JP2007315527A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アウトボード側のシール性強化と、その長期にわたるシール性能維持がなされる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 内周に複列の軌道面1a,1bを有する外方部材1と、アウトボード側端に車輪取付用のフランジ4bを有する内方部材4Aと、これら外方部材1と内方部材4Aの軌道面1a,1b,2a,3a間に介在した複列の転動体5とを備える。外方部材1のアウトボード側の端面を覆う立脚板部12aおよび外周面を覆う円筒状部12bを有する断面L字形のシール接触環12を取付ける。内方部材4Aのフランジ4bのインボード側の側面に取付けられる芯金13、およびこの芯金13に固着された弾性体14を有するシール15を設ける。このシール15に、外方部材1に取付けられたシール接触環12の立脚板部12aに先端が摺接するシールリップ14aを設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車輪用軸受装置に関し、詳しくはその密封構造に関する。
自動車等の車輪用軸受装置として、内方部材が車輪取付用フランジを有するハブ輪と、このハブ輪の外周に嵌合した内輪とよりなる軸受装置(いわゆる第2世代および第3世代型車輪用軸受装置)が多く採用されている。このような軸受装置の場合、その使用環境が厳しいことから、車両外側のシール性を強化する目的で、アウトボード側のシールにハブ輪の車輪取付用フランジに摺接するシールリップをさらに付加し、シール性を確保することもなされるようになった。特許文献1にはそのようなシール構造が開示されている。図3は、特許文献1に開示されたと同様のシール構造を示すものであり、以下これについて略述する。なお、以下において、アウトボード側は、車輪用軸受装置を車体に取付けた状態で車幅方向外側を、インボード側は、同車幅方向中央側をそれぞれ意味している。
図3に示す軸受装置100は、後記する車輪用軸受装置と同様の駆動輪用第2世代タイプの軸受装置であって、そのアウトボード側のシール部分を拡大して示している。この軸受装置100は、内方部材がハブ輪101と内輪102とよりなり、ハブ輪101は車輪取付用フランジ101aを有している。内輪102と外方部材103との間の各軌道面102a,103a間に転動体104としての円すいころが介在され、この円すいころは保持器105によって保持されている。内輪102と外方部材103とによって形成される軸受空間の両端部にはシール(図ではアウトボード側)106が装着されている。このアウトボード側のシール106は、内輪102の外径面に嵌合されるスリンガ(環状体)107と、外輪103の内径面に嵌合されるゴム等からなる弾性体108と、この弾性体108を固着保持する芯金109とよりなる。弾性体108は、スリンガ107の円筒部の外径面に弾性摺接する第1のシーリリップ108aと、車輪取付用フランジ101aに弾性摺接する第2のシールリップ108bとを備える。また、スリンガ107のその外向鍔状部の周縁には、芯金109の円筒部の内径面に弾性摺接するシールリップ110が固着されている。
特表2001−510534号公報
図3に示すシール構造においては、第1のシールリップ108aとスリンガ107、第2のシールリップ108bとハブフランジ101aおよびシールリップ110と芯金109のそれぞれの弾性摺接関係によって、前記軸受空間内に充填される潤滑剤(グリース)の漏出および外部からの水や汚泥の軸受空間内への浸入が防止される。特に、車輪取付用フランジ101aに弾性摺接する第2のシールリップを設けることにより、自動車用軸受装置のような厳しい使用環境下に対するシール性の強化がなされる。しかし、車輪取付用フランジ101aはその材質上、錆が発生し易く、そのため経時的にシール性能が低下することが予想される。
