JP2007316026A - 光学式エンコーダ、回転センサ付き軸受ユニット及び光学式エンコーダの製造方法 - Google Patents

光学式エンコーダ、回転センサ付き軸受ユニット及び光学式エンコーダの製造方法 Download PDF

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浩義 伊藤
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Abstract

【課題】微細な縦格子状のエンコードパターンをもった光学式エンコーダを提供することである。
【解決手段】高反射率樹脂からなるコードホイール2の表面にインクジェット方式により縦格子状のエンコードパターン4を形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転体の回転速度検出に用いられる光学式エンコーダ、その光学式エンコーダを用いた回転センサ付き軸受ユニット、及び前記光学式エンコーダの製造方法に関するものである。
回転体の回転速度検出に用いられる光学式エンコーダとして、コードホイールの表面に山形の筋を放射状に形成したものが従来から知られている(特許文献1)。上記コードホイールの周方向の断面形状は、三角形の山と谷が交互に一定間隔で繰り返す凹凸形状をなし、その山と谷を形成する傾斜面は鏡面に形成される。
この場合のセンサユニットは前記コードホイールの表面側に接近して配置された発光素子とこれを周方向の両側から挟むように配置された一対の受光素子によって形成され、発光素子から発せられた光を前記の鏡面で反射させ、その反射光を受光素子で受けるようになっている。コードホイールの凹凸の位相によって受光したりしなかったりすることにより、位相差のある検知信号を出力することができる。
特開平10−267692号公報
前記の光学式エンコーダは、研削加工、プレス加工等によって製造されるが、コードホイールの表面に鏡面をもった凹凸条を放射状に加工することは、その凹凸条が微細になればなるほど困難となる問題があり、光学式エンコーダの小型化に対応できない構造及び製造方法であった。
そこで、この発明は、微細なエンコードパターンをもった小型化された光学式エンコーダ、これを用いた回転センサ付き軸受ユニット、及び前記光学式エンコーダの製造方法を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る光学式エンコーダは、コードホイールの表面に光反射性のエンコードパターンが周方向に形成された光学式エンコーダにおいて、前記エンコードパターンの非反射部をインクジェット方式によりプリントした構成としたものである。
前記コードホイールとしては円板形又は円筒形のいずれでもよい。また、前記エンコードパターンの反射部が前記コードホイールの素材自体で形成されたものであってもよい。
また、前記の課題を解決する回転センサ付き軸受ユニットは、軸と、その軸に取付けられた内輪回転型の軸受と、前記軸の回転速度を検知するセンサユニットとの組み合わせからなり、前記センサユニットが光学式エンコーダと光学式センサとの組み合わせにより構成された回転センサ付き軸受ユニットにおいて、前記光学式エンコーダとして前述のもの、即ち、エンコードパターンの非反射部をインクジェット方式によりプリントしたものを用いることとしたものである。
なお、前記課題を解決する光学式エンコーダの製造方法は、コードホイールの表面に光反射性のエンコードパターンが形成された光学式エンコーダの製造方法において、前記エンコードパターンの非反射部をインクジェット方式によりプリントする方法をとるようにしたものである。
以上のように、この発明に係る光学式エンコーダは、エンコードパターンの非反射部をインクジェット方式でプリントしたものであるから、微細孔化されたインクジェットノズルを用いることにより、非反射部を形成する1本の線幅が40μm程度の微細なエンコードパターンを有するものを提供することができ、また光学式エンコーダの小型化を図ることができる。また、そのプリント方法によると、高反射性素材からなるコードホイールに直接プリントすることができるので、迅速かつ精度良くプリントすることができる効果がある。
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1(a)から(c)に示した実施例1の光学式エンコーダ1は、金属製又は合成樹脂製の円板形コードホイール2の片面において軸穴3と同芯の帯状領域にエンコードパターン4が形成される。エンコードパターン4は、バー状の非反射部5が縦格子状に一定間隔で放射状に(径方向に)形成され、その非反射部5の間隔部分に存在する反射部6はコードホイール2の素材自体の表面によって形成される。その素材としては、例えば、白色の高反射率熱可塑性樹脂(例えば、住友ダウ株式会社製のLR8001Vなど)が用いられる。非反射部5と、反射部6の幅の比率は50%、50%である。非反射部5の径方向の長さは、後述の光学式センサ31(図3参照)の配置余裕との関係で適宜定められる。
前記の光学式エンコーダ1を製造する方法は、予め製作したコードホイール2の表面に、黒色インクによるインクジェット方式によって非反射部5をプリントする。そのプリント方法は、例えば、コードホイール2を芯出し回転軸上に載置し、インクタンクと印字ノズルを備えた印字ヘッドを直動可能な直動スライダ上に設け、前記芯出し回転軸の間欠回転と同期してその休止期間中に印字ヘッドを走行させ所要範囲に線状の非反射部5をプリントする。印字ノズルのノズル内径は非反射部5を形成する1本の線の幅に応じて選定される。例えば、ノズル内径がφ20〜30μmの印字ノズルが開発されているので、これを用いることにより、非反射部5を形成する1本の線の幅が40μmのものをプリントすることが可能である。
なお、コードホイール2の素材自体の反射率が低い場合は、その表面に予めアルミ蒸着層を形成しておき、そのアルミ蒸着層の表面に前記のインクジェット方式によるプリントを施して非反射部5を形成し、反射部6をアルミ蒸着層によって形成するようにしてもよい。
図2(a)(b)に示した実施例2の光学式エンコーダ1´は、円筒形のコードホイール2´の外径面に前記と同様に、インクジェット方式によって非反射部5を軸方向にプリントすることによって全周に渡り一定幅のエンコードパターン4を形成したものである。反射部6は前述の場合と同様に形成される。
図3及び図4に示した実施例3は、前記実施例1の製造方法によって製造された光学式エンコーダ1を使用した回転センサ付き軸受ユニットに関するものであり、回転軸15と、その回転軸15に取付けられた転がり軸受16と、センサユニット17の組み合わせからなる。
前記回転軸15は、小径部18と大径部19との間に段差部20が形成され、小径部18の先端部にねじ部21が形成されている。前記の転がり軸受16の内輪22が小径部18に嵌合され、段差部20に押し当てられる。
センサユニット17の一部を構成する前記のエンコーダ1が、そのエンコードパターン4を外向き(転がり軸受16と反対側)にして小径部18に嵌合され、さらに小径部18に嵌合された押さえリング23及びねじ部21に嵌められた固定ナット24の締結により内輪22に押し当てられる。これによりエンコーダ1が回転軸15に芯出しされ、軸方向に固定される。
また、センサユニット17のケーシング25が転がり軸受16の外輪26に、図示のように圧入嵌合により、また図示を省略しているがインサート成形等により一体化される。ケーシング25は、その前半部によって転がり軸受16とエンコーダ1をカバーし、後半部が扇形断面のセンサ収納部27となっている。センサ収納部27の内部に前記エンコーダ1のエンコードパターン4に対向したセンサ位置決め穴28が設けられる。
センサ収納部27に収納された基板29に光学式センサ31が実装され、そのセンサ31が前記の位置決め穴28に挿入される。前記センサ31はエンコーダ1に対して所要の間隔をおいて軸方向に対向する。
前記のセンサ収納部27の開放端を閉塞する蓋32は、図4(b)に示したように扇形板により形成され、一対の位置決め突起33、33が設けられる。蓋32はその突起33、33により位置決めされセンサ収納部27の開放端面に取付けられる。なお、基板29から外部に引き出されるリード線は図示を省略している。
図5に示した実施例4の回転センサ付き軸受ユニットは、センサユニット17の構造が前記の場合と若干相違している。
この場合の光学式エンコーダ1を構成するコードホイール2は、転がり軸受16側の面にエンコードパターン4を形成したものであり、ボス部12が内向きに長く伸びている。ケーシング25は全体として円筒形に形成され、センサ収納部27の開放端に前記エンコーダ1が回転すき間をおいて取付けられる。また光学式センサ31が実装された基板29はセンサ収納部27の内部において、該センサ31が外向き、即ちエンコーダ1のエンコードパターン4に対向して設けられる。
図6に示した実施例5の回転センサ付き軸受ユニットは、前記実施例2の光学式エンコーダ1´を使用したものである。このエンコーダ1´は、回転軸15の小径部18において、転がり軸受16の内輪22に押し当てられ、固定ナット24により締め付けられる。この場合はエンコーダ1´(コードホイール2´)が前記実施例3、4の場合の押さえリング23の機能ももつものである。
光学式センサ31を実装した基板29がセンサ収納部27の内径側に取り付けられ、そのセンサ31を径方向内向きにして前記エンコーダ1´のエンコードパターン4に対向させる。その他の構成は、実施例3の場合と同様である。
(a)実施例1の一部省略正面図、(b)同上の拡大断面図、(c)同上の一部拡大正面図 (a)実施例2の斜視図、(b)同上の正面図 実施例3の断面図 (a)図3のA―A線の断面図、(b)実施例3の蓋の正面図 実施例4の断面図 実施例5の断面図
符号の説明
1、1´ 光学式エンコーダ
2、2´ コードホイール
3 軸穴
4 エンコードパターン
5 非反射部
6 反射部
12 ボス部
15 回転軸
16 転がり軸受
17 センサユニット
18 小径部
19 大径部
20 段差部
21 ねじ部
22 内輪
23 押さえリング
24 固定ナット
25 ケーシング
26 外輪
27 センサ収納部
28 センサ位置決め穴
29 基板
31 光学式センサ
32 蓋
33 位置決め突起

