサーバ装置20からアクセスログを直接取得するようにしたが、例えば、webページに対してアクセス検出用の画像等を埋め込んでおき、当該画像に基づいてアクセスログを、webサーバ装置20以外の装置(関連する装置)によって生成するようにしてもよい。また、webサーバ装置20以外のサーバ装置にアクセスログを一括して送信しておき、当該サーバ装置(関連する装置)からアクセスログを取得するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、アクセスログに含まれている処理終了日時については、使用しないようにしたが、例えば、所定のページの閲覧要求がなされてから全てのコンテンツがダウンロードされるまでの時間を算出し、当該時間を閲覧者のアイコンの横に一時的に表示するようにしてもよい。そのような方法によれば、閲覧の要求があってから全部のコンテンツが表示されるまでの時間が長いページについては、情報の量が多すぎることが考えられるので、そのようなページのコンテンツの一部を図23に示す画面において編集するようにしてもよい。なお、閲覧要求があった場合には閲覧者のアイコンを点滅状態とし、コンテンツが全てダウンロードされた場合に、継続して表示される状態としてもよい。
また、以上の実施の形態では、閲覧者端末装置10および監視者端末装置40として、パーソナルコンピュータを想定して説明を行ったが、これらの双方または一方が携帯電話機またはPDAであってもよい。
なお、上記の処理機能は、サーバコンピュータとクライアントコンピュータとによって実現することができる。その場合、アクセス監視装置30が有すべき機能の処理内容を記述したサーバプログラム、および、監視者端末装置40が有すべき機能の処理内容を記述したクライアントプログラムが提供される。サーバプログラムをサーバコンピュータで実行することにより、アクセス監視装置30の処理機能がサーバコンピュータ上で実現される。また、クライアントプログラムをクライアントコンピュータで実行することにより、監視者端末装置40の処理機能がクライアントコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したサーバプログラムやクライアントプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
サーバプログラムやクライアントプログラムを流通させる場合には、たとえば、各プログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、クライアントプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータからクライアントコンピュータにクライアントプログラムを転送することもできる。
サーバプログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたサーバプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置からサーバプログラムを読み取り、サーバプログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接サーバプログラムを読み取り、そのサーバプログラムに従った処理を実行することもできる。
クライアントプログラムを実行するクライアントコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたクライアントプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたクライアントプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、クライアントコンピュータは、自己の記憶装置からクライアントプログラムを読み取り、クライアントプログラムに従った処理を実行する。なお、クライアントコンピュータは、可搬型記録媒体から直接クライアントプログラムを読み取り、そのクライアントプログラムに従った処理を実行することもできる。また、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータからクライアントプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったクライアントプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明は、例えば、webストアへの閲覧者のアクセスを監視する監視装置に利用することができる。
本発明のアクセス監視システムの構成例を示す図である。 図1に示すアクセス監視装置の詳細な構成例を示す図である。 図1に示す閲覧者端末の詳細な構成例を示す図である。 図1に示すwebサーバ装置の詳細な構成例を示す図である。 図1に示す監視者端末装置の詳細な構成例を示す図である。 図2に示すアクセス監視装置においてプログラムが実行された場合に実現される機能ブロックを示す図である。 監視画面を設定する際にアクセス監視装置において実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 図7に示す処理が実行された際に監視者端末装置に表示される画面の一例である。 図8に示す「ページ編集」ボタンが操作された場合に表示される画面の一例である。 監視者端末装置から閲覧者の監視を行う要求がなされた場合に、アクセス監視装置において実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 図10に示すフローチャートが実行された場合に、監視者端末装置に表示される画面の一例である。 図10に示すフローチャートが実行された場合に、webサーバ装置から取得されるアクセスログの一例である。 アクセス監視装置の記憶モジュールに記憶される加工済アクセスログの一例である。 アクセス監視装置の記憶モジュールに記憶される表示データの一例である。 閲覧者のアイコンが表示された監視画面の一例である。 閲覧者の他のアイコンが表示された監視画面の一例である。 軌跡モードに設定された場合の監視画面の一例である。 閲覧者のアイコンがページ間を移動する様子を示す表示例である。 閲覧者の属性が表示された監視画面の一例である。 ページの属性が表示された監視画面の一例である。 閲覧者のアイコンが退去口に移動された場合の監視画面の一例である。 所定の閲覧者に対してメッセージを送る場合の監視画面の一例である。 所定のページを編集する場合に表示されるwebページ編集画面の一例である。 閲覧者の他のアイコンおよび軌跡が表示された監視画面の一例である。 再生方向および再生速度を変化させるためのボタンが表示された監視画面の一例である。
符号の説明
10 閲覧者端末装置、20 webサーバ装置、30 アクセス監視装置、40 監視者端末装置、63 アクセスログ取得・加工モジュール(取得手段、分別手段)、64 監視画面生成モジュール(生成手段、呈示手段)

Claims (17)

  1. 閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視装置において、
    上記webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得手段と、