そこで、本発明者等は、図4に示すようなシール構造を備えた車輪用軸受装置を試作し提案した。この提案例の車輪用軸受装置Cは、上記同様駆動輪用2世代タイプの軸受装置であって、2列の軌道面1a,1bを有する外方部材1と、この各軌道面1a,1bに対向する軌道面2a,3aをそれぞれ有する2個の内輪2,3と、ハブ輪4とを備える。ハブ輪4は、中空軸部4aおよび車輪取付用フランジ4bを有し前記軸部4aが前記2個の内輪2,3の内周に圧入されている。ハブ輪4における軸部4aの中空部は、スプライン軸孔とされ、図示しない等速ジョイントの先側連結軸部分が嵌合固定され、これによってハブ輪4が駆動回転する。車輪取付用フランジ4bには車輪(図示せず)がボルト4cによって取付けられる。また、外方部材1は、フランジ1cを備え、このフランジ1cに形成されたボルト孔1dを介して車体(図示せず)に固定される。上記外輪側軌道面1a,1bと内輪側軌道面2a,3aとの間には転動体5としての複数の円すいころが2列介在され、これら円すいころは、保持器6によって保持されている。
外方部材1と2個の内輪2,3とによって形成される軸受空間Sの両端部には、パックシール等と呼ばれる組み合わせ型のシール7、8が介在している。さらに、外方部材1のアウトボード側端部の外径面には、円筒状部9aと、その先端に連成された外向鍔部9bとよりなる断面L形の金属環9がその円筒状部9aをして嵌合固定されている。この金属環9の外向鍔部9bには車輪取付用フランジ4bに向け拡径状に延びるシールリップ10aを備えたゴム材等からなる弾性体10が固着されている。また、車輪取付用フランジ4bのインボード側面でシールリップ10aに対応する面に、非発錆性の環状シール接触板11が固着され、このシール接触板にシールリップ10aが弾性摺接するよう構成されている。このシールリップ10aとシール接触板11との弾性摺接および前記シール7とにより、軸受空間Sのアウトボード側のシールがなされる。
このようなアウトボード側のシール構造にあっては、車輪取付用フランジ4bとシールリップ10aとの間に非発錆性のシール接触板11が介在するため、車輪取付用フランジ4bの発錆が、この部分の経時的なシール性に影響を及ぼすことがない。しかし、アウトボード側の全体的なシール性能としては、要求性能に応えるにはまだ不十分である。
この発明の目的は、内方部材が車輪取付用フランジを有する車輪用軸受装置において、アウトボード側のシール性強化と、その長期にわたるシール性能維持がなされる車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面を有し外周に車体への取付用のフランジを有する外方部材と、前記軌道面に対向する軌道面を外周に有しアウトボード側端に車輪取付用のフランジを有する内方部材と、これら外方部材と内方部材の軌道面間に介在した複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、前記外方部材のアウトボード側の端面を覆う立脚板部および外周面を覆う円筒状部を有する断面L字形のシール接触環を取付け、前記内方部材の車輪取付用のフランジのインボード側の側面に取付けられる芯金およびこの芯金に固着された弾性体を有するシールを設け、このシールに、前記外方部材に取付けられたシール接触環の立脚板部に先端が摺接するシールリップを設けたことを特徴とする。
この構成によると、車輪取付用フランジのインボード側の側面に芯金を介して取付けられたシールのシールリップが、外方部材に取付けられたシール接触環の立脚板部にその先端をして接触する。そのため、芯金およびシールリップと立脚板部との接触により、軸受装置のアウトボード側のシールがなされる。このシールリップと立脚板部との接触は、従来のハイパックシールに比べて径方向において広範囲になされ、実質的にシールサイズがアップされることになるから、シール性能が強化される。また、シールリップの摺接対象が車輪取付用フランジとはされないから、車輪取付用フランジの発錆の影響がなく、これによってシール性能が低下する懸念がない。そして、シール接触環は、これ自体をSUS等の非発錆性材料で別途製造することが容易であるから、摺接対象の発錆による経時的なシール性能の低下を防止することができる。