Claims (5)

  1. コードホイールの表面に光反射性のエンコードパターンが形成された光学式エンコーダにおいて、前記エンコードパターンの非反射部がインクジェット方式によりプリントされたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 前記コードホイールが円板形又は円筒形のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  3. 前記エンコードパターンの反射部が前記コードホイールの素材自体で形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式エンコーダ。
  4. 軸と、その軸に取付けられた内輪回転型の軸受と、前記軸の回転速度を検知するセンサユニットとの組み合わせからなり、前記センサユニットが光学式エンコーダと光学式センサとの組み合わせにより構成された回転センサ付き軸受ユニットにおいて、前記光学式エンコーダとして請求項1から3のいずれかに記載の光学式エンコーダを用いたことを特徴とする回転センサ付き軸受ユニット。
  5. コードホイールの表面に光反射性のエンコードパターンが形成された光学式エンコーダの製造方法において、前記エンコードパターンの非反射部をインクジェット方式によりプリントすることを特徴とする光学式エンコーダの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080092A (ja) * 2007-01-19 2009-04-16 Toshihiro Ozasa 軸受摩擦測定方法及び軸受摩擦測定装置
US9188462B2 (en) 2010-06-30 2015-11-17 Ntn Corporation Rotation sensor-equipped bearing
CN113124750A (zh) * 2019-12-30 2021-07-16 富来宝米可龙股份有限公司 光学式编码器用反射板及其制造方法

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