    上記取得手段によって取得されたアクセスログを、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎に分別する分別手段と、
    上記所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成手段と、
    上記分別手段と上記生成手段によって得られた情報とに基づいて、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、上記監視者端末装置に呈示する呈示手段と、
    を有することを特徴とする監視装置。
  2. 前記呈示手段は、前記所定のwebページを構成するページ群の一部または全部のページのそれぞれを示すアイコンと、前記閲覧者のそれぞれを示すアイコンを閲覧中のページを示すアイコンに対応付けして呈示することを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  3. 前記閲覧者を示すアイコンの種類を選択可能であることを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  4. 前記閲覧者を示すアイコンは、時間の経過とともにその一部もしくは全体の表示色または一部もしくは全体の表示形状が変化することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  5. 前記呈示手段は、前記閲覧者が閲覧しているページを移動した場合には、移動元と移動先のページを示す情報を呈示することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  6. 前記呈示手段は、前記監視者端末装置の入力装置が操作され、前記閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定された場合には、該当する閲覧者に関する属性情報を呈示することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  7. 前記監視者端末装置の入力装置が操作され、前記閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定され、当該閲覧者の閲覧者端末装置に対してメッセージを送信する要求がなされた場合には、当該メッセージを該当する閲覧者端末装置に対して送信することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  8. 前記監視者端末装置の入力装置が操作され、前記閲覧者を示すアイコンのいずれかが指定され、当該閲覧者の閲覧者端末装置との接続を拒否する要求がなされた場合には、前記webサーバ装置に対して当該閲覧者端末装置との接続を拒否させることを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  9. 前記呈示手段は、前記監視者端末装置の入力装置が操作され、前記ページを示すアイコンのいずれかが指定された場合には、該当するページに関する属性情報を呈示することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  10. 前記監視者端末装置の入力装置が操作され、前記ページを示すアイコンのいずれかが指定され、当該ページを編集する要求がなされた場合には、当該ページの編集画面を前記監視者端末装置に対して表示させるとともに、編集結果に応じて前記webサーバ装置に格納されている該当するページを更新することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  11. 前記呈示手段は、前記所定のwebページを構成するページ群の一部または全部のページのそれぞれを示すアイコンと、各ページを閲覧している閲覧者の人数に応じた大きさ、形状、または、色を有するアイコンを閲覧中のページのアイコンに対応付けして呈示することを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  12. 前記呈示手段は、前記閲覧者が閲覧しているページを移動した場合には、移動元と移動先のページを示すとともに、移動した閲覧者の人数に応じた大きさ、形状、または、色を有する情報を呈示することを特徴とする請求項11記載の監視装置。
  13. 前記呈示手段によって呈示される情報の更新の頻度を設定することが可能な請求項1記載の監視装置。
  14. 前記呈示手段によって呈示される情報を所定の時点に遡って再度呈示させることが可能な請求項1記載の監視装置。
  15. 前記呈示手段によって呈示される情報を所定の時点に遡って再度呈示させる場合に、呈示させる速度および呈示される時間的方向を任意に設定可能である請求項14記載の監視装置。
  16. 閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視装置の監視方法において、
    上記webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得ステップと、
    上記取得ステップにおいて取得されたアクセスログを、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎に分別する分別ステップと、
    上記所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成ステップと、
    上記分別ステップと上記生成ステップにおいて得られた情報とに基づいて、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、上記監視者端末装置に呈示する呈示ステップと、
    を有することを特徴とする監視方法。
  17. 閲覧者が閲覧者端末装置を操作してwebサーバ装置にアクセスする状況を監視し、監視者の監視者端末装置にアクセス状況に関する情報を呈示する監視処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な監視用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記webサーバ装置またはそれに関連する装置から所定のwebページに関するアクセスログを取得する取得手段、
    上記取得手段によって取得されたアクセスログを、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎に分別する分別手段、
    上記所定のwebページを構成するページ群の一部または全部の階層構造を模式的に示す情報を生成する生成手段、
    上記分別手段と上記生成手段によって得られた情報とに基づいて、上記閲覧者または上記閲覧者端末装置毎の閲覧行動の経時的変化を示す情報を生成し、上記監視者端末装置に呈示する呈示手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な監視用プログラム。
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