この発明において、前記シールリップよりも外径側に位置して、前記シールの芯金と前記シール接触環との間に非接触シール隙間を形成する非接触シール隙間形成部を、前記シールの芯金または前記シール接触環に設けても良い。この構成によれば、シールリップよりも外径側に位置して、シールの芯金と前記シール接触環との間に非接触シール隙間が形成されるから、この隙間のシール機能により、シールリップとシール接触環の立脚板部との摺接部分に対して外部からの汚泥や塵埃等の浸入が防止され、シール性能がより向上する。非接触シールであるため、摩耗することがなくて、摩耗によってシール性能が低下することがなく、またトルク増が回避できる。
また、この発明において、前記シールの前記弾性体に、内方部材の外径面に接するシールリップであるラジアルリップを設けても良い。このようなラジアルリップを設けることにより、上記シールリップとシール接触環の立脚板部との摺接作用と相乗してよりシール性能が強化される。
この発明において、前記内方部材が前記車輪取付用のフランジを有するハブ輪と、このハブ輪の外周に嵌合した内輪とでなるものとしても良い。このような内方部材を備えた車輪用軸受装置は、自動車用の軸受装置として汎用されており、自動車用特有の厳しい使用環境下において、上記優れたシール性能が効果的である。また、上記ラジアルリップを内輪の外径面に接するものとすれば、ハブ輪と内輪との突当部で生じるフレデリック摩耗粉が軸受空間内に浸入することを防止し、この摩耗粉が転動体と軌道面との間に噛み込んで軸受としての耐久性を低下させることもない。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面を有し外周に車体への取付用のフランジを有する外方部材と、前記軌道面に対向する軌道面を外周に有しアウトボード側端に車輪取付用のフランジを有する内方部材と、これら外方部材と内方部材の軌道面間に介在した複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、前記外方部材のアウトボード側の端面を覆う立脚板部および外周面を覆う円筒状部を有する断面L字形のシール接触環を取付け、前記内方部材の車輪取付用のフランジのインボード側の側面に取付けられる芯金およびこの芯金に固着された弾性体を有するシールを設け、このシールに、前記外方部材に取付けられたシール接触環の立脚板部に先端が摺接するシールリップを設けたため、芯金およびシールリップと立脚板部との摺接により軸受装置のアウトボード側のシール性能の強化がなされ、しかも、車輪取付用フランジの発錆の影響がなく、所期のシール性能が長期にわたって低下することなく維持される。
この発明の車輪用軸受装置の第1の実施形態を図1と共に説明する。この車輪用軸受装置Aは、駆動輪用の第2世代タイプの軸受装置であって、2列の軌道面1a,1bを有する軸受外輪である外方部材1と、この各軌道面1a,1bに対向する軌道面2a,3aをそれぞれ有する2個の内輪2,3と、ハブ輪4とを備える。これらハブ輪4および内輪2,3により、内方部材4Aが構成される。
ハブ輪4は、中空軸部4aおよび車輪取付用フランジ4bを有し前記軸部4aが前記2個の内輪2,3の内周に圧入されている。ハブ輪4における軸部4aの中空部は、スプライン軸孔とされ、図示しない等速ジョイントの先側連結軸部分が嵌合固定され、これによってハブ輪4が駆動回転する。車輪取付用フランジ4bには車輪(図示せず)がボルト4cによって取付けられる。また、外方部材1は、フランジ1cを備え、このフランジ1cに形成された雌ねじ等のボルト孔1dを介して車体(図示せず)に固定される。上記外方部材側軌道面1a,1bと内輪側軌道面2a,3aとの間には円すいころからなる複数の転動体5が2列に介在され、これら転動体5は、保持器6によって保持されている。外方部材1と2個の内輪2,3とによって形成される軸受空間Sのインボード側端部には、組み合わせシール等からなるシール8が介在している。
図1に示す車輪用軸受装置Aの全体構成は、上述のように図4に示した提案例の車輪用軸受装置Cの全体構成略同様であるが、アウトボード側のシール構造が異なる。この車輪用軸受装置Aにおいては、外方部材としての外方部材1のアウトボード側端部に、その端面を覆う立脚板部12a、および外周面を覆う円筒状部12bを有する断面L字形のシール接触環12が圧入嵌合によって取付られている。また、内方部材としてのハブ輪4に形成された車輪取付用フランジ4bのインボード側の側面には環状芯金13が固定されている。この芯金13にはゴム材等からなる弾性体14が固着され、この弾性体14と芯金13とによりシール15が構成される。この弾性体14は、外方部材1に取付けられたシール接触環12の立脚板部12aに先端が弾性摺接する2個のシールリップ14aを備えている。前記芯金13およびシール接触環12は、SUS等の非発錆性金属からなる。
