JP2007315423A - 等速自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、簡潔な構造で、確実に継手内部と外部との通気が可能である等速自在継手を提供する。
【解決手段】外側継手部材2と、内径孔にシャフト8の一端が連結された内側継手部材1と、シャフト突出側の継手開口部を塞ぐブーツ12と、反シャフト突出側の継手開口部を塞ぐシールプレート13とを備えた等速自在継手である。シールプレート13に羽根17を有する蓋部材14を付設する。非回転時にはシールプレート13に貫通された通気孔15を蓋部材14にて塞いで閉状態とする。回転時には羽根17が回転により生じる風圧を受けて蓋部材14が揺動して通気孔15を開状態とする。
【選択図】図1

Description

この発明は等速自在継手に関する。
プロペラシャフト用等の等速自在継手は、例えば、図6に示すように、内側継手部材としての内輪101、外側継手部材としての外輪102、ボール103およびケージ104を主要な構成要素としており、トルク伝達にボール103を使用する摺動型等速自在継手である。
内輪101は、その外周面に複数のトラック溝106が形成されている。この内輪101の中心孔(内径孔)105にシャフト108を挿入してスプライン嵌合させ、そのスプライン嵌合により両者間でトルク伝達可能としている。
外輪102は、その内周面に内輪101のトラック溝106と同数のトラック溝107が形成されている。外輪102のトラック溝107と内輪101のトラック溝106との間にトルクを伝達する複数のボール103が組み込まれている。内輪101と外輪102の間にケージ104が配置され、ボール103は、ケージ104のポケット109内に保持されている。
シャフト突出側において、ブーツ固定板111と、ゴムブーツ112とを備えたシール構造が形成されている。反シャフト突出側において、円盤状のシールプレート113を備えたシール構造が形成されている。
このようなプロペラシャフト用の等速自在継手では、高速回転時に発熱によるブーツ内圧の上昇、ブーツ寿命の低下の課題を抱えており、通常は通気を設けた設計を必要としている。従来の通気タイプには2種類がある。一つはブーツに通気孔を設けるタイプであり、他はシールプレートに通気孔を設けるタイプである。
シールプレートに通気孔を設けるタイプには、ラビリンス構造にてシールプレートの通気孔からのグリース等の潤滑剤の漏れを防止するもの(特許文献1)と、回転に伴う遠心力を利用して外部との通気を行うことができるもの(特許文献2)とがある。
すなわち、特許文献1に記載のものは、図6に示すように、遮蔽部材115が前記通気孔114に対面して配置され、この遮蔽部材115に径方向開口部124を設けている。このため、内圧が上昇した場合に、開口部を介して通気孔114からの換気を可能としている。この場合、内部のグリース等は、回転による遠心力で外径方向に移動するので、この開口部124を介して外部に流出しないようにしている。
また、特許文献2に記載のシール構造(弁機構)は、図7に示すように、シャフト116に連結されるピン117と、このピン117に偏心した状態に支持される偏心板118と、この偏心板118の外径側に配設されるOリング119と、Oリング119を受けるストップリング120と、偏心板118とシールプレート121との間に介装されるスペーサ122と、スペーサ122の切欠部に遊嵌される円板123とを備える。
このように構成されたシール構造は、シャフト116がその軸心を中心にして回転すると、ピン117が回転して偏心板118が回転する。この際、遠心力の作用により前記円板123がOリング119を押圧して、Oリング119と偏心板118との密接状態を解除して、この弁装置を開状態とする。すなわち、非回転時には、弁装置は閉状態となっており、回転時には開状態となる。
実開平1−166826号公報 特開昭49−51439号公報
従来のブーツに通気孔を設けるタイプでは、搬送時や車両組み付け時にこの通気孔からグリース等が外部へ漏れるおそれがある。また、通気孔の位置によっては、ブーツバンドの締付けによって、通気孔が塞がれる場合がある。このように、通気孔が塞がれると、高速回転時に放熱されず、ブーツ内圧の上昇やブーツの寿命低下を招く。
また、特許文献1に記載されたシールプレートに通気孔を設けるタイプでは、シールプレート113に設けられた通気孔114をラビリンス形状等の複雑な構造にしなければならず、成形が容易ではない。また、特許文献2に記載されたシール構造(シールプレートに通気孔を設けるタイプ)では、ピン117と偏心板118とOリング119と円板123とストップリング120等を必要とするため、部品点数が増加し、構造も複雑であった。
本発明は、上記課題に鑑みて、部品点数が少なく、簡潔な構造で、確実に継手内部と外部との通気が可能である等速自在継手を提供することを目的とする。
本発明の等速自在継手は、外側継手部材と、内径孔にシャフトの一端が連結された内側継手部材と、シャフト突出側の継手開口部を塞ぐブーツと、反シャフト突出側の継手開口部を塞ぐシールプレートとを備えた等速自在継手において、前記シールプレートに羽根を有する蓋部材を付設し、非回転時には前記シールプレートに貫通された通気孔を前記蓋部材にて塞いで閉状態とし、回転時には前記羽根が回転により生じる風圧を受けて前記蓋部材が揺動して通気孔を開状態とするものである。
非回転時には、シールプレートに貫通された通気孔を蓋部材にて塞いで閉状態とするので、継手内部を密封することができる。また、回転時には蓋部材が揺動して通気孔を開状態とするので、継手内部と継手外部との通気を可能とする。しかも、シールプレートに通気孔を設けるとともに、羽根を有する蓋部材をシールプレートに付設するのみでよいので、部品点数も少なく、簡潔な構造で構成できる。
前記蓋部材に、前記通気孔に対応して、閉状態において蓋部材とシールプレートとに密接するシール部材を設けたものである。これにより、シールプレートと蓋部材との閉状態における密封性が向上する。
非回転時には、継手内部を密封することができ、継手内部からのグリースの漏れを防止することができるとともに、外部から継手内部への異物の侵入を防止できる。このため、搬送時や車両組み付け時には、通気孔を閉じており、継手内部からのグリースの漏れを防止することができる。また、回転時には、継手内部と外部との通気を可能とする。これにより、高速回転時の発熱等を解消することができ、シャフト突出側のブーツの寿命低下を解消することができる。しかも、部品点数も少なく簡潔な構造で、密封機能と通気機能を発揮することができ、コスト低減を図ることができる。
蓋部材とシールプレートとに密接するシール部材を設けることにより、シールプレートと蓋部材との密封性が向上し、閉状態(非回転時)において、継手内部からのグリースの漏れを確実に防止することができる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態を示す等速自在継手の断面図である。本発明の等速自在継手は、内側継手部材としての内輪1、外側継手部材としての外輪2、ボール3およびケージ4を主要な構成要素としている。すなわち、この実施形態の等速自在継手は、トルク伝達にボールを用いる摺動式等速自在継手である。
内輪1は、その外周面(凸球状外周面)に複数のトラック溝6が形成されている。この内輪1の中心孔(内径孔)5にシャフト8を挿してスプライン嵌合させ、そのスプライン嵌合により両者間でトルク伝達可能としている。なお、シャフト8は、スナップリング22により内輪1に対して抜け止めされている。
外輪2は、その内周面(円筒状内周面)に内輪1のトラック溝6と同数のトラック溝7が形成されている。外輪2のトラック溝7と内輪1のトラック溝6との間にトルクを伝達する複数のボール3が組み込まれている。内輪1と外輪2の間にケージ4が配置され、ボール3は、ケージ4のポケット9内に保持されている。なお、この等速自在継手において、内輪1が抜け出ることを防止する手段として、外輪2の両開口端部に、ストッパ24、25が装着されている。
この外輪2のシャフト突出側の開口部に、この開口部を塞ぐブーツ12が装着されている。すなわち、このブーツ12とアダプタ11とでシール構造16が形成される。シール構造16のブーツ12は小端部12aと大端部12bを有し、中間にてV字形に折り返した格好になっている。ブーツアダプタ11は、大径筒部11aと、小径筒部11bとを備える。また、ブーツ12の小端部12aは、シャフト8に外嵌され、ブーツバンド23で締付けられている。ブーツ12の大端部12bはブーツアダプタ11の小径筒部11bの端部が加締められて保持されている。ブーツアダプタ11の大径筒部11aは外輪2のシャフト突出部側の開口部に外嵌(圧入)されている。