上記芯金13は、車輪取付用フランジ4bのインボード側の側面に固定される環状取付基部13aと、この取付基部13aの内周縁部からインボード側に延出された円筒状部13bと、この円筒状部13bの端部よりさらに内向きに屈曲形成された内向鍔状部13cとよりなり、板金加工等により一体形成されたものである。上記弾性体14は、この内向鍔状部13cのインボード側全面と、円筒状部13bの外径面の一部とを覆うように固着されている。弾性体14は、上記2個のシールリップ14aの他に、アウトボード側内輪2の外径面に弾性的に接触するシールリップとしてのラジアルリップ14bと、外径側からシール接触環12の円筒状部12bの外径面にまで及ぶ円筒状部14cとを備えている。この円筒状部14cの内径面とシール接触環12の円筒状部12bの外径面との間に、ラビリンス隙間となる非接触隙間r1が形成される。上記円筒状部14cが、芯金13とシール接触環12との間に非接触隙間r1を形成する非接触シール隙間形成部となる。シール接触環12の円筒状部12bと外方部材1との圧入嵌合部には、ゴムの加硫接着層12cが介在され、シール接触環12の嵌合固定を強固にすると共に、外方部材1の嵌合面の発錆防止がなされている。
この実施形態の車輪用軸受装置Aにおいては、アウトボード側の外方部材1とハブ輪4の車輪取付用フランジ4bとの間は、芯金13と、この芯金13に固着された弾性体14とよりなるシール15が、シールリップ14aの先端でシール接触環12の立脚板部12aに接触する。これによってシールされるから、軸受空間Sに充填された潤滑剤が漏出することがなく、また、外部から水、汚泥あるいは塵埃が軸受空間に浸入することが防止される。特に、シールリップ14aと立脚板部12aとの弾性摺接範囲を径方向に大きく確保することができるから、実質的なシールサイズのアップが図られ、シール性能の強化がなされる。
さらに、内輪2の外径面に接するラジアルリップ14bによって、上記のシール性がより強化されると共に、ハブ4の内輪2との突当部4dで生じる摩耗粉(フレッティング摩耗粉)の軸受空間S内への浸入が阻止される。したがって、フレッティング摩耗粉が軸受空間S内に浸入して軌道面1a,1b,2a,3aや転動体5の表面を傷つけるようなことがなく、軸受としての耐久性が低下することがない。また、非接触隙間r1により、弾性体14とシール接触環12の立脚板部12aとにより囲まれた空間内への塵埃等の浸入が阻止される。このため、シールリップ14aとシール接触環12の立脚板部12aとの弾性摺接部分に浸入・噛み込まれた塵埃等によってシールリップ14aの先端が摩耗するような恐れがない。したがって、シールリップ14aの先端の弾性摺接によるシール性能の低下を来たす懸念もない。
図2は、他の実施形態の車輪用軸受装置Bを示す。この実施形態の車輪用軸受装置Bの全体構成は、図1に示した実施形態の車輪用軸受装置Aの全体構成と、アウトボード側のシール構造を除いて同一であるので、ここでは、共通部分に同一の符号を付しその構成の説明を省略する。この車輪用軸受装置Bにおいては、上記弾性体14は、芯金13の内向鍔状部13cのインボード側面の略全面を覆うように固着され、上記実施形態のようなシール接触環12の円筒状部12bの外周面近傍にまで及ぶ円筒状部14cを形成せず、代って、シール接触環12の円筒状部12bをインボード側より折り返し、芯金13の円筒状部13bの外径面近傍にまで及ぶ折返円筒状部12baを形成している。この折返円筒状部12baの内径面と芯金13の円筒状部13bの外径面との間に、ラビリンス隙間となる非接触隙間r2が形成され、折返円筒状部12baが芯金13とシール接触環12との間に非接触隙間r2を形成する非接触シール隙間形成部とされる。また、上記の実施形態と同様、シール接触環12の円筒状部12bと外方部材1との圧入嵌合部には、ゴムの加硫接着層12cが介在され、外方部材1の嵌合面の発錆防止がなされている。