一方、反シャフト突出側の外輪開口部はシールプレート13と蓋部材14とからなるシール構造10にて塞がれている。シールプレート13は、円盤状の本体部20と、この本体部20の外径縁部から軸方向に延びる短筒状の周壁部21とからなり、本体部20の中央部に円孔状の通気孔15が設けられている。そして、周壁部21が外輪2の反シャフト突出側の開口部に圧入されている。
蓋部材14は、図3に示すように、矩形短冊状の本体部16と、この本体部16の一端部25側に設けられる羽根17とを備える。すなわち、前記羽根17は、図4に示すように、本体部16の一方の長辺の一端部から、本体部16の長手方向に対して直交する方向側に、本体部16を含む平面に対して所定角度θをなすように、横方向に突出する傾斜片(正方形の平板体)にて構成される。すなわち、傾斜片である羽根17は、本体部16からシャフト8に対して離れる方向に傾斜している。
ところで、前記蓋部材14は、他端部24側を固定して、図3に示すように、一端部25側に矢印A方向の所定圧以上の押圧力が作用すれば、一端部25側がこの矢印A方向にたわむ。そして、この押圧力が解除されれば、その復元力で元の形に戻る機能を有するものである。このため、この機能を有するものであれば、蓋部材14の材質としては、金属、プラスチック、セラミック等種々のものを採用できる。
また、蓋部材14の本体部16の一端部25には、例えばゴムや樹脂等の弾性材からなるシール部材(クッション材)19を付設している。すなわち、蓋部材14の本体部16の一端部25に切欠部26を形成し、この切欠部26に前記シール部材19を嵌合させている。シール部材19は、その外形を通気孔15よりも大きく設定している。そして、図3に示すように、蓋部材14の他端部24をシールプレート13にスポット溶接等により固着し、シールプレート13の通気孔15に、蓋部材14の一端部25を対応させる。このため、この等速自在継手が非回転時には、シール部材19がシールプレート13に密接して、通気孔15を塞ぐ閉状態となっている。なお、図3において18は、溶接部を示している。
前記シール構造10、16にて、継手内部に充填したグリースの漏洩を防ぐと共に異物の侵入を防止している。
このように構成された等速自在継手では、非回転時には、蓋部材14にて通気孔15が塞がれて閉状態となっている。ところが、回転すると、羽根17は、この回転により生じる風圧を受けることになる。この際、この風圧によって、羽根17に浮力が生じる。すなわち、羽根17における単位面積にかかる風圧力Fは、次の数1にて表される。数1において、pは空気密度、Vは風速、θは羽根17の傾きである。
Figure 2007315423
このように、羽根17に前記力Fが作用すれば、羽根17のポイント(重心)Gに曲げモーメントMが発生する。この羽根17のポイントGに発生する曲げモーメントは、蓋部材14の他端縁27からポイントGまでの距離をL1として、数2により表される。
Figure 2007315423
羽根17のポイントGに発生した曲げモーメントMにより、図2や図4に示すように、蓋部材14の一端部25側が反シャフト突出側にたわむ。すなわち、この状態では、蓋部材14には、前記したように図3の矢印A方向の所定圧以上の押圧力が作用したことになる。このため、蓋部材14が揺動して、蓋部材14の一端部25がシールプレート13から離れ、通気孔15を開状態とする。また、図5に示す蓋部材14のたわみ角θmは数3で表され、蓋部材14のたわみによる軸方向の変位(羽根17のポイントGに対応する部位における蓋部材14のシールプレート13からの変位)δは数4で表される。
Figure 2007315423
Figure 2007315423
なお、Eは縦弾性係数であり、蓋部材14の材質によって決まる定数である。Iは断面二次モーメントであり、蓋部材14の断面寸法によって決まる定数である。
ところで、羽根17の傾きθは、0<θ<90°の範囲内で設定し、好ましくは20°<θ<70°、より好ましくは30°<θ<50°程度に設定するのが好ましい。すなわち、θが0である場合、回転による風圧を受けず、θが90°である場合、蓋部材14がたわむための曲げモーメントMが発生しない。θが45°で蓋部材14が開状態となる方向の押圧力が最大となる。なお、所定圧としては、この等速自在継手が高速回転して、内圧が高まって、ブーツ12を傷めるおそれがあるときの風圧である。
回転が止まり、非回転状態に戻ると、シールプレート13から離れた蓋部材14の一端部25は、蓋部材14の復元力により、図1や図3に示すような元の位置に戻る。このため、蓋部材14にて通気孔15が塞がれて閉状態となる。
本発明では、非回転時には、シールプレート13に貫通された通気孔15を蓋部材14にて塞いで閉状態とするので、継手内部を密封することができる。これにより、継手内部からのグリースの漏れを防止することができるとともに、外部から継手内部への異物の侵入を防止できる。すなわち、搬送時や車両組み付け時には、通気孔15を閉じており、継手内部からのグリースの漏れを防止することができる。また、回転時には蓋部材14が揺動して通気孔15を開状態とするので、継手内部と継手外部との通気を可能とする。これにより、高速回転時の発熱等を解消することができ、ブーツ12の寿命低下を解消することができる。しかも、シールプレート13に通気孔15を設けるとともに、羽根17を有する蓋部材14をシールプレート13に付設するのみでよいので、部品点数も少なく、簡潔な構造で構成でき、コスト低減を図ることができる。
また、蓋部材14に、前記通気孔15に対応して、閉状態において蓋部材14とシールプレート13とに密接するシール部材19を設けている。これにより、シールプレート13と蓋部材14との閉状態における密封性が向上し、閉状態(非回転時)において、継手内部からのグリースの漏れを確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、蓋部材14の本体部16の形状としては、矩形短冊状に限られるものではなく、要は、非回転時には通気孔15を塞ぎ、回転時には回転時の風圧により揺動して開状態となるものであればよい。蓋部材14の固着方法としては、溶接に限られるものではなく、ボルト部材や、リベット等種々の固着具を採用することができる。前記実施形態では、蓋部材14の本体部16の一端部25のみにシール部材19を付設したが、本体部16の全体に亘ってシール部材19を付設してもよい。また、非回転時に密着性を維持できるものであれば、シール部材19を省略してもよい。さらに、通気孔15の形状としても、円形に限られるものではなく、多角形であってもよい。さらに、羽根17の形状、大きさ、傾斜角度等も、羽根17に発生した曲げモーメントMにより、蓋部材14の一端部25側が反シャフト突出側にたわむものであれば、種々の変更が可能である。このため、開状態となる風圧を発生させる回転数は、蓋部材14の材質、厚さ、長さ等に応じて設定することができる。従って、使用される環境等に応じて開状態となる回転数を設定することができる。
また、等速自在継手としては、実施形態のような摺動型等速自在継手に限るものではなく、固定型自在継手であってもよい。
本発明の実施形態を示す等速自在継手の断面図である。 前記等速自在継手の使用状態を示す断面図である。 前記等速自在継手の要部拡大断面図である。 前記等速自在継手の羽根の拡大平面図である。 前記等速自在継手の使用状態を示す要部拡大断面図である。 従来の等速自在継手の断面図である。 従来の他の等速自在継手の要部拡大断面図である。
符号の説明
8 シャフト
13 シールプレート
14 蓋部材
15 通気孔
17 羽根
19 シール部材

Claims (2)

  1. 外側継手部材と、内径孔にシャフトの一端が連結された内側継手部材と、シャフト突出側の継手開口部を塞ぐブーツと、反シャフト突出側の継手開口部を塞ぐシールプレートとを備えた等速自在継手において、前記シールプレートに羽根を有する蓋部材を付設し、非回転時には前記シールプレートに貫通された通気孔を前記蓋部材にて塞いで閉状態とし、回転時には回転により生じる風圧を前記羽根が受けて前記蓋部材が揺動して通気孔を開状態とすることを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記蓋部材に、前記通気孔に対応して、閉状態において蓋部材とシールプレートとに密接するシール部材を設けたことを特徴とする請求項1の等速自在継手。
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