この構成の車輪用軸受装置Bにおいても、アウトボード側の外方部材1とハブ輪4の車輪取付用フランジ4bとの間は、芯金13と、シール15とによりシールされ、軸受空間に充填された潤滑剤が漏出することがなく、また、外部から水、汚泥あるいは塵埃が軸受空間に浸入することが防止される。さらに、ラジアルリップ14bによって、上記のシール性がより強化されると共に、上記摩耗粉(フレッティング摩耗粉)の軸受空間内への浸入が阻止される。また、非接触隙間r2により、弾性体14とシール接触環12の立脚板部12aとにより囲まれた空間内への塵埃等の浸入が阻止される。
なお、上記実施形態では、駆動輪用第2世代タイプの軸受装置での例を述べたが、従動輪用の車輪用軸受装置であっても、また内方部材がハブ輪と片方の列の内輪とでなる車輪用軸受装置である第3世代タイプ、あるいは内方部材がハブ輪と等速ジョイントの外輪とでなる第4世代の軸受装置にも、この発明を適用することができる。さらに、円すいころ軸受型に限らず、アンギュラ玉軸受型の車輪用軸受装置にもこの発明を適用することができる。
この発明の車輪用軸受装置の一実施形態を示す断面図と部分拡大図である。 同他の実施形態の同様図である。 従来の車輪用軸受装置の一例を示す部分拡大図である。 提案例の断面図およびその部分拡大図である。
符号の説明
1、103…外方部材
1a,1b、2a、3a、102a、103b…軌道面
1c…フランジ
1d…ボルト孔
2、3、102…内輪
4、101…ハブ輪
4A…内方部材
4a…軸部
4b、101a…車輪取付用フランジ
4c…ボルト
4d…突当部
5、104…転動体
6、105…保持器
7、8、15、106…シール
9…金属環
9a、12b、13b…円筒状部
9b…外向鍔部
10、14、108…弾性体
10a、14a、110…シールリップ
11…シール接触板
12…シール接触環
12a…立脚板部
12ba…折返円筒状部(非接触シール隙間形成部)
12c…ゴムの加硫接着層
13、109…芯金
13a…取付基部
13c…内向鍔状部
14b…ラジアルリップ
14c…円筒状部(非接触シール隙間形成部)
100…軸受装置
107…スリンガ
108a…第1のシールリップ
108b…第2のシールリップ
r1,r2…非接触シール隙間
A、B、C…車輪用軸受装置
S…軸受空間

Claims (4)

  1. 内周に複列の軌道面を有し外周に車体への取付用のフランジを有する外方部材と、前記軌道面に対向する軌道面を外周に有しアウトボード側端に車輪取付用のフランジを有する内方部材と、これら外方部材と内方部材の軌道面間に介在した複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、
    前記外方部材のアウトボード側の端面を覆う立脚板部および外周面を覆う円筒状部を有する断面L字形のシール接触環を取付け、前記内方部材の車輪取付用のフランジのインボード側の側面に取付けられる芯金およびこの芯金に固着された弾性体を有するシールを設け、このシールに、前記外方部材に取付けられたシール接触環の立脚板部に先端が摺接するシールリップを設けたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、前記シールリップよりも外径側に位置して、前記シールの芯金と前記シール接触環との間に非接触シール隙間を形成する非接触シール隙間形成部を、前記シールの芯金または前記シール接触環に設けた車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記シールの前記弾性体に、内方部材の外径面に接するシールリップであるラジアルリップを設けた車輪用軸受装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記内方部材が前記車輪取付用のフランジを有するハブ輪と、このハブ輪の外周に嵌合した内輪とでなる車輪用軸受装置。
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